JP2001149012A - 低吸収性油脂 - Google Patents

低吸収性油脂

Info

Publication number
JP2001149012A
JP2001149012A JP33681099A JP33681099A JP2001149012A JP 2001149012 A JP2001149012 A JP 2001149012A JP 33681099 A JP33681099 A JP 33681099A JP 33681099 A JP33681099 A JP 33681099A JP 2001149012 A JP2001149012 A JP 2001149012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fat
low
oil
weight
fats
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33681099A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeaki Akaha
丈明 赤羽
Onori Ito
大典 伊藤
Wataru Matsumoto
渉 松本
Kazuaki Suzuki
一昭 鈴木
Shoshi Maruzeni
詔司 丸銭
Yoichi Goto
洋一 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Denka Kogyo KK filed Critical Asahi Denka Kogyo KK
Priority to JP33681099A priority Critical patent/JP2001149012A/ja
Publication of JP2001149012A publication Critical patent/JP2001149012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然原料を用い、安全であり、且つエステル
交換を行うことなく、安価に製造することができる低吸
収性油脂の提供。 【解決手段】 油脂にジヒドロキシステアリン酸を含有
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品として体内に
摂取された際の吸収率が低い天然物由来の低吸収性油脂
に関する。
【0002】
【従来の技術】国民栄養調査によると国民1人1日あた
りのエネルギー摂取量は、平均でみると適正量であるも
のの、エネルギー摂取量に占める脂質エネルギー比率
は、依然増加傾向にある。また30歳代男性の3人に1
人が肥満もしくは過体重となっており、肥満の割合は年
々増加している。女性においてもBMI判定からみると
20歳代において過度のダイエットによる「やせ」が半
数近くみられるが、こうした女性についても脂肪摂取量
は、ダイエットを行っていない女性よりも高い傾向にあ
る。脂質の過剰摂取は肥満,高脂血症ばかりでなく、心
臓病,がんなどの原因の1つともなり、生活習慣病予防
の観点からも脂質エネルギー比率を下げる事は重要であ
る。一般に脂肪の摂取エネルギーは脂肪の平均吸収率を
95%とした場合、脂肪の物理的燃焼価40kJ(9.
45kcal)に吸収率の95%をかけて38kJ(9
kcal)とされている。しかし、実際には脂肪の体内
での吸収率は、一律95%ではなく、トリアシルグリセ
ロール組成などによって変わる。こうした点から様々な
低カロリー油脂・低吸収性油脂が開発されている。
【0003】これまで低カロリー油脂・低吸収性油脂に
関しては、ジハロゲン化マロニルと脂肪アルコールとを
反応させることによって合成されるジカルボン酸エステ
ルが膵臓リパーゼや消化液により消化を受けにくいとす
る低吸収性油脂代替物(特開昭62−192339号公
報)、脂肪酸残基及び酸の機能を有するエステル又はエ
ーテルから化学的合成によって調製される複合ポリオー
ルエステルが体内で部分的に分解し、これにより生じた
親水性の消化残渣の大部分が通常の消化工程では加水分
解されないため低吸収を示す脂肪類似物(特開平1−2
61352号公報)、炭素/珪素結合を介して珪素原子
に結合した有機置換基を有し、15重量%以上の有機炭
素原子を有する非分解性のポリオルガノシロキサン脂肪
代替物(特開平2−219541号公報)などの化学的
