JP2001146209A - 袋詰機の袋端開口・シール装置 - Google Patents
袋詰機の袋端開口・シール装置Info
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- JP2001146209A JP2001146209A JP33224499A JP33224499A JP2001146209A JP 2001146209 A JP2001146209 A JP 2001146209A JP 33224499 A JP33224499 A JP 33224499A JP 33224499 A JP33224499 A JP 33224499A JP 2001146209 A JP2001146209 A JP 2001146209A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 袋詰機に於いて袋の開口と、脱気孔付きの融
着シールとを簡単に行える装置を提供する。 【解決手段】 ピンレバー3は、2本1組で、各ピンレ
バー3a、3bは、歯車5a、5bで連結された回動軸
4a、4bに付いていて、水平方向に開閉作動する。ピ
ンレバー3は、回動自在な支持部材7に設けられてい
て、傾動自在であり、ピンレバーの先端は袋口に対して
抜き差し作動する。加熱加圧装置10の接着面には、ピ
ンレバー3の位置に合わせた溝11がある。
着シールとを簡単に行える装置を提供する。 【解決手段】 ピンレバー3は、2本1組で、各ピンレ
バー3a、3bは、歯車5a、5bで連結された回動軸
4a、4bに付いていて、水平方向に開閉作動する。ピ
ンレバー3は、回動自在な支持部材7に設けられてい
て、傾動自在であり、ピンレバーの先端は袋口に対して
抜き差し作動する。加熱加圧装置10の接着面には、ピ
ンレバー3の位置に合わせた溝11がある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物などの粉粒状
物の袋詰機に於いて、吊り下げ支持された袋の上端を、
充填位置で開口させ、更に充填後に、袋口をシールする
ための装置に関する。
物の袋詰機に於いて、吊り下げ支持された袋の上端を、
充填位置で開口させ、更に充填後に、袋口をシールする
ための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】袋詰機は、一般に、袋底がシールされ、
上端が未シールの合成樹脂フィルム製の袋を吊り下げ状
態で支持すると共に、この袋を横送りしながら、袋上端
の開口形成、収容物の充填、上端のシールなどの各作業
を連続的に行うようになっている。そして、開口方式と
しては、通常、フィルムの側面を吸着して、両側に引張
ることにより、袋口を広げる方式が一般的であり、シー
ル方式としては、加熱融着方式が主流である。また、従
来、袋詰完了後に、袋内の余剰空気の脱気の為、融着シ
ール部に未融着部を残して孔を形成し、そこを脱気孔と
する袋詰方式は、既に特開平10−258846号とし
て提案されている。
上端が未シールの合成樹脂フィルム製の袋を吊り下げ状
態で支持すると共に、この袋を横送りしながら、袋上端
の開口形成、収容物の充填、上端のシールなどの各作業
を連続的に行うようになっている。そして、開口方式と
しては、通常、フィルムの側面を吸着して、両側に引張
ることにより、袋口を広げる方式が一般的であり、シー
ル方式としては、加熱融着方式が主流である。また、従
来、袋詰完了後に、袋内の余剰空気の脱気の為、融着シ
ール部に未融着部を残して孔を形成し、そこを脱気孔と
する袋詰方式は、既に特開平10−258846号とし
て提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
開口方式では、吸着手段だけで袋口を、閉状態から全開
状態まで開く為、装置が大掛りなものとなる。また前記
従来のシール部に脱気孔を設ける方式を採ろうとする場
合には、通常のシール装置では作業できないので、専用
のシール装置を用意しなければならないという問題があ
る。
開口方式では、吸着手段だけで袋口を、閉状態から全開
状態まで開く為、装置が大掛りなものとなる。また前記
従来のシール部に脱気孔を設ける方式を採ろうとする場
合には、通常のシール装置では作業できないので、専用
のシール装置を用意しなければならないという問題があ
る。
【0004】本発明は、このような点に鑑み、充填作業
時に於ける袋上端の開口作動と、開口端シール時に於け
る、融着シール部への孔の形成とを簡単に行える袋詰機
の袋端開口・シール装置を提供するにある。
時に於ける袋上端の開口作動と、開口端シール時に於け
る、融着シール部への孔の形成とを簡単に行える袋詰機
