JP2001150114A - 遠心鋳造用金型 - Google Patents

遠心鋳造用金型

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JP2001150114A
JP2001150114A JP34267699A JP34267699A JP2001150114A JP 2001150114 A JP2001150114 A JP 2001150114A JP 34267699 A JP34267699 A JP 34267699A JP 34267699 A JP34267699 A JP 34267699A JP 2001150114 A JP2001150114 A JP 2001150114A
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JP
Japan
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mold
tube
metallic mold
thickness
forming
Prior art date
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JP34267699A
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English (en)
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Mutsuo Uchida
睦雄 内田
Yutaro Takahashi
裕太郎 高橋
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心鋳造される管における巣の発生を防止す
るとともに、この管を遠心鋳造するための金型における
クラックの発生を防止する。 【解決手段】 一端に受口を有するとともに他端に挿口
を有し、かつ受口と挿口との間が管胴部として形成され
た鋳造管を遠心鋳造するための金型1である。鋳造管の
受口の部分7に相当する金型1の受口形成部2と、鋳造
管の挿口の部分8に相当する金型1の挿口形成部3との
肉厚が、金型1における管胴部の形成部4の肉厚よりも
薄く形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心鋳造用金型に関
する。
【0002】
【従来の技術】ダクタイル鋳鉄管などの鋳造管は、遠心
鋳造の技術を用いて鋳造されるのが一般的である。この
遠心鋳造の技術は、筒状の金型を軸心まわりに高速で回
転しながら、その内部に溶湯を供給することで、遠心力
の作用によって管体を鋳造するものである。
【0003】図2は、従来の遠心鋳造用金型の概略構成
を示す。ここで1は筒状の金型であり、その軸心まわり
に高速で回転するように構成されている。この金型1
は、その一端に受口形成部2を有するとともに、その他
端に挿口形成部3を有し、これら受口形成部2と挿口形
成部3との間は管胴部の形成部4として構成されてい
る。5は中子で、砂によって形成され、金型1の受口形
成部2の端部に装着されて金型1と一体に回転されるこ
とで、鋳造管の受口の内面形状を形作ることができるよ
うに構成されている。
【0004】図2において、6は金型1の内部に供給さ
れた溶湯で、この溶湯6が凝固することで鋳造管が製造
される。すなわち、金型1の受口形成部2では管受口が
形成され、挿口形成部3では管挿口が形成され、管胴部
の形成部4では管胴部が形成される。溶湯6を効率良く
凝固させるために、金型1はその外面が水冷される。こ
の水冷の方法としては、金型1の外面に冷却水をシャワ
ー状に噴射したり、金型1の外周に水冷ジャケットを形
成して、このジャケットの内部に冷却水を通したりする
のが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の金型1では、受口形成部2で形成される管受
口の部分7は、図示のようにその肉厚が大きいために冷
却効率が悪く、製品において巣の発生が起こり得るとい
う技術的課題がある。また、金型1の挿口形成部3で形
成される管挿口の部分8は、図2において仮想線で誇張
して示すように、管胴部の形成部4よりも多量に溶湯6
を供給して押湯9を効かす必要がある。そして、そのた
めに金型1の挿口形成部3が溶湯6からの熱影響を受け
やすく、極端な場合にはこの挿口形成部3にクラックが
入るおそれがあるという技術的課題を有する。
【0006】そこで本発明は、このような技術的課題を
解決して、遠心鋳造される管における巣の発生を防止す
るとともに、この管を遠心鋳造するための金型における
クラックの発生を防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、一端に受口を有するとともに他端に挿口を有
し、かつ受口と挿口との間が管胴部として形成された鋳
造管を遠心鋳造するための金型において、鋳造管の受口
と挿口とに相当する部分の金型の肉厚を、管胴部に該当
