JP2001146057A - プリンタ - Google Patents
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- JP2001146057A JP2001146057A JP32792899A JP32792899A JP2001146057A JP 2001146057 A JP2001146057 A JP 2001146057A JP 32792899 A JP32792899 A JP 32792899A JP 32792899 A JP32792899 A JP 32792899A JP 2001146057 A JP2001146057 A JP 2001146057A
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- head
- paper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、用紙に機械的な処理を施すことな
く用紙に正しく印刷することのできるプリンタを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 用紙Ｐを印刷位置に保持するプラテン１
０と、プラテン上に保持された前記用紙に印刷を行うヘ
ッド１１と、ヘッドを、前記用紙の搬送方向と略直交す
る方向に案内するヘッドガイド１２と、このヘッドガイ
ドよりも、前記用紙の搬送方向上流側に配置され、前記
用紙の、搬送方向に対する傾きを検出する傾斜センサ１
３と、この傾斜センサからの検出信号に基づいて、前記
ヘッドガイドを前記用紙の先端と平行となるように姿勢
制御する姿勢制御機構１４とによって構成されているこ
とを特徴とする。
く用紙に正しく印刷することのできるプリンタを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 用紙Ｐを印刷位置に保持するプラテン１
０と、プラテン上に保持された前記用紙に印刷を行うヘ
ッド１１と、ヘッドを、前記用紙の搬送方向と略直交す
る方向に案内するヘッドガイド１２と、このヘッドガイ
ドよりも、前記用紙の搬送方向上流側に配置され、前記
用紙の、搬送方向に対する傾きを検出する傾斜センサ１
３と、この傾斜センサからの検出信号に基づいて、前記
ヘッドガイドを前記用紙の先端と平行となるように姿勢
制御する姿勢制御機構１４とによって構成されているこ
とを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、プリンタの一構造例として、図４
に示す構造のものが知られている。このプリンタは、用
紙Ｐを印刷（印字等）位置に保持するプラテン１と、こ
のプラテン１と対向配置されて、このプラテン１上に保
持された前記用紙Ｐに印刷を行うヘッド２と、前記プラ
テン１と間隔をおいて平行に配置され、前記ヘッド２
を、前記用紙Ｐの搬送方向と略直交する方向に案内する
ヘッドガイド３とを備えており、用紙Ｐを、図４に鎖線
で示す位置から実線で示す位置へ向けて搬送するととも
に、前記ヘッド２をヘッドガイド３に沿って往復移動さ
せることによって、前記用紙Ｐに印刷を行うようになっ
ている。
に示す構造のものが知られている。このプリンタは、用
紙Ｐを印刷（印字等）位置に保持するプラテン１と、こ
のプラテン１と対向配置されて、このプラテン１上に保
持された前記用紙Ｐに印刷を行うヘッド２と、前記プラ
テン１と間隔をおいて平行に配置され、前記ヘッド２
を、前記用紙Ｐの搬送方向と略直交する方向に案内する
ヘッドガイド３とを備えており、用紙Ｐを、図４に鎖線
で示す位置から実線で示す位置へ向けて搬送するととも
に、前記ヘッド２をヘッドガイド３に沿って往復移動さ
せることによって、前記用紙Ｐに印刷を行うようになっ
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のプリンタにあっては、前記用紙Ｐが、図４に示す
ように、その先端縁が、前記ヘッド２の移動方向（すな
わち印字方向で、前記用紙Ｐの搬送方向と直交する方
向）に対して平行に搬送されている場合には、同図に示
すように、用紙Ｐの先端縁に平行な印刷が行われる。一
方、図５に鎖線で示すように、用紙Ｐが、その搬送方向
に対して斜行した状態で搬送されると、同図に実線で示
