JPH05506579A - 低カロリー流動性ショートニング、調理油、サラダ油又は類似組成物 - Google Patents

低カロリー流動性ショートニング、調理油、サラダ油又は類似組成物

Info

Publication number
JPH05506579A
JPH05506579A JP91507870A JP50787091A JPH05506579A JP H05506579 A JPH05506579 A JP H05506579A JP 91507870 A JP91507870 A JP 91507870A JP 50787091 A JP50787091 A JP 50787091A JP H05506579 A JPH05506579 A JP H05506579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
oil
polyester
groups
sucrose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP91507870A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3226216B2 (ja
Inventor
レットン,ジェームズ ケーリー
バシンスキー,ジョン ロバート
エルセン,ジョセフ ジェームズ
ガフィー,チモシー ブルース
ハーショーン,ジェームズ ブライアン
ケスター,ジェフリー ジョン
ワイスガーバー,デイビッド ジョン
Original Assignee
ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー filed Critical ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー
Publication of JPH05506579A publication Critical patent/JPH05506579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3226216B2 publication Critical patent/JP3226216B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23DEDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
    • A23D9/00Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils
    • A23D9/007Other edible oils or fats, e.g. shortenings, cooking oils characterised by ingredients other than fatty acid triglycerides
    • A23D9/013Other fatty acid esters, e.g. phosphatides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23DEDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
    • A23D7/00Edible oil or fat compositions containing an aqueous phase, e.g. margarines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L33/00Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof
    • A23L33/20Reducing nutritive value; Dietetic products with reduced nutritive value
    • A23L33/21Addition of substantially indigestible substances, e.g. dietary fibres
    • A23L33/25Synthetic polymers, e.g. vinylic or acrylic polymers
    • A23L33/26Polyol polyesters, e.g. sucrose polyesters; Synthetic sugar polymers, e.g. polydextrose

