JP2001151037A - 自動車のシール構造 - Google Patents

自動車のシール構造

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JP2001151037A
JP2001151037A JP33572799A JP33572799A JP2001151037A JP 2001151037 A JP2001151037 A JP 2001151037A JP 33572799 A JP33572799 A JP 33572799A JP 33572799 A JP33572799 A JP 33572799A JP 2001151037 A JP2001151037 A JP 2001151037A
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Hirofumi Nishi
広文 西
Katsuyuki Ishiguro
克行 石黒
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Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントサイドドア及びリヤサイドドアのド
アフレームとセンタピラー間をシールするための自動車
のシール構造において、ドアの建付け精度の影響を受け
にくくして、意匠性の自由度も向上させる。 【解決手段】 正面部10aの前後端部からそれぞれ車
室内方向へ向かう両側の側部11、12を有し、かつ上
下方向に延びるモール10と、両側の側部11、12に
それぞれ係合する係合溝14、14aを有する両側のリ
ップ基部15a、16a及びドアフレーム1f、7fの
内面に当接するように両側のリップ基部15a、16a
からそれぞれ前方及び後方へ延びたリップ本体15b、
16bを有する両側のリップ15、16とを備える。両
側の側部11、12に係合溝14、14aがそれぞれ係
合することによりリップ基部15a、16aがセンタピ
ラー3間に介在するように、モール10をセンタピラー
3に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドア開口部のメイ
ンウエザストリップに加えて、サイドドアのドアフレー
ムとピラー間をシールするための自動車のシール構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】サイドドアのドアフレームとピラー間
は、ドア開口部及びドアの周囲のメインウエザストリッ
プの外に、走行時の笛吹き音の発生を防止するために、
例えば図6Aに示すように、フロントサイドドアのドア
フレーム1f及びリヤサイドドアのドアフレーム7f間
をその先端部に取付けたリップ状のシール部材5により
シールしたり、同図Bに示すように、それぞれの先端部
に取付けたシール部材6、6aをセンタピラー3に当接
させることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
シール構造ではドア相互の建付のばらつきによりシール
性の確保に難がある。後者のシール構造では、シール部
材の先端が見え、またその位置がセンタピラー3に対し
てドアの建付のばらつきにより出入りするために見栄え
に難がある。さらに、シール部材は通常押出し成形さ
れ、センタピラー3は外板プレスであることからも意匠
上の制約が加わる。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、ドアの
建付け精度の影響を受けにくく、意匠性の自由度も向上
させ得る冒頭に述べた類の自動車のシール構造を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、4ドア車では、請求項1により、フロン
トサイドドアのドアフレーム及びリヤサイドドアのドア
フレームとセンタピラー間をシールするための自動車の
シール構造において、正面部の前後端部からそれぞれ車
室内方向へ向かう両側の側部を有し、かつ上下方向に延
びるモールと、両側の側部にそれぞれ係合する係合溝を
有する両側のリップ基部及びドアフレームの内面に当接
するように両側のリップ基部からそれぞれ前方及び後方
へ延びたリップ本体を有する両側のリップとを備え、両
側の側部に係合溝がそれぞれ係合することによりリップ
基部がセンタピラー間に介在するように、モールをセン
タピラーに取付けたことを特徴とする。センタピラーに
取付けられたモールの正面部の前側から前方へ延びたリ
ップのリップ本体によりフロントサイドドアのドアフレ
ームとセンタピラー間がシールされ、後方へ延びたリッ
プのリップ本体によりリヤサイドドアのドアフレームと
センタピラー間がシールされる。
【0006】2ドア車では、請求項2により、サイドド
アのドアフレームとクォータピラー間をシールするため
の自動車のシール構造において、正面部の前端部から車
