JP2001150277A - 工具交換装置 - Google Patents

工具交換装置

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JP2001150277A
JP2001150277A JP33754099A JP33754099A JP2001150277A JP 2001150277 A JP2001150277 A JP 2001150277A JP 33754099 A JP33754099 A JP 33754099A JP 33754099 A JP33754099 A JP 33754099A JP 2001150277 A JP2001150277 A JP 2001150277A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具の強度を低下することなく安全で且つ工
具主軸に対する工具位置決めも確実であり、コスト高に
ならない工具交換装置を提供する。 【解決手段】 工具を多数収納した工具マガジン8を備
えた工作機械における工具交換装置14において、工具
位置決め溝3を外周に形成した筒形状の工具ソケット2
を工具中間軸部に対して一体的に装着した工具ソケット
付工具4と、前記工具ソケット4の工具位置決め溝3と
係合するV型突起18を形成した爪16を一対として備
えたチャック15a,15bを背中合わせで2組有する
アーム板21と、このアーム板21を昇降および回転さ
せるロータリシリンダ部24と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具を多数収納し
た工具マガジンを備えた工作機械において、工具マガジ
ンと工作機械の主軸ヘッドの工具主軸との間で工具の交
換を自動的に行う工具交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マシニングセンタ等の工作機械におい
て、工具マガジンに複数の工具を予め収納し、工具マガ
ジンと工作機械の主軸ヘッドの工具主軸との間に工具交
換アームを介在させて、工具主軸に装着された使用済み
の工具を抜き取って工具マガジンへ搬送(返還)し、次
いで、工具マガジンから工具主軸へ新たな所望の工具を
搬送して工具主軸の工具装着穴に装着することにより、
工具交換を行う工具交換装置は従来から周知であり、汎
用されている。
【0003】この例として従来技術1を述べると、ワー
クに対する工作機械の加工条件の相違に応じて長さ、外
径あるいは形状等が異なる多種類の工具が準備されて工
具マガジンに収納されており、工作機械の工具主軸に設
けられた一定寸法規格の工具装着穴に、これら種々の工
具を装着するために、あるいは工具マガジンに種々の工
具を一定の姿勢で収納するために、前記種々の工具の工
具主軸装着部に対して一定形状で一定寸法のテーパシャ
ンク、すなわち工具主軸の工具装着穴と相補形状のテー
パシャンクを有した工具ソケットを一体化して取り付け
るようにしたものがある。この工具ソケットの形状で
は、いずれの工具でも同一であり、また工具交換アーム
で保持するためにその外周には溝が形成されている。こ
のような工具ソケットを利用する工具交換装置において
は、この工具ソケットに形成した工具交換用途の溝部を
工具交換アームによる把持部分として用い、工具と一体
化された工具ソケットを工具マガジンと工作機械の工具
主軸との間で授受することにより工具の交換を行ってい
る。
【0004】また、前記例として従来技術2を述べる
と、特開平5−277867号公報に記載された発明で
あり、この発明は、図5〜7に示すように、工具交換装
置の構造の簡単化を計ったものであり、工具40には工
具ソケットを用いず、工具マガジン41の工具ホルダ4
2に着脱自在に保持した工具40に対して、工作機械の
工具主軸43を移動させることにより、工作機械の工具
主軸43と工具マガジン41との間で直接に工具40の
授受、交換を行うようにした工具交換装置である。
【0005】前記従来技術2の発明によれば、工作機械
の工具主軸43に装着される工具40には、工具主軸4
3に装着する側の主軸装着部44とワークを加工する側
の切削用刃部45との間に所定長さの中間軸部46を備
え、この中間軸部47に対して位置決め溝47を形成す
るものである。そして、この位置決め溝47によって、
工具40の工具マガジン41に対する位置決めをすると
ともに、工具40を工具主軸43の工具装着穴48に対
