JP2001150841A - 配送伝票 - Google Patents

配送伝票

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JP2001150841A
JP2001150841A JP34141999A JP34141999A JP2001150841A JP 2001150841 A JP2001150841 A JP 2001150841A JP 34141999 A JP34141999 A JP 34141999A JP 34141999 A JP34141999 A JP 34141999A JP 2001150841 A JP2001150841 A JP 2001150841A
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JP34141999A
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Koichi Noguchi
光一 野口
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HEIWA INSATSU KK
SANKO SYSTEM SUPPLY KK
Kasuga Paper Industry Co Ltd
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HEIWA INSATSU KK
SANKO SYSTEM SUPPLY KK
Kasuga Paper Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配送伝票であって、荷物を届けた際の不在の
場合に極めて良好に対応でき、剥離紙を独立して保管す
ること。 【解決手段】 複数枚の配送伝票において、下面に部分
外周の少なくとも三辺を囲むようにして非剥離性粘着剤
10が貼着され,且つ前記複写枠9の届け先用複写部9
aを有する貼付票1と,下面に部分外周の少なくとも三
辺を囲むようにして再剥離性粘着剤11が貼着され,且
つ前記複写枠9の依頼主用複写部9bを有する不在票2
とが略半分に分離可能にされた貼付用帳票Aと、該貼付
用帳票Aの下側にあって、上面に前記非剥離性粘着剤1
0及び再剥離性粘着剤11に対応する位置に剥離層12
が塗布され、且つ前記複写枠9の外形は前記剥離層12
の内側形と同等又は縮小に形成され,前記貼付用帳票A
の非剥離性粘着剤10及び再剥離性粘着剤11と前記剥
離層12とが貼着された剥離用帳票3とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷物を届けた際の不在
の場合に極めて良好に対応でき、取扱店又は運送会社等
で使用する配送伝票に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、荷物等に用いる配送伝票にお
いて、最下側の剥離紙は、何の役にも立たず、捨ててい
るのみであり、資源の無駄になるのみならず、飛散する
と滑り易く怪我をする等の心配があった。このため、従
来より、この欠点を解消する目的で、種々の開発がされ
ており、その最下側の剥離紙に複写するようにして利用
するものが存在している。例えば、特開平7−2667
43号においては、剥離紙に複写できるようにした配送
伝票が開示されている。このものは、確かに複写はでき
ても、その剥離した剥離紙を帳票として使う場合に、丸
まってしまい,保存するのに嵩張って見苦しく、使用す
るのに普及しにくい欠点があった。
【0003】さらに、荷物の配送では、届け先が住宅の
場合には、往々にして不在の場合があり、この場合に
は、その宅の玄関先に、別の不在票に、伺った時間等,
再度伺う時間を知らせてほしいとの旨を書いて問い合わ
せ電話番号を記載したものを置いてくるのが一般であ
る。この場合の不在票は、ドライバー等の配達員がその
都度書いているが、これが中々面倒であり、配達効率の
支障ともなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、その配送伝
