JP2001140802A - バイラテラル位置・力伝達装置 - Google Patents

バイラテラル位置・力伝達装置

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JP2001140802A
JP2001140802A JP31918099A JP31918099A JP2001140802A JP 2001140802 A JP2001140802 A JP 2001140802A JP 31918099 A JP31918099 A JP 31918099A JP 31918099 A JP31918099 A JP 31918099A JP 2001140802 A JP2001140802 A JP 2001140802A
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tube
piston
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスター側アクチュエータの作用とスレーブ
側アクチュエータの作用の相補性に優れ、小型軽量化が
可能なバイラテラル位置・力伝達装置を提供する。 【解決手段】 マスター側アクチュエータ1Mとスレー
ブ側アクチュエータ1Sに力を授受させて、相互に動作
させる。マスター側アクチュエータ1Mの内圧とスレー
ブ側アクチュエータの圧力との圧力差を圧力センサ9
a,9b,9cで検出して圧力差信号を得、これらの圧
力差信号を比較演算して圧力差偏差信号を得て、この圧
力差偏差信号を基にピストン2の動きを制御する。マス
ター側ピストンロッドの動きとスレーブ側アクチュエー
タの動きは変位センサ11a,11b,11cで検出
市、マスター側アクチュエータとスレーブ側アクチュエ
ータの動きに差がある場合はこの差分を相互ににフィー
ドバックする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は相補性に優れたバイ
ラテラル位置・力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロボットのアクチュエータとし
て位置・力伝達機構としての操作側(マスター)シリン
ダと制御側(スレーブ)シリンダが使用されている。か
かる位置・力伝達機構においては、マスター側シリンダ
とスレーブ側シリンダ間で相補性に欠けるものであっ
た。
【0003】現在、病院、施設、または、在宅におい
て、麻痺患者に対する動作補償や、高齢者に対する介護
動作を行う場合には、一般には、介護者が必要となり介
護者・患者ともに日常動作補助には負担となる。
【0004】また、専門の介護者は、現在、人的に不足
しているのが現状であり、そのため、このような作業を
行う際の省人化、省力化が望まれている状態である。
【0005】従来、義肢、装具の開発は局部的な患部
(肘、膝等)に対する動作補償にとどまっており、腕全
体、脚全体といった症状の患者に対しては、人的な介助
を必要とするリハビリテーションに依存してきた。しか
し今後、省力化、省人化の望まれる社会背景より、腕全
体、脚全体の機能回復を目的とする動力化された装具の
開発が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】1.患者の患部に直接
装着するため安全であること。
【0007】対象の一つである動力装具は、対象者が麻
痺患者、高齢者である。また、機械が直接、使用者に接
触することを考慮しても安全性は絶対条件である。 2.小型、移動可能であること。
【0008】動力装具の使用場所は病院のリハビリテー
ション室、高齢者の在宅看護が考えられる。このような
場所では、大型装置を置くことは困難であり、病院で使
用する際、在宅で使用する際においても移動可能なこと
が望ましい。そのため、車椅子搭載型の動力装具とし、
車椅子に搭載するため可能な限り小型で容易に移動の可
能なものが要求される。 3.使用者の負担とならぬよう軽量であること。
【0009】動力装具は使用者が簡単に使用できる必要
がある。また使用用途がリハビリテーション、動作補助
であるため、使用者に加わる負担を極力抑える必要があ
る。 4.人の腕の形状に類似していること。
【0010】動力装具は使用者の腕に直接装着するた
め、極端に人の腕と異なる形状のものは不備である。 5.簡単な入力を行うことができる。
【0011】従来、外部コマンド入力に加え、更に、使
用者にとって簡易的で、感覚的入力方法が必要となる。
また、使用者の行う訓練、利用目的、到達度を考える上
でも複数の入力方法が必要である。また、患者側の入力
だけでなく、介護側からの入力もでき、双方向である。 6.人の腕の動作に類似し、滑らかな動作が行えるこ
と。
【0012】使用者の動作補償、介助動作の最終目的は
機能復元である。ユーザに対する介助動作・動作補償を
行う際、ユーザの動作に違和感や、無理な動作を動力装
具に与えるべきではない。
【0013】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、マスター側シリンダの作用とスレーブ側シリンダ
の作用の相補性に優れ、小型軽量化が可能なバイラテラ
ル位置・力伝達装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のバイラテラル位置・力伝達装置は、マスタ
ー側のアクチュエータである第1のアクチュエータと、
スレーブ側のアクチュエータである第2のアクチュエー
タと、前記第1のアクチュエータと第2のアクチュエー
タ間に力を伝達させ、該第1と第2のアクチュエータを
動作させる力伝達手段と、前記力伝達手段による前記第
1と第2のアクチュエータの動作を検出する動作検出手
段と、前記動作検出手段の動作検出信号を基に演算して
前記第1と第2のアクチュエータの動作偏差信号を得る
演算手段、および前記動作偏差信号を基に前記第1と第