しての位置決めをするようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来技術1の工具交換
装置において、工作機械の工具主軸に工具ソケットを介
して取り付けられる工具にあっては、工具ソケットのテ
ーパシャンク部を工具主軸の工具装着穴に固定するため
の装着部としており、また工具ソケットのテーパシャン
ク部を工具マガジンの工具収納位置に保持する場合にも
工具マガジンに保持するための把持部としている。した
がって、工具マガジン側には工具主軸と同様に工具ソケ
ットのテーパシャンク部を着脱自在に把持する機構部を
設けており、工具主軸と同様に構造が複雑であるととも
にコスト高になる。
【0007】前記従来技術2として述べた特開平5−2
77867号公報に記載された発明においては、工具主
軸43に対する工具40の軸方向の位置関係を常に一定
にするために、工具40の中間軸部46に位置決め溝4
7が必要である。しかし、この位置決め溝47を工具4
0の中間軸部46外周に形成するには、一般に市販され
る工具に対して工作機械の使用者が追加工する必要があ
り、よって特殊な工具となってコスト高になる。また、
工具40の外周に位置決め溝47を形成するため部分的
に径が細くなり、工具40の軸方向に対してワークの加
工時等に垂直方向の力がかかると該溝47部分に応力集
中が発生し強度が低下する。さらに、工作機械の動作自
体を利用して工具マガジン41の工具ホルダ42から工
具40の主軸装着部44を工具主軸43で保持して取り
出しするために大きな力が工具40にかかる可能性があ
り、位置決め溝47を形成した工具40では、工具40
が折れる危険性がある。
【0008】そこで本発明は、工具の強度を低下するこ
となく安全で且つ工具主軸に対する工具位置決めも確実
であり、コスト高にならない工具交換装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る工具交換装置は、工具を多
数収納した工具マガジンを備えた工作機械における工具
交換装置において、工具位置決め部を外周に形成した筒
形状の工具ソケットを工具中間軸部に対して一体的に装
着した工具ソケット付工具と、前記工具ソケットの工具
位置決め部と嵌まり合うようにした係合部を形成した爪
を一対として備えたチャックを背中合わせで2組有する
チャック支持板と、このチャック支持板を昇降および回
転させるロータリシリンダ部と、を具備することとし
た。
【0010】また、本発明の請求項2に係る工具交換装
置は、工具を多数収納した工具マガジンを備えた工作機
械における工具交換装置において、工具位置決め溝を外
周に形成した筒形状の工具ソケットを工具中間軸部に対
して一体的に装着した工具ソケット付工具と、前記工具
ソケットの工具位置決め溝と係合する係合突起を形成し
た爪を一対として備えたチャックを背中合わせで2組有
するチャック支持板と、このチャック支持板を昇降およ
び回転させるロータリシリンダ部と、を具備することと
した。
【0011】すなわち、本発明の請求項1の構成にあっ
ては、工具ソケット付工具の工具中間軸部に、工具位置
決め部を外周に形成した筒形状の工具ソケットを一体的
に装着する。そして、工具交換の際には、背中合わせで
チャック支持板に設けた2組のチャックの、一方のチャ
ックの爪で工具マガジンの新たな工具ソケット付工具を
前記位置決め部において把持し、他方のチャックで工具
主軸に装着している使用済みの工具ソケット付工具を前
記位置決め部において把持する。そして、チャック支持
板をロータリシリンダ部で回転して2組のチャックを入
れ換え、新たな工具ソケット付工具と使用済み工具ソケ
ット付工具との位置を交換した後、新たな工具ソケット
付工具を工具主軸に装着し、使用済み工具ソケット付工
具を工具マガジンに戻す。
【0012】また、本発明の請求項2の構成にあって
は、工具ソケット付工具の工具中間軸部に、工具位置決
め溝を外周に形成した筒形状の工具ソケットを一体的に
装着する。そして、工具交換の際には、背中合わせでチ
ャック支持板に設けた2組のチャックの、一方のチャッ
クの爪で工具マガジンの新たな工具ソケット付工具を前
記位置決め溝において把持し、他方のチャックの爪で工
具主軸に装着している使用済みの工具ソケット付工具を
前記位置決め溝において把持する。そして、チャック支
持板をロータリシリンダ部で回転して2組のチャックを
入れ換え、新たな工具ソケット付工具と使用済み工具ソ
ケット付工具との位置を交換した後、新たな工具ソケッ