票において、剥離紙を複写可能にすることのみならず、
丸まらないものが求められていた。また、ドライバー等
の配達員が配達していて不在なる場合に配達効率が好適
にできる,簡単なる不在票が求められていた。これらの
不都合を解消するような課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明を、
1枚目に形成された記入枠からの記入にて他の複数の帳
票にそれぞれ形成された複写枠内に複写可能とし、且つ
複数枚の帳票は重ねられて少なくとも一端が綴じられた
配送伝票において、下面に部分外周の少なくとも三辺を
囲むようにして非剥離性粘着剤が貼着され,且つ前記複
写枠の届け先用複写部を有する貼付票と,下面に部分外
周の少なくとも三辺を囲むようにして再剥離性粘着剤が
貼着され,且つ前記複写枠の依頼主用複写部を有する不
在票とが略半分に分離可能にされた貼付用帳票と、該貼
付用帳票の下側にあって、上面に前記非剥離性粘着剤及
び再剥離性粘着剤に対応する位置に剥離層が塗布され、
且つ前記複写枠の外形は前記剥離層の内側形と同等又は
縮小に形成され,前記貼付用帳票の非剥離性粘着剤及び
再剥離性粘着剤と前記剥離層とが貼着された剥離用帳票
とからなる配送伝票としたことにより、取扱店,運送会
社等としても、荷物を届けた際の不在の場合に伝票備え
付きの不在票の存在にて極めて良好に対応でき、前記の
課題を解決し、その目的を達成したものである。
【0006】
【実施の態様】以下、本発明の実施の態様を図面に基づ
いて説明する。まず、第1の実施の態様は、その貼付用
帳票Aが、貼付票1と不在票2とからなる帳票であり、
本発明は、少なくとも貼付用帳票Aと剥離用帳票3とを
備えた配送伝票である。前記貼付用帳票Aの上側には、
少なくとも1乃至複数の帳票が重ねられ、少なくとも一
端が綴じられて構成されている。この場合、一番上側の
帳票4には、記入枠8が設けられ、これには、届け先を
記入する届け先用記入部8aと、依頼主を記入する依頼
主用記入部8bとが形成されている。その他の帳票であ
る前記貼付用帳票A又は剥離用帳票3には、それぞれ前
記記入枠8に対応する位置に複写枠9が形成されてい
る。該複写枠9は、届け先用複写部9aと依頼主用複写
部9bとを有しており、これは、前記届け先用記入部8
aと、依頼主用記入部8bとにそれぞれ対応する位置に
設けられている。
【0007】前記貼付用帳票Aの貼付票1の下面に部分
外周(帳票1枚の内の略半分の外周)の四辺を囲むよう
にして非剥離性粘着剤10(一般的強粘着剤ともい
う。)が貼着されている。該非剥離性粘着剤10とは、
殆ど剥がれない粘着力を有するものや、全く剥がすこと
ができない粘着力のものも含まれる。このようにするこ
とにより、輸送時において、貼付票1のみは殆ど剥がれ
にくくでき、輸送時の安全性を担保できる。
【0008】前記貼付用帳票Aの不在票2の下面に部分
外周(帳票1枚の内の略半分の外周)の四辺を囲むよう
にして再剥離性粘着剤11が貼着されている(図1乃至
図5参照)。該再剥離性粘着剤11とは、貼り合わせし
た後であって、一定時間後に剥がしたときの剥離に要す
る力は、貼り合わせした直後の剥離に要する力とさほど
違わず剥離でき、その後に、貼り合わせ、剥離を複数回
繰り返すことができる粘着剤である。該再剥離性粘着剤
11の具体例としては、合成ゴム系,アクリル樹脂系,
シリコン樹脂系等がある。前記合成ゴム系としては、ポ
リイソブチレンゴム,イソプレンゴム等がある。また、
アクリル樹脂系には、アクリル酸,アクリル酸エチル,
アクリル酸メチル等がある。シリコン樹脂系には、ジメ
チルポリシロキサン等がある。前記貼付用帳票Aの粘着
剤塗布面の対向面には、剥離した際に糊残りしない粘着
剤が好ましい。また、前記非剥離性粘着剤10の具体例
もも前記再剥離性粘着剤11と略同等の樹脂系が挙げら
れる。
【0009】また、図1乃至図6に示すように、前記貼
付用帳票Aは、複写枠9の届け先用複写部9aを有する
貼付票1と複写枠9の依頼主用複写部9bを有する不在
票2とが略半分に分離可能に構成されている。具体的に
は、前記貼付票1と不在票2とはミシン目20にて分離
