JP2001142846A - バス制御装置 - Google Patents

バス制御装置

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JP2001142846A
JP2001142846A JP32331499A JP32331499A JP2001142846A JP 2001142846 A JP2001142846 A JP 2001142846A JP 32331499 A JP32331499 A JP 32331499A JP 32331499 A JP32331499 A JP 32331499A JP 2001142846 A JP2001142846 A JP 2001142846A
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JP32331499A
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Hideyuki Kanzaki
英之 神崎
Masataka Ozaka
匡隆 尾坂
Tomohiko Kitamura
朋彦 北村
Masaaki Harada
昌明 原田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のマスター装置と複数のスレーブ装置とに
接続され、低速なLSIチップの外部のスレーブ装置
(外部デバイス)へのアクセス効率を向上させたバス制
御装置を提供する。 【解決手段】比較器111、112は、モードレジスタ
部101に設定されたパラメータに従いアクセス禁止期
間を計時する。アクセス部113は、現在アクセス中の
外部デバイスと、次のアクセス要求のアクセス先の外部
デバイスとが異なる場合には、現在のアクセスが完了し
たときに次のアクセスを開始し、同じ場合には、前記計
時が完了したときに次のアクセスを開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のマスター装
置と複数のスレーブ装置とに接続され、各マスター装置
から発行されたアクセス要求に従ってスレーブ装置にア
クセスするバス制御装置に関し、特に、低速な複数のス
レーブ装置へのアクセス制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、圧縮されたビデオ/音声データ、
伸長後のビデオ/音声データ等の膨大なデータをリアル
タイムに処理するいわゆるメディアプロセッサが開発さ
れている。バス制御装置は、メディアプロセッサの一部
分として、あるいはメディアプロセッサとともに使用さ
れ、複数種類の膨大なデータの入出力に用いられる。
【0003】特開平6-89258に記載されたバス制御装置
は、図20に示すように、マスター装置A、B、Cから
発行されるアクセス要求をそれぞれ格納するマスターキ
ューA、B、Cと、スレーブ装置X、Y、Zに対応する
スレーブキューX、Y、Zと、マスターキューA、B、
Cからの発行タイミングを制御するアクセス要求制御部
901と、バスクロススイッチをもつバス獲得調停部9
02とからなる。また、スレーブキューX、Y、Zに対
応してスレーブ装置にアクセスするアクセス制御部(図
外)が設けられている。
【0004】この構成では、マスター装置からライト要
求が発行される場合には、スレーブ装置へのアクセス終
了を待たずにマスター装置からの次のライト要求をマス
ターキュー及びスレーブキューに受け取ることで、マス
ター装置の待ち時間を低減している。また、マスター装
置からリード要求が発行された場合には、バス調停獲得
部902は、リードデータをマスター装置に返す必要が
あるため、当該リード要求によるリードデータが返るま
で、クロスバススイッチにおいて当該マスター装置に対
応するマスターキューと発行先のスレーブキューとの間
を接続した状態を維持する(マスターバスからマスター
キュー、スレーブキュー、スレーブバスの経路を専有す
る)。このとき、対応するアクセス制御部は、実際のリ
ードアクセスが完了していなくても、ダミーのリードデ
ータをマスター装置に返す。これにより、クロスバスス
イッチが一旦開放され、当該マスターキューから当該ス
レーブキューへのアクセス要求の調停及び転送が可能に
なる。
【0005】マスター装置は、リード要求に対する応答
がダミーのリードデータであれば、再度リード要求を発
行し、スレーブ装置から読み出されたリードデータが応
答されるまで、これを繰り返す。このようにダミーのリ
ードデータを導入して上記バス経路を開放することによ
り、バスの専有期間を減少させ、その分他のマスター装
置からのアクセス要求を調停及び転送する機会を増加さ
せている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術によれば、バス制御装置を備えるLSIチップ
内部のオンチップのスレーブ装置(内部デバイス)への
アクセスと、チップ外のオフチップのスレーブ装置(外
部デバイス)へのアクセスとを比べると、内部クロック
が外部クロックよりも数倍〜数十倍高速であることから
格段のアクセス速度の差があり、外部デバイスへのアク
セス効率が問題となっている。
【0007】例えば第1に、外部デバイスへのアクセス
要求がマスターキュー又はスレーブキューに滞留するこ
とにより、滞留している次段に積まれた内部デバイスへ
のアクセス要求も滞留することになり、内部デバイスが
空いているに拘わらず、内部デバイスへのアクセス開始
が遅くなるという問題がある。第2に、通常の外部デバ
イスにはアクセス完了から次のアクセス開始までに一定
のアクセス禁止期間(プリチャージ期間など)を確保す
ることが必要とされており、連続して外部デバイスにア
クセスする場合に、アクセス禁止期間を設けていた。ア
クセス禁止期間は、チップ外部の動作クロックでは仮に
1クロックであったとしてもチップ内部の動作クロック
では数クロックから数10クロック以上に相当する。こ
のアクセス禁止期間の確保は、LSI内部の処理を遅延
させ、また、外部デバイスへ連続アクセスする場合のア
クセス効率を悪くするという問題がある。
【0008】第3に、マスター装置からリード要求が発
行された場合には、マスター装置からリード要求が繰り
返し発行されるため、その分、他のマスター装置からの
アクセス要求が調停を受ける機会、さらにはスレーブキ
ューに転送される機会を減少させているという問題があ
る。上記課題に鑑み本発明は、複数のマスター装置と複
数のスレーブ装置とに接続され、低速なスレーブ装置つ
まりLSIチップの外部のデバイスへのアクセス効率を
向上させたバス制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のバス制御装置は、マスター装置から発行さ
れるアクセス要求に従って、外部バスに接続された複数
の外部デバイスへのアクセスを制御するバス制御装置で
あって、前記外部デバイスへのアクセス要求を順次保持
するバッファ手段と、前記外部デバイス毎に、アクセス
完了後に確保すべきアクセス禁止期間を示すパラメータ
を保持するパラメータ保持手段と、デバイスへのアクセ
スが完了した時点から、パラメータ保持手段に保持され
たパラメータが示す当該デバイスのアクセス禁止期間を
計時する計時手段と、現在アクセス中の外部デバイス
と、バッファ手段に保持された次のアクセス要求のアク
セス先の外部デバイスとが異なる場合には、現在アクセ
ス中の外部デバイスへのアクセスが完了したときに次の
アクセス要求によるアクセスを開始し、同じ場合には、
計時手段による計時が完了したときに次のアクセス要求
によるアクセスを開始する制御手段とを備える。
【0010】このバス制御装置は、さらに、バッファに
保持されたアクセス要求毎に、アクセス先デバイスを判
別する判別手段と、判別結果に基づいて、現在アクセス
中のデバイスとは異なるデバイスをアクセス先とするア
クセス要求がバッファに保持されている場合には、当該
アクセス要求を次のアクセス要求とする旨を前記制御手
段に通知する順序設定手段とを備える構成としてもよ
い。
【0011】また、本発明のバス制御装置は、マスター
装置から発行されるアクセス要求に従って、外部バスに
接続された複数の外部デバイスへのアクセスを制御する
バス制御装置であり、マスター装置が接続されるマスタ
ーバス毎に設けられたマスターキューであって、マスタ
ー装置から発行されるアクセス要求をキューイングする
複数のマスターキューからなるマスターキュー部と、ス
レーブ装置が接続されるスレーブバス毎に設けられたス
レーブキューであって、スレーブバスに接続されたスレ
ーブ装置へのアクセス要求をキューイングする複数のス
レーブキューからなるスレーブキュー部と、複数のマス
ターキューと複数のスレーブキューとを任意に接続する
スイッチ手段と、各マスターキューの先頭のアクセス要
求を調停して、アクセス先のスレーブ装置に応じたスレ
ーブキューに転送するようスイッチ手段を制御する調停
手段と、 何れかのスレーブバスに接続され、当該スレ
ーブバス用に設けられたスレーブキューにキューイング
されたアクセス要求を順に保持するバッファ手段と、バ
