JP2001147199A - ペットボトルキャップ締付け検査方法とその装置 - Google Patents

ペットボトルキャップ締付け検査方法とその装置

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JP2001147199A
JP2001147199A JP33016899A JP33016899A JP2001147199A JP 2001147199 A JP2001147199 A JP 2001147199A JP 33016899 A JP33016899 A JP 33016899A JP 33016899 A JP33016899 A JP 33016899A JP 2001147199 A JP2001147199 A JP 2001147199A
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cap
neck ring
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pet bottle
detecting
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Yoshihiro Mizuniwa
佳弘 水庭
Masaru Nunome
勝 布目
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Hitachi Engineering Co Ltd
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Hitachi Engineering Co Ltd
Ibaraki Hitachi Information Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キャップやネックリング自体の成形ばらつき並
びに温度湿度変動や材質のばらつきがあっても、またコ
ンベアの振動があっても安定にペットボトルのキャップ
締付け状態が検査でき、かつそのための装置構成も簡単
化できるようにする。 【解決手段】ペットボトルのネックリング23とキャッ
プ21にマークを設け、光軸の対向面とその面に接する
側面部を撮像可能な光学系4、5により上方から撮像す
る。UVリング3によりペットボトル材を発光させる
と、光学系により得られた画像を二値化してネックリン
グ部を“1”レベル、その外側及び内側(キャップ部)
を“0”レベルとすることができる。この二値化画像上
で前記2つのマークを検出してその位置関係と、ネック
リング部の最大幅とから締付け状態を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペットボトル充填
ラインにおける内容充填後のペットボトルキャップ締付
け検査方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ペットボトルに内容液を充填した後にキ
ャップ締付けを正しく行うことは、ペットボトル内の異
物の混入や,液漏れを防ぐ上で必須の作業である。この
ためのペットボトルのキャップ締付け状態の検査方法と
しては、図2のようにキャップ21が締め付けられた
時、キャップ21の内面の上端部とペットボトルキャッ
プ上端部の間隔aの変わりに、締付け後ペットボトルキ
ャップ装着部であるペットボトルのペットボトルキャッ
プ装着部の下部を形成するネックリング23の下端部と
装着されたキャップ21下端部との間隔bを、撮像手段
により取得した画像から検出し、この間隔bの値を調べ
る方法が一般的である。このために検査箇所の側面に撮
像手段を設置する。
【0003】また、特開平10−203512号公報に
開示された「容器口部の密封状態検査方法では、スクリ
ューキャップが正常に締め付けられたときに容器軸心か
らみた円周方向の位置が一致するように容器外周とスク
リューキャップ外周にそれぞれ標識を付けておく。そし
てこの2つの標識の円周方向のずれ及び軸心方向の距離
が所定の範囲にあれば正常と判定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のペットボトルの
ネックリング下部と装着されたキャップ下端部との間隔
を検出して締め付け状態を検査する方法では、キャップ
やネックリング自体の成形ばらつき、並びに温度湿度変
動に伴う寸法変動が発生し検出率が低下するという問題
があった。またペットボトル充填ラインのように、コン