する部分の金型の肉厚よりも薄く形成したものである。
【0008】このような構成であると、鋳造管の受口に
相当する部分の金型の肉厚を薄くしたため、この部分に
供給される溶湯によって形成される管受口の部分は、そ
の肉厚が大きいにもかかわらず、金型の外面を水冷する
ときの冷却効率が高められて、巣の発生が防止されるこ
とになる。また、管挿口の部分は押湯を施すために多量
の溶湯が供給されるが、この部分の金型の肉厚を薄くし
たため、その肉厚方向の温度勾配が緩くなって、この金
型におけるクラックの発生が防止されることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1にもとづき、図2に示したものと同一の部材には同一
の参照番号を付して、詳細に説明する。図1に示す本発
明の実施の形態の金型1においては、その受口形成部2
と挿口形成部3とが、管胴部の形成部4よりも薄肉で形
成されている。このような構成は、次のようにして得る
ことができる。すなわち、金型1はクロムモリブデン鋼
などによって形成されるのが一般的であるが、その受口
形成部2と挿口形成部3とにおける外周部分を機械加工
によって切除することで、この部分を図示のような薄肉
の構成とすることができる。たとえば、口径が100m
m程度の鋳鉄管を鋳造するための金型では、管胴部の形
成部4の肉厚を25mm程度で形成するとともに、受口
形成部2と挿口形成部3との肉厚を10mm程度で形成
するのが好適である。
【0010】このような構成において、鋳造管を製造す
る場合には、中子5を装着した金型1を高速で回転する
とともに、その外面に冷却水を供給してこの金型1を冷
却しながら、その内部に溶湯6を供給する。金型1にお
ける挿口形成部3では、管胴部の形成部4よりも多量に
溶湯6を供給して、押湯9を効かす。このとき、金型1
における受口形成部2にて形成される管受口の部分7
は、他の部分よりも肉厚が厚く、本来はこの部分の冷却
効率が悪いが、図示のようにこの受口形成部2の肉厚を
薄くすることで、金型1の外面を水冷するときの冷却効
率が高められて、この受口形成部2における冷却効率の
低下にもとづく管受口の部分7での巣の発生が防止され
ることになる。また、金型1における挿口形成部3で
は、上述のように押湯9を効かすために多量の溶湯6を
供給することになり、この挿口形成部3に熱影響を及ぼ
すことになるが、この部分の肉厚を薄く形成すること
で、この部分における肉厚方向の温度勾配が緩くなり、
したがって、この挿口形成部3での熱影響によるクラッ
クの発生が防止されることになる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によると、一端に受
口を有するとともに他端に挿口を有し、かつ受口と挿口
との間が管胴部として形成された鋳造管を遠心鋳造する
ための金型において、鋳造管の受口と挿口とに相当する
部分の金型の肉厚を、管胴部に該当する部分の金型の肉
厚よりも薄く形成したため、供給される溶湯によって形
成される管受口の部分の肉厚が大きいにもかかわらず、
金型の外面を水冷するときの冷却効率を高めることがで
きて、この管受口の部分における巣の発生を防止できる
のみならず、管挿口の部分は、押湯を施すために多量の
溶湯が供給されるが、その肉厚方向の温度勾配が緩くな
って、金型におけるクラックの発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の遠心鋳造用金型の概略構
成を示す断面図である。
【図2】従来の遠心鋳造用金型の概略構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
2 受口形成部 3 挿口形成部 4 管胴部の形成部 6 溶湯 7 管受口の部分 8 管挿口の部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に受口を有するとともに他端に挿口
    を有し、かつ受口と挿口との間が管胴部として形成され
    た鋳造管を遠心鋳造するための金型であって、鋳造管の
    受口と挿口とに相当する部分の金型の肉厚を、管胴部に
    該当する部分の金型の肉厚よりも薄く形成したことを特
    徴とする遠心鋳造用金型。
JP34267699A 1999-12-02 1999-12-02 遠心鋳造用金型 Withdrawn JP2001150114A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104525891A (zh) * 2014-11-28 2015-04-22 沈阳亚特重型装备制造有限公司 用于长拔管\加热浇注系统的管模套水冷离心机
CN105499529A (zh) * 2015-12-14 2016-04-20 青岛新力通工业有限责任公司 炉管柱状晶组织形成方法及温度控制装置

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Effective date: 20041126