JP2001147060A - 自動製氷機 - Google Patents

自動製氷機

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JP2001147060A
JP2001147060A JP32800899A JP32800899A JP2001147060A JP 2001147060 A JP2001147060 A JP 2001147060A JP 32800899 A JP32800899 A JP 32800899A JP 32800899 A JP32800899 A JP 32800899A JP 2001147060 A JP2001147060 A JP 2001147060A
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ice
ice tray
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tray
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JP32800899A
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Inventor
Ichiro Onishi
一郎 大西
Masatoshi Masaku
昌利 正久
Akinori Tsujimoto
明徳 辻本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製氷皿から氷を分離放出する際に、製氷皿と
氷から発生する摩擦音ときしみ音を解消するとともに、
氷の割れを防ぐ。 【解決手段】 ステッピングモ−タ12により回転する
駆動ギアと、製氷皿1を駆動する出力軸14と一体的に
構成された出力ギア122と、駆動ギアの回転角度によ
りギア比を変えて駆動ギアの回転力を出力ギア122に
伝達する伝達手段からなり、出力ギア122が伝達手段
により相対的に低速高トルクで回転しているときに、製
氷皿1内の氷が製氷皿1から分離するように製氷皿1に
捻りを加えることより、摩擦音ときしみ音の発生、さら
には氷の割れを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用電気冷蔵庫
に搭載される自動製氷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用冷蔵庫に搭載される自動製
氷機は、特開平6−249556号公報、特開平6−3
17372号公報に開示されているように、モ−タの回
転を製氷皿に伝達する駆動部により、製氷皿を予め設定
された位置まで回転させた後、製氷皿の他端をストッパ
ーに当てて製氷皿を一方向へ所定角度捻って離氷させる
ものが広く利用されている。
【0003】以下、図面を参照しながら従来の自動製氷
機について説明する。
【0004】図25は従来の自動製氷機において製氷皿
が最大捻り位置に到達した状態を示す斜視図であり、1
は製氷皿で、区画壁2によって複数の氷室3に区分され
ている。各氷室3は注水を分配するための共通溝4で結
ばれている。5,6は区画壁2の縦稜線の円弧で上面か
ら底面にかけて徐々に大きくなっている。
【0005】7は製氷皿1の支持枠に設けられたストッ
パーであり、8は製氷皿1を回転させる駆動部である。
【0006】図26は駆動部8の破断正面図である。図
26において、80はDCブラシモータである。
【0007】90は減速歯車群であり、最終段には製氷
皿1を回転させる駆動軸を有するカム歯車91を配置し
ている。
【0008】カム歯車91は原点位置から1゜逆転する
と駆動部1の外郭ケース8aと当たりロックして停止す
るように構成されている。
【0009】92は検氷レバー93が取り付けられる検
氷軸であり、カム歯車91の回転に連動して検氷レバー
93と検氷部材94を回動させる。
【0010】95はカム歯車91が逆転し製氷皿1が復
帰する過程でのみ検知部材94の回動を規制する規制部
材である。
【0011】スイッチ信号は製氷皿1が原点位置、離氷
位置に到達したときと、検知部材94の回動が阻止され
たときに発生する。
【0012】以上の様に構成された従来の自動製氷機に
ついてその動作を説明する。
【0013】製氷皿1の氷室3に注水された水が十分に
凍結すると、モ−タ80への通電が開始されカム歯車9
1が正転し、製氷皿1が離氷位置に向かって回転する。
製氷皿の回転速度は約毎秒20゜である。
【0014】このとき貯氷箱内の所定の高さ(図示せ
ず)まで氷が無いときは、検氷軸92が回動し検氷レバ
ー93と検知部材94が回動することでスイッチ信号が
発生せず氷不足と判断され、製氷皿1はさらに回転を続
行する。
【0015】製氷皿1は所定位置まで回転すると、他端
がストッパー7に当たり、その後も駆動部8が製氷皿1
を回転させようとするので、製氷皿1は大きく捻られ、
氷室3内の氷が押し出される。
【0016】そして、製氷皿1が離氷位置まで到達する
とスイッチ信号が発生し、モ−タ80が一旦停止し離氷
を終える。
【0017】その後、製氷皿1は原点位置に向かって復
帰し始める。この復帰の過程で規制部材95は検知部材
94の回動を阻止するのでスイッチ信号が発生する。そ
のスイッチ信号が原点位置を検知するための基準信号と
なり、そのスイッチ信号の発生後さらにカム歯車91が
所定時間逆転すると原点位置を示すスイッチ信号が発生
する。
【0018】カム歯車91は原点位置を示すスイッチ信
号が発生した後もさらに1゜逆転しロックして停止す
る。その後、今度は1゜正転し原点位置へ復帰する。そ
して、次の離氷動作に備える。
【0019】一方、貯氷箱96内の所定高さ以上に氷が
あるときは、検氷軸92が回動しようとしても検氷レバ
ー93が氷に当たり回動を阻止されるため、検知部材9
4が回動せずスイッチ信号が発生し氷充分と判断し、製
氷皿1は原点位置に向かって復帰し始める。そして原点
信号発生後カム歯車91はさらに1゜逆転しロックして
停止する。その後1゜正転して原点位置へ復帰する。
【0020】以上のように従来の自動製氷機は約毎秒2
0゜の回転速度で製氷皿1を反転させ、所定の角度回転
した位置で製氷皿1を捻り、製氷皿1から氷の分離と、
製氷皿1からの氷の放出をほぼ同時に行っている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動製氷機は、氷と密着した状態の製氷皿を速く捻るた
め、製氷皿と製氷皿内の氷から摩擦音ときしみ音が発生
し、使用者に不快感を与えていた。
【0022】また、氷が製氷皿から分離する速度よりも
製氷皿の捻れる速度が速いために、氷の角が製氷皿に必
要以上に圧縮され、氷の角が割れやすく、形良い氷がで
き難い。
【0023】本発明は、上記課題を解決するものであ
り、製氷皿から氷を分離、放出する際に、摩擦音やきし
み音のでない、さらには、氷の角の割れない自動製氷機
