JP2001146903A - ローリングダイアフラム及びローリングダイアフラム式シリンダ装置 - Google Patents

ローリングダイアフラム及びローリングダイアフラム式シリンダ装置

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JP2001146903A
JP2001146903A JP33168899A JP33168899A JP2001146903A JP 2001146903 A JP2001146903 A JP 2001146903A JP 33168899 A JP33168899 A JP 33168899A JP 33168899 A JP33168899 A JP 33168899A JP 2001146903 A JP2001146903 A JP 2001146903A
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JP
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rolling diaphragm
piston
cylinder
cylindrical part
diaphragm
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JP33168899A
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English (en)
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Hisao Someya
久雄 染谷
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Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅が狭くても大きい出力が得られるローリン
グダイアフラム及びこれを用いたシリンダ装置を得る。 【構成】 対をなすシリンダボディに挟着される周縁ビ
ード部と;シリンダボディと非接触のピストン体の外周
面に沿う中心筒状部と;この中心筒状部と略平行をな
す、周縁ビード部に連なる外側筒状部と;この中心筒状
部と外側筒状部を接続する折り返し部と;を有するロー
リングダイアフラムにおいて、周縁ビード部、中心筒状
部、外側筒状部及び折り返し部を平面長円形状または楕
円形状にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ローリングダイアフラム及びこ
のローリングダイアフラムを用いたシリンダ装置に関す
る。
【0002】
【従来技術及びその問題点】ローリングダイアフラム
は、対をなすシリンダボディに挟着される周縁ビード部
と;シリンダボディと非接触のピストン体の外周面に沿
う中心筒状部と;この中心筒状部と略平行をなす、周縁
ビード部に連なる外側筒状部と;この中心筒状部と外側
筒状部を接続する折り返し部と;を有するダイアフラム
であって、ピストン体が変位しても受圧面積が変化しな
いダイアフラムとして知られている。また、ピストン体
とシリンダボディとの間に摺動抵抗がないため、ピスト
ン体の変位量が比較的大きく、摺動抵抗を嫌うシリンダ
装置に広く用いられている。
【0003】しかし、従来のローリングダイアフラム
は、周縁ビード部、中心筒状部、外側筒状部及び折り返
し部が、回転中心軸を有する平面円形をなしており、他
の条件を同一とすれば、その径と出力とが対応してい
た。つまり、大きい出力のローリングダイアフラム式シ
リンダ装置は、大きい径を必要とし、大きい出力の多数
のシリンダ装置を狭ピッチで並べたいという用途に対し
ては、制約が大きかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、従来のローリングダイアフラ
ム及びこれを用いたシリンダ装置についての以上の問題
意識に基づき、出力と径との対応関係を崩し、幅が狭く
ても大きい出力が得られるローリングダイアフラム及び
これを用いたシリンダ装置を得ることを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明は、ローリングダイアフラムは平
面円形である必要はなく、平面長円状あるいは楕円状に
形成すれば、幅が狭くても大きい出力を得ることが可能
であるとの着眼によって完成されたものである。
【0006】本発明は、対をなすシリンダボディに挟着
される周縁ビード部と;シリンダボディと非接触のピス
トン体の外周面に沿う中心筒状部と;この中心筒状部と
略平行をなす、周縁ビード部に連なる外側筒状部と;こ
の中心筒状部と外側筒状部を接続する折り返し部と;を
有するローリングダイアフラムの態様では、周縁ビード
部、中心筒状部、外側筒状部及び折り返し部を、平面長
円状または楕円状に形成したことを特徴としている。
【0007】本発明は、間にローリングダイアフラムの
周縁ビード部を挟着する対をなすシリンダボディ;及び
シリンダボディに形成されたピストン室に非接触で挿入
され、ローリングダイアフラムの中心筒状部に包まれる
ピストン体;を備え、シリンダボディのピストン室とピ
ストン体との間の隙間には、ローリングダイアフラムの
上記中心筒状部と平行でピストン室内壁面に沿う外側筒
