JP2001148974A - 釣り用リール - Google Patents

釣り用リール

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JP2001148974A
JP2001148974A JP2000189132A JP2000189132A JP2001148974A JP 2001148974 A JP2001148974 A JP 2001148974A JP 2000189132 A JP2000189132 A JP 2000189132A JP 2000189132 A JP2000189132 A JP 2000189132A JP 2001148974 A JP2001148974 A JP 2001148974A
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bail
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JP2000189132A
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Rayford A Cockerham
レイフォード・エイ・クックラム
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Brunswick Corp
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
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    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
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  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Resistance Welding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ベールを不当な強度を生じることなしでキャ
スト位置と巻上げ位置とへ選択的に保持し、かつベール
の移動領域内全体においてこれらキャスト位置と巻上げ
位置との間へベールの容易な移動を行うことが出来るよ
うな有用な力を提供するような磁気ベールを有した釣り
用リールを提供する。 【解決手段】 釣糸担持スプールとローターハウジング
18と、クランクハンドルと、ベールアーム30へ担持
されているベール28と、を有している釣り用リールで
あって、それぞれベールアーム及びローターハウジング
へ設けてあり、各キャスト位置及び巻上げ位置の方へ選
択的にベールアームの運動を磁気的に強制するトルク力
を提供し、かつベールの運動範囲を通じて分離傾向を提
供すると同時にキャスト位置及び巻上げ位置の各々へベ
ールアームを維持する、対向して協働する磁気手段86
を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本件発明は枢動可能なベール
を有するスピニングスタイルの釣り用リールに関し、よ
り詳細には、キャスト(cast)位置と巻上げ(re
trieve)位置との各々へ選択的にベールを維持し
かつキャスト位置と巻上げ位置との間でのベールの運動
を容易にするようにベールの運動領域を通じて有用な力
を提供する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】標準的なスピニングスタイルの釣り用リ
ールは、クランクハンドルの操作を介して回転可能なロ
ーターハウジングを備えている主ケーシングを有してい
る。このローターハウジングは、自由端部にアームを有
しているU形状のワイヤーベールからなる協働するベー
ル組立体を有している。ベールアーム及びベールは、釣
糸が釣糸担持スプールから自由に解かれることが可能な
キャスト位置とローターハウジングが作動されるときに
釣糸がスプール上へベール組立体によって引かれる巻上
げ位置との間にて軸周りにローターハウジングに対して
回転可能となっている。スプールはローターハウジング
及び協働するベール組立体の回転と同時に前後方向に往
復運動し、こうして巻上げられた釣糸は均等にスプール
上へ分与される。
【0003】ベールやベールアームをキャスト位置や巻
上げ位置の各々へ駆動するためには通常オーバーセンタ
ースプリング配置が使用されている。2つの異なるスプ
リング配置がベールアームへ対して回転力を付与してい
る。一方においては、コイルスプリングはその軸線がベ
ールアームの回転軸線へ平行に配置されかつその軸線周
りにスプリングをねじることによりベールアームとロー
ターハウジングとの間に負荷されている。他方におい
て、スプリングはベールアームとローターハウジングと
の間に長手方向に圧縮されかつローターアームの回転軸
線へ対して側方に横たわっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような公知の構造
