JP2001140172A - カラー着色部品及びその着色方法 - Google Patents

カラー着色部品及びその着色方法

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JP2001140172A
JP2001140172A JP31325099A JP31325099A JP2001140172A JP 2001140172 A JP2001140172 A JP 2001140172A JP 31325099 A JP31325099 A JP 31325099A JP 31325099 A JP31325099 A JP 31325099A JP 2001140172 A JP2001140172 A JP 2001140172A
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JP31325099A
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Hiroshi Takabe
博 高部
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd
Kawaguchiko Seimitsu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用意する染料溶液、染料溶液の保管スペー
ス、管理の手間及び染料の使用量を少なくする。 【解決手段】 溶剤に色の異なる昇華性染料をそれぞれ
溶解して、色の異なる少なくとも2種類の染料溶液を作
り、所定の温度に加温した染料溶液の中へ受容層2を形
成した文字板ブランク3を第1の染料溶液(例えば、青
色染料溶液)から第2の染料(例えば、黄色染料溶液)
に順次侵漬して、第1の染料容量(青色)+第2の染料
容量(黄色)<飽和容量の中で調合され、受容層2の中
で異なる色の染料が混ぜ合い所望の色合い(緑色)に調
色したカラー着色して時計文字板10を作る。着色前に
受容層2の表面を平滑面にすると均一な色調の着色が得
られ、着色後所定の温度、圧力で受容層表面を加圧する
と染料が深く浸透する。保管スペース、管理の手間が省
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材の表面に受容
層を形成した部品を昇華性染料溶解溶液に侵漬(ディッ
ピング)して受容層に染料を滲み込ませてカラー着色す
るカラー着色部品及びその着色方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、昇華性染料を使用してカラー着色
する場合、被着色物に染料を浸透させるためにその表面
に、例えば、ポリウレタン樹脂等による受容層を設け、
その受容層に着色する方法が取られていた。また、被着
色物が受容層になり得る樹脂で形成さている場合は被着
色物の表面に直接着色する方法が取られている。この着
色する方法において、全面に一様なカラー色を着色する
様な場合は昇華性染料溶解溶液に直接侵漬する方法が短
時間で着色が施されるので非常に有効的であった。この
侵漬方法で、従来、所望のカラー色を着色する場合は、
所望のカラー色の染料溶液を調合して作り、この溶液に
侵漬する方法を取っていた。例えば、橙色に着色をする
場合は、マゼンタ(赤色)とイエロー(黄色)の昇華性
染料を必要量混ぜ合わせて溶剤に溶解して橙色の染料溶
液を作って、この橙色の染料溶液に被着色物を侵漬して
受容層に着色していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、着色したいカ
ラー色が沢山ある場合は、赤色、黄色、青色の、或いは
黒色を含めた4種類の昇華性染料を使ってそれぞれ必要
量調合してその都度所望のカラー色の染料溶液を作って
いた。この方法は幾種類もの染料溶液が必要とされ染料
溶液の種類を徒に増やすことになり、その管理の手間や
