JP2001141825A - 光波距離計 - Google Patents
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Abstract
らの反射光によって測定対象物までの距離を測定するた
めの光波距離計に係わり、特に、測定範囲及び位置を視
認する為のポインター光を送光する光波距離計を提供す
ることを目的とする。 [構成] 本発明は、測定用発光素子が測定光束を発光
させ、送光光学系が、測定光束を測定対象物に向け、受
光光学系が、測定対象物からの反射測定光束を受光し、
受光素子が、反射測定光束を受光して受光信号を形成
し、制御演算部が、受光信号に基づいて測定対象物まで
の距離を演算し、ポインター用発光素子が、送光光学系
に対して、可視光を導入させる様になっている。
Description
定対象物からの反射光によって測定対象物までの距離を
測定するための光波距離計に係わり、特に、測定範囲及
び位置を視認する為のポインター光を送光する光波距離
計に関するものである。
象物までの距離を測定(以下ノンプリズム測定)が可能
な光波距離計9000が開発されている。このノンプリ
ズム測定が可能な光波距離計は、対象物からの微弱な反
射光を受光し距離測定を行なうものや、高いピークパワ
ーのパルス光を射出し、測定対象物までの光の往復時間
を測定し距離を求めるもの等であった。
0は、別体のレーザーポインター9900を備えてい
る。光波距離計9000は、発光素子9100と、発光
素子駆動部9110と、コンデンサレンズ9120と、
コンデンサレンズ9130と、発光側ファーバー914
0と、ミラー9150と、対物レンズ9160と、受光
側ファーバー9170と、コンデンサレンズ9180
と、コンデンサレンズ9190と、受光素子9200
と、アンプ9210と、制御演算部9300とから構成
されている。別体のレーザーポインター9900は、ポ
インター用発光素子9910と、ポインター用発光素子
駆動部9920と、ポインター用コンデンサレンズ99
30とから構成されている。受光面、発光面は有限の大
きさを持つので、対物レンズ9160からの発光光束a
は僅かな広がりを有し、また、受光が可能となる受光光
束範囲bも発光光束a側と同様の理由により僅かな広が
りを持っている。
aと受光光束bとが重なるノンプリズム測定範囲cの部
分となる。測定用光源9200に不可視の波長の光源を
使用した場合、使用者は測定している位置を認識するこ
とができないため、補助機能として上記の様なレーザー
ポインター9900を付加して使用している。
レーザーポインターが付加された光波距離計は、測定範
囲とレーザーポインターの照射範囲とが一致せず、正確
な測定範囲の把握ができないという問題点があった。ノ
ンプリズム測定の測定範囲は、前述の様に広がりを持っ
ているが、レーザーポインターの光束dは、ほぼ平行光
束で出力されるからである。この事は、使用者がレーザ
ーポインターで目視により認識する測定範囲と、実際に
距離測定が行われる範囲とが異なる事を意味する。つま
り、使用者はレーザーポインターにより照射された測定
対象物の概略の測定部位を確認する事はできるが、測定
用光束が照射され距離測定に寄与している部位cを認識
しているわけではないのである。
微細な部分を距離測定する時に、特に問題となる。使用
者がレーザーポインターを、希望する測定部位のみに照
射される様に視準しても、それよりも広い範囲を測定し
ている事になり、使用者に誤解を与えやすいと共に、誤
った距離値を与えてしまう事になる。
ザーポインターの照射範囲dとを一致させる必要があ
る。しかし、これを実現する為には、測定範囲の広がり
と、レーザーポインターの広がりとを一致させ、同軸に
配置し、なおかつ、照射方向を一致させる事が必要とな
り、機構上のコスト及び調整上のコストが大幅に増加す
るという問題点があった。
装置の受光系に入射する事により、SN比が劣化すると
いう問題点がある。ノンプリズム測定絶囲cとレーザー
ポインターの光束dとを同軸に配置した従来例では、レ
