JP2001146103A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2001146103A
JP2001146103A JP32975999A JP32975999A JP2001146103A JP 2001146103 A JP2001146103 A JP 2001146103A JP 32975999 A JP32975999 A JP 32975999A JP 32975999 A JP32975999 A JP 32975999A JP 2001146103 A JP2001146103 A JP 2001146103A
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JP
Japan
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tire
fiber layer
reinforcing fiber
belt
pneumatic tire
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JP32975999A
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Shinichi Furuya
信一 古屋
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速走行時における更なる操縦安定性の向上
を図ることのできる空気入りタイヤを提供すること。 【解決手段】 ショルダーに最も近い周方向主溝28の
タイヤ径方向内側のカーカス14とベルト20との間
に、補強繊維層30を設ける。この補強繊維層30のタ
ガ効果により、空気充填時に周方向主溝28付近で溝エ
ッジが迫り出すことを抑えることができ、溝エッジ付近
の接地圧の上昇が抑えられ、接地圧の不均一が解消され
て操縦安定性が向上する。また、コーナリング時に旋回
半径方向外側のタイヤサイド部32が倒れ込み変形をし
ても、補強繊維層30の効果によりショルダー側の陸部
34がタイヤ軸方向内側に変形することが抑えれ、これ
によって反コーナリングフォースの発生が抑えられ、操
縦安定性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレッドにタイヤ
周方向に沿って延びる複数の周方向主溝を備えた空気入
りタイヤに係り、特に操縦安定性に優れた空気入りタイ
ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な空気入りタイヤのトレッドに
は、ウエット性能を確保するためにタイヤ周方向に沿っ
て延びる複数の周方向主溝が複数本形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年では、車両の高性
能化に伴い、高速走行時における更なる操縦安定性の向
上が求められている。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、高速走行時に
おける更なる操縦安定性の向上を図ることのできる空気
入りタイヤを提供することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者が、高速走行時に
おけるタイヤの種々の挙動を調べた結果、図3に示すよ
うな空気充填時の周方向主溝28の溝エッジの迫り出し
によりエッジ付近の接地圧の上昇し、また、図4に示す
ように、コーナリング時に旋回半径方向外側(図4の矢
印R方向側)のタイヤサイド部がタイヤ外側へ倒れ込み
変形をしてショルダー側の周方向主溝28の旋回半径方
向外側に位置する陸部34(旋回半径方向外側のいわゆ
るショルダーリブまたはショルダーブロック)が、あた
かも溝底部付近を中心としてタイヤ軸方向内側に倒れ込
むような変形をしてコーナリングフォースCFとは力の
向きが反対方向とされた反コーナリングフォースUCF
を発生させていることを見出した。
【0006】上記空気充填によるエッジ付近の接地圧の
上昇は接地圧の不均一を招き、コーナリング時の反コー
ナリングフォースの発生は、ハンドリングに悪影響を及
ぼすことが分かった。
【0007】請求項1に記載の発明の空気入りタイヤは
上記事実を鑑みて成されたものであって、一方のビード
部から他方のビード部へトロイド状に跨がる少なくとも
1枚のカーカスプライからなるカーカスと、前記カーカ
スのタイヤ径方向外側に設けられる少なくとも1枚のベ
ルトプライからなるベルトと、前記ベルトのタイヤ径方
