JP2001140960A - ブレーキライニング摩耗検出装置 - Google Patents

ブレーキライニング摩耗検出装置

Info

Publication number
JP2001140960A
JP2001140960A JP32920399A JP32920399A JP2001140960A JP 2001140960 A JP2001140960 A JP 2001140960A JP 32920399 A JP32920399 A JP 32920399A JP 32920399 A JP32920399 A JP 32920399A JP 2001140960 A JP2001140960 A JP 2001140960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
wear
pressure
lining
detecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32920399A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Oba
光義 大場
Shin Yoshida
伸 吉田
Junya Kaneko
淳也 金子
Tomotaka Araki
智敬 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Buhin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Buhin Kogyo Co Ltd filed Critical Tokyo Buhin Kogyo Co Ltd
Priority to JP32920399A priority Critical patent/JP2001140960A/ja
Priority to EP00309425A priority patent/EP1101971A1/en
Priority to KR1020000068756A priority patent/KR20010070225A/ko
Publication of JP2001140960A publication Critical patent/JP2001140960A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D66/00Arrangements for monitoring working conditions, e.g. wear, temperature
    • F16D66/02Apparatus for indicating wear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D66/00Arrangements for monitoring working conditions, e.g. wear, temperature
    • F16D66/02Apparatus for indicating wear
    • F16D66/021Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means
    • F16D66/028Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means with non-electrical sensors or signal transmission, e.g. magnetic, optical
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D66/00Arrangements for monitoring working conditions, e.g. wear, temperature
    • F16D66/02Apparatus for indicating wear
    • F16D66/021Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means
    • F16D66/022Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means indicating that a lining is worn to minimum allowable thickness
    • F16D66/023Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means indicating that a lining is worn to minimum allowable thickness directly sensing the position of braking members
    • F16D66/024Sensors mounted on braking members adapted to contact the brake disc or drum, e.g. wire loops severed on contact

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でローコスト高精度のライニング
摩耗検出装置を得る。 【解決手段】 ブレーキシュー20には、前端部が閉塞
された有底空間を有するとともに、ライニング23が摩
耗限界23Lを越えて使用されブレーキ作動されたとき
に先端部がブレーキドラム25との当接により摩耗して
有底空間が解放される摩耗検知ヘッド10が取付けられ
ている。摩耗検知ヘッド10の有底空間にはオリフィス
32を有する空圧供給回路30から空気圧が供給されて
おり、回路中の分岐ライン35には有底空間に供給され
る空気圧の低下を検出する圧力スイッチ41が配設され
ている。警報作動装置50は摩耗検知ヘッド10の先端
部が摩耗してライン圧が低下したときに、圧力スイッチ
41によってこれを検知し警報ランプ52を点灯させて