保管スペースも増やすと言う問題を有している。また、
染料も沢山使うことになり材料費を増やし、製品のコス
トアップになる。そのため、一々調合して所望のカラー
色の染料溶液を作る煩わしさがなく、管理が容易で、且
つ、余分な保管スペースを必要としない、更に材料費の
節約及びコスト低減が課題になった。
【0004】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、昇華性染料を滲み込ませた着色部品で、材料
費の節約ができ、染料溶液の管理が容易で且つ、所望の
色に調色され、脱色や退色し難い綺麗な色調のカラー着
色部品及びその着色方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるカラー着色部品は、基材の表面に受
容層を形成した部品を昇華性染料溶解溶液に侵漬して前
記受容層に染料を滲み込ませてカラー着色するカラー着
色部品において、溶剤に色の異なる昇華性染料をそれぞ
れ溶解して、色の異なる少なくとも2種類の昇華性染料
溶解溶液を作りその中へ受容層を形成した部品をそれぞ
れ所定の時間侵漬し、第1の染料容量+第2の染料容量
<飽和容量の中で調合され、受容層の中で異なる色の染
料が混ざり合い所望の色合いに調色したことを特徴とす
るものである。
【0006】また、基材の表面に受容層を形成した部品
を昇華性染料溶解溶液に侵漬して前記受容層に染料を滲
み込ませてカラー着色するカラー着色部品において、溶
剤に色の異なる昇華性染料をそれぞれ溶解して、色の異
なる少なくとも2種類の昇華性染料溶解溶液を作りその
中へ受容層を形成した部品をそれぞれ所定の時間侵漬
し、第1の染料容量+第2の染料容量<飽和容量の中で
調合され、第1の染料容量と第2の染料容量の割合を同
一にし、その染料容量の割合が少ない状態から50%:
50%になるまで徐々に多くし、同色で淡い色から濃い
色に変化させることにより所望の濃淡の調合色に調色し
たことを特徴とするものである。
【0007】また、基材の表面に受容層を形成した部品
を昇華性染料溶解溶液に侵漬して受容層に染料を滲み込
ませてカラー着色するカラー着色部品において、溶剤に
色の異なる昇華性染料をそれぞれ溶解して、色の異なる
少なくとも2種類の昇華性染料溶解溶液を作りその中へ
受容層を形成した部品をそれぞれ所定の時間侵漬し、第
1の染料容量と第2の染料容量の合計が過飽和容量に達
した状態で、後から浸透した第2の染料が先に浸透した
第1の染料を押し出し、残った第1の染料容量と後から
浸透した第2の染料容量の割合により調合され、受容層
の中で異なる色の染料が混ざり合い所望の色合いに調色
したことを特徴とするものである。
【0008】また、基材の表面に受容層を形成した部品
を昇華性染料溶解溶液に侵漬して前記受容層に染料を滲
み込ませてカラー着色するカラー着色部品において、透
明なポリウレタン樹脂等のバインダーに、 2-(3,5- シ゛ -t -フ゛チル -2- ヒト゛ロキシフェニル ) ヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール 又は 2-(3-t- フ゛チル -5- メチル -2- ヒト゛ロキシフェニル )-5-クロロヘ゛ンソ゛トリ
アソ゛ール 又は超微粒子酸化亜鉛なる紫外線吸収剤を少なくとも一
種類含有した受容層を基材の表面に設け、前記受容層の
表面を平滑面に形成し、溶剤に色の異なる昇華性染料を
それぞれ溶解して、色の異なる少なくとも2種類の昇華
性染料溶解溶液を作りその中へ受容層を形成した部品を
それぞれ所定の時間侵漬し、第1の染料容量+第2の染
料容量<飽和容量の中で調合され、受容層の中で異なる
色の染料が混ざり合い所望の色合いに調色したことを特
徴とするものである。
【0009】また、基材の表面に受容層を形成した部品
を昇華性染料溶解溶液に侵漬して前記受容層に染料を滲
み込ませてカラー着色するカラー着色部品の着色方法に