ッファ手段に保持されたアクセス要求に従って外部デバ
イスにアクセスする制御手段とを備え、前記制御手段
は、アクセス要求によりリードアクセスを開始した場
合、開始直後にダミーの第1応答信号を、外部デバイス
のリードデータが確定した時点で第2応答信号を前記調
停手段に出力し、前記調停手段は、第1応答信号が出力
された時、当該アクセス要求を保持していたマスターキ
ューとスレーブキューとの間の接続を開放し、第2応答
信号が出力された時、開放した接続を再度接続するよう
に構成される。
【0012】また、本発明のバス制御装置は、マスター
装置から発行されるアクセス要求に従って、外部バスに
接続された複数の外部デバイスへのアクセスを制御する
バス制御装置であり、前記複数の外部デバイスのうち第
1外部デバイスと第2外部デバイスとは、外部バスを分
割した部分バスを使用することにより互いに外部バス上
で競合することなくアクセスされるインターフェースを
有し、前記バス制御装置は、マスター装置から発行され
た前記外部デバイスへのアクセス要求を順に保持するバ
ッファ手段と、バッファに保持されたアクセス要求毎
に、アクセス先デバイスを判別する判別手段と、判別手
段の判別結果に基づいて、第1外部デバイスに対するア
クセス要求と、第2外部デバイスに対するアクセス要求
とがバッファ手段に保持されているか否を判定すると判
定手段と、判定手段により保持されていると判定された
場合、判定された2つのアクセス要求に従って、第1外
部デバイスと第2外部デバイスとに並列にアクセスを行
う制御手段とを備える。
【0013】
【発明の実施の形態】<第1実施形態> <バス制御装置の全体構成>図1は、本発明の第1実施
形態におけるバス制御装置の構成を示すブロック図であ
る。同図のように、本バス制御装置は、LSI内部に実
装されるクロスバス制御部500と外部バス制御部30
とを備え、外部バスを介してLSI外部の外部デバイス
(スレーブ装置)103、203、303に、外部デバ
イス個別の禁止期間(プリチャージ期間)を確保しなが
らアクセスする。
【0014】クロスバス制御部500は、マスター装置
A、B、Cにマスターバス501A、B、Cを各々介し
て接続され、また外部バス制御部30、内部デバイス
(スレーブ装置)507、508にスレーブバス501
X、Y、Zを各々介して接続され、マスター装置A、
B、Cから発行されるアクセス要求(リード要求又はラ
イト要求)の外部バス制御部30への転送、及び内部デ
バイス507、508へアクセスの実行を制御する。
【0015】ここで、マスターバスA、B、C、スレー
ブバス501X、Y、Zは、並列に動作可能な独立した
バスである。マスター装置A、B、Cは、外部デバイス
(スレーブ装置)103、203、303、内部デバイ
ス507、508に対するアクセス要求をクロスバス制
御部500にそれぞれ発行する。このバス制御装置が実
装されるLSIチップは、例えばSTB(セットトップ
ボックス)等に実装されるいわゆるメディアプロセッサ
の一部分を構成し、あるいはメディアコアプロセッサと
共に使用され、圧縮されたビデオ/音声データ、伸長後
のビデオ/音声データ等の大量のデータを入出力する。
マスター装置A〜Cは、例えば圧縮されたビデオ/音声
データ(MPEGストリーム)の入力装置、圧縮ビデオ
データの伸長装置、圧縮音声データの伸長装置等であ
る。複数の外部デバイスは、圧縮されたビデオ/音声デ
ータを一時的に保持するバッファメモリ(SDRAMな
ど)、伸長後のビデオデータ出力装置、音声データ出力
装置などである。内部デバイスは、上記各伸長装置が用
いるバッファメモリなどである。
【0016】外部バス制御部30は、スレーブキューX
に積まれたアクセス要求を受けて、アクセス要求に従っ
て、外部バスに接続された複数の外部デバイス103、
203、303等へのアクセスを、外部デバイス個別に
それぞれのアクセス禁止期間を確保しながら制御する。
ここで外部デバイス103、203、303それぞれの
アクセスサイクル数及びアクセス禁止期間は異なってい
るが、外部バス制御部30は、外部デバイス103、2
03、303のアドレスがマッピングされているアドレ
ス空間毎に個別にアクセスサイクル数及びアクセス禁止
期間を確保する。
【0017】これにより、同一の外部デバイスへの連続
アクセスの場合には最短なアクセスを保証することがで
き、異なる外部デバイスへのアクセスの場合にはアクセ
ス禁止期間を隠蔽することができる。 <クロスバス制御部500の構成>図1において、クロ
スバス制御部500は、マスターキュー部502、マス
ターキュー制御部503、バス獲得調停部504、スレ
ーブキュー部505、スレーブキュー制御部506を備
える。
【0018】マスターキュー部502は、マスターキュ
ーA、B、Cを有し、マスター装置A、B、Cからマス
ターバス501A、B、Cを介して発行されるアクセス
要求を一時的に保持(キューイング)する。マスターキ
ューAは、マスター装置AからバスAを介して発行され
るアクセス要求を先入れ先出し式に保持し、アクセス要
求を1つでも保持している場合にはアクセス要求信号A
をバス獲得調停部504に出力する。マスターキュー
B、Cについても、対応するマスター装置及びマスター
バスとが異なる点以外は同様である。
【0019】ここで、マスター装置から発行されるアク
セス要求のデータフォーマットを図2に示す。同図のよ
うに、アクセス要求は、アドレス、データ、リード/ラ
イト(R/W)、サイズの各項目を含む。「アドレス」
はアクセス先のスレーブ装置のアドレスを示す。「フラ
グ」は”0”で第1種アクセス要求であること、”1”
で第2種アクセス要求であることを示す。「サイズ」は
アクセスデータのサイズを示す。「データ」はライト
(W)データを示し、リードの場合はヌルデータである
か又は存在しない。
【0020】マスターキュー制御部503は、マスター
キューA、B、Cそれぞれに保持されているアクセス要
求の管理し、入出力を制御する。バス獲得調停部504
は、内部にクロスバススイッチ(図外)を有し、マスタ
ーキューA、B、Cそれぞれから出力されるアクセス要
求信号が何れかのスレーブキューに競合する場合には調
停し、調停結果に従ってクロスバススイッチを接続及び
切断することによりマスターキューからスレーブキュー
へアクセス要求を転送する。
【0021】スレーブキュー部505は、スレーブキュ
ーX、Y、Zを有し、バス調停獲得部902により転送
されるアクセス要求を一時的に保持し、スレーブキュー
Y、Zに保持されたアクセス要求に従ってスレーブ装置
(内部デバイス)に対してデータアクセスをし、スレー
ブキューXに保持されたアクセス要求を外部バス制御部
30に転送する。
【0022】スレーブキュー制御部506は、スレーブ
キューX、Y、Zそれぞれに保持されているアクセス要
求の管理及び入出力を制御する。 <外部バス制御部30の構成>図1において外部バス制
御部30は、外部バスに接続された外部デバイス10
3、203、303それぞれのアクセスサイクル数及び
アクセス禁止期間に応じたアクセスを実現するため、ア
クセス要求バッファ31、アドレスデコード部32、ア
クセス終了検知部33、外部バスI/F部34、モード
レジスタ部101、モードレジスタ部201、モードレ
ジスタ部301、アクセス発生制御部102、アクセス
発生制御部202、アクセス発生制御部302を備え
る。
【0023】アクセス要求バッファ31は、スレーブキ
ューXから転送されるアクセス要求を一時的に保持する
バッファである。その容量は、アクセス要求4つ分程度
でよい。アドレスデコード部32は、アクセス要求バッ
ファ31先頭のアクセス要求のアドレスをデコードする
ことによりアクセス先の外部デバイスを判別し、判別し
た外部デバイスに対応するアクセス発生制御部に対して
アクセス要求がある旨を通知する(つまりアクセス要求
信号をアサートする)。アドレスデコード部32がデコ
ードを開始するタイミングは、アクセス要求バッファ3
1が空の状態で新たなアクセス要求が転送されたとき、
及びアクセス終了検知部33から現在アクセス中のアク
セスサイクルの終了通知を受けたときである。
【0024】アクセス終了検知部33は、アクセス発生
制御部102、202、302から外部デバイス10
3、203、303に対するアクセスサイクルが終了し
た旨の通知を受けると、その旨をアドレスデコード部3
2に通知する。外部バスI/F部34は、アクセス発生
制御部102の制御の下で外部デバイス103、20
3、303対するアクセスデータ及び制御信号を入出力
するインターフェースである。
【0025】モードレジスタ部101は、外部デバイス
103のアクセスサイクル数及びアクセス禁止期間を示
すパラメータを保持するプログラマブルなレジスタであ
る。図3は、モードレジスタ部101が保持するデータ
フォーマットの一例を示す。モードレジスタ部101
は、(AC+PR)フィールドとPR_STARTフィ
ールドとを有するレジスタからなる。(AC+PR)フ
ィールドは、外部デバイス103のアクセスサイクルの
クロック数とアクセス禁止期間のクロック数との和、つ
まり、アクセスサイクル開始からアクセス禁止期間完了