ーザーポインターの光が測定対象物により反射され、距
離測定装置の受光系に入射される。この結果、受光素子
に測定光以外の光が入射し、受光素子のショットノイズ
を増加させてSN比を劣化させる。レーザーポインター
の視認性を高める為に、レーザーポインターの出力を増
加させれば、更にSN比の劣化が顕著となるという問題
点があった。
案出されたもので、測定光束を発光させるための測定用
発光素子と、この測定光束を測定対象物に向けるための
送光光学系と、該測定対象物からの反射測定光束を受光
するための受光光学系と、反射測定光束を受光して受光
信号を形成するための受光素子と、この受光信号に基づ
いて測定対象物までの距離を演算するための制御演算部
とからなり、前記送光光学系に対して、可視光を導入さ
せるためのポインター用発光素子を備えている。
の測定点を視準するための視準光学系が備えられてい
る。
を導くための発光側導光部材が形成されており、この発
光側導光部材の入射端に、ポインター用発光素子からの
可視光を導入させる構成にすることもできる。
口形状を、発光側導光部材の出力端形状と異なる形状と
する構成にすることもできる。
用発光素子によるレーザ−ポインター像を合焦させるた
めのポインター像合焦機構を備える構成にすることもで
きる。
測定用発光素子が測定光束を発光させ、送光光学系が、
測定光束を測定対象物に向け、受光光学系が、測定対象
物からの反射測定光束を受光し、受光素子が、反射測定
光束を受光して受光信号を形成し、制御演算部が、受光
信号に基づいて測定対象物までの距離を演算し、ポイン
ター用発光素子が、送光光学系に対して、可視光を導入
させる様になっている。
測定対象物の測定点を視準することができる。
材が測定光束を導き、発光側導光部材の入射端に、ポイ
ンター用発光素子からの可視光を導入させることもでき
る。
口形状を、発光側導光部材の出力端形状と異なる形状と
することもできる。
焦機構が、ポインター用発光素子によるレーザ−ポイン
ター像を合焦させることもできる。
る。
る光波距離計10000を説明する。
1000と、測定用発光素子駆動部1100と、測定用
コンデンサレンズ1200と、ポインター用発光素子2
000と、ポインター用発光素子駆動部2100と、ポ
インター用コンデンサレンズ2200と、プリズム30
00と、第1のコンデンサレンズ4100と、発光側フ
ァーバー4200と、ミラー4300と、対物レンズ4
400と、受光側ファーバー4500と、第2のコンデ
ンサレンズ4600と、第3のコンデンサレンズ470
0と、受光素子4800と、アンプ4900と、制御演
算部5000とから構成されている。なお、発光側ファ
ーバー4200は発光側導光部材に該当し、受光側ファ
ーバー4500は受光側導光部材に該当するものであ
る。
ダイオードであって、比較的大きなピークパワーを持
ち、デューティ比が0.01% 程度のパルス波を発生す
ることができる。
を発光するための半導体レーザーである。
反射面となっており、直線偏光のポインター用発光素子
2000からの光束の偏光方向を調整し、反射面に対し
てS偏光として反射させる様に構成されている。またP
偏光に対しては、透過する様に構成されている。
プリズム3000と第1のコンデンサレンズ4100と
発光側ファーバー4200とミラー4300と対物レン
ズ4400とが、送光光学系に該当する。また、対物レ
ンズ4400とミラー4300と受光側ファーバー45
00と第2のコンデンサレンズ4600と第3のコンデ
ンサレンズ4700とが、受光光学系に該当する。
で受光した受光パルスに基づいて、測定対象物5000
0までの距離の演算を行う他、光波距離計10000の
全体の制御を司るものである。
動部1100に対して発光制御信号を送出し、測定用発
光素子駆動部1100は、測定用発光素子1000を駆
動して発光させる。発光された光パルスの測定光束S
は、測定用コンデンサレンズ1200で平行光束とさ
れ、プリズム3000を透過して第1のコンデンサレン
ズ4100に入射される。
れた測定光束Sは、発光側ファーバー4200を介して