の袋端開口・シール装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の袋端開口・シー
ル装置の技術的手段は、2本で1組となるピンレバー
と、融着シールの為の加熱加圧装置とからなり、2本の
ピンレバーは、開閉自在で、かつ昇降自在であり、更
に、このピンレバーは、充填位置では袋口に入って開口
作動し、シール位置では閉じた状態で袋口に残って、シ
ール部に未融着箇所を形成することにある。
ル装置の技術的手段は、2本で1組となるピンレバー
と、融着シールの為の加熱加圧装置とからなり、2本の
ピンレバーは、開閉自在で、かつ昇降自在であり、更
に、このピンレバーは、充填位置では袋口に入って開口
作動し、シール位置では閉じた状態で袋口に残って、シ
ール部に未融着箇所を形成することにある。
【0006】2本のピンレバーの長さを、互に異ならせ
てもよい。また、2本のピンレバーを、それぞれ異なっ
た軸を支点として回動自在に設け、かつ、この両軸に歯
車を取付けると共に、この両歯車を噛み合せ、一方のピ
ンレバーから延びた操作アームに外力を加えると、2本
のピンレバーが逆向きに回動して開閉作動するようにし
てもよい。更に、ピンレバーを回動自在に軸支された支
持部材に取付けて、この支持部材を回動させると、ピン
レバーが昇降傾動し、ピンレバーの先端が袋口に対して
抜き差し移動するようにしてもよい。また、加熱加圧装
置の接触面に、ピンレバーの位置に合わせた溝を形成し
ておくのが好ましい。更に、ピンレバーは、長さの異な
ったものと取替え自在となし、加熱加圧装置は、溝の位
置の異なった複数種のものを回転自在な支持部材上に取
付けるようにするのがよい。
てもよい。また、2本のピンレバーを、それぞれ異なっ
た軸を支点として回動自在に設け、かつ、この両軸に歯
車を取付けると共に、この両歯車を噛み合せ、一方のピ
ンレバーから延びた操作アームに外力を加えると、2本
のピンレバーが逆向きに回動して開閉作動するようにし
てもよい。更に、ピンレバーを回動自在に軸支された支
持部材に取付けて、この支持部材を回動させると、ピン
レバーが昇降傾動し、ピンレバーの先端が袋口に対して
抜き差し移動するようにしてもよい。また、加熱加圧装
置の接触面に、ピンレバーの位置に合わせた溝を形成し
ておくのが好ましい。更に、ピンレバーは、長さの異な
ったものと取替え自在となし、加熱加圧装置は、溝の位
置の異なった複数種のものを回転自在な支持部材上に取
付けるようにするのがよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の開口・シール装置の実施
の形態を、図面の実施例に基づいて説明する。1は包装
用の袋で、熱融着性を要するので、少なくとも内面が熱
可塑性合成樹脂製である。袋1の形状は、チューブ状フ
ィルムの下端のみをシールし、上端を開放のままとした
形状である。袋詰機に於いては、この袋1は、図1に示
されるように、袋上部の両端を、挟持装置2で掴んで吊
り下げ状態で支持される(ただし、図1では片方しか図
示せず)と共に、水平方向に送られて、収容物の充填
や、上端開口のシールなどの各種作業が順次、加えられ
る。
の形態を、図面の実施例に基づいて説明する。1は包装
用の袋で、熱融着性を要するので、少なくとも内面が熱
可塑性合成樹脂製である。袋1の形状は、チューブ状フ
ィルムの下端のみをシールし、上端を開放のままとした
形状である。袋詰機に於いては、この袋1は、図1に示
されるように、袋上部の両端を、挟持装置2で掴んで吊
り下げ状態で支持される(ただし、図1では片方しか図
示せず)と共に、水平方向に送られて、収容物の充填
や、上端開口のシールなどの各種作業が順次、加えられ
る。
【0008】3はピンレバーで、2本1組になってい
て、袋詰機の袋移動路の両側に1組づつ設けられてい
る。このピンレバー3は、図2、図3に示されるよう
に、2本が水平逆方向に動くことによる開閉作動と、2
本が一体となって上下方向に動くことによる昇降作動と
ができるようになっている。即ち、図2に示されるよう
に、2本のピンレバー3a、3bは、それぞれ軸4a、
4bによって回動自在に支持されており、かつ、この軸
にはそれぞれ歯車5a、5bが取付けられていて、この
両歯車は互に噛み合っている。また、一方のピンレバー
3aの後端からは操作アーム6が延び出している。従っ
て、この操作アーム6に、別の開閉駆動装置(図示せ
ず)によって力を加え、アーム6を軸4aを支点として
回動させると、これと一体のピンレバー3aが水平方向
に回動する他、これと歯車5a、5bを介して連結され
た他方のピンレバー3bも軸4bを支点として回動す
る。また、この時の回動方向は歯車の噛み合いによるの
