JP2001144357A - ポッケルスセルドライバ、qスイッチレーザー発振器、それ用の回路 - Google Patents

ポッケルスセルドライバ、qスイッチレーザー発振器、それ用の回路

Info

Publication number
JP2001144357A
JP2001144357A JP32486699A JP32486699A JP2001144357A JP 2001144357 A JP2001144357 A JP 2001144357A JP 32486699 A JP32486699 A JP 32486699A JP 32486699 A JP32486699 A JP 32486699A JP 2001144357 A JP2001144357 A JP 2001144357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pockels cell
transformer
output
transistor
laser oscillator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32486699A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Abe
喜久夫 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP32486699A priority Critical patent/JP2001144357A/ja
Publication of JP2001144357A publication Critical patent/JP2001144357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】Qスイッチレーザー発振のためにスイッチング
素子が特殊でない。 【解決手段】ポッケルスセル2に接続する高周波トラン
ス12を含み、ポッケルスセル2に高周波トランス12
の出力が印加される。このため、特殊なスイッチング素
子が不要である。更に、トランジスタ11を含み、トラ
ンジスタ11の出力が高周波トランス12に印加され
る。共振器ミラー3,4の間に介設されるレーザー媒質
6と、共振器ミラー3,4の間に介設される偏光器7
と、偏光性があるポッケルスセル2とを含み、ポッケル
スセル2に瞬時的な電圧が印加されるQ−スイッチレー
ザーが安価に提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポッケルスセルド
ライバ、及び、Qスイッチレーザー発振器に関し、特
に、偏光器とポッケルスセルを含むポッケルスセルドラ
イバ、及び、Qスイッチレーザー発振器、それ用の回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザー発振器は、励起エネルギーを一
挙に放出することにより高出力が得られる。そのような
レーザー発振器の出力は、Q−スイッチレーザとして知
られている。そのようなQ−スイッチ固体レーザー発振
器として、偏光器とポッケルスセルとが組み合わされて
使用されるポッケルスセルドライバが知られている。偏
光器とポッケルスセルとは、それぞれに光の直交偏光成
分の一方しか透過できず、偏光方向が互いに直交するよ
うに配置され、且つ、共振器ミーラーの間に配置されて
いる。従って、このような直交偏光状態では、レーザー
発振は起きない。光の偏光成分の一方方向しか透過しな
いポッケルスセルはこれに瞬時に電界が与えられてその
偏光方向が回転することにより、透過率が変更されてレ
ーザー発振が可能になる。このように瞬時に偏光方向を
回転させることにより、Q−スイッチが実現する。
【0003】このような偏光方向の回転を行わせるため
の電界としては、高い電圧の高速の立ち上がりが必要で
ある。偏光方向の回転を行わせるためには、印加を瞬時
に解除する方法と、瞬時に電界を印加する方法とがあ
る。公知のQ−スイッチに使用される光電効果素子であ
るポッケルスセルは、その機能の発揮のためには、10
のマイナス9秒程度の立ち上がりと、1000V〜10
000V程度の駆動電圧信号が必要である。
【0004】高電圧と瞬時の立ち上がりを可能にする公
知装置は、図3に示されるように、高電圧発生回路10
1によりクライトロン102に常時的に1000V〜1
0000Vの高電圧を印加し、放電管(図示されず)に
スイッチング信号103を入力してクライストロン10
2を瞬時に動作させて、ポッケルスセル104に瞬時に
高電界を印加していた。その放電管は、特殊な素子であ
って、高価であり、寿命が比較的に短く、放射性物質を
含むため取り扱いには特に注意が必要であり、更には、
入手が困難であるというような多くの問題点がある。放
電管を用いないでポッケルスセルに高電圧を印加する方
法は、特開昭61−185989号、特開平3−282
514号で知られている。
【0005】Qスイッチレーザー発振のためにスイッチ
ング素子が特殊でないことが望まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、Qス
イッチレーザー発振のためにスイッチング素子が特殊で
ないポッケルスセルドライバ、及び、Qスイッチレーザ
ー発振器、それ用の回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0008】本発明によるQスイッチレーザー発振器
は、ポッケルスセル(2)に接続する高周波トランス
(12)を含み、ポッケルスセル(2)に高周波トラン
ス(12)の出力が印加される。放電型でない高周波ト
ランスは、高電圧・高速の立ち上がり特性に優れ、且
つ、耐久性、価格、取り扱い等の経済性の点でも優れて
いる。瞬時の放電特性は、トランジスタ(11)により
制御が可能であり、任意の波形の高電圧をポッケルスセ
ル(2)に印加することができる。偏光性がある素子と
しては、光電効果素子が適用される。
【0009】本発明によるQスイッチレーザー発振器
は、共振器ミラー(3,4)の間に介設されるレーザー
媒質(6)と、共振器ミラー(3,4)の間に介設され
る偏光器(7)と、偏光性があるポッケルスセル(2)