ト付工具を工具主軸に装着し、使用済み工具ソケット付
工具を工具マガジンに戻す。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1を図1〜3を用いて説明する。図1は本実施の形
態を一部断面にして示す正面図、図2は工具ソケット付
工具を示す正面図、図3は授受チャックを示す斜視図で
ある。
【0014】まず図2において、外周に工具位置決め部
となるV型形状の工具位置決め溝3を形成した円筒形状
の工具ソケット2を、工具1の工具主軸装着部側に近い
中間軸部の外周に対してその円筒形状の工具ソケット2
の内径を圧入(あるいは焼き填め、接着でもよい)の手
段を用いて一体的に固定して工具ソケット付工具4を作
成する。
【0015】工具ソケット2を固定した工具1の中間軸
部における工具ソケット2よりも上方側の工具主軸装着
部側は、工具1のシャンク部1a、すなわち図1に示す
工作機械の工具主軸5の工具装着穴5aに装着される部
分が露出した状態となっている。したがって、工具ソケ
ット2は、工具1のシャンク部1aの上方側が露出した
状態で、シャンク部1aと刃部1bとの間の中間軸部に
一体的に固定されている。また、V型形状の工具位置決
め溝3は工具ソケット2の外周において、工具ソケット
2の軸方向の中央よりも上方側に形成されている。
【0016】円筒形状の工具ソケット2の外径と内径の
同軸度は、工具主軸5の回転に伴う工具ソケット付工具
4の回転時の振動防止のためφ0.01mm以内に設定
されている。したがって、工具ソケット2を作成するた
めの加工は、円筒形状の外周面にV型形状を旋削加工し
ただけの加工であるから、極めて単純な加工であり、安
価に作成できるものである。
【0017】次に、図1において、外周にV型形状の工
具位置決め溝3を具備させた円筒形状の工具ソケット2
を、予め工具1の中間軸部の外周に装着した工具ソケッ
ト付工具4の多数本を、工作機械の本体6の所定の位置
に固定した工具マガジン8に収納する。
【0018】工具マガジン8は、その上方に板状の工具
差し込み台8aを備えるとともに、この工具差し込み台
8aに対して所定ピッチでXY方向に多数の孔8bが穿
設されており、前記工具ソケット付工具4の刃部1b側
を差し込んでシャンク部1aを上面側に突出させ、工具
ソケット2の下面側で係止して工具ソケット付工具4を
立設した状態で保持するようになっている。また、工具
マガジン8の上方側には、工具マガジン8の工具差し込
み台8aから所定の工具ソケット付工具4を、その主軸
装着部側であるシャンク部1aを挟持して取り出して搬
送可能にする爪11を備えた搬送チャック10を取り付
けた搬送アーム9が配備されている。
【0019】この搬送アーム9は、その基端側がガイド
付シリンダ12に連結されて上下動自在であり、また、
このガイド付シリンダ12を保持する3軸駆動装置13
によって、XY方向の2軸方向およびXY平面に対して
平行に旋回する1軸方向に搬送アーム9は移動自在であ
る。この3軸駆動装置13は、工作機械の本体6に配備
されている。
【0020】また、工具マガジン8の近傍には、工具マ
ガジン8から取り出した工具ソケット付工具4を授受す
るための、工具搬送装置14を構成する開閉自在な爪1
6を備えた授受チャック15が設けられている。この授
受チャック15は、一対のチャック15a,15bが背
中合わせ(回転対称の位置関係)に配設されている。
【0021】前記チャック15a,15bに備えられた
各爪16は、図3に示すように各チャック15a,15
bにそれぞれ一対で構成され、その先端側は円弧状の凹
部17にそれぞれ形成されている。この凹部17は向か
い合うように位置し、凹部17の最小径部分は前記工具
ソケット2のV型形状の位置決め溝3に対応した山型形
状のV型突起18となって、工具ソケット2の位置決め
溝3に嵌まり合う係合部として機能し、その周囲の内周
面19の径は前記工具ソケット2の外周径に対応してい
る。これらの各爪16は、その基端側の軸20を介して
開閉し、一対の凹部17内で工具ソケット2の外周面を
挟持するようになる。
【0022】前記背中合わせの一対のチャック15a,
15bは、工具搬送装置14を構成するチャック支持板
としてのアーム板21に取り付けられている。このアー
ム板21は、その中心位置において、連結支軸22の上
部側がナット23で締め付けられて取り付けられてお
り、一対のチャック15a,15bは連結支軸22を中
心とした回転対称の位置で背中合わせして配置されてい