向外側に設けられるトレッドと、前記トレッドに設けら
れタイヤ周方向に沿って延びる複数の周方向主溝と、シ
ョルダー側の前記周方向主溝のタイヤ径方向内側に設け
られ、前記周方向主溝の溝幅の150%〜300%の幅
を有したタイヤ周方向に沿って延びる複数の繊維コード
を含む補強繊維層と、を有することを特徴としている。
【0008】次に、請求項1に記載の空気入りタイヤの
作用を説明する。
【0009】請求項1に記載の空気入りタイヤでは、周
方向主溝のタイヤ径方向内側に溝幅の150%〜300
%の幅を有するタイヤ周方向に沿って延びる複数の繊維
コードを含む補強繊維層を設けたので、空気充填により
周方向主溝付近で溝エッジが迫り出すことを補強繊維層
のタガ効果により抑えることができる。
【0010】これにより、溝エッジ付近の接地圧の上昇
が抑えられ、接地圧の不均一が解消されて操縦安定性が
向上する。
【0011】また、コーナリング時に旋回半径方向外側
のタイヤサイド部が倒れ込み変形をしても、補強繊維層
により周方向主溝付近の曲げ剛性が高められている結
果、ショルダー側の陸部がタイヤ軸方向内側に変形する
ことが抑えられる。
【0012】これにより、コーナリング時に反コーナリ
ングフォースの発生が抑えられ、操縦安定性が向上す
る。
【0013】また、補強繊維層の幅が、タイヤ径方向外
側に位置する周方向主溝の幅の300%を越えると重量
増加を招くと共にコスト増となり、例えば、補強繊維層
をトレッド下全面に設けて補強を行うと、溝エッジの相
対的迫り出しの抑制効果が逆に低下してしまう。
【0014】一方、補強繊維層の幅が、タイヤ径方向外
側に位置する周方向主溝の幅の150%未満になると、
溝エッジの迫り出しの抑制効果が低下し、また、周方向
主溝付近の曲げ剛性を高める作用が小さく、コーナリン
グ時にショルダー側の陸部がタイヤ軸方向内側に変形す
ることを抑えることができなくなる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りタイヤにおいて、前記補強繊維層は、タイヤ
周方向の10%伸長モジュラスが、0.8kN/cm以
上であることを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の空気入りタイヤでは、補
強繊維層のタイヤ周方向の10%伸長モジュラスを0.
8kN/cm以上としたので、補強繊維層はタイヤ周方
向に伸び難く、空気充填時の周方向主溝の溝エッジ部分
の迫り出しを確実に抑えることができる。
【0017】請求項3に記載の空気入りタイヤは、請求
項1または請求項2に記載の空気入りタイヤにおいて、
タイヤ周方向と前記繊維コードとのなす角度が0°〜2
5°の範囲内であることを特徴としている。
【0018】請求項3に記載の空気入りタイヤでは、タ
イヤ周方向と繊維コードとのなす角度を0°〜25°の
範囲内としたので、補強繊維層はタイヤ周方向に伸び難
くなり、空気充填時の周方向主溝の溝エッジ部分の迫り
出しを確実に抑えることができる。
【0019】なお、タイヤ周方向と繊維コードとのなす
角度が25°を越えると、補強繊維層のタイヤ周方向の
伸びを抑えようとすると、繊維コードの本数を増加した
り、太くしなければならず、重量増加及びコストの増加
を招くので好ましくない。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記繊維コードの1本当たりの10%伸長モジュラス
が、0.1kN/cm以上であることを特徴としてい
る。
【0021】請求項4に記載の空気入りタイヤでは、繊
維コードの1本当たりの10%伸長モジュラスが0.1
kN/cm以上、即ち、補強繊維層が伸びにくい繊維コ
ードを含むので、補強繊維層がタイヤ周方向に伸び難く
なり、空気充填時の周方向主溝の溝エッジ部分の迫り出
しを確実に抑えることができる。
【0022】また、繊維コードの1本当たりの10%伸
長モジュラスを0.1kN/cm以上としたので、コー
ド本数を少なくしたり、コード径を細くすることが出
来、タイヤ重量の増加及びコストの増加を最小限に抑え
ることができる。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記繊維コードの打ち込み本数が、8本/cm以上であ
ることを特徴としている。
【0024】請求項5に記載の空気入りタイヤでは、前
記繊維コードの打ち込み本数を8本/cm以上としたの
で、補強繊維層がタイヤ周方向に伸び難くなり、空気充
填時の周方向主溝の溝エッジ部分の迫り出しを確実に抑
えることができる。
【0025】なお、繊維コードの打ち込み本数が8本/