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Noodles (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Seasonings (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 低カロリー流動性ショートニング、調理油、サラダ油又は類似組成物 発明の分野 本発明は改善された非消化性又は低カロリー流動性ショートニング、調理油、サ ラダ油又は類似組成物に関する。これらの流動性組成物は液体非消化性油と場合 により消化性油及び/又はハードストックと共に特定の固体ポリオール脂肪酸ポ リエステルを含有する。
背景技術 近年、著しい注目が肥満及び高コレステロール血症に関する健康問題の観点から 飲食物中におけるトリグリセリド脂肪の量に集まっている。多くの特許はトリグ リセリド脂肪の物理的及び味覚的特徴を有するが、但し体内で低い程度にしか又 は全く吸収されない物質を提供することに向けられてきた。これらの物質は無カ ロリー脂肪、擬似脂肪、非消化性脂肪及び脂肪代替品として様々に称されている 。このような物質に関する特許としては1986年4月15日付で発行されたF ulcherの米国特許第4,582,927号(マロン酸の脂肪エステル): 1986年4月15日付で発行されたVOIpenhejnの第4゜582.7 15号(α−アセチル化トリグリセリド);及び1981年5月18日付で発行 されたWhyteの第3゜579.548号(α−分岐鎖カルボン酸のトリグリ セリド〕がある。
非消化性脂肪として著しい注目を集めた1つの特定タイプの化合物はスクロース ポリエステル(即ち、8つのヒドロキシル基のうち少くとも4つが脂肪酸でエス テル化されたスクロース)である。1971年8月17日付で発行されたMat tsonの米国特許第3,600,186号、1983年1月11日付で発行さ れたHa I I enbachらの第4,368,213号;及び1984年 7月24日付で発行されたRobbinsらの第4,461,782号明細書で は様々な食品組成物における非消化性脂肪としてこの物質の使用を記載している 。
液体非消化性油、即ち体温(約37℃)以下の融点を有する油の使用に伴う問題 は胃腸管肛門括約筋からの液体非消化性脂肪の漏出として現れる望ましくない受 動均油喪失作用(以下、“油喪失゛)である。これらポリオールポリエステルの 完全液体形の中〜高度レベルのレギュラー摂取はこの受動均油喪失を生じること がある。
1977年1月25日付で発行されたJandacekの米国特許第4,005 ,195号明細書では油喪失を抑制するため固体トリグリセリド及び固体スクロ ースポリエステルのような高融点脂肪物質と液体スクロースポリエステルとの組 合せについて開示している。
1989年1月10日付で発行された米国特許第4゜797.300号(Jan dacekら)明細書では浦中約10〜25%のレベルで用いられた場合に液体 スクロースポリエステル(S P E)及び液体トリグリセリドに関して高い油 結合能力を有するある固体スクロースポリエステルの使用について開示している 。それらの高い油結合能力のために、これらの固体スクロースポリエステルは液 体非消化性スクロースポリエステルの受動均油喪失を防止する物質として顕著な 有用性を有し、更にそれらはショートニング及びマーガリンのような半固体脂肪 製品の製造において液体消化性又は非消化性油と共に使用する上で無カロリーハ ードストックとしても有用であることが開示されている。Jandacekらの ′300号特許の油結合剤はエステル基が約3:5〜約5:3の短鎖対長鎖モル 比で短鎖飽和脂肪酸エステル基(C−C)及び長鎖飽和脂肪酸基(C−C)の混 合物から本質的になす、エステル化度が約7〜約8である固体スクロースポリエ ステルである。Jandacekらは10〜25%の固体SPEを含有した可塑 性ショートニング及び他の食品組成物についても開示している。
1977年1月25日付で発行された米国特許第4゜005.195号(Jan dacek)明細書では油喪失抑制剤としてポリエステルの添加により望ましく ない油喪失作用を防止する手段について記載している。油喪失抑制剤としでは固 体脂肪酸(融点37℃以上)、それらのトリグリセリド源及び固体ポリオール脂 肪酸ポリエステルがある。特にC−C飽和脂肪酸ポリエステルは少くとも10% 、好ましくは少くとも20%のレベルで有用であると言われている。
1964年11月24日付で発行された米国特許第3゜158.490号(Ba urら)明細書では油の低温貯蔵中に曇化を防止する上でトリグリセリドサラダ 油中0.001〜0,5%レベルで添加剤として有用なスクロース(及び他の二 糖)ポリエステルについて開示している。エステル化度は少くとも3であり、即 ち8つのヒドロキシル基のうち5以下はエステル化されていない。
エステル基は(1)飽和C−C脂肪酸15〜85%及び(2)飽和C−C又は不 飽和C−C脂肪酸から選択される残部の組合せである。アラキシン酸(C)及び ベヘン酸(C2□)が(1)の具体例として列挙され、酢酸(C2)、カプリル 酸(C8)及びオレイン酸(C)が(2)の具体例として列挙されてい18−す る。第2欄5〜10行目において2つのオレイル及び6つのバルミチル基を有す るスクロースエステルが開示され、ミリスチン酸、ステアリン酸、アラキシン酸 又はベヘン酸のような長鎖飽和酸はパルミチン酸の全部又は一部の代わりに使用 できると述べられている。
これらの参考文献は油喪失を抑制するショートニング及び油について開示するが 、その参考文献はいずれも典型的貯蔵条件中で温度循環に伴う問題を取り扱って いない。加えて、その参考文献はいずれも低カロリーショートニング/油の非消 化性部分が低固体レベル(即ち、10%以下)を有する場合に良好な油喪失抑制 及び良好な官能的性質が達成されうろことを認識していない。
したがって、本発明の目的は良好な温度循環安定性及び受動均油喪失抑制を有す る低カロリー流動性ショートニング、調理油、サラダ油等を提供することである 。これらの組成物はそれらから製造された食品にも良好な官能的性質を付与する 。
本発明のもう1つの目的は低カロリーの比較的清澄な油を提供することである。
本発明のこれらの及び他の目的はここの開示から明らかになるであろう。
発明の要旨 本発明の流動性組成物は(A)(1)ポリオールが少くとも約4つのヒドロキシ ル基を有し、(11)エステル基が約に15〜約2:1の(a) : (b)モ ル比で(a)CI2以上の不飽和脂肪酸基、C−C飽和脂肪酸基又はそれらの混 合物からなる群より選択される脂肪酸基と (b) C20以上の飽和脂肪酸基 から構成され、(i目)ポリオールのヒドロキシル基のうち少くとも約4つがエ ステル化されている約37℃以上の完全融点を有する固体ポリオール脂肪酸ポリ エステル;(B)約37℃以下の完全融点を何する液体非消化性浦;(C)21 ℃で5%以下の固体脂を有する消化性沖釣90重量%以下;及び(D)ノ1−ト スドック10%以下を含有し、その場合に (A)対(B)の比は約1・99〜 約9=91であり、その流動性組成物は約100d y n / cd以下の降 伏点を有し、 (A)における脂肪酸基の少くとも15重量%はC16以上の飽 和脂肪酸基であり、37〜21.1℃における (A)及び(B)の混合物のS FC分布の勾配は0〜約−0,75であり、上記組成物における (A)及び( B)の組合せレベルは少くとも10重量%である。
これらの組成物は流動性ショートニング、調理油、サラダ油又は類似組成物とし て有用である。
定 義 ここで用いられる“非消化性°という用語は人体によりその消化器系かられずか 70%以下(特に20%以下)の程度で吸収されることを意味する。
ここで用いられる“流動性”という用語は下記方法により調べたところ100  dyn/cd以下の降伏点を示す組成物に関する。
ここで用いられる“消化性トリグリセリド脂肪又は油”とは体内で実質上完全に 消化されるトリグリセリド脂肪又は油を意味する。典型的には、このようなトリ グリセリド脂肪又は油の少くとも約90%が消化される。
二こで用いられる“ハードストック′及び“ノ飄−ドストック脂肪”という用語 は12を超えないヨウ素価を有するトリグリセリド及び/又はポリオール脂肪酸 ポリエステルに関する。ここで用いられる“/翫−ドストック“又は“ハードス トック脂肪゛には下記セクションAで記載される固体ポリオール脂肪酸ポリエス テルを含まない。
ここで用いられる“食品″という用語は入用の様々な種類の食物に関する。“食 品“には個別的な食品成分又はその混合物も更に含む。
ここで用いられる“含む1という用語は様々な成分が本発明の脂肪組成物で一緒 に使用できることを意味する。
したがって、“含む”という用語は更に制限的な用語“から本質的になる”及び “からなる”を包含する。
ここで用いられる“清澄な°又は“比較的清澄な”という用語はこれらの組成物 が市販トリグリセリド調理油と比べた場合に比較的透明又は半透明にみえること を意味する。この比較は慣用的なガラス又はプラスチック製調理油タイプボトル で典型的に行われる。この清澄度はハック()Iach)濁度計(下記方法論) で測定したところ約2008TU以下の光学濁度で特徴付けられる。
すべてのパーセンテージ及び割合はここで他に指摘のないかぎり“重量”による 。
発明の詳細な説明 非消化性及び低カロリー流動性ショートニング、調理油、サラダ油又は類似組成 物は受動均油喪失抑制及び改善された温度循環安定性を示しかつそれらから製造 された食品に良好な官能的性質(即ち、良好な口内感)を付与するように製造さ れうろことがわかった。これらの流動性組成物は非消化性油成分と組合せて(典 型的には、約1:99〜9:91の非消化性固体;液体比で)低レベルの特定の 固体ポリオール脂肪酸ポリエステルを含有する。これらの組成物は優れた粘度安 定性も有する。更に、非常に低レベル(約1〜約5%)の固体ポリオール脂肪酸 ポリエステルで、比較的清澄な油が得られる(即ち、光学濁度< 50 NTU )。これらの油は広い温度範囲(約50丁(10℃)〜約105丁(41℃)) にわたり比較的清澄である。これらの比較的清澄な油は、それらがブリタン・オ イル(PURITAN OIL■)及びクリスコ・オイル(CRISCOOIL ■)のような清澄な市販トリグリセリド調理/サラダ油と非常に似ていることか ら、従来の不透明な流動性組成物よりも消費者に小売りする上で美観上好ましい と考えられる。
改善された本流動性組成物の詳細は以下で更に十分に記載されている: A、固体ポリオール脂肪酸ポリエステル成分本発明の固体ポリオール脂肪酸ポリ エステルはエステル基が約1+15〜約2:1の(a> + (b)比で(a) 長鎖不飽和脂肪酸基、短鎖飽和脂肪酸基又はそれらの混合物と(b)長鎖飽和脂 肪酸基の組合せを含み、固体ポリオールポリエステルにおける全脂肪酸基の重量 で少くとも約15%(好ましくは少くとも約30%、更に好ましくは少くとも約 50%、最も好ましくは少くとも約60%)が02o以上の飽和脂肪酸基である ポリオールポリエステルである。長鎖不飽和脂肪酸基は典型的には直鎖(即ち、 ノルマル)であり、少くとも約12(好ましくは約12〜約26、更に好ましく は約18〜22、最も好ましくは18の−及び二不飽和物)の炭素原子を有する 。短鎖飽和脂肪酸基は典型的にはノルマルであり、2〜12(好ましくは6〜1 2、最も好ましくは8〜12)の炭素原子を有する。長鎖飽和脂肪酸基は典型的 にはノルマルであり、少くとも20(好ましくは20〜26、最も好ましくは2 2)の炭素原子を有する。ポリエステル分子におけるグループ(a)脂肪酸基対 グループ(b)脂肪酸基のモル比は約1:15〜約2:1(好ましくは約1ニア 〜約5二3、更に好ましくは約1ニア〜約3:5)である。これら固体ポリオー ル脂肪酸ポリエステルの平均エステル化度はポリオールのヒドロキシル基のうち 少くとも4つがエステル化されているような程度である。スクロースポリエステ ルのケースにおいて、ポリオールのヒドロキシル基のうち約7〜8がエステル化 されていることが好ましい。典型的には、ポリオールのヒドロキシル基の実質上 すべて(例えば、少くとも約85%、好ましくは少くとも約95%)がエステル 化されている。
本発明の固体ポリオールポリエステル化合物で用いられるポリオールは好ましく は約4〜約11(更に好ましくは4〜8、最も好ましくは6〜8)のヒドロキシ ル基を育している。
好ましいポリオールの例は4〜11のヒドロキシル基を有する糖類(単糖類、三 糖類及び三糖類を含む)及び糖アルコール類である。三糖類ラフィノース及びマ ルトトリオースが11のヒドロキシル基を有する糖類の例である。好ましい糖類 及び糖アルコール類は4〜8(更に好ましくは6〜8)のヒドロキシル基を有し たものである。4つのヒドロキシル基を有したものの例は単糖類のキシロース及 びアラビノースと糖アルコールのエリトリトールである。適切な5ヒドロキシル 基含有ポリオールは単糖類のガラクトース、フルクトース、マンノース及びグル コースと糖アルコールのキシリトールである。6つのヒドロキシル基を有するポ リオールはソルビトールである。使用可能な三糖ポリオールの例としてはマルト ース、ラクトース及びスクロースがあり、それらのすべてが8つのヒドロキシル 基を有している。他の適切なポリオールの例はペンタエリトリトール、ジグリセ ロール、トリグリセロール、アルキルグリコシド及びポリビニルアルコールであ る。好ましいポリオールはスクロースである。
ここで固体ポリオールポリエステルに関して適切なグループ(a)長鎖不飽和脂 肪酸基の例はラウロレエート、ミリストレエート、パルミトレエート、オレエー ト、エライデート、エルケート、リルエート、リルネート、アラキトネート、エ イコサペンタエノエート及びドコサヘキサエノエートである。酸化安定性に関し ては、−及び/又は二不飽和脂肪酸基が好ましい。適切な短鎖飽和脂肪酸基の例 はアセテート、カプロエート、カブリレート、カプレート及びラウレートである 。