で互に逆向きとなり、2本のピンレバー3a、3bの先
端は開閉作動をすることになる。なお、2本のピンレバ
ー3a、3bは、その長さに差があり、かつ、2本は上
下に僅ずかに位置をずらせて設けられているので、2本
のピンレバーが閉じた時には、両者の先端部は直線上に
並ぶようになる。
て、袋詰機の袋移動路の両側に1組づつ設けられてい
る。このピンレバー3は、図2、図3に示されるよう
に、2本が水平逆方向に動くことによる開閉作動と、2
本が一体となって上下方向に動くことによる昇降作動と
ができるようになっている。即ち、図2に示されるよう
に、2本のピンレバー3a、3bは、それぞれ軸4a、
4bによって回動自在に支持されており、かつ、この軸
にはそれぞれ歯車5a、5bが取付けられていて、この
両歯車は互に噛み合っている。また、一方のピンレバー
3aの後端からは操作アーム6が延び出している。従っ
て、この操作アーム6に、別の開閉駆動装置(図示せ
ず)によって力を加え、アーム6を軸4aを支点として
回動させると、これと一体のピンレバー3aが水平方向
に回動する他、これと歯車5a、5bを介して連結され
た他方のピンレバー3bも軸4bを支点として回動す
る。また、この時の回動方向は歯車の噛み合いによるの
で互に逆向きとなり、2本のピンレバー3a、3bの先
端は開閉作動をすることになる。なお、2本のピンレバ
ー3a、3bは、その長さに差があり、かつ、2本は上
下に僅ずかに位置をずらせて設けられているので、2本
のピンレバーが閉じた時には、両者の先端部は直線上に
並ぶようになる。
【0009】また、図3に示されるように、2本のピン
レバー3a、3bは共に、支持部材7の上に取付けられ
ていて、この支持部材7は軸8を支点として回動自在に
設けられている。従って、支持部材7を別の駆動装置
(図示せず)で傾回動させると、2本のピンレバー3
a、3bも一体となって傾回動し、ピンレバーの先端は
上下に昇降移動し、ピンレバーの先端を袋口に挿し込ん
だり、引き抜いたりできるようになる。
レバー3a、3bは共に、支持部材7の上に取付けられ
ていて、この支持部材7は軸8を支点として回動自在に
設けられている。従って、支持部材7を別の駆動装置
(図示せず)で傾回動させると、2本のピンレバー3
a、3bも一体となって傾回動し、ピンレバーの先端は
上下に昇降移動し、ピンレバーの先端を袋口に挿し込ん
だり、引き抜いたりできるようになる。
【0010】図4、図5にシール作業の状態が示されて
いる。10は対面位置する1対の加熱加圧装置で、閉じ
た袋1を両面から挟み付けて、加熱加圧し、融着シール
する。このシールの際、ピンレバー3の先端は、閉じた
袋口の中に挿し込んだままとしておく。この為、加熱加
圧装置10の接触表面には、その片面(図4)または両
面(図5)に、ピンレバーの位置に合わせた溝11が設
けられている。従って、これによりシールされた袋は、
図6に示されるように、融着シール部12の一部に未融
着部が残り、脱気用の孔13が形成された状態となる。
なお、図示の実施例では、各ピンレバー3a、3bは基
端部14a、14bと、先端部15a、15bとの2体
構成で、先端部15a、15bは取替え自在である。こ
の為、先端部15a、15bを長さや太さの異なるもの
に取替えることにより、脱気孔13の形成位置や孔径を
自由に調節可能である。ただし、この場合には、加熱加
圧装置10も、溝11の位置や大きさの異なったものに
取替える必要がある。この取替を容易にする為、種類の
異なった複数の加熱加圧装置10を回転自在な角柱状支
持部材の各面に取付け、ピンレバーの取替えに合わせ
て、該当する加熱加圧装置を回転選択できるようにする
ことも可能である。
いる。10は対面位置する1対の加熱加圧装置で、閉じ
た袋1を両面から挟み付けて、加熱加圧し、融着シール
する。このシールの際、ピンレバー3の先端は、閉じた
袋口の中に挿し込んだままとしておく。この為、加熱加
圧装置10の接触表面には、その片面(図4)または両
面(図5)に、ピンレバーの位置に合わせた溝11が設
けられている。従って、これによりシールされた袋は、
図6に示されるように、融着シール部12の一部に未融
着部が残り、脱気用の孔13が形成された状態となる。
なお、図示の実施例では、各ピンレバー3a、3bは基
端部14a、14bと、先端部15a、15bとの2体
構成で、先端部15a、15bは取替え自在である。こ
の為、先端部15a、15bを長さや太さの異なるもの
に取替えることにより、脱気孔13の形成位置や孔径を
自由に調節可能である。ただし、この場合には、加熱加
圧装置10も、溝11の位置や大きさの異なったものに
取替える必要がある。この取替を容易にする為、種類の