は重大な欠点即ち課題を有している。それは上記のよう
なスプリングは疲労しがちで更に通常の作動においてし
ばしば破損し、これによりベールが作動不能となること
である。また、長期使用の後には、スプリングは復原力
を失いがちであり、こうしてスプリング力はベールアー
ムをキャスト位置及び巻上げ位置へ積極的に駆動するこ
とが不適切と成る結果になる。更に、この組立体を構成
するプロセスは組み立て中にスプリングを組み込まねば
ならないため複雑であり、かなり繊細な作業を伴う。そ
の上、リールが分解されるときには、公知のオーバーセ
ンター偏倚構造体と協働するスプリング又はその他の多
くの分解可能な部品を紛失する可能性に直面することが
ある。
【0005】米国特許第4792106号は特に上述し
た種々の問題を解消するように指向したベール作動機構
についての改良に関して開示している。1つの対向する
面に1つの特定の極性を有している第1磁石がベールア
ーム又はローターハウジングの何れかに設けられ、かつ
互に同一であるが第1の磁石の極性とは異なる極性の第
2及び第3の磁極がベールアーム又はローターハウジン
グの他方に設けられている。ある特定の磁極を有する第
1の磁石と他方の磁性を有する第2及び第3の磁極がベ
ールアームの回転軸線から離され、かつある極性の第1
磁石が、隣接する磁極に整合してキャスト位置において
他方の極性の第2磁極を引き寄せ更に隣接する磁極に整
合して巻上げ位置において他方の極性の第3磁極を引き
寄せるように配置されている。ベールアームがそれぞれ
キャスト位置及び巻上げ位置へ接近するとき、第2及び
第3の磁極は、ある磁性を有する第1磁石及び反対の磁
性を有する第2及び第3の磁極がキャスト位置及び巻上
げ位置に対応する最も近い対面関係にあるような最大の
吸引力が作用するまで、磁場による漸次増大する力で引
き寄せられる。
【0006】公知の技術のある限界は、通常はキックレ
バーであるクランクハンドルによって操作される公知の
ベール閉鎖機構が磁気吸引力に打ち勝ちベールを完全に
開放したキャスト位置からベールが完全に閉鎖された巻
上げ位置まで移動する点まで駆動することが困難である
ということである。多くのベール閉鎖機構ではスプリン
グがベールを完全に閉鎖した位置まで押す点までベール
を40―60°だけ駆動する。多くの場合、この程度で
は反対極性の実質的に軸線方向に整合した磁石間の吸引
力に打ち勝つにははるかに十分ではない。
【0007】公知の技術における別の限界は、これまで
の磁気機構は、対向する極性の2つの磁極がキャスト位
置及び巻上げ位置にて近接して軸線方向に整合すると
き、動かなくなる傾向があることである。これらの位置
においては、磁石間の吸引力は最大となっている。公知
の機構はベールを完全に解放した位置又は完全に閉鎖し
た位置へ保持するように作用するが、ベールを一つの位
置から他方の位置への移動を容易に行う際に最も必要と
なるトルク力を十分にもたらすことが出来ないのであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本件発明は、
改良された磁気ベールであって、ベールを不当な強度を
生じることなしでキャスト位置と巻上げ位置とへ選択的
に保持し、かつベールの移動領域内全体においてこれら
キャスト位置と巻上げ位置との間へベールの容易な移動
を行うことが出来るような有用な力を提供するような磁
気ベールを提供することを目的とする。
【0009】本件発明は、釣糸担持スプールと、ロータ
ーハウジングと、軸線周りにおいて該ローターハウジン
グを回転するためのクランクハンドルと、ベールアーム
へ担持されているベールと、釣糸がスプールから解かれ
るキャスト位置とローターハウジングがクランクハンド
ルによって操作されるときに釣糸がスプール上へ指向さ
れる巻上げ位置との間において選択的にローターハウジ
ングへ対して運動するようにベールアームを載置する手
段と、を有している形式のスピニングスタイルの釣り用
リールに関する改良である。
【0010】この改良は、それぞれが、協働する相互関
係にあるときに、トルクを寄与しかつベールの運動領域
を通じて対抗する磁石手段が分離するような傾向を提供
する複数の磁気領域を有している、対抗して協働してい
る磁気手段を使用する磁気ベール機構を有している。対
抗する極性の磁気領域の軸線方向整合は厳密に防止され
ている。磁気手段は、ベールのトリップポイントにおい
て磁気手段間において最大の分離傾向と、キャスト位置
と巻上げ位置との各々において最小の分離傾向と、を提
供するように調整している。磁気手段は、更に、ベール
が巻上げ位置とトリップポイントとの間に位置付けられ
ているときベールを巻上げ位置へ強制するトルク力と、
ベールがトリップポイントとキャスト位置との間に位置
付けられているときベールをキャスト位置へ強制するト
ルク力と、を提供している。ベールがトリップポイント
にあるとき、即ち通常的には巻上げ位置から約70°に
あるときに最小トルク力が提供される。トルク力はベー
ルの移動通路に沿って最も要求されるところで最大とな