2のアクチュエータの動作を制御する動作制御手段、に
よって構成され、前記第1のアクチュエータが、少なく
とも一つのピストンを有し、第1の圧縮室と第2の圧縮
室を形成する第1のシリンダであり、前記第2のアクチ
ュエータが、前記第1のシリンダの少なくとも一つのピ
ストンに対応する一対の第2のピストンと第3のピスト
ンを有し、第3の圧縮室と第4の圧縮室および第5の圧
縮室を形成するシリンダであり、前記力伝達手段が、前
記第1の圧縮室と第3の圧縮室に連通する第1の管体
と、第1の圧縮室と第2の圧縮室に連通する第2の管体
と、第2の圧縮室と第5の圧縮室に連通する第3の管
体、によって構成されている、ことを特徴とする。
【0015】また、本発明によるバイラテラル位置・力
伝達装置は、マスター側のアクチュエータである第1の
アクチュエータと、スレーブ側のアクチュエータである
第2のアクチュエータと、前記第1のアクチュエータと
第2のアクチュエータ間に力を伝達させ、該第1と第2
のアクチュエータを動作させる力伝達手段と、前記力伝
達手段による前記第1と第2のアクチュエータの動作を
検出する動作検出手段と、前記動作検出手段の動作検出
信号を基に演算して前記第1と第2のアクチュエータの
動作偏差信号を得る演算手段、および前記動作偏差信号
を基に前記第1と第2のアクチュエータの動作を制御す
る動作制御手段、によって構成され、前記第1のアクチ
ュエータが、少なくとも一つのピストンを有し、第1の
圧縮室と第2の圧縮室を形成する第1のシリンダであ
り、前記第2のアクチュエータが、回転軸に取り付けら
れた第1の回動子と、該回動動子の一方の側に位置して
前記回転軸に取り付けられ第1の管体を介して前記第1
のアクチュータのシリンダの第1の圧縮室と連通する第
1の中空回動体と、前記第1の回動子の他方の側に取り
付けられ第2の管体を介して前記第1のアクチュータの
シリンダの第2の圧縮室と連通する第2の中空回動体を
有するロタリアクチュータであり、前記力伝達手段が、
前記第1の圧縮室と第3の圧縮室に連通する第1の管体
と、第1の圧縮室と第2の圧縮室に連通する第2の管
体、によって構成されている、ことを特徴とする。
【0016】本発明によるバイラテラル位置・力伝達機
構は、アクチュエータとしてシリンダを用い、操作側
(マスター)と制御対象側(スレーブ)との力伝達及
び、位置が双方向に作用する機構であり、マスター側の
シリンダとスレーブ側のシリンダの径を任意に選択する
ことで位置及び力の伝達が増幅または、縮小することの
できる機構である。
【0017】更に、圧力変化をマスター側にフィードバ
ックすることにより、制御対象側のスレーブのピストン
を直接変位させれば、マスター側は、スレーブ側の変化
に追従する。即ち、スレーブ側の変化は、小さな力でも
動作することができる。これらの機能は、特に福祉機器
には有効なアクチュエータシステムとして利用できる。
【0018】この新しい構想のアクチュエータは、バイ
ラテラル油圧伝達機構と当研究室で呼称されるアクチュ
エータである。アクチュエータの構成は、バイラテラル
サーボと油圧伝達機構を組み合わせた構造をしており、
特徴として、小型・軽量・高出力が期待できることであ
る。制御システムは、バイラテラルサーボシステムとな
り、位置決め圧力制御系を簡単に組むことができる。以
上のようなアクチュエータシステムを構成することによ
り、バイラテラルサーボの特性を生かした、位置決め/
圧力制御が行え、人の動作に近い円滑な動作および、操
作が可能となる、ロボットの基本から応用に至るシステ
ム化である。
【0019】さらに、本発明の装置の特徴は、アクチュ
エータとして、バイラテラル油圧伝達機構を使用してい
ることである。バイラテラル油圧伝達機構をリハビリテ
ーションロボットに搭載することにより、複数の入力方
法が可能となることから、使用者(患者)の能力に応じ
て訓練が行え、汎用性のあるリハビリテーションロボッ
トとなる。また、以上のリハビリテーションロボットを
開発する副産物として、医療現場の重労働を補えるバイ
ラテラル油圧伝達機構(大出力アクチュエータ)も併せ
て見込まれる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について、
図1〜図8を参照しながら説明する。
【0021】図1〜図6は本発明の実施例によるバイラ
テラル位置・力伝達装置を示す。
【0022】図1において、1Mはマスター側のアクチ
ュエータである第1のシリンダ、2はシリンダ1Mの第
1のピストン、3はシリンダ1Mのピストンロッドであ
る。シリンダ1Mにおいてピストン2の両側には第1の
圧縮室である圧縮室4aと第2の圧縮室である圧縮室4
bが形成される。1Sはスレーブ側のアクチュエータで
ある第2のシリンダ、5aおよび5bはシリンダ1S内
に対向配置された第2および第3のピストン、6a,6
bはピストンロッドである。シリンダ1Sにおいて、ピ
ストン5aのロッド側には第3の圧縮室である圧縮室7
aが形成され、ピストン5bのロッド側には第4の圧縮
室である圧縮室7bが形成され、ピストン5aと5bと
の間には第5の圧縮室である圧縮室7cが形成される。
8aはシリンダ1Mの圧縮室4aとシリンダ1Sの圧縮
室7bを連通する第1の管体であるチューブ、8bはシ
リンダ1Mの圧縮室4aとシリンダ1Sの圧縮室7bを
連通する第2の管体であるチューブ、8cはシリンダ1
Mの圧縮室4bとシリンダ1Sの圧縮室7cを連通する
第3の管体であるチューブである。14はシリンダ1M
のピストンロッド3に機械的に連結された直動機構であ
って、この直動機構14はモータ15と送りねじ16に
よって構成される。
【0023】図7はアクチュエータの原理を示すもの
で、図7において30はマスター側シリンダ、30aは
マスター側シリンダのピストンロッド、40はスレーブ
がシリンダ、40aはスレーブ側シリンダの40のピス
トンロッドである。マスターシリンダで発生した力がス
レーブシリンダに油圧を使用して伝達される。すなわ