ミラー4300に送出され、ミラー4300で反射され
た後、対物レンズ4400を通して、測定対象物500
00に向けて射出される。測定対象物50000に向け
て射出された測定光束Sは、測定対象物50000上に
スポットSPを形成する。
射測定光束Lは、対物レンズ4400を介してミラー4
300に送出され、ミラー4300で反射された後、受
光側ファーバー4500を通して、第2のコンデンサレ
ンズ4600に送られる。第2のコンデンサレンズ46
00で平行光束とされた反射測定光束Lは、第3のコン
デンサレンズ4700に入射され、第3のコンデンサレ
ンズ4700により受光素子4800上に集光される。
は、受光パルス信号に変換され、アンプ4900で増幅
された後、制御演算部5000に入力される。制御演算
部5000では、受光パルス信号に基づいて測定対象物
50000までの距離を演算することができる。
発光素子駆動部2100に対して発光タイミング信号を
出力し、ポインター用発光素子駆動部2100はポイン
ター用発光素子2000を駆動して、可視光を発光させ
る。ポインター用発光素子2000から出力された可視
レーザー光は、ポインター用コンデンサレンズ2200
で平行光束とされた後、プリズム3000に入射されて
偏向され、第1のコンデンサレンズ4100を介して発
光側ファーバー4200に送られる。そしてポインター
用可視光は、測定光束と共に、ミラー4300で反射さ
れた後、対物レンズ4400を通して測定対象物500
00に向けて射出される。この結果、測定対象物500
00には、レーザーポインター像Pを形成することがで
きる。即ち、発光側ファーバー4200の入射端に、ポ
インター用発光素子2000からの可視光を導入させる
様に構成されている。本第1実施例では、ポインター用
発光素子2000から出力された可視レーザー光を、発
光側ファーバー4200に送る構成となっているが、受
光側ファーバー4500から発光させる構成にすること
も可能である。
構により光軸方向に移動させることにより、レーザーポ
インター像Pを測定対象物50000上に合焦させるこ
とができる(ポインター合焦機構)。
側ファーバー4500の入力端とは、共に対物レンズ4
400に対して共役な位置に配置され、更に対物レンズ
4400は、適宜の移動機能により、光軸方向に微動可
能となっている。従って、対物レンズ4400を微動さ
せ、レーザーポインター像Pが測定対象物50000に
合焦された時、測定光束Sも同時に測定対象物5000
0に合焦される。
端の像も、測定対象物50000に合焦される。これに
より、3つの光束範囲が完全に一致する事になる。
り視認する範囲と、測定範囲(スポットSP)とが一致
するので、使用者は、測定範囲を目視にて確認する事が
できると言う卓越した効果がある。
光との発光タイミングを説明した図である。測定用発光
素子100からは、図2(a)に示される様なパルス状
の光が発光される。この発光のパルス幅は数nsecで
あり、繰り返し周期は光源の特性上数百μsecであ
る。
反射測定光束Lは、受光素子4800により電気信号に
変換される。この様子が図2(c)の(c−1)の部分
の信号として示されている。
素子の出力パワーや測定対象物50000の反射率等に
よって左右されるが、概ね数百mの範囲であり、(c−
1)の部分は発光から数μsecの範囲となる。
(b)に示される様に、(c−1)の時間範囲を回避す
る様に発光させている。これにより図2(c)に示され
る様に、受光素子4800上では、反射測定光束Lとレ
ーザーポインター光とが時間的に分離される事になる。
これにより、レーザーポインター光により受光素子48
00に発生するショットノイズと反射測定光束Lによる
受光信号とを、時間的に分離する事ができ、受光信号の
SN比を劣化させる事無く、レーザーポインター光を照
射することができる。
る光波距離計20000を説明する。第2実施例の光波
距離計20000は、第1実施例の光波距離計1000
0に視準光学系6000を組み合わせたものである。
定用発光素子1000と、測定用発光素子駆動部110
