シクロへキサンカルボキサミド誘導体
技 術 分 野
本発明は医薬の分野において明有用である。 更に詳しくは、 本発明のシクロへキサ ンカルポキサミド誘導体は、 神経ペプチド Y受容体拮抗物質として、 各種の循環器 系疾患、 神経系疾患、 代謝性疾患、 生殖系田疾患、 消化管系疾患、 呼吸器系疾患、 炎 症性疾患又は緑内障等の処置剤として有用である。 背 景 技 術
神経ペプチド Y (以下 NPYと称す) は 36アミノ酸からなるペプチドであり、 1982年、 立元らにより豚脳より初めて単離された [ネィチヤ一 (Na t u r e ) 、 296巻、 659頁 (1982年) ] 。 N P Yは中枢神経系及び末梢神経系に 広く分布し、 神経系における最も多量に存在するペプチドの一つとして、 生体にお いて多様な機能を司っている。 すなわち、 ΝΡΥは中枢において食欲促進物質とし て働くとともに、 各種ホルモンの分泌又は神経系の作用を介して脂肪蓄積を顕著に 促進する。 ΝΡΥの脳室内連続投与はこれらの作用に基づき、 肥満及びインスリン 抵抗性を誘発することが知られている [インターナショナル ·ジャーナル ·ォブ* ォべシティ一 n t e rna t i ona l J o u n a 1 o f Obe s i t y) 、 19巻、 517頁 (1995年) ;エンドクリノロジー (Endo c r i n o 1 o gy) 、 133卷、 1753頁 (1993年) ] 。 また、 その他、 うつ病、 不安、 統合失調症、 痛み、 痴呆及び概日リズムの調節などの中枢作用を持つことが 知られている [ドラッグス (D r u s) 、 52巻、 371頁 (1996) ;ザ · ジャーナル 'ォブ '二ユウ口サイエンス (The J ou r n a l o f N e u r o s c i en c e) 、 18卷、 3014頁 (1998年) ] 。 更に、 末梢では、 NPYは交感神経終末にノルェビネフリンと共存し、 交感神経系の緊張性と関係し ている。 NPYの末梢投与は血管収縮を引き起こし、 またノルェピネフリンを初め
とする他の血管収縮物質の作用を増強することが知られている [プリティシュ ·ジ ヤーナル ·ォブ ·ファーマコロジー (B r i t i s h J ou r n a l o f P h a rma c o 1 o gy) , 95卷、 41 9頁 (1988年) :! 。 更に交感神経系 の亢進にともなう心肥大を助長することも報告されている [プロシーディンダス · ォブ ·ザ ·ナショナル ·アカデミー■ォプ ·サイェンシズ ·ォプ ·ザ ·ュナイテツ ド ·ステ一ッ ·ォブ 'アメリカ (P r o c e e d i ng s o f t h e Na t i o n a 1 Ac ad emy o f S c i e n c e s o f t e Un i t e d S t t e s o f Ame r i c a) , 97巻、 1 595頁 (2000)
] o
その他、 性ホルモン及び成長ホルモ,ンの分泌能、 性及び生殖機能、 消化管運動、 気管支収縮、 炎症及びアルコールに対する嗜好性への関与も報告されている [ライ フ ·サイェンシズ (L i f e S c i enc e s) , 55卷、 55 1頁 (1994 年) ;ザ ·ジャーナル ·ォブ ·アレルギー ·アンド ·クリニカル 'ィムノロジー ( Th e J ou r n a l o f A 1 I e r gy and C l i n i c a l I mmun o l ogy) , 101巻、 S 345頁 (1998年) ;ネイチヤー (N a t u r e) , 396巻、 366頁 (1998年) ] 。
ΝΡΥは、 その類縁体であるべプ夕ィド ΥΥ及びパンクレアティック ·ポリぺプ タイドと一部共通の受容体を介して、 多種多様な薬理作用を有する。 これら ΝΡΥ による薬理作用は少なくとも 5種類の受容体の単独あるいは相互作用を介して惹起 されることが知られている [トレンヅ ·イン 'ニューロサイェンシズ (T r e n d s i n Ne u r o s c i e nc e s) , 20卷、 294頁 ( 1 997年) ] 。
NPY Yl受容体を介する中枢作用としては、 顕著な食欲促進作用が報告され ている [エンドクリノロジ一 (End o c r i n o l ogy) , 1 37巻、 31 7 7頁 ( 1996年) ;エンドクリノロジ一 (End o c r i n o l o gy) 、 14 1巻、 101 1頁 (2000年) ] 。 更に不安感ゃ痛みへの関与も報告されている 〔ネィチヤ一 (Na t u r e) 、 259巻、 528頁 (1 993年) ;プレイン - リサーチ (B r a i n Re s e a r c h) 、 859卷、 36 1頁 (2000年) ] 。 また、 末梢においては強力な血管収縮作用を介した血圧上昇作用が報告されて いる [フエブス 'レターズ (FEB S L e t t e r s) , 362巻、 1 92頁、
(1995年) ;ネィチヤ一'メディスン (N a t u r e Me d i c i n e) , 4巻、 722頁 (1998年) ] 。
NPY Y 2受容体を介する作用としては、 神経終末において各種神経伝達物質 の放出を阻害することが知られている [プリティシュ ·ジャーナル ·ォプ ·ファー マコ口ジー (B r i t i s h J ou r n a l o f Ph a rma c o l o gy ) 、 102巻、 41頁 (1991年) ;シナプス (Syn a s e) 2巻、 299 頁 (1988年) ] 。 また、 末梢においては、 これら神経伝達物質の制御あるいは 直接の作用として、 血管又は輸精管の収縮に関与する [ザ ·ジャーナル ·ォブ ·フ アルマコロジ一 ·アンド ·ェクスペリメンタル■セラピュ一テイクス (The J o u r n a 1 o f Pha rma c. o l o gy and Exp e r ime n t a 1 The r ap e u t i c s) 、 261卷、 863頁 (1992年) ;ブリテ ィシュ ·ジャーナル ·ォブ ·ファーマコロジー (B r i t i s h J ou r n a l o f Pha rmac o l ogy) , 100巻、 190頁 (1990年) ] 。 ま た、 脂肪組織においては、 脂肪分解作用の抑制が知られている [エンドクリノロジ — (End o c r i n o 1 o gy) 、 131巻、 1970頁 ( 1992年) ] 。 更 に消化管においては、 イオン分泌を阻害することが報告されている [プリティシュ 'ジャ一ナレ 'ォブ 'ファーマコロジー (B r i t i s h J ou r n a l o f Ph a rmac o l ogy;) 、 101巻、 247頁 (1990年) ] 。 一方、 記 憶及び不安感等の中枢作用も知られている [ブレイン ' リサーチ (B r a i n R e s e a r ch) 、 503巻、 73頁 (1989年) ;ぺプタイヅ (P e p t i d e s) 、 19巻、 359頁 (1998年) ] 。
NPY Y 3受容体は、 主に脳幹及び心臓に発現しており、 血圧、 心拍数の制御 に関与していることが報告されている [ザ'ジャーナル'ォブ'フアルマコロジー •アンド ·ェクスペリメンタル ·セラピューテイクス(Th e J ou r n a l o f Ph a rmac o l ogy and Exp e r imen t a l T h e r a p e u t i c s) 、 258巻、 633頁 ( 1991年) ;ぺプタイド (P e p t i d e s) 、 11卷、 545頁 (1990年) ] 。 更に、 副腎においてはカテコール アミンの分泌に関与することが知られている [ザ'ジャーナル ·ォブ ·フアルマコ ロジー ·アンド 'ェクスペリメンタル ·セラピューテイクス (Th e J 0 u r n
a 1 o f Ph a rma c o l ogy and Exp e r imen t a l T h e r ap eu t i c s) , 244巻、 468頁 (1988年) ;ライフ ·サイエ ンシズ (L i f e S c i enc e s) , 50卷、 PL 7頁 (1992年) ] 。
NPY Y 4受容体は特にパンクレアティック ·ポリぺプタイドとの親和性が高 く、 薬理作用としては、 塍外分泌及ぴ消化管運動の抑制が報告されている [ガスト ロェンテロロジー (Ga s t r o e n t e r o l o gy) , 85巻、 141 1頁 ( 1983年) ] 。 更に中枢においては 性ホルモンの分秘を促進することが知られ ている [エンドクリノロジー (En d o c r i n o 1 o g y) 、 140卷、 517 1頁 (1999年) ] 。
NPY Y 5受容体を介する作用 しては、 食欲促進効果を含む脂肪蓄積作用が 顕著である [ネィチヤ一 (Na t u r e) 、 382卷、 168頁 (1996年) ; アメリカン 'ジャーナル ·ォブ ·フィジオロジー (Ame r i c an J ou r n a 1 o f Phy s i o l ogy) 、 277巻、 R 1428頁 (1999年) ] 。 また、 痙攣及びてんかんへの関与又は痛み及びモルヒネ投与の中止に伴う禁断症 状への関与更に概日リズムの調節等の中枢作用が報告されている [ネイチヤー ·メ ディスン (Na t u r e Me d i c i n e) 、 3卷、 761頁 (1997年) ; プロシ一ディングス ·ォプ ·ザ ·ナショナル ·アカデミー ·ォブ ·サイェンシズ · ォブ■ザ .ュナイテツド ·ステ一ッ ·ォプ ·ァメリカ(P r o c e e d i ng s o f t e Na t i on a l Ac ad e my o f S c i en c e s o f the Un i t e d S t a t e s o f Ame r i c a) , 96巻、 13 518頁 (1999年) ;ザ ·ジャーナル ·ォブ ·フアルマコロジー ·アンド .ェ クスペリメンタル 'セラピュ一テイクス (Th e J ou r n a l o f Ph a rmac o l ogy and Exp e r imen t a l The r ap eu t i c s) 、 284巻、 633頁 (1998年) ;ザ ·ジャーナル ·ォブ ·二ユウロザ ィエンス (The J ou r n a l o f Neu r o s c i enc e) , 21巻 、 5367頁 (2001年) ] 。 更に末梢においては、 利尿作用及び血糖降下作用 が報告されている [プリティシュ ·ジャーナル ·ォブ ·ファーマコロジー (B r i t i s h J ou rn a l o f Ph a rma c o l o ) 120卷、 13 35頁 (1998年) ;エンドクリノロジー (Endo c r i no 1 ogy) 、 1
39巻、 3018頁 (1 998年) ] 。 更に交感神経系の亢進にともなう心肥大を 助長することも報告されている [プロシ一ディングス ·ォブ ·ザ ·ナショナル ·ァ 力デミ一 ·ォプ ·サイェンシズ ·ォブ ·ザ ·ュナイテツド ·ステ一ッ ·ォブ ·ァメ リカ (P r o c e e d i ng s ο τ t h e Na t i on a l Ac a d e m y o f S c i e n c e s o f t h e Un i t e d S t a t e s o f Ame r i c a) 97巻、 1 595頁 ( 2000) ] 。
N P Yの機能は中枢又は末梢神経系に存在する N P Y受容体を結合することによ り発現される。 したがって、 Ν Ρ Υの Ν Ρ Υ受 体との結合を阻害すれば、 ΝΡ Υ の作用発現を阻止することができる。 その結果、 NPYのNPY受容体結合に拮抗 する物質は ΝΡΥが関与する各種疾患、 例えば狭心症、 急性'うつ血性心不全、 心 筋梗塞、 高血圧、 腎臓病、 電解質異常、 血管れん縮等の循環器系疾患、 例えば過食 症、 うつ病、 不安、 痙攣、 てんかん、 痴呆、 痛み、 アルコール依存症、 薬物の断薬 に伴う禁断症状、 概日リズムの変調、 統合失調症、 記憶障害、 睡眠障害、 認知障害等 の中枢神経系疾患、 例えば肥満症、 糖尿病、 ホルモン分泌異常、 痛風、 脂肪肝等の 代謝性疾患、 例えば不妊、 早産、 性機能障害等の生殖系疾患、 消化管系疾患、 呼吸 器系疾患、 炎症性疾患又は緑内障等の予防又は治療における有用性が期待できる [ トレンヅ'イン'ファーマコロジカル 'サイェンシズ (T r e nd s i n P h a rmac o l o g i c a l S c i e nc e s) 、 1 5卷、 1 53頁 (1994 年) ;ライフ ·サイエンシズ (L i f e S c i e n c e s:) 、 55卷、 55 1頁 ( 1994年) ; ドラッグス (D r u g s ) 、 52巻、 37 1頁 ( 1 996年) ; ザ'ジャーナル'ォブ'アレルギー 'アンド ·クリニカル ·ィムノロジ一 (Th e J ou r n a l o f A l l e r gy and C l i n i c a l I mm u no l o gy) 、 10 1卷、 S 345頁 (1998年) ;ネイチヤー (N a t u r e) 、 396巻、 366頁 (1998年) ;ザ ·ジャーナル ·ォブ ·フアルマコ口 ジー 'アンド 'ェクスペリメンタル ·セラピューテイクス (Th e J o u r n a 1 o f Ph a rma c o l ogy and Exp e r ime n t a l T e r ap e u t i c s) , 284卷、 633頁 (1 998年) ; トレンヅ-イン - ファーマコロジカル 'サイェンシズ (T r e n d s i n Ph a rma c o 1 o g i c a 1 S c i e n c e s) , 20卷、 1 04頁 (1 999年) ;プロシーデ
ィングス ·ォプ .ザ ·ナショナル ·アカデミー ·才ブ ·サイェンシズ ·ォブ ·ザ · ユナイテッド .ステ—ッ .ォブ .アメリカ (P r o c e e d i n g s o f t h e Na t i ona l Ac ad e my o f S c i enc e s o f t he Un i t e d S t a t e s o f Ame r i c a) , 97卷、 1595頁 ( 2000) ;ザ.ジャーナル ·ォブ ·二ユウ口サイエンス (Th e J o u r n a 1 o f Neu r o s c i e n c e) , 21巻、 5367頁 (2001年) ;フ アルマコロジ一 'アンド 'セラピュー-ティクス(Ph a rmac o l ogy & T h e r ap eu t i c s) , 65卷、 397頁 (1995年) ;エンドクリノロジ — (Endo c r i no l o gy) 140巻、 4046頁 (1999年) ;ァメリ カン'ジャーナル'ォブ 'フィジオロ ー(Ame r i c a n J o u n a r 1 o f Phy s i o l o gy) 、 280巻、 R1061頁 (2001年) ;アメリカ ン ·ジャーナル ·ォブ ·フィジオロジー (Ame r i c an J o u n a r 1 o f Phy s i o l o gy) 、 278巻、 R 1627頁 (2000年) ;カレント •オピニオン ·イン 'クリニカル ·二ユウトリシヨン 'アンド ·メタポリック ·ケ ァ (Cu r r en t Op i n i on i n C l i n i c a l Nu t r i t i on and Me t abo l i c Ca r e) 2卷、 4 '25頁 (1999年) ; カレント ' リュウマトロジー · レポーッ (Cu r r e n t R e ma t o 1 o gy Re po r t s) 3巻、 101頁 (2001年) 、 アメリカン 'ジャーナル •ォブ ·レスピレイトリー ·アンド ·クリティカル ·ケア ·メディスン (Ame r i c an J ou r n a l o f Re s p i r a t o ry and C r i t i c a 1 C r e Med i c i ne) 165巻、 1217頁 (2002年) ] 。 また、 最近、 本発明者らの研究により、 ある種の NPY受容体拮抗物質が、 高コ レステロール血症、 高脂血症、 動脈硬化症の予防又は治療において有用であること が見出された (国際公開第 99/27965号パンフレット) 。
本発明化合物と構造的に近似する化合物としては、 国際公開第 02/08085 3号パンフレット (特許文献 1) に記載の化合物等が挙げられる。 しかしながら、 該文献には本発明について何ら開示も示唆もされていない。 発 明 の 開 示
本発明の目的は、 N P Y拮抗作用を有する新規な薬剤を提供することにある。 本発明者らは、 一般式 (I)
[式中、 A r1はハロゲン原子、 ニトロ基、 低級アルキル基、 八口低級アルキル基、 ヒドロキシ低級アルキル基、 シクロ低級アルキル基、 低級アルケニル基、 7J酸基、 低級アルコキシ基、 八口低級アルコキシ基、 低級アルキルアミノ基、 ジ低級アルキ ルァミノ基、 低級アルキルチオ基、 力ルポキシル基、 低級アルカノィル基、 低級ァ ルコキシカルボニル基及び— Q— A r 2で表される基からなる群より選択される置換 基を有していてもよい、ァリール基又はへテロアリール基を意味し; Ar 2は八ロゲ ン原子、 シァノ基、 低級アルキル基、 ハロ低級アルキル基、 ヒドロキシ低級アルキ ル基、 水酸基、 低級アルコキシ基、 ハロ低級アルコキシ基、 低級アルキルアミノ基 、 ジ低級アルキルアミノ基、 低級アルカノィル基及びァリール基からなる群より選 択される置換基を有していてもよい、 ァリール基又はへテロアリール基を意味し; Qは単結合、 力ルポニル基又は— O—で表される基を意味し; R R2、 R3、 R4 、 R5、 R6、 R7、 R8、 R9及び R1Qは、 それぞれ独立して、 水素原子、 水酸基、 低級アルキル基、 ァラルキル基又はァリール基を意味し; T、 U、 V及び Wは、 そ れぞれ独立して、 ハロゲン原子、 低級アルキル基、 水酸基及び低級アルコキシ基か らなる群より選択される置換基を有していてもよいメチン基又は窒素原子であって
、 それらのうち少なくとも 1つが該メチン基を意味し; Xは単結合、 メチレン基又 はエチレン基を意味し; Yは単結合又は一〇—、 一 C (R1) (R2) ―、 一〇一 C (R3) (R4) ―、 一 C (R5) (R6) 一 O—若しくは一 C (R7) (R8) — C ( R9) (R10) —で表される基を意味する] で表される化合物が NPY拮抗作用、 特に NPY Y 5受容体における拮抗作用を有し、 また、 例えば脳内移行性又は脳 脊髄液移行性等の体内動態に優れるため、 NPYが関与する各種の疾患の処置剤と して有用であることを見出し、 本発明を完成した。
本発明化合物 (I ) は、 N P Y拮抗作用、 特に N P Y Y 5受容体における拮钪 作用を有し、 例えば脳内移行性又は脳脊髄液移行性等の体内動態に優れ、 また、 安 全性も高いため、 N P Yが関与する各種の疾患、 例えば狭心症、 急性 ·うつ血性心 不全、 心筋梗塞 高血圧、 腎臓病、 電解質異常、 血管れん縮、 動脈硬化症等の循環 器系疾患、 例えば過食症、 うつ病、 不安、 痙攣、 てんかん、 痴呆、 痛み、 アルコ一 ル依存症、 薬物の断薬に伴う禁断症状、 概日リズムの変調、 統合失調症、 記憶障害 、 睡眠障害、 認知障害等の中枢神経系疾患、 例えば肥満症、 糖尿病、 ホルモン分泌 異常、 高コレステ p—ル血症、 高脂血症、 痛風、 脂肪肝等の代謝性疾患、 例えば不 妊、 早産、 性機能障害等の生殖系疾患、 消化管系疾患、 呼吸器系疾患、 炎症性疾患 又は緑内障等、 また、 例えばァテローム性動脈硬化症;性腺機能低下症;高ァ ンドロゲン症;多囊胞性卵巣症候群;多毛症;消化管運動障害;肥満に関連 した胃食道逆流;肥満低換気症候群 (ピックウィック症候群) ;睡眠時無呼 吸症候群;炎症;全身性脈管炎;変形性関節症;インスリン抵抗性;気管支 収縮; アルコール嗜好性、 代謝異常症候群 (m e t a b o l i c s y n d r o m e ; s y n d r o m e X) ;ァルツハイマー病;心肥大;左心室肥大;高トリ グリセリド血症;低 H D Lコレステロ一ル血症;例えば冠動脈性心疾患 ( C H D ) ;脳血管性疾患、 脳卒中、 末梢脈管疾患、 突然死等の循環器系疾患;胆嚢疾患;癌 (乳癌、 子宮内膜癌、 結腸癌) ;息切れ;高尿酸血症;生殖能障害;腰痛;麻酔薬 過敏症;腎臓系に付随する疾患;例えば体液の流動障害、物質輸送の異常、 腎不全等 の腎異常;ショック;不整脈;例えば冠状動脈若しくは胃腸管の手術中若しくは手術 後等の交感神経活性の昂進に関わる症状;例えば脳梗塞、神経変性、若しくは脳卒中 、 脳血管攣縮若しくは脳出血に関与する症状等の脳若しくは中枢神経系に関わる疾 患;痛み若しくは侵害受容に関わる症状;例えば様々な形態の腸閉塞、 尿失禁、 ク 口一ン病等の消化管運動若しくは分泌の異常に関わる疾患;例えば拒食症、 過食症 等の摂食障害;炎症に関わる症状若しくは疾患;喘息;細気管支収縮、 又は例えば 黄体形成ホルモン、 成長ホルモン、 インスリン、 黄体刺激ホルモン等のホルモン分 泌異常に関わる疾患等の処置剤として有用である。
特に、 本発明化合物 (I ) は、 例えば過食症、 肥満症、 糖尿病等の処置剤として 有用である。
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本発明は、 一般式 ( I ) で表される化合物、 その塩又はエステル並びにそれらの 製造法及び用途に関する。
以下に、 本明細書において用いられる用語の意味を記載し、 本発明について更に 詳細に説明する。
「ハロゲン原子」 とは、 フッ素原子、 塩素原子、 臭素原子、 ヨウ素原子を意味す る。
「低級アルキル基」 とは、 炭素数 1ないし 6の直鎖状又は分岐状のアルキル基を 意味し、 例えばメチル基、 ェチル基、 プロピル基、 イソプロピル基、 ブチル基、 ィ ソブチル基、 s e c—ブチル基、 t e r t一ブチル基、 ペンチル基、 イソペンチル 基、 へキシル基、 ィゾへキシル基等が挙げられる。
「ハロ低級アルキル基」 とは、 置換可能な任意の位置が 1又は 2以上、 好ましく は 1ないし 3の同一又は異なる前記八ロゲン原子で置換された前記低級アルキル基 を意味し、 例えばフルォロメチル基、 ジフルォロメチル基、 トリフルォロメチル基 、 2—フルォロェチル基、 1, 2—ジフルォロェチル基、 クロロメチレ基、 2—ク ロロェチル基、 1, 2—ジクロロェチル基、 ブロモメチル基、 ョードメチル基等が 挙げられる。
「ヒドロキシ低級アルキル基 J とは、 置換可能な任意の位置が 1又は 2以上、 好 ましくは 1又は 2の水酸基で置換された前記低級アルキル基を意味し、 例えばヒド ロキシメチル基、 2—ヒドロキシェチル基、 1ーヒドロキシー 1一メチルェチル基 、 1 , 2—ジヒドロキシェチル基、 3—ヒドロキシプロピル基等が挙げられる。