る。
【0011】好ましい実施例においては、各磁気手段が
3つの極領域を有しており、かつ半円形の対向する端部
セグメントに、両端部セグメントの極性と反対の極性を
有する極領域によって分断された、同一の極性の極領域
を有しているような半円形磁石から構成されている。こ
れらの磁石はベールアームとローターハウジング内へそ
れぞれベールのトリップポイントにおいて同様の極性の
調整領域が最大の分離傾向と最小のトルク力とを提供す
るよう並置されるように配置されている。ベールが巻上
げ位置とトリップポイントとの間に位置付けられると
き、かつ同様にトリップポイントとキャスト位置との間
に位置付けられるとき、ベールアーム及びローターハウ
ジング内への磁石の配置によって、トルク発生領域が形
成され、この領域はその静的端部位置間でのベールの運
動を容易にしている。かなり高いトルク形成がキャスト
位置にて達成され、同時に巻上げ位置の方へのトルク形
成がトリップ位置と巻上げ位置との間の点にて最大とな
る。
【0012】こうして、本件発明はベールの運動領域を
通じて有用な力を提供して、極めて接近して軸線方向に
整合している対抗する極性の磁石の配置によってもたら
されるベール機構の結合を防止すると共にキャスト位置
と巻上げ位置との間のベールの容易な移動を可能として
いる。
【0013】本件発明のより良い理解、その幾つかの観
点、その目的及び利点等は、添付の図面に関する下記の
詳細な記述から、当業者に明白となろう。しかしてこれ
らの図面には本件発明を実施するために企図される最上
の方法を簡単に図示することにより、本件発明の好まし
い実施例が図示されかつ記述されている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明を詳細に説明する前に、本
発明はここに図示された構造の細部に対してかつここに
記載された工程に対してその適用が限定されるものでは
ないことを理解することは重要である。本発明はこれ以
外の実施例においても種々の方法において実行又は実施
され得るものである。ここに使用されている表現及び用
語は記載の目的のためのものであり制限的なものではな
い。
【0015】図面を参照するに、同様の参照番号は幾つ
かの展開図面にわたり同一のまたは対応する部分を示し
ており、特に図1及び図2では本発明に関するスピニン
グリールの例示が概括的に符号10で示されており、こ
のスピニングリールは本発明による磁気ベールシステム
を内部に有している。ここで種々のスピニングリールベ
ール構造が本発明と共に使用出来ることは理解出来よ
う。本発明の理解に必要な構造のみが以下において記述
される。リール構造のそれ以外の詳細は、参照される米
国特許第4426045号において完全に記述されてい
る。
【0016】スピニングリール10は、主リール作動機
構用の主ケーシング12と、一体的な搭載ステム14
と、を有している。該搭載ステム14は釣竿(図示な
し)へ対して公知の方法にて接続するための脚部16に
て終わっている。ケーシング12の前方部分には、ロー
ターハウジング18が長手方向軸線周りに回転するよう
に載置されている。リールケーシング12の長手方向に
伸びている中心軸19(図2)がその前方端部にスプー
ル20(図1)を有しており、該スプール上には釣糸2
2が巻かれている。ハブ24が中心軸19へ対してスプ
ール20を確実に接続している。
【0017】ローターハウジング18は協働するベール
組立体26を有している。このベール組立体26はアー
ム30、32へ接続されている端部31、33を備えた
概ねU字形状のワイヤーベール28を有している。これら
のアーム30、32は直径方向に対向している位置にお
いてローター18と一体的に形成されている2つの耳部
34、36へ枢動可能に接続されている。
【0018】アーム30は耳部34へのアーム30の取
り付けを容易にするため貫通孔38を有している。キャ
ップ40が一体的なハブ42を有しており、該ハブ42
は貫通孔38を介して伸びておりかつ耳部34の壁46
上のラグ44と衝合関係にある。キャップ40は貫通孔
48を有している。ラグ44は内ねじを有しており、ハ
ブ42が貫通孔38を介して伸びラグ44と衝接すると
き、ねじ50が貫通孔48を介してハブ44内へ通るこ
とが出来、アーム30とローターハウジング18との接
続を行い、それによりアーム30がハブ42の周りに耳
部34に関して自由に案内自在に回転可能となってい
る。
【0019】アーム32は同様な方法にて耳部36へ接
続されている。ねじ52が端部キャップ54の孔53、
アーム32を介してローターハウジング耳部36の壁6
2と一体的に形成されているラグ60のねじ付き孔58
内へ指向されている。
【0020】ベール端部31、33はそれぞれアーム3
0、32及びローターハウジング耳部34、36へ接続
されている。ベール端部31はアーム30の孔68内へ
押し込まれている。反対側のベール端部33は協働する
ピボット軸72を有している取付体70の孔内に着座し
た曲げ端部を有している。前記ピボット軸72は軸線方
向に伸びているねじ付き孔を備えている。このピボット