おいて、(a)基材の表面に受容層を形成する工程と、
(b)前記形成した受容層の表面を研磨する工程と、
(c)溶剤に色の異なる昇華性染料をそれぞれ溶解し
て、色の異なる少なくとも2種類の昇華性染料溶解溶液
(第1、第2の染料溶液)を作る工程と、(d)前記昇
華性染料溶解溶液を所定の温度に加温する工程と、
(e)前記受容層の表面を研磨した基材を前記第1の染
料溶液に所定時間侵漬して染料容量が飽和容量の中で、
第1の色に染色・着色する工程と、(f)前記侵漬した
基材を取り出して洗浄する工程と、(g)第2の染料溶
液に所定時間侵漬し、第1の染料容量+第2の染料容量
<飽和容量の中で第2の色に染色・着色する工程と、
(h)前記洗浄した基材の受容層表面を所定の温度に加
熱のもとで所定の圧力で加圧する工程と、よりなり受容
層の中で異なる色の染料が混ざり合い所望の色合いに調
色したことを特徴とするものである。
【0010】また、基材の表面に受容層を形成した部品
を昇華性染料溶解溶液に侵漬して前記受容層に染料を滲
み込ませてカラー着色するカラー着色部品の着色方法に
おいて、(a)透明なポリウレタン樹脂等のバインダー
に、 2-(3,5- シ゛ -t -フ゛チル -2- ヒト゛ロキシフェニル ) ヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール 又は 2-(3-t- フ゛チル -5- メチル -2- ヒト゛ロキシフェニル )-5-クロロヘ゛ンソ゛トリ
アソ゛ール 又は超微粒子酸化亜鉛なる紫外線吸収剤を少なくとも一
種類含有した塗料でもって基材表面に塗装又は印刷方法
で受容層を形成する工程と、(b)前記形成した受容層
の表面を研磨する工程と、(c)溶剤に色の異なる昇華
性染料をそれぞれ溶解して、色の異なる少なくとも2種
類の昇華性染料溶解溶液(第1、第2の染料溶液)を作
る工程と、(d)前記昇華性染料溶解溶液を所定の温度
に加温する工程と。(e)前記受容層の表面を研磨した
基材を前記第1の染料溶液に所定時間侵漬して染料容量
が飽和容量の中で、第1の色に染色・着色する工程と、
(f)前記侵漬した基材を取り出して洗浄する工程と、
(g)第2の染料溶液に所定時間侵漬し、第1の染料容
量+第2の染料容量<飽和容量の中で第2の色に染色・
着色する工程と、(h)前記洗浄した基材の受容層表面
を所定の温度で加熱のもとで所定の圧力で加圧する工程
と、よりなり受容層の中で異なる色の染料が混ざり合い
所望の色合いに調色したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明におけ
るカラー着色部品について説明する。図1は、本発明の
実施の形態に係わる時計用文字板の断面図である。
【0012】図1において、時計用文字板10は、その
中心に指針取付用の小孔1aが設けられ、裏面には時計
ムーブメント取付用の足1bが2個設けられている真鍮
材等の金属基板で形成され、その表面に旭光模様等の模
様が施され、更にメッキ処理が施されている文字板基板
1と、この文字板基板1の上面にポリウレタン樹脂等で
設けられた受容層2が形成されて文字板ブランク3を形
成している。この文字板ブランク3の受容層2に昇華性
染料による、例えば、緑色の着色層4を施し、この着色
層4の上の一部分に接着固定した時字5とから構成され
ている。
【0013】先ず、受容層2は、本実施の形態において
は、前述した様にポリウレタン樹脂で形成してあるが、
特に限定するものではなく、アクリル樹脂、ポリエステ
ル樹脂等の各種の樹脂を選定することができる。この使
用する樹脂を塗料化して印刷又は塗布方法等で形成する
ことによって受容層2が形成できる。
【0014】本実施の形態では、この受容層2に、2-
(3,5- シ゛ -t -フ゛チル -2- ヒト゛ロキシフェニル )ヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール な