「シクロ低級アルキル基」 とは、 炭素数 3ないし 6のシクロアルキル基を意味し 、 シクロプロピル基、 シクロブチル基、 シクロペンチル基、 シクロへキシル基が挙 げられる。
「低級アルケニル基」 とは、 炭素数 2ないし 6の直鎖又は分岐状のアルケニル基 を意味し、 例えばビニル基、 1一プロぺニル基、 2—プロぺニル基、 イソプロぺニ ル基、 3—ブテニル基、 2ーブテニル基、 1一ブテニル基、 1ーメチル-- 2 _プロ ぺニル基、 1—メチルー 1一プロぺニル基、 1ーェチルー 1ーェテニル基.. 2—メ チルー 2—プロぺニル基、 2—メチルー 1一プロぺニル基、 3—メチル—2—ブテ ニル基、 4 _ペンテニル基等が挙げられる。
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「低級アルコキシ基」 とは、 炭素数 1ないし 6の直鎖状又は分岐状のアルコキシ 基を意味し、 例えばメトキシ基、 エトキシ基、 プロポキシ基、 イソプロポキシ基、 ブトキシ基、 s e c一ブトキシ基、 イソブトキシ基、 t e r t—プトキシ基、 ペン チルォキシ基、 イソペンチルォキシ基、 へキシルォキシ基、 イソへキシルォキシ基 等が挙げられる。
「ハロ低級アルコキシ基」 とは、 置換可能な任意の位置が 1又は 2以上、 好まし くは 1ないし 3の同一又は異なる前記ハロゲン原子で置換された前記低級アルコキ シ基を意味し、 例えばフルォロメトキシ基、 ジフルォロメトキシ基、 トリフルォロ メトキシ基、 2—フルォロエトキシ基、 1 , 2—ジフルォロエトキシ基、 クロロメ トキシ基、 2—クロ口エトキシ基、 1 , 2—ジクロ口エトキシ基、 ブロモメトキシ 基、 ョードメトキシ基等が挙げられる。
「低級アルキルアミノ基」 とは、 前記低級アルキル基でモノ置換されたァミノ基 を意味し、 例えぱメチルァミノ基、 ェチルァミノ基、 プロピルアミノ基、 イソプロ ピルアミノ基、 プチルァミノ基、 s e c一プチルァミノ基、 t e r t—ブチルアミ ノ基等が挙げられる。
「ジ低級アルキルアミノ基」 とは、 同一又は異なる前記低級アルキル基でジ置換 されたアミノ基を意味し、 例えばジメチルァミノ基、 ジェチルァミノ基、 ェチルメ チルァミノ基、 ジプロピルアミノ基、 メチルプロピルアミノ基、 ジイソプロピルァ ミノ基等が挙げられる。
「低級アルキルチオ基」 とは、 炭素数 1ないし 6の直鎖状又は分岐状のアルキル チォ基を意味し、 例えばメチルチオ基、 ェチルチオ基、 プロピルチォ基、 イソプロ ピルチす基、 プチルチオ基、 s e c一プチルチオ基、 イソプチルチオ基、 t e r t —プチルチオ基、 ペンチルチオ基、 イソペンチルチオ基、 へキシルチオ基、 イソへ キシルチオ基等が挙げられる。
「低級アルカノィル基」 とは、 前記低級アルキル基を有するアルカノィル基、 す なわち、 炭素数 2ないし 7のアルカノィル基を意味し、 例えばァセチル基、 プロピ ォニル基、 プチリル基、 イソプチリル基、 バレリル基、 イソバレリル基、 ビバロイ ル基等が挙げられる。
「低級アルコキシカルポニル基」 とは、 前記低級アルコキシ基を有するアルコキ
シカルボ二ル基、 すなわち、 炭素数 2ないし 7のアルコキシカルボ二ル基を意味し 、 例えばメトキシカルボ二ル基、 エトキシカルポニル基、 プロポキシカルボニル基 、 ィソプロポキシカルポニル基、 ブトキシカルボ二ル基、 イソブトキシカルボニル 基、 t e r t一ブトキシカルボニル基、 ぺンチルォキシ力ルポニル基等が挙げられ る。
「ァリール基」 としては、 例えばフエニル基、 ナフチル基等が挙げられる。 「ヘテロァリール基」 とは、 酸素原子、 窒素原子及び硫黄原子からなる群より- > 同一若しくは異なって選ばれる 1若しくは 2以上、 好ましくは 1ないし 3の複素原 子を含有する 5員若しくは 6員の単環式芳香族複素環基又は該単環式芳香族複素環 基と前記ァリ一ル基が縮合した、 若レくは同一若しくは異なる該単環式芳香族複素 環基が互いに縮合した縮合環式芳香族複素環基を意味し、 例えばピロリル基、 フリ ル基、 チェニル基、 イミダゾリル基、 ピラゾリル基、 チアゾリル基、 イソチアゾリ ル基、 ォキサゾリル基、 イソォキサゾリル基、 1 , 2 > 3—トリァゾリル基、 1, 2 , 4一卜リアゾリル基、 テトラゾリル基、 ォキサジァゾリル基、 1, 2 , 3—チ アジアゾリル基、 1, 2 , 4ーチアジアゾリル基、 1 , 2, 5—チアジアゾリル基 、 1 , 3, 4ーチアジアゾリル基、 ピリジル基、 ビラジニル基、 ピリミジニル基、 ピリダジニル基、 1 , 2, 4一トリアジニル基、 1, 3, 5—トリアジニル基、 ィ ンドリル基、 ベンゾフラニル基、 ベンゾチェ二ル基、 ベンゾイミダゾリル基、 ベン ゾォキサゾリル基、 ベンゾイソォキサゾリル基、 ベンゾチアゾリル基、 ベンゾイソ チアゾリル基、 インダゾリル基、 プリニル基、 キノリル基、 イソキノリル基、 フタ ラジニル基、 ナフチリジニル基、 キノキサリニル基、 キナゾリニル基、 シンノリ二 ル基、 プテリジニル基、 1, 5—ナフチリジニル基等が挙げられる。
「ァラルキル基」 とは、 置換可能な任意の位置が 1又は 2以上、 好ましくは 1又 は 2のァリール基で置換された前記低級アルキル基を意味し、 例えばべンジル基、 2—フエニルェチル基、 3—フエニルェチル基、 1—フエニルェチル基等が挙げら れる。
一般式 ( I ) で表される化合物の 「塩」 とは、 医薬として許容されうる慣用的な ものを意味し、 例えばカルボキシル基を有する場合の当該力ルポキシル基における 塩基付加塩又はアミノ基若しくは塩基性の複素環基を有する場合の当該塩基性複素
環基における酸付加塩の塩類を挙げることができる。
該塩基付加塩としては、 例えばナトリウム塩、 カリウム塩等のアルカリ金属塩; 例えばカルシウム塩、 マグネシゥム塩等のァルカリ土類金属塩;例えばアンモニゥ ム塩;例えばトリメチルァミン塩、 トリェチルァミン塩、 ジシクロへキシルァミン 塩、 エタノールアミン塩、 ジエタノールアミン塩、 トリエタノールアミン塩、 プロ 力イン塩、 N, N, 一ジベンジルエチレンジァミン塩等の有機アミン塩等が挙げら れる。
該酸付加塩としては、 例えば塩酸塩、 硫酸塩、 硝酸塩、 りん酸塩、 過塩素酸塩等 の無機酸塩;例えばマレイン酸塩、 フマール酸塩、 酒石酸塩、 くえん酸塩、 ァスコ ルビン酸塩、 トリフルォロ酢酸塩等の.有機酸塩;例えばメタンスルホン酸塩、 イセ チオン酸塩、 ベンゼンスルホン酸塩、 P—トルエンスルホン酸塩等のスルホン酸塩 等が挙げられる。
一般式 ( I ) で表される化合物の 「エステル」 としては、 例えばカルボキシル基 を有する場合の当該カルボキシル基における医薬として許容されうる慣用的なもの を意味し、 例えばメチル基、 ェチル基、 プロピル基、 イソプロピル基、 プチル基、 s e c—ブチル基、 t e r t—ブチル基、 ペンチル基、 イソペンチル基、 ネオペン チル基、 シクロプロピル基、 シクロブチル基、 シクロペンチル基等の低級アルキル 基とのエステル、 ベンジル基、 フエネチル基等のァラルキル基とのエステル、 ァリ ル基、 2—ブテニル基等の低級アルケニル基とのエステル、 メトキシメチル基、 2 ーメトキシェチル基、 2—エトキシェチル基等の低級アルコキシ低級アルキル基と のエステル、 ァセトキシメチル基、 ピバロィルォキシメチル基、 1—ピバロィルォ キシェチル基等の低級アルカノィルォキシ低級アルキル基とのエステル、 メトキシ カルポニルメチル基、 ィソプ口ポキシ力ルポニルメチル基等の低級アルコキシカル ボニル低級アルキル基とのエステル、 力ルポキシメチル基等のカルボキシ低級アル キル基とのエステル、 1— (ェトキシカルポニルォキシ) ェチル基、 1― (シクロ へキシルォキシ力ルポニルォキシ) ェチル基等の低級アルコキシカルポニルォキシ 低級アルキル基とのエステル、 力ルバモイルォキシメチル基等のカルパモイルォキ シ低級アルキル基とのエステル、 フタリジル基とのエステル、 (5—メチル—2— ォキソ— 1, 3—ジォキソールー 4一ィル) メチル基等の (5—置換一 2—ォキソ
- 1 , 3—ジォキソールー 4一ィル) メチル基とのエステル等が挙げられる。
「処置剤」 とは、 各種疾患に対して治療及び /又は予防の目的で供せられる薬剤 を意味する。 '
前記一般式 (I ) で表される本発明の化合物を更に具体的に開示するため、 式 ( I ) において用いられる各種記号につき、 その好適な具体例を挙げて更に詳細に説 明する。
A r 1はハロゲン原子、 ニトロ基、 低級アルキル基、 ハロ低級アルキル基、 ヒドロ キシ低級アルキル基、 シクロ低級アルキル基、 低級アルケニル基、 水酸基、 低級ァ ルコキシ基、 ハロ低級アルコキシ基、 低級アルキルアミノ基、 ジ低級アルキルアミ ノ基、 低級アルキルチオ基、 カルポキ.シル基、 低級アルカノィル基、 低級アルコキ シカルポニル基及び一 Q— A r 2で表される基からなる群より選択される置換基を有 していてもよい、 ァリ一ル基又はへテロアリール基を意味する。
「ハロゲン原子、 ニトロ基、 低級アルキル基、 ハロ低級アルキル基、 ヒドロキシ 低級アルキル基、 シクロ低級アルキル基、 低級アルケニル基、 水酸基、 低級アルコ キシ基、 ハロ低級アルコキシ基、 低級アルキルアミノ基、 ジ低級アルキルアミノ基 、 低級アルキルチオ基、 力ルポキシル基、 低級アルカノィル基、 低級アルコキシ力 ルポニル基及び一 Q— A r 2で表される基からなる群より選択される置換基を有して いてもよい、 ァリ一ル基又はへテロアリール基」 とは、 無置換の前記ァリール基若 しくは前記へテロアリール基、 又は置換可能な任意の位置に置換基を有する前記ァ リール基若しくは前記へテロアリール基を意味し、 該置換基はハロゲン原子、 ニト 口基、 低級アルキル基、 八口低級アルキル基、 ヒドロキシ低級アルキル基、 シクロ 低級アルキル基、 低級アルケニル基、 水酸基、 低級アルコキシ基、 ハロ低級アルコ キシ基、 低級アルキルアミノ基、 ジ低級アルキルアミノ基、 低級アルキルチオ基、 カルボキシル基、 低級アルカノィル基、 低級アルコキシ力ルポニル基及び一 Q— A r 2で表される基からなる群より、同一又は異なって 1又は 2以上、好ましくは 1又 は 2選択することができる。
該置換基のハロゲン原子としては、 例えばフッ素原子、 塩素原子等が好適である 該置換基の低級アルキル基としては、 例えばメチル基、 ェチル基、 プロピル基、
H
イソプロピル基等が好適である。
該置換基のハロ低級アルキル基としては、 例えばジフルォロメチル基、 トリフル ォロメチル基等が好適である。
該置換基のヒドロキシ低級アルキル基としては、. 例えばヒドロキシメチル基、 2 ーヒドロキシェチル基、 1ーヒドロキシー 1一メチルェチル基等が好適である。 該置換基のシクロ低級アルキル基としては、 例えばシクロプロピル基 シクロブ チル基等が好適である。
該置換基の低級アルケニル基としては、 例えばピニル基、 1一プロぺニル基、 2 —メチルー 1—プロぺニル基等が好適である。
該置換基の低級アルコキシ基としては、 例えばメトキシ基、 エトキシ基等が好適 である。
該置換基のハロ低級アルコキシ基としては、 例えばフルォロメトキシ基、 ジフル ォロメトキシ基、 トリフルォロメトキシ基等が好適である。
該置換基の低級アルキルアミノ基としては、 例えばメチルァミノ基、 ェチルアミ ノ基、 プロピルアミノ基等が好適である。
該置換基のジ低級アルキルアミノ基としては、 例えばジメチルァミノ基、 ジェチ ルァミノ基等が好適である。
該置換基の低級アルキルチオ基としては、 例えばメチルチオ基、 ェチルチオ基等 が好適である。
該置換基の低級アルカノィル基としては、 例えばァセチル基、 プロピオ二ル基等 が好適である。
該置換基の低級アルコキシカルポニル基としては、 例えばメトキシカルポニル基 、 エトキシカルポニル基等が好適である。
該置換基の— Q— A r 2で表される基において、 A r 2はハロゲン原子、 シァノ基 、 低級アルキル基、 八口低級アルキル基、 ヒドロキシ低級アルキル基、 水酸基、 低 級アルコキシ基、 ハロ低級アルコキシ基、 低級アルキルアミノ基、 ジ低級アルキル アミノ基、 低級アルカノィル基及びァリール基からなる群より選択される置換基を 有していてもよい、 ァリール基又はへテロアリール基を意味し; Qは単結合、 カル ポニル基又は一 0—で表される基を意味する。
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「ハロゲン原子、 シァノ基、 低級アルキル基、 ハロ低級アルキル基、 ヒドロキシ 低級アルキル基、 水酸基、 低級アルコキシ基、 ハロ低級アルコキシ基、 低級アルキ ルァミノ基., ジ低級アルキルアミノ基、 低級アルカノィル基及びァリ一ル基からな る群より選択される置換基を有していてもよい、 ァリール基又はへテロァリ一ル基 」 とは、 無置換の前記ァリール基若しくは前記へテロアリール基、 又は置換可能な 任意の位置に置換基を有する前記ァリール基若しくは前記へテロアリ一ル基を意味 し、 該置換基はハロゲン原子、 シァノ基、 低級アルキル基、 八口低級アルキル基、 ヒドロキシ低級アルキル基、 水酸基、 低級アルコキシ基、 ハロ低級アルコキシ基、 低級アルキルアミノ基、 ジ低級アルキルアミノ基、 低級アルカノィル基及びァリー ル基からなる群より、 同一又は異なって 1又は 2以上、 好ましくは 1又は 2選択す ることができる。
該置換基のハロゲン原子としては、 例えばフッ素原子、 塩素原子等が好適である 該置換基の低級アルキル基としては、 例えばメチル基、 ェチル基、 プロピル基、 ィソプロピル基等が好適である。
該置換基のハロ低級アルキル基としては、 例えばジフルォロメチル基、 トリフル ォロメチル基等が好適である。
該置換基のヒドロキシ低級アルキル基としては、 例えばヒドロキシメチル基、 2 ーヒドロキシェチル基、 1—ヒドロキシー 1一メチルェチル基等が好適である。 該置換基の低級アルコキシ基としては、 例えばメトキシ基、 エトキシ基等が好適 である。
該置換基のハロ低級アルコキシ基としては、 例えばフルォロメトキシ基、 ジフル ォロメトキシ基、 トリフルォロメトキシ基等が好適である。
該置換基の低級アルキルアミノ基としては、 例えばメチルァミノ基、 ェチルアミ ノ基等が好適である。
該置換基のジ低級アルキルアミノ基としては、 例えばジメチルァミノ基、 ジェチ ルァミノ基等が好適である。
該置換基の低級アルカノィル基としては、 例えばァセチル基、 プロピオ二ル基等 が好適である。
該置換基のァリール基としては、 例えばフエニル基等が好適である。
A r 2の置換基としては、 例えばハロゲン原子、 シァノ基、 低級アルキル基、 ハロ 低級アルキル基、 ヒドロキシ低級アルキル基、 水酸基、 ハロ低級アルコキシ基等が 好適である。
A r 2のァリール基としては、例えばフエニル基等が ヘテロァリール基としては 、 例えばイミダゾリル基、 ピリジル基、 ベンゾフラニル基、 キノリル基等が好適で
Qとしては、 例えば単結合、 カルボニル基等が好適である。
したがって、 一Q— A r 2で表される基としては、 例えばフエニル基、 2—フルォ 口フエニル基、 3—フルオロフェニル基、 4—フルオロフェニル基、 2, 3—ジフ ルオロフェニル基、 2, 4ージフルオロフェニル基、 2, 5ージフルオロフェニル 基、 3, 4—ジフルオロフェニル基、 3 , 5—ジフルオロフェニル基、 2—クロ口 フエニル基、 3—クロ口フエ二ル基、 4一クロ口フエ二ル基、 2—シァノフエニル 基、 3—シァノフエニル基、 4一シァノフエニル基、 2—メチルフエニル基、 3— メチルフエニル基、 4一メチルフエニル基、 2—フルオロー 5—メチルフエニル基 、 3—フルォロメチルフエニル基、 2—トリフルォロメチルフエニル基、 3—トリ フルォロメチルフエニル基、 4一トリフルォロメチルフエニル基、 2—メトキシフ ェニル基、 3—メトキシフエ二ル基、 4ーメトキシフエ二ル基、 3—フルオロー 5 ーメトキシフエ二ル基、 3—フルォロメトキシフエ二ル基、 3—ジフルォロメトキ シフエ二ル基、 3— (2—ヒドロキシェチル) フエニル基、 3—ヒドロキシメチル フエニル基、 3— (1—ヒドロキシ— 1—メチルェチル) フエニル基、 3—ヒドロ キシフエニル基、 4ーヒドロキシフエニル基、 2一^ Γミダゾリル基、 1ーェチルー 2—イミダゾリル基、 1 , 2 , 4—チアジアゾール— 5—ィル基、 1 , 3 , 4—チ アジアゾールー 2—ィル基、 2—ピリジル基、 3—ピリジル基、 4一ピリジル基、 2—ェチルー 4 _ピリジル基、 4一ピリミジニル基、 5—ピリミジニル基、 4一べ ンゾ [ b ] フラニル基、 5 -べンゾ [ b ] フラエル基、 7—ベンゾ [ b ] フラニル 基、 2—キノリル基、 3—キノリル基、 4一キノリル基、 5一キノリル基、 6—キ ノリル基、 8—キノリル基、 ベンゾィル基、 2—ピリジルカルボニル基、 フエノキ シ基等が挙げられ、 中でもフエニル基、 2—フルオロフェニル基、 3—フルオロフ
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ェニル基、 4一フルオロフェニル基、 2 , 5—ジフルオロフェニル基、 3 , 4ージ フルオロフェニル基、 3, 5—ジフルオロフェニル基、 3—クロ口フエニル基、 4 一クロ口フエ二ル基、 3—シァノフエニル基、 2—メチルフエニル基, 3—トリフ ルォロメチルフエニル基、 4—メトキシフエ二ル基、 3—ジフルォロメトキシフエ ニル基、 3― ( 2—ヒドロキシェチル) フエニル基、 3—ヒドロキシフエニル基、 4ーヒドロキシフエニル基、 1—ェチルー 2—イミダゾリル基、 2—ピリジル基、 7—べンゾ [ b ] フラニル基、 2—キノリル基、 3一キノリル基、 ベンゾィル基、 2—ピリジルカルポニル基等が好適であり、 更にはフエニル基、 2—フルオロフェ ニル基、 3—フルオロフェニル基、 4—フルオロフェニル基、 3—クロ口フエニル 基、 2—メチルフエニル基、 4ーメトキシフエ二ル基、 ベンゾィル基等がより好ま しい。
A r 1の置換基としては、 例えば Λロゲン原子、低級アルキル基、 ハロ低級アルキ ル基、 低級アルケニル基、 低級アルコキシ基、 ジ低級アルキルアミノ基、 低級アル カノィル基、 —Q— A r 2で表される基等、 より好ましくは一 Q— A r 2で表される 基等が好適である。
A r 1のァリ一ル基としては、例えばフエニル基等が、ヘテロァリール基としては 、 例えばピラゾリル基、 チアゾリル基、 ォキサゾリル基、 1 , 2 , 3—トリアゾリ ル基、 1 , 2, 4ーチアジアゾリル基、 1 , 3, 4—チアジアゾリル基、 ピラジ二 ル基、 ピリミジェル基等、 より好ましくはピラゾリル基、 1 , 2 , 3—トリアゾリ ル基等、 更に好ましくはピラゾリル基等が好適である。
したがって、 A r 1としては、例えば 3—フルオロフェニル基、 4一フルオロフェ ニル基、 3 , 4—ジフルオロフェニル基、 3—クロ口フエニル基、 4一クロ口フエ ニル基、 3 , 4—ジクロロフェニル基、 4ーァセチルフエニル基、 4一ァセチルー 3—トリフルォロメチルフエニル基、 2—ビフエ二リル基、 3—ビフエ二リル基、 4—ピフエ二リル基、 4一 (1一メチル— 2—イミダゾリル) フエニル基、 4 - ( 1ーェチルー 2—イミダゾリル) フエニル基、 4一 ( 2—チアゾリル) フエニル基 、 4— ( 2—ェチルー 4一チアゾリル) フエニル基、 3— ( 2—ピリジル) フエ二 ル基、 3— (4一ピリジル) フエニル基、 4一 (2—ピリジル) フエニル基、 - ( 3—ピリジル) フエニル基、 4— ( 4一ピリジル) フエニル基、 4一 (2—ェチ
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ルー 4一ピリジル) フエニル基、 4一 (4一ピリミジニル) フエニル基、 4一ベン ゾィルフエニル基、 4一 (2—ピリジルカルポニル) フエニル基、 1—ナフチル基 、 1一メチル— 2—イミダゾリル基、 1一フエ二ルー 4 _イミダゾリル基., 1一 (
2—フルオロフェニル) 一 4一イミダゾリル基、 1— (3—フルオロフェニル) 一 4一イミダゾリル基、 1 - (4一フルオロフェニル) 一 4一^ f ミダゾリル基、 1―
(2, 3—ジフルオロフェニル) —4—イミダゾリル基、 1一 (2, 4ージフルォ 口フエニル) -4 Γミダゾリル基、 1一 (3, 5—ジフルオロフェニル) — 4— イミダゾリル基、 1一 〈3—クロ口フエニル〉 一 4一イミダゾリル基、 1一 (2— シァノフエニル) 一 4一イミダゾリル基、 1— (3—シァノフエニル) 一 4一イミ ダゾリル基、 1一 (4一シァノフエニル) 一 4一イミダゾリル基、 1一 (3—トリ フルォロメチルフエニル) 一 4一イミダゾリル基、 1一 [3 - (2—ヒドロキシェ チル) フエニル] 一 4一イミダゾリル基、 1一 [3- (1ーヒドロキシ一 1ーメチ ルェチル) フエニル] —4一イミダゾリル基、 1― (3—メトキシフエ二ル) 一 4 —イミダゾリル基、 1— (2—ジフルォロメトキシフエニル) —4—イミダゾリル 基、 1— (3—ジフルォロメトキシフエニル) 一 4一イミダゾリル基、 1 - (4一 ジフルォロメトキシフエ二ル) 一 4—イミダゾリル基、 1一 (2—ピリジル) 一 4 一イミダゾリル基、 1一 (4一べンゾ [b] フラニル) _4 fミダゾリル基、 1 一 (5—ペンゾ [b] フラニル) ー4一イミダゾリル基、 1— (7—べンゾ [b] フラニル) 一 4一イミダゾリル基、 1— (2—キノリル) 一4一イミダゾリル基、 1一 (3—キノリル) 一 4一イミダゾリル基、 1— (4一キノリル) —4一イミダ ゾリル基、 1一 (5—キノリル) 一 4一イミダゾリル基、 1— (6—キノリル) 一 4一イミダゾリル基、 1— (8—キノリル) 一 4一イミダゾリル基、 1一フエニル — 3—ピラゾリル基、 1一 (2—フルオロフェニル) —3—ピラゾリル基、 1一 (
3—クロ口フエニル) 一 3—ピラゾリル基、 5—フエニル— 3—ピラゾリル基、 5 一 (2—フルオロフェニル) 一 3—ピラゾリル基、 5一 (3—フルオロフェニル) 一 3—ピラゾリル基、 5— (4—フルオロフェニル) 一 3—ピラゾリル基、 5— ( 2—クロ口フエニル) 一 3—ピラゾリル基、 5— (3—クロ口フエニル) 一 3 -ピ ラゾリル基、 5— (4一クロ口フエニル) 一 3—ピラゾリル基、 5— (3—メトキ シフエニル) 一 3—ピラゾリル基、 5 - (4—メトキシフエニル) 一3—ビラゾリ