軸72は砂時計形状をした釣糸ローラー74を介して伸
びかつねじ78によってアーム32のタブ76へ保持さ
れている。このねじ78はタブ76上の孔80を通り、
軸72の孔内へ入っている。ワッシャー82がタブ76
と釣糸ローラー74との間に挟まれている。ベールアー
ム30,32は、こうして、ねじ50,52の軸線に沿
って伸びている共通軸線周りに回転するように載置され
かつリール10の長さ方向に走っている中心軸19の軸
線を横断するように伸びている。
【0021】スピニングリールは2つの良く知られた選
択的特徴を有している。第1の特徴はベールの自己セン
ターリング特性である。これによりクランクハンドルの
一部反対回転が、釣糸を投げるキャストのためにベール
の開放を容易にするような垂直方向に指向された位置へ
ローターとベールとを回転する。第2の特徴はローター
上にてクランクとベールとの間に接続されるキックレバ
ーのような内部ベール閉鎖機構である。これにより、ベ
ールを開放即ちキャスト位置にして、クランクを回転す
ることにより直ちに、ベールが“トリップポイント(t
rip point)”と呼ばれる点まで枢動される。
このトリップポイントではベールが完全に閉鎖された釣
糸巻き上げ位置を装うようになる。ここで使用したよう
なベールの“トリップポイント”は、ベールが完全に開
放したキャステイング位置にあるときにクランクを回転
することにより直ちにベール閉鎖機構、例えばキックレ
バー(図示なし)によってベールが位置付けられる点の
僅かに前方の位置を意味している。
【0022】図1において、リール10は釣糸巻き上げ
モードの状態において示されている。リールスプール2
0へ釣糸を指向するため、クランクハンドル84を操作
してローターハウジング18及び協働するベール組立体
26を中心軸19の長手方向軸線周りに回転する。これ
により釣糸ローラー74の周りに指向されている釣糸2
2が円形通路内を引かれる。ローターハウジング18が
作動されると、スプール20が前後方向に往復運動を起
こす。このため、釣糸はスプール20上に前方から後方
に均一に分与される。
【0023】釣糸22を投げるキャストの際のように該
釣糸22をスプール20から開放したいときには、使用
者はベール28を掴みこれを図2に概括的に示すキャス
ト位置までねじ50,52を介してその軸線周りに枢動
させて手動によって方向付けする。この位置では、釣糸
ローラー74は釣糸から離れて枢動され、それにより釣
糸はスプール20から自由に放される。選択的なクイッ
クレリーズトリガー85が図1に示されており、このト
リガー85はワイヤーベール28を釣糸巻き上げ位置か
らキャスト位置まで操作する。しかしながら、この発明
と同様な方法にて、マニュアルシステムか又はクイック
レリーズシステムが使用される。適当なストップ手段
(図示なし)が設けてあり、これがベールの回転をその
運動の両極端部即ちキャスト位置と巻上げ位置とへ制限
している。ベールのための例示的な枢動運動範囲は11
0―115°台である。ここで使用されたような、ベー
ルの位置を示している角度又は程度に対する表示は、も
しそれ以外に提供されない限り、完全に閉鎖した巻上げ
位置からのベールの角度偏差を言及している。
【0024】一旦所望量の釣糸が開放され即ちキャスト
が行われた後、再度クランクハンドル84が作動され
る。これによりベール28は図2のキャスト位置から図
1の巻き上げ位置の方へ戻るように枢動される。本件発
明は特にベールアーム30、32を介してベールをキャ
スト位置及び巻上げ位置へ駆動し、かつこれらの位置の
各々へベール28を維持するような磁気構造における改
良について指向されている。
【0025】図2及び図3は本件発明の好ましい実施例
について開示している。ここでは、対向している互いに
協働する磁気手段、即ち磁石86、88がそれぞれベー
ルアーム30及びローターハウジング18内に配置され
ている。磁石86はアーム30上の壁94に設けた皿孔
状の孔92内へ着座している。磁石88は皿孔状の孔9
8内のローターハウジング耳部34上の壁96上に保持
されている。磁石86、88はベールアーム30、32
の回転軸線から等しい距離だけ離されており、磁石の軸
線寸法は、磁石86、88の対向する(又は対面する)面
102、104がそれぞれベールの運動範囲を通じて極
めて接近して保持されるように選択されている。このよ
うな配置は、磁石手段を収容するためベールアーム32
とローターハウジング耳部36とを使用しているロータ
ーハウジング18の対向側部に容易に設けられ得ること
が理解されるであろう。
【0026】磁石手段、特にこれらの好ましい磁石8
6、88は、ベールアーム30及びローターハウジング
18へ配置されている。これらの磁石86、88は、図
4−9に関して以下に詳述する様に、双方の間における
磁力の有利な使用を図るようになっている。対向して協
働している関係にあるとき、これらの磁気手段は、
(1)ベールのトリップポイントにおいてこれらの磁気
手段間に最大の引き離し傾向とキャスト位置及び巻上げ
位置の各位置において最少の引き離し傾向と、(2)ベ