を提供するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、モ−タにより回転する駆動ギアと、製氷皿
を駆動する出力軸と一体に構成された出力ギアと、前記
駆動ギアの回転角度によりギア比を変えて前記駆動ギア
の回転力を前記出力ギアに伝達する伝達手段からなり、
前記出力ギアが前記伝達手段により相対的に低速高トル
クで回転しているときに、前記製氷皿内の氷が前記製氷
皿から分離するように前記製氷皿に捻りの力が加わるよ
うに構成した。
【0025】上記の構成により、製氷皿は低速で捻られ
るので、製氷皿や氷から摩擦音やきしみ音が発生しな
い。
【0026】また、製氷皿が捻られるときに、製氷皿を
捻る速度が製氷皿から氷が分離する速度よりおそく、氷
が製氷皿から受ける圧縮力が緩やかに加わるため、製氷
皿からの氷の分離が緩やかに進み、氷の割れが発生しな
い。
【0027】
【発明の実施の形態】請求項1の発明は、モータにより
回転する駆動ギアと、製氷皿を駆動する出力軸と一体に
構成された出力ギアと、前記駆動ギアの回転角度により
ギア比を変えて前記駆動ギアの回転力を前記出力ギアに
伝達する伝達手段からなり、前記出力ギアが前記伝達手
段により相対的に低速高トルクで回転しているときに、
前記製氷皿内の氷が前記製氷皿から分離するように前記
製氷皿に捻りの力が加わるように構成したので、駆動ギ
アが回転しその回転角度が所定角度の間、伝達手段のギ
ア比は出力ギアが低速回転するためのギア比となるの
で、製氷皿は低速で回転しゆっくり捻られる。したがっ
て、製氷皿と氷の間では分離が緩やかに進むため、摩擦
音やきしみ音が発生しない。さらに、製氷皿が捻られる
ときに氷に作用する圧縮力も緩やかに作用するので、氷
分離のときに氷が割れることもない。
【0028】請求項2の発明は、モ−タにより回転する
駆動ギアと、製氷皿を駆動する出力軸と一体に構成され
た出力ギアと、前記駆動ギアの回転に連動して回転し、
前記駆動ギアの回転角度が第1の所定範囲内のときに前
記出力ギアを低速高トルクで回転させ、前記駆動ギアの
回転角度が前記第1の所定範囲と隣接する第2の所定範
囲内のときに前記出力軸を高速低トルクで回転させる伝
達手段とからなり、前記出力ギアが前記伝達手段により
低速高トルクで回転しているときに、前記製氷皿内の氷
が前記製氷皿から分離するように前記製氷皿に捻りの力
が加わるように構成したので、第1の所定範囲のときに
製氷皿から氷を分離させ、第2の所定範囲で製氷皿から
氷を放出させることができるので、従来のように氷分離
の動作と氷放出の動作を同時に行う必要はなく、氷分離
の動作を先にすることが可能となり、製氷皿への捻りを
先に複数回実施して、製氷皿からの氷分離を確実に行う
ことができ、製氷皿内の氷残りを解消することができ
る。
【0029】請求項3の発明は、モ−タにより回転する
駆動ギアと、製氷皿を駆動する出力軸と一体に構成され
た出力ギアと、前記駆動ギアの回転に連動して回転し前
記駆動ギアの回転角度が第1の所定範囲内のとき前記出
力ギアを低速高トルクで回転させる第1の伝達ギアと、
前記駆動ギアの回転に連動して回転し前記駆動ギアの回
転角度が前記第1の所定範囲と隣接する第2の所定範囲
内のとき前記出力ギアを高速低トルクで回転させる第2
の伝達ギアとからなり、前記出力ギアが前記第1の伝達
ギアにより低速高トルクで回転しているときに、前記製
氷皿内の氷が前記製氷皿から分離するように前記製氷皿
に捻りの力が加わるように構成したので、駆動ギアから
出力ギアへの低速伝達と高速伝達の差は、第1の伝達ギ
アと第2の伝達ギアの歯数の差で決定することができる
ので、速度差を設定する自由度が広がり、負荷に応じた
ギア設計ができ小型化が容易になる。
【0030】請求項4の発明は、モ−タにより回転する
駆動ギアと、製氷皿の出力軸と一体に構成された出力ギ
アと、前記駆動ギアの回転に連動して回転し前記駆動ギ
アの回転角度が第1の所定範囲内のときに前記出力ギア
を低速高トルクで回転させる第1の伝達ギアと、前記駆
動ギアの回転に連動して回転し前記駆動ギアの回転角度
が前記第1の所定範囲と隣接する第2の所定範囲内のと
きに前記出力ギアを高速低トルクで回転させる第2の伝
達ギアからなり、前記第1の伝達ギアによる前記出力ギ
アの回転とは、前記製氷皿が略水平位置にあるときに切
り替わり、前記製氷皿が前記第1の伝達ギアにより前記
製氷皿の水平位置から一方向に回動したとき、前記製氷
皿に捻りの力が加わって前記製氷皿内の氷が前記製氷皿
から分離し、前記製氷皿が前記第2の伝達ギアにより前
記製氷皿の水平位置から他方向に回動したとき、前記製
氷皿内の氷が前記製氷皿の下方に落下するように構成さ
れているので、水平位置の近傍で製氷皿の開口面を上に
したままで捻ることができので、捻りの途中で製氷皿か
ら氷がこぼれ落ちる心配が無く、氷生成途中で製氷皿に
捻りを与えることができ、製氷皿への氷の食らいつきを
防止し、氷の分離を容易にする。
【0031】請求項5の発明は、モ−タにより回転する
駆動ギアと、製氷皿の駆動軸と一体に構成された出力ギ
アと、前記駆動ギアの回転に連動して回転し前記駆動ギ
アの回転角度が第1の所定範囲内のときに前記出力ギア
を低速高トルクで回転させる第1の伝達ギアと、前記駆
動ギアの回転に連動して回転し前記駆動ギアの回転角度
が前記第1の所定範囲と隣接する第2の所定範囲内のと
きに前記出力ギアを高速低トルクで回転させる第2の伝
達ギアと、前記モ−タを制御するモ−タ制御装置とから
なり、前記第1の伝達ギアによる前記出力ギアの回転と
前記第2の伝達ギアによる前記出力ギアの回転とは、前
記製氷皿が略水平位置にあるときに切り替わり、前記製
氷皿が前記第1の伝達ギアにより前記製氷皿の水平位置
から一方向に回動したとき、前記製氷皿に捻りの力が加
わって前記製氷皿内の氷が前記製氷皿から分離し、前記
製氷皿が前記第2の伝達ギアにより前記製氷皿の水平位
置から他方向に回動したとき、前記製氷皿内の氷が前記
製氷皿の下方に落下するように構成されており、前記モ
−タ制御装置は、まず、前記駆動ギアの回転力が前記第
1の伝達ギアを介して前記出力ギアに伝わるように前記
モ−タを一方向に回転させ、前記製氷皿に捻りの力が加
わって前記製氷皿内の氷が前記製氷皿から分離する位置
に達すると、前記モ−タを逆方向に回転させて、前記製
氷皿の略水平位置で、前記出力ギアを回転させる伝達ギ
アを前記第1の伝達ギアから前記第2の伝達ギアに切り
替え、前記製氷皿内の氷が前記製氷皿の下方に落下する
位置に達すると、前記モ−タを再び一方向に回転させ
て、前記製氷皿の略水平位置で、前記モ−タを停止させ
る構成としたので、モータの回転方向と回転量を制御す
るだけで、氷分離の動作と氷放出の動作を水平位置を境
界にして使い分けることができ、モ−タ制御の簡素化が
図れる。
【0032】
【実施例】以下、本発明による自動製氷機の実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0033】図1は、本発明による自動製氷機の実施例