状部とこの中心筒状部と外側筒状部を接続する折り返し
部とが位置するローリングダイアフラム式シリンダ装置
の態様では、周縁ビード部、中心筒状部、外側筒状部及
び折り返し部を含むローリングダイアフラムを、平面長
円状または楕円状に形成し、かつピストン体及びシリン
ダボディのピストン室を、ローリングダイアフラム形状
に対応する平面長円状または楕円状に形成したことを特
徴としている。
【0008】
【発明の実施形態】図5は、本発明によるローリングダ
イアフラム(以下Rダイアフラム)10の一形状例を示
すもので、外側から順に、周縁ビード部11、外側筒状
部12、折り返し部(コンボリューション部)13、中
心筒状部14及び底部15を有している。底部15は、
必ずしも必須ではない。底部15に開口部を形成し、こ
の開口部をピストン体によって閉塞することもできる。
このRダイアフラム10は、平面形状が長円状である点
以外は、従来のローリングダイアフラムと同じである。
つまり、その断面形状は従来のローリングダイアフラム
と同じである。
【0009】図1ないし図4は、以上のRダイアフラム
10を用いたシリンダ装置の実施形態である。図1ない
し図4におけるRダイアフラム10の向きは、図5とは
天地が逆転している。一対のシリンダボディ20と30
はそれぞれ幅狭の直方体状をなし、その周縁の対向端部
に、Rダイアフラム10の周縁ビード部11を挿入する
長円状のビード溝21と、このビード溝21に嵌めた周
縁ビード部21を押圧するビード押圧突起31を有して
いる。また、このビード溝21とビード押圧突起31の
内側に、同じく長円状で有底のピストン室22と32を
有している。このピストン室22と32の内壁の平面形
状は、Rダイアフラム10の外側筒状部12の平面形状
に対応している。
【0010】ピストン体40は、このピストン室22と
32に非接触で挿入されるもので、平面長円状のカップ
状をなし、その外周面形状は、Rダイアフラム10の中
心筒状部14の形状に対応している。すなわち、ピスト
ン体40は、Rダイアフラム10の底部15に対応する
底部41と、中心筒状部14に対応する周壁42とを有
するカップ状に形成されている。周縁ビード部11をシ
リンダボディ20と30の間に挟着させたRダイアフラ
ム10は、シリンダボディ20のピストン室22との間
に、圧力室23を形成し、ピストン体40の底部41と
周壁42は、このRダイアフラム10の底部15と中心
筒状部14に、圧力室23の反対側において接触する。
その結果、Rダイアフラム10の折り返し部13は、ピ
ストン体40の周壁42とシリンダボディ30のピスト
ン室32の間に位置し、外側筒状部12はシリンダボデ
ィ30のピストン室32内壁に沿う。シリンダボディ2
0には、圧力室23に通じる圧縮空気の吸排通路24が
形成されており、この吸排通路24に、切換弁25、レ
ギュレータ26及び圧縮空気源27(図2)を介して、
圧縮空気が吸排される。
【0011】シリンダボディ30には、ピストン室32
を大気に連通させる連通穴33が穿設されている。また
ピストン室32の底部には、一対のねじ穴34が形成さ
れていて、このねじ穴34に、ストッパスリーブ35が
螺合されている。
【0012】一方、カップ状をなすピストン体40の底
部41には、このストッパスリーブ35内に挿通される
一対のピストンロッド43が螺合固定されており、各ピ
ストンロッド43は、ストッパスリーブ35を通ってシ
リンダボディ30の外部に導かれている。そして、この
一対のピストンロッド43のシリンダボディ30からの
突出端は、結合プレート44によって結合されている。
一対のストッパスリーブ35とピストンロッド43は、
平面長円状をなすピストン室22(32)とピストン体
40に対応させて、その長軸方向に離間させて設けたも
のである。ストッパスリーブ35とピストンロッド43
の間には、すべり軸受45が介在している。
【0013】上記構成の本ローリングダイアフラム式シ
リンダ装置は、シリンダボディ30を固定基板Bに固定
し、結合プレート44をワークWに結合させた上で、次
のように作動する。ピストン体40は、そのピストンロ
ッド43が垂直方向を向くように位置が定められる。圧
力室23に圧縮空気源27からの圧縮空気を導入せず、
切換弁25により圧力室23を大気と連通させた状態で
は、ピストン体40は、自重により下降した位置にある
(図2)。このときRダイアフラム10の底部15はシ
リンダボディ20のピストン室22の底部に接触し、圧
力室23の容積は最小である。
【0014】この状態において、切換弁25を介して圧
縮空気源27の圧縮空気を圧力室23内に導入し、その
空気圧力が一定値を越えると、ピストン体40が上昇す
る。このときには、Rダイアフラム10の外側筒状部1
2は、シリンダボディ30のピストン室32との接触長
を増大させる一方、中心筒状部14はピストン体40の
周壁42との接触長を減少させ、折り返し部13の位置
が徐々に上昇していく。このピストン体40の変位の過
程で、Rダイアフラム10の受圧面積は変化しない。こ
のピストン体40の上昇過程で、ワークWによる仕事が
なされ、ピストン体40の上昇端は、ピストン体40の
底部41がストッパスリーブ35に当接する位置で規制
される(図3)。逆に、切換弁25を介して圧力室23
内の空気を排気すれば、ピストン体40は下降する。
【0015】以上のローリングダイアフラム式シリンダ