ル基、 5〜 (2—ジフルォロメトキシフエ二ル) 一 3—ピラゾリル基、 5_ (3— ジフルォロメトキシフエニル) 一 3—ピラゾリル基、 2—メチル— 5—フエ二ルー 3—ピラゾリル基、 5— ( 2—ピリジル) 一 3—ピラゾリル基、 5— (5—メトキ シ一 3—ピリジル) 一 3—ピラゾリル基、 5 - (2—キノリル) 一 3 _ピラゾリル 基、 5— (3—キノリル) 一 3—ピラゾリル基、 2—ェチルー 4—チアゾリル基、 4—フエ二ルー 2—チアゾリル基、 5一フエ二ルー 2—チアゾリル基、 5— (3— クロ口フエニル) 一 2—チアゾリル基、 5— (4一クロ口フエニル) 一 2一チアゾ リル基、 5一 (4—メトキシフエ二ル) 一 2一チアゾリル基、 5 - ( 2—ピリジル ) —2—チアゾリル基、 4一フエ二ルー 2—ォキサゾリル基、 5_フエニル— 2 - ォキサゾリル基、 4— (3—メトキシフエ二ル) —2—ォキサゾリル基、 4— (2 一フルォロメトキシフエニル) 一 2—才キサゾリル基、 4- (3—フルォロメトキ シフエニル) 一 2—才キサゾリル基、 3—フエ二ルー 5—イソォキサゾリル基、 3 - (2—クロ口フエニル) 一 5—イソォキサゾリル基、 3— (3—クロ口フエニル ) — 5—イソォキサゾリル基、 3 - (4一クロ口フエニル) 一 5一イソォキサゾリ ル基、 3— (2—ピリジル) — 5—イソォキサゾリル基、 2—フエニル— 1, 2,
3—トリァゾ一ルー 4 Γル基、 2 - (2—フルオロフェニル) — 1, 2, 3—ト リアゾ一ルー 4—ィル基、 2— (3—フルオロフェニル) — 1, 2, 3—トリァゾ 一ルー 4ーィル基、 2— (4一フルオロフェニル) 一 1, 2, 3—トリァゾ一ル—
4—ィル基、 2- (2, 4ージフルオロフェニル) ― 1, 2, 3—トリァゾ一ルー 4ーィル基、 2— (2, 5—ジフルオロフェニル) — 1, 2, 3—トリァゾールー
4ーィル基、 2— (3, 4ージフルオロフェニル) — 1, 2, 3—トリァゾールー 4ーィル基、 2 - (3, 5—ジフルオロフェニル) — 1, 2, 3—トリァゾールー 4ーィル基、 2— (2—メチルフエニル) 一 1, 2, 3—トリァゾールー 4—ィル 基、 5 _フエニル一 1, 2, 4ーチアジアゾ一ルー 3—ィル基、 5—フエ二ルー 1 , 3, 4—チアジアゾ一ルー 2—ィル基、 5一 (3—クロ口フエニル) — 1, 3, 4—チアジアゾールー 2—ィル基、 5 - (2—ピリジル) - 1, 3, 4—チアジア ゾール—2—ィル基、 5— (2—ェチル—4一ピリジル) - 1, 3, 4—チアジア ゾール—2—ィル基、 5—フエ二ルー 2—ピリジル基、 5—フエ二ルー 3—ピリジ ル基、 6—フエニル一 3—ピリジル基、 2—フエニル—4—ピリジル基、 5_ (2
一ピリジル) 一 2—ピリジル基、 5—べンゾィルー 2—ピリジル基、 6—べンゾィ ルー 3—ピリジル基、 5—クロロー 2—ビラジニル基、 5一 (1ーメチルビニル) 一 2—ピラジニル基、 5― (2—メチル— 1一プロぺニル) 一 2—ピラジニル基、 5—ァセチルー 2—ピラジニル基、 5—プロピオニル一 2—ピラジニル基、 5—フ ェニルー 2一ピラジニル基、 5— (3—フルオロフェニル) - 2—ビラジニル基、 5— (2—クロ口フエニル) 一 2—ビラジニル基、 5— (3—ヒドロキシフエニル ) 一 2—ピラジニル基、 5一 (4ーヒドロキシフエニル) 一 2—ピラジニル基、 5 一 (2—メトキシフエ二ル) 一 2—ピラジニル基、 5 - (1, 2, 4ーチアジアゾ 一ルー 5—ィル) 一 2—ビラジニル基、 5 - (1, 3, 4ーチアジアゾールー 2— ィル) 一 2—ピラジニル基、 5— (2.—ピリジル) 一 2—ピラジニル基、 5— (3 一ピリジル) 一 2—ピラジニル基、 5- (5—ピリミジニル) 一 2—ピラジニル基 、 5 - (3—キノリル) —2—ピラジニル基、 5一べンゾィル— 2—ピラジニル基 、 5— (2—ピリジルカルポニル) —2—ピラジニル基、 5—ァセチルー 2—ピリ ミジニル基、 5—ァセチルー 3—メチルー 2 _ピリミジニル基、 4—フエニル— 2 一ピリミジニル基、 5一フエ二ルー 2—ピリミジニル基、 2—フエ二ルー 4一ピリ ミジニル基、 6—フエニル— 4一ピリミジニル基、 2 _フエニル— 5—ピリミジニ ル基、 5— (2—フルオロフェニル) 一 2—ピリミジニル基、 5— 3—フルォロ フエニル) 一 2—ピリミジニル基、 5— (4—フルオロフェニル) 一 2—ピリミジ ニル基、 5— (2—クロ口フエニル) 一 2—ピリミジェル基、 5 - (3—クロロフ ェニル) 一 2—ピリミジニル基、 5— 4—クロ口フエニル) 一 2—ピリミジニル 基、 5— (2—メチルフエニル) 一 2—ピリミジニル基、 5 - (3—メチルフエ二 ル) 一 2—ピリミジニル基、 5— 2—フルォロメチルフエニル) —2—ピリミジ ニル基、 5— 3—フルォロメチルフエニル) 一 2—ピリミジニル基、 5— 2— トリフルォロメチルフエニル) 一 2—ピリミジニル基、 5一 (3—トリフルォロメ チルフエニル) 一 2—ピリミジニル基、 5一 (4—トリフルォロメチルフエニル) 一 2—ピリミジニル基、 5 - (2—ヒドロキシメチルフエニル) 一 2—ピリミジニ ル基、 5— (3—ヒドロキシメチルフエニル) 一 2—ピリミジニル基、 5- (2— ヒドロキシフエニル) 一 2—ピリミジェル基、 5— (3—ヒドロキシフエニル) ― 2—ピリミジニル基、 5 - ( 2—メトキシフエ二ル) 一 2—ピリミジニル基、 5―
(3—メトキシフエ二ル) 一 2—ピリミジニル基、 5— (4ーメトキシフエ二ル) —2—ピリミジェル基、 5— (2—フルォロメトキシフエニル) 一2—ピリミジニ ル基.. 5— (3—フルォロメトキシフエニル) 一 2—ピリミジニル基.. 5 - (2— フルオロー 5—メチルフエニル) 一 2—ピリミジニル基、 5― (3—フルオロー 5 ーメトキシフエニル) 一 2—ピリミジニル基、 6—フエ二ルー 3—ピリダジニル基 、 6—フエニル— 1, 2, 4-トリアジンー 3—ィル基、 5—クロ口一 2—べンゾ ォキサゾリル基、 4ーメトキシー 2—ベンゾォキサゾリル基、 2一べンゾチアゾリ ル基、 5一フルォロ-- 2—ベンゾチアゾリル基、 4一クロ口— 2—ベンゾチアゾリ ル基、 6—クロ口— 2—べンゾチアゾリル基、 4一メチル— 2—ベンゾチアゾリル 基、 2—メチルー 5—べンゾチアゾリル基、 4ーメトキシ— 2—べンゾチアゾリル 基、 5—メトキシ— 2—べンゾチアゾリル基、 6—メトキシピリド [3, 2— d] チアゾ一ルー 2—ィル基、 3—キノリル基、 6—キノリル基、 6—メチルー 2—キ ノリル基、 7—メチルー 2—キノリル基、 8—メチルー 2—キノリル基、 2—メチ ルー 6—キノリル基、 6—クロロー 2—キノキサリニル基、 7—クロ口 _2—キノ キサリニル基、 6—メチルー 2—キノキサリニル基、 1, 5—ナフチリジン— 2— ィル基、 7—クロロー 1, 5—ナフチリジン一 2—ィル基、 7ーメチルー 1, 5— ナフチリジン一 2 Γル基、 7—トリフルォロメチル— 1, 5—ナフチリジン一 2 ーィル基、 7—ジフルォロメトキシー 1, 5—ナフチリジン一 2—ィル基、 7—ァ セチルー 1, 5—ナフチリジン— 2—ィル基等が挙げられ、 中でも 3—クロ口フエ ニル基、 4一クロ口フエ二ル基、 3, 4—ジクロロフェニル基、 4ーァセチルフエ ニル基、 5_ォキソ一 5, 6, 7, 8—テトラヒドロ一 2—ナフチル基、 4ーァセ チルー 3—トリフルォロメチルフエニル基、 2—ビフエ二リル基、 3—ビフエニリ ル基、 4ービフエ二リル基、 4一 (1ーェチルー 2—イミダゾリル) フエニル基、 4一ベンゾィルフエニル基、 4- (2—ピリジルカルポニル) フエニル基、 1—ナ フチル基、 9一ォキソ一 3—フルォレニル基、 1ーフェニル— 4—イミダゾリル基 、 1— (2—フルオロフェニル) 一 4—イミダゾリル基、 1一 (3, 5—ジフルォ 口フエニル) 一 4一イミダゾリル基、 1— (3—クロ口フエニル) 一 4一^ f ミダゾ リル基、 1— (3—シァノフエニル) —4一イミダゾリル基、 1一 [3- (2—ヒ ドロキシェチル) フエニル〕 —4一イミダゾリル基、 1— (3—ジフルォロメトキ
シフエニル) 一 4一イミダゾリゾレ基、 1一 (7—ベンゾ [b] フラニル) 一 4—ィ ミダゾリル基、 1一 (2—キノリル) 一 4一イミダゾリル基、 1一 (3—キノリル ) 一 4—イミダゾリル基、 1一フエ二ルー 3—ピラゾリル基、 1一 (2—フルォロ フエニル) 一 3—ピラゾリル基、 1一 (3—クロ口フエニル) 一 3—ピラゾリル基 、 5—フエ二ルー 3—ピラゾリル基、 5― (3—フルオロフェニル) 一 3—ピラゾ リル基、 5— (4一フルオロフェニル) 一 3—ピラゾリル基、 5― (4—クロロフ ェニル) 一 3—ピラゾリル基、 5— (4ーメトキシフエニル) 一 3—ピラゾリル基 、 5- (3—キノリル) 一 3—ピラゾリル基、 4—フエ二ルー 2—チアゾリル基、 5—フエ二ルー 2—チアゾリル基、 4一フエニル— 2—ォキサゾリル基、 3—フエ ニル— 5—イソォキサゾリル基、 2—フエ二ルー 1, 2, 3—トリァゾールー 4— ィル基、 2— (2—フルオロフ工ニル) 一 1, 2, 3—トリァゾール— 4一ィル基 、 2一 (3—フルオロフェニル) 一 1, 2, 3 -トリァゾールー 4ーィル基、 2一 (4—フルオロフェニル) ー1, 2, 3—トリァゾールー 4ーィル基、 2— (2, 4ージフルオロフェニル) 一 1, 2, 3—トリァゾールー 4ーィル基、 2— (2, 5—ジフルオロフェニル) — 1, 2, 3—トリァゾ一ル— 4ーィル基、 2 - (3, 4ージフルオロフェニル) 一 1, 2, 3—トリァゾ一ルー 4一^ Γル基、 2 - (3, 5—ジフルオロフェニル) 一 1, 2, 3—トリァゾールー 4ーィル基、 2— (2— メチルフエニル) 一 1, 2, 3—トリァゾ一ル—4ーィル基、 5—フエ二ルー 1, 2, 4ーチアジアゾールー 3—ィル基、 5—フエ二ルー 1 , 3, 4ーチアジアゾ一 ルー 2—ィル基、 5—フエ二ルー 3—ピリジル基、 2—フエニル— 4一ピリジル基 、 5—ベンゾィル— 2—ピリジル基、 5— (2—メチル— 1—プロべニル) 一 2— ピラジニル基、 5—フエ二ルー 2—ビラジニル基、 5— (3—ヒドロキシフエニル ) —2—ビラジニル基、 5— (4—ヒドロキシフエニル) 一 2—ピラジニル基、 5 一 (2—ピリジル) 一 2—ビラジニル基、 5一べンゾィルー 2—ピラジニル基、 4 一フエ二ルー 2—ピリミジニル基、 5—フエ二ルー 2—ピリミジニル基、 2 -フエ 二ルー 4—ピリミジニル基、 5― (2—フルオロフェニル) 一 2—ピリミジニル基 、 5一 (3—フルオロフェニル) 一 2—ピリミジニル基、 5 -- (3—クロ口フエ二 ル) 一 2—ピリミジニル基、 5- (3—トリフルォロメチルフエニル) —2—ピリ ミジェル基、 5—クロロー 2—べンゾォキサゾリル基、 2—べンゾチアゾリル基、
4一クロロー 2—べンゾチアゾリル基、 6—クロ口— 2—べンゾチアゾリル基、 4 ーメチルー 2—べンゾチアゾリル基、 6—メトキシピリド [3, 2 -d] チアゾー ルー 2—ィル基、 6—メチルー 2—キノリル基、 7—メチルー 2一キノリル基、 7 一トリフルォロメチル— 1, 5—ナフチリジン一 2—ィル基等が好適であり、 更に は 4一ベンゾィルフエニル基、 1一フエニル— 3—ピラゾリル基、 1— (2—フル オロフェニル) 一 3—ピラゾリル基、 1― (3—クロ口フエニル) 一 3—ビラゾリ ル基、 5—フエニル— 3—ピラゾリル基. 5一 (3—フルオロフェニル) 一 3—ピ ラゾリル基、 5― (4—フルオロフェニル) 一 3—ピラゾリル基、 5- (4ーメト キシフエニル) 一 3—ピラゾリル基、 4—フエニル— 2—チアゾリル基、 5—フエ 二ルー 2—チアゾリル基、 4一フエ二.ルー 2—才キサゾリル基、 2—フエ二ルー 1 , 2, 3—トリァゾールー 4—ィル基、 2— (2—フルオロフェニル) — 1, 2, 3—トリァゾールー 4—ィル基、 2— (3—フルオロフェニル) 一 1, 2, 3—卜 リアゾ一ルー 4ーィル基、 2— (4一フルオロフェニル) — 1, 2, 3—トリァゾ 一ルー 4ーィル基、 2- (2, 4ージフルオロフェニル) — 1, 2, 3—トリァゾ —ルー 4ーィル基、 2— (2, 5—ジフルオロフェニル) 一 1, 2, 3—トリァゾ 一ルー 4—ィル基、 2— (3, 4ージフルオロフェニル) —1, 2, 3—トリァゾ —ル—4一^ fル基、 2— (3, 5—ジフルオロフェニル) — 1, 2, 3—トリァゾ —ルー 4—ィル基、 2— (2—メチルフエニル〉 ー 1, 2, 3—トリァゾール— 4 ーィル基、 5—フエ二ルー 1, 2, 4ーチアジアゾ一ルー 3—ィル基、 5—フエ二 ルー 1, 3, 4ーチアジアゾールー 2—ィル基、 5—フエニル— 2—ビラジニル基 、 5—フエニル _ 2—ピリミジニル基等がより好ましい。
T、 U、 V及び Wは、 それぞれ独立して、 ハロゲン原子、 低級アルキル基、 水酸 基及び低級アルコキシ基からなる群より選択される置換基を有していてもよいメチ ン基又は窒素原子であって、 それらのうち少なくとも 1つが該メチン基を意味する
「ハロゲン原子、 低級アルキル基、 水酸基及び低級アルコキシ基からなる群より 選択される置換基を有していてもよいメチン基」 とは、 無置換のメチン基又は置換 基を有するメチン基を意味し、 該置換基は八ロゲン原子、 低級アルキル基、 水酸基 及び低級アルコキシ基からなる群より選択することができる。
0
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該置換基のハロゲン原子としては、 例えばフッ素原子、 塩素原子等が好適である 該置換基の低級アルキル基としては、 例えばメチル基 ェチル基等が好適である 該置換基の低級アルコキシ基としては、 例えばメトキシ基、 エトキシ基等が好適 ある。
該置換基としては、 例えばハ口ゲン原子等が好適である。
T、 U、 V及び Wの好ましい態様としては、 例えば、 T、 U、 V及び Wの任意の 1つがハロゲン原子、 低級アルキル基、 水酸基及び低級アルコキシ基からなる群よ り選択される置換基を有していてもよいメチン基であり、 その他の 3つが、 それぞ れ独立して、 無置換のメチン基又は窒素原子であるとき; τ、 U、 V及び Wの任意 の 1つがハロゲン原子、 低級アルキル基、 7K酸基及び低級アルコキシ基からなる群 より選択される置換基を有していてもよいメチン基であり、 その他の 3つのうち、 任意の 1つが窒素原子であり、 その他の 2つが無置換のメチン基であるとき;又は T、 U、 V及び Wの任意の 1つが窒素原子であり、 その他の 3つが無置換のメチン 基であるとき等が挙げられる。
Xは単結合、 メチレン基又はエチレン基を意味し; Yは単結合又は— o—、 一 C (R1) (R2) 一、 -O-C (R3) (R4) —、 一 C (R5) (R6) 一 O—若しく は一 C (R7) (R8) 一 C (R9) (R10) 一で表される基を意味し; R R2、 R3、 R4、 R5、 R6、 R7、 R8、 R9及び R1Gは、 それぞれ独立して、 水素原子、 水酸基、 低級アルキル基、 ァラルキル基又はァリール基を意味する。
R R2、 R3、 R4、 R5、 R6、 R7、 R8、 R 9及び R1。の低級アルキル基とし ては、 例えばメチル基、 ェチル基、 プロピル基等、 より好ましくはメチル基等が好 適である。
R1, R2、 R3、 R4、 R5、 R6、 R7、 R R 9及び R 10のァラルキル基として は、 例えばベンジル基等が好適である。
RK R2、 R3、 R4、 R5、 R6、 R7、 R8、 R 9及び R 10のァリール基としては 、 例えばフエニル基等が好適である。
R R2、 R3、 R4、 5, R6、 R7、 R8、 R 9及び R 10は、 それぞれ水素原子
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等が好適である。
X及び Yの好ましい態様としては、 例えば、 Xが単結合かつ Yがー O—で表され る基であるとき; Xがメチレン基かつ Yが単結合であるとき;又は Xが単結合かつ • Yがー C (R 1) (R 2) 一で表される基であるとき等が挙げられる。
より具体的には、 一般式 (A)
( A》
[式中、 T、 u、 V、 W、 X及び Yは前記の意味を有する] で表される基としては 、 例えば、 次の式 (A— 1 )
尸 ν
O [式中、 T、 u、 V、 W、 X及び Yは前記の意味を有する] で表される基等が挙げ られ、 更に具体的には、 次の式 (Β)
で表される基等が挙げられ、 中でも式 (B— 1 )
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又は
一般式 (I一 a)
[式中、 Raは水素原子、 八ロゲン原子、 低級アルキル基、 水酸基又は低級アルコキ シ基を意味し、 A r 1は前記の意味を有する]で表される化合物及び一般式 (I -b )
[式中、 Rbは水素原子、 ハロゲン原子、 低級アルキル基、 水酸基又は低級アルコキ シ基を意味し、 A r1は前記の意味を有する]で表される化合物は一般式(I) で表 される化合物に包含される。
Ra及び Rbとしては、 それぞれ水素原子等が好適である。
本発明の化合物は、 その置換基の態様によって、 光学異性体、 ジァステレオ異性 体、 幾何異性体等の立体異性体又は互変異性体が存在する場合があるが、 本発明の 化合物はこれら全ての立体異性体、 互変異性体及びそれらの混合物をも包含する。
例えば、 一般式 (I) で表される化合物には、 一般式 (1 -1) で表されるシス 体又は一般式 ( I一 2 ) で表されるトランス体の 2種類の立体異性体が存在するが 、 シス体がより好適である。
(1-1) (1-2)
[式中、 Ar T、 U、 V、 W、 X及び Yは前記の意味を有する]
本発明化合物の種々の結晶、 水和物及ぴ溶媒和物も本発明の範囲に属する。
更に本発明化合物のプロドラッグもまた本発明の範囲に属する。 一般的に、 その ようなプロドラッグは、 生体内で必要とされる化合物に容易に変換されうる本発明 化合物の機能的誘導体である。 したがって、 本発明に係る各種疾患の処置方法にお いては、 「投与」 という言葉は、 特定した化合物の投与のみならず、 患者に投与し た後、 生体内で当該特定した化合物に変換される化合物の投与を含む。 適当なプロ ドラッグ誘導体の選択及び製造のための常套手段は、 例えば "De s i gn o f P r od rug s e d . H. Bundga a r d, E l s e v i e r, 1985等に記載され、 ここに引用してその記載全体を本願明細書の一部となす。 これらの化合物の代謝物は、 本発明化合物を生物学的環境に置くことによって産生 される活性化合物を含み、 本発明の範囲に属する。
一般式 (I) で表される化合物の具体例としては、 例えば、
シス— N— [1— (2—フルオロフェニル) — 1H—ピラゾールー 3—ィル] ― 4- (2—ォキソ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3—^ fル) シクロへキ サンカルボキサミド、
シス—N— [1一 (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾールー 3—ィル] - 4- (2—ォキソ一 5—ァザ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ル— 3—ィル) シクロへキサンカルボキサミド、
N— [1一 (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾ一ルー 3—ィル] — 4— ( 2—ォキソ一 4—ァザ— 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾール— 3—ィル) シクロ
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へキサンカルボキサミド、
シス一 N— [1 - (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾールー 3—ィル] 一 4一 (2—ォキソ一 7—ァザ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ルー 3—ィル) シクロへキサンカルポキサミド、
シス一 N— [ 1一 (2—フルオロフェニル) 一 1 H—ピラゾール一 3—ィル] 一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3—^ fル) シス一 4一 〈2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 —ィル) — N— (5—フエニル— 1, 3, 4—チアジアゾ一ルー 2—ィル) シクロ へキサン力ルポキサミド、
シス一 4— (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾ一ルー 3 一ィル) (4—フエ二ルー 2—チアゾリル) シクロへキサンカルポキサミド シス— 4— (2—ォキソ _ 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ルー 3 一^ ル) 一 N— (1一フエニル— 1 H—ピラゾールー 3—ィル) シクロへキサン力 ルポキサミド、
シス一N— [1— (3—クロ口フエニル) 一 1H—ピラゾール— 3—ィル] 一 4 一 (2—ォキソ一 6—ァザ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 _ィル) シ クロへキサン力ルポキサミド、
シス一 N— [2 - (2—メチルフエニル) — 2H— 1, 2, 3—トリァゾールー 4—ィル] —4一 (2—ォキソ—6—ァザー 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾール —3—ィル) シクロへキサンカルポキサミド、
シス一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾール— 3 —ィル) 一 N— (2—フエニル一 2 H— 1, 2, 3—トリァゾールー 4一ィル) シ クロへキサンカルボキサミド、
シス— N— (4一ベンゾィルフエニル) 一 4— (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3 —ジヒドロベンゾォキサゾールー 3一ィル) シクロへキサンカルボキサミド、 シス一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 一^ fル) 一 N— (5—フエ二ルー 2—ピリミジェル) シクロへキサンカルボキサミ
ド、、
シス一 4一 (2—ォキソ _ 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 —ィル) -N- (5—フエ二ルー 1, 2, 4ーチアジアゾ一ルー 3—ィル) シクロ へキサンカルボキサミド、