る。よって、この連結支軸22の回転動作により、一対
の各チャック15a,15bはその位置を入れ換え、爪
16の凹部17を相互に同一位置へ移動することができ
る。
【0023】また、連結支軸22の下部側には、前記チ
ャック15a,15bの位置を180°入れ換えするた
めに、連結支軸22を180°ずつ回転動作させる駆動
モータ(不図示)を内蔵した回転駆動部25が連結さ
れ、この回転駆動部25の下側には連結支軸22を上下
動させるシリンダ部26が連結されている。したがっ
て、回転駆動部25およびシリンダ部26によってチャ
ック15a,15bは180°ずつ回転するとともに、
上下動するようになっている。この回転駆動部25およ
びシリンダ部26は工具交換装置14を構成するロータ
リシリンダ部24として機能する。この回転駆動部25
は、工作機械の本体6に固定して配備されているので、
ロータリシリンダ部24と工具マガジン8と3軸駆動装
置13とは相互の位置決めが定まっている。
【0024】前記搬送アーム9の搬送チャック10で搬
送される工具ソケット付工具4を授受チャック15のチ
ャック15a,15bの一方(図1ではチャック15
a)で授受する位置とは反対側の位置、すなわち、連結
支軸22の回転中心に対して対称の位置にあるチャック
15bの凹部17の上方には、工具ソケット付工具4の
主軸装着部側であるシャンク部1aを直接に挟持して固
定する工具装着穴5aが位置し得るように、下端側に工
具装着穴5aを有する工具主軸5を備えてXY方向およ
び上下方向に移動自在な主軸ヘッド7が配設されてい
る。なお、主軸ヘッド7をXY方向および上下方向に移
動する駆動手段は不図示であり、また、前記各動作を実
行させるための制御プログラムを内蔵した制御装置も不
図示である。
【0025】次に、上記構成における工具ソケット付工
具4を、工具交換装置14を介して工具マガジン8から
主軸ヘッド7に備えた工具主軸5の工具装着穴5aに取
り付けるまでを説明する。
【0026】まず、3軸駆動装置13により搬送アーム
9を動作させて搬送チャック10を移動し、工具マガジ
ン8の孔8b内に立設されて、ワークの加工用に指定さ
れた工具ソケット付工具4のシャンク部1aの上方に、
搬送チャック10を位置決めする。
【0027】ガイド付シリンダ12を介して搬送アーム
9を下降し、搬送チャック10の爪11が前記指定され
た工具ソケット付工具4のシャンク部1aを挟持可能な
位置にする。次いで、工具マガジン8に収納されている
工具ソケット付工具4のシャンク部1aを、搬送チャッ
ク10の先端に開閉自在に設けられている爪11にて直
接把持する。
【0028】ガイド付シリンダ12により搬送アーム9
を上昇させて、工具マガジン8より工具ソケット付工具
4を取り出し、3軸駆動装置13により工具交換装置1
4を構成する授受チャック15の一対のチャック15
a,15bの一方の爪16の上方まで搬送する。図1で
は搬送チャック10で把持した工具ソケット付工具4を
チャック15aの一対の爪16の凹部17上方まで搬送
しており、次いでガイド付シリンダ12で搬送アーム9
を下降する。ここで、工具マガジン8より取り出した工
具ソケット付工具4を、工具交換装置14を構成するア
ーム板21上のチャック15aに渡すとき、ロータリシ
リンダ部24のシリンダ部26にてアーム板21上のチ
ャック15aを上昇させ、次いで、工具ソケット工具4
の外周に装着された工具ソケット2をチャック15aの
先端に開閉自在に設けられている爪16にて把持する。
【0029】このとき、工具ソケット2の工具位置決め
溝3と、爪16の山型形状のV状突起18の位置を軸方
向に一致させるように制御されており、この状態にて把
持する。爪16による工具ソケット2の把持が終了した
ら、搬送チャック10の爪11が開いて、工具ソケット
付工具4のシャンク部1aの把持を開放するとともに、
ガイド付シリンダ12の動作で搬送アーム9は上昇し、
この位置で工具主軸5に取り付けられていた使用済みの
工具ソケット付工具4をチャック15bから受け取り可
能なように待機する。
【0030】この後、ロータリシリンダ部24のシリン
ダ部26にてアーム板21上のチャック15a,15b
を下降し、回転駆動部25にてアーム板21を回転させ
ることによりチャック15aの位置を180°入れ換え
て工具ソケット付工具4を工具主軸5の工具装着穴5a
の下方へ移動させて、ロータリシリンダ部24のシリン
ダ部26にてアーム板21上のチャック15a,15b
