JP2001142925A - 論理シミュレーションモデル記述方法、論理シミュレーション方法、及び、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

論理シミュレーションモデル記述方法、論理シミュレーション方法、及び、そのプログラムを記録した記録媒体

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JP2001142925A
JP2001142925A JP32405399A JP32405399A JP2001142925A JP 2001142925 A JP2001142925 A JP 2001142925A JP 32405399 A JP32405399 A JP 32405399A JP 32405399 A JP32405399 A JP 32405399A JP 2001142925 A JP2001142925 A JP 2001142925A
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Wataru Kiriaki
渡 切明
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Abstract

(57)【要約】 【課題】双方向バッファで発生するノイズによるリワー
ク工数を不要とし、回路面積を縮減し、集積回路をコス
トダウンする。 【解決手段】図1(A)の論理シミュレーションモデル
において、5行目の信号代入文Y1<=‘X’,A A
FTER 3ns;が、「不定値Xが遅延0ns後に内
部入力信号Y1に信号代入され、内部出力信号Aの現在
値が遅延3ns後に内部入力信号Y1に信号代入される
こと」を記述し、図1(B)のタイミング図に示される
ように、「内部入力信号Y1が、内部出力信号Aの変化
に同期して、遅延0ns後に不定値Xを発生し、遅延3
ns後に内部出力信号Aの値に変化する」論理シミュレ
ーションモデル動作が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は双方向バッファの論
理シミュレーションモデル記述方法,論理シミュレーシ
ョン方法に関し、特に、入出力バスが接続される集積回
路の双方向バッファの論理シミュレーションモデル記述
方法,論理シミュレーション方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路間で双方向で信号授受するた
め、入出力バスが用いられることが多い。このため、集
積回路は、入出力バスが接続される外部端子に双方向で
信号を入出力する双方向バッファを備える。たとえば、
図3は、この双方向バッファの例を示す回路図である。
図3を参照すると、この双方向バッファは、出力バッフ
ァ部1,入力バッファ部2を備え、出力バッファ部1
は、出力モード信号ENがアクティブである出力モード
で、入出力バスが接続される外部端子を駆動して、内部
出力信号Aに対応した外部バス信号Y0を出力し、入力
バッファ部2は、外部端子から外部バス信号Y0を入力
し、この外部バス信号Y0に対応した内部入力信号Y1
を出力する。
【0003】図4は、この双方向バッファの論理シミュ
レーションモデル記述方法の従来例1を示す説明図であ
る。
【0004】図4(A)は、図3の双方向バッファに対
する論理シミュレーションモデルを示し、この従来の双
方向バッファの論理シミュレーションモデルは、VHS
ICハードウェア記述言語VHDLにより記述されたも
のである。
【0005】まず、1行目のプロセス文PROCESS
(A,Y0)は、「内部出力信号A,外部バス信号YO
を入力として用いられる信号を生成するプロセスである
こと」を記述し、2行目の文BEGINは「開始」を記
述し、3行目の文IF EN=‘1’OR‘H’THE
Nは、「出力モード信号ENが‘1’または‘H’であ
れば」を記述し、4行目の信号代入文Y0<=A AF
TER 3ns;は、「内部出力信号Aの現在値が遅延
3ns後に外部バス信号Y0に信号代入されること」を
記述し、5行目の信号代入文Y1<=A AFTER
3ns;は、「内部出力信号Aの現在値が遅延3ns後
