JP2001141675A - 斜出射x線回折測定装置及びこれを用いた斜出射x線回折測定方法 - Google Patents

斜出射x線回折測定装置及びこれを用いた斜出射x線回折測定方法

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JP2001141675A
JP2001141675A JP32727599A JP32727599A JP2001141675A JP 2001141675 A JP2001141675 A JP 2001141675A JP 32727599 A JP32727599 A JP 32727599A JP 32727599 A JP32727599 A JP 32727599A JP 2001141675 A JP2001141675 A JP 2001141675A
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rays
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Kazuhiro Takada
一広 高田
Takashi Noma
敬 野間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜出射X線回折測定を行う場合において、試
料を透過したX線で発生する空気散乱によるバックグラ
ウンドを低減させることにより、所望のS/B比を有す
る回折パターンを測定する。 【解決手段】 試料3とX線検出器6との間に、回折X
線5を遮蔽することなく、試料3を透過した透過X線1
1の光路がX線検出器6から見えないように遮蔽体13
を配置する。斜出射X線回折測定を行う場合は、X線源
9から放射された一次X線4の一部が試料3を透過し、
試料3を透過した透過X線11により試料3の周辺で空
気散乱及び散乱X線が発生するが、この空気散乱及び散
乱X線が遮蔽体13にて遮蔽され、X線検出器6にて回
折X線5のみが検出される。このため、空気散乱及び散
乱X線によるバックグラウンドが低減され、所望のS/
B比を有する回折パターンが測定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多結晶性の薄膜試
料の構造を解析するための斜出射X線回折測定装置及び
これを用いた斜出射X線回折測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄膜材料は、種々の電子デバイス
に用いられており、電子デバイスの特性を決定する上で
重要な役割を果たしている。このため、薄膜材料の構造
や、薄膜材料の表面あるいは界面の状態を適切に評価す
ることが新規デバイス開発のキーポイントになる。
【0003】薄膜材料の評価方法としては、X線を用い
る場合、評価対象となる試料を非破壊で測定可能である
という利点から頻繁に用いられている。
【0004】X線を用いた薄膜材料の評価方法において
は、上述した利点以外にも、薄膜材料の結晶構造の情報
とともに、薄膜材料の表面密度や膜厚や粗さ等の情報を
も得ることができるという利点がある。
【0005】従来のX線を用いた薄膜材料の評価方法に
おけるX線に対する薄膜材料の測定配置は、以下に記載
する2種類の配置に大別される。 (1)X線を薄膜材料の表面に対して低角度で入射させ
るような配置(以下、斜入射配置と称する) (2)薄膜材料に入射されたX線を、この薄膜材料の表
面に対して低角度で出射させるような配置(以下、斜出
射配置と称する) このように、薄膜材料の配置を、斜入射配置または斜出
射配置とすることにより、薄膜材料を高感度で測定する
ことが可能である。特に、薄膜材料の配置を斜出射配置
とする場合は、薄膜材料に入射されるX線のビーム径を
適宜選択することにより、薄膜材料における微小領域を
評価することが可能になる。
【0006】このため、薄膜材料における微小領域を評
価する場合には、薄膜材料の測定配置として斜出射配置
が一般に用いられている。
【0007】以下に、斜出射配置の薄膜材料のX線回折
測定について説明する。なお、以下の記載では、斜出射
配置の薄膜材料のX線回折測定を、特に、斜出射X線回
折測定と称する。
【0008】図7は、従来の斜出射X線回折測定装置の
一構成例を示す図である。