シス一 4一 (2—ォキソ— 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ル一 3 —ィル) 一 N— (5—フエ二ルー 2—チアゾリル) シクロへキサンカルボキサミド シス— 4— (2—ォキソ _ 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ルー 3 —ィル) 一 N— (4一フエ二ルー 2—ォキサゾリル) シクロへキサン力ルポキサミ ド、
シス— 4— (2—ォキソ— 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ルー 3 一ィル) 一 N— (5—フエ二ルー 1H—ピラゾ一ルー 3—ィル) シクロへキサン力 ルポキサミド、
シス一 4一 (2—ォキソ—6—ァザ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ル— 3 一ィル) 一 N— (5—フエ二ルー 2—ピラジニル) シクロへキサンカ レポキサミド シス一 N— [5 - (3〜フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾール一 3—ィル] ― 4- (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3—ィル) シクロへキサンカルポキサミド、
シス— N— [5— (4〜メトキシフエニル) 一 1H—ピラゾ一ルー 3—ィル] ― 4— (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾール一 3—ィル) シクロへキサン力ルポキサミド、
シス一 N— [5— (4一フルオロフェニル) — 1H—ピラゾ一ルー 3—ィル] ― 4― (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾール一 3—ィル) シクロへキサンカルポキサミド、
シス一 N— [1一 (2—フルオロフ工ニル) — 1H—ピラゾ一ル— 3—ィル] ― 4- ( 1一ォキソ一 5—ァザィソィンドリンー 2—ィル) シクロへキサンカルボキ サミド、
シス一 N— [1一 (2—フルオロフェニル) —1H—ピラゾ一ルー 3—ィル] ―
4- (3—ォキソ一 5—ァザイソインドリン— 2—ィル) シクロへキサンカルボキ サミド、
シス一 N— [1一 (2—フルオロフェニル) 一 1 H—ピラゾ一ルー 3—ィル] 一 4- (1一ォキソ一 4—ァザイソインドリン一 2—ィル) シクロへキサンカルボキ サミド、
シス一 N— [1— (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾ一ルー 3—ィル] 一 4- ( 3一ォキソ— 4一ァザィソインドリン一 2—ィル) シクロへキサンカルボキ サミド、
シス一 N— [1— (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾール— 3—ィル] 一 4- (1—ォキソイソインドリン一 2.—ィル) シク口へキサンカルボキサミド、 シス一 N— [1— (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾールー 3—ィル] ― 4- (2—ォキソインドリン— 1—ィル) シクロへキサンカルボキサミド、 シス一 N— [2— (2—フルオロフェニル) — 2H— 1, 2, 3 -卜リアゾール 一 4一ィル] 一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾー ルー 3—ィル) シクロへキサンカルポキサミド、
シス— N— [2 - (3—フルオロフェニル) 一 2H— 1, 2, 3—トリアゾール 一 4—ィル] 一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一 ルー 3 _ィル) シクロへキサンカルポキサミド、
シス一 N— [2— (4一フルオロフェニル) 一 2H— 1 , 2,' 3—トリァゾール 一 4一ィル] 一 4一 ( 2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾー ルー 3—ィル) シク口へキサンカルボキサミド、
シス— N— [2- (2, 5—ジフルオロフェニル) 一 2H— 1, 2, 3—トリア ゾ一ル一 4一ィル] 一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキ サゾールー 3—ィル) シク口へキサンカルボキサミド、
シス _N_ [2 - (2, 4ージフルオロフェニル) — 2 H— 1 , 2, 3—トリア ゾールー 4 rル] 一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3ージヒドロベンゾォキ サゾール〜 3一ィル) シク口へキサンカルボキサミド、
シス— N— [2— (3, 4ージフルオロフェニル) 一 2H— 1, 2, 3—トリア ゾ一ルー 4一^ ル] -4 - (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキ
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サゾールー 3—ィル) シク口へキサン力ルポキサミド
又は
シス一 N— [2- (3, 5—ジフルオロフェニル) — 2H— 1, 2, 3—トリア ゾールー 4一ィル] 一 4— (2—ォキソ— 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキ サゾールー 3 _ィル) シクロへキサンカルポキサミド等が挙げられ、 中でも シス一 N— [1一 (2—フルオロフェニル) 一 1 H—ピラゾ一ルー 3—ィル] 一 4— (2—ォキソ一 2, 3 _ジヒドロベンゾォキサゾールー 3一^ fル) シクロへキ サンカルボキサミド、
シス一 N— [ 1一 (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾ一ル— 3—ィル] ― 4— (2—ォキソ— 6—ァザ一 2, ¾—ジヒドロべンゾォキサゾ一ルー 3—ィル) シクロへキサンカルボキサミド、
シス一 N— [2 - (2—メチルフエニル) — 2H— 1, 2, 3 _トリァゾールー 4—ィル] 一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザ一 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾール —3—ィル) シクロへキサンカルボキサミド、
シス一 4— (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾール— 3 一ィル) 一 N— (2—フエ二ルー 2 H— 1, 2, 3—トリァゾールー 4—ィル) シ クロへキサンカルボキサミド、
シス一 N— [2- (2—フルオロフェニル) -2H- 1, 2, 3一卜リアゾール 一 4一ィル] 一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一 ルー 3—ィル) シクロへキサンカルボキサミド
又は
シス— N— [2 - (3, 4—ジフルオロフェニル) 一 2H— 1, 2, 3—トリア ゾ一ルー 4一ィル] 一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキ サゾールー 3一ィル) シク口へキサン力ルポキサミド等がより好適である。
次に、 本発明に係る化合物の製造法について説明する。
本発明化合物 (I) は、 例えば下記の製造法又は実施例に示す方法等により製造 することができる。 ただし、 本発明化合物 (I) の製造法はこれら反応例に限定さ れるものではない。
製造法 1
一般式 (I D
Ar1p— H2 (II)
[式中. Ar lpはハロゲン原子、 ニトロ基、 低級アルキル基、 ハロ低級アルキル基
、 シクロ低級アルキル基、 低級アルケニル基、 低級アルコキシ基、 八口低級アルコ キシ基、 ジ低級アルキルアミノ基、 低級アルキルチオ基、 低級アルカノィル基、 低 級アルコキシカルボニル基及び一 Qp— A r 2pで表される基並びに保護されていて もよい、 ヒドロキシ低級アルキル基、 水酸基、 低級アルキルァミノ基及びカルポキ シル基からなる群より選択される置換基を有していてもよい、 ァリ一ル基又はへテ ロアリール基を意味し; Ar2pはハロゲン原子、 シァノ基、 低級アルキル基、 八口 低級アルキル基、 低級アルコキシ基、 Λ口低級アルコキシ基、 ジ低級アルキルアミ ノ基、 低級アルカノィル基及びァリール基並びに保護されていてもよい、 ヒドロキ シ低級アルキル基、 水酸基及び低級アルキルァミノ基からなる群より選択される置 換基を有していてもよい、ァリール基又はへテロアリール基を意味し; Qpは単結合
、 保護されていてもよいカルボニル基又は—O—で表される基を意味する] で表さ れる化合物と、 一般式 (I I I)
(HI)
[式中、 Rlp、 R2p、 R3p、 R4p、 .R5p、 R6p、 R7p、 R8p、 R9p及び R10pは 、 それぞれ独立して、 水素原子、 保護されていてもよい水酸基、 低級アルキル基、 ァラルキル基又はァリール基を意味し; t、 u、 V及ぴ wは、 それぞれ独立して、 ハロゲン原子、 低級アルキル基及び低級アルコキシ基並びに保護されていてもよい 水酸基からなる群より選択される置換基を有していてもよいメチン基又は窒素原子 であって、 それらのうち少なくとも 1つが該メチン基を意味し; yは単結合又は一 O—、 — C (Rlp) (R2p) ―、 — 0 - C (R3p) (R4p) 一、 — C (R5p) ( R6p) — O—若しくは— C (R7p) (R8p) -C (R9p) (R10p) 一で表される 基を意味し; Xは前記の意味を有する] で表されるカルボン酸又はその反応性誘導
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体とを反応させ、 -般式 ( I V)
[式中、 A r l p、 t、 u、 v、 w、 X及び yは前記の意味を有する] で表される化 合物とし、 所望により保護基を除去することにより、 一般式 ( I ) で表される化合 物を製造することができる。
上記反応において、 反応物質中に反応に関与しないアミノ基、 水酸基、 カルポキ シル基、 ォキソ基、 カルボニル基等が存在する場合、 当該アミノ基、 水酸基、 カル ポキシル基、 ォキソ基、 力ルポニル基は、 適宜、 ァミノ基の保護基、 水酸基の保護 基、 カルボキシル基の保護基又はォキゾ基若しくはカルポニル基の保護基で保護し た後に反応を行い、 反応後に当該保護基を除去することができる。
「ァミノ基の保護基」 としては、 例えばべンジル基、 P—メトキシベンジル基、
3, 4ージメトキシベンジル基、 ο—二トロべンジル基、 p—二トロべンジル基、 ベンズヒドリル基、 トリチル基等のァラルキル基;例えばホルミル基、 ァセチル基 、 プロピオニル基、 プチリル基、 ビバロイル基等の低級アルカノィル基;例えばべ ンゾィル基;例えばフエニルァセチル基、 フェノキシァセチル基等のァリールアル カノィル基;例えばメトキシカルポニル基、 エトキシカルポニル基、 プロピルォキ シカルボ二ル基、 t e r t—ブトキシカルボニル基等の低級アルコキシカルポニル 基;例えばべンジルォキシカルポニル基、 p—ニト口べンジルォキシカルボニル基 、 フエネチルォキシ力ルポニル基等のァラルキルォキシ力ルポニル基;例えばトリ メチルシリル基、 t e r t一プチルジメチルシリル基等の低級アルキルシリル基等 が挙げられ、 特にァセチル基、 ビバロイル基、 ベンゾィル基、 エトキシカルポニル 基、 t e r t一ブトキシカルポニル基等が好ましい。
「水酸基の保護基」 としては、 例えばメチル基、 ェチル基、 プロピル基、 イソプ 口ピル基、 t e r t—ブチル基等の低級アルキル基;例えばトリメチルシリル基、 t e r t一プチルジメチルシリル基等の低級アルキルシリル基;例えばメトキシメ
チル基、 2ーメトキシェトキシメチル基等の低級アルコキシメチル基;例えばテト ラヒドロピラニル基;例えばトリメチルシリルェトキシメチル基;例えばべンジル 基、 p—メトキシベンジル基、 2, 3—ジメトキシベンジル基、 o—二トロべンジ ル基、 p—二トロべンジル基、 トリチル基等のァラルキル基;例えばホルミル基、 ァセチル基等のァシル基等が挙げられ、 特にメチル基、 メトキシメチル基、 テトラ ヒドロビラ二ル基、 トリチル基、 トリメチルシリルエトキシメチル基、 t e r t— プチルジメチルシリル基、 ァセチル基等が好ましい。
「力ルポキシル基の保護基」 としては、 例えばメチル基、 ェチル基、 プロピル基 、 イソプロピル基、 t e r t—ブチル基等の低級アルキル基;例えば 2, 2, 2— トリクロロェチル基等の低級ハロアルキル基;例えば 2—プロぺニル基等の低級ァ ルケニル基;例えばべンジル基、 p—メトキシベンジル基、 p—ニトロペンジル基 、 ベンズヒドリル基、 トリチル基等のァラルキル基等が挙げられ、 特にメチル基、 ェチル基、 t e r t—ブチル基、 2—プロぺニル基、 ベンジル基、 p—メトキシべ ンジル基、 ベンズヒドリル基等が好ましい。
「ォキソ基又はカルボニル基の保護基」 としては、 エチレンケタール、 トリメチ レンゲタール、 ジメチルケタール等のァセタール、 ケ夕一ル等が挙げられる。
保護基の除去法は、 当該保護基の種類及び目的化合物 (I) の安定性等により異な るが、 例えば文献記載の方法 [プロテクティブ ·グループス,イン'オーガニック •シンセシス (P r o t e c t i ve Gr oup s i n Or g an i c S yn t he s i s;) 、 T. W. グリーン (T. W. Gr e ene) 著、 J ohn W i 1 e y & S on s社 (1981年) 参照] 又はそれに準じる方法に従って、 例えば酸又は塩基を用いる加溶媒分解、 すなわち、 例えば 0. 01モルないし大過 剰の酸、 好ましくはトリフルォロ酢酸、 ギ酸、 塩酸等、 又は等モルないし大過剰の 塩基、 好ましくは水酸化カリウム、 水酸化カルシウム等を作用させる方法;水素化 金属錯体等を用いる化学的還元又はパラジウム一炭素触媒、 ラネーニッケル触媒等 を用いる接触還元等により行われる。
一般式 (I I) で表される化合物と一般式 (I I I) で表されるカルボン酸との 反応は、 通常、 一般式 (I I) で表される化合物 1モルに対して、 一般式 (I I I ) で表されるカルボン酸を 0. 5モルないし過剰モル、 好ましくは 1モルないし 1
. 5モル用いて行われる。
反応は、 通常、 不活性溶媒中で行われ、 当該不活性溶媒としては、 例えば塩化メ チレン-. クロ口ホルム テトラヒドロフラン、 ジメチルホルムアミド、 ピリジン等 又はその混合溶媒等が好適である。
また、 上記反応は縮合剤の存在下に行うことが好ましく、 当該縮合剤としては、 例えば N, N' —ジシクロへキシルカルポジイミド、 N, N' ージイソプロピル力 ルポジイミド、 1― ( 3—ジメチルァミノプロピル) 一 3一ェチルカルポジイミド 、 1 - (3—ジメチルァミノプロピル) 一 3一ェチルカルポジィミド塩酸塩、 ベン ゾトリアゾール— 1ーィルォキシートリス— (ジメチルァミノ) ホスホニゥムへキ サフルォロホスフエ一ト、 ベンゾトリァゾールー 1 rルォキシートリス一ピロリ ジノホスホニゥムへキサフルォロホスフェート、 ブロモトリス一 (ジメチルァミノ
) ホスホニゥムへキサフル才ロホスフェート、 ジフエニルりん酸アジド、 1, 1,
—カルボニルジイミダゾール等を使用することができる。
当該縮合剤は、 通常、 一般式 (I I I) で表される化合物 1モルに対して、 1モ ルないし過剰モル、 好ましくは 1モルないし 1. 5モルを用いることができる。 反応温度は、 通常、 一 50°Cないし 100°C、 好ましくは一 20 ないし 50°C である。
反応時間は、 通常、 30分間ないし 7日間、 好ましくは 1時間ないし 24時間で ある。
一般式 (I I I) で表されるカルボン酸に代えて、 該カルボン酸の反応性誘導体 と一般式 (I I) で表される化合物とを反応させることにより、 一般式 (I) で表 される化合物を製造することもできる。
一般式 (I I I) で表されるカルボン酸の反応性誘導体としては、 例えば酸ハロ ゲン化物、 混合酸無水物、 活性エステル、 活性アミド等が用いられる。
一般式 ( I I I ) のカルボン酸の酸ハロゲン化物は、 一般式 (I I I) のカルボ ン酸を常法に従ってハロゲン化剤と反応させることにより得ることができる。 ハロ ゲン化剤としては、 例えば塩化チォニル、 三塩化りん、 五塩化りん、 ォキシ塩化り ん、 三臭化りん、 ォキサリルクロリド、 ホスゲン等が用いられる。
一般式 (I I I) のカルボン酸の混合酸無水物は、 一般式 (I I I) のカルボン
酸を常法に従って、 例えばクロ口炭酸ェチル等のクロ口炭酸アルキル;ビバロイル クロリド等の脂肪族カルボン酸クロリド等と反応させることにより得ることができ る。
一般式 (I I I) のカルボン酸の活性エステルは、 一般式 (I I I) のカルボン 酸を常法に従って、 例えば Ν, Ν' —ジシクロへキシルカルポジイミド、 1一 (3 ージメチルァミノプロピル) - 3一ェチルカルポジィミド等の縮合剤の存在下、 例 えば Ν—ヒドロキシスクシンイミド、 Ν—ヒドロキシフタルイミド、 1—ヒドロキ シベンゾトリァゾール等の Ν -ヒドロキシ化合物; 4—ニトロフエノール、 2, 4 ージニトロフエノール、 2, 4, 5—トリクロ口フエノール、 ペンタクロロフエノ ール等のフエノール化合物等と反応させることにより得ることができる。
一般式 (I I I) のカルボン酸の活性アミドは、 一般式 (I I I) のカルボン酸 を常法に従って、 例えば 1, 1' 一力ルポニルジイミダゾ一ル、 1, 1' 一力ルポ 二ルビス (2—メチルイミダゾール) 等と反応させることにより得ることができる 一般式 (I I) で表される化合物と一般式 (I I I) で表されるカルボン酸の反 応性誘導体との反応は、 通常、 一般式 (I I) で表される化合物 1モルに対して、 一般式 (I I I) で表されるカルボン酸の反応性誘導体を 0. 5モルないし過剰モ ル、 好ましくは 1モルないし 1. 5モル用いて行われる。
反応は、 通常、 不活性溶媒中で行われ、 当該不活性溶媒としては、 例えば塩化メ チレン、 クロ口ホルム、 テトラヒドロフラン、 ジメチルホルムアミド、 ピリジン等 又はその混合溶媒等が好適である。
また、 上記反応は塩基の非存在下でも進行するが、 より円滑に反応を進行させる ため塩基の存在下に行うことが好ましい。
当該塩基としては、 例えばトリエヂルァミン、 ジィソプロピルェチルァミン、 ピ リジン、 —ジメチルアミノピリジン等の有機塩基又は水酸化ナトリゥム、 水酸化 カリウム、 炭酸ナトリウム、 炭酸カリウム、 炭酸水素ナトリウム等の無機塩基を使 用することができる。
当該塩基は、 通常、 一般式 (I I) で表される化合物 1モルに対して、 1モルな いし過剰モル用いるのが好適である。 また当該塩基が液体である場合には、 当該塩
基を溶媒兼塩基として用いることができる。
反応温度は、 通常、 — 5 0でないし 1 0 0 °C、 好ましくは一 2 0でないし 5 0 °C である。
反応時間は、 通常、 5分間ないし 7日間、 好ましくは 3 0分間ないし 2 4時間で ある。
反応終了後、 生成物に保護基が存在する場合、 当該保護基を除去した後に、 又は 生成物に保護基が存在しない場合はそのまま通常の処理を行い、 一般式 (I ) の化 合物を製造することができる。
一般式 ( I ) の化合物は、 通常の分離手段により容易に単離精製できる。 かかる 手段としては、 例えば溶媒抽出、 再結晶、 カラムクロマトグラフィー、 分取薄層ク 口マトグラフィ一等を例示できる。
これらの化合物は、 常法により医薬として許容されうる塩又はエステルとするこ とができ、 また逆に塩又はエステルから遊離ィ匕合物への変換も常法に従って行うこ とができる。
一般式 (I I ) 又は (I I I ) で表される化合物は、 例えば市販品を用いるか、 以 下の方法又は実施例に記載する方法等を必要に応じ適宜組み合わせることにより製 造することができる。
製造法 A
3 4
)
[式中、 Rは低級アルキル基又はァラルキル基を意味し; t u V及び wは前記
の意味を有する]
本製造法は、 一般式 (I I I ) で表される化合物のうち、 Xが単結合かつ yがー O—で表される基である化合物、 すなわち、 一般式 U I I— 1 ) で表される化合 物の製造法である。 本製造法によれば、 当該化合物は、 一般式丄で表される化合物 と一般式 _で表される化合物とを反応させ、 一般式 _で表される化合物とした後、 該化合物 _を一般式 iで表される化合物に変換し、 最後に該化合物 Aのカルポキシ ル基のエステル残基 Rを除去することにより製造することができる。
Rの低級アルキル基としては、 例えばメチル基、 ェチル基、 プロピル基、 イソプ 口ピル基、 t e r t—プチル基等が好ましく、 ァラルキル基としては、 例えばベン ジル基等が好ましい。
化合物丄から化合物 J_を製造する工程は、 それ自体有機化学の分野でよく知られ た、 カルポニル基をァミノ基へと変換する方法が応用でき、 通常、 例えばメタノー ル、 エタノール、 テトラヒドロフラン、 塩化メチレン、 クロ口ホルム、 1 , 2—ジ クロ口エタン等の不活性溶媒又はこれらの混合溶媒中、 例えば水素化ホウ素ナトリ ゥム、 水素化ホウ素リチウム、 シァノトリヒドロホウ酸ナトリウム、 トリァセトキ シヒドロホウ酸ナトリウム等の還元剤を用いて行うことができる。 反応温度は、 通 常、 一 2 0 °Cないし 5 0 °Cが好ましく、 反応時間は、 通常、 1 0分間ないし 1 4時 間が好ましい。
化合物 から化合物 iを製造する工程は、 それ自体有機化学の分野でよく知られ た、 ォキサゾロン環の形成反応が応用でき、 通常、 例えば塩化メチレン、 クロロホ ルム、 酢酸ェチル、 ァセトニトリル、 テトラヒドロフラン、 ジメチルホルムアミド 等の不活性溶媒又はこれらの混合溶媒中、 例えば 1, 1 ' 一カルボニルジイミダゾ
—ル、 ホスゲン、 トリホスゲン、 クロ口ぎ酸フエ二ル等を用いて行うことが'できる また、 上記反応は塩基の存在下に行うことが好ましく、 当該塩基としては、 例え ばトリエヂルァミン、 ジィソプロピルェチルアミン、 ピリジン、 4ージメチルアミ ノピリジン等の有機塩基又は水酸化ナトリウム、 水酸化力リゥム等の無機塩基を使 用することができる。
当該塩基の使用量は、 通常、 一般式 3で表される化合物 1モルに対して、 等モル