る紫外線吸収剤をポリウレタン樹脂100重量部に対し
て、略2.5重量部分散配合してある。紫外線吸収剤を
含有させると昇華性染料の耐光性を向上させることがで
きる。前記紫外線吸収剤としては、上記した2-(3,5- シ゛
-t -フ゛チル -2- ヒト゛ロキシフェニル ) ヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール 以外に、2-
(3-t- フ゛チル -5- メチル -2-ヒト゛ロキシフェニル )-5-クロロヘ゛ンソ゛トリアソ゛
ールや、超微粒子酸化亜鉛等が非常に有効である。また、
この受容層2は、その表面が研磨されて平滑面になって
いると、着色のムラが発生せず均一な色調の着色が施さ
れる。
【0015】この受容層2の塗膜厚は略10μm以上の
厚みに形成することが望ましい。この受容層2の厚み
が、薄過ぎると染料の侵漬が浅くなり長い期間の中で温
度変化等によって染料が抜け出してしまって退色する現
象が現れる。また、厚い方については特に限定するもの
ではなく、厚ければ厚い程染料の浸透する深さを深くす
ることができ好ましいものであるが、逆に印刷コストが
高くなると言う問題も出てくる。厚くてもせいぜい略8
0μmの厚みが有れば十分である。
【0016】次に、上記の様にして形成された文字ブラ
ンク3を昇華性染料溶解溶液に侵漬して所望の色調に受
容層2に着色を施す。昇華性染料溶解溶液は昇華性染料
を溶剤に溶解した溶液である。本実施の形態において
は、例えば、緑色の着色を得るためには、青色の昇華性
染料と黄色の昇華性染料の2種類を使用する。
【0017】上記した昇華性染料を溶解する溶液は、昇
華性染料と親和性のあるオリゴマー、例えば、重合度の
低いポリエステル樹脂オリゴマー等が使用できる。この
溶剤に粉末状の昇華性染料を入れ、徐々に加温してい
き、一定の溶解温度に達したとき染料が溶解して染料溶
液ができる。
【0018】本実施の形態では、溶剤として、ポリエス
テル樹脂オリゴマーであるアデカサイザー「PN−16
0」、「PN−250」(何れも商品名で、旭電化工業
製)等を使用している。これらの溶剤に色の異なる昇華
性染料溶解溶液をそれぞれ溶解して色の異なる昇華性染
料溶解溶液を作る。
【0019】本実施の形態では、「青色」の昇華性染料
と「黄色」の昇華性染料の2種類の染料を使ってその調
合色である「緑色」を出すものであるが、希望する色に
よっては、例えば、「赤色」を交えて3種類の昇華性染
料が必要となってくる。。
【0020】上記した様に、本実施の形態では、先ず、
溶剤に第1の色「青色」の昇華性染料を入れて所定の温
度、例えば、略140°C位まで徐々に加温しながら攪
拌して「青色」染料溶液を作る。次に、溶剤に第2の色
「黄色」の昇華性染料を入れて所定の温度、例えば、略
80°C位まで徐々に加温しながら攪拌して「黄色」染
料溶液を作る。
【0021】この溶剤と染料との配合割合は、それぞれ
溶剤100重量部に対して、染料略4重量部である。染
料の配合量が少な過ぎると色合いが薄くなり、多過ぎる
と濃くなる。種々の実験の結果から、染料は略3〜8重
量部の範囲で十分である。また、2種類の溶液を作るの
に、染料は同じ配合量にしておくと侵漬時間の管理だけ
で比較的所望の配合色が出し易いので好ましいものであ
る。
【0022】上記2種類の昇華性染料溶解溶液を用意し
た後、先ず、最初に第1の色「青色」染料溶液を略15
0°C位に加温し、この加温した溶液に受容層2を設け
た文字板ブランク3を侵漬する。侵漬時間は略1分30
秒位である。溶液を絶えず攪拌しながら文字板ブランク
3を侵漬するのが好ましい。
【0023】次に、所定時間侵漬した後、文字板ブラン
ク3を溶液から取り出してアルコール等で綺麗に洗浄す
ることにより受容層2に第1の色「青色」が染色され着
色が施される。その後、第2の色「黄色」染料溶液を略
100°Cに加温し、この加温した溶液に前記第1の色
「青色」を染色した文字板ブランク3を略1分30秒位