可能に構成されている。また、前記剥離用帳票3の上面
には、前記非剥離性粘着剤10及び再剥離性粘着剤11
に対応する位置に剥離層12が塗布されている。該剥離
層12の具体例としては、シリコン樹脂,アルキッド樹
脂,メラミン樹脂,フッ素樹脂,アクリル樹脂等があ
る。シリコン樹脂が好ましい。前記非剥離性粘着剤10
及び再剥離性粘着剤11が塗布された枠状部と、前記剥
離層12が塗布された枠状部とが同等の大きさに形成さ
れている。また、前記剥離用帳票3の複写枠9の外形
は,塗布された剥離層12の枠状部と同等又は縮小に形
成されている。このような枠形状とすることで、前記剥
離用帳票3の複写枠9内の届け先用複写部9a及び依頼
主用複写部9bに複写文字等が鮮明に複写される。
【0010】また、同様に、前記帳票4の下側となり、
且つ前記剥離用帳票3の上側位置となる帳票5等の複写
枠9も、前記剥離用帳票3の複写枠9の外形と同等であ
る。さらには、前記帳票4の記入枠8も、前記剥離用帳
票3の複写枠9の外形と同等である。さらには、前記貼
付用帳票Aに貼着した再剥離性粘着剤11の内側形と前
記剥離用帳票3の複写枠9の外形と同等である。
【0011】前記剥離用帳票3において、前記貼付用帳
票Aの前記非剥離性粘着剤10及び再剥離性粘着剤11
に対応する位置に剥離層12が塗布されたことで、前記
剥離用帳票3を極めて少ない力で剥がすことができる。
このために、剥離層12を塗布した剥離用帳票3は丸ま
らないようにできる。これは、図7(B)に示す従来技
術のように、帳票Vの下面に塗布した粘着剤gに対し
て、その下側に剥離紙Pを貼着しておいた状態である
と、その粘着剤gと剥離紙Pとは十分に接着しており、
剥がすときに大きな力Fがかかると、その剥離紙の剥が
れる面が僅かながら伸び、この伸び(表面伸び作用)が
全体として剥離紙を丸める原因となるものである。これ
に対して、本発明では、図7(A)に示すように、前記
非剥離性粘着剤10及び再剥離性粘着剤11と剥離層1
2とは剥がれ易いために、極めて小さな力fで剥がすこ
とができるため、剥離層12が塗布された剥離用帳票3
には伸びは生ぜず、この結果丸まらないようにできるも
のである。
【0012】図8及び図4(A),(B)に示すよう
に、配送伝票の帳票を横長とし、且つ一番上側の控票4
の記入枠8に対応する他の5枚の帳票の複写枠9の届け
先用複写部9aが帳票の左側半分位置に、且つ前記複写
枠9の依頼主用複写部9bが帳票の右側にそれぞれ形成
されている。これによって、前記貼付用帳票Aの左側半
分が貼付票1として、右側半分が不在票2として構成さ
れている。この左右半分位置でミシン目20にて切り取
り自在にされている。これによって、図1に示すよう
に、不在票2を剥がすときに、貼付票1は非剥離性粘着
剤10にて貼着されており、前記貼付票1を剥がすこと
なく確実に不在票2のみを剥がすことができる。
【0013】前記貼付票1には、伝票番号を入れた問い
合わせ伝票番号部23が入れられ、荷物がどこの箇所に
配送されているかをコンピュータ管理できるようになっ
ている。また、前記不在票2には、不在の旨及び電話問
い合わせの番号等を入れた不在メッセージ部24が設け
られている(図1参照)。具体的には、不在メッセージ
としては、「本日伺いましたが、不在でしたので、次は
いつお伺いしたらよろしいか、下記にお電話下さい。」
と掲載されている。
【0014】次に、第1実施形態の変形としては、図5
(A),(B)に示すように、各帳票を横長とし、且つ
前記依頼主控票なる帳票4に対応する他の5枚の帳票の
複写枠9の届け先用複写部9aが帳票の上半分位置に、
且つ前記複写枠9の依頼主用複写部9bが帳票の下半分
位置にそれぞれ設けられ、前記貼付用帳票Aの上半分が
貼付票1,その下半分が不在票2として構成されてい
る。この上下半分位置でミシン目25にて切り取り自在
にされている。このように上下を分けて貼付票1,不在
票2としても、不在時において剥がすときに、剥がす長
さが少し長くなるが、第1実施形態の場合と略同様にで
きる。
【0015】第1実施形態を基本とした,その上側に
は、帳票4,5,6及び7が存在する,6 枚タイプ(図