適切なグループ(b)長鎖飽和脂肪酸基の例はアラビノース、ベヘネート、リグ ノセレート及びセロテートである。
勿論、グループ(a)脂肪酸基は全割合において単独で又は互いに混合して用い ることができる。同様に、長鎖飽和基も全割合において互いに混合して用いるこ とができる。実質量の望ましい不飽和又は飽和酸を含有した供給源油からの混合 脂肪酸基も本発明の化合物を製造する上で脂肪酸基として使用できる。その油か らの混合脂肪酸は少くとも約30%(好ましくは少くとも約50%、最も好まし くは少くとも約80%)の望ましい不飽和又は飽和酸を含んでいるべきである。
例えば、菜種油脂肪酸基又は大豆油脂肪酸基は純粋なC−C不飽和脂肪酸の代わ りに使用できる。硬化(即ち、水素添加)高エルカ菜種油脂肪酸は純粋なC−C 飽和酸の代わりに使用できる。好ましくは、028以上の酸(又はそれらの誘導 体、例えばメチルエステル)が例えば蒸留により濃縮される。パーム核油又はヤ シ油がらの脂肪酸はCs −01□酸の供給源として用いることができる。本発 明の固体ポリオールポリエステルを製造する上で供給原油の使用例は高オレイン ヒマワリ油及び実質上完全に水素添加された高エルカ菜種油の脂肪酸を用いた固 体スクロースポリエステルの製造である。スクロースがこれら2種の油の脂肪酸 のメチルエステルの1:3重量ブレンドで実質上完全にエステル化された場合、 得られるスクロースポリエステルは約1:1の不飽和c18酸基対c2o以上の 飽和酸基のモル比を有し、ポリエステル中における全脂肪酸の28.6重量%は C2o及びc2□脂肪酸である。固体ポリオールポリエステルの製造に用いられ る脂肪酸ストックにおいて望ましい不飽和及び飽和酸の割合が高くなるに従い、 そのエステルは液体油を結合するその能力に関して更に効率的になる。
好ましい不飽和脂肪酸基は炭素原子18を有して−及び/又は二車飽和であるも のである。好ましい短鎖脂肪酸基は炭素原子8〜12を有するものである。好ま しい長鎖飽和脂肪酸基はベヘネートである。グループ(a)脂肪酸基対グループ (b)脂肪酸基の好ましい比率は約1;7〜約5二3(好ましくは1ニア〜3: 5)である。本発明の好ましい固体ポリオールポリエステルは8つのヒドロキシ ル基のうち少(とも7つがエステル化されたスクロースのポリエステルである。
本発明の固体ポリオールポリエステルの例は酸エステル基がモル比1:2でパル ミトレエート及びアラキデートであるソルビトールヘキサエステル;酸エステル 基がモル比1:3でリルエート及びベヘネートであるラフィノースのオクタエス テル;エステル化酸基がモル比3:4でヒマワリ種子油脂肪酸及びリグノセレー トであるマルトースのへブタエステル;エステル化酸基がモル比2:6でオレエ ート及びベヘネートであるスクロースのオクタエステル;エステル化酸基がモル 比1:3:4でラウレート、リルエート及びベヘネートであるスクロースのオク タエステルである。好ましい物質はエステル化度が7〜8であり、脂肪酸基がモ ル比2:6のC18−及び二車飽和及びベヘンであるスクロースポリエステルで ある。
本発明で用いられる固体ポリオールポリエステルはポリオールのポリエステルの 製造に関して従来公知の方法に従い製造できる。スクロースポリエステルがここ で好ましい固体ポリオールポリエステルであるため、本発明はこれらの物質で主 に例示される。1つのこのような製造方法は脂肪酸の酸クロリドをスクロースと 反応させることによる。この方法において、脂肪酸の酸クロリド又は酸無水物の 混合物はスクロースと1ステツプで反応せしめられるか又は酸クロリドはスクロ ースと連続的に反応せしめられる。もう1つの製造法は脂肪酸石鹸及び炭酸カリ ウムのような塩基性触媒の存在下で脂肪酸のメチルエステルをスクロースと反応 させるプロセスによる。
例えば、すべて参考のためここに組み込まれる1976年6月15日付で発行さ れたRizzi らの米国特許第3゜963.699号;1985年5月21日 付で発行されたVolpenhejnの第4,518,772号、1985年5 月14日付で発行されたVolpenheinの第4,517,360号、19 89年10月6日付で出願されたLettonの米国出願箱417,990号明 細!参照。
ここで固体ポリオールポリエステルを製造するためにメチルエステル経路を用い る場合には、脂肪酸メチルエステルが混合不飽和/飽和又は飽和脂肪酸のスクロ ースエステルを得るため望ましい比率でブレンドされ、エステル交換によりスク ロースと反応せしめられる。メチルエステルプロセスの好ましい実施法において 、5モルのブレンドされた飽和/不飽和又は飽和メチルエステルがスクロースの 部分エステルを得るため第一段階において135℃でスクロースと反応せしめら れる。次いで更に9モルのブレンドされたエステルが追加され、反応は望ましい エステル化度に達するまで減圧下135℃で続けられる。
本発明で用いられる固体ポリオールポリエステルは37℃以上、好ましくは約5 0℃以上、最も好ましくは約60℃以上の完全融点を有する(他に指摘のないか ぎり、ここで報告されたすべての融点は下記方法に従い測定される)。これらの 固体物質はそれらの結晶構造内に比較的多量の油を捕捉する能力を有している。
B、液体非消化性油成分 本発明の固体ポリオール脂肪酸ポリエステル物質はそれらの結晶構造内に多量の 油を捕捉する能力を有している。その結果、それらは油を捕捉して非消化性油含 有食品組成物の摂取による受動均油喪失を抑制するため液体非消化性油(即ち、 約37℃以下、好ましくは約21℃以下の完全融点を有する油)とかなり少量( 即ち、約1%程度)でブレンドすることができる。上記固体ポリオール脂肪酸は これらの非消化性油成分と約1〜約9%のレベルでブレンドでき、更に正確にい えば本流動性組成物中における固体ポリオール脂肪酸対非消化性油の比率は約1 :99〜約9:91の範囲である。
本発明の固体ポリオールポリエステルと液体非消化性油の混合物は典型的室温〜 体温、即ち約21.1℃(70″F)〜約37℃(98,6″F)の温度範囲に わたり比較的平坦な固体含有率分布を有することで更に特徴付けされる。SFC 分布の勾配は固体率の変化/温度下の単位変化として表示される。典型的には、 これらの温度間における固体脂肪含有率(S F C)分布の勾配はわずか0〜 −0,75である。通常、固体ポリオールポリエステルにおけるC16以上の飽 和脂肪酸基の重量%が大きくなるに従い、SFC分布勾配は平坦になる。例えば 、C16以上の脂肪酸レベル30%のとき勾配は典型的には0〜−0.5であり 、50%のときそれは典型的には0〜−0.3である。
温度範囲にわたるSFC値の決定はPNMR(パルス核磁気共鳴)を含めた方法 で行うことができる。このような方法は当業者に周知である( J、Amer、 Oil CheLSoc、。
Vol、55 (19711)、pp、328−31及びA、0.C,S、 O fflcialMethod Cd、1B−111,off’1cial Me thods and flecomIIendedPractices o「T he Aserican Oil Chemlsts 5ociety、3rd Ed、、1987参照;双方とも参考のためここに組み込まれる)。
本発明の組成物で使用できる非消化性食用油の例は糖類及び糖アルコール類の液 体ポリエステル(1977年1月25日付で発行されたJandaeekの米国 特許第4. 005.195号);液体アルキルグリコシドポリエステル(19 89年6月20日付で発行されたMeyerらの米国特許第4,840,815 号)ニトリカルバリル酸の液体エステル(1985年4月2日付で発行されたH a■の米国特許第4,508,746号);マロン酸及びコハク酸の誘導体のよ うなジカルボン酸の液体ジエステル(1986年4月15日付で発行されたFu lcherの米国特許第4,582,927号);α−分岐鎖カルボン酸の液体 トリグリセリド類(1971年5月18日付で発行されたVbyteの米国特許 第3,579,548号);ネオペンチル部分を有する液体エーテル及びエーテ ルエステル(1960年11月29日付で発行された旧n1chの米国特許第2 ,962,419号);ポリグリセロールの液体脂肪ポリエーテル(1976年 1月13日付で発行されたFlunterらの米国特許第3,932,532号 );2つのエーテル結合ヒドロカルボン酸(例えば、クエン酸又はイソクエン酸 )の液体ポリエステル(1988年12月19日付で発行されたHuhnらの米 国特許第4,888.195号);エポキシド伸長ポリオール類の液体エステル (1989年8月29日付で発行されたWhiteらの米国特許第4,861, 613号)であるが、これらの文献はすべて参考のためここに組み込まれる。食 用ポリジメチルシロキサン類〔例えば、ダウ・コーニング社(Dov−Corn ing Corporation)製の液体シリコーン〕もここで組成物に使用 可能なもう1つのタイプの非消化性油である。
本発明の固体ポリオールポリエステルは非消化性液体ポリオールポリエステルの 摂取に起因する油喪失を抑制するため1977年1月25日付で発行された米国 特許第4,005,195号(Jandacek)明細書で開示されたような他 の固体ポリオールポリエステル、固体脂肪酸又は固体トリグリセリドとの混合物 として用いることができる。それらは1989年11月14日付で発行された米 国特許第4.880,657号(Guf’feyら)明細書で開示されたような 液体及び固体非消化性ポリオールポリエステルの中間溶融混合物と組合せてもよ い。双方の特許は参考のためここに組み込まれる。
脂肪及び無脂肪成分(例えば、デンプン、糖、無脂肪乳固形分等)を含有する食 品において脂肪の代わりに本非消化性油/固体ポリオールポリエステル組成物を 用いる場合、固体ポリオールポリエステルは上記食品が摂取されたときに受動均 油喪失を抑制する上で含有される。
このような製品において、本発明の固体ポリオールポリエステルと非消化性油の 混合物はこのような食品中に通常存在する脂肪の100%以内で代用される。
好ましい非消化性油はポリオールが少くとも4つのヒドロキシル基(好ましくは 4〜8のヒドロキシル基)を有する糖又は糖アルコールであるポリオール脂肪酸 ポリエステルである。このような例はオクタオレイン酸ラフィノース、オクタオ レイン酸スクロース及びヘキサリノール酸ソルビトールである。
C1液体消化性油成分 本発明の流動性組成物は70丁(21℃)以下で5%以下の固体脂を有し、好ま しくは50’F(10℃)以下の完全融点を有し、最も好ましくは40下(4℃ )以下の完全融点を有する液体消化性油を約90%以下、好ましくは約65%以 下、最も好ましくは約50%以下、非常に最も好ましくは約35%以下で場合に より含む。消化性油は上記固体脂又は完全融点を有する食用グリセリド油又は部 分的に水素添加されたグリセリド油もしくは脂肪である。適切な消化性油は綿実 油、大豆油、ピー六ツ油、オリーブ油、パーム油、コーン油、菜種油、カノーラ 油、ヒマワリ種子油、ゴマ油、サフラワー油、ヤシ油、パーム核油、サーブイン 油、ラード、獣詣等のような天然トリアジルグリセリド油及び脂肪を含めた動物 、植物又は海洋源に由来する。非常に高度な不飽和油は酸化的劣化に対するそれ らの抵抗性を改善するため多少水素添加を要することがある。二車飽和脂肪酸の レベルを約4%以下に減少させることは酸化安定性にとり望ましい。これら高度 不飽和油のヨウ素価を約120以下に減少させる水素添加であれば通常本発明の 目的にとり十分である。選択的育種により二車飽和脂肪酸のレベルを減少させる ことも可能である。不飽和油の水素添加方法は当業界で周知である。好ましいベ ースストックは約70〜約120、好ましくは約90〜約110のヨウ素価を有 するカノーラ油である。
本発明で使用上70″F(21℃)以下で5%以下の固体脂を有する他の適切な 消化性油はラウロイル、ラウロレオイル、ミリストイル、ミリストレオイル、バ ルミトイル、パルミトレオイル、ステアロイル、オレオイル、リルオイル、リル ノイル、エライドイル、アラキトイル、ガドレオイル、アラ午トノイル、ベヘノ イル、エルコイル、ブラシドイル、クルバッドノイル、リグノセロイル及び/又 はセラコレオイルのような炭素原子約12〜約24を有する長鎖アシル基をグリ セリド分子中に含んだ天然又は合成脂肪及び油に由来することができる。ベース ストックグリセリドの一部はアセチル、プロパノイル、ブタノイル、ペンタノイ ル、ヘキサノイル等のような炭素原子2〜約10を有する短鎖アシル基1又は2 も分子中に含むことができる。適切な消化性油はエステル交換綿実油及びラード のような油及び脂肪を含有したランダムに低温でエステル交換された脂肪トリグ リセリドに由来してもよい。
本発明の流動性組成物で有用なトリグリセリド油としては、グリセロール分子の OH基のうち1又は2つがアセチル、プロピオニル、ブチリル又はカプロイル基 で置換されてグリセロール分子の残余OH基が炭素原子12〜22を有する高分 子量飽和又は不飽和脂肪酸のアシル基で置換されたあるトリグリセリドがある。
本発明の目的から、高及び低分子量双方の酸基を有したこれらのグリセリドは低 分子量合成脂肪と称される。選択される低分子合成脂肪は25℃で流体又は液体 であるべきである。
酸化に抵抗して酸敗を防止するためには、高分子量脂肪酸基中に最少数の炭素対 炭素二重結合が存在し、いずれの単−酸基中にも好ましくは2以下の二重結合が 存在する低分子量合成脂肪を選択することが好ましい。通常単一の炭素対炭素二 重結合を有するオレイン酸系の液体脂肪酸がこの目的にとり理想的である。
本発明の好ましい消化性油を形成する上で液体油の適切な部分的水素添加は常法 により実施でき、典型的には油がニッケル触媒の存在下で水素と接触せしめられ るプロセスにより実施される。
D、ハードストック脂肪 本発明の流動性ショートニング組成物は場合により固体成分を更に含有してもよ い。この成分はハードストック脂肪と称される。流動性組成物は0〜約10%の ポリオール脂肪酸エステルハードストック及び/又はトリグリセリドハードスト ックを含む。ハードストックは添加物質、例えば塩、調味料、シリコーン等を懸 濁物中に保留する傾向がある。