異なった複数の加熱加圧装置10を回転自在な角柱状支
持部材の各面に取付け、ピンレバーの取替えに合わせ
て、該当する加熱加圧装置を回転選択できるようにする
ことも可能である。
【0011】次に、前記の開口・シール装置の作動につ
いて説明する。先ず、袋詰機には、下端がシールされ、
上端は未シールの熱可塑性合成樹脂フィルム製の空の袋
1が送り込まれる。この袋は上端の両側を挟持装置2で
掴まれ、吊り下げ状態で支持されて、収容物充填投入位
置まで運ばれる。袋が充填位置に進入して来る時には、
ピンレバー3は2本が閉じた状態で、かつ上昇位置にあ
る。従って、袋の進入には支障はない。充填位置に達す
ると、袋の進行は一旦、停止する。次に、袋の上端を僅
かに開いて、ピンレバーの先端が入り易いようにする。
この手段として、実施例では、袋の両面を吸着して両側
に引張る方式を採っている。その後、ピンレバー3を閉
状態のままで、下方傾動させ、ピンレバー3の先端を袋
1の口の中に挿し込む。なお、この際、作動を逆にし
て、停止したピンレバーに下から袋を上昇させるように
することも可能である。
いて説明する。先ず、袋詰機には、下端がシールされ、
上端は未シールの熱可塑性合成樹脂フィルム製の空の袋
1が送り込まれる。この袋は上端の両側を挟持装置2で
掴まれ、吊り下げ状態で支持されて、収容物充填投入位
置まで運ばれる。袋が充填位置に進入して来る時には、
ピンレバー3は2本が閉じた状態で、かつ上昇位置にあ
る。従って、袋の進入には支障はない。充填位置に達す
ると、袋の進行は一旦、停止する。次に、袋の上端を僅
かに開いて、ピンレバーの先端が入り易いようにする。
この手段として、実施例では、袋の両面を吸着して両側
に引張る方式を採っている。その後、ピンレバー3を閉
状態のままで、下方傾動させ、ピンレバー3の先端を袋
1の口の中に挿し込む。なお、この際、作動を逆にし
て、停止したピンレバーに下から袋を上昇させるように
することも可能である。
【0012】ピンレバー3が袋口に入ると、次にピンレ
バー後部の操作アーム6に、別に設けた開閉駆動装置
(図示せず)から力が加えられる。これにより、一方の
ピンレバー3aが回動し、かつこれと同時に歯車連結さ
れた他方のピンレバー3bが回動して、2本のピンレバ
ーは左右に開き、袋1の口は大きく開かれる。なお、こ
の際、両側の挟持装置2は接近方向に移動するので、袋
の開口作動の妨げとならない。このようにして大きく開
かれた袋口に、上方から供給シュート(図示せず)が下
りて来て嵌入し、穀物などの収容物が袋内に充填投入さ
れる。
バー後部の操作アーム6に、別に設けた開閉駆動装置
(図示せず)から力が加えられる。これにより、一方の
ピンレバー3aが回動し、かつこれと同時に歯車連結さ
れた他方のピンレバー3bが回動して、2本のピンレバ
ーは左右に開き、袋1の口は大きく開かれる。なお、こ
の際、両側の挟持装置2は接近方向に移動するので、袋
の開口作動の妨げとならない。このようにして大きく開
かれた袋口に、上方から供給シュート(図示せず)が下
りて来て嵌入し、穀物などの収容物が袋内に充填投入さ
れる。
【0013】充填が完了すると、供給シュートは上昇
し、2本のピンレバーは閉回動させられ、袋は吊り下げ
状態のままで、次のシール位置に送られる。なお、この
際、ピンレバー3は袋と一緒に移動する。シール位置で
は、袋の上端が閉じ、その外側から加熱加圧装置10が
圧着して、融着シールが施される。この時、ピンレバー
の先端は袋の開口内に刺さったままであるので、ピンレ
バーの箇所だけ融着されないことになる。このシール作
業が完了すると、加熱加圧装置10は開き、また、ピン
レバー3は上方に作動して、ピンレバーの先端が袋の口
から抜け出る。ピンレバーの抜けた箇所には孔ができて
いて、これが脱気孔となる。このようにして袋詰を終え
た製品は、袋の両面から振動押圧などが加えられ、扁平
形状に整形されて最終袋詰製品となる。また、振動押圧
時に、袋内の余剰空気はシール部の脱気孔13からひと
りでに排出される。
し、2本のピンレバーは閉回動させられ、袋は吊り下げ
状態のままで、次のシール位置に送られる。なお、この
際、ピンレバー3は袋と一緒に移動する。シール位置で
は、袋の上端が閉じ、その外側から加熱加圧装置10が
圧着して、融着シールが施される。この時、ピンレバー
の先端は袋の開口内に刺さったままであるので、ピンレ
バーの箇所だけ融着されないことになる。このシール作
業が完了すると、加熱加圧装置10は開き、また、ピン
レバー3は上方に作動して、ピンレバーの先端が袋の口
から抜け出る。ピンレバーの抜けた箇所には孔ができて
いて、これが脱気孔となる。このようにして袋詰を終え
た製品は、袋の両面から振動押圧などが加えられ、扁平
