JP2001149849A - カートリッジ式ペイントローラー - Google Patents

カートリッジ式ペイントローラー

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JP2001149849A
JP2001149849A JP33980899A JP33980899A JP2001149849A JP 2001149849 A JP2001149849 A JP 2001149849A JP 33980899 A JP33980899 A JP 33980899A JP 33980899 A JP33980899 A JP 33980899A JP 2001149849 A JP2001149849 A JP 2001149849A
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paint
cartridge
cylinder
roller
paint roller
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Tatsu Takagaki
達 高垣
Takeshi Tsukiyama
武志 築山
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
    • B05C17/005Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes
    • B05C17/01Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes with manually mechanically or electrically actuated piston or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
    • B05C17/02Rollers ; Hand tools comprising coating rollers or coating endless belts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面などに塗料を塗る場合、従来はペイント
ローラを塗料に浸してペイントローラを壁面などに当て
ていたため、塗料が床面などに落ちやすく、また均一な
塗装が困難であった。 【解決手段】 ペイントローラーは、塗料収容用のカー
トリッジ1と、カートリッジ1に収容された塗料を供給
する硬質管3と、上記硬質管の先端に回転可能に取り付
けられた回転用円筒体11と、カートリッジから硬質管
を経由して供給された塗料を吸収し保持するために上記
回転用円筒体11の外周に取り付けられたスリーブ2A
とからなる。好ましくは、上記カートリッジ1は押圧手
段を備えたカートリッジホルダーに取り付けられ、上記
カートリッジホルダーの形状サイズはコーキングガンの
形状サイズとすれば、上記カートリッジに収容された塗
料は上記押圧手段によって押し出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カートリッジ式のペイ
ントローラーに関する。本発明は特に、カートリッジ式
のペンキ容器を一体として備え、当該カートリッジに収
容されたペンキが接続用管を通してローラーに供給され
るペイントローラーに関する。
【0002】
【従来技術】一般に壁、天井等をペイントローラーで塗
装する場合、容器に満たした塗装用塗料に塗装用ローラ
ーを浸し、ローラーが塗料を含んだ状態で、時間を置か
ずに壁等に当該ローラーを押しあてて回転させることで
塗装することが行われている。
【0003】しかし、この方式だと塗料の容器から塗料
を含んだローラーを取り出して、塗装する壁に移動する
間に塗料がしばしば床にしたたり落ちたりする。又、作
業者は塗装にあたってローラーと塗料の容器を一緒に保
持しなければならない。これらの問題は特に高い場所で
の作業を困難にする。
【0004】そこで、この問題を解決すべく、塗料を収
容した容器をローラーに一体として取り付けたペイント
ローラーが使用されている。このタイプのペイントロー
ラーを使うことで、作業者は当該容器に収容した塗料を
ローラーに供給し、供給された塗料はローラーの内部か
ら表面に滲み出させることによって塗装が行なわれる。