すように、用紙Ｐに対して傾斜した状態で印刷が行われ
るといった不具合がある。このような不具合を解消する
ために、用紙Ｐの挿入位置において、機械的な手段を用
いて前記用紙Ｐの姿勢修正を行うことが提案されてい
る。しかしながら、通常、このような機械的な姿勢修正
は、用紙Ｐを搬送しつつ行われるもので、したがって、
姿勢修正時において用紙Ｐは送りローラによって挟まれ
た状態にあることから、円滑な斜行の修正が行えないと
いった問題点を有している。
従来のプリンタにあっては、前記用紙Ｐが、図４に示す
ように、その先端縁が、前記ヘッド２の移動方向（すな
わち印字方向で、前記用紙Ｐの搬送方向と直交する方
向）に対して平行に搬送されている場合には、同図に示
すように、用紙Ｐの先端縁に平行な印刷が行われる。一
方、図５に鎖線で示すように、用紙Ｐが、その搬送方向
に対して斜行した状態で搬送されると、同図に実線で示
すように、用紙Ｐに対して傾斜した状態で印刷が行われ
るといった不具合がある。このような不具合を解消する
ために、用紙Ｐの挿入位置において、機械的な手段を用
いて前記用紙Ｐの姿勢修正を行うことが提案されてい
る。しかしながら、通常、このような機械的な姿勢修正
は、用紙Ｐを搬送しつつ行われるもので、したがって、
姿勢修正時において用紙Ｐは送りローラによって挟まれ
た状態にあることから、円滑な斜行の修正が行えないと
いった問題点を有している。
【０００４】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、用紙に機械的な処理を施すことなく
用紙に正しく印刷することのできるプリンタを提供する
ことを目的とする。
てなされたもので、用紙に機械的な処理を施すことなく
用紙に正しく印刷することのできるプリンタを提供する
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
のプリンタは、前述した目的を達成するために、用紙を
印刷位置に保持するプラテンと、このプラテンと対向配
置されて、このプラテン上に保持された前記用紙に印刷
を行うヘッドと、前記プラテンと間隔をおいて平行に配
置され、前記ヘッドを、前記用紙の搬送方向と略直交す
る方向に案内するヘッドガイドと、このヘッドガイドよ
りも、前記用紙の搬送方向上流側に配置され、前記用紙
の、搬送方向に対する傾きを検出する傾斜センサと、こ
の傾斜センサからの検出信号に基づいて、前記ヘッドガ
イドを前記用紙の先端と平行となるように姿勢制御する
姿勢制御機構とによって構成されていることを特徴とす
る。本発明の請求項２に記載のプリンタは、請求項１に
記載の前記傾斜センサが、前記用紙の搬送方向と略直交
する方向に間隔をおいて一対設けられた反射型のフォト
センサによって構成されていることを特徴とする。本発
明の請求項３に記載のプリンタは、請求項１または請求
項２に記載の前記ヘッドガイドが、その一端部において
揺動可能に支持されているとともに、前記ヘッドガイド
の他端部に、前記姿勢制御機構が設けられていることを
特徴とする。本発明の請求項４に記載のプリンタは、請
求項３に記載の前記姿勢制御機構が、ほぼ前記用紙の搬
送方向に沿って配設された送りネジと、この送りネジに
螺着されるとともに、前記ヘッドガイドの他端部が、そ
の長さ方向に摺動自在に係合させられた可動部材と、前
記送りネジを回転駆動するモータとによって構成されて
いることを特徴とする。本発明の請求項５に記載のプリ
ンタは、請求項１または請求項２に記載の前記姿勢制御
機構が、前記用紙の搬送方向に沿って配設された主送り
ネジと、この主送りネジに螺着されるとともに、前記ヘ
ッドガイドの他端部が、その長さ方向に摺動自在に係合
させられた主可動部材と、前記ヘッドガイドの一端部
に、前記用紙の搬送面と直交する方向に沿った軸線まわ
りに回動可能に取り付けられた補助可動部材と、前記用
紙の搬送方向にほぼ沿って配設され、前記補助可動部材
が螺着された補助送りネジと、この補助送りネジと前記
主送りネジを回転駆動するモータとによって構成されて
いることを特徴とする。さらに、本発明の請求項６に記
載のプリンタは、請求項４または請求項５に記載の前記
モータが、ステッピングモータであることを特徴とす
る。
のプリンタは、前述した目的を達成するために、用紙を
印刷位置に保持するプラテンと、このプラテンと対向配