ち、シリンダから入出力される体積流量により位置、体
積移動の際の圧力により力が伝達される。
【0024】マスターシリンダで入力される力F1は、
マスターシリンダの断面積A1により、圧力に変換さ
れ、スレーブシリンダの断面積A2により、増幅され、
マスター側シリンダで出力される。スレーブ側シリンダ
で入力される力F2は、スレーブ側シリンダの断面積A2
により、圧力に変換され、マスター側シリンダの断面積
1により、増幅され、マスター側シリンダで出力され
る。このとき、次の(1)式から(3)式が得られる。
【0025】 F1=A1・(P1−P2) ………(1) F2=A2・(P1−P2) ………(2) F2=(A2/A1)・F1 ………(3) ここで、F1が入力の場合、直動機構であるため、力は
特定できる。ここでは、モータに台形ねじを使用した際
の直動機構を考える。
【0026】モータによる入力トルクをT、ねじ効率を
η、リードをLとすると、直動機構の発生推力は次の
(4)式となる。
【0027】F1=(2ηn/L・10-3)・T ……
…(4) よって、式(4)を式(3)に代入すると以下の式
(5)、 F2=(A2/A1)・(2ηn/L・10-3)・T………(5) となる。
【0028】また、位置の関係は、体積流量の移動量が
マスター・スレーブでおよそ等しいことから、マスター
シリンダのストローク変位を△x、スレーブシリンダを
△yとすると、 A1・△x=A2・△y ………(6) と近似でき、よって△x、△yには以下の近似関係式が
成り立つ。
【0029】 △x=(A2/A1)・△y ………(7) 以上の式を参考に、以下の表1の関係が成り立ち、マス
タ・スレーブ両シリンダ、直動機構の選択を行う。
【0030】
【表1】
【0031】このバイラテラル油圧伝達機構の特徴は、
機構的に、すでに、対象形バイラテラルサーボが成立す
ることにある。
【0032】図1に示すように、センサを取り付けるこ
とにより、サーボ系となり、力帰還形バイラテラルサー
ボシステムとすることが可能である。
【0033】図1に示すバイラテラル位置・力伝達装置
においては、マスター側シリンダ1Mの圧縮室4aとス
レーブ側シリンダ1Sの圧縮室7aを連通するチューブ
8aに圧力センサ9aと電磁弁10aが設けられ、シリ
ンダ1Mの圧縮室4aとシリンダ1Sの圧縮室7bを連
通するチューブ8bに圧力センサ9bと電磁弁10bが
設けられている。また、シリンダ1Mの圧縮力圧縮室4
bとシリンダ1Sの圧縮室7cを連通するチューブ8c
には圧力センサ9cと電磁弁10cが設けられている。
圧力センサ9a,9b,9cは、それぞれ、各チューブ
のシリンダ1S側に配置され、電磁弁10a,10b,
10cは、それぞれ、各チューブのシリンダ1M側に配
置されている。
【0034】シリンダ1Mのピストンロッド3の変位を
検出する第1の変位センサ11aと、シリンダ1Sのピ
ストンロッド6aの変位を検出する第2の変位センサ1
1bが設けられていると共に、シリンダ1Sのピストン
ロッド6bの変位を検出する第3の変位センサ11cが
設けられている。シリンダ1Mのピストンロッド3には
送りねじ16を介してモータ15が接続されており、直
動機構としてのリニアモーションモータが形成される。
また、圧力センサ9aと9bおよび9cの圧力検出信号
P1,P2,P3を入力として比較する第1の突合せ回
路12a,変位センサ11bおよび11cの変位検出信
号S1,S2,S3を入力として比較する第2の突合せ
回路12bが設けられているとともに、突合せ回路12
aの圧力差検出偏差信号P4を入力とする第1のコント
ローラ13aと、突合せ回路12bの変位検出偏差信号
S4を入力とする第2のコントローラ13bが設けられ
ている。
【0035】図2はマスター側シリンダ1Mの機能を示
す。シリンダ1Mは通常のシリンダと同じ構造である
が、図1に示すように、圧縮室4aには2つのポート1
a,1bがついており、他方の圧縮室4bにはポート1
cがついている。いま、ピストンの動作方向と吐出圧力
(Pa+Pb),Pcに対して動作条件を図2の(a)
から(d)として表せば、ピストン2は左右の内圧によ
り図において左右に動く。ピストンロッド2の延長上に
モータが結合されており、ピストン動作は、モータの回
転を直進運動に変換するメカニズムを経て、行われる。
したがって、ピストン2の動く方向は、モータの回転方
向によって決まる。
【0036】図2において(a)の場合は、ピストン2
が左から右へ移動する様子を示している。この場合、吐
出状態としては圧縮室4bは加圧状態であり、圧縮室4
aは減圧状態を示している。(b)の場合はシリンダ1
Mの圧縮室4aの内圧(Pa+Pb)が加圧されたとき
である。ここで、チューブ8aに電磁弁10aを取り付
け、また、チューブ8bに電磁弁10bを取り付け、電
磁弁10bを閉ざしておけば圧縮室4aの内圧は、電磁
弁10aを通り、シリンダ1Sの圧縮室7bにPaとし
て加圧される。このときの動作が図2の(c)である。
(d)の場合は、ピストン2が右からひだりに移動し、
シリンダ1の圧縮室4bの内圧が加圧され、図2(d)
のPbに押圧力が加えられる。ただし、電磁弁10aを
閉ざしておけばシリンダ1Sの圧縮室7cから減圧され
た流体流がマスタ側シリンダ1Mの圧縮室4bに流れ
る。
【0037】図3はスレーブ側シリンダの機能を示すも
ので、スレーブ側シリンダ1S内にピストン5aと5b
が内挿されている。圧力Pa,Pb,Pcに対して動作
条件は図3の(a)から(d)の動作条件となる。すな
をち、Pa,Pb,Pcの条件は、加圧時は上向きの矢
印である示され、減圧時(非加圧時)では、下向きの矢
印で示される。一例として、図3の(a)の条件では、
単純に圧縮室7cが内圧Pcに加圧されれば、ピストン
5a,5bは左右方向に移動する。(b)の条件では圧
縮室7a,7bがPa,Pbに加圧されるとピストン5
a,5bは中央に向かって移動する。(c)の場合は、
