JP2001145259A - 電力供給装置及び電力供給方法 - Google Patents

電力供給装置及び電力供給方法

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JP2001145259A
JP2001145259A JP32710899A JP32710899A JP2001145259A JP 2001145259 A JP2001145259 A JP 2001145259A JP 32710899 A JP32710899 A JP 32710899A JP 32710899 A JP32710899 A JP 32710899A JP 2001145259 A JP2001145259 A JP 2001145259A
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洋 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの電源装置によって電力供給の開始・停
止制御の異なる複数の制御装置に電力供給を行い、無駄
なく効率的に電源供給が可能な電力供給装置及び電力供
給方法を提供する。 【解決手段】 電力供給の開始・停止時の制御手続き手
順がそれぞれ異なる複数の制御装置1,2が接続された
制御システムに電力を供給する際に、電源装置3と、電
源装置3から電力供給され、各制御装置1,2に対して
所定の制御手続きをそれぞれ行う電力供給手段5とを備
え、1台の電源装置3により各制御装置に電力を分配供
給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力供給の開始・
停止時の制御手続き手順がそれぞれ異なる複数の制御装
置に対して電力を供給する電力供給装置及び電力供給方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の制御装置にあっては、異なるOS
(オペレーティングシステム)を実行する複数の制御装
置が接続された制御システムがある。例えば、電子部品
等をプリント回路基板に表面実装するための電子部品実
装装置は、機械制御系と操作制御系とに異なるOS上で
動作させている場合がある。このような複数の制御装置
において、電力供給の停止時には、所定のプログラムを
実行して、電力供給停指示から遅延させて電源停止を行
うOS、例えば、VMSやUNIX、WINDOWS等
を使用した制御装置(遅延停止型制御装置)と、電源停
止時に即時に電力供給停止が可能なOS、例えばMS−
DOS等を使用した制御装置(即時停止型制御装置)と
がある。
【0003】このような遅延停止型制御装置は、バック
アップ用の二次電池等を備えた無停電電源装置から電力
供給を行っており、即時停止型制御装置にも、非無停電
型の電源装置から電力供給を行っている。前記した電子
部品実装装置は、この両方の電源装置からなる電源シス
テムを採用している。
【0004】図6は、従来の電力供給装置の構成を示す
ブロック図である。図6において、この例では、遅延停
止型制御装置1及び即時停止型制御装置2が各一台設け
られ、各装置ではそれぞれ異なるOSが実行されるもの
とする。遅延停止型制御装置1は、電源停止時に所定の
プログラムを実行した後に電源停止を行うものであり、
即時停止型制御装置2は、電源停止時に即時に電力供給
停止を行うものである。
【0005】この例の電力供給装置は、遅延停止型制御
装置1への電力供給の開始・停止及び停電発生時に二次
電池から電力供給を行うための切り換えを行う電源制御
部21と、停電発生時に電源制御部21を通じて、特に
遅延停止型制御装置1への電力供給を継続するための二
次電池4と、即時停止型制御装置2への電力供給の開始
・停止を切り換えるための電源制御部22と、遅延停止
型制御装置1、即時停止型制御装置2の一方又は両方へ
の電力供給の制御を行う制御装置25と、遅延停止型制
御装置1、即時停止型制御装置2への電力供給の開始・
停止を操作するための入力操作装置7を備えている。
【0006】いま、入力操作装置7の入力スイッチSW
1から遅延停止型制御装置1への電力供給開始の指示が