置されて、このプラテン上に保持された前記用紙に印刷
を行うヘッドと、前記プラテンと間隔をおいて平行に配
置され、前記ヘッドを、前記用紙の搬送方向と略直交す
る方向に案内するヘッドガイドと、このヘッドガイドよ
りも、前記用紙の搬送方向上流側に配置され、前記用紙
の、搬送方向に対する傾きを検出する傾斜センサと、こ
の傾斜センサからの検出信号に基づいて、前記ヘッドガ
イドを前記用紙の先端と平行となるように姿勢制御する
姿勢制御機構とによって構成されていることを特徴とす
る。本発明の請求項２に記載のプリンタは、請求項１に
記載の前記傾斜センサが、前記用紙の搬送方向と略直交
する方向に間隔をおいて一対設けられた反射型のフォト
センサによって構成されていることを特徴とする。本発
明の請求項３に記載のプリンタは、請求項１または請求
項２に記載の前記ヘッドガイドが、その一端部において
揺動可能に支持されているとともに、前記ヘッドガイド
の他端部に、前記姿勢制御機構が設けられていることを
特徴とする。本発明の請求項４に記載のプリンタは、請
求項３に記載の前記姿勢制御機構が、ほぼ前記用紙の搬
送方向に沿って配設された送りネジと、この送りネジに
螺着されるとともに、前記ヘッドガイドの他端部が、そ
の長さ方向に摺動自在に係合させられた可動部材と、前
記送りネジを回転駆動するモータとによって構成されて
いることを特徴とする。本発明の請求項５に記載のプリ
ンタは、請求項１または請求項２に記載の前記姿勢制御
機構が、前記用紙の搬送方向に沿って配設された主送り
ネジと、この主送りネジに螺着されるとともに、前記ヘ
ッドガイドの他端部が、その長さ方向に摺動自在に係合
させられた主可動部材と、前記ヘッドガイドの一端部
に、前記用紙の搬送面と直交する方向に沿った軸線まわ
りに回動可能に取り付けられた補助可動部材と、前記用
紙の搬送方向にほぼ沿って配設され、前記補助可動部材
が螺着された補助送りネジと、この補助送りネジと前記
主送りネジを回転駆動するモータとによって構成されて
いることを特徴とする。さらに、本発明の請求項６に記
載のプリンタは、請求項４または請求項５に記載の前記
モータが、ステッピングモータであることを特徴とす
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図１
および図２を参照して説明する。本実施形態に係わるプ
リンタは、用紙を印刷位置に保持するプラテン１０と、
このプラテン１０と対向配置されて、このプラテン１０
上に保持された用紙Ｐに印刷を行うヘッド１１と、前記
プラテン１０と間隔をおいて平行に配置され、前記ヘッ
ド１１を、前記用紙Ｐの搬送方向と略直交する方向に案
内するヘッドガイド１２と、このヘッドガイド１２より
も、前記用紙Ｐの搬送方向上流側に配置され、前記用紙
Ｐの、搬送方向に対する傾きを検出する傾斜センサ１３
と、この傾斜センサ１３からの検出信号に基づいて、前
記ヘッドガイド１２を前記用紙Ｐの先端と平行となるよ
うに姿勢制御する姿勢制御機構１４とによって概略構成
されている。
および図２を参照して説明する。本実施形態に係わるプ
リンタは、用紙を印刷位置に保持するプラテン１０と、
このプラテン１０と対向配置されて、このプラテン１０
上に保持された用紙Ｐに印刷を行うヘッド１１と、前記
プラテン１０と間隔をおいて平行に配置され、前記ヘッ
ド１１を、前記用紙Ｐの搬送方向と略直交する方向に案
内するヘッドガイド１２と、このヘッドガイド１２より
も、前記用紙Ｐの搬送方向上流側に配置され、前記用紙
Ｐの、搬送方向に対する傾きを検出する傾斜センサ１３
と、この傾斜センサ１３からの検出信号に基づいて、前
記ヘッドガイド１２を前記用紙Ｐの先端と平行となるよ
うに姿勢制御する姿勢制御機構１４とによって概略構成
されている。
【０００７】さらに詳述すれば、本実施形態において
は、前記傾斜センサ１３が、前記用紙の搬送方向と略直
交する方向に間隔をおいて一対設けられた反射型のフォ
トセンサ１３ａ・１３ｂによって構成されており、搬送
される前記用紙Ｐの前端縁を、その搬送方向に間隔をお
いた２位置において、前記各フォトセンサ１３ａ・１３
ｂによって検出し、その位置検出の時間的なずれを測定
して、前記用紙Ｐの傾斜、すなわち、斜行量を検出する
ようになっている。このような斜行量の検出は、たとえ