合成により製造されるものがある。
【0004】一方、天然原料からなるものとしては、ベ
ヘン酸を含有する油脂(特開昭64−85040号公
報)、ヒドロキシ脂肪酸と中鎖脂肪酸からなる油脂(特
開平4−346751号公報)、SSUやSUSを含有
する油脂(特開平5−255692号公報)、短鎖脂肪
酸と長鎖飽和脂肪酸の組み合わせによる油脂(特開平5
−59392号公報)などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の低カロリー油脂
・低吸収性油脂のうち、化学的合成による油脂代替品
は、天然には存在しない構造を持っており、肛門漏出な
ど食品としての安全性という点で不安が残り、消費者に
受け入れ難いという欠点を持っている。また、天然原料
からなる低カロリー油脂・低吸収性油脂は、その殆どが
エステル交換によって製造されるものであり、エステル
交換の原料として挙げられているベヘン酸やヒドロキシ
脂肪酸などは天然油脂中には極くわずかしか含まれてお
らず、このため得られる低カロリー油脂・低吸収性油脂
は、高価なものとなってしまう。
【0006】従って、本発明の目的は、天然原料を用
い、安全であり、且つエステル交換を行うことなく、安
価に製造することができる低吸収性油脂を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ジヒドロキシ
ステアリン酸を含有する低吸収性油脂を提供することに
より、上記目的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の低吸収性油脂につ
いて詳述する。ジヒドロキシステアリン酸の含有量(低
吸収性油脂中に存在する結合及び遊離の全脂肪酸中の結
合及び遊離の全ジヒドロキシステアリン酸の割合)は、
低吸収性油脂中、好ましくは0.06重量%以上、さら
に好ましくは0.3重量%以上、最も好ましくは0.6
重量%以上である。ジヒドロキシステアリン酸の含有量
の上限は、低吸収性油脂の用途などに応じて適宜決めら
れるが、通常、好ましくは60重量%以下である。ジヒ
ドロキシステアリン酸は、長鎖飽和脂肪酸と同様に融点
が高く、トリアシルグリセロールの結合位置によらず吸
収され難い。
【0009】また、本発明の低吸収性油脂は、飽和脂肪
酸を、低吸収性油脂中、60重量%以上(低吸収性油脂
中に存在する結合及び遊離の全脂肪酸中の結合及び遊離
の全飽和脂肪酸の割合)含有していることが好ましい。
この飽和脂肪酸の含有量が多いほど低吸収性油脂となる
が、飽和脂肪酸の含有量の上限は、通常、好ましくは7
4重量%以下である。飽和脂肪酸の種類としては、炭素
数16未満の飽和脂肪酸を実質的に含有しないのが好ま
しく、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジ
ン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸などの炭素数16以上
の飽和脂肪酸を含有するのがよい。さらに好ましくは炭
素数18以上の飽和脂肪酸を含有するのがよい。
【0010】また、本発明の低吸収性油脂は、SUS
(S:炭素数16以上の飽和脂肪酸残基、U:不飽和脂
肪酸残基)で表されるトリアシルグリセロールを、低吸
収性油脂中、80重量%以上含有していることが好まし
い。上記のSUSの含有量が多いほど低吸収性油脂とな
るが、SUSの含有量の上限は、通常、好ましくは98
重量%以下である。また、上記SUSとしては、Sが炭
素数18以上の飽和脂肪酸残基であることがさらに好ま
しい。
【0011】また、本発明の低吸収性油脂は、SDS
(S:炭素数16以上の飽和脂肪酸残基、D:ジヒドロ
キシステアリン酸残基)で表されるトリアシルグリセロ
ールを、低吸収性油脂中、0.18重量%以上、特に
0.9重量%以上含有していることが好ましい。また、
SDSの含有量の上限は、通常、好ましくは20重量%
以下である。また、上記SDSとしては、Sが炭素数1
8以上の飽和脂肪酸残基であることがさらに好ましい。
【0012】次に本発明の低吸収性油脂の製造方法につ
いて説明する。本発明の低吸収性油脂の製造方法は、精
製サル脂を液状部と結晶部に分別し、結晶部を得るもの
であり、この際、化学合成やエステル交換などを行なわ
ないで製造するものである。
【0013】具体的な方法は、サルシード原油を、常法
