JP2001147196A - フローインジェクション分析装置およびフローインジェクション分析方法 - Google Patents

フローインジェクション分析装置およびフローインジェクション分析方法

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JP2001147196A JP33016599A JP33016599A JP2001147196A JP 2001147196 A JP2001147196 A JP 2001147196A JP 33016599 A JP33016599 A JP 33016599A JP 33016599 A JP33016599 A JP 33016599A JP 2001147196 A JP2001147196 A JP 2001147196A
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/08Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a stream of discrete samples flowing along a tube system, e.g. flow injection analysis
    • G01N35/085Flow Injection Analysis

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料溶液自体の不純物に基づく分析誤
差および検出器の感度に基づく分析誤差を解消し、さら
に、分析操作が煩雑にならず、演算処理が容易であるフ
ローインジェクション分析装置およびフローインジェク
ション分析方法を提供すること。 【解決手段】 試料溶液が流通する第1フローセル
と、前記第1フローセル中の溶液の物理量を測定する第
1物理量測定器と、検出用試薬を試料溶液に添加して得
られる溶液が流通する第2フローセルと、前記第2フロ
ーセル中の溶液の前記物理量を測定する第2物理量測定
器とを有することを特徴とするフローインジェクション
分析装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フローインジェ
クション分析装置に関し、さらに詳しくは、試料溶液が
有する固有の物理的性質に基づく定量誤差を除去するた
めのフローセルを設けたフローインジェクション分析装
置、およびこれを用いたフローインジェクション分析方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】フローインジェクション分析装置は、細
管流路中に試料溶液またはキャリアーを送液する送液部
と、細管流路内を流通する試料溶液に検出用試薬を添加
する試薬導入部と、細管とを組合せることにより、細管
内で試料溶液と検出用試薬との反応、混合等を行なわせ
る操作部と、試料溶液と検出用試薬との反応、混合等に
より検出可能となった成分を検出する検出部と、検出部
により得られた結果を記録する記録部とを有して構成さ
れる。前記検出部は、細管に接続されたフローセルを有
し、フローセル中を流通する溶液中の目的成分を分光光
度検出器、電気化学式検出器等の検出器により検出す
る。従来のフローインジェクション分析装置では、試料
溶液に検出用試薬を添加して、反応、混合等させた後の
溶液について検出器により得られた結果のみから、試料
溶液中の目的成分の定量を行っていた。この方法による
と、試料溶液自体に、検出器により検出可能な成分が不
純物として含まれている場合等には、その不純物量に相
当する分が検出器により得られる結果に上乗せされるこ
とになり、分析結果に誤差、つまり試料溶液自体が有す
る物理量に基づく測定値の偏り(偏差)を生じ、正確な
分析結果を得ることができない。
【0003】このとき、試料溶液自体の検出器による測
定値を予め求めておき、この測定値を、試料溶液を検出
用試薬で処理した後の検出器による測定値から差引くこ
とにより、上記の誤差は解消されるが、この場合、別途
に試料溶液自体の測定が必要になるので分析操作が煩雑
になり、また、試料溶液自体の測定値と試料溶液を検出
用試薬で処理した後の測定値とは同時に得ることができ
ないので、後にその測定値を用いて演算処理を行う上で
不都合を生じる。
【0004】また、検出器自体の感度についても、常に