ば、前記用紙Ｐの搬送速度との関係において、搬送方向
と直交する方向に対する角度として算出されるものであ
る。
は、前記傾斜センサ１３が、前記用紙の搬送方向と略直
交する方向に間隔をおいて一対設けられた反射型のフォ
トセンサ１３ａ・１３ｂによって構成されており、搬送
される前記用紙Ｐの前端縁を、その搬送方向に間隔をお
いた２位置において、前記各フォトセンサ１３ａ・１３
ｂによって検出し、その位置検出の時間的なずれを測定
して、前記用紙Ｐの傾斜、すなわち、斜行量を検出する
ようになっている。このような斜行量の検出は、たとえ
ば、前記用紙Ｐの搬送速度との関係において、搬送方向
と直交する方向に対する角度として算出されるものであ
る。
【０００８】また、前記ヘッドガイド１２は、その一端
部において枢軸１５を介して、前記用紙Ｐの搬送面と平
行な面内において揺動可能に支持されており、、前記ヘ
ッドガイド１２の他端部に、前記姿勢制御機構１４が設
けられている。
部において枢軸１５を介して、前記用紙Ｐの搬送面と平
行な面内において揺動可能に支持されており、、前記ヘ
ッドガイド１２の他端部に、前記姿勢制御機構１４が設
けられている。
【０００９】そして、前記姿勢制御機構１４は、ほぼ前
記用紙Ｐの搬送方向に沿って配設された送りネジ１６
と、この送りネジ１６に螺着されるとともに、前記ヘッ
ドガイド１２の他端部が、その長さ方向に摺動自在に係
合させられた可動部材１７と、前記送りネジ１６を回転
駆動するモータ１８とによって構成され、このモータ１
８は、たとえばステッピングモータが用いられる。ま
た、前記ヘッドガイド１２と可動部材１７とは、前記ヘ
ッドガイド１２の端部に、上下方向（図１において紙面
と直交する方向）に対向する平行面を有する溝（図示
略）を形成しておき、前記可動部材１７に、前記各平行
面に摺動可能に面接触させられるガイド面（図示略）を
形成しておくことにより、前記送りネジ１６の軸まわり
において、ヘッドガイド１２と可動部材１７との相対回
動が拘束された状態で係合させられている。さらに、前
記可動部材１７の側壁には、図１に示すように、ガイド
ピン１９が突設させられ、また、前記ヘッドガイド１２
の他端部には、その長さ方向に沿い、かつ、前記ガイド
ピン１９の外径とほぼ同一の幅を有するガイド溝２０が
形成されている。このような構成により、前記姿勢制御
機構１４は、前記送りネジ１６の回転によって可動部材
１７を平行移動させるとともに、この可動部材１７の平
行移動に伴って、前記ヘッドガイド１２の他端部を所定
距離移動させることにより、このヘッドガイド１２を、
前記枢軸１５を中心に所定角度揺動させて、前記ヘッド
１１の移動方向を、前記用紙Ｐの搬送方向に対して傾斜
させるようになっている。
記用紙Ｐの搬送方向に沿って配設された送りネジ１６
と、この送りネジ１６に螺着されるとともに、前記ヘッ
ドガイド１２の他端部が、その長さ方向に摺動自在に係
合させられた可動部材１７と、前記送りネジ１６を回転
駆動するモータ１８とによって構成され、このモータ１
８は、たとえばステッピングモータが用いられる。ま
た、前記ヘッドガイド１２と可動部材１７とは、前記ヘ
ッドガイド１２の端部に、上下方向（図１において紙面
と直交する方向）に対向する平行面を有する溝（図示
略）を形成しておき、前記可動部材１７に、前記各平行
面に摺動可能に面接触させられるガイド面（図示略）を
形成しておくことにより、前記送りネジ１６の軸まわり
において、ヘッドガイド１２と可動部材１７との相対回
動が拘束された状態で係合させられている。さらに、前
記可動部材１７の側壁には、図１に示すように、ガイド
ピン１９が突設させられ、また、前記ヘッドガイド１２
の他端部には、その長さ方向に沿い、かつ、前記ガイド
ピン１９の外径とほぼ同一の幅を有するガイド溝２０が
形成されている。このような構成により、前記姿勢制御
機構１４は、前記送りネジ１６の回転によって可動部材
１７を平行移動させるとともに、この可動部材１７の平
行移動に伴って、前記ヘッドガイド１２の他端部を所定
距離移動させることにより、このヘッドガイド１２を、
前記枢軸１５を中心に所定角度揺動させて、前記ヘッド
１１の移動方向を、前記用紙Ｐの搬送方向に対して傾斜
させるようになっている。
【００１０】そして、前記姿勢制御機構１４の駆動は、
前記フォトセンサ１３ａ・１３ｂからの検出信号に基づ