ールが巻上げ位置とトリップポイントとの間に位置付け
られているときベールを巻上げ位置へ強制するトルク力
と、(3)ベールがトリップポイントとキャスト位置と
の間に位置付けられているときベールをキャスト位置へ
強制するトルク力と、を提供するように調和する。しか
しながら、ベールが所定の領域で運動する間中、対向す
る極性の磁極間における実質的に完全な同軸関係が阻止
されており、発生するトルクがベール位置により変動し
ているのである。最小のトルク力は、ベールが巻上げ位
置から一般には約70°のトリップポイントにあるとき
に提供される。最大のトルク力はトリップポイントの両
側に約30−40°に配置されたときに発生される。し
かして、キャスト位置側において、最大のトルク力は実
質的に完全に開放した、キャスト位置において提供され
る。巻上げ位置側では、最大のトルク力は巻上げ位置と
トリップ位置との間の概略的には中間部分にて提供され
る。
【0027】図2―3に示した好ましい実施例を再度参
照すると、磁石86にはベールアーム30から半径方向
内方へ面して示されている3つの磁極を設けられてお
り、こうして3つの明確な極性領域を形成している。同
様に、磁石88はローターハウジング耳部34から半径
方向外方へ面している3つの磁極を有しており、同様
に、極性領域を形成している。図2及び図3に示す極性
表示は、更に以下において説明するように、各磁石8
6、88のインターフェース面における極性に言及して
いる。
【0028】好ましい実施例においては、各磁石86、
88は半円形磁石からなり、これらの磁石は半円形の対
向端部セグメントに同一の極性の極領域(図面において
はS極が示されている)を有しており、これらの極が端
部セグメントの反対の極性を有する極領域(即ち、N
極)によって分断されている。もっとも好ましい磁石
は、双方の極の端部に約75°の範囲にわたる極端部セ
グメントと、中間部に約100°にわたる反対の磁性
と、を有している。これらの磁石はベールアームとロー
ターハウジング内へそれぞれ、ベールのトリップポイン
トにおいて、同様の極性の領域が並置して最大の離脱傾
向及び最小のトルク力を提供するように配置されてい
る。この位置は図3に示されており、磁石86、88が
実質的に完全に重なる即ち鏡像位置に配置され、磁石8
6、88の端部セグメントにおける極性(S極)の領域
が実質的に同軸整合している。ベールが巻上げ位置とト
リップポイント位置との間に位置付けられているとき、
及び同様にトリップポイント位置とキャスト位置との間
に位置付けられているときに、ベールアーム及びロータ
ーハウジング内の磁石の配置及び角度をおいて配置され
た磁極の磁場の間の相互作用によって、ベールが固定端
部位置の間における運動を容易にする幾つかのトルク発
生領域が形成される。キャスト位置又は巻き上げ位置の
いずれかにあるとき磁石86、88は最小の分離傾向を
示す。しかし、磁石86、88は対抗する極性の対面領
域が実質的に同軸上に整合されるような位置を取ること
は無い。
【0029】使用者がクランクハンドル84を操作して
ベール組立体26をキャスト位置に配置すると、ベール
閉鎖機構が作動してベールアーム32をベール組立体2
6のトリップポイントを僅かに越える位置まで枢動さ
れ、そこでトルク力がベールを巻上げ位置へ強制する。
逆に、使用者がベール組立体26を掴んでこれを巻上げ
位置からキャスト位置まで回転すると、該組立体はトリ
ップポイントを僅かに超えた位置へ至り、トルク力がベ
ールをキャスト位置へ強制する。本件の機構は円滑に作
動し、磁石手段間に分離傾向を提供している同様な極性
の、あるオーバーラッピング領域を、運動のベール範囲
にわたり維持されることにより束縛しない。
【0030】所望の分離傾向及びトルク発生領域を提供
するための磁石の例示的な配置が図4―9に示されてお
り、以下にこれらについて述べる。図面にはインターフ
ェース面に3個の磁極を有する2個の上述のタイプの磁
石があるベール位置に対応している種々の配置にて対抗
して協働している関係にて示されている。説明を容易に
するため、ローターハウジング耳部へセットされる磁石
は参照番号106にて示され、かつそれらは“ローター
マグネット”と呼ぶ。ベールアームへセットされる対向
する磁石は“ベールマグネット”と呼ぶ。
【0031】図4A―4Dは、ベール組立体が完全に閉じ
た巻上げ位置から通常約110°の完全に開放したキャ
スト位置にあるときの2つの対抗する協働している多磁
極(マルチポール)磁石の相対的な位置とトルク発生領
域とを示している概略図である。この位置においては、
磁石が分離する傾向を有し、同時にベールアームは時計
方向に駆動される傾向があることが分かる。図4B、図
4C及び図4Dは所望の効果を得るための作動中の力を
図的に示している。同様な磁極の3つの重なり領域のう
ち、2つの磁石の端部セグメントの方での2つの約40
°の面積と、これらの端部セグメント間での約60°の
面積とは、磁石を分離させる傾向がある反発力を発生さ
せるように作用する。しかしながら、この磁石の配置は
更にベールマグネットを、こうしてベールアームを、角