ハードストック脂肪のトリグリセリド成分は約12を超えないヨウ素価を有する 実質上完全に水素添加されたトリグリセリド脂肪又は油である。ハードストック 脂肪はパーム油、綿実油、大豆油、ヒマワリ油、コーン油、ピーナツ油、カノー ラ油、菜種油等又はそれらの混合物のような天然油を水素添加して得ることがで きる。好ましいハードストックはトリステアリン又はトリパルミチンを含有する トリグリセリドである。ある植物油又はその分画はこれらの主にβ−トリグリセ リド、例えば硬化大豆油を含有している。
約12以下のヨウ素価を有する硬化ポリオール脂肪酸ポリエステルもノ\−トス ドック脂肪として有用である。
ハードストックポリエステルは不飽和よりも更に飽和した脂肪酸及び短鎖よりも 更に長い脂肪酸鎖を含有することができる。ハードストックポリオールポリエス テルの典型例としてはオクタステアリン酸スクロース、オクタバルミチン酸スク ロース、ヘプタステアリン酸スクロース、ペンタステアリン酸キシリトール、ペ ンタノくルミチン酸ガラクトース、約1〜約12のヨウ素価まで水素添加された 大豆油脂肪酸のスクロースへブタ及びオクタエステル等がある。
E、他のショートニング成分 本流動性組成物は他のショートニング成分も含んでよい。様々な添加剤がここで 使用できるが、但しそれらは食用で美観上望ましく、ショートニングにおいてい かなる有害な作用も有していてはならない。これらの添加剤としては調味料、乳 化剤、抗飛散剤、粘着防止剤、酸化防止剤、消泡剤(フライ用)等がある。
F、流動性組成物 本流動性組成物の主要効果は広範囲の貯蔵温度にわたるそれらの物理的安定性で ある。特に流動性ショートニング及び油において、このような組成物の加工処理 、包装、倉庫保存、輸送及びその後の消費者貯蔵条件中に出会う温度範囲にわた る固体脂肪含有率分布の勾配は比較的平坦でなければならない。固体分布の勾配 がこの温度範囲(約50″F(10℃)〜約105″F(41℃))にわたり比 較的平坦でない場合には、この範囲にわたり変動するとき結晶化、溶融及び再結 晶化する最終製品は最良の外観及び性能のために意図された質感を失うことにな る。本流動性組成物はこの制限を有しない。温度循環安定性の1つの指標は固体 脂肪含有率(S F C)分布である。非消化性成分のSFC分布勾配は温度循 環中における安定な流動性の指標である。
本流動性組成物は典型的な貯蔵条件範囲にわたり許容される流動性を維持する。
この特徴は1989年11月14日付で発行されたGurreYらの米国特許第 4.880゜657号明細書で記載されたような受動均油喪失を抑制する従来の 非消化性含有組成物の実質量から得ることができない。典型的なトリグリセリド 流動性ショートニング及び油のケースのように、他のファクター(例えば、ハー ドストックのタイプ及びレベル)も流動性及び安定性に影響を与えることができ る。
典型的には、本流動性組成物は21℃で5 g/30 sec以上(好ましくは 調理油の場合15 g/30 sec以上、好ましくはサラダ油の場合25 g /30 sec以上)の流動度を有する。
固体ポリオール脂肪酸ポリエステル対非消化性油の比率約1:99〜約5+95 (好ましくは約1=99〜約3:97)を有する流動性組成物は慣用的なガラス 又はプラスチック製調理油タイプボトルで貯蔵された場合に比較的清澄にみえる ことも発見された。この清澄度はハック濁度計(下記方法論)で測定したところ 約20ONTU以下(好ましくは約100 NTU以下、更に好ましくは約50  NTU以下、最も好ましくは約5 NTtl以下)の光学濁度で特徴付けられ る。本発明の比較的清澄な油は場合により0〜約90%の消化性油も含有するこ とができる(清澄度は加えられる清澄な消化性油の量に応じて増加する)。
流動性組成物の加工処理も製品の清澄度に著しい効果を有することが観察された 。理論に拘束されるわけではないが、 (a)物質の屈折率、(b)液体非消化 性部を結合する固体ポリオールポリエステルの効力(即ち、効力が増加するに従 い少い固体ポリエステルが用いられる)及び(C)組成物中における捕捉空気の レベルはすべて清澄度に影響を与えると考えられる。屈折率に関して、組成物は 固体及び液体部分の屈折率がほぼ同じである場合に清澄になりやすい。固体分の 効力に関して、ある固体ポリオールポリエステル(特にグループ(a)対グルー プ(b)脂肪酸基比2:6〜1ニアの場合)は液体結合の点で更に効率的である ことが観察された。短鎖飽和グループ(a)脂肪酸基含有固体骨は長鎖不飽和グ ループ(a)基よりも(おそらくより長鎖の不飽和脂肪酸基含有固体骨を得るた めに用いられる供給源油に通常伴う不溶性長鎖飽和物の含有のために)清澄な油 を形成する点で優れていると考えられる。固体ポリオールポリエステルの純度が 清澄度に影響を与えることも指摘されるべきである。
高レベルの非官能性脂肪酸(固体ポリエステル製造プロセスで用いられる供給源 油により通常導入される)は避けられるべきである。固体ポリエステル粒子の形 状もファクターである。球顆形固体粒子は曇化を増大させやすい棒、円錐又は他 の形よりも好ましい。可視光の最短波長以下(即ち、く093μm)の小さな固 体粒子を形成することも望ましい。この波長以下にサイズ分けされた粒子が多く なるに従い、得られる油は清澄になる。可視光の波長より大きくサイズ分けされ た粒子の濃度が増加するに従い、曇化を増加させる。固体分の濃度は粒度を相殺 すること、即ち粒度が可視光の波長より太き(高濃度で存在する場合にこの物質 は大きな粒度を低濃度で有するサンプルよりも曇ってみえることも留意されるべ きである。捕捉空気に関して、高粘度の油はど曇化を生じる気泡を捕捉する傾向 を有する。したがって、本発明の清澄な油は清澄度を改善するために脱気される べきである。
本発明の流動性組成物は脂肪を結晶化するために常用される技術で、例えばスク レープド(scraped)表面熱交換機に組成物を通すことにより加工処理し てもよい。低レベルの結晶阻害剤(例えば、レシチン)の添加又は粒度を減少さ せる超音波の使用のような特定の技術も比較的小さな粒度を得る上で更に用いて もよい。本発明の清澄な油(例えば、サラダ油)は小さな粒度(3μl以下、好 ましくは1μ鵡以下)が得られる場合に経時的に安定である。大きな粒子はど沈 降しがちであり、清澄な油の層を残す。
F、好ましい流動性組成物 本発明による好ましい流動性ショートニングは(A)(1)ポリオールがスクロ ースであり、(11)エステル基が約1ニア〜約3:5の(a) : (b)モ ル比で(a)C−C−及び二車飽和脂肪酸基、C−C飽和脂肪酸基又はそれらの 混合物からなる群より選択される脂肪酸基と (b)C2゜−028飽和脂肪酸 基から構成され、(111)ポリオールのヒドロキシル基のうち少くとも約6つ が上記脂肪酸基でエステル化されている37℃以上の完全融点を有する固体ポリ オール脂肪酸ポリエステル;(B)約37℃以下の完全融点を有する液体非消化 性スクロース脂肪酸ポリエステル油;(C)21℃で約5%以下の固体分を有す る消化性油約90重量%以下;及び(D)ハードストック10%以下から構成さ れ、その場合に(i)(A)対(B)の比は約1:99〜約9:91であり、( if)その流動性組成物は約I Q Q dyn/c−以下の降伏点を有し、( fit) 21℃における流動度は少くとも5 g730 secであり、(i v) (A)における脂肪酸基の少くとも30重量%はC16以上の飽和脂肪酸 基であり、(v)37〜21.1℃における (A)及び(B)の混合物のSF C分布の勾配は0〜約−0,5である。
本発明による好ましい調理油は(A)(1)ポリオールがスクロースであり、( if)エステル基が約1ニア〜約3:5の(a) : (b)モル比で(a)C −C−及び二車飽和脂肪酸基、C−C飽和脂肪酸基又はそれらの混合物からなる 群より選択される脂肪酸基と (b)C−C飽和脂肪酸基から構成され、(II I)ポリオールのヒドロキシル基のうち少くとも約6つが上記脂肪酸基でエステ ル化されている37℃以上の完全融点を有する固体ポリオール脂肪酸ポリエステ ル;(B)約21℃以下の完全融点を有する液体非消化性スクロース脂肪酸ポリ エステル油;(C)10℃以下の完全融点を有する消化性油約90重量%以下( 更に好ましくは10〜75%、最も好ましくは10〜60%、非常に最も好まし くは10〜40%)から構成され、その場合に(1)(A)対(B)の比は約1 :99〜約9=91であり、(it)その流動性組成物は約100dyn/an 以下の降伏点を有し、(iii) 21℃における流動度は少くとも15g/3 0secであり、(1v)光学濁度は200 NTU以下であり、(V)(^) における脂肪酸基の少くとも30重量%はC16以上の飽和脂肪酸基であり、( vi)37〜21.1℃における (A)及び(B)の混合物のSFC分布の勾 配は0〜約−〇、5である。
本発明による好ましいサラダ油は(A)(1)ポリオールがスクロースであり、 (11)エステル基が約1ニア〜約3=5の(a) : (b)モル比で(a)  C1a−及び二車飽和脂肪酸基、C−C飽和脂肪酸基又はそれらの混合物から なる群より選択される脂肪酸基と (b)c −c 飽和脂肪酸基02B から構成され、(111)ポリオールのヒドロキシル基のうち少くとも約6つが 上記酸基でエステル化されている37℃以上の完全融点を有する固体ポリオール 脂肪酸ポリエステル; (B) 21℃以下の完全融点を有する液体非消化性ス クロース脂肪酸ポリエステル油; (C) 4℃以下の完全融点を有する消化性 簡約90重量%以下(更に好ましくは20〜75%、最も好ましくは20〜60 %、非常に最も好ましくは20〜40%)から構成され、その場合に(1’)( A)対(B)の比は約1=99〜約3;97であり、(if)その流動性組成物 は約100 dyn/c−以下の降伏点を有し、(ill) 21℃における流 動度は少くとも25 g/30 secであり、(iv)光学濁度は約50 N TU以下であり、(v)(A)における脂肪酸基の少くとも30重量%はC16 以上の飽和脂肪酸基であり、(vi)37〜21,1℃における (A)及び( B)の混合物のSFC分布の勾配は0〜約−0,5である。
G、流動性組成物の用途 本流動性組成物は様々な食品及び飲料製品の製造に有用である。これらの流動性 ショートニング及び油はフレンチフライドポテト、ポテトチップ、コーンチップ 、トルティーヤチップ、チキン、魚とバター化及びフライド食品(例えば、エビ テンプラ)の調製のようなフライ適用に用いることができる。好ましくは、本流 動性組成物、はショートニング、調理油、フライ油、サラダ油及びポツプコーン 油として使用できる。これらの流動性組成物、は調理スプレー、マーガリン及び スプレッドで使用してもよい。個別的な流動性組成物成分は食品を製造する前に ミックスしても又はそれらは別々に食品に加えてもよい。
これらの流動性ショートニング及び油はミックス、貯蔵安定性ベークド品及び冷 凍ベークド品のようないずれかの形でベークド品の製造にも用いることができる 。可能な適用例としては格別限定されず、ケーキ、プラウニー、マフイン、バー クツキ−、ウェハース、ビスケット、ベストリー、パイ、パイ皮、グラノーラバ ーとサンドイッチクツキー及びチョコレートチップクツキー、特にHong &  Brabbsの米国特許第4,455,333号明細書で記載された貯蔵安定 性二重テキスチャークツキーを含めたクツキーがある。ベークド品はフルーツ、 クリーム又は他のフィリングを含むことができる。用いる他のベークド品として はロールパン、クラッカー、プレッツェル、パンケーキ、ワツフル、アイスクリ ームコーン及びカップ、酵母醗酵ベークド品、ピザ及びピザ皮、べ−クド穀粉ス ナック食品と他のベークド塩味スナックがある。
流動性組成物はここでアイスクリーム、冷凍デザート、チーズ、肉、チョコレー ト菓子、サラダドレッシング、マヨネーズ、マーガリン、スプレッド、サワーク リーム、ヨーグルト、コーヒークリ−マー、押出しスナック、ローストナツツの ような他の多くの食品及びミルクシェークのような飲料において脂肪部分の成分 としても用いることができる。
本発明の流動性組成物は食品中で脂肪/油の約10〜100%に代えるために用 いることができる。脂肪及び無脂肪成分(例えば、デンプン、糖、無脂肪乳固体 分等)を含有する食品中で脂肪に代わり本流動性組成物を用いる場合、固体ポリ オールポリエステルは上記食品が摂取されたときに非消化性油の受動釣部喪失を 抑制するため含有される。このような製品において、固体ポリオールポリエステ ル及び液体非消化性油の流動性混合物はこのような食品中に通常存在する脂肪の 100%以内で代用される。固体ポリオールポリエステル対液体非消化性油の重 量比は典型的には約1:99〜約9:91の範囲である。
本流動性組成物はビタミン類及びミネラル類、特に脂溶性ビタミン類で強化して もよい。脂溶性ビタミン類としてはビタミンA1ビタミンD及びビタミンEがあ る(参考のためここに組込まれる1977年7月5日付で発行された米国特許第 4,034,083号(Mattson)明細書参照)。
流動性組成物はここで分岐鎖脂肪酸トリグリセリド、トリグリセロールエーテル 、ポリカルボン酸エステル、スクロースポリエーテル、ネオペンチルアルコール エステル、シリコーン油/シロキサン及びジカルボン酸エステルのような他の非 消化性脂肪と組合せて用いることができる。その物質と組合せて有用な他の部分 的脂肪代替品はここで中鎖トリグリセリド、(参考のためここに組込まれる19 89年6月28日付で公開された欧州出願第0322027号(5eiden) 明細書で記載されたような)中及び長鎖脂肪酸の組合せから得られるトリグリセ リド、高度エステル化ポリグリセロールエステル、アセチン脂肪、植物ステロー ルエステル、ポリオキシエチレンエステル、ハホバエステル、脂肪酸の七ノ/ジ グリセリド及び短鎖二塩基酸の一ノ/ジグリセリドである。
流動性組成物は特定種類の食品及び飲料成分と組合せて特に有用である。例えば 、過分のカロリー低下効果は本流動性ショートニングが単独で又は増量剤と組合 せて無カロリー又は低カロリー甘味料と共に用いられた場合に達成される。無カ ロリー又は低カロリー甘味料としては格別限定されす、アスパルテーム、サッカ リン、アリテーム、タウマチン、ジヒドロカルコン類、アセスルフニーム及びシ クラメート類がある。