に内部入力信号Y1に信号代入されること」を記述す
る。
【0006】また、6行目の文IF EN=‘0’OR
‘L’THENは、「または、出力モード信号ENが
‘0’または‘L’であれば」を記述し、7行目の信号
代入文Y1<=Y0;は、「外部出力信号YOの現在値
が遅延0ns後に内部入力信号Y1に信号代入されるこ
と」を記述し、8行目の文ELSEは、「さもなけれ
ば」を記述し、9行目の信号代入文Y1=‘X’は、
「不定値Xが遅延0ns後に内部入力信号Y1に信号代
入されること」を記述し、10行目の文END IFは
「IF文の終了」を記述し、11行目の文END PR
OCESSは「プロセス文の終了」を記述する。
【0007】このように、双方向バッファの論理および
遅延を等価記述した動作記述文が実行され、図4(B)
のタイミング図に示されるように、「外部バス信号Y
0,内部入力信号Y1が、内部出力信号Aの変化に同期
して遅延3ns後に内部出力信号Aの値に変化する」論
理シミュレーションモデル動作が行われる。
【0008】また、図5は、双方向バッファの論理シミ
ュレーションモデル記述方法の従来例2を示す説明図で
ある。
【0009】図5は、図4(A)と同じく、従来の双方
向バッファの論理シミュレーションモデルを示し、この
従来の双方向バッファの論理シミュレーションモデル
は、VHSICハードウェア記述言語VHDLにより記
述されたものである。
【0010】図4(A)に示される従来例1の双方向バ
ッファの論理シミュレーションモデルと異なる点は、出
力信号A,外部バス信号Y0に係るプロセス文が、1行
目,11行目の内部出力信号A,外部バス信号Y0に係
るプロセス文PROCESS(A),プロセス文PRO
CESS(Y0)にそれぞれ分割記述され、13行目の
信号代入文Y1<=Y0;が「外部バス信号Y0の現在
値が遅延0ns後に内部入力信号Y1に信号代入される
こと」を記述する点である。
【0011】このように、双方向バッファの論理および
遅延を等価記述した動作記述文が実行され、「外部バス
信号Y0が、内部出力信号Aの変化に同期して遅延3n
s後に変化し、内部入力信号Y1が、外部バス信号Y0
の変化に同期して遅延0ns後に内部出力信号Aの値に
変化する」論理シミュレーションモデル動作が行われ
る。この論理シミュレーションモデル動作は、結果とし
て、図4(B)のタイミング図に示された従来例1の論
理シミュレーションモデル動作と同じである。
【0012】集積回路の論理設計では、これら図4
(A),図5に示される双方向バッファの論理シミュレ
ーションモデルを用いて論理シミュレーションが行われ
る。図6は、この集積回路の論理設計における処理手順
を示す流れ図である。
【0013】先ず、ステップ11で、図3に示される双
方向バッファを用いて、双方向バッファを備える集積回
路を論理設計し、ステップ12で、論理設計された集積
回路の回路接続情報と、図4(A),図5に示される双
方向バッファの論理シミュレーションモデルとを用い
て、双方向バッファを備える集積回路の論理シミュレー
ションを行う。この論理シミュレーションで利用される
論理シミュレーション装置は、EWSなどのコンピュー
タ構成のデータ処理装置からなり、記録媒体に記録され
た論理シミュレーション用プログラムを読み取り実行す
る。次に、ステップ13で、この論理シミュレーション
結果と仕様との論理不一致の有無が判定され、論理不一
致が無くなるまで、ステップ11,12の論理設計,論
理シミュレーションが、繰り返し処理される。
【0014】この論理設計の完了後、チップの配置配線
を行うレイアウト設計が行われ、このレイアウト設計に
基づいて集積回路が製造される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の双方向バッファ
の論理シミュレーションモデルを用いた論理シミュレー
ションでは、論理設計の段階で、仕様通りに動作するに
も拘わらず、製造された集積回路をテストする段階にお
いて、双方向バッファで発生するノイズの影響により、
仕様通りに動作しないという問題が発生していた。
【0016】また、この双方向バッファで発生するノイ
ズの影響により、集積回路テスタによるウェハテストで
は、NGとなるが、実際に集積回路をボードに実装して