度を置いて配置された対抗する磁極間の磁力の相互作用
によって時計方向に駆動する傾向があるトルクを形成す
る。図4Bから図4Dにおいて示すように、ベールマグ
ネットの対抗面上の磁極はローターマグネットの同様な
磁極から時計方向にある角度偏倚されている。ローター
マグネットがローターハウジング耳部へ固定的に保持さ
れかつベールアームが回転可能であるので、ベールマグ
ネットとベールアームとは時計方向に運動するように磁
極間での作動中の磁力によって駆動される。こうしてベ
ールアームはキャスト位置を維持するように磁気的に強
制される。
【0032】次いで図5A―図5Dを参照すると、ベー
ルが約90°の位置にある時の磁石と磁石との間の相互
関係が示されている。このときには、磁石の対向面間の
同様な磁極の領域の重なりが多くなっているので、即ち
磁石の両端部2箇所でそれぞれ約60°と両端部間で約
85°で重なっているので、キャスト位置に比較して磁
石が分離する傾向が大きくなっていることが分かる。ベ
ールアームは時計方向に駆動される傾向があるが完全に
開放したキャスト位置よりは少ないトルクとなってい
る。
【0033】図6はほぼ標準のトリップ位置に対応して
いる約70°のベール位置にある磁石の位置を示してい
る。図から分かるように、2つの磁石は鏡像関係になっ
ており、最大の分離を提供する傾向及び最小のトルクを
有している。この位置においては、確定的なトルク発生
領域は存在しない。
【0034】次いで図7A−図7Dを参照する。ここには
ベールが約60°の位置にあるときの磁石の配置状態が
示してある。この配置状態においては、磁石は、約90
°のベール位置のように、両磁石の両端部セグメントの
方で2箇所が約60°で更に端部セグメントの間におい
て約85°に渡り磁石の対向面間にて同様の磁極領域が
重なっているので、磁石はかなり強力な分離傾向を有し
ている。しかしながら、ベールマグネットの対向面上の
磁極がローターマグネットの同様な磁極から反時計方向
に円周上に置き換えられているので、ベールアームは反
時計方向へ駆動される傾向を有している。
【0035】図8A−図8Dは、ベールが完全に閉じた
巻上げ状態から約20°の位置にあるときの磁石配置状
態を示している。ここでは磁石は両端部セグメントにて
同様の磁極が20°領域において重なり更に両端部間に
て同様の磁極が約45°の重なり領域を有しているの
で、幾分少ない傾向ではあるが、やはり分離傾向を維持
している。ベールアームは上述のように反時計方向へ駆
動され続けるのである。
【0036】次いで図9A−図9Dを参照すると、磁石
は、ベールが基本的に完全に閉鎖した巻上げ位置にある
ときに方向付けられる状態を示されている。この位置に
おいては、磁石は分離することが最小の傾向を示す状態
を表している。しかしながら磁石は同様の磁極の重なり
領域、即ち磁石の両端部にて同様の磁極が互に10°の
領域にわたり、更に両端部セグメント間にて同様の磁極
が約35°にわたり重なる重なり領域を有しており、か
かる重なりは本件発明の目的達成には十分であることが
判明している。この位置におけるトルク形成は、ベール
が上述のように巻上げ位置とトリップ位置との間にある
ときに提供されるトルク形成よりも小さいのであるが、
ベールアームを反時計方向へ駆動しようとするための十
分なトルク形成傾向がある。
【0037】しかしてベールがキャスト位置及び巻上げ
位置の双方へ接近するとき磁力はベールをこれらの位置
へ駆動し、そこでベールは、ベール閉鎖機構によって移
動されるか又は使用者によって動かされるまで安全に保
持される。しかし、ベールの運動領域全体にわたり、同
様な磁極の重なり磁気領域によって生じる分離傾向があ
り、かつベールアーム及びローターハウジング耳部内へ
の磁気手段の配置によって、反対磁性の磁極の軸線方向
整合が防止されている。こうして、本件発明の目的は達
成されるのである。
【0038】所望の分離傾向がベールの運動領域全体に
わたり維持される限り、異なるベール位置にて形成され
るトルクをある程度変動するように磁気手段の配置を変
えることは本件発明の範囲に属することは知られるべき
である。更に、三日月型、円形型、馬蹄形型、その他の
種々の形状の磁石を含む、請求項に記載した磁気手段の
ような多くの形態の受け入れ可能な磁石を使用するも本
件発明の範囲に属するのである。その上、半径方向に方
向付けされた磁極を備えた同軸上に配置された磁石が磁
気手段として使用されることが出来、これにより前述の
分離傾向が軸線方向の分離に対抗して半径方向に分離を
することも企図しているのである。更に、キャスト位置
又は巻上げ位置における保持力を倍加させるために、磁
気的に吸引力のある金属片がこれらの位置の何れの付近
にも配置されることが出来ることも意図している。最後
に、磁石の対向面を介してより大きい磁力を伝えるよう
に磁石86又は磁石88の後方に金属板(一般には鋼)
を付加することをも企図している。
【0039】本件発明は、ある程度特定化したものにつ
いて記述したが、この発明は例示のためにここに記載し
た実施例に限定されるものではなく、請求の範囲に記載
