JP2001142988A - 電子診療録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で関連する多数の診療情報を鳥瞰
可能な状態とする。 【解決手段】 診療情報の記憶および表示が行われる電
子診療録装置１０において、検索条件に基づき記憶情報
を検索する検索手段１２と、検索された診療情報を受け
付けて、それぞれ表示出力部１９の表示画面中の表示領
域に表示する複数の診療情報表示受付手段１６ａ〜１６
ｃと、複数の診療情報表示受付手段を管理することによ
り、複数の診療情報表示受付手段によりそれぞれ制御さ
れる表示領域に表示されている表示内容の時間範囲を管
理する管理手段１４とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば医師などに
よる診療の結果発生した情報が記録され要求に応じて診
療情報が表示される電子診療録装置に関し、特に時間軸
を管理して迅速かつ的確に必要な情報の表示を行なう電
子診療録装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、医師などによる診療の結果発
生した各種の情報が登録され、要求に応じて記憶情報の
内容を表示する電子診療録装置が用いられている。

【０００３】上記の電子診療録装置によると、診療上発
生した各種情報を必要なときに参照することができ、医
療活動を円滑に行なうことができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電子診
療録装置では、診療情報の表示を制御する各部や診療情
報の入力を制御する各部がそれぞれ単独で管理されてい
たため、複数の関連ある情報を各小画面などに表示させ
るのに多大な時間を要してしまい、相互に関連ある情報
を迅速に表示させて鳥瞰することができる状態にするこ
とが困難であるという問題があった。

【０００５】また、従来の電子診療録装置では、診療情
報の表示を制御する各部や診療情報の入力を制御する各
部がそれぞれ独立して動作していたため、それぞれ別個
に処理操作しなければならず、処理の内容によっては同
じ操作を繰返し行なうこととなり、煩わしい操作を回避
することができないという問題もあった。

【０００６】さらに、従来の電子診療録装置では、表示
情報を表示する表示状態を管理することができなかった
ため、予め定められた表示状態ですべての処理を行なわ
ざるを得ないという問題もあった。

【０００７】本発明は上述した問題を解消し、表示領域
に表示される情報を時間範囲により管理して、簡単な操
作で迅速に必要な複数の診療情報を表示できるように
し、関連する多数の診療情報を鳥瞰可能な状態として、
医療活動の一層の円滑化を図ることを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、入力部により操作され、記憶部への診
療情報の記憶および記憶部に記憶された診療情報の表示
出力部での表示が行われる電子診療録装置において、検
索条件に基づき記憶部の記憶情報を検索する検索手段
と、検索手段により検索された診療情報を受け付けて、
それぞれ表示出力部の表示画面中の所定の表示領域に表
示する複数の診療情報表示受付手段と、複数の診療情報
表示受付手段を管理することにより、複数の診療情報表
示受付手段によりそれぞれ制御される表示領域に表示さ
れている表示内容の時間範囲を管理する管理手段とを含
むものである。

【０００９】上記の構成としたことで、診療情報表示受
付手段により制御される表示領域に表示される情報を時
間範囲により管理することができ、簡単な操作で迅速に
必要な診療情報を表示できるため、所定の時間範囲の診
療情報を迅速に鳥瞰することができ、医療活動の一層の
円滑化を図ることができる。

【００１０】また、入力部から入力される診療情報を受
け付けて、それぞれ表示出力部の表示画面中の所定の表
示領域に表示する表示する１または２以上の診療情報入
力受付手段を含み、管理手段は、１または２以上の診療
情報入力受付手段をも管理し、１または２以上の診療情
報入力受付手段がそれぞれ制御している表示領域に表示
されている表示内容の時間範囲をも管理するものであ
る。

【００１１】上記の構成としたことで、診療情報入力受
付手段により制御される表示領域に表示される情報をも
時間範囲により管理することができ、簡単な操作で迅速
に必要な診療情報を表示できるため、医療活動の一層の
円滑化を図ることができる。

【００１２】また、複数の診療情報表示受付手段および
診療情報入力受付手段またはこれらのどちらか一方は、
それぞれ、入力部の操作により自己が制御する表示領域
の表示内容の時間範囲が変更されると変更情報を通知
し、また、管理手段により通知される変更情報に従って
自己が制御する表示領域の表示内容の時間範囲を変更す
るように構成され、管理手段は、何れかの診療情報表示
受付手段から変更情報を受けると、他の診療情報表示受
付手段に変更情報を通知するとしたものである。

【００１３】上記の構成としたことで、一つの表示内容
の変更処理を行なうだけで多数の表示内容について同一
の時間範囲を含む表示内容に変更することができ、簡単
な最小限の操作で迅速に必要な診療情報の表示を行なう
ことができる。

【００１４】また、管理手段は、既に検索された時間範
囲に関する情報を保持し、通知された変更情報に基づき
変更された時間範囲がまだ検索されていない時間範囲で
あると判断した場合に、新たな時間範囲の診療情報を検
索手段に検索させて取得すると共に、他の表示領域を制
御する診療情報表示受付手段に取得した診療情報を送信
するとしたものである。