入力された場合、この指示信号は制御装置25の制御部
28に入力される。すると制御部28は、リレーRY1
をオンに制御し、このリレーRY1のオンによって電力
供給ラインの供給電圧Vaが遅延停止型制御装置1に供
給される。
【0007】この場合、電源制御部21の切換スイッチ
SW4は、予め制御部28によって切換スイッチSW1
0側(二次電池4との非接続側)に設定されている。ま
た、電源制御部21の切換スイッチSW10は、制御部
28によって予めオン状態に設定されており、制御装置
25の電力供給ラインに供給電圧Vaを印加している。
この状態で、制御装置25の制御部28が停電発生を検
出した場合は、電源制御部21の切換スイッチSW4を
二次電池4側に接続して、制御装置25の電力供給ライ
ンに供給電圧Vaを印加する。
【0008】また、入力操作装置7の入力スイッチSW
2から即時停止型制御装置2への電力供給開始の指示が
入力された場合、この指示信号は制御装置25の制御部
28に入力される。すると制御部28は、リレーRY2
をオンに設定し、電力供給ラインの供給電圧Vbを即時
停止型制御装置2に供給する。この場合、電源制御部2
2の切換スイッチSW11は、制御部28によって予め
オン状態に設定されており、制御装置25の電力供給ラ
インに供給電圧Vbを印加している。
【0009】このような遅延停止型制御装置1への通電
の後に、入力操作装置7の入力スイッチSW1から遅延
停止型制御装置1への電力供給停止の指示が入力された
場合、この指示信号が制御部28に入力される。すると
制御部28は遅延停止型制御装置1に所定のプログラム
を実行させ、プログラムが終了した後にリレーRY1を
オフに設定する。また、制御装置の制御状態に応じて、
例えば、遅延停止型制御装置1の長時間に亘る動作停
止、又は主電源オフであった場合は、電源制御部1の切
換部SW10をオフに制御して制御装置25への電力供
給を停止する。
【0010】また、入力操作装置7の入力スイッチSW
2から即時停止型制御装置2への電力供給停止の指示が
入力された場合、この指示信号は制御装置6の制御部8
に入力される。すると制御部8はリレーRY2をオフに
設定して即時停止型制御装置2への電力供給を即時に停
止する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上記従来の電力供給装置にあっては、電源供給の開
始・停止制御手続き手順の異なる制御装置が複数接続さ
れている場合に、各制御装置それぞれに対して電源制御
部を設ける必要があり、このため、装置規模が増大化
し、装置重量及び必要とする設置スペースが増大すると
共に、そのコストも増加するという問題があった。
【0012】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたもので、一つの電源装置によって電力供給の開
始・停止制御の異なる複数の制御装置に電力供給を行
い、無駄なく効率的に電源供給が可能な電力供給装置及
び電力供給方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る請求項1記載の電力供給装置は、電力供給の
開始・停止時の制御手続き手順がそれぞれ異なる複数の
制御装置が接続された制御システムに電力を供給する電
力供給装置において、電源装置と、該電源装置から電力
供給され、前記各制御装置に対して所定の前記制御手続
きをそれぞれ行う電力供給手段と、を備え、1台の前記
電源装置により前記各制御装置に電力を分配供給するこ
とを特徴とする。
【0014】この電力供給装置では、電源装置から電力
供給されて各制御装置に対して所定の前記制御手続きを
それぞれ行う電力供給手段を備え、各制御装置が電源装
置1台から電力供給を受けるように構成することによ
り、電源数を1つにして電力供給装置全体の重量、設置
スペース、及びコストの増大を抑止し、電源容量の無駄
を防止することができ、効率的な電源供給が可能とな
る。
【0015】請求項2記載の電力供給装置は、前記電力
供給手段が、前記複数の制御装置のうち電力供給の停止
時に所定の制御手続きの実行を必要とする制御装置に対