を上昇させ、工具主軸5の工具装着穴5aに工具ソケッ
ト付工具4を差し込み、その後端部の工具装着部である
シャンク部1aを直接に把持させる。工具主軸5に対し
て工具ソケット付工具4のシャンク部1aを把持させる
ときの工具ソケット付工具4の押し込み量は、シリンダ
部26による上昇ストロークで行う。なお、工具ソケッ
ト2の上端面と工具主軸5の下端面との当接によって、
工具ソケット付工具4の押し込み量を定めてもよい。そ
の後、主軸ヘッド7を作動させて工具ソケット付工具4
を加工位置へ移動する。
【0031】次に、工具マガジン8から新たな工具ソケ
ット付工具4を工具主軸5に装着し、工具主軸5の工具
装着穴5aに装着してある使用済みの工具ソケット付工
具4を工具マガジン8に戻す動作、すなわち、工具ソケ
ット付工具4の交換を行う場合を説明する。なお、以下
の説明においては、図1に示すように、新たな工具ソケ
ット付工具4を授受チャック15のチャック15aに把
持させ、使用済みの工具ソケット付工具4をチャック1
5bに把持させるものとする。
【0032】前記したように、工具ソケット付工具4を
工具マガジン8より搬送アーム9を介してチャック15
aの把持位置に搬送し、チャック15aの先端に開閉自
在に設けられている爪16により、工具ソケット付工具
4の中間軸部外周に固着された円筒形状の工具ソケット
2に形成した工具位置決め溝3部分を把持する。一方、
チャック15bは、工具主軸5がワークの加工を終了し
て工具交換位置に移動したときに、工具主軸5の工具装
着穴5aの下方位置となる位置に待機し、工具主軸5が
移動された時点で、他方のチャック15bの先端に開閉
自在に設けられている爪16により、工具主軸5に装着
された使用済み工具ソケット付工具4の外周に固着され
た工具ソケット2の位決め溝3部分を把持する。
【0033】この後、ロータリシリンダ部24のシリン
ダ部26により連結支軸22を介してアーム板21上の
各チャック15a,15bを下降させて、それぞれ工具
ソケット付工具4を工具主軸5および搬送チャック10
から同時に取り出す。続いて、ロータリシリンダ部24
の回転駆動部25により連結支軸22を中心にしてアー
ム板21を水平方向に回転してチャック15a,15b
の位置を180°入れ換え、チャック15aで把持して
いる新たな工具ソケット付工具4のシャンク部1aを工
具主軸5の工具装着穴5aの下方に移動させるととも
に、チャック15bで把持している使用済みの工具ソケ
ット付工具4のシャンク部1aを搬送チャック10の爪
11の下方に移動させ、工具ソケット付工具4の位置を
180°入れ換える。
【0034】その後、ロータリシリンダ部24のシリン
ダ部26によりアーム板21上の各チャック15a,1
5bを上昇させて、チャック15aで把持している次に
使用する新たな工具ソケット付工具4のシャンク部1a
を工具主軸5の工具装着穴5aへ装着するとともに、チ
ャック15bで把持している使用済みの工具ソケット付
工具4のシャンク部1aを把持するように搬送チャック
10をガイド付シリンダ12により下降して、搬送チャ
ック10の爪11でシャンク部1aを挟持する。次い
で、シリンダ部26によりアーム板21を下降させると
ともに搬送チャック10をガイド付シリンダ12で上昇
させ、そして、搬送アーム9を工具収納マガジン8方向
に移動し、爪11で直接把持している工具ソケット付工
具4を工具マガジン8の孔8aの上方に位置させ、刃部
1b側から孔8aに挿入して工具ソケット2の下面で載
置させるようにし、使用済みの工具ソケット付工具4を
工具マガジン8に収納する。
【0035】その後、次の加工に使用する工具の指令に
基づいて、3軸駆動装置13およびガイド付シリンダ1
2を動作させ、次加工用工具を工具マガジン8から取り
出して、授受チャック15との交換位置に移動し、工具
交換の準備をしておく。
【0036】なお、図1では、連結支軸22の上部側に
アーム板21をナット23で締め付けて取り付けたが、
連結支軸22とアーム板21との連結(接続)を以下の
ように、連結部材としての外スリーブ27と内スリーブ
30を介して行うと、連結支軸22に対してアーム板2
1の位置修正が可能となり、工具マガジン8から搬送チ
ャック10の爪11で挟持した工具ソケット付工具4が
垂直方向に対して傾いた場合でも、良好に授受チャック
15のチャック15aあるいは15bの爪16に対して
工具ソケット付工具4を授受できるようになる。
【0037】すなわち、図4の連結支軸22とアーム板