警報作動を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムブレーキ、
ディスクブレーキ等の摩擦ブレーキにおいてブレーキラ
イニングが所定量以上、例えば摩耗限界間まで摩耗した
ときに、これを検出するブレーキライニング摩耗検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドラムブレーキやディスクブレーキ等の
摩擦ブレーキは、回転するブレーキドラムやディスク
(ロータ)等のブレーキ部材にブレーキライニング(ブレ
ーキパッド)を押圧し、これによりブレーキドラム等を
摩擦制動するように構成されている。ブレーキライニン
グは、このような摩擦制動に伴って徐々に摩耗してゆく
が、摩耗限界を越えてさらに使用を続けるとブレーキが
効きにくくなるという問題がある。このためブレーキラ
イニングの摩耗が進展し一定の摩耗限界に達したとき
に、これを検出して運転者に警報を発するブレーキライ
ニング摩耗検出装置が種々考案されている。
【0003】このような装置のひとつとして、ブレーキ
ライニングの摩耗を直接検出する装置がある。このよう
な装置の例として本出願人が特開平10−184748
号広報の明細書に開示した装置を例示することができ
る。これは、ブレーキライニングの背面からブレーキド
ラム側に向けて検知具が配設され、その先端部に警報回
路と接続された金属線がループ状に埋め込まれているも
のである。検知具はブレーキライニングの摩耗が進行し
て摩耗限界まで達すると、その先端部がブレーキドラム
と当接するように配設されており、警報回路は当接によ
って検知具先端が摩耗または折損して内部の金属線が切
断されたときに、回路の遮断を電流または電圧の変化に
より検出し、ブレーキライニングが摩耗限界に達したこ
とをドライバーに警報するようになっている。
【0004】あるいは、ブレーキライニングの摩耗を間
接的に検出する装置がある。例えばドラムブレーキにお
いてブレーキシューを揺動作動させるホイールシリンダ
のピストン移動量(移動位置)からブレーキライニングの
摩耗検出を行う装置である。これは、ブレーキライニン
グが摩耗するとホイールシリンダのピストン移動量が大
きくなること、あるいは自動アジャスト機構を備えるブ
レーキにおいてはピストンの移動終端位置がブレーキラ
イニングの摩耗に伴って徐々に移動すること等から、ピ
ストン移動量またはピストン移動終端位置を検出し、こ
れらがブレーキライニングの摩耗限界に相当する値とな
ったときに、摩耗限界に達したことをドライバーに警報
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、ブレーキライニングの摩耗検出を行い信号を
伝達する電気回路が車両の走行に伴って激しい振動や熱
を発生する車輪近傍に配設されることから、電気配線や
リミットスイッチ等が破損や断線を起こし易く、さらに
これに伴って厳しい耐振性及び耐環境性が要求されるた
めにコストを低減しにくいという問題があった。また、
ブレーキライニングの摩耗を直接的に電気回路の切断に
よって検出する装置では、上記断線による誤検出の問題
のほか、電気回路が短絡したときには、たとえブレーキ
ライニングが摩耗限界に達していてもこれを検出するこ
とができないという問題があった。一方ブレーキライニ
ングの摩耗をホイールピストン等の移動位置から間接的
に検出する装置では、ブレーキライニングの摩耗を直接
検出するものではないため現実の摩耗限界に対して一定
の誤差を許容せざるを得ないほか、装置が複雑化するた
めコストアップに繋がるという問題があった。
【0006】本発明は上記のような課題に鑑みて成され
たものであり、簡単な部品構成で信頼性が高く、ローコ
ストに構成できるブレーキライニング摩耗検出装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明はブレーキライニングが設けられたライニング部材
(例えば実施形態に於けるブレーキシュー20)と、ブ
レーキ作動時にブレーキライニングが押しつけられるブ
レーキ部材(例えば実施形態に於けるブレーキドラム2
5)とから成る摩擦ブレーキ(例えば実施形態に於ける
ドラムブレーキ5)においてブレーキライニングの摩耗
を検出する装置である。その上で、本装置はライニング
部材にブレーキライニングの背面側からブレーキ部材と
の当接面に向けて配設され、ブレーキライニングが所定
量以上摩耗してブレーキ部材に押しつけられたときに、
前端部がブレーキ部材と当接して損耗するように構成さ
れるとともに、後端部側から前端部に延びて形成され前
端部が閉塞された有底空間を有する摩耗検知部材(例え
ば実施形態に於ける摩耗検知ヘッド10)と、この摩耗
検知部材の後端部側から有底空間に空気圧を供給する空
圧供給手段と、上記有底空間に供給される空気圧を検出
する圧力検出手段と、摩擦ブレーキの作動により前端部
が損耗して有底空間の閉塞が解放され、圧力検出手段に
よって検出される空気圧が予め設定された所定圧力値以
下となったときに、警報作動を行う警報作動手段(例え
ば実施形態に於ける警報作動装置50)とからなりブレ
ーキライニング摩耗検出装置を構成する。
【0008】上記構成によれば、ブレーキライニングの
摩耗を検出する摩耗検出部材はライニング部材に取り付
けられてブレーキライニングの摩耗を直接的に検知す
る。ここで、摩耗を検出する手段として用いるのは摩耗
検知部材における電気的状態変化ではなく、摩耗検知部
材に供給される圧縮空気の圧力変化を検出する。すなわ
ち、摩耗検知部材には前端部が閉塞された有底空間が形
成されており、この有底空間に空圧供給手段から空気圧
が供給されるとともに供給される空気圧を検出する圧力
検出手段が設けられている。ブレーキライニングが摩耗
して摩耗検知部材が損耗すると摩耗検知部材に形成され
た有底空間の閉塞が解放され、この空間に供給される空
気圧が減少する。警報手段はこの空気圧低下を検出して
種々の警報作動を行う。ここで警報作動とはライニング
の摩耗を警報ランプ等により報知せしめる作動のみなら