の平面図であり、図2は同実施例の自動製氷機が設置さ
れた製氷室の縦断面図である。
【0034】なお、従来と同一構成については、同一符
号を付して説明する。
【0035】図1、図2において、1は製氷皿であり、
区画壁2によって上方に広がった形状の複数の氷室3に
区分され、各氷室3は注水を分配するための共通溝4で
結ばれている。5,6は区画壁2の縦稜線の円弧で上面
から底面にかけて徐々に大きくなっている。
【0036】11は駆動装置であり、ステッピングモ−
タ12と矩形状のギアボックス13から成り、ギアボッ
クス13のほぼ中央から突出した出力軸14で製氷皿1
の回転軸の一端を保持し回転させる。
【0037】15は製氷皿1を支持する支持枠であり、
製氷皿1は回転軸の一端を駆動装置11に保持され、他
端を支持枠15に保持されている。
【0038】16は阻止部であり、支持枠15と一体に
成形されている。阻止部16は、支持枠15の製氷皿1
を支持している側に配置され、製氷皿1が水平位置から
5゜回転したとき、製氷皿1のコーナー下面と当接して
捻りを与える。
【0039】17は貯氷箱であり、製氷皿1の下方に位
置し製氷皿1から離氷された氷を蓄える。
【0040】18は検氷レバーであり、一端を駆動装置
11に保持されている。検氷レバー18は駆動装置11
によって回動し、貯氷箱17内へ進入して貯氷箱17内
の氷量を検知する。
【0041】19は周囲温度に応じて抵抗が変化する製
氷センサーであり、製氷皿1の外側底面とセンサーホル
ダー20とによって挟まれ、製氷皿1の外側底面に密着
して表面の温度を検知している。
【0042】製氷皿1に水が供給されたときは、製氷皿
1の底面の表面温度は上昇するので製氷センサー19の
抵抗は低くなり、氷が生成され製氷皿1の底面表面温度
が降下すると製氷センサー19の抵抗は高くなる。
【0043】本実施例では、製氷センサー19の抵抗が
12kΩ以上になったとき、製氷が完了したと判断す
る。
【0044】図2において、21は本実施例の自動製氷
機が設置された冷蔵庫の製氷室の縦断面図であり、断熱
壁22,23によって構成され、断熱壁22と断熱壁2
3との間はガスケット24によってシ−ルされている。
【0045】次に、駆動装置11について、図3、図
4、図5を用いて説明する。
【0046】図3は製氷皿の捻り状態を示す斜視図であ
り、図4は出力軸14が原点位置における駆動装置11
の内部構造を示す一部破断正面図で、図5は出力軸14
が原点位置における駆動装置11の側面図である。図
3、図4、図5において、111はケース、112はカ
バ−であり、ケース111とカバ−112によって駆動
装置11の外郭を形成している。
【0047】ケ−ス111とカバー112は、ケ−ス1
11に設けられた位置決めボス111eを、カバー11
2に設けられた位置決め穴112dにかん合させて接合
し、接合後ケ−ス111の位置決めボス111eを溶着
カシメして、ケ−ス111とカバー112を結合する。
【0048】図6は出力軸14が原点位置における駆動
装置11からステッピングモ−タ12を取り除きケ−ス
111を一部破断させてた状態の一部破断背面図であ
り、図4、図6において、113は駆動ギアであり、ピ
ッチ円直径の小さい小ギア部114とピッチ円直径が小
ギア部114より大きい大ギア部115を回転軸方向に
並べた2段ギアとなっている。駆動ギア113のケース
111側の軸端部には、駆動ギア113の回転軸方向の
内側へ窪んだ凹部113aが設けられ、凹部113aに
はモ−タ12のシャフト12aが接続される。
【0049】117は第1の伝達ギアであり、第1ギア
部118、第2ギア部119、第3ギア部120、第4
ギア部121を回転軸方向に並べた4段ギアとなってお
り、第1ギア部118がカバー112側になるように配
置されている。
【0050】第1ギア部118は歯厚が相対的に太い1
つの太歯118aと、回転中心から太歯118aの歯底
までを半径とする歯底円柱部118bからなる。
【0051】第2ギア部119は第1ギア部118の太
歯118aを共有するとともに、複数の歯119bから
なり、第1ギア部118の隣でケ−ス111寄りに位置
する。
【0052】第3ギア部120は第2ギア部119の歯
先円よりも大きい径の円柱部120aと、図4において
第2ギア119側からみて太歯118aから反時計方向
隣に並ぶ2つの歯119bの下方を切り欠いた状態の凹
部120bとからなり、第2ギア部119の隣でケ−ス
111寄りに位置する。
【0053】第4ギア部121は複数の歯からなり、第
3ギア部120の隣に位置し、前述の駆動ギア113の
小ギア部114とかみ合っている。
【0054】122は出力ギアであり、ピッチ円直径の
大きい大ギア部123と、大ギア部123よりピッチ円
直径の小さい小ギア部130とを回転軸方向に結合させ
た2段ギアである。
【0055】大ギア部123は、複数の歯を有する歯車
部124と、歯車部124の両端の歯の歯先を結びその
歯先円と同じ径の円柱からなる歯先円柱部125と、歯
車部124の両端の歯の歯底を結び歯底円と同じ径の円
柱からなる歯底円柱部126からなる。歯車部124に
は、前述の第1ギア部118の太歯118aがかみ合う
歯溝127が形成されている。
【0056】また、出力ギア122の大ギア部123側
からみて歯車部124の歯溝127の時計方向隣の2つ
の歯のにはケ−ス111側軸方向へ2mm程度突出した
凸部128が設けられている。
【0057】出力ギア122は中央に突出した軸部12
9を有し、軸部129の先端には出力軸14が形成され
ている。出力軸14は、カバ−112の中央に設けられ
た貫通孔112aより外側へ突出している。
【0058】製氷皿1が水平位置にあるとき、駆動装置
11は図4、図6の状態にあり、出力ギア122の歯車
部124は、第1の伝達ギア117の第2ギア部119
と向かい合っているが、凸部128が第3ギア部120
の円柱部120aと当接しているので、かみ合うことは
できない。
【0059】第1の伝達ギア117が図4においてカバ
ー112側からみて時計方向に回転をし、第1ギア部1
18の太歯118aが歯車部124の歯溝127と向か
い合ったとき、かみ合いが始まり、第1の伝達ギア11
7の回転が出力ギア122に伝達される。
【0060】一方、第1の伝達ギア117が図4におい
てカバ−112側からみて反時計方向(図6においては
ケ−ス111側からみて時計方向)に回転したときは、
凸部128と第3ギア部120の円柱部120aが当接
しているので、第1の伝達ギア117の回転が出力ギア
122に伝達されない。
【0061】出力ギア122の小ギア部130は、第1
ギア部131と第2ギア部132からなり、図6におい
て第1ギア部131はケ−ス111寄りに位置し、相対
的に歯厚の太い1つの太歯131aと太歯131aの歯
底をつなぐ歯底円と同じ径の歯底円柱部131bからな