ベア上でインライン検査する場合には、ペットボトルの
側方から撮像することになるがコンベア自体の振動等の
問題も発生するので側面からの撮像では誤認識が発生し
やすく不良品見逃し等の要因となっていた。
【0005】また、特開平10−203512号公報の
技術では、標識を撮像する手段の具体的な記載はない
が、その構成から3〜4以上の複数の側方から撮像する
か撮像時に容器を回転させる機構が必要と考えられる。
しかしこのためには撮像システムが複雑高価になり、画
像の処理量も大きくなる問題がある。また、コンベア上
でのインライン検査に於けるコンベアの振動の影響も避
けられない。
【0006】さらに、上部いずれの従来技術において
も、容器自体の光透過率の変動のために得られる画像濃
度が変化するが、そのための誤判定が生まれることに対
する対応策が考慮されていない。
【0007】本発明の目的は、撮像系の構成が簡単で、
かつ対象ペットボトルの上下振動の影響を受けにくいよ
うにし、さらにペットボトル材質の光透過率変動があっ
ても誤判定が少なくなるようにしたペットボトルキャッ
プ締付け検査方法とその装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャップが締
付けられたペットボトルを上方から照射してペットボト
ル材を発光させるUVリング照明手段と、その光軸の対
向面と該対向面に接する側面の映像を1枚の画像として
撮像可能な光学系を有する撮像手段と、この手段により
前記ペットボトルを上方から撮像した画像を前記ペット
ボトルのネックリング部が白レベルとなり前記キャップ
部が黒レベルとなるように二値化して二値化画像を生成
する二値化手段と、前記二値化画像上のキャップ部外周
及びネックリング部外周を追跡することによってキャッ
プ及びネックリングに1個づつ設けられたマークの位置
を検出するマーク位置検出手段と、前記二値化画像上の
キャップ部中心からみた前記2つのマーク位置のなす角
度を検出する角度検出手段と、前記二値化画像上のネッ
クリング部の最大幅を検出する幅検出手段と、前記角度
検出手段により検出された角度が所定角度より小さくか
つ前記幅検出手段により検出された最大幅が所定幅より
小さいとき、かつそのときのみキャップ締付けは正常で
あると判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする
ペットボトルキャップ締付け検査装置を開示する。
【0009】更に本発明は、キャップが締付けられたペ
ットボトルを上方から照射してペットボトル材を発光さ
せるUVリング照明手段と、その光軸の対向面と該対向
面に接する側面の映像を1枚の画像として撮像可能な光
学系を有する撮像手段と、複数の二値化閾値を記憶する
記憶手段と、この手段から二値化閾値を順次とり出す二
値化閾値設定手段と、前記ペットボトルを前記撮像手段
により上方から撮像した画像をこの手段によりとり出さ
れた二値化閾値を用いて二値化して二値化画像を生成す
る二値化手段と、前記二値化画像上のキャップ部外周及
びネックリング部外周を追跡することによってキャップ
及びネックリングに1個づつ設けられたマークの位置を
検出するマーク位置検出手段と、前記二値化画像上のキ
ャップ部中心からみた前記2つのマーク位置のなす角度
を検出する角度検出手段と、前記二値化画像上のネック
リング部の最大幅を検出する幅検出手段と、前記角度検
出手段により検出された角度が所定角度より小さくかつ
前記幅検出手段により検出された最大幅が所定幅より小
さいとき、かつそのときのみキャップ締付けは正常であ
ると判定する第1の判定手段と、この手段により正常と
判定されなかったときに前記記憶手段に二値化閾値がま
だ残っているかを調べ、残っていれば次の二値化閾値設
定手段によりとり出させて前記二値化画像の生成以下の
処理を繰り返すようにし、残っていなければキャップ締
付けは正常でないと判定する第2の判定手段と、を備え
たことを特徴とするペットボトルキャップ締付け検査装
置を開示する。
【0010】更に本発明は、ペットボトルにキャップが
正常に締付けられているか歪みかを検査するためのペッ
トボトルキャップ締付け検査方法において、キャップが
正常に締め付けられたときにそのペットボトル外周方向
が所定の角度範囲で一致するようなマークをキャップ及
びペットボトルのネックリングにそれぞれ設けるととも
に、UVリング照明によりキャップが締め付けられたペ
ットボトルを上方から照射してペットボトル材を発光さ
せ、その光軸の対向面と該対向面に接する側面の映像を