cm未満になると、補強繊維層のタイヤ周方向の伸びを
抑えようとすると、繊維コードの径を太くしなければな
らず、これにより補強繊維層のゲージが厚くなって好ま
しくない場合もあり、また、伸びの少ない(モジュラス
の小さい)繊維コードを選択することが出来なく場合も
ある。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤにおいて、
前記補強繊維層が、前記カーカスと前記ベルトとの間に
配置されていることを特徴としている。
【0027】請求項6に記載の空気入りタイヤでは、補
強繊維層をカーカスとベルトとの間に配置したので、ベ
ルト形状が半径方向外側に凸状となり、空気充填時にベ
ルトが平らになろうとする作用により、さらに溝エッジ
の膨出が減少する。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の空気入りタイヤの
一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
【0029】図1及び図2に示すように、本発明の空気
入りタイヤ10は、一方のビード部12から他方のビー
ド部12へ向けてトロイダル状に跨がるカーカス14を
備えている。
【0030】本実施形態では、カーカス14は1枚のカ
ーカスプライ16からなり、カーカスプライ16は、ビ
ードコア18をタイヤ径方向内側から外側へ折り返され
ているが、カーカスプライ16は2枚以上であっても良
い。
【0031】カーカス14のタイヤ径方向外側には、ベ
ルト20が配置されている。
【0032】本実施形態では、ベルト20は、第1ベル
トプライ22及び第2ベルトプライ24の2枚のプライ
から構成されている。
【0033】ベルト20のタイヤ径方向外側には、厚肉
のゴムからなるトレッド26が配置されている。
【0034】トレッド26には、タイヤ周方向に沿って
延びる複数本(本実施形態では4本)の周方向主溝28
がタイヤ幅方向に間隔をあけて形成されている。
【0035】ショルダーに最も近い周方向主溝28のタ
イヤ径方向内側、本実施形態では、カーカス14とベル
ト20との間に、補強繊維層30が設けられている。
【0036】なお、本実施形態のように、周方向主溝2
8の溝幅中心と、補強繊維層30の幅方向中心とは一致
させることが好ましい。
【0037】この補強繊維層30の幅(W2 )は、その
径方向外側に位置している周方向主溝28の溝幅(W1
)の150%〜300%の範囲内に設定さている。
【0038】補強繊維層30は、タイヤ周方向に沿って
延びる複数の繊維コードを互いに平行に並べてゴム被覆
した構成のものである。
【0039】補強繊維層30は、タイヤ周方向の10%
伸長モジュラスが、0.8kN/cm以上であることが
好ましい。
【0040】また、補強繊維層30に用いる繊維コード
は、非伸長性の有機繊維コードであることが好ましく、
繊維コードの1本当たりの10%伸長モジュラスは0.
1kN/cm以上であることが好ましい。有機繊維とし
ては、例えば、ナイロン、ケブラー等が好ましい。
【0041】また、タイヤ周方向と繊維コードとのなす
角度は0°〜25°の範囲内であることが好ましい。
【0042】補強繊維層30における繊維コードの打ち
込み本数は、8本/cm以上が好ましい。
【0043】次に、本実施形態の空気入りタイヤ10の
作用を説明する。
【0044】本実施形態の空気入りタイヤ10では、シ
ョルダー側の周方向主溝28のタイヤ径方向内側に補強
繊維層30を設けたので、補強繊維層30のタガ効果に
より、空気充填時に周方向主溝28の溝エッジが迫り出
すことを抑えることができる。また、高速走行時の遠心
力による溝エッジの迫り出しも抑えることができる。
【0045】これにより、溝エッジ付近の接地圧の上昇
が抑えられ、接地圧の不均一が解消されて操縦安定性が
向上する。
【0046】また、コーナリング時に旋回半径方向外側
のタイヤサイド部32が倒れ込み変形をしても、補強繊
維層30によりショルダー側の周方向主溝28付近の曲
げ剛性が高められているため、ショルダー側の陸部34
がタイヤ軸方向内側に変形することが抑えれ、これによ
って反コーナリングフォースの発生が抑えられ、操縦安
定性が向上する。
【0047】なお、補強繊維層30のタイヤ周方向の1
0%伸長モジュラスが0.8kN/cm未満になると、
空気充填時の周方向主溝28の溝エッジの迫り出しを確
実に抑えることができなくなる虞れがある。
【0048】補強繊維層30の幅(W2 )が、タイヤ径
方向外側に位置する周方向主溝28の幅(W1 )の30
0%を越えると重量増加を招くと共にコスト増となり、