り、第2ギア部132は大ギア部123寄りに位置し、
前述の太い歯131aを共有するとともに太歯131a
より歯厚が小さい複数の歯132bからなり、後述の第
2の伝達ギア133とかみ合う関係にある。
【0062】133は第2の伝達ギアであり、前述の駆
動ギア113の大ギア部115の回転を出力ギア122
の小ギア部130に伝達するものであり、歯幅の長い長
歯領域134と、長歯領域134を挟む歯幅の短い短歯
領域135と、長歯領域134の両端の歯の歯先をつな
ぐ歯先円と同じ径の歯先円柱部136と、長歯領域13
4の両端の歯の歯底をつなぐ歯底円と同じ径の歯底円柱
部137からなる。
【0063】長歯領域134には、出力ギア122の小
ギア部130の第1ギア部131の太歯131aとかみ
合う歯溝134aを有している。
【0064】図6において第2の伝達ギア133が歯先
円柱部136側からみて時計方向に回転すると、歯溝1
34aと出力ギア122の太歯131aがかみ合い、出
力ギア122は小ギア部130側からみて反時計方向に
回転し、第2の伝達ギア133が歯先円柱部136側か
らみて反時計方向に回転すると、歯先円周部136と出
力ギア122の太歯131aが当接するのでかみ合わな
い。
【0065】図4において、駆動ギア113が小ギア部
114側からみて原点位置より反時計方向に回転する
と、小ギア部114によって第1の伝達ギア117は時
計方向に回転し、第1ギア部118及び第2ギア部11
9が出力ギア122の歯車部124とかみ合うので、出
力ギア122は出力軸14側からみて反時計方向に回転
し、図7の状態になる。
【0066】このとき、駆動ギア113の大ギア部11
5によって第2の伝達ギア133は図4においてカバー
112側からみて時計方向(図6においてはケ−ス11
1側からみて反時計方向)に回転しているが、第2の伝
達ギア133の歯先円柱部136が出力ギア122の小
ギア部130の太歯131aと対峙しているのでかみ合
うことはなく、図8の状態になる。
【0067】逆に、図4において、駆動ギア113が小
ギア部114側からみて原点位置より時計方向に回転す
ると、小ギア部114によって第1の伝達ギア117は
反時計方向に回転し、第3ギア部120の円柱部120
aが出力ギア122の凸部128と常に対峙するので、
第1ギア部118及ぶ第2ギア部119は出力ギア12
2の大ギア部123の歯車部124とかみ合うことはな
く、図9の状態になる。
【0068】このとき、駆動ギア113の大ギア部11
5によって第2の伝達ギア133は図4においてカバー
112側からみて反時計方向(図6においてはケ−ス1
11側からみて時計方向)に回転し、第2の伝達ギア1
33の歯溝134aと出力ギア122の小ギア部130
の太歯131aがかみ合い、出力ギア122は図4にお
いて出力軸14側からみて時計方向(図6においては小
ギア部130側からみて反時計方向)に回転し、図10
の状態になる。
【0069】図11は本実施例の伝達手段である低速高
トルク用ギア列の展開を示す側面図であり、駆動ギア1
13の小ギア114と、第1の伝達ギア117の第1ギ
ア部118と第2ギア部119と、出力ギア122の大
ギア部123の歯車部124とで低速高トルク用ギア列
を構成している。
【0070】また、図12は本実施例の伝達手段である
高速低トルク用ギア列の展開を示す側面図であり、駆動
ギア113の大ギア部115と、第2の伝達ギア133
と、出力ギア122の小ギア部130とで高速低トルク
用ギア列を構成している。
【0071】したがって、出力軸14に接続された製氷
皿1は、図1において、駆動装置11側からみて水平位
置から反時計方向20゜までの往復区間は低速高トルク
用ギア列で動作し、水平位置から時計方向160゜まで
の往復区間は高速低トルク用ギア列で動作する。
【0072】図13は出力ギア122が原点位置にある
ときの後述の検氷軸138との位置関係を示す正面図で
あり、図13において、出力ギア122には回転軸と垂
直な面上に凸状の第1カム122aと、第2カム122
bが設けられており、後述の検氷軸138を駆動する。
【0073】第1カム122aは回転軸に対して約17
0゜開いた円弧状をなしており。第2カム122bは第
1カム122aの終端近傍に位置している。
【0074】図14は出力ギア122が原点位置にある
ときの検氷軸138との位置関係を示す側面図であり、
図14において、検氷軸138には径方向に突出した2
つの第1カム138a、第2カム138bを有し、第1
カム138aは第2カム138bよりも内側にずれて位
置し、且つ検氷軸138の回動軸方向からみて第1カム
138aと第2カム138bは60゜ずれて位置する。
【0075】図15は出力ギア122が140°回転し
た時の検氷軸138との位置関係を示す側面図であり、
図16は出力ギア122が160°回転した時の検氷軸
138との位置関係を示す側面図である、図13、図1
4において、出力ギア122が出力軸14からみて原点
位置より反時計方向に140゜回転する間は、第1カム
138aは出力ギア122の第1カム122aに接触す
るように配置され、図15,図16に示すように140
゜以降は第2カム138bと出力ギア122の第2カム
122bが接触する。
【0076】図13において、出力ギア122が反時計
方向に140゜回転したとき、図15に示すように第1
カム138aが出力ギア122の第1カム122aから
離れ、同時に第2カム138bが出力ギア122の第2
カム122bに当接し、その後、図16に示すように第
2カム122bによって検氷軸138は時計方向に回動
し、検氷レバー18は貯氷箱17内へ進入する。
【0077】検氷軸138は端部に回転軸方向へ矩形状
に窪んだ凹部138cを有し、凹部138cには前述の
検氷レバー18の一端が固定される。検氷軸138の凹
部138cのある側の端部は、ケ−ス111,カバー1
12で形成された貫通孔112bより外側へ通じてい
る。
【0078】次に、ステッピングモ−タ12について説
明する。ステッピングモ−タ12には、2つの取り付け
穴12dを設けたフランジ12cを有する。一方、ケー
ス111には、ステッピングモ−タ12の取り付け穴1
2cに勘合して位置決めする円ボス111dが設けられ
ている。
【0079】ステッピングモ−タ12の取り付け穴12
dをケース111の円ボス111dに沿わせて押し込
み、円ボス111dを溶着カシメすることによりステッ
ピングモ−タ12はケ−ス111保持される。
【0080】次に、ステッピングモ−タ12の内部構造
について図17、図18を用いて説明する。図17はス
テッピングモ−タ12の内部構造を示す断面図で、図1
8はモ−タ12の内部構造を示す斜視図である。
【0081】ステッピングモ−タ12は、金属製のケー
ス12bとカバー12cとによって外郭を形成され、多
極に着磁した円筒状の永久磁石からなるロータ201
と、ロータ201の磁極に応じた数の歯をもつヨーク2
02と、ヨーク202に囲まれたコイル203と、ロー