侵漬する。この間溶液を絶えず攪拌しながら文字板ブラ
ンク3を侵漬するのが好ましい。上記したと同様に所定
時間侵漬した後、文字板ブランク3を溶液から取り出し
てアルコール等で綺麗に洗浄することにより、第1の色
「青色」の染料はそのまま残った状態の中で、第2の色
「黄色」の染料が浸透して入り込んむので受容層2の中
に「青色」と「黄色」の染料が混じり合って調合した調
色カラー色調「緑色」が得られる。
【0024】ここで、第1の染料容量+第2の染料容量
<飽和容量の中で調色が得られる様に侵漬時間を管理す
ることが好ましい。侵漬時間によって着色の濃度は変化
する。例えば、時間が短ければ色はうすく、長ければ濃
く着色する。これは受容層にしみ込んでいる染料の容量
が異なるからである。従って、それぞれの色の異なる染
料溶液の侵漬時間によって異なる色の染料のしみ込んで
いく容量が決まって侵漬容量の割合の調合色が得られ
る。尚、侵漬時間は、使用する溶剤の粘度や加温温度、
或いは受容層の材質によってそれぞれ異なってくる。例
えば、染料溶液の加温温度が120°Cと150°Cの
場合には150°Cの方が染料溶液の粘度が低く液圧は
高くなるので侵漬時間は速くなる。また、受容層がポリ
ウレタン樹脂とアクリル樹脂の場合にはポリウレタン樹
脂の方が早く浸透する。染料が浸透する受容層の面状態
(分子構造組織)により浸透容量が変化する。
【0025】昇華性染料溶解溶液の加温温度は受容層の
材質も考慮して設定することが好ましい。例えば、受容
層のポリカーボネイト樹脂を選択した場合は、染料の浸
透に時間がかかり、侵漬時間を長く設定する必要があ
る。この場合、加温温度を高く設定することによって染
料の侵漬時間を早めることができ、侵漬時間を短縮する
ことが可能である。
【0026】本実施の形態においては、上記した様に昇
華性染料溶解溶液の侵漬時間は何れも略1分30秒位で
あったが、本実施の形態での受容層はポリウレタン樹脂
を用いているので後述するように略3分間も侵漬すると
染料の浸透容量は飽和状態になってしまう。
【0027】本実施の形態においては、第1の色「青
色」の染料と、第2の色「黄色」の染料を略同量浸透さ
せて混ぜ合わせて綺麗な「緑色」の着色を施すことで実
験結果、上記侵漬時間が好ましい時間として設定された
ものである。
【0028】上記した第1の色「青色」の染料と、第2
の色「黄色」の染料を、第1の色「青色」染料容量+第
2の色「黄色」染料容量<飽和容量の中で調合され、そ
れぞれの染料容量の割合を同一、即ち、1:1に調合し
て「緑色」の調色を得る場合は、それぞれの染料容量を
10%:10%、20%:20%、30%:30%、4
0%:40%、50%:50%を配合することによって
濃淡のある「緑色」が得られる。そして、10%:10
%の場合は非常に「淡い緑色」、50%:50%の場合
は「濃い緑色」になる。。また侵漬時間を自由に変えて
それぞれの染料の染料容量を自由に設定し、調色の色を
自由に設定することができる。また、調色色合いの淡い
色から濃い色まで所望の色を自由に得ることができる。
【0029】以上の様な着色方法を採ることによって、
本実施の形態で説明した様に、着色を施す条件は、色の
異なる少なくとも2種類の染料溶液を作り、所定の温度
に加温した染料溶液の中へ受容層を形成した部品を、第
1の染料容量+第2の染料容量<飽和容量の中で調合が
得られ、はじめ第1の色「青色」染料溶液に次に第2の
色「黄色」染料溶液に順次侵漬させることにより最初に
浸透した「青色」の染料が押し出されることなくそのま
ま残っており、次の「黄色」の染料が浸透して混ざり込
んでいくため、色の調合が行われ、所望の「緑色」の調
色されたカラー着色が得られる。
【0030】また、着色を施す他の条件は、溶剤に色の
異なる昇華性染料をそれぞれ溶解して、色の異なる少な
くとも2種類の染料溶液の中へ受容層を形成した部品を
それぞれ所定の時間侵漬し、第1の染料容量と第2の染