いて、図示しない制御ユニットによって制御される。
前記フォトセンサ１３ａ・１３ｂからの検出信号に基づ
いて、図示しない制御ユニットによって制御される。
【００１１】ついで、このように構成された本実施形態
に係わるプリンタの作用について説明する。
に係わるプリンタの作用について説明する。
【００１２】図１に示すように、用紙Ｐが正しい姿勢で
搬送されてきた場合にあっては、この用紙Ｐの前端縁の
２位置が、両フォトセンサ１３ａ・１３ｂによって同時
に検出されることにより、この用紙Ｐが傾斜のない正し
い姿勢で搬送されたことが検出され、これに伴い、制御
ユニットにより、前記姿勢制御機構１４へ駆動信号が送
出されて、前記ヘッドガイド１２が基準位置にセットさ
れる。もちろん、前記ヘッドガイド１２が予め基準位置
に位置されている場合には、このヘッドガイド１２に対
する姿勢制御は行われない。
搬送されてきた場合にあっては、この用紙Ｐの前端縁の
２位置が、両フォトセンサ１３ａ・１３ｂによって同時
に検出されることにより、この用紙Ｐが傾斜のない正し
い姿勢で搬送されたことが検出され、これに伴い、制御
ユニットにより、前記姿勢制御機構１４へ駆動信号が送
出されて、前記ヘッドガイド１２が基準位置にセットさ
れる。もちろん、前記ヘッドガイド１２が予め基準位置
に位置されている場合には、このヘッドガイド１２に対
する姿勢制御は行われない。
【００１３】そして、図２に示すように、用紙Ｐが傾斜
した状態で搬送されると、両フォトセンサ１３ａ・１３
ｂによる用紙前端縁の検出時間にずれ（α）が生じる。
ここで、用紙Ｐの搬送速度は一定であるから、この搬送
速度と、前記両フォトセンサ１３ａ・１３ｂにおける前
述した検出時間のずれとによって、前記用紙Ｐの、その
搬送方向と直交する方向に対する傾斜角度（斜行量）が
算出される。
した状態で搬送されると、両フォトセンサ１３ａ・１３
ｂによる用紙前端縁の検出時間にずれ（α）が生じる。
ここで、用紙Ｐの搬送速度は一定であるから、この搬送
速度と、前記両フォトセンサ１３ａ・１３ｂにおける前
述した検出時間のずれとによって、前記用紙Ｐの、その
搬送方向と直交する方向に対する傾斜角度（斜行量）が
算出される。
【００１４】このようにして用紙Ｐの傾斜角度が検出さ
れると、この検出結果に基づいて、制御ユニットから姿
勢制御機構１４のモータ１８へ駆動信号が送出されて、
このモータ１８により、送りネジ１６が所定角度回転さ
せられるとともに、前記可動部材１７が所定方向に所定
距離移動させられることにより、前記ヘッドガイド１２
が枢軸１５まわりに所定角度揺動させられて、ヘッド１
１のガイド方向が、前記用紙Ｐの前端縁に対して平行状
態となされる。
れると、この検出結果に基づいて、制御ユニットから姿
勢制御機構１４のモータ１８へ駆動信号が送出されて、
このモータ１８により、送りネジ１６が所定角度回転さ
せられるとともに、前記可動部材１７が所定方向に所定
距離移動させられることにより、前記ヘッドガイド１２
が枢軸１５まわりに所定角度揺動させられて、ヘッド１
１のガイド方向が、前記用紙Ｐの前端縁に対して平行状
態となされる。
【００１５】そして、このような状態において、前記用
紙Ｐが印刷位置に搬送されると、ヘッド１１の移動が行
われるとともに印刷が開始される。ここで、前述したよ
うに、前記ヘッド１１の移動方向が、前記用紙Ｐの前端
縁と平行となるように設定されていることから、その印
刷は、図２に実線で示すように、用紙Ｐに対して正しい
位置に行われる。ここで、通常ヘッド１１の移動は、ヘ
ッドガイド１２によってのみ拘束されるもので、本実施
形態においては、このヘッドガイド１２を揺動させるこ
とにより、用紙Ｐが斜行させられた際の印刷補正を行う
ものであるから、この補正時における可動部位と、用紙
Ｐを挟持して搬送するローラ等の他の構造部材との関連
をなくし、用紙Ｐの斜行時の印刷補正を円滑かつ迅速に
行うことができる。
紙Ｐが印刷位置に搬送されると、ヘッド１１の移動が行
われるとともに印刷が開始される。ここで、前述したよ
うに、前記ヘッド１１の移動方向が、前記用紙Ｐの前端
縁と平行となるように設定されていることから、その印
刷は、図２に実線で示すように、用紙Ｐに対して正しい
位置に行われる。ここで、通常ヘッド１１の移動は、ヘ
ッドガイド１２によってのみ拘束されるもので、本実施