室内方向へ向かう側部を有し、かつ上下方向に延びるモ
ールと、側部に係合する係合溝を有するリップ基部及び
ドアフレームの内面に当接するようにリップ基部から前
方へ延びてリップ本体を形成するリップとを備え、側部
に係合溝が係合することによりリップ基部がクォータピ
ラー間に介在するように、モールをクォータピラーに取
付けたことを特徴とする。クォータピラーに取付けられ
たモールの前側から前方へ延びたリップのリップ本体に
よりサイドドアのドアフレームとクォータピラー間がシ
ールされる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2を基に本発明の実施
の形態の一例による自動車の4ドアのドアフレームのシ
ール構造を説明する。図1において、1はドアガラス2
を備えたフロントサイドドアであり、1fはそのドアガ
ラス2の昇降をガイドするドアフレームである。一方、
7はドアガラス2の昇降をガイドするドアフレーム7f
を備えたリアサイドドアである。フロントサイドドア1
の周囲は、そのドア開口部に沿って装着されたウエザス
トリップ4aと、フロントサイドドア1に装着されたド
アウエザストリップ4とのメインウエザストリップでシ
ールされている。同様に、リアサイドドア7の周囲は、
ドア開口部に沿って装着されたウエザストリップ8a
と、リアサイドドア7に装着されたドアウエザストリッ
プ8でシールされている。
【0008】10は横断コの字形の合成樹脂製のモール
であり、センタピラー3に沿って上下方向へ延び(図2
参照)、かつ正面部10aの前後端部からそれぞれ車室
内方向に向かう両側の側部11、12を有する。このモ
ールの裏面に一体に形成された縦方向に複数個所のリテ
ーナ18の取付け穴18aにクリップ19がセットさ
れ、センタピラー3の取付け穴3aに装着されることに
より、モール10はセンタピラー3に取付けられる。モ
ール10の長さはドアフレーム1f、7fに対応してい
るが、さらに下方のドアパネル領域まで延長させても良
い。
【0009】15は、ドアフレーム1f及びセンタピラ
ー3間をシールする例えば塩ビ或はゴム製のリップであ
る。このリップは、前側の側部11に係合する横断コの
字形の係合溝14を有するリップ基部15aと、その上
端からドアフレーム1fの内面に当接するように前方へ
延びるリップ本体15b及びリップ基部15aの下端か
ら内部空間を形成してリップ本体15bへ向かうリップ
本体15cとを備える。
【0010】同様に、ドアフレーム7f及びセンタピラ
ー3間は、後側の側部12に係合する係合溝14aを有
するリップ基部16aと、その上端からドアフレーム7
fの内面に当接するように後方へ向かうリップ本体16
b及びリップ基部16aの下端からリップ本体16bへ
向かうリップ本体16cとを備えたリップ16でシール
される。
【0011】このように、シール構造はモール10及び
上下2枚のリップ本体を有する両側のリップ15、16
を備え、センタピラー3への装着に際しては、係合溝1
4、14aを側部11、12に係合させると共に、口開
きを防止するために両面テープ17をリップ基部15
a、16a及び側部11、12間に粘着させ、クリップ
19によりモール10をセンタピラー3に取付ける。
【0012】これにより、フロントサイドドア1及びリ
アサイドドア7の閉鎖時にドアフレーム1f、7fがそ
れぞれリップ本体15b、16bに外方から当接して車
室内方向へ僅かに撓ませ、これらの上側のリップ本体を
支持する下側のリップ本体15c、16cの先端部分を
さらに僅かに撓ませて当接する。したがって、ドアフレ
ーム1f、7fの端縁及びセンタピラー3間の隙間がシ
ールされ、走行時に特に笛吹き音が生じるのが回避され
る。リップ基部15a、16aの底部は、クリップ19
で圧着されてセンタピラー3間に介在することにより、
その傷防止用のプロテクタとして機能して錆等の発生を
防止し、またリップ15、16の脱落も確実に防止す
る。
【0013】また、ドアフレーム1f、7fの端縁及び
モール10の正面部10a間の隙間に、上側のリップ本
体15b、16bの基端側が部分的に見えるだけで見栄
えが確保される。さらに、建付けのばらつきが生じても
リップ本体15b、16bへの当接位置が変動するだけ
で、見栄え及びシール性は損なわれない。ドアフレーム
1f、7fの前後方向の幅を変える場合、モール10の
幅を対応して変えるだけで容易に追従できる。
【0014】図3及び図4は2ドアのドアフレーム用の
シール構造を示すもので、前述の実施の形態のものと同
一もしくは同等部分は同一符号で説明する。モール20
は、その正面部20aの前端部から車室内方向へ向かう
側部21を有し、かつクォータピラー9に沿って上下方
向に延びる横断Lの字形の合成樹脂製である。リップ2
5は、側部21に係合する係合溝24を有するリップ基
部25aと、その上端からサイドドアのドアフレーム1
1fの内面に当接するように前方へ向かうリップ本体2