使用する段階では仕様通りに動作し、ウェハテストと実
装との相関がとれない問題も発生する。
【0017】さらに、この問題は、論理設計の後、チッ
プの配置配線を行うレイアウト設計、マスク作成、ウェ
ハ製造、およびウェハテストまで工程が進んでから発生
し、且つ、その原因解析などの多大なリワーク工数を必
要とするため、集積回路開発に多大な時間と経費が費や
されることが少なからずあった。
【0018】その理由の1つは、近年、半導体の微細加
工技術の進歩により、集積回路が大規模化、高速化し、
双方向バッファで発生するノイズの影響が、無視できな
い程度に大きなり、且つ、論理シミュレーションで考慮
されていないためである。
【0019】図7は、この双方向バッファで発生するノ
イズの影響を説明するための説明図である。図7を参照
して説明すると、出力バッファ部1が、出力モード時
に、入出力バスを駆動し、外部バス信号Y0が低レベル
から高レベル、または、高レベルから低レベルへ遷移す
る際に、LSIテスターの負荷などにより、パルスノイ
ズが発生する。このノイズが、入力バッファ部2を誤動
作させて、内部入力信号Y1としてノイズを内部回路へ
伝播させてしまうためである。
【0020】この双方向バッファで発生するノイズの対
策として、ノイズが入力バッファを介して内部回路に伝
播しないように、特殊な双方向バッファが考案されてき
た。例えば、図8は、特開平5−110416号公報に
記載された双方向バッファ回路の1例を示す回路図であ
る。
【0021】図8を参照すると、この双方向バッファ回
路は、図3の入力バッファ部2の他に、出力モード時に
シュミットトリガ入力する出力モード用入力バッファ部
3と、これらの出力を出力モードで切替え選択して内部
回路へ出力する手段とを備え、ハード的にノイズが回路
内部へ伝播しないようにしたものである。しかし、この
特殊な双方向バッファは、通常の双方向バッファと比較
して、回路面積が大きく信号遅延が大きいという問題が
あり、且つ、使用されている全ての双方向バッファにお
いて、発生ノイズが問題となるとは限らないにも拘わら
ず、問題となる外部端子の双方向バッファを特定できな
いため、全ての双方向バッファを特殊な双方向バッファ
に置き換える必要があった。
【0022】したがって、本発明の目的は、発生ノイズ
が問題とならない外部端子の双方向バッファを論理シミ
ュレーションで特定し、発生ノイズによるリワーク工数
を不要とし、回路面積を縮減し、集積回路のコストダウ
ンを図ることにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は、入
出力バスが接続される外部端子を出力モードで駆動して
内部出力信号に対応した外部バス信号を出力する出力バ
ッファ部と、前記外部バス信号を入力しこの外部バス信
号に対応した内部入力信号を出力する入力バッファ部と
からなる双方向バッファの論理および遅延を論理シミュ
レーションのため等価記述する、双方向バッファの論理
シミュレーションモデル記述方法において、出力モード
で前記外部端子に出力される外部バス信号の高低レベル
遷移に対応して前記内部入力信号が不定値を出力する記
述を含んでいる。
【0024】また、出力モードで、前記出力バッファ部
の入出力遅延時間に不定値を前記内部入力信号または前
記外部バス信号に信号代入または発生する記述を含んで
いる。
【0025】または、本発明は、入出力バスが接続され
る外部端子を出力モードで駆動して内部出力信号に対応
した外部バス信号を出力する出力バッファ部と、前記外
部バス信号を入力しこの外部バス信号に対応した内部入
力信号を出力する入力バッファ部とからなる双方向バッ
ファの論理および遅延を等価記述した双方向バッファの
論理シミュレーションモデルを用いて前記双方向バッフ
ァを備える集積回路を論理シミュレーションする論理シ
ミュレーション方法において、前記双方向バッファの論
理シミュレーションモデルが、出力モードで前記外部端
子に出力される外部バス信号の高低レベル遷移に対応し
て前記内部入力信号が不定値を出力する記述を含んでい
る。
【0026】また、前記双方向バッファの論理シミュレ
ーションモデルが、出力モードで、前記出力バッファ部
の入出力遅延時間に不定値を前記内部入力信号または前