1枚の画像として撮像可能な光学系を有する撮像手段を
用いて前記ペットボトルを上方から撮像して得た画像を
二値化することによりペットボトルのネックリング部が
“1”レベル、キャップ及びネックリング外周の外側が
“0”レベルとなる二値化画像を生成し、この二値化画
像上のキャップ部外周及びネックリング部外周を追跡す
ることによってキャップ及びネックリングに1個づつ設
けられた前記マークの位置を検出し、さらに前記二値化
画像上のネックリング部の最大幅を検出し、前記検出さ
れた2つのマーク位置のペットボトル中心位置に対して
なす角度が前記角度範囲内にあり、かつ前記ネックリン
グ部の最大幅が所定の値以下であるときでかつそのとき
のみ、キャップが締付けは正常であると判定するように
したことを特徴とする、ペットボトルキャップ締付け検
査方法を開示する。
【0011】更に本発明は、ペットボトルキャップ締付
け検査方法において、前記二値化のための二値化閾値を
複数個の記憶手段に用意しておき、この複数個の二値化
閾値のいずれかを用いて生成した二値化画像について前
記検出された2つのマーク位置のペットボトル中心位置
に対してなす角度が前記角度範囲内にあり、かつ前記ネ
ックリング部の最大幅が所定の値以下であるとき、キャ
ップが締付けは正常であると判定するようにしたことを
特徴とする、ペットボトルキャップ締付け検査方法を開
示する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態に
沿って説明する。図3は、検査対象品であるペットボト
ル2のキャップ締付け状態を検査するためのマークを説
明した図で、ペットボトルに装着されるキャップ21の
下部にマークとしての突起部22が設けられ、キャップ
が装着されるペットボトル胴体部のネックリング23に
もマークとして加工したネックリングスリット24が設
けられる。尚、ネックリング部のマークは突起形状とし
ても良い。ここでこの2つのマーク22、24の位置は
次のように決めておく。今、ペットボトル中心軸25に
直交する平面をとり、その平面へ2つのマークを投影し
た2つの点と中心軸25とを直線で結んだとき、この2
つの直線のなす角度をθとする。そして、キャップ21
がキャップ装着部に正常に締め付けられたとき、上記の
角度θが0となるように2つのマーク相対位置を定め
る。実際には、正常に締付けるといっても締付け具合に
はばらつきがあるから、正常とみなせる範囲の中間的な
位置でθ=0となるようにしておけばよい。またキャッ
プ又はキャップ装着部の周辺上のマーク位置は、2つの
マークの相対位置が上記のように定められていればよい
ので、どこであってもよいが、作業上は例えばキャップ
のねじ山の終端部を基準として決められた点とすれば都
合がよい。
【0013】図1は、本発明になるペットボトルキャッ
プ締付け検査装置の構成例を示すブロック図である。コ
ンベア1に流れる検査対象品であるペットボトル2は、
UVリング3により上方から照明光があてられる。ペッ
トボトルの材質はこのUVリング照明により発光する性
質を有しており、このため特にネックリング23が明る
くなる。単レンズを備えたカメラ5は、アタッチメント
レンズ24を介してペットボトル2を上部から撮像す
る。このアタッチメントレンズ4を含む光学系は、ペッ
トボトルキャップのカメラ光軸に対向した面(キャップ
上面)の他にキャップ側面部とペットボトル胴体部のネ
ックリング部等が一括して撮像できるもので、先に出願
された特願平11−256789号にその詳細が記載さ
れている。カメラ5からの画像信号は画像処理装置6へ
入力され、二値化されたのちキャップ及びネックリング
の各マーク22、24の検出、その位置関係からの良否
判定処理が以下のように行われる。
【0014】図4は、画像処理装置6における処理のフ
ローチャートで、図5、6、7はその処理内容の説明図
である。ペットボトルが検査位置にきたことがセンサー
(図示省略)により検出されると、アタッチメントレン
ズ4を介してカメラ5により撮像された画像が取り込ま
れる(ステップ401)。次に、予めメモリに用意して
おいた複数の二値化のための閾値の内の1つをとり出し
てこれを二値化処理用に設定し(ステップ402)、こ
の設定した二値化閾値を用いて入力画像を二値化する
(ステップ403)。この処理により得られる二値化画
像の例が図5に示されており、中央のハッチを施した部
分がキャップ上面(カメラ対向面)及びキャップ側面
で、その外側の環状の部分がネックリング部分である。
前述のように、ネックリングはUV照明により発光して