タ201の回転軸に固定された駆動ギア204、と駆動
ギア204に従動する減速ギア列205と、先端にシャ
フト12aを有し減速ギア列最終段にある最終段ギア2
06とで構成されている。
【0082】そして、コイル203に1つの電気パルス
が印加されることにより、磁化されたヨーク202の歯
と、ロータ201の永久磁石に着磁された磁極とが反
発、または吸引し合い、ロータ201が所定角度だけ回
転する。
【0083】ロータ201の回転は、駆動ギア204と
減速ギア列205によって減速されるので、シャフト1
2aはさらに小さい角度で回転する。
【0084】図19はステッピングモ−タが駆動してい
るときにステッピングモ−タ12のコイル203に入力
されるパルスの波形を示し、定常波形と呼ぶ。
【0085】図20はステッピングモ−タが強制停止さ
せられているときにステッピングモ−タ12のコイル2
03に入力されるパルスの波形を示し、非定常波形と呼
ぶ。非定常波形は定常波形よりも波形が歪み電圧値vも
設定値Vを越えている。
【0086】図21は、モ−タ制御装置22であるコン
トローラ300を示すブロック図であり、回転制御手段
であるコントローラー300は、ステッピングモ−タ1
2の回転制御に必要なプログラムを内蔵しており、製氷
センサー19からの情報にもとづいて、駆動回路308
を制御し、ステッピングモ−タ12の回転方向および回
転量を制御する。
【0087】以上の様に構成された自動製氷機について
その動作を説明する。
【0088】図22は、本実施例の自動製氷機の動作プ
ログラムを示すフローチャートであり、コントローラー
300によって実行される。
【0089】ステップ1で製氷が開始され、次のステッ
プ2で製氷センサー20の抵抗値が12kΩ以上になっ
ているかを確認し、12kΩ以上になっていれば製氷が
完了したと判断し、ステップ3へ進む。12kΩ以下な
らばステップ2を継続する。
【0090】ステップ3ではパルス出力手段301から
駆動回路308に対して、製氷皿1の端部が阻止部16
に当たる方向へ回転させるためのパルスP(=1250
0パルス)が出力され、パルス数に応じてステッピング
モ−タ12が回転し、出力ギア122が図4において出
力軸14からみて反時計方向20°回転し、図7,図8
の状態になる。
【0091】尚、出力ギア122は出力軸14側からみ
て反時計方向に20°を越えて回転することがないよう
に、図5の一部破断部に示すようにカバー112の内側
に設けられた凸部112cと、出力軸122の大ギア部
の回転軸と垂直な平面上に設けられた凹部123dが当
接するようにしている。
【0092】パルス出力手段301から出力されたパル
ス数はパルスカウント手段であるパルスカウンタ302
で計数されている。
【0093】パルスカウンタ302で計数されるパルス
数は、パルス出力数比較手段303へ入力されている。
パルス数比較手段303は、基準パルス数記憶手段30
4にあらかじめ設定された設定パルス数と、パルスカウ
ンタ302からの入力パルス数を比較し、入力パルス数
が設定パルス数に到達すると、パルス出力手段301へ
信号をおくる。
【0094】製氷皿1は5゜回転したところで、支持枠
15の阻止部16に当接して捻りが与えられ、図1、図
3において氷室3の一方の対角線a−cの延びによっ
て、氷は4角a、b、c、dのうち2角a、cが氷室3
から剥離し、逆に他方の対角線b−dは縮むので氷は2
角b、dから圧縮される。
【0095】このとき氷は氷室3の2角b、dからの圧
縮力と氷自身の傾斜によって氷室3の上方へ移動するの
で、氷は氷室3から分離する。
【0096】ステッピングモータ12の回転は、駆動装
置11内の低速高トルク用ギア列によって伝達されるの
で、本実施例の自動製氷機の製氷皿1は従来の1/20
の速度(約毎秒1゜)で捻られており、氷の氷室3から
の分離はゆっくりと進行するため、従来のような製氷皿
1と氷の摩擦音、きしみ音は解消される。
【0097】また、製氷皿1の捻りがゆっくりと進行す
るので、氷が捻りによって氷室3内に挟まれることが無
く、氷の角が割れにくい。
【0098】ステップ4では、パルス出力手段301は
パルス出力数比較手段303からパルス出力数が125
00に到達したことを知らせる信号を受けて、パルス出
力を停止し、ステッピングモ−タ12の駆動を停止す
る。
【0099】ステップ5ではパルスPの戻し動作によっ
て、製氷皿1を水平位置へ戻すために必要なパルスを、
すなわち、ステップ2で出力されたパルスP(=125
00パルス)を戻す。
【0100】これによって、ステッピングモ−タ12が
回転し、図7における出力ギア122が出力軸12側か
らみて時計方向に回転し、製氷皿1を水平位置へ復帰さ
せ、図4の状態になる。
【0101】ステップ6で、パルス出力手段301から
駆動回路308に対して、製氷皿1を反転させる方向へ
160°回転させるためのパルスQ(=3200パル
ス)が出力され、パルス数に応じてステッピングモ−タ
12が回転し、出力ギア122が図4において出力軸1
4側からみて時計方向に回転し、図9,図10の状態に
なる。
【0102】ステップ7は、製氷皿1を140°反転さ
せるのに必要な2800パルスに達しているか否かを確
認し、達していればステップ8に進み、達していないと
きはステップ7を継続する。
【0103】製氷皿1が140°反転すると、図15、
図16に示すように出力ギア122の第1カム122a
により静止させられていた検氷軸138の第1カム13
8aが静止を解除されるとともに、検氷軸138の第2
カム138bが出力ギア122の第2カム122bと当
接し、検氷軸138は回動し、検氷軸138の凹部13
8cに接続された検氷レバー18も貯氷箱17内に向か
って回動する。
【0104】図23は貯氷箱17内の氷が充分あるとき
のステッピングモ−タ12の回転と製氷皿1の回転位置
を示すグラフであり、貯氷箱17内に氷が十分にあれ
ば、検氷レバー18が貯氷箱17内へ進入しても、氷に
その進行を阻止されるので、検氷軸138の回動が途中
停止し、第2カム138bが第2カム122bの動作を
停止させるので、図16の状態に至らない。このとき出
力ギア122は回転出来なくなり、ステッピングモ−タ
12は強制的に停止させられ、駆動回路308からステ
ッピングモ−タ12のコイル203に入るパルスの波形
は歪み、電圧値vは設定値Vを越え、図20に示すよう
な非定常波形となる。
【0105】図24は貯氷箱17内の氷量が不足してい
るときのステッピングモ−タ12と製氷皿1の回転位置
を示すグラフであり、貯氷箱17内の氷が不足している
ときは、検氷レバー18が貯氷箱17内へ進入しても、
氷にその進行を阻止されないので、検氷軸138は十分
回動し、第2カム138bは第2カム122bを止める
こと無く通過させるので、出力ギア122は回転を続
け、ステッピングモ−タ12は駆動を継続し、図16の
状態になりコイル203に入るパルス波形は歪まず、電
