JP2001141937A - 光学接続部品の作製方法 - Google Patents

光学接続部品の作製方法

Info

Publication number
JP2001141937A
JP2001141937A JP32759299A JP32759299A JP2001141937A JP 2001141937 A JP2001141937 A JP 2001141937A JP 32759299 A JP32759299 A JP 32759299A JP 32759299 A JP32759299 A JP 32759299A JP 2001141937 A JP2001141937 A JP 2001141937A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical fiber
weir
resin
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32759299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3702134B2 (ja
Inventor
Ritsu Kawase
律 川瀬
Takeshi Sukegawa
健 助川
Tatsushi Kobayashi
辰志 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomoegawa Paper Co Ltd filed Critical Tomoegawa Paper Co Ltd
Priority to JP32759299A priority Critical patent/JP3702134B2/ja
Priority to KR10-2000-0067592A priority patent/KR100415958B1/ko
Priority to EP00125109A priority patent/EP1102095B1/en
Priority to US09/714,096 priority patent/US6519407B1/en
Publication of JP2001141937A publication Critical patent/JP2001141937A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3702134B2 publication Critical patent/JP3702134B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/3608Fibre wiring boards, i.e. where fibres are embedded or attached in a pattern on or to a substrate, e.g. flexible sheets
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/2804Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3887Anchoring optical cables to connector housings, e.g. strain relief features
    • G02B6/38875Protection from bending or twisting
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/42Coupling light guides with opto-electronic elements
    • G02B6/43Arrangements comprising a plurality of opto-electronic elements and associated optical interconnections