【００１５】上記の構成としたことで、検索されていな
い時間範囲の診療情報であっても要求に応じて自動的に
検索し表示することができる。

【００１６】また、管理手段は、少なくとも一の診療情
報表示受付手段が制御する表示領域に、他の一の診療情
報表示受付手段が制御する表示領域の表示内容に関連す
る内容が表示されている場合に、他の一の診療情報表示
受付手段が制御する表示領域の表示内容の変化に伴い、
一の診療情報表示受付手段が制御する表示領域の表示内
容を変更するとしたものである。

【００１７】上記の構成としたことで、一の診療情報表
示受付手段が制御する表示領域の表示内容と関連のある
他の一の診療情報表示受付手段が制御する表示領域の表
示内容とを同時に管理することができ、一方の処理を他
方に反映させることができる。

【００１８】また、関連する内容は、他の一の診療情報
表示受付手段が制御する表示領域に表示された複数の項
目のうちから選択された一の項目の詳細内容とされ、他
の一の診療情報表示受付手段は、それぞれ、入力部の操
作により選択項目が変更されたときに新たに選択された
項目を通知する構成とされ、一の診療情報表示受付手段
は、表示領域の表示内容を管理手段により通知された項
目の詳細内容に変更する構成とされ、管理手段は、他の
一の診療情報表示受付手段から新たに選択された項目の
通知を受けると、一の診療情報表示受付手段に新たに選
択された項目を通知するとしたものである。

【００１９】上記の構成としたことで、選択項目を変更
するだけで変更後の項目の詳細表示を自動的に行なうこ
とができ、簡単な最小限の操作で迅速に関連する情報の
表示を行なうことができる。

【００２０】また、診療情報表示受付手段および診療情
報入力受付手段のうち１または２以上の各手段は、入力
部からの指示に従い、自己が制御する表示領域の表示状
態を変更するとしたものである。

【００２１】上記の構成としたことで、ユーザの要求に
応じて表意領域のサイズや表示位置の変更などを行なう
ことができ、各処理を行なうのに適切な表示状態として
それぞれの処理を行なうことができる。

【００２２】

【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を参照して説明する。図１は、本例の電子診療録装置
１０の構成を示すブロック図である。本例の電子診療録
装置１０は、診療情報記憶部１１と、診療情報検索部１
２と、診療情報登録部１３と、診療情報表示・入力受付
部管理機構１４と、検索条件入力受付部１５と、診療情
報表示受付部１６ａ〜１６ｃと、診療情報入力受付部１
７ａ，１７ｂと、入力部１８と、表示出力部１９とを含
む。

【００２３】診療情報記憶部１１は、例えば、磁気ディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、ＲＡＭ、ＲＯＭ、
ＩＣカード、または磁気テープなどといった各種記憶媒
体や、例えばチェンジャなどで操作される大容量の記憶
装置などのうち１または２以上の記憶媒体や記憶装置で
構成される。

【００２４】診療情報記憶部１１は、診療上発生する各
種診療情報や診療情報の付随情報など（以下、単に「診
療情報」という）を記憶する。診療情報記憶部１１に記
録されるデータは、例えば、フリーテキスト、画像、グ
ラフ、表データなど診療録に記載され得る情報や、音
声、動画、バイナリデータといった診療の際記録され得
る情報などである。

【００２５】診療情報検索部１２は、例えば医師などの
ユーザにより指定された検索条件に基づく電文を生成
し、診療情報記憶部１１の格納情報を検索して、検索条
件に適合した診療情報を取得する。また、診療情報検索
部１２は、例えば診療情報表示・入力受付部管理機構１
４から受けた検索要求に基づく電文を生成し、診療情報
記憶部１１の格納情報を検索して、検索要求に適合した
診療情報を取得する。

【００２６】診療情報検索部１２により生成される電文
は、例えば、ＳＱＬなどのデータベース言語やファイル
名などの情報識別子などであり、診療情報記憶部１１の
格納情報の検索などを行うためのデータである。

【００２７】診療情報登録部１３は、ユーザによる入力
部１８の操作により診療情報入力受付部１７ａ，１７ｂ
に入力された診療情報を取得し、取得した診療情報を診
療情報記憶部１１に記憶させるための例えばＳＱＬなど
の電文を生成して、診療情報記憶部１１に診療情報を登
録する。

【００２８】診療情報表示・入力受付部管理機構１４
は、診療情報表示受付部１６ａ〜１６ｃや診療情報入力
受付部１７ａ，１７ｂと、互いに診療情報やイベント
（後述する時間軸の変更処理や選択状態の変更処理な
ど）の際に発生する各種情報などのやりとりを行なう。
診療情報表示・入力受付部管理機構１４は、各診療情報
表示部１６ａ〜１６ｃおよび各診療情報入力受付部１７
ａ，１７ｂを時間軸で管理し、所定の時間範囲での統合
した管理を行なう。

【００２９】検索条件入力受付部１５は、入力部１８の
操作により入力される検索条件に関する情報を受け付け
る。検索条件入力受付部１５は、ここでは、例えば検索
条件の設定画面などを表示出力部１９に表示する。従っ
て、ユーザによる検索条件の設定は、表示出力部１９に
表示される設定画面などを見ながら入力部１８を操作す
ることで行われる。