圧値vは設定値Vを越えることはなく、図19に示すよ
うな定常波形である。
【0106】コントローラ300内には、ステッピング
モ−タ12に入力されるパルス波形を測定するパルス波
形測定手段305と、あらかじめ設定されたパルス波形
を記憶している基準パルス波形記憶手段306と、入力
パルス波形測定手段305から送られてくる波形と、基
準パルス波形記憶手段306に設定された波形とを比較
するパルス波形比較手段307とが内蔵されており、ス
テップ8で入力パルス測定手段305によって、ステッ
ピングモ−タ12に入力される波形を測定する。
【0107】次に、ステップ9ではステッピングモ−タ
12に入力されるパルスの波形を確認し、ステップ10
ではステップ8での測定結果からステッピングモ−タ1
2への入力されるパルスの波形が定常波形ならば、定常
を記憶し、ステップ11へ進み、ステップ8での測定結
果からステッピングモ−タ12へ入力されるパルス波形
が非定常波形ならば、ステップ17で非定常を記憶し、
ステップ11へ進む。
【0108】ステップ12ではパルスQの戻し動作によ
って、製氷皿1を水平位置へ戻すのに必要なパルスを出
力し、パルス数に応じてステッピングモ−タ12が回転
し、図9において出力ギア122が出力軸14からみて
反時計方向回転する。
【0109】そして、出力ギア122の第1カム122
aが検氷軸138の第1カム138aを押し戻し、検氷
軸138を図16において時計方向に回動させ、検氷レ
バー19を元の待機位置へ復帰させる。
【0110】そして、ステップ13でステッピングモ−
タ12の駆動を停止し、ステップ14へ進む。ステップ
14では、記憶した波形が定常ならばステップ15へ進
み、製氷皿1へ給水する。そして、ステップ16におい
て動作を終了する。
【0111】また、記憶した波形が非定常ならば、製氷
皿1へは給水せず、ステップ18へ進み、パルス出力手
段301から駆動回路308に対して、製氷皿1の端部
が阻止部16に当たる方向へ回転させるためのパルスR
(=13000パルス)が出力され、パルス数に応じて
ステッピングモ−タ12が回転し、出力ギア122が図
4において反時計方向へ回転する。
【0112】出力ギア122は、大ギア部123に設け
られた凹部123aが、カバー112の凸部112cと
当接するため、20°を越えて回転することができず、
その位置で停止し、図7の状態になる。
【0113】ステップ19では、パルス出力手段301
はパルス出力数比較手段303からパルス出力数が13
000に到達したことを知らせる信号を受けて、パルス
出力を停止し、ステッピングモ−タ12の駆動を停止す
る。
【0114】ステップ20ではパルスの戻し動作によっ
て、製氷皿1を水平位置へ戻すため必要なパルスを、今
度は12500パルスを出力する。
【0115】これによって、ステッピングモ−タ12が
回転し、図7において出力ギア122が出力軸12側か
らみて時計方向に回転し、製氷皿1を水平位置へ復帰さ
せ、図4,図6の状態になる。
【0116】そして、ステップ21において待機する。
【0117】本実施例では、製氷皿1からの氷の分離動
作を1回行うだけであるが、複数回行っても良い。その
際、氷が生成される過程、例えば、製氷センサー19か
ら製氷皿1の底面温度が0℃以下になったことを示す信
号が得られてから、定期的に氷の分離動作を行わせるこ
とにより、第1の捻りが頻繁に与えられ製氷皿1の氷室
3に氷が食らいつくのを防止できる。
【0118】さらに、第1の捻りを製氷皿1の開口側を
上方に向けたままで与えることができ、製氷皿から水や
氷が放出されることがないので、氷室で氷が生成される
途中に頻繁に第1の捻りを与えることができ、これによ
っても氷が氷室3の内表面にくらいつくのを防止でき
る。
【0119】以上のように、ステッピングモ−タ12に
より回転する駆動ギア113と、製氷皿を駆動する出力
軸14と一体に構成された出力ギア122と、駆動ギア
113の回転に連動して回転し駆動ギア113の回転角
度が第1の所定範囲内のときに前記出力ギア122を低
速高トルクで回転させる第1の伝達ギア117と、駆動
ギア113の回転に連動して回転し駆動ギア113の回
転角度が第1の所定範囲と隣接する第2の所定範囲内の
ときに出力ギア122を高速低トルクで回転させる第2
の伝達ギア133と、ステッピングモ−タ12を制御す
るコントローラ300とからなり、第1の伝達ギア11
7による出力ギア122の回転と第2の伝達ギア133
による出力ギア122の回転とは、製氷皿1が水平位置
にあるときに切り替わり、製氷皿1が第1の伝達ギア1
17により製氷皿1の水平位置から一方向に回動したと
き、製氷皿1に捻りの力が加わって製氷皿1内の氷が製
氷皿1から分離し、製氷皿1が第2の伝達ギア133に
より製氷皿1の水平位置から他方向に回動したとき、製
氷皿1内の氷が製氷皿の下方に落下するように構成され
ており、コントローラ300は、まず、駆動ギア113
の回転力が第1の伝達ギア117を介して出力ギア12
2に伝わるようにステッピングモ−タ12を一方向に回
転させ、製氷皿1に捻りの力が加わって製氷皿1内の氷
が製氷皿1から分離する位置に達すると、ステッピング
モ−タ12を逆方向に回転させて、製氷皿1の水平位置
で、出力ギア122を回転させる伝達ギアを第1の伝達
ギア117から第2の伝達ギア133に切り替え、製氷
皿1内の氷が製氷皿1の下方に落下する位置に達する
と、ステッピングモ−タ12を再び一方向に回転させ
て、製氷皿1の水平位置で、ステッピングモ−タ12を
停止させる構成としたので、製氷皿1を捻る速度が低
く、製氷皿1と氷の間では分離が緩やかに進むため、摩
擦音やきしみ音が発生しない。
【0120】さらに、製氷皿1が捻られるときに製氷皿
1を捻る速度が製氷皿1から氷が分離する速度より遅
く、氷に作用する圧縮力も緩やかに作用するので、氷分
離のときに氷が割れることもない。
【0121】さらに、従来のように氷分離の動作と氷放
出の動作を同時に行う必要はなく、氷分離の動作を先に
することが可能となり、製氷皿1への捻りを先に複数回
実施して、製氷皿1からの氷分離を確実に行うことがで
き、製氷皿1内の氷残りを解消できる。
【0122】また、駆動ギア117から出力ギア122
への低速伝達と高速伝達の差は、第1の伝達ギアと第2
の伝達ギアの歯数の差で決定できるので、速度差を設定
する自由度が広がり、負荷に応じたギア設計ができ、小
型化が容易になる。
【0123】また、水平位置の近傍で製氷皿1の開口面
を上にしたままで捻ることができ、捻りの途中で製氷皿
1から氷がこぼれ落ちる心配が無い。
【0124】さらに、ステッピングモータ12の回転方
向と回転量を制御するだけで、氷分離の動作と氷放出の
動作を水平位置を境界にして使い分けることができ、制
御の簡素化が図れる。
【0125】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、モータ