【0009】図7に示すように本構成例においては、基
板2上に薄膜1が形成された試料3と、試料3に対して
単一波長の一次X線4を放射するX線源9と、X線源9
から放射された一次X線4の試料3に対する照射領域を
制限するための照射領域制限手段8と、試料3における
結晶格子面7にて回折された回折X線5の試料3表面に
対する出射角αを制限するための出射角制限手段10
と、出射角制限手段10を通過した回折X線5を検出す
るとともに、検出された回折X線5の、一次X線4の入
射方向に対する出射角度(以下、回折角2θと称する)
及びX線強度を測定して記録するX線検出器6とが設け
られている。
【0010】X線源9には、各種のX線管や、単色化さ
れたシンクロトロン放射光等が用いられる。また、X線
源9から放射される一次X線4は、平行ビームであるこ
とが好ましく、更に、この平行ビームの発散角は0.5
°以下であることが好ましい。
【0011】照射領域制限手段8には、1つまたは複数
のスリットからなるスリットシステムや、1つまたは複
数のX線反射鏡からなる集光システムや、各種コリメー
ターや、キャピラリーを利用したX線導管等が用いられ
る。照射領域制限手段8にて制限される一次X線4の試
料3に対する照射領域は、数μm〜数mm程度の範囲で
適宜選択される。
【0012】試料3は、回転機構を具備するゴニオメー
ター(不図示)に保持されており、このゴニオメーター
の回転機構により回転可能である。これにより、試料3
の表面に対する一次X線4の入射角ω及び試料3の表面
に対する回折X線5の出射角αが自由に設定可能にな
る。
【0013】X線検出器6は、試料3の回転と連動し、
試料3における回転軸の周りを旋回するように設置され
ている。また、X線検出器6には、通常のシンチレーシ
ョンカウンターや、比例計数管や、PSPC(位置敏感
型比例計数管)や、イメージングプレート等が用いら
れ、特に、PSPCや、イメージングプレート等の多次
元検出器を用いた場合には、X線検出器6を移動させる
ことなく、回折X線5が検出されることになる。
【0014】出射角制限手段10は、試料3の回転と連
動して旋回し、試料3における回転軸の周りを旋回する
ように設置されており、これにより、試料3の表面に対
する回折X線5の出射角αが一定の範囲内に保たれる。
また、出射角制限手段10には、スリットや遮断部材等
が用いられる。
【0015】なお、薄膜1の測定を行う場合には、試料
3の表面に対する回折X線5の出射角αが低角度になる
ように、入射角ω及び出射角αを設定する必要がある。
試料3の表面に対する回折X線5の出射角αが低角度に
なるように設定することにより、試料3の表面からの情
報が強調されるため、試料3の表面に形成された薄膜1
の測定が可能になる。
【0016】以下に、上記のように構成された斜出射X
線回折測定装置の動作について説明する。
【0017】X線源9から単一波長の一次X線4が放射
されると、この一次X線4が照射領域制限手段8にて試
料3に対する照射領域が制限されて試料3に入射され
る。試料3に入射された一次X線4は、試料3における
結晶格子面7にて回折され、回折X線5として出射され
る。
【0018】本従来例においては、試料3が保持された
ゴニオメーター(不図示)の回転機構により、試料3の
表面に対する回折X線5の出射角αが低角度になるよう
に、試料3の表面に対する一次X線4の入射角ωが所定
の角度に固定されている。
【0019】試料3から出射された回折X線5のうち、
出射角制限手段10にて出射角αが制限され、出射角制
限手段10を通過した回折X線5がX線検出器6に到達
する。 回折X線5がX線検出器6に到達すると、X線
検出器6において、この回折X線5が検出され、検出さ
れた回折X線5の回折角2θ及びX線強度が測定されて
記録される。
【0020】また、試料3の表面に対する回折X線5の
出射角αが低角度になるような範囲内に設定されている
ため、測定された回折パターンに薄膜1の回折ピークが
検出されることになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の斜出射X線回折測定装置においては、試
料の表面に対する一次X線の入射角が大きな角度になる
ように設定されているため、試料に入射された一次X線