一定であるとは限らず、分析中に感度が変化し、分析結
果に誤差をもたらすことが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来のフ
ローインジェクション分析装置およびフローインジェク
ション分析方法が有する上記の欠点を解消すること、す
なわち、試料溶液自体の不純物に基づく分析誤差(偏
差)および検出器の感度に基づく分析誤差(偏差)を解
消し、さらに、分析操作が煩雑にならず、演算処理が容
易であるフローインジェクション分析装置およびフロー
インジェクション分析方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、この発明は、試料溶液が流通する第1フローセル
と、前記第1フローセル中の溶液の物理量を測定する物
理量第1測定器と、検出用試薬を試料溶液に添加して得
られる溶液が流通する第2フローセルと、前記第2フロ
ーセル中の溶液の前記物理量を測定する物理量第2測定
器とを有することを特徴とするフローインジェクション
分析装置であり、この発明のフローインジェクション分
析装置における好適な態様において、前記物理量第1測
定器および前記物理量第2測定器の測定値から試料溶液
中の目的成分の濃度を計算する演算装置を設け、この発
明のフローインジェクション分析装置における好適な態
様において、前記物理量第1測定器は、前記第1フロー
セルを透過する光の量を測定する光量第1測定器であ
り、前記物理量第2測定器は、前記第2フローセルを透
過する光の量を測定する光量第2測定器であり、この発
明のフローインジェクション分析装置における好適な態
様において、光量制御用セルと、前記光量制御用セルを
通過した、光量第1測定器および光量第2測定器の光源
からの光の量を測定する光量第3測定器と、前記光量第
3測定器で測定された光量が常に一定になるように前記
光源を制御する制御部とを有する検出器調整手段を設
け、また、他のこの発明は、試料溶液を第1フローセル
に送り、前記第1フローセル中の溶液の物理量を光量第
1測定器により測定し、試料溶液に検出用試薬を添加し
て得られる溶液を第2フローセルに送り、前記第2フロ
ーセル中の溶液の物理量を光量第2測定器により測定
し、前記光量第1測定器および光量第2測定器から得ら
れる測定値から前記試料中の目的成分の分析をすること
を特徴とするフローインジェクション分析方法であり、
この発明のフローインジェクション分析方法における好
適な態様において、光量制御用セルを通過した前記光量
第1測定器および前記光量第2測定器の光源からの光の
量を光量第3測定器で測定し、前記光量第3測定器で測
定された光量が常に一定になるように前記光源を制御す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明においては物理量として
は、原理的には電導度、pH値、濁度等を挙げることが
できるが、以下においては物理量として光量を測定する
フローインジェクション分析装置を例にして、図面に基
づいてこの発明を説明する。図1は、この発明のフロー
インジェクション分析装置の一具体例であるフローイン
ジェクション分析装置1(以下、FIA1と記す)の系
統図を示す。FIA1は、試料溶液中のシリカ量を測定
するシリカ分析装置である。
【0008】FIA1は、細管3、試料容器4、ポンプ
5、試薬容器6、試料導入部7、反応器8、検出部9、
及び廃液部10とを有して構成される。
【0009】前記細管3は、試料溶液、検出用試薬、キ
ャリア等を送液する管であり、FIA1を構成する各部
位は細管3により接続される。その管径としては、内径
0.25〜1.0mm、外径1.0〜2.0mmであ
り、その材質としては、目的に応じて耐薬品性、耐温度
性を有するものが使用され、通常はフッ素樹脂、ポリエ
チレン、ポリプロピレン等が使用される。
【0010】前記試料容器4は、試料を収容する容器で
あり、ポンプ5に接続される細管、試料容器4に試料溶
液を補給する細管および直接廃液部10に接続されるオ
ーバーフロー用の細管が設置されている。また、試料溶
液を補給する細管には流量計31が設けられている。な
お、検量線作成用の標準液を収容する標準液容器30に
接続する細管が、試料容器4からポンプ5に至る細管に
合流している。
【0011】前記ポンプ5としては、通常、プランジャ
ー型またはぺリスタ型ポンプが用いられる。ポンプ5
