JP2001149479A - 医療用チューブ加工治具 - Google Patents

医療用チューブ加工治具

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JP2001149479A JP34108299A JP34108299A JP2001149479A JP 2001149479 A JP2001149479 A JP 2001149479A JP 34108299 A JP34108299 A JP 34108299A JP 34108299 A JP34108299 A JP 34108299A JP 2001149479 A JP2001149479 A JP 2001149479A
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    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26FPERFORATING; PUNCHING; CUTTING-OUT; STAMPING-OUT; SEVERING BY MEANS OTHER THAN CUTTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カテーテルなどの医療用チューブの周壁の所
望の箇所に、一定の大きさの孔又はスリットを、手軽に
かつ確実に形成することができるようにした医療用チュ
ーブ加工治具を提供する。 【解決手段】 この医療用チューブ加工治具10は、ベ
ース11の上面に医療用チューブ20を挿入保持する凹
部12を形成し、この凹部12に保持された医療用チュ
ーブ20の側面にカッターを当てるためのガイド部1
3,15を設けてある。1つのガイド部13は、円筒又
は円弧状の刃を有するカッターを案内すべく円筒又は円
弧状の内壁13aを有し、かつ、カッターをガイド部1
3に挿入したとき、刃の一部が医療用チューブ20の長
手方向に対して交差する方向から医療用チューブ20の
周壁の一部に円弧状にかかるように形成されている。も
う1つのガイド部15は、直線状の刃を有するカッター
を案内すべく、医療用チューブの長手方向に沿って直線
状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカテーテル
などの医療用チューブの周壁の所定箇所に、薬液等を流
出させるための孔又はスリットを形成するための医療用
チューブ加工治具に関する。
【0002】
【従来の技術】体内に挿入されたカテーテルを通して、
薬液を投与したり、あるいは体液を取出したりする際
に、カテーテルの周壁の所定箇所に孔やスリットを形成
することがある。
【0003】例えば特開平10−272187号には、
カテーテル本体の先端部の内側に、カテーテル本体の外
径よりも大きく屈曲した線材を取付け、この先端部から
所定の距離だけ手前側の周壁にスリット状の開口を設け
た留置カテーテルが開示されている。
【0004】この留置カテーテルは、血管等に予め挿入
された親カテーテルを通して挿入され、親カテーテルか
ら押出されることにより、その先端部が上記線材の弾性
復帰力によって血管内壁に押圧されて固定される。そし
て、外周の親カテーテルを抜き出すことによって、留置
カテーテルは血管内に留置される。このとき、スリット
状の開口が、例えば癌組織に向かう血管の分岐部等に位
置するように留置位置を調整することにより、制癌剤等
を投与したときに、制癌剤が癌組織に効果的に流れるよ
うにすることができる。
【0005】この場合、留置カテーテルの先端から薬液
を流出させる開口に至る距離は、患者やその患部の位置
によって変える必要があるため、医師は、手術前又は手
術中に、鋏等を用いて所望の箇所に孔を開ける操作をそ
の都度行っていた。しかし、カテーテルの表面には、親
水性樹脂等がコーティングされていて滑りやすいため、
所望の箇所に適切な大きさの孔を開けることは極めて困
難であった。
【0006】一方、例えば特開平7−213616号公
報、特開平7−214498号公報、特開平7−205
098号公報、特開平6−106625号公報には、超