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度を持たせるために光ファイバの終端部分
に保護ブーツを形成した光学接続部品の作製方法を提供
する。 【解決手段】端部に光学接続するための終端部分を有す
る複数の光ファイバが、交差部分、曲線部分、およびフ
ァイバピッチ変換部分の少なくともいずれかを有する配
線パターンが形成されるように二次元平面的に配線さ
れ、光学接続部品本体より引き出された光ファイバ4の
終端部分5が保護ブーツ8によって保護されている光学
接続部品の作製方法において、配線された光ファイバを
支持する支持体の周縁または周縁近傍に保護ブーツ形成
用突起部を設けた堰状物7を形成し、その堰状物の内側
に樹脂材料を満たして樹脂保護層を形成し、光ファイバ
を固定すると共に、光ファイバの終端部分に保護ブーツ
8を形成する。保護ブーツは、堰状物と同一材料によっ
て一体的に形成されていることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光素子、光回路パ
ッケージ、光回路装置等の光通信、光情報処理に用いら
れる光素子、部品、装置間を相互に接続するための光学
接続部品(光配線板)とその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光回路パッケージ内の複数の光素子の接
続や、複数の光回路パッケージ相互間、或いは光回路パ
ッケージを搭載する光回路装置の光学接続では、一般的
に光素子や光回路パッケージ、光回路装置等の端部に光
コネクタを配置して、光ファイバによって相互に接続し
ている。その場合、光ファイバは余長を持って配置する
必要があるために、例えば、光回路パッケージ上や光回
路装置の内部および/または背面では、光ファイバによ
る複雑な配線が鳥の巣状に、または輻輳して張り巡らさ
れ、そのために大きな空間を占めているのが現状であ
る。このような複雑な配線のために多大な場所と接続の
労力を必要とする光学接続方法に対して、光ファイバを
二次元平面上に任意に配線することにより、これらの問
題を解決する簡便な方法が提案されている。すなわち、
これらの方法では、例えば、特許第2574611号公
報に開示されているように、粘着剤が塗布されたシート
または基板を用い、それによって光ファイバを固定する
光学接続部品が提案されている。
【0003】しかしながら、これらの方法では、シート
または基板上に固定されている光ファイバは、シートま
たは基板があるために、折り曲げ等による破壊に対して
強いが、シートまたは基板から引き出された光ファイバ
は、非常にもろいために、折り曲げ等による破壊に対し
て弱く、簡単に折れてしまう。特にシートまたは基板の
端面においては、シートまたは基板に固定された光ファ
イバとシートまたは基板より引き出された光ファイバと
の強度差が大きいために、折り曲げ等によりシートまた
は基板の端面近傍部分で光ファイバが簡単に折れてしま
うという問題があった。
【0004】特に、光学接続部品から引き出された光フ
ァイバは、コネクタ接続のための研磨、研磨後のコネク
タの組み付け、他の光学部品またはそれらに付属してい
るコネクタとの接続等の作業が必要になるが、これらの
作業時には光ファイバの終端部分に応力が加わり、光フ
ァイバがシートまたは基板の端面近傍の部分において簡
単に折れるという問題があった。なお、特許第2574
611号公報には、光ファイバの引き出し部分にタブを
設けることが提案されているが、基板端面におけるタブ
に固定された光ファイバと、タブから引き出された光フ
ァイバの強度差による折り曲げ時の光ファイバ破断の問
題は何等解消されないものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における上記のような問題点を解決することを目的とし
てなされたものである。すなわち、本発明は、上記のよ
うに輻輳して配線された複数の光ファイバを有する光学
接続部品において、光ファイバの端面研磨、研磨後のコ
ネクタの組み付け、他の光学部品またはそれらに付属し
ているコネクタとの接続等の作業、あるいは光学接続部
品の取り扱いにおける折り曲げ等による破壊を防止する
ことを目的とするものであって、光学接続部品の端面近
傍の光ファイバに強度をもたせた作業性の優れた光学接
続部品とその作製方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、端部に光学接
続するための終端部分を有する複数の光ファイバが、交
差部分、曲線部分、およびファイバピッチ変換部分の少
なくともいずれかを有する配線パターンが形成されるよ
うに二次元平面的に配線され、光学接続部品本体より引
き出された光ファイバの終端部分が保護ブーツによって
保護されている光学接続部品の作製方法において、配線
された光ファイバを支持する支持体の周縁または周縁近
傍に保護ブーツ形成用突起部を設けた堰状物を形成し、
該堰状物の内側に樹脂材料を満たして樹脂保護層を形成
し、光ファイバを固定すると共に、光ファイバの終端部
分に保護ブーツを形成することを特徴とする。
【0007】また、本発明の光学接続部品においては、
基体が存在していてもいなくてもよい。基材が存在する
場合、配線された光ファイバを支持する支持体が基材と
なるので、後記する基材が用いられる。また、基材が存
在しない場合、配線された光ファイバを支持する支持体
としては、一時的支持体となる剥離性フィルムまたは第
二の樹脂保護層となる樹脂フィルムが用いられる。二次
元平面的に配線された複数の光ファイバは、樹脂保護層
により固定、保護されるが、その場合、樹脂保護層は、
支持体の周縁又は周縁近傍に設けた堰状物の内側に樹脂
材料を満たすことによって形成すればよい。
【0008】本発明において、保護ブーツは、堰状物を
形成する場合、保護ブーツとなる部分に突起部を設ける
ことによって形成することができる。したがって、保護
ブーツは堰状物と同一材料によって堰状物の形成と同時
に一体的に形成されることが好ましいが、堰状物と異な
る材料を用いて堰状物の形成と同時に形成してもよい。
保護ブーツの形成材料としては、有機繊維よりなる不織
布またはガラス繊維よりなる不織布、およびシリコーン
系、エポキシ系、ウレタン系またはアクリル系の樹脂よ