までのクロック数が設定される。PR_STARTフィ
ールドは、アクセス禁止期間が開始するクロック数、つ
まり、アクセスサイクル先頭から何番目のクロックから
アクセス禁止期間が開始するかが設定される。
【0026】例えば、図4に示すように外部デバイス1
03のアクセスサイクル(チップセレクト信号の期間)
が8クロック、アクセス禁止期間が5クロックを要する
場合には、(AC+PR)フィールドには13、PR_
STARTフィールドに9と設定される。このようなモ
ードレジスタ部101は、例えば、内部デバイスの1つ
として設けられ、何れかのマスター装置からのライト要
求に従って設定される。あるいはモードレジスタ部10
1は、何れかのマスターバスに直接接続され、マスター
装置などから直接リード/ライトされるようにしてもよ
い。
【0027】モードレジスタ部201、301は、それ
ぞれ外部デバイス203、303のアクセスサイクル数
及びアクセス禁止期間を示すパラメータを保持する点を
除いて、モードレジスタ部101に同様である。アクセ
ス発生制御部102は、アドレスデコード部32から外
部デバイス103に対するアクセス要求信号がアサート
されたとき、モードレジスタ部101に保持されたパラ
メータが示すクロック数のアクセスサイクル、アクセス
禁止期間となるようにデータアクセスのタイミングを制
御する。
【0028】アクセス発生制御部202、302は、そ
れぞれ外部デバイス203、303に対応する点を除い
て、モードレジスタ部201と同様である。 <アクセス発生制御部>図5は、アクセス発生制御部1
02の動作タイミングを示す図である。同図では、モー
ドレジスタ部101の(AC+PR)フィールドには1
3、PR_STARTフィールドに9が設定されている
ものとする。
【0029】同図を参照して、アクセス発生制御部10
2の更に詳細な構成を説明する。図1において、アクセ
ス発生制御部102は、カウンタ部110、比較器11
1、比較器112、アクセス部113、ゲート114を
備える。 カウンタ部110は、ゲート114からカウ
ント開始の指示を受けると、モードレジスタ部101の
(AC+PR)フィールドに設定された値、すなわちア
クセスサイクル開始からアクセス禁止期間完了までのク
ロック数をカウントするカウンタである。本実施例で
は、図5に示すように、カウント値は通常”0”であ
り、カウント開始から昇順にカウントし、(AC+P
R)フィールドに設定された値までカウントし、”0”
に戻るものとする。
【0030】比較器111は、カウンタ部110のカウ
ント値とモードレジスタ部101に設定されたPR_S
TARTフィールドに設定された値とを比較し、一致し
たことを検出する。つまり、アクセスサイクルが完了
(アクセス禁止期間が開始)したことを検出し、その旨
をアクセス終了検知部33に通知する。比較器112
は、カウンタ部110のカウント値と”0”とを比較
し、一致していること、つまりアクセス禁止期間が完了
していることを検出する。
【0031】アクセス部113は、カウンタ部110に
おいてカウントが開始されたことを比較器112の比較
結果から検出すると、アクセス要求バッファ31の先頭
のアクセス要求に従ってアクセスを実行する。具体的に
は、アクセス部113は、外部バスI/F部34を介し
て、外部デバイス103へのチップセレクト信号、リー
ド/ライト信号等の各種制御信号を、比較器111、1
12の比較結果のタイミングに応じて出力する。図5で
は、チップセレクト信号のみを示している。
【0032】ゲート114は、外部デバイス103に対
するアクセス要求信号がアドレスデコード部32から入
力され、比較器112の比較結果がアクセス禁止期間が
完了していることを示す場合に、アクセス要求信号をカ
ウンタ部110に出力する。つまり、アクセス禁止期間
が完了していて、かつ、アクセス要求信号がアサートさ
れていれば、カウンタ部110にカウントの開始を指示
する。 <動作説明>以上のように構成された本発明の第1実施
形態におけるバス制御装置について、その動作を説明す
る。
【0033】図6(a)は、外部デバイス103への連
続するアクセスが発生した場合のアクセスタイミングを
示す図である。同図において、図5に示した信号のう
ち、アクセス要求信号と、チップセレクト信号(CS1)
とを示している。アクセス要求信号1は、アドレスデコ
ード部32から出力され、チップセレクト信号(CS1)
は、アクセス部113から出力される。
【0034】同図(a)のように、同じ外部デバイスへ
のアクセスが連続する場合には、1回目のアクセスサイ
クルと次のアクセスサイクルとの間に、禁止期間が発生
することになる。同図(b)は、外部デバイス103、
203へのアクセスが順次発生した場合のアクセスタイ
ミングを示す図である。アクセス要求信号1とチップセ
レクト信号(CS1)は外部デバイス103に対応し、ア
クセス要求信号2とチップセレクト信号(CS2)は外部
デバイス203に対応する。
【0035】同図(b)のように、異なる外部デバイス
へのアクセスが連続する場合には、1回目のアクセスサ
イクルの直後に次のアクセスサイクルを開始することが
できる。これは、アクセス発生制御部102、202、
302において外部デバイス毎に、アクセス禁止期間を
確保しているからである。以上説明してきたように、第
1実施形態におけるバス制御装置は、一の外部デバイス
へのアクセスの次に、他の外部デバイスにアクセスする
場合には、先のアクセス完了直後に次のアクセスサイク
ルを開始し、アクセス効率を向上させることができる。
【0036】なお、アクセス発生制御部102、20
3、303は、外部デバイスに対応して複数設けている
が、1つだけ備えるようにしてもよい。この場合、アク
セス発生制御部は、アクセス要求信号を受けるごとに、
次のアクセス先の外部デバイスに対応するモードレジス
タ部からパラメータを取り出して、取り出したパラメー
タに従ってアクセスサイクル及びアクセス禁止サイクル
をカウントする構成とすればよい。 <第2実施形態>図7は、第2実施形態におけるバス制
御装置の構成を示すブロック図である。このバス制御装
置は、クロスバス制御部500と外部バス制御部40と
からなり、第1実施形態のバス制御装置の機能に加え
て、外部アクセスが連続する場合に、前後するアクセス
のアクセス先が異なる部デバイスとなるよう、アクセス
要求の処理順序を変更するよう構成されている。
【0037】以下、図1と同じ構成要素は同じ符号を付
して説明を省略し、異なる点を中心に説明する。外部バ
ス制御部40は、図1の外部バス制御部30と比べて、
アドレスデコード部32の代わりにアドレスデコード部
41を備え、新たに順序設定部42、ポインタ制御部4
3が追加された点が異なっている。
【0038】アドレスデコード部41は、アクセス要求
バッファ31に保持された全てのアクセス要求のアドレ
スをデコードすることにより、各アクセス要求のアクセ
ス先の外部デバイスを判別し、順序設定部42に通知
し、また、ポインタ制御部43から通知されるポインタ
が指すアクセス要求に基づいてアクセス要求信号をアサ
ートする。このポインタは、アクセス要求バッファ31
に保持されたアクセス要求のうち、外部アクセスがなさ
れていないときは次にアクセスすべきアクセス要求を指
し、外部アクセスがなされているときは現にアクセス中
のアクセス要求を指す。
【0039】順序設定部42は、アクセス要求バッファ
31に保持されているアクセス要求毎にアクセス先の外
部デバイスがどれであるかをアドレスデコード部41か
ら通知され、処理すべきアクセス要求の順序を、次にア
クセスされる外部デバイスが現在アクセス中の外部デバ
イスとは異なるように設定する。すなわち、現在アクセ
ス中の外部デバイスと異なる外部デバイスをアクセス先
とするアクセス要求が存在すれば、それ次にアクセスす
べきアクセス要求と決定し、存在しなければバッファに
格納された順に次にアクセスすべきアクセス要求を決定
する。
【0040】ポインタ制御部43は、上記ポインタを保
持し、アクセス発生制御部102、202、302から
アクセス完了通知を受けるごとに、順序設定部42に決
定された次にアクセスすべきアクセス要求を指すようポ
インタを更新する。また、アクセス要求バッファ31か
らはポインタが指すアクセス要求が読み出されて、アク
セス発生制御部に処理される。 <動作説明>以上のように構成された本発明の第2実施
形態におけるバス制御装置について、その動作を説明す
る。
【0041】図8は、アクセス要求バッファ31に保持
されたアクセス要求とそのアクセス実行順序とを示す図
である。同図ようにアクセス要求バッファ31には、ア
クセス要求A1、A2、A3、A4が格納された順に新
たに格納されたものとする。このうちアクセス要求A
1、A2は外部デバイス103、アクセス要求A3、A
4は外部デバイス203をアクセス先とするものとす
る。また、図中のCS1、CS2はそれぞれ外部デバイス10
3、203に対するチップセレクト信号である。
【0042】この状態で、まず、順序設定部42は先頭
のアクセス要求A1を次のアクセスすべきアクセス要求