音波ウェルダー、高周波ウェルダー、加熱装置付きの打
ち抜き刃等を利用して、カテーテル等のチューブの周壁
に孔を開ける方法、装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の孔開け方法及び装置では、超音波発振機、高周波加
熱機、ヒーター等が必要とされるため、装置が大掛かり
となり、医師が手術前又は手術中に手軽に孔開けを行う
という用途には適していなかった。
【0008】したがって、本発明の目的は、カテーテル
などの医療用チューブの周壁の所望の箇所に、一定の大
きさの孔又はスリットを、手軽にかつ確実に形成するこ
とができるようにした医療用チューブ加工治具を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1は、医療用チューブを挿入保持する凹
部と、この凹部に保持された医療用チューブの側面にカ
ッターを当てるためのガイド部とを備えていることを特
徴とする医療用チューブ加工治具を提供する。
【0010】上記第1の発明によれば、医療用チューブ
を凹部に挿入保持させ、その状態でガイド部にカッター
を適合させて、その刃先を医療用チューブの周壁に接触
させることにより、医療用チューブの周壁の所望の箇所
に、手軽にかつ確実に一定の大きさの孔又はスリットを
形成することができる。
【0011】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記カッターは、円筒又は円弧状の刃を有し、前記
ガイド部は、該刃を案内すべく円筒又は円弧状の内壁を
有し、かつ、前記カッターを前記ガイド部に挿入したと
き、前記刃の一部が医療用チューブの長手方向に対して
交差する方向から医療用チューブの周壁の一部に円弧状
にかかるように形成されている医療用チューブ加工治具
を提供する。
【0012】上記第2の発明によれば、例えば生検用ト
レパンのような円筒状の刃を有するカッターを、ガイド
部の内壁に沿って挿入することにより、医療用チューブ
の長手方向に対して交差する方向から医療用チューブの
周壁の一部に円弧状にかかるようにカットすることがで
き、それによって円形、楕円形等に近い形状の一定の大
きさの孔を形成することができる。
【0013】本発明の第3は、前記第1の発明におい
て、前記カッターは、直線状の刃を有し、前記ガイド部
は、医療用チューブの長手方向に沿って直線状に形成さ
れている医療用チューブ加工治具を提供する。
【0014】上記第3の発明によれば、例えばメスのよ
うな平板状のカッターを、ガイド部に適合させてスライ
ドさせることにより、医療用チューブの長手方向に沿っ
て直線状のスリットを形成することができる。
【0015】本発明の第4は、前記第1〜3の発明のい
ずれかにおいて、前記凹部は、医療用チューブを真直ぐ
にして保持する直線状部分を有し、この直線状部分に前
記ガイド部が設けられている医療用チューブ加工治具を
提供する。
【0016】上記第4の発明によれば、医療用チューブ
が凹部に保持されたとき、真直ぐに保持された部分にガ
イド部が設けられ、その部分でカットがなされるので、
カット部における医療用チューブの形状が一定に保た
れ、カットされた孔やスリットの形状や大きさをより一
定にしやすくすることができる。
【0017】本発明の第5は、前記第2の発明におい
て、前記凹部は、医療用チューブを座屈させない曲率で
屈曲させて保持する曲線状部分を有し、この曲線状部分
の内周側又は外周側に前記ガイド部が設けられている医
療用チューブ加工治具を提供する。
【0018】上記第5の発明によれば、屈曲させて保持
させた医療用チューブの曲線状部分の内周側でカットし
た場合には、医療用チューブの長手方向に長い孔を形成
することができ、外周側でカットした場合には、医療用
チューブの長手方向に短い孔を形成することができる。
【0019】本発明の第6は、前記第1〜5の発明のい
ずれか1つにおいて、前記凹部は、医療用チューブの直
径よりも小さいが医療用チューブを圧入できる幅を有
し、かつ、医療用チューブを圧入したときに、医療用チ
ューブの周壁の一部が凹部開口縁より突出する深さとさ