して、入力電源の供給停止時に継続して電力供給を行う
二次電池を備え、前記入力電源の遮断時に、前記制御手
続きを必要とする制御装置に対してだけ前記二次電池か
ら電力を供給することを特徴とする。
【0016】この電力供給装置では、所定の制御手続き
の実行が終了した後に電力供給を停止させる制御装置に
対してだけ、入力電源の遮断時に二次電池から電力を供
給することにより、必要最小限の電力供給に留めつつ、
停電発生時においても制御手続きを続行させることがで
きる。
【0017】請求項3記載の電力供給装置は、前記各制
御装置への電力供給の開始・停止指示を行う入力手段を
備え、該入力手段からの指示により前記制御装置への電
力供給を停止するときに、前記電力供給手段は、電力供
給の停止時に制御手続きの必要ない制御装置に対しては
電力供給を直ちに停止する一方、電力供給の停止時に所
定の制御手続きを必要とする制御装置に対しては所定の
制御手続きが終了してから電力供給を停止することを特
徴とする。
【0018】この電力供給装置では、入力手段からの指
示により制御装置への電力供給を停止するときに、電力
供給の停止時に制御手続きの必要ない制御装置に対して
は電力供給を直ちに停止し、所定の制御手続きを必要と
する制御装置に対しては所定の制御手続きが終了してか
ら電力供給を停止することにより、各制御装置の電力供
給の制御手続き手順に基づいた電力供給を行うことがで
きる。
【0019】請求項4記載の電力供給装置は、前記電力
供給手段が、前記入力手段に電力供給の停止指示の入力
を1回行ったときに、接続された前記各制御装置に対す
る電力供給を各制御装置の制御手続き手順に基づいて停
止させることを特徴とする。
【0020】この電力供給装置では、通電後の複数の制
御装置に対する電力供給停止時に、一つの停止操作によ
って複数の制御装置に対するそれぞれの制御手続き手順
に基づいた電力供給の停止処理が可能となり、複数の制
御装置それぞれに対して停止操作を行う場合に比較して
電力供給の停止操作を簡便にでき、効率的な電力供給が
可能となる。
【0021】請求項5記載の電力供給装置は、前記所定
の制御手続きが、前記制御装置を動作させるオペレーテ
ィングシステムの終了処理であることを特徴とする。
【0022】この電力供給装置では、複数の制御装置の
うち少なくとも1つが所定のOSの終了処理を行った後
に電力供給を停止する必要のある場合、制御装置を正常
に終了させてから電力供給を停止でき、データ等が破壊
することを防止できる。
【0023】請求項6記載の電力供給の開始・停止時の
制御手続き手順がそれぞれ異なる複数の制御装置が接続
された制御システムに電力を供給する電力供給方法にお
いて、1つの電源装置により前記各制御装置に電力を分
配供給すると共に、前記各制御装置への電力供給の開始
・停止指示が入力されたときに、前記各制御装置に対し
て所定の制御手続きをそれぞれ行った後、制御装置への
電力供給を停止するように制御することを特徴とする。
【0024】この電力供給方法では、電源数を1つにし
て電力供給装置全体の重量、設置スペース、及びコスト
の増大を抑止し、電源容量の無駄を防止することがで
き、制御手続き手順の異なる複数の制御装置に対して電
力供給ができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る電力供給方法
及びその装置の一実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1は本実施形態の電力供給装置100の構成
を示す全体ブロック図である。ここでは、複数の制御装
置が複雑に組み合わされて構成された電子部品実装装置
の電力供給装置を一例として示している。なお、以下の
説明においては、従来例の図6と同一の構成要素には同
一の符号を付与してその説明は省略する。
【0026】図1において、本実施形態における電力供
給装置100は、所定の制御手続きの実行(以下、オペ
レーティングシステム(OS)のプログラム実行をもっ
て説明する)が終了した後に電源停止を行う遅延停止型
制御装置1、及び電源停止時に即時に電力供給停止を行
う即時停止型制御装置2を各一台設けている。