【００３０】医師などのユーザにより入力される検索条
件は、例えば、患者ＩＤや、検索する時間範囲の指定、
診療科などの項目により構成される。時間範囲の指定に
ついては、例えば、ユーザにより日時が入力されたとき
に、入力された日時以降の時間範囲が指定されたものと
するなどのようにして行われる。

【００３１】診療情報表示受付部１６ａ〜１６ｃは、そ
れぞれ、表示・入力部管理機能１４からの入力情報や、
ユーザの操作による入力部１８からの入力情報に基づい
て、診療情報表示領域１６ａａ〜１６ｃａ（図３参照）
の表示位置や表示内容などの制御を行なう。すなわち、
診療情報表示受付部１６ａ〜１６ｃは、それぞれ、子画
面（本例では、診療情報表示領域１６ａａ〜１６ｃａ）
の制御を行なう。

【００３２】診療情報表示受付部１６ａ〜１６ｃは、そ
れぞれ、情報表示領域１６ａａ〜１６ｃａに、例えば、
フリーテキスト、画像、グラフ、表データなど診療録に
記載され得る情報や、音声、動画、バイナリデータとい
った診療の際記録され得る情報などを表示させる。

【００３３】なお、ここでは３つの診療情報表示受付部
１６ａ〜１６ｃを有する構成としているが、診療情報表
示受付部を他の数有する構成としても良い。

【００３４】診療情報入力受付部１７ａ，１７ｂは、そ
れぞれ、診療情報表示・入力受付部管理機構１４からの
入力情報や、ユーザの操作による入力部１８からの入力
情報に基づいて、診療情報入力領域１７ａａ，１７ｂａ
（図３参照）の表示位置や表示内容などの制御を行な
う。すなわち、診療情報入力受付部１７ａ，１７ｂは、
それぞれ、子画面（本例では、診療情報入力領域１７ａ
ａ，１７ｂａ）の制御を行なう。

【００３５】診療情報入力受付部１７ａ，１７ｂにより
制御されるそれぞれの診療情報入力領域１７ａａ，１７
ｂａには、例えば、医師の所見や処方オーダなどの指
示、検査結果などの診療時に発生する各種情報が表示さ
れる。

【００３６】なお、ここでは２つの診療情報入力受付部
１７ａ，１７ｂを有する構成としているが、診療情報入
力受付部は２つに限られるものでなく、１または３以上
であっても良い。

【００３７】入力部１８は、例えば、キーボード、テン
キースイッチ、マウス、トラックボール、タッチパネ
ル、入力タブレット、データグローブ、ＯＣＲ装置、イ
メージスキャナ、マイクロフォンなどの各種情報入力を
行なう１または２以上の入力装置により構成される。

【００３８】表示出力部１９は、例えば、ディスプレ
イ、データスコープのような各種データの表示を行なう
情報表示装置により構成される。なお、表示出力部１９
は、例えばスピーカなどを備えて音声出力をも行なうと
しても良い。

【００３９】次に、本例の電子診療録装置１０における
診療情報検索処理について、図２〜図４を参照して説明
する。

【００４０】先ず、例えば医師などのユーザによる入力
部１８の操作により検索条件が入力され、検索条件に関
するデータである検索条件データが検索条件入力受付部
１５に入力されると、診療情報検索部１２は、検索条件
入力受付部１５から検索条件データを取得する（ステッ
プＳ２０１）。

【００４１】検索条件データを取得すると、診療情報検
索部１２は、診療情報記憶部１１に格納されている診療
情報の検索などを行なうため、取得した検索条件データ
に基づいて、例えばＳＱＬ文のような電文を生成する
（ステップＳ２０２）。

【００４２】診療情報検索部１２は、生成した電文に基
づく処理を行い、診療情報記憶部１１に記憶されている
情報を検索し、指定された検索条件に適合した診療情報
を取得する（ステップＳ２０３）。

【００４３】診療情報を取得した診療情報検索部１２
は、診療情報表示・入力受付部管理機構１４に向けて取
得した診療情報を出力する（ステップＳ２０４）。この
際、診療情報表示・入力受付部管理機構１４は、診療情
報検索部１２が検索を行なった時間範囲（すなわち、ユ
ーザにより指定された時間範囲）に関するデータを、診
療情報検索部１２から取得し記憶しておく。

【００４４】診療情報を取得した診療情報表示・入力受
付部管理機構１４は、各診療情報表示受付部１６ａ〜１
６ｃおよび各診療情報入力受付部１７ａ，１７ｂを制御
して、例えば図３に示すように、例えば表示出力部１９
の表示画面１９ａに、診療情報表示領域１６ａａ〜１６
ｃａおよび診療情報入力領域１７ａａ，１７ｂａを表示
させる（ステップＳ２０５）。