と決定する。この決定によりポインタ制御部43のポイ
ンタは先頭のアクセス要求A1を指す。アドレスデコー
ド部41は、ポインタの指すアクセス要求A1をデコー
ドしてアクセス発生制御部102へのアクセス要求信号
をアサートする。これにより外部デバイス103へのア
クセスサイクルが発生する(図5中(1))。
【0043】このアクセスサイクルの間、順序設定部4
2は、ポインタが指すアクセス要求A1が外部デバイス
103をアクセス先とすることから、アクセス要求A2
についてはアクセス先が同じ外部デバイス103なので
次にアクセスすべきアクセス要求と決定しないで、アク
セス要求A3についてはアクセス要求が異なる外部デバ
イス203なので次にアクセスすべきアクセス要求と決
定する。
【0044】アクセス要求A1のアクセスサイクルが完
了した時点でアクセス終了検知部33からポインタ制御
部43にアクセス完了の通知を受ける。ポインタ制御部
43は、順序設定部42により決定されたアクセス要求
A3を指すようポインタを更新する。アドレスデコード
部41は、更新後のポインタが指すアクセス要求A3を
デコードして、アクセス発生制御部202へのアクセス
要求信号をアサートする。アクセス発生制御部202で
は、アクセス発生制御部102とは別個に外部デバイス
203のアクセス禁止期間を確保しているので、アドレ
スデコード部41によりアクセス要求信号がアサートさ
れた時点で、外部デバイス203へのアクセスサイクル
を発生させる(図5中(2))。
【0045】以後同様にして、アクセス要求A3のアク
セス完了直後に、アクセス要求A3とはアクセス先の外
部デバイスが異なるアクセス要求A2のアクセスサイク
ルが発生し(図5中(3))、その完了直後にアクセス要
求A4のアクセスサイクルが発生する(図5中(4))。
以上説明してきたように、本実施形態におけるバス制御
装置によれば、アクセス要求バッファ31に複数のアク
セス要求が格納されている場合に、同一の外部デバイス
へのアクセスが連続しないように、アクセス要求を実行
する順序を入れ替えて、前回とは異なる外部デバイスに
アクセスするので、禁止期間をみかけ上なくすことがで
き、複数の外部デバイスへのアクセス効率を向上させる
ことができる。
【0046】なお、本実施形態では、ポインタが次にア
クセスすべきアクセス要求をさしているが、この代わり
に、当該アクセス要求が常に先頭に保持されるようにア
クセス要求バッファ31内の保持順序を物理的に入れ替
えてもよい。 <第3実施形態>図9は、第3実施形態におけるバス制
御装置の構成を示すブロック図である。このバス制御装
置は、クロスバス制御部600と外部バス制御部50と
からなり、第2実施形態のバス制御装置の機能に加え
て、リード要求に関してダミーデータを応答することな
く、またマスター装置が確認用のリード要求が繰り返し
発行する必要がないように構成されている。
【0047】以下、図7と同じ構成要素は同じ符号を付
して説明を省略し、異なる点を中心に説明する。外部バ
ス制御部50は、図7の外部バス制御部40と比べて、
応答制御部51が追加されている点が異なる。応答制御
部51は、アクセス終了検知部33からアクセス完了の
通知を受けたとき、マスター装置及びスレーブキュー制
御部52に応答として出力するアクノリッジ信号を制御
する。応答制御部51は、ライトアクセスとリードアク
セスとでは異なる応答を行なう。
【0048】すなわち、応答制御部51は、アクセス終
了検知部33からライトアクセス完了の通知を受けた時
点で、ライトアクノリッジ信号(図中のW_ACK)をマス
ター装置及びスレーブキュー制御部52に出力する。な
お、ライトアクノリッジ信号(W_ACK)は、マスターバ
スと同数存在し、図1及び図7においても図示していな
いが、同様に存在する。
【0049】また、応答制御部51は、アクセス要求バ
ッファ31にリード要求が格納された時点で、第1リー
ドアクノリッジ信号(R1_ACK)をスレーブキュー制御部
52に出力し、さらに、アクセス終了検知部33からリ
ードアクセス完了の通知を受けた時点で、第2リードア
クノリッジ信号(R2_ACK)をマスター装置及びスレーブ
キュー制御部52に出力する。
【0050】ここで、第1リードアクノリッジ信号(R1
_ACK)は、外部バス制御部50がスレーブキューXから
リード要求を受付けたことを通知する信号であり、マス
ター装置には通知されない、いわばダミーのアクノリッ
ジ信号である。また、第2リードアクノリッジ信号(R2
_ACK)は、リードアクセスにおいて外部デバイスから出
力されるリードデータが確定したことを通知する信号で
あり、マスター装置に通知される。
【0051】なお、第1、第2リードアクノリッジ信号
も、それぞれマスターバスと同数存在する。また、リー
ド要求を発行したマスター装置は、第2リードアクノリ
ッジ信号(R2_ACK)とともにリードデータが返ってくる
まで、応答待ち(第2リードアクノリッジ信号待ち)と
なる。図9のクロスバス制御部600は、図7のクロス
バス制御部500と比べて、スレーブキュー制御部50
6、バス獲得調停部504の代わりにスレーブキュー制
御部52、バス獲得調停部53を備える点が異なる。
【0052】スレーブキュー制御部52は、スレーブキ
ューX、Y、Zそれぞれに保持されているアクセス要求
の管理及び入出力の制御に加えて、第1、第2リードア
クノリッジ信号をバス獲得調停部53に中継する。バス
獲得調停部53は、外部デバイスへのリード要求を何れ
かのマスターキューからスレーブキューXへ転送したの
ち、クロスバススイッチにおける当該マスターキューか
らスレーブキューXへの接続を維持し、第1リードアク
ノリッジ信号(R1_ACK)が出力されると、当該接続を開
放する。この開放により、リード要求発行元以外のマス
ターキューからのアクセス要求を調停し、スレーブキュ
ーXへの転送することが可能になる。 <バス獲得調停部53の構成>図10は、バス獲得調停
部53の構成を示すブロック図である。このバス獲得調
停部53は、クロスバススイッチ54と調停部55とを
備える。
【0053】クロスバススイッチ54は、スレーブキュ
ーX、Y、Zを任意のマスターキューに接続スイッチで
あり、セレクタ54X、54Y、54Zからなる。セレ
クタ54Xは、マスターキューA、B、Cの何れかの出
力をスレーブキューXの入力へ接続するスイッチとして
設けられている。セレクタ54Y、54Zは、それぞれ
接続先がスレーブキューY、Zである点以外同様であ
る。
【0054】調停部55は、マスターキューA、B、C
それぞれからのアクセス要求信号を受けて、スレーブキ
ュー毎にどのマスターキューからのアクセス要求を転送
するかを調停し、また、マスターキューからスレーブキ
ューXにリード要求(つまり外部デバイスへのリード要
求)が転送された場合は、当該マスターキューとスレー
ブキューXとの接続を、第1、第2リードアクノリッジ
信号(R1_ACK、R2_ACK)に基づいて制御する。
【0055】図11は、外部デバイスへのリード要求が
発行された場合の調停部55によるクロスバススイッチ
の接続制御論理を、発行元のマスター装置別に記した図
である。同図において、期間Iは、リード要求がマスタ
ーキューからスレーブキューXに転送された時点から、
第1リードアクノリッジ信号を受けた時点までをいう。
期間IIは、第1リードアクノリッジ信号を受けた時点か
ら第2リードアクノリッジ信号を受けた時点までをい
う。期間IIIは、第2リードアクノリッジ信号がアサー
トされている期間であり、確定したリードデータがマス
ター装置に取り込まれるまでをいう。また、図中の○印
は、調停結果に従って接続することを意味する。
【0056】例えば、マスター装置Aから発行された外
部デバイスへのリード要求について、調停部55は、同
図のように、期間Iにおいて発行元マスターキューAと
スレーブキューXとを接続する(図中の"A-X接続")。
この期間Iでは、リード要求がマスターキューAからス
レーブキューXに転送される。期間IIにおいて、調停部
55は、当該接続を開放して、A-X接続以外のB-X接続、
C-X接続を調停結果に従って行なう(図中の"A-X以外
○")。この期間IIでは、他のマスター装置B及びCか
らのアクセス要求がスレーブキューXに転送される。す
なわち、マスターキューB、Cに保持されている外部デ
バイスへのリード要求が、より早い時点で調停を受けて
スレーブキューXに転送されることになる。また、マス
ターキューB、Cにおいて外部デバイスへのアクセス要
求の後段に保持されたアクセス要求もより早い時点で調
停を受け、スレーブキューへの転送されることになる。
【0057】期間IIIにおいて、調停部55は、再度A-X
接続する。この接続により、外部デバイスから読み出さ
れたリードデータがマスター装置に返される。マスター
装置Aから発行された外部デバイスへのリード要求につ
いて説明したが、マスター装置B、Cからのリード要求
についても同様である。このように、本実施形態では、
応答制御部51が外部デバイスへのリード要求にする応
答信号として第1、第2リードアクノリッジ信号を返
し、調停部55が上記期間IIにおいて発行元マスターキ