は、送液する液の種類の数に応じた個数を使用し、ま
た、その数に応じた多連式のものを使用することもでき
る。ポンプ5に使用されるポンプチューブの材質として
は、送液する溶液の性質に応じて適宜選択され、通常、
PVC、シリコーンゴム、フッ素樹脂等が使用される。
【0012】前記試薬導入部7は、細管内を流れる試料
溶液に検出用試薬を添加する部位である。試料導入部7
は、三又コネクターの3つの接続部に、試料溶液が前記
コネクターに流れ入るための細管と、前記試料溶液が前
記コネクターから流れ出るための細管と、一端が試薬容
器6に達する細管の他端とを接続して形成される。前記
の、一端が試薬容器6に達する細管の途中にはポンプ5
が設置され、ポンプ5により試薬容器6内の検出用試薬
が試料導入部7に送られるようになっている。試薬導入
部7は添加される検出用試薬の種類の数に応じた数だけ
設けられ、FIA1においては3個設けられている。
【0013】前記検出用試薬は、試料溶液中に存在する
分析対象成分と反応させて、前記検出部5で検出可能な
成分を生成させるための試薬である。FIA1において
は3種類の検出用試薬が使用される。
【0014】前記反応器8は、試料溶液と試薬導入部7
から添加された検出用試薬とを細管内で反応させる部位
である。反応器8は、反応槽11と、反応槽内を一定温
度に保つための加熱器12と、細管をコイル状に成形し
た反応コイル部13とから構成される。前記試薬導入部
7は、反応コイル部13に設けられている。すなわち、
細管中を流通してきた試料溶液は反応コイル部13に送
られ、この試料溶液に試薬導入部7から検出用試薬が順
次添加され、反応コイル部内を流通しながら、試料溶液
と第1の検出用試薬との反応、前記反応の結果生成した
反応液と第2の検出用試薬との反応、さらに前記反応の
結果生成した反応液と第3の検出用試薬との反応が行な
われる。このとき、前記の各反応が所定の時間だけ行な
われるように、反応コイル部13の細管流路の長さ、お
よび試薬導入部7の設置位置が決定されている。そし
て、反応コイル部13を流通してきた反応処理液におい
ては、試料溶液中に存在していた分析対象成分は、検出
部で検出可能な成分に変換されている。なお、反応コイ
ル13内の試料溶液に試料導入部7から検出用試薬が添
加されて生成される反応液中の成分が一定濃度になる
(平衡になる)までには、前記検出用試薬が添加されて
からある程度の時間を要する。前記時間は、細管長及び
流量等によって決定される。したがって、前記時間の経
過前に後述の吸光度測定を行うと、反応液が一定濃度に
達していないことに基づき、正確なデータを得られない
ことになる。この問題に対しては、前記時間に達するま
でのデータについては後述の演算処理を行わず、前記時
間に達した以降のデータについてのみ演算処理を行うこ
とにより対処することができる。前記反応液は、細管流
路中をある程度進行する。前記反応液の平衡が達成され
る地点は、細管長と流量とによって決定される。
【0015】FIA1における検出部9は、吸光光度計
であって、光源14と、第1フローセル15と、第1受
光素子16と、第2フローセル17と、第2受光素子1
8と、光量制御用セル19と、第3受光素子20と、検
出室21とから構成される。そして、光源14と第1フ
ローセル15と第1受光素子16とが一組となって第1
検出部位を形成し、光源14と第2フローセル17と第
2受光素子18とが一組となって第2検出部位を形成
し、光源14と光量制御用セル19と第3受光素子20
とが一組となって光源制御部位を形成する。すなわち、
光源14は、第1検出部位と第2検出部位と光源制御部
位との共通の構成要素となっている。また、この光源1
4には、特定波長の光が出射することができるように、
特定波長の光を透過させるフィルターが装着される。検
出室21は、検出部9の前記各構成要素を収容する容器
である。
【0016】第1フローセル15は、試料溶液が、試料
容器4から細管を通り、試薬導入部7および反応器8を
経ることなく流通するセルである。第1受光素子16
は、第1フローセル15を通過した光源14からの光を
検出する受光素子である。すなわち、第1検出部位は、
試料溶液が第1フローセル15内に流通している状態
で、第1フローセル15に光源14の光が照射され、そ
の透過光の光量を第1受光素子16で測定することによ
り、試料溶液に固有に含まれる、検出部9により検出可