【００４５】すなわち、診療情報表示・入力受付部管理
機構１４からの指示に基づき、各診療情報表示受付部１
６ａ〜１６ｃは、表示画面１９ａ上の例えば予め設定さ
れている初期位置に各診療情報表示領域１６ａａ〜１６
ｃａを表示する。また、診療情報表示・入力受付部管理
機構１４からの指示に基づき、各診療情報入力受付部１
７ａ，１７ｂは、表示画面１９ａ上の例えば予め設定さ
れている初期位置に各診療情報入力領域１７ａａ，１７
ｂａを表示する。

【００４６】なお、各診療情報表示領域１６ａａ〜１６
ｃａおよび各診療情報入力領域１７ａａ，１７ｂａは、
ユーザによる入力部１８の操作により、自由にサイズや
表示位置の変更が行われ、また、自由に各領域の表示ま
たは非表示の切り換えが行われる。

【００４７】また、各診療情報表示領域１６ａａ〜１６
ｃａおよび各診療情報入力領域１７ａａ，１７ｂａは、
ユーザによる入力部１８の操作により、例えば表示出力
部１９の表示領域が狭いときなどにおいては、重ねて表
示するようにしても良い。

【００４８】ステップＳ２０５での表示処理が行われる
と、診療情報表示・入力受付部管理機構１４は、各診療
情報表示受付部１６ａ〜１６ｃに、取得した診療情報お
よび表示する時間範囲を送信する（ステップＳ２０
６）。

【００４９】各診療情報表示受付部１６ａ〜１６ｃは、
取得した診療情報の中から表示しようとする時間範囲が
含まれている情報などを抽出し、各診療情報表示領域１
６ａａ〜１６ｃａ上に表示する（ステップＳ２０７）。

【００５０】なお、各診療情報表示受付部１６ａ〜１６
ｃが各診療情報表示領域１６ａａ〜１６ｃａ上に表示さ
せる診療情報の時間範囲は、検索条件の入力時にユーザ
が指定するようにしても良く、また、例えば検索された
時間範囲のうち最新の情報を含む範囲などのように予め
設定されているとしても良い。

【００５１】また、各診療情報表示領域１６ａａ〜１６
ｃａ上に情報が表示される際の表示形式は、それぞれど
のような形式であっても良い。すなわち、各診療情報表
示領域１６ａａ〜１６ｃａにおいて、例えば、診療情報
表示領域１６ａａは、例えば図４（Ａ）に示すようにテ
キスト形式により表示され、診療情報表示領域１６ｂａ
は、例えば図４（Ｂ）に示すように表形式により表示さ
れ、診療情報表示領域１６ｃａは、例えば図４（Ｃ）に
示すようにグラフ形式で表示されるなど、様々な表示形
式により表示される。

【００５２】このように、検索された診療情報が表示さ
れると、電子診療録装置１０は、診療情報検索処理を終
了する。

【００５３】次に、本例の電子診療録装置１０における
時間軸変更処理について、図５および図６を参照して説
明する。

【００５４】ここでは、ユーザにより、図６（Ａ）に示
す表示画面１９ａの診療情報表示領域１６ａａに表示さ
れている内容の時間範囲が、図６（Ｂ）に示す診療情報
表示領域１６ａａの表示内容のように変更された場合の
時間軸変更処理について説明する。

【００５５】先ず、診療情報表示受付部１６ａは、ユー
ザによる入力部１８の操作（例えば、表示画面のスクロ
ールを行なうための操作など）に基づき、診療情報表示
領域１６ａａ上の表示内容の時間範囲を変更する処理を
行う（ステップＳ５０１）。

【００５６】従って、ここでは、診療情報表示受付部１
６ａの制御により、図６（Ａ）に示す診療情報表示領域
１６ａａの表示内容が、図６（Ｂ）に示す診療情報表示
領域１６ａａの表示内容に変更される。

【００５７】診療情報表示領域１６ａａ上の表示情報の
時間範囲が変更されると、診療情報表示受付部１６ａ
は、変更情報（ここでは、変更後に診療情報表示領域１
６ａａ上に表示される時間範囲に関する情報など）を診
療情報表示・入力受付部管理機構１４に通知する（ステ
ップＳ５０２）。

【００５８】診療情報表示・入力受付部管理機構１４
は、変更情報を取得すると、他の診療情報表示受付部１
６ｂ，１６ｃや診療情報入力受付部１７ａ，１７ｂに対
し、変更情報を通知する（ステップＳ５０３）。

【００５９】また、診療情報表示・入力受付部管理機構
１４は、変更後に診療情報表示領域１６ａａ上に表示さ
れている時間範囲の診療情報を既に取得しているかどう
かの判断を行なう（ステップＳ５０４）。

【００６０】変更後の時間範囲の診療情報を既に取得し
ている場合（ステップＳ５０４のＹ）には、診療情報表
示・入力受付部管理機構１４は、他の診療情報表示受付
部１６ｂ，１６ｃや診療情報入力受付部１７ａ，１７ｂ
に対し、変更後の時間範囲での表示を行なうよう指示す
る。

【００６１】そして、各診療情報表示受付部１６ｂ，１
６ｃおよび診療情報入力受付部１７ａ，１７ｂは、時間
範囲に影響を受ける情報表示を行っている場合には、そ
れぞれ、各診療情報表示領域１６ｂａ，１６ｃａや各診
療情報入力領域１７ａａ，１７ｂａ上に表示されている
表示内容を、変更後の時間範囲での表示内容に変更する
（ステップＳ５０５）。