増量又は増粘剤は多くの食品組成物においてこの流動性組成物と組合せると有用 である。増量剤としては非消化性炭水化物、例えばポリデキストロース及びセル ロース又はセルロース誘導体、例えばカルボキシメチルセルロース、カルボキシ エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピル セルロース、メチルセルロース及び微結晶セルロースがある。他の適切な増量剤 としてはガム類(親水コロイド類)、デンプン、デキストリン、醗酵乳清、豆腐 、麦芽デキストリン、糖アルコール類を含めたポリオール、例えばソルビトール 及びマンニトールと炭水化物、例えばラクトースがある。
同様に、食品及び飲料組成物は各々の組合せ効果を発揮するため本流動性組成物 を食物繊維と組合せて得ることができる。“食物繊維″とは植物細胞壁及び海草 中でみられる炭水化物並びに微生物醗酵で産生される炭水化物のような咽乳動物 酵素による消化に抵抗する複合炭水化物を意味する。これら複合炭水化物の例は フスマ類、セルロース類、ヘミセルロース類、ペクチン類、ガム類及び粘液類、 海草エキス並びに生合成ガム類である。セルロース繊維源としては野菜、果実、 草、穀物及び人工繊維(例えば、細菌合成による)がある。精製植物セルロース 又はセルロース粉のような市販繊維も使用できる。
オオバコと全シトラス果皮、シトラスアルベド、テンサイ、シトラス果肉及びベ シクル固体脂、リンゴ、アプリコツト及びスイカ外皮からの繊維のような天然繊 維も使用できる。
これらの食物繊維は粗製形でも又は精製形であってもよい。用いられる食物繊維 は単一タイプ(例えば、セルロース)、複合食物繊維(例えば、セルロース及び ペクチンを含有したシトラスアルベド繊維)又はある繊維組合せ(例えば、セル ロース及びガム)である。繊維は当業界で公知の方法により処理してもよい。
勿論、判断は本流動性組成物及びそれと他の食品成分との組合せを利用する上で 行われねばならない。例えば、甘味料及び本流動性組成物の組合せは2つの特別 な効果が望ましくない場合には用いられない。流動性組成物及び流動性組成物/ 成分組合せは適切であれば適量で用いられる。
多くの効果は単独で又は前記の食用油及び/又は他の成分と組合せていずれかで 用いられた場合に食品及び飲料組成物中における本流動性組成物の使用から得ら れる。
主要な効果は流動性組成物が全部又は一部の脂肪代替品として用いられた場合に 達成されるカロリー低下である。
このカロリー低下は本流動性組成物と低カロリー甘味料、増量剤又は他の非消化 性脂肪及び油との組合せを用いて増加させることができる。この使用から生じる もう1つの効果は飲食物中における消化性脂肪の総量に関する減少である。更に 、飽和脂肪消費に関する有意の減少は飲食物中において飽和脂肪に代わり本流動 性組成物を用いることにより達成できる。動物由来トリグリセリド脂肪に代わり 非消化性固体脂肪物質から製造される食品又は飲料はコレステロールも少なく、 これら食品の摂取で血中コレステロールを低下させひいては心臓病のリスクも低 下させることができる。しかも、これらの脂肪物質から得られる組成物は許容さ れる官能的性質、特にロウ性の欠如を有する。
ダイエツト食品は、例えば肥満、糖尿病又は高コレステロース血症のヒトの特別 なダイエツト要求に合致した流動性組成物から製造することができる。本流動性 組成物は低脂肪、低カロリー、低コレステロール食の主要部分であって、それら は単独で又は薬物療法もしくは他の療法と組合せて用いることができる。本流動 性組成物から製造される食品又は飲料製品の組合せは、前記効果の1以上を得る ため、単独で又は1種以上の前記成分と組合せてその脂肪物質を含有したこれら 製品の1種以上に基づき総合的なダイエツト管理法の一部として用いることがで きる。
本流動性組成物の用途、組合せ及び効果に関するこの説明は限定的でも又はすべ て包括されているわけでもない。本発明の精神及び範囲内に属する他の同様の用 途及び効果も見出しうると考えられる。
食品組成物に加えて、本発明の組成物は潤滑油、スキンクリーム、医薬品、化粧 品等を処方する上でも用いることができる。
本発明は分析方法の後で例により説明される。
固体脂肪含有率(S F C)値を決定する前に、流動性組成物又は非消化性液 体/固体の混合物のサンプルは少くとも30分間又はサンプルが完全に溶融され るまで140″F(60℃)以上の温度に加熱される。次いで溶融されたサンプ ルは下記のようにテンパリングされる:80下(26,7℃)で15分間;80 丁(26,7℃)で15分間;32丁(0℃)で15分間;80下(26,7℃ )で30分間;32丁(0℃)で15分間。テンパリレグ後、50″F(10℃ )、70下(21,1℃)、80″F (26,7℃)、92″F (33,3 ℃)及び98.6″F(37℃)の温度におけるサンプルのSFC値が各温度で 30分間にわたる平衡化後パルス核磁気共鳴(PNMR)で決定できる。
PNMRでSFC値を決定するための方法はMadison及び旧11.J、A l1er、oil Chem、Soc、、Vol、55 (1978)、pp、 3N −31(参考のためここに組み込まれる)で記載されている。
PNMRによるSFCの測定はA、O,C,S、 OffjcialMetho d Cd、16−IN、(N’Nclal Methods and Reco mmendedPractices of The American Oll  Chemists 5ociety、3rdEd、、1987 (参考のため ここに組み込まれる)でも記載されている。
SFC分布の勾配は98.6丁(37℃)の固体率から70°F(21,1℃) の固体率を引いた後にこの値を28.6で割ることにより計算される。
・CO,ラブランドのハック社(Hach Co、)により製造されたハック・ レシオ/XR濁度計モデル43900・25mmサンプルセル(ハックカタログ No、 201+4(1−(to)・18CITυホルマリン標準 較正: 高速応答モードで下記ステップをその装置により実施する。
装置を作動状態にしてセルホルダーを空にさせ、セルホルダー開口部に光シール ドをおき、2レンジを選択する。o、oooの読みにするためフロントパネルゼ ロコントロールを調整する。較正コントロールにアクセスできるように装置ケー スの右側からゴムプラグを除く。
20−NTUレンジを選択する。装置中に18−NTUホルマリン標準含有サン プルセルをいれ、サンプルセル上のインデックスマークをスピルリング(spi ll ring)上の隆起マークと並べる。それを光シールドでカバーする。較 正用Jil用いて2O−20O5(スパン)コントロールを調整し、18.00 の表示を得る。200−NTUレンジを選択する。
180−NTtlホルマリン標準含有サンプルセルを装置中にいれ、サンプルセ ルインデックスマークをスピルリング上の隆起マークと並べる。それを光シール ドでカバーする。較正用具を用いて2O−200L (直線性)コントロールを 調整し、180.00の表示を得る。スパン又は直線性コントロールいずれかの 調整は他方のセツティングに影響を与える。18.00及び180.0の読みが 各々で各レンジに達するまでステップd −iを繰返す。
2000−NTUレンジを選択する。180−NTUホルマリン標準含有サンプ ルセルを装置中にいれ、サンプルセルインデックスマークをスピルリング上の隆 起マークと並べる。それを光シールドでカバーする。較正用具を用いて2にレン ジS(スパン)コントロールを調整し、180.0NTUの読みを得る。180 0−NTUホルマリン標準含有サンプルセルを装置中にいれ、サンプルセルイン デックスマークをスピルリング上の隆起マークと並べる。それを光シールドでカ バーする。較正用具を用いて2にレンジL(直線性)コントロールを調整し、1 800の表示を得る。再び180−NTUホルマリン標準を装置中にいれる。直 線性調整による相互作用が180読みで変化を生じた場合には、ステップ1〜p を繰返す。
濁度測定: サンプル濁度は下記のように測定される:パワースイッチがいれられて、装置が 15分間で作動状態になったことを確かめる。0〜200 NTUレンジを選択 する。装置を安定化させるため各レンジで少くとも15秒間待機する。オーバー レンジ条件を有さないできるだけ最低のレンジを選択する。オーバーレンジ条件 、即ちレンジの最大限よりも高いサンプル濁度は選択されるレンジに応じた−1 .888、−18.88、−188.8又は−1888のフラッシング表示によ り明らかにされる。清潔なサンプルセルを脱気された試験サンプルでマークまで 満たし、それをセルホルダーにいれる。サンプルセルは清潔で乾燥しており、無 指紋でなければならない。ガラスの欠陥を遮蔽するためシリコーン浦の薄いコー トでサンプルセルをコートする。装置にサンプルを挿入し、セルインデックスマ ークをセルホルダー開口部周辺におけるスピルリング上の隆起マークと並べる。
セルが完全に下降して、スプリングクリップにより適所で保持されたことを確か める。サンプルを光シールドでカバーする。サンプルの濁度をデジタル表示から 読取る(単位はNTtlである)。
C1流動度 70±1丁に制御される定温ボックス 0.1g精度のはかり 4オンス(約113g)カップ又は相当物流動計〔30秒間隔で流れをコントロ ールする電気時限装置を取着したフロール(Furoりオリフィス装備セイボサ ンプルは定温ボックス中704/−1丁で24時間平衡化される。
操作 1)サンプルを20回回転転るか(180度回転して原位置まで戻す)又はサン プルを10回振盪して、サンプルを十分にミックスする。
2)自動位置にトグルスイッチをいれる。
3)はかりで紙カップの風袋を計り、しかる後セイボルト管の下にそれをおく。
4)セイボルトカップをサンプルで満たして内部管の上端からあふれさせる。
5)スタートボタンを押す。タイマーは試験が終了するまで調製をコントロール する。
6)カップ中における製品の量を秤量して記録する。
7)ステップ3〜6を更に2回繰返す。
8)手動位置にトグルスイッチをいれる。
9)スタートボタンを押え付け、プランジャーをカップ中に押し下げることによ りセイボルトカップから過剰のサンプルを除去する。
10)流動度−ステップ6から3回の重量平均としてのグラム/30秒 スイス、チューリッヒのコントラビス社(Contraves AG)。
により製造されたコントラビス・レオマット115(Contraves Rh eoaat 11.5) 、コーン及びプレート付属品を装備した制御速度レオ メータ一 方法:ギ七ツブは自動にセットされる。トルクメーターをO20に較正する。
1)測定装置は70.0″F(21,1℃)±0.1下の温度に平衡化される。
2)サンプルがプレートに適用され、コーンがプレート上に静かに据えられる。
3)下記走査をランする。
一第一最小剪断速度(see ) ・0.000−最小剪断速度における時間( see) : 120.0−上昇ランプ時間(see) : 60.0−最大剪 断速度(see−1) : 20.000−保持時間(see) : 10.0 −第二最小剪断速度(see”−1) 0.000−下降ランプ時間(see)  : 60.04)試験終了時に、装置はカッソンースタイガー(Casson −8teiger)モデルを用いて降伏点及びチキソトロピー面積を計算する。
降伏点は流動を起こす上で必要な剪断応力として定義される。
E、ポリオールポリエステルの脂肪酸組成ポリオールポリエステルの脂肪酸組成 (FAC)は熱伝導率検出器装備ヒユーレット−パラカード・モデル5712A ガスクロマトグラフ及びヒユーレット−パラカード・モデル7671A自動サン プラーを用いてガスクロマトグラフィーにより調べられる。用いられるクロ8r d Ed、、1984、操作1−Ce[i2で記載されている。
F、スクロースポリエステルのエステル分布スクロースポリエステルの個別的オ クタ−、ヘプタ−、ヘキサ−及びベンターエステルと包括的なテトラ−〜モノー エステルの相対的分布は標準相高性能液体クロマトグラフィー(HP L C) を用いて調べることができる。
シリカゲル充填カラムがポリエステルサンプルを前記の各エステル群に分離する ためこの方法で用いられる。へキサン及びメチルt−ブチルエーテルが移動相溶 媒として用いられる。エステル群は質量検出器(即ち、蒸発光散乱検出器)を用 いて定量される。検出器応答が測定され、しかる後100%に対して標準化され る。個別的なエステル群が相対率として表示される。
コネチカット州、ノーウオークのパーキン−エルマー(Perk i n−E  l mer)で製造されたパーキン−エルマー7シリーズ熱分析システム、モデ ルDSC7 操作; 1)サンプルが完全融点より少くとも10℃高めに加熱され、十分にミックスさ れる。
2)サンプル10±2−gが秤量されてサンプルパンにいれられる。
3)走査は完全融点より約10℃高めから一60℃まで5℃/sinで行われる 。
4)サンプルの温度は一60℃で3分間維持され、−60℃から原開始温度(即 ち、完全融点より約10℃高め)まで5℃/ifnで走査される 5)完全融点はベースライン(特定のヒートライン)と吸熱ピークの後縁に対し てタンジェントのラインとの交点における温度である。
例■ C−Cスクロースポリエステルの製造に関する代わりの方法は前掲の米国特許第 4,518,772号及び前掲の第4.517,360号明細書で記載されたプ ロセスの修正法による。スクロースをカリウム石鹸及びK 2 CO3のような 塩基性触媒の存在下でカプリル酸メチルと反応させてオクタカプリル酸スクロー スを形成する。次いでオクタカブリレートを関心のあるC−C生成物へのエステ ル交換のためナトリウムメトキシドの存在下でベヘン酸メチルと反応させる。