れている医療用チューブ加工治具を提供する。
【0020】上記第6の発明によれば、医療用チューブ
が凹部内に圧入されるため、カット時に回転やずれ等が
生じることなくしっかりと保持され、また、医療用チュ
ーブを凹部に挿入するとき、医療用チューブの周壁の一
部が凹部開口縁より突出するので、指で押えてしっかり
と挿入することができる。
【0021】本発明の第7は、前記第1〜6の発明のい
ずれか1つにおいて、前記凹部の前記ガイド部が設けら
れた部分に対して長手方向に対向する位置には、医療用
チューブをより強く保持するため、幅を狭くした部分が
設けられている医療用チューブ加工治具を提供する。
【0022】上記第7の発明によれば、医療用チューブ
をカットする部分となるガイド部の両側に、医療用チュ
ーブをより強く保持するため、凹部の幅を狭くした部分
を設けたことにより、カッターが当たったときに医療用
チューブがずれたり回転したりすることをより効果的に
防止でき、一定した形状の孔やスリットを形成すること
ができる。
【0023】なお、本発明において、凹部が直線状をな
す部分にガイド部を設けた場合、ガイド部に対して長手
方向に対向する位置に、凹部が蛇行した部分を設けるこ
とが好ましく、それによってガイド部の両側部分におけ
る医療用チューブの保持力をより高めることができる。
【0024】また、本発明において、ガイド部が医療用
チューブの長手方向に沿った直線状をなす場合には、医
療用チューブの内部に芯材を挿入しておき、その状態で
カッターをガイド部に適合させてスリットを形成するこ
とが好ましく、それによって医療用チューブの対向する
壁部まで切り込みがなされるのを防止できる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1〜5には、本発明による医療
用チューブ加工治具の一実施形態が示されている。図1
は同加工治具と円筒状カッターとを示す斜視図、図2は
同加工治具と平板状カッターとを示す斜視図、図3
(A)は図1におけるA−A’矢示線に沿った断面図、
同図(B)は図1におけるB−B’矢示線に沿った断面
図、図4は同加工治具に医療用チューブを保持させた状
態を示す断面図、図5(A)は同加工治具を用いて形成
した孔の形状を示す側面図、同図(B)は同加工治具を
用いて形成したスリットの形状を示す側面図である。
【0026】図1に示すように、この医療用チューブ加
工治具10は、合成樹脂で一体に成形されたものからな
り、長方形の板状のベース11を有している。ベース1
1の幅方向中央からやや側方に寄った位置には、長手方
向に直線状に伸びる凹部12が形成されている。この凹
部12は、図4に示すように、医療用チューブ20の直
径よりもやや小さな幅Wと、やや浅い深さDとを有して
おり、医療用チューブ20を凹部12に押し込んだと
き、医療用チューブ20が弾性的に変形して圧入される
と共に、その周壁の一部がベース11の表面から突出し
て指等で押圧しやすくなっている。
【0027】凹部12の経路の一部には、ベース11に
対して垂直に伸びる断面円弧状の円筒状ガイド部13が
形成されている。この円筒状ガイド部13は、凹部12
の一辺に沿って円筒の一部を切り欠いたような形状をな
し、内周13aに適合する円の一部が凹部12内に入り
込むように位置されている。
【0028】この円筒状ガイド部13には、図1に示す
円筒状の刃31を有するカッター32が挿入され、医療
用チューブ20の周壁の一部を側方から円弧状に切断で
きるようになっている。なお、カッター32としては、
生検用トレパンなどの既存の器具を使用することができ
る。円筒状ガイド部13の内径は、上記カッター32の
刃31を適合させて挿入することができるように設定さ
れている。
【0029】なお、円筒状ガイド部13は、その下縁部
において医療用チューブ20を凹部12に挿入するため
の隙間が設けられていれば、その少なくとも上半部は完
全な円筒状をなしていてもよい。また、カッター32の
刃31は、円筒状に限らず彫刻刀のような円弧状をなし
ていてもよく、その場合には円弧のR状の部分が凹部1
2内に入るようにする。
【0030】ベース11の凹部12と平行な一辺には、