【００６２】ここでは、診療情報表示受付部１６ｂの制
御により、図６（Ａ）に示す表示画面１９ａの診療情報
表示領域１６ｂａに表示されている内容が、図６（Ｂ）
に示す診療情報表示領域１６ｂａに表示されている内容
に変更される。

【００６３】変更後の時間範囲の診療情報を取得してい
なかった場合（ステップＳ５０４のＮ）には、診療情報
表示・入力受付部管理機構１４は、変更後の時間範囲の
診療情報などの検索などを行なうため、自動的に変更情
報に基づく検索要求を生成し診療情報検索部１２に出力
する（ステップＳ５０６）。

【００６４】検索要求を受けた診療情報検索部１２によ
り診療情報記憶部１１に格納された情報の検索などが行
われ、診療情報表示・入力受付部管理機構１４は、診療
情報検索部１２を介して新たな時間範囲の診療情報（変
更後の時間範囲の診療情報を含む情報）を取得する（ス
テップＳ５０７）。

【００６５】新たな時間範囲の診療情報を取得すると、
診療情報表示・入力受付部管理機構１４は、他の診療情
報表示受付部１６ｂ，１６ｃや診療情報入力受付部１７
ａ，１７ｂに対し、それぞれ、各部１６ｂ，１６ｃ，１
７ａ，１７ｂの表示内容に関する情報を含む新たな時間
範囲の診療情報を送信する（ステップＳ５０８）。

【００６６】新たな時間範囲の診療情報を取得すると、
各診療情報表示受付部１６ｂ，１６ｃおよび診療情報入
力受付部１７ａ，１７ｂは、時間範囲に影響を受ける情
報表示を行っている場合には、それぞれ、各診療情報表
示領域１６ｂａ，１６ｃａや各診療情報入力領域１７ａ
ａ，１７ｂａ上に表示されている表示内容を、変更後の
時間範囲での表示内容に変更する（ステップＳ５０
５）。

【００６７】各診療情報表示領域１６ｂａ，１６ｃａお
よび各診療情報入力領域１７ａａ，１７ｂａのうち、時
間範囲に影響を受ける情報の表示がされている領域（こ
こでは、領域１６ｂａ）が、変更後の時間範囲での表示
内容に変更されると、電子診療録装置１０は、ここでの
時間軸変更処理を終了する。

【００６８】次に、本例の電子診療録装置１０における
操作通知処理について、図７および図８を参照して説明
する。

【００６９】図８は、例えば診療情報表示領域１６ａａ
が診療情報の概要を表示する領域であり、診療情報表示
領域１６ｂａが診療情報表示・入力受付部管理機構１４
や診療情報表示受付部１６ｂなどの制御により診療情報
表示領域１６ａａにて選択されている情報（ここでは
「ＭＲＩ」）の詳細を表示する領域であるとされている
場合の、表示出力部１９の表示画面１９ａの状態を示す
図である。

【００７０】先ず、例えば図８（Ａ）に示すように情報
選択（ここでは「ＭＲＩ」の項目を選択している）され
ている場合に、ユーザによる入力部１８の操作により診
療情報表示領域１６ａａに表示されている別の項目（こ
こでは「胸部レントゲン」）が選択される（ステップＳ
７０１）。

【００７１】新たな項目が選択されると、診療情報表示
受付部１６ａは、選択された項目に関する情報を診療情
報表示・入力受付部管理機構１４に送信する。そして、
診療情報表示・入力受付部管理機構１４は、ここでは診
療情報表示受付部１６ｂに対し、選択された項目などの
情報を通知する（ステップＳ７０２）。

【００７２】新たに選択された項目が通知されると、診
療情報表示受付部１６ｂは、通知された情報に基づい
て、新たに選択された項目の詳細情報を診療情報表示領
域１６ｂａに表示する（ステップＳ７０３）。

【００７３】ここでは、新たに選択された項目が「胸部
レントゲン」でるため、診療情報表示領域１６ｂａに
は、例えば図８（Ｂ）に示すような、胸部レントゲンに
関する詳細情報が表示される。

【００７４】診療情報表示領域１６ｂａに新たに選択さ
れた項目の詳細情報が表示されると、電子診療録装置１
０は、ここでの操作通知処理を終了する。

【００７５】次に、本例の電子診療録装置１０における
診療情報記録処理について、図９を参照して説明する。

【００７６】先ず、ユーザによる入力部１８の操作によ
り、診療情報入力領域１７ａａ，１７ｂａに例えば医師
の所見や指示などの診療情報が入力される（ステップＳ
９０１）。