1、スクロース 342.3 300.00 0.0204 12、ベヘン酸カ リウム 3g7.60 124.10 0.328 04753、カプリル酸メ チル 15g、24 1663.40 B、132 7.0004、ベヘン酸メ チル 354.60 2174.40 B、132 7.0005、炭酸カリウ ム 138.21 12.107 0.0876 0.100B、ナトリウムメ トキシド 54.00 (混合物の1/2重量%)2、ヘキサン 操作 ベヘン酸メチル(ステップBで用いられるスクロースのモル当たり0.375モ ル)を相当量のKOH含有メタノール中還流下で攪拌することによりケン価する 。反応液をすべてのメチルエステルが赤外線分析で示されるように石鹸に変換さ れるまで加熱しながら攪拌する。石鹸溶液はそのまま次の反応ステップで用いる 。
ステップB−オクタカプリル酸スクロースの製造カプリル酸メチル(スクロース のモル当たり12モル)を前記ステップAからのベヘン酸カリウム−メチルアル コール溶液に直接加える。次いで混合液を真空下でストリップしてメタノールを 除去する。次いでスクロース及び炭酸カリウムを石鹸−カプリル酸メチル混合液 に加え、反応混合液を135℃に加熱し、部分真空下におく。
反応はスクロースがそのオクタカブリレートに変換されるまで進める。終点は液 体又は超臨界液体クロマトグラフィーにより決定する。
反応混合液を95℃に冷却し、7%H20を加えて石鹸の水和物を形成させる。
石鹸はスラッジとして分離し、遠心、濾過及び/又はデカントにより除去する。
油層(オクタカプリル酸スクロース/メチルエステル層)を熱水で数回洗浄し、 分離し、残留水を110℃でN2スバージにより除去する。
次いで粗製オクタカブリレートをフィルトロール及びセライトの混合物で脱色し 、漂白土を真空濾過により除去する。過剰のメチルエステルを130℃及びl  smogで蒸留により除去する。
オクタカプリル酸スクロース(前記ステップBから)及びベヘン酸メチル7モル を反応器中でナトリウムメトキシドと混ぜる。攪拌しながら温度を120℃に上 昇させ、反応器を真空下におく。
エステル交換中に形成されたカプリル酸メチルを反応混合液から蒸留して集める 。反応は4〜5モルのカプリル酸メチルが集められるまで続ける(スクロースに おけるC −Cの比率は除去されるカプリル酸メチルの量により調整してもよい )。
次いで反応混合液を90℃に冷却し、氷酢酸で中和する。
生成物をヘキサンで希釈し、ヘキサン溶液を熱水で数回洗浄する。
水洗液を分離し、ヘキサンを残留水と共に110℃でN2スバージにより除去す る。次いで生成物をヘキサンで再希釈し、木炭及びフィルトロールの混合物で脱 色する。
木炭/フィルトロールを真空濾過により除去し、溶媒を真空蒸留により除去する 。過剰及び/又は残留メチルエステルを薄膜蒸発により除去し、生成物をヘキサ ン/メタノール溶液から結晶化させる。
(210℃及び1 +u+Hgにおけるスチームストリップは任意の最終ステッ プである) 例I+ 高割合の018不飽和物及びC2□飽和物を含有したメチルエステルからの固体 スクロースポリエステルの製造この例は前掲の米国特許第4,518.772号 及び前掲の第4,517,360号で記載されたプロセスの修正法による本発明 の固体スクロースポリエステルの製造について記載している。
高エルカ酸菜種油(HEAR)を38%エルカ酸の組成まで低エルカ酸菜種油( LEAR)とブレンドする。菜種油ブレンドを3〜6%精製漂白綿実油とミック スして、約35%のC2□酸(即ち、ベヘン+エルカ)を有する油組成物を得る 。次いでこの菜種/綿実ストックを4以下のヨウ素価まで水素添加する。水素添 加は0〜100100psi〜約7 kg/ cj )の圧力及び約375”F (約190℃)の温度を用いてあらゆる植物油に典型的なニッケル触媒レベルで 行う。
その物質を375〜495”F(約190〜257℃)の温度で脱臭する。硬化 脱臭された菜種/綿実油は下記特徴を有する:脂肪酸組成=3〜7%C16:。
、45〜55%c o〜2%C18:l、0〜1%C4〜18:0ゝ 18:2 ゝ 8%C33〜37%CO〜 1 %C020:0ゝ 22:0ゝ 22:1ゝ 〜2%C遊離脂肪酸分は0.01〜0.1%、口24:0゜ ビボンド赤色は約1.0である。
菜種/綿実油をエステル化プロセスでメチルエステルに変換するが、その場合に 油をメタノールとミックスし、ナトリウムメトキシド触媒を加え、すべてのトリ グリセリドがメチルエステルに変換されるまで反応を続lする。
グリセリンは反応が完了した後に重力により沈降させる。
次いでエステルを熱水で水洗して痕跡レベルのグリセリン及び石鹸を除去する。
水相は各洗浄後に重力により沈降させる。
そのエステルをバッチ方式でフラッシュ蒸留し、非ケン化物質を除去して更に濃 縮されたC2゜物質を得る。蒸留は0.5〜2 imHgの真空下及び300〜 410″F(約149〜210℃)の温度で行う。蒸留されたエステルの最終1 0〜15%は望ましいスクロースポリエステルを製造する上で使用のため清潔な 容器内に集める。他の85〜90%は捨てる。集められた最終10〜15%のエ ステル組成は4%C6%C87%C22:O’18:0ゝ 20:0ゝ 3%Cである。これらはエステル“A”である。
24:O 精製漂白されたヒマワリ油を真空下375〜495’F(約190〜257℃) の温度で脱臭する。脱臭されたヒマワリ油は下記特徴を有する:ヨウ素価125 〜140;脂肪酸組成=5〜10%C16:。、2〜6%C19〜26%C63 〜74%C18:2.18:0ゝ 18:1ゝ 0〜2%CO〜1%C2o:。、0〜1%C遊18:3ゝ 22二〇。
離脂肪酸分は0.01〜0.1%、ロビボンド赤色は約1.3である。
ヒマワリ油を前記と同様のエステル化プロセスでメチルエステルに変換する。そ のエステルは主に非ケン化物質を除去するためバッチ方式でフラッシュ蒸留する 。蒸留は0.5〜2 、 0 mmHgの真空下及び300〜410″F(約1 49〜210℃)の温度で行う。これらはエステル“B“である。
IV約2まで硬化された精製大豆油脂肪酸のメチルエステル約70.5kgをス テンレススチールバッチ反応器内でメタノール209kg及び水酸化カリウム1 5.4kgとミックスする。混合液を大気圧下で1〜3時間攪拌しながら約14 5’F (63℃)に加熱する。この時間中に、すべての但し残留量のメチルエ ステルがケン価されて石鹸を形成する。
エステル″A”約1193.6kgをエステル′B゛241.4kgとブレンド してエステルブレンド“Coを得る。ブレンド“Coのエステル組成は1.2% 018:o、3.8%CB、8%C18:1.10.7%CL8:2.18:0 ゝ 2o:oS3%Cテアル。
4.7%C71,9%C22:0、24:。
エステル“C°約545.5kgをすでに得られた石鹸混合物に加える。
次いで細粒スクロース約104.5kgを加えてメチルエステル対スクロースの モル比5:1とする。次いで炭酸カリウム(反応ミックスの約0.5wt%)を 混合液に加えてエステル交換を触媒させる。この混合液を攪拌し、温度が約27 5’F(135℃)に達するまで大気圧でゆっくり加熱する。これはメタノール を除去するためである。次いで真空に吸引し、混合液を8時間以内にわたり攪拌 してモノ−、ジー及びトリスクロースエステルを形成させる。少量のテトラ−及 びペンタエステルもこの段階で形成される。275″F (135℃)に前加熱 されたメチルエステル“Co (890kg)を追加し、エステル対スクロース のモル比を14〜15:1にして維持する。
次いで炭酸カリウムを混合液に2回追加する(各添加量は初期反応ミックスの約 0.5wt%である)。反応条件が275’F (135℃)で安定化したとき 、窒素スバージを用いて攪拌を改善させメタノールストリッピングを促進する。
この第二反応段階は約4〜13時間続ける。
次いで反応混合液を窒素下で149″F(65℃)〜185°F(85℃)に冷 却する。粗反応混合液を水約91kgと共に攪拌する。水和された粗反応混合液 を遠心機に通して重及び軽相を分離する。石鹸、過剰の糖及び炭酸カリウムを含 有した重相は捨てる。次いで軽相を更に水264 kgで洗浄する。
次いでメチルエステル及びスクロースポリエステルを含有した軽相は70 mm Hg以下の真空下170〜190°F(76〜88℃)で30〜60分間にわた り乾燥して水分を除去する。フィルトロール105 (1,0wt%)を加え、 ミックスを167下(75℃)〜190下(88℃)で攪拌する。スラリーを0 .1vt%以下の細粒物となるまで濾過又は他の手段により分離する。次いで液 体を1マイクロミリメートルフィルターに通す。
次いで精製漂白された反応ミックスをステンレススチール塗布フィルムエバポレ ーター又は他の適切な装置に通してメチルエステルの大部分を留去する。留出は 約0 、 5 tsrtrHgの真空下392″F(200℃)〜455下(2 35℃)で生じる。
次いでスクロースポリエステルを約25 mmHg以下の真空下392″F(2 00℃)〜450丁(232℃)でステンレススチール充填カラム脱臭器又は他 の適切な装置に下方向で通すことにより脱臭する。スチームをカラムの底部に導 入し、スクロースポリエステルに自流で通過させる。供給速度及び温度はスクロ ースポリエステルのメチルエステル分が1000pp−以下になるまで調整する 。次いで混合液を149″F(65℃)〜185丁(85℃)に冷却し、1マイ クロミリメートルフィルターに通す。スクロースポリエステルは清潔なステンレ ススチールドラムで貯蔵する。
この操作に従い得られたスクロースポリエステルは下記の大体の組成及び性質を 有する: ヨウ素価 22.4 完全融点 70.4℃ エステル分布 オクタ 71.6 それより低級 <0,1 エステル“C″の製造に際してエステル“八〇及び/又はエステル“B゛の脂肪 酸組成を変え及び/又はエステル“Ao及びエステル“B″の比率を変えること により、このプロセスは本発明の他の固体スクロースポリオールポリエステルを 製造するために用いることもできる。
例II+ 流動性ショートニングの製造 処方: Wt、% 固体スクロース脂肪酸ポリエステル 1.75%(例11の方法に従い製造) 液体スクロース脂肪酸ポリエステル 33.25%非消化性油(大豆油源からメ チルエステル経路により製造、完全融点12.1℃及び1.V、89)液体消化 性トリグリセリド油 65.00%(未硬化大豆油) 100.00% 上記成分は下記組成を有する(%νt):ポリエステル 非消化性 C170[1,1 その他 0.4 0.2 エステル分布 オクタ 71.6 78.7 ヘプタ 28.2 21.0 ヘキサ 0.2 0.2 上記成分を約80℃でミックスし、攪拌し、しがる後室温まで冷却する。最終製 品は下記物理的特性を有する:流動度 21 g/30 sec 降伏点 8dyn/c4 例)■ 調理油の製造 処方、 yt、% 固体スクロース脂肪酸ポリエステル 1.05%(例I+の方法に従い製造) 液体スクロース脂肪酸ポリエステル 33.95%非消化性油(大豆油源からメ チルエステル経路により製造、完全融点17.0℃及び1.V、1lO)液体消 化性トリグリセリド油 85.00%(未硬化カノーラ) 100.00 上記成分は下記組成を有する(%vt) :ポリエステル 非消化性 01g+3 0 0・2 その他 0.4 0.7 それより低級 <0.1 (,1 上記成分を約80℃でミックスし、しかる後約17′F(約−8,3℃)の熱交 換器出口温度で一10″F(約−23,3℃)塩水溶液を用いてスクレープド( scraped)璧熱交換器により冷却する。次いでサンプルを脱気して、気泡 がサンプル内に捕捉されていないことを保証する。
最終製品は下記物理的特性を有する: 降伏点 12 dyn/cj 21℃における流動度 20 g/305ec21℃で測定された清澄度NTU 106約0.5μ■の微細粒度 例■ 固体スクロース脂肪酸ポリエステル 0,35%(例Iの酸クロリド法に従い製 造、 分別蒸留で精製されたC2゜脂肪酸) 液体スクロース脂肪酸ポリエステル 34.65%非消化性浦(大豆油源からメ チルエステル経路により製造、完全融点13,1℃及び1.V、89)液体トリ グリセリド消化注油 65.00%(未硬化カノーラ) 100.00% 上記成分は下記組成を有する(wt%):ポリエステル 非消化性 C18:l Lfi、83 84.4 C18:20・1018・9 その他 1.05 0.2 エステル分布 オクタ 92.4 88.2 上記成分を約80℃でミックスし、しかる後室温まで冷却する。次いでサンプル を脱気して、気泡がサンプル内に捕捉されていないことを保証する。最終製品は 下記物理的特性を有する: 降伏点 8 dyn/cシ 21℃における流動度 32 21℃で測定された清澄度NTU 16約0.5μ−以下の微細粒度 例V+ フライドポテトチップの製造 約0.052インチ(約0.13cm)の厚さにスライスされたノーチップ(N orchip)ポテトを用いる。スライスされたポテトを5ボンド(約2.3k g)油容量ノ(ツチフライヤーにおいて365″F (185℃)の制御温度で 3分5秒間かけて揚げる。約225枚のチップを例III、IV及びVの組成物 の各々でバッチ毎に揚げる。揚げた後、製品は浦切りし、調理して、食べる。
1ボンド(約450g)のシスコ(Sysco)冷凍ノくター化タラ切り身を1 5ポンド(約6.8kg)油容量フライケトル(前記例Il+からの脂肪組成物 )におとす。フライヤーの温度を350”F(約177℃)で制御し、魚を4分 間かけて揚げる。揚げた後、製品は約15秒間かけて油切りし、やや冷却させて 、食べる。
要 約 書 低脂肪及びカロリーの流動性ショートニング、調理油、サラダ油又は類似組成物 が開示されている。これら組成物の非消化性部分は低レベルの固体分を含有して いるが、それでもなお良好な受動均油喪失抑制を示す。これらの組成物は良好な 温度循環安定性も有し、それらはそれらで製造された食品に良好な官能的性質を 付与する。低カロリーの比較的清澄な油も開示されている。これらすべての流動 性組成物は特定の固体ポリオール脂肪酸ポリエステル、液体非消化性油及び場合 により消化性油及び/又はハードストック脂肪を含む。
補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8)平成 4 年 10月 26日 り鮒