【0027】電源制御部(電源装置)3は、停電発生時
に特に遅延停止型制御装置1に二次電池4から電力供給
を行うための切換えを行う切換スイッチSW4と、遅延
停止型制御装置1への電力供給の開始・停止を切り換え
る切換スイッチSW10とから構成されている。
【0028】制御装置(電力制御手段)5は、入力操作
装置7からの入力操作信号を取り込み、遅延停止型制御
装置1、即時停止型制御装置2の一方又は双方への電力
供給を開始又は停止する制御を行う制御部8を備えてい
る。また、制御装置6には、制御部8によって電力供給
ラインからの供給電圧Vaを遅延停止型制御装置1に供
給する一方、電源停止時には所定のプログラムを実行し
た後に遅延させて電源停止を行うリレーRY1が設けら
れている。さらに、制御装置5には、制御部8によって
電力供給ラインからの供給電圧Vbの即時停止型制御装
置2への電力供給を開始又は停止するリレーRY2が設
けられている。
【0029】入力操作装置(入力操作手段)7は、遅延
停止型制御装置1への電力供給開始・停止の切り換え指
示を行うための入力スイッチSW1、及び、即時停止型
制御装置2への電力供給開始・停止の切り換え指示を行
うための入力スイッチSW2を備えている。制御装置2
5は、入力操作装置7からの入力操作信号を受け、遅延
停止型制御装置1、即時停止型制御装置2の一方又は双
方への電力供給を開始・停止するための制御を実行する
制御部8と、電力供給ラインからの供給電圧Va1,V
a2を遅延停止型制御装置1、即時停止型制御装置2に
制御部8の制御で通電するためのリレーRY1,RY2
が設けられている。さらに、停電を検知してオンになり
制御部8に割り込み信号を出力する停電検出手段SW3
を備えた切換部30が設けられている。
【0030】制御装置5は、ワンチップICによって構
成されるのが一般的であるが、以下の動作を実行するこ
とができれば個別回路で構成しても良い。なお、このよ
うな個別回路は周知の回路で構成することができる。図
1に示す電力供給装置100においては、遅延停止型制
御装置1と即時停止型制御装置2とに供給される電圧が
異なり、遅延停止型制御装置1には電源ラインから供給
電圧Va1が供給され、また、即時停止型制御装置2に
は電源ラインから供給電圧Va2が供給される。この供
給電圧Va1,Va2は、電源制御部3からVa1+V
a2=Vaの関係をもって供給される供給電圧Vaを分
圧して供給している。この分割処理は、例えば、図示し
ないDC/DC電圧変換器を用いて行う。なお、遅延停
止型制御装置1と即時停止型制御装置2とには、同一の
供給電圧Vaを分岐して供給するようにしても良い。こ
の供給電圧Va1,Va2の電圧レベルは、遅延停止型
制御装置1、即時停止型制御装置2のそれぞれの仕様に
応じて適宜選択すれば良い。
【0031】以下、本実施形態の電力供給装置100
の、非停電時である定常時の動作と、停電発生時の動作
についてそれぞれ詳細に説明する。 (1)通常時の動作 図2は通常時における各スイッチ及びリレーの動作と、
電圧の変化を示すタイミングチャートであり、入力スイ
ッチSW1,SW2を操作して遅延停止型制御装置1、
即時停止型制御装置2に対する電力供給を開始、又は停
止する際の動作タイミングを示している。
【0032】図2を参照すると、入力電源の投入(t
1)後に入力操作装置7の入力スイッチSW1から遅延
停止型制御装置1への電力供給開始の指示が行われる
と、この指示信号は制御装置5の制御部8に入力され
る。すると制御部8はリレーRY1をオンに制御する。
このリレーRY1がオンになることによって電力供給ラ
インの供給電圧Va1が、遅延停止型制御装置1に供給
される(t2)。このとき、電源制御部3の切換スイッ
チSW4は、予め制御装置5の制御部8の制御により切
換スイッチSW10側(二次電池4の非接続側)に設定
されている。また、電源制御部3の切換スイッチSW1
0は、制御装置5の制御部8により予めオン状態に設定
されており、制御装置5の電力供給ラインに供給電圧V
aを印加している。
【0033】また、入力スイッチSW1の指示に続いて
入力操作装置7の入力スイッチSW2から即時停止型制
御装置2への電力供給開始の指示が行われると、この指
示信号が制御装置5の制御部8に入力される。すると、
制御部8はリレーRY2をオンに設定し、電力供給ライ
ンの供給電圧Va2をリレーRY2を通じて即時停止型
制御装置2に供給する(t3)。 この状態で、入力操
作装置7の入力スイッチSW2から即時停止型制御装置
2への電力供給停止の指示が行われた場合、この指示信
号は制御装置25の制御部8に入力される。すると制御
部8はリレーRY2をオフに設定して即時停止型制御装
置2への電力供給を即時に停止する(t4)。また、入
力操作装置7の入力スイッチSW1から遅延停止型制御
装置1への電力供給停止の指示が行われた場合(t
5)、この指示信号は制御装置5の制御部8に入力さ
れ、制御部8は遅延停止型制御装置1が所定のプログラ
ムを実行した後(図2中の時間T1の経過後)にリレー
RY1をオフに設定する(t6)。換言すると、遅延停
止型制御装置1のOSが所定のプログラムの実行(一例
として、シャットダウンプロシージャー)を終了するま
でには時間T1を要し、時間T1後に供給電力が停止制
御される。
【0034】なお、遅延停止型制御装置1の長時間に亘
る動作停止又は主電源オフ等の制御内容によっては、リ
レーRY1,RY2のオフ後に電源制御部21の切換ス
イッチSW10をオフに設定して制御装置25への電力
供給を停止してもよい。
【0035】図3は、他の通常時における各スイッチ及
びリレーの動作と、電圧の変化を示すタイミングチャー
トであり、入力スイッチSW1,SW2を操作して遅延
停止型制御装置1、即時停止型制御装置2への電力供給
を開始し、入力スイッチSW1の停止操作で遅延停止型
制御装置1及び即時停止型制御装置2双方への電力供給
を停止する際の動作タイミングを示している。図3に示
すように、入力スイッチSW1により遅延停止型制御装
置1への電力供給開始の指示が行われると、この指示信
号は制御装置25の制御部8に入力される。すると制御
部8はリレーRY1をオンに制御する。このリレーRY
1のオンによって電力供給ラインの供給電圧Va1が遅
延停止型制御装置1に供給される(t2)。
【0036】この場合、前述したように、電源制御部2
1の切換スイッチSW4は切換スイッチSW10側(二
次電池4の非接続側)に設定され、切換スイッチSW1
0はオン状態に設定されており、制御装置25の電力供
給ラインに供給電圧Vaを印加している。続いて、入力
操作装置7の入力スイッチSW2から即時停止型制御装
置2への電力供給開始の指示が行われると、この指示信
号は制御装置5の制御部8に入力される。すると制御部
8はリレーRY2をオンに設定し、電力供給ラインの供
給電圧Va2をリレーRY2を通じて即時停止型制御装
置2に供給する(t3)。
【0037】その後、入力操作装置7の入力スイッチS
W1から電力供給停止の指示が行われた場合、この指示
信号は制御装置5の制御部8に入力される。すると制御
部8はリレーRY2をオフに設定して即時停止型制御装
置2への電力供給を即時停止する(t7)。また、遅延
停止型制御装置1に対しては、遅延停止型制御装置1が
所定のプログラムを実行した後(図2中の時間T2経過
後)にリレーRY1をオフに設定し、遅延停止型制御装
置1への電力供給を停止する(t8)。
【0038】(2)停電発生時の動作 図4は停電発生時における各スイッチ及びリレーの動作
と、電圧の変化を示すタイミングチャートであり、停電
発生時の遅延停止型制御装置1及び即時停止型制御装置
2への電力供給を開始、又は停止する際の動作タイミン
グを示している。図4において、遅延停止型制御装置1
へ及び即時停止型制御装置2への電力供給開始の指示が
行われ、リレーRY1、RY2がオンに設定されると、
電力供給ラインの供給電圧Va1が遅延停止型制御装置
1に、Va2が即時停止型制御装置に供給される。この
場合、前述したように電源制御部3の切換スイッチSW
4は切換スイッチSW10側(二次電池4の非接続側)
に設定され、切換スイッチSW10はオン状態に設定さ
れており、制御装置5の電力供給ラインに供給電圧Va
を印加している。
【0039】このリレーRY1,RY2からの遅延停止
型制御装置1、即時停止型制御装置2への供給電圧Va
1,Va2の供給中に、停電が発生して入力電源からの
電力供給が停止すると、この停電を切換部30の停電検
出手段SW3が検出して制御部8に割り込み信号を出力
する。この割り込み信号が制御部8に入力されると、リ
レーRY2に対する制御部8からのオン制御を停止す
る。即ち、リレーRY2をオフにして即時停止型制御装
置2への電力供給を停止状態にする(t9)。
【0040】一方、遅延停止型制御装置1に対しては、
制御部8への停電発生の割り込み信号が入力されると、
制御部8が電源制御部3の切換スイッチSW4の切り換
え制御を行って、切換スイッチSW4を二次電池4から
の電力供給側に設定する。すると二次電池4から制御装
置5の電力供給ラインに供給電圧Vaが供給される。こ
の二次電池4からの電力供給により、リレーRY1に対
する制御装置5の制御部8からのオン制御が継続して遅
延停止型制御装置1への供給電圧Va1が供給される。
この時間T3の間に前述した遅延停止型制御装置1によ
る所定プログラム実行後、リレーRY1をオフに設定
し、供給電圧Va1の通電を停止する。そして、時間T
3が経過すると、制御部8が電源制御部3の切換スイッ
チSW4の切り換え制御を行って、二次電池4からの電
力供給を停止する。
【0041】次に、本実施形態の変形例を図5を用いて
説明する。図1では電源制御部21に直流の入力電源が
接続される構成を説明したが、この変形例では、交流の
入力電源が接続され、電源制御部10にAC/DC電源
器12を設けている。また、このようなAC/DC電源
器12を設けた場合は、電力供給の開始・停止を設定す
るための主電源スイッチSW7を設けている。なお、こ
の変形例における電力供給動作は、前述した(1)通常
時の動作、及び(2)停電発生時の動作と同様である。
【0042】以上説明したように、本実施形態の電力供
給装置では、一つの電源制御部によって電力供給の開始
・停止制御の異なる複数の制御装置に対して、それぞれ
適応した電力供給制御を行うことができる。これによ
り、電力供給装置の規模が低減し、重量及び設置スペー
スが削減されて、コスト低下が可能になる。また、遅延
停止型制御装置がOSのプログラムの実行を終了した後
に電力供給を停止するようになり、延停止制御装置1の
データ破壊等の不具合発生を未然に防ぐことができる。
さらに、停電発生時に二次電池からの電力供給を、OS
のプログラム実行を終了した後に通電停止を行う必要の
ある遅延停止型制御装置に対してだけ行うため、無駄の
ない電力供給を行うことができ、二次電池に対する電源
容量を最小限に留めることができる。
【0043】また、通電後の複数の遅延停止型制御装置
及び即時停止型制御装置に一つの入力スイッチSW1に
よって、それぞれの制御処理の実行形態(異なるOSの
プログラム実行)に応じた電力停止処理が可能になり、
その操作が簡便になると共に、複数の遅延停止型制御装
置及び即時停止型制御装置のそれぞれに対して停止操作
を行う場合に比較して、その停止処理の簡略化が図られ
る。
【0044】
【発明の効果】本発明の電力供給装置及び電力供給方法
によれば、電源装置から電力供給されて各制御装置に対
して所定の前記制御手続きをそれぞれ行い、各制御装置
が電源装置1台から電力供給を受けるようにすることに
より、電源数を1つにして電力供給装置全体の重量、設
置スペース、及びコストの増大を抑止し、電源容量の無
駄を防止することができ、効率的な電源供給が可能とな
る。また、所定の制御手続きの実行が終了した後に電力
供給を停止させる制御装置にだけ停電発生時に二次電池
からの電力供給を行うため、制御装置への電力供給を必
要最小限に留めつつ、停電発生時において制御手続きを
続行することができる。さらに、複数の制御装置に対す
る通電停止時に、一つの停止操作によって複数の制御装
置に対するそれぞれの制御手続きに基づいた電力供給の
停止が行われため、通電停止の操作が簡便となり、効率
的な電力供給が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力供給装置の実施形態の複数の
制御装置における構成を示すブロック図である。
【図2】電力供給装置の通常時における動作タイミング
を示す図である。
【図3】電力供給装置の通常時における他の動作タイミ
ングを示す図である。
【図4】電力供給装置の停電発生時における動作タイミ
ングを示す図である。
【図5】電力供給装置の変形例を示すブロック図であ
る。
【図6】従来の電力供給装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 遅延停止型制御装置 2 即時停止型制御装置 3 電源制御部(電源装置) 4 二次電池 5、10 制御装置(電力供給手段) 7 入力操作装置 8 制御部 30 切換部 RY1,RY2 リレー SW1,SW2 入力スイッチ SW3 停電検出部 SW4,SW10 切換スイッチ SW7 主電源スイッチ Va,Va1,Va2 供給電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G015 FA10 GB05 HA13 JA05 JA11 JA19 JA52 5G065 AA00 AA08 DA02 DA07 EA02 EA04 FA02 GA06 HA05 HA06 JA02 KA02 KA05 LA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力供給の開始・停止時の制御手続き手
    順がそれぞれ異なる複数の制御装置が接続された制御シ
    ステムに電力を供給する電力供給装置において、 電源装置と、 該電源装置から電力供給され、前記各制御装置に対して
    所定の前記制御手続きをそれぞれ行う電力供給手段と、
    を備え、 1台の前記電源装置により前記各制御装置に電力を分配
    供給することを特徴とする電力供給装置。
  2. 【請求項2】 前記電力供給手段は、前記複数の制御装
    置のうち電力供給の停止時に所定の制御手続きの実行を
    必要とする制御装置に対して、入力電源の供給停止時に
    継続して電力供給を行う二次電池を備え、前記入力電源
    の遮断時に、前記制御手続きを必要とする制御装置に対
    してだけ前記二次電池から電力を供給することを特徴と
    する請求項1記載の電力供給装置。
  3. 【請求項3】 前記各制御装置への電力供給の開始・停
    止指示を行う入力手段を備え、該入力手段からの指示に
    より前記制御装置への電力供給を停止するときに、前記
    電力供給手段は、電力供給の停止時に制御手続きの必要
    ない制御装置に対しては電力供給を直ちに停止する一
    方、電力供給の停止時に所定の制御手続きを必要とする
    制御装置に対しては所定の制御手続きが終了してから電
    力供給を停止することを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の電力供給装置。
  4. 【請求項4】 前記電力供給手段は、前記入力手段に電
    力供給の停止指示の入力を1回行ったときに、接続され
    た前記各制御装置に対する電力供給を各制御装置の制御
    手続き手順に基づいて停止させることを特徴とする請求
    項3記載の電力供給装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の制御手続きは、前記制御装置
    を動作させるオペレーティングシステムの終了処理であ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項
    記載の電力供給装置。
  6. 【請求項6】 電力供給の開始・停止時の制御手続き手
    順がそれぞれ異なる複数の制御装置が接続された制御シ
    ステムに電力を供給する電力供給方法において、 1つの電源装置により前記各制御装置に電力を分配供給
    すると共に、前記各制御装置への電力供給の開始・停止
    指示が入力されたときに、前記各制御装置に対して所定
    の制御手続きをそれぞれ行った後、制御装置への電力供
    給を停止するように制御することを特徴とする電力供給
    方法。
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