形状に整形されて最終袋詰製品となる。また、振動押圧
時に、袋内の余剰空気はシール部の脱気孔13からひと
りでに排出される。
【0014】本発明は前記の実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実
施可能である。特に、ピンレバーの形状、及びその開閉
や昇降の作動機構、更に加熱加圧装置の詳細な構造など
は自由である。
はなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で自由に変形実
施可能である。特に、ピンレバーの形状、及びその開閉
や昇降の作動機構、更に加熱加圧装置の詳細な構造など
は自由である。
【0015】
【発明の効果】本発明の袋端開口・シール装置は、2本
1組のピンレバーによって袋口を開閉させるので、充填
位置での袋上端の開口作業を簡単、かつ、確実に行うこ
とができる。更に、このピンレバーを、融着シール時
に、袋口に入ったままで残すので、脱気孔を有するシー
ル作業が簡単にできる。このように本発明では、ピンレ
バーを、充填時の袋口の開口と、シール時の脱気孔形成
とに利用するので、機械構成の簡素化を図ることがで
き、製造コストを下げることが可能である。
1組のピンレバーによって袋口を開閉させるので、充填
位置での袋上端の開口作業を簡単、かつ、確実に行うこ
とができる。更に、このピンレバーを、融着シール時
に、袋口に入ったままで残すので、脱気孔を有するシー
ル作業が簡単にできる。このように本発明では、ピンレ
バーを、充填時の袋口の開口と、シール時の脱気孔形成
とに利用するので、機械構成の簡素化を図ることがで
き、製造コストを下げることが可能である。
【0016】請求項2のものは、2本のピンレバーの長
さが異なっているので、脱気孔を2箇所同時に形成でき
る。
さが異なっているので、脱気孔を2箇所同時に形成でき
る。
【0017】請求項3のものは、2本のピンレバーを、
歯車を介して連動回動させるので、簡単な機構でピンレ
バーの開閉作動を確実に行わせることができる。
歯車を介して連動回動させるので、簡単な機構でピンレ
バーの開閉作動を確実に行わせることができる。
【0018】請求項4のものは、ピンレバーを、回動軸
支された支持部材に取付けて、この支持部材の回動によ
って、ピンレバーを傾動させ、ピンレバー先端部を昇降
させるので、袋口への抜き差し作動を確実に行わせるこ
とができる。
支された支持部材に取付けて、この支持部材の回動によ
って、ピンレバーを傾動させ、ピンレバー先端部を昇降
させるので、袋口への抜き差し作動を確実に行わせるこ
とができる。
【0019】請求項5のものは、加熱加圧装置の接触面
に、溝が設けられているので、融着シール時においてピ
ンレバー残存による障害が出ず、正確に脱気孔を形成で
きる。
に、溝が設けられているので、融着シール時においてピ
ンレバー残存による障害が出ず、正確に脱気孔を形成で
きる。
【0020】請求項6のものは、加熱加圧装置の種類変
更を、回転選択操作だけで行えるので、袋の大きさなど
に応じた、脱気孔の形成位置や大きさなどの調節が極め
て簡単にできる。
更を、回転選択操作だけで行えるので、袋の大きさなど
に応じた、脱気孔の形成位置や大きさなどの調節が極め
て簡単にできる。
【図1】袋開口作業状態の斜視図。
【図2】ピンレバーの平面図。
【図3】ピンレバーの側面図。
【図4】シール作業状態の斜視図。
【図5】シール作業状態の他の実施例の斜視図。
【図6】袋詰を終えた製品の斜視図
1 熱可塑性合成樹脂製の袋 2 挟持装置 3 ピンレバー 4 ピンレバーの回動軸 5 歯車 6 操作アーム 7 支持部材 8 支持部材の回動軸 10 加熱加圧装置 11 溝 12 融着シール部 13 脱気孔 14 ピンレバーの基端部 15 ピンレバーの先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木地 一晃 和歌山市黒田75番地の2 財団法人雑賀技 術研究所内 (72)発明者 雑賀 信男 和歌山市黒田12番地 株式会社東洋精米機 製作所内 (72)発明者 佐々木 伸夫 和歌山市黒田12番地 株式会社東洋精米機 製作所内 Fターム(参考) 3E030 AA04 CA04 CB01 DA01 EA01 EB01 GA03 3E049 AA08 BA03 CA01 DB02 EA01 EB02 EC02 FA05 FA07 3E094 AA12 BA08 CA06 DA08 FA16 HA08
Claims (6)
- 【請求項1】 2本で1組となるピンレバーと、融着シ
ールの為の加熱加圧装置とからなり、2本のピンレバー
は、開閉自在で、かつ昇降自在であり、更に、このピン
レバーは、充填位置では袋口に入って開口作動し、シー