記外部バス信号に信号代入または発生する記述を含んで
いる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。 図1は、図3の双方向バッファに対す
る、本発明による双方向バッファの論理シミュレーショ
ンモデル記述方法の実施形態1を示す説明図である。
【0028】図1(A)は、本実施形態の双方向バッフ
ァの論理シミュレーションモデルを示し、この実施形態
の双方向バッファの論理シミュレーションモデルは、図
4(A)に示す従来例1に対応してVHSICハードウ
ェア記述言語VHDLにより記述されたものであり、従
来例1に対する説明と同様に、次に説明する。
【0029】まず、図4(A)に示す従来例1の双方向
バッファの論理シミュレーションモデルと同じく、1行
目のプロセス文PROCESS(A,Y0)は、「内部
出力信号A,外部バス信号YOを入力として用いられる
信号を生成するプロセスであること」を記述し、2行目
の文BEGINは「開始」を記述し、3行目の文IFE
N=‘1’OR‘H’THENは、「出力モード信号E
Nが‘1’または‘H’であれば」を記述し、4行目の
信号代入文Y0<=A AFTER 3ns;は、「内
部出力信号Aの現在値が遅延3ns後に外部バス信号Y
0に信号代入されること」を記述する。
【0030】5行目の信号代入文Y1<=‘X’,A
AFTER 3ns;は、「不定値Xが遅延0ns後に
内部入力信号Y1に信号代入され、内部出力信号Aの現
在値が遅延3ns後に内部入力信号Y1に信号代入され
ること」を記述する。この5行目の信号代入文における
‘X’が本実施形態の特徴である。
【0031】また、図4(A)に示す従来例1の双方向
バッファの論理シミュレーションモデルと同じく、6行
目の文IF EN=‘0’OR‘L’THENは、「ま
たは、出力モード信号ENが‘0’または‘L’であれ
ば」を記述し、7行目の信号代入文Y1<=Y0;は、
「外部出力信号YOの現在値が内部入力信号Y1に信号
代入されること」を記述し、8行目の文ELSEは、
「さもなければ」を記述し、9行目の信号代入文Y1=
‘X’は、不定値Xが内部入力信号Y1に信号代入され
ること」を記述し、10行目の文END IFは「IF
文の終了」を記述し、11行目の文END PROCE
SSは「プロセス文の終了」を記述する。
【0032】このように、双方向バッファの論理および
遅延を等価記述した動作記述文が実行され、図1(B)
のタイミング図に示されるように、「外部バス信号Y0
が、内部出力信号Aの変化に同期して遅延3ns後に内
部出力信号Aの値に変化し、内部入力信号Y1が、内部
出力信号Aの変化に同期して、遅延0ns後に不定値X
を発生し、遅延3ns後に内部出力信号Aの値に変化す
る」論理シミュレーションモデル動作が行われる。
【0033】また、図2は、図3の双方向バッファに対
する、本発明による双方向バッファの論理シミュレーシ
ョンモデル記述方法の実施形態2を示す説明図である。
【0034】図2(A)は、本実施形態の双方向バッフ
ァの論理シミュレーションモデルを示し、この実施形態
の双方向バッファの論理シミュレーションモデルは、図
5に示す従来例2に対応して、VHSICハードウェア
記述言語VHDLにより記述されたものである。
【0035】図5に示す従来例2の双方向バッファの論
理シミュレーションモデルと異なる点は、4行目の信号
代入文Y0<=‘X’,A AFTER 3ns;にお
ける‘X’追加の点であり、この4行目の信号代入文Y
0<=‘X’,A AFTER 3ns;が「不定値X
が遅延0ns後に外部バス信号Y0に信号代入され、内
部出力信号Aの現在値が遅延3ns後に外部バス信号Y
0に信号代入されること」を記述する点である。
【0036】このように、双方向バッファの論理および
遅延を等価記述した動作記述文が実行され、図2(B)
のタイミング図に示されるように、「外部バス信号Y0
が、内部出力信号Aの変化に同期して、遅延0ns後に
不定値Xを発生し、遅延3ns後に内部出力信号Aの値
に変化し、内部入力信号Y1が、外部バス信号Y0の変
化に同期して、遅延0ns後に外部バス信号Y0の値に
変化出力する」論理シミュレーションモデル動作が行わ
