JP2001139574A - ベンゾチアゾリン誘導体 - Google Patents

ベンゾチアゾリン誘導体

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JP2001139574A
JP2001139574A JP2000296175A JP2000296175A JP2001139574A JP 2001139574 A JP2001139574 A JP 2001139574A JP 2000296175 A JP2000296175 A JP 2000296175A JP 2000296175 A JP2000296175 A JP 2000296175A JP 2001139574 A JP2001139574 A JP 2001139574A
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JP
Japan
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group
substituted
lower alkyl
phenyl
hydroxy
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Withdrawn
Application number
JP2000296175A
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English (en)
Inventor
Yoshinari Sato
良也 佐藤
Hiromichi Itani
弘道 井谷
Seiichiro Tabuchi
精一郎 田渕
Yoshihiko Sakata
善彦 坂田
Hiroko Ohashi
裕子 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新規なニューロペプチドYレセプター拮抗剤が
求められていた。 【解決手段】 式 【化1】 「式中、 R1は水素またはハロゲン;−W−は−S−
または−O−;−A−は−(CH2m−C(O)−また
は−(CH2n−;mおよびnは、それぞれ1ないし6
の整数;Zは置換されていてもよい窒素含有複素環基を
意味する」で表されるベンゾチアゾリン誘導体または医
薬として許容されるそれらの塩であって、ニューロペプ
チドYレセプター拮抗剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬として有用な
新規ベンゾチアゾリン誘導体または医薬として許容され
るそれらの塩に関する。
【0002】
【従来の技術】国際公開WO96/16542号は、選
択的ニューロペプチドYレセプター作動薬または拮抗薬
である非ペプチジル化合物をヒトまたは動物に投与する
ことによって食品摂取量を増減するなどの摂食行動を変
更する方法を開示している。国際公開WO98/236
03号は、ニューロペプチドY1レセプター拮抗作用を
有する化合物を開示している。国際公開WO98/25
907号は、ニューロペプチドY5拮抗薬である化合物
を開示している。これらの発明の化合物が摂食障害、過
食、肥満、糖尿病、心不全、発作、鬱病、痛みなどの治
療に有用であることが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、医薬として
有用な新規ベンゾチアゾリン誘導体または医薬として許
容されるそれらの塩に関する。
【0004】より詳しくは、本発明は、ニューロペプチ
ドYレセプター拮抗薬、特に強力なニューロペプチドY
5レセプター拮抗薬である新規ベンゾチアゾリン誘導体
または医薬として許容されるそれらの塩に関する。本発
明の化合物は、摂食障害、過食、肥満、糖尿病、心不
全、発作、鬱病、痛みなどの治療のための治療薬または
予防薬として非常に有用である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の新規ベンゾチア
ゾリン誘導体は、下記の式(I)
【0006】
【化28】
【0007】「式中、 R1は水素またはハロゲン;−
W−は−S−または−O−;−A−は−(CH2m−C
(O)−または−(CH2n−;mおよびnは、それぞ
れ1ないし6の整数;Zは置換されていてもよい窒素含
有複素環基を意味する」で示される化合物または医薬と
して許容されるその塩。
【0008】式(I)の化合物は1個またはそれ以上の
不斉中心を有することがあり、したがって、鏡像体また
はジアステレオ異性体として存在可能である。さらに、
アルケニル基を含む式(I)のある種の化合物は、シス
またはトランス異性体として存在することがある。各々
の例において、本発明は両者の混合物および別個の異性
体を包含する。
【0009】式(I)の化合物は、互変異性体の形で存
在することがあり、本発明は両者の混合物および別個の
互変異性体を包含する。
【0010】式(I)の化合物およびその塩は、溶媒和
物の形で存在することがあり、それも本発明の範囲に含
まれる。好ましい溶媒和物としては、水和物およびエタ
ノレートを挙げることができる。
【0011】生物学的研究に好適な式(I)の化合物の
放射能標識誘導体、さらには化合物(I)のいかなる形
の結晶もまた本発明の範囲に含まれる。
【0012】本発明にしたがって、新規ベンゾチアゾリ
ン誘導体(I)は、下記の式で示す諸方法、または後記
製造製および実施例に準じた方法によって製造すること
ができる。
【0013】製造法1
【化29】
【0014】
【化30】
【0015】製造法2
【化31】
【0016】
【化32】
【0017】製造法3
【化33】
【0018】
【化34】
【0019】製造法4
【化35】
【0020】
【化36】
【0021】製造法5
【化37】
【0022】
【化38】
【0023】製造法6
【化39】
【0024】
【化40】
【0025】製造法7
【化41】
【0026】
【化42】
【0027】製造法8
【化43】
【0028】
【化44】
【0029】製造法9
【化45】
【0030】
【化46】
【0031】[式中、A、W、mおよびR1はそれぞれ
前記定義の通りであり、R8およびR9はそれぞれ後記定
義の通りであり、W1は−N−または−CH−、W2は−
CH−または−N−、pは0ないし6の整数、A1は低
級アルキレン基、Xは脱離基、R12およびR13は、それ
ぞれ低級アルキル基、炭素環または複素環基、その各々
は1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよ
い、
【0032】
【化47】
【0033】は、ヘテロ原子として少なくとも1個の窒
素原子を有する複素環基であって、1個またはそれ以上
の適当な置換基を有していてもよい、をそれぞれ意味す
る。] 出発化合物(II)、(V)、(VII)、(IX)、
(XI)、(XII)、(XIV)および(XV)は、
下記の諸方法によって製造することができる。
【0034】製造法A
【化48】
【0035】
【化49】
【0036】
【化50】
【0037】製造法B
【化51】
【0038】
【化52】
【0039】製造法C
【化53】
【0040】
【化54】
【0041】製造法D
【化55】
【0042】
【化56】
【0043】製造法E
【化57】
【0044】
【化58】
【0045】
【化59】
【0046】[各式中、A、W、W1、W2、m、pおよ
びR1は、それぞれ前記定義の通りであり、X1はカルボ
キシ保護基、X2はアミノ保護基、X3は脱離基、をそれ
ぞれ意味する。] 目的化合物(I)の好適な医薬として許容される塩は、
慣用の無毒の塩であって、金属塩、たとえばアルカリ金
属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム塩など)および
アルカリ土類金属塩(たとえばカルシウム塩、マグネシ
ウム塩など)、アンモニウム塩、有機塩基塩(たとえば
トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ピリジン
塩、ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N’
−ジベンジルエチレンジアミン塩など)、有機酸塩(た
とえば酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホ
ン酸塩)、無機酸付加塩(たとえば塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、燐酸塩など)、アミノ酸(たとえばアルギ
ニン、アスパラギン酸、グルタミン酸など)との塩など
を挙げることができる。
【0047】本明細書の以上および以下の記述におい
て、本発明の範囲に包含される種々の定義の好適な例お
よび実例を次に詳細に説明する。
【0048】「低級」とは、特記ない限り、炭素原子1
ないし6個を有する基を意味する。
【0049】「高級」とは、特記ない限り、炭素原子7
ないし20個を有する基を意味する。
【0050】炭素環基は、飽和または不飽和の単環式ま
たは多環式脂環基または芳香基を意味し、その各々は1
個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよい。
【0051】特に好ましいものとしては、シクロアルキ
ルまたはシクロアルケニルなどの脂環基、またはアリー
ル(たとえばフェニル、ナフチルなど)などの芳香基を
挙げることができる。
【0052】複素環基は、酸素原子、硫黄原子、窒素原
子などのヘテロ原子を少なくとも1個有する飽和または
不飽和の単環式または多環式複素環基を意味する。特に
好ましいものとしては、たとえば、窒素原子1ないし4
個を有する3ないし8員(より好ましくは5または6
員)の不飽和複素単環基、たとえばピロリル、ピロリニ
ル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ジヒドロピ
リジル、ピリミジル、ピラジニル、ピリダジニル、トリ
アゾリル(たとえば4H−1,2,4−トリアゾリル、
1H−1,2,3−トリアゾリル、2H−1,2,3−
トリアゾリルなど)、テトラゾリル(たとえば1H−テ
トラゾリル、2H−テトラゾリルなど)など;窒素原子
1ないし4個を有する3ないし8員(より好ましくは5
または6員)の飽和複素単環基、たとえばピロリジニ
ル、イミダゾリジニル、ピペリジル、ピペラジニルな
ど;窒素原子1ないし4個を有する不飽和縮合複素環
基、たとえばインドリル、イソインドリル、インドリニ
ル、インドリジニル、ベンズイミダゾリル、キノリル、
イソキノリル、インダゾリル、ベンゾトリアゾリル、フ
タリミジルなど;酸素原子1ないし2個および窒素原子
1ないし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5
または6員)の不飽和複素単環基、たとえばオキサゾリ
ル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリルなど(たとえ
ば1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサ
ジアゾリル、1,2,5−オキサジアゾリルなど)な
ど;酸素原子1ないし2個および窒素原子1ないし3個
を有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)
の飽和複素単環基、たとえばモルホリニル、シドノニル
など;酸素原子1ないし2個および窒素原子1ないし3
個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾオキサ
ゾリル、ベンゾオキサジアゾリルなど;硫黄原子1ない
し2個および窒素原子1ないし3個を有する3ないし8
員(より好ましくは5または6員)の不飽和複素単環
基、たとえばチアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾ
リルなど(たとえば1,2,3−チアジアゾリル、1,
2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリ
ル、1,2,5−チアジアゾリルなど);ジヒドロチア
ジニルなど;硫黄原子1ないし2個および窒素原子1な
いし3個を有する3ないし8員(より好ましくは5また
は6員)の飽和複素単環基、たとえばチアゾリジニルな
ど;硫黄原子1ないし2個を有する3ないし8員(より
好ましくは5または6員)の不飽和複素単環基、たとえ
ばチエニル、ジヒドロジチイニル、ジヒドロジチオニル
など;硫黄原子1ないし2個および窒素原子1ないし3
個を有する不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾチアゾ
リル、ベンゾチアジアゾリルなど;酸素原子1個を有す
る3ないし8員(より好ましくは5または6員)の不飽
和複素単環基、たとえばフリル、ピラニルなど;酸素原
子1ないし2個を有する3ないし8員(より好ましくは
5または6員)の飽和複素単環基、たとえばオキシラニ
ル、オキソラニル、ジオキソラニル、テトラヒドロフラ
ニルなど;酸素原子1個および硫黄原子1ないし2個を
有する3ないし8員(より好ましくは5または6員)の
不飽和複素単環基、たとえばジヒドロオキサチイニルな
ど;酸素原子1ないし4個を有する不飽和縮合複素環
基、たとえばメチレンジオキシフェニル、ベンゾジオキ
サニルなど;硫黄原子1ないし2個を有する不飽和縮合
複素環基、たとえばベンゾチエニル、ベンゾジチイニル
など;酸素原子1個および硫黄原子1ないし2個を有す
る不飽和縮合複素環基、たとえばベンゾオキサチイニル
など;などの複素環基を挙げることができる。
【0053】上記の「複素環基」は、1個またはそれ以
上の適当な置換基、たとえばヒドロキシ、アミノ、ニト
ロ、低級アルコキシ(たとえばメトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、
第三級ブトキシ、ペンチルオキシ、第三級ペンチルオキ
シ、ヘキシルオキシなど);オキソ;ハロゲン(たとえ
ばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素など);ハロ(低級)ア
ルキル(たとえばジフルオロメチル、トリフルオロメチ
ルなど);低級アルキルチオ;アミノカルボニルメチ
ル;低級アルキル(たとえばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、第二級ブチル、第三級ブチル、ペン
チル、イソペンチル、第三級ペンチル、ネオペンチル、
ヘキシル、イソヘキシルなど);アリール(たとえばフ
ェニル、ナフチル、アントリルなど);ハロアリール
(たとえばクロロフェニル、ブロモフェニル、クロロナ
フチルなど)を有していてもよい。
【0054】「ハロアルキル、「ハロ(低級)アルキ
ル」、「ハロアリール」、「ハロフェニル」、「ハロカ
ルボニル」および「ハロ(低級)アルコキシ」における
好適な「ハロゲン」、「ハロ」およびハロ部分として
は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を挙げることがで
きる。
【0055】「ヒドロキシ(低級)アルキル」、「アル
(低級)アルキル」、「低級アルキルアミノ」、「カル
ボキシ(低級)アルキル」、「ハロ(低級)アルキ
ル」、「低級アルキルカルボニル」および「(低級)ア
ルキルチオ」における好適な「低級アルキル基」および
低級アルキル部分としては、炭素原子1ないし6個を有
する直鎖または分枝状のもの、たとえばメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第
二級ブチル、第三級ブチル、ペンチル、3−ペンチル、
イソペンチル、第三級ペンチル、ネオペンチル、ヘキシ
ル、イソヘキシルなどを挙げることができる。
【0056】好適な「高級アルキル基」としては、炭素
原子7ないし20個を有する直鎖または分枝状のもの、
たとえばヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデ
シル、ドデシルなどを挙げることができ、好ましいもの
としては炭素原子7ないし16個を有するものを挙げる
ことができる。
【0057】好適な「低級アルケニル基」としては、ビ
ニル、1−(または2−)プロペニル、1−(または2
−または3−)ブテニル、1−(または2−または3−
または4−)ペンテニル、1−(または2−または3−
または4−または5−)ヘキセニル、メチルビニル、エ
チルビニル、1−(または2−または3−)メチル−1
−(または2−)プロペニル、1−(または2−または
3−)エチル−1−(または2−)プロペニル、1−
(または2−または3−または4−)メチル−1−(ま
たは2−または3−)ブテニルなどを挙げることがで
き、より好ましい例としては(C2−C4)アルケニルを
挙げることができる。
【0058】「(低級)アルコキシカルボニル」、
「(低級)アルコキシカルボニルアミノ」および「ハロ
(低級)アルコキシ」における好適な「低級アルコキシ
基」および低級アルコキシ部分としては、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソ
ブトキシ、第三級ブトキシ、ペンチルオキシ、第三級ペ
ンチルオキシ、ヘキシルオキシなどを挙げることができ
る。
【0059】「アリールオキシ」、「アル(低級)アル
キル」、「アリールアミノ」、「ハロアリール」、「ア
ラルキル」および「アリールスルホニル」における好適
な「アリール基」およびアリール部分としては、フェニ
ル、ナフチル、アントリルなどを挙げることができる。
【0060】好適な「アミノ保護基」はよく知られてお
り、有機化学において慣用される基である。
【0061】上記の基の例としては、特に、置換された
または置換されたアシルまたは慣用の保護基、たとえば
モノ(またはジまたはトリ)アリール(低級)アルキル
(たとえばモノ(またはジまたはトリ)フェニル(低
級)アルキル(たとえばベンジル、トリチル、トリフェ
ニルメチルなど)およびアラルコキシ(低級)アルキル
(たとえばベンジルオキシメチルなど)、2,4−ジニ
トロフェニル、ベンジルオキシメチルなどを挙げること
ができる。
【0062】好適な「アシル基」としては、カルバモイ
ル基、脂肪族アシル基および芳香環または複素環を有す
るアシル基を挙げることができる。脂肪族アシル基とし
ては、飽和または不飽和の非環式または環式のもの、た
とえば低級アルカノイル(たとえばホルミル、アセチ
ル、プロパノイル、ブタノイル、2−メチルプロパノイ
ル、ペンタノイル、2,2−ジメチルプロパノイル、ヘ
キサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、ノナノイ
ル、デカノイル、ウンデカノイル、ヘキサデカノイル、
ヘプタデカノイル、オクタデカノイル、ノナデカノイ
ル、イコサノイル、バレリル、イソバレリル、スクシニ
ル、ピバロイル、チオカルバモイル、スルファモイルな
ど);低級アルコキシカルボニル(たとえばメトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、
第三級ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニ
ル、ヘキシルオキシカルボニルなど);低級アルカンス
ルホニル(たとえばメシル、エタンスルホニル、プロパ
ンスルホニル、イソプロパンスルホニル、ブタンスルホ
ニルなど)などを挙げることができる。
【0063】芳香環または複素環を有するアシル基とし
ては、アレーンスルホニル(たとえばベンゼンスルホニ
ル、トシルなど);アロイル(たとえばベンゾイル、ト
ルオイル、キシロイル、ナフトイル、フタロイル、イン
ダンカルボニルなど);アシルオキシカルボニル(たと
えばフェノキシカルボニル、ナフチルオキシカルボニル
など);アル(低級)アルカノイル(たとえばフェニル
アセチル、フェニルプロパノイルなど);アル(低級)
アルコキシカルボニル(たとえばベンジルオキシカルボ
ニルなど)などを挙げることができる。
【0064】好適な「カルボキシ保護基」としては、ア
ルキル基(たとえばメチル、エチル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、第三級ブチル、ペンチル、第三級ペ
ンチル、ヘキシルなど)、アルケニル基(たとえばビニ
ル、アリルなど)、低級アルキニル基(たとえばエチニ
ル、プロピニルなど)、低級アルコキシ(低級)アルキ
ル基(たとえばメトキシメチル、エトキシメチル、イソ
プロポキシメチル、1−メトキシエチル、1−エトキシ
エチルなど)、低級アルキルチオ(低級)アルキル基
(たとえばメチルチオメチルなど)、ハロ(低級)アル
キル基(たとえば2,2,2−トリクロロエチル、2−
ヨードエチルなど)、アルカノイル(低級)アルキル基
(たとえばアセトキシメチル、プロピオニルオキシメチ
ルなど)、低級アルコキシカルボニルオキシ(低級)ア
ルキル基(たとえばメトキシカルボニルオキシメチル、
エトキシカルボニルオキシメチルなど)、低級アルカン
スルホニル(低級)アルキル基(たとえばメシルメチ
ル、2−メシルエチルなど)、低級アルコキシカルボニ
ルオキシ(低級)アルキル基(たとえばメトキシカルボ
ニルオキシメチル、メトキシカルボニルオキシエチルな
ど)、フタリジリデン(低級)アルキル基(たとえば
(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオール−4−イ
ル)メチルなど)、1個またはそれ以上の適当な置換基
を有していてもよいアリール(低級)アルキル基(たと
えばベンジル、4−メトキシベンジル、4−ニトロベン
ジル、フェネチル、トリチル、ベンズヒドリル、ビス
(メトキシフェニル)メチル、3,4−ジメトキシベン
ジル、フェネチル、トリチル、ベンズヒドリル、ビス
(メトキシフェニル)メチル、3,4−ジメトキシベン
ジルなど)、1個またはそれ以上の適当な置換基を有し
ていてもよいアリール基(たとえばフェニル、トシル、
第三級ブチルフェニル、キシリル、メシチル、クメニ
ル、4−クロロフェニル、4−メトキシフェニルな
ど)、トリ(低級)アルキルシリル基(たとえばトリ、
トリメチルシリルなど)、低級アルキルチオ基(たとえ
ばメチルチオエチルチオなど)などを挙げることができ
る。好適な「脱離基」としては、酸残基などを挙げるこ
とができ、「酸残基」の好適な例としては、ハロゲン
(たとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、アシルオキ
シ[たとえばスルホニルオキシ(たとえばフェニルスル
ホニルオキシ、トシルオキシ、メシルオキシなど)、低
級アルカノイルオキシ(たとえばアセチルオキシ、プロ
ピオニルオキシなど)など]、低級アルキル(たとえば
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、ペンチル、3
−ペンチル、イソペンチル、第三級ペンチル、ネオペン
チル、ヘキシル、イソヘキシルなど)、アリール(たと
えばフェニル、ナフチル、アントラニルなど)、アル
(低級)アルキル、たとえばフェニル(低級)アルキル
(たとえばベンジル、フェネチル、フェニルプロピルな
ど)、ジ(低級)アルキルアミノ(たとえばジメチルア
ミノ、ジエチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、エチル
メチルアミノ、エチルプロピルアミノ、イソプロピルメ
チルアミノなど)、低級アルキル(低級)アルコキシア
ミノ(たとえばメチルメトキシアミノ、エチルメトキシ
アミノ、エチルエトキシアミノなど)などを挙げること
ができる。 (一)式(I)の目的化合物の好ましい例としては、以
下のもの:Zが下記式(イ)から(ホ)で示される基、 (イ)
【0065】
【化60】
【0066】、(ロ)
【0067】
【化61】
【0068】、(ハ)
【0069】
【化62】
【0070】、 (ニ)
【0071】
【化63】
【0072】または (ホ)
【0073】
【化64】
【0074】「式中、R2ないしR6は、水素または下記
(A)ないし(H)で示される基、 (A)
【0075】
【化65】
【0076】「式中、R7およびR8はそれぞれ下記
(1)ないし(10)で示される基、但し同時に水素で
あることは無い、 (1)水素; (2)低級アルコキシ基; (3)低級アルケニル基またはシアノ低級アルケニル
基; (4)高級アルキル基またはアミノ高級アルキル基; (5)置換されていてもよい低級アルキル基; (6)カルボキシ低級アルコキシ基; (7)置換されたアミノ基; (8)ヒドロイソシンノリデニルで置換されたイミノ
基; (9)置換されていてもよい炭素環基; (10)置換されていてもよい複素環基; (B)
【0077】
【化66】
【0078】[式中、
【0079】
【化67】
【0080】は置換されていてもよい窒素含有複素環
基; (C)アリールアミノまたはハロゲンで置換された低級
アルカノイル; (D)置換されていてもよい低級アルキル基; (E)アリール低級アルケニル基; (F)アル低級アルキルアミノ基; (G)置換されていてもよいアリール; (H)カルボキシまたは保護されたカルボキシ;を意味
する」で示される化合物。 (二)式(I)の目的化合物の好ましい例としては、以
下のもの:R2ないしR6が、水素または下記(A)ない
し(H)で示される基、 (A)
【0081】
【化68】
【0082】「式中、R7およびR8はそれぞれ下記
(1)ないし(11)で示される基、但し同時に水素で
あることは無い、 (1)水素; (2)低級アルコキシ基; (3)低級アルケニル基またはシアノ低級アルケニル
基; (4)高級アルキル基またはアミノ高級アルキル基; (5)低級アルキル基であり、該低級アルキル基は以下
の1.から26.よりなる群から選択された1個または
それ以上の置換基を有していてもよい、 1. 低級アルコキシ、 2. 低級アルコキシカルボニル、 3. カルボキシ、 4. ヒドロキシ、 5. アミノ、 6. ハロゲン、 7. ハロカルボニル、 8. シアノ、 9. スルファニルオキシ、 10. スルファニル、 11. メルカプト、 12. 低級アルキルチオ、 13. 低級アルコキシまたは低級アルキルで置換され
たシリル、 14. 低級シクロアルキル、 15. フェニル、 16. ナフチル、 17. ナフチルアミノ、 18. ベンゾ低級シクロアルキル、 19. ピロリジニル、 20. ピペリジニル、 21. インドリル、 22. モルホリニル、 23. イミダゾリル、 24. ピリジル、 25. ベンゾイミダゾリル、 26. 低級アルカノイル、 ここで上記炭素環または複素環基の各々は以下の[1]
から[11]よりなる群から選択された1個または2個
の適当な置換基を有していてもよい; [1]ハロゲン、[2]低級アルコキシ、[3]オキ
ソ、[4]ニトロ、[5]ヒドロキシ、[6]カルボキ
シ、[7]スルファモイル、[8]低級アルキル、
[9]ハロフェニル、[10]イミノ保護基、[11]
複素環、 (6)カルボキシ低級アルコキシ基; (7)以下の1.ないし5.から選ばれる置換されたア
ミノ基; 1. 低級アルキルアミノ基、 2. 低級アルコキシカルボニル低級アルキルアミノ
基、 3. フェニル低級アルキルアミノ基、 4. 低級シクロアルキルアミノ基、または 5. フェニルアミノ基であり、 上記フェニル基は [1]低級アルキル、[2]カルボキシ、[3]ハロゲ
ン、および[4]ハロ低級アルコキシ(4−トリフルオ
ロメトキシ)、よりなる群から選択された1個またはそ
れ以上の適当な置換基を有していてもよい、 (8)ヒドロイソシンノリデニルで置換されたイミノ
基; (9)フェニル基または15−クラウン−5−4'−イ
ル基であり、該フェニル基は以下の1.から23.より
なる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換
基を有していてもよい; 1. 低級アルキル、 2. 低級アルコキシ、 3. ヒドロキシ、 4. モノ(またはジ)低級アルキルアミノ、 5. ヒドロキシ低級アルキル、 6. 低級アルカノイル、 7. 低級アルコキシカルボニルアミノおよびカルボキ
シで置換された低級アルキル、 8. カルボキシ低級アルキル、 9. ハロ低級アルコキシ、 10. ハロゲン、 11. アミノ、 12. ニトロ、 13. ハロアルキル、 14. メルカプト、 15. カルボキシ、 16. シアノ、 17. 低級アルキルで置換されていてもよいフェノキ
シ、 18. フェニル、 19. シアノおよびフェニルで置換された低級アルキ
ル、 20. 低級アルカノイルアミノ、 21. アリールスルホニルアミノ、 22. アダマンタニルカルバモイル、および 23. アミノまたはハロゲンで任意に置換されたベン
ゾイル、 (10)以下の1.から5.から選択される炭素環基; 1. ナフチル基、 2. ベンゾ低級シクロまたは高級アルキル基、 3. フルオレニル基、 4. 低級シクロアルキル基、または 5. アダマンタニル基、 その各々は [1]ヒドロキシ、[2]ハロゲン、[3]低級アルコ
キシ、[4]アミノ、および[5]オキソ、よりなる群
から選択された1個または2個の置換基を有していても
よい; (11)以下の1.から24.から選ばれる複素環基; 1. チアゾリル基、 2. ピラゾリル基、 3. イソオキサゾリル基、 4. ピリジル基、 5. ジヒドロチアゾリル基、 6. ピリミジニル基、 7. テトラゾリル基、 8. イミダゾリル基、 9. ピリダジニル基、 10. トリアゾリル基、 11. ピロリジニル基、 12. ピペラジニル基、 13. キノリル基、 14. イソキノリル基、 15. シンノリニル基、 16. ベンズイミダゾリル基、 17. ベンズオキサゾリル基、 18. ベンゾチアゾリル基、 19. チアジアゾリル基、 20. ベンゾピラゾリル基、 21. 4,5−ジヒドロピラゾリル基、 22. 1,2,3,4−テトラヒドロピリミジニル
基、 23. チアゾリジニル基、または 24. インドリル基、 その各々は、[1]カルバモイルで置換されていてもよ
い低級アルキル、[2]ハロゲン、[3]低級アルコキ
シ、[4]ニトロ、[5]低級アルカノイル、[6]ア
ミノ、[7]ヒドロキシ、[8]低級アルキルチオ、
[9]ハロ低級アルキル、[10]ハロゲンを有してい
てもよいフェニル[11]低級アルコキシカルボニル低
級アルキル、[12]オキソ、[13]チオキソ、より
なる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換
基を有していてもよい;を意味する。」、 (B)
【0083】
【化69】
【0084】[式中、
【0085】
【化70】
【0086】は以下の1.から12.で示される窒素含
有複素環基; 1. ピペリジニル基、 2. ピペラジニル基、 3. ペルヒドロチアジニル基、 4. ペルヒドロジアゼピニル基、 5. ピロリジニル基、 6. ヘプタヒドロアゼピニル基、 7. 1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基、 8. 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル基、 9. ジヒドロイソキノリル基、 10. 1,2,3,6−テトラヒドロピリジル基、 11. 2,3−ジヒドロインドリル基、および 12. 1,2,3,4−テトラヒドロカルボリニル
基、 該複素環基は、[1]低級アルコキシ、[2]ヒドロキ
シ、[3]低級アルキル、[4]ヒドロキシ低級アルキ
ル、[5]ハロゲン、[6]ニトロ、[7]低級アルコ
キシカルボニル[8]低級アルカノイル、[9]低級シ
クロアルキル、[10]低級アルコキシ低級アルキル
(メトキシメチル)、および[11]低級アルキルまた
はハロゲンで任意に置換されたフェニル、よりなる群か
ら選択された1個またはそれ以上の置換基を有していて
もよい、 (C)ナフチルアミノまたはハロゲンで置換された低級
アルカノイル、 (D)以下の1.ないし6.から選ばれる置換されたア
ルキル基; 1. アミノ低級アルキルであり、該アミノは以下a)
〜j)の基により置換されていてもよい、 a)高級アルキル、 b)置換されていてもよいフェニルで置換された低級シ
クロアルキル低級アルキル、 c)置換されていてもよいフェニル低級アルキル、 d)低級アルキルで置換されていてもよい複素環基低級
アルキル、 e)低級アルキルで置換されていてもよい複素環基およ
びヒドロキシで置換された低級アルキル、 f)低級アルコキシで置換されたベンゾ低級シクロまた
は高級アルキル低級アルキル、 g)低級アルコキシで置換されたベンゾ低級シクロまた
は高級アルキル、 h)ハロゲンで置換されていてもよいアリール、 i)低級アルキルで置換されていてもよいアリールスル
ホニル、 j)ヒドロキシで置換されたベンゾ低級シクロまたは高
級アルキル低級アルキル、該ベンゾ低級シクロまたは高
級アルキルはハロゲンまたは低級アルキルされている、 2. N−低級アルコキシカルボニル−N−(低級アル
コキシで置換されたベンゾ低級または高級シクロアルキ
ル低級アルキル)アミノ低級アルキル、該ベンゾ低級ま
たは高級シクロアルキルはヒドロキシで置換されていて
もよい、 3. ヒドロキシおよびアリールからなる置換基で置換
された低級アルキル基、 4. アロイルで置換された低級アルキル基、 5. カルボキシ低級アルキル、または保護されたカル
ボキシ低級アルキル、 6. 低級アルコキシベンゾ低級または高級シクロアル
キルで置換されたカルバモイル低級アルキル、 (E)フェニル低級アルケニル基; (F)フェニル低級アルキルアミノ基; (G)ハロゲン、低級アルキルまたは低級アルコキシで
置換されていてもよいフェニル; (H)カルボキシまたは保護されたカルボキシ、を意味
する」で示される化合物。 (三)式(I)の目的化合物の好ましい例としては、以
下のもの:R2ないしR6が、水素または下記(A)ない
し(H)で示される基、 (A)
【0087】
【化71】
【0088】「式中、R7およびR8はそれぞれ下記
(1)ないし(11)で示される基、但し同時に水素で
あることは無い、 (1)水素; (2)低級アルコキシ基; (3)低級アルケニル基またはシアノ低級アルケニル
基; (4)高級アルキル基またはアミノ高級アルキル基; (5)低級アルキル基であり、該低級アルキル基は以下
の1.から26.よりなる群から選択された1個または
それ以上の置換基を有していてもよい、 1. 低級アルコキシ、 2. 低級アルコキシカルボニル、 3. カルボキシ、 4. ヒドロキシ、 5. アミノ、 6. ハロゲン、 7. ハロカルボニル、 8. シアノ、 9. スルフォキシ、 10. スルフォ、 11. メルカプト、 12. 低級アルキルチオ、 13. 低級アルコキシまたは低級アルキルで置換され
たシリル、 14. 低級シクロアルキル、 15. フェニル、 16. ナフチル、 17. ナフチルアミノ、 18. ベンゾ低級シクロアルキル、 19. ピロリジニル、 20. ピペリジニル、 21. インドリル、 22. モルホリニル、 23. イミダゾリル、 24. ピリジル、 25. ベンゾイミダゾリル、 26. 低級アルカノイル、 ここで上記炭素環または複素環基の各々は以下の[1]
から[11]よりなる群から選択された1個または2個
の適当な置換基を有していてもよい; [1]ハロゲン、[2]低級アルコキシ、[3]オキ
ソ、[4]ニトロ、[5]ヒドロキシ、[6]カルボキ
シ、[7]スルファモイル、[8]低級アルキル、
[9]ハロフェニル、[10]トリチル [11]インドリル (6)カルボキシ低級アルコキシ基; (7)以下の1.ないし5.から選ばれる置換されたア
ミノ基; 1. 低級アルキルアミノ基、 2. 低級アルコキシカルボニル低級アルキルアミノ
基、 3. フェニル低級アルキルアミノ基、 4. 低級シクロアルキルアミノ基、または 5. フェニルアミノ基であり、 該フェニル基は[1]低級アルキル、[2]カルボキ
シ、[3]ハロゲン、および[4]ハロ低級アルコキシ よりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な
置換基を有していてもよい (8)ヒドロイソシンノリデニルで置換されたイミノ
基; (9)フェニル基または15−クラウン−5−4'−イ
ルであり、該フェニル基は以下の1.から23.よりな
る群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基
を有していてもよい; 1. 低級アルキル、 2. 低級アルコキシ、 3. ヒドロキシ、 4. モノ(またはジ)低級アルキルアミノ、 5. ヒドロキシ低級アルキル、 6. 低級アルカノイル、 7. 低級アルコキシカルボニルアミノおよびカルボキ
シで置換された低級アルキル、 8. カルボキシ低級アルキル、 9. ハロ低級アルコキシ、 10. ハロゲン、 11. アミノ、 12. ニトロ、 13. ハロアルキル、 14. メルカプト、 15. カルボキシ、 16. シアノ、 17. 低級アルキルで置換されていてもよいフェノキ
シ、 18. フェニル、 19. シアノおよびフェニルで置換された低級アルキ
ル、 20. 低級アルカノイルアミノ、 21. フェニルスルホニルアミノ、 22. アダマンタニルカルバモイル、および 23. アミノまたはハロゲンで任意に置換されたベン
ゾイル; (10)以下の1.ないし5.から選ばれる炭素環基; 1. ナフチル基であり、ヒドロキシ、ハロゲンまたは
アミノで置換されていてもよい、 2. ベンゾ低級または高級シクロアルキル基であり、
ヒドロキシまたは低級アルコキシからなる基で置換され
ていてもよい、 3. オキソで置換されていてもよいフルオレニル基、
またはアミノまたはオキソで置換されていてもよいアン
トラセニル基、 4. 低級シクロアルキル基であり、ヒドロキシで置換
されていてもよい、 5. アダマンタニル基、 その各々は [1]ヒドロキシ、[2]ハロゲン、[3]低級アルコ
キシ、[4]アミノ、および[5]オキソ よりなる群から選択された1個または2個の置換基を有
していてもよい; (11)以下の1.ないし24.から選ばれる複素環
基; 1. チアゾリル基であり、低級アルキル、低級アルカ
ノイル、ハロゲンおよび低級アルコキシカルボニル低級
アルキルからなる置換基で置換されていてもよい、 2. ピラゾリル基であり、低級アルキル、フェニルお
よびハロフェニルからなる置換基で置換されていてもよ
い、 3. イソオキサゾリル基であり、低級アルキルで置換
されていてもよい、 4. ピリジル基であり、低級アルキル、低級アルコキ
シ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、アミノおよびハロ
低級アルキルからなる置換基で置換されていてもよい、 5. ジヒドロチアゾリル基、 6. ピリミジニル基であり、ハロゲンおよびヒドロキ
シからなる置換基で置換されていてもよい、 7. テトラゾリル基、 8. イミダゾリル基であり、カルバモイル低級アルキ
ルで置換されていてもよい、 9. ピリダジニル基であり、ハロゲンで置換されてい
てもよい、 10. トリアゾリル基、 11. ピロリジニル基、 12. ピペラジニル基であり、低級アルキルで置換さ
れていてもよい、 13. キノリル基であり、ニトロまたはヒドロキシで
置換されていてもよい、 14. イソキノリル基、 15. シンノリニル基、 16. ベンズイミダゾリル基、 17. ベンズオキサゾリル基であり、ハロゲンで置換
されていてもよい、 18. ベンゾチアゾリル基であり、低級アルキルで置
換されていてもよい、 19. チアジアゾリル基であり、低級アルキルで置換
されていてもよい、 20. ベンゾピラゾリル基、 21. 4,5−ジヒドロピラゾリル基であり、フェニ
ルおよびオキソからなる置換基で置換されていてもよ
い、 22. 1,2,3,4−テトラヒドロピリミジニル基
であり、アミノおよびオキソからなる置換基で置換され
ていてもよい、 23. チアゾリジニル基であり、チオキソおよびオキ
ソからなる置換基で置換されていてもよい、または 24. インドリル基、を意味する。」、 (B)
【0089】
【化72】
【0090】[式中、
【0091】
【化73】
【0092】は以下の1.ないし12.から選ばれる複
素環基; 1. ピペリジニル基であり、ヒドロキシおよびハロゲ
ンからなる置換基で置換されていてもよい、 2. ピペラジニル基であり、低級アルカノイル、低級
アルコキシカルボニルアミノ、フェニル、ハロフェニ
ル、および低級シクロアルキルからなる置換基で置換さ
れていてもよい、 3. ペルヒドロチアジニル基であり、低級アルコキシ
カルボニルで置換されていてもよい、 4. ペルヒドロジアゼピニル基、 5. ピロリジニル基であり、ヒドロキシ低級アルキル
および低級アルコキシからなる置換基で置換されていて
もよい、 6. ヘプタヒドロアゼピニル基、 7. 1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基、 8. 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル基で
あり、低級アルコキシおよびヒドロキシからなる置換基
で置換されていてもよい、 9. ジヒドロイソキノリル基、 10. 1,2,3,6−テトラヒドロピリジル基であ
り、フェニルで置換されていてもよい、 11. 2,3−ジヒドロインドリル基であり、ニトロ
で置換されていてもよい、および 12. 1,2,3,4−テトラヒドロカルボリニル基
であり、低級アルコキシで置換されていてもよい、 (C)ナフチルアミノまたはハロゲンで置換された低級
アルカノイル、 (D)以下の1.ないし6.から選ばれる置換されてい
てもよい低級アルキル基; 1. アミノ低級アルキルであり、該アミノは以下a)
〜j)の基により置換されていてもよい; a)高級アルキル、 b)置換されていてもよいフェニルで置換された低級シ
クロアルキル低級アルキル、 c)置換(クロロ、メトキシ等)されていてもよいフェ
ニル低級アルキル、 d)低級アルキル(メチル等)で置換されていてもよい
複素環基低級アルキル、 e)低級アルキルで置換されていてもよい複素環基およ
びヒドロキシで置換された低級アルキル、 f)低級アルコキシで置換されたベンゾ低級または高級
シクロアルキル低級アルキル、該ベンゾシクロアルキル
は置換されていてもよい、 g)低級アルコキシで置換されたベンゾ低級または高級
シクロアルキル、 h)ハロゲン(クロロ等)で置換されていてもよいフェ