と、トランス(12)を含み、トランス(12)のポッ
ケルスセル(2)に瞬時的な電圧が印加される。トラン
ス(12)の出力電圧は、トランジスタにより制御され
る。それ用の回路は、トランス(12)と、トランス
(12)の一次側の入力端に出力側が接続されるトラン
ジスタ(11)と、トランス(12)の一次側の出力端
に接続されるコンデンサと、トランス(12)の二次側
の入出力端の間に接続されるポッケルスセル(2)とを
含む。
【0010】
【発明の実施の形態】図に一致対応して、本発明による
ポッケルスセルドライバ、及び、Qスイッチレーザー発
振器の実施の形態は、レーザー発振器にポッケルスセル
が設けられている。そのレーザー発振器10は、図1に
示されるように、ポッケルスセル2を介在させて、対向
する2つのミラーが配置されている。2つのミラーは、
1つが全反射ミラー3であり、他の1つが出力ミラー4
である。出力レーザー5は、出力ミラー4から取り出さ
れる。
【0011】ポッケルスセル2と全反射ミラー3との間
に、レーザー媒質6と偏光器7とが介設されている。レ
ーザー媒質6には、励起用ランプ8が付随している。図
2は、ポッケルスセル2を動作させるドライバ9を示し
ている。ドライバ9は、トランジスタ11と高周波トラ
ンス12とを備えている。トランジスタ11には、50
0V程度が印加されている。高周波トランス12の巻線
比は1:6であるとする。トランジスタ11に5V程度
の駆動信号であるパルス13が入力されると、高周波ト
ランス12の二次側には3000V程度のパルス14が
発生する。このようなパルス14が、ポッケルスセル2
に印加される。3000V程度のパルス14が印加され
たポッケルスセル2には、偏光方向の回転が生じる。
【0012】図2は、高電圧発生の回路を具体的に示し
ている。トランス12のの一次側の入力端に、トランジ
スタ11の出力側が接続している。トランス12の一次
側の出力端にコンデンサと抵抗が並列に接続されてい
る。トランス12の二次側の入出力端の間にポッケルス
セル2が接続されている。トランジスタ11の入力側と
コンデンサの一方の極は、基準電圧端子に接続されてい
る。
【0013】ポッケルスセル2にこのような偏光方向の
回転が生じると、ポッケルスセル2に光透過性が生じ
て、全反射ミラー3と出力ミラー4との間の光共振によ
りレーザーが生じ、そのレーザーの一部5が出力ミラー
4より出力する。
【0014】トランジスタの増幅動作がスイッチング動
作として利用され、電圧波形は任意に制御され得るの
で、レーザー発振を適正に高出力化することができる。
比較的低電圧から高周波トランスでステップアップして
瞬時の高電圧を得るトランス利用の高電圧印加は、一般
市販の安価なスイッチング素子が用いられ得る。常時高
電圧を印加しないので、耐久性に優れる。トランジスタ
・トランスの組合せによるQスイッチレーザー発振器
は、従来のように大がかりなものにならず、小型軽量化
が可能である。このような小型の増幅器による増幅の制
御は、レーザーレーダー等の受光レベルの制御に有効で
ある。
【0015】
【発明の効果】本発明によるポッケルスセルドライバ、
及び、Qスイッチレーザー発振器は、ポッケルスセルに
高電圧を印加するための特殊な放電管が不要である。更
に付加的には、電力消費を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるQスイッチレーザー発振
器の実施の形態を示す正面図である。
【図2】図2は、本発明によるポッケルスセルドライバ
の実施の形態を示す回路図である。
【図3】図3は、公知のポッケルスセルに電圧を印加す
る印加装置を示す回路図である。
【符号の説明】
2…ポッケルスセル 3,4…共振器ミラー 6…レーザー媒質 7…偏光器 11…トランジスタ 12…高周波トランス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏光性があるポッケルスセルに接続するト
    ランスを含み、 前記ポッケルスセルに前記トランスの出力が印加される
    ポッケルスセルドライバ。
  2. 【請求項2】請求項1において、更に、 トランジスタを含み、 前記トランジスタの出力が前記トランスに印加されるポ
    ッケルスセルドライバ。
  3. 【請求項3】共振器ミラーの間に介設されるレーザー媒
    質と、 共振器ミラーの間に介設される偏光器と、 偏光性があるポッケルスセルと、 トランスとを含み、 前記トランスの出力電圧が前記ポッケルスセルに瞬時的
    に印加されるQスイッチレーザー発振器。
  4. 【請求項4】請求項3において、更に、 前記瞬時的な電圧はトランジスタにより制御されるQス
    イッチレーザー発振器。
  5. 【請求項5】トランスと、 前記トランスの一次側の入力端に出力側が接続されるト
    ランジスタと、 前記トランスの一次側の出力端に接続されるコンデンサ
    と、 前記トランスの二次側の入出力端の間に接続されるポッ
    ケルスセルとを含むQスイッチ用回路。
JP32486699A 1999-11-16 1999-11-16 ポッケルスセルドライバ、qスイッチレーザー発振器、それ用の回路 Pending JP2001144357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32486699A JP2001144357A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 ポッケルスセルドライバ、qスイッチレーザー発振器、それ用の回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32486699A JP2001144357A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 ポッケルスセルドライバ、qスイッチレーザー発振器、それ用の回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001144357A true JP2001144357A (ja) 2001-05-25