れる。この論理シミュレーションモデル動作における内
部入力信号Y1は、結果として、図1の実施形態1と同
じ論理シミュレーションモデル動作になる。
【0037】集積回路の論理設計では、これら図1
(A),図2(A)に示される双方向バッファの論理シ
ミュレーションモデルを用いて論理シミュレーションが
行われる。このときの論理シミュレーション方法は、図
6に示したと同一であり、簡単に説明すると、ステップ
11,12の論理設計,論理シミュレーションが、論理
シミュレーション結果と仕様との論理不一致の有無が判
定され、論理不一致が無くなるまで、繰り返し処理され
る。
【0038】この論理シミュレーションでは、出力モー
ドの双方向バッファで外部バス信号の高低レベル遷移時
に発生するノイズの代わりに用いる不定値として、IE
EEで定義されている9値(U,X,0,1,Z,W,
L,H,− )のうち、強ストレングスの不定値Xを使用
する。
【0039】この不定値Xが、高低レベル遷移時のノイ
ズ発生時間と同じ時間だけ、内部入力信号Y1として、
入力バッファ部2から内部回路へ伝播され、他の外部出
力端子や内部の信号線の論理を観測検証することによ
り、双方向バッファに発生した回路誤動作がチェックさ
れる。
【0040】すなわち、論理ゲートの入力に不定値Xが
入力された場合、シミュレータは、ゲートの他の入力
に、この不定値X入力に関係なく出力値を確立させる値
が入力されない限り、このゲート出力を不定値Xとし、
次段のゲートに不定値Xを伝播する。このとき、双方向
バッファで発生した不定値Xが内部回路中を伝播してい
く途中で消えることなく外部出力端子まで到達した場
合、集積回路の論理回路が誤動作していることを意味す
る。
【0041】また、出力モードの双方向バッファでパル
スノイズが発生する時間は、外部バス信号の高低レベル
遷移時間を超えることは無いので、不定値Xを発生する
時間は遷移時間と同じ時間で十分であり、出力バッファ
部1の入出力遅延時間に対応させて不定値Xを出力する
ことで十分である。
【0042】なお、この集積回路の論理設計における処
理手順において、例えば、図4(A),図1(A)に示
す従来例1,実施形態1の双方向バッファの論理シミュ
レーションモデルを用いて論理シミュレーションをそれ
ぞれ行い、論理シミュレーション結果と仕様との論理不
一致有無の判定の他に、2つの論理シミュレーション結
果において論理不一致有無の判定を行うことも、有効で
ある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による双方
向バッファの論理シミュレーションモデル記述方法,論
理シミュレーション方法は、双方向バッファの出力モー
ド時に発生するノイズの影響を論理シミュレーションで
検証し、発生ノイズが問題とならない外部端子の双方向
バッファを論理シミュレーションで特定でき、発生ノイ
ズによるリワーク工数が発生せず、集積回路の回路面積
が縮減し、集積回路がコストダウンされる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による双方向バッファの論理シミュレー
ションモデル記述方法の実施形態1を示す説明図であ
る。
【図2】本発明による双方向バッファの論理シミュレー
ションモデル記述方法の実施形態2を示す説明図であ
る。
【図3】双方向バッファの例を示す回路図である。
【図4】双方向バッファの論理シミュレーションモデル
記述方法の従来例1を示す説明図である。
【図5】双方向バッファの論理シミュレーションモデル
記述方法の従来例2を示す説明図である。
【図6】集積回路の論理設計における処理手順を示す流
れ図である。
【図7】双方向バッファで発生するノイズの影響を説明
するための説明図である。
【図8】双方向バッファ回路の他の1例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 出力バッファ部 2 入力バッファ部 3 出力モード用入力バッファ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力バスが接続される外部端子を出力
    モードで駆動して内部出力信号に対応した外部バス信号
    を出力する出力バッファ部と、前記外部バス信号を入力