21を連結する部位を示す半裁正面図において、アーム
板21の中心位置には、孔21aが設けられており、こ
の孔21aに対して遊嵌自在な軸部27aを有する外ス
リーブ27がフランジ部27bを介してアーム板21上
に載置されている。外スリーブ27の軸部27aには、
その軸方向に複数のすり割り溝28が設けられており、
軸部27aの内面にはテーパ面27cが形成されてい
る。この外スリーブ27のフランジ部27bには、ネジ
孔27dが設けられており、このネジ孔27dにアーム
板21を貫通するようにして設けた貫通孔21bに挿通
したガイドボルト29のネジが螺合している。
【0038】このガイドボルト29のネジ下(軸部)の
長さはアーム板21の板厚よりも僅かに長く、且つネジ
下(軸部)の径がアーム板21の貫通孔21bよりも小
径なので、外スリーブ27のフランジ部27bは、アー
ム板21上を摺動可能となっている。
【0039】また、外スリーブ27内には、連結支軸2
2を挿入保持可能な軸部30aを有する内スリーブ30
が配置されている。軸部30aの外周面はテーパ面30
cとなっており、このテーパ面30cに外スリーブ27
の前記テーパ面27cを接触させ、内スリーブ30のフ
ランジ部30bに形成した貫通孔30dに挿通した締め
ボルト31のネジを外スリーブ27のフランジ部27b
に設けたネジ孔27eに螺合させている。また、内スリ
ーブ30の軸部30aにも、すり割り溝32が形成され
ている。
【0040】したがって、締めボルト31を締め込む
と、内スリーブ30は軸方向で下方に移動し、外スリー
ブ27のテーパ面27cですり割り溝32を有する内ス
リーブ30のテーパ面30cを押すので、内スリーブ3
0の軸部30aに連結支軸22を締める向きの力が発生
して、連結支軸22とアーム板21が内スリーブ30と
外スリーブ27を介して連結される。
【0041】この場合、内スリーブ30上に等間隔に配
置した複数本の締めボルト31の締め込み量を調整する
と、連結支軸22の回転中心軸線に対してアーム板21
の上面を垂直に設定可能になる。
【0042】したがって、アーム板21の中心位置の孔
21aの内周面と、外スリーブ27の軸部27aの外周
面との間に隙間があり、またガイドボルト29が貫通孔
21bと遊嵌しているため、連結支軸22に対してアー
ム板21の横ズレが可能であり、よって、工具マガジン
8から搬送チャック10の爪11により挟持して取り出
した工具ソケット付工具4が垂直方向に対して傾いた場
合でも、アーム板21が水平面方向で動作(外スリーブ
27に対して摺動)することができるので、傾いた工具
ソケット付工具4であっても、確実に授受チャック15
の爪16で工具ソケット付工具4を挟持し、授受できる
ようになる。
【0043】なお、上記した具体的実施の形態から次の
ような構成の技術的思想が導き出される。 (1)工具を多数収納した工具マガジンを備えた工作機
械における工具交換装置において、工具位置決め部を外
周に形成した筒形状の工具ソケットを工具中間軸部に対
して一体的に装着した工具ソケット付工具と、前記工具
ソケットの工具位置決め部と嵌まり合うようにした係合
部を形成した爪を一対として備えたチャックを背中合わ
せで2組有するチャック支持板と、このチャック支持板
を昇降および回転させるロータリシリンダ部と、を具備
し、前記チャック支持板と前記ロータリシリンダ部とは
相互間の位置修正可能な連結部材を介して取り付けたこ
とを特徴とする工具交換装置。
【0044】(2)工具を多数収納した工具マガジンを
備えた工作機械における工具交換装置において、工具位
置決め溝を外周に形成した筒形状の工具ソケットを工具
中間軸部に対して一体的に装着した工具ソケット付工具
と、前記工具ソケットの工具位置決め溝と係合する係合
突起を形成した爪を一対として備えたチャックを背中合
わせで2組有するチャック支持板と、このチャック支持
板を昇降および回転させるロータリシリンダ部と、を具
備し、前記チャック支持板と前記ロータリシリンダ部と
は相互間の位置修正可能な連結部材を介して取り付けた
ことを特徴とする工具交換装置。
【0045】前記付記(1)の工具交換装置によれば、
工具の中間軸部外周に装着された筒形状の工具ソケット
の位置決め部をチャックの先端に開閉自在に設けられて
いる爪の係合部で嵌まり合うようにして把持し、ロータ
リシリンダ部にて昇降、回転するチャック支持板によっ
て工具の授受、交換を行うので、工具外周面に細径部を
有しないから工具の強度低下がなく、また工具ソケット