圧縮室7aがPaに加圧されるとピストン5aがシリン
ダ1Sの中央に向かって移動する。これらの条件は、マ
スター側シリンダ1Mとの接合条件による。
【0038】図2の動作条件と図3の動作条件を結合す
ることは、図1のシリンダ1Mと1Sとを3本のチュー
ブで結合することである。チューブのスレーブ側シリン
ダ1S側に圧力センサ9a,9b,9cを付けることで
内圧Pa,Pb,Pcを測定する。いま、マスター側の
動作状態を図2の(a)から(d)とすると、スレーブ
側の各動作は、以下のようになる。
【0039】図2の(a)の場合は、シリンダ1Mの圧
縮室4bを内圧Pに加圧することになる。ピストン2を
右側へ動かすことによって圧縮室4bが加圧され、その
圧力はそのままチューブ8cを通りスレーブ側シリンダ
1Sの圧縮室7cの内圧Pcとして加圧される。その時
の圧縮室4aの内圧Pa,Pbは、電磁弁10a,10
bを開口しておけば、容積流量は、圧縮室4aに戻され
る。
【0040】図2の(b)の場合は、圧縮室4aの内圧
を加圧することになる。電磁弁10a,10bを開口し
ておけば、加圧力はシリンダ1Sの圧縮室7a,7bへ
そのまま加圧され、ピストン5a,5bは図3の(b)
のように動く。その時の容積流量はシリンダ1Mの圧縮
室4bに戻される。
【0041】図2の(c)の場合は、電磁弁10aを開
口にしておき,電磁弁10bを閉じておけば、マスター
側シリンダ1Mのピストン2を左側に移動させると、圧
縮室4aの内圧は高くなり圧力Paは、電磁弁10aを
通してシリンダ1Sの圧縮室7aの内圧Paに加圧され
る。Paはチューブ8cを通りシリンダ1Mの圧縮室4
bへ戻される。シリンダ1Sにおいてはピストン5aの
み戻されるが、電磁弁10cと電磁弁10bを閉鎖して
おけば、圧縮室7cの内圧Pcによってピストン5bが
右へ移動されることがない。
【0042】図1のバイラテラル位置・力伝達装置にお
いて、シリンダ1Mの圧縮室4aとシリンダ1Sの圧縮
室7aの圧力差が第1の圧力センサ9aによって検出さ
れ、シリンダ1Mの圧縮室4bとシリンダ1Sの圧縮室
7bの圧力差が第2の圧力センサ9bによって検出さ
れ、かつシリンダ1Mの圧縮室4bとシリンダ1Sの圧
縮室7cの圧力差が第3の圧力センサ9cによって検出
される。圧力センサ9aの圧力差検出信号P1と、圧力
センサ9bの圧力差検出信号P2および圧力センサ9c
の圧力差検出信号P3は第1の突合せ回路12aに入力
され、突合せ回路12aで圧力差検出偏差信号P4が得
られ、この圧力差検出差偏差信号P4は第1のコントロ
ーラ13aに入力される。コントローラ13aは圧力差
偏差信号P4を基にモータ15を制御する。このとき、
シリンダ1Mと1Sの圧力の基準値を予めコンピュータ
内に設定しておけば、コントローラはシリンダ1Mの圧
力と1Sの圧力の差と基準値を比較して、モータを制御
する。
【0043】第1の変位センサ11aは、ピストンロッ
ド3の変位を検出し、変位検出信号S1を出力する。第
2の変位センサ11bは、ピストンロッド6aの変位を
検出し、変位検出信号S2を出力する。第3の変位セン
サ11cは、ピストンロッド6bの変位を検出し、変位
検出信号S3を出力する。変位センサ11aの変位検出
信号S1と変位センサ11bの変位検出信号S2および
変位センサ11cの変位検出信号S3は、突合せ回路1
2bに入力され、変位検出偏差信号S4が得られる。コ
ントローラ13bは変位検出偏差信号S4をもとにモー
タ15を制御し、送りねじ16を介してシリンダ1Mの
ピストンロッド3のストロークを制御する。すなわち、
図1のバイラテラル位置・力伝達装置において、マスタ
ー側シリンダ1Mのピストン2の動きはモータ15と直
動機構16によって制御される。ここで、ピストンロッ
ド6aと6bの動きに差がある場合は、コントローラ1
3bは、基準値とそれぞれの変位の差を見ながら、例え
ば平均値をとってその差分をフィードバクする。また、
電磁弁10a,10b,10cはコントローラ内のマイ
コンにて予めシーケンシャルに開閉制御される。
【0044】いま、電磁弁10aを閉じ、電磁弁10
b,10cを開いておき、マスター側シリンダのピスト
ン2を矢印A1の方向に動かせば、シリンダ1Sの圧縮
室7bが加圧状態になり、ピストン5bとピストンロッ
ド6bが矢印A3の方向に移動される。これにより、ス
レーブ側シリンダ1Sの圧縮室7cからマスター側シリ
ンダ1Mの圧縮室4bに容積流量が戻される。このと
き、突き合わせ回路12aは圧力センサ9b,9cの圧
力差検出信号P2,P3を入力として比較し、その圧力
差偏差信号P4をコントローラ13aに入力する。コン
トローラ13aは圧力差偏差信号P4を基にモータ15
を回転制御する。また、変位センサ11aはピストンロ
ッド3の変位を検出して変位検出信号S1を出力し、変
位センサ11bはピストンロッド6bの変位検出して変
位検出信号S3を出力する。突合せ回路12bは、変位
検出信号S1と変位検出信号S3を入力として比較し、
変位検出偏差信号S4を得る。コントローラ13bは変
位検出偏差信号S4を基にモータ15を回転制御する。
【0045】電磁弁10bが閉じ、電磁弁10a,10
cが開いていると、シリンダ1Mの圧縮室4aとシリン
ダ1Sの圧縮室7aが連通すると共に、シリンダ1Mの
圧縮室4aとシリンダ1Sの圧縮室7cが連通する。こ
のとき、ピストン2を矢印A1の方向に動かせば、ピス
トン5aは矢印A4の方向に動く。ピストン5aの動き
により、容積流量は、圧縮室7cから圧縮室4bに戻さ
れる。圧力センサ9aは圧縮室4aと7aとの圧力差を
検出して圧力差信号P1を出力すると共に、圧力センサ
9cは圧縮室4bと7cの圧力差を検出して圧力差信号
P3を出力する。突合せ回路12aは、圧力差信号P1
とP3を入力として比較し、圧力差偏差信号P4を出力
する。変位センサ11aは、ピストンロッド3の変位を
検出して、変位検出信号S1を出力する。変位センサ1