ル位置では閉じた状態で袋口に残って、シール部に未融
着箇所を形成する袋詰機の袋端開口・シール装置。 - 【請求項2】 2本のピンレバーは、その長さが互に異
なっている請求項1記載の袋詰機の袋端開口・シール装
置。 - 【請求項3】 2本のピンレバーは、それぞれ異なった
軸を支点として回動自在に設けられ、かつ、この両軸に
は歯車が取付けられていて、この両歯車は互に噛み合っ
ており、一方のピンレバーから延び出した操作アームに
外力を加えると、2本のピンレバーが逆向きに回動して
開閉作動する請求項1記載の袋詰機の袋端開口・シール
装置。 - 【請求項4】 ピンレバーは回動自在に軸支された支持
部材に取付けられていて、この支持部材を回動させる
と、ピンレバーが昇降傾動し、ピンレバーの先端が袋口
に対して抜き差し移動する請求項1記載の袋詰機の袋端
開口・シール装置。 - 【請求項5】 加熱加圧装置の接触面には、ピンレバー
の位置に合わせた溝が形成されている請求項1記載の袋
詰機の袋端開口・シール装置。 - 【請求項6】 ピンレバーは、長さの異なったものと取
替え自在であり、加熱加圧装置は溝の位置の異なった複
数種のものが回転自在な支持部材上に取付けられている
請求項4記載の袋詰機の袋端開口・シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33224499A JP2001146209A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 袋詰機の袋端開口・シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33224499A JP2001146209A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 袋詰機の袋端開口・シール装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001146209A true JP2001146209A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18252793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33224499A Pending JP2001146209A (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 袋詰機の袋端開口・シール装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2001146209A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007223673A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-09-06 | Topack Co Ltd | 充填包装装置及び充填包装方法 |
CN105836218A (zh) * | 2016-04-25 | 2016-08-10 | 天津市真如果食品工业有限公司 | 一种自动撑口封口机 |
CN109178492A (zh) * | 2018-09-14 | 2019-01-11 | 深圳市思榕科技有限公司 | 拉膜制袋模块、拉膜制袋方法及包膜设备 |
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1999
- 1999-11-24 JP JP33224499A patent/JP2001146209A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007223673A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-09-06 | Topack Co Ltd | 充填包装装置及び充填包装方法 |
JP4519146B2 (ja) * | 2006-01-27 | 2010-08-04 | 株式会社トパック | 充填包装装置及び充填包装方法 |
CN105836218A (zh) * | 2016-04-25 | 2016-08-10 | 天津市真如果食品工业有限公司 | 一种自动撑口封口机 |
CN109178492A (zh) * | 2018-09-14 | 2019-01-11 | 深圳市思榕科技有限公司 | 拉膜制袋模块、拉膜制袋方法及包膜设备 |
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