8参照)においては、前記帳票4は、依頼主控票(お客
様控票,客先請求書,運賃請求書等と同等である。)と
して使用され、3枚目の帳票5は届け先控票(宛名人控
票,荷札,送り状と同等である。)として使用され、こ
の上面に撥水層13が塗布されている。4枚目の帳票6
は配達票(配達証,受取書,到着原票と同等である。)
として使用される。6枚タイプの場合、特に、2枚目の
帳票7が売上票(勘定整理票と同等である。)として使
用され、且つ前記剥離用帳票3は6枚目として取扱店控
票として使用されるものである。前記1枚目を1p、2
枚目を2p、3枚目を3p、4枚目を4p、5枚目を5
p、6枚目を6pとそれぞれ言うこともある。すると、
帳票4は依頼主控票として1p,帳票7は売上票として
2p,帳票5は届け先控票として3p,帳票6は配達票
として4p,前記貼付用帳票Aは貼付票1兼不在票2と
して5p,剥離用帳票3は取扱店控票として6pとなっ
て、前記1pから5pのそれぞれの帳票は重ねられて少
なくとも一端が綴じられて構成されている。その綴じ方
では端辺用粘着剤15が使用されることがある。
【0016】次に、取扱店用の配送伝票の取扱等を図1
5に基づいて説明する。配送を希望される依頼人が、コ
ンビニエンスストア又は米屋等の取扱店に荷物を持ち込
んできた場合に、この配送伝票を使用する。まず、取扱
店の店員は、依頼主(依頼人又は荷物送り人等)が記入
した配送伝票の一番上の依頼主控票なる帳票4を、依頼
主から金額を受け取ったときに渡す。そして、その店員
は、配送伝票の一番下側の剥離用帳票3としての取扱店
控票を剥離し、該剥離用帳票3は店に保管する。剥がし
た剥離用帳票3は丸まらずに平坦状をなしている。該剥
離用帳票3を剥がした直後に、その上の貼付用帳票Aを
荷物の表面の判り易い箇所に貼着する。
【0017】そして、荷物を全国等に発送する運送会社
(以下「発店」という)のドライバー等の作業者は、残
った配送伝票なる2枚目の帳票7なる売上票,3枚目の
帳票5なる届け先控票,4枚目の帳票6なる配達票,5
枚目の貼付用帳票Aを貼着した荷物を取扱店から発店に
持ち帰り、この場合の一番上の位置の帳票7なる売上票
を発店で取り、売上げ計上するとともに保管する。そし
て、荷物と共に、3枚目の帳票5なる届け先控票,4枚
目の帳票6なる配達票,5枚目の貼付用帳票Aを貼着し
た伝票は、荷物の届け先に近い箇所で、前記発店関連の
運送会社(以下「着店」という)に配送する。このとき
の配送伝票の表面は、3枚目の帳票5なる届け先控票で
あり、そ上面に撥水層13が塗布されており、雨水に晒
されても損傷等を回避できる。
【0018】着店に配送された荷物の配送伝票の帳票6
なる配達票は、着店の配送用のドライバー等の作業員に
よって、抜き取られて、その配達区域の配達順にトラッ
ク等の作業車に積まれる。これで、届け先宅に伺う。該
届け先宅に家族がおれば、その配送伝票付きの荷物を届
け、帳票6なる配達票に、届け先印を押印してもらい、
配達票を持ち帰り、この荷物を無事配送したことをコン
ピュータに打ち込み終了する。
【0019】ところで、届け先が不在の場合には、配送
伝票の貼付用帳票Aの不在票2のみを剥がし、その宅の
玄関先に、不在票2を置いてくるのみで、不在通知及び
問い合わせ電話等を催促ができる。この場合、その宅で
は依頼主(依頼人又は荷物送り人等)が分かれば、その
宅なる届け先(届け先自身の住所,氏名)がなくとも、
不在票2としての価値は果たせる。また、残った荷物に
は、貼付票1のみが貼着されていたとしても、そこに届
け先は複写されており、配達人が配達するには十分であ
り、再度,届け先に荷物を配送できる。その配送先であ
る届け先では、帳票6なる配達票と比較することがで
き、荷物と同一であることが証明でき、依頼主からの荷
物を届け先に正確に配送できる。また、依頼主として、
荷物を送ったのに相手からの返事等もなく、その荷物が
遅れていたりする場合には、その配送伝票の問い合わせ
伝票番号部にて問い合わせれば、どこどこに配送中等の
返事ができる。特に、不在票2を届け先の不在宅の玄関
等の分かり易い箇所に差し込んだり、置いてきたりした