に従い脱ガム・アルカリによる脱酸・漂白処理を行ない
精製サル脂を得る。この精製サル脂を公知の分別技術で
ある溶剤を用いた溶剤分別、溶剤を使用しない乾式分別
を用いて分別を行う。
【0014】溶剤分別としては、溶剤として極性溶剤を
用いる方法と非極性溶剤を用いる方法がある。まず極性
溶剤を用いる場合について説明する。極性溶剤として
は、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、
エチルアルコール、n−ブチルアルコールなどを用い
る。特にアセトンが好ましい。本発明では、極性溶剤を
精製サル脂に対して、好ましくは100〜900重量
%、さらに好ましくは200〜800重量%添加し、使
用する溶剤の沸点以下まで加温し、精製サル脂を溶解す
る。攪拌しながら好ましくは−20〜20℃、さらに好
ましくは−10〜15℃まで徐々に冷却し、結晶化す
る。このとき、好ましくは0.02〜20℃/分の速さ
で冷却する。結晶化時間は、濾過時間を含めて最大でも
5時間以内であり、0.5〜3時間程度が望ましい。こ
のとき短時間に結晶化させるため結晶核となる種晶を精
製サル脂を溶解させた極性溶剤に対して0.01〜3重
量%添加すると良い。種晶を加えるタイミングは、極性
溶剤に精製サル脂が溶解していて、使用する種晶が溶解
しない程度の温度まで冷却した後、種晶を加えるのがよ
い。種晶として使用することができるものは、例えば大
豆極度硬化油、サル脂、高融点部を除去したサル脂など
がある。
【0015】結晶化の後、濾過を行い結晶部を分離す
る。この際の圧力は、減圧、常圧、加圧のいずれであっ
ても構わないが、濾過時間の短縮のために減圧濾過が好
ましい。濾別した結晶部は、結晶化に用いた同一の溶剤
を用いて、溶解洗浄する。洗浄を行った結晶部は、常法
により脱溶剤を行い、漂白、脱臭される。例として、脱
溶剤は減圧蒸留、漂白は白土吸着処理後、白土を濾別す
る。漂白油は、好ましくは180〜270℃、減圧下で
水蒸気蒸留される。この場合の脱臭温度は、トリアシル
グリセロール組成が変化しない範囲の210〜250℃
が好ましい。また、減圧時の圧力は80Pa以下、好ま
しくは400Pa以下で水蒸気蒸留に処される。
【0016】次に非極性溶剤を用いる方法について説明
する。本発明で使用する非極性溶剤としては、ヘキサン
をあげることができる。非極性溶剤を精製サル脂に対し
て、好ましくは300〜900重量%、さらに好ましく
は100〜500重量%添加し、使用する溶剤の沸点以
下まで加温し、精製サル脂を溶解する。攪拌しながら好
ましくは−5〜20℃、さらに好ましくは0〜15℃ま
で徐々に冷却し、結晶化する。このとき好ましくは0.
02〜20℃/分の速さで冷却する。結晶化時間は温度
により変わるが、通常3時間以上を要する。このとき短
時間に結晶化させるため結晶核となる種晶を精製サル脂
を溶解させた非極性溶剤に対して0.1〜3重量%添加
すると良い。種晶を加えるタイミングは、非極性溶剤に
精製サル脂が溶解していて、使用する種晶が溶解しない
程度の温度まで冷却した後、種晶を加えるのがよい。種
晶として使用することができるものは、例えば大豆極硬
油、ナタネ極度硬化油、パームステアリンやサル脂高融
点部などがある。
【0017】結晶化の後、濾過を行い結晶部を分離す
る。この際の圧力は、減圧、常圧、加圧のいずれであっ
ても構わないが、濾過時間の短縮のために減圧濾過が好
ましい。濾別した結晶部は、結晶化に用いた同一の溶剤
を用いて、溶解洗浄する。洗浄を行った結晶部は、常法
により脱溶剤を行い、漂白、脱臭される。例として、脱
溶剤は減圧蒸留、漂白は白土吸着処理後、白土を濾別す
る。漂白油は、好ましくは180〜270℃、減圧下で
水蒸気蒸留される。この場合の脱臭温度は、トリアシル
グリセロール組成が変化しない範囲の210〜250℃
が好ましい。
【0018】次に乾式分別による分別方法について説明
する。まず、精製サル脂を好ましくは50〜80℃に3
0〜90分間保持し、完全溶解する。そして攪拌しなが
ら、好ましくは30〜36℃、さらに好ましくは33〜
35℃まで徐々に冷却し、結晶化させる。このとき好ま
しくは0.02〜20℃/分の速さで冷却する。結晶化
時間は温度により変化するが、通常24時間以上を要す
る。このとき短時間に結晶化させるため結晶核となる種
晶を精製サル脂に対して0.01〜0.1重量%添加す