0と、測定用コンデンサレンズ1200と、ポインター
用発光素子2000と、ポインター用発光素子駆動部2
100と、ポインター用コンデンサレンズ2200と、
偏光ビームスプリッタ3010と、第1のコンデンサレ
ンズ4100と、発光側ファーバー4200と、ミラー
4300と、ダイクロイックミラー6100と、合焦レ
ンズ6200と、対物レンズ群6300と、正立プリズ
ム6400と、焦点板6500と、接眼レンズ6600
と、受光側ファーバー4500と、第2のコンデンサレ
ンズ4600と、第3のコンデンサレンズ4700と、
受光素子4800と、アンプ4900と、制御演算部5
000とから構成されている
ンズ6200と、対物レンズ群6300と、正立プリズ
ム6400と、焦点板6500と、接眼レンズ6600
とは、視準光学系6000に該当するものである。合焦
レンズ6200は、光軸方向に移動させることにより、
視準点の像を焦点板6500に結像させるものである。
偏光ビームスプリッタ3010と第1のコンデンサレン
ズ4100と発光側ファーバー4200とミラー430
0とダイクロイックミラー6100と合焦レンズ620
0と対物レンズ群6300とが、送光光学系に該当す
る。また、対物レンズ群6300と合焦レンズ6200
とダイクロイックミラー6100とミラー4300と受
光側ファーバー4500と第2のコンデンサレンズ46
00と第3のコンデンサレンズ4700とが、受光光学
系に該当する。
動部1100に対して発光制御信号を送出し、測定用発
光素子駆動部1100は、測定用発光素子1000を駆
動して発光させる。発光された光パルスの測定光束S
は、測定用コンデンサレンズ1200で平行光束とさ
れ、偏光ビームスプリッタ3010を透過して第1のコ
ンデンサレンズ4100に入射される。
れた測定光束Sは、発光側ファーバー4200を介して
ミラー4300に送られ、ミラー4300で反射された
後、ダイクロイックミラー6100に入射される。ダイ
クロイックミラー6100で反射された測定光束Sは、
合焦レンズ6200及び対物レンズ群6300を介し
て、測定対象物50000に向けて送光される。
射測定光束Lは、対物レンズ群6300及び合焦レンズ
6200を介してダイクロイックミラー6100に送ら
れ、ダイクロイックミラー6100で反射された後、ミ
ラー4300に入射される。ミラー4300で反射され
た反射測定光束Lは、受光側ファーバー4500を通し
て、第2のコンデンサレンズ4600に送られる。第2
のコンデンサレンズ4600で平行光束とされた反射測
定光束Lは、第3のコンデンサレンズ4700に入射さ
れ、第3のコンデンサレンズ4700により受光素子4
800上に集光される。
発光素子駆動部2100に対して発光タイミング信号を
出力し、ポインター用発光素子駆動部2100はポイン
ター用発光素子2000を駆動して、直線偏光の可視光
を発光させる。ポインター用発光素子2000から出力
された可視レーザー光は、ポインター用コンデンサレン
ズ2200で平行光束とされた後、偏光ビームスプリッ
タ3010に入射されて偏向され、第1のコンデンサレ
ンズ4100を介して発光側ファーバー4200に送ら
れる。
と共に、ミラー4300で反射された後、ダイクロイッ
クミラー6100に入射され、ダイクロイックミラー6
100で反射されたポインター用可視光は、合焦レンズ
6200及び対物レンズ群6300を介して、測定対象
物50000に向けて送光される。この結果、測定対象
物50000には、レーザーポインター像Pを形成する
ことができる。
00と焦点板6500と接眼レンズ6600とは、ダイ
クロイックミラー6100により、測定光学系と同軸に
構成されている。視準光学系6000は、測定対象物5
0000の測定点を視準するためのものである。
より光軸方向に移動可能に構成されており、合焦レンズ
6200を移動させる事により、視準光学系6000と
測定光学系とを同時にピント調整することができる。
は、視準光学系6000の望遠鏡により視準・合焦させ
ることができる。しかし、トンネル内での壁面測定等の