場合や、或いは着店(運送会社等)に保管されている場
合であっても、その荷物の所在は正確に確認できる。
【0020】また、第1実施形態の変形としては、図6
(A),(B)に示すように、前記貼付用帳票Aの貼付
票1の下面に部分外周(帳票1枚の内の略半分の外周)
の三辺を囲むようにして〔図6(A)では表面側から見
て右開放のコ字状〕非剥離性粘着剤10が塗布れさ、且
つ前記貼付用帳票Aの不在票2の下面に部分外周(帳票
1枚の内の略半分の外周)の三辺を囲むようにして〔図
6(A)では表面側から見て左開放のコ字状〕再剥離性
粘着剤11が貼着されている。
【0021】第1実施形態を基本とした6枚タイプの配
送伝票でノーカーボンタイプとして、図9に示すよう
に、前記帳票4なる依頼主控票の下面には顔料カプセル
aが塗布され、前記帳票7なる売上票の上面に顕色剤b
が塗布され、前記帳票5なる届け先控票の上面に顔料カ
プセルaと顕色剤bがそれぞれ塗布されたものが,且つ
その下面に顔料カプセルaがそれぞれ塗布されている。
前記帳票6なる配達票の上面に顕色剤bが,且つその下
面に顔料カプセルaがそれぞれ塗布されている。また、
前記貼付用帳票Aの上面に顕色剤bが,且つその下面に
顔料カプセルaがそれぞれ塗布されている。前記剥離用
帳票3の上面に顕色剤bが塗布されている。該剥離用帳
票3は、取扱店控票として使用される。このようなノー
カーボンタイプの場合には、取扱者や配達人等にとって
手や衣服が汚れず、また、保管した帳票等であっても再
生紙の材料にできる。
【0022】また、第1実施形態を基本とした5枚タイ
プの配送伝票としては、図12に示すように、その上側
に、帳票4,5,6が存在する場合である。前記帳票4
は、1枚目の依頼主控票(お客様控票,客先請求書等と
同等である。)として使用され、2枚目の帳票5は届け
先控票(宛名人控票と同等である。)として使用され、
この上面に撥水層13が塗布されている。3枚目の帳票
6は配達票として使用される。4枚目として前記貼付用
帳票Aが、5枚目の前記剥離用帳票3が売上票として使
用されるものである。すると、図12の場合には、帳票
4は依頼主控票として1p,帳票5は届け先控票として
2p,帳票6は配達票として3p,前記貼付用帳票Aは
貼付票1兼不在票2として4p,剥離用帳票3は売上票
として5pとなって、前記1pから4pのそれぞれの帳
票は重ねられて少なくとも一端が綴じられて構成されて
いる。その綴じ方では端辺用粘着剤15が使用されるこ
とがある。
【0023】次に、取扱店用の配送伝票の取扱等を図1
6に基づいて説明する。配送を希望される依頼人が、荷
物を全国等に発送する運送会社(以下「発店」という)
に、直接荷物を持ち込んできた場合に(又は発店が依頼
人の所まで荷物を受け取りに行った場合等を含む)、こ
の配送伝票を使用する。まず、発店の従業員は、依頼主
(依頼人又は荷物送り人等)が記入した配送伝票の一番
上の依頼主控票なる帳票5を、依頼主から金額を受け取
ったときに渡す。そして、その従業員は、配送伝票の一
番下側の売上票なる剥離用帳票3を剥離し、該剥離用帳
票3は発店で、売上げ計上するとともに保管する。剥が
した剥離用帳票3は丸まらずに平坦状をなしている。該
剥離用帳票3を剥がした直後に、その上の貼付用帳票A
を荷物の表面の判り易い箇所に貼着する。この後は、前
記6枚タイプの配送伝票と同一の作業がなされる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明における配送伝票によれ
ば、先ず第1に、剥離紙である剥離用帳票3を保存,取
扱に良好に平坦状にでき有効に使用できるし、第2に、
剥離紙である剥離用帳票3にも十分複写可能であるし、
第3に貼付用帳票Aにおいて、不在票2として剥がし自
在にできる等の効果を奏する。
【0025】この効果を詳述すると、特に、貼付用帳票
Aの下面の非剥離性粘着剤10及び再剥離性粘着剤11
に対応して前記剥離用帳票3の剥離層12が貼着されて
いるため、その剥離紙である剥離用帳票3を剥がすこと
で、これがそのまま取扱店又は発店の控えとして使用で
きることに便利性がある。さらに、剥離層12は非剥離