ューとスレーブキューXとの間のスイッチを開放して、
他のマスターキューからの転送用に接続を制御する。こ
れにより、他のマスターキューに保持された外部デバイ
スへのアクセス要求は、期間IIにおいても調停を受ける
機会を与えられ、ひいてはスレーブキューにより早い時
点で転送されることになる。
【0058】また、マスター装置は、外部デバイスへリ
ード要求を発行した後、第2リードアクノリッジ信号と
リードデータの応答待ちとなるので、従来のように、ダ
ミーのリードデータを読み出すために繰り返しリード要
求を発行する必要がなく、リード要求の繰り返し発行と
いう負荷から開放される。さらに、バス制御装置でも、
繰り返し発行されるリード要求がなくなるので、その分
スループットを向上させることができる。
【0059】なお、内部デバイスに対するリード要求に
ついては、必ずしも第1、第2リードアクノリッジ信号
を用いる構成とする必要はない。LSIチップ上の内部
デバイスは、外部デバイスに比べてアクセスサイクルが
非常に短いので、内部デバイスから確定したリードデー
タが返るまで、発行元マスターキューから発行先スレー
ブキューと間でスイッチを接続し続けても問題ない。も
し、アクセスサイクルが数十クロック以上の非常に低速
な内部デバイスが存在する場合には、第1、第2リード
アクノリッジ信号を用いる構成とする方が望ましい。 <第4実施形態>本実施形態におけるバス制御装置は、
図9に示したクロスバス制御部600と図12に示す外
部バス制御部60とから構成される。
【0060】図12の外部バス制御部60は、図9の外
部バス制御部50と比べて、モードレジスタ部101、
201、301の代わりにモードレジスタ部1001、
2001、3001を、アクセス発生制御部102、2
02、302の代わりにアクセス発生制御部1002、
2002、3002を、アドレスデコード部41、ポイ
ンタ制御部43の代わりにアドレスデコード部61、ポ
インタ制御部63を、外部バスI/F部34の代わりに
外部バスI/F部64を備え、新たに並列判定部63が
追加された点が異なり、外部デバイス毎に異なるアクセ
スモードに対応し、同時に複数の外部デバイスに並列に
アクセスするよう構成されている。
【0061】以下、図9と同じ構成要素は同じ符号を付
して説明を省略し、異なる構成要素を中心に説明する。
モードレジスタ部1001は、外部デバイス103のア
クセスサイクル数及びアクセス禁止期間を示すパラメー
タに加えて、外部デバイス103固有のアクセスモード
に関するパラメータを保持するプログラマブルなレジス
タである。
【0062】図13は、モードレジスタ部1001のデ
ータフォーマットの一例を示す。同図のようにモードレ
ジスタ部101は、第1レジスタと第2レジスタとから
なる。第1レジスタは、図3と同様であるので説明を省
略する。第2レジスタは、AC_MODEフィールド1
031、WIDTHフィールド1041、POSフィー
ルド1051を有する。
【0063】AC_MODEフィールド1031には、
外部デバイスがマルチプレクスI/F(インターフェー
ス)であるか分離I/Fであるかが設定される。ここ
で、マルチプレクスI/Fはデータバスにアドレスとデ
ータを時分割多重して入出力するI/Fであり、分離I
/Fはアドレスをアドレスバスで、データをデータバス
で入出力するI/Fである。
【0064】WIDTHフィールド1041には、外部
デバイスの有効データ幅(ビット数)が設定される。P
OSフィールド1051には、外部データバス(32ビ
ット)中のどの位置に有効データを載せるかが設定され
る。図14は、第2レジスタのパラメータにより設定さ
れるアクセスモードの具体例を示す図である。同図で
は、外部アドレスバスは25ビット(EA[24:0])、外部
データバスは32ビット(ED[31:0])であるものとす
る。
【0065】例えば、モード5は、外部バス制御部60
が、外部デバイスへの16ビットアドレスと16ビット
データとを外部データバスの上位2バイトED[31:16]に
多重させてアクセスすることを意味する。図15にモー
ド5による外部デバイスのアクセスタイミングを示す。
同図において、ECLKは外部バスの動作クロックである。
EA[24:0]はアドレスバスであるが、モード5では使用さ
れない。ED[31:0]はデータバスであり、同図のように上
位16ビット[31:16]にアドレスとデータとが時分割で
多重される。XECS[3]はモード5では使用されない。XEC
S[5](ALE)は、アドレスが確定したことを示す制御信号
であり、外部デバイスにおいてアドレスをラッチして分
離するために用いられる。XEWE[3:0]は、4バイトのバ
ス幅の各バイトに対応するライトイネーブル信号であ
り、同図ではデータが確定した期間で上位2バイトに対
応するXEWE[3:2]がアサートされている。XEDKは、デー
タアクノリッジ信号である。
【0066】また例えば、図14のモード3は、外部バ
ス制御部60が、外部デバイスへのアドレスを外部アド
レスバスEA[24:0]から供給し、16ビットデータを外部
データバスの下位2バイトEA[15:0]からアクセスするこ
とを意味する。図16にモード3による外部デバイスの
アクセスタイミングを示す。同図において、EA[24:0]は
アドレスバスであり、外部デバイスへのアドレス供給に
使用される。ED[31:0]はデータバスであり、同図のよう
に下位16ビット[15:0]が使用される。XECS[3]は、チ
ップセレクト信号である。XECS[5](ALE)は、本モードで
は使用されない。XEWE[3:0]は、4バイトのバス幅の各
バイトに対応するライトイネーブル信号であり、同図で
はデータが確定した期間で下位2バイトに対応するXEWE
[1:0]がアサートされている。
【0067】モードレジスタ部1002、1003は、
それぞれ外部デバイス203、303のアクセスサイク
ル及びアクセスモードに関するパラメータを保持する点
を除いて、モードレジスタ部1001と同様である。ア
ドレスデコード部61は、図9のアドレスデコード部4
1と比べ、ポインタ制御部63から複数のポインタが通
知される場合がある点が異なる。すなわち、アドレスデ
コード部61は、複数のポインタが通知された場合、各
ポインタが指すアクセス要求に対応する複数のアクセス
発生制御部に対してアクセス要求信号を並行して出力す
る。
【0068】並列判定部62は、アクセス要求バッファ
31に保持されているアクセス要求毎にアクセス先の外
部デバイスがどれであるかをアドレスデコード部41か
ら通知され、モードレジスタ部1001、1002、1
003を参照して、並列アクセスが可能であるか否かを
判定し、可能である場合には並列アクセス可能なアクセ
ス要求がどれであるかをポインタ制御部63に通知す
る。より具体的には、並列判定部62は、アクセス要求
バッファ31に保持されている全てのアクセス要求のう
ち、アクセス先となる外部デバイスが、図14に示した
モード2とモード6、モード3とモード6となる組み合
わせに該当する場合には、それらのアクセス要求を並列
アクセス可能と判定する。
【0069】ポインタ制御部63は、図9のポインタ制
御部43と比べ、並列判定部62の判定結果を受ける点
が異なっている。すなわち、並列判定部62から並列ア
クセス可能なアクセス要求がどれであるかが通知された
場合、並列可能なアクセス要求を指す複数のポインタを
アドレスデコード部61に通知する。アクセス発生制御
部1002は、図9のアクセス発生制御部102と比
べ、アクセス部113の代わりにアクセス部1013を
備える点が異なる。
【0070】アクセス部1013は、アクセス部113
の機能に加えて、モードレジスタ部1001の第2レジ
スタに設定されたパラメータに従うアクセスを発生する
よう外部バスI/F部64を制御する。例えば、第2レ
ジスタのパラメータが図14のモード5を示す場合に
は、アクセス部1013は、図15に示す各制御信号を
生成するとともに、図15のようにアドレスとバスの入
出力するよう外部バスI/F部64を制御する。また、
第2レジスタのパラメータが図14のモード3を示す場
合には、図15のアクセスタイミングとなるようアクセ
スを発生させる。
【0071】アクセス発生制御部2002、2003
は、外部デバイス203、303に対応する点を除いて
アクセス発生制御部1002と同様である。図17は、
外部バスI/F部64の構成例を示すブロック図であ
る。この外部バスI/F部64は、第1アドレスラッチ
601、第1データラッチ602、第2アドレスラッチ
603、第2データラッチ604、ゲート群605〜6
12を備える。
【0072】第1アドレスラッチ601は、アクセス要
求バッファ31に接続された内部アドレスバスIA[24:0]
からアドレスをラッチしする25ビットラッチである。
第1データラッチ602は、ライトアクセスでは、アク
セス要求バッファ31に接続された内部データバスID[3
1:0]からデータをラッチし、また、リードアクセスで
は、ゲート群607、608からのデータをラッチする
32ビットの双方向ラッチである。
【0073】第2アドレスラッチ603は、内部アドレ