暗い場所での測定では、視準望遠鏡で測定対象物500
00に合焦する事は非常に困難となる。またトンネルの
断面等を測定する場合には、たとえトンネル内を明るく
照明したとしても、天頂部付近を測定する時の視準作業
は、測定者に無理な姿勢を強いる事となるという問題点
があった。更に、大きな壁面、岩等を近距離で視準する
場合には、望遠鏡の倍率が高すぎ、測定物全体に対する
現在の測定位置を把握する事は非常に困難となる。
らレーザーポインター光を合焦状態にする事により、レ
ーザーポインター光の照射範囲と測定光束Sの照射範囲
と受光側ファーバー4500の入射端像との3つの光束
範囲を完全に一致させる事ができる。
も、測定物全体に対する現在の測定位置把握が非常に確
実となり、周囲が暗い場合でも合焦作業が容易であり、
トンネル内の測定の場合でも、天頂付近の測定が極めて
容易となるという卓越した効果がある。
000のその他の構成、作用等は、第1実施例の光波距
離計20000と同様であるから説明を省略する。
されるレーザーポインター光の開口形状を、円形の発光
側ファーバー4200の出力端形状と異なる形状とする
ものである。
ター光の照射形状が円形となり、合焦状態を確認するこ
とができるという効果がある。発光側ファーバー420
0の出力端形状の円形と同じ形状とすると、合焦状態で
も、非合焦状態でも円形のままであり、合焦の確認が困
難となる。
合にはファイバー像が得られて円形となり、非合焦状態
Oの場合には、対物開口形状である半円が現れる。
ザーに限られたものではなく、ガスレーザー等の他の光
源を使用しても同等の効果を得ることができる。
光を利用した光波距離計の原理を説明する。
は、レーザダイオード1と、コンデンサレンズ2と、コ
ンデンサレンズ3と、一対の分割プリズム41、42
と、光路切り替えチョッパ5と、内部光路6と、APD
71と、遅延用光ファイバー8と、プリズム9と、対物
レンズ10から構成されている。そして、コーナキュー
ブ11は、光波距離計本体から離れた位置に配置される
測定対象物に該当するものであり、光パルスを反射する
機能を有している。
1、22と発光側光ファイバー81と分割プリズム41
とプリズム9と対物レンズ10とが光学手段に該当す
る。
ので、本実施例のレーザダイオード1はパルスレーザダ
イオードが採用されており、比較的大きなピークパワー
を持ち、デューティ比が0.01%程度のパルス波を発
生させることができる。光路切り替えチョッパ5は光束
を切り替えるものである。受光素子7は受光手段に該当
するものであり、レーザダイオード1から発射されたパ
ルス光線を受光できる素子であれば足りる。
1つであり、遅延用光ファイバー8には、モード分散を
防止するためにGIファイバを採用することが望まし
い。
411と第2のハーフミラー412とから構成されてお
り、分割プリズム42は、第1のハーフミラー421と
第2のハーフミラー422とからなっている。レーザダ
イオード1側と分割プリズム41の間は、発光側光ファ
イバー81と遅延用光ファイバー8で結ばれている。更
に分割プリズム42と受光素子7側との間は、受光側光
ファイバー82で結ばれている。なお本実施例では、発
光側光ファイバー81の一部が、遅延用光ファイバー8
を兼ねる様な構成となっている。
されると、コンデンサレンズ21、22により発光側光
ファイバー81の入力端81aに結合される。発光側光
ファイバー81は、遅延用光ファイバー8と連設されて
いるので、光パルスは、遅延用光ファイバー8内を進行
し、分割プリズム41に送られる。分割プリズム41の
第1のハーフミラー411を透過したパルス列は、光路
切り替えチョッパ5を介して、外部測距光路に射出可能
となっている。分割プリズム41の第1のハーフミラー
411で反射され、更に第2のハーフミラー412で反
射されたパルスは、光路切り替えチョッパ5を介して、
内部測距光路6に射出可能となっている。光路切り替え
チョッパ5は、内部測距光路6と外部測距光路を切り替
えるためのものである。従って、光路切り替えチョッパ