ず、これに付随して空圧供給源を停止させる等の作動を
も含む作動をいう。
【0009】このように本発明では、ブレーキライニン
グの摩耗を検出する摩耗検出部材はライニング部材に取
り付けられてブレーキライニングの摩耗を直接検出する
ため、摩耗を間接的に検出する装置に比べて高い精度を
得ることができる。また、摩耗検出を行う手段として空
気圧の変化を検出するため、破損や断線のおそれがある
スイッチ部材や電気配線等を、車両走行により激しい振
動状態となる車輪近傍に配設する必要がなく、さらに、
簡単な構成で実現することができる。従って信頼性の高
い摩耗検出装置をローコストで提供することができる。
【0010】なお、空圧供給手段に供給規制手段(例え
ば実施形態に於ける降り伏す32,ソレノイドバルブ3
3等)を有し、警報作動手段は圧力検出手段によって検
出される空気圧が所定圧力以下に低下したときに供給規
制手段により空気の供給を制限若しくは遮断することが
好ましい。このような構成によれば、無駄な空気漏れを
防止して駐車中に空気が抜けてしまう事態を未然に防止
することができるほか、後に詳述するように検出精度を
向上させることもできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るブレーキライ
ニング摩耗検出装置の好ましい実施形態について図面を
参照して説明する。まず、図4は本発明に係るブレーキ
ライニング摩耗検出装置をドラムブレーキに適用した実
施例を示しており、以下この図4を参照して説明する。
ドラムブレーキ5は、アクスルハウジング(図示せず)
に固定されてブレーキシューユニット6を保持するアン
カーブラケット7と、ブレーキシューユニット6を覆っ
て、アンカーブラケット7に対して回転自在に配設され
たブレーキドラムユニット8とから構成されており、ウ
エッジを有したホイールシリンダ(アクチュエータとも
称される)26を用いてブレーキシューユニット6のブ
レーキシュー20をブレーキドラム8のブレーキドラム
25に押し付ける、いわゆるウエッジ式ブレーキであ
る。
【0012】ブレーキシューユニット6は、前後一対の
支持アーム21,21とこの支持アーム21,21に取
り付けられたブレーキシュー20,20とからなり、支
持アーム21のピン挿入穴21aに挿入されたアンカー
ピン29により基端部が枢止され、図における左右に揺
動自在に取り付けられている。ブレーキシュー20は請
求の範囲におけるライニング部材に相当する部材であ
り、鋼板製の支持プレート22と、この支持プレート2
2上にリベット等により固着されたブレーキライニング
(以下「ライニング」という。)23とからなる。これ
らブレーキシュー20,20の先端部同士間には引っ張
りスプリング27が配設されており、通常(ブレーキ解
除時)は、これらブレーキシュー20,20はこの引っ
張りスプリング27の付勢力を受けてそれぞれ内方に揺
動した位置(すなわちブレーキドラム25と離れた位
置)に保持される。
【0013】ブレーキシュー20,20の先端部同士間
には、ホイールシリンダ26が配設されている。このホ
イールシリンダ26は、図における左右外方にそれぞれ
伸縮自在な左右ピストン(プランジャとも称される)2
6a,26aを有して構成されている。左右ピストン2
6a,26aの間には図示しないウエッジが設けられて
おり、ブレーキ操作によりウエッジが左右ピストン間に
挿抜されるように構成されている。このため、ブレーキ
操作がなされると左右ピストン26a,26aが図にお
ける左右方向に伸縮作動され、これにより、ブレーキシ
ュー20,20は引っ張りスプリング27に抗してアン
カーピン29,29の支持部を揺動中心として、互いに
離れる方に、即ち、外周側に拡張するように揺動され
る。
【0014】ブレーキシュー20,20の外側には、ブ
レーキシュー20,20の外周を覆うようにブレーキド
ラム25(これが請求の範囲におけるブレーキ部材に相
当する。)が配設されており、ブレーキ作動によりブレ
ーキシュー20が拡張方向に揺動されると、ブレーキシ
ュー20,20の外周部に設けられたライニング23,
23が対向するブレーキドラム25の内面に押し付けら
れ、両者の間の摩擦力により、ブレーキドラム25の回
転が制動される。これにより、ブレーキドラム25が取
り付けられたホイール(図示せず)のブレーキ作動がな
される。ブレーキシュー20には本発明に係るブレーキ
ライニング摩耗検出装置の摩耗検知ヘッド10が取り付
けられている。
【0015】なお、このドラムブレーキ5には、ライニ
ング23の摩耗によりブレーキドラム25の内面とライ
ニング23との間隔が大きくなったときに、自動的にラ
イニング23をブレーキドラム25側に移動させて、こ
れらの隙間をほぼ一定に保つ隙間自動調整装置が設けら
れている。このような調整装置は種々の構成のものが公
知であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0016】図1には本発明に係るブレーキライニング
摩耗検出装置の第1の実施形態を示しており、このブレ
ーキライニング摩耗検出装置1は、ブレーキシュー20
に取り付けられる摩耗検知ヘッド10と、摩耗検知ヘッ
ド10に圧縮空気を供給する空圧供給回路30と、空圧
供給回路30における摩耗検知ヘッド10への供給圧力
を検出する圧力検出器40と、圧力検出器40によって
検出される空気圧が予め設定された所定圧力以下となっ
たときに警報作動を行う警報作動装置50とから構成さ
れている。
【0017】摩耗検知ヘッド10は、その詳細を図2に
示すようにブレーキシュー20に取り付けられる。ブレ
ーキシュー20は、前述したように鋼板製の支持プレー
ト22と、この支持プレート22上に固着されたライニ
ング23とから構成されている。ブレーキシュー20に
は支持プレート22及びライニング23を貫通してヘッ
ド取付孔24が形成されており、このヘッド取付孔24
における支持プレート22の部分には取付ネジが形成さ
れている。
【0018】摩耗検知ヘッド10は、コネクタヘッド1
1と、このコネクタヘッド11に接続される検知チュー