ると良い。種晶を加えるタイミングは、精製サル脂が溶
解していて、使用する種晶が溶解しない程度の温度まで
冷却した後、種晶を加えるのがよい。種晶の種類には特
に制限はないが、例えば大豆極硬油、ナタネ極度硬化
油、パームステアリンやサル脂高融点部などを使用する
ことができる。
【0019】結晶化の後、濾過を行い結晶部を分離す
る。この際の圧力は、減圧、常圧、加圧のいずれであっ
ても構わないが、濾過時間の短縮のために減圧若しくは
加圧濾過が好ましく、乾式分別の場合、液状部の粘度が
高いため、加圧濾過がより好ましい。加圧濾過の場合
は、好ましくは圧力0.1〜5MPa、さらに好ましく
は0.2〜2MPaで加圧濾過し、そして好ましくは圧
力0.2〜5MPa、さらに好ましくは0.5〜5MP
aで圧搾し、液状部と結晶部を分離する。
【0020】上記のようにして精製サル脂を液状部と結
晶部に分別して得られた結晶部である本発明の低吸収性
油脂に、さらにジヒドロキシステアリン酸やジヒドロキ
システアリン酸残基含有トリアシルグリセロールを添加
してもよい。
【0021】本発明の低吸収性油脂は、体内に摂取され
た際の吸収率が、好ましくは80%以下、さらに好まし
くは65%以下、最も好ましくは63%以下のものであ
る。ここでいう吸収率は、(吸収された脂肪量)/(食
事として摂取した脂肪量)より求めた値である。上記の
吸収された脂肪量とは、食事として摂取した脂肪量から
排泄された脂肪量を差し引いた量を示すものである。
【0022】このようにして得られた本発明の低吸収性
油脂は、油脂を含有する様々な食品に利用することがで
きる。例えば、カレールー、チョコレート、クリーム、
ポテトチップなどのフライ食品を挙げることができる。
【0023】
【実施例】(実施例1)低吸収性油脂を以下の手順で調
製した。インドにて搾油されたサルシード原油を常法に
従い脱ガム,脱酸,漂白を行い、精製サル脂を得た。精
製サル脂100重量部を、500重量部のアセトンに4
0℃で溶解し、攪拌しながら0.4℃/分の速さで冷却
し、20℃まで冷却したときに高融点部を除去したサル
脂を種晶として添加し、さらに冷却し、−5℃に1時間
保持し、結晶化させた。そして減圧濾過を行い、72重
量部の結晶部を得た。得られた結晶部を、アセトンを用
いて溶解洗浄した。洗浄を行った結晶部は、アセトンを
減圧蒸留で除去した後、常法に従い漂白し、続いて減圧
下(300Pa),230℃,1時間の水蒸気蒸留によ
る脱臭を行い、本発明の低吸収性油脂を得た。得られた
本発明の低吸収性油脂の脂肪酸組成及びトリアシルグリ
セロール組成をそれぞれ下記の表1及び表2に示した。
【0024】(比較例1)大豆油の脂肪酸組成及びトリ
アシルグリセロール組成をそれぞれ下記の表1及び表2
に示した。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】(動物吸収試験)4週齢の雄性Sprag
ue−Dawley(SD)系ラット21匹を用い、糞
採取用飼育ケージに1匹ずつ入れて、通常飼育飼料にて
1週間の馴化飼育をした。その後、各群の合計体重がほ
ぼ均一になるように3群(7匹/群)に分けた。3群に
対して、下記表3に示す飼料1、飼料2、飼料3を与え
た。飼料は精製飼料AIN−93Gに従って調製したも
のである。飼育環境は、セミバリアシステム動物室で室
温23±1℃,湿度55±5%,明暗サイクル12時間
と設定し、各飼料群において4週間飼育した。また、飼
料及び飲水は自由摂取とした。また、飼育開始1週間毎
に24時間分の糞を群毎に採取し、分析試料とした。集
めた糞分析試料は乾燥後秤量し、総脂肪を定量した。糞
中の総脂肪は、AOAC(922.06)法に従い測定
した。下記表4に、〔(糞中に排泄された脂肪量)/
(摂食した脂肪量)〕×100を総脂肪排泄率として示
した。下記表4の総脂肪排泄率の平均を用いて、吸収率
を計算したところ、飼料1は62.7%、飼料2は7
8.83%、飼料3は94.6%であった。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】(実施例3)実施例1で調製した低吸収性
油脂を用いて低カロリーなクッキーを次のようにして試
作した。砂糖15.4重量部、食塩0.3重量部及び実
施例1の低吸収性油脂20重量部を混合し、これに鶏卵
10.3重量部、薄力粉46.3重量部、脱脂粉乳5.