塗料を容器からローラーに供給する方法としては、柔軟
なチューブ状の容器に塗料を収容した上で、当該容器を
手で絞ることによって中に入った塗料を押し出すもの
(USP3,268,943)、エアーコンプレッサーを装着するこ
とで、中の塗料を空気圧によって押し出すもの等が提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの方法
では、いずれも一旦塗料を押し出して使用した後は、容
器に再度塗料を容器に注入せざるを得ない。チューブ状
の容器に入れた塗料を手で押し出しながら使用する方法
は容器の状態が安定せず、それを手でコントロールする
ことは容易でないため、均一な塗装を行うには不都合で
ある。エアーコンプレッサーを使用する方法は塗料の均
一な供給という面では優れているが、そのための電源装
置を必要とする結果高価でかつ重いものとなり、家庭用
又は高い場所等で用いることには不適当である。
【0006】さらに、塗装用ローラーは、一般に綿状の
化学繊維からなる生地を接着剤によって接着して円筒状
に形成したスリーブを巻き付けて、その巻き付けられた
スリーブに塗料を吸収させて用いる。しかし、その接着
剤で接着された部分には塗料がしみ込まないので、均一
な塗装をすることが妨げられる。また、油性塗料を使用
する際には、その中に含まれるシンナー等の溶剤によっ
てスリーブの形成に用いられている接着剤が溶かされ
て、塗装作業中にスリーブがローラーから剥がれてくる
恐れがある。
【0007】さらに、綿状の生地を巻き付けたローラー
では、塗装時に塗料に空気が混入することによって泡立
ちが生じ、その結果スムーズで均一な塗装が妨げられる
という問題もある。
【0008】さらに、ペイントローラーのローラー全体
にまんべんなく塗料を行き渡らせて均一な塗装を実現す
るためには、当該ローラーの内部にそのための構造を備
える必要がある。
【0009】本発明の目的は、接続用管を介して塗料収
容用容器が一体として接続された、安価な家庭でも簡単
に使用することができるペイントローラーを提供するこ
とである。
【0010】本発明の他の目的は、塗装によって容器に
収容された塗料を使い切った場合にもその後連続的に塗
装作業を行うことが可能なペイントローラーを提供する
ことにある。
【0011】本発明の他の目的は、油性塗料を用いた場
合にもローラーに取り付けられたスリーブを損ねること
なく、均一でスムーズな塗装を実現することができるペ
イントローラーを提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、塗料中に泡を発生さ
せることなく均一かつスムーズに塗装することを可能に
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のペイントローラーは、カートリッジに収
容した塗料をローラーに均一に供給する構造を有してい
る。即ち、本発明のペイントローラーは、上記カートリ
ッジの一方の端部に接続され、カートリッジ内に収容さ
れた塗料を圧送するための硬質管と、上記硬質管の先端
に回転自在に連結され、表面に複数の貫通小孔を有する
回転用円筒部材と、上記回転用円筒部材の外側表面を覆
うスリーブ、とを有し、上記カートリッジの他方の端部
は開口しており、その開口部はスライド可能にはめ込ま
れた封止部材によって閉じられており上記カートリッジ
の上記開口部にはめ込まれた封止部材を外側から押圧す
ることによって上記カートリッジに収容された塗料が上
記硬質管を通って上記回転用円筒体の内部の空間に供給
され、上記回転用円筒体の内側の空間に供給された塗料
は上記回転用円筒体に設けられた複数の貫通孔を通って
当該回転用円筒部材の外表面を覆うスリーブに吸収され
そこで保持される、ことを特徴とする。
【0014】好ましくは、上記塗料収容用のカートリッ
ジは、押し出し手段を備えたカートリッジホルダーに装
着されており、上記押し出し手段を用いて上記カートリ
ッジの端部を押圧することによって中に収容した塗料を
押し出すことが可能である。この場合より好ましくは上
記カートリッジホルダーはコーキングガンの形状サイズ
を有する。
【0015】好ましくは、上記硬質管の開口先端は、表
面に複数の貫通孔を有する塗料分散用円筒体に挿入固定
されており、さらに上記押出し用円筒部材は上記回転用
円筒体に挿入されており、そこでは上記回転用円筒体は
上記塗料分散用円筒体とは別に回転可能に構成されてい