上下に突出するリブ14が形成されている。そして、こ
のリブ14の側面において、ベース11の肉厚内に位置
する部分には、特に図2,4に示すように、凹部12の
内側面に開口する直線状のスリットからなる直線状ガイ
ド部15が形成されている。この直線状ガイド部15
は、平板状の刃33を有するカッター34が挿入される
ようになっている。このようなカッター34としては、
メス等を使用することができる。
【0031】直線状ガイド部15は、その挿入口の部分
15aが入口側に向けて次第に幅広くなるようにテーパ
状に形成され、奥方部分15bがカッター34の刃33
が適合する一定の幅とされている。そして、奥方部分1
5bの先端が凹部12の内側壁に開口している。
【0032】次に、この医療用チューブ加工治具10の
使用方法について説明する。使用に際しては、この加工
治具10の他に、図1に示す円筒状カッター32及び/
又は図2に示すカッター34を用意しておく。
【0033】医療用チューブ20としては、前記特開平
10−272187号に示されるような留置カテーテル
が好ましく適用されるが、周壁に孔又はスリットを形成
する必要があるその他のカテーテルや、ドレナーチュー
ブ、輸送ライン等に適用することもできる。
【0034】まず、孔開け加工をしようとする医療用チ
ューブ20を、医療用チューブ加工治具10の凹部12
内に挿入して保持させる。このとき、医療用チューブ2
0に孔を開けたい場合は、その箇所を円筒状ガイド部1
3に位置合わせし、医療用チューブ20にスリットを形
成したい場合は、その箇所を直線状ガイド部15に位置
合わせする。医療用チューブ20を指で押えて凹部12
内に挿入すると、前述したように凹部12の幅が医療用
チューブ20の直径よりも狭くされているので、医療用
チューブ20は、凹部12内に圧入されてしっかりと保
持される。
【0035】そして、医療用チューブ20の周壁に孔を
開けたい場合には、医療用チューブ20を凹部12に挿
入保持させた後、円筒状ガイド部13の内壁に摺接させ
て、カッター32の円筒状の刃31を挿入し、医療用チ
ューブ20の周壁の片側を平面的にみて円弧状に切断す
る。こうして切断した医療用チューブ20には、図5
(A)に示すような円形の孔21が形成される。
【0036】一方、医療用チューブ20の周壁にスリッ
トを開けたい場合には、まず、医療用チューブ20内
に、図示しないガイドワイヤ等の芯材を挿入する。その
状態で、医療用チューブ20を凹部12内に挿入保持さ
せ、直線状ガイド部15を通してカッター34の平板状
の刃33を挿入し、医療用チューブ20の長手方向に沿
って切込みを入れる。上記芯材は、必ずしも必要ではな
いが、刃33が医療用チューブ20の周壁の対向する壁
部にまで達するのを防止するために、挿入しておくこと
が望ましい。こうして切り込みを入れると、医療用チュ
ーブ20には、図5(B)に示すような直線状のスリッ
ト22が形成される。
【0037】図6、7には、本発明による医療用チュー
ブ加工治具の他の実施形態が示されている。図6
(A),(B)は同加工治具をそれぞれ異なる方向から
見た斜視図、図7は医療用チューブの屈曲部分の外周側
でカットした場合の孔の形状と内周側でカットした場合
の孔の形状とを示す説明図である。なお、以下の実施形
態において、前記図1〜5に示した実施形態と実質的に
同一部分には、同符合を付してその説明を省略すること
にする。
【0038】図6に示す医療用チューブ加工治具40
は、凹部12が医療用チューブ20を座屈させない曲率
で屈曲させて保持する曲線状部分12aを有し、この曲
線状部分12aの外周側に円筒状ガイド部13が形成さ
れている。すなわち、円筒状ガイド部13は、凹部12
の外周によって一部を切り取られた円弧状の内面を有
し、この円筒状ガイド部13に沿って図1に示したカッ
ター32の円筒状の刃31を挿入することにより、凹部
12に挿入された医療用チューブ20の屈曲した外周側
の壁部を円弧状にカットするようになっている。なお、
凹部12の一端には、挿入された医療用チューブ20を
押えるための押え片16が設けられている。
【0039】また、ベース11の一方の辺には、凹部1