ブ36を固定するスリーブ13とから構成されている。
コネクタヘッド11は、取付姿勢においてヘッド取付孔
24内に延びる摩耗端部11a、支持プレート22の取
付ネジと螺合させるためのネジ部11b、六角ボディ部
11c、検知チューブ36を接続するチューブコネクタ
11d、などの各部を有して構成され、後端のチューブ
コネクタ11d端面から先端の摩耗端部11aに向けて
有底空間11eが形成されている。
【0019】コネクタヘッド11は、摩耗端部11aを
ブレーキシュー20の背面(図2におけるブレーキシュ
ー20の左側)からヘッド取付孔24内に挿入し、ネジ
部11bを支持プレート22の取付ネジ部と螺合させて
指締めした後、六角ボディ部11cの座面が支持プレー
ト22と当接するまでスパナ等により締め付けることに
よりブレーキシュー20に取り付けられる。そしてこの
ような取付姿勢において、コネクタヘッド11に形成さ
れた有底空間11eの先端部が、図2中に二点鎖線で示
すライニング23の摩耗限界位置23Lと一致するよう
に構成されている。
【0020】このようにして取り付けられたコネクタヘ
ッド11のチューブコネクタ11dに対し検知チューブ
36の端部を押圧挿入して配管接続する。さらに、予め
接続部左方の検知チューブ上に通しておいたスリーブ1
3を右方に滑らせて六角ボディ部11cの端面と当接す
るまで押圧し、接続部において検知チューブ36を外周
から絞り込むように覆って接続固定する。
【0021】摩耗検知ヘッド10には、このヘッドに直
接接続される検知チューブ36を含め、図1(a)に示し
たように空圧供給回路30が形成されている。この回路
30は、エアコンプレッサC及びタンクTなどからなる
車両のエアー供給源70によってつくりだされる数百キ
ロPa(数 kgf/cm2)の圧縮空気をライン31により取り
込み、オリフィス32で絞り込んで流量制限をした後、
ライン34、検知チューブ36を介して摩耗検知ヘッド
10に供給される。また、ライン34はこの供給ライン
途中で分岐ライン35に分岐され、その端部35に圧力
スイッチ41が接続されている。
【0022】圧力スイッチ41は、分岐ライン35が接
続される空気室41a、ピストン41b、ピストン41
bに連接された電極板41c、空気室41aの圧力に抗
してピストン41bを気室方向に付勢するスプリング4
1d、及び接点41e,41fなどから構成されてい
る。図示するように、これ等両接点にはバッテリーB及
び警報ランプ52からなる警報作動装置50が接続され
ている。
【0023】このように構成されるブレーキライニング
摩耗検出装置1において、摩耗検知ヘッド10が取り付
けられるブレーキシュー20は、ブレーキドラム25と
対向して配設されており、前述したようにホイールシリ
ンダを伸長させてライニング23の外周面をブレーキド
ラム25の内周面に押し付けることにより、両者の摩擦
力を利用してブレーキドラム25の回転を制動する。こ
のブレーキ作動を繰り返すと、ライニング23は徐々に
摩耗してゆき、ついには摩耗限界23Lに至るようにな
る。
【0024】このような過程において、まず、ライニン
グ23が限界摩耗位置23Lまで摩耗していない状況に
おいては、摩耗検知ヘッド10の先端部は未だブレーキ
ドラム25に当接しておらず、従って空圧供給回路30
内の各空気圧は、いずれも供給圧と同一圧力(高圧力)で
保持され一定となる。このとき圧力スイッチ41は、図
1(a)に示すように、ライン内に保持される空気圧によ
りピストン41bが図における下方に押圧され、接点4
1eと41fとの間が断の状態で保持される。従って、
警報作動装置50の圧力検知回路はオープンであり、警
報ランプ52は消灯したままである。
【0025】ブレーキ作動の繰り返しによりライニング
23が摩耗して摩耗限界に近づくと、コネクタヘッド1
1の先端の摩耗端部11aがブレーキドラム25と当接
するようになる。コネクタヘッド11は、ブレーキドラ
ム25よりも軟質な工業材料、例えば銅合金やアルミ合
金等のような軟質合金材料、あるいはフッ素樹脂やPP
S(ポリ・フェニレン・サルファイド),PAI(ポリ
・アミド・イミド)等のような耐熱性樹脂材料、などを
用いて形成されており、ライニング23の摩耗とともに
徐々に摩耗してゆく。そして、ライニング23の摩耗が
摩耗限界位置23Lに達すると、コネクタヘッド11内
部に形成された有底空間11eが外部に露出し、それま
で閉塞されていた空圧供給回路30の先端部が解放され
ることになる。
【0026】このようにして、コネクタヘット先端部の
閉塞端が解放されると、図1(b)に示すように、それま
で空圧供給回路30のライン内に一定圧力で保持されて
いた空気圧が解放された摩耗端部から抜け、検知チュー
ブ36が接続された各ライン内圧力は低下する。このた
め、分岐ライン35を介して圧力スイッチ41の空気室
41aの圧力が低下し、ピストン41b及びこれに連接
された電極板がスプリング41dの付勢力により図にお
ける上方に押圧され、電極板41cが接点41eと41
fとを接続する。なお、ライン34,35,36内の圧
力は、一般にオリフィス32のオリフィス径と有底空間
11eの穿孔径(開放径)との比を基本として定まる一定
割合をもって低下する。このため、圧力スイッチ41は
摩耗端11dの摩耗による有底空間11eの解放時に、
分岐ライン35に生ずる圧力低下を検出して接点を閉作
動することができる圧力に設定されている。
【0027】電極板41cの移動により接点41eと4
1fとが接続されると、警報作動装置50の回路が閉と
なり、バッテリーBの電力が警報ランプ52に供給され
て警報ランプ52が点灯し、車両の運転者(不図示)に
ライニング23が摩耗限界に達した旨警報する。従っ
て、運転者はブレーキのライニング23が摩耗限界に達
したことを、自らブレーキの分解調査等を行うことなく
知ることができ、ライニング摩耗に伴うブレーキ制動力
の低下を未然に防止して車両の安全を確保することがで
きる。また、このような摩耗検出装置によれば
【0028】なお、上記のような装置においては、オリ
フィス32が空圧供給回路30に配設されており、さら
にコネクタヘッド11に形成される有底空間の穿孔径も
φ2程度の細径であるため、摩耗端部11aの解放端か
ら流出する流量は微小流量に制限することができる。ま
た、車両からのエアー供給源70として、車両の駐車ブ
レーキを作動させる空圧回路から供給を受ける構成を用
いることとすれば、車両走行時には駐車ブレーキ空圧回
路とともに空圧供給回路30にも圧縮空気が供給され、
駐車ブレーキの作動時にはブレーキ空圧回路が閉鎖され
てこの回路内の空気圧がパージされる構成のため、無駄
なエア漏れを防止して駐車中に車両の空気タンクTから
空気が抜けてしまう事態を防止することができる。
【0029】以上説明したライニング摩耗検出装置1に
よれば、ライニングの摩耗を直接的に空気圧の変化から
検知する構成のため、間接検知方式に比べて簡単な構成
で且つ摩耗位置の検出精度が高い装置を得ることができ
る。また、摩耗検出を行う圧力スイッチは振動の激しい
車輪近傍ではなく車体に取り付けて、摩耗検知ヘッドと
は耐熱性の弾性チューブで配管すればよいことから、電
機部品の破損や断線のおそれを大幅に低減させることが
できる。さらに、万一配管ラインが破損したような場合
にも警報ランプが点灯して異常を知らせるため、フェー
ルセーフのシステム構成を構築することができる。以上
から、本発明によれば、簡単な構成で信頼性の高い摩耗
検出装置をローコストで提供することができる。
【0030】次に、図3(a)(b)には、本発明に係るブレ
ーキライニング摩耗検出装置の第2の実施形態を示して
いる。この摩耗検出装置2は上記第1の実施形態同様
に、摩耗検知ヘッド10、空圧供給回路30、圧力検出
器40及び警報作動装置50からなり、その基本構成及
び摩耗検知ヘッド10については前述した実施例と同様
である。そこで、同一構成要素については同一番号を付
して重複説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
【0031】空圧供給回路30において、ライン31を
介して車両のエアー供給源70から供給される圧縮空気
は、ソレノイドバルブ33を通してライン34に接続さ
れる。このバルブは図示するようにノーマルクローズタ
イプのソレノイドバルブであり、内部のオリフィス径は
前述のオリフィス32と同一径に設定されている。圧力
スイッチ42は、いわゆるダイヤフラム型の圧力スイッ
チであり、スイッチ内部に周辺を固着されたダイヤフラ
ム42bにより空気室42aを形成するとともに、その
弾性変形で電極板42cを移動させて接点42e,42
fの開閉作動を行う。なお、この圧力スイッチ42は圧
力上昇で接点が閉となる(上記実施例とは逆論理の)ス
イッチを用いている。警報作動装置50は、ライニング
摩耗検出装置の制御を行うコントローラ55、運転者に
警報表示器56、及び圧力検知回路において圧力スイッ
チ42の開閉を検出するリレー53などから構成されて
いる。
【0032】以上のように構成されたライニング摩耗検
出装置2では、コントローラ55は車両のキースイッチ
や空気タンクTの内圧が所定圧に上昇したこと等を受け
てソレノイドバルブ33を開とし、空圧供給回路30内
に圧縮空気を導入する。ここで、図2(a)に示すように
摩耗検知ヘッド10(コネクタヘッド11)の先端部が
未だブレーキドラム25に当接せず摩耗していないとき
には、前述の図1(a)の状態と同様に、空圧供給回路3
0の各ライン内圧は供給圧と同圧の高圧力となり、圧力
スイッチ42のダイヤフラム42bが弾性変形して接点
42e,42fを接続状態で保持する。このため、圧力
検知回路上に配設されたリレー53にバッテリーBから
の電力が供給されて電磁駆動され、リレー接点を閉とす
る。
【0033】リレー53の接点信号は信号線61を介し
てコントローラ55に接続されており、コントローラ5
5はリレー53の接点が閉であることを検出してライン
34,35,36の内圧が所定圧以上に上昇しているこ
と、すなわちコネクタヘッド11の摩耗端部11aが摩
耗してライン端部が解放される状態に至ってないことを
検知し、ライニング23が未だ摩耗限界に達していない
と判断して警報作動は行わない。
【0034】ライニング23が摩耗限界まで摩耗し、コ
ネクタヘッド11の摩耗端部11aが摩耗して有底空間
11eが外部に露出されると、閉塞されていた空圧供給
回路30の先端部が解放される。このときには、空圧供
給回路30のライン内に一定圧力で保持されていた空気
圧が解放され、図2(b)に示すように圧力スイッチ42
の接点42e,42f間が断となる。このため圧力検知
回路上に配設されたリレー53に供給されていたバッテ
リーBからの電力供給が遮断され、それまで接続されて
いたリレー接点は開となる。
【0035】コントローラ55はリレー53の接点が開
となったことから、コネクタヘッド11の摩耗端部11
aが摩耗してライン端部が解放され、空気が漏れている
ことを検知し、ライニング23が摩耗限界位置23Lま
で摩耗したと判断する。そして警報表示器56を点灯さ
せて運転者にライニング23が摩耗限界に到達したこと
を知らせるとともに、ソレノイドバルブ33を閉作動さ
せて不要な空気漏れを停止させる警報作動を行う。
【0036】従って、運転者はブレーキのライニング2
3が摩耗限界に達したことを知ることができ、ライニン
グ摩耗に伴うブレーキ制動力の低下を未然に防止して車
両の安全を確保することができる。また、この摩耗検出
装置2によれば、前述した第1の実施形態の効果に加
え、ライニング23の摩耗を検出した後にソレノイドバ
ルブ33を閉作動させるため、車両走行中を含めて空気
タンクからの無駄な空気漏れを防止することができる。
さらにこの装置2によれば、空圧配管ラインの破断のみ
ならず、圧力スイッチ42や圧力検知回路、信号ライン
61などに断線等の故障が発生した場合に、信号ライン
61の回路が開となるためコントローラ55は異常と判
断して警報表示を行う。従って、電気系を含めてフェー
ルセーフシステムとすることができる。
【0037】次に、本発明に係るライニング摩耗検出装
置における第3の実施形態について説明する。この実施
例は図3に示した第2の実施形態のライニング摩耗検出
装置2と略同一の構成であって、ソレノイドバルブ33
のオリフィス径を拡大させ、または圧力スイッチ42の
設定圧をより低圧力の設定値としている。そして、コン
トローラ55は、ソレノイドバルブ33を開としてライ
ン34,35,36内の空気圧が所定圧力に到達した
後、ソレノイドバルブ33を閉作動させて空気供給を遮
断し、その後の圧力変化を検出するように構成する。
【0038】閉塞されたライン内の空気圧は、前述した
ような摩耗検知ヘッド10の摩耗や配管ラインからのエ
アリーク等により低下し、ある時間の経過後に圧力スイ
ッチ42の接点が開となる。コントローラ55は、ソレ
ノイド33の閉作動から圧力スイッチ42の接点が開と
なるまでの経過時間をカウントする。
【0039】そして、このカウントを複数回行って平均
化処理し、平均経過時間が所定時間以下である場合(す
なわち短時間で圧力低下する場合)には摩耗検知ヘッド
10の摩耗と判断して警報作動を行い、所定時間を超え
る場合には微小リークであると判断して警報作動を行わ
ない。あるいは、経過時間に応じて警報内容も多段階と
し、例えば、ライニング摩耗限界到達、配管ラインから
のリーク大につき要検査、微小リークであり正常範囲
内、などに分類して表示させるように構成する。
【0040】このようなライニング摩耗検出装置によれ
ば、上述の第2の実施形態における効果に加え、空圧供
給回路30に常時エアを供給する必要がないため、ライ
ニング摩耗検出装置への空気配分を低減化させて車両全
体での空気配分を適正化することができるとともに、ソ
レノイドバルブ33への電力供給も削減することができ
る。また、複数回の平均化処理を行うことにより誤検出
を防止して検出精度を高めることができる。
【0041】なお、以上の説明においては、摩耗検知ヘ
ッド10としてブレーキシュー20にネジ締結されるコ
ネクタヘッド11を用いた例を示したが、本発明はこの
ような実施例に限定されるものではなく、例えば、ブレ
ーキライニング23に直接圧入固定するスタッド形式の
もの、あるいは支持プレート22と一体に形成するもの
であっても良い。また、車両にエアー供給源70を有し
ない小型車等にあっては、専用の小型エアーコンプレッ
サを設けて構成すれば良い。そして、この場合に第2及
び第3の実施形態においては、ソレノイドバルブ33を
設けずにコントローラ55がコンプレッサの発停を直接
制御(起動及び警報作動)して構成することも可能であ
る。また、圧力検出器40として圧力スイッチ42を用
いた例を説明したが、圧力スイッチに代えて圧力センサ
を用い、コントローラ55が検出圧力に応じてソレノイ
ドバルブ等を制御するものであっても良い。
【0042】さらに、説明では本発明をドラムブレーキ
5に適用した場合について説明したが、本発明はこのよ
うなブレーキ形式に限らず、摩擦制動を利用したブレー
キ(例えばディスクブレーキ)において同様の構成によ
り実施することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明ではライニ
ング摩耗検出装置の摩耗検知部材として、前端部が閉塞
された有底空間を有するとともに、ライニングが所定量
以上摩耗してブレーキ部材に押しつけられたときに、前
端部がブレーキ部材と当接して損耗する摩耗検知ヘッド
を用いるとともに、この摩耗検知ヘッドの有底空間に空
気圧を供給する空圧供給手段と、上記有底空間に供給さ
れる空気圧を検出する圧力検出手段と、圧力検出手段に
よって検出される空気圧が予め設定された所定圧力値以
下となったときに、警報作動を行う警報作動手段とから
ブレーキライニング摩耗検出装置を構成する。
【0044】このような構成によれば、ブレーキライニ
ングの摩耗を検出する摩耗検出部材はライニング部材に
取り付けられてブレーキライニングの摩耗を直接検出す
るため、摩耗を間接的に検出する装置に比べて高い精度
を得ることができる。また、摩耗検出を行う手段として
空気圧の変化を検出するため、厳しい環境条件となるブ
レーキ近傍から圧力検出手段を離して配設することがで
き、しかも検知チューブを分岐させるだけで複数の車輪
を容易に検出することができる。従って、簡単且つロー
コストな構成で、信頼性の高い摩耗検出装置を提供する
ことができる。
【0045】なお、空圧供給手段に供給規制手段を有
し、警報作動手段は圧力検出手段によって検出される空
気圧が所定圧力以下に低下したときに供給規制手段によ
り空気の供給を制限若しくは遮断するように構成するこ
とが好ましい。このような構成によれば、無駄な空気漏
れを防止して駐車中に空気が抜けてしまう事態を未然に
防止することができる。また、摩耗検出の検出精度を向
上させる構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレーキライニング摩耗検出装置
における第1の実施形態の構成及び作用を示すブロック
図である。このうち、図(a)はブレーキライニングが
摩耗限界に達する以前の状態を示し、図(b)はブレー
キライニングが摩耗限界を越えたときの状態を示す。
【図2】上記ブレーキライニング摩耗装置における摩耗
検知ヘッドの構成を示す説明図である。
【図3】本発明に係るブレーキライニング摩耗検出装置
における第2及び第3の実施形態の構成及び作用を示す
ブロック図である。このうち、図(a)はブレーキライ
ニングが摩耗限界に達する以前の状態を示し、図(b)
はブレーキライニングが摩耗限界を越えたときの状態を
示す。
【図4】本発明に係るブレーキライニング摩耗検出装置
を備えたドラムブレーキの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ブレーキライニング摩耗検出装置 2 ブレーキライニング摩耗検出装置 5 ドラムブレーキ(摩擦ブレーキ) 10 摩耗検知ヘッド(摩耗検知部材) 11e 有底空間 20 ブレーキシュー(ライニング部材) 22 支持プレート 23 ブレーキライニング 25 ブレーキドラム(ブレーキ部材) 30 空圧供給回路(空圧供給手段) 32 オリフィス(供給規制手段) 33 ソレノイドバルブ(供給規制手段、警報作動手
段) 40 圧力検出器(41,42 圧力スイッチ、圧力検
出手段) 50 警報作動装置(警報作動手段) 52,56 警報ランプ(警報作動手段) 55 コントローラ(警報作動手段)
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月13日(2000.10.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】電極板41cの移動により接点41eと4
1fとが接続されると、警報作動装置50の回路が閉と
なり、バッテリーBの電力が警報ランプ52に供給され
て警報ランプ52が点灯し、車両の運転者(不図示)に
ライニング23が摩耗限界に達した旨警報する。従っ
て、運転者はブレーキのライニング23が摩耗限界に達
したことを、自らブレーキの分解調査等を行うことなく
知ることができ、ライニング摩耗に伴うブレーキ制動力
の低下を未然に防止して車両の安全を確保することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 淳也 東京都町田市南成瀬4−21−1 東京部品 工業株式会社内 (72)発明者 荒木 智敬 東京都町田市南成瀬4−21−1 東京部品 工業株式会社内 Fターム(参考) 3J058 BA60 BA62 DB07 DB21 FA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキライニングが設けられたライニ
    ング部材と、ブレーキ作動時に前記ブレーキライニング
    が押しつけられるブレーキ部材とから成る摩擦ブレーキ
    において前記ブレーキライニングの摩耗を検出する装置
    であって、 前記ライニング部材に前記ブレーキライニングの背面側
    から前記ブレーキ部材との当接面に向けて配設され、前
    記ブレーキライニングが所定量以上摩耗して前記ブレー
    キ部材に押しつけられたときに、前端部が前記ブレーキ
    部材と当接して損耗するように構成されるとともに、後
    端部側から前記前端部に延びて形成され前端部が閉塞さ
    れた有底空間を有する摩耗検知部材と、 前記後端部側から前記有底空間に空気圧を供給する空圧
    供給手段と、 前記有底空間に供給される空気圧を検出する圧力検出手
    段と、 前記摩擦ブレーキの作動により前記前端部が損耗して前
    記有底空間の閉塞が解放され、前記圧力検出手段によっ
    て検出される空気圧が予め設定された所定圧力値以下と
    なったときに、警報作動を行う警報作動手段とからなる
    ことを特徴とするブレーキライニング摩耗検出装置。
  2. 【請求項2】 前記空圧供給手段には供給規制手段を有
    し、 前記警報作動手段は、前記圧力検出手段によって検出さ
    れる空気圧が所定圧力以下に低下したときに前記供給規
    制手段により空気の供給を制限若しくは遮断することを
    特徴とする請求項1に記載のブレーキライニング摩耗検
    出装置。
JP32920399A 1999-11-19 1999-11-19 ブレーキライニング摩耗検出装置 Pending JP2001140960A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32920399A JP2001140960A (ja) 1999-11-19 1999-11-19 ブレーキライニング摩耗検出装置
EP00309425A EP1101971A1 (en) 1999-11-19 2000-10-26 Brake lining wear detector
KR1020000068756A KR20010070225A (ko) 1999-11-19 2000-11-18 브레이크 라이닝 마모 검출 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32920399A JP2001140960A (ja) 1999-11-19 1999-11-19 ブレーキライニング摩耗検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001140960A true JP2001140960A (ja) 2001-05-22

Family

ID=18218817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32920399A Pending JP2001140960A (ja) 1999-11-19 1999-11-19 ブレーキライニング摩耗検出装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP1101971A1 (ja)
JP (1) JP2001140960A (ja)
KR (1) KR20010070225A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100489096B1 (ko) * 2002-01-16 2005-05-12 현대자동차주식회사 자동차의 브레이크 파손 경보장치
CN1320289C (zh) * 2005-01-28 2007-06-06 翁理科 摩擦片、摩擦块及摩擦片磨损极限报警系统
CN114439871A (zh) * 2021-11-24 2022-05-06 泰州职业技术学院 闸瓦磨耗到限自动报警装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10144076A1 (de) 2001-09-07 2003-03-27 Daimler Chrysler Ag Vorrichtung und Verfahren zur Früherkennung und Vorhersage von Aggregateschädigungen
ES2557328T3 (es) * 2007-06-18 2016-01-25 Inventio Ag Dispositivo y procedimiento para controlar un dispositivo de frenado
WO2015101801A1 (en) 2013-12-30 2015-07-09 Otis Elevator Company Guide device with gib wear detector
CN104747635A (zh) * 2014-07-24 2015-07-01 宋鲁江 具有报警功能的刹车片
CN104747634A (zh) * 2014-07-24 2015-07-01 宋鲁江 一种具有报警功能的刹车片
CN106246773A (zh) * 2016-09-27 2016-12-21 许继集团有限公司 风力发电机组偏航制动器摩擦片及其磨损报警系统
KR102416602B1 (ko) * 2017-12-13 2022-07-04 현대자동차주식회사 복합재 스프링 파손 인디케이터 및 그 설치방법
CN108194542A (zh) * 2018-02-05 2018-06-22 湖北三众车桥股份有限公司 一种车桥制动器报警装置
CN109655028B (zh) * 2018-12-21 2024-03-19 长春特必克世立汽车零部件有限公司 一种制动器摩擦片磨损程度检测装置
CN110116948B (zh) * 2019-06-17 2024-03-26 福建省特种设备检验研究院 一种制动器故障监测装置及其监测方法
CN112112910A (zh) * 2020-09-15 2020-12-22 田利君 一种防偏移预警式汽车制动器

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3593266A (en) * 1969-10-16 1971-07-13 Gen Motors Corp Disc brake wear monitor system
GB1354108A (en) * 1970-10-01 1974-06-05 Bendix Westinghouse Ltd Brake supervisory arrangements
US4201974A (en) * 1977-08-29 1980-05-06 Jumpak Products Inc. Brake apparatus with air actuated remote wear indicator
FR2634845A1 (fr) * 1988-07-28 1990-02-02 Montalvo Corp Patin de friction incluant un indicateur d'usure

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100489096B1 (ko) * 2002-01-16 2005-05-12 현대자동차주식회사 자동차의 브레이크 파손 경보장치
CN1320289C (zh) * 2005-01-28 2007-06-06 翁理科 摩擦片、摩擦块及摩擦片磨损极限报警系统
CN114439871A (zh) * 2021-11-24 2022-05-06 泰州职业技术学院 闸瓦磨耗到限自动报警装置
CN114439871B (zh) * 2021-11-24 2023-07-28 泰州职业技术学院 闸瓦磨耗到限自动报警装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1101971A1 (en) 2001-05-23
KR20010070225A (ko) 2001-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001140960A (ja) ブレーキライニング摩耗検出装置
US20120217102A1 (en) Detector for Electromagnetic Brake
JPS641351B2 (ja)
CN100413740C (zh) 弹簧储能缸
EP3971437A1 (en) Method of checking sealing of a brake caliper housing
US8181752B2 (en) Brake overstroke indication system
TWI732352B (zh) 磨耗量計算裝置、異常磨耗判定裝置、及剎車裝置
KR102184951B1 (ko) 브레이크 패드 교체 경고 장치 및 방법
KR20080111718A (ko) 차량의 브레이크 라이닝 마모 감지장치 및 그를 이용한차량 운행 제한장치
USH2026H1 (en) Brake service signaling system
JP2014084937A (ja) ドラムブレーキ装置
KR20050098321A (ko) 라이닝 마모감지센서를 구비한 브레이크 장치
CN115520171B (zh) 制动监控装置及制动系统
EP0768475A2 (en) Brake service signaling system
KR100559832B1 (ko) 브레이크패드 인디케이터 시스템
JPH05321964A (ja) エアブレーキ
JP2000118372A (ja) 車両用ブレーキシステム
KR200152890Y1 (ko) 자동차의 브레이크라이닝 마모 감지장치
KR20070023080A (ko) 차량의 제동력 저감 보상 제어장치 및 방법
CN111824153A (zh) 一种防止车辆停放制动异常施加的方法和系统
JP2002139083A (ja) ブレーキ異常検出装置
JPH0986401A (ja) ブレーキクリアランス検出装置
KR19990022940U (ko) 기중기 크레인의 급제동 장치
KR20080035797A (ko) 브레이크 패드 마모 경고장치
KR100271286B1 (ko) 차량용 브레이크 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050322