JP2001147111A - 高精度微少角度測定装置 - Google Patents

高精度微少角度測定装置

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JP2001147111A
JP2001147111A JP33059099A JP33059099A JP2001147111A JP 2001147111 A JP2001147111 A JP 2001147111A JP 33059099 A JP33059099 A JP 33059099A JP 33059099 A JP33059099 A JP 33059099A JP 2001147111 A JP2001147111 A JP 2001147111A
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JP
Japan
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slit
angle
pinhole
distance
plane mirror
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JP33059099A
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English (en)
Inventor
Masaru Hiramatsu
優 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の高精度角度測定では、ロータリーエン
コーダのように角度の基準から移した測定装置で角度を
測定しており、角度の基準は90度、60度等の角度し
かなく微少角度の測定には誤差が多く発生するという欠
点があった。 【解決手段】 被角度測定物(図示せず)に平面鏡1が
取り付けられており、この平面鏡1は回転中心2を中心
にして被角度測定物と共に基準平面4に対して変位可能
に装着されている。基準平面4にはスリットまたはピン
ホール6が形成されており、このスリットまたはピンホ
ール6にレーザが入射するようにスリットまたはピンホ
ール6に対向してレーザ出射孔が形成されたレーザ変位
計3が配設されている。基準平面4に対する平面鏡1の
角度を測定する場合には、変位計3からレーザ光7をス
リットまたピンホール6を入射することにより基準平面
鏡1の間の距離を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高精度微少角度測
定装置に関し、詳しくは、高精度の基準が得られにくい
角度をじかに計るのではなく、高精度の校正が可能な長
さを測定することで高精度な微少角度を求めることを可
能とした高精度微少角度測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における高精度角度測定には、ロー
タリーエンコーダのように、角度の基準から何らかの方
法で移した測定装置で角度を測定していた。
【0003】第1の従来技術としてあげられる特開昭6
2−62209号公報には、細長形状のマークと、光像
位置検出器と、自由振子で懸吊された反射部材と、上記
マークを上記反射部材を介して、上記光像位置検出器の
受光部に投影するレンズ系とから構成され、上記反射部
材はそれ自身の回転による像の回転を補正する少なくと
も2つの相補関係にある反斜面を有することを特徴とす
る傾斜角測定装置が開示されている。
【0004】また第2の従来技術としてあげられる特開
昭62−269035号公報には、パルスステージの上
に測定試料を配置し、レーザ光をハーフミラーを介して
測定試料に入射させ、その反射レーザ光をハーフミラー
で反射させて光検出計で光強度を検出し、計算処理系で
前記パルスステージと光検出計とを制御して、正反射時
の前記パルスステージの角度と、回析格子による反射時
の前記パルスステージの角度とを自動的に求め、該角度
から回析角が計測されるようにしたことを特徴とする回
析格子の回析角自動測定方式が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高精度角度測定では、ロータリーエンコーダのように、
角度の基準から何らかの方法で移した測定装置で角度を
測定しており、角度の基準は90度、60度等の大きな
角度しかなく微少角度の測定には誤差が多く発生すると
いう欠点があった。
【0006】また、ある基準からの距離をレーザなどで
測定して、角度を求める方法では、測定面にコーナキュ
ーブリフレクタまたはフライアイレンズ等を設置する必
要があり、設置誤差が測定精度に加算されるという問題
があった。
【0007】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在する上記諸欠点を解消する為になされたもので
あり、従って本発明の目的は、レーザ光を狭いスリット
またはピンホールを通すことによって、回折により光束
が広がることを利用し、被測定物には平面鏡をつけるだ
けとした簡単な方法で、高精度の微少角度を測定するこ
とを可能とした新規な高精度微少角度測定装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る高精度微少角度測定装置は、レーザ等
の収束光を使用した光測距計または変位計と、前記収束