能な成分に基づく測定値を求めるための部位である。
【0017】第2フローセル17および第2受光素子1
8は、光源14に対して第1フローセル15および第1
受光素子16と同等の相対的位置関係になるように設置
されている。第2フローセル17は第1フローセル15
と、第2受光素子18は第1受光素子16とそれぞれ同
規格のものである。第2フローセル17は、前記反応処
理液が流通するセルである。FIA1においては、前記
第1フローセル15を通過した試料溶液が反応器8に送
られ、前記反応処理がされた後、第2フローセル17に
送られるように構成されている。第2受光素子18は、
第2フローセル17を通過した光源14からの光を検出
する受光素子である。すなわち、第2検出部位は、反応
処理液が第2フローセル17内に流通している状態で、
第2フローセル17に光源14の光が照射され、その透
過光の光量を第2受光素子19で測定することにより、
反応処理液に基づく測定値を求めるための部位である。
【0018】ここで、第2検出部位により求められる測
定値は、試料溶液に固有に含まれる成分に基づく測定値
と、反応器8内で、検出部5により検出可能な成分に変
換された、試料溶液中に存在していた分析対象成分に基
づく測定値との和である。したがって、第2検出部位に
より求められる測定値から、第1検出部位により求めら
れる測定値を差引くことにより、試料溶液に固有に含ま
れる成分による影響を排除した、試料溶液中に存在して
いる分析対象成分のみに基づく測定値を得ることができ
る。
【0019】第1検出部位および第2検出部位で得られ
た測定値は、検出部5に接続された記録部(図示せず)
により表示することができる。FIA1において、第1
受光素子16および第2受光素子18から得られる出力
信号を図2に示す。図2で実線で示した曲線が、第1検
出部位で得られた、試料溶液に基づく出力信号であり、
図2で点線で示した曲線が、第2検出部位で得られた、
反応処理液に基づく出力信号である。両者の縦軸方向の
差が、試料溶液中に存在している分析対象成分のみに基
づく出力に相当することになる。
【0020】具体的には、下記の式により、試料溶液中
に存在している分析対象成分の濃度を求めることができ
る。
【0021】 C=A(1+(lnI0/In)/B)×lnI0/In+C0 C:試料溶液中の分析対象成分の濃度 C0:ゼロ点の補正 I0:試料溶液に対して第1検出部位により得られた出
力 In:反応処理液に対して第2検出部位により得られた
出力 A、B:検量線パラメータ ln:自然対数 ここで、前記A及びBは、上記2次関数の定数項であっ
て、濃度が既知である2つ試料に対して吸光度測定を行
い、そのときの(lnI0/In)の値から求められる。
なお、吸光度に関する理論式は、通常(lnI0/In
についての1次式で表わされるが、FIA1において
は、簡易型の検出器を使用していること、また1つの検
出器で低濃度から高濃度までの測定に対応できるように
していること等の理由から、上記のような(lnI0/I
n)についての2次式を用いて濃度計算をしている。ま
た、この発明のフローインジェクション分析装置におい
ては、使用する検出器の種類、性質及び使用方法等に応
じた計算式を適宜使用することができる。また、この発
明のフローインジェクョン分析装置においては、演算装
置を設けることにより、第1検出部位および第2検出部
位で得られた出力を前記演算装置に送り、上記式に基づ
き、試料溶液中の分析対象成分の濃度を自動計算可能に
することができる。この場合、濃度の自動計算にあたっ
ては、分析対象成分における物理量の差を取ってから濃
度差に換算してもよく、また分析対象成分における物理
量から濃度を計算し、次いで濃度差を求めるようにして
も良い。
【0022】光源制御用セル19は、第1フローセル1
5と第2フローセル17との間に設置されるセルであ
り、第3受光素子20は、光源制御用セル19を通過し
た光源14からの光を検出する素子である。FIA1に
おいては、この第3受光素子20で検出される光の量が
常に一定に維持されるように、制御手段(図示せず)に
より光源14の駆動電流を制御する。このことにより、
測定中に光源の光量が変動することに基づく測定誤差を
排除することができる。
【0023】廃液部10は、第2フローセル17を通過
した反応処理液を装置外へ排出する器具である。FIA