性粘着剤10及び再剥離性粘着剤11に対応しており、
剥がすときに力を必要としないために、その剥離用帳票
3の剥がす面は伸びが生ぜず、剥離層12を塗布した剥
離用帳票3は丸まらないようにできる。これによって、
剥離用帳票3を極めて、保管,取扱に便利なものとして
提供できる。さらに、剥離用帳票3の複写枠9の外形
は,前記剥離層12の内側形と同等又は縮小に形成され
ているため、剥離層12上には複写文字は複写されない
構成であり、普通紙上への複写のみとなっており、複写
された文字等は確実に読み取り可能となって取扱店の控
えとして十分に機能できるものである。
【0026】本発明では、特に、貼付用帳票Aは、複写
枠9の届け先用複写部9aを有する貼付票1と前記複写
枠9の依頼主用複写部9bを有する不在票2とを略半分
に分離可能であって、その不在票2の下面には再剥離性
粘着剤11が貼着されているため、届け先宅が万が一不
在であっても、その依頼主用複写部9bを有する不在票
2を、貼付票1から不在票2を切り取って、不在宅の玄
関等の分かり易い箇所に差し込んだり、置いておけば、
前述の配送伝票とは別の不在票等にわざわざ記入するよ
うな手間がなく、極めてドライバー等の作業員にとって
は便利なものにでき、ひいては配達効率を格段と向上さ
せることができる利点がある。届け先にとっても、依頼
主(荷送り人)名と品名が判れば、不在票2として十分
に役割をなすものである。さらに、荷物に貼着された貼
付票1には届け先用複写部9aを有しているため、配達
に何らの支障もないし、再び、配達した場合には、別の
届け先控票や配達票にて荷物と依頼主,届け先等は正確
に把握でき、問題の生ずる余地はない。他の構成は請求
項1と同等であり、これと同様の効果を奏する。
【0027】次に、請求項2の発明においては、請求項
1において、前記貼付用帳票Aの再剥離性粘着剤11は
その部分外周の四辺を囲むようにしてなる配送伝票とし
たことにより、剥がすことはできるが、輸送中に十分な
る貼着力を保持し、配送伝票が脱落等しないものにでき
る。
【0028】請求項3の発明においては、請求項1又は
2において、前記貼付用帳票Aの下面には顔料カプセル
aが塗布され、前記剥離用帳票3の上面に顕色剤bが塗
布されてなる配送伝票としたことにより、いわゆるノー
カーボン紙で構成され、作業員の手や衣服等が汚れず、
快適に作業できるのみならず、保管等された控票は再生
紙の原料にも提供でき、地球環境保護にもつながる。
【0029】請求項4の発明においては、請求項1,2
又は3において、前記貼付用帳票Aを上質紙とし、前記
剥離用帳票3の上面に顔料カプセルaと顕色剤bとが塗
布されてなる配送伝票としたことにより、請求項3と同
等の効果を奏する。
【0030】請求項5の発明においては、請求項1,
2,3又は4において、前記貼付用帳票Aの下面には複
写カーボンcが塗布されてなる配送伝票としたことによ
り、作業員の手や衣服等が汚れることがある他は、請求
項1及び2と同等の効果を奏する。
【0031】請求項6の発明においては、請求項1,
2,3,4又は5において、それぞれの帳票を横長と
し、前記記入枠8に対応する他の複数の帳票の複写枠9
の届け先用複写部9aを帳票の左側半分位置に、且つ前
記複写枠9の依頼主用複写部9bを帳票の右側にそれぞ
れ設け、前記貼付用帳票Aの左側を貼付票1,右側を不
在票2としてなり、左右半分位置でミシン目20にて切
り取り自在としてなる配送伝票としたことにより、貼付
票1と不在票2との切り離しが縦で最小範囲であり、容
易にできる。
【0032】請求項7の発明においては、請求項6にお
いて、左側の貼付票1箇所に入るように問い合わせ伝票
番号部23を設け、該問い合わせ伝票番号部23位置に
対応するようにそれぞれ他の帳票にも問い合わせ伝票番
号部23を設けてなる配送伝票としたことにより、配送
中等の事故等の際に、荷物の所在を正確且つ迅速にでき
る。これは、特に、不在票2を不在宅の玄関等の分かり
易い箇所に差し込んだり、置いてきたりした場合でも、
問い合わせ伝票番号部23は常に貼付票1に付いている
ため、どのようなときでも対応できるのである。