5b及びリップ基部25aの下端からリップ本体25b
へ向かうリップ本体25cとを備えている。正面部20
aの後端部には、その端面から裏面にわたりL字形のパ
ッド26が装着されている。
【0015】クォータピラー9への装着に際しては、係
合溝24を側部21に係合させると共に、両面テープ2
7を基部25a及び側部21間に粘着させ、モール20
の裏面に一体に形成された縦方向に複数個所のリテーナ
28の取付け穴28aにクリップ19をセットし、クォ
ータピラー9の取付け穴9aに装着する。これにより、
パッド26はクォータピラー9の対応形状の段部9bに
当接する。
【0016】これにより、サイドドアの閉鎖時にそのド
アフレーム11fがリップ本体25bに外方から当接し
て車室内方向へ僅かに撓ませ、下側のリップ本体25c
の先端を僅かに撓ませて当接する。
【0017】尚、リップ本体の形状は、図5Aに示すよ
うにひれ状に、或は同図Bに示すように先端がC字形に
延びたチューブ状にすることも考えられる。
【0018】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、4ドアのドア
フレームでの笛吹き音を防止するためのシール部材が、
センタピラー側へ取付けたモールの前後にリップを備え
る構成により、それぞれの前後方向の幅の設定でドアの
建付けに対してシール性能の影響を受けにくくすること
ができ、またドアフレームの形状も制約を受けにくくな
る。さらに、ドアの閉鎖状態でモールの両側にリップが
部分的に見えるだけであり、したがって意匠性も向上
し、ドアの建付けに対しても見栄えを確保できる。ま
た、リップはモールのセンタピラーに対する傷防止用の
プロテクタとしても機能する。
【0019】請求項2の発明によれば、同様に2ドアの
クォータピラーに対するドアフレームのシール性能が意
匠性と共に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による4ドアのドアフレー
ム部分の図2のA−A線に沿った断面図である。
【図2】同4ドアの側面図である。
【図3】別の実施の形態による2ドアのドアフレーム部
分の斜視図である。
【図4】図3によるドアのB−B線断面図である。
【図5】別の実施の形態によるリップの断面図である。
【図6】従来のサイドドアのドアフレームのシール構造
を示すもので、同図Aはフロント及びリアフレームのド
アフレーム間に設けられたシール構造の断面図、同図B
はそれぞれのセンタピラー間に設けられたシール構造の
断面図である。
【符号の説明】
1 フロントサイドドア 1f、7f、11f ドアフレーム 3 センタピラー 7 リアサイドドア 10、20 モール 11、12、21 側部 14、24 係合溝 15、25 リップ 15a、25a リップ基部 15b、25b リップ本体 19 クリップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントサイドドアのドアフレーム及び
    リヤサイドドアのドアフレームとセンタピラー間をシー
    ルするための自動車のシール構造において、 正面部の前後端部からそれぞれ車室内方向へ向かう両側
    の側部を有し、かつ上下方向に延びるモールと、両側の
    前記側部にそれぞれ係合する係合溝を有する両側のリッ
    プ基部及びドアフレームの内面に当接するように両側の
    前記リップ基部からそれぞれ前方及び後方へ延びたリッ
    プ本体を有する両側のリップとを備え、 両側の前記側部に前記係合溝がそれぞれ係合することに
    より前記リップ基部がセンタピラー間に介在するよう
    に、前記モールを前記センタピラーに取付けたことを特
    徴とする自動車のシール構造。
  2. 【請求項2】 サイドドアのドアフレームとクォータピ
    ラー間をシールするための自動車のシール構造におい
    て、 正面部の前端部から車室内方向へ向かう側部を有し、か
    つ上下方向に延びるモールと、前記側部に係合する係合
    溝を有するリップ基部及びドアフレームの内面に当接す
    るように前記リップ基部から前方へ延びてリップ本体を
    形成するリップとを備え、 前記側部に前記係合溝が係合することにより前記リップ
    基部がクォータピラー間に介在するように、前記モール
    を前記クォータピラーに取付けたことを特徴とする自動
    車のシール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1293829A2 (en) 2001-09-17 2003-03-19 Ushiodenki Kabushiki Kaisha Device for exposure of a peripheral area of a wafer

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