りなるシーリング剤が用いられる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の方法によ
って作製された光学接続部品の一例の一部破砕した平面
図であり、図2は図1に示す光学接続部品のうちの一例
の一部破砕した正面図である。図1および図2におい
て、基材1の一面に接着剤層3を介して複数の光ファイ
バ4が二次元平面的に配線されている。これらの光ファ
イバ4は、基材1の周縁に設けた堰状物7の内側に樹脂
材料を満たすことによって形成された可撓性を有する樹
脂保護層2によって固定、保護されている。光ファイバ
4の端部は、光学接続するための終端部分5になってい
て、光学部品6、例えば、光コネクタが接続されてい
る。ここで、配線された複数の光ファイバは、端面ポー
ト部にまとめられて引き出されているが、光ファイバ4
の終端部分5は、基体の端面において、可撓性の保護ブ
ーツ8によって保護されている。図2における可撓性の
保護ブーツ8は、堰状物7の形成と同時に形成されたも
のであって、堰状物と一体的になったものであり、それ
によって光ファイバの終端部分5が保護されている。
【0010】図3は、本発明の方法によって作製された
光学接続部品の他の一例の一部破砕した正面図である。
図3においては、図2の基材1の他面に樹脂保護層2′
が設けられている。樹脂保護層2′は、樹脂保護層2の
場合と同様に、基材1の周縁部に堰状物7′を設け、そ
の内側に樹脂材料を満たすことによって形成される。ま
た、端面ポート部にまとめられて引き出された光ファイ
バ4の終端部分5は、堰状物7および7′と一体的に形
成された保護ブーツ8および8′によって保護されてい
る。保護ブーツ8は、堰状物7の形成と同時に形成さ
れ、また、保護ブーツ8′は、堰状物7′の形成と同時
に形成されている。
【0011】図4は、本発明の方法によって作製された
光学接続部品の他の一例の一部破砕した正面図である。
図4においては、図2と同様にして作製された光学接続
部品の端面ポート部にまとめられて引き出された光ファ
イバ4の終端部分5の一方の側に保護ブーツ8が形成さ
れ、他方の側に保護ブーツ8と同一または類似の材料よ
りなる付加的保護ブーツ8aが形成されている。
【0012】図5は、本発明の方法によって作製された
基材の存在しない光学接続部品の一例の一部破砕した正
面図である。図5において、複数の光ファイバ4は、剥
離性フィルム(図示せず)上に設けられた接着剤層3の
上に配線され、堰状物7の内側に樹脂材料を満たすこと
によって形成された樹脂保護層2によって固定、保護さ
れている。剥離性フィルムは、樹脂保護層が形成された
後除去され、露出した接着剤層の上に樹脂保護層2′が
設けられている。樹脂保護層2′は、樹脂保護層2の場
合と同様に、接着剤層3の周縁部に堰状物7′を設け、
その内側に樹脂材料を満たすことによって形成される。
また、端面ポート部にまとめられて引き出された光ファ
イバ4の終端部分5は、堰状物7および7′と一体的に
形成された保護ブーツ8および8′によって保護されて
いる。これら保護ブーツ8は、堰状物7を形成する際に
同時に形成され、保護ブーツ8′は堰状物7′を形成す
る際に同時に形成されている。
【0013】本発明の作製方法において、光学接続部品
が基材を有する場合、配線された光ファイバを支持する
ための基材は、二次元平面を有する可撓性のあるもので
あれば、特に限定されるものではなく、例えば、ガラス
−エポキシ樹脂複合基板、ポリエステルフィルム、ポリ
イミドフィルム、シリコーンまたはウレタン樹脂等の有
機材料のゲル状物、ゴム状物またはフォーム状物等、通
常の電子部品、電気部品で使用される基材であれば如何
なるものであってもよい。また、本発明の光学接続部品
は、使用目的によっては可撓性である必要はなく、剛直
なものでもよい。例えば、剛直な高分子材料よりなる基
板、セラミック基板等を使用することができ、その形状
も如何なるものでもよい。
【0014】本発明で配線される光ファイバは、光学接
続部品の適用目的に応じて適宜選択して使用され、例え
ば、石英またはプラスチック製のシングルモード光ファ
イバ、マルチモード光ファイバ等が好ましく使用され
る。また、光ファイバは、カーボンコート光ファイバも
好ましく使用される。
【0015】光ファイバを配線するための接着剤層を構
成する接着剤としては、配線される光ファイバの曲げで
生じる張力に対して光ファイバの形状を維持する接着力
を有するものであれば、如何なるものでも使用でき、例
えば、ウレタン系、アクリル系、エポキシ系、ナイロン
系、フェノール系、ポリイミド系、ビニル系、シリコー
ン系、ゴム系、フッ素化エポキシ系、フッ素化アクリル
系等各種の感圧接着剤(粘着剤)、熱可塑性接着剤、熱
硬化性接着剤を使用することができる。光ファイバの配
線の容易さからは、感圧接着剤および熱可塑性接着剤が
好ましく使用される。
【0016】本発明においては、上記のようにして配線
された光ファイバを固定、保護するために樹脂保護層を
設けるが、樹脂保護層を形成するためには、まず、基材
等の支持体の周縁または周縁近傍に堰状物を設ける。そ
の場合、堰状物は、通常は基材の周縁または周縁近傍に
その全周にわたって設ければよい。しかしながら、基材
の周縁近傍に光コネクタ、光モジュール、光デバイス等
の光学部品を載置する場合において、それら光学部品が
堰状物としての役割を果たすときは、その光学部品が載
置された部分には堰状物を設けなくてもよい。
【0017】堰状物を構成する材料としては、特に限定
されるものではなく、光学接続部品の適用目的に応じて
適宜選択すればよいが、特に、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ナイロン等の有機繊維よりなる不織布、ガラス
繊維の不織布、およびシリコーン系、エポキシ系、ウレ
タン系またはアクリル系樹脂よりなるシーリング剤(充
填剤)等が好適に使用される。堰状物は、その内側に満
たされる樹脂材料が外側に流れ出ないようにする限り、
そのサイズおよび形状は限定されるものではない。
【0018】保護ブーツを構成する材料としては、端面
ポート部の光ファイバを保護する役割を果たすものであ
れば特に限定されるものではないが、その構造および作
業性の面から堰状物と同一および類似の材質のものが好