の範囲及びそこに記載の各要素の均等物の全てを含むも
のによってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による協働する磁気ベール組立体を有し
ているローターハウジングを備えたスピニングタイプの
釣り用リールの側方立面図である。
【図2】図1のローターハウジングとベール組立体の分
解斜視図である。
【図3】図1の線3―3に沿って見たベールアームとロ
ーターハウジングとの間の接続を示している拡大断面図
である。
【図4】図4A−図4Dは、ベールが完全に開放してい
るキャスト位置にあるときの、本件発明の好ましい実施
例において使用される2つの対抗して協働するマルチポ
ール(複数極)磁石の相対的位置及びトルク形成領域を
示している概略図である。
【図5】図5A−図5Dは、ベールが完全に閉じた巻上
げ位置から約90°に位置付けられているときの、本件
発明の好ましい実施例において使用される2つの対抗し
て協働するマルチポール(複数極)磁石の相対的位置及
びトルク形成領域を示している概略図である。
【図6】図6は、ベールが完全に閉じた巻上げ位置から
約70°に位置付けられているときの、本件発明の好ま
しい実施例において使用される2つの対抗して協働する
マルチポール(複数極)磁石の相対的位置を示している
概略図である。
【図7】図7A−図7Dは、ベールが完全に閉じた巻上
げ位置から約60°に位置付けられているときの、本件
発明の好ましい実施例において使用される2つの対抗し
て協働するマルチポール(複数極)磁石の相対的位置及
びトルク形成領域を示している概略図である。
【図8】図8A−図8Dは、ベールが完全に閉じた巻上
げ位置から約20°に位置付けられているときの、本件
発明の好ましい実施例において使用される2つの対抗し
て協働するマルチポール(複数極)磁石の相対的位置及
びトルク形成領域を示している概略図である。
【図9】図9A−図9Dは、ベールが完全に閉じた巻上
げ位置にあるときの、本件発明の好ましい実施例におい
て使用される2つの対抗して協働するマルチポール(複
数極)磁石の相対的位置及びトルク形成領域を示してい
る概略図である。
【符号の説明】
10:スピニングリール 12:主ケーシング 14:搭載ステム 16:脚部 18:ロータリーハウジング 19:中心軸 20:スプール 22:釣糸 24:ハブ 26:ベール組立体 28:ワイヤーベール 30、32:アーム 31、33:端部 34、36:耳部 38:貫通孔 40:キャップ 42:ハブ 44:ラグ 46:壁 48:貫通孔 50、52:ねじ 53:孔 54:端部キャップ 58:ねじ付き孔 60:ラグ 62:壁 68:孔 70:取付体 72:ピボット軸 74:釣糸ローラー 76:タブ 78:ねじ 80:孔 82:ワッシャー 84:クランクハンドル 85:クイックレリー
ズトリガー 86、88:磁石 92:孔 94、96:壁 98:孔 102、104:面 106:磁石

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 釣糸担持スプールと、ローターハウジン
    グと、軸線周りにおいて該ローターハウジングを回転す
    るためのクランクハンドルと、釣糸がスプールから解か
    れるキャスト位置とローターハウジングがクランクハン
    ドルによって操作されるときに釣糸がスプール上へ指向
    される巻上げ位置との間において選択的にローターハウ
    ジングへ対して運動するように搭載されたベールアーム
    へ担持されているベールと、を有している形式の改良さ
    れた釣り用リールであって、 それぞれベールアーム及びローターハウジングへ設けて
    あり、各キャスト位置及び巻上げ位置の方へ選択的にベ
    ールアームの運動を磁気的に強制するトルク力を提供
    し、かつベールの運動範囲を通じて分離傾向を提供する
    と同時にキャスト位置及び巻上げ位置の各々へベールア
    ームを維持する、対向して協働する磁気手段を有してお
    り、 各磁気手段が異なる磁極を有する少なくとも2つの領域
    を有しており、磁気手段が対向する協働した相対関係に
    あるときに、該磁気手段がベールのトリップポイントに
    て磁気手段の間に最大の分離傾向を提供しかつキャスト
    位置及び巻上げ位置の各々において最小の分離傾向を提
    供するように調整している、 改良された釣り用リール。
  2. 【請求項2】 ベールが巻上げ位置から約70°の位置
    へ位置付けられるときに同様の磁極の領域が並置されて
    最大の分離傾向及び最小のトルク力を提供するように、
    磁気手段がそれぞれベールアーム及びローターハウジン
    グへ配置されている、請求項1に記載の改良された釣り
    用リール。
  3. 【請求項3】 釣糸担持スプールと、ローターハウジン
    グと、軸線周りにおいて該ローターハウジングを回転す
    るためのクランクハンドルと、釣糸がスプールから解か
    れるキャスト位置とローターハウジングがクランクハン