【0033】請求項8の発明においては、請求項1,
2,3,4又は5において、それぞれの帳票を横長と
し、前記記入枠8に対応する他の複数の帳票の複写枠9
の届け先用複写部9aを帳票の上半分位置に、且つ前記
複写枠9の依頼主用複写部9bを帳票の下半分位置にそ
れぞれ設け、前記貼付用帳票Aの上半分を貼付票1,そ
の下半分を不在票2としてなり、上下半分位置でミシン
目25にて切り取り自在としてなる配送伝票としたこと
により、貼付票1と不在票2との切り離しの距離はある
が、確実に分離でき、不在票2としての機能は果たすこ
とはできる。
【0034】請求項9の発明においては、請求項8にお
いて、上半分側の貼付票箇所に入るように問い合わせ伝
票番号部23を設け、該問い合わせ伝票番号部23位置
に対応するようにそれぞれ他の帳票にも問い合わせ伝票
番号部23を設けてなる配送伝票としたことにより、請
求項7と同等の効果を生ずる。
【0035】請求項10の発明においては、請求項1,
2,3,4,5,6,7,8又は9において、前記不在
票2には、不在の旨及び電話問い合わせの電話番号等を
入れた不在メッセージ部24を有してなる配送伝票とし
たことにより、不在者にとって、十分なる問い合わせが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は貼付用帳票の平面図 (B)は荷物に貼付した貼付用帳票から不在票を剥がし
始めた状態の平面図 (C)は荷物に貼付した貼付用帳票から不在票を剥がす
途中の状態の平面図 (D)は荷物に貼付した貼付用帳票から不在票を剥がし
完了し、折り畳んだ斜視図
【図2】貼付用帳票と剥離用帳票との複写枠及び貼着関
係を表した分解斜視図
【図3】貼付用帳票の一部裏面図
【図4】(A)は貼付用帳票の平面図 (B)は剥離用帳票の平面図
【図5】(A)は別の実施態様の貼付用帳票の平面図 (B)は別の実施態様の剥離用帳票の平面図
【図6】(A)は別の実施態様の貼付用帳票の平面図 (B)は別の実施態様の剥離用帳票の平面図
【図7】(A)は本願発明の貼付用帳票と剥離用帳票と
の剥離途中の一部状態図 (B)は従来技術による帳票と剥離紙との剥離途中の一
部状態図
【図8】(A)は第1実施形態を基本とした6枚タイプ
の配送伝票の斜視図 (B)は貼付用帳票を荷物の表面に貼付した状態の一部
斜視図 (C)は剥がした剥離用帳票の斜視図
【図9】図8を分解した各帳票のノーカーボン複写関係
の構成を表した側面図
【図10】図9の各帳票の貼着構成を表した側面図
【図11】(A)は第1実施形態を基本とした6枚タイ
プの配送伝票の各帳票のカーボン複写関係の構成を表し
た側面図 (B)は第1実施形態を基本とした6枚タイプの配送伝
票の各帳票の別のカーボン複写関係の構成を表した側面
【図12】(A)は第1実施形態を基本とした5枚タイ
プの配送伝票の斜視図 (B)は貼付用帳票を荷物の表面に貼付した状態の一部
斜視図 (C)は剥がした剥離用帳票の斜視図
【図13】図12を分解した各帳票のノーカーボン複写
関係の構成を表した側面図
【図14】図13の各帳票の貼着構成を表した側面図
【図15】6枚タイプの配送伝票を使っての輸送関係の
ブロック図
【図16】5枚タイプの配送伝票を使っての輸送関係の
ブロック図
【符号の説明】
A…貼付用帳票 1…貼付票 2…不在票 3…剥離用帳票 8a…届け先用記入部 8b…依頼主用記入部 9…複写枠 9a…届け先用複写部 9b…依頼主用複写部 10…非剥離性粘着剤 11…再剥離性粘着剤 12…剥離層 20…ミシン目 23…問い合わせ伝票番号部 24…不在メッセージ部 26…届け先印箇所 a…顔料カプセル b…顕色剤 c…複写カーボン

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚目に形成された記入枠からの記入に
    て他の複数の帳票にそれぞれ形成された複写枠内に複写
    可能とし、且つ複数枚の帳票は重ねられて少なくとも一
    端が綴じられた配送伝票において、下面に部分外周の少
    なくとも三辺を囲むようにして非剥離性粘着剤が貼着さ