2の直線状部分に沿ったリブ14が形成され、このリブ
14の外側面に凹部12内に開口する直線状ガイド部1
5が形成されている。この直線状ガイド部15にカッタ
ー34の平板状の刃33を挿入して切り込みを入れるこ
とにより、医療用チューブ20の周壁に長手方向に沿っ
たスリットが形成されるようになっている。
【0040】図7に示すように、円筒状ガイド部13
は、医療用チューブ20の屈曲部20aの内周側に設け
てもよい。医療用チューブ20の屈曲部20aの外周側
に円筒状ガイド部13を設けて、円筒状の刃31でカッ
トした場合には、医療用チューブ20を直線状に戻した
とき、医療用チューブ20の長手方向に短い孔21aが
形成される。また、医療用チューブ20の屈曲部20a
の内周側に円筒状ガイド部13を設けて、円筒状の刃3
1でカットした場合には、医療用チューブ20を直線状
に戻したとき、医療用チューブ20の長手方向に長い孔
21bが形成される。
【0041】図8には、本発明による医療用チューブ加
工治具の更に他の実施形態が示されている。
【0042】この医療用チューブ加工治具41は、ベー
ス11上に設けた医療用チューブ保持用の凹部12が、
その長手方向中央部12bでは直線状をなし、その部分
に円筒状ガイド部13が設けられていて、この円筒状ガ
イド部13に対して長手方向に対向する両側部分12
c、12dでは蛇行した形状をなしている。また、直線
状ガイド部は省略されている。
【0043】この医療用チューブ加工治具41では、医
療用チューブを凹部12に挿入して保持させると、凹部
12の両側部分12c、12dで蛇行しているため、そ
の部分における保持力が高まり、医療用チューブの長手
方向のずれや、回転などをより効果的に防止できる。し
たがって、凹部12の直線状の中央部12bに設けた円
筒状ガイド13に円筒状の刃を挿入してカットすると
き、医療用チューブが動くことなく、予定した位置にき
れいな形状の孔を正確に開けることができる。
【0044】図9には、本発明による医療用チューブ加
工治具の更に他の実施形態が示されている。
【0045】この医療用チューブ加工治具42は、ベー
ス11上に設けた医療用チューブ保持用の凹部12が、
全体として直線状をなし、凹部12の長手方向中央部に
円筒状ガイド部13が設けられている。この円筒状ガイ
ド部13に対して長手方向に対向する両側部分には、凹
部12の内壁が内側に突出して幅を狭くされた部分12
e、12fが形成されている。前記実施形態と同様に、
直線状ガイド部は省略されている。
【0046】この医療用チューブ加工治具42では、医
療用チューブを凹部12に挿入して保持させると、凹部
12の幅を狭くされた部分12e、12fで医療用チュ
ーブが特に強く保持され、医療用チューブの長手方向の
ずれや、回転などをより効果的に防止できる。したがっ
て、凹部12の直線状の中央部12bに設けた円筒状ガ
イド13に円筒状の刃を挿入してカットするとき、医療
用チューブが動くことなく、予定した位置にきれいな形
状の孔を正確に開けることができる。
【0047】上記のように、医療用チューブを凹部12
内にしっかりと保持させるため、凹部12を蛇行させた
り、幅の狭い部分を設けることができ、あるいは凹部1
2の内壁を粗面にして摩擦力を高めてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
医療用チューブを凹部に挿入保持させ、その状態でガイ
ド部にカッターを適合させて、その刃先を医療用チュー
ブの周壁に接触させることにより、医療用チューブの周
壁の所望の箇所に、手軽にかつ確実に一定の大きさの孔
又はスリットを形成することができる。
【0049】したがって、血管内等に留置カテーテルな
どを挿入する際、留置カテーテルの周壁の所望の箇所に
手軽にかつ正確に孔又はスリットを形成することがで
き、手術前又は手術中における医師の作業を効率化し
て、手術を迅速かつ正確に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医療用チューブ加工治具の一実施
形態を円筒状カッターと一緒に示す斜視図である。。