料容量の合計が過飽和容量に達した状態で、後から浸透
した第2の染料が先に浸透した第1の染料を押し出し、
残った第1の染料容量と後から浸透した第2の染料容量
の割合により調合され、受容層の中で異なる色の染料が
混ざり合い所望の色合いに調色する。例えば、第1の染
料を80%容量浸透させ、その後、第2の染料を50%
容量浸透させると、第1の染料は30%が押し出されて
第1の染料50%:第2の染料50%の調合色が得られ
る。この様に、飽和状態に達すると第2の染料がどんど
ん浸透していき第1の染料を外に押し出し、残った第1
の染料と後から浸透した第2の染料容量の割合の調合色
が得られる。不飽和状態か飽和状態かは侵漬時間によっ
て管理することができる。
【0031】図2は、侵漬時間と浸透容量との関係を示
すグラフである。図2において、侵漬時間がT分で飽和
状態になることを示している。本実施の形態において、
例えば、受容層がポリウレタン樹脂で形成されている場
合には、概ね、T=3分位で飽和状態になるので、それ
以下の時間、例えば、略1分30秒位に設定すれば良
い。尚、飽和状態に達する時間は、受容層の材質や、染
料溶液の加温温度によっても多少変わるものである。
【0032】例えば、「赤色」の染料を50%容量入れ
た状態にして、次に、「黄色」の染料を50%容量入れ
ると丁度「橙色」の調合色が得られる。また、「赤色」
の染料を70%容量入れ、次に、「黄色」の染料を30
%容量入れると「赤色よりの橙色」の調合色が得られ
る。この様に浸透容量の多い方の色が強調して現れるよ
うになる。この侵漬時間を自由に調整して染料の浸透容
量を自由に調整することによって所望の調合色をカラー
着色することができる。
【0033】また、本実施の形態においては、着色を施
した時計用文字板10の受容層2を加熱の基で加圧を行
う。例えば、略180°Cの加熱状態で略4Kg/cm
2 圧力で着色された受容層表面を加圧装置で押圧する。
この様に、着色後加圧することによって浸透した染料が
更に深く浸透していき、長時間の温度変化等の環境条件
の基でも脱色等が起きず耐候性を向上させることができ
る。
【0034】上記した実施の形態では、昇華性染料は
「青色」と「黄色」の2種類の染料を使用したが、「赤
色」「青色」「黄色」の3つの染料の混ぜ合わせによっ
て所望のカラー色を得たい場合は、色の異なる3種類色
「赤色」「青色」「黄色」を用意し、それぞれ色の異な
る染料を溶解した3種類の染料溶液を作り、第1の染料
容量+第2の染料容量+第3の染料容量<飽和容量の中
で調合する。それぞれの色の染料の浸透容量は侵漬時間
によって自由に設定することができる。従って、それぞ
れの所定の侵漬時間を設定して侵漬・洗浄を繰り返すこ
とによって所望のカラー色に調色したカラー着色部品を
得ることができる。「赤色」「青色」「黄色」の3色の
染料溶液を用意して侵漬時間の自由に調整することによ
って多くの調合色を得ることが可能である。
【0035】また、本実施の形態において説明した様
に、文字板ブランク3の受容層2に、例えば、2-(3,5-
シ゛ -t -フ゛チル -2- ヒト゛ロキシフェニル ) ヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール なる紫外
線吸収剤を含有させることにより、昇華性染料の耐光性
を向上させることができ、時計用文字板10はウエット
状態でのサンシャインウエザーメータ試験100時間を
行った結果、着色カラーに退色等の変質は何ら認められ
ず、非常に耐光性の良い品質の時計用文字板10が得ら
れた。
【0036】本発明は、上記した時計用文字板を示して
説明したがこれに限るものではなく、各種計器類の表示
板や表示部のある計器や、単に、各種の銘板や各種シー
ル板等のカラー着色にも利用できる。各種電子機器の表
示に使われる液晶セルのカラー着色にも広範囲に適用で