ニル、 i)低級アルキルで置換されていてもよいフェニルスル
ホニルまたはナフチルスルホニル、 j)ヒドロキシで置換されたベンゾ低級または高級シク
ロアルキル低級アルキル、該ベンゾ低級または高級シク
ロアルキルはハロゲンまたは低級アルキルで置換されて
いる、 2. N−低級アルコキシカルボニル−N−(低級アル
コキシで置換されたベンゾ低級または高級シクロアルキ
ル低級アルキル)アミノ低級アルキル、該ベンゾ低級ま
たは高級シクロアルキルはヒドロキシで置換されていて
もよい、 3. ヒドロキシおよびフェニルからなる置換基で置換
された低級アルキル基、 4. フェニル低級アルカノイルで置換された低級アル
キル基、 5. カルボキシ低級アルキル、または保護されたカル
ボキシ低級アルキル、 6. 低級アルコキシベンゾ低級または高級シクロアル
キルで置換されたカルバモイル低級アルキル、 (E)フェニル低級アルケニル基、 (F)アル低級アルキルアミノ基、 (G)ハロゲン、低級アルキル、または低級アルコキシ
で置換されていてもよいフェニル、 (H)カルボキシまたは保護されたカルボキシ、を意味
する。」で示される化合物。 (四)式(I)の目的化合物の好ましい例としては、以
下のもの: R1がハロゲン、Wが−S−、R2ないしR6が、水素ま
たは下記(A)ないし(H)で示される基、 (A)
【0093】
【化74】
【0094】「式中、R7が水素、R8が下記(2)ない
し(12)で示される基、 (2)低級アルコキシ基;(メトキシ等) (3)低級アルケニル基またはシアノ低級アルケニル
基;(アリル、1−メチル−2−シアノビニル等)、 (4)高級アルキル基またはアミノ高級アルキル基;
(デシル、アミノオクチル、アミノデシル、アミノドデ
シル等) (5)低級または高級アルキル基 (メチル、エチル、
プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1,1−ジメチ
ルエチル、2,2、−ジメチルエチル、1,1−ジメチ
ルプロピル、デシル等);低級アルコキシ低級アルキル
基 (メトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシエ
チル、2,2−ジメトキシエチル等);低級アルコキシ
カルボニル低級アルキル基 (メトキシカルボニルメチ
ル、エトキシカルボニルメチル、2-(エトキシカルボニ
ル)エチル、エトキシカルボニルプロピル、1−(t−
ブトキシカルボニルー3−メチルブチル、ビス(エトキ
シカルボニル)メチル等);カルボキシ低級アルキル基
(カルボキシメチル、カルボキシプロピル等);カル
ボキシおよびヒドロキシで置換された低級アルキル基
(1−カルボキシ−3−ヒドロキシプロピル等);低級
アルキルチオおよびカルボキシで置換された低級アルキ
ル基 (1−カルボキシ−3−メチルチオプロピル
等);カルボキシおよびニトロフェニルで置換された低
級アルキル基 (1−カルボキシ−2−ニトロフェニル
エチル等);モノまたはジフェニル低級アルキル基
(ベンジル、2-フェニルエチル、1,2-ジフェニルエ
チル等);ナフチル低級アルキル基 (1−ナフチルメ
チル、1-(1-ナフチル)エチル等);ニトロフェニル低
級アルキル基 (4−ニトロフェニルメチル等);モノ
またはジ低級アルコキシフェニル低級アルキル基 (2
−または3−または4−メトキシベンジル、2−(4-
メトキシフェニル)エチル、2,4−ジメトキシベンジ
ル等);カルボキシおよびフェニルで置換された低級ア
ルキル基 (2−カルボキシ−1−フェニルエチル
等);カルボキシ低級シクロアルキルで置換された低級
アルキル基 (4−カルボキシシクロヘキシルメチル
等);モノまたはジヒドロキシ低級アルキル基 (2−
または3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチ
ル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、2,3
−ジヒドロキシプロピル、1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−3−ヒドロキシプロピル等);ヒドロキシおよび
フェニルで置換された低級アルキル基 (2−ヒドロキ
シ−1−フェニルエチル、2−ヒドロキシ−2−フェニ
ルエチル、1,3−ジヒドロキシ−1−フェニルプロピ
ル等);アミノおよびヒドロキシで置換された低級アル
キル基 (3−アミノ−2−ヒドロキシプロピル等);
アミノ低級アルキル基 (2−アミノプロピル、4−ア
ミノブチル、2−アミノ−2−メチルプロピル等);シ
アノ低級アルキル基 (シアノメチル等);シアノおよ
びフェニルで置換された低級アルキル基(1−フェニル
−3−シアノプロピル等);ハロ低級アルキル基(ブロ
モエチル等);ハロカルボニルおよびフェニルで置換さ
れた低級アルキル基(1−クロロカルボニル−1−フェ
ニルメチル等);スルフォキシ低級アルキル基(2−ス
ルフォキシエチル(−CH2CH2−O−SO3H)
等);スルフォ低級アルキル基(2−スルフォエチル
(−CH2CH2−SO3H)等);メルカプト低級アル
キル基(2−メルカプトエチル等);トリ低級アルコキ
シシリル低級アルキル基(3−トリメトキシシリルプロ
ピル等);ヒドロキシおよび低級アルコキシで置換され
たベンゾシクロ低級または高級シクロアルキル低級アル
キル基(8−ヒドロキシ−2−メトキシベンゾシクロヘ
プタン−8−イルメチル、7−ヒドロキシ−2−または
3−メトキシ−ベンゾシクロペンタン−7−イルメチル
等);オキソピロリジニル低級アルキル基(3−(2−
オキソピロリジン−1−イル)プロピル)等;ピペリジ
ニル低級アルキル基(2−(ピペリジン−1−イル)エ
チル、ピペリジン−4−イルメチル等);インドリル低
級アルキル基(2−(インドール−2−または3−イ
ル)エチル等);モルホリニル低級アルキル基(3−
(モルホリン−4−イル)プロピル等);イミダゾリル
低級アルキル基(3−(イミダゾール−1−イル)プロ
ピル、イミダゾール−4−イルメチルまたはエチル
等);トリチルイミダゾリル低級アルキル基(1−トリ
チルイミダゾール−4−イルメチル等);ピリジル低級
アルキル基(ピリジルエチル等);低級アルキルピリジ
ル低級アルキル基(2−メチルピリジン−6−イルメチ
ル等);ヒドロキシおよび低級アルキルピリジルで置換
された低級アルキル基(2−ヒドロキシ−2−(2−メ
チル−ピリジン−6−イル)エチル等);ベンゾイミダ
ゾリル低級アルキル基(ベンゾイミダゾール−1−イル
エチルまたはプロピル、ベンゾイミダゾール−2−イル
メチル等);インドリルピペリジニル低級アルキル基
(4−(インドール−3−イル)ピペリジン−1−イル
エチル等);スルファモイルフェニル低級アルキル基
(2−(4−スルファモイルフェニル)エチル、3−
(4−スルファモイルフェニル)プロピル等);カルボ
キシフェニル低級アルキル基(4−カルボキフェニルメ
チル等);モノまたはジハロフェニル低級アルキル基
(4−クロロフェニルメチル、2−(4−クロロフェニ
ル)エチル、2,4−または3,4−ジクロロフェニル
メチル等);低級アルキルフェニル低級アルキル基(4
−メチルベンジル等);ハロフェニル低級シクロアルキ
ル低級アルキル基(1−(4−クロロフェニル)シクロ
ブチルメチル等);ナフチルアミノ低級アルキル基(2
−(1−ナフチルアミノ)エチル等);低級アルカノイ
ル低級アルキル基(ホルミルメチル等); (6)カルボキシ低級アルコキシ基;(カルボキシメト
キシ等) (7)以下から選ばれる置換されたアミノ基、 1. 低級アルキルアミノ基(エチルアミノ、t−ブチ
ルアミノ等)、 2. 低級アルコキシカルボニル低級アルキルアミノ基
(エトキシカルボニルメチルアミノ等)、 3. フェニル低級アルキルアミノ基(ベンジルアミノ
等)、 4. 低級シクロアルキルアミノ基(シクロヘキシルア
ミノ等)、 5. 低級アルキルフェニル低級アルキルアミノ基(2
−または−3−または−4−メチルフェニルアミノ、4
−イソプロピルフェニルアミノ、4−t−ブチルフェニ
ルアミノ等)、カルボキシフェニル低級アルキルアミノ
基(4−カルボキシフェニルアミノ等)、モノまたはジ
ハロフェニル低級アルキルアミノ基(3−または4−ブ
ロモフェニルアミノ、4−フルオロフェニルアミノ、
2,4−ジフルオロフェニルアミノ、4−クロロフェニ
ルアミノ等)、トリハロ低級アルコキシフェニルアミノ
基(4−トリフルオロメトキシフェニルアミノ等); (8)ヒドロイソシンノリデニル((4−ヒドロイソシ
ンノリデニル;
【0095】
【化75】
【0096】、等)で置換されたイミノ基;(4−ヒド
ロイソシンノリデニルイミノ等) (9)以下から選ばれる置換されていてもよいフェニル
基、 ・ フェニル基、 ・ モノまたはジ低級アルキルフェニル基(2−または
3−または4−メチルフェニル、5−エチルフェニル、
2,4−または3,4−ジメチルフェニル、4−イソプ
ロピルフェニル等)、 ・ 低級アルコキシフェニル基(2−メトキシフェニル
等)、 ・ ヒドロキシフェニル基(3−または4−ヒドロキシ
フェニル等)、 ・ モノ(またはジ)低級アルキルアミノフェニル基
(4−ジエチルアミノフェニル等)、 ・ ヒドロキシ(低級)アルキルフェニル基(4−(2
−ヒドロキシエチル)フェニル等)、 ・ 低級アルカノイルフェニル基(2−または3−アセ
チルフェニル等)、 ・ (低級アルコキシカルボニルアミノおよびカルボキ
シで置換された低級アルキル)で置換されたフェニル基
(2−カルボキシ−2−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)エチルフェニル等)、 ・ カルボキシ低級アルキルフェニル基(3−カルボキ
シメチルフェニル等)、・ ハロ低級アルコキシフェニ
ル基(2−または3−トリフルオロメトキシフェニル、
4-ジフルオロメトキシフェニル等)、 ・ ハロフェニル基(3−クロロフェニル、4−フルオ
ロフェニル、2−ブロモフェニル、3−ヨードフェニル
等)、 ・ アミノフェニル基、 ・ ニトロフェニル基(2−または3−ニトロフェニル
等)、 ・ ハロアルキルフェニル基(3,5−ジトリフルオロ
メチルフェニル等)、 ・ メルカプトフェニル基(2−または3−または4−
メルカプトフェニル等)、 ・ カルボキシフェニル基(3−カルボキシフェニル
等)、 ・ シアノフェニル基(3,4−ジシアノフェニル
等)、 ・ 低級アルキル(メチル)で置換されていてもよいフ
ェノキシフェニル基(2−または3−または4−フェノ
キシフェニル、4−(4−メチルフェノキシ)フェニル
等)、 ・ フェニルフェニル基、 ・ シアノおよびフェニルで置換された低級アルキルフ
ェニル基(4−(1−シアノ−1−フェニルメチル)フ
ェニル等)、 ・ 低級アルカノイルアミノフェニル(3−アセチルア
ミノフェニル等)、 ・ フェニルスルホニルアミノフェニル(3−フェニル
スルホニルアミノフェニル等)、 ・ アダマンタニルカルバモイルフェニル(3−アダマ
ンタニルカルバモイルフェニル等)、 ・ アミノまたはハロゲンで任意に置換されたベンゾイ
ルフェニル基(2−または3−または4−ベンゾイルフ
ェニル、2−(4−クロロベンゾイル)フェニル、4−
(4−アミノベンゾイル)フェニル等)、 ・ 低級アルキルおよびハロゲンで置換されたフェニル
基(3−クロロ−4−メチルフェニル、3−クロロ−2
−メチルフェニル、4−クロロ−2−メチルフェニル、
5−クロロ−2−メチルフェニル、2−フルオロ−5−
メチルフェニル、3−フルオロ−4−メチルフェニル、
3−ブロモ−4−メチルフェニル、4−ブロモ−3−メ
チルフェニル等)、 ・ ハロゲンおよびハロ低級アルキルフェニル基(4−
フルオロ−2−または3−トリフルオロメチルフェニ
ル、4−クロロ−2−トリフルオロメチルフェニル、2
−クロロ−4−トリフルオロメチルフェニル、4−クロ
ロ−3−トリフルオロメチルフェニル等)、 ・ 低級アルキルおよびヒドロキシで置換されているフ
ェニル基(2−メチル−4−ヒドロキシフェニル、4−
メチル−2−ヒドロキシフェニルフェニル等)、 ・ アミノおよびニトロで置換されているフェニル基
(4−アミノ−3−ニトロフェニル等)、 ・ ハロゲンおよびヒドロキシで置換されているフェニ
ル基(2−クロロ−5−ヒドロキシフェニル、5−クロ
ロ−2−ヒドロキシフェニル、4−クロロ−2−ヒドロ
キシフェニル等)、 ・ 低級アルキルおよびヒドロキシで置換されているフ
ェニル基(2−ヒドロキシ−5−エチルフェニル等)、 ・ ニトロおよびヒドロキシで置換されているフェニル
基(4−ヒドロキシ−2−ニトロフェニル、4−ヒドロ
キシ−3−ニトロフェニル、2−ヒドロキシ−4−ニト
ロフェニル、5−ヒドロキシ−2−ニトロフェニル、5
−ヒドロキシ−4−ニトロフェニル、2−ヒドロキシ−
5−ニトロフェニル等)、 ・ アロイルおよびハロゲンで置換されているフェニル
基(4−クロロ−2−ベンゾイルフェニル等)、 ・ アロイルおよびニトロで置換されているフェニル基
(4−ニトロ−2−ベンゾイルフェニル等)、 ・ アミノおよびアロイルで置換されているフェニル基
(2−アミノ−4−ベンゾイル等)、 ・ 低級アルコキシおよびハロゲンで置換されているフ
ェニル基(2−メトキシ−5−クロロフェニル等)、 ・ 低級アルキルおよびニトロで置換されているフェニ
ル基(2−メチル−3−ニトロフェニル、3−メチル−
2−ニトロフェニル、2−メチル−5−ニトロフェニル
等)、 ・ ハロゲンおよびニトロで置換されているフェニル基
(2−フルオロ−5−ニトロフェニル、4−フルオロ−
2−ニトロフェニル、4−フルオロ−3−ニトロフェニ
ル、5−クロロ−2−ニトロフェニル等)、 ・ ニトロおよびハロ低級アルコキシで置換されている
フェニル基(2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシフ
ェニル等)、 ・ カルボキシおよびハロゲンで置換されているフェニ
ル基(4−フルオロ−2−カルボキシフェニル等)、 ・ カルボキシおよびニトロで置換されているフェニル
基(5−カルボキシ−3−ニトロフェニル等)、 ・ シアノおよびハロゲンで置換されているフェニル基
(3−クロロ−4−シアノフェニル等)、 ・ (シアノおよびフェニルで置換された低級アルキ
ル)で置換されたフェニル(4−(1−シアノ−1−フ
ェニルメチル)フェニル、等) ・ (カルボキシおよび低級アルコキシカルボニルアミ
ノで置換された低級アルキル)で置換されたフェニル基
(2−カルボキシ−2−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)エチルフェニル等)、 または ・ ベンゾ−15−クラウン−5−4’−イル(ベンゾ
−15−クラウン−5−4’−イル)、 (10)以下の炭素環基、 1. ナフチル基であり、ヒドロキシ、ハロゲンまたは
アミノで置換されていてもよい(1−ナフチル、2−ま
たは4−または−5−ヒドロキシ−1−ナフチル、4−
クロロまたはブロモ−1−ナフチル、5−または8−ア
ミノ−1−ナフチル等)、 2. ベンゾシクロ低級または高級アルキル基であり、
ヒドロキシまたは低級アルコキシからなる基で置換され
ていてもよい(1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、
2−ヒドロキシベンゾシクロペンタン−1−イル、2−
メトキシベンゾシクロヘキサン−8−イル、8−ヒドロ
キシ−2−メトキシベンゾシクロヘキサン−8−イル、
2−メトキシベンゾシクロへプタン−8−イル等)、 3. フルオレニル基であり、オキソで置換されていて
もよい(9−オキソ−フルオレニル等)またはアントラ
セニル基であり、アミノまたはオキソで置換されていて
もよい(9,10−ジオキソアントラセニル、7−アミ
ノ−9,10−ジオキソアントラセニル等)、 4. シクロ低級アルキル基であり、ヒドロキシで置換
されていてもよい(2−ヒドロキシシクロヘキシル等)、 5. アダマンタニル基、 (11)以下の複素環基、 1. チアゾリル基であり、低級アルキル、低級アルカ
ノイル、ハロゲンおよび低級アルコキシカルボニル低級
アルキルからなる置換基で置換されていてもよい(チア
ゾール−2−イル、5−メチルチアゾール−2−イル、
4−メチル−5−アセチルチアゾール−2−イル、5−
ブロモチアゾール−2−イル、5−エトキシカルボニル
メチルチアゾール−2−イル等)、 2. ピラゾリル基であり、低級アルキル、フェニルお
よびハロフェニルからなる置換基で置換されていてもよ
い(ピラゾール−3−イル、5−メチルピラゾール−3
−イル、5−フェニルピラゾール−3−イル、5−(4
−クロロフェニル)ピラゾール−3−イル等)、 3. イソオキサゾリル基であり、低級アルキルで置換
されていてもよい(5−メチルイソオキサゾール−3−
イル、5−t−ブチルイソオキサゾール−3−イル
等)、 4. ピリジル基であり、低級アルキル、低級アルコキ
シ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、アミノおよびハロ
低級アルキルからなる置換基で置換されていてもよい
(ピリジル、3−または4−または5−または6−メチ
ルピリジン−2−イル、5−メトキシピリジン−2−イ
ル、5−クロロピリジン−2−イル、3,5−ジクロロ
ピリジン−2−イル、3−または5−ニトロピリジン−
2−イル、3−ヒドロキシピリジン−2−イル、6−ア
ミノピリジン−2−イル、5−トリフルオロメチルピリ
ジン−2−イル、3−クロロ−5−トリフルオロメチル
ピリジン−2−イル、2,3,5,6−テトラフルオロ
ピリジン−4−イル等)、 5. ジヒドロチアゾリル基(4,5−ジヒドロチアゾ
リル−2−イル等)、 6. ピリミジニル基であり、ハロゲンおよびヒドロキ
シからなる置換基で置換されていてもよい(ピリミジン
−2−イル、4−クロロ−6−ヒドロキシピリミジン−
2−イル等)、 7. テトラゾリル基(テトラゾリル−5−イル等)、 8. イミダゾリル基であり、カルバモイル低級アルキ
ルで置換されていてもよい(4−カルバモイルメチルイ
ミダゾール−5−イル等)、 9. ピリダジニル基であり、ハロゲンで置換されてい
てもよい(6−クロロピリダジン−3−イル等)、 10. トリアゾリル基(トリアゾール−1−イル
等)、 11. ピロリジニル基(ピロリジン−1−イル等)、 12. ピペラジニル基であり、低級アルキルで置換さ
れていてもよい(4−メチルピペラジン−1−イル
等)、 13. キノリル基であり、ニトロまたはヒドロキシで
置換されていてもよい(8−ニトロキノリン−6−イ
ル、8−ヒドロキシキノリン−6−イル等)、 14. イソキノリル基(イソキノリン−5−イル
等)、 15. シンノリニル基、 16. ベンズイミダゾリル基(ベンズイミダゾリル−
2−イル等)、 17. ベンズオキサゾリル基であり、ハロゲンで置換
されていてもよい(5−クロロベンゾオキサゾール−2
−イル等)、 18. ベンゾチアゾリル基であり、低級アルキルで置
換されていてもよい(6−メチルベンゾチアゾール−2
−イル等)、 19. チアジアゾリル基であり、低級アルキルで置換
されていてもよい(1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ル、5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ル、5−エチルチオ−1,3,4−チアジアゾール−2−
イル等)、 20. ベンゾピラゾリル基(ベンゾピラゾール−5−
または6−イル等)、 21. 4,5−ジヒドロピラゾリル基であり、フェニ
ルおよびオキソからなる置換基で置換されていてもよい
(1−フェニル−4,5−ジヒドロ−5−オキソ−ピラ
ゾール−3−イル等)、 22. 1,2,3,4−テトラヒドロピリミジニル基
であり、アミノおよびオキソからなる置換基で置換され
ていてもよい(5−アミノ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−2,5−ジオキソピリミジン−5−イル等)、 23. チアゾリジニル基であり、チオキソおよびオキ
ソからなる置換基で置換されていてもよい(2−チオキ
ソ−4−オキソチアゾリジン−3−イル等)、または 24. インドリル基(インドール−2−イル等)、を
意味するか、またはR7およびR8のそれぞれが上記
(2)、(5)、(9)または(11)で示される基を
意味する。」、 (B)
【0097】
【化76】
【0098】[式中、
【0099】
【化77】
【0100】は以下の1.ないし12.から選ばれる複
素環基である; 1. ピペリジニル基であり、ヒドロキシおよびハロゲ
ンからなる置換基で置換されていてもよい(4−(2−
ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イル、4−ブロモ
ピペリジン−1−イル、3−または4−ヒドロキシピペ
リジン−1−イル、4,4−ジヒドロキシピペリジン−
1−イル等)、 2. ピペラジニル基であり、低級アルカノイル、低級
アルコキシカルボニルアミノ、フェニル、ハロフェニ
ル、および低級シクロアルキルからなる置換基で置換さ
れていてもよい(ピペラジン−1−イル、4−アセチル
ピペラジン−1−イル、4−エトキシカルボニルピペラ
ジン−1−イル、4−フェニルピペラジン−1−イル、
4−(3−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル、4
−シクロヘキシルピペラジン−1−イル等)、 3. ペルヒドロチアジニル基であり、低級アルコキシ
カルボニルで置換されていてもよい(3−エトキシカル
ボニルペルヒドロチアジン−4−イル等)、 4. ペルヒドロジアゼピニル基(ペルヒドロ−1,4
−ジアゼピン−1−イル等)、 5. ピロリジニル基であり、ヒドロキシ低級アルキル
および低級アルコキシからなる置換基で置換されていて
もよい(2−ヒドロキシメチルピロリジン−1−イル、
2−メトキシメチルピロリジン−1−イル等)、 6. ヘプタヒドロアゼピニル基(ヘプタヒドロアゼピ
ン−1−イル等)、 7. 1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基、
(1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル
等)、 8. 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル基で
あり、低級アルコキシおよびヒドロキシからなる置換基
で置換されていてもよい(1,2,3,4−テトラヒド
ロイソキノリン−2−イル、6,7−ジメトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル、
6,7−ジヒドロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
イソキノリン−2−イル等)、 9. ジヒドロイソキノリル基、 10. 1,2,3,6−テトラヒドロピリジル基であ
り、フェニルで置換されていてもよい(4−フェニル−
1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−1−イル
等)、 11. 2,3−ジヒドロインドリル基であり、ニトロ
で置換されていてもよい(2,3−ジヒドロインドール
−1−イル、6−ニトロ−2,3−ジヒドロインドール
−1−イル等)、および 12. 1,2,3,4−テトラヒドロカルボリニル基
であり、低級アルコキシで置換されていてもよい(1,
2,3,4−テトラヒドロカルボリン−3−イル、6−
メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロカルボリン−
3−イル等)、 (C)ナフチルアミノ(1−ナフチルアミノ等)または
ハロゲン(ブロモ等)で置換された低級アルカノイル
(1−ナフチルアミノアセチル、ブロモアセチル等)、 (D)以下の1.ないし6.から選ばれる置換されてい
てもよいアミノ低級アルキル基; 1. 高級アルキルで置換されたアミノ低級アルキル;
(−CH2NH2(CH29CH3等)、ハロゲンで置換
されていてもよいフェニル低級シクロアルキル低級アル
キルで置換されたアミノ低級アルキル(1−(4−クロ
ロフェニル)シクロブチル)メチルアミノメチル等)、
ハロゲンまたは低級アルコキシで置換されていてもよい
フェニル低級アルキルで置換されたアミノ低級アルキル
(2−(ベンジルアミノ)エチル、2,4−または3,
4−ジクロロベンジルアミノメチル、2−(4−メトキ
シフェニル)エチルアミノメチル等)、インドリル低級
アルキルアミノ低級アルキル(2−(インドール−3−
イル)エチルアミノメチル等)、ヒドロキシおよび低級
アルキルピリジルで置換された低級アルキルで置換され
たアミノ低級アルキル(2−ヒドロキシ−2−(6−メ
チルピリジン−2−イル)エチルアミノメチル等)、ヒ
ドロキシで置換されていてもよい低級アルコキシベンゾ
低級または高級シクロアルキル低級アルキルで置換され
たアミノ低級アルキル(2−メトキシ−7−ヒドロキシ
ベンゾシクロペンタン−7−イルメチルアミノメチル、
2−メトキシ−8−ヒドロキシベンゾシクロヘキサン−
8−イルメチルアミノメチル等)、低級アルコキシで置
換されたベンゾ低級または高級シクロアルキルで置換さ
れたアミノ低級アルキル(2−メトキシベンゾシクロヘ
プタン−8−イルアミノメチル等)、ハロゲン(クロ
ロ)で置換されていてもよいフェニルで置換されたアミ
ノ低級アルキル((4−クロロ−1−ナフチル)アミノ
メチル等)、低級アルキルで置換されていてもよいフェ
ニルスルホニルまたはナフチルスルホニルで置換された
アミノ低級アルキル(4−メチルフェニルスルホニル)
アミノメチル、1−ナフチルスルホニルアミノメチル
等)、ハロゲンまたは低級アルキルで置換されているヒ
ドロキシベンゾ低級または高級シクロアルキル低級アル
キルで置換されたアミノ低級アルキル(2−クロロ−8
−ヒドロキシベンゾシクロヘキサン−8−イルメチルア
ミノメチル、2−メチル−8−ヒドロキシベンゾシクロ
ヘキサン−8−イルメチルアミノメチル等)、 2. N−(低級アルコキシカルボニル)−N−(低級
アルコキシおよびヒドロキシで置換されたベンゾ低級ま
たは高級シクロアルキル低級アルキル)アミノ低級アル
キル(N−t−ブトキシカルボニル−N−(2−メトキ
シ−8−ヒドロキシベンゾシクロヘキサン−8−イルメ
チル)アミノメチル等)、 3. ヒドロキシおよびフェニルからなる置換基で置換
された低級アルキル基(ベンジル、2−ヒドロキシ−2
−フェニルエチル等)、 4. アロイル(ベンゾイル)で置換された低級アルキ
ル基(ベンゾイルメチル)、 5. カルボキシ低級アルキル(カルボキシメチル
等)、または保護されたカルボキシ低級アルキル(メト
キシカルボニルメチル等)、 6. 低級アルコキシベンゾ低級または高級シクロアル
キル(2−メトキシベンゾシクロヘプタン−8−イル
等)で置換されたカルバモイル低級アルキル((2−メ
トキシベンゾシクロヘプタン−8−イル)カルバモイル
メチル等)、 (E)フェニル低級アルケニル基(2−フェニルビニル
等)、 (F)アル低級アルキルアミノ基(ベンジルアミノ
等)、 (G)置換(クロロ、メチル、またはメトキシ等)され
ていてもよいフェニル(4−クロロフェニル、4−メチ
ルフェニル、3−または4−メトキシフェニル等)、 (H)カルボキシ(または保護されたカルボキシ(エト
キシカルボニル、t-ブトキシカルボニル等)、で示さ
れる化合物。 (五)式(I)の目的化合物の好ましい例としては、以
下のもの:R1がクロロ、Wが−S−、R2ないしR
6が、水素または下記(A)ないし(H)で示される
基、 (A)
【0101】
【化78】
【0102】「式中、R7が水素、R8が下記(2)ない
し(12)で示される基、 (2)メトキシ (3)アリル、1−メチル−2−シアノビニル (4)デシル、アミノオクチル、アミノデシル、アミノ
ドデシル (5)以下の置換されていてもよい低級アルキル基、 ・メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチ
ル、1,1−ジメチルエチル、2,2、−ジメチルエチ
ル、1,1−ジメチルプロピル、デシル ・メトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシエチ
ル、2,2−ジメトキシエチル ・メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチ
ル、2-(エトキシカルボニル)エチル、エトキシカルボ
ニルプロピル、1−(t−ブトキシカルボニルー3−メ
チルブチル、ビス(エトキシカルボニル)メチル ・カルボキシメチル、カルボキシプロピル ・1−カルボキシ−3−ヒドロキシプロピル ・1−カルボキシ−3−メチルチオプロピル ・1−カルボキシ−2−ニトロフェニルエチル ・ベンジル、2-フェニルエチル、1,2-ジフェニルエ
チル ・1−ナフチルメチル、1-(1-ナフチル)エチル ・4−ニトロフェニルメチル ・2−または3−または4−メトキシベンジル、2−
(4-メトキシフェニル)エチル、2,4−ジメトキシベ
ンジル ・2−カルボキシ−1−フェニルエチル ・4−カルボキシシクロヘキシルメチル ・2−または3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシ
ブチル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、
2,3−ジヒドロキシプロピル、1−(2−ヒドロキシ
エチル)−3−ヒドロキシプロピル ・2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル、2−ヒドロキ
シ−2−フェニルエチル、1,3−ジヒドロキシ−1−
フェニルプロピル ・3−アミノ−2−ヒドロキシプロピル ・2−アミノプロピル、4−アミノブチル、2−アミノ
−2−メチルプロピル); ・シアノメチル ・1−フェニル−3−シアノプロピル ・ブロモエチル ・1−クロロカルボニル−1−フェニルメチル ・2−スルフォキシエチル(−CH2CH2−O−SO3
H) ・2−スルフォエチル(−CH2CH2−SO3H) ・2−メルカプトエチル ・3−トリメトキシシリルプロピル ・8−ヒドロキシ−2−メトキシベンゾシクロヘプタン
−8−イルメチル、7−ヒドロキシ−2−または3−メ
トキシ−ベンゾシクロペンタン−7−イルメチル ・3−(2−オキソピロリジン−1−イル)プロピル ・2−(ピペリジン−1−イル)エチル、ピペリジン−
4−イルメチル ・2−(インドール−2−または3−イル)エチル ・3−(モルホリン−4−イル)プロピル ・3−(イミダゾール−1−イル)プロピル、イミダゾ
ール−4−イルメチルまたはエチル ・1−トリチルイミダゾール−4−イルメチル ・ピリジルエチル ・2−メチルピリジン−6−イルメチル ・2−ヒドロキシ−2−(2−メチル−ピリジン−6−
イル)エチル ・ベンゾイミダゾール−1−イルエチルまたはプロピ
ル、ベンゾイミダゾール−2−イルメチル ・4−(インドール−3−イル)ピペリジン−1−イル
エチル ・2−(4−スルファモイルフェニル)エチル、3−
(4−スルファモイルフェニル)プロピル ・4−カルボキフェニルメチル ・4−クロロフェニルメチル、2−(4−クロロフェニ
ル)エチル、2,4−または3,4−ジクロロフェニル
メチル ・4−メチルベンジル ・1−(4−クロロフェニル)シクロブチルメチル ・2−(1−ナフチルアミノ)エチル ・ホルミルメチル (6)カルボキシメトキシ (7)以下の1.ないし5.から選ばれる置換されたア
ミノ基; 1. エチルアミノ、t−ブチルアミノ 2. エトキシカルボニルメチルアミノ 3. ベンジルアミノ 4. シクロヘキシルアミノ 5. 2−または−3−または−4−メチルフェニルア
ミノ、4−イソプロピルフェニルアミノ、4−t−ブチ
ルフェニルアミノ;4−カルボキシフェニルアミノ;3
−または4−ブロモフェニルアミノ、4−フルオロフェ
ニルアミノ、2,4−ジフルオロフェニルアミノ、4−
クロロフェニルアミノ;4−トリフルオロメトキシフェ
ニルアミノ (8)4−ヒドロイソシンノリデニルイミノ基 (9)以下の置換されていてもよいフェニル基; ・フェニル、 ・2−または3−または4−メチルフェニル、5−エチ
ルフェニル、2,4−または3,4−ジメチルフェニ
ル、4−イソプロピルフェニル ・2−メトキシフェニル ・3−または4−ヒドロキシフェニル ・4−ジエチルアミノフェニル ・4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル ・2−または3−アセチルフェニル ・2−カルボキシ−2−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)エチルフェニル ・3−カルボキシメチルフェニル ・2−または3−トリフルオロメトキシフェニル、4-
ジフルオロメトキシフェニル ・3−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、2−ブ
ロモフェニル、3−ヨードフェニル ・アミノフェニル ・2−または3−ニトロフェニル ・3,5−ジトリフルオロメチルフェニル ・2−または3−または4−メルカプトフェニル ・3−カルボキシフェニル ・3,4−ジシアノフェニル ・2−または3−または4−フェノキシフェニル、4−
(4−メチルフェノキシ)フェニル ・フェニルフェニル ・4−(1−シアノ−1−フェニルメチル)フェニル ・3−アセチルアミノフェニル ・3−フェニルスルホニルアミノフェニル ・3−アダマンタニルカルバモイルフェニル ・2−または3−または4−ベンゾイルフェニル、2−
(4−クロロベンゾイル)フェニル、4−(4−アミノ
ベンゾイル)フェニル ・3−クロロ−4−メチルフェニル、3−クロロ−2−
メチルフェニル、4−クロロ−2−メチルフェニル、5
−クロロ−2−メチルフェニル、2−フルオロ−5−メ
チルフェニル、3−フルオロ−4−メチルフェニル、3
−ブロモ−4−メチルフェニル、4−ブロモ−3−メチ
ルフェニル ・4−フルオロ−2−または3−トリフルオロメチルフ
ェニル、4−クロロ−2−トリフルオロメチルフェニ
ル、2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェニル、4
−クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル ・2−メチル−4−ヒドロキシフェニル、4−メチル−
2−ヒドロキシフェニルフェニル ・4−アミノ−3−ニトロフェニル ・2−クロロ−5−ヒドロキシフェニル、5−クロロ−
2−ヒドロキシフェニル、4−クロロ−2−ヒドロキシ
フェニル ・2−ヒドロキシ−5−エチルフェニル ・4−ヒドロキシ−2−ニトロフェニル、4−ヒドロキ
シ−3−ニトロフェニル、2−ヒドロキシ−4−ニトロ
フェニル、5−ヒドロキシ−2−ニトロフェニル、5−
ヒドロキシ−4−ニトロフェニル、2−ヒドロキシ−5
−ニトロフェニル ・4−クロロ−2−ベンゾイルフェニル ・4−ニトロ−2−ベンゾイルフェニル ・2−アミノ−4−ベンゾイル ・2−メトキシ−5−クロロフェニル ・2−メチル−3−ニトロフェニル、3−メチル−2−
ニトロフェニル、2−メチル−5−ニトロフェニル ・2−フルオロ−5−ニトロフェニル、4−フルオロ−
2−ニトロフェニル、4−フルオロ−3−ニトロフェニ
ル、5−クロロ−2−ニトロフェニル ・2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシフェニル ・4−フルオロ−2−カルボキシフェニル ・5−カルボキシ−3−ニトロフェニル ・3−クロロ−4−シアノフェニル ・4−(1−シアノ−1−フェニルメチル)フェニル ・2−カルボキシ−2−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)エチルフェニル ・ベンゾ−15−クラウン−5−4’−イル (10)以下の炭素環基; 1. 1−ナフチル、2−または4−または−5−ヒド
ロキシ−1−ナフチル、4−クロロまたはブロモ−1−
ナフチル、5−または8−アミノ−1−ナフチル 2. 1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、2−ヒド
ロキシベンゾシクロペンタン−1−イル、2−メトキシ
ベンゾシクロヘキサン−8−イル、8−ヒドロキシ−2
−メトキシベンゾシクロヘキサン−8−イル、2−メト
キシベンゾシクロへプタン−8−イル 3. 9−オキソ−フルオレニル、9,10−ジオキソ
アントラセニル、7−アミノ−9,10−ジオキソアン
トラセニル 4. 2−ヒドロキシシクロヘキシル 5. アダマンタニル (11)以下の複素環基; 1. チアゾール−2−イル、5−メチルチアゾール−
2−イル、4−メチル−5−アセチルチアゾール−2−
イル、5−ブロモチアゾール−2−イル、5−エトキシ
カルボニルメチルチアゾール−2−イル 2. ピラゾール−3−イル、5−メチルピラゾール−
3−イル、5−フェニルピラゾール−3−イル、5−
(4−クロロフェニル)ピラゾール−3−イル 3. 5−メチルイソオキサゾール−3−イル、5−t
−ブチルイソオキサゾール−3−イル 4. ピリジル、3−または4−または5−または6−
メチルピリジン−2−イル、5−メトキシピリジン−2
−イル、5−クロロピリジン−2−イル、3,5−ジク
ロロピリジン−2−イル、3−または5−ニトロピリジ
ン−2−イル、3−ヒドロキシピリジン−2−イル、6
−アミノピリジン−2−イル、5−トリフルオロメチル
ピリジン−2−イル、3−クロロ−5−トリフルオロメ
チルピリジン−2−イル、2,3,5,6−テトラフル
オロピリジン−4−イル 5. 4,5−ジヒドロチアゾリル−2−イル 6. ピリミジン−2−イル、4−クロロ−6−ヒドロ
キシピリミジン−2−イル 7. テトラゾリル−5−イル 8. 4−カルバモイルメチルイミダゾール−5−イル 9. 6−クロロピリダジン−3−イル 10. トリアゾール−1−イル 11. ピロリジン−1−イル 12. 4−メチルピペラジン−1−イル 13. 8−ニトロキノリン−6−イル、8−ヒドロキ
シキノリン−6−イル 14. イソキノリン−5−イル 15. シンノリニル 16. ベンズイミダゾリル−2−イル 17. 5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル 18. 6−メチルベンゾチアゾール−2−イル 19. 1,3,4−チアジアゾール−2−イル、5−メ
チル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル、5−エチ
ルチオ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル 20. ベンゾピラゾール−5−または6−イル 21. 1−フェニル−4,5−ジヒドロ−5−オキソ
−ピラゾール−3−イル 22. 5−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
2,5−ジオキソピリミジン−5−イル 23. 2−チオキソ−4−オキソチアゾリジン−3−
イル 24. インドール−2−イル または
【0103】
【化79】
【0104】で示される基が、N−(2−ピリジル)−
N−ベンジルカルバモイル、N−メチル−N−(1−ナ
フチルメチル)カルバモイル、N−フェニル−N−(4
−メチルフェニル)カルバモイル、N−ビス(4−メチ
ルフェニル)カルバモイル、N−(2−ピリジル)−N
−(4−メトキシフェニルメチル)カルバモイル、N−
メチル−N−メトキシカルバモイル、N−メチル−N−
(2−フェニルエチル)カルバモイル、N−メチル−N
−(2−メトキシエチル)カルバモイル、N−ベンジル
−N−(1−フェニルエチル)カルバモイル、N−メチ
ル−N−(2−(2−ピリジル)エチル)カルバモイ
ル、を意味する。」、 (B)
【0105】
【化80】
【0106】[式中、
【0107】
【化81】
【0108】は以下の1.ないし12.から選ばれる複
素環基である; 1. 4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−
イル、4−ブロモピペリジン−1−イル、3−または4
−ヒドロキシピペリジン−1−イル、4,4−ジヒドロ
キシピペリジン−1−イル 2. ピペラジン−1−イル、4−アセチルピペラジン
−1−イル、4−エトキシカルボニルピペラジン−1−
イル、4−フェニルピペラジン−1−イル、4−(3−
クロロフェニル)ピペラジン−1−イル、4−シクロヘ
キシルピペラジン−1−イル 3. 3−エトキシカルボニルペルヒドロチアジン−4
−イル 4. ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル 5. 2−ヒドロキシメチルピロリジン−1−イル、2
−メトキシメチルピロリジン−1−イル 6. ヘプタヒドロアゼピン−1−イル 7. 1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イ
ル 8. 1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2
−イル、6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロイソキノリン−2−イル、6,7−ジヒドロキシ
−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イ
ル 9. ジヒドロイソキノリル 10. 4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロ
ピリジン−1−イル 11. 2,3−ジヒドロインドール−1−イル、6−
ニトロ−2,3−ジヒドロインドール−1−イル 12. 1,2,3,4−テトラヒドロカルボリン−3
−イル、6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
カルボリン−3−イル (C)1−ナフチルアミノアセチル、ブロモアセチル (D)以下の1.ないし6.で示される置換された低級
アルキル基; 1. −CH2NH2(CH29CH3;1−(4−クロ
ロフェニル)シクロブチル)メチルアミノメチル;2−
(ベンジルアミノ)エチル、2,4−または3,4−ジ
クロロベンジルアミノメチル、2−(4−メトキシフェ
ニル)エチルアミノメチル;2−(インドール−3−イ
ル)エチルアミノメチル;2−ヒドロキシ−2−(6−
メチルピリジン−2−イル)エチルアミノメチル;2−
メトキシ−7−ヒドロキシベンゾシクロペンタン−7−
イルメチルアミノメチル、2−メトキシ−8−ヒドロキ
シベンゾシクロヘキサン−8−イルメチルアミノメチ
ル;2−メトキシベンゾシクロヘプタン−8−イルアミ
ノメチル;(4−クロロ−1−ナフチル)アミノメチ
ル;(4−メチルフェニルスルホニル)アミノメチル、
1−ナフチルスルホニルアミノメチル;2−クロロ−8
−ヒドロキシベンゾシクロヘキサン−8−イルメチルア
ミノメチル、2−メチル−8−ヒドロキシベンゾシクロ
ヘキサン−8−イルメチルアミノメチル; 2. N−t−ブトキシカルボニル−N−(2−メトキ
シ−8−ヒドロキシベンゾシクロヘキサン−8−イルメ
チル)アミノメチル; 3. ベンジル、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチ
ル; 4. ベンゾイルメチル; 5. カルボキシメチル、メトキシカルボニルメチル; 6. (2−メトキシベンゾシクロヘプタン−8−イ
ル)カルバモイルメチル; (E)2−フェニルビニル、(F)ベンジルアミノ、
(G)4−クロロフェニル、4−メチルフェニル、3−
または4−メトキシフェニル、(H)カルボキシ、エト
キシカルボニル、t-ブトキシカルボニル、で示される
化合物。 (六)式(I)の目的化合物の好ましい例としては、以
下のもの:Zが下記式(イ)ないし(ハ)で示される
基、 (イ)
【0109】
【化82】
【0110】、(ロ)
【0111】
【化83】
【0112】、または (ハ)
【0113】
【化84】
【0114】、「式中、R2からR4は前記(A)ないし
(D)と同じ」で示される(二)ないし(五)の化合
物。 (七)式(I)の目的化合物の好ましい例としては、以
下のもの:Zが下記式で示される基、 ニ)
【0115】
【化85】
【0116】「式中、R5は前記(D)と同じ」で示さ
れる(二)ないし(五)の化合物。 (八)式(I)の目的化合物の好ましい例としては、以
下のもの:Zが下記式で示される基、 (ホ)
【0117】
【化86】
【0118】「式中、R6は前記(A)、(D)、
(G)または(H)と同じ」で示される(ニ)ないし
(五)の化合物。 (九)式(IA)の目的化合物の好ましい例としては、
以下のもの:式中、−W−は−S−;−A−は−(CH
2m−C(O)−;−W1−は−N−;−W2−は−CH
−;mは1の整数;R1はハロゲン;R9は−C(O)N
78[式中、R7は水素;低級アルコキシ基;低級ア
ルコキシ、任意に置換されたアリールおよび任意に置換
された複素環基よりなる群から選択された置換基を有し
ていてもよい低級アルキル基;アリール基または複素環
基、その各々は1個またはそれ以上の適当な置換基を有
していてもよい;R8は任意に置換された低級アルケニ
ル基;低級アルコキシ、アミノ、ニトリロ、低級アルコ
キシカルボニル、ヒドロキシ、スルファニルオキシ、カ
ルボキシ、ハロ、ハロカルボニル、メルカプト、シア
ノ、アミノスルホニル、低級アルキルチオ、置換された
シリル、炭素環および複素環基よりなる群から選択され
た1個またはそれ以上の置換基を有していてもよい高級
または低級アルキル基;任意に置換された低級アルコキ
シ基;置換されたアミノ基;置換されたイミノ基;炭素
環または複素環基、その各々は1個またはそれ以上の適
当な置換基を有していてもよい、を意味する。]、−C
(O)R10 [式中、R10はヒドロキシ基;低級アルコキシ基;アリ
ールアミノで任意に置換された低級アルキル基;または
低級アルコキシ、ヒドロキシ、低級アルキル、ヒドロキ
シ(低級)アルキル、ハロ、ニトロ、(低級)アルコキ
シカルボニル、(低級)アルキルカルボニル、および低
級アルキルまたはハロゲンで任意に置換されたフェニル
よりなる群から選択された1個またはそれ以上の置換基
を有していてもよい、ヘテロ原子として少なくとも1個
の窒素原子を有する複素環基を意味する。]、−(CH
2)qNHR11 [式中、R11は水素;任意に置換された低級アルコキシ
カルボニル基;アリール基またはアリールスルホニル
基、その各々は低級アルキルおよびハロゲンよりなる群
から選択された1個または2個の置換基を有していても
よい;高級アルキル基;またはヒドロキシおよびシクロ
(低級)アルキルよりなる群から選択された1個または
2個の置換基を有する低級アルキル基;アリールまたは
複素環基、その各々は1個またはそれ以上の適当な置換
基を有していてもよい;qは1ないし6の整数を意味す
る。]、低級アルキル基、低級アルケニル基またはアミ
ノ基、その各々はヒドロキシ、アリール、アリールオキ
シおよびアル(低級)アルキルよりなる群から選択され
た1個またはそれ以上の置換基を有していてもよい、を
それぞれ意味する、で表される化合物または医薬として
許容されるその塩。 (十)式(I)の目的化合物のより好ましい例として
は、以下のもの:式中、−W−は−S−;−A−は−
(CH2m−C(O)−;−W1−は−N−;−W2−は
−CH−;mは1の整数;R1はハロゲン;R2は−C
(O)NR78 [式中、R7は水素;低級アルコキシ基;低級アルコキ
シ、低級アルコキシ、任意に置換されたフェニル、任意
に置換されたナフチルおよび任意に置換されたピリジル
よりなる群から選択された1個の置換基を有していても
よい低級アルキル基;フェニル基またはピリジル基、そ
の各々は1個またはそれ以上の適当な置換基を有してい
てもよい;R8はシアノで任意に置換された低級アルケ
ニル基;アミノで任意に置換された高級アルキル基;低
級アルコキシ、低級アルコキシカルボニル、ヒドロキ
シ、カルボキシ、アミノ、ニトリロ、ハロ、ハロカルボ
ニル、シアノ、スルファニルオキシ、アミノスルホニ
ル、メルカプト、低級アルキルチオ、低級アルコキシま
たは低級アルキルで置換されたシリル、フェニル、ナフ
チル、ベンゾシクロ(低級)アルキル、インドリルおよ
びモルホリニル(炭素環および複素環基は1個またはそ
れ以上の適当な置換基を有していてもよい)よりなる群
から選択された1個またはそれ以上の置換基を有してい
てもよい低級アルキル基;カルボキシで置換された低級
アルコキシ基;低級アルキル、低級シクロアルキルまた
はフェニル(その各々は1個またはそれ以上の置換基を
有していてもよい)で置換されたアミノ基;複素環基で
置換されたイミノ基;アリール基、脂環基またはヘテロ
原子として少なくとも1個の窒素原子を有する複素環
基、その各々は1個またはそれ以上の置換基を有してい
てもよい、を意味する。]、−C(O)R10 [式中、R10はヒドロキシ基;低級アルコキシ基;ナフ
チルアミノで任意に置換された低級アルキル基;または
低級アルコキシ、ヒドロキシ、低級アルキル、ヒドロキ
シ(低級)アルキル、ハロゲン、ニトロ、(低級)アル
コキシカルボニル、(低級)アルキルカルボニル、およ
び低級アルキルまたはハロゲンで任意に置換されたフェ
ニルよりなる群から選択された1個またはそれ以上の置
換基を有していてもよい、ヘテロ原子として1個または
2個の窒素原子を有する複素環基を意味する。]、−
(CH2)qNHR11 [式中、R11は水素;任意に置換された低級アルコキシ
カルボニル基;フェニル基、ナフチル基、フェニルスル
ホニル基またはナフチルスルホニル基、その各々は、低
級アルキルおよびハロゲンよりなる群から選択された1
個またはそれ以上の置換基を有していてもよい;ベンジ
ル基;高級アルキル基;またはヒドロキシ、シクロ(低
級)アルキル、フェニル、モノ(またはジ)ハロフェニ
ル、ピリジル、低級アルキルピリジルおよびインドリル
よりなる群から選択された1個または2個の置換基を有
する低級アルキル基;qは1ないし6の整数を意味す
る。]、低級アルキル基、低級アルケニル基またはアミ
ノ基、その各々はヒドロキシ、フェニル、ベンゾイルま
たはベンジルで置換されていてもよい、をそれぞれ意味
する、で表される化合物または医薬として許容されるそ
の塩。 (十一)式(I)の目的化合物のさらに好ましい例とし
ては、以下のもの:式中、−W−は−S−;−A−は−
(CH2m−C(O)−;−W1−は−N−;−W2−は
−CH−;mは1の整数;R1はハロゲン;R9は−C
(O)R78 [式中、R7は水素;R8はシアノで任意に置換された低
級アルケニル基;アミノで任意に置換された高級アルキ
ル基;低級アルコキシ、低級アルコキシカルボニル、ヒ
ドロキシ、カルボキシ、アミノ、ニトリロ、ハロゲン、
ハロカルボニル、シアノ、スルファニルオキシ、メルカ
プト、低級アルキルチオ、低級アルコキシまたは低級ア
ルキルで置換されたシリル、シクロ(低級)アルキル、
フェニル,ナフチル、ベンゾシクロ(低級)アルキル、
ピロジニル、ピペリジニル、インドリルおよびモルホリ
ニルよりなる群から選択された1個またはそれ以上の置
換基を有していてもよい低級アルキル基、ここで炭素環
または複素環基の各々はハロゲン、低級アルコキシ、オ
キソ、ニトロ、アミノスルホニル、ヒドロキシ、カルボ
キシおよびスルファモイルよりなる群から選択された1
個または2個の適当な置換基を有していてもよい;カル
ボキシで置換された低級アルコキシ基;低級アルキル、
シクロ(低級)アルキルおよびフェニルよりなる群から
選択された1個の置換基を有するアミノ基、その各々は
低級アルキル、カルボキシ、ハロゲン、低級アルコキシ
およびハロ(低級)アルコキシよりなる群から選択され
た1個またはそれ以上の適当な置換基を有していてもよ
い;4−ヒドロイソシンノリニルで置換されたイミノ
基;低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、モノ
(またはジ)低級アルキルアミノ、ヒドロキシ(低級)
アルキル、低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニ
ルアミノ、カルボキシ(低級)アルキル、ハロ(低級)
アルコキシ、ハロゲン、アミノ、ニトロ、ハロアルキ
ル、メルカプト、カルボキシ、シアノ、フェノキシ、お
よびアミノまたはハロゲンで任意に置換されたベンゾイ
ルよりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当
な置換基を有していてもよいフェニル基;ナフチル基、
1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、9−オキソ
−フルオレニル基または9,10−ジオキソアントラニ
ル基、その各々はヒドロキシ、ハロゲンおよびアミノよ
りなる群から選択された1個または2個の置換基を有し
ていてもよい;チアゾリル基、ピラゾリル基、イソオキ
サゾリル基、ピリジル基、ジヒドロチアゾリル基、ピリ
ミジニル基、テトラゾリル基、イミダゾリル基、ピリダ
ジニル基、トリアゾリル基、ピロリジニル基、ピペラジ
ニル基、キノリル基、シンノリニル基、ベンズイミダゾ
リル基、ベンズオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、
チアジアゾリル基、ベンゾピラゾリル基、4,5−ジヒ
ドロ−5−オキソ−ピラゾリル基、1,2,3,4−テ
トラヒドロ−2,5−ジオキソピリミジニル基、2−チ
オ−4−オキソ−チアゾリジニル基、その各々は、任意
に置換された低級アルキル、ハロゲン、低級アルコキ
シ、ニトロ、低級アルカノイル、アミノ、ハロアルキ
ル、ヒドロキシ、低級アルキルチオ、ハロ(低級)アル
キル、およびハロゲンを有していてもよいフェニルより
なる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換
基を有していてもよい、を意味する。]、−C(O)R
10 [式中、R10はヒドロキシ基;低級アルコキシ基;ナフ
チルアミノで任意に置換された低級アルキル基;または
ピペリジニル、ピペラジニル、ペルヒドロチアジニル、
ピロリジニル、ヘプタヒドロアゼピニル、1,2,3,
4−テトラヒドロイソキノリル、ジヒドロイソキノリ
ル、2,3−ジヒドロピリジルおよび1,2,3,4−
テトラヒドロカルボリニルよりなる群から選択された、
ヘテロ原子として窒素原子を1個または2個有する複素
環基であって、低級アルコキシ、ヒドロキシ、低級アル
キル、ヒドロキシ(低級)アルキル、ハロゲン、ニト
ロ、(低級)アルコキシカルボニル、(低級)アルキル
カルボニル、および低級アルキルまたはハロゲンで任意
に置換されたフェニルよりなる群から選択された1個ま
たはそれ以上の置換基を有していてもよい、を意味す
る。]、−(CH2)qNHR11 [式中、R11は水素;任意に置換された低級アルコキシ
カルボニル基;フェニル基、ナフチル基、フェニルスル
ホニル基またはナフチルスルホニル基、その各々は、低
級アルキルおよびハロゲンよりなる群から選択された1
または2個の置換基を有していてもよい;ベンジル基;
7−C16アルキル基;またはヒドロキシ、シクロブチ
ル、フェニル、モノ(またはジ)ハロフェニル、ピリジ
ル、低級アルキルピリジルおよびインドリルよりなる群
から選択された1個または2個の置換基を有するC1
6アルキル基;qは1または2の整数を意味す
る。]、低級アルキル基、低級アルケニル基またはアミ
ノ基、その各々はヒドロキシ、フェニル、ベンゾイルま
たはベンジルで置換されていてもよい、をそれぞれ意味
する、で表される化合物または医薬として許容されるそ
の塩。
【0119】式(I)の目的化合物および本発明の出発
化合物の製造法を次に詳細に説明する。
【0120】製造法(1) 化合物(Ia)またはその塩は、化合物(II)または
カルボキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩を
化合物(III)またはアミノ基におけるその反応性誘
導体またはその塩と反応させることによって製造するこ
とができる。
【0121】化合物(II)のカルボキシ基における好
適な反応性誘導体としては、酸ハロゲン化物、酸無水
物、活性アミド、活性エステルなどを挙げることができ
る。
【0122】化合物(II)のカルボキシ基における反
応性誘導体の好適な例としては、酸塩化物;酸アジ化
物;置換された燐酸[たとえばジアルキル燐酸、フェニ
ル燐酸、ジフェニル燐酸、ジベンジル燐酸、ハロゲン化
燐酸など]、ジアルキル亜燐酸、亜硫酸、チオ硫酸、硫
酸、スルホン酸[たとえばメタンスルホン酸など]、脂
肪族カルボン酸[たとえば酢酸、プロピオン酸、酪酸、
イソ酪酸、ピバル酸、ペンタン酸、イソペンタン酸、2
−エチル酪酸、トリクロロ酢酸など]または芳香族カル
ボン酸[たとえば安息香酸など]などの酸との混合酸無
水物;対称酸無水物;イミダゾール、4−置換イミダゾ
ール、ジメチルピラゾール、トリアゾール、テトラゾー
ルまたは1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾールと
の活性アミド;または活性エステル[たとえばシアノメ
チルエステル、メトキシメチルエステル、ジメチルアミ
ノメチルエステル、ビニルエステル、プロパルギルエス
テル、p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロ
フェニルエステル、メシルフェニルエステル、フェニル
アゾフェニルエステル、フェニルチオエステル、p−ニ
トロフェニルチオエステル、p−クレジルチオエステ
ル、カルボキシメチルチオエステル、ピラニルエステ
ル、ピリジルエステル、ピペリジルエステル、8−キノ
リルチオエステル]、またはN−ヒドロキシ化合物[た
とえばN,N−ジメチルヒドロキシアミン、1−ヒドロ
キシ−2−(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシ
ンイミド、N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキ
シ−1H−ベンゾトリアゾールなど]とのエステルなど
を挙げることができる。これらの反応性誘導体は、使用
する化合物(II)の種類に応じて任意に選択できる。
【0123】化合物(III)のアミノ基における好適
な反応性誘導体としては、「アミン化合物」をアルデヒ
ド、ケトンなどのカルボニル化合物と反応させて生成さ
れるシッフ塩基型イミノまたはその互変異性エンアミン
型異性体;「アミン化合物」をビス(トリメチルシリ
ル)アセトアミド、モノ(トリメチルシリル)アセトア
ミド、ビス(トリメチルシリル)ウレアなどのシリル化
合物と反応させて生成されるシリル誘導体;「アミン化
合物」を三塩化燐またはホスゲンと反応させて生成され
る誘導体などを挙げることができる。
【0124】化合物(II)、(III)および(I
a)の好適な塩としては、目的化合物(I)で例示した
のと同じものを挙げることができる。
【0125】この反応は、通常、慣用の溶媒、たとえば
水、アルコール(たとえばメタノール、エタノールな
ど)、ベンゼン、N,N−ジメチルホルムアミド、テト
ラヒドロフラン、ジエチルエーテル、または反応に悪影
響を及ぼさない他の溶媒中で行われる。これらの慣用の
溶媒を水と混合して用いてもよい。反応温度は特に限定
されず、反応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
【0126】この反応において、化合物(II)が遊離
酸またはその塩の形で使用される場合、この反応は慣用
の縮合剤の存在下で行われることが好ましく、縮合剤の
例としては、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド;N−シクロヘキシル−N’−モルホリノエチルカル
ボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−(4−ジエチ
ルアミノシクロヘキシル)カルボジイミド;N,N’−
ジエチルカルボジイミド;N,N’−ジイソプロピルカ
ルボジイミド;N−エチル−N’−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド;N,N−カルボニル−ビ
ス(2−メチルイミダゾール);ペンタメチレンケテン
−N−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテン−N−
シクロヘキシルイミン;エトキシアセチレン;1−アル
コキシ−1−クロロエチレン;トリアルキルホスファイ
ト;ポリ燐酸エチル;ポリ燐酸イソプロピル;オキシ塩
化燐(塩化ホスホリル);三塩化燐;塩化チオニル;塩
化オキサリル;ハロ蟻酸低級アルキル[たとえばクロロ
蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソプロピルなど];トリフェ
ニルホスフィン;2−エチル−7−ヒドロキシベンズイ
ソオキサゾリウム塩;水酸化2−エチル−5−(m−ス
ルホフェニル)イソキサゾリウム分子内塩;1−(p−
クロロベンゼンスルホニルオキシ)−6−クロロ−1H
−ベンゾトリアゾール;N−低級アルキル−ハロピリジ
ウムハロゲン化物(たとえば1−メチル−2−クロロピ
リジウムヨージドなど)とトリ(低級)アルキルアミン
(たとえばトリエチルアミンなど)の組合わせ;N,N
−ジメチルホルムアミドと塩化チオニル、ホスゲン、ク
ロロ蟻酸トリクロロメチル、オキシ塩化燐などと反応さ
せて調製されるいわゆるビルスマイヤー試薬などを挙げ
ることができる。反応は塩基の存在下でも実施すること
ができる。
【0127】好適な塩基としては、無機塩基たとえばア
ルカリ金属水素化物(たとえば水素化ナトリウムな
ど)、アルカリ金属水酸化物(たとえば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムなど)、アルカリ土類金属水酸化物
(たとえば水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムな
ど)、アルカリ金属炭酸塩(たとえば炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムなど)、アルカリ土類金属炭酸塩(たとえ
ば炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムなど)、アルカリ
金属重炭酸塩(たとえば重炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウムなど)、アルカリ土類金属酢酸塩(たとえば酢酸ナ
トリウム、酢酸カリウムなど)、アルカリ土類金属燐酸
塩(たとえば燐酸マグネシウム、燐酸カルシウムな
ど)、アルカリ金属燐酸水素塩(たとえば燐酸水素二ナ
トリウムなど)など;および有機塩基、たとえばトリア
ルキルアミン(たとえばトリメチルアミン、トリエチル
アミンなど)、ピコリン、N−メチルピロリジン、N−
メチルモルホリンなどを挙げることができる。
【0128】製造法2 化合物(Ib)またはその塩は、化合物(II)または
カルボキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩を
化合物(IV)またはイミノ基におけるその反応性誘導
体またはその塩と反応させることによって製造すること
ができる。
【0129】化合物(II)のカルボキシ基における好
適な反応性誘導体としては、製造法1で例示したものと
同じものを挙げることができる。化合物(IV)のイミ
ノ基における好適な反応性誘導体としては、シリル化合
物、たとえばビス(トリメチルシリル)アセトアミド、
モノ(トリメチル)アセトアミド[たとえばN−(トリ
メチルシリル)アセトアミド、ビス(トリメチルシリ
ル)ウレアなど;化合物(IV)を塩化燐またはホスゲ
ンと反応させて生成される誘導体などを挙げることがで
きる。この反応は前記の製造法1またはそれと同様の方
法の反応を参照すればよい。
【0130】製造法3 化合物(Ii)またはその塩は、化合物(V)またはカ
ルボキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩を化
合物(VI)またはその塩と反応させることによって製
造することができる。化合物(V)のカルボキシ基にお
ける好適な反応性誘導体としては、製造法1で例示した
ものと同じものを挙げることができる。この反応は、実
施例55に開示された方法またはそれと同様の方法で実
施できる。
【0131】製造法4 化合物(Ic)またはその塩は、化合物(VII)また
はその塩を化合物(VIII)またはアミノ基における
その反応性誘導体またはその塩と反応させることによっ
て製造することができる。化合物(VIII)のアミノ
基における好適な反応性誘導体としては、製造法1で例
示したものと同じものを挙げることができる。
【0132】好適な「脱離基」としては、酸残基などを
挙げることができ、「酸残基」の好適な例としては、ハ
ロゲン(たとえばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、アシ
ルオキシ[たとえばスルホニルオキシ(たとえばフェニ
ルスルホニルオキシ、トシルオキシ、メシルオキシな
ど)、低級アルカノイルオキシ(たとえばアセチルオキ
シ、プロピオニルオキシなど)など]、低級アルキル
(たとえばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、第二級ブチル、第三級ブチル、ペ
ンチル、3−ペンチル、イソペンチル、第三級ペンチ
ル、ネオペンチル、ヘキシル、イソヘキシルなど)、ア
リール(たとえばフェニル、ナフチル、アントラニルな
ど)、アル(低級)アルキル、たとえばフェニル(低
級)アルキル(たとえばベンジル、フェネチル、フェニ
ルプロピルなど)、ジ(低級)アルキルアミノ(たとえ
ばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジイソプロピルア
ミノ、エチルメチルアミノ、エチルプロピルアミノ、イ
ソプロピルメチルアミノなど)、低級アルキル(低級)
アルコキシアミノ(たとえばメチルメトキシアミノ、エ
チルメトキシアミノ、エチルエトキシアミノなど)など
を挙げることができる。この反応は、実施例67に開示
された方法またはそれと同様の方法で実施できる。
【0133】製造法5 化合物(Id)は、化合物(IX)またはその塩を化合
物(VIII)またはアミノ基におけるその反応性誘導
体またはその塩と反応させることによって製造すること
ができる。
【0134】化合物(VIII)のアミノ基における好
適な反応性誘導体としては、製造法1で例示したものと
同じものを挙げることができる。この反応は、実施例6
2に開示された方法またはそれと同様の方法で実施でき
る。
【0135】製造法6 化合物(Ie)は、化合物(XI)またはその塩を化合
物(III)またはアミノ基におけるその反応性誘導体
またはその塩と反応させることによって製造することが
できる。
【0136】化合物(III)のアミノ基における好適
な反応性誘導体としては、製造法1で例示したものと同
じものを挙げることができる。この反応は、実施例57
に開示された方法またはそれと同様の方法で実施でき
る。
【0137】製造法7 化合物(If)は、化合物(XII)またはアミノ基に
おけるその反応性誘導体またはその塩を化合物(XII
I)またはその塩と反応させることによって製造するこ
とができる。
【0138】化合物(III)のアミノ基における好適
な反応性誘導体としては、製造法1で例示したものと同
じものを挙げることができる。この反応は、実施例68
に開示された方法またはそれと同様の方法で実施でき
る。
【0139】製造法8 化合物(Ig)は、化合物(XIV)またはその塩を酸
化反応に付すことによって製造することができる。この
製造法における酸化は慣用の酸化剤を用いる慣用の方法
で実施できる。
【0140】酸化剤の好適な例としては、無機過酸また
はその塩(たとえば過ヨウ素酸、過硫酸など)またはそ
のナトリウムまたはカリウム塩、有機過酸またはその塩
(たとえば過安息香酸、2−クロロ過安息香酸、3−ク
ロロ過安息香酸、トリフルオロ過酢酸など、またはその
ナトリウムまたはカリウム塩など)、オゾン、過酸化水
素、尿素−水素などを挙げることができる。
【0141】本反応は、周期表のVbまたはVIb族の
金属からなる化合物、たとえばタングステン酸、モリブ
デン酸、バナジン酸など、またはアルカリ金属(たとえ
ばナトリウム、カリウムなど)、アルカリ土類金属(た
とえばカルシウム、マグネシウムなど)またはアンモニ
ウムなどとのそれらの塩、または五酸化バナジウムの存
在下で実施するのが好ましい。
【0142】この酸化は、通常、水、酢酸、酢酸エチ
ル、クロロホルム、ジクロロメタン、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、N,N−ジメチルホルムアミドなどの
溶媒、または反応に悪影響を及ぼさない他の溶媒中で行
われる。この反応は、実施例71に開示された方法また
はそれと同様の方法で実施できる。
【0143】製造法9 化合物(Ih)は、化合物(XV)またはその塩を酸化
反応に付すことによって製造することができる。
【0144】酸化は製造法8を参照すればよい。この反
応は、実施例66に開示された方法またはそれと同様の
方法で実施できる。
【0145】製造法A 化合物(IIb)またはその塩は、化合物(V)または
カルボキシ基におけるその反応性誘導体またはその塩を
化合物(VIa)またはその反応性誘導体またはその塩
と反応させ、得られた化合物(IIa)またはその塩を
カルボキシ保護基の脱保護に付すことによって製造する
ことができる。化合物(V)のカルボキシ基における好
適な反応性誘導体としては、製造法1で例示したものと
同じものを挙げることができる。脱保護の好適な方法と
しては、加水分解、還元などの慣用の方法を挙げること
ができる。
【0146】(1)加水分解 加水分解は塩基またはルイス酸などの酸の存在下で実施
するのが好ましい。好適な塩基としては、無機塩基およ
び有機塩基、たとえば金属酸化物[たとえば水酸化ナト
リウム、水酸化マグネシウムなど]、金属アルコキシド
[たとえばナトリウムメトキシド、カリウムメトキシド
など]、金属炭酸塩または金属重炭酸塩、トリアルキル
アミン[たとえばトリメチルアミン、トリエチルアミン
など]、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−
5−エン、1,4,−ジアザビシクロ[2.2.2]オ
クタン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ
ク−7−エンなどを挙げることができる。
【0147】好適な酸としては、有機酸[たとえば蟻
酸、酢酸、プロピオン酸、トリクロロ酢酸など]および
無機酸[たとえば塩酸、臭化水素酸、硫酸、塩化水素、
臭化水素、塩化アンモニウムなど]を挙げることができ
る。トリハロ酢酸[たとえばトリクロロ酢酸、トリフル
オロ酢酸など]などのルイス酸などを用いる保護はカチ
オン捕捉剤[たとえばアニソール、フェノールなど]の
存在下で行うのが好ましい。
【0148】反応は、通常、水、アルコール[たとえば
メタノール、エタノールなど]、塩化メチレン、テトラ
ヒドロフラン、それらの混合物または反応に悪影響を及
ぼさない他の溶媒中で行われる。液体の塩基または酸も
溶媒として使用できる。反応温度は特に限定されず、反
応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。
【0149】(2)還元 還元は、化学還元および触媒還元などの慣用の方法で行
われる。化学反応に用いられる好適な還元剤としては、
金属(たとえば錫、亜鉛、鉄など)または金属化合物
(たとえば塩化クロム、酢酸クロムなど)と有機酸また
は無機酸(たとえば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、トリフ
ルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、臭化水素
酸など)との組合せを挙げることができる。
【0150】触媒還元に使用される好適な触媒として
は、慣用の触媒、たとえば白金触媒(たとえば白金板、
白金海綿、白金黒、コロイド白金、酸化白金、白金線な
ど)、パラジウム触媒(たとえばパラジウム海綿、パラ
ジウム黒、酸化パラジウム、パラジウム炭、コロイドパ
ラジウム、パラジウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭
酸バリウムなど)、ニッケル触媒(たとえば還元ニッケ
ル、酸化ニッケル、ラネーニッケルなど)、コバルト触
媒(たとえば還元コバルト、ラネーコバルトなど)、鉄
触媒(たとえば還元鉄、ラネー鉄など)、銅(たとえば
還元銅、ラネー銅、ウルマン銅など)などを挙げること
ができる。
【0151】還元は、通常、反応に悪影響を及ぼさない
慣用の溶媒、たとえば水、メタノール、エタノール、プ
ロパノール、ジオキサン、テトラヒドロフラン、N,N
−ジメチルホルムアミドまたはそれらの混合物中で行わ
れる。さらに、化学還元に用いられる前記の酸が液体で
ある場合、それらもまた溶媒として使用できる。
【0152】この還元の反応温度は特に限定されず、反
応は、通常、冷却ないし加温下で行われる。この反応
は、製造例1に開示された方法またはそれと同様の方法
でも実施できる。 製造法B 化合物(Vb)またはその塩は、化合物(XVI)また
はその反応性誘導体またはその塩を化合物(X)または
その反応性誘導体またはその塩と反応させ、得られた化
合物(Va)をカルボキシ保護基の脱保護に付すことに
よって製造することができる。
【0153】この反応は、製造例5、6に開示された方
法またはそれと同様の方法で実施できる。
【0154】製造法C 化合物(IXa)またはその塩は、化合物(V)または
その塩を化合物(XVII)またはその反応性誘導体ま
たはその塩と反応させることによって製造することがで
きる。化合物(V)のカルボキシ基における好適な反応
性誘導体としては、製造法1で例示したものと同じもの
を挙げることができる。この反応は、製造例11に開示
された方法またはそれと同様の方法で実施できる。
【0155】製造法D 化合物(XI)またはその塩は、化合物(XVIII)
またはヒドロキシ基におけるその反応性誘導体またはそ
の塩を酸化反応に付すことによって製造することができ
る。
【0156】化合物(XVIII)のヒドロキシ基にお
ける好適な反応性誘導体としては、ハロゲン化物、スル
ホン酸塩、硫酸塩、ジアゾ化合物などを挙げることがで
きる。
【0157】この反応は、製造例14に開示された方法
またはそれと同様の方法で実施できる。
【0158】製造法E 化合物(XIIa)またはその塩は、化合物(Vb)ま
たはカルボキシ基におけるその反応性誘導体またはその
塩を化合物(VIb)またはその塩と反応させ、得られ
た化合物(XIIa)をアミノ保護基の脱保護に付すこ
とによって製造することができる。
【0159】化合物(Vb)のカルボキシ基における好
適な反応性誘導体としては、製造法1で例示したものと
同じものを挙げることができる。
【0160】この反応は、製造例4に開示された方法ま
たはそれと同様の方法で実施できる。製造法(1)ない
し製造法(7)および製造法(A)ないし製造法(E)
における目的化合物、出発化合物およびそれらの反応性
誘導体の好適な塩としては、化合物(I)で例示したも
のと同じものを挙げることができる。
【0161】目的化合物(I)および医薬として許容さ
れるそれらの塩は、新規ニューロペプチドYレセプター
拮抗薬、特に強力なニューロペプチドY5レセプター拮
抗薬である。したがって、目的化合物(I)および医薬
として許容されるそれらの塩は、摂食障害、過食、肥
満、糖尿病、インシュリン抵抗性高脂血症、てんかん、
高血圧などの治療および/または予防に有用である。
【0162】目的化合物(I)の有用性を示すために、
その代表的化合物の薬理活性を以下に示す。 [l]試験化合物 1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3
−イル)アセチル]ピペリジン−4−カルボン酸・4−
ベンゾイルアニリド
【0163】[ll]試験 ヒトのニューロペプチドY5レセプターとの結合 試験方法 膜調製 ヒトのNPY−Y5レセプターの亜型を安定移入したH
EK−293細胞またはヒトのNPY−Y5レセプター
の亜型を安定発現するSK−N−MC細胞を、細胞スク
レーパーで氷冷燐酸緩衝液食塩水内に分離・採取した。
遠心分離(150xg、4℃、5分間)後、ペレットを
同一緩衝液内で再懸濁した。この洗浄工程を二回繰り返
した。氷冷50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)内
でガラス−テフロンホモジナイザーを用いて細胞をホモ
ジナイズした。ホモジネートを4℃、50,000xg
で10分間遠心分離した。最後に、ペレットを少量の5
0mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)内に懸濁し、−
80℃で膜画分として貯蔵した。ウシ血清アルブミンを
基準として用いるローリー法によって膜画分のタンパク
質濃度を測定した。
【0164】膜画分への放射リガンド結合 反応混合物を、50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.
4)、0.2%BSA、100μMフェニルメチルスル
ホニルフルオライド、0.05%バシトラシン、50p
M[125I]−PYY(ペプチドYY)と20μg膜
画分から構成し、最終容量200μlとした。試験化合
物をジメチルスルホキシドで溶解・希釈し、1/100
容の割合で反応混合物に加えた。ヒトのY1レセプター
への化合物の結合(10-5M)を、37℃で90分間イ
ンキュベーションして判定した。ヒトのY5レセプター
への化合物の結合(10-7M)を、25℃で120分間
インキュベーションして判定した。非特異結合を10μ
M冷却PYYの存在下で判定した。セルハーベスターを
用いるGF/Bフィルターで濾過して結合放射リガンド
を分離した。 結果 阻害(%):100(10-7M) 目的化合物(I)または医薬として許容されるその塩
は、通常、カプセル、マイクロカプセル、錠剤、顆粒、
粉末、トローチ、シロップ、エアロゾル剤、吸入薬、液
剤、注射剤、懸濁剤、乳剤、坐剤などの慣用医薬組成物
の形でヒトなどの哺乳類に投与することができる。
【0165】本発明の医薬組成物は、医薬用に慣用され
る種々の有機または無機の担体物質、たとえば賦形剤
(たとえば蔗糖、澱粉、マンニット、ソルビット、乳
糖、ブドウ糖、セルロース、タルク、燐酸カルシウム、
炭酸カルシウムなど)、結合剤(たとえばセルロース、
メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポ
リプロピルピロリドン、ゼラチン、アラビアゴム、ポリ
エチレングリコール、蔗糖、澱粉など)、崩壊剤(たと
えば澱粉、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースのカルシウム塩、ヒドロキシプロピル澱
粉、ナトリウムグリコール澱粉、ナトリウム重炭酸塩、
燐酸カルシウム、クエン酸カルシウムなど)、潤滑剤
(たとえば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ラウ
リル硫酸ナトリウムなど)、着香剤(たとえばクエン
酸、メントール、グリシン、オレンジ粉末など)、保存
剤(たとえば安息香酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウ
ム、メチルパラベン、プロピルパラベンなど)、安定化
剤(たとえばクエン酸、クエン酸ナトリウム、酢酸な
ど)、懸濁剤(たとえばメチルセルロース、ポリビニル
ピロリドン、ステアリン酸アルミニウムなど)、分散
剤、水性希釈剤(たとえば水)、ベースワックス(たと
えばカカオ脂、ポリエチレングリコール、白色ワセリン
など)を含有することができる。通常、有効成分を、
0.01mg/kgないし50mg/kgの単位用量と
して、一日に1ないし4回投与すればよい。ただし、上
記の用量は患者の年齢、体重および症状または投与方法
に応じて増減してもよい。
【0166】
【実施例】以下の製造例および実施例は、本発明をさら
に詳しく説明するために示したものに過ぎない。
【0167】製造例1 (5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イ
ル)酢酸(2.0g)、N−エチル−N’−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.89
g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.33
g)とイソニペコチン酸エチル(1.17ml)のN,
N−ジメチルホルムアミド(10ml)中の混合物を氷
浴冷却下で1.5時間攪拌した。酢酸エチルと0.1N
塩酸水溶液を反応混合物に加え、これを数分間攪拌し
た。分離した有機層を水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液
と食塩水で順次洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を真空留去して、油状物を得て、これをジイ
ソプロピルエーテルで粉砕し、濾取して、1−[(5−
クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)アセ
チル]ピペリジン−4−カルボン酸エチルエステル
(2.8g、89.1%)を結晶性粉末として得た。 mp: 136.3-136.9℃1 H-NMR (CDCl3)δ: 1.27 (3H, t, J=7.1Hz), 1.6-2.1
(4H, m), 2.5-2.7 (1H, m), 2.85-3.05 (1H, m), 3.15-
3.35 (1H, m), 3.8-3.95 (1H, m), 4.17 (2H, q,J=7.1H
z), 4.2-4.4 (1H, m), 4.70 (2H, s), 6.99 (1H, d, J=
1.9Hz), 7.13 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.3Hz), 7.34 (1H,
d, J=8.3Hz) MS (APCI) m/z: 383 (M++1)
【0168】製造例2 1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3
−イル)アセチル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
エステル(2.8g)と1N水酸化ナトリウム水溶液
(21.9ml)のジメトキシエタン(DME、15m
l)中の混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を
酢酸エチルと1N塩酸水溶液の混合物に注いだ。分離し
た有機層を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を真空留去して、残留物を得て、これをジ
イソプロピルエーテルで粉砕し、濾取して、1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸(2.0g、7
7.2%)を白色結晶性粉末として得た。 mp: 134.0-137.3℃1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-2.0 (4H, m), 2.5-2.65 (1H,
m), 2.7-2.9 (1H, m),3.1-3.4 (1H, m), 3.8-4.0 (1H,
m), 4.0-4.2 (1H, m), 4.88 (1H, d, J=17Hz),4.98 (1
H, d, J=17Hz), 7.25 (1H, dd, J=2Hz, 8.4Hz), 7.46
(1H, d, J=2Hz),7.69 (1H, d, J=8.4Hz), 12.2 (1H, b
r) MS (APCI) m/z: 355 (M++1)
【0169】製造例3 下記の化合物を製造例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−エタノール IR (KBr): 3382, 1689, 1637 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.85-1.1 (1H, m), 1.1-1.5 (3H,
m), 1.55-1.85 (3H, m), 2.5-2.7 (1H, m), 2.95-3.15
(1H, m), 3.4-3.6 (2H, m), 3.8-4.0 (1H, m),4.15-4.
45 (2H, m), 4.85 (1H, d, J=17Hz), 4.97 (1H, d, J=1
7Hz), 7.24 (1H,dd, J=2.0Hz, 8.4Hz), 7.43 (1H, d, J
=2.0Hz), 7.68 (1H, d, J=8.4Hz) MS (APCI) m/z: 355 (M++1)
【0170】製造例4 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。{1−
[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イ
ル)アセチル]ピペリジン−4−イルメチル}カルバミ
ン酸第三級ブチルエステル mp: 134.6-137.6℃ IR (KBr): 3370, 1685, 1650 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.8-1.3 (2H, m), 1.5-1.8 (3H,
m), 1.38 (9H, s), 2.5-2.7 (1H, m), 2.7-3.2 (3H,
m), 3.8-4.0 (1H, m), 4.15-4.35 (1H, m), 4.85 (1H,
d, J=17Hz), 4.98 (1H, d, J=17Hz), 6.8-7.0 (1H, b
r), 7.25 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.44 (1H, d, J=
1.9Hz), 7.69 (1H, d, J=8.4Hz) MS (APCI) m/z: 340 (M-100)+-+1
【0171】製造例5 2−ベンズオキサゾリノン(5.0g)と60%水素化
ナトリウム(1.55g)のN,N−ジメチルホルムア
ミド(30ml)中の混合物を0℃で0.5時間、室温
で0.5時間攪拌した。氷浴内で生じた混合物に0〜5
℃で冷却下にブロモ酢酸エチル(4.31ml)を滴下
した。混合物を室温で2.5時間攪拌した。反応混合物
を0.1N塩酸水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
抽出物を水で二回、飽和重炭酸ナトリウム水溶液と食塩
水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
真空留去して、残留物を得て、これをジイソプロピルエ
ーテルで粉砕し、濾取して、2−ベンズオキサゾリノン
−3−酢酸エチル(6.2g、75.8%)を白色結晶
性粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ: 1.28 (3H, t, J=7.1Hz), 4.24 (2H,
q, J=7.1Hz), 4.56 (2H, s), 6.8-7.0 (1H, m), 7.1-
7.3 (3H, m) MS (APCI) m/z: 222 (M++1)
【0172】製造例6 2−ベンズオキサゾリノン−3−酢酸エチル(6.19
g)と1N水酸化ナトリウム水溶液(40ml)のジメ
トキシエタン(DME、40ml)中の混合物を室温で
3時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルと1N塩酸水
溶液の混合物に注いだ。分離した有機層を水と食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を真空留去
して、残留物を得て、これをジイソプロピルエーテルで
粉砕し、濾取して、2−ベンズオキサゾリノン−3−酢
酸(4.69g、86.7%)を暗褐色結晶性粉末とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3)δ: 4.63 (2H, s), 6.8-7.0 (1H, m),
7.1-7.3 (3H, m) MS (APCI) m/z: 194 (M++1)
【0173】製造例7 イソニペコチン酸エチル(20g)、トリエチルアミン
(26.5ml)とヒドロキシルアミン塩酸塩(2.0
g)のジクロロメタン(200ml)中の混合物を室温
で攪拌した。ジ第三級ブチル二炭酸塩(41.6g)を
反応混合物に少しずつ加えた。混合物を同一条件で一夜
攪拌した。クロロホルムと水を反応混合物に加え、これ
を数分間攪拌した。分離した有機層を水と食塩水で順次
洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を真
空留去して、1−第三級ブトキシカルボニル−4−エト
キシカルボニルピペリジン(54.5g、粗製100
%)を油状物として得た。
【0174】製造例8 1−第三級ブトキシカルボニル−4−エトキシカルボニ
ルピペリジン(54.0g)と1N水酸化ナトリウム水
溶液(300ml)のジメトキシエタン(DME、10
0ml)中の混合物を室温で一夜攪拌した。反応混合物
を酢酸エチルと酢酸の混合物に注いだ。分離した有機層
を水と食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を真空留去して、残留物を得て、これをジイソプロ
ピルエーテルで粉砕し、濾取して、N−第三級ブトキシ
カルボニル−イソニペコチン酸(26.21g、54.
4%)を白色結晶性粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ: 1.48 (9H, s), 1.5-1.8 (2H, m),
1.8-2.0 (2H, m), 2.4-2.6 (2H, m), 2.75-3.0 (2H,
m), 3.9-4.1 (2H, m) MS (APCI) m/z: 130 [M-100+1]+
【0175】製造例9 N−第三級ブトキシカルボニル−イソニペコチン酸(2
5.0g)、N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド塩酸塩(25.1g)、1−
ヒドロキシベンゾトリアゾール(17.7g)と2−ア
ミノチアゾール(10.91g)のN,N−ジメチルホ
ルムアミド(100m)中の混合物を氷浴冷却下で1.
5時間、室温で一夜攪拌した。酢酸エチルと0.1N塩
酸水溶液を反応混合物に加え、これを数分間攪拌した。
分離した有機層を水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液と食
塩水で順次洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を真空留去して、残留物を得て、これをジイソ
プロピルエーテルで粉砕し、濾取して、4−(チアゾー
ル−2−イルカルバモイル)ピペリジン−1−カルボン
酸第三級ブチルエステル(25.6g、75.4%)を
結晶性粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ: 1.47 (9H, s), 1.7-2.0 (4H, m),
2.5-3.0 (3H, m), 4.0-4.3 (2H, m), 7.04 (1H, d, J=
3.6Hz), 7.41 (1H, d, J=3.6Hz) MS (ESI) m/z: 334 (M++23)
【0176】製造例10 4−(チアゾール−2−イルカルバモイル)ピペリジン
−1−カルボン酸第三級ブチルエステル(450mg)
とジオキサン中4N塩化水素(3ml)の混合物を氷浴
冷却下で2時間、室温で一夜攪拌した。生じた粉末を濾
取し、4−(チアゾール−2−イルカルバモイル)ピペ
リジン塩酸塩(300mg、83.5%)を淡褐色粉末
として得た。1 H-NMR (CDCl3)δ: 1.7-2.1 (4H, m), 2.7-3.0 (3H,
m), 3.2-3.4 (2H, m), 7.24 (1H, d, J=3.6Hz), 7.49
(1H, d, J=3.6Hz), 9.0-9.5 (2H, m) MS (APCI) m/z: 212 (M++1)
【0177】製造例11 (5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イ
ル)酢酸(5.0g)、N−エチル−N’−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(4.33
g)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(3.12
g)と4−ピペリドン(3.47g)のN,N−ジメチ
ルホルムアミド(30ml)中の混合物を室温で3日間
攪拌した。混合物を水に注いで白色粉末を得た。生じた
粉末を濾取して、1−[(5−クロロ−2−オキソベン
ゾチアゾリン−3−イル)アセチル]−4−オキソピペ
リジン(2.8g、89.1%)を結晶性粉末として得
た。 IR (KBr): 1724, 1685, 1646 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 2.41 (2H, t, J=6.3Hz), 2.59 (2
H, t, J=6.2Hz), 3.75 (2H, t, J=6.3Hz), 3.78 (2H,
t, J=6.2Hz), 7.26 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.51
(1H, d, J=1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz) MS (APCI) m/z: 325 (M++1)
【0178】製造例12 1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3
−イル)アセチル]ピペリジン−4−カルボン酸エチル
エステル(13.0g)と水素化ホウ素リチウム(3.
7g)のテトラヒドロフラン(100ml)中の混合物
を氷浴冷却下で1.0時間、室温で3日間攪拌した。1
N塩酸水溶液を反応混合物に氷浴冷却下で加え、混合物
をクロロホルムで抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を真空除去して、油状残留物を得て、これを、
クロロホルムとメタノールの混合物(50:1)を溶離
溶媒として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付して、1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチア
ゾリン−3−イル)アセチル]ピペリジン−4−メタノ
ール(9.56g、82.5%)を結晶性粉末として得
た。 mp: 176.1-178.3℃ IR (KBr): 3424, 1697, 1643 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.85-1.1 (1H, m), 1.1-1.35 (1
H, m), 1.5-1.85 (3H, m), 2.5-2.7 (1H, m), 3.0-3.2
(1H, m), 3.25-3.4 (3H, m), 3.85-4.05 (1H, m),4.2-
4.4 (1H, m), 4.54 (1H, t, J=5.3Hz), 4.85 (1H, d, J
=17Hz), 4.98 (1H,d, J=17Hz), 7.25 (1H, dd, J=2.0H
z, 8.4Hz), 7.44 (1H, d, J=2.0Hz), 7.69(1H, d, J=8.
4Hz) MS (APCI) m/z: 341 (M++1)
【0179】製造例13 下記の化合物を製造例10と同様にして得た。5−クロ
ロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−酢酸・4−アミ
ノメチルピペリジン塩酸塩 mp: 235.2-237.6℃ IR (KBr): 3446, 3423, 1685, 1652 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.9-1.4 (2H, m), 1.7-2.0 (3H,
m), 2.5-2.8 (4H, m), 2.9-3.2 (2H, m), 3.85-4.05 (1
H, m), 4.15-4.35 (1H, m), 4.88 (1H, d, J=17Hz), 5.
01 (1H, d, J=17Hz), 7.25 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz),
7.44 (1H, d, J=1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 8.1
-8.3 (2H, br) MS (APCI) m/z: 340 (M++1)
【0180】製造例14 5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−酢酸・
4−ヒドロキシエチルピペリジン(5.0g)、三酸化
硫黄−ピリジン錯体(6.73g)とトリエチルアミン
(11.8ml)の、ジメチルスルホキシド(52m
l)とジクロロメタン(26ml)の混合物中の混合物
を氷浴冷却下で1.5時間攪拌し、室温で一夜攪拌し
た。クロロホルムと水を反応混合物に加え、これを数分
間攪拌した。分離した有機層を1N塩酸、水、飽和重炭
酸ナトリウム水溶液と食塩水で順次洗浄し、次いで硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を真空留去し、残留物を
得て、これをジイソプロピルエーテルで粉砕し、濾取し
て、{[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−
3−イル)アセチル]ピペリジン−4−イル}アセトア
ルデヒド(4.55g、91.5%)を結晶性粉末とし
て得た。1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.9-1.4 (2H, m), 1.6-1.85 (2H,
m), 2.0-2.2 (1H, m),2.35-2.55 (2H, m), 2.55-2.75
(1H, m), 3.0-3.25 (1H, m), 3.8-4.0 (1H, m),4.1-4.3
(1H, m), 4.85 (1H, d, J=17Hz), 4.98 (1H, d, J=17H
z), 7.25 (1H,dd, J=2Hz, 8.4Hz), 7.43 (1H, d, J=2H
z), 7.69 (1H, d, J=8.4Hz), 9.6-9.75(1H, m) MS (APCI) m/z: 353 (M++1)
【0181】製造例15 下記の化合物を製造例14と同様にして得た。{[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−イル}カルボキシアルデヒド IR (KBr): 3423, 1693, 1683, 1650, 1637 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.9-2.1 (4H, m), 2.5-2.55 (2H,
m), 2.55-2.75 (1H, m), 2.8-3.0 (1H, m), 3.1-3.35
(1H, m), 3.75-3.95 (1H, m), 4.0-4.2 (1H, m),4.8-5.
1 (2H, m), 7.25 (1H, dd, J=2Hz, 8.4Hz), 7.45 (1H,
d, J=2Hz), 7.69(1H, d, J=8.4Hz), 9.64 (1H, s) MS (APCI) m/z: 339 (M++1)
【0182】製造例16 1−第三級ブトキシカルボニル−4−エトキシカルボニ
ルメチリデンピペリジン(7.0g)のエタノール(1
10ml)中の溶液を、10%パラジウム炭(0.7
g)を触媒として用いて、3気圧の水素雰囲気下に室温
で2時間水素化した。触媒をセライトで濾去した。濾液
と洗液を合わせ、溶媒を真空留去して、1−(第三級ブ
トキシカルボニル)ピペリジン−4−酢酸エチル(7.
12g)を無色油状物として得た。 MS (APCI) m/z: 172 (M++1-Boc) NMR (CDCl3): 1.05-2.5 (2H, m), 1.26 (3H, t, J=7.1H
z), 1.45 (9H, s), 1.68(2H, d, J=11.2Hz), 1.85-2.02
(1H, m), 2.23 (2H, d, J=7.05Hz), 2.71 (2H,t, J=1
2.4Hz), 4.04-4.19 (4H, m)
【0183】製造例17 1−(第三級ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−酢
酸エチル(7.05g)のジメトキシエタン(DME、
70ml)中の溶液に2N−NaOH(26ml)を加
えた。混合物を室温で2.5時間攪拌した。DMEを真
空除去し、残留混合物水溶液を酢酸エチルで洗浄した。
水層を酢酸でpH=5に調整し、酢酸エチルで抽出し
た。合わせた抽出物を水で数回洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を真空除去して、2(1−第三級ブ
トキシカルボニル)ピペリジン−4−酢酸(5.53
g)を黄色油状物として得た。 MS (APCI) m/z: 144 (M++1-Boc) NMR (CDCl3): 1.05-1.3 (2H, m), 1.45 (9H, s), 1.73
(2H, d, J=13.6Hz), 1.86-2.05 (1H, m), 2.79 (2H, d,
J=7.0Hz), 2.72 (2H, t, J=12.2Hz), 4.07-4.18(2H,
m)
【0184】製造例18 1−(第三級ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−酢
酸(6.53g)とN−メチルモルホリン(2.95m
l)のテトラヒドロフラン(THF、150ml)中の
溶液にクロロ蟻酸エチル(2.57ml)を攪拌しなが
ら−10℃で冷却下に滴下した。混合物を同一条件で1
5分間攪拌した。反応混合物に水素化ホウ素ナトリウム
(3.05g)を−10℃で一度に加えた。メタノール
(300ml)を混合物に0℃で2時間かけて滴下し
た。反応完了後、6N−HClで混合物をpH=7.0
に調整し、溶媒を真空留去した。残留物を重炭酸ナトリ
ウム水溶液で処理し、酢酸エチルで二回抽出した。合わ
せた抽出物を水で二回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を真空除去して、無色油状物(7.0g)を
得て、これを、クロロホルムとメタノールの混合物(1
00:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付した。所望の生成物を含む画分を
合わせ、溶媒を真空留去して、2−[1−(第三級ブト
キシカルボニル)ピペリジン−4−イル]エタノール
(6.56g)を無色油状物として得た。 MS (APCI) m/z: 130 (M++1-Boc) NMR (CDCl3): 1.0-1.25 (2H, m), 1.45 (9H, s), 1.4-
1.8 (6H, m), 2.69 (2H,t, J=12.6Hz), 3.71 (2H, m),
4.07 (2H, d, J=12.8Hz)
【0185】製造例19 2−[1−(第三級ブトキシカルボニル)ピペリジン−
4−イル]エタノール(2.29g)とピリジン(1.
58g)の塩化メチレン(20ml)中の溶液に、塩化
p−トルエンスルホニル(2.86g)の塩化メチレン
(10ml)中の溶液を攪拌しながら氷浴内で冷却下に
滴下した。混合物を同一条件で1時間、室温で一夜攪拌
した。溶媒を真空除去し、残留物に重炭酸ナトリウム水
溶液を加えた。混合物を酢酸エチルで抽出した。抽出物
を水で二回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を真空除去し、黄色油状物を得て、これを、クロロホル
ムを溶離溶媒として用いるシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付した。所望の生成物を含む画分を合わせ、
溶媒を留去して、p−トルエンスルホン酸2−[1−
(第三級ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]
エチル(2.19g)を淡黄色油状物として得た。 MS (APCI) m/z: 284 (M++1-Boc) NMR (CDCl3): 0.9-1.15 (2H, m), 1.44 (9H, s), 1.45-
1.6 (5H, m), 2.46 (3H,s), 2.61 (2H, t, J=12.5Hz),
4.0-4.1 (4H, m), 7.35 (2H, d, J=8.0Hz), 7.81 (2H,
d, J=8.0Hz)
【0186】製造例20 4−クロロフェニルアセトニトリル(15.47g)と
1.3−ジブロモプロパン(21.39g)のジエチル
エーテル(30ml)中の溶液に、粉末KOH(26.
9g)のジメチルスルホキシド(DMSO、80ml)
中の懸濁液を攪拌しながら25℃で3時間かけて滴下し
た。添加完了後、混合物を同一条件で2時間攪拌した。
15℃以下に冷却した反応混合物に、氷水(50ml)
と酢酸エチル(60ml)を攪拌しながら滴下した。混
合物をセライトで濾過した。濾液と洗液を合わせ、分離
した有機層を水で三回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を真空除去し、オレンジ色油状物(20.3
5g)を得て、これを減圧蒸留により精製して、1−
(4−クロロフェニル)−1−シアノシクロブタン(1
3.74g)を無色油状物として得た。 bp: 127-130℃/3 mmHg (文献中で既知)
【0187】製造例21 水素化アルミニウムリチウム(LAH、1.98g)の
THF(80ml)中の懸濁液に、1−(4−クロロフ
ェニル)−1−シアノシクロブタン(5.0g)のTH
F(20ml)中の溶液を攪拌しながら室温で滴下し
た。混合物を攪拌しながら2.5時間還流した。反応混
合物を氷浴内で冷却後、フッ化ナトリウム(8.86
g)を一度に加え、水(2.85ml)を攪拌しながら
一滴ずつ注意深く加えた。混合物を同一条件でさらに1
時間攪拌した。生じた沈殿物を濾去し、濾液と洗液を合
わせ、溶媒を真空留去して、1−(4−クロロフェニ
ル)−1−アミノメチルシクロブタン(4.84g)を
無色油状物として得た。 MS (APCI) m/z: 196 (M++1) NMR (CDCl3): 1.15 (2H, br, s), 1.8-2.4 (6H, m), 2.
91 (2H, s), 7.04 (2H,d, J=7.0Hz), 7.28 (2H, d, J=
7.0Hz)
【0188】製造例22 ベンゾイミダゾール(1.2g)、2−ブロモエチルフ
タルイミド(2.6g)とトリエチルアミン(1.04
g)のDMF(20ml)中の溶液を攪拌しながら60
℃で6時間、90℃で16時間加熱した。反応混合物を
水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水で二回洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を真空除去
し、油状物を得て、これを、クロロホルムとメタノール
の混合物(50:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付した。所望の生成物を
含む画分を合わせ、溶媒を真空留去して、2−(ベンゾ
イミダゾール)エチルフタルイミド(0.75g)を結
晶として得た。 MS (APCI) m/z: 292 (M++1) NMR (CDCl3): 4.14 (2H, t, J=7.1Hz), 4.50 (2H, t, J
=7.1Hz), 7.2-7.35 (2H,m), 7.49-7.55 (1H, m), 7.69-
7.88 (6H, m)
【0189】製造例23 2−(ベンゾイミダゾール−1−イル)エチルフタルイ
ミド(739.5g)の、THF(7ml)とメタノー
ル(3ml)の混合物中の溶液に、ヒドラジン水和物
(0.123ml)を攪拌しながら室温で加えた。混合
物を攪拌しながら2.5時間還流した。沈殿物を濾去し
た。濾液と洗液から溶媒を真空留去し、水に注いだ。混
合物をクロロホルムとメタノールの混合物で数回抽出し
た。合わせた抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を真空除去して、1−(2−アミノエチル)ベンゾイミ
ダゾール(0.57g)を油状物として得た。 NMR (CDCl3): 2.35 (2H, br, s), 3.13 (2H, t, J=5.9H
z), 4.22 (2H, t, J=5.9Hz), 7.16-7.99 (5H, m)
【0190】製造例24 3−(ベンゾイミダゾール−1−イル)プロピルフタル
イミドをFR253320(ロット11118YS)の
製造と同様にして得た。 MS (APCI) m/z: 306 (M++1) NMR (CDCl3): 2.30 (2H, quintet, J=6.8Hz), 3.78 (2
H, t, J=6.8Hz), 4.25 (2H, t, J=6.8Hz), 7.25-7.42
(3H, m), 7.71-7.90 (5H, m), 8.08 (1H, s)
【0191】製造例25 1−(3−アミノプロピル)ベンゾイミダゾールをFR
253321(ロット11518YS)の製造と同様に
して得た。 NMR (CDCl3): 1.60 (2H, br, s), 1.99 (2H, quintet,
J=6.8Hz), 2.72 (2H, t,J=6.8Hz), 4.29 (2H, t, J=6.8
Hz), 7.2-7.35 (2H, m), 7.38-7.5 (1H, m), 7.76-7.85
(1H, m), 7.91 (1H, s)
【0192】製造例26 水素化アルミニウムリチウム(1.15g)のTHF
(60ml)中の懸濁液に、1−トリチル−4−シアノ
イミダゾール(6.78g)のTHF(40ml)中の
溶液を攪拌しながら室温で滴下した。混合物を攪拌しな
がら3時間還流した。反応混合物を氷浴内で冷却し、フ
ッ化ナトリウム(5.44g)を加えた。混合物に水
(1.67ml)を攪拌しながら5℃以下で注意深く滴
下した。混合物を同一条件で数時間攪拌後、沈殿物を濾
去した。濾液と洗液を合わせ、溶媒を真空留去し、油状
物を得て、これをジイソプロピルエーテルで処理して結
晶化した。濾取後、酢酸エチルとジイソプロピルエーテ
ルの混合物で洗浄して、1−トリチル−4−アミノメチ
ルイミダゾール(1.82g)を黄色粉末として得た。 MS (APCI) m/z: 340 (M++1) NMR (CDCl3): 1.4-1.9 (2H, br), 3.77 (2H, s), 6.67
(1H, s), 7.05-7.4 (16H, m)
【0193】製造例27 2−メチル−6−ピリジンカルボキサルデヒド(2.4
7g)の塩化メチレン(16ml)中の溶液に、ヨウ化
亜鉛(128mg)とトリメチルシリルシアニド(3.
22ml)を攪拌しながら氷浴内で加えた。混合物を同
一条件で1時間、室温で一夜攪拌した。塩化メチレンを
真空除去後、残留物に重炭酸ナトリウム水溶液を加え、
酢酸エチルで抽出した。抽出物を水で二回洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を真空除去して、中間ア
セトニトリル誘導体を油状物として得た。水素化アルミ
ニウムリチウム(1.52g)のTHF(40ml)中
の懸濁液に、上記のように得られた油状物のTHF(1
0ml)中の溶液を攪拌しながら室温で滴下した。混合
物を同一条件で3時間攪拌した。反応混合物を氷浴内で
5℃以下に冷却し、それにフッ化ナトリウム(6.72
g)を加え、水(2.2ml)を攪拌しながら一滴ずつ
注意深く加えた。生じた沈殿物を濾去した。濾液と洗液
を合わせ、溶媒を真空留去して、2−メチル−6−(2
−アミノ−1−ヒドロキシ)エチルピリジン(1.54
g)を赤味がかった油状物として得て、これをさらに精
製することなく以後の反応に直ちに用いた。
【0194】製造例28 カリウム第三級ブトキシド(6.65g)を、7−メト
キシ−1−テトラロン(10g)とヨウ化トリメチスル
ホニウムル(13.9g)のジメチルスルホキシド(1
00ml)中の溶液に窒素雰囲気下15〜20℃で注意
深く加えた。室温で2.5時間攪拌後、反応混合物を氷
水に注いだ。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機層を水
と食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を真
空留去した。残留物にn−プロパノール(40ml)と
4−アミノメチル−1−ベンジルピペリジン(11.4
2g)を加え、混合物を10時間還流した。溶媒を真空
除去し、残留物を、クロロホルムとメタノールの混合物
(20:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲル(40
0ml)カラムクロマトグラフィーに付した。所望の生
成物を含む画分を合わせ、溶媒を真空留去して、1−
(1−ベンジルピペリジン−4−イル)メチルアミノメ
チル)−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−1−ナフタレノール(7.2g)を油状物として得
た。 MS (APCI) m/z: 395 [M+H]+ NMR (CDCl3,δ): 1.18-2.92 (20H, m), 3.52 (2H, s),
3.47 (2H, s), 3.79 (3H, s), 6.74 (1H, dd, J=2.7Hz,
8.4Hz), 7.08 (1H, d, J=2.7Hz), 7.21-7.32 (5H, m)
【0195】製造例29 N−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)メチル−N
−[(1−ヒドロキシ−7−メトキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロ−1−ナフタレン−1−イル)メチル]
カルバミン酸第三級ブチルをFR162454の製造と
同様にして得た。MS (APCI) m/z: 495 [M+H]+ NMR (CDCl3,δ): 1.18-3.65 (19H, m), 1.48 (9H, s),
3.46 (3H, s), 3.79 (3H, s), 5.56 (1H, s), 6.74 (1
H, dd, J=2.7Hz, 8.4Hz), 6.96 (1H, d, J=8.4Hz), 7.0
8 (1H, s), 7.18-7.30 (5H, m)
【0196】製造例30 N−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)メチル−N
−[(1−ヒドロキシ−7−メトキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メチル]カルバ
ミン酸第三級ブチル(0.61g)、10%パラジウム
炭(0.12g)と蟻酸アンモニウム(0.31g)の
エタノール(12ml)中の混合物を1時間還流した。
触媒を濾去し、濾液から溶媒を真空留去した。残留物を
クロロホルムと重炭酸ナトリウム水溶液との間に分配し
た。分離した有機層から溶媒を真空留去し、油状物を得
て、これを、クロロホルムとメタノールの混合物を溶離
溶媒として用いるシリカゲル(20ml)カラムクロマ
トグラフィーに付した。所望の生成物を含む画分を合わ
せ、溶媒を真空留去して、N−(1−ヒドロキシ−7−
メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−
1−イル)メチル−N−(4−ピペリジニルメチル)カ
ルバミン酸第三級ブチル(0.28g)を非晶質塊とし
て得た。 MS (APCI) m/z: 405 [M+H]+ NMR (CDCl3,δ): 0.90-3.75 (20H, m), 1.49 (9H, s),
3.77 (3H, s), 6.74 (1H, dd, J=2.7Hz, 8.4Hz), 6.97
(1H, d, J=8.4Hz), 7.10 (1H, s), 7.26 (1H, s)
【0197】製造例31 N−[(1−ベンジルピペリジン−4−イル)メチル]
−N−[(3−メトキシ−6,7,8,9−テトラヒド
ロ−5H−ベンゾ[a]シクロヘプテン−6−イル)ア
ミンをFR238245の製造と同様にして得た。 MS (APCI) m/z: 379 [M+H]+ NMR (CDCl3,δ): 1,05-1.10 (12H, m), 2.42-2.90 (9H,
m), 3.47 (2H, s), 3.77 (3H, s), 6.63 (1H, dd, J=
2.7Hz, 8.1Hz), 6.71 (1H, d, J=2.7Hz), 6.98 (1H, d,
J=8.1Hz), 7.08 (5H, m)
【0198】製造例32 N−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)メチル−N
−(3−メトキシ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾ[a]シクロヘプテン−6−イル)カルバミ
ン酸第三級ブチルをFR162454の製造と同様にし
て得た。 MS (APCI) m/z: 479 [M+H]+ NMR (CDCl3,δ): 1,15-3.30 (20H, m), 1.47 (9H, m),
3.66 (2H, s), 3.76 (3H, s), 6.60-6.67 (2H, m), 6.9
7 (1H, d, J=8.0Hz), 7.21-7.30 (5H, m)
【0199】製造例33 N−(3−メトキシ−6,7,8,9−テトラヒドロ−
5H−ベンゾ[a]シクロヘプテン−6−イル)−N−
ピペリジン−4−イル)メチルカルバミン酸第三級ブチ
ルをFR233067の製造と同様にして得た。 MS (APCI) m/z: 379 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 0.90-3.50 (21H, m), 1.49 (9H, m),
3.70 (3H, s), 6.63 (1H,dd, J=2.6Hz, 8.1Hz), 6.71
(1H, d, J=2.6Hz), 6.71 (1H, d, J=8.1Hz)
【0200】製造例34 カリウム第三級ブトキシド(4.25g)を5−クロロ
−3−[2−オキソ−2−(4−オキソピペリジン−1
−イル)エチル]−1,3−ベンゾチアゾール−2(3
H)−オン(10.88g)とヨウ化トリメチルスルホ
ニウム(8.22g)のジメチルスルホキシド(100
ml)中の溶液に窒素雰囲気下15〜20℃で注意深く
加えた。室温で2時間攪拌後、反応混合物を氷水に注い
だ。生じた固形物を濾取し、クロロホルムに溶解した。
有機相を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を
真空留去した。残留物を酢酸エチルとn−ヘキサンの混
合物内で粉砕し、濾過して、5−クロロ−3−[2−
(1−オキサ−6−アザスピロ[2.5]オクタン−6
−イル)−2−オキソエチル]−1,3−ベンゾチアゾ
ール−2(3H)−オン(7.9g)を黄色ペースト状
物として得た。 NMR (DMSO,δ): 1.30-4.20 (10H, m), 4.98 (2H, s),
7.26 (1H, dd, J=1.9Hz,8.4Hz), 7.49 (1H, d, J=1.9H
z), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz)
【0201】実施例1 1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3
−イル)アセチル]ピペリジン−4−カルボン酸(20
0mg)、O−(ベンゾトリアゾール−1−イル)−
N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウム・テトラ
フルオロホウ酸塩(272mg)とジイソプロピルエチ
ルアミン(102mg)のN,N−ジメチルホルムアミ
ド(1.13ml)中の混合物を室温で1時間攪拌し
た。2−メトキシエチルアミン(59.3mg)を反応
混合物に加え、これを同一条件で攪拌した。酢酸エチル
と0.1N塩酸水溶液を反応混合物に加え、これを数分
間攪拌した。分離した有機層を水、飽和重炭酸ナトリウ
ム水溶液と食塩水で順次洗浄した。硫酸マグネシウムで
乾燥後、溶媒を真空除去し、油状残留物を得て、これ
を、クロロホルムとメタノールの混合物(50:1)を
溶離溶媒として用いるシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付して、1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾ
チアゾリン−3−イル)アセチル]ピペリジン−4−カ
ルボン酸・2−メトキシエチルアミド(2.8g、8
9.1%)を結晶性粉末として得た。
【0202】mp: 157.6-160.1℃ IR (KBr): 3301, 1673, 1652, 1639 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.2-1.5 (1H, m), 1.6-1.8 (3H,
m), 2.3-2.5 (1H, m), 2.55-2.8 (1H, m), 3.0-3.3 (3
H, m), 3.25 (3H, s), 3.3-3.4 (2H, m), 3.8-4.0(1H,
m), 4.1-4.3 (1H, m), 4.86 (1H, d, J=17Hz), 4.99 (1
H, d, J=17Hz), 7.25 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.46
(1H, d, J=1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 7.8-8.0
(1H, br) MS (APCI) m/z: 412 (M++1) 元素分析: C18H22ClN3O4S・0.3H2O 計算値 C; 51.81, H; 5.46, N; 10.07 分析値 C; 51.73, H; 5.25, N; 9.99
【0203】実施例2 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・2−ヒドロキシ
−6−ニトロアニリド mp: 242.2-243.4℃ IR (KBr): 3288, 3276, 1683, 1652, 1639 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.6-2.0 (3H,
m), 2.6-2.9 (2H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.9-4.1 (1H,
m), 4.15-4.4 (1H, m), 4.88 (1H, d, J=17Hz),5.02
(1H, d, J=17Hz), 7.1-7.4 (4H, m), 7.49 (1H, d, J=2
Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 9.7 (1H, br), 10.3-10.
9 (1H, br) MS (APCI) m/z: 491 (M++1) 元素分析: C21H19ClN4O6S・0.2H2O 計算値 C; 51.01, H; 3.95, N; 11.33 分析値 C; 51.19, H; 3.96, N; 11.08
【0204】実施例3 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(5−メチルチ
アゾール−2−イル)アミド mp: >250℃ IR (KBr): 1700, 1664 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.7-2.0 (3H,
m), 2.33 (3H, s), 2.6-2.9 (2H, m), 3.0-3.3 (1H,
m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.89 (1H, d,
J=17Hz), 5.02 (1H, d, J=17Hz), 7.12 (1H, s), 7.26
(1H, dd, J=1.9Hz,8.4Hz), 7.48 (1H, d, J=1.9Hz),
7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 11.96 (1H, s) MS (APCI) m/z: 451 (M++1) 元素分析: C19H19ClN4O3S2・0.2H2O 計算値 C; 50.20, H; 4.30, N; 12.33 分析値 C; 50.06, H; 4.14, N; 12.22
【0205】実施例4 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(エトキシカル
ボニルメチル)アミド mp: 119.8-121.2℃ IR (KBr): 3293, 1662, 1644 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.19 (3H, t, J=7.1Hz), 1.3-1.6
(1H, m), 1.6-1.9 (3H,m), 2.6-2.85 (1H, m), 2.4-2.
6 (1H, m), 3.0-3.3 (1H, m), 3.82 (2H, q, J=5.9Hz),
3.85-4.0 (1H, m), 4.09 (2H, q, J=7.1Hz), 4.15-4.3
(1H, m), 4.87(1H, d, J=17Hz), 5.00 (1H, d, J=17H
z), 7.25 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.47 (1H, d, J=
1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 8.31 (1H, t, J=5.9H
z) MS (APCI) m/z: 440 (M++1)
【0206】実施例5 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(ベンズイミダ
ゾール−2−イル)アミド mp: >260℃ IR (KBr): 3272, 1689, 1656, 1635 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.4-1.7 (1H, m), 1.7-2.1 (3H,
m), 2.6-2.9 (2H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.9-4.1 (1H,
m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.90 (1H, d, J=17Hz),5.05 (1
H, d, J=17Hz), 7.0-7.1 (2H, m), 7.26 (1H, dd, J=1.
9Hz, 8Hz), 7.3-7.6 (3H, m), 7.71 (1H, d, J=8Hz), 1
1.6 (1H, s), 12.1 (1H, s) MS (APCI) m/z: 470 (M++1) 元素分析: C22H20ClN5O3S・1.0H2O 計算値 C; 54.15, H; 4.54, N; 14.35 分析値 C; 54.23, H; 4.16, N; 14.25
【0207】実施例6 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。5−クロロ
−3−{2−オキソ−2−[4−(4−フェニル−3,
6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボニル)ピペ
リジン−1−イル]エチル}−3H−ベンゾチアゾリン
−2−オン mp: 182.4-184.2℃ IR (KBr): 3409, 1673, 1658, 1625 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m),1.6-1.9 (3H,
m), 2.4-3.4 (6H, m), 3.6-3.85 (2H, m), 3.85-4.05
(1H, m), 4.05-4.1 (1H, m), 4.1-4.4 (2H, m), 4.89
(1H, d, J=17Hz), 5.01 (1H, d, J=17Hz), 6.20 (1H,
s), 7.2-7.5 (7H, m), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz) MS (APCI) m/z: 496 (M++1) 元素分析: C26H26ClN3O3S・0.3H2O 計算値 C; 62.28, H; 5.35, N; 8.38 分析値 C; 62.39, H; 5.22, N; 8.42
【0208】実施例7 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。5−クロロ
−3−{2−[4−(6,7−ジメトキシ−3,4−ジ
ヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボニル)ピペリ
ジン−1−イル]−2−オキソエチル}−3H−ベンゾ
チアゾリン−2−オン mp: 208.6-211.4℃ IR (KBr): 3434, 1660, 1625 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.6-1.9 (3H,
m), 2.6-2.9 (3H, m), 2.9-3.4 (2H, m), 3.5-3.7 (2H,
m), 3.8-4.05 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.53(1H, b
r), 4.68 (1H, br), 4.8-5.1 (2H, m), 6.7-6.9 (2H,
m), 7.2-7.3 (1H,m), 5.5 (1H, br), 7.6-7.8 (1H, m) MS (APCI) m/z: 530 (M++1) 元素分析: C26H28ClN3O5S・0.3H2O 計算値 C; 58.32, H; 5.38,N; 7.85 分析値 C; 58.17, H; 5.25, N; 7.82
【0209】実施例8 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。
【0210】1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチ
アゾリン−3−イル)アセチル]ピペリジン−4−カル
ボン酸・(4,5−ジヒドロチアゾール−2−イル)ア
ミド mp: 140.5-143.2℃ IR (KBr): 3409, 1687, 1658, 1619 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.2-1.5 (1H, m), 1.5-2.0 (3H,
m), 2.5-2.9 (2H, m), 3.0-3.3 (3H, m), 3.6-3.8 (2H,
m), 3.85-4.0 (1H, m), 4.15-4.3 (1H, m), 4.87 (1H,
d, J=17Hz), 5.00 (1H, d, J=17Hz), 7.25 (1H, dd, J
=1.9Hz, 8.4Hz),7.46 (1H, d, J=1.9Hz), 7.70 (1H, d,
J=8.4Hz), 10.5 (1H, br) MS (APCI) m/z: 439 (M++1)
【0211】実施例9 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。
【0212】1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチ
アゾリン−3−イル)アセチル]ピペリジン−4−カル
ボン酸・(5−メチルピラゾール−3−イル)アミド mp: 256.6-257.7℃ IR (KBr): 3538, 3457, 1695, 1644 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.6-2.0 (3H,
m), 2.37 (3H, s), 2.6-2.8 (2H, m), 3.0-3.3 (1H,
m), 3.9-4.05 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.88 (1H,
d, J=17Hz), 5.02 (1H, d, J=17Hz), 6.64 (1H, s), 7.
25 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.48 (1H, d, J=1.9H
z), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 10.9 (1H, br) MS (APCI) m/z: 435 (M++1)
【0213】実施例10 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]−ピペリジン−4−カルボン酸・[5−(1,
1−ジメチルエチル)イソオキサゾール−3−イル]ア
ミド mp: 212.2-215.1℃ IR (KBr): 3251, 1687, 1660, 1633 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.29 (9H, s), 1.3-2.0 (4H, m),
2.6-2.8 (2H, m), 3.0-3.3 (1H, m), 3.9-4.1 (1H,
m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.88 (1H, d, J=17Hz), 5.02 (1
H, d, J=17Hz), 7.26 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.47
(1H, d, J=1.9Hz),7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 11.0 (1H,
s) MS (APCI) m/z: 477 (M++1)
【0214】実施例11 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・3−クロロ−2
−メチルアニリド mp: 260.1-262.6℃ IR (KBr): 3245, 1673, 1660 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.65 (1H, m), 1.7-2.0 (3H,
m), 2.22 (3H, s), 2.6-2.9 (2H, m), 3.05-3.4 (1H,
m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.90 (1H, d,
J=17Hz), 5.02 (1H, d, J=17Hz), 7.1-7.35 (4H, m),
7.49 (1H, d, J=1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 9.59
(1H, br) MS (APCI) m/z: 478 (M++1) 元素分析: C22H21Cl2N3O3S 計算値 C; 55.24, H; 4.42, N; 8.78 分析値 C; 55.25, H; 4.42, N; 8.70
【0215】実施例12 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・4−(2−ヒド
ロキシエチル)アニリド mp: 153.8-157.2℃ IR (KBr): 3453, 3428, 1675, 1652 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.65 (1H, m), 1.7-1.95 (3
H, m), 2.5-2.8 (4H, m),3.05-3.3 (1H, m), 3.45-3.65
(2H, m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m),4.61 (1
H, t, J=5.1Hz), 4.89 (1H, d, J=17Hz), 5.03 (1H, d,
J=17Hz), 7.05-7.2 (2H, m), 7.26 (1H, dd, J=1.9Hz,
8.4Hz), 7.45-7.55 (3H, m), 7.70 (1H,d, J=8.4Hz),
9.87 (1H, s) MS (APCI) m/z: 474 (M++1)
【0216】実施例13 下記の化合物を実施例1と同様にして得た 1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3
−イル)アセチル]ピペリジン−4−カルボン酸・2−
(4−スルファモイルフェニル)エチルアミド mp: 227.1-229.4℃ IR (KBr): 3307, 1675, 1660, 1643 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.2-1.8 (4H, m), 2.2-2.5 (1H,
m), 2.5-2.9 (4H, m), 3.0-3.3 (2H, m), 3.8-4.0 (1H,
m), 4.1-4.3 (1H, m), 4.86 (1H, d, J=17Hz),4.99 (1
H, d, J=17Hz), 7.2-7.5 (6H, m), 7.6-7.8 (3H, m),
7.8-8.0 (1H, m)MS (APCI) m/z: 537 (M++1) 元素分析: C23H25ClN4O5S2 計算値 C; 51.44, H; 4.69, N; 10.43 分析値 C; 51.06, H; 4.70, N; 10.20
【0217】実施例14 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・4−フルオロ−
3−トリフルオロメチルアニリド mp: 245.2-247.1℃ IR (KBr): 3320, 1671, 1658, 1631 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.35-1.65 (1H, m), 1.7-2.0 (3
H, m), 2.5-2.9 (2H, m),3.05-3.4 (1H, m), 3.9-4.1
(1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.90 (1H, d, J=17Hz), 5.
04 (1H, d, J=17Hz), 7.26 (1H, d, J=1.9Hz, 8.4Hz),
7.4-7.6 (2H, m),7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 7.8-7.95 (1
H, m), 8.14 (1H, dd, J=2.3Hz, 6.5Hz),10.33 (1H, s) MS (APCI) m/z: 516 (M++1) 元素分析: C22H18ClF4N3O3S 計算値 C; 51.22, H; 3.52, N; 8.14 分析値 C; 50.95, H; 3.46, N; 8.06
【0218】実施例15 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・4−フェノキシ
アニリド mp: 214.5-217.4℃ IR (KBr): 3289, 1671, 1654 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.4-1.65 (1H, m), 1.7-2.0 (3H,
m), 2.5-2.85 (3H, m),3.1-3.3 (1H, m), 3.9-4.1 (1
H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.90 (1H, d, J=17Hz), 5.04
(1H, d, J=17Hz), 6.9-7.05 (4H, m), 7.09 (1H, t, J
=7.3Hz), 7.26 (1H, d, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.3-7.4 (2
H, m), 7.49 (1H, d, J=1.9Hz), 7.6-7.7 (2H, m), 7.7
0 (1H, d, J=8.4Hz), 10.0 (1H, s) MS (APCI) m/z: 522 (M++1) 元素分析: C27H24ClN3O4S 計算値 C; 62.12, H; 4.63, N; 8.05 分析値 C; 61.97, H; 4.61, N; 7.96
【0219】実施例16 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・4−ベンゾイル
アニリド mp: 243.8-246.1℃ IR (KBr): 3291, 1675, 1654 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-2.0 (4H, m), 2.6-2.85 (2H,
m), 3.1-3.3 (1H, m),3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H,
m), 4.90 (1H, d, J=17Hz) 5.04 (1H, d, J=17Hz), 7.
26 (1H, d, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.45-7.9 (11H, m), 10.
4 (1H, s) MS (APCI) m/z: 534 (M++1) 元素分析: C28H24ClN3O4S・0.6H2O 計算値 C; 61.73, H; 4.66, N; 7.71 分析値 C; 61.66, H; 4.61, N; 8.05
【0220】実施例17 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・2−(4−メト
キシフェニル)エチルアミド mp: 216.4-217.5℃ IR (KBr): 3289, 1675, 1656, 1614 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.55 (1H, m), 1.6-1.8 (3H,
m), 2.25-2.45 (1H, m), 2.55-2.75 (3H, m), 3.0-3.4
(3H, m), 3.72 (3H, s), 3.8-4.0 (1H, m), 4.1-4.3
(1H, m), 4.87 (1H, d, J=17Hz), 5.00 (1H, d, J=17H
z), 6.85 (1H, d, J=8.6Hz), 7.11 (1H, d, J=8.6Hz),
7.25 (1H, d, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.46 (1H,d, J=1.9H
z), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 7.8-8.0 (1H, m) MS (APCI) m/z: 488 (M++1) 元素分析: C24H26ClN3O4S 計算値 C; 59.07, H; 5.37, N; 8.61 分析値 C; 58.90, H; 5.35, N; 8.57
【0221】実施例18 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(3−エトキシ
カルボニル)プロピルアミド mp: 190.4-192.1℃ IR (KBr): 3295, 1725, 1691, 1660, 1654 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.18 (3H, t, J=7.1Hz), 1.25-1.
55 (1H, m), 1.6-1.8 (5H, m), 2.2-2.4 (3H, m), 2.55
-2.8 (1H, m), 3.0-3.2 (3H, m), 3.85-4.05 (1H, m),
4.05 (1H, q, J=7.1Hz), 4.15-4.35 (1H, m), 4.87 (1
H, d, J=17Hz), 5.00 (1H, d, J=17Hz), 7.25 (1H, d,
J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.46 (1H, d, J=1.9Hz) 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 7.8-8.0 (1H, m) MS (APCI) m/z: 468 (M++1) 元素分析: C21H26ClN3O5S 計算値 C; 53.90, H; 5.60, N; 8.98 分析値 C; 53.55, H; 5.58, N; 8.98
【0222】実施例19 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(2−ヒドロキ
シ−2−フェニル)エチルアミド mp: 194.4-195.9℃ IR (KBr): 3428, 3413, 1725, 1691, 1660, 1644 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.2-1.5 (1H, m), 1.55-1.8 (3H,
m), 2.3-2.5 (1H, m),2.55-2.75 (1H, m), 3.0-3.4 (3
H, m), 3.8-4.0 (1H, m), 4.1-4.3 (1H, m), 4.5-4.7
(1H, m), 4.86 (1H, d, J=17Hz), 4.99 (1H, d, J=17H
z), 5.45 (1H, d,J=4.3Hz), 7.2-7.4 (6H, m), 7.46 (1
H, d, J=1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz),7.8-8.0 (1H,
m) MS (APCI) m/z: 456 (M-18)++1 元素分析: C23H24ClN3O4S 計算値 C; 58.28, H; 5.10, N; 8.87 分析値 C; 58.04, H; 5.10, N; 8.74
【0223】実施例20 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(5−フェニル
ピラゾール−3−イル)アミド mp: 126.4-130.0℃ IR (KBr): 3438, 3413, 1691, 1675, 1660 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-2.2 (4H, m), 2.75-3.0 (1H,
m), 3.1-3.4 (1H, m),3.8-4.1 (2H, m), 4.2-4.4 (1H,
m), 4.8-5.2 (2H, m), 6.76 (1H, s), 7.2-7.35 (1H,
m), 7.4-7.55 (4H, m), 7.65-7.75 (1H, m), 7.8-7.9
(1H, m) MS (APCI) m/z: 496 (M++1) 元素分析: C23H24ClN3O4S 計算値 C; 58.28, H; 5.10, N; 8.87 分析値 C; 58.04, H; 5.10, N; 8.74
【0224】実施例21 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(3−メトキシ
ピリジン−6−イル)アミド mp: 235.2-237.1℃ IR (KBr): 3280, 1673, 1654 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.65 (1H, m), 1.7-2.0 (3H,
m), 2.5-2.85 (2H, m),3.05-3.3 (1H, m), 3.81 (3H,
s), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.90(1H, d,
J=17.2Hz), 5.03 (1H, d, J=17.2Hz), 6.7-6.9 (1H,
m), 7.2-7.3 (1H,m), 7.4-7.6 (1H, m), 7.65-7.8 (1H,
m), 7.85-8.0 (1H, m), 8.3-8.4 (1H, m), 9.98 (1H,
s) MS (APCI) m/z: 461 (M++1) 元素分析: C21H21ClN4O4S・0.4H2O 計算値 C; 53.88, H; 4.69, N; 11.97 分析値 C; 53.96, H; 4.49, N; 11.91
【0225】実施例22 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(5−クロロベ
ンズオキサゾール−2−イル)アミド mp: 227.8-230.0℃ IR (KBr): 3205, 1691, 1660, 1637 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-2.0 (4H, m), 2.6-3.0 (2H,
m), 3.0-3.4 (1H, m), 3.85-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1
H, m), 4.90 (1H, d, J=17Hz), 5.03 (1H, d, J=17Hz),
7.2-7.4 (1H, m), 7.48 (1H, br), 7.6-7.8 (3H, m),
11.9 (1H, br) MS (APCI) m/z: 505 (M++1) 元素分析: C22H18Cl2N4O4S・0.6H2O 計算値 C; 51.19, H; 3.75, N; 10.85 分析値 C; 51.27, H; 3.85, N; 10.97
【0226】実施例23 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(ナフタレン−
1−イル)アミド mp: 188.0-191.2℃ IR (KBr): 3249, 1656 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.4-1.75 (1H, m), 1.8-2.1 (3H,
m), 2.6-3.0 (2H, m),3.1-3.4 (1H, m), 3.95-4.15 (1
H, m), 4.3-4.5 (1H, m), 4.91 (1H, d, J=17Hz), 5.05
(1H, d, J=17Hz), 7.26 (1H, d, J=1.8Hz, 8.4Hz), 7.
4-7.6 (4H, m),7.6-7.85 (3H, m), 7.9-8.0 (1H, m),
8.0-8.2 (1H, m), 9.95 (1H, s) MS (APCI) m/z: 480 (M++1) 元素分析: C25H22ClN3O3S・0.4H2O 計算値 C; 61.63, H; 4.72, N; 8.63 分析値 C; 61.54, H; 4.53, N; 8.64
【0227】実施例24 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・3−アセチルア
ニリド mp: 204.0-207.1℃ IR (KBr): 3291, 1697, 1679, 1641 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.4-1.7 (1H, m), 1.7-2.0 (3H,
m), 2.50 (3H, s), 2.5-2.9 (2H, m), 3.1-3.3 (1H,
m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.8-5.1(2H,
m), 7.2-7.3 (1H, m), 7.4-7.6 (2H, m), 7.6-7.8 (2H,
m), 7.8-8.0 (1H,m), 8.21 (1H, s), 10.1 (1H, s) MS (APCI) m/z: 472 (M++1) 元素分析: C23H22ClN3O4S・0.4H2O 計算値 C; 57.65, H; 4.80, N; 8.77 分析値 C; 57.56, H; 4.76, N; 8.57
【0228】実施例25 下記の化合物を製造例2と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・グリシリド mp: 213.1-215.3℃ IR (KBr): 3305, 1644 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.6-1.9 (3H,
m), 2.4-2.6 (1H, m), 2.6-2.8 (1H, m), 3.0-3.3 (1H,
m), 3.76 (2H, d, J=5.9Hz), 3.8-4.1 (1H, m),4.15-
4.3 (1H, m), 4.87 (1H, d, J=17Hz), 5.00 (1H, d, J=
17Hz), 7.25 (1H,dd, J=2Hz, 8.4Hz), 7.46 (1H, d, J=
2Hz), 7.69 (1H, d, J=8.4Hz), 12.5 (1H, br) MS (APCI) m/z: 412 (M++1)
【0229】実施例26 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(6−ヒドロキ
シ−3−メトキシ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5
H−ベンゾシクロヘプテン−6−イルメチル)アミド mp: 204.5-207.1℃ IR (KBr): 3345, 1675, 1658, 1635 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.9 (8H, m), 2.5-3.2 (9H,
m), 3.70 (3H, s), 3.8-4.0 (1H, m), 4.1-4.35 (1H,
m), 4.86 (1H, d, J=17Hz), 5.00 (1H, d, J=17Hz), 6.
6-6.7 (2H, m), 6.96 (1H, d, J=8.9Hz), 7.25 (1H, d
d, J=1.8Hz, 8.4Hz), 7.46 (1H, d, J=1.8Hz), 7.60 (1
H, br), 7.69 (1H, d, J=8.4Hz) MS (APCI) m/z: 559 (M++1) 元素分析: C28H32ClN3O5S・0.4H2O 計算値 C; 59.49, H; 5.85, N; 7.43 分析値 C; 59.50, H; 5.87, N; 7.48
【0230】実施例27 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(6−メチルベ
ンゾチアゾール−2−イル)アミド mp: 201.2-203.8℃ IR (KBr): 3428, 1691, 1654 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.65 (1H, m), 1.7-2.0 (3H,
m), 2.41 (3H, s), 2.6-2.95 (2H, m), 3.1-3.4 (1H,
m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.90 (1H, d,
J=17Hz), 5.03 (1H, d, J=17Hz), 7.2-7.3 (2H, m),
7.49 (1H, d, J=1.9Hz), 7.6-7.8 (3H, m), 12.3 (1H,
s) MS (APCI) m/z: 501 (M++1) 元素分析: C23H21ClN4O3S2・0.3H2O 計算値 C; 54.55, H; 4.30, N; 11.06 分析値 C; 54.52, H; 4.23, N; 10.99
【0231】実施例28 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・4−クロロ−2
−メチルアニリド mp: 260.4-262.7℃ IR (KBr): 3253, 1671, 1654, 1608 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.65 (1H, m), 1.7-2.0 (3H,
m), 2.20 (3H, s), 2.6-2.9 (2H, m), 3.05-3.35 (1H,
m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.90(1H, d,
J=17Hz), 5.03 (1H, d, J=17Hz), 7.13 (1H, dd, J=2.
2Hz, 8.2Hz), 7.2-7.3 (2H, m), 7.48 (1H, d, J=2.0H
z), 7.55 (1H, d, J=2.2Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz),
9.38 (1H, s) MS (APCI) m/z: 478 (M++1) 元素分析: C22H21Cl2N3O3S・0.2H2O 計算値 C; 54.82, H; 4.47, N; 8.72 分析値 C; 54.85, H; 4.40, N; 8.69
【0232】実施例29 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・5−クロロ−2
−ヒドロキシアニリド mp: 255.1-256.2℃ IR (KBr): 3305, 1660, 1644 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-2.0 (4H, m), 2.6-3.0 (2H,
m), 3.0-3.3 (1H, m), 3.85-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1
H, m), 4.88 (1H, d, J=17Hz), 5.03 (1H, d, J=17Hz),
6.86 (1H, d, J=8.6Hz), 7.26 (1H, dd, J=1.7Hz, 8.3
Hz), 7.48 (1H, d,J=1.7Hz), 7.70 (1H, d, J=8.3Hz),
8.00 (1H, d, J=2.4Hz), 9.24 (1H, s), 10.16 (1H, s) MS (APCI) m/z: 480 (M++1) 元素分析: C21H19Cl2N3O4S 計算値 C; 52.51, H; 3.99, N; 8.75 分析値 C; 52.56, H; 4.17, N; 8.79
【0233】実施例30 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(n−デカン−
1−イル)アミド mp: 178.0-179.2℃ IR (KBr): 3295, 1679, 1658, 1641 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.8-0.9 (3H, m), 1.2-1.5 (17H,
m), 1.6-1.8 (3H, m),2.25-2.5 (1H, m), 2.5-2.8 (1
H, m), 2.9-3.2 (3H, m), 3.85-4.0 (1H, m), 4.15-4.3
5 (1H, m), 4.86 (1H, d, J=17Hz), 4.99 (1H, d, J=17
Hz), 7.25 (1H, dd, J=2Hz, 8.4Hz), 7.46 (1H, d, J=2
Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 7.75-7.85(1H, m) MS (APCI) m/z: 494 (M++1) 元素分析: C25H36ClN3O3S 計算値 C; 60.77, H; 7.34, N; 8.50 分析値 C; 60.67, H; 7.39, N; 8.48
【0234】実施例31 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・3−ベンゾイル
アニリド mp: 217.7-219.0℃ IR (KBr): 3320, 1654 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-2.0 (4H, m), 2.6-2.85 (2H,
m), 3.05-3.3 (1H, m),3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1
H, m), 4.89 (1H, d, J=17Hz), 5.03 (1H, d, J=17Hz),
7.26 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.35-7.8 (9H, m),
7.85-8.0 (1H, m), 8.0-8.1 (1H, m), 10.21 (1H, s) MS (APCI) m/z: 534 (M++1)
【0235】実施例32 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(5−アセチル
−4−メチルチアゾール−2−イル)アミド mp: >260℃ IR (KBr): 3434, 1689, 1660, 1643 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.65-2.0 (3H,
m), 2.48 (3H, s), 2.58 (3H, s), 2.6-2.9 (2H, m),
3.1-3.3 (1H, m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m),
4.89 (1H, d, J=17Hz), 5.02 (1H, d, J=17Hz), 7.26
(1H, dd, J=1.8Hz, 8.4Hz), 7.48 (1H, d, J=1.8Hz),
7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 12.6 (1H, s) MS (APCI) m/z: 493 (M++1)
【0236】実施例33 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(2−ニトロピ
リジン−5−イル)アミド mp: 247.2-250.6℃ IR (KBr): 3280, 1675, 1654 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.6-2.0 (3H,
m), 2.6-3.0 (2H, m), 3.05-3.3 (1H, m), 3.9-4.1 (1
H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.89 (1H, d, J=17Hz),5.03
(1H, d, J=17Hz), 7.26 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.
48 (1H, d, J=1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 8.33
(1H, d, J=9.3Hz), 8.61 (1H, dd, J=2.7Hz, 9.3Hz),
9.18 (1H, d, J=2.7Hz), 11.3 (1H, s) MS (ESI) m/z: 476 (M++1) 元素分析: C20H18ClN5O5S・0.2H2O 計算値 C; 50.10, H; 3.87, N; 14.41 分析値 C; 50.02, H; 3.77, N; 14.42
【0237】実施例34 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(5−ヒドロキ
シナフタレン−1−イル)アミド mp: 182.4-187.6℃ IR (KBr): 3453, 3253, 1660, 1654, 1644 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.4-1.7 (1H, m), 1.75-2.1 (3H,
m), 2.6-3.0 (2H, m),3.05-3.4 (1H, m), 3.95-4.15
(1H, m), 4.25-4.45 (1H, m), 4.91 (1H, d, J=17Hz),
5.04 (1H, d, J=17Hz), 6.85-6.95 (1H, m), 7.2-7.55
(5H, m), 7.55-7.8 (2H, m), 7.95-8.05 (1H, m), 9.83
(1H, s), 10.17 (1H, s) MS (ESI) m/z: 495 (M++1)
【0238】実施例35 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(インダゾール
−6−イル)アミド mp: 214.0-215.8℃ IR (KBr): 3361, 3232, 1679, 1654, 1616 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.4-1.7 (1H, m), 1.8-2.1 (3H,
m), 2.6-2.9 (2H, m), 3.8-4.15 (2H, m), 4.25-4.45
(1H, m), 4.92 (1H, d, J=17Hz), 5.05 (1H, d, J=17H
z), 5.87 (2H, br), 6.68 (1H, dd, J=1.7Hz, 8.6Hz),
7.26 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.45-7.55 (3H, m),
7.71 (1H, d, J=8.4Hz), 8.16 (1H, s) MS (APCI) m/z: 470 (M++1) 元素分析: C22H20ClN5O3S・1.3H2O 計算値 C; 53.56, H; 4.62, N; 14.20 分析値 C; 53.63, H; 4.36, N; 14.15
【0239】実施例36 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・4−ヒドロキシ
−2−メチルアニリド mp: 146.6-149.1℃ IR (KBr): 3453, 3289, 1673, 1654 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.4-1.65 (1H, m), 1.65-2.0 (3
H, m), 2.08 (3H, s), 2.5-2.85 (2H, m), 3.1-3.4 (1
H, m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.89(1H,
d, J=17Hz), 5.02 (1H, d, J=17Hz), 6.5-6.65 (2H, b
r), 7.00 (1H, d, J=8.4Hz), 7.2-7.3 (1H, m), 7.45-
7.55 (1H, m), 7.69 (1H, d, J=8.4Hz), 9.12(1H, s),
9.2-9.4 (1H, br) MS (APCI) m/z: 536 (M++1)
【0240】実施例37 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・2−ヒドロキシ
−4−メチルアニリド mp: 186.4-187.4℃ IR (KBr): 3515, 3305, 1656 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.65-2.0 (3H,
m), 2.18 (3H, s), 2.6-2.9 (2H, m), 3.0-3.3 (1H,
m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.89 (1H, d,
J=17Hz), 5.03 (1H, d, J=17Hz), 6.75 (2H, s), 7.26
(1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.48 (1H, d, J=1.9Hz),
7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 9.19 (1H, s), 9.50 (1H, s) MS (APCI) m/z: 460 (M++1)
【0241】実施例38 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・4−メトキシベ
ンジルアミド mp: 223.1-226.9℃ IR (KBr): 3297, 1656, 1637, 1614 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.6-1.9 (3H,
m), 2.35-2.55 (1H, m),2.55-2.8 (1H, m), 3.0-3.3 (1
H, m), 3.72 (3H, s), 3.85-4.05 (1H, m), 4.21 (2H,
d, J=5.8Hz), 4.25-4.45 (1H, m), 4.87 (1H, d, J=17H
z), 5.00 (1H, d, J=17Hz), 6.88 (1H, d, J=8.6Hz),
7.17 (1H, d, J=8.6Hz), 7.25 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4H
z), 7.46 (1H, d, J=1.9Hz), 7.69 (1H, d, J=8.4Hz),
8.31 (1H,t, J=5.8Hz) MS (APCI) m/z: 474 (M++1) 元素分析: C23H24ClN3O4S 計算値 C; 58.28, H; 5.10, N; 8.87 分析値 C; 58.07, H; 5.05, N; 8.85
【0242】実施例39 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・2,4−ジクロ
ロベンジルアミド mp: 248.1-250.3℃ IR (KBr): 3291, 1668, 1654, 1635 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.6-1.95 (3H,
m), 2.4-2.8 (2H, m),3.0-3.3 (1H, m), 3.85-4.05 (1
H, m), 4.15-4.35 (3H, m), 4.88 (1H, d, J=17Hz), 5.
00 (1H, d, J=17Hz), 7.2-7.5 (4H, m), 7.61 (1H, dd,
J=2Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 8.4-8.5 (1H, m) MS (APCI) m/z: 514 (M++1) 元素分析: C22H20Cl3N3O3S 計算値 C; 51.53, H; 3.93, N; 8.19 分析値 C; 51.21, H; 3.88, N; 8.37
【0243】実施例40 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・3−クロロベン
ジルアミド mp: 205.2-207.8℃ IR (KBr): 3272, 1668, 1656 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.55 (1H, m), 1.6-1.9 (3H,
m), 2.4-2.8 (2H, m),3.0-3.3 (1H, m), 3.85-4.05 (1
H, m), 4.2-4.4 (3H, m), 4.29 (2H, d, J=5.9Hz), 4.8
7 (1H, d, J=17Hz), 5.01 (1H, d, J=17Hz), 7.15-7.4
(5H, m), 7.47 (1H, dd, J=1.9Hz), 7.69 (1H, d, J=8.
4Hz), 8.44 (1H, t, J=5.9Hz) MS (APCI) m/z: 478 (M++1) 元素分析: C22H21Cl2N3O3S 計算値 C; 55.24, H; 4.42, N; 8.78 分析値 C; 55.13, H; 4.38, N; 8.71
【0244】実施例41 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(ピリジン−4
−イル)アミド mp: >250℃ IR (KBr): 3313, 1691, 1662, 1635 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-2.0 (4H, m), 2.4-2.9 (2H,
m), 3.0-3.4 (1H, m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H,
m), 4.90 (1H, d, J=17Hz), 5.03 (1H, d, J=17Hz),
7.2-7.3 (1H, m), 7.4-7.8 (4H, m), 8.3-8.5 (2H, m),
10.36 (1H, s) MS (APCI) m/z: 431 (M++1) 元素分析: C20H19ClN4O3S・0.5H2O 計算値 C; 54.61, H; 4.58, N; 12.74 分析値 C; 54.86, H; 4.51, N; 12.35
【0245】実施例42 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・2−メトキシア
ニリド mp: 205.6-209.0℃ IR (KBr): 3284, 1708, 1656 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.35-1.6 (1H, m), 1.7-2.0 (3H,
m), 2.5-2.9 (2H, m),3.0-3.3 (1H, m), 3.84 (3H,
s), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.89 (1H, d,
J=17Hz), 5.03 (1H, d, J=17Hz), 6.8-7.1 (3H, m),
7.2-7.35 (1H, m),7.4-7.6 (1H, m), 7.65-7.75 (1H,
m), 7.9-8.0 (1H, m), 9.11 (1H, s) MS (APCI) m/z: 460 (M++1) 元素分析: C22H22ClN3O4S・0.2H2O 計算値 C; 57.00, H; 4.87, N; 9.06 分析値 C; 56.90, H; 4.83, N; 8.94
【0246】実施例43 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(ピリジン−2
−イル)アミド mp: 153.9-156.9℃ IR (KBr): 3257, 1687, 1652 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.7-2.0 (3H,
m), 2.6-2.9 (2H, m), 3.0-3.3 (1H, m), 3.9-4.1 (1H,
m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.89 (1H, d, J=17Hz),5.03 (1
H, d, J=17Hz), 7.0-7.15 (1H, m), 7.26 (1H, dd, J=
1.9Hz, 8.4Hz), 7.48 (1H, d, J=1.9Hz), 7.70 (1H, d,
J=8.4Hz), 7.7-7.85 (1H, m), 8.10 (1H,d, J=8.3Hz),
8.31 (1H, dd, J=1.0Hz, 4.8Hz), 10.51 (1H, s) MS (APCI) m/z: 431 (M++1)
【0247】実施例44 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(ピリジン−3
−イル)アミド mp: 215.2-217.4℃ IR (KBr): 3268, 1687, 1673, 1639 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.35-1.65 (1H, m), 1.7-2.0 (3
H, m), 2.55-2.85 (2H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.9-4.1
(1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.90 (1H, d, J=17Hz),
5.04 (1H, d, J=17Hz), 7.26 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4H
z), 7.3-7.4 (1H, m), 7.48 (1H, d, J=1.9Hz), 7.70
(1H, d, J=8.4Hz), 8.0-8.1 (1H, m), 8.25 (1H, dd, J
=1.2Hz, 4.6Hz), 8.76 (1H, d, J=2.3Hz), 10.18 (1H,
s) MS (APCI) m/z: 431 (M++1) 元素分析: C20H19ClN4O3S・0.2H2O 計算値 C; 55.29, H; 4.50, N; 12.89 分析値 C; 55.27, H; 4.44, N; 12.67
【0248】実施例45 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・2−フェニルエ
チルアミド mp: 194.4-195.1℃ IR (KBr): 3295, 1673, 1650 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.5 (1H, m), 1.6-1.8 (3H,
m), 2.25-2.45 (1H, m),2.55-2.8 (3H, m), 3.0-3.4 (3
H, m), 3.85-4.0 (1H, m), 4.15-4.3 (1H, m),4.86 (1
H, d, J=17Hz), 4.99 (1H, d, J=17Hz), 7.1-7.35 (6H,
m), 7.4-7.5 (1H, m), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 7.85-
8.05 (1H, m) MS (APCI) m/z: 458 (M++1) 元素分析: C23H24ClN3O3S・0.2H2O 計算値 C; 59.85, H; 5.33, N; 9.10 分析値 C; 59.89, H; 5.21, N; 9.07
【0249】実施例46 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・ベンジルアミド mp: 179.4-180.9℃ IR (KBr): 3291, 1673, 1658, 1643 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.35-1.6 (1H, m), 1.65-1.9 (3
H, m), 2.4-2.8 (2H, m),3.05-3.25 (1H, m), 3.85-4.0
5 (1H, m), 4.29 (2H, d, J=5.8Hz), 4.87 (1H,d, J=17
Hz), 5.01 (1H, d, J=17Hz), 7.2-7.4 (6H, m), 7.4-7.
5 (1H, m), 7.70(1H, d, J=8.4Hz), 8.3-8.5 (1H, m) MS (APCI) m/z: 444 (M++1) 元素分析: C22H22ClN3O3S・0.2H2O 計算値 C; 59.04, H; 5.04, N; 9.39 分析値 C; 59.02, H; 4.94, N; 9.35
【0250】実施例47 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・2−(インドー
ル−3−イル)エチルアミド mp: 140.7-142.6℃ IR (KBr): 3307, 1650 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.55 (1H, m), 1.6-1.85 (3
H, m), 2.0-2.1 (2H, m),2.3-2.5 (1H, m), 2.55-2.9
(3H, m), 3.0-3.25 (1H, m), 3.85-4.05 (1H, m),4.15-
4.35 (1H, m), 4.87 (1H, d, J=17Hz), 5.00 (1H, d, J
=17Hz), 6.9-7.2(3H, m), 7.2-7.4 (2H, m), 7.6-7.8
(2H, m), 7.69 (1H, d, J=8.4Hz), 7.9-8.05 (1H, m),
10.8 (1H, s) MS (APCI) m/z: 497 (M++1) 元素分析: C22H22ClN3O3S・0.2H2O 計算値 C; 59.04, H; 5.04, N; 9.39 分析値 C; 59.02, H; 4.94, N; 9.35
【0251】実施例48 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・3,4−ジクロ
ロベンジルアミド mp: 232.3-236.6℃ IR (KBr): 3284, 1671, 1658, 1643 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.6 (1H, m), 1.65-1.9 (3H,
m), 2.4-2.8 (2H, m),3.05-3.30 (1H, m), 3.9-4.1 (1
H, m), 4.2-4.4 (3H, m), 4.87 (1H, d, J=17Hz), 5.01
(1H, d, J=17Hz), 7.2-7.3 (2H, m), 7.4-7.55 (2H,
m), 7.58 (1H, d,J=8.3Hz), 7.69 (1H, d, J=8.4Hz),
8.47 (1H, t, J=5.9Hz) MS (APCI) m/z: 512 (M++1) 元素分析: C22H20Cl3N3O3S 計算値 C; 51.53, H; 3.93, N; 8.19 分析値 C; 51.48, H; 3.92, N; 8.33
【0252】実施例49 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・2,4−ジメト
キシベンジルアミド mp: 223.1-226.4℃ IR (KBr): 3278, 1675, 1660, 1643 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-1.55 (1H, m), 1.6-1.9 (3H,
m), 2.4-2.75 (2H, m),3.0-3.25 (1H, m), 3.74 (3H,
s), 3.78 (3H, s), 3.85-4.05 (1H, m), 4.16 (2H, d,
J=5.6Hz), 4.15-4.35 (1H, m), 4.87 (1H, d, J=17Hz),
5.00 (1H, d, J=17Hz), 6.48 (1H, dd, J=2.3Hz, 8.3H
z), 6.54 (1H, d, J=2.3Hz), 7.04 (1H,d, J=8.3Hz),
7.25 (1H, dd, J=2.0Hz, 8.4Hz), 7.46 (1H, d, J=2.0H
z), 7.69(1H, d, J=8.4Hz), 8.08 (1H, t, J=5.6Hz) MS (ESI) m/z: 526 (M++22) 元素分析: C24H26ClN3O5S・0.2H2O 計算値 C; 56.79, H; 5.24, N; 8.28 分析値 C; 56.80, H; 5.23, N; 8.43
【0253】実施例50 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(3−メチルピ
リジン−6−イル)アミド塩酸塩 mp: 232.4-235.0℃ IR (KBr): 3415, 1689, 1650, 1614 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.35-2.1 (4H, m), 2.49 (3H,
s), 2.6-3.0 (2H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.9-4.1 (1H,
m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.91 (1H, d, J=17Hz), 5.05
(1H, d, J=17Hz), 7.26 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.
49 (1H, d, J=1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 7.88
(1H, d, J=8.7Hz), 8.05 (1H, dd, J=2.0Hz, 8.7Hz),
8.35-8.45 (1H, m), 12.0 (1H, s) MS (ESI) m/z: 445 (M-36)++1 元素分析: C21H22Cl2N4O3S・1.4H2O 計算値 C; 49.79, H; 4.93, N; 11.06 分析値 C; 49.97, H; 4.85, N; 10.68
【0254】実施例51 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(キノリン−6
−イル)アミド mp: 167.7-170.1℃ IR (KBr): 3270, 1679, 1652 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.4-1.7 (1H, m), 1.8-2.1 (3H,
m), 2.7-3.0 (2H, m), 3.1-3.35 (1H, m), 3.95-4.2 (1
H, m), 4.3-4.45 (1H, m), 4.92 (1H, d, J=17Hz), 5.0
5 (1H, d, J=17Hz), 7.26 (1H, dd, J=2.0Hz, 8.4Hz),
7.50 (1H, d, J=1.9Hz), 7.6-7.75 (2H, m), 7.9-8.1
(3H, m), 8.56 (1H, d, J=6.0Hz), 9.33 (1H, s), 10.0
6 (1H, s) MS (ESI) m/z: 481 (M++1) 元素分析: C21H22Cl2N4O3S・1.4H2O 計算値 C; 49.79, H; 4.93, N; 11.06 分析値 C; 49.97, H; 4.85, N; 10.68
【0255】実施例52 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・4−ジエチルア
ミノアニリド塩酸塩 mp: 196.4-199.0℃ IR (KBr): 3453, 1679, 1650 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.02 (6H, t, J=7Hz), 1.35-1.65
(1H, m), 1.7-2.0 (3H,m), 2.55-2.85 (2H, m), 3.1-
3.35 (1H, m), 3.35-3.6 (4H, m), 3.9-4.1 (1H,m), 4.
2-4.4 (1H, m), 4.90 (1H, d, J=17Hz), 5.04 (1H, d,
J=17Hz), 7.26 (1H, dd, J=2.0Hz, 8.3Hz), 7.48 (1H,
d, J=1.9Hz), 7.6-7.9 (5H, m), 10.4 (1H, br), 12.4
(1H, br) MS (ESI) m/z: 501 (M-36)++1 元素分析: C25H30Cl2N4O3S・2.2H2O 計算値 C; 52.03, H; 6.01, N; 9.71 分析値 C; 51.75, H; 5.64, N; 9.64
【0256】実施例53 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・(1−クロロナ
フタレン−4−イル)アミド mp: 257.7-260.9℃ IR (KBr): 3249, 1673, 1648 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.45-1.7 (1H, m), 1.8-2.1 (3H,
m), 2.7-3.0 (2H, m),3.15-3.35 (1H, m), 3.95-4.15
(1H, m), 4.25-4.45 (1H, m), 4.92 (1H, d, J=17Hz),
5.04 (1H, d, J=17Hz), 7.26 (1H, dd, J=2.0Hz, 8.4H
z), 7.49 (1H, d,J=2.0Hz), 7.65-7.75 (5H, m), 8.1-
8.3 (2H, m), 10.0 (1H, s) MS (ESI) m/z: 514 (M++1) 元素分析: C25H21Cl2N3O3S・2.2H2O 計算値 C; 58.37, H; 4.11, N; 8.17 分析値 C; 58.11, H; 4.12, N; 8.27
【0257】実施例54 下記の化合物を実施例1と同様にして得た。1−[(5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)ア
セチル]ピペリジン−4−カルボン酸・アニリド mp: 231.0-233.3℃ IR (KBr): 3307, 1677, 1637 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.3-2.0 (4H, m), 2.4-2.9 (2H,
m), 3.0-3.4 (1H, m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4 (1H,
m), 4.90 (1H, d, J=17Hz), 5.03 (1H, d, J=17Hz),
6.9-7.1 (1H, m), 7.2-7.4 (3H, m), 7.45-7.5 (1H,
m), 7.55-7.8 (3H, m), 9.95 (1H, s) MS (APCI) m/z: 430 (M++1) 元素分析: C21H20ClN3O3S 計算値 C; 58.67, H; 4.69, N; 9.77 分析値 C; 58.33, H; 4.75, N; 9.61
【0258】実施例55 2−ベンズオキサゾリノン−3−酢酸(300mg)、
N−エチル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)カ
ルボジイミド塩酸塩(455mg)、ジイソプロピルエ
チルアミン(1.35ml)と4−(チアゾール−2−
イルカルバモイル)ピペリジン塩酸塩(384mg)の
N,N−ジメチルホルムアミド(5ml)中の混合物を
室温で一夜攪拌した。酢酸エチルと0.1N塩酸水溶液
を反応混合物に加え、これを数分間攪拌した。分離した
有機層を水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液と食塩水で順
次洗浄し、次いで硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
真空留去し、残留物を得て、これをジイソプロピルエー
テルで粉砕し、濾取して、1−[(2−オキソベンズオ
キサゾール−3−イル)アセチル]ピペリジン−4−カ
ルボン酸(チアゾール−2−イル)アミド(427m
g、71.3%)を結晶性粉末として得た。 mp: 251.2-253.6℃ IR (KBr): 3153, 1662 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.4-1.6 (1H, m), 1.6-2.0 (3H,
m), 2.6-2.9 (2H, m), 3.0-3.3 (1H, m), 3.9-4.1 (1H,
m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.79 (1H, d, J=17Hz),4.93 (1
H, d, J=17Hz), 7.0-7.3 (4H, m), 7.36 (1H, d, J=7.0
Hz), 7.47 (1H,d, J=3.5Hz), 12.2 (1H, s) MS (APCI) m/z: 387 (M++1)
【0259】実施例56 下記の化合物を実施例55と同様にして得た。1−
[(2−オキソベンゾチアゾリン−3−イル)アセチ
ル]ピペリジン−4−カルボン酸・(チアゾール−2−
イル)アミド mp: 244.8-246.5℃ IR (KBr): 3251, 3201, 1685, 1662, 1644 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.35-1.6 (1H, m), 1.6-2.0 (3H,
m), 2.6-2.9 (2H, m),3.1-3.3 (1H, m), 3.9-4.1 (1H,
m), 4.87 (1H, d, J=17Hz), 5.00 (1H, d, J=17Hz),
7.1-7.25 (3H, m), 7.25-7.4 (1H, m), 7.46 (1H, d, J
=3.6Hz), 7.65 (1H, d, J=7.8Hz), 12.2 (1H, s) MS (APCI) m/z: 403 (M++1) 元素分析: C18H18N4O3S2・0.4H2O 計算値 C; 52.77, H; 4.63, N; 13.68 分析値 C; 52.81, H; 4.47, N; 13.63
【0260】実施例57 1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3
−イル)アセチル]ピペリジン−4−カルボキシアルデ
ヒド(300mg)、C−[1−(4−クロロフェニ
ル)シクロブチル]メチルアミン(173mg)と酢酸
(58mg)のジクロロメタン(4ml)中の混合物を
室温で0.5時間攪拌した。トリアセトキシ水素化ホウ
素ナトリウム(281mg)を反応混合物に加え、これ
を室温で一夜攪拌した。酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリ
ウム水溶液を反応混合物に加え、これを数分間攪拌し
た。分離した有機層を水と食塩水で順次洗浄し、次いで
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を真空留去し、残留物
を得て、これをジイソプロピルエーテル粉砕し、濾取し
て、5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−酢
酸−{4−[1−(4−クロロフェニル)シクロブチル
メチル]アミノメチル}ピペリジンを結晶性粉末として
得た。酢酸エチル中4N塩化水素(2ml)をこの粉末
のクロロホルム中の溶液(2ml)に加え、これを室温
で1時間攪拌した。溶媒を真空留去し、残留物を得て、
これをジイソプロピルエーテルで粉砕し、濾取して、5
−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−酢酸−
{4−[1−(4−クロロフェニル)シクロブチルメチ
ル]アミノメチル}ピペリジン塩酸塩(464mg、9
4.5%)を結晶性粉末として得た。1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.8-1.3 (2H, m), 1.35-2.75 (11
H, m), 2.95-3.2 (2H, m), 3.3-3.45 (2H, m), 3.8-4.1
(1H, m), 4.1-4.3 (1H, m), 4.86 (1H, d, J=17Hz),
4.99 (1H, d, J=17Hz), 7.2-7.3 (1H, m), 7.3-7.5 (5
H, m), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 8.4-8.6 (1H, br) MS (APCI) m/z: 518 (M)+-+1
【0261】実施例58 下記の化合物を実施例57と同様にして得た。5−クロ
ロ−3−{2−[4−(ナフタレン−1−イルアミノメ
チル)ピペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−
3H−ベンゾチアゾリン−2−オン塩酸塩 mp: 154.3-158.1℃ IR (KBr): 3428, 1683, 1656 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.0-1.5 (2H, m), 1.8-2.2 (3H,
m), 2.5-2.75 (1H, m),3.0-3.25 (3H, m), 3.9-4.1 (1
H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.87 (1H, d, J=17Hz), 5.01
(1H, d, J=17Hz), 6.7-6.8 (1H, m), 7.2-7.5 (6H,
m), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 7.75-7.9 (1H, m), 8.15-
8.3 (1H, m) MS (APCI) m/z: 466 (M-36)++1 元素分析: C25H25Cl2N3O2S・1.0H2O 計算値 C; 57.69, H; 5.23, N; 8.07 分析値 C; 57.72, H; 5.18, N; 7.90
【0262】実施例59 下記の化合物を実施例57と同様にして得た。5−クロ
ロ−3−{2−[4−(2−{6−メチルピリジン−2
−イル}−2−ヒドロキシエチルアミノメチル)ピペリ
ジン−1−イル]−2−オキソエチル}−3H−ベンゾ
チアゾリン−2−オン二塩酸塩 mp: 74.5-80.2℃ IR (KBr): 3405, 1681, 1648 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.0-1.45 (2H, m), 1.75-2.2 (3
H, m), 2.68 (3H, s), 2.55-2.8 (1H, m), 2.9-3.3 (4
H, m), 3.4-3.6 (1H, m), 3.9-4.1 (1H, m), 4.2-4.4
(1H, m), 4.88 (1H, d, J=17Hz), 5.02 (1H, d, J=17H
z), 5.3-5.45 (1H, m), 7.26 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4H
z), 7.45 (1H, d, J=1.9Hz), 7.55-7.8 (3H, m), 8.1-
8.3 (1H, m), 9.21 (2H, br) MS (APCI) m/z: 475 (M+-72)
【0263】実施例60 下記の化合物を実施例57と同様にして得た。5−クロ
ロ−3−{2−[4−(2,4−ジクロロベンジルアミ
ノメチル)ピペリジン−1−イル]−2−オキソエチ
ル}−3H−ベンゾチアゾリン−2−オン塩酸塩 mp: 89.4-95.1℃ IR (KBr): 3438, 1683, 1654 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.0-1.4 (2H, m), 1.7-2.2 (2H,
m), 2.5-2.75 (1H, m),2.85-3.25 (3H, m), 3.85-4.05
(1H, m), 4.2-4.4 (3H, m), 4.87 (1H, d, J=17Hz), 5.
01 (1H, d, J=17Hz), 7.26 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz),
7.43 (1H, d, J=1.9Hz), 7.5-7.65 (1H, m), 7.65-7.8
5 (3H, m), 9.22 (2H, br) MS (APCI) m/z: 498 (M+-37) 元素分析: C22H23Cl4N3O2S・2.0H2O 計算値 C; 46.25, H; 4.76, N; 7.35 分析値 C; 46.36, H; 4.38, N; 7.09
【0264】実施例61 下記の化合物を実施例57と同様にして得た。5−クロ
ロ−3−{2−[4−(ベンジルアミノエチル)ピペリ
ジン−1−イル]−2−オキソエチル}−3H−ベンゾ
チアゾリン−2−オン塩酸塩 mp: >250℃ IR (KBr): 3446, 1683, 1668, 1650 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.9-1.1 (1H, m), 1.1-1.35 (1H,
m), 1.5-1.8 (5H, m),2.5-2.7 (1H, m), 2.8-3.2 (3H,
m), 3.8-4.35 (4H, m), 4.86 (1H, d, J=17Hz), 4.99
(1H, d, J=17Hz), 7.25 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.
35-7.65 (6H, m), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 9.39 (2H,
br) MS (APCI) m/z: 444 (M+-36) 元素分析: C23H27Cl2N3O2S・0.8H2O 計算値 C; 55.82, H; 5.83, N; 8.49 分析値 C; 55.86, H; 5.77, N; 8.33
【0265】実施例62 下記の化合物を実施例57と同様にして得た。5−クロ
ロ−3−[2−(4−ベンジルアミノピペリジン−1−
イル)−2−オキソエチル]−3H−ベンゾチアゾリン
−2−オン mp: 146.6-149.2℃ IR (KBr): 3370, 1695, 1646, 1639 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.05-1.5 (2H, m), 1.7-2.0 (2H,
m), 2.55-2.95 (2H, m), 3.05-3.3 (1H, m), 3.65-3.9
5 (3H, m), 3.95-4.2 (1H, m), 4.87 (1H, d, J=17Hz),
4.97 (1H, d, J=17Hz), 7.1-7.5 (7H, m), 7.69 (1H,
d, J=8.4Hz) MS (APCI) m/z: 416 (M+)+1 元素分析: C21H22ClN3O2S・0.3H2O 計算値 C; 59.86, H; 5.41, N; 9.97 分析値 C; 59.92, H; 5.29, N; 9.88
【0266】実施例63 下記の化合物を実施例57と同様にして得た。5−クロ
ロ−3−{2−[4−(1−クロロナフタレン−4−イ
ルアミノメチル)ピペリジン−1−イル]−2−オキソ
エチル}−3H−ベンゾチアゾリン−2−オン塩酸塩 mp: 157.9-160.9℃ IR (KBr): 3423, 1683, 1654 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.9-1.5 (2H, m), 1.8-2.2 (3H,
m), 2.5-2.8 (1H, m), 3.05-3.25 (3H, m), 3.9-4.1 (1
H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.87 (1H, d, J=17Hz), 5.01
(1H, d, J=17Hz), 6.59 (1H, d, J=8.4Hz), 7.25 (1H,
dd, J=2.0Hz, 8.4Hz), 7.4-7.8 (5H, m), 8.07 (1H, d
d, J=1.3Hz, 8.3Hz), 8.25-8.4 (1H, m) MS (APCI) m/z: 500 (M-36)++1
【0267】実施例64 下記の化合物を実施例57と同様にして得た。5−クロ
ロ−3−{2−[4−{2−(インドール−3−イル)
エチル}アミノメチル)ピペリジン−1−イル]−2−
オキソエチル}−3H−ベンゾチアゾリン−2−オン塩
酸塩 mp: 157.9-160.9℃ IR (KBr): 3397, 1679, 1650 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.0-1.5 (2H, m), 1.75-2.2 (3H,
m), 2.55-2.8 (1H, m),2.8-3.0 (2H, m), 3.0-3.25 (5
H, m), 3.85-4.05 (1H, m), 4.15-4.35 (1H, m), 4.88
(1H, d, J=17Hz), 5.02 (1H, d, J=17Hz), 6.95-7.15
(2H, m), 7.2-7.3(2H, m), 7.3-7.5 (1H, m), 7.6-7.75
(2H, m), 9.1-9.4 (2H, br) MS (APCI) m/z: 483 (M-36)++1 元素分析: C25H28Cl2N4O2S・2.0H2O 計算値 C; 54.05, H; 5.81, N; 10.09 分析値 C; 53.84, H; 5.46, N; 9.84
【0268】実施例65 下記の化合物を実施例57と同様にして得た。5−クロ
ロ−3−{2−[4−(n−デカン−1−イルアミノメ
チル)ピペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−
3H−ベンゾチアゾリン−2−オン塩酸塩 mp: 148.2-151.6℃ IR (KBr): 3446, 1689, 1650 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.8-2.1 (24H, m), 2.5-2.95 (5
H, m), 3.0-3.25 (1H, m), 3.85-4.05 (1H, m), 4.15-
4.35 (1H, m), 4.88 (1H, d, J=17Hz), 5.01 (1H,d, J=
17Hz), 7.26 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.44 (1H, d,
J=1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 8.88 (2H, br) MS (APCI) m/z: 480 (M-36)++1 元素分析: C25H39Cl2N3O2S・0.7H2O 計算値 C; 56.74, H; 7.69, N; 7.94 分析値 C; 56.70, H; 7.77, N; 7.87
【0269】実施例66 5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−酢酸−
4−(2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)ピペリジ
ン(200mg)とスルホン酸水素カリウム(63m
g)のトルエン(4ml)中の混合物を攪拌しながら
2.5時間還流した。酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウ
ム水溶液を反応混合物に加え、これを数分間攪拌した。
分離した有機層を水と食塩水で順次洗浄し、ついで硫酸
ナトリウムで乾燥した。溶媒を真空留去し、残留物を得
て、これをジイソプロピルエーテルで粉砕し、濾取し
て、5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−酢
酸・4−スチリルピペリジン(150mg、78.3
%)を結晶性粉末として得た。1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 1.1-1.95 (5H, m), 2.3-2.55 (1
H, m), 2.6-2.85 (1H, m), 3.05-3.3 (1H, m), 3.85-4.
05 (1H, m), 4.2-4.4 (1H, m), 4.89 (1H, d, J=17Hz),
5.01 (1H, d, J=17Hz), 6.2-6.5 (1H, m), 7.15-7.5
(8H, m), 7.69 (1H,d, J=8.4Hz) MS (APCI) m/z: 413 (M)+-+1
【0270】実施例67 3−[2−(1−ブロモアセチルピペリジン−4−イ
ル)エチル]−5−クロロ−3H−ベンゾチアゾリン−
2−オン(270mg)、炭酸カリウム(407mg)
と1−ナフチルアミン(111mg)のN,N−ジメチ
ルホルムアミド(2ml)中の混合物を室温で一夜攪拌
した。酢酸エチルと水を反応混合物に加え、これを数分
間攪拌した。分離した有機層を食塩水で洗浄した。硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を真空除去し、油状の残留物
を得て、これを、酢酸エチルとn−ヘキサンの混合物
(3:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付して、5−クロロ−3−(2−
{4−[(ナフタレン−1−イルアミノ)アセチル]ピ
ペリジン−1−イル}エチル)−3H−ベンゾチアゾリ
ン−2−オンを粉末として得た。酢酸エチル中4N塩化
水素をこの粉末のクロロホルム中の溶液に加え、これを
室温で攪拌した。溶媒を真空留去し、残留物を得て、こ
れをジイソプロピルエーテルで粉砕し、濾取して、5−
クロロ−3−(2−{1−[(ナフタレン−1−イルア
ミノ)アセチル]ピペリジン−4−イル}エチル)−3
H−ベンゾチアゾリン−2−オン塩酸塩(53mg、1
5.9%)を結晶性粉末として得た。 IR (KBr): 3446, 3423, 1685, 1652 cm-1 1 H-NMR (d6-DMSO)δ: 0.9-1.3 (2H, m), 1.4-1.7 (3H,
m), 1.7-1.9 (2H, m), 2.5-2.75 (1H, m), 2.9-3.15 (1
H, m), 3.9-4.1 (5H, m), 4.3-4.5 (1H, m), 6.5-6.65
(1H, m), 7.1-7.3 (3H, m), 7.4-7.55 (3H, m), 7.65-
7.85 (2H, m), 7.95-8.05 (1H, m) MS (APCI) m/z: 480 (M++1)
【0271】実施例68 5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−酢酸・
4−アミノメチルピペリジン塩酸塩(300mg)、p
−トルエンスルホニルクロライド(152mg)とトリ
エチルアミン(405mg)のN,N−ジメチルホルム
アミド(3ml)中の混合物を氷浴冷却下で1.5時間
攪拌した。酢酸エチルと0.1N塩酸水溶液を反応混合
物に加え、これを数分間攪拌した。分離した有機層を
水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液と食塩水で順次洗浄し
た。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を真空除去し、油
状の残留物を得て、これを、クロロホルムとメタノール
の混合物(50:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付して、N−[{1−
[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3−イ
ル)アセチル]ピペリジン−4−イル}メチル]−4−
メチルベンゼンスルホンアミド(270mg、68.3
%)を結晶性粉末として得た。 mp: 97.2-100.1℃ IR (KBr): 3268, 1681, 1652 cm-1 1 H-NMR (CDCl3)δ: 0.8-1.3 (2H, m), 1.5-1.85 (3H,
m), 2.39 (3H, s), 2.5-2.7 (3H, m), 2.9-3.15 (1H,
m), 2.8-3.0 (1H, m), 4.1-4.3 (1H, m), 4.84 (1H, d,
J=17Hz), 4.96 (1H, d, J=17Hz), 7.24 (1H, dd, J=1.
9Hz, 8.4Hz), 7.35-7.45 (3H, m), 7.5-7.75 (4H, m) MS (APCI) m/z: 494 (M)++1 元素分析: C22H24ClN3O4S2・1.0H2O 計算値 C; 51.61, H; 5.12, N; 8.21 分析値 C; 51.83, H; 4.89, N; 8.41
【0272】実施例69 下記の化合物を実施例68と同様にして得た。N−
[{1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン
−3−イル)アセチル]ピペリジン−4−イル}メチ
ル]ナフタレン−1−イルスルホンアミド mp: 217.2-218.6℃ IR (KBr): 3295, 1689, 1650 cm-1 1 H-NMR (CDCl3)δ: 0.7-1.0 (1H, m), 1.0-1.25 (1H,
m), 1.45-1.75 (3H, m),2.6-3.05 (4H, m), 3.75-3.95
(1H, m), 4.05-4.25 (1H, m), 4.81 (1H, d, J=17Hz),
4.936 (1H, d, J=17Hz), 7.24 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4H
z), 7.41 (1H, d,J=1.8Hz), 7.6-7.8 (4H, m), 8.0-8.2
(2H, m), 8.23 (1H, d, J=8Hz), 8.67 (1H, d, J=8Hz) MS (APCI) m/z: 530 (M)+
【0273】実施例70 {1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−
3−イル)アセチル]ピペリジン−4−イル}アセトア
ルデヒド(2.0g)のテトラヒドロフラン(30m
l)中の溶液にテトラヒドロフラン中1.0Mフェニル
マグネシウムブロミド溶液(5.7ml)を−70℃で
攪拌しながら加えた。混合物を同一条件で3時間攪拌し
た。1N塩酸水溶液を反応混合物に加え、これを数分間
攪拌した。混合物を酢酸エチルで抽出した。分離した有
機層を水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液と食塩水で順次
洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を真空除去
し、油状の残留物を得て、これを、クロロホルムとメタ
ノールの混合物(50:1)を溶離溶媒として用いるシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、5−クロ
ロ−3−{2−[4−(2−ヒドロキシ−2−フェニル
エチル)ピペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}
−3H−ベンゾチアゾリン−2−オン(1.26g、5
1.6%)を結晶性粉末として得た。 mp: 89.5-94.6℃ IR (KBr): 3446, 1683, 1652 cm-1 1 H-NMR (CDCl3)δ: 1.1-1.4 (2H, m), 1.45-2.0 (6H,
m), 2.5-2.75 (1H, m), 3.0-3.25 (1H, m), 3.8-4.0 (1
H, m), 4.4-4.85 (4H, m), 6.90 (1H, d, J=1.9Hz), 7.
13 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.3Hz), 7.2-7.4 (6H, m) MS (APCI) m/z: 413 (M-18)++1 元素分析: C25H39Cl2N3O2S・0.7H2O 計算値 C; 56.74, H; 7.69, N; 7.94 分析値 C; 56.70, H; 7.77, N; 7.87
【0274】実施例71 5−クロロ−3−{2−[4−(2−ヒドロキシ−2−
フェニルエチル)ピペリジン−1−イル]−2−オキソ
エチル}−3H−ベンゾチアゾリン−2−オン(200
mg)と二酸化マンガン(2.0g)のアセトン(8m
l)中の混合物を室温で6時間攪拌し、硫酸マグネシウ
ムとアセトンを反応混合物に加え、これを数分間攪拌し
た。不溶物を濾去した。濾液と洗液を真空除去し、油状
の残留物を得て、これを、クロロホルムとメタノールの
混合物(100:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付して、5−クロロ−3
−{2−[4−(2−オキソ−2−フェニルエチル)ピ
ペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−3H−ベ
ンゾチアゾリン−2−オン(140mg、70.3%)
を結晶性粉末として得た。 mp: 84.5-88.1℃ IR (KBr): 3446, 1683, 1654 cm-1 1 H-NMR (CDCl3)δ: 1.0-1.5 (2H, m), 1.6-1.9 (2H,
m), 2.0-2.3 (1H, m), 2.55-2.8 (1H, m), 3.02 (2H,
d, J=6.4Hz), 3.0-3.25 (1H, m), 3.8-4.0 (1H, m),4.1
5-4.35 (1H, m), 4.86 (1H, d, J=17Hz), 4.99 (1H, d,
J=17Hz), 7.2-7.4(1H, m), 7.4-7.75 (5H, m), 7.9-8.
1 (2H, m) MS (APCI) m/z: 428 (M)++1 元素分析: C22H21ClN2O3S・0.7H2O 計算値 C; 59.85, H; 5.11, N; 6.34 分析値 C; 59.83, H; 4.91, N; 6.34
【0275】組合せ化学合成による実施例 1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3
−イル)アセチルピペリジン−4−カルボン酸と多種類
(254)のアミンとの結合 1−[(5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン−3
−イル)アセチルピペリジン−4−カルボン酸(17.
7mg、0.05mモル)のジメチルホルムアミド(D
MF、0.5ml)中の溶液に、O−(ベンゾトリアゾ
ール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチル
ウロニウム・テトラフルオロホウ酸塩(24.1mg、
0.075mモル)とジイソプロピルエチルアミン
(9.4mg、0.075mモル)を攪拌しながら室温
で加えた。混合物を同一条件で1時間攪拌後、それぞれ
のアミン(0.055mモル)を加えた。生じた混合物
を50℃で一夜攪拌し、室温まで冷却した。
【0276】これらのそれぞれの反応混合物(DMF中
0.1M溶液)を、さらに精製することなく、生物学的
評価(試験管内のヒトのNPY−Y5レセプター結合検
定)用の試料として提供した。その理由としては、出発
酸、アミンおよび試薬がNPY−Y5レセプターに対す
る親和性を示さないことを既に試験済みであるからであ
る。これらは、ジメチルスルホキシド(DMSO)との
それぞれの濃度に希釈後、評価に用いられた。
【0277】組合せ化学合成による実施例を、下記の三
種の化学式にそれぞれ対応する下記の表1〜表16、表
17〜表18および表19〜表20に示す。
【0278】(1)式(Ia)で表される化合物は、下
記の表1〜表16に示す下記の実施例にしたがって得ら
れた。
【0279】
【化87】
【0280】(式中、R8は表1〜表16に定義の通り
である。各実施例において、化合物(Ia)のR8を表
1〜表16に示す。) (2)式(Ia−a)で表される下記の化合物は、下記
の表17〜表18に示す下記の実施例にしたがって得ら
れた。
【0281】
【化88】
【0282】(式中、R7およびR8はそれぞれ表17〜
表18に定義の通りである。各実施例において、化合物
(Ia−a)のR7およびR8を表17〜表18に示
す。) (3)式(Ia−b)で表される下記の化合物は、下記
の表19〜表20に示す下記の実施例にしたがって得ら
れた。
【0283】
【化89】
【0284】(式中、R10は表19〜表20に定義の通
りである。各実施例において、化合物(Ia−b)のR
10を表19〜表20に示す。)
【0285】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【0286】下記の化合物を実施例380と同様にして
得た。
【0287】実施例326 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(1−(1
−ヒドロキシ−5−メトキシインダン−1−イル)メチ
ルアミノカルボキシ)ピペリジン−1−イル)−2−オ
キソ}エチル]ベンゾチアゾリン MS (APCI) m/z: 553 (M++23), 512 (M+-18) NMR (CDCl3): 1.6-3.6 (14H, m), 3.78 (3H, s), 3.99
(1H, d, J=13.7Hz), 4.45 (1H, d, J=13.7Hz), 4.71 (2
H, s), 6.27 (1H, t, J=5.6Hz), 6.78-6.83 (2H,m), 7.
00 (1H, s), 7.09-7.16 (2H, m), 7.31-7.35 (1H, m)
【0288】実施例327 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(1−(1
−ヒドロキシ−6−メトキシインダン−1−イル)メチ
ルアミノカルボキシ)ピペリジン−1−イル)−2−オ
キソ}エチル]ベンゾチアゾリン MS (APCI) m/z: 512 (M+-18) NMR (CDCl3): 1.6-2.1 (4H, m), 2.2-2.5 (2H, m), 2.6
-2.9 (4H, m), 3.1-3.7(4H, m), 3.79 (3H, s), 3.96
(1H, d, J=13.2Hz), 4.46 (1H, d, J=13.4Hz), 4.72 (2
H, s), 6.28 (1H, br, s), 6.75-6.85 (2H, m), 7.00
(1H, d, J=1.9Hz),7.05-7.16 (2H, m), 7.33 (1H, d, J
=8.3Hz)
【0289】実施例328 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(2,2−
ジメトキシエチルアミノカルボニル)ピペリジン−1−
イル)−2−オキソ}エチル]ベンゾチアゾリン MS (APCI) m/z: 464 (M++23) NMR (CDCl3): 1.55-2.05 (4H, m), 2.3-2.39 (1H, m),
2.81 (1H, t, J=11.0Hz), 3.22 (1H, t, J=11.0Hz), 3.
40 (6H, s), 3.40 (2H, q, J=5.2Hz), 3.98 (1H,d, J=1
3.6Hz), 4.37 (1H, t, J=5.2Hz), 4.48 (1H, d, J=13.6
Hz), 4.71 (2H,s), 5.78 (1H, t, J=5.2Hz), 7.00 (1H,
d, J=1.9Hz), 7.14 (1H, dd, J=1.9Hz,8.3Hz), 7.34
(1H, d, J=8.3Hz)
【0290】実施例329 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(2−ベン
ゾイミダゾール−1−イル)エチルアミノカルボニル)
ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベンゾチ
アゾリン MS (APCI) m/z: 498 (M+), 499 (M++1), 500 (M++2), 5
01 (M++3) NMR (DMSO-D6): 1.2-1.85 (4H, m), 2.2-2.4 (1H, br),
2.63 (1H, t, J=11.3Hz), 3.0-3.2 (1H, br), 3.4-3.5
5 (2H, m), 3.90 (1H, d, J=13.6Hz), 4.19 (1H,d, J=1
3.6Hz), 4.33 (2H, t, J=5.5Hz), 4.92 (2H, ABq, J=1
7.0Hz, 25.8Hz),7.16-7.31 (3H, m), 7.45 (1H, d, J=
1.9Hz), 7.58-7.72 (3H, m), 8.01 (1H, t, J=5.5Hz),
8.13 (1H, s)
【0291】実施例330 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(3−(ベ
ンゾイミダゾール−1−イル)プロピルアミノカルボニ
ル)ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベン
ゾチアゾリン MS (APCI) m/z: 512 (M+), 513 (M++1), 514 (M++2), 5
15 (M++3) NMR (DMSO-D6): 1.3-1.55 (1H, m), 1.63-1.8 (3H, m),
1.94 (2H, quintet, J=6.8Hz), 2.3-2.5 (1H, m), 2.6
8 (1H, t, J=11.4Hz), 3.0-3.25 (3H, m), 3.94(1H, d,
J=12.0Hz), 4.26 (2H, d, J=6.8Hz), 4.27 (1H, d, J=
12.0Hz), 4.94 (2H, ABq, J=17.0Hz, 25.6Hz), 7.15-7.
31 (3H, m), 7.46 (1H, d, J=1.9Hz), 7.55-7.72 (3H,
m), 7.96 (1H, t, J=5.4Hz), 8.24 (1H, s)
【0292】実施例331 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(ベンゾイ
ミダゾール−2−イル)メチルアミノカルボニルピペリ
ジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベンゾチアゾリ
ン MS (APCI) m/z: 484 (M++1), 486 (M++3) NMR (DMSO-D6): 1.15-1.95 (4H, m), 2.2-2.8 (2H, m),
3.16 (1H, t, J=11.8Hz), 3.97 (1H, d, J=13.6Hz),
4.27 (1H, d, J=13.6Hz), 4.50 (2H, d, J=5.5Hz), 4.9
5 (2H, ABq, J=16.8Hz, 26.4Hz), 7.12-7.17 (2H, m),
7.25 (1H, dd, J=1.8Hz, 8.4Hz), 7.45-7.6 (3H, m),
7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 8.54 (1H, t, J=5.4Hz), 12.1
8 (1H, s)
【0293】実施例332 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(3−イミ
ダゾール−1−イル)プロピルアミノカルボニル)ピペ
リジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベンゾチアゾ
リン MS (APCI) m/z: 462 (M++1), 464 (M++3) NMR (CDCl3): 1.5-2.1 (4H, m), 1.93 (2H, quintet, J
=6.8Hz), 2.2-2.4 (1H,m), 2.74 (1H, t, J=11.4Hz),
3.18 (2H, t, J=6.8Hz), 3.19 (1H, t, J=11.4Hz), 3.9
3 (1H, d, J=13.6Hz), 4.45 (1H, d, J=13.6Hz), 4.75
(2H, ABq, J=16.5Hz, 31.5Hz), 6.44 (1H, t, J=5.8H
z), 6.93 (1H, s), 7.01 (1H, d, J=1.8Hz),7.05 (1H,
s), 7.13 (1H, dd, J=1.8Hz, 8.3Hz), 7.33 (1H, d, J=
8.3Hz), 7.47 (1H, s)
【0294】実施例333 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(1−トリ
チルイミダゾール−1−イル)メチルアミノカルボニル
ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベンゾチ
アゾリン 生成物をさらに精製することなく以後の反応に用いた。
【0295】
【0296】実施例334 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(2−イミ
ダゾール−4−イル)エチルアミノカルボニル)ピペリ
ジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベンゾチアゾリ
ン MS (APCI) m/z: 448 (M++1) NMR (DMSO-D6): 1.3-1.8 (4H, m), 2.3-2.5 (1H, m),
2.74 (1H, t, J=11.4Hz),2.6-2.6 (3H, m), 3.0-3.4 (3
H, m), 3.93 (1H, d, J=13.7Hz), 4.24 (1H, d,J=13.7H
z), 4.93 (2H, ABq, J=17.1Hz, 25.9Hz), 6.78 (1H,
s), 7.25 (1H, dd,J=1.92Hz, 8.36Hz), 7.49 (2H, d, J
=9.3Hz), 7.69 (1H, d, J=8.36Hz), 7.91(1H, t, J=5.5
8Hz), 11.78 (1H, br, s)
【0297】実施例335 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(2−ヒド
ロキシ−2−(2−メチルピリジン−6−イル)エチル
アミノカルボニル)ピペリジン−1−イル}−2−オキ
ソエチル]ベンゾチアゾリン MS (APCI) m/z: 489 (M++1) NMR (DMSO-D6): 1.2-1.8 (4H, br), 2.45 (3H, s), 2.3
-2.55 (1H, br), 2.67 (1H, t, J=11.4Hz), 3.05-3.25
(2H, m), 3.45-3.55 (1H, m), 3.92 (1H, d, J=13.5H
z), 4.22 (1H, d, J=13.5Hz), 4.55-4.65 (1H, m), 4.9
3 (2H, ABq, J=16.8Hz, 26.0Hz), 5.56 (1H, d, J=4.8H
z), 7.12 (1H, d, J=7.6Hz), 7.2-7.35 (2H,m), 7.45
(1H, d, J=1.9Hz), 7.62-7.73 (2H, m), 7.78 (1H, br,
s)
【0298】実施例336 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(2−メチ
ルピリジン−6−イル)メチルアミノカルボニル)ピペ
リジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベンゾチアゾ
リン MS (APCI) m/z: 459 (M++1) NMR (DMSO-D6): 1.35-1.57 (1H, m), 1.7-1.9 (4H, m),
2.45 (3H, s), 2.71 (1H, t, J=11.5Hz), 3.17 (1H,
d, J=0.8Hz), 3.96 (1H, d, J=12.2Hz), 4.32 (2H, d,
J=5.77Hz), 4.94 (2H, ABq, J=17.2Hz, 25.9Hz), 7.03
(1H, d, J=7.6Hz),7.11 (1H, d, J=7.6Hz), 7.25 (1H,
dd, J=1.8Hz, 8.4Hz), 7.46 (1H, d, J=1.8Hz), 7.6-7.
72 (2H, m), 8.46 (1H, br, s)
【0299】実施例337 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(2,3,
5,6−テトラフルオロピリジン−4−イル)アミノカ
ルボニル)ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチ
ル]ベンゾチアゾリン MS (APCI) m/z: 503 (M++1) NMR (DMSO-D6): 1.0-2.35 (5H, m), 2.6-3.5 (4H, m),
3.8-4.35 (2H, m), 4.8-5.1 (1H, m), 7.25 (1H, dd, J
=8.46Hz, 1.82Hz), 7.48 (1H, d, J=1.82Hz), 7.70 (1
H, d, J=8.46Hz)
【0300】実施例338 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(ベンゾ−
15−クラウン−5−4’−イル)アミノカルボニル)
ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベンゾチ
アゾリン MS (APCI) m/z: 620 (M+), 621 (M++1), 622 (M++2), 6
23 (M++3) NMR (DMSO-D6): 1.4-1.6 (1H, m), 1.7-1.95 (3H, m),
2.5-2.8 (2H, m), 3.1-3.3 (1H, m), 3.60 (8H, s), 3.
7-3.8 (4H, m), 3.9-4.1 (5H, m), 4.31 (1H, d,J=13.0
Hz), 4.96 (2H, ABq, J=16.9Hz, 27.8Hz), 6.87 (1H,
d, J=8.7Hz), 7.08 (1H, dd, J=2.2Hz, 8.7Hz), 7.26
(1H, dd, J=2.0Hz, 8.4Hz), 7.33 (1H, d,J=2.2Hz), 7.
48 (1H, d, J=2.0Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 9.81
(1H, s)
【0301】実施例339 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−((1R,
2S)−2−ヒドロキシインダン−1−イル)アミノカ
ルボニル)ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチ
ル]ベンゾチアゾリン MS (APCI) m/z: 486 (M++1), 487 (M++2), 488 (M++3),
489 (M++4) NMR (DMSO-D6): 1.4-2.0 (4H, m), 2.55-3.25 (5H, m),
3.98 (1H, d, J=13.1Hz), 4.30 (1H, d, J=13.1Hz),
4.42 (1H, m), 4.8-5.25 (4H, m), 7.1-7.3 (5H,m), 7.
48 (1H, s), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 7.85 (1H, d, J=
8.7Hz)
【0302】実施例340 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−((1S,
2R)−2−ヒドロキシインダン−1−イル)アミノカ
ルボニル)ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチ
ル]ベンゾチアゾリン MS (APCI) m/z: 486 (M++1), 487 (M++2), 488 (M++3),
489 (M++4) NMR (DMSO-D6): 1.4-2.0 (4H, m), 2.55-3.25 (5H, m),
3.98 (1H, d, J=13.4Hz), 4.30 (1H, d, J=12.9Hz),
4.42 (1H, m), 4.8-5.25 (4H, m), 7.1-7.35 (5H,m),
7.48 (1H, s), 7.70 (1H, d, J=13.5Hz), 7.85 (1H, d,
J=8.4Hz)
【0303】実施例341 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(4−(イ
ンドール−3−イル)ピペリジン−1−イル)エチルア
ミノカルボニルピペリジン−1−イル}ベンゾチアゾリ
ン塩酸塩 MS (APCI) m/z: 580 (M+), 581 (M++1) NMR (DMSO-D6): 1.3-4.3 (22H, m), 4.95 (2H, ABq, J=
17.0Hz, 24.5Hz), 6.94-7.15 (3H, m), 7.25 (1H, d, J
=8.4Hz), 7.36 (1H, d, J=7.9Hz), 7.47 (1H, s), 7.70
(2H, d, J=8.4Hz), 8.42 (1H, t, J=5.4Hz), 10.63 (1
H, br, s), 10.91(1H, s)
【0304】実施例342 1−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチア
ゾール−3(2H)−イル)アセチル]−N−[(1−
ヒドロキシ−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフタレン−1−イル)メチル]ピペリジン−4−
カルボキサミド mp: 80-83℃ ESI/MS: 566 [M+Ma]+ NMR (CDCl3,δ): 1.50-3.70 (15H, m), 3.79 (3H, s),
3.94-4.00 (1H, m), 4.43-4.50 (1H, m), 4.72 (2H,
s), 6.19 (1H, s), 6.77 (1H, dd, J=2.6Hz, 8.4Hz),
6.98-7.26 (5H, m), 7.34 (1H, d, J=8.4Hz)
【0305】実施例343 1−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチア
ゾール−3(2H)−イル)アセチル]−N−(3−メ
トキシ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾ
[a]シクロヘプテン−6−イル)ピペリジン−4−カ
ルボキサミド mp: 228-233℃ ESI/MS: 550 [M+Ma]+ NMR (CDCl3,δ): 1.20-4.35 (18H, m), 4.87 (1H, d, J
=17Hz), 5.00 (1H, d, J=17Hz), 6.64-6.60 (2H, m),
6.98-7.03 (1H, m), 7.25 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz),
7.46 (1H, d, J=1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 7.72
-7.78 (1H, m)
【0306】実施例344 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(4−(3
−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル)カルボニル
ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベンゾチ
アゾリン MS (APCI) m/z: 533 (M+), 534 (M++1), 535 (M++2), 5
36 (M++3) NMR (CDCl3): 1.6-2.2 (5H, m), 2.75-3.0 (2H, m), 3.
1-3.4 (5H, m), 3.6-3.85 (4H, m), 3.9-4.1 (1H, m),
4.4-4.55 (1H, m), 4.72 (2H, ABq, J=16.4Hz, 25.9H
z), 6.7-7.4 (7H, m)
【0307】実施例345 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−(4−ベンジルピ
ペリジン−1−イル)エチル−2−オキソエチル]ベン
ゾチアゾリン MS (APCI) m/z: 402 (M++1), 403 (M++2), 404 (M++3),
405 (M++4),NMR (CDCl3): 2.4-2.55 (4H, m), 3.57 (2
H, s), 3.54-3.67 (4H, m), 4.69 (2H, s), 7.0 (1H,
d, J=1.8Hz), 7.13 (1H, dd, J=1.8Hz, 8.3Hz), 7.2-7.
4 (6H,m)
【0308】実施例346 N−{1−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベン
ゾチアゾール−3(2H)−イル)アセチル]ピペリジ
ン−4−イル}メチル−N−[(1−ヒドロキシ−7−
メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−
1−イル)メチル]カルバミン酸第三級ブチルをFR2
35150の製造と同様にして得た。mp: 96-102℃ ESI/MS: 652 [M+Na]+ NMR (CDCl3,δ): 1.00-4.00 (26H, m), 3.77 (3H, s),
4.49-4.72 (4H, m), 5.10-5.40 (1H, m), 6.76 (1H, d
d, J=2.6Hz, 8.4Hz), 6.97-7.16 (5H, m), 7.33 (1H, d
d, J=2.4Hz, 8.4Hz)
【0309】実施例347 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(ホルミル
メチルアミノカルボニル)ピペリジン−1−イル)−2
−オキソ}エチル]ベンゾチアゾリン(200mg)と
1−アミノナフタレン(72.3mg)の塩化メチレン
(8ml)中の溶液に酢酸(3.5mg)を加えた。混
合物にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(14
6.5mg)を攪拌しながら室温で加えた。攪拌を同一
条件で1.5時間続けた。塩化メチレンを真空除去し、
残留物に酢酸エチルと希釈した水酸化ナトリウム水溶液
を攪拌しながら加えた。分離した有機層を水で二回洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を真空除去し
て、非晶質塊を得て、これを、クロロホルムとメタノー
ルの混合物(30:1)を溶離溶媒として用いるシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付した。所望の生成物
を含む画分を合わせ、溶媒を留去し、非晶質塊(16
9.0mg)を得て、これを攪拌しながら酢酸エチル中
4N塩化水素で処理した。生じた白色沈殿物を濾取し、
酢酸エチルで洗浄し、乾燥して、5−クロロ−2−オキ
ソ−3−[2−{4−(2−(ナフタレン−1−イル−
アミノ)エチルアミノカルボニル)ピペリジン−1−イ
ル}−2−オキソエチル]ベンゾチアゾリン塩酸塩(1
22.8mg)を白色粉末として得た。 MS (APCI) m/z: 523 (M+), 524 (M++1) NMR (DMSO-D6): 1.3-1.9 (4H, m), 2.35-2.5 (1H, m),
2.69 (1H, t, J=11.5Hz), 3.15 (1H, t, J=11.5Hz), 3.
25-3.4 (4H, m), 3.94 (1H, d, J=12.6Hz), 4.24(1H,
d, J=12.6Hz), 4.93 (2H, ABq, J=8.2Hz, 25.3Hz), 6.8
2 (1H, d, J=6.7Hz), 7.2-7.4 (3H, m), 7.45-7.5 (3H,
m), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 7.81 (1H,dd, J=3.3Hz,
7.3Hz), 8.13 (1H, dd, J=2.3Hz, 6.22Hz), 8.23 (1H,
s)
【0310】実施例348 5−クロロ−2−オキソベンゾチアゾリン(1.58
g)のジメチルホルムアミド(DMF、15ml)中の
溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60%懸濁、0.3
4g)を攪拌しながら氷浴内で冷却下に少しずつ加え
た。混合物を室温で0.5時間攪拌し、氷浴内に再度冷
却した。冷却溶液にp−トルエンスルホン酸2−[1−
(第三級ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]
エチル(3.1g)のDMF(10ml)中の溶液を1
0℃以下で攪拌しながら滴下した。混合物を室温で0.
5時間、50℃で7時間攪拌した。反応混合物を水に注
ぎ、酢酸エチルで二回抽出した。合わせた抽出物を食塩
水と水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を真空除去し、油状物を得て、これを、クロロホルム
とメタノールの混合物(100:1)を溶離溶媒として
用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。
所望の生成物を含む画分を合わせ、溶媒を真空留去し
て、5−クロロ−2−オキソ−3−{2−(1−第三級
ブトキシカルボニルピペリジン−4−イル)エチル}ベ
ンゾチアゾリン(1.07g)を油状物として得た。 MS (APCI) m/z: 297 (M++1-Boc) NMR (CDCl3): 1.08-1.3 (2H, m), 1.46 (9H, s), 1.6-
1.8 (5H, m), 2.70 (2H,t, J=12.3Hz), 3.95 (2H, t, J
=7.3Hz), 4.0-4.2 (2H, m), 7.0 (1H, d, J=1.9Hz), 7.
15 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.3Hz), 7.35 (1H, d, J=8.3Hz)
【0311】実施例349 5−クロロ−2−オキソ−3−{2−(1−第三級ブト
キシカルボニルピペリジン−4−イル)エチル}ベンゾ
チアゾリン(2.35g)の酢酸エチル(10ml)中
の溶液に、酢酸エチル中4N塩化水素(14.9ml)
を攪拌しながら室温で加えた。混合物を同一条件で2時
間攪拌した。反応混合物から溶媒を真空留去し、残留物
に重炭酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルを攪拌しながら
加えた。有機層を食塩水と水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を真空除去して、5−クロロ−2−
オキソ−3−{2−(ピペリジン−4−イル)エチルベ
ンゾチアゾリン(1.67g)を結晶として得た。 MS (APCI) m/z: 297 (M++1), 299 (M++3) NMR (CDCl3): 1.1-1.33 (2H, m), 1.4-1.55 (1H, m),
1.65 (2H, q, J=7.7Hz),1.79 (2H, d, J=13.9Hz), 1.94
(1H, s), 2.61 (2H, dt, J=2.3Hz, 9.8Hz), 3.09 (2H,
d, J=12.1Hz), 3.95 (2H, t, J=7.7Hz), 7.01 (1H, d,
J=1.9Hz), 7.14(1H, dd, J=1.9Hz, 8.3Hz), 7.34 (1H,
d, J=8.3Hz)
【0312】実施例350 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−(4−ベンジルピ
ペリジン−1−イル)エチル−2−オキソエチル]ベン
ゾチアゾリン(1.0g)と1−クロロエチルクロロホ
ルメート(0.56ml)のジクロロエタン(20m
l)中の混合物を攪拌しながら8.5時間還流した。反
応混合物から溶媒を真空留去して、中間生成物を得て、
これにメタノール(20ml)を加えた。混合物を攪拌
しながら1時間還流した。メタノールを真空除去し、生
じた残留物を希塩酸水溶液に溶解した。混合物水溶液を
酢酸エチルで洗浄し、重炭酸ナトリウム水溶液で塩基性
にし、酢酸エチルで二回抽出した。合わせた抽出物を食
塩水と水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を真空除去して、5−クロロ−2−オキソ−3−{(2
−ピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル}ベンゾ
チアゾリン(0.51g)を結晶として得た。 MS (APCI) m/z: 312 (M++1), 313 (M++2), 314 (M++3),
315 (M++4),NMR (DMSO-D6): 2.65-2.85 (4H, m), 3.1-
3.7 (1H, br), 3.4-3.6 (4H, m), 4.91 (2H, s), 7.25
(1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.45 (1H, d, J=1,9Hz),
7.69 (1H, d, J=8.4Hz)
【0313】実施例351 5−クロロ−2−オキソ−3−{2−(ピペリジン−4
−イル)エチル}ベンゾチアゾリン(701mg)とト
リエチルアミン(286.8mg)の塩化メチレン(1
5ml)中の溶液に、臭化ブロモアセチル(0.226
ml)の塩化メチレン(5ml)中の溶液を攪拌しなが
ら5℃以下で15分間かけて滴下した。混合物を同一条
件で1時間、室温で1.5時間攪拌した。溶媒を真空除
去し、生じた残留物を酢酸エチルで抽出した。抽出物を
重炭酸ナトリウム水溶液、食塩水と水で順次洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を真空除去して、非晶
質塊を得て、これを、クロロホルムとメタノールの混合
物(100:1)を溶離溶媒として用いるシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付した。所望の生成物を含む
画分を合わせ、溶媒を真空留去して、5−クロロ−2−
オキソ−3−{2−(1−ブロモアセチルピペリジン−
4−イル)エチル}ベンゾチアゾリン(270.2m
g)を油状物として得た。 MS (APCI) m/z: 417 (M+), 418 (M++1), 419 (M++2), 4
20 (M++3) NMR (CDCl3): 1.2-1.45 (2H, m), 1.5-2.0 (5H, m), 2.
63 (1H, td, J=12.9Hz,2.7Hz), 3.10 (1H, t, J=12.2H
z), 3.8-4.05 (5H, m), 4.58 (1H, d, J=13.3Hz), 7.00
(1H, d, J=1.8Hz), 7.16 (1H, dd, J=1.8Hz, 8.3Hz),
7.36 (1H, d, J=8.3Hz)
【0314】実施例352 5−クロロ−2−オキソ−3−{(2−ピペラジン−1
−イル)−2−オキソエチル}ベンゾチアゾリン(25
0mg)、(3−アセチルフェニル)カルバミン酸4−
ニトロフェニル(289mg)とトリエチルアミン(1
00mg)のDMF(5ml)中の混合物を室温で15
時間攪拌した。反応混合物を重炭酸ナトリウム水溶液に
注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出物を重炭酸ナトリウ
ム水溶液で二回、さらに食塩水と水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。溶媒を真空除去し、結晶を得て、
これをメタノールから再結晶して、5−クロロ−2−オ
キソ−3−[2−{4−(3−アセチルアニリノカルボ
ニル)ピペラジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベ
ンゾチアゾリン(237.2mg)を淡褐色結晶として
得た。 MS (APCI) m/z: 473 (M++1), 474 (M++2), 475 (M++3) NMR (DMSO-D6): 2.56 (3H, s), 3.52 (4H, s), 3.64 (4
H, s), 5.00 (2H, s), 7.26 (1H, dd, J=2.0Hz, 8.4H
z), 7.41 (1H, t, J=7.8Hz), 7.50 (1H, d, J=2.0Hz),
7.57 (1H, d, J=7.8Hz), 7.71 (1H, d, J=8.4Hz), 7.80
(1H, d, J=7.8Hz),8.06 (1H, s), 8.86 (1H, s)
【0315】実施例353 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(3−アセ
トアミドアニリノカルボニル)ピペラジン−1−イル}
−2−オキソエチル]ベンゾチアゾリンをFR2363
51の製造と同様にして得た。 MS (APCI) m/z: 488 (M++1) NMR (DMSO-D6): 2.06 (3H, s), 3.49 (4H, s), 3.57 (4
H, s), 4.98 (2H, s), 7.14 (3H, s), 7.26 (1H, dd, J
=2.0Hz, 8.4Hz), 7.49 (1H, d, J=2.0Hz), 7.71(1H, d,
J=8.4Hz), 7.80 (1H, s), 8.65 (1H, s), 9.85 (1H,
s)
【0316】実施例354 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(3−フェ
ニルスルホニルアミドアニリノカルボニル)ピペラジン
−1−イル}−2−オキソエチル]ベンゾチアゾリンを
FR236351の製造と同様にして得た。 MS (APCI) m/z: 586 (M+), 587 (M++1), 588 (M++2) NMR (DMSO-D6): 3.47 (4H, s), 3.59 (4H, s), 4.99 (2
H, s), 6.55-7.80 (12H,m), 8.65 (1H, s), 10.20 (1H,
s)
【0317】実施例355 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(3−(1
−アダマンチルアミノカルボニル)アニリノカルボニ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベン
ゾチアゾリンをFR236351の製造と同様にして得
た。 MS (APCI) m/z: 608 (M+), 609 (M++1), 610 (M++2) NMR (DMSO-D6): 1.66 (6H, s), 2.06 (9H, s), 3.50 (4
H, s), 3.60 (4H, s), 4.99 (2H, s), 7.2-7.8 (8H,
m), 8.76 (1H, s)
【0318】実施例356 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(2,2−
ジメトキシエチルアミノカルボニル)ピペリジン−1−
イル)−2−オキソ}エチル]ベンゾチアゾリン(53
1.6mg)のアセトン(10.5ml)中の溶液に6
N塩酸(0.55ml)を攪拌しながら室温で加えた。
混合物を同一条件で3時間攪拌した。反応混合物を重炭
酸ナトリウム水溶液で中和後、アセトンを真空除去し
た。残留物を酢酸エチルで二回抽出し、抽出物を水で洗
浄した。乾燥し、溶媒を除去して、5−クロロ−2−オ
キソ−3−[2−{4−(ホルミルメチルアミノカルボ
ニル)ピペリジン−1−イル)−2−オキソ}エチル]
ベンゾチアゾリン(215.1mg)を非晶質塊として
得て、これを、不安定であるのでさらに精製することな
く、以後の反応に用いた。 MS (APCI) m/z: 396 (M++1) NMR (CDCl3): 9.67 (1H, s, -CHO)
【0319】実施例357 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(1−トリ
チルイミダゾール−4−イル)メチルアミノカルボニル
ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル]ベンゾチ
アゾリン(550mg)の95%トリフルオロ酢酸(6
ml:TFA=5.7ml、H20=0.3ml)中の
溶液を20℃で1時間攪拌した。トリフルオロ酢酸を真
空除去し、残留物を重炭酸ナトリウム水溶液で中和し
た。混合物を6N塩酸で再び酸性にし、酢酸エチルで洗
浄した。分離した水層を重炭酸ナトリウム水溶液で塩基
性にし、酢酸エチルで二回抽出した。抽出物を食塩水と
水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を真空除
去し、非晶質塊を得て、これを、クロロホルムとメタノ
ールの混合物(20:1〜10:1)を溶離溶媒として
用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。
所望の生成物を含む画分を合わせ、溶媒を真空留去し、
非晶質塊(202.6mg)を得て、これをジイソプロ
ピルエーテル内で攪拌し、粉末を得た。濾取後、ジイソ
プロピルエーテルで洗浄して、5−クロロ−2−オキソ
−3−[2−{4−(イミダゾール−4−イル)メチル
アミノカルボニルピペリジン−1−イル}−2−オキソ
エチル]ベンゾチアゾリン(173.2mg)を黄色粉
末として得た。 MS (APCI) m/z: 434 (M++1) NMR (DMSO-D6): 1.3-1.55 (1H, m), 1.65-1.85 (3H,
m), 2.4-2.8 (2H, m), 3.0-3.2 (1H, m), 3.94 (1H, d,
J=12.7Hz), 4.1-4.35 (3H, m), 4.94 (2H, ABq, J=17.
0Hz, 26.8Hz), 6.90 (1H, s), 7.25 (1H, dd, J=1.84H
z, 8.3Hz), 7.46 (1H, d, J=1.84Hz), 7.56 (1H, s),
7.70 (1H, d, J=8.3Hz), 8.10 (1H, s), 11.87(1H, br,
s)
【0320】実施例358 5−クロロ−3−{2−[4−(1−ヒドロキシ−7−
メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−
1−イル)メチルアミノメチルピペリジン−1−イル]
−2−オキソエチル}−1,3−ベンゾチアゾール−2
(3H)−オン塩酸塩をFR239365の製造と同様
にして得た。 mp: 200-206℃ MS (APCI) m/z: 512 [M+H-18]+ NMR (DMSO-D6,δ): 0.90-3.80 (20H, m), 3.92-4.01 (1
H, m), 4.23-4.30 (1H,m), 4.87 (1H, d, J=17Hz), 5.5
0 (1H, d, J=17Hz), 6.86-6.90 (2H, m), 7.08(1H, d,
J=8.6Hz), 7.25 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.46 (1H,
d, J=1.9Hz),7.70 (1H, d, J=8.4Hz)
【0321】実施例359 5−クロロ−3−[2−[4−(3−メトキシ−6,
7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾ[a]シクロ
ヘプテン−6−イル)アミノメチルピペリジン−1−イ
ル)−2−オキソエチル]−1,3−ベンゾチアゾール
−2(3H)−オン塩酸塩をFR239365の製造と
同様にして得た。 mp: 113-分解℃ MS (APCI) m/z: 514 [M+H]+ NMR (DMSO-D6,δ): 1.10-4.31 (20H, m), 3.72 (3H,
s), 4.89 (1H, d, J=17Hz), 5.02 (1H, d, J=17Hz), 6.
71 (1H, dd, J=2.6Hz, 8.3Hz), 6.84 (1H, d, J=2.6H
z), 7.05 (1H, d, J=8.3Hz), 7.26 (1H, dd, J=1.9Hz,
8.4Hz), 7.45 (1H, d,J=1.9Hz), 7.71 (1H, d, J=8.4H
z), 7.95 (2H, m)
【0322】実施例360 5−クロロ−3−[2−(1−オキサ−6−アザスピロ
[2.5]オクタン−6−イル)−2−オキソエチル]
−1.3−ベンゾチアゾール−2(3H)−オン(0.
4g)と3−メトキシフェネチルアミノ(0.18g)
のn−プロパノール(2ml)中の混合物を3時間還流
した。溶媒を真空除去し、得られた残留物を、クロロホ
ルムとメタノールの混合物(50:1)を溶離溶媒とし
て用いるシリカゲル(50ml)カラムクロマトグラフ
ィーに付した。所望の生成物を含む画分を合わせ、溶媒
を真空留去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、酢酸エ
チルの4N塩化水素溶液(1ml)を加えた。生じた固
形物を濾取し、5−クロロ−3−{2−[4−ヒドロキ
シ−4−(3−メトキシフェニルエチルアミノ}メチ
ル)ピペリジン−1−イル]−2−オキソエチル}−
1.3−ベンゾチアゾール−2(3H)−オン塩酸塩
(0.4g)を得た。 mp: 166-14℃ MS (APCI) m/z: 490 [M+H]+ NMR (DMSO-D6,δ): 1.40-4.20 (16H, m), 3.75 (3H,
s), 4.91 (1H, d, J=17Hz), 5.01 (1H, d, J=17Hz), 6.
75-6.85 (3H, m), 7.22-7.30 (2H, m), 7.46 (1H,d, J=
1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 8.83 (2H, s)
【0323】下記の化合物を実施例360と同様にして
得た。
【0324】実施例361 5−クロロ−3−{2−[4−ヒドロキシ−4−(1−
ヒドロキシ−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフタレン−1−イル)メチルアミノメチル)ピペ
リジン−1−イル]−2−オキソエチル}−1.3−ベ
ンゾチアゾール−2(3H)−オン塩酸塩 mp: 149-154℃ MS (APCI) m/z: 546 [M+H]+ NMR (DMSO-D6,δ): 1.40-4.20 (18H, m), 3.75 (3H,
s), 4.90 (1H, d, J=17Hz), 5.01 (1H, d, J=17Hz), 6.
82 (1H, dd, J=2.5Hz, 9.5Hz), 6.99 (1H, d, J=9.5H
z), 7.15 (1H, d, J=2.5Hz), 7.26 (1H, dd, J=1.9Hz,
8.4Hz), 7.46 (1H, d,J=1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=8.4H
z), 7.80 (1H, s), 8.96 (1H, s)
【0325】実施例362 5−クロロ−3−{2−
[4−(7−クロロ−1−ヒドロキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフタレン−1−イル)メチルアミノメ
チル)−4−ヒドロキシピペリジン−1−イル]−2−
オキソエチル}−1.3−ベンゾチアゾール−2(3
H)−オン塩酸塩 mp: 151-157℃ MS (APCI) m/z: 550 [M+H]+ NMR (DMSO-D6,δ): 1.40-4.20 (18H, m), 4.90 (1H, d,
J=17Hz), 5.02 (1H, d,J=17Hz), 7.15 (1H, d, J=8.2H
z), 7.22-7.31 (2H, m), 7.46 (1H, d, J=1.9Hz), 7.62
-7.72 (2H, m), 7.83 (1H, s), 9.04 (1H, s)
【0326】実施例363 5−クロロ−3−[2−{4−(3,4−ジクロロベン
ジル)アミノメチル−4−ヒドロキシピペリジン−1−
イル}−2−オキソエチル]−1.3−ベンゾチアゾー
ル−2(3H)−オン塩酸塩 MS (APCI) m/z: 516 [M+H]+ NMR (DMSO-D6,δ): 1.40-4.25 (12H, m), 4.80-5.05 (2
H, m), 7.25 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.44 (1H, d,
J=1.9Hz), 7.62 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.3Hz), 7.67-7.7
5 (2H, m), 7.97 (1H, d, J=1.9Hz), 9.29 (2H, s)
【0327】実施例364 5−クロロ−3−[2−[4−ヒドロキシ−4−{(1
−ヒドロキシ−7−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフタレン−1−イル)メチルアミノメチル)ピペ
リジン−1−イル}−2−オキソエチル]−1.3−ベ
ンゾチアゾール−2(3H)−オン塩酸塩 mp: 138-145℃ MS (APCI) m/z: 530 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 1.40-4.10 (18H, m), 4.85-5.05 (2H,
m), 4.90 (1H, d, J=17Hz), 5.02 (1H, d, J=17Hz), 6.
97-7.08 (2H, m), 7.25 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.
40 (1H, s), 7.46 (1H, d, J=1.9Hz), 7.70 (1H, d, J=
8.4Hz), 7.77 (1H, s), 8.97 (1H, s)
【0328】実施例365 5−クロロ−3−[2−(4−ヒドロキシ−4−{(3
−メトキシ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベ
ンゾ[a]シクロヘプタン−6−イル)アミノメチル}
ピペリジン−1−イル}−2−オキソエチル]−1.3
−ベンゾチアゾール−2(3H)−オン塩酸塩 mp: 145-149℃ MS (APCI) m/z: 530 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 1.10-4.10 (20H, m), 3.72 (3H, s),
4.86-5.07 (2H, m), 6.71(1H, dd, J=2.6Hz, 8.2Hz),
6.82 (1H, d, J=2.6Hz), 7.05 (1H, d, J=8.2Hz),7.26
(1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.46 (1H, d, J=1.9Hz),
7.70 (1H, d, J=8.4Hz), 8.72 (2H, s)
【0329】製造例35 (5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチアゾール
−3(2H)−イル)アセトニトリル(10g)とトリ
エチルアミン(7.56ml)のピリジン(50ml)
中の混合物に硫化水素を65℃で2時間かけて加えた。
混合物を水に注いだ。生じた固形物を採取し、エタノー
ルで洗浄して、2−(5−クロロ−2−オキソ−1,3
−ベンゾチアゾール−3(2H)−イル)エタンチオア
ミド(10.3mg)を得た。 MS (APCI) m/z: 259 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 4.83 (2H, s), 7.25 (1H, dd, J=1.9H
z, 8.4Hz), 7.29 (1H, d,J=1.9Hz), 7.69 (1H, d, J=8.
4Hz), 9.48 (1H, s), 9.58 (1H, s)
【0330】実施例366 2−(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチアゾ
ール−3(2H)−イル)エタンチオアミド(0.25
g)と2−ブロモ−1−(4−クロロフェニル)エタノ
ン(0.24g)の1,4−ジオキサン(10ml)中
の混合物を3時間還流した。生じた白色固形物を濾取し
て、5−クロロ−3−{[4−(4−クロロフェニル)
−1,3−チアゾール−2−イル]メチル}−1,3−
ベンゾチアゾール−2(3H)−オン(0.23g)を
得た。 mp: 232-239℃ MS (APCI) m/z: 393 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 5.60 (2H, s), 7.31 (1H, dd, J=1.9H
z, 8.4Hz), 7.50 (1H, d,J=8.5Hz), 7.70 (1H, d, J=1.
9Hz), 7.77 (1H, d, J=8.4Hz), 7.91 (2H, d, J=8.5H
z), 8.17 (1H, s)
【0331】下記の化合物を実施例366と同様にして
得た。
【0332】実施例367 5−クロロ−3−{[4−(4−メチルフェニル)−
1,3−チアゾール−2−イル]メチル}−1,3−ベ
ンゾチアゾール−2(3H)−オン mp: 232-239℃ MS (APCI) m/z: 373 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 2.32 (3H, s), 5.59 (2H, s), 7.21-7.
33 (3H, m), 7.70-7.80(4H, m), 8.20 (1H, s)
【0333】実施例368 5−クロロ−3−{[4−(4−メトキシフェニル)−
1,3−チアゾール−2−イル]メチル}−1,3−ベ
ンゾチアゾール−2(3H)−オン mp: 214-216℃ MS (APCI) m/z: 289 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 3.78 (3H, s), 5.58 (2H, s), 6.99 (2
H, d, J=8.8Hz), 7.30 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.7
1 (1H, d, J=1.9Hz), 7.76 (1H, d, J=8.4Hz), 7.82 (2
H, d, J=8.4Hz), 7.92 (1H, s)
【0334】実施例369 5−クロロ−3−{[4−(3−メトキシフェニル)−
1,3−チアゾール−2−イル]メチル}−1,3−ベ
ンゾチアゾール−2(3H)−オン mp: 203-206℃ MS (APCI) m/z: 389 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 3.79 (3H, s), 5.60 (2H, s), 6.89-6.
94 (1H, m), 7.28-7.50(4H, m), 7.72-7.79 (2H, m),
8.13 (1H, s)
【0335】実施例370 2−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチア
ゾール−3(2H)−イル)メチル]−1,3−チアゾ
ール−4−カルボン酸エチル mp: 193-197℃ MS (APCI) m/z: 355 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 1.28 (3H, t, J=7.10Hz), 4.28 (2H,
q, J=7.10Hz), 5.58 (2H,s), 7.31 (1H, dd, J=1.9Hz,
8.4Hz), 7.65 (1H, d, J=1.9Hz), 7.77 (1H, d,J=8.4H
z), 8.49 (1H, s)
【0336】実施例371 2−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチア
ゾール−3(2H)−イル)メチル]−1,3−チアゾ
ール−4−カルボン酸をFR30298の製造と同様に
して得た。 MS (APCI) m/z: 327 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 5.57 (2H, s), 7.31 (1H, dd, J=1.9H
z, 8.4Hz), 7.63 (1H, d,J=1.9Hz), 7.76 (1H, d, J=8.
4Hz), 8.42 (1H, s)
【0337】実施例372 2−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチア
ゾール−3(2H)−イル)メチル]−N−(3−メト
キシ−6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾ
[a]シクロヘプテン−6−イル)−1,3−チアゾー
ル−4−カルボキサミドをFR235150の製造と同
様にして得た。 mp: 80-83℃ MS (APCI) m/z: 500 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 1.20-3.11 (8H, m), 3.68 (3H, s), 3.
70-4.00 (1H, m), 5.53(2H, s), 6.60-6.80 (2H, m),
7.01 (1H, m), 7.33 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz),7.64
(1H, d, J=1.9Hz), 7.78 (1H, d, J=8.4Hz), 7.91-7.95
(1H, m), 8.21 (1H, s)
【0338】下記の化合物を実施例372と同様にして
得た。
【0339】実施例373 2−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチア
ゾール−3(2H)−イル)メチル]−N−(2−フェ
ニルエチル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサミ
ド mp: 105-110℃ MS (APCI) m/z: 430 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 2.78-2.86 (2H, m), 3.40-3.60 (2H,
m), 5.55 (2H, s), 7.10-7.40 (6H, m), 7.63 (1H, d,
J=1.9Hz), 7.78 (1H, d, J=8.4Hz), 8.19 (1H, s), 8.2
0-8.35 (1H, m)
【0340】実施例374 2−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチア
ゾール−3(2H)−イル)メチル]−N−[(1−ヒ
ドロキシ−7−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフタレン−1−イル)メチル]−1,3−チアゾー
ル−4−カルボキサミド mp: 88-91℃ MS (APCI) m/z: 498 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 1.60-2.00 (4H, m), 2.50-2.70 (2H,
m), 3.65 (3H, s), 3.60-3.80 (2H, s), 5.36 (1H, s),
5.59 (2H, s), 6.74 (1H, dd, J=2.6Hz, 8.4Hz),6.97
(1H, d, 8.4Hz), 7.07 (1H, d, J=2.6Hz), 7.32 (1H, d
d, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.66 (1H, d, J=1.9Hz), 7.77 (1
H, d, J=8.4Hz), 7.78-7.90 (1H, m), 8.24 (1H, s)
【0341】実施例375 2−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチア
ゾール−3(2H)−イル)メチル]−N−(3−フェ
ニルプロピル)−1,3−チアゾール−4−カルボキサ
ミド mp: 94-98℃ MS (APCI) m/z: 444 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 1.70-1.90 (2H, m), 2.55-2.63 (1H,
m), 3.25-3.92 (2H, m),5.55 (2H, s), 7.10-7.33 (6H,
m), 7.65 (1H, d, J=1.9Hz), 7.77 (1H, d, J=8.4Hz),
8.19 (1H, s), 8.30-8.40 (1H, m)
【0342】実施例376 2−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチア
ゾール−3(2H)−イル)メチル]−N−[2−(1
H−インドール−2−イル)エチル]−1,3−チアゾ
ール−4−カルボキサミド mp: 79-84℃ MS (APCI) m/z: 469 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 2.89-2.97 (2H, m), 3.49-3.60 (2H,
m), 5.55 (2H, s), 6.90-8.42 (10H, m), 10.80 (1H,
s)
【0343】実施例377 {2−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベンゾチ
アゾール−3(2H)−イル)メチル]−1,3−チア
ゾール−4−イル}酢酸メチルをFR237597の製
造と同様にして得た。 MS (APCI) m/z: 355 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 3.59 (3H, s), 3.80 (2H, s), 5.50 (2
H, s), 7.29 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.47 (1H,
s), 7.58 (1H, d, J=1.9Hz), 7.74 (1H, d, J=8.4Hz)
【0344】実施例378 {2−[(5−クロロ−2
−オキソ−1,3−ベンゾチアゾール−3(2H)−イ
ル)メチル]−1,3−チアゾール−4−イル}酢酸を
FR30298の製造と同様にして得た。 MS (APCI) m/z: 341 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 3.96 (2H, s), 5.50 (2H, s), 7.29 (1
H, dd, J=1.9Hz, 8.4Hz), 7.44 (1H, s), 7.59 (1H, d,
J=1.9Hz), 7.75 (1H, d, J=8.4Hz), 12.43 (1H,s)
【0345】実施例379 2−{2−[(5−クロロ−2−オキソ−1,3−ベン
ゾチアゾール−3(2H)−イル)メチル]−1,3−
チアゾール−4−イル}−N−(3−メトキシ−6,
7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾ[a]シクロ
ヘプテン−6−イル)アセトアミドをFR235150
の製造と同様にして得た。 mp: 119-125℃ MS (APCI) m/z: 514 [M+H]+ NMR (DMSO,δ): 1.20-2.89 (7H, m), 3.52 (2H, s), 3.
53-3.70 (2H, m), 3.68(3H, s), 5.48 (2H, s), 6.61-
6.65 (2H, m), 6.96-7.00 (1H, m), 7.28 (1H, dd, J=
1.9Hz, 8.4Hz), 7.35 (1H, s), 7.57 (1H, d, J=1.9H
z), 7.69 (1H, d, J=8.4Hz), 7.86-7.90 (1H, m)
【0346】実施例380 5−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−カルボキシ
ピペリジン−1−イル)−2−オキソ}エチル]ベンゾ
チアゾリン(355mg)、1−(4−クロロフェニ
ル)−1−アミノメチルシクロブタン(195mg)、
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT、13
5.2mg)、1−[3−ジメチルアミノプロピル]−
3−エチルカルボジイミド塩酸塩(WSC−HCl、2
97.1mg)とトリエチルアミン(110mg)のD
MF(5ml)中の混合物を室温で2時間攪拌した。反
応混合物を水に注いだ。混合物を重炭酸ナトリウム水溶
液で塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。抽出物を水で
二回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を真空
除去し、非晶質塊を得て、これを、クロロホルムとメタ
ノールの混合物(50:1)を溶離溶媒として用いるシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。所望の生
成物を含む画分を合わせ、溶媒を真空留去し、非晶質塊
を得て、これをジイソプロピルエーテルで処理して、5
−クロロ−2−オキソ−3−[2−{4−(1−(4−
クロロフェニル)シクロブタン−1−イル)メチルアミ
ノカルボキシ)ピペリジン−1−イル)−2−オキソ}
エチル]ベンゾチアゾリン(356.6mg)を淡黄色
粉末として得た。 MS (APCI) m/z: 532 (M+), 533 (M++1), 534 (M++2), 5
35 (M++3) NMR (DMSO-D6): 1.2-2.75 (12H, m), 3.10 (1H, m), 3.
39 (2H, d, J=6Hz), 3.90 (1H, d, J=12.8Hz), 4.20 (1
H, d, J=12.8Hz), 4.92 (2H, ABq, J=17Hz, 26.5Hz),
7.12 (2H, d, J=8.4Hz), 7.25 (1H, dd, J=2Hz, 8.4H
z), 7.34 (2H, d, J=8.4Hz), 7.46 (1H, d, J=2Hz), 7.
69 (1H, d, J=8.4Hz), 7.74 (1H, t, J=6Hz)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4725 A61K 31/4725 31/475 31/475 31/496 31/496 31/502 31/502 31/506 31/506 31/513 31/513 31/5377 31/5377 31/541 31/541 31/551 31/551 A61P 1/14 A61P 1/14 3/04 3/04 3/10 3/10 9/00 9/00 9/04 9/04 25/08 25/08 25/24 25/24 29/00 29/00 43/00 111 43/00 111 C07D 277/68 C07D 277/68 417/14 417/14 471/04 103 471/04 103A C07F 7/18 C07F 7/18 V (72)発明者 田渕 精一郎 大阪市中央区道修町3丁目4番7号 藤沢 薬品工業株式会社内 (72)発明者 坂田 善彦 大阪市中央区道修町3丁目4番7号 藤沢 薬品工業株式会社内 (72)発明者 大橋 裕子 大阪市中央区道修町3丁目4番7号 藤沢 薬品工業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 「式中、 R1は水素またはハロゲン;−W−は−S−
    または−O−;−A−は−(CH2m−C(O)−また
    は−(CH2n−;mおよびnは、それぞれ1ないし6
    の整数;Zは置換されていてもよい窒素含有複素環基を
    意味する」で示される化合物またはその塩。
  2. 【請求項2】Zが下記式(イ)から(ホ)で示される
    基、(イ) 【化2】 (ロ) 【化3】 (ハ) 【化4】 (ニ) 【化5】 または(ホ) 【化6】 「式中、R2ないしR6は、水素または下記(A)ないし
    (H)で示される基、(A) 【化7】 「式中、R7およびR8はそれぞれ下記(1)ないし(1
    0)で示される基、但し同時に水素であることは無い、 (1)水素; (2)低級アルコキシ基; (3)低級アルケニル基またはシアノ低級アルケニル
    基; (4)高級アルキル基またはアミノ高級アルキル基; (5)置換されていてもよい低級アルキル基; (6)カルボキシ低級アルコキシ基; (7)置換されたアミノ基; (8)ヒドロイソシンノリデニルで置換されたイミノ
    基; (9)置換されていてもよい炭素環基; (10)置換されていてもよい複素環基;(B) 【化8】 [式中、 【化9】 は置換されていてもよい窒素含有複素環基; (C)アリールアミノまたはハロゲンで置換された低級
    アルカノイル; (D)置換されていてもよい低級アルキル基; (E)アリール低級アルケニル基; (F)アル低級アルキルアミノ基; (G)置換されていてもよいアリール; (H)カルボキシまたは保護されたカルボキシ;を意味
    する」で示される請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】R1がハロゲン、Wが−S−、R2ないしR
    6が、水素または下記(A)ないし(H)で示される
    基、 (A) 【化10】 「式中、R7およびR8はそれぞれ下記(1)ないし(1
    1)で示される基、但し同時に水素であることは無い、 (1)水素; (2)低級アルコキシ基; (3)低級アルケニル基またはシアノ低級アルケニル
    基; (4)高級アルキル基またはアミノ高級アルキル基; (5)低級アルキル基であり、該低級アルキル基は以下
    の1.から26.よりなる群から選択された1個または
    それ以上の置換基を有していてもよい、 1.低級アルコキシ、 2.低級アルコキシカルボニル、 3.カルボキシ、 4.ヒドロキシ、 5.アミノ、 6.ハロゲン、 7.ハロカルボニル、 8.シアノ、 9.スルファニルオキシ、 10.スルファニル、 11.メルカプト、 12.低級アルキルチオ、 13.低級アルコキシまたは低級アルキルで置換された
    シリル、 14.低級シクロアルキル、 15.フェニル、 16.ナフチル、 17.ナフチルアミノ、 18.ベンゾ低級シクロアルキル、 19.ピロリジニル、 20.ピペリジニル、 21.インドリル、 22.モルホリニル、 23.イミダゾリル、 24.ピリジル、 25.ベンゾイミダゾリル、 26.低級アルカノイル、 ここで上記炭素環または複素環基の各々は以下の[1]
    から[11]よりなる群から選択された1個または2個
    の適当な置換基を有していてもよい; [1]ハロゲン、[2]低級アルコキシ、[3]オキ
    ソ、[4]ニトロ、[5]ヒドロキシ、[6]カルボキ
    シ、[7]スルファモイル、[8]低級アルキル、
    [9]ハロフェニル、[10]イミノ保護基、[11]
    複素環、 (6)カルボキシ低級アルコキシ基; (7)以下の1.ないし5.から選ばれる置換されたア
    ミノ基; 1.低級アルキルアミノ基、 2.低級アルコキシカルボニル低級アルキルアミノ基、 3.フェニル低級アルキルアミノ基、 4.低級シクロアルキルアミノ基、または 5.フェニルアミノ基であり、 上記フェニル基は[1]低級アルキル、[2]カルボキ
    シ、[3]ハロゲン、および[4]ハロ低級アルコキシ
    (4−トリフルオロメトキシ)、よりなる群から選択さ
    れた1個またはそれ以上の適当な置換基を有していても
    よい、 (8)ヒドロイソシンノリデニルで置換されたイミノ
    基; (9)フェニル基または15−クラウン−5−4'−イ
    ル基であり、該フェニル基は以下の1.から23.より
    なる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換
    基を有していてもよい; 1.低級アルキル、 2.低級アルコキシ、 3.ヒドロキシ、 4.モノ(またはジ)低級アルキルアミノ、 5.ヒドロキシ低級アルキル、 6.低級アルカノイル、 7.低級アルコキシカルボニルアミノおよびカルボキシ
    で置換された低級アルキル、 8.カルボキシ低級アルキル、 9.ハロ低級アルコキシ、 10.ハロゲン、 11.アミノ、 12.ニトロ、 13.ハロアルキル、 14.メルカプト、 15.カルボキシ、 16.シアノ、 17.低級アルキルで置換されていてもよいフェノキ
    シ、 18.フェニル、 19.シアノおよびフェニルで置換された低級アルキ
    ル、 20.低級アルカノイルアミノ、 21.アリールスルホニルアミノ、 22.アダマンタニルカルバモイル、および 23.アミノまたはハロゲンで任意に置換されたベンゾ
    イル、 (10)以下の1.から5.から選択される炭素環基; 1.ナフチル基、 2.ベンゾ低級シクロまたは高級アルキル基、 3.フルオレニル基、 4.低級シクロアルキル基、または 5.アダマンタニル基、 その各々は[1]ヒドロキシ、[2]ハロゲン、[3]
    低級アルコキシ、[4]アミノ、および[5]オキソ、
    よりなる群から選択された1個または2個の置換基を有
    していてもよい; (11)以下の1.から24.から選ばれる複素環基; 1.チアゾリル基、 2.ピラゾリル基、 3.イソオキサゾリル基、 4.ピリジル基、 5.ジヒドロチアゾリル基、 6.ピリミジニル基、 7.テトラゾリル基、 8.イミダゾリル基、 9.ピリダジニル基、 10.トリアゾリル基、 11.ピロリジニル基、 12.ピペラジニル基、 13.キノリル基、 14.イソキノリル基、 15.シンノリニル基、 16.ベンズイミダゾリル基、 17.ベンズオキサゾリル基、 18.ベンゾチアゾリル基、 19.チアジアゾリル基、 20.ベンゾピラゾリル基、 21.4,5−ジヒドロピラゾリル基、 22.1,2,3,4−テトラヒドロピリミジニル基、 23.チアゾリジニル基、または 24.インドリル基、 その各々は、[1]カルバモイルで置換されていてもよ
    い低級アルキル、[2]ハロゲン、[3]低級アルコキ
    シ、[4]ニトロ、[5]低級アルカノイル、[6]ア
    ミノ、[7]ヒドロキシ、[8]低級アルキルチオ、
    [9]ハロ低級アルキル、[10]ハロゲンを有してい
    てもよいフェニル[11]低級アルコキシカルボニル低
    級アルキル、[12]オキソ、[13]チオキソ、より
    なる群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換
    基を有していてもよい;を意味する。」、 (B) 【化11】 [式中、 【化12】 は以下の1.から12.で示される窒素含有複素環基; 1.ピペリジニル基、 2.ピペラジニル基、 3.ペルヒドロチアジニル基、 4.ペルヒドロジアゼピニル基、 5.ピロリジニル基、 6.ヘプタヒドロアゼピニル基、 7.1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基、 8.1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル基、 9.ジヒドロイソキノリル基、 10.1,2,3,6−テトラヒドロピリジル基、 11.2,3−ジヒドロインドリル基、および 12.1,2,3,4−テトラヒドロカルボリニル基、 該複素環基は、[1]低級アルコキシ、[2]ヒドロキ
    シ、[3]低級アルキル、[4]ヒドロキシ低級アルキ
    ル、[5]ハロゲン、[6]ニトロ、[7]低級アルコ
    キシカルボニル[8]低級アルカノイル、[9]低級シ
    クロアルキル、[10]低級アルコキシ低級アルキル
    (メトキシメチル)、および[11]低級アルキルまた
    はハロゲンで任意に置換されたフェニル、よりなる群か
    ら選択された1個またはそれ以上の置換基を有していて
    もよい、 (C)ナフチルアミノまたはハロゲンで置換された低級
    アルカノイル、(D)以下の1.ないし6.から選ばれ
    る置換されたアルキル基; 1.アミノ低級アルキルであり、該アミノは以下a)〜
    j)の基により置換されていてもよい、 a)高級アルキル、 b)置換されていてもよいフェニルで置換された低級シ
    クロアルキル低級アルキル、 c)置換されていてもよいフェニル低級アルキル、 d)低級アルキルで置換されていてもよい複素環基低級
    アルキル、 e)低級アルキルで置換されていてもよい複素環基およ
    びヒドロキシで置換された低級アルキル、 f)低級アルコキシで置換されたベンゾ低級シクロまた
    は高級アルキル低級アルキル、 g)低級アルコキシで置換されたベンゾ低級シクロまた
    は高級アルキル、 h)ハロゲンで置換されていてもよいアリール、 i)低級アルキルで置換されていてもよいアリールスル
    ホニル、 j)ヒドロキシで置換されたベンゾ低級シクロまたは高
    級アルキル低級アルキル、該ベンゾ低級シクロまたは高
    級アルキルはハロゲンまたは低級アルキルされている、 2.N−低級アルコキシカルボニル−N−(低級アルコ
    キシで置換されたベンゾ低級または高級シクロアルキル
    低級アルキル)アミノ低級アルキル、該ベンゾ低級また
    は高級シクロアルキルはヒドロキシで置換されていても
    よい、 3.ヒドロキシおよびアリールからなる置換基で置換さ
    れた低級アルキル基、 4.アロイルで置換された低級アルキル基、 5.カルボキシ低級アルキル、または保護されたカルボ
    キシ低級アルキル、 6.低級アルコキシベンゾ低級または高級シクロアルキ
    ルで置換されたカルバモイル低級アルキル、 (E)フェニル低級アルケニル基; (F)フェニル低級アルキルアミノ基; (G)ハロゲン、低級アルキルまたは低級アルコキシで
    置換されていてもよいフェニル; (H)カルボキシまたは保護されたカルボキシ、を意味
    する」示される請求項2に記載の化合物。
  4. 【請求項4】R2ないしR6が、水素または下記(A)な
    いし(H)で示される基、 (A) 【化13】 「式中、R7およびR8はそれぞれ下記(1)ないし(1
    1)で示される基、但し同時に水素であることは無い、 (1)水素; (2)低級アルコキシ基; (3)低級アルケニル基またはシアノ低級アルケニル
    基; (4)高級アルキル基またはアミノ高級アルキル基; (5)低級アルキル基であり、該低級アルキル基は以下
    の1.から26.よりなる群から選択された1個または
    それ以上の置換基を有していてもよい、 1.低級アルコキシ、 2.低級アルコキシカルボニル、 3.カルボキシ、 4.ヒドロキシ、 5.アミノ、 6.ハロゲン、 7.ハロカルボニル、 8.シアノ、 9.スルフォキシ、 10.スルフォ、 11.メルカプト、 12.低級アルキルチオ、 13.低級アルコキシまたは低級アルキルで置換された
    シリル、 14.低級シクロアルキル、 15.フェニル、 16.ナフチル、 17.ナフチルアミノ、 18.ベンゾ低級シクロアルキル、 19.ピロリジニル、 20.ピペリジニル、 21.インドリル、 22.モルホリニル、 23.イミダゾリル、 24.ピリジル、 25.ベンゾイミダゾリル、 26.低級アルカノイル、 ここで上記炭素環または複素環基の各々は以下の[1]
    から[11]よりなる群から選択された1個または2個
    の適当な置換基を有していてもよい; [1]ハロゲン、[2]低級アルコキシ、[3]オキ
    ソ、[4]ニトロ、[5]ヒドロキシ、[6]カルボキ
    シ、[7]スルファモイル、[8]低級アルキル、
    [9]ハロフェニル、[10]トリチル[11]インド
    リル (6)カルボキシ低級アルコキシ基; (7)以下の1.ないし5.から選ばれる置換されたア
    ミノ基; 1.低級アルキルアミノ基、 2.低級アルコキシカルボニル低級アルキルアミノ基、 3.フェニル低級アルキルアミノ基、 4.低級シクロアルキルアミノ基、または 5.フェニルアミノ基であり、 該フェニル基は[1]低級アルキル、[2]カルボキ
    シ、[3]ハロゲン、および[4]ハロ低級アルコキシ
    よりなる群から選択された1個またはそれ以上の適当な
    置換基を有していてもよい, (8)ヒドロイソシンノリデニルで置換されたイミノ
    基; (9)フェニル基または15−クラウン−5−4'−イ
    ルであり、該フェニル基は以下の1.から23.よりな
    る群から選択された1個またはそれ以上の適当な置換基
    を有していてもよい; 1.低級アルキル、 2.低級アルコキシ、 3.ヒドロキシ、 4.モノ(またはジ)低級アルキルアミノ、 5.ヒドロキシ低級アルキル、 6.低級アルカノイル、 7.低級アルコキシカルボニルアミノおよびカルボキシ
    で置換された低級アルキル、 8.カルボキシ低級アルキル、 9.ハロ低級アルコキシ、 10.ハロゲン、 11.アミノ、 12.ニトロ、 13.ハロアルキル、 14.メルカプト、 15.カルボキシ、 16.シアノ、 17.低級アルキルで置換されていてもよいフェノキ
    シ、 18.フェニル、 19.シアノおよびフェニルで置換された低級アルキ
    ル、 20.低級アルカノイルアミノ、 21.フェニルスルホニルアミノ、 22.アダマンタニルカルバモイル、および 23.アミノまたはハロゲンで任意に置換されたベンゾ
    イル; (10)以下の1.ないし5.から選ばれる炭素環基;
    1.ナフチル基であり、ヒドロキシ、ハロゲンまたはア
    ミノで置換されていてもよい、 2.ベンゾ低級または高級シクロアルキル基であり、ヒ
    ドロキシまたは低級アルコキシからなる基で置換されて
    いてもよい、 3.オキソで置換されていてもよいフルオレニル基、ま
    たはアミノまたはオキソで置換されていてもよいアント
    ラセニル基、 4.低級シクロアルキル基であり、ヒドロキシで置換さ
    れていてもよい、 5.アダマンタニル基、 その各々は[1]ヒドロキシ、[2]ハロゲン、[3]
    低級アルコキシ、[4]アミノ、および[5]オキソよ
    りなる群から選択された1個または2個の置換基を有し
    ていてもよい; (11)以下の1.ないし24.から選ばれる複素環
    基; 1.チアゾリル基であり、低級アルキル、低級アルカノ
    イル、ハロゲンおよび低級アルコキシカルボニル低級ア
    ルキルからなる置換基で置換されていてもよい、 2.ピラゾリル基であり、低級アルキル、フェニルおよ
    びハロフェニルからなる置換基で置換されていてもよ
    い、 3.イソオキサゾリル基であり、低級アルキルで置換さ
    れていてもよい、 4.ピリジル基であり、低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、アミノおよびハロ
    低級アルキルからなる置換基で置換されていてもよい、 5.ジヒドロチアゾリル基、 6.ピリミジニル基であり、ハロゲンおよびヒドロキシ
    からなる置換基で置換されていてもよい、 7.テトラゾリル基、 8.イミダゾリル基であり、カルバモイル低級アルキル
    で置換されていてもよい、 9.ピリダジニル基であり、ハロゲンで置換されていて
    もよい、 10.トリアゾリル基、 11.ピロリジニル基、 12.ピペラジニル基であり、低級アルキルで置換され
    ていてもよい、 13.キノリル基であり、ニトロまたはヒドロキシで置
    換されていてもよい、 14.イソキノリル基、 15.シンノリニル基、 16.ベンズイミダゾリル基、 17.ベンズオキサゾリル基であり、ハロゲンで置換さ
    れていてもよい、 18.ベンゾチアゾリル基であり、低級アルキルで置換
    されていてもよい、 19.チアジアゾリル基であり、低級アルキルで置換さ
    れていてもよい、 20.ベンゾピラゾリル基、 21.4,5−ジヒドロピラゾリル基であり、フェニル
    およびオキソからなる置換基で置換されていてもよい、 22.1,2,3,4−テトラヒドロピリミジニル基で
    あり、アミノおよびオキソからなる置換基で置換されて
    いてもよい、 23.チアゾリジニル基であり、チオキソおよびオキソ
    からなる置換基で置換されていてもよい、または 24.インドリル基、を意味する。」、(B) 【化14】 [式中、 【化15】 は以下の1.ないし12.から選ばれる複素環基; 1.ピペリジニル基であり、ヒドロキシおよびハロゲン
    からなる置換基で置換されていてもよい、 2.ピペラジニル基であり、低級アルカノイル、低級ア
    ルコキシカルボニルアミノ、フェニル、ハロフェニル、
    および低級シクロアルキルからなる置換基で置換されて
    いてもよい、 3.ペルヒドロチアジニル基であり、低級アルコキシカ
    ルボニルで置換されていてもよい、 4.ペルヒドロジアゼピニル基、 5.ピロリジニル基であり、ヒドロキシ低級アルキルお
    よび低級アルコキシからなる置換基で置換されていても
    よい、 6.ヘプタヒドロアゼピニル基、 7.1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基、 8.1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル基であ
    り、低級アルコキシおよびヒドロキシからなる置換基で
    置換されていてもよい、 9.ジヒドロイソキノリル基、 10.1,2,3,6−テトラヒドロピリジル基であ
    り、フェニルで置換されていてもよい、 11.2,3−ジヒドロインドリル基であり、ニトロで
    置換されていてもよい、および 12.1,2,3,4−テトラヒドロカルボリニル基で
    あり、低級アルコキシで置換されていてもよい、 (C)ナフチルアミノまたはハロゲンで置換された低級
    アルカノイル、 (D)以下の1.ないし6.から選ばれる置換されてい
    てもよい低級アルキル基; 1.アミノ低級アルキルであり、該アミノは以下a)〜
    j)の基により置換されていてもよい; a)高級アルキル、 b)置換されていてもよいフェニルで置換された低級シ
    クロアルキル低級アルキル、 c)置換(4−クロロ、メトキシ)されていてもよいフ
    ェニル低級アルキル、 d)低級アルキル(メチル)で置換されていてもよい複
    素環基低級アルキル、 e)低級アルキルで置換されていてもよい複素環基およ
    びヒドロキシで置換された低級アルキル、 f)低級アルコキシで置換されたベンゾ低級または高級
    シクロアルキル低級アルキル、該ベンゾシクロアルキル
    は置換されていてもよい、 g)低級アルコキシで置換されたベンゾ低級または高級
    シクロアルキル、 h)ハロゲン(クロロ)で置換されていてもよいフェニ
    ル、 i)低級アルキルで置換されていてもよいフェニルスル
    ホニルまたはナフチルスルホニル、 j)ヒドロキシで置換されたベンゾ低級または高級シク
    ロアルキル低級アルキル、該ベンゾ低級または高級シク
    ロアルキルはハロゲンまたは低級アルキルで置換されて
    いる、 2.N−低級アルコキシカルボニル−N−(低級アルコ
    キシで置換されたベンゾ低級または高級シクロアルキル
    低級アルキル)アミノ低級アルキル、該ベンゾ低級また
    は高級シクロアルキルはヒドロキシで置換されていても
    よい、 3.ヒドロキシおよびフェニルからなる置換基で置換さ
    れた低級アルキル基、 4.フェニル低級アルカノイルで置換された低級アルキ
    ル基、 5.カルボキシ低級アルキル、または保護されたカルボ
    キシ低級アルキル、 6.低級アルコキシベンゾ低級または高級シクロアルキ
    ルで置換されたカルバモイル低級アルキル、 (E)フェニル低級アルケニル基、 (F)アル低級アルキルアミノ基、 (G)ハロゲン、低級アルキル、または低級アルコキシ
    で置換されていてもよいフェニル、 (H)カルボキシまたは保護されたカルボキシ、を意味
    する。」で示される請求項3記載の化合物。
  5. 【請求項5】R2ないしR6が、水素または下記(A)な
    いし(H)で示される基、 (A) 【化16】 「式中、R7が水素、R8が下記(2)ないし(12)で
    示される基、 (2)低級アルコキシ基; (3)低級アルケニル基またはシアノ低級アルケニル
    基; (4)高級アルキル基またはアミノ高級アルキル基; (5)以下から選ばれる低級アルキル基; ・低級アルキル基、 ・低級アルコキシ低級アルキル基、 ・低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、 ・カルボキシ低級アルキル基、 ・カルボキシおよびヒドロキシで置換された低級アルキ
    ル基、 ・低級アルキルチオおよびカルボキシで置換された低級
    アルキル基、 ・カルボキシおよびニトロフェニルで置換された低級ア
    ルキル基、 ・モノまたはジフェニル低級アルキル基、 ・ナフチル低級アルキル基、 ・ニトロフェニル低級アルキル基、 ・モノまたはジ低級アルコキシフェニル低級アルキル
    基、 ・カルボキシおよびフェニルで置換された低級アルキル
    基、 ・カルボキシ低級シクロアルキルで置換された低級アル
    キル基、 ・モノまたはジヒドロキシ低級アルキル基、 ・ヒドロキシおよびフェニルで置換された低級アルキル
    基、 ・アミノおよびヒドロキシで置換された低級アルキル
    基、 ・アミノ低級アルキル基、 ・シアノ低級アルキル基、 ・シアノおよびフェニルで置換された低級アルキル基、 ・ハロ低級アルキル基、 ・ハロカルボニルおよびフェニルで置換された低級アル
    キル基、 ・スルフォキシ低級アルキル基、 ・スルフォ低級アルキル基、 ・メルカプト低級アルキル基、 ・トリ低級アルコキシシリル低級アルキル基、 ・ヒドロキシおよび低級アルコキシで置換されたベンゾ
    シクロ低級または高級シクロアルキル低級アルキル基、 ・オキソピロリジニル低級アルキル基、 ・ピペリジニル低級アルキル基、 ・インドリル低級アルキル基、 ・モルホリニル低級アルキル基、 ・イミダゾリル低級アルキル基、 ・トリチルイミダゾリル低級アルキル基、 ・ピリジル低級アルキル基、 ・低級アルキルピリジル低級アルキル基、 ・ヒドロキシおよび低級アルキルピリジルで置換された
    低級アルキル基、 ・ベンゾイミダゾリル低級アルキル基、 ・インドリルピペリジニル低級アルキル基、 ・スルファモイルフェニル低級アルキル基、 ・カルボキシフェニル低級アルキル基、 ・モノまたはジハロフェニル低級アルキル基、 ・低級アルキルフェニル低級アルキル基、 ・ハロフェニル低級シクロアルキル低級アルキル基、 ・ナフチルアミノ低級アルキル基、 ・低級アルカノイル低級アルキル基、 (6)カルボキシ低級アルコキシ基; (7)以下から選ばれる置換されたアミノ基; 1.低級アルキルアミノ基、、 2.低級アルコキシカルボニル低級アルキルアミノ基、 3.フェニル低級アルキルアミノ基、 4.低級シクロアルキルアミノ基、 5.低級アルキルフェニル低級アルキルアミノ基、カル
    ボキシフェニル低級アルキルアミノ基、モノまたはジハ
    ロフェニル低級アルキルアミノ基、トリハロ低級アルコ
    キシフェニルアミノ基、 (8)ヒドロイソシンノリデニルで置換されたイミノ
    基; (9)以下から選ばれる置換されていてもよいフェニル
    基、 ・フェニル基; ・モノまたはジ低級アルキルフェニル基; ・低級アルコキシフェニル基; ・ヒドロキシフェニル基; ・モノ(またはジ)低級アルキルアミノフェニル基; ・ヒドロキシ(低級)アルキルフェニル基; ・低級アルカノイルフェニル基; ・(低級アルコキシカルボニルアミノおよびカルボキシ
    で置換された低級アルキル)で置換されたフェニル基; ・カルボキシ低級アルキルフェニル基; ・ハロ低級アルコキシフェニル基; ・ハロフェニル基; アミノフェニル基; ・ニトロフェニル基; ・ハロアルキルフェニル基; ・メルカプトフェニル基; ・カルボキシフェニル基; ・シアノフェニル基; ・低級アルキル(メチル)で置換されていてもよいフェ
    ノキシフェニル基; ・フェニルフェニル基; ・シアノおよびフェニルで置換された低級アルキルフェ
    ニル基; ・低級アルカノイルアミノフェニル; ・フェニルスルホニルアミノフェニル; ・アダマンタニルカルバモイルフェニル; ・アミノまたはハロゲンで任意に置換されたベンゾイル
    フェニル基; ・低級アルキルおよびハロゲンで置換されたフェニル
    基; ・ハロゲンおよびハロ低級アルキルフェニル基; ・低級アルキルおよびヒドロキシで置換されているフェ
    ニル基; ・アミノおよびニトロで置換されているフェニル基; ・ハロゲンおよびヒドロキシで置換されているフェニル
    基; ・低級アルキルおよびヒドロキシで置換されているフェ
    ニル基; ・ニトロおよびヒドロキシで置換されているフェニル
    基; ・アロイルおよびハロゲンで置換されているフェニル
    基; ・アロイルおよびニトロで置換されているフェニル基; ・アミノおよびアロイルで置換されているフェニル基; ・低級アルコキシおよびハロゲンで置換されているフェ
    ニル基; ・低級アルキルおよびニトロで置換されているフェニル
    基; ・ハロゲンおよびニトロで置換されているフェニル基; ・ニトロおよびハロ低級アルコキシで置換されているフ
    ェニル基; ・カルボキシおよびハロゲンで置換されているフェニル
    基; ・カルボキシおよびニトロで置換されているフェニル
    基; ・シアノおよびハロゲンで置換されているフェニル基; ・(シアノおよびフェニルで置換された低級アルキル)
    で置換されたフェニル; ・(カルボキシおよび低級アルコキシカルボニルアミノ
    で置換された低級アルキル)で置換されたフェニル基;
    または ・ベンゾ−15−クラウン−5−4’−イル;(10)
    以下の炭素環基、 1.ナフチル基であり、ヒドロキシ、ハロゲンまたはア
    ミノで置換されていてもよい 2.ベンゾシクロ低級または高級アルキル基であり、ヒ
    ドロキシまたは低級アルコキシからなる基で置換されて
    いてもよい 3.オキソで置換されていてもよいフルオレニル基、ま
    たはアミノまたはオキソで置換されていてもよいアント
    ラセニル基 4.シクロ低級アルキル基であり、ヒドロキシで置換さ
    れていてもよい 5.アダマンタニル基、 (11)以下の複素環基、 1.チアゾリル基であり、低級アルキル、低級アルカノ
    イル、ハロゲンおよび低級アルコキシカルボニル低級ア
    ルキルからなる置換基で置換されていてもよい 2.ピラゾリル基であり、低級アルキル、フェニルおよ
    びハロフェニルからなる置換基で置換されていてもよい 3.イソオキサゾリル基であり、低級アルキルで置換さ
    れていてもよい 4.ピリジル基であり、低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、アミノおよびハロ
    低級アルキルからなる置換基で置換されていてもよい 5.ジヒドロチアゾリル基 6.ピリミジニル基であり、ハロゲンおよびヒドロキシ
    からなる置換基で置換されていてもよい 7.テトラゾリル基 8.イミダゾリル基であり、カルバモイル低級アルキル
    で置換されていてもよい 9.ピリダジニル基であり、ハロゲンで置換されていて
    もよい 10.トリアゾリル基 11.ピロリジニル基 12.ピペラジニル基であり、低級アルキルで置換され
    ていてもよい 13.キノリル基であり、ニトロまたはヒドロキシで置
    換されていてもよい 14.イソキノリル基 15.シンノリニル基 16.ベンズイミダゾリル基 17.ベンズオキサゾリル基であり、ハロゲンで置換さ
    れていてもよい 18.ベンゾチアゾリル基であり、低級アルキルで置換
    されていてもよい 19.チアジアゾリル基であり、低級アルキルで置換さ
    れていてもよい 20.ベンゾピラゾリル基 21.4,5−ジヒドロピラゾリル基であり、フェニル
    およびオキソからなる置換基で置換されていてもよい 22.1,2,3,4−テトラヒドロピリミジニル基で
    あり、アミノおよびオキソからなる置換基で置換されて
    いてもよい 23.チアゾリジニル基であり、チオキソおよびオキソ
    からなる置換基で置換されていてもよい 24.インドリル基 を意味するか、またはR7およびR8のそれぞれが上記
    (2)、(5)、(9)または(11)で示される基を
    意味する。」、 (B) 【化17】 [式中、 【化18】 は以下の1.ないし12.から選ばれる複素環基であ
    る; 1.ピペリジニル基であり、ヒドロキシおよびハロゲン
    からなる置換基で置換されていてもよい 2.ピペラジニル基であり、低級アルカノイル、低級ア
    ルコキシカルボニルアミノ、フェニル、ハロフェニル、
    および低級シクロアルキルからなる置換基で置換されて
    いてもよい 3.ペルヒドロチアジニル基であり、低級アルコキシカ
    ルボニルで置換されていてもよい 4.ペルヒドロジアゼピニル基 5.ピロリジニル基であり、ヒドロキシ低級アルキルお
    よび低級アルコキシからなる置換基で置換されていても
    よい 6.ヘプタヒドロアゼピニル基 7.1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基 8.1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル基であ
    り、低級アルコキシおよびヒドロキシからなる置換基で
    置換されていてもよい 9.ジヒドロイソキノリル基 10.1,2,3,6−テトラヒドロピリジル基であ
    り、フェニルで置換されていてもよい 11.2,3−ジヒドロインドリル基であり、ニトロで
    置換されていてもよい 12.1,2,3,4−テトラヒドロカルボリニル基で
    あり、低級アルコキシで置換されていてもよい (C)ナフチルアミノまたはハロゲンで置換された低級
    アルカノイル; (D)以下の1.ないし6.から選ばれる置換された低
    級アルキル基; 1.高級アルキルで置換されたアミノ低級アルキル、ハ
    ロゲンで置換されていてもよいフェニル低級シクロアル
    キル低級アルキルで置換されたアミノ低級アルキル、ハ
    ロゲンまたは低級アルコキシで置換されていてもよいフ
    ェニル低級アルキルで置換されたアミノ低級アルキル、
    インドリル低級アルキルアミノ低級アルキル、ヒドロキ
    シおよび低級アルキルピリジルで置換された低級アルキ
    ルで置換されたアミノ低級アルキル、ヒドロキシで置換
    されていてもよい低級アルコキシベンゾ低級または高級
    シクロアルキル低級アルキルで置換されたアミノ低級ア
    ルキル、低級アルコキシで置換されたベンゾ低級または
    高級シクロアルキルで置換されたアミノ低級アルキル、
    ハロゲンで置換されていてもよいフェニルで置換された
    アミノ低級アルキル、低級アルキルで置換されていても
    よいフェニルスルホニルまたはナフチルスルホニルで置
    換されたアミノ低級アルキル、ハロゲンまたは低級アル
    キルで置換されているヒドロキシベンゾ低級または高級
    シクロアルキル低級アルキルで置換されたアミノ低級ア
    ルキル、 2.N−(低級アルコキシカルボニル)−N−(低級ア
    ルコキシおよびヒドロキシで置換されたベンゾ低級また
    は高級シクロアルキル低級アルキル)アミノ低級アルキ
    ル、 3.ヒドロキシおよびフェニルからなる置換基で置換さ
    れた低級アルキル基、 4.アロイル(ベンゾイル)で置換された低級アルキル
    基、 5.カルボキシ低級アルキル基、または保護されたカル
    ボキシ低級アルキル基、 6.低級アルコキシベンゾ低級または高級シクロアルキ
    ルで置換されたカルバモイル低級アルキル基、 (E)フェニル低級アルケニル基、 (F)アル低級アルキルアミノ基、 (G)ハロゲン、低級アルキルまたは低級アルコキシで
    置換されていてもよいフェニル基、 (H)カルボキシ基、または保護されたカルボキシ基、
    で示される請求項4に記載の化合物。
  6. 【請求項6】R2ないしR6が、水素または下記(A)な
    いし(H)で示される基、(A) 【化19】 「式中、R7が水素、R8が下記(2)ないし(12)で
    示される基、(2)メトキシ、(3)アリル、1−メチ
    ル−2−シアノビニル、(4)デシル、アミノオクチ
    ル、アミノデシル、アミノドデシル、(5)以下から選
    ばれる低級アルキル基、 ・メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチ
    ル、1,1−ジメチルエチル、2,2、−ジメチルエチ
    ル、1,1−ジメチルプロピル、デシル ・メトキシエチル、メトキシプロピル、エトキシエチ
    ル、2,2−ジメトキシエチル ・メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチ
    ル、2-(エトキシカルボニル)エチル、エトキシカルボ
    ニルプロピル、1−(t−ブトキシカルボニルー3−メ
    チルブチル、ビス(エトキシカルボニル)メチル ・カルボキシメチル、カルボキシプロピル ・1−カルボキシ−3−ヒドロキシプロピル ・1−カルボキシ−3−メチルチオプロピル ・1−カルボキシ−2−ニトロフェニルエチル ・ベンジル、2-フェニルエチル、1,2-ジフェニルエ
    チル ・1−ナフチルメチル、1-(1-ナフチル)エチル ・4−ニトロフェニルメチル ・2−または3−または4−メトキシベンジル、2−
    (4-メトキシフェニル)エチル、2,4−ジメトキシベ
    ンジル ・2−カルボキシ−1−フェニルエチル ・4−カルボキシシクロヘキシルメチル ・2−または3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシ
    ブチル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、
    2,3−ジヒドロキシプロピル、1−(2−ヒドロキシ
    エチル)−3−ヒドロキシプロピル ・2−ヒドロキシ−1−フェニルエチル、2−ヒドロキ
    シ−2−フェニルエチル、1,3−ジヒドロキシ−1−
    フェニルプロピル ・3−アミノ−2−ヒドロキシプロピル ・2−アミノプロピル、4−アミノブチル、2−アミノ
    −2−メチルプロピル); ・シアノメチル ・1−フェニル−3−シアノプロピル ・ブロモエチル ・1−クロロカルボニル−1−フェニルメチル ・2−スルフォキシエチル ・2−スルフォエチル ・2−メルカプトエチル ・3−トリメトキシシリルプロピル ・8−ヒドロキシ−2−メトキシベンゾシクロヘプタン
    −8−イルメチル、7−ヒドロキシ−2−または3−メ
    トキシ−ベンゾシクロペンタン−7−イルメチル ・3−(2−オキソピロリジン−1−イル)プロピル ・2−(ピペリジン−1−イル)エチル、ピペリジン−
    4−イルメチル ・2−(インドール−2−または3−イル)エチル ・3−(モルホリン−4−イル)プロピル ・3−(イミダゾール−1−イル)プロピル、イミダゾ
    ール−4−イルメチルまたはエチル ・1−トリチルイミダゾール−4−イルメチル ・ピリジルエチル ・2−メチルピリジン−6−イルメチル ・2−ヒドロキシ−2−(2−メチル−ピリジン−6−
    イル)エチル ・ベンゾイミダゾール−1−イルエチルまたはプロピ
    ル、ベンゾイミダゾール−2−イルメチル ・4−(インドール−3−イル)ピペリジン−1−イル
    エチル ・2−(4−スルファモイルフェニル)エチル、3−
    (4−スルファモイルフェニル)プロピル ・4−カルボキフェニルメチル ・4−クロロフェニルメチル、2−(4−クロロフェニ
    ル)エチル、2,4−または3,4−ジクロロフェニル
    メチル ・4−メチルベンジル ・1−(4−クロロフェニル)シクロブチルメチル ・2−(1−ナフチルアミノ)エチル ・ホルミルメチル (6)カルボキシメトキシ (7)以下の1.ないし5.から選ばれる置換されたア
    ミノ基; 1.エチルアミノ、t−ブチルアミノ 2.エトキシカルボニルメチルアミノ 3.ベンジルアミノ 4.シクロヘキシルアミノ 5.2−または−3−または−4−メチルフェニルアミ
    ノ、4−イソプロピルフェニルアミノ、4−t−ブチル
    フェニルアミノ;4−カルボキシフェニルアミノ;3−
    または4−ブロモフェニルアミノ、4−フルオロフェニ
    ルアミノ、2,4−ジフルオロフェニルアミノ、4−ク
    ロロフェニルアミノ;4−トリフルオロメトキシフェニ
    ルアミノ; (8)4−ヒドロイソシンノリデニルイミノ基; (9)以下の置換されていてもよいフェニル基; ・フェニル、 ・2−または3−または4−メチルフェニル、5−エチ
    ルフェニル、2,4−または3,4−ジメチルフェニ
    ル、4−イソプロピルフェニル ・2−メトキシフェニル ・3−または4−ヒドロキシフェニル ・4−ジエチルアミノフェニル ・4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル ・2−または3−アセチルフェニル ・2−カルボキシ−2−(t−ブトキシカルボニルアミ
    ノ)エチルフェニル ・3−カルボキシメチルフェニル ・2−または3−トリフルオロメトキシフェニル、4-
    ジフルオロメトキシフェニル ・3−クロロフェニル、4−フルオロフェニル、2−ブ
    ロモフェニル、3−ヨードフェニル ・アミノフェニル ・2−または3−ニトロフェニル ・3,5−ジトリフルオロメチルフェニル ・2−または3−または4−メルカプトフェニル ・3−カルボキシフェニル ・3,4−ジシアノフェニル ・2−または3−または4−フェノキシフェニル、4−
    (4−メチルフェノキシ)フェニル ・フェニルフェニル ・4−(1−シアノ−1−フェニルメチル)フェニル ・3−アセチルアミノフェニル ・3−フェニルスルホニルアミノフェニル ・3−アダマンタニルカルバモイルフェニル ・2−または3−または4−ベンゾイルフェニル、2−
    (4−クロロベンゾイル)フェニル、4−(4−アミノ
    ベンゾイル)フェニル ・3−クロロ−4−メチルフェニル、3−クロロ−2−
    メチルフェニル、4−クロロ−2−メチルフェニル、5
    −クロロ−2−メチルフェニル、2−フルオロ−5−メ
    チルフェニル、3−フルオロ−4−メチルフェニル、3
    −ブロモ−4−メチルフェニル、4−ブロモ−3−メチ
    ルフェニル ・4−フルオロ−2−または3−トリフルオロメチルフ
    ェニル、4−クロロ−2−トリフルオロメチルフェニ
    ル、2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェニル、4
    −クロロ−3−トリフルオロメチルフェニル ・2−メチル−4−ヒドロキシフェニル、4−メチル−
    2−ヒドロキシフェニルフェニル ・4−アミノ−3−ニトロフェニル ・2−クロロ−5−ヒドロキシフェニル、5−クロロ−
    2−ヒドロキシフェニル、4−クロロ−2−ヒドロキシ
    フェニル ・2−ヒドロキシ−5−エチルフェニル ・4−ヒドロキシ−2−ニトロフェニル、4−ヒドロキ
    シ−3−ニトロフェニル、2−ヒドロキシ−4−ニトロ
    フェニル、5−ヒドロキシ−2−ニトロフェニル、5−
    ヒドロキシ−4−ニトロフェニル、2−ヒドロキシ−5
    −ニトロフェニル ・4−クロロ−2−ベンゾイルフェニル ・4−ニトロ−2−ベンゾイルフェニル ・2−アミノ−4−ベンゾイル ・2−メトキシ−5−クロロフェニル ・2−メチル−3−ニトロフェニル、3−メチル−2−
    ニトロフェニル、2−メチル−5−ニトロフェニル ・2−フルオロ−5−ニトロフェニル、4−フルオロ−
    2−ニトロフェニル、4−フルオロ−3−ニトロフェニ
    ル、5−クロロ−2−ニトロフェニル ・2−ニトロ−4−トリフルオロメトキシフェニル ・4−フルオロ−2−カルボキシフェニル ・5−カルボキシ−3−ニトロフェニル ・3−クロロ−4−シアノフェニル ・4−(1−シアノ−1−フェニルメチル)フェニル ・2−カルボキシ−2−(t−ブトキシカルボニルアミ
    ノ)エチルフェニル ・ベンゾ−15−クラウン−5−4’−イル (10)以下の炭素環基; 1.1−ナフチル、2−または4−または−5−ヒドロ
    キシ−1−ナフチル、4−クロロまたはブロモ−1−ナ
    フチル、5−または8−アミノ−1−ナフチル 2.1,2,3,4−テトラヒドロナフチル、2−ヒドロ
    キシベンゾシクロペンタン−1−イル、2−メトキシベ
    ンゾシクロヘキサン−8−イル、8−ヒドロキシ−2−
    メトキシベンゾシクロヘキサン−8−イル、2−メトキ
    シベンゾシクロへプタン−8−イル 3.9−オキソ−フルオレニル、9,10−ジオキソア
    ントラセニル、7−アミノ−9,10−ジオキソアント
    ラセニル 4.2−ヒドロキシシクロヘキシル 5.アダマンタニル (11)以下の複素環基; 1.チアゾール−2−イル、5−メチルチアゾール−2
    −イル、4−メチル−5−アセチルチアゾール−2−イ
    ル、5−ブロモチアゾール−2−イル、5−エトキシカ
    ルボニルメチルチアゾール−2−イル 2.ピラゾール−3−イル、5−メチルピラゾール−3
    −イル、5−フェニルピラゾール−3−イル、5−(4
    −クロロフェニル)ピラゾール−3−イル 3.5−メチルイソオキサゾール−3−イル、5−t−
    ブチルイソオキサゾール−3−イル 4.ピリジル、3−または4−または5−または6−メ
    チルピリジン−2−イル、5−メトキシピリジン−2−
    イル、5−クロロピリジン−2−イル、3,5−ジクロ
    ロピリジン−2−イル、3−または5−ニトロピリジン
    −2−イル、3−ヒドロキシピリジン−2−イル、6−
    アミノピリジン−2−イル、5−トリフルオロメチルピ
    リジン−2−イル、3−クロロ−5−トリフルオロメチ
    ルピリジン−2−イル、2,3,5,6−テトラフルオ
    ロピリジン−4−イル 5.4,5−ジヒドロチアゾリル−2−イル 6.ピリミジン−2−イル、4−クロロ−6−ヒドロキ
    シピリミジン−2−イル 7.テトラゾリル−5−イル 8.4−カルバモイルメチルイミダゾール−5−イル 9.6−クロロピリダジン−3−イル 10.トリアゾール−1−イル 11.ピロリジン−1−イル 12.4−メチルピペラジン−1−イル 13.8−ニトロキノリン−6−イル、8−ヒドロキシ
    キノリン−6−イル 14.イソキノリン−5−イル 15.シンノリニル 16.ベンズイミダゾリル−2−イル 17.5−クロロベンゾオキサゾール−2−イル 18.6−メチルベンゾチアゾール−2−イル 19.1,3,4−チアジアゾール−2−イル、5−メチ
    ル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル、5−エチル
    チオ−1,3,4−チアジアゾール−2−イル 20.ベンゾピラゾール−5−または6−イル 21.1−フェニル−4,5−ジヒドロ−5−オキソ−
    ピラゾール−3−イル 22.5−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
    2,5−ジオキソピリミジン−5−イル 23.2−チオキソ−4−オキソチアゾリジン−3−イ
    ル 24.インドール−2−イル または 【化20】 で示される基が、N−(2−ピリジル)−N−ベンジル
    カルバモイル、N−メチル−N−(1−ナフチルメチ
    ル)カルバモイル、N−フェニル−N−(4−メチルフ
    ェニル)カルバモイル、N−ビス(4−メチルフェニ
    ル)カルバモイル、N−(2−ピリジル)−N−(4−
    メトキシフェニルメチル)カルバモイル、N−メチル−
    N−メトキシカルバモイル、N−メチル−N−(2−フ
    ェニルエチル)カルバモイル、N−メチル−N−(2−
    メトキシエチル)カルバモイル、N−ベンジル−N−
    (1−フェニルエチル)カルバモイル、N−メチル−N
    −(2−(2−ピリジル)エチル)カルバモイル、を意
    味する。」、 (B) 【化21】 [式中、 【化22】 は以下の1.ないし12.から選ばれる複素環基であ
    る; 1.4−(2−ヒドロキシエチル)ピペリジン−1−イ
    ル、4−ブロモピペリジン−1−イル、3−または4−
    ヒドロキシピペリジン−1−イル、4,4−ジヒドロキ
    シピペリジン−1−イル 2.ピペラジン−1−イル、4−アセチルピペラジン−
    1−イル、4−エトキシカルボニルピペラジン−1−イ
    ル、4−フェニルピペラジン−1−イル、4−( 3−クロロフェニル)ピペラジン−1−イル、4−シク
    ロヘキシルピペラジン−1−イル 3.3−エトキシカルボニルペルヒドロチアジン−4−
    イル 4.ペルヒドロ−1,4−ジアゼピン−1−イル 5.2−ヒドロキシメチルピロリジン−1−イル、2−
    メトキシメチルピロリジン−1−イル 6.ヘプタヒドロアゼピン−1−イル 7.1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−1−イル 8.1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−
    イル、6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロイソキノリン−2−イル、6,7−ジヒドロキシ−
    1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−2−イル 9.ジヒドロイソキノリル 10.4−フェニル−1,2,3,6−テトラヒドロピ
    リジン−1−イル 11.2,3−ジヒドロインドール−1−イル、6−ニ
    トロ−2,3−ジヒドロインドール−1−イル 12.1,2,3,4−テトラヒドロカルボリン−3−
    イル、6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロカ
    ルボリン−3−イル (C)1−ナフチルアミノアセチル、ブロモアセチル (D)以下の1.ないし6.で示される置換された低級
    アルキル基; 1.−CH2NH2(CH29CH3;1−(4−クロロ
    フェニル)シクロブチル)メチルアミノメチル;2−
    (ベンジルアミノ)エチル、2,4−または3,4−ジ
    クロロベンジルアミノメチル、2−(4−メトキシフェ
    ニル)エチルアミノメチル;2−(インドール−3−イ
    ル)エチルアミノメチル;2−ヒドロキシ−2−(6−
    メチルピリジン−2−イル)エチルアミノメチル;2−
    メトキシ−7−ヒドロキシベンゾシクロペンタン−7−
    イルメチルアミノメチル、2−メトキシ−8−ヒドロキ
    シベンゾシクロヘキサン−8−イルメチルアミノメチ
    ル;2−メトキシベンゾシクロヘプタン−8−イルアミ
    ノメチル;(4−クロロ−1−ナフチル)アミノメチ
    ル;(4−メチルフェニルスルホニル)アミノメチル、
    1−ナフチルスルホニルアミノメチル;2−クロロ−8
    −ヒドロキシベンゾシクロヘキサン−8−イルメチルア
    ミノメチル、2−メチル−8−ヒドロキシベンゾシクロ
    ヘキサン−8−イルメチルアミノメチル; 2.N−t−ブトキシカルボニル−N−(2−メトキシ
    −8−ヒドロキシベンゾシクロヘキサン−8−イルメチ
    ル)アミノメチル; 3.ベンジル、2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル; 4.ベンゾイルメチル; 5.カルボキシメチル、メトキシカルボニルメチル; 6.(2−メトキシベンゾシクロヘプタン−8−イル)
    カルバモイルメチル; (E)2−フェニルビニル、 (F)ベンジルアミノ、 (G)4−クロロフェニル、4−メチルフェニル、3−
    または4−メトキシフェニル、 (H)カルボキシ、エトキシカルボニル、t-ブトキシ
    カルボニル、 で示される請求項5に記載の化合物。
  7. 【請求項7】Zが下記式(イ)ないし(ハ)で示される
    基、 (イ) 【化23】 、(ロ) 【化24】 、または (ハ) 【化25】 、「式中、R2からR4は前記(A)ないし(D)と同
    じ」で示される請求項3ないし6記載の化合物。
  8. 【請求項8】Zが下記式で示される基、 ニ) 【化26】 「式中、R5は前記(D)と同じ」で示される請求項3
    ないし6記載の化合物。
  9. 【請求項9】Zが下記式で示される基、 (ホ) 【化27】 「式中、R6は前記(A)、(D)、(G)または
    (H)と同じ」で示される請求項3ないし6記載の化合
    物。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の薬物または医薬として
    許容されるその塩を含有する医薬組成物。
  11. 【請求項11】請求項1に記載の薬物または医薬として
    許容されるその塩を含有するニューロペプチドYまたは
    Y5レセプター拮抗剤。
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