【図2】同医療用チューブ加工治具を平板状カッターと
一緒に示す、図1とは見る方向が異なる斜視図である。
【図3】同医療用チューブ加工治具の断面図であって、
(A)は図1におけるA−A’矢示線に沿った断面図、
(B)は図1におけるB−B’矢示線に沿った断面図で
ある。
【図4】同医療用チューブ加工治具に医療用チューブを
保持させた状態を示す断面図である。
【図5】同医療用チューブ加工治具を用いて医療用チュ
ーブに形成した孔又はスリットを示し、(A)は同加工
治具を用いて形成した孔の形状を示す側面図、(B)は
同加工治具を用いて形成したスリットの形状を示す側面
図である。
【図6】本発明による医療用チューブ加工治具の他の実
施形態をそれぞれ異なる方向から見た斜視図である。
【図7】医療用チューブの屈曲部分の外周側でカットし
た場合の孔の形状と内周側でカットした場合の孔の形状
とを示す説明図である。
【図8】本発明による医療用チューブ加工治具の更に他
の実施形態を示す平面図である。
【図9】本発明による医療用チューブ加工治具の更に他
の実施形態を示す平面図である。
【符号の説明】
11 ベース 12 凹部 12a 曲線状部分 12b 長手方向中央部 12c、12d 両側部分 12e、12f 幅を狭くされた部分 13 円筒状ガイド部 15 直線状ガイド部 20 医療用チューブ 20a 屈曲部 21,21a,21b 孔 22 スリット 10、40,41,42 医療用チューブ加工治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大方 一三 神奈川県横浜市保土ケ谷区岩井町51番地 株式会社パイオラックスメディカルデバイ ス内 (72)発明者 高橋 博 神奈川県横浜市保土ケ谷区岩井町51番地 株式会社パイオラックスメディカルデバイ ス内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療用チューブを挿入保持する凹部と、
    この凹部に保持された医療用チューブの側面にカッター
    を当てるためのガイド部とを備えていることを特徴とす
    る医療用チューブ加工治具。
  2. 【請求項2】 前記カッターは、円筒又は円弧状の刃を
    有し、前記ガイド部は、該刃を案内すべく円筒又は円弧
    状の内壁を有し、かつ、前記カッターを前記ガイド部に
    挿入したとき、前記刃の一部が医療用チューブの長手方
    向に対して交差する方向から医療用チューブの周壁の一
    部に円弧状にかかるように形成されている請求項1記載
    の医療用チューブ加工治具。
  3. 【請求項3】 前記カッターは、直線状の刃を有し、前
    記ガイド部は、医療用チューブの長手方向に沿って直線
    状に形成されている請求項1記載の医療用チューブ加工
    治具。
  4. 【請求項4】 前記凹部は、医療用チューブを真直ぐに
    して保持する直線状部分を有し、この直線状部分に前記
    ガイド部が設けられている請求項1〜3のいずれか1つ
    に記載の医療用チューブ加工治具。
  5. 【請求項5】 前記凹部は、医療用チューブを座屈させ
    ない曲率で屈曲させて保持する曲線状部分を有し、この
    曲線状部分の内周側又は外周側に前記ガイド部が設けら
    れている請求項2記載の医療用チューブ加工治具。
  6. 【請求項6】 前記凹部は、医療用チューブの直径より
    も小さいが医療用チューブを圧入できる幅を有し、か
    つ、医療用チューブを圧入したときに、医療用チューブ
    の周壁の一部が凹部開口縁より突出する深さとされてい
    る請求項1〜5のいずれか1つに記載の医療用チューブ
    加工治具。
  7. 【請求項7】 前記凹部の前記ガイド部が設けられた部
    分に対して長手方向に対向する位置には、医療用チュー
    ブをより強く保持するため、幅を狭くした部分が設けら
    れている請求項1〜6のいずれか1つに記載の医療用チ
    ューブ加工治具。
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