適である。具体的には、前記のポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ナイロン等の有機繊維よりなる不織布、ガラス
繊維の不織布およびシリコーン系、エポキシ系、ウレタ
ン系、アクリル系などの樹脂よりなるシーリング剤(充
填剤)が好適に使用される。
【0019】また、樹脂保護層を構成する材料は、特に
限定されるものではないが、例えば、ゲル状またはゴム
状の有機材料、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂、
熱硬化性樹脂等の硬化性樹脂で可撓性を有するもの、可
撓性を有する熱可塑性樹脂等が使用される。より具体的
には、ゲル状の有機材料としては、シリコーン系ゲル、
アクリル系樹脂ゲル、フッ素樹脂系ゲル等があげられ、
ゴム状の有機材料としては、シリコーン系ゴム、ウレタ
ン系ゴム、フッ素系ゴム、アクリル系ゴム、エチレン−
アクリル系ゴム、SBR、BR、NBR、クロロプレン
系ゴム等があげられる。可撓性のある硬化性樹脂として
は、エポキシ樹脂、紫外線硬化性接着剤、シリコーン樹
脂等があげられる。可撓性を有する熱可塑性樹脂として
は、ポリ酢酸ビニル、メタクリル酸エチル樹脂等のアク
リル系樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルブチラー
ル樹脂、ポリアミド樹脂等のホットメルト型接着剤を構
成する樹脂があげられる。
【0020】なお、必要に応じて、光学接続部品の樹脂
保護層の上には、さらに保護層を設けてもよい。可撓性
があまり要求されない場合には、光ファイバを配線する
上記基材と同一のものでもよく、有機高分子材料および
セラミック等のシートおよび板状体等用いることができ
る。さらに、光学接続部品が可撓性であることが要求さ
れる場合には、その可撓性を損なわない程度の保護層と
して、例えばシリコーン系ハードコート材料等を用いれ
ばよい。
【0021】本発明の光学接続部品の作製方法において
は、光学接続部品本体の端面に保護ブーツを形成する
が、通常、光コネクタとの接続のために、光学接続部品
本体の端面の所望の位置(ポート)から光ファイバが引
き出されて終端部分を形成しているので、この端面ポー
ト部に保護ブーツを形成すればよい。本発明において
は、保護ブーツは、その少なくとも一部が堰状物の形成
と同時に形成されることが必要である。それによって、
光学接続部品としての一体感が増し、保護ブーツが補強
材としての役目を果たし、光学接続部品本体の端面ポー
ト部から引き出された光ファイバの終端部分を保護し、
折り曲げ等による破壊を防止することができる。保護ブ
ーツを形成するためには、配線された光ファイバを支持
する支持体の周縁または周縁近傍に堰状物を形成する際
に、堰状物に保護ブーツ形成用突起部を設ければよい。
【0022】次に、本発明の上記光学接続部品を作製す
る方法について、さらに具体的に説明する。例えば、基
材が存在する場合は、基材の一面に、前記の接着剤を直
接または溶剤に溶解して塗布し、接着剤層を形成する。
接着剤層の膜厚は、配線する光ファイバの径により適宜
選択して使用すればよいが、通常1μm〜1mm、好ま
しくは5〜500μm、さらに好ましくは10〜300
μmの範囲に設定される。
【0023】この接着剤層の上に光ファイバを所望のパ
ターンに配線する。配線は、複数の光ファイバが、交差
部分、曲線部分、およびファイバピッチ変換部分の少な
くともいずれかを有するように行われる。その際、光フ
ァイバの端部は、光コネクタ等と光学接続するための終
端部分となるように、基材から引き出された状態にす
る。なお、ファイバピッチ変換部分とは、入出力ポート
部において各ファイバの配列は同じであるが、そのファ
イバのピッチが入力側と出力側で異なることをいうもの
で、例えば、入力側では500μmピッチで配線されて
いた光ファイバが出力側では250μmピッチで配線さ
れている状態をいう。
【0024】上記のようにして配線された光ファイバを
固定、保護する樹脂保護層を設けるには、まず、上記基
材の周縁または周縁近傍に堰状物を設け、その内側に樹
脂保護層形成用の樹脂材料を満たし、固化すればよい。
例えば、樹脂材料を適当な溶剤に溶解して塗布液とし、
それを滴下し、乾燥させる方法、樹脂材料を加熱溶融さ
せた状態で滴下し固化させる方法、固体の状態で充填
し、樹脂材料または光学接続部品全体を加熱し、樹脂材
料を溶融してから固化させる方法、または液体状態の樹
脂材料を滴下し、常温硬化、加熱硬化または加湿硬化さ
せる方法等により、樹脂保護層を形成することができ
る。
【0025】本発明において、上記堰状物を形成する場
合、光学接続部品本体の端面ポート部から引き出された
光ファイバを覆うように、上記堰状物に保護ブーツ形成
用の突起部を設ける。それにより、堰状物と一体化され
た保護ブーツを形成することができる。なお、図4に示
すように、光ファイバの終端部分において、上記のよう
にして保護ブーツを設けた後、その裏面に、上記保護ブ
ーツの形成材料と同一または類似の材料を用いて追加的
に保護ブーツを形成してもよい。
【0026】本発明において、配線された光ファイバを
固定、保護する樹脂保護層の厚みは、配線される光ファ
イバの径とその重なりの本数によって適宜選択して、光
ファイバが保護、固定されるようにすればよい。通常
は、(光ファイバの径)×(重なり本数)以上の厚みが
必要となる。また、光ファイバが配線されない場合の樹
脂保護層の厚みは、光学接続部品を使用する目的に応じ
て、フィルム状基材の剛直性を緩和させる程度の膜厚で
適宜選択して使用すればよいが、通常は1μm〜5mm
程度、好ましくは10μm〜1mm、さらに好ましくは
30μm〜500μmの範囲に設定される。
【0027】また、本発明において、光学接続部品が基
材を有しない場合は、二次元的に配線された光ファイバ
は樹脂保護層に埋没した状態で固定、保護された形態に
なっている。その場合の作製方法としては、例えば、剥
離性フィルムを一時的支持体として用い、前記と同様に
剥離性フィルムの上に接着剤層を形成し、その上に、光
ファイバをその終端部分が引き出されるように配線し、
次いで、前記と同様に、その剥離性フィルムの周縁また
は周縁近傍に保護ブーツ形成用の突起部を設けた堰状物
を形成し、その内側に樹脂材料を満たして樹脂保護層を