きるものである。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、粘度及び色の異なる
「赤色」「青色」「黄色」の3色の染料溶液、多くても
「黒色」を含む4色の染料溶液を用意しておけば、無数
の調色カラー色を得ることができる。用意する染料溶液
が少ないので溶液の保管スペースや溶液の管理の手間も
省ける。
【0038】また、従来の如く、一々調合した溶液を作
る必要もなく、作業時間が短縮できる。
【0039】また、従来の着色方法と比較すると染料の
使用量を少なくすることができ、材料費がその分節約で
きる。
【0040】また、受容層に紫外線吸収剤を含有させる
ことにより耐光性が向上し、綺麗な色調が長期間保たれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる時計用文字板の線
断面図である。
【図2】侵漬時間と染料の浸透容量の関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 文字板基板 2 受容層 3 文字板ブランク 4 着色層 10 時計用文字板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06P 3/24 D06P 3/24 Z 5/00 5/00 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の表面に受容層を形成した部品を昇
    華性染料溶解溶液に侵漬して前記受容層に染料を滲み込
    ませてカラー着色するカラー着色部品において、溶剤に
    色の異なる昇華性染料をそれぞれ溶解して、色の異なる
    少なくとも2種類の昇華性染料溶解溶液を作りその中へ
    受容層を形成した部品をそれぞれ所定の時間侵漬し、第
    1の染料容量+第2の染料容量<飽和容量の中で調合さ
    れ、受容層の中で異なる色の染料が混ざり合い所望の色
    合いに調色したことを特徴とするカラー着色部品。
  2. 【請求項2】 基材の表面に受容層を形成した部品を昇
    華性染料溶解溶液に侵漬して前記受容層に染料を滲み込
    ませてカラー着色するカラー着色部品において、溶剤に
    色の異なる昇華性染料をそれぞれ溶解して、色の異なる
    少なくとも2種類の昇華性染料溶解溶液を作りその中へ
    受容層を形成した部品をそれぞれ所定の時間侵漬し、第
    1の染料容量+第2の染料容量<飽和容量の中で調合さ
    れ、第1の染料容量と第2の染料容量の割合を同一に
    し、その染料容量の割合が少ない状態から50%:50
    %になるまで徐々に多くし、同色で淡い色から濃い色に
    変化させることにより所望の濃淡の調合色に調色したこ
    とを特徴とするカラー着色部品。
  3. 【請求項3】 基材の表面に受容層を形成した部品を昇
    華性染料溶解溶液に侵漬して前記受容層に染料を滲み込
    ませてカラー着色するカラー着色部品において、溶剤に
    色の異なる昇華性染料をそれぞれ溶解して、色の異なる
    少なくとも2種類の昇華性染料溶解溶液を作りその中へ
    受容層を形成した部品をそれぞれ所定の時間侵漬し、第
    1の染料容量と第2の染料容量の合計が過飽和容量に達
    した状態で、後から浸透した第2の染料が先に浸透した
    第1の染料を押し出し、残った第1の染料容量と後から
    浸透した第2の染料容量の割合により調合され、受容層
    の中で異なる色の染料が混ざり合い所望の色合いに調色
    したことを特徴とするカラー着色部品。
  4. 【請求項4】 基材の表面に受容層を形成した部品を昇
    華性染料溶解溶液に侵漬して前記受容層に染料を滲み込
    ませてカラー着色するカラー着色部品において、透明な