補強繊維層30をトレッド下全面に設けて補強を行う
と、溝エッジの相対的迫り出しの抑制効果が逆に低下し
てしまう。
【0049】一方、補強繊維層30の幅(W2 )が、タ
イヤ径方向外側に位置する周方向主溝28の幅(W1 )
の150%未満になると、溝エッジの迫り出しの抑制効
果が低下し、また、周方向主溝28付近の曲げ剛性を高
める作用が小さく、コーナリング時にショルダー側の陸
部34がタイヤ軸方向内側に変形することを抑えること
ができなくなる。
【0050】タイヤ周方向と補強繊維層30の繊維コー
ドとのなす角度が25°を越えると、補強繊維層30の
タイヤ周方向の伸びを抑えようとすると、繊維コードの
本数を増加したり、太くしなければならず、重量増加及
びコストの増加を招くので好ましくない。また、伸びの
少ない(モジュラスの小さい)繊維コードを選択するこ
とが出来なく場合もある。
【0051】繊維コードの打ち込み本数が、8本/cm
未満では、補強繊維層30のタイヤ周方向の伸びを抑え
ようとすると、繊維コードの径を太くしなければなら
ず、これにより補強繊維層30のゲージが厚くなって好
ましくない場合もあり、また、伸びの少ない(モジュラ
スの小さい)繊維コードを選択することが出来なくなる
場合もある。
【0052】また、補強繊維層30をカーカス14とベ
ルト20との間に配置したので、ベルト形状が半径方向
外側に凸状となり、空気充填時にベルト20が平らにな
ろうとする作用により、さらに溝エッジの膨出が減少す
る。 (他の実施形態)なお、上記実施形態では、補強繊維層
30をカーカス14とベルト20との間に配置したが、
本発明はこれに限らず、カーカスプライ間、ベルトプラ
イ間、ベルトプライ外周面等、周方向主溝28の径方向
内側であれば何処でも良い。 (試験例)本発明の効果を確かめるために、従来例のタ
イヤと本発明の適用された実施形態のタイヤとを用意
し、室内の試験機にて各タイヤのコーナリングパワーを
測定した。 ・実施例のタイヤ:周方向主溝は溝幅が8mmで溝深さが
7mm、カーカスが2枚のカーカスプライから構成され、
ベルトが2枚のベルトプライから構成されている。カー
カスプライは、ポリエステルのコード(1000d×
2)を打ち込み本数6.8本/cmとしてゴム被覆した
構造であり、タイヤ赤道面でのタイヤ周方向に対するコ
ード角度が90°である。ベルトプライは、スチールの
コード(1×5×0.225)を打ち込み本数7.3本
/cmとしてゴム被覆した構造であり、ベルトプライ間
では互いのコードが交差している。なお、タイヤ周方向
に対するベルトコードの角度は24°である。また、補
強繊維層は、複数のナイロンコード(1本の10%伸長
モジュラスが、0.11kN/cm)を平行に並べてゴ
ム被覆した構造であり、総ゲージが1.0mm、幅が20
mm(周方向主溝の溝幅の250%幅)、タイヤ周方向に
対するコード角度が10°、ナイロンコードの打ち込み
本数が14本/cmである。なお、補強繊維層の層とし
ての10%伸長モジュラスは、1.54kN/cmとな
る。 ・従来例のタイヤ:上記実施例のタイヤから補強繊維層
を除いたタイヤである。
【0053】なお、両タイヤとも、タイヤサイズは19
5/65R14である。
【0054】試験の結果は以下の表1に記載した通りで
ある。なお、結果は、従来例のタイヤのコーナリングパ
ワーを100とする指数表示であり、数値が大きい程コ
ーナリングパワーが大きく、コーナリング時の操縦安定
性に優れていることを表す。
【0055】
【表1】
【0056】試験の結果、本発明の適用された実施例の
タイヤは、従来例のタイヤに比較してコーナリングパワ
ーが増大しており、操縦安定性が向上していることは明
らかである。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気入り
タイヤは上記の構成としたので、高速走行時における更
なる操縦安定性の向上を図ることのできる、という優れ
た効果を有する。
【0058】請求項2に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、空気充填時の周方向主溝の溝エッジ部
分の迫り出しを確実に抑えることができ、確実に操縦安
定性を向上できる、という優れた効果を有する。
【0059】請求項3に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、重量の増加及びコストの増加を最小限
に抑えつつ空気充填時の周方向主溝の溝エッジ部分の迫
り出しを確実に抑えることができ、確実に操縦安定性を
向上できる、という優れた効果を有する。