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(A)(i)ポリオール、好ましくはスクロースが少くとも4つのヒドロキ シル基、好ましくは4〜8のヒドロキシル基を有し; (ii)エステル基が(a)C12以上、好ましくはC12−C26−及び/又 は二不飽和脂肪酸基、C2−C12、好ましくはC6−C12飽和脂肪酸基又は それらの混合物からなる群より選択される脂肪酸基と(b)C20以上、好まし くはC20−C26飽和脂肪酸基から構成され、(a):(b)のモル比が1: 15〜2:1、好ましくは1:7〜5:3、最も好ましくは1:7〜3:5であ る;及び(iii)ポリオールのヒドロキシル基のうち少くとも4つ、好ましく は7〜8がエステル化されている;37℃以上の完全融点を有する固体ポリオー ル脂肪酸ポリエステル; (B)37℃以下、好ましくは21℃以下の完全融点を有する液体非消化性油、 好ましくは液体ポリオール脂肪酸ポリエステル; (C)21℃で5%以下の固体分、21℃以下の完全融点及び好ましくは4重量 %以下のC18:3三不飽和脂肪酸基を有する消化性油、好ましくはトリグリセ リド油90重量%以下、好ましくは65重量%以下、最も好ましくは50重量% 以下;並びに (D)トリグリセリド、ポリオール脂肪酸ポリエステル及びそれらの混合物から なる群より選択されるハードストック10重量%以下; を含む流動性組成物であって、 (A)対(B)の比が1:99〜9:91であり、ショートニング組成物が10 0dyn/cm2以下の降伏点を有し、(A)及び(B)の組合せレベルが10 %以上であり、(A)における脂肪酸基の重量で少くとも15%、好ましくは少 くとも30%、更に好ましくは少くとも50%、最も好ましくは少くとも60% がC20以上の飽和脂肪酸基であり、37〜21.1℃における(A)及び(B )の混合物のSFC分布の勾配が0〜−0.75であり、上記組成物における( A)及び(B)の組合せレベルが少くとも10重量%であることにより特徴付け られる流動性組成物。 2.(A)の固体ポリオール脂肪酸ポリエステルが(ii)(a)部においてC 18−及び/又は二不飽和脂肪酸基、C8−C12飽和脂肪酸基又はそれらの混 合物、好ましくはラウロレエート、ミリストレエート、パルミトレエート、オレ エート、エライデート、エルケート、リルエート、アセテート、カプロエート、 カプリレート、カプレート、ラウレート及びそれらの混合物からなる群より選択 される脂肪酸基から本質的になり;(ii)(b)部においてC22飽和脂肪酸 基、好ましくはアラキデート、ベヘネート、セロテート、リグノセレート及びそ れらの混合物から本質的になるエステル基を有する、請求項1に記載の流動性組 成物。 3.(B)部の液体ポリオール脂肪酸ポリエステル非消化性油が糖又は糖アルコ ール脂肪酸ポリエステル、好ましくはスクロース脂肪酸ポリエステルである、請 求項1又は2に記載の流動性組成物。 4.21℃で少くとも5g/30sec、好ましくは少くとも15g/30se c、更に好ましくは少くとも25g/30secの流動度を有する、請求項1〜 3のいずれか一項に記載の流動性組成物。 5.消化性油が10℃以下、好ましくは4℃以下の完全融点を有する、請求項1 〜4のいずれか一項に記載の流動性組成物。 6.200NTU以下、好ましくは100NTU以下、更に好ましくは50NT U以下、最も好ましくは5NTU以下の光学濁度を有する、請求項1〜5のいず れか一項に記載の流動性組成物。 8.請求項1〜7のいずれか一項に記載されたショートニングを含むことで特徴 付けられる食品組成物、好ましくはサラダ油。
JP50787091A 1990-04-26 1991-04-08 低カロリー流動性ショートニング、調理油、サラダ油又は類似組成物 Expired - Fee Related JP3226216B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US51490390A 1990-04-26 1990-04-26
US514,903 1990-04-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05506579A true JPH05506579A (ja) 1993-09-30
JP3226216B2 JP3226216B2 (ja) 2001-11-05