1においては、第2フローセル17と廃液部10とをつ
なぐ細管の途中に中和液導入部22が設けられ、中和液
をポンプにより中和液導入部22から細管中の反応処理
液に添加し、反応処理液のpHを調整した後に、反応処
理液を廃液部から排出するように設計されている。ま
た、第2フローセル17と中和液導入部22とをつなぐ
細管の途中には、細管をコイル状に成形した背圧コイル
29が設けられ、細管流路系の溶液の圧力を高めること
によって、細管流路系における気泡の発生を防止してい
る。
【0024】次に、この発明のフローインジェクション
分析方法を、FIA1の使用方法および作用と共に説明
する。
【0025】ポンプ5を作動させて、試料容器4内の試
料溶液を細管内に送液する。試料溶液は、ポンプを通っ
て検出部9に達し、検出部9内の第1フローセル15を
通過する。このとき、光源14から第1フローセル15
に照射され、第1フローセル15を通過した光源14の
光を第1受光素子16で検出することにより、試料溶液
自体に基づく測定値が第1検出部位から得られる。
【0026】第1フローセル15を通過した試料溶液
は、反応器8に送られる。反応器8の反応槽11内は、
加熱器12により所定の温度に維持されている。試料溶
液は、反応コイル部13内を通過する。このとき反応コ
イル部13に設けられた試薬導入部7から、試料溶液中
の目的成分を検出部9で検出可能な成分に変換するため
の反応試薬がポンプ5により順次添加され、反応コイル
部13内で所定の反応が行なわれる。そして、試料溶液
は、反応器8の外部に出るときには、その内部に含まれ
る分析対象成分が検出部9で検出可能な成分に変換され
た反応処理液になっている。
【0027】反応処理液は、検出部9に入り、検出部5
内の第2フローセル17を通過する。このとき、光源1
4から光が第2フローセル17に照射され、第2フロー
セル17を通過した光源14の光を第2受光素子18で
検出することにより、反応処理液に基づく測定値が第2
検出部位から得られる。
【0028】第1検出部位から得られた測定値と第2検
出部位から得られた測定値との差から、試料溶液中の分
析対象成分の定量分析を行うことができる。
【0029】また、検出部9内に設置された光源制御用
セル19には光源14の光が照射され、光源制御用セル
19を通過した光を常時第3受光素子20で検出し、そ
の第3受光素子20で検出される光量が常に一定に維持
されるように光源14の駆動電流を制御する。このこと
により、測定中に光源14の光量が変動することに基づ
く測定誤差を解消することができる。
【0030】第2フローセル17を通過した反応処理液
は、中和液導入部11からポンプ5により中和液容器2
3内に収容された中和液が添加されることにより中和さ
れた後、廃液部から排出される。
【0031】図3および図4に、FIA1における他の
態様の系統図を示す。図3に示したFIA1aは、FI
A1における前記背圧コイル23の代わりに、反応器1
1と第2フローセル17とを連結する細管に、その細管
から分岐するベントを設けることにより、細管流路系に
発生する気泡の除去を可能にしたものである。
【0032】図4に示したFIA1bは、FIA1にお
ける試料容器4とポンプ5との間の細管に分岐点24を
設けて、試料溶液を2経路で送液する装置である。すな
わち、前記分岐点24で分岐した一方の経路を流通する
試料溶液は、ポンプ5を経て、細管をコイル状に成形し
たコイル部25を通り、検出部9内の第1フローセル1
5内を通過し、その後は反応器8に至ることなくそのま
ま廃液部10に達する。一方、前記分岐点24で分岐し
た他方の経路を流通する試料溶液は、ポンプ5を経て、
第1フローセル15を通ることなく、反応器8に至り、
前記反応処理により反応処理液となって、第2フローセ
ルを通過し、その後、中和処理を施されて廃液部10に
達する。
【0033】FIA1aおよびFIA1bにおいては、
第1受光素子および第2受光素子により、図2と同様の
出力信号が得られる。
【0034】次に、この発明のフローインジェクション
分析装置の、前記FIA1、FIA1aおよびFIA1
bとは異なる具体例であるFIA2について説明する。
図5に、FIA2の系統図を示す。
【0035】FIA2は、FIA1における試料容器と
ポンプとの間の細管部に、試料溶液導入用の切替バルブ
26を設けた装置である。したがって、FIA2は、こ
の切替バルブ26を設けた部位以外については、FIA