形成し、光ファイバを固定、保護する。次いで、剥離性
フィルムを除去した後、露出した接着剤層の上に、前記
と同様にして同一または異なる樹脂材料からなる樹脂保
護層を、前記と同様にして形成し、光ファイバが埋没し
た状態で固定、保護すればよい。また、上記の場合、剥
離性フィルムを除去して露出した接着剤層の上に、再び
複数の光ファイバを配線し、その上に前記と同様にして
樹脂保護層を形成してもよい。
【0028】基材が存在しない光学接続部品を作製する
方法の他の例としては、可撓性を有する樹脂保護層上に
直接、前記と同様にして接着剤層を形成し、その上に終
端部分が引き出されるように光ファイバを配線し、次い
で、前記と同様に、その樹脂保護層の周縁または周縁近
傍に保護ブーツ形成用の突起部を設けた堰状物を形成
し、その内側に樹脂保護層と同一または異なる樹脂材料
を満たして樹脂保護層を形成して光ファイバを固定、保
護すればよい。
【0029】上記のようにして作製された本発明による
光学接続部品において、引き出された光ファイバの終端
部分には、光コネクタまたは光モジュール等の光学部品
を接合させる。例えば、光コネクタと接続させるために
端面処理された光ファイバの終端部分を光コネクタに接
続するか、或いは光コネクタに固定された光ファイバ端
面と、光学接続部品から引き出された各光ファイバの端
面とを融着接続させる。本発明の光学接続部品に接続さ
れる光コネクタは特に限定されないが、好適には単心ま
たは多心の小型光コネクタが選択される。例えば、MP
O光コネクタ、MT光コネクタ、MU光コネクタ、FP
C光コネクタ(NTT R&D、Vol.45 No.
6,589頁)または光学接続に用いられるV溝部品等
があげられる。なお、光コネクタ接続の方法は何等限定
されるものではない。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 n−ブチルアクリレート/メチルアクリレート/アクリ
ル酸/2−ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体
(=82/15/2.7/0.3)からなるアクリル系
樹脂の30%酢酸エチル溶液100部に、コロネートL
(日本ポリウレタン工業社製)1.0部を添加して混合
し、アクリル系粘着剤塗布液を得た。次いで、この塗布
液を、厚さ125μmのポリイミドフィルムの一面に、
乾燥後の膜厚が100μmになるように塗工して、粘着
剤層が形成されたシート基材(サイズ120mm×10
0mm)を用意した。そのシート基材の粘着剤層上に、
光ファイバ心線(古河電工社製、250μm径)をポー
ト(光学接続部品からの光ファイバ取り出し部分)当
り、次のように配線した。すなわち、光ファイバ4本を
250μmピッチで並列し、ポリイミドフィルムの長辺
の両側に各4ポート(各ポートは光ファイバ4本で構
成)を30mmピッチで作製した。各光ファイバはポリ
イミドフィルムの一方の長辺から他方の長辺に配線し、
両側の各ポートへの配線は、設計により各光ファイバの
交差する部分は調整して、その最大の重なり数が3本と
なるようにした。
【0031】その後、光ファイバを配線したポリイミド
フィルムの周縁部に、ポリプロピレン繊維よりなる不織
布(東燃タピルス社製、P100SW−00X)を用い
て、幅5mm、高さ1mmの堰状物を形成した。ただ
し、光ファイバが引き出されている各ポートに当たる部
分の堰状物は、引き出された光ファイバに沿って、幅
1.5mm、長さ5mm、厚さ1mmのポリプロピレン
繊維よりなる不織布による突起部を設け、その部分を保
護ブーツ用とした。次いで、その内側にシリコーンゲル
塗布液(東レ・ダウコーニング社製、SE−1880)
を滴下し、120℃で1時間の条件下でシリコーンゲル
を硬化させて、樹脂保護層を形成し、光ファイバをその
樹脂保護層によって固定し、厚さ1.2mmの光配線板
を作製した。
【0032】この光配線板においては、シリコーンゲル
塗布液が不織布に含浸することにより、樹脂保護層、堰
状物および保護ブーツが一体化されて、保護ブーツ部分
の強度が一層高いものとなった。引き出された光ファイ
バを、4心用MTコネクタに接続して、光ファイバ端面
を研磨したが、光配線板の端面近傍での光ファイバの強
度が増し、光ファイバが折れることなく研磨することが
できた。また、これを他の4心用MTコネクタに接続し
ても、同様に光ファイバが折れることなく接続すること
ができた。さらに、コネクタ部分を持って、光配線板を
折り曲げたところ、保護ブーツを設けたことにより、光
配線板の端面近傍の光ファイバおよび光配線板が一体化
して、きれいな円弧状の曲りとなり、光配線板から引き
出された光ファイバに無理な力がかからずに、曲げに対
する強度が高くなった。
【0033】なお、接続した全ての光ファイバの損失を
測定したところ、光コネクタの接続損失も含めて、0.
4dB以下であった。また、作製した光配線板につい
て、75℃、90%RHで5000時間放置の高温多湿
試験、および−40℃から75℃、500回の温度サイ
クル試験を行ったところ、光損失の変化、変動ともに
0.6dB以下であり、光学接続部品として十分使用可
能なことが分かった。
【0034】実施例2 実施例1において、堰状物としてポリプロピレン繊維よ
りなる不織布の代わりに、シリコーンゴム塗布液(信越
化学社製、KE45−T)を用い、また、樹脂保護層形
成用の材料としてシリコーンゴム塗布液(東芝シリコー
ン社製、TSE399)を用い、それを滴下し、25℃
で24時間の条件下で硬化させて樹脂保護層を形成した
以外は、実施例1と同様にして第1の樹脂保護層を設け
た。ただし、堰状物の形成に際しては次にような処置を
行った。すなわち、シリコーンゴム塗布液(信越化学社
製、KE45−T)を用いて、幅1.5mm、高さ1m
mの堰状物を形成したが、光ファイバが引き出されてい
る各ポートに当たる部分の堰状物は、引き出された光フ
ァイバに沿って、幅1.5mm、長さ5mm、高さ1m
mのシリコーンゴムよりなる突起部を設け、その部分を
保護ブーツ用とした。
【0035】次いで、ポリイミドフィルムの他面に第2
の樹脂保護層を形成した。すなわち、ポリイミドフィル
ムの周縁部に、シリコーンゴム塗布液(信越化学社製、
KE45−T)を用いて、幅0.6mm、高さ0.3m
mの堰状物を形成した。ただし、この場合においても、