る。
【0016】好ましくは、上記塗料分散用円筒体の外表
面は複数の仕切部材によってその長手方向に沿って複数
の区画に仕切られており、上記仕切られた各区画におけ
る上記押出し用円筒部材の各表面には少なくとも一つ以
上の貫通孔が設けられている。
【0017】好ましくは、上記回転用円筒体の外周上に
取り付けられたスリーブは、複数本のメリヤス糸を用い
て織物加工によって作成したパイル生地を横長の円筒状
に形成したものをローラーの長手方向の長さにカットし
たものを用いる。この場合、上記円筒状に形成されたパ
イル生地の外側表面は毛刈りした上でさらに針布線を用
いて起毛されていることが望ましい。
【0018】本願発明のペイントローラーによれば、塗
装用塗料が塗料を使い切った後容易に取り替え可能なカ
ートリッジに収容されているため、予備のカートリッジ
を携帯しておくことで、高い場所、広い面積でも容易に
かつ連続的に塗装作業を行うことができる。
【0019】本願発明のペイントローラーの好ましい実
施の形態によれば、カートリッジは押し出し手段を有す
るカートリッジホルダー、例えばコーキングガン、に装
着されているため、カートリッジに収容した塗料は高価
なエアーコンプレッサー等を使用せずに安価に当該押し
出し手段によって容易にローラーに供給することができ
る。
【0020】本願発明のペイントローラーの好ましい実
施の形態によれば、上記硬質管の先端開口部は、上記塗
料分散用円筒体の表面に設けられた複数の貫通孔、及び
上記回転用円筒体の複数の貫通孔と連結されているた
め、上記開口部から排出された塗料は上記塗料分散用円
筒体及び回転用円筒体に設けられた複数の貫通孔に導か
れることによって回転用円筒体を覆うスリーブに対して
均一に分散される。
【0021】さらに上記硬質管を挿入する円筒体の外表
面にはその長手方向に仕切部材を設けてあるため、上記
塗料分散用円筒体に設けられた各貫通孔から押し出され
た塗料は、仕切部材によって仕切られた各区画に導か
れ、次いで上記回転用円筒部材に設けられた各貫通孔を
通して外側表面を覆うスリーブに吸収されるため、塗料
が内側から均一にスリーブに吸収される。
【0022】本願発明のペイントローラーの好ましい実
施の形態によれば、上記回転用円筒体を覆うスリーブに
ボンド等の接着剤を使用せず織物加工によって形成した
生地を採用しているため、油性塗料を使用してもスリー
ブがシンナー等の溶剤による溶解によって損なわれる恐
れがない。
【0023】本願発明のペイントローラーの好ましい実
施の形態によれば、回転用円筒体を覆うスリーブは複数
本のメリヤス繊維を用いて織物加工によって作成したパ
イル生地を円筒状に形成し、さらにその円筒の外側表面
を毛刈りした上で針布線を用いて起毛する加工を施して
作成してあるため、均一で緻密な塗装が可能になると共
に塗装の過程でスリーブの内部に空気が溜まることがな
く、塗料に泡立ちを生ぜず円滑な塗装を実現することが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しつつ本願発明の
好ましい実施の形態について詳細に説明する。
【0025】図1は本願発明にかかるカートリッジ式ペ
イントローラーの斜視図である。図2は本願発明にかか
るカートリッジ式ペイントローラーを市販のコーキング
ガンに装着した状態を示す斜視図である。図3(A)は
本願発明にかかるカートリッジ式ペイントローラーに用
いるカートリッジの横断面図である。
【0026】これらの図に示すように、本願発明のカー
トリッジ式ペイントローラーは、所定量の塗料を収容す
るためのカートリッジ1と、上記カートリッジ1の一方
の端部に接続され、塗料をその中を通して供給するため
の硬質管3と、上記パイプ状管3の先端に回転自在に取
り付けられたローラー2とからなる。
【0027】図3(A)に示すように、上記塗料収容用
カートリッジ1はその一方の端部には開口部15が設け
られている。その開口部15には外から押圧することに
よってカートリッジの奥方向にカートリッジの内側面に
沿ってスライドして進入可能に取り付けられた封止部材
4がはめ込まれている。
【0028】カートリッジ1の他方の端部は突起状に形
成されており、その外側表面には雄ネジ5が形成されて
いる。上記突起部の先端は切断手段、例えばニッパー、
によって切断されて孔6が空けられており、カートリッ
ジから供給される塗料がその中を通過するための通路が