装置は、Rダイアフラム10が平面長円状をしていて、
シリンダボディ20(ピストン室22)、シリンダボデ
ィ30(ピストン室32)及びピストン体40がRダイ
アフラム10の平面形状に対応する長円状をなしている
ために、幅D(図4)が小さいにも拘わらず、大きい出
力を得ることができる。従って、幅Dの方向に比較的出
力の大きい複数のシリンダ装置を並べて配置することが
必要な場合に好適である。例えば、他の条件が同一であ
るとして、円形の同一出力のRダイアフラム10を有す
るシリンダ装置を幅D方向に並べる場合と比較すると、
本シリンダ装置は狭ピッチで並べることができることが
わかる。
【0016】図示実施形態では、ピストン体40に一対
のピストンロッド43を設けたが、Rダイアフラム10
の長円の程度によって、ピストンロッド43の数は、増
減できる。また、Rダイアフラム10は平面長円に限ら
ず、楕円形状でも、同様の作用効果を得ることができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、幅が狭く
ても大きい出力が得られるローリングダイアフラム及び
これを用いたシリンダ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるローリングダイアフラム式シリン
ダ装置を一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同組立状態の断面図である。
【図3】図2とは異なる状態の断面図である。
【図4】本発明によるローリングダイアフラム式シリン
ダ装置の組立状態の斜視図である。
【図5】本発明によるローリングダイアフラム単体の斜
視図である。
【符号の説明】
10 ローリングダイアフラム 11 周縁ビード部 12 外側筒状部 13 折り返し部 14 中心筒状部 15 底部 20 30 シリンダボディ 21 ビード溝 22 32 ピストン室 23 圧力室 25 切換弁 26 レギュレータ 27 圧縮空気源 31 ビード押圧突起 40 ピストン体 41 底部 42 周壁 43 ピストンロッド 44 結合プレート 45 すべり軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなすシリンダボディに挟着される周
    縁ビード部と;上記シリンダボディと非接触のピストン
    体の外周面に沿う中心筒状部と;この中心筒状部と略平
    行をなす、上記周縁ビード部に連なる外側筒状部と;こ
    の中心筒状部と外側筒状部を接続する折り返し部と;を
    有するローリングダイアフラムであって、 上記周縁ビード部、中心筒状部、外側筒状部及び折り返
    し部が、平面長円状または楕円状をなすことを特徴とす
    るローリングダイアフラム。
  2. 【請求項2】 間にローリングダイアフラムの周縁ビー
    ド部を挟着する対をなすシリンダボディ;及び上記シリ
    ンダボディに形成されたピストン室に非接触で挿入さ
    れ、ローリングダイアフラムの中心筒状部に包まれるピ
    ストン体;を備え、 シリンダボディのピストン室とピストン体との間の隙間
    には、ローリングダイアフラムの上記中心筒状部と平行
    でピストン室内壁面に沿う外側筒状部とこの中心筒状部
    と外側筒状部を接続する折り返し部とが位置するローリ
    ングダイアフラム式シリンダ装置において、 上記周縁ビード部、中心筒状部、外側筒状部及び折り返
    し部を含むローリングダイアフラムが、平面長円状また
    は楕円状をなし、 上記ピストン体及びシリンダボディのピストン室が、ロ
    ーリングダイアフラム形状に対応する平面長円状または
    楕円状をなすことを特徴とするローリングダイアフラム
    式シリンダ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1450066A2 (de) * 2003-02-08 2004-08-25 BPW Bergische Achsen KG Luftfeder für eine luftgefederte Fahrzeugachse sowie Tauchkolben für die Luftfeder einer luftgefederten Fahrzeugachse
JP2009220243A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Star Seiki Co Ltd 揺動開閉チャック

Cited By (3)

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EP1450066A2 (de) * 2003-02-08 2004-08-25 BPW Bergische Achsen KG Luftfeder für eine luftgefederte Fahrzeugachse sowie Tauchkolben für die Luftfeder einer luftgefederten Fahrzeugachse
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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030902