スバスIA[24:0]から16ビットアドレスをラッチする1
6ビットラッチである。第2データラッチ604は、ラ
イトアクセスでは、内部データバスID[31:0]から16ビ
ットデータをラッチし、また、リードアクセスではゲー
ト群611、612からのデータをラッチする32ビッ
トの双方向ラッチである。
【0074】ゲート群605は、イネーブル信号EN5に
応じて、第1アドレスラッチ601の上位9ビットを外
部バスEA[24:16]へ出力するドライバである。ゲート群
606は、イネーブル信号EN6に応じて、第1アドレス
ラッチ601の下位16ビットを外部バスEA[15:0]へ出
力するドライバである。ゲート群607は、イネーブル
信号EN7WおよびEN7Rに応じて、第1データラッチ602
の上位16ビットと外部データバスの上位16ビットED
[31:16]との間でデータを双方向にドライブするトラン
シーバである。
【0075】ゲート群608は、イネーブル信号EN8Wお
よびEN8Rに応じて、第1データラッチ602の下位16
ビットと外部データバスの下位16ビットED[15:0]との
間でデータを双方向にドライブするトランシーバであ
る。ゲート群609は、イネーブル信号EN9に応じて、
第2アドレスラッチ603の16ビットアドレスを外部
データバスの上位16ビットED[31:16]へ出力するドラ
イバである。
【0076】ゲート群610は、イネーブル信号EN10に
応じて、第2アドレスラッチ603の16ビットアドレ
スを外部データバスの下位16ビットED[15:0]へ出力す
るドライバである。ゲート群611は、イネーブル信号
EN11WおよびEN11Rに応じて、第2データラッチ604と
外部データバスの上位16ビットED[31:16]との間でデ
ータを双方向にドライブするトランシーバである。
【0077】ゲート群612は、イネーブル信号EN12W
およびEN12Rに応じて、第2データラッチ604と外部
データバスの下位16ビットED[15:0]との間でデータを
双方向にドライブするトランシーバである。上記の第1
アドレスラッチ601、第1データラッチ602、ゲー
ト群605〜608は、分離モードで使用される。ま
た、第2アドレスラッチ603、第2データラッチ60
4、ゲート群609〜612は、マルチプレクスモード
で使用される。
【0078】このように構成された外部バスI/F部6
4は、アクセス部1013によりアクセスモードに応じ
た制御がなされる。図18は、アクセス部1013によ
る外部バスI/F部64の制御論理を、モード毎に示し
た図である。同図において、モード1〜6は、図14に
示したモードと同じである。図中の○印は、アクセスサ
イクルにおいてイネーブル信号をアサートする(0にす
る)ことを意味し、×ディスエーブルにすることを意味
する。また、○1印、○2印はアクセスサイクルにおい
て、アドレスとデータをマルチプレクスするために順次
アサートすることを意味する。また、図中EN7W/EN7R
は、ライトアクセスではEN7Wを、リードアクセスではEN
7Rをアサートすることを意味する。
【0079】以上のように構成された第4実施形態にお
けるバス制御装置について、その動作を説明する。今、
モードレジスタ部1001、1002の第2レジスタ
に、それぞれモード5、モード3となるパラメータが設
定されているものとする。すなわち、外部デバイス10
3、203はそれぞれモード5、モード3に対応するイ
ンターフェースであるものとする。
【0080】また、アクセス要求バッファ31には、外
部デバイス103へのライト要求と、外部デバイス20
3へのライト要求とが保持されているものとする。この
状態で、並列判定部62は、アドレスデコード部61の
デコード結果及び各モードレジスタ部に設定されたアク
セスモードに基づいて、外部デバイス103へのライト
要求と、外部デバイス203へのライト要求とが並列処
理可能であると判定し、ポインタ制御部63に通知す
る。
【0081】ポインタ制御部63は、この2つのライト
要求を指す2つのポインタをアドレスデコード部61に
通知する。アドレスデコード部61は、2つのポインタ
が指すライト要求のアクセス先である外部デバイス10
3、203に対応するアクセス発生制御部1002、2
002に対して並列にアクセス要求信号をアサートす
る。
【0082】これにより、アクセス発生制御部100
2、2002は、並列にアクセスを開始する。まず、ア
クセス発生制御部1002は、第2アドレスラッチ60
3、第2データラッチ604に、対応するライト要求に
て指定されたアドレス、データを内部バスを通して転送
する。また、アクセス発生制御部2002は、第1アド
レスラッチ601、第1データラッチ602に、対応す
るライト要求にて指定されたアドレス、データを内部バ
スを通して転送する。
【0083】この後、アクセス発生制御部1002、2
002はモード5、モード3によるアクセスを開始す
る。この場合の並列アクセスのタイミングを図19に示
す。同図は、図15に示したモード5によるアクセス
と、図16に示したモード3によるアクセスとが並行し
て実行された結果となっている。このようにして、外部
デバイス103と、外部デバイス203とが並列にアク
セスされる。
【0084】以上説明してきたように第4実施形態にお
けるバス制御装置によれば、外部バス(外部アドレスバ
ス、外部データバス)を、複数のアクセスモードにおい
て互いにバス上で競合(あるいはバス資源を干渉)しな
いように分割して使用することにより、複数の外部デバ
イスへの並列アクセスを可能にしている。これにより、
低速な外部デバイスに対するアクセス効率を向上させる
ことができる。
【0085】なお、本実施形態では、モード1〜6を例
示したが、8ビットデータを入出力する外部デバイスを
アクセスするモードをモードレジスタ部に設定するよう
にしてもよい。この場合、外部バスI/F部64は、1
6ビット単位でバスを分割可能な構成にしているが、8
ビット単位で分割する構成となる。これにより、2つの
8ビット外部デバイスと16ビット外部デバイスへの3
並列アクセスや、4つの8ビット外部デバイスへの並列
アクセスも可能になる。
【0086】また、図14に示したモード4〜6はそれ
ぞれデータバス上でアドレスとデータとをマルチプレク
スするモードを示しているが、アドレスバス上でアドレ
スとデータとをマルチプレクスするようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、マスターバス501A、
B、Cにはそれぞれマスター装置が1つずつ接続されて
いるが、1つのマスターバスに複数のマスター装置が接
続されていてもよい。同様に、1つのスレーブバスに複
数のスレーブ装置が接続されていてもよい。
【0087】また、上記各実施形態においてモードレジ
スタ部は、外部デバイスに対応させているが、バンクに
対応させてもよい。ここで、バンクとは、外部デバイス
に割り当てたアドレス空間をいう。1つのバンクには、
アクセスサイクル及びアクセス禁止期間が同等の複数の
外部デバイスを割り当てもよい。
【0088】
【発明の効果】本発明のバス制御装置は、マスター装置
から発行されるアクセス要求に従って、外部バスに接続
された複数の外部デバイスへのアクセスを制御するバス
制御装置であって、前記外部デバイスへのアクセス要求
を順次保持するバッファ手段と、前記外部デバイス毎
に、アクセス完了後に確保すべきアクセス禁止期間を示
すパラメータを保持するパラメータ保持手段と、デバイ
スへのアクセスが完了した時点から、パラメータ保持手
段に保持されたパラメータが示す当該デバイスのアクセ
ス禁止期間を計時する計時手段と、現在アクセス中の外
部デバイスと、バッファ手段に保持された次のアクセス
要求のアクセス先の外部デバイスとが異なる場合には、
現在アクセス中の外部デバイスへのアクセスが完了した
ときに次のアクセス要求によるアクセスを開始し、同じ
場合には、計時手段による計時が完了したときに次のア
クセス要求によるアクセスを開始する制御手段とを備え
る。
【0089】この構成によれば、現在のアクセスと次の
アクセスとで、アクセス先の外部デバイスが異なる場合
には、アクセス禁止期間を見かけ上隠蔽することができ
るので、外部デバイスへのアクセス効率を向上させるこ
とができる。しかも、パラメータ保持手段は外部デバイ
ス毎のアクセス禁止期間を保持するので、同一の外部デ
バイスに連続アクセスする場合でも、必要最小限のアク
セス禁止期間だけを確保することによるアクセス効率を
向上を図ることができる。
【0090】前記バス制御装置は、さらに、バッファに
保持されたアクセス要求毎に、アクセス先デバイスを判
別する判別手段と、判別結果に基づいて、現在アクセス
中のデバイスとは異なるデバイスをアクセス先とするア
クセス要求がバッファに保持されている場合には、当該
アクセス要求を次のアクセス要求とする旨を前記制御手
段に通知する順序設定手段とを備える構成としてもよ
い。
【0091】この構成によれば、異なる外部デバイスを
アクセス先とする複数のアクセス要求がバッファ手段に
保持されている場合に、順序設定手段が、現在のアクセ