が筒形状であるから作成容易で安価となり、また位置決
め部と係合部が嵌まり合うようになっているから工具位
置決めも確実になり、よって工具主軸に対する工具の位
置決めも確実となる。さらに、チャック支持板とロータ
リシリンダ部との相互間の位置を修正することで、チャ
ックに受け渡す工具ソケット付工具が傾いた状態であっ
ても、良好に把持することができる。
【0046】また、付記(2)の工具交換装置によれ
ば、位置決め部がV形状の溝であり、この溝に係合する
爪の係合部が係合突起であるから、位置合わせおよび作
成が特に容易にできるとともに、安価で、従来のように
工具の中間軸部に溝を必要としないため、工具本来の強
度が確保される。さらに、チャック支持板とロータリシ
リンダ部との相互間の位置を修正することで、チャック
に受け渡す工具ソケット付工具が傾いた状態であって
も、良好に把持することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
による工具交換装置によれば、工具の中間軸部外周に装
着された筒形状の工具ソケットの位置決め部をチャック
の先端に開閉自在に設けられている爪の係合部で嵌まり
合うようにして把持し、ロータリシリンダ部にて昇降、
回転するチャック支持板によって工具の授受、交換を行
うので、工具外周面に細径部を有しないから工具の強度
低下がなく、また工具ソケットが筒形状であるから作成
容易で安価となり、また位置決め部と係合部が嵌まり合
うようになっているから工具位置決めも確実になり、よ
って工具主軸に対する工具の位置決めも確実となる。
【0048】また、本発明の請求項2による工具交換装
置によれば、位置決め部がV形状の溝であり、この溝に
係合する爪の係合部が係合突起であるから、位置合わせ
および作成が特に容易にできるとともに、安価で、従来
のように工具の中間軸部に溝を必要としないため、工具
本来の強度が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を一部断面にして示す正
面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の工具ソケット付工具を
示す正面図である。
【図3】本発明の実施の形態1の授受チャックを示す斜
視図である。
【図4】本発明の実施の形態1の変形例を示す半裁正面
図である。
【図5】従来技術の工具交換装置を示す正面図である。
【図6】従来技術の工具交換装置に備えた工具ホルダを
示す正面図である。
【図7】従来技術の工具を示す側面図である。
【符号の説明】
1 工具 1a シャンク部 1b 刃部 2 工具ソケット 3 位置決め溝 4 工具ソケット付工具 5 工具主軸 5a 工具装着穴 8 工具マガジン 9 搬送アーム 10 搬送チャック 11,16 爪 12 ガイド付シリンダ 13 3軸駆動装置 14 工具搬送装置 15 授受チャック 15a,15b チャック 17 凹部 18 V型突起 21 アーム支持板 22 連結支軸 24 ロータリシリンダ部 25 回転駆動部 26 シリンダ部 27 外スリーブ 30 内スリーブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具を多数収納した工具マガジンを備え
    た工作機械における工具交換装置において、 工具位置決め部を外周に形成した筒形状の工具ソケット
    を工具中間軸部に対して一体的に装着した工具ソケット
    付工具と、 前記工具ソケットの工具位置決め部と嵌まり合うように
    した係合部を形成した爪を一対として備えたチャックを
    背中合わせで2組有するチャック支持板と、 このチャック支持板を昇降および回転させるロータリシ
    リンダ部と、を具備したことを特徴とする工具交換装
    置。
  2. 【請求項2】 工具を多数収納した工具マガジンを備え
    た工作機械における工具交換装置において、 工具位置決め溝を外周に形成した筒形状の工具ソケット
    を工具中間軸部に対して一体的に装着した工具ソケット
    付工具と、 前記工具ソケットの工具位置決め溝と係合する係合突起
    を形成した爪を一対として備えたチャックを背中合わせ
    で2組有するチャック支持板と、 このチャック支持板を昇降および回転させるロータリシ
    リンダ部と、を具備したことを特徴とする工具交換装
    置。
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