1bは、ピストンロッド6aの変位を検出して変位検出
信号S2を出力する。第2の突合せ回路12bは、変位
検出信号S1とS2を入力として比較し、変位検出偏差
信号S4を出力する。
【0046】次に、電磁弁10a、10b,10cの全
てが開いているとき、シリンダ1Mの圧縮室4aとシリ
ンダ1Sの圧縮室7aが連通し、圧縮室4aと圧縮室7
bが連通すると共に、圧縮室4bと圧縮室7cが連通す
る。このときピストン2を矢印A1の方向に動かせば、
スレーブ側のピストンロッド6aは矢印A4の方向に移
動し、ピストンロッド6bは矢印A3の方向に移動す
る。変位センサ11aはピストンロッド3の変位を検出
し、変位センサ11bはピストンロッド6aの変位を検
出し、変位センサ11cはピストンロッド6bの変位を
検出する。圧力センサ9aはマスター側シリンダ1Mの
圧縮室4aとスレーブ側シリンダ1Sの圧縮室7aの圧
力差を検出し、圧力センサ9bは圧縮室4aと圧縮室7
bの圧力差を検出し、圧力センサ9cは圧縮室4bと圧
縮室7cの圧力差を検出する。突合せ回路12aは各圧
力センサ9a,9b,9cの圧力差検出信号P1,P
2,P3を入力として比較し、その圧力差偏差信号P4
をコントローラ12aに導く。突合せ回路12bは各変
位センサ11a,11b,11cの変位検出信号S1,
S2,S3を入力として比較し、その圧力差偏差信号S
4をコントローラ12bに導く。
【0047】上記実施例のバイラテラル位置・力伝達装
置において、バイラテラル油圧位置・力伝達機構用シリ
ンダは、通常のシリンダと違い、リハビリテーションロ
ボット専用の構想に基づくシリンダである。また、シリ
ンダはリンク機構により力伝達がなされる。また、バイ
ラテラル油圧位置・力伝達機構は、リハビリテーション
ロボットに最適なバイラテラル油圧位置・力伝達機構で
あってマスター・スレーブによる双方向の指令と動作が
容易に切り替えられるサーボ機構である。特に切り替え
はマイコンにより行われる。さらに、リハビリテーショ
ンロボットとしての効果として、バイラテラル油圧位置
・力伝達機構を使用したリハビリテーションロボットの
効果は第一に安全面のシステムであることである。第二
には、他の油圧ユニットを必要としないためメンテナン
スが少なく簡単に移動できる。
【0048】図4は本発明の第4実施例によるバイラテ
ラル位置・力伝達装置を示すもので、図4において図1
の部材と同一または相当部分には同一符号が付されてい
る。図4において、1MAはマスター側のアクチュエー
タである第1のアクチュエータシリンダであって、この
シリンダ1MAは、油圧を供給するポートがピストンの
両側にある。17aはシリンダ1MAの第1の圧縮室で
ある圧縮室4aに連通する第1の管体、17bは第2の
圧縮室である圧縮室4bに連通する第2の管体、20は
スレーブ側アクチュエータであるスレーブ側ロータリア
クチュエータであって、このロータリアクチュエータ2
0は、回転軸21と、回転軸21に固定して取り付けら
れこの回転軸から放射状に伸びる回動子22aと、回動
子22aの一方の側に位置し回転軸21に取り付けられ
た第1の中空回動体23aと、回動子22aの他方の側
に位置し回転軸21に取り付けられた第2の中空回動体
23bによって構成される。24aは中空回動体23
a、23bの回動に伴う回転軸21の回転角度を検出す
る角度センサ例えばポテンショメータである。
【0049】一例として、ピストン2が図4において矢
印A5の方向に移動すると、圧縮室4aの内圧Paと圧
縮室4bの内圧Pbとの間にはPa<Pbが成立する。
Pa<Pbであると、内圧差(Pb−Pa)により中空
回動体23bと回動子22aおよび中空回動体23aは
矢印A6の方向に回転する。
【0050】圧力センサ9aは、中空回動体23aの内
圧と圧縮室4aの内圧との圧力差を検出して、圧力差検
出信号P1を出力する、圧力センサ9bは圧縮室4bの
内圧と中空回動体22bの圧力差を検出して、圧力差検
出信号P2を出力する。変位センサ11aはロッド3の
変位を検出して、変位検出信号S1を出力する。角度セ
ンサ24aは、中空回動体23aと23bおよび回動子
22aの回動に伴う回転軸21の回転角度を検出して、
変位検出信号S2を出力する。
【0051】第1の突合せ回路12aは、圧力差検出信
号P1とP2を入力として比較し、圧力差偏差信号P4
を第1のコントローラ13aに導く。コントローラ13
aは圧力差検出信号P4をもとにモータ15を回転制御
する。第2の突合せ回路12bは変位検出信号S1とS
2を入力として比較し、変位検出偏差信号S4を第2の
コントローラ13bに導く。
【0052】図5は本発明の第3実施例によるバイラテ
ラル位置・力伝達装置を示し、この装置は原理的に図1
の装置とほぼ同じである。図5において、図4の部材と
同一または相当部分には同一の符号が付されている。2
2bは回転軸21に取り付けられた第2の回動子であ
る。23cは第1の回動子22aと第2の回動子22b
との間に配置され、回転軸21に取り付けられた第3の
中空回動体であり、24bは回転軸21の回転角度を検
出する第2の角度センサである。
【0053】図5の装置において、管体17aは圧縮室
4aと中空回動体23aに連通し、管体17bは中空回
動体23bに連通し、管体17cは圧縮室4bと第3の
中空回動体23cに連通する。図1の装置と同様に、管
体17aには圧力センサ9aと電磁弁10aが設けら
れ、管体17bには圧力センサ9bと電磁弁10bが設
けられ、管体17cには圧力センサ9cと電磁弁10c
が設けられている。電磁弁10a,10b,10cは図
1の装置の場合と同様に、コントローラ内のマイコンに
てシーケンシャルに開閉制御される。
【0054】一例として、電磁弁10aを閉じ、電磁弁
10b,10cを開いておき、マスター側シリンダのピ
ストン2を矢印A7の方向に動かせば、シリンダ1Mの
圧縮室4aの内圧は加圧状態になり、圧縮室4bの内圧
は減圧状態になり、第2の中空回動体23bは矢印A6