明るく、キャップの方はそれよりも暗いから、この両者
の輝度の間に二値化閾値を設定することで、キャップ部
分は暗い“0”レベル、環状のネックリング部分は明る
い“1”レベルになるように二値化される。また、環状
のネックリング部よりも外側のハッチ部もペットボトル
側面であるが、アタッチメントレンズ4を含む光学系
を、ネックリング部より下部は視野外となるように設計
しておけば、この部分も暗い“0”レベルとなる。
【0015】次に、二値化画像の各画素の輝度を水平、
垂直方向に加算処理することにより得られた図5のよう
な水平投影分布、垂直投影分布の立ち上がり箇所、立下
がり箇所より、ネックリング部の外形水平情報xs、x
e外形垂直情報ys、yeに基づいて、二値化画像上の
キャップ中心位置P(xp、yp)を次式により求める
(ステップ404)。
【数1】
【0016】中心位置Pが求められると、次に図6
(a)に示したように、その中心位置から任意の外側方
向に直線に沿って画素を走査し、黒画素“0”から白画
素“1”に変化する直前の点Q1(黒レベル)と白画素
“1”から黒画素“0”に変化する直前の点Q2(白画
素)とを求める(ステップ405)。これらの点はキャ
ップ外周上及びネックリング外周上の点である。次に、
これらの点Q1及びQ2を起点として、キャップ外周の
輪郭及びネックリング外周の輪郭を追跡することによ
り、キャップ突起部22及びネックリングスリット部2
4の位置を求める(ステップ406)。ここでの追跡の
方法は既知のもので、これをネックリング外部の場合で
説明すると、まず現在点を上記の起点Q2(白レベル)
とし、その現在点をとり囲む8個の画素の内で、起点を
決めるときの直線上の直後の画素(黒レベル)からその
8個の点を右まわり(又は左まわりでもよいが以下、右
まわりとする)に順次たどり、黒レベルから白レベルに
変わった画素(白レベル)を次の現在点とする。このよ
うな点は必ず存在するので、さらにこの新たな現在点の
まわりの8個の画素を、当該現在点を求めたときの直前
の画素(黒レベル)から始めて右まわりにたどり、白レ
ベルへと変わったときの画素を次の現在点とする。この
ような処理をくり返すことにより輪郭の追跡が行える。
そこでこの追跡を1回行うごとに求められた輪郭上の画
素位置を(Xj、Yj)とすると、kを適当な正整数と
して
【数2】
【数3】 となったとき、その画素位置(Xj、Yj)をネックリ
ングスリット24の位置PNとする。キャップの突起部
22の位置PCも点Q1から輪郭追跡を行うことで同様
にして求められる。ここで(数2)(数3)によるスリ
ット24等の検出法の意味は次のようである。(数2)
で求められる変化量Vjはその点の輪郭の二次差分を表
す量で、これが大きいことはその点の輪郭の曲率が大き
いことを表している。従ってネックリングスリット24
やキャップの突起部22のように輪郭が急激に曲がると
ころでは変化量Vjが大きくなるので、これと通常の輪
郭の曲率とを(数3)により区別することでスリット及
び突起部の検出が行える。ネックリングスリットが突起
に代わってもこの検出は同様に可能である。
【0017】マークとしてのネックリングスリット(又
は突起)及びキャップの突起部の二値化画像上の位置P
N及びPCが求まると、中心点からみたこの2つの位置
の間の角度θを求め(ステップ407)、この角度θが
予め定めた基準角θ0より小さいか否かを調べる(ステ
ップ408)。これは図3で説明した2つのマーク、即
ちキャップ突起部22とネックリングスリット24を設
ける位置の関係から明らかなように、角度θが基準角θ
0より大きいときはキャップが正常に締付けられていな
いことを示す。
【0018】この判定結果が正常であったときは、次に
二値化画像のネックリングを表す部分の最大幅dを検出
する(ステップ409)。この検出は、図7(a)に示
したように、キャップ中心位置Pからネックリング方向
にキャップ突起部及びネックリングスリット部の箇所を
除いて放射状に(例えば8方向に)画素情報を走査して
白色部の連続した長さを計測し、その内の最大値を最大
幅dとすればよい。そしてこの最大幅dを予め定めた基
準値d0より小さいか否かを調べ(ステップ410)、
小さいときは正常と判定し、小さくないときは正常でな
いと判定する。図7はこの判定法の説明図で、キャップ
は、その締付けが一回転以上緩んだとき、キャップ下部
がネックリングに対して上方に位置するので、図1のよ
うな光学系で撮像すると二値化画像上のネックリングの
幅が図7(c)のように広くなりd>d0となってしま