ないし過剰モル、 好ましくは 1ないし 5モルである。 反応温度は、 通常、 — 2 0 °C ないし室温が好ましく、 反応時間は、 通常、 1 0分間ないし 8時間が好ましい。 化合物 iから化合物 (I I 1 — 1 ) を製造する工程は、 それ自体有機化学の分野 でよく知られた、 カルボキシル基の加水分解反応が応用でき、 通常、 例えばメタノ ール、 エタノール、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 水等の溶媒又はこれらの混 合溶媒中、 例えば塩酸、 硫酸、 トリフルォロ酢酸等の酸を、 又は例えば水酸化ナト リウム、 水酸化カリウム、 水酸化カルシウム等の塩基を用いて行うことができる。 反応温度は、 通常、 5 (TCないし反応に用いる溶媒の沸点までが好ましく、 反応時 間は、 通常、 1時間ないし 4 8時間が好ましい。
なお、 一般式丄又は で表される化合物は市販品を用いるか、 公知の方法若しく は実施例記載の方法又はそれらに準じる方法を必要に応じ適宜組み合わせることに より製造することができる。
製造法 B
[式中、 Lはハロゲン原子を意味し; R、 t、 u、 v及び wは前記の意味を有する ]
本製造法は、 一般式 ( I I I ) で表される化合物のうち、 Xがメチレン基かつ y が単結合である化合物、 すなわち、 一般式 ( I I I - 2 ) で表される化合物の製造 法である。 本製造法によれば、 当該化合物は、 一般式^ _で表される化合物をハロゲ ン化し一般式 7で表される化合物とした後、 該ィ匕合物 7と一般式 8_で表される化合
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物とを反応させ、 一般式 で表される化合物とした後、 最後に該化合物 _ の力ルポ キシル基のエステル残基 Rを除去することにより製造することができる。
化合物 1から化合物 を製造する工程は、 それ自体有機化学の分野でよく知られ た、 メチル基をハロゲン化する方法が応用でき、 通常、 例えば四塩化炭素、 塩化メ チレン、 クロ口ホルム、 1 , 2—ジクロロェタン等の不活性溶媒又はこれらの混合 溶媒中、 例えば N—ブロモスクシンイミド.. 臭素、 N—クロロスクシンイミド等の ハロゲン化剤を用いて行うことができる。 反応温度は、 通常、 0でないし反応に用 いる溶媒の沸点までが好ましく、 反応時間は、 通常、 3 0分間ないし 8時間が好ま しい。
化合物丄から化合物 を製造する工程は、 通常、 例えばテトラヒドロフラン、 ジ ェチルエーテル、 ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中、 例えばトリェチルアミ ン、 ジイソプロピルアミン、 ピリジン、 4ージメチルァミノピリジン等の塩基の存 在下、 化合物: Lに化合物 を作用させて行われる。 反応温度は、 通常、 0 °Cないし 反応に用いる溶媒の沸点まで力好ましく、 反応時間は、 通常、 3 0分間ないし 2 4 時間が好ましい。
なお、 一般式 又は で表される化合物は市販品を用いるか、 公知の方法若しく は実施例記載の方法又はそれらに準じる方法を必要に応じ適宜組み合わせることに より製造することができる。
製造法 C
1)環化
17
1 ) 脱離基導入
2) ~CN
18 ( i"-3 )
[式中、 L、 ; t u v及び wは前記の意味を有する]
本製造法は、 一般式 (I I I) で表される化合物のうち、 Xが単結合かつ yがー C (Rlp) (R2p) —で表される基 (ここにおいて、 Rlp及び R2pは、 ともに水 素原子を意味する) である化合物、 すなわち、 一般式 ( I I I -3) で表される化 合物の製造法である。 本製造法によれば、 当該化合物は、 塩基の存在下、 一般式丄 丄で表される化合物と一般式 12で表される化合物とを反応させ、 一般式 13で表 される化合物とし、 該化合物 13を還元反応に付して二ト口基をァミノ基に変換し た後、 これに式 14で表される化合物を作用させて一般式 15で表される化合物と
し、 該ィ匕合物丄 に酸を作用させ環化した後、 脱ケタール化反応に付して一般式丄 で表される化合物とし、 該化合物 1 6を還元反応に付し、 一般式 1 7で表される 化合物とし、 次いで脱離基を導入後シァノ化して一般式 1 8で表される化合物とし 、 最後に該化合物 1 8のシァノ基を加水分解することにより製造することができる 化合物 1 1から化合物 1 3を製造する工程は、 通常、 例えばテトラヒドロフラン 、 ジェチルェ一テル、 ジメチルホルムアミド等の不活性溶媒中、 化合物 1 1に、 例 えば水素化ナトリウム、 ナトリウム t一ブトキシド等を作用させた後、 化合物 1 2 を作用させて行うことができる。 反応温度は、 通常、 — 1 2 0 °Cないし 0 °C、 好ま しくは一 1 0 0 °Cないし一 5 0 °Cであり、 反応時間は、 通常、 1時間ないし 4時間 が好ましい。
化合物 1 3から化合物 1 5を製造する工程は、 ィ匕合物 1 3の二ト口基を常法によ りァミノ基に還元した後、 化合物 1 4を作用させて行うことができる。 化合物 1 3 のニトロ基をァミノ基に還元した化合物と化合物 との反応は、 それ自体有機化 学の分野でよく知られた、 カルボニル基をァミノ基へと変換する方法が応用でき、 通常、 例えばメタノール、 エタノール、 テトラヒドロフラン、 塩化メチレン、 クロ 口ホルム、 1 , 2—ジクロロェタン等の不活性溶媒又はこれらの混合溶媒中、 例え ばシァノトリヒドロホウ酸ナトリゥム、 トリァセトキシヒドロホウ酸ナトリゥム等 の還元剤を用いて行うことができる。 反応温度は、 通常、 一 2 0でないし 5 0 が 好ましく、 反応時間は、 通常、 1 0分間ないし 4時間が好ましい。
化合物 1 5から化合物 1 6を製造する工程は、 上記反応で生成したアミン体 1 5 を環化した後、 生成した化合物を脱ケタール化反応に付すことにより行うことがで きる。 アミン体 1 5の環化反応は、 例えば塩酸、 硫酸等の酸で処理することにより 行うことができる。 反応温度は、 通常、 o tないし反応に用いる溶媒の沸点までが 好ましく、 反応時間は、 通常、 3 0分間ないし 8時間が好ましい。 上記反応で生成 した化合物を、 常法に従って、 脱ケタール化反応に付すことにより化合物 1 6を製 造することができる。 反応温度は、 通常、 5 0 ないし反応に用いる溶媒の沸点ま でが好ましく、 反応時間は、 通常、 1時間ないし 2 4時間が好ましい。
化合物 1 6から化合物 1 7を製造する工程は、 それ自体有機化学の分野でよく知
られた、 ォキソ基を水酸基へと還元する方法が応用でき、 通常、 例えば水、 メタノ ール、 エタノール、 テトラヒドロフラン等の不活性溶媒又はこれらの混合溶媒中、 例えば水素化ホウ素ナトリゥム、 水素化ホウ素リチウム等の還元剤を用いて行うこ とができる。 反応温度は、 通常、 — 2 0 ないし 5 0 が好ましく、 反応時間は、 通常、 1 0分間ないし 4時間が好ましい。
化合物 1 7から化合物 1 8を製造する工程は、 それ自体有機化学の分野でよく知 られた、 水酸基をシァノ基へと変換する方法が応用でき、 通常、 例えばトリェチル ァミン、 ピリジン等の塩基の存在下、 例えば塩化メタンスルホニル、 塩化 p—トル エンスルホニル等を作用させて水酸基を脱離基へと変換した後、 生成した化合物に 、 例えばシアン化ナトリウム、 シアン化カリウム、 テトラェチルアンモニゥムシァ ニド、 テトラブチルアンモニゥムシァニド等のシアン化合物を作用させることによ り行うことができる。
水酸基を脱離基へ変換する工程は、 通常、 例えば塩化メチレン、 クロ口ホルム、 酉乍酸ェチル、 ァセトニトリル、 テトラピドロフラン、 ジメチルホルムアミド等の不 活性溶媒中で行われ、 反応温度は、 通常、 一 2 0 °Cないし室温が好ましく、 反応時 間は、 通常、 1 0分間ないし 8時間が好ましい。 シアン化合物を作用させる工程は 、 通常、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 ジメチルホルムアミド、 N—メチルビ 口リドン、 ジメチルスルホキシド等の不活性溶媒中で行われ、 反応温度は、 通常、 5 0 ないし 1 2 O tが好ましく、 反応時間は、 通常、 2時間ないし 2 4時間が好 ましい。 化合物 1 8のシァノ基を加水分解して化合物 ( I I I 一 3 ) を製造するェ 程は、 それ自体有機化学の分野でよく知られた、 シァノ基の加水分解反応が応用で き、 通常、 例えばメタノール、 エタノール、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 水 等の溶媒又はこれらの混合溶媒中、 例えば塩酸、 硫酸等の酸、 又は例えば水酸化ナ トリウム、 水酸化カリウム、 水酸化カルシウム等の塩基を用いて行うことができる 。 反応温度は、 通常、 5 O t:ないし反応に用いる溶媒の沸点までが好ましく、 反応 時間は、 通常、 1時間ないし 4 8時間が好ましい。
なお、 一般式 、 1 2又は 1 4で表される化合物は市販品を用いるか、 公知の 方法若しくは実施例記載の方法又はそれらに準じる方法を必要に応じ適宜組み合わ せることにより製造することができる。
一般式 (I— 1) で表されるシス体及び一般式 (1—2) で表されるトランス体 の 2種類の立体異性体については、 その混合物を、 例えばクロマトグラフィー、 分 別再結晶等の通常の分離手段に付すことにより、 分離することができる。 また、 一 般式 、 9_, X 、 _8, (1 1 1— 1) 、 (1 1 1—2) 、 ( I I I一 3) 又は (I I I) で表される化合物の立体異性体を分離し、 当該異性体を中間原料として その後の反応に付すことにより、 それぞれ対応する立体構造の化合物、 すなわち、 一般式 (1 - 1) 又は一般式 (1 -2) で表される化合物を製造することができる 本発明の化合物の医薬としての有用性は、 例えば下記の薬理試験例において証明 される。
薬理試験例 1 (NPY結合阻害試験)
ヒト NPY Y 5受容体をコードする cDN A配列 [国際特許出願 WO 96 1 6542号明細書参照] を、 発現ベクター p cDNA3、 pRcXRSV (インビ トロジェン社製) 及び pC I— ne o (プロメガ社製) にクローニングした。 得ら れた発現ベクターをカチオン性脂質法 [プロシ一ディング ·ォブ ·ザ ·ナショナル •アカデミー ·ォブ ·サイエンス ·ォブ ·ザ ·ュナイテツド ·ステ一ッ ·ォプ ·ァ メリ力 (P r o c e ed i ng s o f t he na t i ona l c a d e my o f s c i enc e s o f t h e un i t e d s t a t e s o f Ame r i c a) 、 84卷、 7413頁 (1987年) 参照] を用いて宿主細 胞 COS— 7、 CH〇及び LM ( t k—) (アメリカン ·タイプ ·カルチャー ·コ レクシヨン) にトランスフエクトし、 NPY Y 5受容体発現細胞を得た。
NPY Y 5受容体を発現させた細胞から調製した膜標品を被検化合物及び 20 , O O O c pmの [1251] ぺプタイド YY (NEN社製) とともに、 アツセィ緩 衝液 (1 OmM 塩化マグネシウム、 ImM フエ二ルメチルスルホニルフルオリ ド、 0. 1%バシトラシン及び 0. 5 %ゥシ血清アルブミンを含む 25mM Tr i s緩衝液、 pH7. 4) 中で 25。Cノ、 2時間ィンキュベ一シヨンした後、 グラス フィルター GFZCにて濾過した。 0. 3%BSAを含む 5mM Τ r i s緩衝液 、 pH7. 4にて洗浄後、 グラスフィルタ一上の放射活性を求めた。 非特異的結合 は 1 M ぺプタイド YY存在下で測定し、 特異的ぺプタイド YY結合に対する被
験化合物の 50%阻害濃度 (I C50値) を求めた [エンドクリノロジー (Endo c r i no l o gy) 、 131巻、 2090頁 (1992年) 参照] 。 その結果を 表 1に示す。
<^ ½> 1 化合物 IC50 (nM)
実施例 1 0.87
実施例 5 2.4
実施例 1 0 1.75
実施例 1 1 2.85
実施例 28 1.28
実施例 33 1.35
上記のとおり、 本発明の化合物は N.PY Y 5受容体に対するぺプ夕イド YY ( NPYと同族物質) の結合を強力に阻害した。
薬理試験例 2 (D— Tr p34NPYにより誘発される摂食行動に対する拮抗試験
L
ケタミン ·キシラジン麻酔下 (74及び1 imgZkg腹腔内単回投与) 、 雄性 SDラット (7— 8週齢、 200— 300 g) の第 3脳室に脳定位固定的に慢性ガ イド力ニューレ (26ゲージ、 長さ 11mm) を挿入、 歯科用レジンで固定した。 ガイド力ニューレの先端の位置は b r e gm aより後方 2. 2mm、 正中線上、 頭 蓋骨表面より深さ 8 mmとした。 約 1週間の回復期間の後、 D— Tr p34NPY ( 1 n g/0. 4 ^L/ e a d, 0. 05 %ゥシ血清アルブミンを含む人工脳脊髄 液) を第 3脳室内に投与した。 被験化合物は D— Tr p34NPY投与の 2時間前に 0. 5%メチルセルロース水溶液に懸濁して経口投与し、 D— Tr p34NPY投与 後 2時間の摂餌量を測定した。
その結果、 例えば実施例 5の化合物は第 3脳室内に投与した D— Tr p34NPY (NPYと同族物質) による摂食量の増加を 1 OmgZkgで有意に 63%抑制し た。
薬理試験例 3 (脳 Z脳脊髄液移行性試験)
S D系雄性ラッ卜 ( 7— 10週齢、 200— 400 g) に被験化合物を経口又は 静脈内投与し、 所定の時間にエーテル麻酔下、 腹部大動脈よりへパリン処理注射筒 を用いて全採血した。 その後頭部皮膚を切開し、 歯科用 30G釙を頸椎間に刺し入
れ、 更にくも膜下腔まで揷入した。 歯科用 30G針に接続されたチューブを通し 1. mL注射筒に 50— 100 Lの脳脊髄液を採取した後、 脳を摘出した。 血液試料 を遠心分離 (4°C、 6000回転、 10分間) して得た血漿に 3倍量のエタノール (内部標準物質を含む) を加えて攪拌した。 脳試料は 2 mLの水を加えホモジナイ ズし、 その一部をとり 3倍量のエタノール (内部標準物質を含む) を加え攪拌した 。 脳脊髄液は 3倍量のエタノール (内部標準物質を含む) を加え攪拌した。 以上の サンプルを— 2 Otにて 20分間放置した後、 遠心分離 (4 、 12, 000 g、 10分間) し、 上清を L C/MS/MSにて分析し、 相対検量線法により血漿中、 脳内、 及び脳脊髄液内濃度を定量した。
その結果、 例えば実施例 28の化合物は、 経口 与 (1 Omg/kg) 後 2時間 に脳内濃度 0. 5 Onmo 1/g、 脳脊髄液内濃度 33μΜ、 血漿中濃度 1. 59 Mを示した。
一般式 (I) で表される化合物は、 経口又は非経 的に投与することができ、 そ してそのような投与に適する形態に製剤化することにより、 例えば狭心症、 急性 - うつ血性心不全、 心筋梗塞、 高血圧、 腎臓病、 電解質異常、 血管れん縮、 動脈硬化 症等の循環器系疾患、 例えば過食症、 うつ病、 不安、 痙攣、 てんかん、 痴呆、 痛み 、 アルコール依存症、 薬物の断薬に伴う禁断症状、 概日リズムの変調、 統合失調症 、 記憶障害、 睡眠障害、 認知障害等の中枢神経系疾患、 例えば肥満症、 糖尿病、 ホ ルモン分泌異常、 高コレステロール血症、 高脂血症、 痛風、 脂肪肝等の代謝性疾患 、 例えば不妊、 早産、 性機能障害等の生殖系疾患、 消化管系疾患、 呼吸器系疾患、 炎症性疾患又は緑内障等、 また、 例えばァテローム性動脈硬化症;性腺機能低 下症;高アンドロゲン症;多囊胞性卵巣症候群;多毛症;消化管運動障害; 肥満に関連した胃食道逆流;肥満低換気症候群 (ピックウィック症候群) ; 睡眠時無呼吸症候群;炎症;全身性脈管炎;変形性関節症;インスリン抵抗 性;気管支収縮; アルコール嗜好性、 代謝異常症候群(me t abo l i c s yn d r ome ; s ynd r ome X) ;アルツハイマー病;心肥大;左心室肥 大;高トリダリセリド血症;低 HDLコレステロール血症;例えば冠動脈性心疾患 (CHD) ;脳血管性疾患、 脳卒中、 末梢脈管疾患、 突然死等の循環器系疾患;胆 嚢疾患;癌 (乳癌、 子宮内膜癌、 結腸癌) ;息切れ;高尿酸血症;生殖能障害;腰
痛;麻酔薬過敏症;腎臓系に付随する疾患;例えば体液の流動障害、物質輸送の異常 、腎不全等の腎異常;ショック;不整脈;例えば冠状動脈若しくは胃腸管の手術中若 しくは手術後等の交感神経活性の昂進に関わる症状;例えば脳梗塞、神経変性、若し くは脳卒中、 脳血管攣縮若しくは脳出血に関与する症状等の脳若しくは中枢神経系 に関わる疾患;痛み若しくは侵害受容に関わる症状;例えば様々な形態の腸閉塞、 尿失禁、 クローン病等の消化管運動若しくは分泌の異常に関わる疾患;例えば拒食 症、 過食症等の摂食障害;炎症に関わる症状若しくは疾患;喘息;細気管支収縮、 又は例えば黄体形成ホルモン、 成長ホルモン、 インスリン、 黄体刺激ホルモン等の ホルモン分泌異常に関わる疾患等の処置剤として供することができる。 本発明の化 合物を臨床的に用いるにあたり、 その投与形態に合わせ、 薬剤学的に許容される添 加剤を加えて各種製剤化の後投与することも可能である。 その際の添加剤としては 、 製剤分野において通常用いられる各種の添加剤が使用可能であり、 例えばゼラチ ン、 乳糖、 白糖、 酸化チタン、 デンプン、 結晶セルロース、 ヒドロキシプ口ピルメ チルセルロース、 カルポキシメチルセルロース、 トウモロコシデンプン、 マイクロ クリス夕リンワックス、 白色ワセリン、 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、 無水 りん酸カルシウム、 クェン酸、 クェン酸三ナトリウム、 ヒドロキシプロピルセル口 ース、 ソルビトール、 ソルビタン脂肪酸エステル、 ポリソルべ一ト、 ショ糖脂肪酸 エステル、 ポリオキシエチレン、 硬^ (匕ヒマシ油、 ポリビニルピロリドン、 ステアリ ン酸マグネシウム、 軽質無水ケィ酸、 タルク、 植物油、 ベンジルアルコール、 ァラ ビアゴム、 プロピレングリコール、 ポリアルキレングリコール、 シクロデキストリ ン又はヒドロキシプロピルシクロデキストリン等が挙げられる。
これらの添加剤との混合物として製剤化される剤形としては、 例えば錠剤、 カブ セル剤、 顆粒剤、 散剤若しくは坐剤等の固形製剤;又は例えばシロップ剤、 エリキ シル剤若しくは注射剤等の液体製剤等が挙げられ、 これらは、 製剤分野における通 常の方法に従って調製することができる。 なお、 液体製剤にあっては、 用時に水又 は他の適当な媒体に溶解又は懸濁させる形であってもよい。 また、 特に注射剤の場 合、 必要に応じて生理食塩水又はブドウ糠液に溶解又は懸濁させてもよく、 更に緩 衝剤ゃ保存剤を添加してもよい。
本発明化合物はヒト又はそれ以外を含む哺乳動物であって、 当該化合物による処
置を必要とするものに対して有効である。 当該哺乳動物としてはヒトが好ましく、 男性であっても女性であってもよい。 ヒト以外の哺乳動物としては、 例えばィヌ、 ネコ等の愛玩動物等が挙げられる。 本発明化合物は、 これらィヌ、 ネコ等の肥満又 は肥満に関係する疾患に対しても有効である。 当該化合物による処置を必要とする か否かは、通常の内科医、獣医又は臨床医によって、容易に決定することができる。 本発明の化合物を例えば臨床の場で使用する場合、 その投与量及び投与回数は、 患者の性別、 年齢、 体重、 症状の程度及び目的とする処置効果の種類と範囲等によ り異なるが、 一般に経口投与の場合、 成人 1日あたり、 0. 01-10 Omg/k g、 好ましくは 0. 03〜lmg/kgを 1〜数回に分けて、 また非経口投与の場 合は、 0. 001〜 1 OmgZk g、 .好ましくは 0. 001〜0. lmgZkg、 より好ましくは 0. 01〜0. lmg/k gを 1〜数回に分けて投与するのが好ま しい。
通常の内科医、 獣医又は臨床医は病状進行を阻止し、 抑制し又は停止させるに必 要な効果的薬物量を容易に決定し処理することができる。
これらの製剤は、 本発明の化合物を全薬剤 1. 0〜100重量%、 好ましくは 1 . 0〜 60重量%の割合で含有することができる。 これらの製剤は、 また、 治療上 有効な他の化合物を含んでいてもよい。
本発明化合物は代謝障害及び Z又は摂食障害の処置に有用な他剤と組み合わせて 使用することができる。 そのような組み合わせの個々の成分は、 処置期間中、 別々' の異なる時に又は同時に、 分割された又は単一の製剤で投与することができる。 し たがって、本発明は同時の又は時間が異なる投与の全てを含むと解釈すべきであり、 本発明における投与はそのように解釈すべきである。 本発明化合物と代謝障害及び /又は摂食障害の処置に有用な他剤との組み合わせの範囲には、 原則として代謝障 害及び Z又は摂食障害の処置に有用ないかなる医薬製剤との組み合わせも包含され る。
糖尿病は複合因子によって引き起こされ、 絶食状態における血漿中のグルコース 濃度の上昇 (高血糖症) によって特徴付けられる。 糖尿病には一般に認知された二 つの型がある。 1型は、 グルコースの活用を制御するホルモンであるインスリンの 分泌不全によるインスリン依存性糖尿病 (IDDM) で、 2型は、 高血糖症を呈す
るインスリン非依存性糖尿病 (N I DDM) であり、 高インスリン血症 (血漿中の ィンスリン濃度が糖尿病でない患者と比較して同等若しくはむしろ高い)を呈する。 1型の糖尿病は、 通常注射による外来性インスリンの投与により治療される。 しか しながら、 2型の糖尿病は、 主たるインスリン感受性組織、 すなわち筋肉、 肝臓及 び脂肪組織におけるグルコース及び脂肪の代謝を促進するィンスリンの作用が低減 するィンスリン抵抗性が亢進する現象をしばしば示す。 すなわち、 インスリン非依 存性糖尿病 (N IDDM) 患者において、 血漿中のインスリン濃度は、 その濃度が 上昇時でさえ、 顕著なインスリン抵抗性を克服するには不十分で、 結果として患者 が高血糖症に陥る。 そのため、 外来性インスリン単独投与による治療は困難を呈す る。
ィンスリン抵抗性は、未だ完全には理解されていないが、筋肉中におけるダルコ一 ス取り込み阻害、 グルコースの酸化減退、 グリコーゲンの蓄積、 脂肪組織中におけ る脂肪分解阻害並びに肝臓におけるグルコースの産生及び分泌の異常を来たす。 糖 尿病における高血糖の放置は高い疾病への羅患率及び死亡率と関係がある。 2型の 糖尿病では、循環器系の合併症、例えばァテローム性動脈硬化症、冠動脈性心疾患、 脳卒中、 末梢脈管疾患、 高血圧、 腎臓病、 神経障害及び網膜症の亢進の危険性が増 加する。
インスリン非依存性糖尿病は、 また心肥大、 特に左心室 JE大と闋係がある (De V e r e u x, R. B. , C i r c u l a t i on, 101 : 271-2276 (2000) ) 。 左心室肥大の如き心肥大は慢性的な血圧上昇あるいは循環血液量 の増加に起因するものである。 左心室肥大 (LVH) は左心室質量の増加を含む左 心室壁の肥厚化を特徴としており、 体表面積あたりの左心室質量で表される指数、 すなわち男性の場合 131 gZm2を超える数値、 女性の場合 100 gZm2を超え る数値によつて左心室肥大が定義づけられている (サヴェイジら、 The F r a mi n g h a m S t udy, C i r c u l a t i on, 75 ( 1 P t 2 ) : 26 -33 (1987) ) 。
左心室肥大はうつ血性心不全、 虚血性心不全、 循環器及びその他に起因する死、 突然死及び脳卒中の如き循環器系疾患の発生率の増加に関与している。 そのため、 左心室肥大の退縮は循環器系疾患の低減と関係している。 左心室肥大が進行した患
者は、 左心室肥大が退縮した患者よりも重篤な事態におちいる危険性が高いことが 報告されている。
減量、 ナトリゥム摂取制限及び有酸素運動の如き非薬理的手法を含む現行の心肥 大症に対する治療は、 左心室の質量を減少させることができる (ガリ、 J. Kら、 Am e r i c an J ou rna l o f Ge r i a t r i c Ca rd i o l o g y, 6 : 38— 49 (1997) ) 。
ィンスリン抵抗性を示すが 2型糖尿病にまでは進行していない多くの患者でも症 候群 X (s ynd rome X) 、 又は多代謝異常症候群とも呼称される代謝異常 症候群 (me t a b 01 i c syndr ome) に進行する危険性にも曝されて いる。 耐糖能異常に到るまでの 5 ~ 1.0年の期間も多くのホルモン失調症を伴い、 内臓脂肪の蓄積、 高血圧、 インスリン抵抗性及び高脂血症を助長する (Bj o rn s t op, P. , Cur r ent To i c s i n D i abe t e s Re s e ar ch, eds. Be 1 f o r e, F . , Be r gman. R. N. , an d Mo l i na th. G. M. , Fron t D i abe t e s, Bas e l, Ka r g e r, 12 : 182— 192 (1993) ) 。 また、 代謝異常症候群は内 臓脂肪の蓄積、 高インスリン血症、 高血糖、 症候群 X、 低 HDL血症及び高 VLD L血症を伴うインスリン抵抗性で特徴付けられる。そのため、代謝異常症候群の種々 の構成因子間の因果関係については不明な点もあるが、 ィンスリン抵抗性が重要な 役割を演じていると考えられる (R e Q u e n, G. M. , e t 1. , N. E n g. J . Med. 334. 374 : 381 (1996) ; De s p r e s, J— P. , e t a 1 - , N. Eng l. J. Med. 334 : 952-957 (19 96) ; Waj chenbe rg, B. L. , e t a 1. , D i abe t e s, Me t abo l i sm Rev. 10 : 19 -29 (1994) ) 。 代謝異常症候 群患者は、 糖尿病に進行するしないに拘わらず上記した循環器系の合併症に進行す る危険性に曝されている。 左心室肥大と代謝異常症候群との間の関連性についても 近年報告されている (Mar cus, R. e t a 1. C i r cu l a t i on, 90 : 928-936 (1994) ) ; L i n d , L. e t a 1. , J Hy e r t ens. 13 : 433-38 (1995) ; Pao l i s s o, G e t a 1., Am J Hyp e r t e n s., 10 : 1250— 1256 (1997) )。
2型糖尿病は例えばグリタゾン等の P P AR作動薬、 ビグアナイド剤、 タンパク 質チロシンリン酸化酵素 1 B阻害剤、 ジぺプチジルぺプチダーゼ I V阻害剤、 イン スリン、 インスリン模倣剤、 スルホニル尿素、 メグリティナイド、 α—ダルコシド 加水分解酵素阻害剤、 及び α—アミラーゼ阻害剤等の多種多様の治療薬を用いて治 療される。
Ji萃臓 ]3—細胞を刺激してより多くのィンスリンを分泌させるスルホニル尿素 (例 えば、 トルプタミド及びダリビジド) 又はメグリティナイドの投与及びこれら薬剤 の効果がなくなる場合にはィンスリンの注射により、 血漿中のィンスリン濃度レべ ルをィンスリン抵抗性組織をも刺激するに充分な高い濃度に達する。しかしながら、 血糖値が危険なほど低濃度に達する低血糖症を引き起こす可能性があるとともに、 更にィンスリン抵抗性を助長する。ビグアナィド剤はィンスリンの感度を上昇させ、 高血糖症を幾分改善する方向に働く。 α—アミラーゼ阻害剤は澱粉又はダリコーゲ ンのマル 1 ^一スへの酵素的分解を阻害し、 腸内での糖吸収を遅らせる働きをすると ともに利用可能な糖類の量を低下させる。 メトフオルミンによる単独療法は肥満体 及び Ζ又は脂肪異常症のタイプ 2型糖尿病患者の治療にしばしば用いられる。 メト フオルミンがしかるべき効能を示さない場合はスルホニル尿素、 チアゾリジンジォ ン、 インスリン又は Q!—ダルコシド阻害剤を用いて引き続き治療が続けられる。 し かしながら、 二つのビグアナイド剤、 フェンフオルミン及びメトフオルミンは乳酸 アシドーシス及び吐き気 Ζ下痢をもそれぞれ誘発する。 ァカルポース等の a—ダル コシダ一ゼ阻害剤は、 腸管の機能障害をひきおこす。
チアゾリジンジオン (例えば、 5—ベンジルチゾリジン一 2 , 4—ジオン) とし ても知られるダリ夕ゾンは、 2型の糖尿病の多くの症状を改善するための新しい作 用様式の薬剤としてごく最近報告された化合物類の一つである。 これらの薬剤はべ ルォキシソーム増殖活性化レセプター(P P AR)アーサブタイプの作動薬であり、 2型糖尿病のいくつかの動物モデル中の筋肉、 肝臓及び脂肪組織におけるインスリ ン感度を本質的に上昇させ、 低血糖を誘発することなく血漿中の上昇した糖濃度を 部分的又は完全に改善する。 2型糖尿病及び 又は脂質異常症の治療のために開発 されつつあるより新しい P P AR作動薬は P P A Rひ、 ァ及び サブタイプのうち の 1又はそれ以上の作動薬である。
しかしながら、 P PARァ作動薬による糖尿病の治療は心肥大又は心重量増大を きたすことがある。 PPARァ作動薬であるアバンディア (Av and i a) (口 シグリ夕ゾン (r o s i g 1 i t a z on e) のマレイン酸塩) の最近のラベル改 定は患者が浮腫及びうつ血性心不全の如き体液貯留及び質量増加に関連した症状を 呈する可能性を示唆している。 P PARァ作動薬による治療に関連した心肥大は薬 剤投与を中止することが典型的な治療方法であると言える。
2型糖尿病の治療方法の中には通常、 運動及び食餌療法による体重調整が含まれ る。 運動、 及び食事摂取カロリーの低減により糖尿病としての病態は劇的に改善さ れるが、 身に付いたほとんど運動しない生活習慣及び過食、 特に飽和脂質を含む食 物の過食ゆえに、 この治療方法に対する順守性は非常に悪い。 更に、 運動強化によ る体重減少は関連の病状のため、多くの糖尿病患者にとって行うことが困難である。 異常なグルコース恒常性 (ホメォスタシス) はまた肥満、 高血圧及び脂質代謝異 常と直接あるいは間接的に関連している。また、肥満はインスリン抵抗性を助長し、 及び結果として発症するインスリン抵抗性が体重増加を助長する。 それゆえに、 グ ルコース恒常性、 脂質代謝異常、 肥満及び高血圧の治療管理は糖尿病の臨床管理及 び治療にとって極めて重要である。
理想体重の 20 %以上高い体重を以つて定義される肥満は西洋社会における主要 な健康に関する関心事である。 米国民の 3人に一人の成人が過体重又は肥満である と推定されている。 肥満はエネルギー消費量よりも摂取力口リ一量が上回ることに よりエネルギーバランスがプラス側になった結果起こる。 (B. S t a e l s e t a 1. , J. B i o l. Ch em. 270 (27) , 15958 (1995) ; F. Lonnqu i s t e t a l ., Na t u r e Me d i c i ne l (9), 950 (1995) ) 。 食物摂取及び体重バランスを規制する分子レベルの要因に 関しては未だ完全に理解されていない部分もあるが、 いくつかの遺伝子的因子が特 定されている。
疫学的研究により過体重及び肥満の進行度が寿命短縮の重要な因子であることが 明らかにされた。 肥満は他の疾患とは独立して又は関連して多くの健康問題を惹起 又は悪化させる。深刻かつ生命を脅かす肥満と関係する医学上の問題は 2型糖尿病、 高血圧、高インスリン、 インスリン抵抗性、脂質代謝異常、高脂血症、子宮内膜癌、
乳癌、 前立腺癌、 腎臓癌及び大腸癌、 変形性関節症、 呼吸器系合併症、 具体的には 不閉塞型睡眠時無呼吸症候群、 胆石、 動脈硬化症、 心疾患、 心拍リズムの異常及び 不整脈を含む (Kop e lman, P. G. , N t u r e 404, 635-6 43 (2000) ) 。 肥満はまた代謝異常症及び循環器障害、 例えば、 心肥大、 特 に左心室肥大、若年死亡及び脳卒中による死亡率、羅患率の深刻な増加、心筋梗塞、 うつ血性心不全、 冠動脈性心疾患及び突然死と関連性がある。
内蔵型肥満は高い危険率で冠動脈疾患との関連性があり、 また、 主たる三つの危 険因子として高血圧、 成人期に発症する糖尿病、 高脂血症との関連もある。 体重減 少は、 劇的にこれらのリスクを軽減する。 更に、 内蔵型肥満は、 耐糖能異常、 高ィ ンスリン血症、 高トリグリセリド血症及び高比重リポタンパク質 (HDL) の低下 及び極低比重リポタンパク質(VLDL) の上昇の如き代謝異常症候群(症候群 X) と関連性のある他の疾患 (VLDL) と密接な関連性を有している (Mon t ag u e e t a 1. , D i ab e t e s, 2000, 49 : 883-888) 。 肥満及び肥満に関連する糖尿病の如き疾患に対して、 食事摂取量を減らすか又は エネルギー消費量を増加するために運動量を増すことによって減量するよう患者に 勧める治療方法が取られる。 体重の 5〜10%の減量の維持を行うことにより糖尿 病、 左心室肥大、 変形性鬨節症及び心肺機能障害の如き肥満関連疾患をも改善する ことができる。
肥満症の治療に用いられる減量用薬としてオルリスタツト (Dav i d s on, M. H. e t a 1. (1999) JAMA 281 : 235— 42) 、 デクスフエ ンフルラミン (Guy Gr and, B. e t a 1. (1989) L an c e t 2 : 1142— 5) 、 シブトラミン (B r ay, G. A. e t a 1. (1999) Ob e s. Re s. & : 189— 98)及びフエンテルミン(D o u g 1 a s, A. e t a 1. (1983) I n t. J . Ob e s. 7 : 591 -5) が挙げられる。 しかしながら、 これらの抗肥満症薬には副作用があり、 その使用が制限を受ける。 デクスフェンフルラミンは心臓弁膜症という副作用を惹起する疑いのために巿場か ら撤退された。 オルリスタツ卜は胃腸への副作用のためにその投与が制限される。 シブ卜ラミンは心臓への副作用による死亡報告のためイタリァ市場から撤退されて おり、 その投与が制限されるている。
ここで用いられる "糖尿病" の用語はインスリン依存性糖尿病 (すなわち、 I D DM、 1型糖尿病としても知られている) 及びインスリン非依存性糖尿病 (すなわ ち、 N I D DM 2型糖尿病としても知られている) 両者を含む。 本発明の組成物 はタイプ 1及び夕イブ 2の糖尿病の両者の治療にとつて有用である。 本組成物は特 に 2型糖尿病の治療に対して有用である。 本発明の組成物はまた妊娠糖尿病の治療 及び/又は予防に対して特に有用である。
本発明の化合物又は組み合わせ組成物は糖尿病治療に有効である。 治療の一成果 は上昇したグルコース濃度を低減させることにある。 治療の別の成果は上昇したィ ンスリン濃度を低減させることにある。 治療の別の成果は上昇した血中トリグリセ リド濃度を低減させることにある。 治療の別の成果は上昇した L D Lコレステロ一 ル濃度をを低減させることにある。 治療の別の成果は低濃度の HD Lコレステロ一 ルをを上昇させうることにある。 治療の別の成果はィンスリン感度を上げることに ある。 治療の別の成果は耐糖能異常を改善することにある。 治療の別の成果はイン スリン抵抗性を低減させうることにある。
本発明の化合物又は組み合わせ組成物は糖尿病予防に有効である。
ここで用いられている用語 "高血圧" はその原因が知られていないか、 又は心臓 及び血管の両方に変化を来たすような、 その原因が一つ以上から起こる本態性高血 圧及びその原因が知られている二次性高血圧を含む。 二次性高血圧の原因は肥満症 を含むがそれに限られておらず、 腎疾患、 ホルモン失調及び経口避妊薬、 副腎皮質 ステロイド、 サイクロスポリン等のある種の薬の服用による原因を包含する。 用語 "高血圧" は収縮期血圧及び拡張期血圧共に上昇した高血圧の場合、 及び拡張期血 圧は 9 O mmH g未満であるのに、 収縮期血圧が 1 4 0 mmH g以上である場合を 包含する。 治療の一成果は上昇した血圧を低減させることにある。
脂質代謝異常又は脂質代謝疾患は一つあるいはそれ以上の脂質 (例えばコレステ ロール及びトリダリセリド) 及び Z又はアポリボタンパク質 (例えばアポリボタン パク質 A、 B、 C及び E) 及び Z又はリポタンパク質 (例えば脂質を血中に循環さ せる脂質及びアポリポタンパク質から形成される、 例えば L D L ¥ 0 及び1 D Lの如き高分子複合体) の異常濃度で特徴付けられる種々の状態を包含する。 高 脂血症は脂質、 L D L及び V L D Lコレステロール及び Z又はトリグリセライド異
常な上昇を伴う。
症候群 Xとしても知られている用語 "代謝異常症候群" は Th i r d e p o r t o f t h e Na t i on a l Cho l e s t e r o l E d u c a t i on P r o r am Ex e r t Pane l on De t e c t i on, Ev a l u a t i on and Tr e a tmen t o f H i gh B 1 o o d Cho l e s t e r o l i n Ad u 1 t sの中で定義されている (AT P - I I I) (E. S. Fo r d e t a 1. , J AMA, vo l . 287 (3) , J an. 16, 2002, 1) 356— 359) 。 例ぇば、 内蔵型肥満、 高トリグ リセリド血症、 低 HDLコレステロール、 高血圧及び空腹時高血糖のうち、 三つ又 はそれ以上の症状を有する場合に、 その人は代謝異常症候群を有すると定義されて いる。 これらの基準は ATP— I I Iに定義されている。
ここで用いられている "左心室肥大" (LVH) は左心室質量指数 (LVMI = 左心室質量 (g) を体表面領域 (m2) で除した値) 及び相対的壁厚さ (RWT=2 X後壁厚さ Z心臓拡張終点時の左心室直径) に基づいて定義された左心室肥大症の 三つの型を包含する。 三つの型は左心室質量指数が 144及び相対壁厚みが 0. 5 2の場合を典型例として挙げられる求心性 LVH、 左心室質量指数が 136及び相 対壁厚みが 0. 38の場合を典型例として挙げられる遠心性 LVH及び LVM Iが 93、 相対的壁厚みが 0. 38の場合を典型的な例として挙げられる変形求心性左 心室を意味する。 正常な LVM Iの典型的な数値は 85及び正常な RWTの典型的 な数値は約 0. 36である。 変形求心性左心室 (LV) を持つ患者の心血管系疾患 への進行危険率は正常な左心室構造を有する患者と左心室肥大症患者の中間に位置 する。
心肥大又は左心室肥大を最小限に抑えながら行う糖尿病治療の一成果は心室質量 を低減させうることである。 心肥大又は左心室肥大を最小限に抑えながら行う糖尿 病治療の他の一成果は心室質量の増加率を低下させうることである。 心肥大又は左 心室肥大を最小限に抑えながら行う糖尿病治療の他の一成果は左心室壁の厚さを低 減させうることである。 心肥大又は左心室肥大を最小限に抑えながら行う糖尿病治 療の他の一成果は左心室壁の厚さの増加率を低下させうることである。
ここで用いられる用語 "肥満" は体脂肪が過剰にある状態を言う。 肥満の定義は
体重を身長の二乗で除して計算される身体質量指数(B M I ) ( k g /m2) に基づ いている。欧米においては、肥満症とは B M Iが 3 0 k gZm2以上の健常者又は B M lが 2 7 k g /m2以上の少なくとも一つの合併症を有する者の健康状態のことを 言う。 肥満症になる危険性のある者とは B M Iが 2 5 k g Zm2以上 3 0 k gXm2 未満の健常者、 又は B M Iが 2 5 k g Zm2以上 2 7 k g /m2未満の少なくとも一 つの合併症を有する者のことを言う。
アジア人においては、 肥満に関連するリスクは 欧米人に比してより低い B M I から発生する。 日本を含むアジア諸国においては、 肥満症とは、 減量を必要とする 又は減量によつて改善するであろう少なくとも一つの肥満に誘発されたか又は肥満 に関連した合併疾患に罹患し、 2 5 k g Zm2以上の B M Iを有する者の健康状態の ことを言う。アジア諸国において、肥満症になる危険性のある者とは 2 3 k g /m2 以上、 2 5 k gノ m2未満の B M Iを有する者のことを言う。
ここで用いられているように、 用語 "肥満" は上記に定義したすべての肥満を包 含する。
fl巴満によって誘発するか又は肥満に関連した合併疾患は、 これらに制限されるこ とはないが、 糖尿病、 耐糖能異常、 インスリン抵抗性症候群、 脂質異常、 高血圧、 高尿酸血症、 通風、 冠動脈疾患、 心筋梗塞、 狭心症、 睡眠時無呼吸症候群、 ピック ウィック症候群、 脂肪肝、 脳梗塞、 脳血栓症、 一過性脳虚血発作、 整形外科疾患、 変形性関節症、 腰痛症、 月経異常及び不妊症を包含する。 特に合併疾患として、 高 血圧、 高脂血症、 脂質異常、 耐糖能異常、 循環器系疾患、 睡眠時無呼吸症候群、 糖 尿病及び他の肥満関連病状を包含する。
肥満及び肥満関連疾患の治療は肥満患者の体重を低減又は維持するために本発明 の化合物又は混合剤組成物を投与することを意味する。 治療の一成果は肥満患者の 体重が、 本発明に係る化合物又は混合組成物の投与前の患者の体重に比較して減少 し始めうることにある。 他の治療の成果は食餌療法、 運動又は薬物療法の結果減量 した体重を維持しうることにある。 他の治療の成果は肥満関連疾患の発症及び Z又 は重症度を低減させうることにある。 治療の成果は食物摂取量及び/又は力ロリ一 摂取量の低減にある。 すなわち、 食物摂取の総量の減少又は炭水化物若しくは脂肪 の如き特別な食物成分の摂取量の減少及び/又は栄養素の吸収阻害及び 又は代謝
率の低下阻害にある。 また治療の成果は代謝率の変化にある。 すなわち、 代謝率減 少の阻止又は代謝率の増大の如き代謝率の変化及び/又は通常、 減量から来る代謝 抵抗の最小化にある。
肥満及び肥満関連疾患の予防は肥満に進行する危険性のある者の体重を低減又は 維持するために本発明の化合物又は混合組成物を投与することを意味する。 予防の 一成果は肥満に進行する危険性のある者の体重が、 本発明に係る化合物又は混合組 成物の投与前の患者の体重に比較して減少し始めうることにある。 他の予防の成果 は食餌療法、 運動又は薬物療法の結果減量した体重を維持しうることにある。 他の 予防の成果は、 肥満になる危険性のある者が肥満を呈する前に治療が開始されれば 肥満の発症が予防されうることにある。 他の予防の成果は、 肥満になる危険性のあ る者が肥満を呈する前に治療が開始されれば肥満症関連疾患の発症及び Z又は重症 度を低減させうることにある。 更に、 肥満者に治療が行われれば、 それによつて肥 満関連疾患の発症、 進行が予防され又は重症度が低減さることにある。 そのような 肥満関連疾患として、 動脈硬化症、 2型糖尿病、 多囊胞性卵巣症候群、 循環器系疾 患、変形性関節症、皮膚疾患、高血圧、ィンスリン抵抗性、高コレステロール血症、 高トリグリセリド血症及び胆石症が挙げられるが、 これらに制限されない。
ここで用いられる" ァテローム性動脈硬化症" は医師が当該分野の薬剤の投薬を 通じて得た経験によって確認され、 理解される血管疾患及び病態を包含する。 ァテ ローム性動脈硬化症、 冠動脈性心疾患 (冠動脈疾患又は虚血性心不全としても知ら れている) 、 脳血管疾患及び末梢血管拡張性疾患はすべてァテローム性動脈硬化症 の臨床症状であり、 それ故に用語 "ァテローム性動脈硬化症"及び "ァテロ一ム性 動脈硬化性疾患" に包含される。 治療的に効果のある量の抗糖尿病薬剤と治療的に 効果のある量の抗肥満症薬剤との組合せ組成物を潜在的に存在する冠動脈性心疾患、 脳血管疾患又は間欠性跛行の発症又は再発の危険性を防止、 低減するために投与す ることができる。 冠動脈性心疾患事象は C H D死、 心筋梗塞 (例えば心臓発作) 及 び血管再開通術処置を包含する。 脳血管疾患事象は虚血性又は出血性脳卒中 (脳血 管偶発事故としても知られている) 及び一過性虚血性発作を包含することを意味す る。間欠性跛行は末梢血管疾患の臨床症状である。ここで用いられる用語"ァテロー ム性動脈硬化性疾患事象" は冠動脈性心疾患事象、 脳血管疾患事象及び間欠性跛行
を包含することを意味する。 以前に 1度又はそれ以上の非致命的ァテロ一ム性動脈 硬化症事象に罹患した者はその事象の再発の潜在性を有している者であることを意 味する。
概日リズムが生理学的パラメ一夕一に影響を与える。 生理学的パラメ一夕一とし て休息と活動、 睡眠と覚醒のサイクル、 体温、 ホルモン濃度のリズム、 一般生理機 能の変動等を挙げることができる。 これらのパラメータ一が日常の時間推移との共 時性にずれを生じると、 生理機能、 多種の仕事の遂行能力及び情緒面の健康に影響 を及ぼす概日リズムが変調をきたす。 本発明は、 概日リズムに関連した症状のみな らず例えば時間帯を横切る旅行及び交代勤務制に関連した精神的、 肉体的障害の予 防又は治療に有益である。
他の実施態様において、 本発明は、 哺乳動物候群、 交替勤務制による障害、 睡眠 相後退症候群、 睡眠相進行症候群及び非 2 4時間睡眠—覚醒障害を含む哺乳動物の 概日リズム障害の予防又は治療方法を提供する。
他の実施態様において、 本発明は、 睡眠一覚醒サイクルに異常をきたした患者の 再同調 (正常な概日リズムへの回復であり、 環境的明—暗サイクルへの同調を意味 する) 時間を短縮する方法を提供する。
他の実施態様において、 本発明は、 旅行者のジェット一ラグを緩和する方法を提 供する。 この態様の目的は時間帯を何度も横切る場合の睡眠及び摂食のパターンの 変化に対して生理機能的に身体を順応させるよう支援することである。
好ましい実施の態様は、 患者の体内時計を患者の現時点の活動 Z睡眠サイクルに リセットする方法を提供することである。 例えば、 交代勤務者が夜から昼又は昼か ら夜へ勤務時間交代するときに有効である。
本発明は、 睡眠効率を上げ、 睡眠持続性を増大することによる睡眠の質を高め又 は改善するための方法を提供する。 更に、 本発明は睡眠障害及び睡眠妨害の予防及 び治療のための方法を提供する。 本発明は、 更に睡眠の質を高め又は改善するため の、及び睡眠効率や睡眠持続性を増大するための医薬組成物を提供する。本発明は、 精神病理学的障害 (特に不安に関連した) の結果として心理生理的原因から生じた り、 薬物使用及びアルコール過剰摂取 (特に断薬及び禁酒の段階における) 、 幼児 期開始 D I M S、 夜間ミオクロヌス、 老齢者に見られる脚不穏症及び非特異性 R E
M (眼球運動) 障害から発生する睡眠開始障害及び持続性睡眠障害 ( "D I M S " ) を含む睡眠障害の治療に有益である。
本 ¾明によってもたらされる患者の身の上に起こる次のような成果は睡眠の質向 上に関係しうる。 患者の睡眠時間を睡眠を試みようとする時間で除することにより 得られる値の増加、 睡眠潜時 (眠りに落ちるまでの時間) 、 睡眠中における目覚め る回数の減少、 最初の睡眠開始後に完全に目覚めるまでにかかる時間の減少、 全睡 眠時間の増大、 R EM睡眠の量と割合の増大、 R EM睡眠の継続時間及び発生増大、 R EM睡眠寸断化の減少、 徐波睡眠 (例えばステージ 3又は 4 ) の量及び割合の増 大、 ステージ 2睡眠の量及び割合の増大、 特に早朝時の覚醒回数の減少、 白昼時の 意識 ·覚醒の向上及び睡眠持続性の増大を挙げることができる。 本発明によっても たらされる二次的成果として認知機能の強化及び記憶保持力増大が含まれる。 "睡 眠の質を強化する方法" は、 上記したように睡眠の質強ィ匕に関係する成果を含む、 しかしこれに限定されないが、 睡眠の質強化に関係する患者の身の上に起こる成果 をもたらす方法を意味する。
本発明は、 更に不眠症、 睡眠過剰、 睡眠時無呼吸症候群、 ナルコレプシ一、 夜間 ミオクロヌス、 R E M睡眠妨害、 ジェット一ラグ、 交替勤務者の睡眠妨害、 ダイソ ムニァ (d y s o mn i a s ) 、 夜間恐怖症、 夜間飲食症候群、 睡眠 (睡眠時異常 行動) と関連性のあるうつ病、 情緒的 Z気分的障害、 機能障害に関連した不眠症夢 遊、 遺尿症、 老齢化に伴って起こる睡眠障害に関連性のある睡眠問題を含む睡眠障 害及び睡眠妨害の予防及び治療に有益である。 睡眠障害及び睡眠妨害は一般に睡眠 の開始又は持続に困難があり、又は安らかな又は充分な睡眠を得るのが困難である。 更に、 ある薬物は副作用としても R E M睡眠の減少が発症し、 そして本発明がこ れらのタイプの睡眠障害を是正するのにも使用されうる。 本発明は、 非回復性睡眠 及び筋肉痛を示す線維筋痛症又は睡眠中の呼吸障害と関連性のある無呼吸睡眠の治 療にも有効であろう。 本発明は睡眠障害及び睡眠妨害に限定されることなく、 睡眠 の質が減退することにより生来する広範な病態に適用可能であることが明らかであ る。
本発明の化合物及びその組成物又はこれらを用いた他剤との併用は、 これらの病 態の治療及び予防に有益である。
本発明において、 対象の哺乳動物が人間であることが好ましい。 本発明は老若男 女に適用可能であるが、 年配の男女に対してより大きな適用性がありうる。 更に、 本発明は健康な人々の睡眠の質を向上するのに適用されるが、 睡眠障害又は睡眠妨 害に罹っている人々の睡眠の質を向上する方に特に効果がありうる。
本発明に係る組成物は、 高血圧、 肥満と関連性のある高血圧、 高血圧関連障害、 心肥大、 左心室肥大、 及び代謝異常症候群、 肥満及び肥満関連障害の如き障害の治 療、 予防又は管理にも有益な他の薬物と組み合わせて使用されることが出来る。 そ のような他の薬物は常法に従い、 通常一般に用いられる量とルートで、 本発明に係 る組成物と同時に又は順次投与出来る。 本発明の組成物が 1又はそれ以上の他の薬 物と同時に投与される場合、 そのよう.な他の薬物及び本発明の組成物を含む服用単 位形態の薬剤組成物であることが好ましい。 しかしながら、 併用療法は本発明に係 る薬物と 1又はそれ以上の他の薬物との組み合わせ薬物が種々の重複服用計画に基 づいて投与される療法をも包含する。 また、 1又はそれ以上の他の活性成分と組み 合わされる場合、 本発明に係る組成物と他の活性成分はそれらが各単独で服用され る場合に比較してより少ない服用量でよいことが予期される。 したがって、 本発明 の薬物組成物は本発明の組成物に加えて、 1又はそれ以上の他の活性成分を含む組 . 成物を包含する。
本発明に係る組成物と組み合わせて、 及び別々又は同一の薬物組成物として服用 される他の活性成分の例として、 以下のものが挙げられるが、 これらに制約されな い。
( a ) ( i ) ダリ夕ゾン類 (例えばシグリタゾン、 ダルグリタゾン、 エングリタ ゾン、 ィサグリタゾン (M C C— 5 5 5 ) 、 ピオダリ夕ゾン、 口シグリ夕ゾン、 ト ログリタゾン、 B R L 4 9 6 5 3、 C L X— 0 9 2 1、 5—B T Z D等) 、 及び G W— 0 2 0 7、 L G— 1 0 0 6 4 1、 及び L Y— 3 0 0 5 1 2等の如き P P A Rァ 作動薬、 (i i ) プフォルミン、 メトフオルミン、 フェンフオルミン等の如きビグ アナイド類、 (i i i ) タンパク質チロシンリン酸化酵素一 1 B ( P T P - 1 B ) 阻害剤、 ( i V ) ァセトへキサミド、 クロルプロパミド、 ジアビネーゼ、 ダリベン クラミド、 グリピジド、 ダリプリド、 グリメピリド、 ダリクラジド、 ダリペンチド、 グリキドン、 ダリソラミド、 トラザミド、 及びトルプタミド等の如きスルホニル尿
素類、 (v) レパグリニド及びナテグリニド等の如きメグリチニド類、 (v i) ァ カルボース、 アジポシン、 力ミグリボ一ス、 エミダリテート、 ミギリ ] ル、 ポグ リポース、 プラジミシン一 Q、 サルボス夕チン、 CKD- 7 1 1 , MDL- 25, 637、 MDL- 73, 945、 及び M〇R 14等の如き 一ダルコシド加水分解 酵素阻害剤、 (V i i) テンダミスタツト、 トレス夕チン及び A 1— 3688等の 如き α—アミラーゼ阻害剤、 (v i i i〉 リノダリリド、 及ぴ A— 4166等の如 きィンスリン分泌促進物質. ( i x) クロモキシル及びェトモキシルの如き脂肪酸 酸化阻害剤、 (x) ミダグリゾ一ル、 ィサダリドール、 デリダリドール、 イダゾキ サン、 エアロキサン及びフルパロキサン等の如き A 2拮抗薬、 (X i) バイオタ、 LP— 1 00、 ノバラピド、 インスリン デテミール、 インスリン リスプ口、 ィ ンスリン グラルジン、 インスリン亜鉛懸濁液 (レンテ及びウルトラレンテ) 、 L y s— P r oインスリン、 GLP— 1 (73-7) (インスリント口ピン) 、 及び GLP- 1 (7— 36) —NH2) 等の如きインスリン又はインスリン類似薬、 (x i i ) J T一 501、 及びファルグリタザール (GW— .257 /G 1 -26 2 5 79) 等の如き非チアゾリジンジオン類、 (X i i i ) MK- 0767, CLX- 0940、 GW— 1536、 GW- 1929. GW- 2433, KRP—297、 L-796449, LR— 90及び SB 2 1 9994等の如き P P AR a/ァ二重 作動薬、 (x i v) 他のインスリン感作薬物及び、 (X V) VPAC2レセプター 作動薬、 のような抗糖尿病薬
(b) ( i) コレスチラミン、 コレセベレム、 コレスチポール、 交差結合デキス トランのジアルキルアミノアルキル誘導体、 Co 1 e s t i d (登録商標) 、 L o Cho 1 e s t (登録商標) 、 及び Qu e s t r an (登録商標) 等の如き胆汁酸 吸収抑制薬、 (i i) アトルバス夕チン、 イタバス夕チン、 フルバス夕チン、 ロバ スタチン、 プラバス夕チン、 リバス夕チン、 ロスバス夕チン、 シンパスタチン及び ZD— 4522等の如き HMG—C o A還元酵素阻害剤、 ( i i i) HMG— Co Aシンタ一ゼ阻害剤、 (i v) スタノ一ルエステル類、 ーシトステロール、 チク ェシドの如きステロ一ルグリコシド類及びェゼチミベ等の如きァゼチジノン類等の 如きコレステロール吸収阻害剤、 (V) アバシミベ、 エフルシミベ、 KY 505、 SMP 797等の如きァシル補酵素 Α—コレステロールァシル転移酵素(A CAT)
阻害剤、 (v i) J TT 705、 トルセトラピブ、 CP 532, 632、 BAY 6 3— 2149、 SC591、 S C 795等の如き C E T P阻害剤、 (v i i ) スク アレン合成酵素阻害剤、 (V i i i ) プロブコール等の如き抗酸化剤 (i X) ベ クロフイブレート、ベンザフィプレート、シプロフィプレート、クロフイブレー卜、 ェトフイブレート、フエノフイブレート、ジェム力ペン、及ぴジェムフイブ口ジル、 GW7647、 BM 170744、 LY 518674, 及び A t r om i d (登録 商標) 、 L o p i d (登録商標) 、 及び T r i c o r (登録商標) 等の他のフィプ ル酸誘導体、 の如き P PAR α作動薬、 (X) GW4064、 SR103912等 の如き F X Rレセプ夕一モデュレー夕、 (X i ) GW3965、 T9013137、 及び XTCO 179628等の如き L.XRレセプター、 (x i i) ナイァシンの如 きリポタンパク質合成阻害剤、 (x i i i) レニン ·アンジォテンシン系阻害剤、
(X i v) P PARS部分作動薬、 (XV) BAR 1 1453、 SC435、 PH A384640, S 8921、 AZD 7706等の如き胆汁酸再吸収阻害剤、 (x V i) GW501516、 及び GW590735等の如き P P AR (5作動薬、 (x i i) トリダルセリド合成阻害剤、 (X V i i i) インプリ夕ピド、 LAB 68 7、 及び CP 346086等の如きミクロソームトリグリセリド輸送 (MTTP) 阻害剤、 (X i V)転写モデュレ一夕、 (X X)スクアレンエポキシダ一ゼ阻害剤、 (xx i) 低比重リポタンパク質 (LDL) レセプター誘発剤、 (X X i i) 血小 板凝集阻害剤、 (xx i i i) 5— L〇又は FLAP阻害剤、 及び (xx i V) ナ ィァシンレセプ夕一作動薬、 のような脂質低減薬、 及び
(c) ( i ) クロル夕リドン、 クロルチアジド、 ジクロロフエナミド、 ハイド口 フルメチアジド、 インダパミド、 及びハイド口クロ口チアジドを含むチアジド類の 如き利尿薬、 ブメタニド、 エタクリン酸、 フロセミド、 及びトルセミドの如きルー プ利尿薬、 アミ口リド、 及び卜リアムテレンの如き力リゥム保持性薬、 及びスピロ ノラクトン、ェピレノン等の如きアルドステロン拮抗薬、 ( i i ) ァセブトロール、 ァテノロ一ル、 ベタクソロール、 ベバントロール、 ピソプロロール、 ポピンドロー ル、 カルテ才ロール、 カルべディロール、 セリプロロール、 エスモロール、 インデ ノロール、 メ夕プロロール、 ナドロール、 ネビポロール、 ペンブトロール、 ピンド ロール、 プロパノロール、 ソタロール、 テルタトロール、 チリソロール、 及びチモ
ロール等の如き) 3—アドレナリン遮断薬、 ( i i i)アムロジピン、ァラニジピン、 ァゼルニジピン、 バルニジピン、 ベニジピン、 ベプリジル、 シナルジピン、 クレビ ジピン、 ジルチアゼム、 エフ才ニジピン、 フエロジピン、 ガロパミル.. イスラジピ ン、 ラシジピン、 レミルジピン、 レルカニジピン、 二カルジピン、 二フエジピン、 二ルバジピン、 ニモジピン、 二ソルジピン、 ニトレンジピン、 マニジピン、 プラニ ジピン、 及びべラパミル等の如きカルシウムチャネル遮断薬、 U v) べナゼブリ ル、 カプトプリル、 シラザプリル、 デラプリル、 ェナラプリル、 フオシノプリル、 イミダブリル、 ロシノプリル、 モエキシプリル、 キナプリル、 キナプリラッ卜、 ラ ミプリル、 ぺリンドプリル、 ペリンドロプリル、 クァニプリル、 スピラプリル、 テ ノカプリル、 トランドラプリル、 及びゾフエノプリル等の如きアンジォテンシン転 換酵素. (ACE) 阻害剤、 (V) ォマパトリラット、 カドクサトリル及びェカドト リル、 フオシドトリル、 サムパトリラット、 AVE 7688、 ER4030等の如 き中性エンドべプチダーゼ阻害剤、 (V i ) テゾセンタン、 A308165、 及び YM62899等の如きエンドセリン拮抗薬、 (v i i) ヒドララジン、 クロニジ ン、 ミノキシジル、 及びニコチニルアルコール等の如き血管拡張薬 (V i i i) 力 ンデサルタン、 ェプロサルタン、 ィルベサルタン、 口サルタン、 プラトサルタン、 タソサルタン、 テルミサルタン、 バルサルタン、 及び EXP— 3137、 F I 68 28K、及び RNH6270等の如きアンジォテンシン I Iレセプター拮抗薬、 ( i x) 二プラジロール、 ァロチノロール及びァモスラロール等の如き、 ァドレ ナリン遮断薬、 (X) テラゾシン、 ゥラピジル、 プラゾシン、 ブナゾシン、 トリマ ゾシン、 ドクサゾシン、 ナフトピジル、 インドラミン、 WH I P 164、 及び XE N 010等の如き 1遮断薬、 (x i) ロフエキシジン、 チアメニジン、 モクソニ ジン、 リルメニジン、 及びグアノベンツ等の如き α 2作動薬、 (X i i) アルドス テロン阻害剤等、 のような抗高血圧薬、 及び
(d) ( i ) パロキセチン、 フルォキセチン、 フェンフルラミン、 フルポキサミ ン、 セルトラリン、 及びイミブラミンの如き 5 HT (セロ卜ニン) 輸送体阻害剤、 (i i) GW320659, デスピラミン、 夕ルスプラム、 及びノミフェンシンの 如き NE (ノルェピネフリン) 輸送体阻害剤、 (i i i) リモナバン卜 (サノフィ シンセラポ社) 、 SR- 147778 (サノフイシンセラポ社) 、 BAY65— 2
520 (バイエル社) 、及び SLV319 (ソルベー社) 、 及び米国特許 N o . 5, 532, 237、 4, 973, 587、 5, 013, 837、 5, 081, 122、 5, 112, 820、 5, 292, 736、 5, 624, 941及び 6, 028, 084、 及び WO 96/33159、 WO 98/33765, WO 98/4363 6、 WO 98/ 43635、 WO 01/09120, WO 01/96330、 WO 98/31227、 WO 98/41519、 WO 98/37061, WO00/1 0967, WOO 0/10968, WO 97/29079、 WO 99/02499、 WO 01/58869、 WO 02/076949, WO 01/64632、 WO 0 1/64633, WO 03/006007, 及び WO 03/007887, 及び E P〇出願 No. EP— 658546に開示された化合物の如き CB— 1 (カンナビ ノインドー 1レセプター) 拮抗薬 Z反作動薬、 ( i V) WOO 1/87335、 及 び WOO 2/08250において開示された薬物の如きダレリン拮抗薬、 (V) チ オペラミド、 3_ (1H—イミダゾールー 4一ィル) プロピル N— (4—ペンテ ニル) 力ルバメート、 クロ一ベンプロピット、 ィォドフェンプロピット、 ィモプロ キシファン、 GT2394 (ダリァテック) 、 及び A 331440、 及び WO 02 /15905において開示された薬物、 及び O— 〔3— (1H—イミダゾ一ルー 4 —ィル) プロパノール〕 カルバメート類 (K i e c— Ko n o n ow i c z, K. e t a 1. , P h a rma z i e, 55 : 349-55 (2000) ) 、 ピペリ ジン含有ヒスタミン H 3—レセプター拮抗剤(L a z ews k a, D. e t a 1. , P h a rma z i e, 56 : 927-32 (2001) ) 、 ベンゾフエノン誘導体 及び関連化合物 (S a s s e, A. e t a 1 - , Ar c h. P h a rm. (We i nhe im) 334 : 45-52 (2001) ) 、 置換 N—フエ二ルカルバメー ト類 (Re i d eme i s t e r, S . e t a 1. , P a rma z i e, 55 : 83— 6 (2000) ) 、 及びプロキシファン誘導体 (S a s s e, A. e t a 1. , J . Me d. Ch em. , 43 : 3335-43 (2000) ) の如き H 3 (ヒスタミン H 3) 拮抗薬/反作動薬、 (V i ) T- 226296 (武田) 、 SN P- 7941 (シナプチック社) 、 及び WO 01/82924、 WO 01/878 34、WO 02/051809、W〇 02/06245、WO 02/076929、 W〇 02/076947、 WO 02/04433, WO 02/51809, WO 0
2/083134, WOO 2/094799, WO 03/004027, 及び日本 特許出願番号 J P 13226269に開示された薬物の如きメラニン一濃縮ホルモ ン 1レセプター (MCH1R) 拮抗薬、 (V i i) MCH2R (メラニン濃縮ホル モン 2R) 作動薬/拮抗薬、 (V i i i) B I BP 3226, 2― 〔1一 (5 -ク ロロ一 3—イソプロピルォキシカルボニルァミノフエニル) ェチルァミノ〕 一 6— C2- (5—ェチル— 4一メチル— 1, 3一チアゾールー 2一^ Γル) ェチル〕 一 4 一モルホリノピリジン、 B I B〇 3.304、 LY— 357897、 CP— 6719 06、 及び G 1 -264879 A, 及び米国特許 N o. 6, 001, 836、 及び WO 96/14307、 WO 01/23387、 WO 99/51600, WO 0 1 785690、 WO 01/85098., WO 01/85173、 及び WO 01/8 9528で開示された薬物の如き NPY1 (神経ペプチド YY 1) 拮抗薬、 (i x) L一 152, 804、 GW- 569180 A, GW- 594884 A, GW— 58 7081 X、 GW- 5481 18 X、 FR 235, 208、 FR— 226928、 FR240662, FR252384, 1229U91、 G I -264879A, CGP 71683 A, LY - 377897、 LY366377, PD- 16017 0、 SR— 120562 A、 SR— 120819 A、 J CF - 104、 及び H 40 9/22, 及び米国特許 N o. 6, 140, 354、 6, 191, 160、 6, 2 58, 837, 6, 313, 298、 6, 337, 332、 6, 329, 395、 及び 6, 340, 683、 米国特許 N o . 6, 326, 375, 6, 329, 39 5、 6, 337, 332、 6, 335, 345、 欧州特許 N o. EP— 01010 691、 及び E P— 01044970、 及び P C T国際特許出願公開 N o . WO 9 7/19682、 WO 97/20820、 WO 97/20821、 WO 97/20 822、 WO 97/20823、 WO 98/27063、 WO 00/107409、 WO 00/185714, WO 00/185730, WO 00/64880、 WO 00/68197、 WO 00/69849、 WO 01/09120, WOO 1 1 4376、 W〇 01 85714、 W〇 01/85730、 WO 01/07409、 WO 01/02379、 WO 01/23388、 WO 01/23389、 WO 01 ,44201、 W〇 01/62737、 W〇 01762738、 WO 01/091 20、 WO 02/20488, W〇 02/22592、 W〇 02/48152、 W
002/49648及び 002ノ094789、及び No rman e t a 1 J. Me d. C em. 43 : 4288— 4312 (2000) に記載された化合 物の如き NPY5 (神経ペプチド YY 5)拮抗薬、 (X)組み換えヒトレプチン (P EG-OB, Ho f f man L a Ro c h e) 及び組み換えメチォニルヒ卜レ プチン (アムジェン社) の如きレブチン類、 (x i) 米国特許 No. 5, 552,
524, 5, 552, 523、 5, 552, 522、 5, 521, 283、 及び P C T国際特許 N o . WO 96/2351 3、 WO 96/23514、 WO 96/2, 351 5, WO 96/23516, WO 96X2351 7, WO 96/235 1 8, W096/23519, 及び WO 96/23520の如きレプチン誘導体、 (x i i) ナルメフェン (Rev e x (登録商標) ) 、 3—メトキシナルトレキソン、 ナ ロキソン、 及びナルトレキソン、 及び WO00/21509に開示された化合物の 如きォピオイド拮抗薬、 (x i i i) SB— 334867— A、 及び WO 01/9 6302, WO 0 1/68609, WO 02/5 1232, WO 02/5 1838, 及び WO 03/02356 1に開示された化合物の如きォレキシン拮抗薬、 (x i v) BRS 3 (ボムべシンレセプターサブタイプ 3) 作動薬、 (X V) AR-R 1 5849、 G I 181771、 JMV— 180、 A—7 1 378、 A—7 1623、 及び S R 146131、 及び米国特許 5 , 739, 106に開示された化合物の如 き CCK— A (コレシストキニン一 A)拮抗薬、 (x V i) G I— 18 1 771 (グ ラクソースミスクライン社) 、 SR 146 13 1 (サノフイシンセラポ社) 、 ブタ ビンジド、 及び PD 1 70292、 PD 149164 (フアイザ一社) の如き CN TF (毛様体神経栄養因子) 、 (X V i i) ァクソ力イン (レジエネロン) 、 及び WO 94/09134、 WO 98/22128、 及び WO 99/43813で開示 された化合物の如き C NT F誘導体、 (X V i i i) NN703、 へキサレリン、 MK— 0677、 SM - 130686、 CP-424, 39 1、 L- 692, 42 9及び L— 1 63, 255、 及び米国特許 N o . 6, 358, 951、 米国特許出 願 No. 2002Z049196及び 2002Z022637、 及び W〇 01 Z 5
6592、及び WOO 2/32888に開示されたそれらの化合物の如き GHS (成 長ホルモン分泌促進レセプ夕一) 作動薬、 (X i X) BVT933、 DPCA37 21 5、 IK264、 PNU 22394、 WAY 16 1 503、 R」 1065、 及