5が外部測距光路を選択した場合には、光パルスはプリ
ズム9で反射された後、対物レンズ10により外部に射
出される。
コーナキューブ11で反射され、再び対物レンズ10で
受光されプリズム9に送られる。受光されたパルス列
は、プリズム9で反射されて分割プリズム42に送ら
れ、分割プリズム42の第1のハーフミラー421を透
過した受信パルス光は、受光側光ファイバー82の受光
端82aに結合される。
路6を選択した場合には、発光パルスは、内部測距光路
6を通って分割プリズム42に送られる。そして光パル
スは、分割プリズム42に内蔵された第1のハーフミラ
ー421と第2のハーフミラー422で反射され、受光
側光ファイバー82の受光端82aに結合される様にな
っている。
2bから射出された光パルスは、コンデンサレンズ3
1、32によりAPD71に結合する様になっており、
受光素子7で電流パルスに変換される様になっている。
明する。
0と第1の分周器110とシンセサイザー120と第2
の分周器130とレーザダイオード1とレーザダイオー
ドドライバー150とAPD71とアンプ160と波形
整形回路170とカウンタ180とピークホールド回路
190とレベル判定回路200と、バンドパスフィルタ
210とサンプルホールド(S/H)220と位相測定
装置90000とから構成されている。また位相測定装
置90000は、ADコンバータ300とメモリ400
とCPU500とから構成されている。
つであり、基準信号fSを発生させている。この基準信
号は、第1の分周器110とシンセサイザー120とバ
ンドパスフィルタ210とカウンタ180とに供給され
ている。第1の分周器110に供給された基準信号は、
第1の分周器110で1/(n−1)に分周されてシン
セサイザー120に送られる。シンセサイザー120
は、第1の分周器110から供給された信号をn倍し、
第2の分周器130に送出する様になっている。第2の
分周器130は、シンセサイザー120から供給された
信号を1/mに分周して測定信号fM を作っている。
なお、第1の分周器110、第2の分周器130、シン
セサイザ120の出力信号は、2値化の信号である。
は、第2の分周器130の出力信号である測定信号fM
に従って、レーザダイオード1をパルス的に駆動する
ものである。
測定信号fM は、CPU500とカウンタ180とピ
ークホールド190にも供給されている。測定信号fM
は、CPU500に対して発光確認信号となり、カウ
ンタ180及びピークホールド190に対してはリセッ
ト信号となる。
ルスは、光学系を通過しAPD71で受光される。この
APD71は受光素子7の1つであり、pn接合に深い
バイアスを加えてナダレ増倍を誘起させ、利得を得るこ
とのできるダイオードである。APD71は、内部参照
光路を通った光パルスと、外部測距光路を通った光パル
スを受光する。APD71により光パルスは、電流パル
ス列の電気信号に変換され、アンプ160に送られる。
た信号を増幅するものであり、アンプ160の出力信号
は、波形整形回路170により二値化のディジタルデー
タに変換され、カウンタ180とサンプルホールド(S
/H)220とADコンバータ300とに送られる。
210に送られたfS は正弦波となり、サンプルホー
ルド回路220に送られる。サンプルホールド回路22
0は、この正弦波を波形整形回路170の信号によりサ
ンプルホールドする。そしてホールドされた値は、AD
コンバータ300に送出されAD変換され、変換された
デジタルデータは予め定められたメモリ400に記憶さ
れる様になっている。
190に送られた信号は、ピークホールド回路190に
ピークホールドされ、パルス光の波高値に応じたDCレ
ベル信号となり、レベル判定回路200に送られる。レ
ベル判定回路200はピークホールド回路190からの
信号を受け、受光パルス列の光量がAPD71、アンプ
160が適正に動作する範囲であるか否かを判定し、そ
の結果をCPU500に送る様になっている。CPU5
00は、レベル判定回路200からの信号を受け、受光