の一部が試料を透過してしまうという問題点がある。
図8は、試料を透過した透過X線を説明するための図で
あり、(a)は、試料の中央付近を透過する透過X線を
説明するための図、(b)は、試料の端部を透過する透
過X線を説明するための図である。なお、図8において
は、図7に示した斜出射X線回折測定装置と同様の部分
については、同一の符号を付した。
【0022】図8(a)に示すように、一次X線4の一
部が試料3を透過し、試料3を透過した透過X線11が
大気中を通過することにより、試料3の周辺の空気散乱
発生領域12において空気散乱が発生する。空気散乱発
生領域12にて発生した空気散乱は、回折X線5と同様
に、X線検出器6で検出され、結果として、バックグラ
ウンドになってしまう。
【0023】また、斜出射X線回折測定においては、一
次X線のビーム径を適宜選択することにより試料におけ
る微小領域の評価が可能になるという利点があるため、
試料における所定の微小領域をマッピングし、マッピン
グされた領域のみを測定したり、小さな試料を測定した
りする場合がある。
【0024】このため、図8(b)に示すように、試料
3の端部の微小領域を測定する場合があり、この場合、
試料3における透過X線11が透過する距離が、試料3
の中央付近の微小領域を測定する場合と比較して相対的
に短くなるため、透過X線11の量が更に増大してしま
う。
【0025】加えて、試料3の内部で発生した散乱X線
の脱出距離が小さいため、そうした散乱X線もX線検出
器6で検出され、バックグラウンドが更に増大してしま
う。
【0026】試料3が粉末であるときは、この粉末の試
料3を保持するための試料ホルダが必要であるが、斜出
射X線回折測定を行う場合は、試料3が十分に大きな場
合を除いて一次X線4が試料ホルダの一部を照射するこ
とになり、この試料ホルダの構成部材からの散乱X線の
発生が問題となっている。
【0027】散乱X線の発生を防止するための試料ホル
ダとしては、例えば、特開平10−38774号公報に
おいて、試料の結晶格子面に対して非平行となるように
形成された単結晶物質の底部材が設けられた試料ホルダ
が開示されている。
【0028】しかしながら、斜出射X線回折測定におい
ては、非対称反射光学系で試料の測定が行われるため
に、上記試料ホルダが必ずしも最適な構成ではない。
【0029】また、上記試料ホルダを使用した場合にお
いても、一次X線が試料を透過してしまうため、空気に
よる散乱X線を低減させることができない。
【0030】これに加えて、斜出射X線回折測定装置に
おいては、一次X線の試料の表面に対する照射領域が制
限されることから、試料の表面で回折された回折X線の
強度が微弱であるため、バックグラウンドを十分に低減
させて所望のS/B比を有する回折パターンを測定する
ことが重要な課題である。
【0031】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたものであって、斜出射X線回
折測定を行う場合において、試料を透過したX線で発生
する空気散乱によるバックグラウンドを低減させること
により、所望のS/B比を有する回折パターンを測定す
ることができる斜出射X線回折測定装置及びこれを用い
た斜出射X線回折測定方法を提供することを目的とす
る。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、試料の表面に一次X線を照射するX線源
と、該試料に対する該一次X線の照射領域を制限するた
めの照射領域制限手段と、前記一次X線が該試料の表面
に対して予め決められた角度よりも小さな角度で回折さ
れるように規定する規定手段と、前記試料の表面にて回
折された回折X線を検出するとともに、該回折X線の、
前記一次X線の入射方向に対する出射角度及びX線強度
を測定するX線検出器とを有してなる斜出射X線回折測
定装置であって、前記試料と前記X線検出器との間に、
前記回折X線を遮蔽することなく、前記試料を透過した
前記一次X線の光路が前記X線検出器から見えないよう
に配置された遮蔽体を有することを特徴とする。
【0033】また、前記遮蔽体は、前記試料における前
記一次X線が照射される照射面を含む平面と互いに平行
であり、かつ、前記照射面を含む平面と同一平面または
前記照射面を含む平面よりも前記X線検出器側に位置す