1と基本的に同じ構造であり、FIA1と同様の態様と
することが可能である。
【0036】前記切替バルブ26は6方バルブであっ
て、その位置1には、試料容器4に至る細管が取り付け
られ、位置2にはドレイン用の細管が取り付けられ、位
置3には、位置6に接続される、サンプリング管27が
取り付けられ、位置4には、ポンプ5に至る細管が取り
付けられ、位置5には、キャリアを収容するキャリア容
器28に至る細管が取り付けられる。
【0037】試料を導入しないときには、切替バルブ2
6内の流路が、図5の実線で示す位置になるように切替
バルブ26をセットする。このときキャリアは、キャリ
ア容器28から位置5→位置6→位置3→位置4の順に
切替バルブ26およびこれに接続する細管を通過し、以
下、ポンプ5、第1フローセル15、反応器8および第
2フローセル17を通って、廃液部10から排出され
る。
【0038】試料を導入するときには、切替バルブ26
を切替え、切替バルブ26内の流路が、図5の点線で示
す位置になるようにセットする。このときキャリアは、
キャリア容器28から位置5→位置4の順に切替バルブ
およびこれに接続する細管を通過し、以下、上記と同様
に流通する。一方、試料溶液は、試料容器4から位置1
→位置6→位置3→位置2の順に切替バルブ26および
これに接続する細管を通過し、ドレインされる。したが
って、このとき、位置3と位置6とを結ぶサンプリング
管27内は、試料溶液で満たされる。
【0039】再度、切替バルブ26を切替え、切替バル
ブ26内の流路が、図5の実線で示す位置になるように
セットすると、キャリアは前記のように、キャリア容器
28から位置5→位置6→位置3→位置4の順に切替バ
ルブ26およびこれに接続する細管を流れ、これに伴
い、サンプリング管27内の前記試料溶液は検出部9の
方向に送られる。したがって、FIA2においては、上
記操作を繰返すことにより、試料溶液は、サンプリング
管27内の容積分ずつの試料溶液区分として、その前後
をキャリアで挟まれる形で、断続的に細管内を流通す
る。
【0040】以下、細管内を流通する各試料溶液区分
は、FIA1の場合と同様に、第1検出部位、反応器お
よび第2検出部位を通過し、所定の吸光度測定、反応処
理等が行なわれる。
【0041】FIA2においては、第1検出部位および
第2検出部位により得られる出力信号は図6に示すよう
な形状になる。図6で実線で示した曲線が、第1検出部
位で得られた、試料溶液に基づく出力信号であり、図6
で点線で示した曲線が、第2検出部位で得られた、反応
処理液に基づく出力信号である。すなわち、第1フロー
セル15および第2フローセル17内には、試料溶液と
キャリアとが交互に流通するので、第1検出部位および
第2検出部位においては、試料溶液区分に基づく出力信
号とキャリア区分に基づく出力信号とが交互に現れる。
したがって、試料溶液中の分析対象成分の濃度は、第1
検出部位から得られる、各試料溶液区分に基づく信号値
と、第2検出部位から得られる、前記の各試料液区分に
対応する各反応処理液区分に基づく出力信号の変化が最
大になった時点における信号値との差に相当する量とし
て得られる。
【0042】FIA1、FIA2等においては、検出部
に吸光光度計を使用しているが、この発明のフローイン
ジェクション分析装置においては、その検出部に電気化
学式検出器等を使用することも可能である。
【0043】
【発明の効果】この発明のフローインジェクション分析
装置は、試料溶液の反応処理後の溶液を測定するための
フローセルおよび受光素子の他に、試料溶液自体を測定
するためのフローセルおよび受光素子を有するので、試
料溶液自体に含まれる、検出器により検出可能な不純物
質に基づく誤差を削除することができ、正確な分析値を
得ることができる。
【0044】また、この発明のフローインジェクション
分析装置は、光源の光量が常に一定になるように制御す
る手段を有するので、光源の光量の変動に基づく分析誤
差を除去することができる。
【0045】この発明のフローインジェクション分析装
置は、演算装置を設けることにより、検出部により得ら
れる出力信号に基づき、試料溶液中の分析対象成分の濃
度を自動計算することができる。
【0046】この発明のフローインジェクション分析方
法は、上記装置を用いることにより、上記誤差を排除し