    れ,且つ前記複写枠の届け先用複写部を有する貼付票
    と,下面に部分外周の少なくとも三辺を囲むようにして
    再剥離性粘着剤が貼着され,且つ前記複写枠の依頼主用
    複写部を有する不在票とが略半分に分離可能にされた貼
    付用帳票と、該貼付用帳票の下側にあって、上面に前記
    非剥離性粘着剤及び再剥離性粘着剤に対応する位置に剥
    離層が塗布され、且つ前記複写枠の外形は前記剥離層の
    内側形と同等又は縮小に形成され,前記貼付用帳票の非
    剥離性粘着剤及び再剥離性粘着剤と前記剥離層とが貼着
    された剥離用帳票とからなることを特徴とする配送伝
    票。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記貼付用帳票の再
    剥離性粘着剤はその外周の四辺を囲むようにしてなるこ
    とを特徴とする配送伝票。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記貼付用帳
    票の下面には顔料カプセルが塗布され、前記剥離用帳票
    の上面に顕色剤が塗布されてなることを特徴とする配送
    伝票。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記貼付
    用帳票を上質紙とし、前記剥離用帳票の上面に顔料カプ
    セルと顕色剤とが塗布されてなることを特徴とする配送
    伝票。
  5. 【請求項5】 1,2,3又は4において、前記貼付用
    帳票の下面には複写カーボンが塗布されてなることを特
    徴とする配送伝票。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、
    それぞれの帳票を横長とし、前記依頼主控票の記入枠に
    対応する他の複数の帳票の複写枠の届け先用複写部を帳
    票の左側半分位置に、且つ前記複写枠の依頼主用複写部
    を帳票の右側にそれぞれ設け、前記貼付票兼不在票の左
    側を貼付票,右側を不在票としてなり、左右半分位置で
    ミシン目にて切り取り自在としてなることを特徴とする
    配送伝票。
  7. 【請求項7】 請求項6において、左側の貼付票箇所に
    入るように問い合わせ伝票番号部を設け、該問い合わせ
    伝票番号部位置に対応するようにそれぞれ他の帳票にも
    問い合わせ伝票番号部を設けてなることを特徴とする配
    送伝票。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4又は5において、
    それぞれの帳票を横長とし、前記依頼主控票の記入枠に
    対応する他の複数の帳票の複写枠の届け先用複写部を帳
    票の上半分位置に、且つ前記複写枠の依頼主用複写部を
    帳票の下半分位置にそれぞれ設け、前記貼付票兼不在票
    の上半分を貼付票,その下半分を不在票としてなり、上
    下半分位置でミシン目にて切り取り自在としてなること
    を特徴とする配送伝票。
  9. 【請求項9】 請求項8において、上半分側の貼付票箇
    所に入るように問い合わせ伝票番号部を設け、該問い合
    わせ伝票番号部位置に対応するようにそれぞれ他の帳票
    にも問い合わせ伝票番号部を設けてなることを特徴とす
    る配送伝票。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8又は9において、前記不在票には、不在の旨及び電話
    問い合わせの電話番号等を入れた不在メッセージ部を有
    してなることを特徴とする配送伝票。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013028050A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Toppan Forms Co Ltd 再剥離性重ね合わせシート

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