形成されている。カートリッジ1及び封止部材4はシン
ナー等の溶剤に対して優れた耐久性を有する例えばポリ
プロピレン樹脂を用いて製作されている。又、硬質管3
は物理的強度及び耐久性に優れた材料、例えばステンレ
ススチールを用いている。
【0029】上記カートリッジ1の突起部5に形成され
た雄ネジと接合される上記硬質管3の端部には、コネク
ター13が接着固定されており、当該コネクター13の
内側面には雌ねじ7が切られている。図3(B)に示す
ように、上記雌ねじ7の端の周縁にはつば部8が設けら
れており、上記雄ネジ5と上記雌ねじ7とを接合した状
態で、孔6に塗料を通過させるときに塗料が外部に漏れ
ないように密封構造になっている。
【0030】図1に示すように、上記硬質管3は前記カ
ートリッジ1との接合部からU字状に延設されている。
図6に示すように硬質管3の他方の先端は塗料分散用円
筒体9に挿入されその中程で固定されている。塗料分散
用円筒体9に挿入された硬質管3の先端部は開口してお
り、カートリッジ1から供給された塗料はその開口した
先端部を通して上記塗料分散用円筒体9の内部の空間へ
送り込まれる。
【0031】図4に示すように、上記塗料分散用円筒体
9の外周縁部には複数の仕切部材10が上記パイプ状管
9の長手方向に互いに並列して設けられ、複数の区画を
形成している。上記分散用円筒体表面に設けられた複数
の区画には各一つ又はそれ以上の数の孔10Aが設けら
れている。上記カートリッジ1から硬質管3の開口部を
通って分散用円筒体9に供給された塗料は上記分散用円
筒体9の外側表面と仕切部材と回転用円筒体(後で説明
する)の内側表面とによって上記区画上に形成された空
間に上記孔10Aを通して導かれる。
【0032】図5に示すように、上記仕切部材10が設
けられた塗料分散用円筒体9はさらに別のより大きな外
形を有する回転用円筒体11に挿入され、その両端部を
キャップ14で支えられている。上記回転用回転体11
は、上記塗料分散用円筒体9とは別に回転可能な状態で
上記塗料分散用円筒体9に取り付けられている。
【0033】さらに図1に示すように、上記回転用円筒
体11は、円筒状に形成されたメリヤス製のスリーブ2
Aに挿入され、そのスリーブ2Aは上記回転用円筒体1
1外側表面に固定されている。
【0034】この状態でローラー2を塗装しようとする
壁に押し当てると、メリヤス製のスリーブ2Aに覆われ
た回転用円筒体11は、その中に挿入された押出し用円
筒部材9及びそれに接合された羽根状仕切部材10はそ
のまま回転せず固定された状態のまま、ローラー回転す
る。
【0035】図5に示すように、上記回転用円筒体11
には多数の貫通孔12が設けられていて、上記カートリ
ッジから押し出され、上記塗料分散用円筒体9の外側表
面と仕切部材10と回転用円筒状部材11の内側表面に
よって形成された空間に導かれた塗料は上記回転用円筒
部材11に設けられた各貫通孔12を通して外周を覆っ
ているスリーブ2Aに均一に排出され、そこで吸収保持
される。
【0036】この状態で上記ローラー2を塗装対象であ
る壁等に押し当て前方に押すとローラーが回転し、上記
スリーブ2Aによって吸収保持されていた塗料がスリー
ブから滲みだし当該壁等に塗装される。
【0037】上記スリーブ2Aは複数本のメリヤス糸を
用いて円筒状に織物加工して作成したパイル生地を、当
該円筒状生地を挿入するローラー2の長手方向の長さに
カットして作製する。
【0038】従来は無数の化学繊維を綿状に束ね又は絡
み合わせて作成した生地を接着剤を用いてローラーに螺
旋状に巻き付けて用いていた。しかし、これによると油
性の塗料を使用すると、油性塗料に含まれるシンナー等
の溶剤によって接着剤が溶かされてスリーブがローラー
から剥離する恐れがあった。また、図7Bに示す比較例
のスリーブ2Bにおける綿状生地では毛の方向が一定で
ないため、外側から押されると毛の部分がスプリングの
ように上下し、繊維と繊維の間に空気が溜まり易く、そ
の結果塗装にあたって塗料中に泡立ちを生じて、均一な
塗装が妨げられるという問題があった。さらに従来の綿
状生地はローラーに巻き付けるにあたり継ぎ目を生じて
いたので、塗装にあたって上記継ぎ目の存在によって円
滑な塗装が妨げられるという問題もあった。
【0039】これに対して本発明のローラーに用いるス
リーブ2Aは複数本のメリヤス糸を用いて織物加工によ
って作成したパイル生地を円筒状に形成して作製してお