光ファイバが引き出されている各ポートに当たる部分の
堰状物は、引き出された光ファイバに沿って、幅1.5
mm、長さ5mm、高さ0.3mmのシリコーンゴム塗
布液(信越化学社製、KE45−T)による突起部と
し、保護ブーツ用とした。次いで、堰状物の内側にシリ
コーンゴム塗布液(東芝シリコーン社製、TSE39
9)を滴下し、25℃で24時間の条件下でシリコーン
ゴムを硬化させて、第2の樹脂保護層を形成し、厚さ
1.5mmの光配線板を作製した。
【0036】この光配線板においては、同一のシリコー
ンゴムを用いて堰状物および保護ブーツを同時に形成
し、かつ光ファイバの両面に保護ブーツが設けられたこ
とにより、光ファイバが保護ブーツによって覆われ、か
つ堰状物と保護ブーツが一体化され、保護ブーツ部分の
強度がより一層高いものとなった。引き出された光ファ
イバを、4心用MPOコネクタに接続して、光ファイバ
端面を研磨したが、光配線板の端面近傍での光ファイバ
が折れることなく研磨することができた。また、これを
他の4心用MPOコネクタに接続しても、同様に光ファ
イバが折れることなく接続することができた。さらに、
コネクタ部分を持って、光配線板を折り曲げたところ、
保護ブーツを設けたことにより、光配線板の端面近傍の
光ファイバおよび光配線板が一体化して、きれいな円弧
状の曲りとなり、光配線板から引き出された光ファイバ
に無理な力がかからずに、曲げに対する強度が高くなっ
た。
【0037】なお、接続した全ての光ファイバの損失を
測定したところ、光コネクタの接続損失も含めて、0.
4dB以下であった。また、作製した光配線板につい
て、75℃、90%RHで5000時間放置の高温多湿
試験、および−40℃から75℃、500回の温度サイ
クル試験を行ったところ、光損失の変化、変動ともに
0.6dB以下であり、光学接続部品として十分使用可
能なことが分かった。
【0038】実施例3 実施例2と同様にして、第1の樹脂保護層を設けた光配
線板を作製した。その後、この光配線板から引き出され
た光ファイバの裏面にも保護ブーツを形成した。すなわ
ち、シリコーンゴム塗布液(信越化学社製、KE45−
T)を用いて、光ファイバが引き出されている各ポート
に当たる部分に、シート基材の端面から引き出されてい
る光ファイバに沿って、光ファイバ上に幅1.5mm、
長さ5mm、厚さ1mmのシリコーンゴムよりなる保護
ブーツを作製した。
【0039】この光配線板においては、同一のシリコー
ンゴムを用いて、堰状物および一方の側の保護ブーツが
同時に一体的に形成され、また光ファイバの両面に保護
ブーツが設けられていることにより、光ファイバが保護
ブーツによって覆われているため、保護ブーツ部分の強
度が一層高いものとなった。引き出された光ファイバ
を、4心用MPOコネクタに接続して、光ファイバ端面
を研磨したが、光配線板の端面近傍で光ファイバが折れ
ることなく研磨することができた。また、これを他の4
心用MPOコネクタに接続しても、同様に光ファイバが
折れることなく接続することができた。また、コネクタ
部分を持って、光配線板を折り曲げたところ、保護ブー
ツを設けたことにより、光配線板の端面近傍の光ファイ
バおよび光配線板が一体化して、きれいな円弧状の曲り
となり、光配線板から引き出された光ファイバに無理な
力がかからずに、曲げに対する強度が高くなった。
【0040】なお、接続した全ての光ファイバの損失を
測定したところ、光コネクタの接続損失も含めて、0.
4dB以下であった。また、作製した光配線板につい
て、75℃、90%RHで5000時間放置の高温多湿
試験、および−40℃から75℃、500回の温度サイ
クル試験を行ったところ、光損失の変化、変動ともに
0.6dB以下であり、光学接続部品として十分使用可
能なことが分かった。
【0041】実施例4 実施例1のアクリル系粘着剤塗布液の代わりに、SD4
592/BY24−741/SRX212/トルエン
(=100/1.0/0.9/50(重量部))からな
るシリコーン系粘着剤塗布液(いずれも東レ・ダウコー
ニング社製)を用い、また、厚さ125μmのポリイミ
ドフィルムの代わりに、厚さ75μmのシリコーン系剥
離性フィルムを用いた以外は、実施例1と同様にして、
剥離性フィルム上に乾燥後の膜厚が100μmになるよ
うにシリコーン系粘着剤層を形成したシートを作製し
た。さらに、実施例1と同様にして作製した粘着シート
上に、光ファイバを配線した。その後、光ファイバを配
線した剥離性フィルムの周縁部に、シリコーン系充填剤
(コニシ社製、バスボンド)を用いて、幅1.5mm、
高さ1mmの堰状物を形成した。また、光ファイバが引
き出されている各ポートに当たる部分の堰状物は、引き
出された光ファイバに沿って、幅1.5mm、長さ5m
m、厚さ1mmのシリコーン系充填剤(コニシ社製、バ
スボンド)による突起部とし、保護ブーツ用とした。次
いで、その内側にシリコーンゴム塗布液(東芝シリコー
ン社製、TSE399)を滴下し、25℃で24時間の
条件下でシリコーンゴムを硬化させて、第1の樹脂保護
層を形成し、光ファイバをその樹脂保護層によって固定
した。
【0042】さらに、その樹脂保護層の裏面の剥離性フ
ィルムを剥離し、露出した粘着剤層の上に第2の樹脂保
護層を形成した。すなわち、露出した粘着剤層の周縁部
に、シリコーン系充填剤(コニシ社製、バスボンド)を
塗布して、幅0.6mm、厚さ0.3mmの堰状物を形
成した。ただし、この場合においても、光ファイバが引
き出されている各ポートに当たる部分の堰状物は、引き
出された光ファイバに沿って、幅1.5mm、長さ5m
m、厚さ0.3mmのシリコーン系充填剤(コニシ社
製、バスボンド)による突起部とし、保護ブーツ用とし
た。次いで、その内側にシリコーンゴム塗布液(東芝シ
リコーン社製、TSE399)を滴下し、25℃で24
時間の条件下でシリコーンゴムを硬化させて、第2の樹
脂保護層を形成し、厚さ1.8mmの光配線板を作製し
た。
【0043】この光配線板においては、同一のシリコー
ンゴムを用いて、堰状物および保護ブーツを同時に形成
し、かつ光ファイバの両面に保護ブーツが設けられたこ
とにより、光ファイバが保護ブーツによって覆われ、か
つ堰状物と保護ブーツが一体化されて、保護ブーツ部分
の強度がより一層高いものとなった。引き出された光フ
ァイバを、4心用MTコネクタに接続して、光ファイバ