【００７７】入力された情報は、診療情報表示・入力受
付部管理機構１４を介して、診療情報登録部１３に送信
される（ステップＳ９０２）。

【００７８】情報を受けとった診療情報登録部１３は、
診療情報記憶部１１へ情報を記録するための電文を生成
する（ステップＳ９０３）。

【００７９】そして、診療情報登録部１３は、生成した
電文に基づく処理を行い、診療情報記憶部１１に情報を
記録する（ステップＳ９０４）。

【００８０】診療情報記憶部１１に入力情報が記録され
ると、電子診療録装置１０は、ここでの診療情報記録処
理を終了する。

【００８１】以上説明したように診療情報表示・入力受
付部管理機構１４が各診療情報表示部１６ａ〜１６ｃお
よび各診療情報入力受付部１７ａ，１７ｂを時間軸で管
理して所定の時間範囲での統合した管理を行なう構成と
したことで、表示領域に表示される情報を時間範囲によ
り管理することができ、簡単な操作で迅速に必要な診療
情報を表示できるため、所定の時間範囲の診療情報を迅
速に鳥瞰することができ、医療活動の一層の円滑化を図
ることができる。

【００８２】また、診療情報表示・入力受付部管理機構
１４が各診療情報表示部１６ａ〜１６ｃおよび各診療情
報入力受付部１７ａ，１７ｂを時間軸で管理して所定の
時間範囲での統合した管理を行なう構成としたことで、
何れかの表示領域の表示内容の時間範囲が変更されるに
従い自動的に他の表示領域の表示内容の変更を行なうこ
とができるため、一つの表示内容の変更処理を行なうだ
けで多数の表示内容について同一の時間範囲を含む表示
内容に変更することができ、簡単な最小限の操作で迅速
に必要な診療情報の表示を行なうことができる。

【００８３】また、上述したように診療情報表示・入力
受付部管理機構１４が各診療情報表示部１６ａ〜１６ｃ
および各診療情報入力受付部１７ａ，１７ｂに対して操
作通知を行なう構成としたことで、何れかの表示領域の
表示内容の選択項目が変更されたときに自動的に他の表
示領域を制御する各部へ通知することができ、選択項目
を変更するだけで変更後の項目の詳細表示を自動的に行
なうことができるため、簡単な最小限の操作で迅速に関
連する情報の表示を行なうことができる。

【００８４】また、上述したように表示領域の表示状態
が自由に変更される構成としたことで、ユーザの要求に
応じて表意領域のサイズや表示位置の変更などを行なう
ことができ、各処理を行なうのに適切な表示状態として
それぞれの処理を行なうことができる。

【００８５】さらに、上述したように診療情報表示・入
力受付部管理機構１４が現在検索されている時間範囲を
管理すると共に取得していない時間範囲の表示依頼があ
ったときに検索要求を行なう構成としたことで、検索さ
れていない時間範囲の診療情報であっても要求に応じて
自動的に検索し表示することができる。

【００８６】なお、上述した一実施の形態では、一台の
装置に各部を備えるとして電子診療録装置を実現した
が、各部を分散させて複数の装置で構成するようにして
も良い。この場合、例えば、診療情報記憶部１１を他の
装置に備えるようにし、例えば通信回線を用いて情報の
送受を行なうクライアント／サーバモデルとしても良
い。

【００８７】また、上述した一実施の形態では、操作通
知処理において、それぞれ概要とその詳細を表示する表
示領域を制御する診療情報表示受付部における操作通知
処理について説明したが、表示領域にそれぞれ関連ある
他の情報を表示する場合であっても良い。例えば、ある
情報を選択した際に、その情報の入力や修正を行なうた
めの表示領域を表示するよう処理したり、その情報を別
の方式で表示する表示領域を表示するよう処理するとし
ても良い。また、例えば、ある情報を削除した場合に
は、他の表示領域に表示されている同様の情報を削除す
る通知をし、それを受けた診療情報表示（入力）受付部
がその情報を削除するようにしても良い。

【００８８】また、上述した一実施の形態では、診療情
報表示・入力受付部管理機構１４を一つ含む構成として
いたが、診療情報表示・入力受付部管理機構を２以上含
む構成としても良い。このように構成することで、診療
情報表示・入力受付部管理機構の切り替えにより互いに
干渉しない複数の表示領域群を画面表示することができ
る。例えば、患者毎に診療情報表示・入力受付部管理機
構を割当てることにより、カルテ（診療録）のバインダ
が患者毎に存在するという医療現場での現実のモデルを
電子診療録装置上で実現することができる。

【００８９】さらに、上述した一実施の形態では、診療
情報表示受付部と診療情報入力受付部を別個の手段とし
て説明したが、診療情報表示受付部および診療情報入力
受付部の両方の機能を有する一つの手段としても良い。

【００９０】

【発明の効果】以上のように、本発明によれば、入力部
により操作され、記憶部への診療情報の記憶および記憶
部に記憶された診療情報の表示出力部での表示が行われ
る電子診療録装置において、検索条件に基づき記憶部の
記憶情報を検索する検索手段と、検索手段により検索さ
れた診療情報を受け付けて、それぞれ表示出力部の表示
画面中の所定の表示領域に表示する複数の診療情報表示
受付手段と、複数の診療情報表示受付手段を管理するこ
とにより、複数の診療情報表示受付手段によりそれぞれ
制御される表示領域に表示されている表示内容の時間範
囲を管理する管理手段とを含むものであるため、診療情
報表示受付手段により制御される表示領域に表示される
情報を時間範囲により管理することができ、簡単な操作
で迅速に必要な診療情報を表示できるため、医療活動の
一層の円滑化を図ることができる。