形態においては、このヘッドガイド１２を揺動させるこ
とにより、用紙Ｐが斜行させられた際の印刷補正を行う
ものであるから、この補正時における可動部位と、用紙
Ｐを挟持して搬送するローラ等の他の構造部材との関連
をなくし、用紙Ｐの斜行時の印刷補正を円滑かつ迅速に
行うことができる。
【００１６】なお、前記実施形態において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。たとえば、前記実施形態にお
いては、前記ヘッドガイド１２を、その一端部を枢軸１
５によって固定するとともに、この枢軸１５まわりに回
動させるような構成としたが、これに代えて、図３に示
すように、姿勢制御機構を、前記用紙Ｐの搬送方向に沿
って配設された主送りネジ２１と、この主送りネジ２１
に螺着されるとともに、前記ヘッドガイド１２の他端部
が、その長さ方向に摺動自在に係合させられた主可動部
材２２と、前記ヘッドガイド１２の一端部に回動自在に
設けられた前記枢軸１５に取り付けられて、前記ヘッド
ガイド１２に、前記用紙Ｐの搬送面と直交する方向に沿
った軸線まわりに回動可能に取り付けられた補助可動部
材２３と、前記用紙Ｐの搬送方向にほぼ沿って配設さ
れ、前記補助可動部材２３が螺着された補助送りネジ２
４と、この補助送りネジ２４と前記主送りネジ２１を回
転駆動するモータ２５・２６とによって構成することも
可能である。
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。たとえば、前記実施形態にお
いては、前記ヘッドガイド１２を、その一端部を枢軸１
５によって固定するとともに、この枢軸１５まわりに回
動させるような構成としたが、これに代えて、図３に示
すように、姿勢制御機構を、前記用紙Ｐの搬送方向に沿
って配設された主送りネジ２１と、この主送りネジ２１
に螺着されるとともに、前記ヘッドガイド１２の他端部
が、その長さ方向に摺動自在に係合させられた主可動部
材２２と、前記ヘッドガイド１２の一端部に回動自在に
設けられた前記枢軸１５に取り付けられて、前記ヘッド
ガイド１２に、前記用紙Ｐの搬送面と直交する方向に沿
った軸線まわりに回動可能に取り付けられた補助可動部
材２３と、前記用紙Ｐの搬送方向にほぼ沿って配設さ
れ、前記補助可動部材２３が螺着された補助送りネジ２
４と、この補助送りネジ２４と前記主送りネジ２１を回
転駆動するモータ２５・２６とによって構成することも
可能である。
【００１７】このような構成とした場合、用紙Ｐの斜行
量に応じて前記ヘッドガイド１２を傾斜させる際に、前
記主可動部材１７と補助可動部材２３を逆方向に同時に
移動させることにより、その姿勢制御に要する時間を大
幅に短縮して、用紙Ｐの高速搬送を可能にする。
量に応じて前記ヘッドガイド１２を傾斜させる際に、前
記主可動部材１７と補助可動部材２３を逆方向に同時に
移動させることにより、その姿勢制御に要する時間を大
幅に短縮して、用紙Ｐの高速搬送を可能にする。
【００１８】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、用紙が斜行させられた際に、その斜行量に応じて、
ヘッドの移動方向を調整することにより、用紙に機械的
な処理を施すことなく用紙に正しく印刷することのでき
るプリンタを得ることができる。
で、用紙が斜行させられた際に、その斜行量に応じて、
ヘッドの移動方向を調整することにより、用紙に機械的
な処理を施すことなく用紙に正しく印刷することのでき
るプリンタを得ることができる。
【図１】本発明の一実施形態を示す概略平面図である。
【図２】本発明の一実施形態を示すもので、用紙が斜行
させられた際の印刷状態を示す概略平面図である。
させられた際の印刷状態を示す概略平面図である。
【図３】本発明の他の実施形態を示す概略平面図であ
る。
る。
【図４】一従来例を示す概略平面図である。
【図５】一従来例において、用紙が斜行させられた際の
印刷状態を示す概略平面図である。
印刷状態を示す概略平面図である。
１ プラテン ２ ヘッド ３ ヘッドガイド １０ プラテン １１ ヘッド １２ ヘッドガイド １３ 傾斜センサ １３ａ フォトセンサ １３ｂ フォトセンサ １４ 姿勢制御機構 １５ 枢軸 １６ 送りネジ（姿勢制御機構） １７ 可動部材（姿勢制御機構） １８ モータ １９ ガイドピン ２０ ガイド溝 ２１ 主送りネジ ２２ 主可動部材 ２３ 補助可動部材 ２４ 補助送りネジ ２５・２６ モータ Ｐ 用紙