り接着剤を用いていないため油性塗料使用に伴う上記の
ような恐れがない。
【0040】また、上記パイル生地は織物加工によって
エンドレス(継ぎ目なし)に円筒状に形成してあるため
従来の綿状生地を用いたスリーブのように生地の継ぎ目
部分でローラーによる円滑な塗装が妨げられることがな
い。
【0041】また、図7(A)の本発明のスリーブ2A
は、パイル生地の外側表面を毛刈りしてさらに起毛処理
を施してあるため、繊維の方向がほぼ一定しており、塗
装にあたって繊維と繊維に介在する空気はスムーズに外
に抜け出ていくため塗料に空気が混入しにくい。従って
塗装にあたって塗料中に泡立ちを生じにくく、円滑な塗
装を実現することができる。さらに、上記パイル生地の
繊維方向が一方方向にそろっているため、塗装作業にあ
たって塗装面に対して流れるようにスムーズに塗装する
ことを可能にする。また起毛処理における起毛の程度を
調整することによって塗装の密度を調整することができ
る。
【0042】次に、本発明にかかるカートリッジ式ペイ
ントローラーの使用方法について説明する。まず、希望
する特性(水性、油性)、色彩等を有する塗料を選択し
てカートリッジ1内に注入する。その上で、封止部材4
をカートリッジ1の開口部にその外側からはめ込んでカ
ートリッジ1を密閉する。
【0043】次いで、カートリッジ1の突起部に設けら
れた雄ネジを形成した突起部を硬質管3の端部に設けら
れたコネクターの内側に形成された雌ネジ7と接合し、
カートリッジ1とローラー2とを硬質管3を介して接合
する。
【0044】次いで、図2に示すように上記塗料を封入
したカートリッジ1をコーキングガン16に装着する。
この状態でコーキングガンのグリップを操作することに
よって、カートリッジ1の開口部15にはめ込まれた封
止部材4を外側から奥方向に向けて押圧する。
【0045】上記のようにコーキングガン16を用いて
封止部材4を奥方向に押圧することによってカートリッ
ジ1内に収容されている塗料は突起部5の先端にに設け
られた孔6から硬質管3を通ってローラー2に圧送され
る。
【0046】上記カートリッジ1から供給された塗料
は、塗料分散用円筒体9に設けられた貫通小孔を通って
上記塗料分散用円筒体9の外側表面と仕切部材10と上
記回転用円筒体11の内側表面とで形成された空間に排
出される。次いで、回転用円筒体11の表面に設けられ
た複数の貫通小孔12を通ってスリーブ2Aに押し出さ
れる。塗料は、スリーブ2Aよって吸収されそこで保持
される。その状態でローラー2を塗装対象である壁等に
押し当て前進させるとローラー2が回転し、壁等に塗料
が均一に塗装される。
【0047】
【発明の効果】本発明では、カートリッジから回転用円
筒体へ塗料を供給しながら、前記回転用円筒体により壁
面などに塗料を均一に塗布することが可能である。また
カートリッジを手で保持して塗装作業を行うことも容易
である。
【0048】塗装作業にあたっては、塗料を封入したカ
ートリッジを複数携帯しておけば、使い終わったカート
リッジはその場で新しいカートリッジと取り替えること
で広い面積にわたって連続して塗装作業を行うことが可
能である。
【0049】又、予めカートリッジに互いに異なる複数
の色の塗料を入れておくことで、一回の塗装作業で複数
のカートリッジを取り替えるだけで、異なる色の塗料を
塗り分けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明にかかるカートリッジ式ペイントロー
ラーの斜視図である。
【図2】本願発明にかかるカートリッジ式ペイントロー
ラーを市販のコーキングガンに装着した状態を示す斜視
図である。
【図3】(A)は本願発明にかかるカートリッジ式ペイ
ントローラーに用いるカートリッジの横断面図である。
(B)はカートリッジの突起部と硬質管との間に取り付
けられるコネクターの断面図である。
【図4】塗料分散用円筒体の外周に複数の仕切部材を設
けた状態の斜視図である。
【図5】複数の仕切部材を設けた塗料分散用円筒体を挿
入した回転用円筒体の斜視図である。
【図6】硬質管を挿入した状態の分散用円筒体の横断面
図である。
【図7】(A)はスリーブ2Aによって外側を覆われた
ローラーの横断面図であり、本発明のパイル生地の繊維
方向を示す。(B)は比較例の綿状生地によるスリーブ
2Bを外側表面に巻き付けて形成したローラーの横断面