により回転する駆動ギアと、製氷皿を駆動する出力軸と
一体に構成された出力ギアと、前記駆動ギアの回転角度
によりギア比を変えて前記駆動ギアの回転力を前記出力
ギアに伝達する伝達手段からなり、前記出力ギアが前記
伝達手段により相対的に低速高トルクで回転していると
きに、前記製氷皿内の氷が前記製氷皿から分離するよう
に前記製氷皿に捻りの力が加わるように構成したので、
駆動ギアが回転しその回転角度が所定角度の間、伝達手
段のギア比は出力ギアが低速回転するためのギア比とな
るので、製氷皿は低速で回転しゆっくり捻られる。した
がって、製氷皿と氷の間では分離が緩やかに進むため、
摩擦音やきしみ音が発生しない。さらに、製氷皿が捻ら
れるときに氷に作用する圧縮力も緩やかに作用するの
で、氷分離のときに氷が割れることもない。
【0126】また、モ−タにより回転する駆動ギアと、
製氷皿を駆動する出力軸と一体に構成された出力ギア
と、前記駆動ギアの回転に連動して回転し、前記駆動ギ
アの回転角度が第1の所定範囲内のときに前記出力ギア
を低速高トルクで回転させ、前記駆動ギアの回転角度が
前記第1の所定範囲と隣接する第2の所定範囲内のとき
に前記出力軸を高速低トルクで回転させる伝達手段とか
らなり、前記出力ギアが前記伝達手段により低速高トル
クで回転しているときに、前記製氷皿内の氷が前記製氷
皿から分離するように前記製氷皿に捻りの力が加わるよ
うに構成したので、第1の所定角度のときに氷を製氷皿
から分離させ、第2の所定角度で氷を製氷皿から放出さ
せることができるので、従来のように氷分離の動作と氷
放出の動作を同時に行う必要はなく、氷分離の動作を先
にすることが可能となり、製氷皿への捻りを先に複数回
実施して、製氷皿からの氷分離を確実に行うことがで
き、製氷皿内の氷残りを解消できる。
【0127】また、モ−タにより回転する駆動ギアと、
製氷皿を駆動する出力軸と一体に構成された出力ギア
と、前記駆動ギアの回転に連動して回転し前記駆動ギア
の回転角度が第1の所定範囲内のとき前記出力ギアを低
速高トルクで回転させる第1の伝達ギアと、前記駆動ギ
アの回転に連動して回転し前記駆動ギアの回転角度が前
記第1の所定範囲と隣接する第2の所定範囲内のとき前
記出力ギアを高速低トルクで回転させる第2の伝達ギア
とからなり、前記出力ギアが前記第1の伝達ギアにより
低速高トルクで回転しているときに、前記製氷皿内の氷
が前記製氷皿から分離するように前記製氷皿に捻りの力
が加わるように構成したので、駆動ギアから出力ギアへ
の低速伝達と高速伝達の差は、第1の伝達ギアと第2の
伝達ギアの歯数の差で決定できるので、速度差を設定す
る自由度が広がり、負荷に応じたギア設計ができ、小型
化が容易になる。
【0128】また、モ−タにより回転する駆動ギアと、
製氷皿の出力軸と一体に構成された出力ギアと、前記駆
動ギアの回転に連動して回転し前記駆動ギアの回転角度
が第1の所定範囲内のとき前記出力ギアを低速高トルク
で回転させる第1の伝達ギアと、前記駆動ギアの回転に
連動して回転し前記駆動ギアの回転角度が前記第1の所
定範囲と隣接する第2の所定範囲内のときに前記出力ギ
アを高速低トルクで回転させる第2の伝達ギアからな
り、前記第1の伝達ギアによる前記出力ギアの回転と
は、前記製氷皿が略水平位置にあるときに切り替わり、
前記製氷皿が前記第1の伝達ギアにより前記製氷皿の水
平位置から一方向に回動したとき、前記製氷皿に捻りの
力が加わって前記製氷皿内の氷が前記製氷皿から分離
し、前記製氷皿が前記第2の伝達ギアにより前記製氷皿
の水平位置から他方向に回動したとき、前記製氷皿内の
氷が前記製氷皿の下方に落下するように構成されている
ので、水平位置の近傍で製氷皿の開口面を上にしたまま
で捻ることができ、捻りの途中で製氷皿から氷がこぼれ
落ちる心配が無い。
【0129】また、モ−タにより回転する駆動ギアと、
製氷皿の駆動軸と一体に構成された出力ギアと、前記駆
動ギアの回転に連動して回転し前記駆動ギアの回転角度
が第1の所定範囲内のときに前記出力ギアを低速高トル
クで回転させる第1の伝達ギアと、前記駆動ギアの回転
に連動して回転し前記駆動ギアの回転角度が前記第1の
所定範囲と隣接する第2の所定範囲内のときに前記出力
ギアを高速低トルクで回転させる第2の伝達ギアと、前
記モ−タを制御するモ−タ制御装置とからなり、前記第
1の伝達ギアによる前記出力ギアの回転と前記第2の伝
達ギアによる前記出力ギアの回転とは、前記製氷皿が略
水平位置にあるときに切り替わり、前記製氷皿が前記第
1の伝達ギアにより前記製氷皿の水平位置から一方向に
回動したとき、前記製氷皿に捻りの力が加わって前記製
氷皿内の氷が前記製氷皿から分離し、前記製氷皿が前記
第2の伝達ギアにより前記製氷皿の水平位置から他方向
に回動したとき、前記製氷皿内の氷が前記製氷皿の下方
に落下するように構成されており、前記モ−タ制御装置
は、まず、前記駆動ギアの回転力が前記第1の伝達ギア
を介して前記出力ギアに伝わるように前記モ−タを一方
向に回転させ、前記製氷皿に捻りの力が加わって前記製
氷皿内の氷が前記製氷皿から分離する位置に達すると、
前記モ−タを逆方向に回転させて、前記製氷皿の略水平
位置で、前記出力ギアを回転させる伝達ギアを前記第1
の伝達ギアから前記第2の伝達ギアに切り替え、前記製
氷皿内の氷が前記製氷皿の下方に落下する位置に達する
と、前記モ−タを再び一方向に回転させて、前記製氷皿
の略水平位置で、前記モ−タを停止させる構成としたの
で、モータの回転方向と回転量を制御するだけで、氷分
離の動作と氷放出の動作を水平位置を境界にして使い分
けることができ、モ−タ制御の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動製氷機の実施例の平面図
【図2】同実施例が設置された製氷室の縦断面図
【図3】同実施例の製氷皿の捻り状態を示す斜視図
【図4】同実施例の出力軸が原点位置における駆動装置
の内部構造を示す一部破断正面図
【図5】同実施例の出力軸が原点位置における駆動装置
の側面図
【図6】同実施例の出力軸が原点位置における駆動装置
からステッピングモ−タを取り除きケースを一部破断さ
せた状態の一部破断背面図
【図7】同実施例の出力軸が製氷皿を捻る方向に20°
回転したときの駆動装置の一部破断正面図
【図8】同実施例の出力軸が製氷皿を捻る方向に20°
回転したときの駆動装置の一部破断背面図
【図9】同実施例の出力軸が製氷皿を反転させる方向に
160°回転したときの駆動装置の一部破断正面図
【図10】同実施例の出力軸が製氷皿を反転させる方向
に160°回転したときの駆動装置の一部破断背面図
【図11】同実施例の伝達手段である低速高トルク用ギ
ア列の展開を示す側面図
【図12】同実施例の伝達手段である高速低トルク用ギ
ア列の展開を示す側面図
【図13】同実施例の出力軸が原点位置における出力ギ
アと検氷軸との位置関係を示す平面図
【図14】同実施例の出力軸が原点位置における出力ギ
アと検氷軸との位置関係を示す側面図