る第1の端面と、前記第1の端面と平行に対向し、前記
照射面を含む平面に対して前記X線検出器と反対側に位
置する第2の端面とを有することを特徴とする。
【0034】また、前記第1の端面を含む平面と前記試
料における前記照射面を含む平面との間の距離dは、前
記試料の表面に対する前記回折X線の最小出射角α
mと、前記試料における前記照射面の前記一次X線の照
射領域中心から前記遮蔽体までの距離Lとの関係が、0
≦d<Ltanαmの範囲にあることを特徴とする。
【0035】また、前記試料及び前記遮蔽体を保持する
試料ホルダを有することを特徴とする。
【0036】また、前記試料ホルダは、前記試料におけ
る前記照射面の裏面全域に掛かるように配置された吸収
体を有し、該吸収体を前記試料及び前記遮蔽体と共に保
持することを特徴とする。
【0037】また、前記遮蔽体及び吸収体は、一体に形
成されていることを特徴とする。
【0038】また、前記斜出射X線回折測定装置を用い
た斜出射X線回折測定方法であって、 前記X線源によ
って、前記試料の表面に一次X線を照射し、前記照射領
域制限手段によって、前記一次X線の前記試料に対する
照射領域を制限し、前記規定手段によって、前記一次X
線が該試料の表面に対して予め決められた角度よりも小
さな角度で回折されるように規定し、前記遮蔽体によっ
て、前記試料を透過した前記一次X線により前記試料の
周辺で発生した空気散乱及び散乱X線を遮蔽し、前記X
線検出器によって、前記試料の表面にて回折された回折
X線のみを検出するとともに、該回折X線の、前記一次
X線の入射方向に対する出射角度及びX線強度を測定す
ることを特徴とする。
【0039】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、試料とX線検出器との間に、回折X線を遮蔽
することなく、試料を透過した一次X線の光路がX線検
出器から見えないように配置された遮蔽体が設けられて
いるため、試料を透過した一次X線により発生した空気
散乱及び散乱X線が遮蔽体にて遮蔽され、X線検出器に
て回折X線のみが検出されることになる。
【0040】これにより、空気散乱及び散乱X線による
バックグラウンドが低減され、その結果、良好なS/B
比を有する回折パターンが測定される。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0042】(第1の実施の形態)図1は、本発明の斜
出射X線回折測定装置の第1の実施の形態を示す図であ
る。また、図2は、図1に示す斜出射X線回折測定装置
における試料周辺の拡大図であり、(a)は、外観斜視
図、(b)は、平面図である。なお、図1においては、
図7に示した従来の斜出射X線回折測定装置と同様の部
分については、同一の符号を付した。
【0043】図1及び図2に示すように本形態において
は、試料3を保持する試料ホルダ14と、基板2上に薄
膜1が形成された試料3に対して単一波長の一次X線4
を放射するX線源9と、X線源9から放射された一次X
線4の試料3における照射領域を制限するための照射領
域制限手段8と、試料3に対して入射角ωで入射された
一次X線4が試料3における結晶格子面7にて回折され
た回折X線5を検出するとともに、検出された回折X線
5の、一次X線4の入射方向に対する出射角度(以下、
回折角2θと称する)及びX線強度を測定して記録する
X線検出器6と、試料3とX線検出器6との間に、回折
X線5を遮蔽することなく、かつ、試料3を透過した透
過X線11により試料3の周辺で発生した空気散乱及び
散乱X線を遮蔽するように配置された遮蔽体13とが設
けられている。
【0044】試料ホルダ14は、回転機構を具備する規
定手段であるゴニオメーター(不図示)に保持されてお
り、このゴニオメーターの回転機構により回転可能であ
る。これにより、試料3の表面に対する一次X線4の入
射角ω及び試料3の表面に対する回折X線5の出射角α
が自由に設定可能になる。
【0045】次に、遮蔽体13について説明する。
【0046】遮蔽体13は、透過X線11の光路がX線
検出器6から見えないように配置され、第1の端面であ
る端面g1を含む平面Gが、試料3における一次X線4
が照射された照射面を含む平面Hに対して互いに平行で
あるとともに、平面Hと同一平面または平面HよりもX