図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ 2 ローラー 2A、2B スリーブ 3 硬質管 4 封止部材 5 突起部 6 孔 7 雌ねじ 8 つば部 9 塗料分散用円筒体 10 仕切部材 10A 孔 11 回転用円筒体 12 貫通孔 13 コネクター 14 キャップ 15 開口部 16 コーキングガン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 築山 武志 アメリカ合衆国、カリフォルニア州、カー ソン、401番、サウス・メイン・ストリー ト、24418 Fターム(参考) 4F040 AA31 AB04 AC01 BA12 CB05 CB21 CB28 DA07 4F042 AA27 CB24 FA04 FA22 FA30 FA35 FA47

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料を収容するためのカートリッジと、 上記カートリッジの一方の端部に接続され、カートリッ
    ジ内に収容された塗料を圧送するための硬質管と、 上記硬質管の先端に回転自在に連結され、表面に複数の
    貫通小孔を有する回転用円筒部材と、 上記回転用円筒部材の外側表面を覆うスリーブ、とを有
    し、 上記カートリッジの他方の端部は開口しており、その開
    口部はスライド可能にはめ込まれた封止部材によって閉
    じられており上記カートリッジの上記開口部にはめ込ま
    れた封止部材を外側から押圧することによって上記カー
    トリッジに収容された塗料が上記硬質管を通って上記回
    転用円筒体の内部の空間に供給され、 上記回転用円筒体の内側の空間に供給された塗料は上記
    回転用円筒体に設けられた複数の貫通孔を通って当該回
    転用円筒部材の外表面を覆うスリーブに吸収されそこで
    保持される、 ことを特徴とするカートリッジ式ペイントローラー
  2. 【請求項2】 上記ペイントローラーはさらに押圧手段
    を有するカートリッジホルダーを備えており、上記カー
    トリッジの開口部にスライド可能にはめ込まれた前記封
    止部材は、上記カートリッジホルダーに備えられた押圧
    手段によって外側から奥方向に押圧される請求項1に記
    載のカートリッジ式ペイントローラー
  3. 【請求項3】 上記カートリッジホルダーはコーキング
    ガンの形状及びサイズに形成されている請求項2に記載
    のペイントローラー
  4. 【請求項4】 上記硬質管の先端は、表面に複数の貫通
    孔を有する塗料分散用円筒体に挿入固定されており、上
    記塗料分散用円筒体はさらに上記回転用円筒体に挿入さ
    れ、上記回転用円筒体は上記塗料分散用円筒体とは別に
    回転する請求項1ないし3のいずれかに記載のカートリ
    ッジ式ペイントローラー
  5. 【請求項5】 上記塗料分散用円筒体の外側表面はその
    長手方向に互いに並行して設けられた複数の仕切部材に
    よって複数の区画に仕切られており、上記仕切られた各
    区画における上記塗料分散用円筒体の表面上には少なく
    とも一つの貫通孔が設けられている請求項4に記載のカ
    ートリッジ式ペイントローラー
  6. 【請求項6】 上記回転用円筒体の外周上に取り付けら
    れたスリーブは、複数本のメリヤス糸を用いて織物加工
    によって継ぎ目のない横長の円筒状に作成したパイル生
    地をローラーの長手方向の長さに合わせて切断すること
    によって形成されている請求項1ないし5のいずれかに
    記載のカートリッジ式ペイントローラー
  7. 【請求項7】 上記円筒状に形成されたスリーブのパイ
    ル生地の表面は毛刈りした上でさらに起毛されている請
    求項6に記載のカートリッジ式ペイントローラー
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20170027574A (ko) * 2015-09-02 2017-03-10 이준석 페인트 자동배출 롤러브러쉬
CN114950213A (zh) * 2022-06-21 2022-08-30 刘小丰 一种聚氨酯水性涂料制备工艺

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