【図15】同実施例の出力軸が反転方向に140°回転
したときの出力ギアと検氷軸との位置関係を示す平面図
【図16】同実施例の出力軸が反転方向に160°回転
したときの出力ギアと検氷軸との位置関係を示す平面図
【図17】ステッピングモ−タの内部構造を示す断面図
【図18】ステッピングモ−タの内部構造を示す斜視図
【図19】ステッピングモータに入力されるパルスの定
常波形を示す図
【図20】ステッピングモータに入力されるパルスの非
定常波形を示す図
【図21】本発明における自動製氷機の実施例のコント
ローラのブロック図
【図22】同実施例の動作プログラムを示すフローチャ
ート
【図23】同実施例の貯氷箱内の氷が充分あるときのス
テッピングモータの回転と製氷皿の回転位置を示すグラ
【図24】同実施例の貯氷箱内の氷が不足しているとき
のステッピングモータの回転と製氷皿の回転位置を示す
グラフ
【図25】従来の自動製氷機において製氷皿が最大捻り
位置に到達した状態の斜視図
【図26】従来の自動製氷機の駆動部の破断正面図
【符号の説明】
1 製氷皿 12 ステッピングモ−タ(モ−タ) 14 出力軸 113 駆動ギア 117 第1の伝達ギア 122 出力ギア 133 第22の伝達ギア 300 コントローラ(モ−タ制御装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻本 明徳 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L110 AC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モ−タにより回転する駆動ギアと、製氷
    皿を駆動する出力軸と一体に構成された出力ギアと、前
    記駆動ギアの回転角度によりギア比を変えて前記駆動ギ
    アの回転力を前記出力ギアに伝達する伝達手段からな
    り、前記出力ギアが前記伝達手段により相対的に低速高
    トルクで回転しているときに、前記製氷皿内の氷が前記
    製氷皿から分離するように前記製氷皿に捻りの力が加わ
    るように構成したことを特徴とする自動製氷機。
  2. 【請求項2】 モ−タにより回転する駆動ギアと、製氷
    皿を駆動する出力軸と一体に構成された出力ギアと、前
    記駆動ギアの回転に連動して回転し、前記駆動ギアの回
    転角度が第1の所定範囲内のときに前記出力ギアを低速
    高トルクで回転させ、前記駆動ギアの回転角度が前記第
    1の所定範囲と隣接する第2の所定範囲内のときに前記
    出力軸を高速低トルクで回転させる伝達手段とからな
    り、前記出力ギアが前記伝達手段により低速高トルクで
    回転しているときに、前記製氷皿内の氷が前記製氷皿か
    ら分離するように前記製氷皿に捻りの力が加わるように
    構成したことを特徴とする自動製氷機。
  3. 【請求項3】 モ−タにより回転する駆動ギアと、製氷
    皿を駆動する出力軸と一体に構成された出力ギアと、前
    記駆動ギアの回転に連動して回転し前記駆動ギアの回転
    角度が第1の所定範囲内のとき前記出力ギアを低速高ト
    ルクで回転させる第1の伝達ギアと、前記駆動ギアの回
    転に連動して回転し前記駆動ギアの回転角度が前記第1
    の所定範囲と隣接する第2の所定範囲内のとき前記出力
    ギアを高速低トルクで回転させる第2の伝達ギアとから
    なり、前記出力ギアが前記第1の伝達ギアにより低速高
    トルクで回転しているときに、前記製氷皿内の氷が前記
    製氷皿から分離するように前記製氷皿に捻りの力が加わ
    るように構成したことを特徴とする自動製氷機。
  4. 【請求項4】 モ−タにより回転する駆動ギアと、製氷
    皿を駆動する出力軸と一体に構成された出力ギアと、前
    記駆動ギアの回転に連動して回転し前記駆動ギアの回転
    角度が第1の所定範囲内のとき前記出力ギアを低速高ト
    ルクで回転させる第1の伝達ギアと、前記駆動ギアの回
    転に連動して回転し前記駆動ギアの回転角度が前記第1
    の所定範囲と隣接する第2の所定範囲内のときに前記出
    力ギアを高速低トルクで回転させる第2の伝達ギアから
    なり、前記第1の伝達ギアによる前記出力ギアの回転と
    前記第2の伝達ギアによる前記出力ギアの回転とは、前
    記製氷皿が略水平位置にあるときに切り替わり、前記製
    氷皿が前記第1の伝達ギアにより前記製氷皿の水平位置
    から一方向に回動したとき、前記製氷皿に捻りの力が加
    わって前記製氷皿内の氷が前記製氷皿から分離し、前記
    製氷皿が前記第2の伝達ギアにより前記製氷皿の水平位
    置から他方向に回動したとき、前記製氷皿内の氷が前記
    製氷皿の下方に落下するように構成されていることを特
    徴とする自動製氷機。
  5. 【請求項5】 モ−タにより回転する駆動ギアと、製氷
    皿を駆動する出力軸と一体に構成された出力ギアと、前
    記駆動ギアの回転に連動して回転し前記駆動ギアの回転
    角度が第1の所定範囲内のときに前記出力ギアを低速高
    トルクで回転させる第1の伝達ギアと、前記駆動ギアの
    回転に連動して回転し前記駆動ギアの回転角度が前記第
    1の所定範囲と隣接する第2の所定範囲内のときに前記
    出力ギアを高速低トルクで回転させる第2の伝達ギア
    と、前記モ−タを制御するモ−タ制御装置とからなり、
    前記第1の伝達ギアによる前記出力ギアの回転と前記第
    2の伝達ギアによる前記出力ギアの回転とは、前記製氷
    皿が略水平位置にあるときに切り替わり、前記製氷皿が
    前記第1の伝達ギアにより前記製氷皿の水平位置から一
    方向に回動したとき、前記製氷皿に捻りの力が加わって
    前記製氷皿内の氷が前記製氷皿から分離し、前記製氷皿
    が前記第2の伝達ギアにより前記製氷皿の水平位置から
    他方向に回動したとき、前記製氷皿内の氷が前記製氷皿
    の下方に落下するように構成されており、前記モ−タ制
    御装置は、まず、前記駆動ギアの回転力が前記第1の伝
    達ギアを介して前記出力ギアに伝わるように前記モ−タ
    を一方向に回転させ、前記製氷皿に捻りの力が加わって
    前記製氷皿内の氷が前記製氷皿から分離する位置に達す
    ると、前記モ−タを逆方向に回転させて、前記製氷皿の
    略水平位置で、前記出力ギアを回転させる伝達ギアを前
    記第1の伝達ギアから前記第2の伝達ギアに切り替え、
    前記製氷皿内の氷が前記製氷皿の下方に落下する位置に
    達すると、前記モ−タを再び一方向に回転させて、前記
    製氷皿の略水平位置で、前記モ−タを停止させることを
    特徴とする自動製氷機。
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