【００９１】入力部から入力される診療情報を受け付け
て、それぞれ表示出力部の表示画面中の所定の表示領域
に表示する表示する１または２以上の診療情報入力受付
手段を含み、管理手段は、１または２以上の診療情報入
力受付手段をも管理し、１または２以上の診療情報入力
受付手段がそれぞれ制御している表示領域に表示されて
いる表示内容の時間範囲をも管理するとした場合には、
診療情報入力受付手段により制御される表示領域に表示
される情報をも時間範囲により管理することができ、簡
単な操作で迅速に必要な診療情報を表示できるため、所
定の時間範囲の診療情報を迅速に鳥瞰することができ、
医療活動の一層の円滑化を図ることができる。

【００９２】複数の診療情報表示受付手段および診療情
報入力受付手段またはこれらのどちらか一方は、それぞ
れ、入力部の操作により自己が制御する表示領域の表示
内容の時間範囲が変更されると変更情報を通知し、ま
た、管理手段により通知される変更情報に従って自己が
制御する表示領域の表示内容の時間範囲を変更するよう
に構成され、管理手段は、何れかの診療情報表示受付手
段から変更情報を受けると、他の診療情報表示受付手段
に変更情報を通知するとした場合には、何れかの表示領
域の表示内容の時間範囲が変更されるに従い自動的に他
の表示領域の表示内容の変更を行なうことができるた
め、一つの表示内容の変更処理を行なうだけで多数の表
示内容について同一の時間範囲を含む表示内容に変更す
ることができ、簡単な最小限の操作で迅速に必要な診療
情報の表示を行なうことができる。

【００９３】管理手段は、既に検索された時間範囲に関
する情報を保持し、通知された変更情報に基づき変更さ
れた時間範囲がまだ検索されていない時間範囲であると
判断した場合に、新たな時間範囲の診療情報を検索手段
に検索させて取得すると共に、他の表示領域を制御する
診療情報表示受付手段に取得した診療情報を送信すると
した場合には、検索されていない時間範囲の診療情報で
あっても要求に応じて自動的に検索し表示することがで
きる。

【００９４】管理手段は、少なくとも一の診療情報表示
受付手段が制御する表示領域に、他の一の診療情報表示
受付手段が制御する表示領域の表示内容に関連する内容
が表示されている場合に、他の一の診療情報表示受付手
段が制御する表示領域の表示内容の変化に伴い、一の診
療情報表示受付手段が制御する表示領域の表示内容を変
更するとした場合には、一の診療情報表示受付手段が制
御する表示領域の表示内容と関連のある他の一の診療情
報表示受付手段が制御する表示領域の表示内容とを同時
に管理することができ、一方の処理を他方に反映させる
ことができる。

【００９５】関連する内容は、他の一の診療情報表示受
付手段が制御する表示領域に表示された複数の項目のう
ちから選択された一の項目の詳細内容とされ、他の一の
診療情報表示受付手段は、それぞれ、入力部の操作によ
り選択項目が変更されたときに新たに選択された項目を
通知する構成とされ、一の診療情報表示受付手段は、表
示領域の表示内容を管理手段により通知された項目の詳
細内容に変更する構成とされ、管理手段は、他の一の診
療情報表示受付手段から新たに選択された項目の通知を
受けると、一の診療情報表示受付手段に新たに選択され
た項目を通知するとしたものである管理手段は、少なく
とも一の診療情報表示受付手段が制御する表示領域に、
他の一の診療情報表示受付手段が制御する表示領域の表
示項目の内容を表示させるとした場合には、選択項目を
変更するだけで変更後の項目の詳細表示を自動的に行な
うことができ、簡単な最小限の操作で迅速に関連する情
報の表示を行なうことができる。

【００９６】また、診療情報表示受付手段および診療情
報入力受付手段のうち１または２以上の各手段は、入力
部からの指示に従い、自己が制御する表示領域の表示状
態を変更するとした場合には、ユーザの要求に応じて表
意領域のサイズや表示位置の変更などを行なうことがで
き、各処理を行なうのに適切な表示状態としてそれぞれ
の処理を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施の形態における電子診療録装
置の構成の例を示すブロック図である。

【図２】 本発明の一実施の形態における電子診療録装
置の診療情報検索処理の例を示すフローチャートであ
る。

【図３】 本発明の一実施の形態における診療情報表示
領域および診療情報入力領域の表示状態の例を示す説明
図である。

【図４】 図４のＡは本発明の一実施の形態における診
療情報表示領域に表示される表示内容の例を示す説明図
である。図４のＢは本発明の一実施の形態における診療
情報表示領域に表示される表示内容の他の例を示す説明
図である。図４のＣは本発明の一実施の形態における診
療情報表示領域に表示される表示内容のさらに他の例を
示す説明図である。

【図５】 本発明の一実施の形態における電子診療録装
置の時間軸変更処理の例を示すフローチャートである。

【図６】 図６のＡは本発明の一実施の形態における電
子診療録装置の時間軸変更処理の際の処理前の表示画面
の状態の例を示す説明図である。図６のＢは本発明の一
実施の形態における電子診療録装置の時間軸変更処理の
際の処理後の表示画面の状態の例を示す説明図である。