光を回析効果により拡散するスリットまたはピンホール
を有する基準平面と、被角度測定物に取り付けられ回転
軸を中心にして該被角度測定物と連動する平面鏡とを備
えて構成され、前記スリットまたはピンホールから前記
平面鏡までの距離測定のみで高精度の角度測定を行うこ
とを特徴としている。
【0009】前記スリットまたはピンホールと前記平面
鏡の組み合わせにより、前記光測距計または変位計から
出射された前記収束光のうち前記平面鏡で反射して前記
スリットまたはピンホールに戻る前記平面鏡に対して垂
直な反射光のみを選択することによって、精度を向上さ
せたことを特徴としている。
【0010】本発明においては、前記回転軸から前記基
準平面の前記スリットまたはピンホールまでの距離を
L、前記光測距計または変位計で測定した前記スリット
またはピンホールから前記平面鏡までの距離をH、前記
平面鏡の前記基準平面に対する角度をθ、とすれば、該
角度θは下記の式にて求められる。
【0011】θ=COS-1(H/L) 本発明に係る高精度微少角度測定装置はまた、レーザ等
の収束光を使用した第1及び第2の光測距計または変位
計と、該第1及び第2の光測距計または変位計に対応し
て前記収束光を回析効果により拡散する第1及び第2の
スリットまたはピンホールが形成された基準平面と、被
角度測定物に取り付けられ該被角度測定物と連動し前記
第1及び第2のスリットまたはピンホールと対応してそ
れぞれ設けられた第1及び第2の平面鏡とを備えて構成
され、前記第1のスリットまたはピンホールから前記第
1の平面鏡まで及び前記第2のスリットまたはピンホー
ルから前記第2の平面鏡までの距離測定のみで高精度の
角度測定を行うことを特徴としている。
【0012】本発明においては、前記第1のスリットま
たはピンホールから前記第2のスリットまたはピンホー
ルまでの距離をL、前記第1及び第2の光測距計または
変位計でそれぞれ測定した前記第1のスリットまたはピ
ンホールまでの距離をH1、前記第2のスリットまたは
ピンホールまでの距離をH2、前記第1及び第2の平面
鏡の前記基準平面に対する角度をθすれば、該角度θは
下記の式にて求められる。
【0013】θ=COS-1((H1−H2)/L)
【発明の実施の形態】次に、本発明をその好ましい各実
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】[第1の実施の形態]図1、図2、図3
は、本発明による第1の実施の形態を示す概略構成図で
あり、そのうち、図1は、概略構成図を、図2は初期状
態を、図3は角度測定時における状態をそれぞれ示して
いる。
【0015】[第1の実施の形態の構成]図1を参照す
るに、参照符号1は被角度測定物(図示せず)に取り付
けられる平面鏡であり、ただし、鏡になっているのは5
の部分のみでよい。2は平面鏡1の回転中心であり、3
はレーザ変位計(測距計)を示す。4は、基準平面であ
り、6の部分にレーザを通すスリットまたはピンホール
が形成されている。
【0016】[第1の実施の形態の動作]次に、図2、
図3を参照して本発明による第1の実施の形態の角度測
定の動作を説明する。
【0017】図2、図3を参照するに、被角度測定対象
物に取り付けられた平面鏡1は被角度測定物と同じ動き
をし、この被角度測定対象物と平面鏡1は共に平面なの
で、製造精度及び測定精度も十分高い。
【0018】図2の実施の形態の初期状態では、平面鏡
1と基準面4の距離は0となっている。これを基準と
し、図3の角度測定時に示すように、移動した距離を3
のレーザ変位計で測定する。
【0019】レーザ光7は、スリット6から出射されて
平面鏡1で反射し、同じスリット6に入射することとな
り、平面鏡1に対して垂直な光のみが計測される。
【0020】従って、図2と図3の測距結果の差は図3
のHに相当する測定となる。回転軸2からの距離Lを予
め計っておけば、角度θは下記の[式1]で求められ
る。
【0021】
【式1】θ=COS-1(H/L) [第2の実施の形態]次に、本発明による第2の実施の
形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】図4、図5は本発明に係る第2の実施の形
態を示す概略構成図であり、そのうち図4は初期状態
を、図5は角度測定時における状態をそれぞれ示してい
る。
【0023】図4、図5を参照するに、第2の実施の形
態では、レーザ変位計3、3′と2台配設されており、
2箇所の距離(変位)を測定できるために、回転軸が不
明でも角度を検出することができるという特徴を有して
いる。
【0024】図4は初期状態を示し、基準面4に設けら
れたスリットまたはピンホール6に対応する位置に第1
のレーザ変位計3が設けられていると共に、スリットま
たはピンホール6′に対応した位置には第2のレーザ変
位計3′が配設されている。3′は2台目のレーザ変位
計、5′は対応する反射鏡面、6′は2つ目のスリット
またはピンホールをそれぞれ示している。即ち、基準面
4には、第1のスリットまたはピンホール6及び第2の
スリットまたはピンホール6′が形成されている。平面
鏡1には第1の鏡部5が形成されていると共に、第2の
鏡部5′が設けられている。
【0025】[第2の実施の形態の動作]次に第2の実
施の形態の動作について説明する。
【0026】図5では角度が変化し、変化した角度を測
定している状態を示している。ここで、計測されたH