【0060】請求項4に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、タイヤ重量の増加及びコストの増加を
最小限に抑えつつ、空気充填時の周方向主溝の溝エッジ
部分の迫り出しを確実に抑えることができ、確実に操縦
安定性を向上できる、という優れた効果を有する。
【0061】請求項5に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、補強繊維層のゲージが過剰に厚くなる
ことはなく、また、繊維コードの選択に制限を受け難く
なる、という優れた効果を有する。
【0062】請求項6に記載の空気入りタイヤは上記の
構成としたので、さらに溝エッジの膨出を減少できる、
という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのシ
ョルダー付近の断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤのタ
イヤ軸線に沿った断面図である。
【図3】タイヤの空気圧充填時の溝エッジの迫り出しを
説明するショルダー付近の断面図である。
【図4】コーナリング時のタイヤの旋回半径方向外側の
ショルダー付近の変形を説明するショルダー付近の断面
図である。
【符号の説明】
10 空気入りタイヤ 12 ビード部 16 カーカスプライ 14 カーカス 20 ベルト 22 第1ベルトプライ 24 第2ベルトプライ 26 トレッド 28 周方向主溝 30 補強繊維層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のビード部から他方のビード部へト
    ロイド状に跨がる少なくとも1枚のカーカスプライから
    なるカーカスと、 前記カーカスのタイヤ径方向外側に設けられる少なくと
    も1枚のベルトプライからなるベルトと、 前記ベルトのタイヤ径方向外側に設けられるトレッド
    と、 前記トレッドに設けられタイヤ周方向に沿って延びる複
    数の周方向主溝と、 ショルダー側の前記周方向主溝のタイヤ径方向内側に設
    けられ、前記周方向主溝の溝幅の150%〜300%の
    幅を有したタイヤ周方向に沿って延びる複数の繊維コー
    ドを含む補強繊維層と、 を有することを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記補強繊維層は、タイヤ周方向の10
    %伸長モジュラスが、0.8kN/cm以上であること
    を特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 タイヤ周方向と前記繊維コードとのなす
    角度が0°〜25°の範囲内であることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 前記繊維コードの1本当たりの10%伸
    長モジュラスが、0.1kN/cm以上であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の空
    気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 前記繊維コードの打ち込み本数が、8本
    /cm以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 【請求項6】 前記補強繊維層が、前記カーカスと前記
    ベルトとの間に配置されていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項5の何れか1項に記載の空気入りタイヤ。
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JP2002337509A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤ

Cited By (2)

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JP2002337509A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Yokohama Rubber Co Ltd:The 空気入りラジアルタイヤ
JP4513232B2 (ja) * 2001-05-18 2010-07-28 横浜ゴム株式会社 空気入りラジアルタイヤ

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