1重量部及び水2.5重量部を加えて生地を作り、これ
を170〜180℃で10〜15分間焼成しクッキーを
製造した。このクッキーは、通常のクッキーと同様の風
味・食感を与えるものであった。
【0031】(実施例4)ジャガイモを0.1cm程度
の薄い輪切りにし、水洗後沸騰している湯で約3分間茹
でた。水を切った後、実施例1で調製した低吸収性油脂
を使用し、油の温度130〜140℃に保ちながら、ジ
ャガイモに色がつかないように8〜10分間揚げた。油
をきり、塩,コショウ,化学調味料をふり、ポテトチッ
プを作った。このようにして作ったポテトチップは、市
販のポテトチップと同様の風味・食感を与えるものであ
った。
【0032】
【発明の効果】本発明の低吸収性油脂は、ジヒドロキシ
ステアリン酸を含有することにより、体内で消化を受け
ても分解生成物が吸収されずに排泄されるもので、天然
原料を用い、安全であり、且つエステル交換を行うこと
なく、種々の精製・分別手段を組み合わせる事により得
られるので、安価に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 渉 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 一昭 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 丸銭 詔司 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 後藤 洋一 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 4B016 LC07 LE01 LG06 LK06 LP02 4B018 LB01 MD15 ME01 MF01 4B026 DC05 DG01 DH02 DX02 4B032 DB21 DK18 DL20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジヒドロキシステアリン酸を含有する低
    吸収性油脂。
  2. 【請求項2】 飽和脂肪酸を60重量%以上含有する請
    求項1記載の低吸収性油脂。
  3. 【請求項3】 SUS(S:炭素数16以上の飽和脂肪
    酸残基、U:不飽和脂肪酸残基)で表されるトリアシル
    グリセロールを80重量%以上含有する請求項1又は2
    記載の低吸収性油脂。
  4. 【請求項4】 精製サル脂を液状部と結晶部に分別し、
    結晶部を得ることを特徴とする低吸収性油脂の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 ジヒドロキシステアリン酸を含有する低
    吸収性油脂を使用した食品。
JP33681099A 1999-11-26 1999-11-26 低吸収性油脂 Pending JP2001149012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33681099A JP2001149012A (ja) 1999-11-26 1999-11-26 低吸収性油脂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33681099A JP2001149012A (ja) 1999-11-26 1999-11-26 低吸収性油脂

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001149012A true JP2001149012A (ja) 2001-06-05

Family

ID=18302901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33681099A Pending JP2001149012A (ja) 1999-11-26 1999-11-26 低吸収性油脂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001149012A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007069758A1 (ja) * 2005-12-13 2007-06-21 Meiji Seika Kaisha, Ltd. Pparリガンド活性を有する組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007069758A1 (ja) * 2005-12-13 2007-06-21 Meiji Seika Kaisha, Ltd. Pparリガンド活性を有する組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Andersen et al. Margarine
US6762203B2 (en) Oil composition
Beare-Rogers et al. Lexicon of lipid nutrition (IUPAC Technical Report)
O'brien Fats and oils: formulating and processing for applications
EP1544281B1 (en) Fat composition
US7410663B2 (en) Oil or fat composition
Carandang Health benefits of virgin coconut oil
CN1468060A (zh) 油/脂组合物
JP2007512407A (ja) 共役リノール酸のジグリセライドの豊富な油脂組成物
EP1211305B1 (en) Fat compositions
WO2009014452A1 (en) Omega-3 fatty acid fortified composition
WO2013147138A1 (ja) 油脂組成物
JP3001589B2 (ja) リグナン類含有飲食物
CN102150857A (zh) 油脂组合物
Choudhary et al. Palm (Elaeis guineensis jacq.) oil
WO2005079591A1 (fr) Compositions de graisses et d'huiles contenant des diglycerides, et margarines, huiles de friture et aliments contenant ces compositions
WO2007139024A1 (ja) 脂質代謝改善用組成物
KR20090094397A (ko) 유지 조성물 및 상기 유지 조성물을 함유하는 음식물
JP4268473B2 (ja) 油脂組成物
JPH03220123A (ja) 食欲抑制剤及びこれを含有する食品
JPH05506579A (ja) 低カロリー流動性ショートニング、調理油、サラダ油又は類似組成物
JP2001149012A (ja) 低吸収性油脂
TW201234975A (en) Oil-and-fat composition for processed food of fishery product and processed food of fishery product using the same
JP4190893B2 (ja) ステロール組成物、それを含有する油脂組成物及び食品
JPH07108188B2 (ja) チョコレート類の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090217