端面を研磨したが、光配線板の端面近傍で光ファイバが
折れることなく研磨することができた。また、これを他
の4心用MTコネクタに接続しても、同様に光ファイバ
が折れることなく接続することができた。また、コネク
タ部分を持ち、光配線板を折り曲げたところ、保護ブー
ツ部分を設けたことにより、光配線板の端面近傍の光フ
ァイバおよび光配線板が一体化して、きれいな円弧状の
曲りとなり、光配線板から引き出された光ファイバに無
理な力がかからずに、曲げに対する強度が高くなった。
【0044】なお、接続した全ての光ファイバの損失を
測定したところ、光コネクタの接続損失も含めて、0.
5dB以下であった。また、作製した光配線板につい
て、75℃、90%RHで5000時間放置の高温多湿
試験、および−40℃から75℃、500回の温度サイ
クル試験を行ったところ、光損失の変化、変動ともに
0.8dB以下であり、光学接続部品として十分使用可
能なことが分かった。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の方法によっ
て作製された光学接続部品は、引き出された光ファイバ
の終端部分において、光学接続部品本体の端面近傍に保
護ブーツが堰状物と一体的に設けられるので、光学接続
部品本体の端面近傍の光ファイバの強度が増し、コネク
タ接続のための光ファイバ端面研磨、コネクタの組み付
け、他の光学接続部品またはそれに付属したコネクタと
の接続等の作業時における破壊、または光学接続部品の
取り扱いにおける折り曲げ等に対して著しく強くなり、
光ファイバおよび光学接続部品の損傷がなくなり、その
ために光学接続部品の取り扱いが容易で簡単になる。ま
た、保護ブーツの材料として、堰状物と同一の材料また
は類似の材料を用いると、上述の効果が特に顕著である
ので好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法によって作製された光学接続部
品の一例の一部破砕した平面図である。
【図2】 図1に示す光学接続部品の一例の一部破砕し
た正面図である。
【図3】 本発明の方法によって作製された光学接続部
品の他の一例の一部破砕した正面図である。
【図4】 本発明の方法によって作製された光学接続部
品の他の一例の一部破砕した正面図である。
【図5】 本発明の方法によって作製された光学接続部
品の他の一例の一部破砕した正面図である。
【符号の説明】
1…基材、2,2′…樹脂保護層、3…接着剤層、4…
光ファイバ、5…終端部分、6…光コネクタおよび光モ
ジュール等の光学部品、7,7′…堰状物、8,8′,
8a…保護ブーツ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 辰志 静岡県静岡市用宗巴町3番1号 株式会社 巴川製紙所技術研究所内 Fターム(参考) 2H036 JA02 KA03 MA04 PA02 PA14 QA14 2H038 AA21 BA01 CA22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に光学接続するための終端部分を有
    する複数の光ファイバが、交差部分、曲線部分、および
    ファイバピッチ変換部分の少なくともいずれかを有する
    配線パターンが形成されるように二次元平面的に配線さ
    れ、光学接続部品本体より引き出された光ファイバの終
    端部分が保護ブーツによって保護されている光学接続部
    品の作製方法において、配線された光ファイバを支持す
    る支持体の周縁または周縁近傍に保護ブーツ形成用突起
    部を設けた堰状物を形成し、該堰状物の内側に樹脂材料
    を満たして樹脂保護層を形成し、光ファイバを固定する
    と共に、光ファイバの終端部分に保護ブーツを形成する
    ことを特徴とする光学接続部品の作製方法。
  2. 【請求項2】 保護ブーツ形成用突起部が堰状物と同一
    材料よりなる請求項1記載の光学接続部品の作製方法。
  3. 【請求項3】 保護ブーツ形成用突起部が、有機繊維よ
    りなる不織布またはガラス繊維よりなる不織布であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の光学接続部品の作製方
    法。
  4. 【請求項4】 保護ブーツ形成用突起部が、シリコーン
    系、エポキシ系、ウレタン系またはアクリル系の樹脂よ
    りなるシーリング剤であることを特徴とする請求項1記
    載の光学接続部品。
JP32759299A 1999-11-18 1999-11-18 光学接続部品の作製方法 Expired - Fee Related JP3702134B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32759299A JP3702134B2 (ja) 1999-11-18 1999-11-18 光学接続部品の作製方法
KR10-2000-0067592A KR100415958B1 (ko) 1999-11-18 2000-11-15 광학접속부품 및 그의 제작방법
EP00125109A EP1102095B1 (en) 1999-11-18 2000-11-17 Fabrication process of optical interconnection apparatuses and optical interconnection apparatus
US09/714,096 US6519407B1 (en) 1999-11-18 2000-11-17 Process for the fabrication of an optical interconnection apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32759299A JP3702134B2 (ja) 1999-11-18 1999-11-18 光学接続部品の作製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001141937A true JP2001141937A (ja) 2001-05-25
JP3702134B2 JP3702134B2 (ja) 2005-10-05