    ポリウレタン樹脂等のバインダーに、 2-(3,5- シ゛ -t -フ゛チル -2- ヒト゛ロキシフェニル ) ヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール 又は 2-(3-t- フ゛チル -5- メチル -2- ヒト゛ロキシフェニル )-5-クロロヘ゛ンソ゛トリ
    アソ゛ール 又は超微粒子酸化亜鉛なる紫外線吸収剤を少なくとも一
    種類含有した受容層を基材の表面に設け、前記受容層の
    表面を平滑面に形成し、溶剤に色の異なる昇華性染料を
    それぞれ溶解して、色の異なる少なくとも2種類の昇華
    性染料溶解溶液を作りその中へ受容層を形成した部品を
    それぞれ所定の時間侵漬し、第1の染料容量+第2の染
    料容量<飽和容量の中で調合され、受容層の中で異なる
    色の染料が混ざり合い所望の色合いに調色したことを特
    徴とするカラー着色部品。
  5. 【請求項5】 基材の表面に受容層を形成した部品を昇
    華性染料溶解溶液に侵漬して前記受容層に染料を滲み込
    ませてカラー着色するカラー着色部品の着色方法におい
    て、(a)基材の表面に受容層を形成する工程と、
    (b)前記形成した受容層の表面を研磨する工程と、
    (c)溶剤に色の異なる昇華性染料をそれぞれ溶解し
    て、色の異なる少なくとも2種類の昇華性染料溶解溶液
    (第1、第2の染料溶液)を作る工程と、(d)前記昇
    華性染料溶解溶液を所定の温度に加温する工程と、
    (e)前記受容層の表面を研磨した基材を前記第1の染
    料溶液に所定時間侵漬して染料容量が飽和容量の中で、
    第1の色に染色・着色する工程と、(f)前記侵漬した
    基材を取り出して洗浄する工程と、(g)第2の染料溶
    液に所定時間侵漬し、第1の染料容量+第2の染料容量
    <飽和容量の中で第2の色に染色・着色する工程と、
    (h)前記洗浄した基材の受容層表面を所定の温度に加
    熱のもとで所定の圧力で加圧する工程と、よりなり受容
    層の中で異なる色の染料が混ざり合い所望の色合いに調
    色したことを特徴とするカラー着色部品の着色方法。
  6. 【請求項6】 基材の表面に受容層を形成した部品を昇
    華性染料溶解溶液に侵漬して前記受容層に染料を滲み込
    ませてカラー着色するカラー着色部品の着色方法におい
    て、(a)透明なポリウレタン樹脂等のバインダーに、 2-(3,5- シ゛ -t -フ゛チル -2- ヒト゛ロキシフェニル ) ヘ゛ンソ゛トリアソ゛ール 又は 2-(3-t- フ゛チル -5- メチル -2- ヒト゛ロキシフェニル )-5-クロロヘ゛ンソ゛トリ
    アソ゛ール 又は超微粒子酸化亜鉛なる紫外線吸収剤を少なくとも一
    種類含有した塗料でもって基材表面に塗装又は印刷方法
    で受容層を形成する工程と、(b)前記形成した受容層
    の表面を研磨する工程と、(c)溶剤に色の異なる昇華
    性染料をそれぞれ溶解して、色の異なる少なくとも2種
    類の昇華性染料溶解溶液(第1、第2の染料溶液)を作
    る工程と、(d)前記昇華性染料溶解溶液を所定の温度
    に加温する工程と。(e)前記受容層の表面を研磨した
    基材を前記第1の染料溶液に所定時間侵漬して染料容量
    が飽和容量の中で、第1の色に染色・着色する工程と、
    (f)前記侵漬した基材を取り出して洗浄する工程と、
    (g)第2の染料溶液に所定時間侵漬し、第1の染料容
    量+第2の染料容量<飽和容量の中で第2の色に染色・
    着色する工程と、(h)前記洗浄した基材の受容層表面
    を所定の温度で加熱のもとで所定の圧力で加圧する工程
    と、よりなり受容層の中で異なる色の染料が混ざり合い
    所望の色合いに調色したことを特徴とするカラー着色部
    品の着色方法。
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