Family

ID=18170529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32486699A Pending JP2001144357A (ja) 1999-11-16 1999-11-16 ポッケルスセルドライバ、qスイッチレーザー発振器、それ用の回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001144357A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014057986A1 (ja) * 2012-10-11 2014-04-17 浜松ホトニクス株式会社 パルス光発生装置
JP2017526018A (ja) * 2014-08-18 2017-09-07 アムフォス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング レーザーパルスを変調するシステム及び方法
US10107762B2 (en) 2015-01-30 2018-10-23 Hitachi High-Technologies Corporation Examination device
CN109361147A (zh) * 2018-11-09 2019-02-19 山东大学 一种基于三方晶系的横向电光调q开关及其降低驱动电压的方法和应用
US11346791B2 (en) 2018-02-28 2022-05-31 Hitachi High-Tech Corporation Inspection device and inspection method thereof

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014057986A1 (ja) * 2012-10-11 2014-04-17 浜松ホトニクス株式会社 パルス光発生装置
JP2014078636A (ja) * 2012-10-11 2014-05-01 Hamamatsu Photonics Kk パルス光発生装置
JP2017526018A (ja) * 2014-08-18 2017-09-07 アムフォス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング レーザーパルスを変調するシステム及び方法
US10389081B2 (en) 2014-08-18 2019-08-20 Amphos GmbH System and method for modulating laser pulses
US10107762B2 (en) 2015-01-30 2018-10-23 Hitachi High-Technologies Corporation Examination device
US10401304B2 (en) 2015-01-30 2019-09-03 Hitachi High-Technologies Corporation Examination device
US11346791B2 (en) 2018-02-28 2022-05-31 Hitachi High-Tech Corporation Inspection device and inspection method thereof
CN109361147A (zh) * 2018-11-09 2019-02-19 山东大学 一种基于三方晶系的横向电光调q开关及其降低驱动电压的方法和应用
CN109361147B (zh) * 2018-11-09 2021-09-28 山东大学 一种基于三方晶系的横向电光调q开关及其降低驱动电压的方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4276518A (en) Optical oscillator
US7260121B2 (en) Driver for Pockels cell and using this Pockels cell within laser systems
JP2977053B2 (ja) 高出力光パルス発生器
JP4490015B2 (ja) 短パルスレーザ装置
KR20100135850A (ko) 높은 반복률 및 높은 평균 파워의 편광 레이저 빔을 형성하기 위해 복수의 레이저 빔을 결합하는 장치 및 시스템
JP6238468B2 (ja) キャビティダンピングおよび強制モード同期を使用するレーザ装置
JP2001189513A (ja) パルス幅調整可能なqスイッチ固体レーザ
JP2001144357A (ja) ポッケルスセルドライバ、qスイッチレーザー発振器、それ用の回路
US20040190564A1 (en) Hybrid Q-switch device, lasers using the same, and method of operation
JPH1152443A (ja) レーザ光発生装置
JPH10247755A (ja) レーザ光再生増幅器
US4669085A (en) Electro-optical modulator for an electro-optically modulated laser
JPH0688979A (ja) Qスイッチ・第2高調波発生複合素子
US3783406A (en) Laser q-switching
JPH0422182A (ja) Qスイッチパルスレーザ出力装置
JP2727935B2 (ja) 外部高調波発生レーザ発振器
JP2004354781A (ja) スキャナ駆動回路、レーザ加工装置及びスキャナ駆動回路の調整方法
JP5320616B2 (ja) レーザ、およびパルス・レーザ放射を発生させる方法
JPH1197783A (ja) Qスイッチパルスレーザ駆動方法
JP2004350144A (ja) 大信号高周波スイッチ回路
JPH08255945A (ja) Qスイッチレーザ発振装置
JP2008141127A (ja) 半導体レーザ励起固体レーザ装置
JP2757227B2 (ja) ガスレーザ発振装置
JP3333242B2 (ja) パルスレーザ光の増幅方法及び増幅装置
JP2011053314A (ja) 光源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020821