Family

ID=18200790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32759299A Expired - Fee Related JP3702134B2 (ja) 1999-11-18 1999-11-18 光学接続部品の作製方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6519407B1 (ja)
EP (1) EP1102095B1 (ja)
JP (1) JP3702134B2 (ja)
KR (1) KR100415958B1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003007029A1 (fr) * 2001-07-10 2003-01-23 Ntt Electronics Corporation Composant a fibres optiques pour raccordement
JP2003215358A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Mitsubishi Cable Ind Ltd 光ファイバシート
US7369729B2 (en) 2001-09-13 2008-05-06 Fujikura Ltd. Optical fiber sheet and optical fiber sheet production method
US8545077B2 (en) 2001-08-31 2013-10-01 Smith & Nephew, Inc. Solid-state light source
WO2015092848A1 (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 株式会社日立製作所 光ファイバシート、その製造方法およびそれを用いた光通信装置

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6554483B1 (en) * 2001-10-15 2003-04-29 Molex Incorporated Method and apparatus of cross-connecting optical fibers
US6597845B2 (en) 2001-11-07 2003-07-22 Molex Incorporated Method and apparatus of cross-connecting optical fibers with layered substrates forming fiber optic ribbons
US6628886B2 (en) * 2002-01-04 2003-09-30 Iphotonics, Inc. Integrated processing system for optical devices
JP3792174B2 (ja) * 2002-05-02 2006-07-05 株式会社巴川製紙所 光学接続部品
US7164552B2 (en) * 2003-09-29 2007-01-16 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method for self-servo writing a disk drive with dual-stage actuator
KR100696205B1 (ko) * 2005-08-26 2007-03-20 한국전자통신연구원 광 모듈 및 광 모듈 패키지
US8563112B2 (en) * 2008-05-12 2013-10-22 Yamagata Promotional Organization For Industrial Technology Organic EL light-emitting device and method for manufacturing the organic EL light-emitting device
US9417418B2 (en) 2011-09-12 2016-08-16 Commscope Technologies Llc Flexible lensed optical interconnect device for signal distribution
US9229172B2 (en) 2011-09-12 2016-01-05 Commscope Technologies Llc Bend-limited flexible optical interconnect device for signal distribution
CN104854494B (zh) 2012-09-28 2017-10-03 泰科电子英国有限公司 光纤盒的制造和测试
NZ706687A (en) 2012-09-28 2017-09-29 Adc Telecommunications Inc Fiber optic cassette
US9223094B2 (en) 2012-10-05 2015-12-29 Tyco Electronics Nederland Bv Flexible optical circuit, cassettes, and methods
EP3177951B8 (en) 2014-08-05 2020-12-16 CommScope Connectivity UK Limited Tooling and method for manufacturing a fiber optic array
EP3510432A1 (en) 2016-09-08 2019-07-17 CommScope Connectivity Belgium BVBA Telecommunications distribution elements
WO2019070682A2 (en) 2017-10-02 2019-04-11 Commscope Technologies Llc OPTICAL CIRCUIT AND PREPARATION METHOD
US10295749B1 (en) * 2018-02-15 2019-05-21 International Business Machines Corporation Optical interconnect attach to photonic device with partitioning adhesive function
US10962726B2 (en) * 2019-09-03 2021-03-30 Lumentum Operations Llc Structure for fiber attachment with adhesive material

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0285409U (ja) * 1988-09-30 1990-07-04
US5204925A (en) 1991-09-11 1993-04-20 At&T Bell Laboratories Optical interconnection of circuit packs
US5259051A (en) * 1992-08-28 1993-11-02 At&T Bell Laboratories Optical fiber interconnection apparatus and methods of making interconnections
US5519804A (en) * 1994-06-22 1996-05-21 At&T Corp. Universal splice tray
AU734053B2 (en) * 1996-01-26 2001-05-31 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Light waveguide module
EP1019762A4 (en) * 1997-10-10 2003-09-24 Corning Inc OPTICAL DEVICE WITH INSULATED OPTICAL COMPONENT OF THE HOUSING

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003007029A1 (fr) * 2001-07-10 2003-01-23 Ntt Electronics Corporation Composant a fibres optiques pour raccordement
US8545077B2 (en) 2001-08-31 2013-10-01 Smith & Nephew, Inc. Solid-state light source
US7369729B2 (en) 2001-09-13 2008-05-06 Fujikura Ltd. Optical fiber sheet and optical fiber sheet production method
JP2003215358A (ja) * 2002-01-25 2003-07-30 Mitsubishi Cable Ind Ltd 光ファイバシート
WO2015092848A1 (ja) * 2013-12-16 2015-06-25 株式会社日立製作所 光ファイバシート、その製造方法およびそれを用いた光通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1102095A1 (en) 2001-05-23
US6519407B1 (en) 2003-02-11
EP1102095B1 (en) 2011-07-06
JP3702134B2 (ja) 2005-10-05
KR20010060326A (ko) 2001-07-06
KR100415958B1 (ko) 2004-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3702134B2 (ja) 光学接続部品の作製方法
US6567603B1 (en) Optical interconnection apparatus and process for fabrication of the same
JP3792174B2 (ja) 光学接続部品
EP1182471B1 (en) Device for optical connection
JP3356678B2 (ja) 光学接続部品およびその作製方法
JP3483814B2 (ja) 光配線板
JP3609942B2 (ja) 光学接続部品およびその作製方法
JP3769165B2 (ja) 光学接続部品およびその作製方法
JP3326402B2 (ja) 光学接続部品
JP3704517B2 (ja) 光学接続部品およびその作製方法
JP3545261B2 (ja) 光学接続部品
JP3396436B2 (ja) 光学接続部品の作製方法
JP2000352626A (ja) 光学接続部品
JP3326401B2 (ja) 光学接続部品
JP2002189143A (ja) 光配線板装置
JP2003043267A (ja) 光学接続部品

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3702134

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080722

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090722

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100722

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110722

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120722

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130722

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees