JP2001140100A - 金属板電解処理装置及び金属板電解処理用電極 - Google Patents

金属板電解処理装置及び金属板電解処理用電極

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JP2001140100A
JP2001140100A JP32243899A JP32243899A JP2001140100A JP 2001140100 A JP2001140100 A JP 2001140100A JP 32243899 A JP32243899 A JP 32243899A JP 32243899 A JP32243899 A JP 32243899A JP 2001140100 A JP2001140100 A JP 2001140100A
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electrolytic
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Tatsuya Hamanaka
達也 浜中
Hiromitsu Nonaka
啓光 野中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極の交換を容易に、且つ低コストで行える
ようにすると共に、両面処理と片面処理との切り替えを
容易に行うことができ、片面処理の場合でも電極の無駄
が生じたり製品の品質が低下したりすることがなく、し
かもエネルギー効率を高くする。 【解決手段】 酸化処理用電極28を表面側電極部材3
0と裏面側電極部材32とで構成し、表面側電極部材3
0と裏面側電極部材32のそれぞれと電源24との間に
スイッチ46、48を設ける。表面側電極部材30と裏
面側電極部材32は分離されているので、アルミニウム
板18や、陽極酸化処理槽14内に設けられた構造物等
が邪魔にならず、容易に且つ低コストで交換できる。表
面側電極部材30と裏面側電極部材32とを独立してオ
ンオフし片面処理できるので、エネルギー効率が高くな
ると共に、片面処理と両面処理との切り替えが容易にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属板を陽極酸化
処理等、電解処理するための金属板電解処理装置及び金
属板電解処理用電極に関する。
【0002】
【従来の技術】図5には、従来の金属板電解処理装置の
一例として、帯状アルミニウム板の陽極酸化装置110
が部分的に示されている。
【0003】この陽極酸化装置110では、電解槽11
2中の電解液114に配置された電極116と電源の陰
極118とがブスバー120によって接続されている。
また、電極116と平行に配置された電極122とが、
導電性部材124によって結合されている。そして、電
極116、122の間をアルミニウム板126が連続走
行されると、このアルミニウム板126の表面及び裏面
に陽極酸化被膜が形成される(いわゆる両面処理)。
【0004】一般にこのような金属板電解処理装置で
は、処理を行うと電極116、122が消耗されて劣化
するため、交換する必要が生じる。
【0005】ところが、この陽極酸化装置110では電
極116と電極122とが一体的に形成されて分離不能
となっているため、これらを一体として交換しなけらば
ならない。しかし、一般に電解槽112内にはアルミニ
ウム板126に加えて、図示しない多数の構造物が配設
されているため、これらのアルミニウム板126や構造
物が邪魔になって、電極の交換に多大な労力及びコスト
がかかってしまっている。
【0006】また、このような金属板電解処理装置を使
用して、アルミニウム板126の一方の面だけを電解処
理(いわゆる片面処理)する場合があるが、この場合に
は、電解処理しないアルミニウム板126の面と電極と
の間に絶縁シートや絶縁板等の絶縁部材を配置する必要
があり、この作業が煩雑であった。しかも、両面処理と
片面処理との切り替え時に、いちいち絶縁部材を配置又
は除去する必要があった。
【0007】しかも、電極116と電極122とは導電
性部材124によって結合されており、片面処理の場合
であっても処理しない側の電極に電流が流れてしまうた
め、結果的に必要以上の電流を流すことになってしまっ
てエネルギー効率が悪かった。
【0008】加えて、上記した絶縁部材を配置した場合
であっても、処理しない側の電極も実質的に電極として
作用し、アルミニウム板126の幅方向端部近傍におい
て処理しない面に酸化被膜が形成されてしまい、処理後
のアルミニウム板126は局所的に板厚が増大した部分
が生じていた。そして、このようなアルミニウム板12
6を巻きとると、アルミニウム板126の幅方向端部近
傍が巻き取るにつれて盛りあがっていわゆる耳高部がで
き、この部分に歪が生じて製品の品質が低下しまうこと
があった。
【0009】また、片面処理時には、処理しない側の電
極の消耗が激しくなるが、このように電極の消耗の程度
にばらつきが生じた場合でも、電極116と電極122
とが分離不能なので、消耗していない電極も含めて全体
を交換しなければならず、無駄が生じると共に、電極製
造コストの増大を招いていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、電極の交換を容易に、且つ低コストで行える金
属板電解処理装置と、この金属板電解処理装置に使用さ
れる金属板電解処理用電極を得ることを第1の課題とす
る。また、両面処理と片面処理との切り替えを容易に行
うことができ、片面処理の場合でも電極の無駄が生じた
り製品の品質が低下したりすることがなく、しかもエネ
ルギー効率の高い金属板電解処理装置及び、この金属板
電解処理装置に使用される金属板電解処理用電極を得る
ことを第2の課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、電解液が収容された電解槽と、前記電解液中に配置
され、電解液に浸漬された金属板の一方の面と対面する
第1電極部によってこの金属板を電解処理する第1電極
部材と、前記第1電極部から分離可能に前記電解液中に
配置され、電解液に浸漬された金属板の他方の面と対面
する第2電極部によってこの金属板を電解処理する第2
電極部材と、を有することを特徴とする。
【0012】従って、金属板が電解液に浸漬されると、
この金属板と対面する第1電極部及び第2電極部の両方
又は一方によって金属板に電解処理が施される。
【0013】第1電極部を備えた第1電極部材と、第2
電極部を備えた第2電極部材とは、互いに分離可能とさ
れており、これら2部材によって実質的に金属板電解処
理用電極を構成している。電極を交換する場合には、第
1電極部材と第2電極部材とを分離することで、処理さ
れる金属板やその他の構造物が電解槽内に存在していて
も、容易に且つ低コストで交換することが可能になる。
【0014】また、第1電極部材と第2電極部材とで消
耗の程度に差がある場合には、消耗した電極部材のみ交
換すればよいので、無駄が生じず、低コストとなる。
【0015】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記第1電極部材と前記第2電極部
材とを絶縁する絶縁手段と、電源と前記第1電極部材及
び前記第2電極部材との間にそれぞれ独立して設けられ
たスイッチと、を有することを特徴とする。
【0016】従って、第1電極部材と第2電極部材のい
ずれか一方にのみ、電流を流すこともできる。このた
め、金属板を片面処理する場合に、処理しない側の電極
部材には電流を流さないようにすることで、エネルギー
効率を高めることが可能となる。また、片面処理の場合
に従来のような絶縁部材が不要となり、両面処理と片面
処理との切り替えを容易に行うことができる。さらに、
片面処理時に、処理しない側の電極部材の消耗が激しく
なることも防止できる。電極部材の消耗の程度に差が生
じた場合であっても、消耗した電極部材のみ交換すれば
よいので、無駄が生じず、電極部材の製造に要する費用
を低くできる。
【0017】また、このように第1電極部材と第2電極
部材とを絶縁する構成とすることで、片面処理の場合に
は、処理しない側の電極部材に電流を流さないようにし
て、電極として作用させないようにできる。このため、
金属板に均一に電解処理を施すことができ、処理後の金
属板の板厚が一定になる。金属板を巻き取っても耳高に
ならず、歪が生じないので、金属板の品質を高く維持で
きる。
【0018】請求項3に記載の発明では、電解槽内の電
解液中に配置され、この電解液に浸漬された金属板を電
解処理するための金属板電解処理用電極であって、電解
液に浸漬された金属板の一方の面と対面する第1電極部
によってこの金属板を電解処理する第1電極部材と、前
記第1電極部から分離可能に前記電解液中に配置され、
電解液に浸漬された金属板の他方の面と対面する第2電
極部によってこの金属板を電解処理する第2電極部材
と、を有することを特徴とする。
【0019】第1電極部を備えた第1電極部材と、第2
電極部を備えた第2電極部材とは、互いに分離可能とさ
れているため、この金属電解処理用電極を交換する場合
には、第1電極部材と第2電極部材とを分離すること
で、処理される金属板やその他の構造物が電解槽内に存
在していても、容易に且つ低コストで交換することが可
能になる。
【0020】また、第1電極部材と第2電極部材とで消
耗の程度に差がある場合には、消耗した電極部材のみ交
換すればよいので、無駄が生じず、低コストとなる。
【0021】なお、請求項3に記載の金属板電解処理用
電極を用いて、請求項1の金属板電解処理装置を構成す
ることが可能である。
【0022】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記金属板と同一の金属主成分で構
成されていることを特徴とする。
【0023】このため、電解処理に伴う電解液の組成の
変化を最小限にとどめることができ、長期間に渡って安
定して電解処理できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1実施形態
の金属板電解処理装置10の概略構成が示されている。
また、図2には、金属板電解処理装置10の酸化処理用
電極28が断面図にて示されている。
【0025】図1に示すように、この金属板電解処理装
置10は、隣接して配置された給電槽12及び陽極酸化
処理槽14を有している。これらの給電槽12及び陽極
酸化処理槽14内を、必要な前処理が施された金属板
(本実施形態では一例として帯状のアルミニウム板1
8)が複数のローラ16に懸架されて搬送される。
【0026】給電槽12には給電用電解液20が収容さ
れており、アルミニウム板18はこの給電用電解液20
に浸漬された状態で搬送される。また、給電用電解液2
0内には、搬送されるアルミニウム板18の両面又は片
面(図1では両面)と平行に対面するように、ブスバー
42によって電源24の陽極に接続されると共に所定位
置に保持された給電用電極22が設けられている。アル
ミニウム板18は給電用電極22と対面した状態で給電
用電解液20内を搬送されることで、陰極として作用す
る。
【0027】一方、陽極酸化処理槽14には電解液26
が収容されており、給電槽12から送られてきたアルミ
ニウム板18は、電解液26に浸漬された状態で搬送さ
れる。図2に詳細に示すように、この陽極酸化処理槽1
4内には、酸化処理用電極28が設けられている。
【0028】酸化処理用電極28は、搬送されるアルミ
ニウム板18の表面(上面)側に配置される表面側電極
部材30及び、アルミニウム板18の裏面(下面)側に
配置される裏面側電極部材32を有している。表面側電
極部材30は、アルミニウム板18と平行に配置される
表面側電極部31と、この表面側電極部31の上部の略
中央から上方に向かって突出し、上端が電解液26の液
面よりも上方に位置する接続部34と、で構成されてい
る。接続部34と電源24の陰極とは、ブスバー42で
接続され(図1参照)、表面側電極部材30が所定位置
に保持されている。
【0029】これに対し、裏面側電極部材32は、アル
ミニウム板18と平行に配置される裏面側電極部33
と、この裏面側電極部33の幅方向端部から上方に向か
って突出し、上端が電解液26の液面よりも上方に位置
する接続部60と、で構成されている。接続部60の位
置は、表面側電極部材30に接触しない位置とされてお
り、表面側電極部材30と裏面側電極部材32との間
に、絶縁用間隙35が構成されている。接続部60と電
源24の陰極とは、ブスバー44で接続されている(図
1参照)。また、裏面側電極部33は、陽極酸化処理槽
14の底部に立設された支持ブロック50によって、所
定位置で支持されている。
【0030】ブスバー42、44には、それぞれ独立し
てスイッチ46、48が設けられている。これらのスイ
ッチ46、48を開閉することで、表面側電極部材30
と裏面側電極部材32とを独立してオンオフできる。
【0031】なお、図1では給電槽12と陽極酸化処理
槽14とが別々の槽として構成されているものを示して
いるが、これらの各槽が、一体的な槽を隔壁によって分
離することにより構成されていてもよい。この場合に
は、隔壁に挿通孔を形成し、この挿通孔を通ってアルミ
ニウム板18が給電槽12から陽極酸化処理槽14へ搬
送されるようにすることができる。これに対し、図1に
示すように給電槽12と陽極酸化処理槽14とを別々の
槽とした場合には、各槽ごとに、給電用電解液20及び
電解液26の量や組成を微調整したり補充したりするこ
とが可能となる。
【0032】次に、本実施形態の金属板電解処理装置1
0の作用を説明する。
【0033】必要な前処理が施されたアルミニウム板1
8は、ローラ16に懸架されて、給電槽12内の給電用
電解液20に浸漬された状態で搬送される。このとき、
アルミニウム板18は、電源24の陽極と接続された給
電用電極22と対面して搬送され、陰極として作用す
る。
【0034】アルミニウム板18はさらにローラ16に
よって搬送され、陽極酸化処理槽14内の電解液26に
浸漬された状態で搬送される。このとき、アルミニウム
板18は、電源24の陰極と接続された表面側電極部材
30及び裏面側電極部材32に表面及び裏面がそれぞれ
対面して搬送されるので、アルミニウム板18は陽極と
して作用し、アルミニウム板18の両面が酸化されて酸
化被膜が形成される。
【0035】このような陽極酸化処理を行うと、酸化処
理用電極28は徐々に消耗されていくため、ある程度処
理を行った段階で交換する必要が生じる。本実施形態の
金属板電解処理装置10では、酸化処理用電極28を表
面側電極部材30と裏面側電極部材32とで構成してお
り、酸化処理用電極28が2つの部材に分離されてい
る。このため、表面側電極部材30と裏面側電極部材3
2と分けて交換することで、アルミニウム板18や、陽
極酸化処理槽14内に設けられた構造物(図示省略)等
が邪魔にならず、容易に表面側電極部材30及び裏面側
電極部材32をそれぞれ新しいものに交換できる。交換
時に表面側電極部材30や裏面側電極部材32がアルミ
ニウム板18に接触して損傷を与えてしまうこともな
い。特に、図5に示すような、表面側の電極と裏面側の
電極とが一体とされた従来のものと比較して、短時間且
つ少ない労力で交換作業ができ、作業性に優れる。表面
側電極部材30と裏面側電極部材32は、それぞれ従来
の一体型電極よりも軽量とすることができるので、交換
作業時の安全性も向上する。
【0036】また、本実施形態の金属板電解処理装置1
0では、独立して設けられたスイッチ46、48のうち
所望のスイッチを開閉することで、表面側電極部材30
と裏面側電極部材32とを独立してオンオフし、アルミ
ニウム板18の片面にだけ酸化被膜を形成すること(片
面処理)ができる。従来のように、酸化被膜を形成しな
い側の電極とアルミニウム板18との間に絶縁部材を配
設する必要がないので、片面処理が容易になる。片面処
理と両面処理とを切り替える場合でも、いちいち絶縁部
材を配置又は除去する必要がなく、切り替え作業が極め
て容易(スイッチを開閉するのみ)になる。
【0037】また、片面処理を行う場合には、必要な電
極部材(表面側電極部材30又は裏面側電極部材32の
いずれか一方)にのみ電流を流せばよく、両方の電極に
電流を流さないので、従来のものと比較して電力の無駄
が無くなり、エネルギー効率が高くなる。
【0038】加えて、片面処理の場合に処理しない側の
電極部材には電流を流さないので、この電極部材が電極
として作用してしまうことがなく、処理後のアルミニウ
ム板18には、処理しない側の幅方向両端近傍に形成さ
れる酸化被膜量を大幅に減少することができる。このた
め、処理後のアルミニウム板18を巻き取った場合にも
耳高部ができて歪が生じることはなく、アルミニウム板
18の品質が維持される。
【0039】また、従来のようにアルミニウム板18の
両面に対応して一体的な電極部材が設けられている金属
板電解処理装置で片面処理をした場合、電解処理をしな
い側の電極部材にも電流が流れてこの電極部材の消耗が
相対的に激しくなるが、消耗していない方の電極部材も
合わせて一体で交換することになってしまうため、無駄
が生じると共に、電極部材の製造にも多大な費用を要し
ていた。しかし、本実施形態の金属板電解所降り装置1
0で片面処理する場合には、消耗が激しい側の電極部材
のみを交換すればよいので、無駄が生じず、電極の製造
に要する費用も少なくて済む。
【0040】図3には、本発明の第2実施形態の金属板
電解処理装置を構成する酸化処理用電極68が示されて
いる。以下、第1実施形態と同一の構成要素、部材等に
ついては同一符号を付して説明を省略する。
【0041】第2実施形態の酸化処理用電極68では、
表面側電極部材30の幅方向端部から上方に向かって突
出し、上端が電解液26の液面よりも上方に位置する固
定部70が形成されている。固定部70と、裏面側電極
部材32の接続部60とは、間に絶縁板72を挟んでボ
ルト74で固定されている。このボルト74にも絶縁処
理が施してあり、表面側電極部材30と裏面側電極部材
32とは絶縁されている。これら以外は、第1実施形態
と同一の構成とされている。なお、絶縁板72の材質
は、固定部70と接続部60とを絶縁できるものであれ
ば特に限定されない。第1実施形態と同様、絶縁用間隙
35によって絶縁する構成でもよい。
【0042】このような構成とされた第2実施形態で
は、ボルト74によって表面側電極部材30と裏面側電
極部材32とが固定されているので、これらの相対的な
位置が一定に維持され、より安定して酸化処理を行うこ
とができる。また、表面側電極部材30の荷重の一部が
裏面側電極部材32を介して支持ブロック50に作用す
るため、ブスバー42に作用する荷重が少なくなる。
【0043】また、第1実施形態と同様、表面側電極部
材30と裏面側電極部材32とは絶縁されると共に、ス
イッチ46、48によって互いに独立してオンオフでき
るので、片面処理する場合のエネルギー効率が高くなる
と共に、処理しない側の電極部材のみが激しく消耗する
こともない。処理後のアルミニウム板18を巻き取った
ときにも、耳高部によって歪が生じることがなく、一定
に品質に維持できる。
【0044】第2実施形態の酸化処理用電極68を交換
するときには、ボルト74を取り外し、表面側電極部材
30と裏面側電極部材32とを分離可能とする。このと
き、ボルト74は電解液26の液面よりも上方にあるの
で、ボルト74の取り外し作業を容易に行うことができ
る。以後は、第1実施形態と同様に酸化処理用電極68
を交換できるので、作業性に優れる。
【0045】図4には、本発明の第3実施形態の金属板
電解処理装置の酸化処理用電極78が示されている。以
下、第2実施形態と同一の構成要素、部材等については
同一符号を付して説明を省略する。
【0046】第3実施形態の酸化処理用電極78では、
表面側電極部材30の固定部70と裏面側電極部材32
の接続部60との間に絶縁板72は挟まれておらず、固
定部70と接続部60とが接触した状態で、ボルト74
によって固定されている。従って、表面側電極部材30
と裏面側電極部材32とは絶縁されていない。また、裏
面側電極部材32に対応したブスバー44及びスイッチ
48(いずれも図2参照)も設けられておらず、スイッ
チ46の開閉によって、表面側電極部材30と裏面側電
極部材32とが一体でオンオフされる。これ以外は、第
2実施形態と同一の構成とされている。
【0047】このような構成とされた第3実施形態にお
いても、第2実施形態と同様、ボルト74によって表面
側電極部材30と裏面側電極部材32とが固定されてい
るので、これらの相対的な位置が一定に維持され、より
安定して酸化処理を行うことができると共に、ブスバー
42に作用する表面側電極部材30の荷重が少なくな
る。また、ボルト74を取り外し、表面側電極部材30
と裏面側電極部材32とを分離可能とすることで、第1
実施形態及び第2実施形態と同様に酸化処理用電極78
を交換でき、作業性に優れる。
【0048】なお、上記説明では、電解処理の例とし
て、アルミニウム板18に酸化被膜を形成する陽極酸化
処理を挙げたが、電解処理の対象物である金属板や、電
解処理としては、これらに限定されない。金属板として
は、あらゆる金属板を電解処理できる。また、電解処理
の種類としても、金属板に酸化被膜を形成する処理に限
られない。例えば、電解メッキを施すような処理に本発
明を適用してもよく、この場合には、例えば電源24の
接続方法を変更する等すればよい。
【0049】本発明の金属板電解処理用電極(酸化処理
用電極28)を構成する材料も特に限定されず、要する
に電流が流れる材料であればよいが、特に、処理される
金属板と同じ材質の主成分で構成すると、電解処理に伴
う電解液の組成の変化を最小限にとどめることができ、
長期間に渡って安定して電解処理できる。
【0050】
【実施例】次に、本発明を実施例によってさらに詳細に
説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されないこ
とはもちろんである。
【0051】本実施例では、平版印刷版(PS版)の製
造工程の一部である陽極酸化工程に、本発明の金属板電
解処理装置及び金属板電解処理用電極を適用した。
【0052】平版印刷版の製造工程では、平版印刷版用
アルミニウムに所定の表面処理が施されるため、先ず、
この表面処理工程について説明する。
【0053】以下に述べる表面処理工程(1)〜(7)
は基本的な処理工程のみを示すものであり、実際にはこ
れら各工程の間に前工程からの持ち出し液を洗い流すた
めのスプレー等による水洗工程が実施されるが、これら
の中間的な処理工程についての記載は省略する。
【0054】先ず、未処理のアルミニウム板を機械的粗
面化工程(1)に付す。ここで、アルミニウム板の表面
にパミス、珪砂、アルミナなどの研磨材粉末のスラリー
水溶液をスプレーで供給し、かつナイロンブラシで表面
を擦ることにより粗面化した。この機械的粗面化処理に
より10〜20μmの波長の凹凸構造が形成される。
【0055】粗面化処理(1)で得られた凹凸構造の表
面を滑らかにし、印刷時のインクの引っかかりをなく
し、汚れにくくする目的で、引き続きエッチング工程
(2)を実施する。本実施例では、NaOH溶液をスプ
レーすることにより表面に1〜20g/m2のエッチン
グ処理を行なった。
【0056】次に、酸洗工程(3)でエッチングの際に
発生し表面に付着したスマットと呼ばれる水酸化アルミ
を硝酸で酸洗することにより除去した。
【0057】次に、電解粗面化工程(4)で、さらに小
さな凹凸構造、波長1〜10ミクロンを形成するため電
解的に粗面化を行なった。電源は、周波数60ヘルツの
矩形波交流を用いた。
【0058】引き続きエッチング工程(5)で、表面を
0.1〜3g/m2程度、僅かにエッチングを行ない、
電解粗面化工程(4)で発生したスマットを除去すると
同時に表面の凹凸形状を制御した。エッチング液として
はNaOH溶液を用いた。
【0059】次に、酸洗工程(6)で、エッチング工程
(5)により発生したスマットを硝酸で酸洗し、除去し
た。以上の工程(1)〜(6)によりアルミニウム表面
に精度高く、凹凸を形成した。
【0060】次に、耐磨耗性を付与するため、陽極酸化
処理工程(7)で、本発明の金属板電解処理装置を使用
して、凹凸表面に酸化皮膜を形成した。電源は直流を用
い、電解液は硫酸を用いた。酸化皮膜量としては、1〜
4g/m2形成した。
【0061】以上の表面処理工程を終了し、平版印刷版
用の支持体を得る。得られた支持体は、その上に目的に
応じた感光層を塗布、乾燥により形成し、さらに、定寸
にカットし、平版印刷版を作成するものである。
【0062】本実施例では、第1実施形態の金属板電解
処理装置を使用して、上記の陽極酸化処理工程を行っ
た。
【0063】まず、スイッチ46のみ閉じて、表面側電
極部材30にのみ電流を流し、片面処理を行った。この
ときの消費電力を、従来の一体型の電極(図5参照)と
比較したところ、10〜20%電力を削減することがで
きた。
【0064】また、アルミニウム板18に特に厚い酸化
被膜(3.0g/cm2)を形成し、このアルミニウム
板18を巻き取った場合に、いわゆる耳高部が発生せ
ず、アルミニウム板18の端部近傍に歪が生じることも
全くなかった。
【0065】次に、この金属板電解処理装置において、
表面側電極部材30及び裏面側電極部材32の少なくと
も一方を交換する交換作業を行い、この交換作業に要し
た時間を、従来の一体型電極の交換に要した時間と比較
した。その結果を表1に示す。
【0066】
【表1】
【0067】この表1から分かるように、表面側電極部
材30と裏面側電極部材32の両方を交換する場合であ
っても、一体型電極の場合と比較して作業時間が1/2
と短くなっていることが分かる。さらに、いずれか一方
の電極部材のみを交換する場合には、一体型電極の場合
と比較して作業時間がさらに短くなっている。特に、表
面側電極部材30のみを交換する場合には、一体型電極
の場合と比較して作業時間が著しく短縮されることが分
かる。
【0068】最後に、本実施例の金属板電解処理用電極
の製造に要する費用を、従来の一体型電極の場合と比較
したところ、約60%削減でき、製造コストの低減とい
う面でも顕著な効果があった。
【0069】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、電解液が収
容された電解槽と、前記電解液中に配置され、電解液に
浸漬された金属板の一方の面と対面する第1電極部によ
ってこの金属板を電解処理する第1電極部材と、前記第
1電極部から分離可能に前記電解液中に配置され、電解
液に浸漬された金属板の他方の面と対面する第2電極部
によってこの金属板を電解処理する第2電極部材と、を
有するので、金属板電解処理用電極を、容易に且つ低コ
ストで交換することが可能になると共に、第1電極部材
と第2電極部材とで消耗の程度に差がある場合には、消
耗した電極部材のみ交換すればよいので、無駄が生じ
ず、低コストとなる。
【0070】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記第1電極部材と前記第2電極部
材とを絶縁する絶縁手段と、電源と前記第1電極部材及
び前記第2電極部材との間にそれぞれ独立して設けられ
たスイッチと、を有するので、金属板を片面処理する場
合に、エネルギー効率を高めることが可能となると共
に、両面処理と片面処理との切り替えを容易に行うこと
ができ、さらに、片面処理時に、処理しない側の電極部
材の消耗が激しくなることも防止できる。加えて、処理
後の金属板の品質を高く維持できる。
【0071】請求項3に記載の発明では、電解槽内の電
解液中に配置され、この電解液に浸漬された金属板を電
解処理するための金属板電解処理用電極であって、電解
液に浸漬された金属板の一方の面と対面する第1電極部
によってこの金属板を電解処理する第1電極部材と、前
記第1電極部から分離可能に前記電解液中に配置され、
電解液に浸漬された金属板の他方の面と対面する第2電
極部によってこの金属板を電解処理する第2電極部材
と、を有するので、金属電解処理用電極を、容易に且つ
低コストで交換することが可能になると共に、第1電極
部材と第2電極部材とで消耗の程度に差がある場合に
は、消耗した電極部材のみ交換すればよいので、無駄が
生じず、低コストとなる。
【0072】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記金属板と同一の金属主成分で構
成されているので、長期間に渡って安定して電解処理で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の金属板電解処理装置を
示す概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態の金属板電解処理装置の
酸化処理用電極を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の金属板電解処理装置の
酸化処理用電極を示す断面図である。
【図4】本発明の第3実施形態の金属板電解処理装置の
酸化処理用電極を示す断面図である。
【図5】従来の金属板電解処理装置を部分的に示す断面
図である。
【符号の説明】
10 金属板電解処理装置 14 電解槽 18 アルミニウム板(金属板) 26 電解液 28 酸化処理用電極(金属板電解処理用電極) 30 表面側電極部材(第1電極部材、電極部) 32 裏面側電極部材(第2電極部材、電極部) 35 絶縁用間隙(絶縁手段) 46 スイッチ 48 スイッチ 68 酸化処理用電極(金属板電解処理用電極) 72 絶縁板(絶縁手段) 78 酸化処理用電極(金属板電解処理用電極)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解液が収容された電解槽と、 前記電解液中に配置され、電解液に浸漬された金属板の
    一方の面と対面する第1電極部によってこの金属板を電
    解処理する第1電極部材と、 前記第1電極部から分離可能に前記電解液中に配置さ
    れ、電解液に浸漬された金属板の他方の面と対面する第
    2電極部によってこの金属板を電解処理する第2電極部
    材と、 を有することを特徴とする金属板電解処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1電極部材と前記第2電極部材と
    を絶縁する絶縁手段と、 電源と前記第1電極部材及び前記第2電極部材との間に
    それぞれ独立して設けられたスイッチと、 を有することを特徴とする請求項1に記載の金属板電解
    処理装置。
  3. 【請求項3】 電解槽内の電解液中に配置され、この電
    解液に浸漬された金属板を電解処理するための金属板電
    解処理用電極であって、 電解液に浸漬された金属板の一方の面と対面する第1電
    極部によってこの金属板を電解処理する第1電極部材
    と、 前記第1電極部から分離可能に前記電解液中に配置さ
    れ、電解液に浸漬された金属板の他方の面と対面する第
    2電極部によってこの金属板を電解処理する第2電極部
    材と、 を有することを特徴とする金属板電解処理用電極。
  4. 【請求項4】 前記金属板と同一の金属主成分で構成さ
    れていることを特徴とする請求項3に記載の金属板電解
    処理用電極。
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