スとは異なる外部デバイスをアクセス先とするアクセス
要求を次のアクセス要求と決定して制御手段に通知す
る。つまり、順序設定手段は、異なる外部デバイスへの
アクセスが連続するように、バッファ手段に順に保持さ
れたアクセス要求の順序を入れ替える。これにより、ア
クセス禁止期間を見かけ上隠蔽することをさらに進める
ので、外部デバイスへのアクセス効率をより向上させる
ことができる。
【0092】また、前記バス制御装置は、さらに、マス
ター装置が接続されるマスターバス毎に設けられたマス
ターキューであって、マスター装置から発行されるアク
セス要求をキューイングする複数のマスターキューから
なるマスターキュー部と、スレーブ装置が接続されるス
レーブバス毎に設けられたスレーブキューであって、ス
レーブバスに接続されたスレーブ装置へのアクセス要求
をキューイングする複数のスレーブキューからなるスレ
ーブキュー部と、複数のマスターキューと複数のスレー
ブキューとを任意に接続するスイッチ手段と、各マスタ
ーキューの先頭のアクセス要求を調停して、アクセス先
のスレーブ装置に応じたスレーブキューに転送するよう
スイッチ手段を制御する調停手段とを備え、前記バッフ
ァ手段は、何れかのスレーブバスに接続され、当該スレ
ーブバス用に設けられたスレーブキューにキューイング
されたアクセス要求を順に保持し、前記制御手段は、ア
クセス要求によりリードアクセスを開始した場合、開始
直後にダミーの第1応答信号を、外部デバイスのリード
データが確定した時点で第2応答信号を前記調停手段に
出力し、前記調停手段は、第1応答信号が出力された
時、当該アクセス要求を保持していたマスターキューと
スレーブキューとの間の接続を開放し、第2応答信号が
出力された時、開放した接続を再度接続するように構成
してもよい。
【0093】この構成によれば、制御手段が外部デバイ
スへのリード要求に対して第1、第2応答信号を返し、
調停手段が第1応答信号から第2応答信号までの期間に
おいて当該アクセス要求を保持していたマスターキュー
とスレーブキューとの間の接続を開放する。これによ
り、他のマスターキューに保持された外部デバイスへの
アクセス要求は、調停を受ける機会及びスレーブキュー
により転送される機会を与えれ、より早い時点でマスタ
キューから転送されるので、アクセス要求がマスターキ
ューに滞留することを緩和することができる。
【0094】前記複数の外部デバイスのうち第1外部デ
バイスと第2外部デバイスとは、外部バスを分割した部
分バスを使用することにより互いに外部バス上で競合す
ることなくアクセスされるインターフェースを有し、前
記バス制御装置は、さらに、判別手段の判別結果に基づ
いて、第1外部デバイスに対するアクセス要求と、第2
外部デバイスに対するアクセス要求とがバッファ手段に
保持されているか否を判定すると判定手段を備え、前記
制御手段は、判定手段により保持されていると判定され
た場合、判定された2つのアクセス要求に従って、第1
外部デバイスと第2外部デバイスとに並列にアクセスを
行う構成としてもよい。
【0095】この構成によれば、第1外部デバイスへの
アクセス要求と第2外部デバイスへのアクセス要求とが
バッファ手段に保持されている場合には、それらを並列
にアクセスするので、外部バスのアクセス効率を向上さ
せることができる。また、本発明のバス制御装置は、マ
スター装置から発行されるアクセス要求に従って、外部
バスに接続された複数の外部デバイスへのアクセスを制
御するバス制御装置であり、マスター装置が接続される
マスターバス毎に設けられたマスターキューであって、
マスター装置から発行されるアクセス要求をキューイン
グする複数のマスターキューからなるマスターキュー部
と、スレーブ装置が接続されるスレーブバス毎に設けら
れたスレーブキューであって、スレーブバスに接続され
たスレーブ装置へのアクセス要求をキューイングする複
数のスレーブキューからなるスレーブキュー部と、複数
のマスターキューと複数のスレーブキューとを任意に接
続するスイッチ手段と、各マスターキューの先頭のアク
セス要求を調停して、アクセス先のスレーブ装置に応じ
たスレーブキューに転送するようスイッチ手段を制御す
る調停手段と、 何れかのスレーブバスに接続され、当
該スレーブバス用に設けられたスレーブキューにキュー
イングされたアクセス要求を順に保持するバッファ手段
と、バッファ手段に保持されたアクセス要求に従って外
部デバイスにアクセスする制御手段とを備え、前記制御
手段は、アクセス要求によりリードアクセスを開始した
場合、開始直後にダミーの第1応答信号を、外部デバイ
スのリードデータが確定した時点で第2応答信号を前記
調停手段に出力し、前記調停手段は、第1応答信号が出
力された時、当該アクセス要求を保持していたマスター
キューとスレーブキューとの間の接続を開放し、第2応
答信号が出力された時、開放した接続を再度接続するよ
う構成されている。
【0096】この構成によれば、制御手段が外部デバイ
スへのリード要求に対して第1、第2応答信号を返し、
調停手段が第1応答信号から第2応答信号までの期間に
おいて当該アクセス要求を保持していたマスターキュー
とスレーブキューとの間の接続を開放する。これによ
り、他のマスターキューに保持された外部デバイスへの
アクセス要求は、調停を受ける機会及びスレーブキュー
により転送される機会を与えれ、より早い時点でマスタ
キューから転送されるので、アクセス要求がマスターキ
ューに滞留することを緩和することができ、もって外部
デバイスへのアクセス効率を向上させることができる。
【0097】また、本発明のバス制御装置は、マスター
装置から発行されるアクセス要求に従って、外部バスに
接続された複数の外部デバイスへのアクセスを制御する
バス制御装置であり、前記複数の外部デバイスのうち第
1外部デバイスと第2外部デバイスとは、外部バスを分
割した部分バスを使用することにより互いに競合するこ
となくアクセスされるインターフェースを有し、前記バ
ス制御装置は、マスター装置から発行された前記外部デ
バイスへのアクセス要求を順に保持するバッファ手段
と、バッファに保持されたアクセス要求毎に、アクセス
先デバイスを判別する判別手段と、判別手段の判別結果
に基づいて、第1外部デバイスに対するアクセス要求
と、第2外部デバイスに対するアクセス要求とがバッフ
ァ手段に保持されているか否を判定すると判定手段と、
判定手段により保持されていると判定された場合、判定
された2つのアクセス要求に従って、第1外部デバイス
と第2外部デバイスとに並列にアクセスを行う制御手段
とを備える。
【0098】この構成によれば、第1外部デバイスへの
アクセス要求と第2外部デバイスへのアクセス要求とが
バッファ手段に保持されている場合には、それらを並列
にアクセスするので、外部バスのアクセス効率を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態におけるバス制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】マスター装置から発行されるアクセス要求のデ
ータフォーマット図である。
【図3】モードレジスタ部101が保持するデータフォ
ーマット例を示す。
【図4】外部デバイスのアクセスサイクルとアクセス禁
止期間の説明図である。
【図5】アクセス発生制御部102の動作タイミングを
示す図である。
【図6】(a)外部デバイス103への連続するアクセ
スが発生した場合のアクセスタイミングを示す図であ
る。(b)外部デバイス103、203へのアクセスが
順次発生した場合のアクセスタイミングを示す図であ
る。
【図7】第2実施形態におけるバス制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図8】アクセス要求バッファ31に保持されたアクセ
ス要求とそのアクセス実行順序とを示す図である。
【図9】第3実施形態におけるバス制御装置の構成を示
すブロック図である。
【図10】バス獲得調停部53の構成を示すブロック図
である。
【図11】リード要求が発行された場合の調停部55に
よるクロスバススイッチの接続制御論理を、発行元のマ
スター装置別に記した図である。
【図12】外部バス制御部60の構成を示すブロック図
である。
【図13】モードレジスタ部1001のデータフォーマ
ット例を示す図である。
【図14】第2レジスタのパラメータにより設定される
アクセスモードの具体例を示す図である。
【図15】モード5による外部デバイスのアクセスタイ
ミングを示す。
【図16】モード3による外部デバイスのアクセスタイ
ミングを示す。
【図17】外部バスI/F部64の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図18】アクセス部1013による外部バスI/F部
64の制御論理を、モード毎に示した図である。
【図19】モード5によるアクセスとモード3によるア
クセスとの並列アクセスのタイミングを示す図である。
【図20】従来技術におけるバス制御装置の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