う。またキャップから曲がった状態で締め付けられたと
きは、図7(b)にように、やはりネックリングの二値
化画像の幅の広い部分が生じるのでd>d0となる。こ
うしてステップ410の判定で“Yes”のとき、正常
と判定される。
【0019】ステップ408もしくはステップ410で
“No”、即ち正常でないと判定されたときは、記憶部
に記憶した二値化閾値でまだ使っていないものがあるか
を調べ(ステップ411)、あればステップ402へ戻
って二値化閾値を変更して以上の処理を繰り返し、その
繰り返しのうちに正常と判定されたときは処理を終わ
る。また全ての二値化閾値についても正常と判定されな
かったときは(ステップ411で“No”)、不良と判
定して処理を終了する。ペットボトルの材質にはばらつ
きがあり、光に対する透過率や発光の程度が変動するの
で、カメラから得られる画像の各部輝度もペットボトル
ごとに変動する。従って図5のような二値化画像を正確
に得るための二値化閾値も変化するので、いくつかの二
値化閾値を実験的に求めておき、これらのいずれかを使
ったときに正常とされれば良品とすることにより、材質
ばらつきのために正常なものが不良と判定されるのを防
止することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、キャップやネックリン
グ自体の成形ばらつき、並びに温度湿度変動に伴う寸法
変動が発生してもキャップやネックリングにつけられた
マークを検査するので、ペットボトルのキャップ締付け
状態の高精度な検査ができる。しかもコンベア上でイン
ライン検査する場合にも、コンベア自体の振動等の影響
を受けにくいという効果が得られる。しかも従来手法で
あると側面からの検知によるため複数台のカメラ設置が
必要となり、コンベア上でインライン検査に当たっては
検査対象となるペットボトル間を一定以上切り離す等の
制約が必要であったが、本発明によればカメラ一台でし
かもコンベア上でインライン検査に当たってもペットボ
トル間を一定以上切り離す等の制約が不要である。また
マークを実施例のようにキャップ締付け機の影響を受け
ない箇所に設けることが出来、しかもキャップ、並びに
ネックリングの一部加工にて実現ができるため、マーク
用の特別色印刷工程等を増やすことなく、キャップ、ネ
ックリングの成形型の改造のみとなり、コスト面でも安
価に実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置の構成例を示すブロック図で
ある。
【図2】従来の検査方法の説明図である。
【図3】検査用マークの説明図である。
【図4】本発明の処理方法例を示すフローチャートであ
る。
【図5】キャップ中心位置検出方法の説明図である。
【図6】キャップ及びネックリング上のマーク位置検出
方法及び判定法の説明図である。
【図7】二値化画像上のネックリング最大幅の検出法と
その判定法の説明図である。
【符号の説明】
1 コンベア 2 ペットボトル 3 UVリング 4 アタッチメントレンズ 5 カメラ 6 画像処理装置 21 キャップ 22 キャップマーク 23 ネックリング 24 ネックリングマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 布目 勝 茨城県日立市大みか町三丁目18番1号 茨 城日立情報サービス株式会社内 Fターム(参考) 2G051 AA13 AB20 BA05 BA20 CA04 CB10 EA11 EA14 EB01 EB02 5B057 AA01 BA02 BA15 BA29 DA03 DA07 DC03 DC08 DC17 DC23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップが締付けられたペットボトルを
    上方から照射してペットボトル材を発光させるUVリン
    グ照明手段と、その光軸の対向面と該対向面に接する側
    面の映像を1枚の画像として撮像可能な光学系を有する
    撮像手段と、 この手段により前記ペットボトルを上方から撮像した画
    像を前記ペットボトルのネックリング部が白レベルとな
    り前記キャップ部が黒レベルとなるように二値化して二
    値化画像を生成する二値化手段と、 前記二値化画像上のキャップ部外周及びネックリング部
    外周を追跡することによってキャップ及びネックリング
    に1個づつ設けられたマークの位置を検出するマーク位
    置検出手段と、前記二値化画像上のキャップ部中心から