線検出器6側に位置する直方体である。また、第2の端
面である端面g2は、端面g1に対して互いに平行に対向
し、平面Hに対してX線検出器6の反対側にある。
【0047】平面Gと平面Hとの間の距離dは、試料3
の表面に対する回折X線5の最小出射角αmと、試料3
における一次X線4の照射領域中心から遮蔽体13まで
の距離Lとの関係が、0≦d<Ltanαmの範囲にな
るように構成されている。
【0048】遮蔽体13から試料3における一次X線4
の照射領域の中心までの距離Lは、装置本体の小型化の
ためには、本発明の目的を達成する範囲内で短い方が好
ましい。 遮蔽体13の長さN、幅M、厚みtは、遮蔽
体13によって透過X線11の光路がX線検出器6から
見えないようにするために、試料3と同程度、もしく
は、それ以上の範囲のものが好適に用いられる。
【0049】遮蔽体13の端面g1は、平面性に優れて
いる必要がある。これは、遮蔽体13の端面g1に凹凸
がある場合、試料3にて回折された回折X線5が、遮蔽
体13の端面g1の凹凸によって散乱されてしまい、余
計なバックグラウンドとなるためである。 遮蔽体13
の材料は、本発明の目的を達成する範囲内で適宜選択さ
れる。特に、遮蔽体13の材料に鉛を用いた場合は、そ
の厚みを極めて簿くすることができる。なお、遮蔽体1
3の材料にアルミニウムを用いた場合は、その厚みを厚
くする必要がある。
【0050】本形態においては、遮蔽体13に直方体の
形状のものを用いたが、本発明に用いられる遮蔽体の形
状としては、直方体に限らず、本発明の目的を達成する
範囲内で種々の形状のものが使用可能である。
【0051】例えば、遮蔽体の形状を、試料3における
一次X線4の照射面の裏面に掛かるようにL字型に構成
した場合においては、試料3を透過した透過X線11
が、試料3における一次X線4の照射面の裏面にある遮
蔽体にて吸収されるため、試料3の周辺の透過X線11
の量を低減させることができ、これにより、透過X線1
1により試料3の周辺で発生する空気散乱及び散乱X線
を低減させることができるという利点がある。
【0052】斜出射X線回折測定においては、試料3の
表面に対する一次X線4の入射角ωを固定して試料を測
定する場合と、測定の過程で入射角ωを変化させて試料
を測定する場合がある。
【0053】入射角ωを固定して試料を測定する場合に
おいては、試料3を回転させる必要がないため、遮蔽体
13を装置内に固定する構成にしても良い。
【0054】一方、試料3の表面に対する一次X線4の
入射角ωを変化させて試料を測定する場合においては、
入射角ωを変化させるために試料3を回転させる必要が
ある。 このため、試料3を保持する試料ホルダ14に
遮蔽体13を固定し、試料3とともに遮蔽体13を回転
させる構成にしても良い。また、遮蔽体13を試料ホル
ダ14から分離して設置し、遮蔽体13を試料3の回転
と連動させて回転させる構成にしても良い。
【0055】以下に、上記のように構成された斜出射X
線回折測定装置の動作について、図1及び図2を参照し
て説明する。
【0056】X線源9から単一波長の一次X線4が放射
されると、この一次X線4が照射領域制限手段8にて試
料3に対する照射領域が制限されて試料3に入射され
る。
【0057】本形態においては、試料3が設置されたゴ
ニオメーター(不図示)の回転機構により、試料3の表
面に対する回折X線5の出射角αが低角度になるよう
に、試料3の表面に対する一次X線4の入射角ωが所定
の角度に固定されている。
【0058】試料3に入射された一次X線4は、試料3
における結晶格子面7にて回折され、回折X線5として
出射される。
【0059】このとき、試料3に入射された一次X線4
の一部は、試料3を透過する。試料3を透過した透過X
線11が大気中を通過することにより、試料3の周辺で
は空気散乱が発生し、また、透過X線11が試料3の端
部に照射される場合では、試料3の内部で発生する散乱
X線の脱出深さが小さくなるため、散乱X線が発生し、
この散乱X線が試料3の外部に放射される。
【0060】本形態においては、透過X線11により試
料3の周辺で発生した空気散乱及び散乱X線が、試料3
とX線検出器6との間に配置された遮蔽体13にて遮蔽
されるため、空気散乱及び散乱X線がX線検出器6にて
検出されることがない。
【0061】一方、試料3における結晶格子面7にて回
折された回折X線5が、X線検出器6に到達すると、X
線検出器6において、この回折X線5が検出され、検出
された回折X線5の回折角2θ及びX線強度が測定され
て記録される。
【0062】上述したように本形態においては、試料3
の周辺で発生した空気散乱及び散乱X線が遮蔽体13に
よって遮蔽され、X線検出器6にて空気散乱及び散乱X
線が検出されることがないため、バックグラウンドが低
減され、所望のS/B比を有する回折パターンを測定す
ることができる。
【0063】以下に、具体例を挙げて本形態について詳
細に説明する。
【0064】図1に示した斜出射X線回折測定装置内に
設けられた各構成要素に、以下の構成のものを使用し、
一次X線4の試料3に対する入射角ωを38.0°に固
定した状態で、X線検出器6にて回折X線5の回折角2
θ及びX線強度を300秒間、測定・記録することによ
り試料3の回折パターンを測定した。
【0065】試料3としては、石英からなる基板2上
に、真空蒸着により膜厚が約10nmのパラジウムの薄
膜1を形成したものを用いた。
【0066】また、遮蔽体13としては、長さN=50
mm、幅M=50mm、厚みt=2mmの直方体形状の
鉛板を用い、試料3から約50mmの位置に設置した。
【0067】また、X線源9には、Cuを対陰極とする
回転対陰極X線管を用い、この回転対陰極X線管を管電
圧40kV、管電流200mAで駆動した。なお、X線
焦点は、ラインフォーカスとし、実効焦点の幅は0.0
5mm、長さは10mmである。 また、照射領域制限
手段8には、幅0.15mmのスリットを用い、このス
リットをX線源9から100mmの位置に設置した。な
お、照射領域制限手段8は、試料3からは85mmの位
置にある。
【0068】また、X線検出器6には、有効長が50m
mの直線型のPSPCを用い、このPSPCを試料3か
ら300mmの位置に設置した。
【0069】図3は、図1に示したX線検出器6にて測
定された回折パターンを示す図である。
【0070】なお、図3においては、本形態において測
定された試料3の回折パターンが回折パターンAであ
り、本形態に対して遮蔽体13を用いることなく測定さ
れた回折パターンが回折パターンBである。
【0071】図3に示すように、本形態において測定さ
れた回折パターンAには、回折角2θが40.1°の付
近にPdの回折ピークが観測され、パラジウムの薄膜1
が測定されたことが確認された。このとき、回折X線5
の試料3に対する出射角αは、約2.1°であった。
【0072】また、本形態において測定された回折パタ
ーンAは、遮蔽体13を用いることなく測定された回折
パターンBと比較して、回折角2θにおける低角度側の
バックグラウンドが低減されており、これにより、試料
3を透過した透過X線11により試料3の周辺で発生し
た空気散乱及び散乱X線が遮蔽体13にて遮蔽されてい
ることが確認された。
【0073】(第2の実施の形態)図4は、本発明の斜
出射X線回折測定装置の第2の実施の形態を示す図であ
り、試料3の周辺の構成を示す。
【0074】図4に示すように本形態は、図1及び図2
に示した第1の実施の形態に対して、遮蔽体13を試料
ホルダ14に予め設置した構成にしたものである。
【0075】なお、遮蔽体13を、長さN=30mm、
幅M=30mm、厚みt=2mmの直方体形状の鉛板に
し、また、試料3を、石英の基板2上に、真空蒸着で形
成された膜厚がおよそ100nmのアルミニウムの薄膜
1を形成したものにした。
【0076】上述したような構成により、以下に示す測
定方法で試料3の回折パターンを測定し、更に、測定さ
れた回折パターンに基づいて、薄膜1の表面密度を測定
した。 まず、試料3の表面に対する一次X線4の入射
角ωを36.0°に固定した状態で、X線検出器6にて
回折X線5の回折角2θ及びX線強度を300秒間、測
定して記録する。
【0077】続いて、試料3の表面に対する一次X線4
の入射角ωを36.0°から0.1°刻みで39.0°
まで増加させ、入射角ωが0.1°増加する度に、X線
検出器6にて回折X線5の回折角2θ及びX線強度を3
00秒間、測定して記録する。
【0078】図5は、図4に示した装置を用いて測定さ
れた試料3の回折パターンを示す図である。
【0079】なお、図5においては、入射角ωが36.
0°に固定された状態で測定された試料3の回折パター
ンが回折パターンCであり、また、入射角ωが37.0
°に固定された状態で測定された試料3の回折パターン
が回折パターンDであり、また、入射角ωが38.0°
に固定された状態で測定された試料3の回折パターンが
回折パターンEである。
【0080】図5に示すように、本形態において測定さ
れた試料3の回折パターンC〜Eのそれぞれは、回折角
2θにおける低角度側のバックグラウンドが低減されて
おり、これにより、試料3を透過した透過X線により発
生した空気散乱及び散乱X線が遮蔽体15にて遮蔽され
ていることが確認された。
【0081】その後、上記動作により測定された回折パ
ターンに基づいて、横軸に試料3の表面に対する回折X
線5の出射角α、縦軸に回折角2θのシフト量をとり、
フィッティングを行うことにより、アルミニウムからな
る薄膜1の表面密度として、2.5g/cm3という値
が測定された。
【0082】本形態においては、試料ホルダ14に遮蔽
体13が予め設置されているため、試料3を回転させた
場合においても、試料3の回転と連動して遮蔽体13が
回転し、試料3に対する遮蔽体13の配置が一定の状態
に維持される。
【0083】このため、測定の過程で試料3の表面に対
する一次X線4の入射角ωを変化させた場合において
も、試料3を透過した透過X線により発生した空気散乱
及び散乱X線を遮蔽体13にて遮蔽することができる。
【0084】(第3の実施の形態)図6は、本発明の斜
出射X線回折測定装置の第3の実施の形態を示す図であ
り、試料3の周辺の構成を示す。
【0085】図6に示すように本形態は、図1及び図2
に示した第1の実施の形態に対して、遮蔽体13を試料
ホルダ14に予め設置した構成にし、更に、試料ホルダ
14に、試料3における一次X線4の照射面の裏面全域
に掛かるように試料3を透過した透過X線を吸収するた
めの吸収体15を配置した。なお、遮蔽体13の形状
は、吸収体15が予め一体に形成されたL字型の形状で
あっても良い。
【0086】その他の構成を第1の実施の形態と同様の
構成とし、第1の実施の形態と同様の測定条件で試料3
の回折パターンを測定した。
【0087】その結果、図3に示した回折パターンAと
ほぼ同様の回折パターンが測定され、回折角2θにおけ
る低角側のバックグラウンドが除去されていることが確
認された。
【0088】本形態においては、試料ホルダ14に遮蔽
体13が予め設置されているため、試料3を回転させた
場合においても、試料3の回転と連動して遮蔽体13が
回転し、試料3に対する遮蔽体13の配置が一定の状態
に維持される。
【0089】このため、測定の過程で、試料3の表面に
対する一次X線4の入射角ωを変化させても、試料3を
透過した透過X線により発生した空気散乱及び散乱X線
を遮蔽体13にて遮蔽することができる。
【0090】また、試料3を透過した透過X線が吸収体
15にて吸収されるため、試料3を透過した透過X線の
試料3周辺の量を低減させることができ、これにより、
試料3周辺で発生する空気散乱及び散乱X線を低減させ
ることができる。
【0091】また、遮蔽体13の幅M(図2参照)を、
試料3の厚みと同程度にすることができる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
試料とX線検出器との間に、回折X線を遮蔽することな
く、試料を透過した一次X線の光路がX線検出器から見
えないように配置された遮蔽体を設けたため、試料を透
過した一次X線により発生した空気散乱及び散乱X線が
遮蔽体にて遮蔽され、X線検出器にて回折X線のみを検
出することができる。
【0093】これにより、空気散乱及び散乱X線による
バックグラウンドを低減することができ、その結果、良
好なS/B比を有する回折パターンを測定することがで
きる。 また、試料及び遮蔽体を保持する試料ホルダを
設けた場合は、試料を回転させる場合においても、試料
の回転に連動して遮蔽体が回転し、試料に対する遮蔽体
の配置を一定の状態に維持することができる。
【0094】これにより、測定の過程で試料の表面に対
する一次X線の入射角あるいは回折X線の出射角を変化
させた場合においても、試料を透過した透過X線により
発生した空気散乱及び散乱X線を遮蔽体にて遮蔽するこ
とができる。
【0095】また、試料ホルダに、試料における一次X
線が照射される照射面の裏面全域に掛かるように吸収体
を設けた場合は、試料を透過した一次X線を吸収体にて
吸収することができる。
【0096】これにより、試料を透過した一次X線の試
料周辺の量を低減させることができるため、試料周辺で
発生する空気散乱及び散乱X線を低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜出射X線回折測定装置の第1の実施
の形態を示す図である。
【図2】図1に示した斜出射X線回折測定装置おける試
料周辺の拡大図であり、(a)は、外観斜視図、(b)
は、平面図である。
【図3】図1に示したX線検出器にて測定された回折パ
ターンを示す図である。
【図4】本発明の斜出射X線回折測定装置の第2の実施
の形態を示す図である。
【図5】図4に示した装置を用いて測定された回折パタ
ーンを示す図である。
【図6】本発明の斜出射X線回折測定装置の第3の実施
の形態を示す図である。
【図7】従来の斜出射X線回折測定装置の一構成例を示
す図である。
【図8】試料を透過した透過X線を説明するための図で
あり、(a)は、試料の中央付近を透過する透過X線を
説明するための図、(b)は、試料の端部を透過する透
過X線を説明するための図である。
【符号の説明】
1 薄膜 2 基板 3 試料 4 一次X線 5 出射X線(回折/散乱X線) 6 X線検出器 7 結晶格子面 8 照射領域制限手段 9 X線源 11 透過X線 13 遮蔽体 14 試料ホルダ 15 吸収体 ω 入射角 α 出射角 2θ 回折角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 BA18 CA01 DA01 DA02 DA03 DA08 DA10 EA09 GA01 GA05 GA13 JA08 KA01 LA11 MA05 NA06 NA15 NA17 PA12 QA01 QA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の表面に一次X線を照射するX線源
    と、該試料に対する該一次X線の照射領域を制限するた
    めの照射領域制限手段と、前記一次X線が該試料の表面
    に対して予め決められた角度よりも小さな角度で回折さ
    れるように規定する規定手段と、前記試料の表面にて回
    折された回折X線を検出するとともに、該回折X線の、
    前記一次X線の入射方向に対する出射角度及びX線強度
    を測定するX線検出器とを有してなる斜出射X線回折測
    定装置であって、 前記試料と前記X線検出器との間に、前記回折X線を遮
    蔽することなく、前記試料を透過した前記一次X線の光
    路が前記X線検出器から見えないように配置された遮蔽
    体を有することを特徴とする斜出射X線回折測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の斜出射X線回折測定装
    置において、 前記遮蔽体は、 前記試料における前記一次X線が照射される照射面を含
    む平面と互いに平行であり、かつ、前記照射面を含む平
    面と同一平面または前記照射面を含む平面よりも前記X
    線検出器側に位置する第1の端面と、 前記第1の端面と平行に対向し、前記照射面を含む平面
    に対して前記X線検出器と反対側に位置する第2の端面
    とを有することを特徴とする斜出射X線回折測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の斜出射X線回折測定装
    置において、 前記第1の端面を含む平面と前記試料における前記照射
    面を含む平面との間の距離dは、前記試料の表面に対す
    る前記回折X線の最小出射角αmと、前記試料における
    前記照射面の前記一次X線の照射領域中心から前記遮蔽
    体までの距離Lとの関係が、0≦d<Ltanαmの範
    囲にあることを特徴とする斜出射X線回折測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    斜出射X線回折測定装置において、 前記試料及び前記遮蔽体を保持する試料ホルダを有する
    ことを特徴とする斜出射X線回折測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の斜出射X線回折測定装
    置において、 前記試料ホルダは、前記試料における前記照射面の裏面
    全域に掛かるように配置された吸収体を有し、該吸収体
    を前記試料及び前記遮蔽体と共に保持することを特徴と
    する斜出射X線回折測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の斜出射X線回折測定装
    置において、 前記遮蔽体及び吸収体は、一体に形成されていることを
    特徴とする斜出射X線回折測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の
    斜出射X線回折測定装置を用いた斜出射X線回折測定方
    法であって、 前記X線源によって、前記試料の表面に一次X線を照射
    し、 前記照射領域制限手段によって、前記一次X線の前記試
    料に対する照射領域を制限し、 前記規定手段によって、前記一次X線が該試料の表面に
    対して予め決められた角度よりも小さな角度で回折され
    るように規定し、 前記遮蔽体によって、前記試料を透過した前記一次X線
    により前記試料の周辺で発生した空気散乱及び散乱X線
    を遮蔽し、 前記X線検出器によって、前記試料の表面にて回折され
    た回折X線のみを検出するとともに、該回折X線の、前
    記一次X線の入射方向に対する出射角度及びX線強度を
    測定することを特徴とする斜出射X線回折測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109709125A (zh) * 2019-01-10 2019-05-03 中国原子能科学研究院 一种梭型屏蔽石墨晶体衍射器
CN109709125B (zh) * 2019-01-10 2024-05-14 中国原子能科学研究院 一种梭型屏蔽石墨晶体衍射器

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