パルス列の光量が適正値である場合のみ、ADコンバー
タ300からのデータを採用する様になっている。
m=5000 とした場合の位相関係を説明することに
する。
相関係は、(n−1)について求めれば、
波数fM と、バンドパスフィルタ210からの正弦波
の周波数fS の位相関係は、
ルスが101回で再び同一の位相関係となる。この周波
数は、
5MHzを、バンドパスフィルタ210に通して得られ
た正弦波と、レーザダイオード1の発光周波数3030
Hzとは、少しずつずれている。このため、受信タイミ
ング信号とバンドパスフィルタ210に通して得られた
正弦波との位相関係も同様に少しずつずれている。
10に通して得られた正弦波正弦波信号との位相関係
は、101回で1周期となる位相関係になっており、1
02回目の発光パルス列は、1回目と同じ位相関係とな
る様になっている。このため、サンプルホールド(S/
H)220の出力信号は、
こととする。図7(a)は、バンドパスフィルタ210
からの正弦波信号の周波数fS に対して、周波数fM
のパルス列の位相ずれの順序を示したものである。図7
(b)は、バンドパスフィルタ210からの正弦波信号
の周波数fS と、受信されるパルス列の周波数fMと
の関係を示し、更に、サンプルホールド回路220から
出力される周波数fLの段階状波形を示すものである。
から出力される波形は、周波数fLで繰り返し、n個の
ホールド値から構成される。従ってメモリ400は、n
個以上の記憶容量が必要となる。このメモリ400は各
発光パルス毎に、CPU500によりアドレスがインク
リメントされる様に構成されており、AD変換されたデ
ータが、CPU500を介して順次メモリ400上に記
憶される。
の機能も伴っており、記憶されたメモリ400上の任意
のアドレスのデータとAD変換されたデータを加算し、
再びメモリ400上に記憶させることができる。そして
n+1回目以降のデータは1周期目と同じ位相関係にな
るので、レベル判定回路200の判断が適正であれば、
前回の周期のデータと加算し、後に平均化処理を施すこ
とにより、AD変換データの精度を向上させることがで
きる。
の出力信号は、30Hzで1周期となり正弦波とならな
いが、AD変換後にメモリ400に記憶する段階で並べ
替えを実行することにより、正弦波状となるAD変換デ
ータを作ることができる。換言すれば、受信信号の周期
の1/nでない場合には、前記メモリ手段の各アドレス
のデータを並びかえることにより、受信信号の相似のデ
ータを再現することができる。
によるサンプルホールド及びAD変換されたデータは、
30Hzの2周期目以降のデータとなるため、レベル判
定回路200の判定結果が適正であれば前回までの周期
のデータと加算し、後にデータの平均化処理を行ってA
D変換データの精度を高めることができる。
ら、位相を計算する方法を説明する。メモリ400に記
憶されているデータは、図7(b)のfL の波形の横
軸がメモリ400のアドレスに相当しており、fL の
波形の縦軸が、そのアドレス上のデータ値が相当する様
になっている。
フィルタ210からの正弦波から得られたものであり、
この正弦波fS に対する周波数fM のパルス列の位
相ずれ順 序も既知であるから、メモリ400のアドレ
スを並べ変えることにより、正弦波を復元することがで
きる。この復元された正弦波は、図8に示す様になって
おり、正弦波波形の位相θ0 は、正弦波波形の各デー
タをD0(i) とした時、
=1〜n)
から出力される周波数fL の波形から、フーリエ変換
の手法により、fL の波形の基本波成分の位相を求め
たことに相当する。
により実行することができる。従って位相測定装置90
000は、ADコンバータ300とメモリ400とCP
U500とから構成されていることになる。
の発光から、AD変換されたデータのメモリ400への
格納までの処理を、外部測距光路と内部参照光路につい
て行う。そして内部参照光路によるAD変換データと、
外部測距光路のAD変換データとの、2つの波形の位相
差φが光路差に相当することになる。
内部参照光路の位相をθ1 とすれば、光波距離計から