    みた前記2つのマーク位置のなす角度を検出する角度検
    出手段と、前記二値化画像上のネックリング部の最大幅
    を検出する幅検出手段と、前記角度検出手段により検出
    された角度が所定角度より小さくかつ前記幅検出手段に
    より検出された最大幅が所定幅より小さいとき、かつそ
    のときのみキャップ締付けは正常であると判定する判定
    手段と、 を備えたことを特徴とするペットボトルキャップ締付け
    検査装置。
  2. 【請求項2】 キャップが締付けられたペットボトルを
    上方から照射してペットボトル材を発光させるUVリン
    グ照明手段と、その光軸の対向面と該対向面に接する側
    面の映像を1枚の画像として撮像可能な光学系を有する
    撮像手段と、 複数の二値化閾値を記憶する記憶手段と、この手段から
    二値化閾値を順次とり出す二値化閾値設定手段と、前記
    ペットボトルを前記撮像手段により上方から撮像した画
    像をこの手段によりとり出された二値化閾値を用いて二
    値化して二値化画像を生成する二値化手段と、 前記二値化画像上のキャップ部外周及びネックリング部
    外周を追跡することによってキャップ及びネックリング
    に1個づつ設けられたマークの位置を検出するマーク位
    置検出手段と、前記二値化画像上のキャップ部中心から
    みた前記2つのマーク位置のなす角度を検出する角度検
    出手段と、前記二値化画像上のネックリング部の最大幅
    を検出する幅検出手段と、前記角度検出手段により検出
    された角度が所定角度より小さくかつ前記幅検出手段に
    より検出された最大幅が所定幅より小さいとき、かつそ
    のときのみキャップ締付けは正常であると判定する第1
    の判定手段と、この手段により正常と判定されなかった
    ときに前記記憶手段に二値化閾値がまだ残っているかを
    調べ、残っていれば次の二値化閾値設定手段によりとり
    出させて前記二値化画像の生成以下の処理を繰り返すよ
    うにし、残っていなければキャップ締付けは正常でない
    と判定する第2の判定手段と、 を備えたことを特徴とするペットボトルキャップ締付け
    検査装置。
  3. 【請求項3】 ペットボトルにキャップが正常に締付け
    られているか歪みかを検査するためのペットボトルキャ
    ップ締付け検査方法において、 キャップが正常に締め付けられたときにそのペットボト
    ル外周方向が所定の角度範囲で一致するようなマークを
    キャップ及びペットボトルのネックリングにそれぞれ設
    けるとともに、 UVリング照明によりキャップが締め付けられたペット
    ボトルを上方から照射してペットボトル材を発光させ、
    その光軸の対向面と該対向面に接する側面の映像を1枚
    の画像として撮像可能な光学系を有する撮像手段を用い
    て前記ペットボトルを上方から撮像して得た画像を二値
    化することによりペットボトルのネックリング部が
    “1”レベル、キャップ及びネックリング外周の外側が
    “0”レベルとなる二値化画像を生成し、 この二値化画像上のキャップ部外周及びネックリング部
    外周を追跡することによってキャップ及びネックリング
    に1個づつ設けられた前記マークの位置を検出し、さら
    に前記二値化画像上のネックリング部の最大幅を検出
    し、 前記検出された2つのマーク位置のペットボトル中心位
    置に対してなす角度が前記角度範囲内にあり、かつ前記
    ネックリング部の最大幅が所定の値以下であるときでか
    つそのときのみ、キャップが締付けは正常であると判定
    するようにしたことを特徴とする、ペットボトルキャッ
    プ締付け検査方法。
  4. 【請求項4】請求項3のペットボトルキャップ締付け検
    査方法において、前記二値化のための二値化閾値を複数
    個の記憶手段に用意しておき、この複数個の二値化閾値
    のいずれかを用いて生成した二値化画像について前記検
    出された2つのマーク位置のペットボトル中心位置に対
    してなす角度が前記角度範囲内にあり、かつ前記ネック
    リング部の最大幅が所定の値以下であるとき、キャップ
    が締付けは正常であると判定するようにしたことを特徴
    とする、ペットボトルキャップ締付け検査方法。
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