    しこの外部バス信号に対応した内部入力信号を出力する
    入力バッファ部とからなる双方向バッファの論理および
    遅延を論理シミュレーションのため等価記述する、双方
    向バッファの論理シミュレーションモデル記述方法にお
    いて、出力モードで前記外部端子に出力される外部バス
    信号の高低レベル遷移に対応して前記内部入力信号が不
    定値を出力する記述を含むことを特徴とする、双方向バ
    ッファの論理シミュレーションモデル記述方法。
  2. 【請求項2】 出力モードで、前記出力バッファ部の入
    出力遅延時間に不定値を前記内部入力信号または前記外
    部バス信号に信号代入または発生する記述を含む、請求
    項1記載の、双方向バッファの論理シミュレーションモ
    デル記述方法。
  3. 【請求項3】 入出力バスが接続される外部端子を出力
    モードで駆動して内部出力信号に対応した外部バス信号
    を出力する出力バッファ部と、前記外部バス信号を入力
    しこの外部バス信号に対応した内部入力信号を出力する
    入力バッファ部とからなる双方向バッファの論理および
    遅延を等価記述した双方向バッファの論理シミュレーシ
    ョンモデルを用いて前記双方向バッファを備える集積回
    路を論理シミュレーションする論理シミュレーション方
    法において、前記双方向バッファの論理シミュレーショ
    ンモデルが、出力モードで前記外部端子に出力される外
    部バス信号の高低レベル遷移に対応して前記内部入力信
    号が不定値を出力する記述を含むことを特徴とする論理
    シミュレーション方法。
  4. 【請求項4】 前記双方向バッファの論理シミュレーシ
    ョンモデルが、出力モードで、前記出力バッファ部の入
    出力遅延時間に不定値を前記内部入力信号または前記外
    部バス信号に信号代入または発生する記述を含む、請求
    項3記載の、論理シミュレーション方法。
  5. 【請求項5】 入出力バスが接続される外部端子を出力
    モードで駆動して内部出力信号に対応した外部バス信号
    を出力する出力バッファ部と、前記外部バス信号を入力
    しこの外部バス信号に対応した内部入力信号を出力する
    入力バッファ部とからなる双方向バッファの論理および
    遅延を等価記述した双方向バッファの論理シミュレーシ
    ョンモデルを用いて前記双方向バッファを備える集積回
    路の論理シミュレーションをコンピュータに実行させる
    論理シミュレーション用プログラムを記録した記録媒体
    において、前記双方向バッファの論理シミュレーション
    モデルが、出力モードで前記外部端子に出力される外部
    バス信号の高低レベル遷移に対応して前記内部入力信号
    が不定値を出力する記述を含むことを特徴とする、論理
    シミュレーション用プログラムを記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記双方向バッファの論理シミュレーシ
    ョンモデルが、出力モードで、前記出力バッファ部の入
    出力遅延時間に不定値を前記内部入力信号または前記外
    部バス信号に信号代入または発生する記述を含む、請求
    項5記載の、論理シミュレーション用プログラムを記録
    した記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010134598A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Renesas Technology Corp 論理検証装置

Cited By (1)

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JP2010134598A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Renesas Technology Corp 論理検証装置

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