の方向に回転する。このとき、突合せ回路12aは圧力
センサ9b,9cの圧力差検出信号P2,P3を入力と
して比較し、その圧力差偏差信号P4をコントローラ1
3aに入力する。また、変位センサ11aはピストンロ
ッド3の変位を検出して変位検出信号S1を出力し、角
度センサ24aは回転軸21の回転角度を検出して変位
検出信号S2を出力する。突合せ回路12bは、変位検
出信号S1と変位検出信号S2を入力として比較し、変
位検出偏差信号S4を得る。
【0055】電磁弁10bが閉じ、電磁弁10a,10
をが開いておき、ピストン2を矢印A7の方向に動かせ
ば、中空回動体23aは矢印A9の方向に回転する。圧
力センサ9aは圧縮室4aと23aとの圧力差を検出し
て圧力差信号P1を出力すると共に、圧力センサ9cは
圧縮室4bと中空回動体23cの圧力差を検出して圧力
差信号P3を出力する。突合せ回路12aは、圧力差信
号P1とP3を入力として比較し、圧力差偏差信号P4
を出力する。変位センサ11aは、ピストンロッド3の
変位を検出して、変位検出信号S1を出力する。角度セ
ンサ24aの回転角度を検出して変位検出信号S2を出
力する。第2の突合せ回路12bは、変位検出信号S1
とS2を入力として比較し、変位検出偏差信号S4を出
力する。
【0056】次に、電磁弁10a、10b,10cの全
てが開いているとき、ピストン2を矢印A7の方向に動
かせば、中空回動体23aはは矢印A8の方向に回転
し、中空回動体23bは矢印A6の方向に回転する。変
位センサ11aはピストンロッド3の変位を検出し、角
度センサ24aは中空回動体23aの変位を検出し、角
度センサ24bは中空回動体23bの変位を検出する。
圧力センサ9aはマスター側シリンダ1Mの圧縮室4a
と中空回動体23aの圧力差を検出し、圧力センサ9b
は圧縮室4aと中空中空回動体23bの圧力差を検出
し、圧力センサ9cは圧縮室4bと中空中空回動体23
cの圧力差を検出する。突合せ回路12aは各圧力セン
サ9a,9b,9cの圧力差検出信号P1,P2,P3
を入力として比較し、その圧力差偏差信号P4をコント
ローラ13aに導く。突合せ回路12bは各変位センサ
11a,角度センサ24a,24bの変位検出信号S
1,S2,S3を入力として比較し、その変位差信号S
4をコントローラ13bに導く。
【0057】図6は本発明の第4実施例によるバイラテ
タル位置・力伝達装置を示し、この装置は図1の装置を
応用したものである。すなわち、スレーブ側シリンダ1
SAと1SBおよびマスター側シリンダを図6のように
フレキシブルチューブで結合する。スレーブ側シリンダ
のロッド側の内圧をPa,Pb,Paa,Pbbとす
る。また、中央部の内圧をPc,Pccとする。
【0058】さらに、マスター側シリンダ1MAから図
1の装置のように配管される。ここで図6のようにスレ
ーブ側シリンダの出力軸には、回転関節部25a,25
bが、それぞれ、スレーブ側ピストンロッドと結合され
ている。いま、回転関節部25aが右回転の場合、同時
に回転関節部25bを左方向に回転させたいとき、スレ
ーブ側シリンダ1SAは、矢印A7,A8の方向に伸
び、スレーブ側シリンダ1SBのピストンロッドは、矢
印A9,A10の方向にちじむ。このときの加圧は、マ
スター側により行われ、マスター側シリンダ1MAより
図6のように互い違いに(Pa+P)bとPccの組み
合わせ、および(Paa+Pbb)とPcとの組み合わ
せに配管しておけば、マスター側シリンダの操作で2軸
の関節の操作が同時に行われる。
【0059】なお、マスター側のピストンロッド3に
は、直進機構部16とその先端には、サーボモータ15
が結合されており、サーボモータの制御により一連の動
作が行われる。これらのメカニズムは、回転関節部25
a,25bを独立に回転させる場合にも対応でき、基本
的には図3の(c),(d)の動作を行うものである。
【0060】すなわち、マスター側ピストン2を矢印A
11方向に移動させるようにサーボモータを制御すれ
ば、シリンダ1MAの内圧はPcc,(Pa+Pb)に
加圧される。ここで、回転関節部のみを動作させる場合
には、電磁弁10a,10dを閉じておけば圧力は、圧
縮室7b,7cのみに加圧され、スレーブ側シリンダ1
SA,1SBのピストンは矢印(A7、A8),(A
9,A10)方向に動作し、結局、回転関節部25bは
矢印で示す方向に回転することになる。以上の動作は、
人間の二関節動作に類似するものである。
【0061】サーボ機構としてみた場合の利点として、 (1)位置サーボコマンドによる教示ができる。 (2)サーボ制御を行うことにより、力サーボ一定圧を
負荷として印加する動作ができる。 (3)[位置サーボ]スレーブ側より教示し、プレイバ
ックする動作が可能。 (4)[位置サーボ+圧力サーボ]一定負荷と位置決め
を行う動作。 (5)[位置サーボ+圧力サーボ]過負荷異常圧診断に
よる安全停止。
【0062】上記実施例によるリハビリテーションロボ
ットによれば、各種入力方法によるリハビリテーション
ロボットの動作として、コマンド入力による教示動作、
一定圧を負荷とする負荷訓練動作、リハビリテーション
ロボット側からの入力による教示およびプレイバック動
作、一定負荷と位置決め動作、および過負荷異常圧診断
による安全停止が可能である。その他、リハビリテーシ
ョンロボットの安全システムの開発、リハビリテーショ
ンロボットの正常動作を監視するシステム化と全体の動
作が緊急停止した際の安全性が保証される。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上の如くであって、バイラ
テラル位置・力伝達装置にはスレーブ側シリンダのみを
設置し、マスタ側シリンダ・直動モータは動力装具から
分離するため動力装具の軽量化を計ることができる。ま
た、 (1)動力源と可動箇所の分離により、ロボットの小型
化が期待できる。 (2)スレーブ側シリンダとマスタ側シリンダは可撓性