Family

ID=24049163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50787091A Expired - Fee Related JP3226216B2 (ja) 1990-04-26 1991-04-08 低カロリー流動性ショートニング、調理油、サラダ油又は類似組成物

Country Status (15)

Country Link
EP (1) EP0526499B1 (ja)
JP (1) JP3226216B2 (ja)
KR (1) KR0168683B1 (ja)
AT (1) ATE123919T1 (ja)
AU (1) AU640008B2 (ja)
CA (1) CA2079873C (ja)
DE (1) DE69110674T2 (ja)
DK (1) DK0526499T3 (ja)
ES (1) ES2073748T3 (ja)
FI (1) FI924827A (ja)
IE (1) IE66576B1 (ja)
MY (1) MY110301A (ja)
PH (1) PH29986A (ja)
TR (1) TR25621A (ja)
WO (1) WO1991015961A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014519844A (ja) * 2011-06-23 2014-08-21 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー スクロースポリエステル

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5308640A (en) * 1992-08-28 1994-05-03 The Procter & Gamble Company Low greasiness french fries and methods for preparing same
EP0666709B1 (en) 1992-10-30 1997-05-07 The Procter & Gamble Company Nondigestible fat compositions containing solid polyglycerol ester particles for passive oil loss control
US5490995A (en) * 1992-10-30 1996-02-13 The Procter & Gamble Company Solid nondigestible polyol polyesters containing esterified hydroxy fatty acids such as esterified ricinoleic acid
NZ257473A (en) * 1992-10-30 1997-03-24 Procter & Gamble Non-digestible fat substitute or thickened digestible oil comprising a non-digestible solid particles of polyester polyol, some of the ester groups of which are formed from c20-26 fatty acids
ES2105342T3 (es) * 1992-10-30 1997-10-16 Procter & Gamble Composiciones de grasa no digerible que contienen un polimero de poliester de poliol solido para el control de la perdida pasiva de aceite.
US5422131A (en) * 1992-10-30 1995-06-06 The Procter & Gamble Company Nondigestible fat compositions containing relatively small nondigestible solid particles for passive oil loss control
CA2145999C (en) * 1992-10-30 1999-01-19 Robert William Johnston Nondigestible fat compositions containing cocrystallized blend of polyol polester hardstock and crystal modifier as a passive oil loss control agent
KR100913850B1 (ko) * 2006-12-29 2009-08-26 우석대학교 산학협력단 고소하고 풍부한 버터향을 가지며 트랜스 지방산 함량이 낮은 가공 식용유의 제조방법 및 이 방법에 의해 제조된 가공 식용유

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3600186A (en) * 1968-04-23 1971-08-17 Procter & Gamble Low calorie fat-containing food compositions
US4797300A (en) * 1987-04-10 1989-01-10 The Procter & Gamble Company Compositions containing novel solid, nondigestible, fat-like compounds
AU626127B2 (en) * 1987-05-06 1992-07-23 Procter & Gamble Company, The Improved sucrose fatty acid ester compositions and shortenings and margarines made therefrom
US4880657A (en) * 1987-05-06 1989-11-14 The Procter & Gamble Company Shortening compositions containing polyol polyesters

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014519844A (ja) * 2011-06-23 2014-08-21 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー スクロースポリエステル

Also Published As

Publication number Publication date
PH29986A (en) 1996-10-29
EP0526499B1 (en) 1995-06-21
IE66576B1 (en) 1996-01-24
DK0526499T3 (da) 1995-11-06
ES2073748T3 (es) 1995-08-16
WO1991015961A1 (en) 1991-10-31
KR930700012A (ko) 1993-03-13
DE69110674T2 (de) 1996-01-25
EP0526499A1 (en) 1993-02-10
EP0526499A4 (en) 1993-04-14
MY110301A (en) 1998-04-30
IE911397A1 (en) 1991-11-06
FI924827A0 (fi) 1992-10-23
AU7688891A (en) 1991-11-11
JP3226216B2 (ja) 2001-11-05
FI924827A (fi) 1992-10-23
TR25621A (tr) 1993-07-01
AU640008B2 (en) 1993-08-12
ATE123919T1 (de) 1995-07-15
DE69110674D1 (de) 1995-07-27
KR0168683B1 (ko) 1998-12-01
CA2079873A1 (en) 1991-10-27
CA2079873C (en) 1996-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5306515A (en) Reduced calorie pourable shortening, cooking oils, salad oils or like compositions
US5306516A (en) Shortening compositions containing polyol fatty acid polyesters
JP3124033B2 (ja) 受動的オイルロスコントロールのために多様エステル化ポリオールポリエステルを含有した非消化性脂肪組成物
US5194281A (en) Polyol fatty acid polyesters with reduced trans double bond levels and process for making
AU668007B2 (en) Solid nondigestible polyol polyesters containing esterified hydroxy fatty acids such as esterified ricinoleic acid
EP0236288A2 (en) Low calorie fat materials that eliminate laxative side effect
JP2003517051A (ja) 低カロリー脂肪組成物
CA2079890C (en) Shortening compositions containing polyol fatty acid polyesters
JPH08502655A (ja) 受動的オイルロスコントロールのために固体ポリグリセロールエステル粒子を含有した非消化性脂肪組成物
EP0602156B1 (en) Use of hydrophobic silica to control or prevent passive oil loss
JP2703225B2 (ja) 下痢副作用を消失させる低カロリー脂肪物質
JP2934312B2 (ja) 新規固体非消化性脂肪様化合物及びそれを含有した食品組成物
JPH05506579A (ja) 低カロリー流動性ショートニング、調理油、サラダ油又は類似組成物
CA2027419C (en) Polyol fatty acid polyesters
NZ219501A (en) An edible, indigestible fat material with a high liquid/solid stability and viscosity at body temperature
IE870531L (en) Low calorie foods

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees