JP2001145102A - 動画像圧縮符号化信号変換方法、装置および変換プログラムを記録した媒体 - Google Patents

動画像圧縮符号化信号変換方法、装置および変換プログラムを記録した媒体

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JP2001145102A
JP2001145102A JP32738499A JP32738499A JP2001145102A JP 2001145102 A JP2001145102 A JP 2001145102A JP 32738499 A JP32738499 A JP 32738499A JP 32738499 A JP32738499 A JP 32738499A JP 2001145102 A JP2001145102 A JP 2001145102A
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JP32738499A
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Takeshi Hanamura
剛 花村
Hiroyuki Kasai
裕之 笠井
Isao Nagayoshi
功 永吉
Hideyoshi Tominaga
英義 富永
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Media Glue Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランスコーダ内再量子化処理における削減
符号量と発生歪みを考慮することにより、入力ビットス
トリーム中より得られる量子化パラメータの大きさに応
じて削減符号量を制御し、再量子化にともない発生する
歪みを最小化するトランスコーダ符号量制御方式を実現
する。 【解決手段】 入力量子化パラメータ値ごとに、目標削
減符号量となる平均削減符号量を算出する目標削減符号
量算出器113と、当該領域の入力量子化パラメータ値
の平均削減符号量と、当該領域の直交変換係数領域デー
タの符号量と、に基づいて目標符号量を算出する目標符
号量算出器115と、目標符号量算出器115で算出さ
れた目標符号量に基づいて、量子化パラメータを設定す
る量子化スケールコード算出器117と、を備えること
により、トランスコーダ内再量子化処理における発生歪
みを最小化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像圧縮符号化
信号変換方法、装置および変換プログラムを記録した媒
体に関し、特に、入力ビットストリーム中より得られる
量子化パラメータの大きさに応じて削減符号量を制御
し、再量子化にともない発生する歪みを最小化する動画
像圧縮符号化信号変換方法、装置および変換プログラム
を記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像をディジタル化する技術におい
て、発生する膨大な情報量を圧縮して符号化するための
方式として、ディジタルビデオおよび付随するオーディ
オに対する符号化方式の標準規格ISO−IEC 13
818−2(通称、「MPEG2」(Moving P
icture Expert Group Phase
2))がある。このようにして生成されたMPEG2の
規格に準拠したビットストリーム(以後、「MPEG2
ビットストリーム」と呼ぶ)は、通信やテレビジョン放
送など幅広い分野で使用されている。
【0003】MPEG2ビットストリームは階層構造を
有し、最上位のシーケンス層からGOP(Group
of Pictures)層、ピクチャ層、スライス
層、マクロブロック層およびブロック層の順の各層から
なる。
【0004】MPEG2においては、一連の複数の画面
から構成される動画像において、各画面を一旦フレーム
メモリに保存し、フレーム間の差分を取ることによって
時間軸方向の冗長度を削減し、さらに、各フレームを構
成する複数の画素を離散コサイン変換(以後、「DC
T」と略す)等の直交変換処理を行うことにより空間軸
方向の冗長度を削減することにより、効率良い動画像圧
縮符号化を実現している。
【0005】符号化された信号は、復号器に送られて復
号され再生される。復号器では、画面を再生し第1のフ
レームメモリに保存し、差分情報に基づいて次に続くべ
き画面を予測し第2のフレームメモリに保存し、2つの
フレームからその間に挿入される画面をさらに予測し
て、一連の画面を構成し動画像を再生する。このような
手法は双方向予測と呼ばれる。
【0006】MPEG2では、この双方向予測を実現す
るために、Iピクチャ、PピクチャおよびBピクチャと
いう3つのタイプを規定している。Iピクチャは、イン
トラ符号化ピクチャの略であり、他のピクチャとは独立
して静止画として符号化される画面のことである。Pピ
クチャは、順方向予測符号化ピクチャの略であり、時間
的に過去に位置するIまたはPピクチャに基づいて予測
符号化される画面のことである。Bピクチャは、双方向
予測符号化ピクチャの略であり、時間的に前後に位置す
るIまたはPピクチャを用いて順方向、逆方向または双
方向のピクチャに基づいて予測符号化される画面のこと
である。すなわち、IピクチャおよびPピクチャを先に
符号化処理した後、その間に挿入されるBピクチャが符
号化される。
【0007】符号化器で符号化されたMPEG2ビット
ストリームは、所定の転送速度で伝送路に送出され、該
伝送路上の復号器に入力されて復号され再生される。し
かしながら、動画像を符号化して発生する情報量は一定
ではない。特にシーンチェンジ時には、情報量は一気に
増大する。このように一定しない符号化信号を固定レー
トの伝送路に送出するために、予め送信用バッファのレ
ベル以上の情報量が発生しないように符号化データのレ
ート制御を行う必要がある。
【0008】MPEG2では、ISO−IEC/JTC
1/SC29/WG11/N0400 Test Mo
del 5 (April, 1993)(以後、「T
M5」と略す)にレート制御方式が記載されている。
【0009】MPEG2のTM5のレート制御では、ス
テップ1で、まずピクチャタイプ毎にGOP内の未符号
化ピクチャに対する割り当て符号量Rに基づいてビット
配分する。ステップ2で、マクロブロック単位に符号化
処理をする際に使用する量子化スケールを、ビット配分
に基づいて算出した仮想バッファ占有量から算出する。
【0010】また、MPEG2以外の圧縮フォーマット
を有する復号器や、異なる転送速度の伝送路に接続され
た復号器も多数存在するため、異なる圧縮フォーマット
や異なる転送速度にMPEG2ビットストリームを変換
する動画像圧縮符号化信号変換装置が必要となる。これ
を実現するための装置が所謂トランスコーダである。符
号化器から伝送された画像圧縮符号化信号は、トランス
コーダで適切な信号に変換され、各復号器に信号が供給
される。
【0011】図10に一般的な従来のトランスコーダ5
0の第1例を示す。従来のトランスコーダ50は、第1
ビットレートを有する第1伝送路(図示なし)に接続さ
れ、第1MPEG2ビットストリームb1を入力する可
変長復号部(分離/VLDと示される)51と、逆量子
化器53と、量子化器55と、第2ビットレートを有す
る第2伝送路(図示なし)に接続され、第2MPEG2
ビットストリームb2を出力するVLC57と、量子化
器55で発生する符号量を制御するレート制御部59
と、を備えている。第2ビットレートは第1ビットレー
トより低い転送速度である。
【0012】VLD51および逆量子化器53によっ
て、第1MPEG2ビットストリームb1をマクロブロ
ック単位にDCT係数領域まで復号し、量子化器55お
よびVLC57によって、得られたDCT係数信号を符
号化して、第1MPEG2ビットストリームより少ない
符号量を有する第2MPEG2ビットストリームb2を
生成するものである。
【0013】量子化器55における量子化処理では、D
CT変換で得られた係数を所定の量子化ステップで除算
する。これにより画像信号は圧縮される。この量子化ス
テップは、所定の量子化テーブルに含まれる複数の量子
化マトリクス値に量子化スケールを乗算して求められ
る。
【0014】トランスコーダ50では、第1MPEG2
ビットストリームb1内のシーケンス層、GOP層、ピ
クチャ層、スライス層およびマクロブロック層の符号化
情報を殆ど再利用する。基本的にブロック層のDCT係
数の変換およびブロック層の変換に伴い修正が必要なマ
クロブロック層の符号の変換の処理のみが行われる。
【0015】このように構成されたトランスコーダ50
において、レート制御部59はMPEG2のTM5に記
載されているレート制御を行う。図11に従来のトラン
スコーダ50のレート制御処理のフローチャートを示
す。同図に示されるように、従来のレート制御処理はス
テップA1〜A14からなる。
【0016】ステップA1で、変数nを1に設定する。
ここで、変数nは、入力画像信号に含まれる複数のピク
チャに付けられた番号を示し、以後、n番目のピクチャ
をpic(n)と示す。
【0017】続くステップA2で、I、PおよびBピク
チャの複雑さを示す指標Xi、XpおよびXbを下記の式
(1)、(2)および(3)により算出する。
【0018】 Xi=Si×Qi …式(1)
【0019】 Xp=Sp×Qp …式(2)
【0020】 Xb=Sb×Qb …式(3)
【0021】ここで、Si、SpおよびSbはそれぞれ
I、PおよびBピクチャの発生符号量であり、Qi、Qp
およびQbは、それぞれI、PおよびBピクチャ内の全
マクロブロックの量子化スケールコードの平均値である
平均量子化パラメータである。ただし、平均量子化パラ
メータは1〜31の範囲に正規化されている。
【0022】この画面の複雑さ指標Xi、XpおよびXb
は、符号化情報量が多く発生するような画像、すなわち
低い圧縮率の画像に対して大きくなり、逆に高い圧縮率
の画像に対しては小さくなる。
【0023】また、I、PおよびBピクチャの画面の複
雑さを示すパラメータXi、XpおよびXbの初期値は、
次式(4)、(5)および(6)でそれぞれ与えられ
る。
【0024】 Xi=160×target_Bitrate/115 …式(4)
【0025】 Xp=60×target_Bitrate/115 …式(5)
【0026】 Xb=42×target_Bitrate/115 …式(6)
【0027】ここで、target_Bitrateは、トランスコー
ダ50の目標ビットレートである。
【0028】続くステップA3で、GOP内のI、Pお
よびBピクチャに対する割り当て符号量Ti、Tpおよび
Tbを、次式(7)、(8)および(9)によりそれぞ
れ算出する。ただし、NpおよびNbは、それぞれGO
P内の未符号化のPおよびBピクチャの数を示す。
【数1】 ここで、KpおよびKbは、Iピクチャの量子化スケー
ルコードを基準としたPおよびBピクチャの量子化スケ
ールコードの比率を示し、Kp=1.0およびKb=1.
4になる場合に、常に全体の画質が最適化されると仮定
する。
【0029】続くステップA4で、変数nが1か否かの
判定がなされる。すなわち、符号化対象のピクチャが1
番目のピクチャpic(1)か否かの判定がなされる。1番目
のピクチャの場合、ステップA5へ進み、1番目のピク
チャでない場合はステップA6へ進む。ステップA5で
は、次式(10)によりGOP内の一番初めのピクチャ
pic(1)を符号化する時のGOP内の未符号化ピクチャに
対する割り当て符号量Rを求める。
【0030】 R=target_Bitrate×N/picture_rate+R …式(10)
【0031】ここで、NはGOP内のピクチャの総数、
picture_rateは、入力画像の時間解像度を示す値であ
り、1秒間に復号され表示される画面の枚数を示す。
【0032】ステップA6では、GOP内の未符号化ピ
クチャに対する割り当て符号量Rを(n−1)番目のピ
クチャpic(n-1)が符号化された時のI、PおよびBピク
チャの発生符号量Si、SpまたはSbに基づいて、次式
(11)、(12)および(13)の何れかにより更新
する。
【0033】 R=R−Si …式(11)
【0034】 R=R−Sp …式(12)
【0035】 R=R−Sb …式(13)
【0036】ステップA5およびA6はともにステップ
A7へ進み、変数jに1を設定する。ここで、変数j
は、1ピクチャ内の複数のマクロブロックに付けられた
番号を示し、以後、j番目のマクロブロックをMB(j)と
示す。
【0037】続くステップA8で、I、PおよびBピク
チャ内のj番目のマクロブロックMB(j)を符号化する時
の仮想バッファの占有量di(j)、dp(j)およびdb(j)が
次式(14)、(15)および(16)によりそれぞれ
算出される。
【数2】 ここで、B(j-1)は、(j−1)番目のマクロブロックM
B(j-1)までの全マクロブロックの発生符号量である。
【0038】また、di(0)、dp(0)およびdb(0)は、そ
れぞれI、PおよびBピクチャの仮想バッファ占有量の
初期値であり、次式(17)、(18)および(19)
でそれぞれ与えられる。
【0039】 di(0)=10×r/31 …式(17)
【0040】 dp(0)=Kp×di(0) …式(18)
【0041】 db(0)=Kb×di(0) …式(19)
【0042】ここで、rはリアクションパラメータと呼
ばれ、下記の式(20)で示され、フィードバックルー
プの応答速度を制御する。
【0043】 r=2×target_Bitrate/picture_rate …式(20)
【0044】また、I、PおよびBピクチャ符号化終了
時の仮想バッファ占有量、すなわちNMB番目のマクロ
ブロックMB(NMB)を符号化したときの仮想バッファ占有
量di(NMB)、dp(NMB)およびdb(NMB)は、ピクチャタイ
プ毎に、次回符号化する時の仮想バッファ占有量の初期
値di(0)、dp(0)およびdb(0)として用いられる。
【0045】続くステップA9で、上記の仮想バッファ
の占有量d(j)に基づいて、各ピクチャ毎にj番目のマ
クロブロックMB(j)に対する量子化スケールコードQ(j)
を次式(21)により求める。
【0046】 Q(j)=d(j)×31/r …式(21)
【0047】続くステップA10で、ステップA9で算
出された量子化スケールコードQ(j)を使用してj番目
のマクロブロックMB(j)を量子化する。続くステップA
11で、変数jをインクリメントして、ステップA12
へ進み、変数jがマクロブロック総数NMBを超えてい
るか否かの判定をする。ここで、NMBはn番目のピク
チャpic(n)内に含まれるマクロブロックの総数である。
変数jがマクロブロック総数NMBを超えていない場合
は、ステップA8へ戻り、変数jがマクロブロック総数
NMBを超えている場合は、ステップA13へ進む。
【0048】このようにして、変数jは、ステップA8
〜A11の符号化処理を繰り返すためのループカウンタ
としても使用される。これにより、n番目のピクチャpi
c(n)内の1番目のマクロブロックMB(1)からNMB番目
のマクロブロックMB(NMB)まで全てのマクロブロックに
対して順次符号化処理を行うことができる。
【0049】ステップA13で、変数nをインクリメン
トして、ステップA14へ進み、変数nが符号化対象の
ピクチャ総数NPICを超えているか否かの判定をす
る。ここで、変数nがピクチャ総数NPICを超えてい
ない場合は、ステップA2へ戻り、変数nがピクチャ総
数NPICを超えている場合は、本処理を終了する。
【0050】このように第1のトランスコーダ50で
は、IおよびPピクチャ周期などのような画像構造に関
する情報を持ち得ないために、図11に示されたTM5
のレート制御のような、画像GOP構造などの情報に基
づいてビット配分を行う方法は、入力画像構造を仮定し
なければ行うことができない。
【0051】そこで、GOP構造を仮定せずにレート制
御を行う方法を採用した例として、図12に示される第
2の従来のトランスコーダ60がある。同図に示される
ように、第2の従来のトランスコーダ60は、図10の
第1の従来のトランスコーダ50の構成に加えて、遅延
回路61と、ビットレート比率計算部63と、入力符号
量積算部65と、差分符号量計算部67と、目標出力符
号量更新部69と、量子化スケールコード算出部71
と、を備えている。
【0052】このように構成されたトランスコーダ60
の処理の流れを図13に示す。同図に示されるように、
トランスコーダ60の処理は、ステップB1〜B13か
らなる。ステップB6〜B13は、図11に示されたレ
ート処理のステップA7〜A14と同じである。但し、
ステップB7では、目標出力符号量更新部69で算出さ
れた目標出力符号量Toutに基づいて、仮想バッファ占
有量の算出がなされる。
【0053】また、同様にGOP構造を仮定せずにレー
ト制御を行う方法を採用した別の例として、図14およ
び図15に従来のトランスコーダの第3例を示す。図1
4に示されるように、第3の従来のトランスコーダ80
は、第1ビットレートを有する第1伝送路に接続され、
入力ビットストリームb3を入力するVLD81と、第
1の従来のトランスコーダ50と同じ、逆量子化器53
と、量子化器55と、VLC57と、を含み、図12の
トランスコーダ60と同じビットレート比率計算部63
と、差分符号量計算部67と、を含み、さらに、目標出
力符号量更新部83と、量子化スケールコード算出部8
5と、を備えている。
【0054】第3の従来のトランスコーダ80では、ビ
ットストリームb3に予め符号量を情報として記述して
おき、その情報に基づいてレート制御を行うものであ
る。
【0055】
【発明が解決しようとする課題】トランスコーダで行う
再量子化処理は、逆量子化と再量子化を結合した式(2
2)により実現し、直接、入力量子化係数m_inに対し
て出力量子化係数m_outを生成する。ここで、Q_inを
入力ビットストリーム中より得られる入力量子化パラメ
ータ、Q_outを出力量子化パラメータとする。また、式
(22)において上式がイントラの場合を示し、下式が
インターの場合を示す。
【数3】 しかしながら、トランスコーダは符号化処理後の信号を
対象としているために、符号化前の元の信号は知ること
はできない。したがって、符号量制御においては、トラ
ンスコード処理後の画像自身の歪みではなく、再量子化
処理によって新たに発生する歪みに着目して、この歪み
を抑制することにより、画質の低下を抑制しながら符号
量の削減を実現しなければならない。
【0056】そこで、上記の再量子化式(22)を適用
した場合の、削減符号量と発生する歪みの特性について
検討する。
【0057】テストシーケンスBusの1枚の画面に対し
て量子化パラメータをQ_in=1、2、4、8に固定し
て第一段量子化処理を行い、その後再量子化パラメータ
を1から31までとり、式(22)に示す再量子化式を
用いて再量子化処理を行い、再量子化で削減された符号
量R_dec[bit/pixel]と発生した歪みD_incの関係を
検証すると、図2のようになる。また、イントラの特性
に関しては、直接量子化におけるQ_inとQ_out間に対
応する符号量と歪みの差を実線で示す。
【0058】図2に示すように、イントラ再量子化で
は、初回の量子化が粗くなるにつれて特性は階段状にな
っていき、削減符号量値自体が制限されることがわか
る。これは、ある値の入力量子化係数が式(22)に示
す再量子化により全て同時に新たな値へ変換されて、そ
の個数分だけ係数の分布が瞬時に変化し、またその中間
の分布をとることはできないため、結果的に再量子化に
よって達成可能な符号量は特定の値に制限されるためで
ある。インターの再量子化特性に関しては、特性曲性は
滑らかな変化を示しているが、特に初回の量子化が粗く
なるにつれて、プロットは特定の場所へ集中する傾向が
見られる。
【0059】次に、出力量子化パラメータと再量子化後
の符号量の関係に着目して、入力量子化パラメータに対
して、符号量削減が実現可能な出力量子化パラメータ値
について考察する。Q_in=4、8とし、出力量子化パ
ラメータQ_outと出力符号量R_outの関係を図3に示
す。図3より、イントラの場合にはQ_in=4に対して
Q_out=9、17、25で符号量が大きく減少している
ことがわかる。また図2より、この点において直接量子
化とほぼ等しい効率を実現していることがわかる。イン
ターの場合には、Q_outがQ_inの整数倍の値のとき
に、直接量子化と等しい符号量を示している。以上よ
り、mを整数として、入力/出力量子化パラメータ間に
おいて、以下の式(23)が成り立つように、Q_outの
値を制限する。
【数4】 式(23)より、Q_outの値はQ_inと整数mによって
のみ定まる。このように、入力量子化パラメータに対し
出力量子化パラメータを制限することで、トランスコー
ダにおいて直接量子化に近いレート歪み特性のもとで再
量子化が実現できる。
【0060】ここで、入力量子化パラメータによる特性
の差異に着目すると、図2から、初回の量子化が細かい
ほど、削減符号量あたりに発生する歪みは少ないことが
わかる。そして初回量子化が粗くなるほどレートの削減
効率は悪化していく。
【0061】そこで、入力量子化パラメータQ_inが低
いマクロブロック(以下、MBと表記)に対して多くの
符号量を削減し、Q_inが高いMBは削減効率が良くな
いのであまり符号量を削減しないといった、初回の量子
化の粗さに応じた削減符号量の制御により、発生する歪
みを抑えて、効率よく符号量を削減する符号量制御を実
現する。
【0062】本発明は、図2に示す特性に基づき、最適
削減符号量の導出と、最適量子化パラメータの算出と、
により、入力量子化パラメータ値に応じて削減する符号
量を設定し、歪みの発生を最小限にするような符号量制
御を実現する動画像圧縮符号化信号変換方法、装置およ
び変換プログラムを記録した媒体を提供する。
【0063】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、複数の画面から構成される
動画像を圧縮符号化した第1画像符号化信号を、第1転
送速度を有する第1伝送路を介して入力する入力ステッ
プと、該入力ステップで入力された第1画像符号化信号
から領域毎に第1量子化係数領域データを可変長復号す
る可変長復号ステップと、前記入力ステップで入力され
た第1画像符号化信号から領域毎に入力量子化パラメー
タを固定長復号する固定長復号ステップと、前記可変長
復号ステップで復号された第1量子化係数領域データ
を、領域毎に前記固定長復号ステップで復号された入力
量子化パラメータを用いて、逆量子化して直交変換係数
領域データを生成する逆量子化ステップと、該逆量子化
ステップで生成された直交変換係数領域データの圧縮率
を決める量子化パラメータを前記各領域毎に設定する量
子化パラメータ設定ステップと、前記逆量子化ステップ
で生成された直交変換係数領域データを、前記量子化パ
ラメータ設定ステップで設定された量子化パラメータを
用いて各領域毎に量子化して第2量子化係数領域データ
を生成する量子化ステップと、該量子化ステップで生成
された第2量子化係数領域データを可変長符号化して、
前記第1画像符号化信号より少ない符号量を有する第2
画像符号化信号を領域毎に生成する可変長符号化ステッ
プと、前記第1転送速度より低い第2転送速度を有する
第2伝送路を介して、前記第2画像符号化信号を出力す
る出力ステップと、前記可変長復号ステップと、前記固
定長復号ステップと、前記逆量子化ステップと、前記量
子化パラメータ設定ステップと、前記量子化ステップ
と、前記可変長符号化ステップと、に処理を繰り返し実
行させる制御ステップと、を備えた動画像圧縮符号化信
号変換方法において、
【0064】入力された第1画像符号化信号と、生成さ
れた第2画像符号化信号と、に基づいて目標削減符号量
を算出する目標削減符号量算出ステップと、該目標削減
符号量算出ステップで算出された目標削減符号量から目
標符号量を算出する目標符号量算出ステップと、を備
え、
【0065】前記目標削減符号量算出ステップが、入力
量子化パラメータ値ごとに、目標削減符号量となる平均
削減符号量を算出し、前記目標符号量算出ステップが、
当該領域の入力量子化パラメータ値の平均削減符号量
と、当該領域の直交変換係数領域データの符号量と、に
基づいて目標符号量を算出し、前記量子化パラメータ設
定ステップが、該目標符号量算出ステップで算出された
目標符号量に基づいて、前記量子化パラメータを設定す
ることを特徴とするものである。
【0066】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の動画像圧縮符号化信号変換方
法において、前記目標削減符号量算出ステップが、総削
減符号量を一定にして、総発生歪みが最小となる目標削
減符号量を算出することを特徴とするものである。
【0067】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の動画像圧縮符号化信号変換方
法において、前記目標削減符号量算出ステップが、圧縮
率の小さい入力量子化パラメータを持つ領域データか
ら、圧縮率の大きな入力量子化パラメータを持つ領域デ
ータよりも、多くの符号量を削減するように、各平均削
減符号量を算出することを特徴とするものである。
【0068】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1〜3のいずれか1項に記載の動画像
圧縮符号化信号変換方法において、前記量子化パラメー
タ設定ステップが、量子化により符号量が、前記目標符
号量算出ステップで算出された目標符号量に最も近くな
る量子化パラメータを設定することを特徴とするもので
ある。
【0069】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るために、第1目標転送速度を有する第1伝送路と、前
記第1転送速度より低い第2目標転送速度を有する第2
伝送路と、の間に介在するとともに、複数の画面から構
成される動画像を圧縮符号化した第1画像符号化信号
を、前記第1伝送路を介して入力する入力手段と、該入
力手段から入力された第1画像符号化信号から領域毎に
第1量子化係数領域データを可変長復号する可変長復号
手段と、前記入力手段から入力された第1画像符号化信
号から領域毎に入力量子化パラメータを固定長復号する
固定長復号手段と、前記可変長復号手段で復号された第
1量子化係数領域データを、領域毎に前記固定長復号手
段で復号された入力量子化パラメータを用いて、逆量子
化して直交変換係数領域データを生成する逆量子化手段
と、該逆量子化手段で生成された直交変換係数領域デー
タの圧縮率を決める量子化パラメータを前記各領域毎に
設定する量子化パラメータ設定手段と、前記逆量子化手
段で生成された直交変換係数領域データを、前記量子化
パラメータ設定手段で設定された量子化パラメータを用
いて各領域毎に量子化して第2量子化係数領域データを
生成する量子化手段と、該量子化手段で生成された第2
量子化係数領域データを可変長符号化して、前記第1画
像符号化信号より少ない符号量を有する第2画像符号化
信号を領域毎に生成する可変長符号化手段と、前記第2
伝送路を介して、前記第2画像符号化信号を出力する出
力手段と、前記可変長復号手段と、前記固定長復号手段
と、前記逆量子化手段と、前記量子化パラメータ設定手
段と、前記量子化手段と、前記可変長符号化手段と、に
処理を繰り返し実行させる制御手段と、を備えた動画像
圧縮符号化信号変換装置において、
【0070】入力された第1画像符号化信号と、生成さ
れた第2画像符号化信号と、に基づいて目標削減符号量
を算出する目標削減符号量算出手段と、該目標削減符号
量算出手段で算出された目標削減符号量から目標符号量
を算出する目標符号量算出手段と、を備え、
【0071】前記目標削減符号量算出手段が、入力量子
化パラメータ値ごとに、目標削減符号量となる平均削減
符号量を算出し、前記目標符号量算出手段が、当該領域
の入力量子化パラメータ値の平均削減符号量と、当該領
域の直交変換係数領域データの符号量と、に基づいて目
標符号量を算出し、前記量子化パラメータ設定手段が、
該目標符号量算出手段で算出された目標符号量に基づい
て、前記量子化パラメータを設定することを特徴とする
ものである。
【0072】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項5記載の動画像圧縮符号化信号変換装
置において、前記目標削減符号量算出手段が、総削減符
号量を一定にして、総発生歪みが最小となる目標削減符
号量を算出することを特徴とするものである。
【0073】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項5記載の動画像圧縮符号化信号変換装
置において、前記目標削減符号量算出手段が、圧縮率の
小さい入力量子化パラメータを持つ領域データから、圧
縮率の大きな入力量子化パラメータを持つ領域データよ
りも、多くの符号量を削減するように、各平均削減符号
量を算出することを特徴とするものである。
【0074】請求項8記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項5〜7のいずれか1項に記載の動画像
圧縮符号化信号変換装置において、前記量子化パラメー
タ設定手段が、量子化により符号量が、前記目標符号量
算出手段で算出された目標符号量に最も近くなる量子化
パラメータを設定することを特徴とするものである。
【0075】請求項9記載の発明は、上記課題を解決す
るために、複数の画面から構成される動画像を圧縮符号
化した第1画像符号化信号を、第1転送速度を有する第
1伝送路を介して入力する入力ステップと、該入力ステ
ップで入力された第1画像符号化信号から領域毎に第1
量子化係数領域データを可変長復号する可変長復号ステ
ップと、前記入力ステップで入力された第1画像符号化
信号から領域毎に入力量子化パラメータを固定長復号す
る固定長復号ステップと、前記可変長復号ステップで復
号された第1量子化係数領域データを、領域毎に前記固
定長復号ステップで復号された入力量子化パラメータを
用いて、逆量子化して直交変換係数領域データを生成す
る逆量子化ステップと、該逆量子化ステップで生成され
た直交変換係数領域データの圧縮率を決める量子化パラ
メータを前記各領域毎に設定する量子化パラメータ設定
ステップと、前記逆量子化ステップで生成された直交変
換係数領域データを、前記量子化パラメータ設定ステッ
プで設定された量子化パラメータを用いて各領域毎に量
子化して第2量子化係数領域データを生成する量子化ス
テップと、該量子化ステップで生成された第2量子化係
数領域データを可変長符号化して、前記第1画像符号化
信号より少ない符号量を有する第2画像符号化信号を領
域毎に生成する可変長符号化ステップと、前記第1転送
速度より低い第2転送速度を有する第2伝送路を介し
て、前記第2画像符号化信号を出力する出力ステップ
と、前記可変長復号ステップと、前記固定長復号ステッ
プと、前記逆量子化ステップと、前記量子化パラメータ
設定ステップと、前記量子化ステップと、前記可変長符
号化ステップと、に処理を繰り返し実行させる制御ステ
ップと、を備えた動画像圧縮符号化信号変換プログラム
を記録した媒体において、
【0076】入力された第1画像符号化信号と、生成さ
れた第2画像符号化信号と、に基づいて目標削減符号量
を算出する目標削減符号量算出ステップと、該目標削減
符号量算出ステップで算出された目標削減符号量から目
標符号量を算出する目標符号量算出ステップと、を備
え、
【0077】前記目標削減符号量算出ステップが、入力
量子化パラメータ値ごとに、目標削減符号量となる平均
削減符号量を算出し、前記目標符号量算出ステップが、
当該領域の入力量子化パラメータ値の平均削減符号量
と、当該領域の直交変換係数領域データの符号量と、に
基づいて目標符号量を算出し、前記量子化パラメータ設
定ステップが、該目標符号量算出ステップで算出された
目標符号量に基づいて、前記量子化パラメータを設定す
ることを特徴とするものである。
【0078】請求項10記載の発明は、上記課題を解決
するために、請求項9記載の動画像圧縮符号化信号変換
プログラムを記録した媒体において、前記目標削減符号
量算出ステップが、総削減符号量を一定にして、総発生
歪みが最小となる目標削減符号量を算出することを特徴
とするものである。
【0079】請求項11記載の発明は、上記課題を解決
するために、請求項9記載の動画像圧縮符号化信号変換
プログラムを記録した媒体において、前記目標削減符号
量算出ステップが、圧縮率の小さい入力量子化パラメー
タを持つ領域データから、圧縮率の大きな入力量子化パ
ラメータを持つ領域データよりも、多くの符号量を削減
するように、各平均削減符号量を算出することを特徴と
するものである。
【0080】請求項12記載の発明は、上記課題を解決
するために、請求項9〜11のいずれか1項に記載の動
画像圧縮符号化信号変換プログラムを記録した媒体にお
いて、前記量子化パラメータ設定ステップが、量子化に
より符号量が、前記目標符号量算出ステップで算出され
た目標符号量に最も近くなる量子化パラメータを設定す
ることを特徴とするものである。
【0081】
【発明の実施の形態】以下に図面に基づいて、本発明の
詳細な説明を示す。
【0082】本発明に係る動画像圧縮符号化信号変換装
置の実施形態として、トランスコーダの概略ブロック図
を図1に示す。本実施例のトランスコーダ100は、入
力された入力MPEG2ビットストリーム(第1ビット
ストリーム)b1を出力MPEG2ビットストリーム
(第2ビットストリーム)b2に変換して出力するもの
である。
【0083】トランスコーダで行う再量子化処理は、逆
量子化と再量子化を結合した下記式(22)により実現
し、直接、入力量子化係数m_inに対して出力量子化係
数m_outを生成する。ここで、Q_inを入力ビットスト
リーム中より得られる入力量子化パラメータ、Q_outを
出力量子化パラメータとする。また、式(22)におい
て上式がイントラの場合を示し、下式がインターの場合
を示す。
【数3】 トランスコーダは符号化処理後の信号を対象としている
ために、符号化前の元の信号は知ることはできない。し
たがって、符号量制御においては、トランスコード処理
後の画像自身の歪みではなく、再量子化処理によって新
たに発生する歪みに着目して、この歪みを抑制すること
により、画質の低下を抑制しながら符号量の削減を実現
しなければならない。そこで、上記の再量子化式を適用
した場合の、削減符号量と発生する歪みの特性について
以下に述べる。
【0084】テストシーケンスBusの1枚の画面に対し
て量子化パラメータをQ_in=1、2、4、8に固定し
て第一段量子化処理を行い、その後再量子化パラメータ
を1から31までとり、式(22)に示す再量子化式を
用いて再量子化処理を行い、再量子化で削減された符号
量R_dec[bit/pixel]と発生した歪みD_incの関係を
測定すると、図2に示すようになる。また、イントラの
特性に関しては、直接量子化におけるQ_inとQ_out間
に対応する符号量と歪みの差を実線で示す。
【0085】図2に示すように、イントラ再量子化で
は、初回の量子化が粗くなるにつれて特性は階段状にな
っていき、削減符号量値自体が制限されることがわか
る。これは、ある値の入力量子化係数が式(22)に示
す再量子化により全て同時に新たな値へ変換されて、そ
の個数分だけ係数の分布が瞬時に変化し、またその中間
の分布をとることはできないため、結果的に再量子化に
よって達成可能な符号量は特定の値に制限されるためで
ある。インターの再量子化特性に関しては、特性曲性は
滑らかな変化を示しているが、特に初回の量子化が粗く
なるにつれて、プロットは特定の場所へ集中する傾向が
見られる。
【0086】次に、出力量子化パラメータと再量子化後
の符号量の関係に着目して、入力量子化パラメータに対
して、符号量削減が実現可能な出力量子化パラメータ値
について述べる。Q_in=4、8とし、出力量子化パラ
メータQ_outと出力符号量R_outの関係を図3に示す。
図3より、イントラの場合にはQ_in=4に対してQ_ou
t=9、17、25で符号量が大きく減少していること
がわかる。また図2より、この点において直接量子化と
ほぼ等しい効率を実現していることがわかる。インター
の場合には、Q_outがQ_inの整数倍の値のときに、直
接量子化と等しい符号量を示している。以上より、mを
整数として、入力/出力量子化パラメータ間において、
以下の式(23)が成り立つように、Q_outの値を制限
する。
【数4】 式(23)より、Q_outの値はQ_inと整数mによって
のみ定まる。このように、入力量子化パラメータに対し
出力量子化パラメータを制限することにより、トランス
コーダにおいて直接量子化に近いレート歪み特性のもと
で再量子化が実現できる。
【0087】ここで、入力量子化パラメータによる特性
の差異に着目すると、図2から、初回の量子化が細かい
ほど、削減符号量あたりに発生する歪みは少ないことが
わかる。そして初回量子化が粗くなるほどレートの削減
効率は悪化していく。
【0088】そこで本発明では、入力量子化パラメータ
Q_inが低いマクロブロック(以下、MBと表記)に対
して多くの符号量を削減し、Q_inが高いMBは削減効
率が良くないのであまり符号量を削減しないといった、
初回の量子化の粗さに応じた削減符号量の制御により、
発生する歪みを抑えて、効率よく符号量を削減する符号
量制御を実現する。
【0089】そこで、入力量子化パラメータ値に応じて
削減する符号量を設定し、歪みの発生を最小限にする符
号量制御を行うため、最適削減符号量の導出と、最適量
子化パラメータの算出と、の二段階の処理を行う。
【0090】まず、最適削減符号量の導出処理について
述べる。
【0091】最適削減符号量の導出処理は、入力量子化
パラメータごとの制御を行うため、目標削減符号量の算
出に先立って対象とする画像の各MBの量子化パラメー
タの値をあらかじめ知る必要がある。そこで、まず入力
ビットストリームに対して1画面分のプレスキャンを行
い、入力量子化パラメータ値Q_inに関して、Q_in=k
であるMBの個数n_kと、このMBのMB単位平均入力
符号量R_k^(in)を、各Q_inの値に対して抽出し、1画
面内のMBを入力量子化パラメータごとにグループ分け
する。その後、1画面内総削減符号量R_decが一定のも
とで、1画面内総発生歪み量D_incが最小になるよう
に、入力量子化パラメータ値がQ_inのMBに対する削
減符号量r_kを算出する。
【0092】まず、削減符号量r_kに対して発生する歪
みをd_k(r_k)と定義する。ここで、d_k(r_k)とr_k
の間には図2に示す特性があるものの、r_kの算出時に
は両者の間に以下の式(24)が成り立つものと仮定す
る。
【数5】 そこで、1画面内総発生歪みD_incは、d_k(r_k)とn
_kを用いて下記式(25)で表現される。
【数6】 また、1画面内総削減符号量R_decは下記式(26)に
示される。
【数7】 以上から、総削減符号量R_decが一定のもとで総発生歪
みD_incが最小となるようなMBの削減符号量r_kを導
出する。このD_incを最小にするには、式(26)に示
される拘束条件の下で式(25)に示すD_incの最小値
を求めればよい。そこで、τをラグランジュ未定係数と
して式(27)のようにJを定義する。
【数8】 式(27)において∂J/∂r_k=0となるr_kを以下
の式(28)のようにして導出する。
【数9】 式(28)を式(26)に代入することにより未定係数
τを求め、これを式(28)に代入して、r_kを以下の
式(29)のように導出する。
【数10】 式(29)で与えられるr_kは式(25)の極小解を与
えるものであり、入力量子化パラメータがQ_inである
各MBから削減する符号量の最適値は式(29)で与え
られる。
【0093】ここで、入力MBの符号量は同一の量子化
パラメータのMB間でも大きくばらついているため、入
力MB符号量に対し直接r_kを減じた値を目標符号量値
にしてしまうと、目標符号量が負の値になってしまうこ
とがある。また、r_kは1個のMBではなく、n_k個の
MBに対する平均的な削減符号量である。そこで、当該
MB入力符号量r_k(in)に対して、以下の式(30)に
より目標符号量r_allocを定める。
【数11】 次に、最適量子化パラメータ制御処理について説明す
る。
【0094】最適量子化パラメータ制御処理では、最適
削減符号量の導出処理で得られた当該MB目標符号量に
対する出力量子化パラメータQ_outを算出する。MBの
符号量は動きベクトルなどのMBレイヤ符号とDCT係
数(量子化係数)からなるが、MBレイヤ符号は量子化
によっては制御できないので、量子化係数の符号量につ
いて考える。量子化係数はジグザグスキャンした後に連
続する係数値が0の係数(ゼロ係数)の個数(ラン長)
runと、それに続く0でない量子化係数(非ゼロ係数)
の絶対値(レベル値)levelをペアとした(run、leve
l)に対して2次元ランレングス符号化される。符号量
は(run、level)ぺアの数と、それぞれに割り当てられ
た符号語長codeword_length(run,level)の和によって定
まる。(run、level)ペアの個数は非ゼロ係数の個数に
等しく、再量子化した後に非ゼロ係数がゼロ係数へ丸め
られて、非ゼロ係数の個数が減ることにより符号量が大
きく削減される。
【0095】まず、最適量子化パラメータ制御処理で
は、入力当該MBの量子化係数を調べて、当該MB中に
含まれている非ゼロ係数のレベル値levelの係数の個数c
(level)をカウントする。
【0096】また、あるlevel値に対するランは0から
63まであり、それぞれに対して符号語が割り当てられ
ているが、(run、level)ペアの発生確率p(run、lev
el)を用いて、このlevel値に対する平均符号長avg_len
gth(level)を、以下の式(31)により算出する。
【数12】 ここで、p(run、level)については、入力量子化パラ
メータおよび入力MB符号量の抽出のためのプレスキャ
ンニング時に、ブロックレイヤ符号までプレスキャンを
行うことで得ることができる。
【0097】次に、再量子化処理によってあるレベル値
m*以下の量子化係数がゼロ係数に丸められて削減され
る符号量r_red(m*)を式(32)により算出する。
【数13】 ここで、tlevelはm*以下のlevel値が再量子化して0に
丸められた時に、m*より大きいlevel値に対する再量子
化レベル値を表す。
【0098】次に、入力MB符号量r^(in)からr_red
(m*)を減じることで、m*以下のlevel値が再量子化し
てゼロ係数へ丸められた結果推定される、MB推定発生
符号量r_est(m*)を算出する。
【数14】 最後に、推定符号量r_est(m*)が当該MB目標符号量
r_allocに最も近くなるようなm*の値を求め、これを
式(23)のmに代入し、出力量子化パラメータQ_out
を算出する。以上の方法により算出された出力量子化パ
ラメータは、当該MBの出力符号量が目標値に最も近く
なるようにして設定された量子化パラメータ値となる。
【0099】以下に、上述の最適削減符号量の導出処
理、最適量子化パラメータ制御処理を用いて、入力量子
化パラメータ値に応じて削減する符号量を設定し、歪み
の発生を最小限にするような符号量制御を実現するトラ
ンスコード処理を示し、説明する。
【0100】説明に先立ち、図4に入力ビットストリー
ムの概略図を示す。入力ビットストリームは、ヘッダ情
報等の他の情報も持つがここでは省略する。
【0101】入力ビットストリームは、複数の画面、ピ
クチャ情報を持ち、ピクチャに付けられた番号:nを持
つ。
【0102】1つのピクチャは、1つの画面を複数に分
割したブロック、マクロブロック:MB情報を持つ。
【0103】また、それぞれのMBは、入力量子化パラ
メータQ_inを持つ。
【0104】図5に、トランスコード処理全体のフロー
チャートを示す。本処理は、上述したように、最適削減
符号量の導出と、最適量子化パラメータの算出と、の二
段階で行われる。
【0105】まず、トランスコーダ内に入力ビットスト
リームが入力されると、ステップs11で、ビットスト
リーム内ピクチャインデックスnの初期設定(n=1)
を行う。ここで、変数nは、入力画像信号に含まれる複
数のピクチャに付けられた番号を示し、以後、n番目の
ピクチャをpic(n)と示す。
【0106】以下、ステップs12からステップs24
は、各ピクチャ、n=1〜NPIC番目のピクチャにつ
いて実行される。ここで、NPICは、ビットストリー
ム内の符号化ピクチャ枚数である。
【0107】ステップs12では、n番ピクチャの目標
符号量を算出する。
【0108】続くステップs13で、1画面分のプレス
キャンを行い、入力量子化スケールコード値がkである
MBの個数n_kと、そのMBにおける平均入力符号量R
_k^(in)および量子化係数レベル値levelに対する平均符
号長avg_length(level)を算出する。1画面分のプレス
キャンの詳細は、後述する。
【0109】次に、ステップs14で、MBインデック
スの初期化(j=1)を行う。ここで、変数jは、1ピ
クチャ内の複数のマクロブロックに付けられた番号を示
し、以後、j番目のマクロブロックをMB(j)と示す。
【0110】以下、ステップs15からステップs22
は、各MB、j=1〜NMB番目のMBについて実行さ
れる。ここで、NMBは、ピクチャ内のMB総数であ
る。
【0111】次に、ステップs15で、当該MBを復号
し、当該MBにおけるレベル値levelを持つ係数の個数c
(level)、最大レベル値max_level、MB入力符号量r_k
^(in)を算出する。
【0112】続くステップs16で、ピクチャ内の入力
符号量を積算し、ステップs17で、ピクチャ内の残り
MB目標削減符号量の算出を行う。
【0113】続いて、ステップs18で、j番目のMB
の目標符号量の算出を行い、ステップs19で、j番目
のMBの出力量子化スケールコードの算出を行う。この
MBの目標符号量算出処理と、MBの出力量子化スケー
ルコード算出処理については、詳細を後述する。
【0114】続くステップs20で、ピクチャ内出力符
号量の積算を行う。
【0115】ステップs21で、変数jをインクリメン
トして、ステップs22へ進み、変数jがピクチャ内M
B総数NMBを超えているか否かの判定をする。ここ
で、変数jがピクチャ内MB総数NMBを超えていない
場合は、ステップs15へ戻り、変数jがピクチャ内M
B総数NMBを超えている場合は、ステップs23に進
む。
【0116】このようにして、変数jは、ステップs1
5〜s21の符号化処理を繰り返すためのループカウン
タとしても使用される。これにより、n番目のピクチャ
pic(n)内の1番目のマクロブロックMB(1)からNMB番
目のマクロブロックMB(NMB)まで全てのマクロブロック
に対して順次処理を行うことができる。
【0117】ステップs23で、変数nをインクリメン
トして、ステップs24へ進み、変数nがビットストリ
ーム内の符号化ピクチャ枚数NPICを超えているか否
かの判定をする。ここで、変数nがピクチャ枚数NPI
Cを超えていない場合は、ステップs12へ戻り、変数
nがピクチャ枚数NPICを超えている場合は、本処理
を終了する。
【0118】次に、上記トランスコード処理全体を示す
フローチャートのステップs13における、1画面分の
プレスキャン処理のフローチャートを図6、図7に示
し、説明する。
【0119】プレスキャン処理にはいると、ステップs
41で、入力量子化パラメータkを持つMBの発生個数
n_kの初期化(n_k=0)を(k=1〜31)行う。
【0120】続くステップs43で、1画面内における
(run,level)の個数rlcount_frame(run,level)の初期化
(rlcount_frame(run,level)=0)を行う。
【0121】次に、ステップs44で、MBインデック
スの初期化(j=1)を行う。
【0122】以下、ステップs45からステップs51
は、各MB、j=1〜NMB番目のMBについて実行さ
れる。
【0123】次に、ステップs45で、j番目のMBの
MBレイヤ符号を復号し、入力量子化スケールコード値
kを抽出する
【0124】続くステップs46で、kに対応するn_k
に対して、n_kをインクリメントする。
【0125】続いて、ステップs47で、ブロックレイ
ヤを復号し、j番目のMB内における(run,level)の個
数をrlcount_frame(run,level)に加算する。
【0126】続くステップs48で、1画面内のlevel
値の最大値max_levelの更新を行い、ステップs49
で、j番目のMBの入力符号量を算出する。
【0127】続くステップs50で、変数jをインクリ
メントして、ステップs51へ進み、変数jがピクチャ
内MB総数NMBを超えているか否かの判定をする。こ
こで、変数jがピクチャ内MB総数NMBを超えていな
い場合は、ステップs45へ戻り、変数jがピクチャ内
MB総数NMBを超えている場合は、ステップs52に
進む。
【0128】ステップs52では、runとlevelを初期化
(run=0,level=0)して、全ての(run,level)に対し
て、続くステップs53を実行する。
【0129】ステップs53では、rlcount_frame(run,
level)を用いて、1画面内における(run,level)の発生
確率p(run,level)を算出する。
【0130】発生確率p(run,level)は、p(run,level)
=rlcount_frame(run,level)/(1フレーム内の全量子
化係数個数)として、求められる。
【0131】続くステップs54で、runをインクリメ
ントして、ステップs55へ進み、runが63を超えて
いるか否かの判定をする。ここで、runが63を超えて
いない場合は、ステップs53へ戻り、runが63を超
えている場合は、ステップs56に進む。
【0132】ステップs56では、levelをインクリメ
ントして、ステップs57へ進み、levelがmax_levelを
超えているか否かの判定をする。ここで、levelがmax_l
evelを超えていない場合は、ステップs53へ戻り、le
velがmax_levelを超えている場合は、ステップs58に
進む。
【0133】ステップs58では、levelを初期化(lev
el=0)して、全てのlevelに対して、続くステップs
59を実行する。
【0134】ステップs59では、p(run,level)およ
び(run,level)に割り当てられた符号後の長さcodeword_
length(run,level)を用いてlevel値に対する平均符号長
avg_length(level)を算出する。ここで、(run,level)に
割り当てられた符号後の長さcodeword_length(run,leve
l)は、MPEG標準で決められている。
【0135】続くステップs60で、levelをインクリ
メントして、ステップs61へ進み、levelがmax_level
を超えているか否かの判定をする。ここで、levelがmax
_levelを超えていない場合は、ステップs59へ戻り、
levelがmax_levelを超えている場合は、ステップs62
に進む。
【0136】ステップs62では、kを初期化(k=
1)して、全てのkに対して、続くステップs63を実
行する。
【0137】ステップs63では、入力量子化スケール
コードkのMBに対する平均入力符号量R_k^(in)を算
出する。
【0138】続くステップs64で、kをインクリメン
トして、ステップs65へ進み、kが31を超えている
か否かの判定をする。ここで、kが31を超えていない
場合は、ステップs63へ戻り、kが31を超えている
場合は、本プレスキャン処理を終了する。
【0139】以上により、入力量子化スケールコード値
がkであるMBの個数n_kと、そのMBにおける平均入
力符号量R_k^(in)および量子化係数レベル値levelに対
する平均符号長avg_length(level)が算出できる。
【0140】次に、上記トランスコード処理全体を示す
フローチャートのステップs18における、MBの目標
符号量の算出処理のフローチャートを図8に示し、説明
する。
【0141】ここでは、まずステップs71で、入力量
子化スケールコードkに対する平均目標削減符号量r_k
を算出する。平均目標削減符号量r_kの算出は、上記式
(29)のR_decを現在のフレームの残りのMB目標総
削減符号量として求める。
【0142】続くステップs72で、MB目標符号量r
_allocを算出する。MB目標符号量r_allocの算出に
は、上記式(30)にステップ71で求めた平均目標削
減符号量r_kを用いて求める。
【0143】続くステップs73で、当該MB入力量子
化スケールコードkに対応するn_kの更新を行う。入力
量子化スケールコードkに対応するMBの処理が1つ終
わったので、n_kをデクリメントする。
【0144】以上により、j番目のMBの目標符号量の
算出ができる。
【0145】次に、上記トランスコード処理全体を示す
フローチャートのステップs19における、MBの出力
量子化スケールコードの算出処理のフローチャートを図
9に示し、説明する。
【0146】まずステップs81で、m*の初期化(m*
=1)を行う。
【0147】続くステップs82で、m*に対し、m*以
下のlevel値が0に丸められて削減される符号量r_red
(m*)を算出する。削減される符号量r_red(m*)は、前述
の式(32)により算出される。
【0148】続くステップs83で、r_red(m*)が減じ
られることによる推定発生符号量r_est(m*)を算出す
る。推定発生符号量r_est(m*)は、前述の式(33)に
より算出される。
【0149】ステップs84で、変数m*をインクリメ
ントして、ステップs85へ進み、変数m*がMB内最
大level値max_levelを超えているか否かの判定をする。
ここで、変数m*がMB内最大level値max_levelを超え
ていない場合は、ステップs82へ戻り、変数m*がM
B内最大level値max_levelを超えている場合は、ステッ
プs86に進む。
【0150】次に、ステップs86で、最小値格納用変
数min_diffの初期化(min_diff=9999)を行い、ス
テップs87で、m*の初期化(m*=0)を行う。
【0151】続くステップs88では、目標符号量r_a
llocと推定発生符号量r_est(m*)との差(|r_alloc
− r_est(m*)|)が、最小値格納用変数min_diffより
も小さいか否かの判定がなされ、最小値格納用変数min_
diffよりも小さい値が出てくればステップs89に進
み、最小値格納用変数min_diffよりも小さく無ければス
テップs91へと進む。
【0152】ステップs89では、上記差分値(|r_a
lloc − r_est(m*)|)を最小値格納用変数min_diffに
格納し、ステップs90で、m*をmに格納する。
【0153】ステップs91では、変数m*をインクリ
メントして、ステップs92へ進み、変数m*がMB内
最大level値max_levelを超えているか否かの判定をす
る。ここで、変数m*がMB内最大level値max_levelを
超えていない場合は、ステップs88へ戻り、変数m*
がMB内最大level値max_levelを超えている場合は、ス
テップs93に進む。
【0154】ステップs93では、このMBがイントラ
MBか否かの判定をする。イントラMBの場合には、ス
テップs94に進み、インターの場合には、ステップs
95に進む。
【0155】ステップs94では、Q_outに(2m×Q
_in+1)を格納し、ステップs95では、Q_outに
((m+1)×Q_in)を格納する。
【0156】以上により、j番目のMBの出力量子化ス
ケールコードの算出ができる。
【0157】したがって、本処理により、入力ビットス
トリーム中より得られる量子化パラメータの大きさに応
じて削減符号量を制御し、再量子化にともない発生する
歪みを最小化するトランスコーダ符号量制御方式を実現
することができる。
【0158】
【発明の効果】本発明によれば、入力量子化パラメータ
値ごとに、目標削減符号量となる平均削減符号量を算出
する目標削減符号量算出器と、当該領域の入力量子化パ
ラメータ値の平均削減符号量と、当該領域の直交変換係
数領域データの符号量と、に基づいて目標符号量を算出
する目標符号量算出器と、該目標符号量算出器で算出さ
れた目標符号量に基づいて、量子化パラメータを設定す
る量子化スケールコード算出器と、を備えるので、入力
ビットストリーム中より得られる量子化パラメータの大
きさに応じて削減符号量を制御し、再量子化にともない
発生する歪みを最小化するトランスコーダ符号量制御方
式を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動画像圧縮符号化信号変換装置の
一実施形態のトランスコーダを示す概略ブロック図であ
る。
【図2】再量子化で削減された符号量と発生した歪みの
関係を示すグラフである。
【図3】出力量子化パラメータと出力符号量の関係を示
すグラフである。
【図4】入力ビットストリームの概略図である。
【図5】トランスコード処理全体を示すフローチャート
である。
【図6】プレスキャン処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】プレスキャン処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】MBの目標符号量の算出処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】MBの出力量子化スケールコードの算出処理を
示すフローチャートである。
【図10】従来のトランスコーダの概略ブロック図であ
る。
【図11】図10に示された従来のトランスコーダにお
ける、MPEG2のTM5のレート制御処理示すフロー
チャートである。
【図12】従来のトランスコーダの概略ブロック図であ
る。
【図13】図12に示された従来のトランスコーダの処
理を示すフローチャートである。
【図14】従来のトランスコーダの概略ブロック図であ
る。
【図15】図14に示された従来のトランスコーダの処
理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 トランスコーダ(動画像符号化信号変換装置) 51 VLD(可変長復号手段) 53 逆量子化器(逆量子化手段) 55 量子化器(量子化手段) 57 VLC(可変長符号化手段) 61 遅延回路 111 プレスキャン部 113 目標削減符号量算出器 115 目標符号量算出器 117 量子化スケールコード算出器 121 入力符号量積算器 123 出力符号量積算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠井 裕之 東京都新宿区西早稲田一丁目3番10号 早 稲田大学国際情報通信研究センター内 (72)発明者 永吉 功 東京都新宿区西早稲田一丁目3番10号 早 稲田大学国際情報通信研究センター内 (72)発明者 富永 英義 東京都新宿区西早稲田一丁目3番10号 早 稲田大学国際情報通信研究センター内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画面から構成される動画像を圧縮符
    号化した第1画像符号化信号を、第1転送速度を有する
    第1伝送路を介して入力する入力ステップと、 該入力ステップで入力された第1画像符号化信号から領
    域毎に第1量子化係数領域データを可変長復号する可変
    長復号ステップと、 前記入力ステップで入力された第1画像符号化信号から
    領域毎に入力量子化パラメータを固定長復号する固定長
    復号ステップと、 前記可変長復号ステップで復号された第1量子化係数領
    域データを、領域毎に前記固定長復号ステップで復号さ
    れた入力量子化パラメータを用いて、逆量子化して直交
    変換係数領域データを生成する逆量子化ステップと、 該逆量子化ステップで生成された直交変換係数領域デー
    タの圧縮率を決める量子化パラメータを前記各領域毎に
    設定する量子化パラメータ設定ステップと、 前記逆量子化ステップで生成された直交変換係数領域デ
    ータを、前記量子化パラメータ設定ステップで設定され
    た量子化パラメータを用いて各領域毎に量子化して第2
    量子化係数領域データを生成する量子化ステップと、 該量子化ステップで生成された第2量子化係数領域デー
    タを可変長符号化して、前記第1画像符号化信号より少
    ない符号量を有する第2画像符号化信号を領域毎に生成
    する可変長符号化ステップと、 前記第1転送速度より低い第2転送速度を有する第2伝
    送路を介して、前記第2画像符号化信号を出力する出力
    ステップと、 前記可変長復号ステップと、前記固定長復号ステップ
    と、前記逆量子化ステップと、前記量子化パラメータ設
    定ステップと、前記量子化ステップと、前記可変長符号
    化ステップと、に処理を繰り返し実行させる制御ステッ
    プと、 を備えた動画像圧縮符号化信号変換方法において、 入力された第1画像符号化信号と、生成された第2画像
    符号化信号と、に基づいて目標削減符号量を算出する目
    標削減符号量算出ステップと、 該目標削減符号量算出ステップで算出された目標削減符
    号量から目標符号量を算出する目標符号量算出ステップ
    と、を備え、 前記目標削減符号量算出ステップが、入力量子化パラメ
    ータ値ごとに、目標削減符号量となる平均削減符号量を
    算出し、 前記目標符号量算出ステップが、当該領域の入力量子化
    パラメータ値の平均削減符号量と、当該領域の直交変換
    係数領域データの符号量と、に基づいて目標符号量を算
    出し、 前記量子化パラメータ設定ステップが、該目標符号量算
    出ステップで算出された目標符号量に基づいて、前記量
    子化パラメータを設定することを特徴とする動画像圧縮
    符号化信号変換方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の動画像圧縮符号化信号変換
    方法において、 前記目標削減符号量算出ステップが、総削減符号量を一
    定にして、総発生歪みが最小となる目標削減符号量を算
    出することを特徴とする動画像圧縮符号化信号変換方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の動画像圧縮符号化信号変換
    方法において、 前記目標削減符号量算出ステップが、圧縮率の小さい入
    力量子化パラメータを持つ領域データから、圧縮率の大
    きな入力量子化パラメータを持つ領域データよりも、多
    くの符号量を削減するように、各平均削減符号量を算出
    することを特徴とする動画像圧縮符号化信号変換方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の動画
    像圧縮符号化信号変換方法において、 前記量子化パラメータ設定ステップが、量子化により符
    号量が、前記目標符号量算出ステップで算出された目標
    符号量に最も近くなる量子化パラメータを設定すること
    を特徴とする動画像圧縮符号化信号変換方法。
  5. 【請求項5】第1目標転送速度を有する第1伝送路と、
    前記第1転送速度より低い第2目標転送速度を有する第
    2伝送路と、の間に介在するとともに、 複数の画面から構成される動画像を圧縮符号化した第1
    画像符号化信号を、前記第1伝送路を介して入力する入
    力手段と、 該入力手段から入力された第1画像符号化信号から領域
    毎に第1量子化係数領域データを可変長復号する可変長
    復号手段と、 前記入力手段から入力された第1画像符号化信号から領
    域毎に入力量子化パラメータを固定長復号する固定長復
    号手段と、 前記可変長復号手段で復号された第1量子化係数領域デ
    ータを、領域毎に前記固定長復号手段で復号された入力
    量子化パラメータを用いて、逆量子化して直交変換係数
    領域データを生成する逆量子化手段と、 該逆量子化手段で生成された直交変換係数領域データの
    圧縮率を決める量子化パラメータを前記各領域毎に設定
    する量子化パラメータ設定手段と、 前記逆量子化手段で生成された直交変換係数領域データ
    を、前記量子化パラメータ設定手段で設定された量子化
    パラメータを用いて各領域毎に量子化して第2量子化係
    数領域データを生成する量子化手段と、 該量子化手段で生成された第2量子化係数領域データを
    可変長符号化して、前記第1画像符号化信号より少ない
    符号量を有する第2画像符号化信号を領域毎に生成する
    可変長符号化手段と、 前記第2伝送路を介して、前記第2画像符号化信号を出
    力する出力手段と、 前記可変長復号手段と、前記固定長復号手段と、前記逆
    量子化手段と、前記量子化パラメータ設定手段と、前記
    量子化手段と、前記可変長符号化手段と、に処理を繰り
    返し実行させる制御手段と、 を備えた動画像圧縮符号化信号変換装置において、 入力された第1画像符号化信号と、生成された第2画像
    符号化信号と、に基づいて目標削減符号量を算出する目
    標削減符号量算出手段と、 該目標削減符号量算出手段で算出された目標削減符号量
    から目標符号量を算出する目標符号量算出手段と、を備
    え、 前記目標削減符号量算出手段が、入力量子化パラメータ
    値ごとに、目標削減符号量となる平均削減符号量を算出
    し、 前記目標符号量算出手段が、当該領域の入力量子化パラ
    メータ値の平均削減符号量と、当該領域の直交変換係数
    領域データの符号量と、に基づいて目標符号量を算出
    し、 前記量子化パラメータ設定手段が、該目標符号量算出手
    段で算出された目標符号量に基づいて、前記量子化パラ
    メータを設定することを特徴とする動画像圧縮符号化信
    号変換装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の動画像圧縮符号化信号変換
    装置において、 前記目標削減符号量算出手段が、総削減符号量を一定に
    して、総発生歪みが最小となる目標削減符号量を算出す
    ることを特徴とする動画像圧縮符号化信号変換装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の動画像圧縮符号化信号変換
    装置において、 前記目標削減符号量算出手段が、圧縮率の小さい入力量
    子化パラメータを持つ領域データから、圧縮率の大きな
    入力量子化パラメータを持つ領域データよりも、多くの
    符号量を削減するように、各平均削減符号量を算出する
    ことを特徴とする動画像圧縮符号化信号変換装置。
  8. 【請求項8】請求項5〜7のいずれか1項に記載の動画
    像圧縮符号化信号変換装置において、 前記量子化パラメータ設定手段が、量子化により符号量
    が、前記目標符号量算出手段で算出された目標符号量に
    最も近くなる量子化パラメータを設定することを特徴と
    する動画像圧縮符号化信号変換装置。
  9. 【請求項9】複数の画面から構成される動画像を圧縮符
    号化した第1画像符号化信号を、第1転送速度を有する
    第1伝送路を介して入力する入力ステップと、 該入力ステップで入力された第1画像符号化信号から領
    域毎に第1量子化係数領域データを可変長復号する可変
    長復号ステップと、 前記入力ステップで入力された第1画像符号化信号から
    領域毎に入力量子化パラメータを固定長復号する固定長
    復号ステップと、 前記可変長復号ステップで復号された第1量子化係数領
    域データを、領域毎に前記固定長復号ステップで復号さ
    れた入力量子化パラメータを用いて、逆量子化して直交
    変換係数領域データを生成する逆量子化ステップと、 該逆量子化ステップで生成された直交変換係数領域デー
    タの圧縮率を決める量子化パラメータを前記各領域毎に
    設定する量子化パラメータ設定ステップと、 前記逆量子化ステップで生成された直交変換係数領域デ
    ータを、前記量子化パラメータ設定ステップで設定され
    た量子化パラメータを用いて各領域毎に量子化して第2
    量子化係数領域データを生成する量子化ステップと、 該量子化ステップで生成された第2量子化係数領域デー
    タを可変長符号化して、前記第1画像符号化信号より少
    ない符号量を有する第2画像符号化信号を領域毎に生成
    する可変長符号化ステップと、 前記第1転送速度より低い第2転送速度を有する第2伝
    送路を介して、前記第2画像符号化信号を出力する出力
    ステップと、 前記可変長復号ステップと、前記固定長復号ステップ
    と、前記逆量子化ステップと、前記量子化パラメータ設
    定ステップと、前記量子化ステップと、前記可変長符号
    化ステップと、に処理を繰り返し実行させる制御ステッ
    プと、 を備えた動画像圧縮符号化信号変換プログラムを記録し
    た媒体において、 入力された第1画像符号化信号と、生成された第2画像
    符号化信号と、に基づいて目標削減符号量を算出する目
    標削減符号量算出ステップと、 該目標削減符号量算出ステップで算出された目標削減符
    号量から目標符号量を算出する目標符号量算出ステップ
    と、を備え、 前記目標削減符号量算出ステップが、入力量子化パラメ
    ータ値ごとに、目標削減符号量となる平均削減符号量を
    算出し、 前記目標符号量算出ステップが、当該領域の入力量子化
    パラメータ値の平均削減符号量と、当該領域の直交変換
    係数領域データの符号量と、に基づいて目標符号量を算
    出し、 前記量子化パラメータ設定ステップが、該目標符号量算
    出ステップで算出された目標符号量に基づいて、前記量
    子化パラメータを設定することを特徴とする動画像圧縮
    符号化信号変換プログラムを記録した媒体。
  10. 【請求項10】請求項9記載の動画像圧縮符号化信号変
    換プログラムを記録した媒体において、 前記目標削減符号量算出ステップが、総削減符号量を一
    定にして、総発生歪みが最小となる目標削減符号量を算
    出することを特徴とする動画像圧縮符号化信号変換プロ
    グラムを記録した媒体。
  11. 【請求項11】請求項9記載の動画像圧縮符号化信号変
    換プログラムを記録した媒体において、 前記目標削減符号量算出ステップが、圧縮率の小さい入
    力量子化パラメータを持つ領域データから、圧縮率の大
    きな入力量子化パラメータを持つ領域データよりも、多
    くの符号量を削減するように、各平均削減符号量を算出
    することを特徴とする動画像圧縮符号化信号変換プログ
    ラムを記録した媒体。
  12. 【請求項12】請求項9〜11のいずれか1項に記載の
    動画像圧縮符号化信号変換プログラムを記録した媒体に
    おいて、 前記量子化パラメータ設定ステップが、量子化により符
    号量が、前記目標符号量算出ステップで算出された目標
    符号量に最も近くなる量子化パラメータを設定すること
    を特徴とする動画像圧縮符号化信号変換プログラムを記
    録した媒体。
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