被測定物であるコーナーキューブまでの距離は、
晶発振器100の基準周波数fSの時間軸を拡大して、
その位相をフーリエ変換により求めたものである。従っ
て、
る。従って、fS が15MHzとすると、1周期が1
0mとなる。
におけるカウンタ180のカウンター値から10mの精
度で求めることができる。即ち、水晶発振器100の基
準周波数fS をカウンタ180が、第2の分周器13
0の信号から波形整形回路170の信号までの間、カウ
ントするものである。そしてカウント値はCPU500
に送られ、外部測距光路のカウント値と内部参照光路の
カウント値の差から粗測定距離を求めることができる。
わせることにより、光波距離計から測定対象物までの実
際の距離を求めることができる。これらの動作を行う構
成が距離測定手段に該当するものである。
タ値に対してフーリエ変換を施して基本波成分の位相を
求めているので、サンプルホールドされる波形は必ずし
も正弦波である必要はなく、積分波や三角波等であって
もよい。同様にバンドパスフィルタ210に代えて、ロ
ーパスフィルタを採用することもできる。
のみならず、従来のLEDを用いた連続変調方式の光波
距離計の位相測定にも応用することができる。
光させるための測定用発光素子と、この測定光束を測定
対象物に向けるための送光光学系と、該測定対象物から
の反射測定光束を受光するための受光光学系と、反射測
定光束を受光して受光信号を形成するための受光素子
と、この受光信号に基づいて測定対象物までの距離を演
算するための制御演算部とからなり、前記送光光学系に
対して、可視光を導入させるためのポインター用発光素
子を備えているので、測定位置を目視しながらレーザー
ポインター光を合焦状態にする事により、レーザーポイ
ンター光の照射範囲と測定光束の照射範囲と受光側導光
部材の入射端像との3つの光束範囲を完全に一致させる
事ができるという効果がある。
体に対する現在の測定位置把握が非常に確実となり、周
囲が暗い場合でも合焦作業が容易であり、トンネル内の
測定の場合でも、天頂付近の測定が極めて容易となると
いう卓越した効果がある。
0の構成を説明する図である。
イミングを説明した図である。
を説明する図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 測定光束を発光させるための測定用発光
素子と、この測定光束を測定対象物に向けるための送光
光学系と、該測定対象物からの反射測定光束を受光する
ための受光光学系と、反射測定光束を受光して受光信号
を形成するための受光素子と、この受光信号に基づいて
測定対象物までの距離を演算するための制御演算部とか
らなり、前記送光光学系に対して、可視光を導入させる
ためのポインター用発光素子を備えたことを特徴とする
光波距離計。 - 【請求項2】 測定光束を発光させるための測定用発光
素子と、この測定光束を測定対象物に向けるための送光
光学系と、該測定対象物からの反射測定光束を受光する
ための受光光学系と、この該測定対象物の測定点を視準
するための視準光学系と、前記反射測定光束を受光して
受光信号を形成するための受光素子と、この受光信号に
基づいて測定対象物までの距離を演算するための制御演
算部とからなり、前記送光光学系に対して、可視光を導
入させるためのポインター用発光素子を備えたことを特
徴とする光波距離計。 - 【請求項3】 送光光学系には、測定光束を導くための
発光側導光部材が形成されており、この発光側導光部材
の入射端に、ポインター用発光素子からの可視光を導入
させる請求項1又は請求項2記載の光波距離計。 - 【請求項4】 レーザーポインター光の開口形状を、発
光側導光部材の出力端形状と異なる形状とする請求項3
記載の光波距離計。 - 【請求項5】 送光光学系には、ポインター用発光素子
によるレーザ−ポインター像を合焦させるためのポイン
ター像合焦機構を備えている請求項1〜4の何れか1項
記載の光波距離計。
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