パイプにより連結することで、スレーブ側シリンダの設
置個所に制限がない。このためロボットを人の腕に類似
した形状にすることが可能である。 (3)位置制御・力制御が1つのユニットで行うことが
できる。 (4)油圧シリンダを使用するため、滑らかな人の腕の
動きに近い動作が可能である。 (5)動力装具は、四肢などを保護するため高負荷に対
応できなかったが、本システムは可能となった。すなわ
ち、サイボーグ化が可能である。 (6)人間の二関節筋に類似した動作が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による力帰還型バイラテラ
ルサーボの構成ブロック図。
【図2】図1の力帰還型バイラテラルサーボのマスター
側シリンダのピストンの機能説明図。
【図3】スレーブ側シリンダの機能説明図。
【図4】本発明の第2実施例による力帰還型バイラテラ
ルサーボの構成ブロック図。
【図5】本発明の第3実施例による力帰還型バイラテラ
ルサーボの構成ブロック図。
【図6】本発明の第4実施例による力帰還型バイラテラ
ルサーボの構成ブロック図。
【図7】バイラテラル油圧伝達部の原理図。
【符号の説明】
1M,1MA…マスター側シリンダ 2…第1のピストン 3…ピストンロッド 1S,1SA,1SB…スレーブ側シリンダ 4a…第1の圧縮室 4b…第2の圧縮室 5a…第2のピストン 5b…第3のピストン 6a,6b…ピストンロッド 7a…第3の圧縮室 7b…第4の圧縮室 7c…第5の圧縮室 8a,8b,8c…チューブ 9a,9b,9c…圧力センサ 10a,10b,10c…電磁弁 11a,11b,11c…変位センサ 12a,12b…突合せ回路 13a,13b…コントローラ 14…直動機構 15…モータ 16…送りネジ 17a,17b,17c…管体 20…スレーブ側ロータリアクチュエータ 21…回転軸 22a,22b…回動子 23a,23b,23c…中空回動体 24a,24b…角度センサ 25a,25b…回転関節部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスター側のアクチュエータである第1の
    アクチュエータと、 スレーブ側のアクチュエータである第2のアクチュエー
    タと、 前記第1のアクチュエータと第2のアクチュエータ間に
    力を伝達させ、該第1と第2のアクチュエータを動作さ
    せる力伝達手段と、 前記力伝達手段による前記第1と第2のアクチュエータ
    の動作を検出する動作検出手段と、 前記動作検出手段の動作検出信号を基に演算して前記第
    1と第2のアクチュエータの動作偏差信号を得る演算手
    段、および前記動作偏差信号を基に前記第1と第2のア
    クチュエータの動作を制御する動作制御手段、によって
    構成され、 前記第1のアクチュエータが、少なくとも一つのピスト
    ンを有し、第1の圧縮室と第2の圧縮室を形成する第1
    のシリンダであり、 前記第2のアクチュエータが、前記第1のシリンダの少
    なくとも一つのピストンに対応する一対の第2のピスト
    ンと第3のピストンを有し、第3の圧縮室と第4の圧縮
    室および第5の圧縮室を形成するシリンダであり、 前記力伝達手段が、前記第1の圧縮室と第3の圧縮室に
    連通する第1の管体と、第1の圧縮室と第2の圧縮室に
    連通する第2の管体と、第2の圧縮室と第5の圧縮室に
    連通する第3の管体、によって構成されている、 ことを特徴とする、バイラテラル位置・力伝達装置。
  2. 【請求項2】前記動作検出手段が、前記第1の管体に設
    けられ前記第1の圧縮室と第2の圧縮室との圧力差を検
    出する第1の圧力センサと、前記第2の管体に設けられ
    前記第1の圧縮室と第3の圧縮室の圧力差を検出する第
    2の圧力センサと、前記第3の管体に設けられ前記第2
    の圧縮室と第5の圧縮室の圧力差を検出する第3の圧力
    センサ、によって構成されていることを特徴とする、請
    求項1に記載のバイラテラル位置・力伝達装置。
  3. 【請求項3】さらに、前記力伝達手段の力伝達動作を制
    御する力伝達制御手段によって構成され、該力伝達制御
    手段は、前記第1の管体と第2の管体および第3の管体
    にそれぞれ設けられ、該第1の管体と第2の管体および
    第3の管体を開閉制御する電磁弁によって構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1又は2に記載のバイラテ
    ラル位置・力伝達装置。
  4. 【請求項4】前記動作検出手段が、前記第1のアクチュ
    エータのシリンダの第1のピストンの動きを検出する第
    1の変位センサと、前記第2のアクチュエータのシリン
    ダの第2のピストンの動きを検出する第2の変位センサ
    と、前記第2のアクチュエータのシリンダの第3のピス
    トンの動きを検出する第3の変位センサによって構成さ
    れている、ことを特徴とする、請求項2に記載のバイラ
    テラル位置・力伝達装置。
  5. 【請求項5】前記演算手段が前記圧力検出手段の第1の
    圧力センサの圧力差検出信号と第2の圧力センサの圧力
    差検出信号および第3の圧力差検出信号を入力として比
    較し、圧力差偏差信号を出力する第1の演算回路と、前
    記第1の変位センサの変位検出信号と第2の変位センサ
    の変位検出信号と第3の変位センサの変位検出信号を入
    力として比較し、変位検出偏差信号を出力する第2の演
    算回路によって構成されている、ことを特徴とする、請
    求項1に記載のバイラテラル位置・力伝達装置。
  6. 【請求項6】前記動作制御手段が、前記第1の演算回路
    の圧力差偏差信号を基に前記第1のアクチュエータのシ
    リンダのピストンの動作を制御する第1のコントローラ
    と、第2の演算回路の第1のコントローラの変位検出偏
    差信号を基に前記第1のアクチュエータのシリンダのピ
    ストンの動作を制御する第2のコントローラによって構
    成されている、ことを特徴とする、請求項1に記載のバ
    イラテラル位置・力伝達装置。
  7. 【請求項7】さらに、前記第1のアクチュエータのシリ
    ンダのピストンを駆動する駆動手段を備え、前記駆動手
    段が、前記第1のアクチュータのシリンダのピストンロ
    ッドに送りねじを介して機械的に接続されたモータを含
    む直動機構であることを特徴とする、請求項1又は6に
    記載のバイラテラル位置・力伝達装置。
  8. 【請求項8】マスター側のアクチュエータである第1の
    アクチュエータと、スレーブ側のアクチュエータである
    第2のアクチュエータと、 前記第1のアクチュエータと第2のアクチュエータ間に
    力を伝達させ、該第1と第2のアクチュエータを動作さ
    せる力伝達手段と、 前記力伝達手段による前記第1と第2のアクチュエータ
    の動作を検出する動作検出手段と、 前記動作検出手段の動作検出信号を基に演算して前記第
    1と第2のアクチュエータの動作偏差信号を得る演算手
    段、および前記動作偏差信号を基に前記第1と第2のア
    クチュエータの動作を制御する動作制御手段、によって
    構成され、 前記第1のアクチュエータが、少なくとも一つのピスト
    ンを有し、第1の圧縮室と第2の圧縮室を形成する第1
    のシリンダであり、 前記第2のアクチュエータが、回転軸に取り付けられた
    第1の回動子と、該回動動子の一方の側に位置して前記
    回転軸に取り付けられ第1の管体を介して前記第1のア
    クチュータのシリンダの第1の圧縮室と連通する第1の
    中空回動体と、前記第1の回動子の他方の側に取り付け
    られ第2の管体を介して前記第1のアクチュータのシリ
    ンダの第2の圧縮室と連通する第2の中空回動体を有す
    るロタリアクチュータであり、 前記力伝達手段が、前記第1の圧縮室と第3の圧縮室に
    連通する第1の管体と、第1の圧縮室と第2の圧縮室に
    連通する第2の管体、によって構成されている、 ことを特徴とする、バイラテラル位置・力伝達装置。
  9. 【請求項9】前記動作検出手段が、前記第1の管体に設
    けられ前記第1の圧縮室の圧力と前記第2のアクチュエ
    ータの第1の中空回動体の内圧との圧力差を検出する第
    1の圧力センサと、前記第2の管体に設けられ前記第1
    のアクチュータシリンダの第2の圧縮室の圧力と前記第
    2の中空回動体の内圧との圧力差を検出する第2の圧力
    センサ、によって構成されていることを特徴とする、請
    求項8に記載のバイラテラル位置・力伝達装置。
  10. 【請求項10】さらに、前記第2のアクチュエータが、
    前記第1の回動子と第2の中空回動体との間に位置して
    前記回転軸に取り付けられた第2の回動子と、前記第1
    の回動子と第2の回動子との間に位置して前記回転軸に
    取り付けられ第3の管体を介して前記第1のアクチュエ
    ータのシリンダの第2の圧縮室と連通する第3の中空回
    動体を有するロタリアクチュエータであることを特徴と
    する、請求項8に記載のバイラテラル位置・力伝達装
    置。
  11. 【請求項11】さらに、前記力伝達手段の力伝達動作を
    制御する力伝達制御手段によって構成され、該力伝達制
    御手段は、前記第1の管体と第2の管体および第3の管
    体にそれぞれ設けられ、該第1の管体と第2の管体およ
    び第3の管体を開閉制御する電磁弁によって構成されて
    いることを特徴とする、請求項8に記載のバイラテラル
    位置・力伝達装置。
  12. 【請求項12】さらに、前記力伝達手段の力伝達動作を
    制御する力伝達制御手段によって構成され、該力伝達制
    御手段は、前記第1の管体と第2の管体および第3の管
    体にそれぞれ設けられ、該第1の管体と第2の管体およ
    び第3の管体を開閉制御する電磁弁によって構成されて
    いることを特徴とする、請求項11に記載のバイラテラ
    ル位置・力伝達装置。
  13. 【請求項13】少なくとも一つのピストンを有し、該ピ
    ストン一方の側に第1の圧縮室を形成し他方の側に第2
    の圧縮室を形成してなるマスター側シリンダと、 前記マスター側シリンダの一つに対応して一対のピスト
    ンを有し、一対のピストンロッド側に第3の圧縮室を形
    成し、他方のピストンのロッド側に第4の圧縮室を形成
    し、一方のピストンと他方のピストンとの間に第5の圧
    縮室を形成してなる第1のスレーブ側シリンダと、 前記マスター側シリンダの一つに対応して一対のピスト
    ンを有し、一方のピストンロッド側に第6の圧縮室を形
    成し、他方のピストンのロッド側に第7の圧縮室を形成
    し、一方のピストンと他方のピストンとの間に第8の圧
    縮室を形成してなる第2のスレーブ側シリンダによって
    構成され、 前記マスター側シリンダの第1の圧縮室を、前記スレー
    ブ側シリンダの第5の圧縮室と前記第2のスレーブ側シ
    リンダの第6および第7の圧縮室をチューブで結合し、 前記マスター側シリンダの第2の圧縮室を前記第1のス
    レーブ側シリンダシリンダの第3と第4の圧縮室と前記
    第2のスレーブ側シリンダの第8の圧縮室とをチューブ
    で結合し、 前記第1と第2のスレーブ側シリンダの各一方の出力軸
    を第1の回転関節軸に結合すると共に、各他方の出力軸
    を第2の回転関節軸に結合した、 ことを特徴とするバイラテラル位置・力伝達装置。
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