1、H2及び既知のLから、変化した角度θは次の[式
2]で表すことができる。
【0027】
【式2】θ=COS-1((H1−H2)/L)
【発明の効果】本発明は、以上の如く構成され、作用す
るものであり、本発明によれば以下に示すような効果が
得られる。
【0028】全ての測定が距離の測定となっており、詳
細な校正が可能で且つ精度を容易に高くすることができ
る。
【0029】距離の角度への変換は誤差を含まず結果的
に高精度な角度測定を実現することができる。
【0030】装置を構成する面は、精度を確保しやすい
平面及び平行面である。
【0031】被測定物に取り付けられる平面鏡に位置ず
れがあったとしても、直角反射のみを使用するために誤
差要因とはならない。
【0032】以上の要素により本発明によれば、微少角
度の高精度測定を容易に実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態を示す概略構成
図である。
【図2】本発明による第1の実施の形態の初期状態を示
す概略構成図である。
【図3】本発明による第1の実施の形態の角度測定時の
状態を示す概略構成図である。
【図4】本発明による第2の実施の形態の初期状態を示
す概略構成図である。
【図5】本発明による第2の実施の形態の角度測定時の
状態を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…被角度測定物に取り付けられる平面鏡 2…回転中心 3、3′…レーザ変位計 4…基準平面 5、5′…反射鏡面(鏡部) 6、6′…スリットまたはピンホール 7、7′…レーザ光

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ等の収束光を使用した光測距計ま
    たは変位計と、前記収束光を回析効果により拡散するス
    リットまたはピンホールを有する基準平面と、被角度測
    定物に取り付けられ回転軸を中心にして該被角度測定物
    と連動する平面鏡とを有し、前記スリットまたはピンホ
    ールから前記平面鏡までの距離測定のみで高精度の角度
    測定を行うことを特徴とする高精度微少角度測定装置。
  2. 【請求項2】 前記スリットまたはピンホールと前記平
    面鏡の組み合わせにより、前記光測距計または変位計か
    ら出射された前記収束光のうち前記平面鏡で反射して前
    記スリットまたはピンホールに戻る前記平面鏡に対して
    垂直な反射光のみを選択することによって、精度を向上
    させたことを更に特徴とする請求項1に記載の高精度微
    少角度測定装置。
  3. 【請求項3】 前記回転軸から前記基準平面の前記スリ
    ットまたはピンホールまでの距離をL、前記光測距計ま
    たは変位計で測定した前記スリットまたはピンホールか
    ら前記平面鏡までの距離をH、前記平面鏡の前記基準平
    面に対する角度をθ、とすれば、該角度θは下記の式に
    て求められることを更に特徴とする請求項1または2の
    いずれか一項に記載の高精度微少角度測定装置。 θ=COS-1(H/L)
  4. 【請求項4】 レーザ等の収束光を使用した第1及び第
    2の光測距計または変位計と、該第1及び第2の光測距
    計または変位計に対応して前記収束光を回析効果により
    拡散する第1及び第2のスリットまたはピンホールが形
    成された基準平面と、被角度測定物に取り付けられ該被
    角度測定物と連動し前記第1及び第2のスリットまたは
    ピンホールと対応してそれぞれ設けられた第1及び第2
    の平面鏡とを有し、前記第1のスリットまたはピンホー
    ルから前記第1の平面鏡まで及び前記第2のスリットま
    たはピンホールから前記第2の平面鏡までの距離測定の
    みで高精度の角度測定を行うことを特徴とする高精度微
    少角度測定装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のスリットまたはピンホールか
    ら前記第2のスリットまたはピンホールまでの距離を
    L、前記第1及び第2の光測距計または変位計でそれぞ
    れ測定した前記第1のスリットまたはピンホールまでの
    距離をH1、前記第2のスリットまたはピンホールまで
    の距離をH2、前記第1及び第2の平面鏡の前記基準平
    面に対する角度をθすれば、該角度θは下記の式にて求
    められることを更に特徴とする請求項4に記載の高精度
    微少角度測定装置。 θ=COS-1((H1−H2)/L)
JP33059099A 1999-11-19 1999-11-19 高精度微少角度測定装置 Pending JP2001147111A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106556346A (zh) * 2016-11-30 2017-04-05 江南大学 一种安全锁性能参数非接触式测量装置及其测量方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106556346A (zh) * 2016-11-30 2017-04-05 江南大学 一种安全锁性能参数非接触式测量装置及其测量方法

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