Claims (6)
- 【請求項１】 用紙を印刷位置に保持するプラテンと、
このプラテンと対向配置されて、このプラテン上に保持
された前記用紙に印刷を行うヘッドと、前記プラテンと
間隔をおいて平行に配置され、前記ヘッドを、前記用紙
の搬送方向と略直交する方向に案内するヘッドガイド
と、このヘッドガイドよりも、前記用紙の搬送方向上流
側に配置され、前記用紙の、搬送方向に対する傾きを検
出する傾斜センサと、この傾斜センサからの検出信号に
基づいて、前記ヘッドガイドを前記用紙の先端と平行と
なるように姿勢制御する姿勢制御機構とによって構成さ
れていることを特徴とするプリンタ。 - 【請求項２】 前記傾斜センサが、前記用紙の搬送方向
と略直交する方向に間隔をおいて一対設けられた反射型
のフォトセンサによって構成されていることを特徴とす
る請求項１に記載のプリンタ。 - 【請求項３】 前記ヘッドガイドが、その一端部におい
て揺動可能に支持されているとともに、前記ヘッドガイ
ドの他端部に、前記姿勢制御機構が設けられていること
を特徴とする請求項１または請求項２に記載のプリン
タ。 - 【請求項４】 前記姿勢制御機構が、ほぼ前記用紙の搬
送方向に沿って配設された送りネジと、この送りネジに
螺着されるとともに、前記ヘッドガイドの他端部が、そ
の長さ方向に摺動自在に係合させられた可動部材と、前
記送りネジを回転駆動するモータとによって構成されて
いることを特徴とする請求項３に記載のプリンタ。 - 【請求項５】 前記姿勢制御機構が、前記用紙の搬送方
向に沿って配設された主送りネジと、この主送りネジに
螺着されるとともに、前記ヘッドガイドの他端部が、そ
の長さ方向に摺動自在に係合させられた主可動部材と、
前記ヘッドガイドの一端部に、前記用紙の搬送面と直交
する方向に沿った軸線まわりに回動可能に取り付けられ
た補助可動部材と、前記用紙の搬送方向にほぼ沿って配
設され、前記補助可動部材が螺着された補助送りネジ
と、この補助送りネジと前記主送りネジを回転駆動する
モータとによって構成されていることを特徴とする請求
項１または請求項２に記載のプリンタ。 - 【請求項６】 前記モータが、ステッピングモータであ
ることを特徴とする請求項４または請求項５に記載のプ
リンタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32792899A JP2001146057A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32792899A JP2001146057A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | プリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001146057A true JP2001146057A (ja) | 2001-05-29 |
Family
ID=18204580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32792899A Pending JP2001146057A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001146057A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011025523A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Seiko Epson Corp | 位置補正装置 |
-
1999
- 1999-11-18 JP JP32792899A patent/JP2001146057A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011025523A (ja) * | 2009-07-24 | 2011-02-10 | Seiko Epson Corp | 位置補正装置 |
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