30 外部バス制御部 31 アクセス要求バッファ 32 アドレスデコード部 33 アクセス終了検知部 34 外部バスI/F部 40 外部バス制御部 41 アドレスデコード部 42 順序設定部 43 ポインタ制御部 50 外部バス制御部 51 応答制御部 52 スレーブキュー制御部 53 バス獲得調停部 54 クロスバススイッチ 54X〜54Z セレクタ 55 調停部 60 外部バス制御部 61 アドレスデコード部 62 並列判定部 63 ポインタ制御部 63 並列判定部 64 外部バスI/F部 101、201、301 モードレジスタ部 102、202、302 アクセス発生制御部 103、203、303 外部デバイス 110 カウンタ部 111 比較器 112 比較器 113 アクセス部 114 ゲート 500 クロスバス制御部 501 スレーブバス 501 マスターバス 502 マスターキュー部 503 マスターキュー制御部 504 バス獲得調停部 505 スレーブキュー部 506 スレーブキュー制御部 507 内部デバイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 朋彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 原田 昌明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B061 BC07 GG01 RR02 RR03 5B062 AA10 CC01 EE10 5B077 AA18 BA09 GG27 MM01 MM02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスター装置から発行されるアクセス要
    求に従って、外部バスに接続された複数の外部デバイス
    へのアクセスを制御するバス制御装置であって、 前記外部デバイスへのアクセス要求を順次保持するバッ
    ファ手段と、 前記外部デバイス毎に、アクセス完了後に確保すべきア
    クセス禁止期間を示すパラメータを保持するパラメータ
    保持手段と、 デバイスへのアクセスが完了した時点から、パラメータ
    保持手段に保持されたパラメータが示す当該デバイスの
    アクセス禁止期間を計時する計時手段と、 現在アクセス中の外部デバイスと、バッファ手段に保持
    された次のアクセス要求のアクセス先の外部デバイスと
    が異なる場合には、現在アクセス中の外部デバイスへの
    アクセスが完了したときに次のアクセス要求によるアク
    セスを開始し、同じ場合には、計時手段による計時が完
    了したときに次のアクセス要求によるアクセスを開始す
    る制御手段とを備えることを特徴とするバス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記バス制御装置は、さらに、 バッファに保持されたアクセス要求毎に、アクセス先デ
    バイスを判別する判別手段と、 判別結果に基づいて、現在アクセス中のデバイスとは異
    なるデバイスをアクセス先とするアクセス要求がバッフ
    ァに保持されている場合には、当該アクセス要求を次の
    アクセス要求とする旨を前記制御手段に通知する順序設
    定手段とを備えることを特徴とする請求項1記載のバス
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記バス制御装置は、さらに、マスター
    装置が接続されるマスターバス毎に設けられたマスター
    キューであって、マスター装置から発行されるアクセス
    要求をキューイングする複数のマスターキューからなる
    マスターキュー部と、 スレーブ装置が接続されるスレーブバス毎に設けられた
    スレーブキューであって、スレーブバスに接続されたス
    レーブ装置へのアクセス要求をキューイングする複数の
    スレーブキューからなるスレーブキュー部と、 複数のマスターキューと複数のスレーブキューとを任意
    に接続するスイッチ手段と、 各マスターキューの先頭のアクセス要求を調停して、ア
    クセス先のスレーブ装置に応じたスレーブキューに転送
    するようスイッチ手段を制御する調停手段と、を備え、 前記バッファ手段は、何れかのスレーブバスに接続さ
    れ、当該スレーブバス用に設けられたスレーブキューに
    キューイングされたアクセス要求を順に保持し、 前記制御手段は、アクセス要求によりリードアクセスを
    開始した場合、開始直後にダミーの第1応答信号を、外
    部デバイスのリードデータが確定した時点で第2応答信
    号を前記調停手段に出力し、 前記調停手段は、第1応答信号が出力された時、当該ア
    クセス要求を保持していたマスターキューとスレーブキ
    ューとの間の接続を開放し、第2応答信号が出力された
    時、開放した接続を再度接続することを特徴とする請求
    項1又は2記載のバス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の外部デバイスのうち第1外部
    デバイスと第2外部デバイスとは、外部バスを分割した
    部分バスを使用することにより互いに外部バス上で競合
    することなくアクセスされるインターフェースを有し、 前記バス制御装置は、さらに、 判別手段の判別結果に基づいて、第1外部デバイスに対
    するアクセス要求と、第2外部デバイスに対するアクセ
    ス要求とがバッファ手段に保持されているか否を判定す
    ると判定手段を備え、 前記制御手段は、判定手段により保持されていると判定
    された場合、判定された2つのアクセス要求に従って、
    第1外部デバイスと第2外部デバイスとに並列にアクセ
    スを行うことを特徴とする請求項2又は3記載のバス制
    御装置。
  5. 【請求項5】 マスター装置から発行されるアクセス要
    求に従って、外部バスに接続された複数の外部デバイス
    へのアクセスを制御するバス制御装置であって、 マスター装置が接続されるマスターバス毎に設けられた
    マスターキューであって、マスター装置から発行される
    アクセス要求をキューイングする複数のマスターキュー
    からなるマスターキュー部と、 スレーブ装置が接続されるスレーブバス毎に設けられた
    スレーブキューであって、スレーブバスに接続されたス
    レーブ装置へのアクセス要求をキューイングする複数の
    スレーブキューからなるスレーブキュー部と、 複数のマスターキューと複数のスレーブキューとを任意
    に接続するスイッチ手段と、 各マスターキューの先頭のアクセス要求を調停して、ア
    クセス先のスレーブ装置に応じたスレーブキューに転送
    するようスイッチ手段を制御する調停手段と、 何れかのスレーブバスに接続され、当該スレーブバス用
    に設けられたスレーブキューにキューイングされたアク
    セス要求を順に保持するバッファ手段と、 バッファ手段に保持されたアクセス要求に従って外部デ
    バイスにアクセスする制御手段とを備え、 前記制御手段は、アクセス要求によりリードアクセスを
    開始した場合、開始直後にダミーの第1応答信号を、外
    部デバイスのリードデータが確定した時点で第2応答信
    号を前記調停手段に出力し、 前記調停手段は、第1応答信号が出力された時、当該ア
    クセス要求を保持していたマスターキューとスレーブキ
    ューとの間の接続を開放し、第2応答信号が出力された
    時、開放した接続を再度接続することを特徴とするバス
    制御装置。
  6. 【請求項6】 マスター装置から発行されるアクセス要
    求に従って、外部バスに接続された複数の外部デバイス
    へのアクセスを制御するバス制御装置であって、 前記複数の外部デバイスのうち第1外部デバイスと第2
    外部デバイスとは、外部バスを分割した部分バスを使用
    することにより互いに外部バス上で競合することなくア
    クセスされるインターフェースを有し、 前記バス制御装置は、 マスター装置から発行された前記外部デバイスへのアク
    セス要求を順に保持するバッファ手段と、 バッファに保持されたアクセス要求毎に、アクセス先デ
    バイスを判別する判別手段と、 判別手段の判別結果に基づいて、第1外部デバイスに対
    するアクセス要求と、第2外部デバイスに対するアクセ
    ス要求とがバッファ手段に保持されているか否を判定す
    ると判定手段と、 判定手段により保持されていると判定された場合、判定
    された2つのアクセス要求に従って、第1外部デバイス
    と第2外部デバイスとに並列にアクセスを行う制御手段
    とを備えることを特徴とするバス制御装置。
JP32331499A 1999-11-12 1999-11-12 バス制御装置 Pending JP2001142846A (ja)

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