【図７】 本発明の一実施の形態における電子診療録装
置の操作通知処理の例を示すフローチャートである。

【図８】 図８のＡは本発明の一実施の形態における電
子診療録装置の操作通知処理の際の処理前の表示画面の
状態の例を示す説明図である。図８のＢは本発明の一実
施の形態における電子診療録装置の操作通知処理の際の
処理後の表示画面の状態の例を示す説明図である。

【図９】 本発明の一実施の形態における電子診療録装
置の診療情報記録処理の例を示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１０ 電子診療録装置 １１ 診療情報記憶部 １２ 診療情報検索部 １３ 診療情報登録部 １４ 診療情報表示・入力受付部管理機構 １５ 検索条件入力受付部 １６ａ〜１６ｃ 診療情報表示受付部 １６ａａ〜１６ｃａ 診療情報表示領域 １７ａ，１７ｂ 診療情報入力受付部 １７ａａ，１７ｂａ 診療情報入力領域 １８ 入力部 １９ 表示出力部 １９ａ 表示画面

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川本 俊男 大阪府大阪市中央区城見１丁目４番24号 関西日本電気ソフトウェア株式会社内 (72)発明者 高橋 康 大阪府大阪市中央区城見１丁目４番24号 関西日本電気ソフトウェア株式会社内

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 入力部により操作され、記憶部への診療
   情報の記憶および上記記憶部に記憶された診療情報の表
   示出力部での表示が行われる電子診療録装置において、 検索条件に基づき上記記憶部の記憶情報を検索する検索
   手段と、 上記検索手段により検索された診療情報を受け付けて、
   それぞれ上記表示出力部の表示画面中の所定の表示領域
   に表示する複数の診療情報表示受付手段と、 上記複数の診療情報表示受付手段を管理することによ
   り、上記複数の診療情報表示受付手段によりそれぞれ制
   御される表示領域に表示されている表示内容の時間範囲
   を管理する管理手段とを含む電子診療録装置。
2. 【請求項２】 入力部から入力される診療情報を受け付
   けて、それぞれ表示出力部の表示画面中の所定の表示領
   域に表示する表示する１または２以上の診療情報入力受
   付手段を含み、 管理手段は、上記１または２以上の診療情報入力受付手
   段をも管理し、上記１または２以上の診療情報入力受付
   手段がそれぞれ制御している表示領域に表示されている
   表示内容の時間範囲をも管理する請求項１記載の電子診
   療録装置。
3. 【請求項３】 複数の診療情報表示受付手段および診療
   情報入力受付手段またはこれらのどちらか一方は、それ
   ぞれ、入力部の操作により自己が制御する表示領域の表
   示内容の時間範囲が変更されると変更情報を通知し、ま
   た、管理手段により通知される変更情報に従って自己が
   制御する表示領域の表示内容の時間範囲を変更するよう
   に構成され、 管理手段は、何れかの診療情報表示受付手段から上記変
   更情報を受けると、他の診療情報表示受付手段に変更情
   報を通知する請求項１または請求項２記載の電子診療録
   装置。
4. 【請求項４】 管理手段は、既に検索された時間範囲に
   関する情報を保持し、通知された変更情報に基づき変更
   された時間範囲がまだ検索されていない時間範囲である
   と判断した場合に、新たな時間範囲の診療情報を検索手
   段に検索させて取得すると共に、他の表示領域を制御す
   る診療情報表示受付手段に取得した診療情報を送信する
   請求項３記載の電子診療録装置。
5. 【請求項５】 管理手段は、少なくとも一の診療情報表
   示受付手段が制御する表示領域に、他の一の診療情報表
   示受付手段が制御する表示領域の表示内容に関連する内
   容が表示されている場合に、上記他の一の診療情報表示
   受付手段が制御する表示領域の表示内容の変化に伴い、
   上記一の診療情報表示受付手段が制御する表示領域の表
   示内容を変更する請求項１ないし請求項４記載の電子診
   療録装置。
6. 【請求項６】 関連する内容は、他の一の診療情報表示
   受付手段が制御する表示領域に表示された複数の項目の
   うちから選択された一の項目の詳細内容とされ、 上記他の一の診療情報表示受付手段は、それぞれ、入力
   部の操作により選択項目が変更されたときに新たに選択
   された項目を通知する構成とされ、 一の診療情報表示受付手段は、表示領域の表示内容を管
   理手段により通知された項目の詳細内容に変更する構成
   とされ、 管理手段は、上記他の一の診療情報表示受付手段から新
   たに選択された項目の通知を受けると、上記一の診療情
   報表示受付手段に新たに選択された項目を通知する請求
   項５記載の電子診療録装置。
7. 【請求項７】 診療情報表示受付手段および診療情報入
   力受付手段のうち１または２以上の各手段は、入力部か
   らの指示に従い、自己が制御する表示領域の表示状態を
   変更する請求項２ないし請求項６記載の電子診療録装
   置。