て、試料溶液中の分析対象成分の濃度を正確に求めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明のフローインジェクション分
析装置の一具体例であるFIA1の系統図である。
【図2】図2は、FIA1の第1検出部位および第2検
出部位により得られる出力信号の一例を示す説明図であ
る。
【図3】図3は、FIA1の他の態様であるFIA1a
の系統図である。
【図4】図4は、FIA1の他の態様であるFIA1b
の系統図である。
【図5】図5は、この発明のフローインジェクション分
析装置の一具体例であるFIA2の系統図である。
【図6】図6は、FIA2の第1検出部位および第2検
出部位により得られる出力信号の一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・FIA、1a・・FIA、1b・・FIA、2・
・FIA、3・・細管、4・・試料容器、5・・ポン
プ、6・・試薬容器、7・・試薬導入部、8・・反応
器、9・・検出部、10・・廃液部、11・・反応槽、
12・・加熱器、13・・反応コイル部、14・・光
源、15・・第1フローセル、16・・第1受光素子、
17・・第2フローセル、18・・第2受光素子、19
・・光量制御用セル19、20・・第3受光素子、21
・・検出室、22・・中和液導入部、23・・中和液容
器、24・・分岐点、25・・コイル部、26・・切替
バルブ、27・・サンプリング管、28・・キャリア容
器、29・・背圧コイル、30・・標準液容器、31・
・流量計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G054 AA10 EA04 GB01 JA01 JA07 JA08 JA09 2G057 AA01 AC01 BA05 2G058 DA07 GA06 GA12 GD03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料溶液が流通する第1フローセルと、
    前記第1フローセル中の溶液の物理量を測定する物理量
    第1測定器と、検出用試薬を試料溶液に添加して得られ
    る溶液が流通する第2フローセルと、前記第2フローセ
    ル中の溶液の前記物理量を測定する物理量第2測定器と
    を有することを特徴とするフローインジェクション分析
    装置。
  2. 【請求項2】 物理量第1測定器および物理量第2測定
    器の測定値から試料溶液中の目的成分の濃度を計算する
    演算装置を設けた、請求項1に記載のフローインジェク
    ション分析装置。
  3. 【請求項3】 物理量第1測定器は、光源から出射し、
    第1フローセルを透過する光の量を測定する光量第1測
    定器であり、物理量第2測定器は、前記光源から出射
    し、第2フローセルを透過する光の量を測定する光量第
    2測定器である、請求項1または請求項2に記載のフロ
    ーインジェクション分析装置。
  4. 【請求項4】 光量制御用セルと、前記光量制御用セル
    を通過した、光量第1測定器および光量第2測定器の光
    源からの光の量を測定する光量第3測定器と、前記光量
    第3測定器で測定された光量が常に一定になるように前
    記光源を制御する制御部とを有する検出器調整手段を設
    けた、請求項3に記載のフローインジェクション分析装
    置。
  5. 【請求項5】 試料溶液を第1フローセルに送り、前記
    第1フローセル中の溶液の物理量を光量第1測定器によ
    り測定し、試料溶液に検出用試薬を添加して得られる溶
    液を第2フローセルに送り、前記第2フローセル中の溶
    液の物理量を光量第2測定器により測定し、前記光量第
    1測定器および光量第2測定器から得られる測定値から
    前記試料中の目的成分の分析をすることを特徴とするフ
    ローインジェクション分析方法。
  6. 【請求項6】 光量制御用セルを通過した光量第1測定
    器および光量第2測定器の光源からの光の量を光量第3
    測定器で測定し、前記光量第3測定器で測定された光量
    が常に一定になるように前記光源を制御する、請求項5
    に記載のフローインジェクション分析方法。
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