    ドルによって操作されるときに釣糸がスプール上へ指向
    される巻上げ位置との間において選択的にローターハウ
    ジングへ対して運動するように搭載されたベールアーム
    へ担持されているベールと、を有している形式の改良さ
    れた釣り用リールであって、 それぞれベールアーム及びローターハウジングへ設けて
    あり、各キャスト位置及び巻上げ位置の方へ選択的にベ
    ールアームの運動を磁気的に強制するトルク力を提供
    し、かつキャスト位置及び巻上げ位置の各々へベールア
    ームを維持する、対向して協働する磁気手段を有してお
    り、 各磁気手段が異なる磁極(そのような領域はそれぞれ極
    領域と呼ばれる)を有する少なくとも2つの領域を有し
    ており、磁気手段が対向する協働した相対関係にあると
    きに、該磁気手段がベールの運動範囲を通じて磁気手段
    の間に分離傾向を提供するように調整している、 改良された釣り用リール。
  4. 【請求項4】 ベールが巻上げ位置から約70°の位置
    へ位置付けられるときに同様の極性の領域が並置されて
    最大の分離傾向及び最小のトルク力を提供するように、
    各磁気手段の磁領域がそれぞれベールアーム及びロータ
    ーハウジングへ配置されている、請求項3に記載の改良
    された釣り用リール。
  5. 【請求項5】 各磁気手段が対向する磁気手段に面して
    いる3つの極領域を有している、請求項3に記載の改良
    された釣り用リール。
  6. 【請求項6】 各磁気手段が半円形状の磁石を有してお
    り、この半円形状の磁石が端部セグメントの極性と反対
    の極性を有する極領域によって分断された同一の磁極か
    ら成る極領域を該半円形状の両端部セグメントに有して
    いる、請求項5に記載の改良された釣り用リール。
  7. 【請求項7】 ベールが巻上げ位置から約70°の位置
    へ位置付けられるときに同様の極性の領域が並置されて
    最大の分離傾向及び最小のトルク力を提供するように、
    磁石がベールアーム及びローターハウジングへ配置され
    ている、請求項6に記載の改良された釣り用リール。
  8. 【請求項8】 釣糸担持スプールと、ローターハウジン
    グと、軸線周りにおいて該ローターハウジングを回転す
    るためのクランクハンドルと、釣糸がスプールから解か
    れるキャスト位置とローターハウジングがクランクハン
    ドルによって操作されるときに釣糸がスプール上へ指向
    される巻上げ位置との間において選択的にローターハウ
    ジングへ対して運動するように搭載されたベールアーム
    へ担持されているベールと、を有している形式の改良さ
    れた釣り用リールであって、それぞれベールアーム及び
    ローターハウジングへ設けてあり、各キャスト位置及び
    巻上げ位置の方へ選択的にベールアームの運動を磁気的
    に強制するトルク力を提供し、かつベールの運動範囲を
    通じて分離傾向を提供すると同時にキャスト位置及び巻
    上げ位置の各々へベールアームを維持する、対向して協
    働する磁気手段を有しており、 各磁気手段が異なる磁極を有する少なくとも2つの領域
    を有し、磁気手段が対向する協働した相対関係にあると
    きに、該磁気手段が、(1)ベールのトリップポイント
    にて磁気手段の間に最大の分離傾向及びキャスト位置及
    び巻上げ位置の各々にて最小の分離傾向と、(2)ベー
    ルが巻上げ位置とトリップポイントとの間に位置付けら
    れるときに該巻上げ位置へベールを強制するトルク力
    と、(3)ベールがトリップポイントとキャスト位置と
    の間に位置付けられるときに該キャスト位置へベールを
    強制するトルク力と、を提供するように調整している、 改良された釣り用リール。
  9. 【請求項9】 ベールのトリップポイントが巻上げ位置
    から約70°の位置である請求項8に記載の改良された
    釣り用リール。
JP2000189132A 1999-11-11 2000-06-23 釣り用リール Pending JP2001148974A (ja)

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US09/438,741 US6186429B1 (en) 1999-11-11 1999-11-11 Magnetic bail actuation system
US09/438741 1999-11-11

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EP1099377A1 (en) 2001-05-16
US6186429B1 (en) 2001-02-13
KR20010049196A (ko) 2001-06-15
NO20000246D0 (no) 2000-01-18

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