び YM 348、 及びで米国特許 No. 3, 914, 250、 及び W〇 02 Z 365 96、 WO 02/48124、 WO 02/10169, WOO 1/66548、 W OO 2/44152, WOO 2/51844-, WO 02/40456, 及び WO 0 2/40457で開示された化合物の如き 5 HT 2 c (セロトニンレセプター 2 c) 作動薬、 (X X) Mc 3 r (メラノコルチン 3レセプ夕一) 作動薬、 (x x i ) C H I R 86036 (Ch i r on社) 、 ME— 10142、 及び ME - 10145 (メラキュア) 、 及び WO 99/64002, WO 00/74679, WO 01/ 991752、 WOO 1/74844、 WO 01/70708, WO 01/703 37、 WO 01/91752, WO 02/059095, WO 02/059107, WO 02/059108, WO 02X059117, WO 02/12166、 WO 02 11715、 WO 02/12178, WO 02/15909、 WO 02/0 68387、 WO 02/068388, WO 02/067869, WO 03/00 7949、 及び WO 03/009847に開示された化合物の如き M c 4 r (メラ ノコルチン 4レセプ夕一) 作動薬、 (xx i i ) シブトラトミン (Me r i d i a (登録商標) /Re due t i 1 (登録商標) ) 及びその塩, 及び米国特許 No. 4, 746, 680、 4, 806, 570、.及び 5 , 436, 272、 及び米国特 許公開 N o. 2002/0006964、 及び WO 01/27068、 及び WO 0 1Z62341に開示された化合物の如きモノアミン再摂取阻害剤、 (xx i i i) デキスフェンフルラミン、 フルォキセチン、 及び米国特許 N o . 6, 365, 63 3、 及び WO 01/27060、 及び WO 01/162341に開示された化合物 の如きセロトニン再摂取阻害剤、 (xx i v) GLP- 1 (グルカゴン様ペプチド 1) 作動薬、 (X X V) トピラメート (Top i max (登録商標) ) 、 (xxv i ) フィトフアーム化合物 57 (CP 644, 673) 、 (xx v i i ) ACC 2 (ァセチルー C o Aカルポキシラーゼー 2) 阻害剤、 (xx V i i i ) AD 967 7/TAK677 (大日本/武田) 、 CL— 316, 243、 SB418790、 BRL— 37344、 L一 796568、 BMS - 196085、 BRL- 351 35 A、 CGP 12177 A, BTA— 243、 GW427353, トレカドリン、 ゼネカ D 71 14、 及び S 59119A, 及び米国特許出願 N o. 5, 705, 515、 米国特許 5, 451, -677、 及び W〇 01/74782, WO 02/3
2897に開示された化合物の如き i33 (j3アドレナリン受容体 3) 作動薬、 (x X i x) DGAT 1 (ジァシルグリセロ一ルァシルトランスフェラ一ゼ 1 )阻害剤、 (X X X) DGAT 2 (ジァシルグリセ口一ルァシルトランスフェラーゼ 2) 阻害 剤、 (xxx i )セルレニン及び C 75の如き FAS (脂肪酸シン夕一ゼ)阻害剤、 (xxx i i) テオフィリン、 ペン卜キシフィリン、 ザプリナスト、 シリデナフィ ル、 アムリノン、 ミルリノオン、 シロスタミド、 ロリプラム、 及びシロミラストの 如き PDE (ホスホジエステラーゼ) 阻害剤、 (xxx i i i ) KB— 261 1 (K a r o B i oBMS社) 、 及び WO 02/1 5845及び日本特許出願番号 J P 2 000256190に開示された化合物の如き甲状腺ホルモン 作動薬、 (xxx i V) フィタン酸、 4一 [ (E) — 2— (5, 6, 7, 8—テトラヒドロー 5, 5, 8, 8—テトラメチルー 2—ナフタレニル) 一 1一プロぺニル] 安息香酸 (TTN PB) 、 及びレチノイン酸、 及び W099Z00123に開示された化合物の如き UCP— 1 (脱共役タンパク質 1) 、 2又は 3活性物質、 (XXXV) de l M a r— Gr a s a, M. e t a 1. , Ob e s i t y Re s e a r c h, 9 : 202 -9 (2001) に開示されたォレオイル—エストロンの如きァシルーエス トロゲン、 (xxx V i) グルココルチコィド拮抗薬、 (xxxv i i ) BVT3 498、 BVT2733, 及び WO 01/90091, WO 01/90090, W 〇 01/90092に開示された化合物の如き 1 1 /SHSD— 1 (1 1— iSヒドロ キシステロイドデヒドロゲナ一ゼタイプ 1) 阻害剤、 (xxxv i i i) SCD— 1 (ステアロイルー Co A不飽和化酵素一 1) 阻害剤、 (xxx i x) イソ口イシ ン チアゾリジド、 パリン ピロリジド、 NVP— DPP 728、 LAF 237、 P 93/0 1、 TS L 225, TMC- 2 A/2 B/2 C FE 99901 1、 P 9310 ZK 364、 V I P 0177, SDZ 274— 444、 及び W〇 03/0 04498, WO 03/004496、 EP 1258476 WO 02/083 1 28、 WO 02/062764, WO 03/000250、 WO 03/00253 0、W〇 03/002531、 W〇 03/002553、 WO 03/002593、 WO 03/000180, 及び WO 03/0001 81に開示された化合物の如き ジぺプチジルぺプチダーゼ I V (DP - I V) 阻害剤、 (xxxx) テトラヒドロ リブス夕チン (Or l i s t a tZXe n i c a l (登録商標) ) 、 トリトン WR
1339、 RHC 80267, リブスタチン、 テアサポニン、 及びジェチルゥムベ リフエリルリン酸塩、 FL— 386、 WAY - 121898、 B ay— N— 317 6、 バリラクトン、 エステラシン、 エベラクトン A、 エベラクトン B、 及び RHC 80267、及び WO 01/77094、及び米国特許 N o. 4, 598, 089、 4, 452, 813、 5, 512, 565、 5, 391, 571、 5, 602, 1 51、 4, 405, 644、 4, 189, 438、 及び 4, 242, 453に開示 された化合物の如きリパーゼ阻害剤、 (X X X X i ) 脂肪酸輸送阻害剤、 (X X X X i i ) ジカルボキシレート輸送阻害剤、 (x x x x i i i ) グルコース輸送阻害 剤、 (X X X X i V) リン酸塩輸送阻害剤、 (x x x x v) メラノタン I I又は W 099/64002及び WO00/7.46799に記載されたそれらの化合物の如 きメラノコルチン作動薬、 (xx xx v i ) メラニン濃縮ホルモン拮抗薬、 (X X X X V i i ) ガラニン拮抗薬、 (x xx x V i i i ) CCK作動薬、 (x x x x i
X) コルチコトロピン一放出ホルモン作動薬、 及び (X X X X X) ホスホジエステ ラーゼー 3 B (PDE3B) 阻害剤等、 のような抗肥満薬。 - 上記組み合わせは、 本発明の組成物に一つの他の活性物質のみならず、 2又はそ れ以上の他の活性物質を組み合わせたものを包含する。 本発明の組成物と、 脂質低 減薬剤及び抗高血圧薬剤から選ばれた 1、 2又はそれ以上の活性化物質との組み合 わせには多くの例が存在する。 本発明の組成物と脂質低減薬剤及び抗糖尿病薬剤か ら選ばれた 1、 2又はそれ以上の活性化物質との組み合わせは代謝異常症候群の治 療、 管理又は予防に有益である。 特に、 抗糖尿病薬剤及びノ又は脂質低減剤に加え て、 抗肥満薬剤、 抗高血圧薬剤を包含する組成物は代謝異常症候群の治療、 管理,又 は予防に相乗的な効果を発揮する。
発明を実施するための最良の形態
実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、 本発明はこれらによって何ら 限定されるものではない。
実施例 1
シス一 N— [1一 (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾールー 3—ィル] 一
4一 (2—ォキソ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3—ィル) シクロへキ サンカルボキサミドの製造
シス一 4— (2—ォキソ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ルー 3一^ fル) シ クロへキサンカルボン酸 (10 Omg) のピリジン (3mL) 溶液に、 1一- (2— フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾール— 3—ァミン (88mg) 及び 1— (3— ジメチルァミノプロピル) 一 3—ェチルカルポジイミド塩酸塩 (147mg) を加 え 室温にて 18時間攪拌した。 反応液を水と酢酸ェチルで分配し、 有機層を無水 硫酸マグネシウムにて乾燥した。 溶媒を留去し、 残渣を分取用薄層クロマトグラフ ィ一 (へキサン 酢酸ェチル -1ノ1) にて精製し、 表題化合物 (114mg) を 白色固体として得た。
ZHNMR (300MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 70 - 1. 88 (4H , m) , 2. 19-2. 33 (2H, m) , 2. 53- 2. 74 (3H, m) , 4 . 26-4. 40 (1H, m) , 7. 03-7. 31 (6H, m) , 7, 39 (1 H, d, J =7. 6Hz) , 7. 72-7. 83 ( 1 H, m) , 7. 97 (1H, t, J =4. 5Hz) , 8. 1 1 ( 1 H, s) 実施例 1で用いたシス— 4一 (2—ォキソ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一 ル—3—ィル) シクロへキサンカルボン酸及び 1— (2—フルオロフェニル) — 1 H—ピラゾ一ル— 3—ァミンを、 それぞれ所望の化合物に対応するカルボン酸及び ァミンに替え、 他は実施例 1と同様にして実施例 2〜34の化合物を得た。 実施例 2
シス— N— [1— (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾールー 3—^ Γル] 一 4- (2—ォキソ一 5—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 _ィル) シクロへキサンカルボキサミド
XHNMR (400MHz, CDC 13, 6 p pm) : 1. 65— 1. 90 (4 H, m) , 2. 20- 2. 35 (2H, m) , 2. 60 - 2. 70 (3H, m) , 4. 25— 4. 40 (1H, m) , 7. 07 (1H, d, J = 2. 6Hz) , 7. 12 (1H, d, J = 5. 1 Hz) , 7. 20-7. 34 (2H, m) , 7. 76
-7. 78 (lH, m) , 7. 93 (1H, t, J = 2. 6Hz) , 8. 30 (1 H, s) , 8. 40- 8. 42 ( 1 H, m) , 8. 75 (1H, s)
実施例 3
N- [1 - (2—フルオロフヱニル) 一 1H—ピラゾール— 3—ィル] ー4一 ( 2—ォキソ一 4ーァザ— 2, 3—ジヒドロペンゾォキサゾ一ル— 3—ィル) シクロ へキサンカルボキサミド
^INMR (300MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 65 - 1. 90 (6H , m) , 1. 90 - 2. 20 (6H, m) , 2. 30-2. 50 (4Η, m) , 2 . 70— 2. 80 (2Η, m) , 4. 30 -4. 40 (2Η, m) , 7. 00— 7 . 12 (4Η, m) , 7. 20-7. .40 (6H, m) , 7. 72- 7. 80 (2 Η, m) , 7. 90-8. 00 (2H, m) , 8. 10— 8. 15 (2Η, m) , 8. 20 -8. 30 (2Η, b r)
実施例 4
シス一 N— [1- (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾ一ルー 3—ィル] 一 4— (2—ォキソ一 7—ァザ— 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾール— 3—ィル) シクロへキサンカルボキサミド
^NMR (400 MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 68- 1. 90 (4Η , m) , 2. 22 - 2. 37 (2H, m) , 2. 62- 2. 68 (3Η, m) , 4 . 32-4. 42 (lH, m) , 7. 03 ( 1 Η, d, J = 2. 4Hz) , 7. 1 5— 7. 30 (4Η, m) , 7. 69 ( 1 Η, d, J = 7. 6Hz) , 7. 72— 7. 80 (lH, m) , 7. 95 (1Η, s) , 8. 00— 8. 20 ( 1 H, m) 実施例 5
シス一 N— [1— (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾールー 3—ィル] 一 4- (2—ォキソ一 6—ァザ一 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾール— 3—ィル) シクロへキサンカルボキサミド
NMR (400MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 75 - 1. 95 (4H , m) , 2. 21-2. 38 (2H, m) , 2. 61-2. 72 (3H, m) , 4 . 29-4. 40 (1 H, m) , 7. 04 ( 1 H, d, J = 2. 0Hz) , 7. 2 0-7. 30 (2H, m) , 7. 42 (1H, d, J = 5. 6Hz) , 7. 66—
7. 79 (1H, m) , 7. 98 - 8. 00 (2H, m) , 8. 39 (1H, d, J = 5. 2Hz) , 8. 45 (1 H, s)
実施例 6
シス一 4— (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3ージヒドロベンゾォキサゾールー 3 一ィル) — N— (5—フエ二ルー 1, 3, ーチアジアゾール— 2—ィル) シクロ へキサン力ルポキサミド
3HNMR (400MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 86-2. 10 (4H , m) , 2. 20 - 2. 50 (2H, m) , 2. 52 - 2. 68 (3H, m) , 4 . 19-4. 46 (lH, m) , 7. 25 ( 1 H, s) , 7. 38 (1H, d, J =5. 2Hz) , 7. 50 - 7. 55. (2H, m) , 7. 96- 8. 00 (2H, m) , 8. 44 (1H, d, J = 5. 2Hz) , 8. 47 ( 1 H, s)
実施例 7
シス— 4一 (2—ォキソ— 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 一ィル) -N- (4—フエ二ルー 2—チアゾリル) シクロへキサンカルポキサミド XHNMR (400MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 60 - 1. 90 (4H , m) , 2. 15-2. 30 (2H, m) , 2. 46 - 2. 70 (3H, m) , 4 . 23-4. 48 (1H, m) , 7. 20 ( 1 H, s) , 7. 25 ( 1 H, s) , 7. 26 - 7. 48 (3H, m) , 7. 78 - 7. 82 (2H, m) , 8. 41 ( 1H, d, J = 5. 6Hz) , 8. 46 ( 1 H, s)
実施例 8
シス一 4_ (2—ォキソ— 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 一ィル) _N— (1—フエ二ルー 1H—ピラゾール— 3—ィル) シクロへキサン力 ルポキサミド
XHNMR (400 MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 50 - 1. 62 (2Η , m) , 1. 78 - 1. 90 (2Η, m) , 2. 14-2. 32 (2Η, m) , 2 . 58 - 2. 76 (3Η, m) , 4. 30-4. 40 ( 1 Η, m) , 7. 03 ( 1 Η, s) , 7. 23 - 7. 30 (2Η, m) , 7. 47-7. 61 (3Η, m) , 7. 60 (1Η, d, J = 8. 4Hz) 7. 88 (1 Η, s) , 8. 40 ( 1 Η, d, J = 5. 2Hz) , 8. 45 (1 Η, s)
実施例 9
シス一 N— [1 - (3—クロ口フエニル) 一 1H—ピラゾールー 3—ィル] —4 一 (2—ォキソ— 6—ァザ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ルー 3—ィル) シ クロへキサンカルボキサミド
XHNMR (400MHz, CDC 13, δ p m) : 1. 50 - 1. 70 (2Η , m) , 1. 80 - 1. 90 (2H, m) , 2. 24-2. 32 (2H, m) , 2 . 60 - 2. 79 (3Η, m) , 4. 38-4. 44 ( 1 Η, m) , 7. 05 (1 Η, s) , 7. 15-7. 50 (2Η, m) , 7. 60 - 7. 70 (3Η, m) , 7. 87 (1H, s) , 8. 39 ( 1 H, d, J = 3. 2 Hz) , 8. 45 (1 H , s)
実施例 10
シス一 N— [2- (2—メチルフエニル) 一 2H— 1, 2, 3—トリァゾ一ル— 4一ィル] 一 4— (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾール —3—ィル) シクロへキサンカルポキサミド
'HNMR (400MHz, CDC 13, (5 p pm) : 1. 75- 1. 90 (4H , m) , 2. 20- 2. 30 (2H, m) , 2. 39 (3H, s) , 2. 59-2 . 70 (3H, m) , 4. 28-4. 40 (1H, m) , 7. 22— 7. 40 (3 H, m) , 7. 41-7. 56 (2H, m) , 8. 35 ( 1 H, s) , 8. 1 ( 1H, d, J = 5. 2Hz) , 8. 46 (1H, s)
実施例 11
シス一 4— (2—ォキソ一 6—ァザ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 —ィル) 一 N— (2—フエ二ルー 2H— 1, 2, 3—トリァゾ一ルー 4一ィル) シ クロへキサン力ルポキサミド
XHNMR (400MHz, CDC 13; 6 p pm) : 1. 79- 1. 90 (4H , m) , 2 · 22 - 2. 36 (2Η, m) , 2. 52 - 2. 80 (3 Η, m) ' 4
• 26 -4. 40 (1Η, m) , 7. 20 - 7. 50 (4Η, m) , 7. 82-8
• 00 (3H, m) , 8. 1 (1H, d, J = 5. 2 Hz) , 8. 46 (1H, s)
実施例 12
シス N— (4一ベンゾィルフエニル) —4一 (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3 ージヒドロベンゾォキサゾールー 3—^ rル) シクロへキサン力ルポキサミド
^INMR (400MHz, CDC 13, (5 p p m) : 1. 78- 1. 91 (4H , m) , 2. 20-2. 38 (2H, m) , 2. 60-2. 79 (3H, m) , 4 . 29-4. 40 (1H, m) , 7. 24 (1H, s) , 7. 42 - 7. 60 (3 H, m) , 7. 68— 7. 90 (6H, m) , 8. 40 (1H, d, J = 5. 2H z) , 8. 45 ( 1 H, s)
実施例 13
シス一 4— (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 一ィル) 一 N— ( 5—フエ二ルー 2—ピリミジニル) シクロへキサン力ルポキサミ 上
XHNMR (400MHz, CDC 13, δ ρ m) : 1. 80 - 1. 96 (4Η , m) , 2. 28 - 2. 39 (2H, m) , 2. 61- 2. 80 (2H, m) , 3 . 02 - 3. 30 (lH, m) , 4. 34-4. 42 (lH, m) , 7. 42-7 . 60 (5H, m) , 8. 22 (1H, s) , 8. 40 ( 1 H, d, J = 5. 2H z) , 8. 45 (1H, s) , 8. 85 (2H, s)
実施例 14
シス一 4— (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 一ィル) 一 N— (5—フエニル— 1, 2, 4ーチアジアゾールー 3—ィル) シクロ へキサン力ルポキサミド
XHNMR (400MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 90- 1. 99 (4H
, m) , 2. 24- 2. 40 (2H, m) , 2 60-2. 80 (3H, m) , 4 . 36-4. 42 (1H, m) , 7. 42- 7 60 (4Η, m) , 7. 82- 7 . 98 (2 H, m) , 8. 40 (1 H, d, J 4. 8Hz) , 8. 46 (1Η, s)
実施例 15
シス一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 —ィル) — N— (5—フエニル— 2一チアゾリル) シクロへキサンカルポキサミド NMR (400MHz, CDC 13, d p pm) : 1. 82-2. 00 (4H
, m) , 2. 32- 2. 40 (2H, m) , 2. 56 -2. 70 (3H, m) , 4 . 36-4. 42 (lH, m) , 7. 30 -7. 45 (4H, m) , 7. 50— 7 . 62 (3H, m) , 8. 42 - 8. 50 (2H, m)
実施例 16
シス— 4一 (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 一ィル) 一 N— (4一フエ二ルー 2—ォキサゾリル) シクロへキサン力ルポキサミ 上
JHNMR (40 OMH z , CDC 13, δ p pm) : 1. 70 - 1. 90 (4H , m) , 2. 20 - 2. 40 (2H, m) , 2. 52 - 2. 72 (3H, m) , 4 . 24-4. 40 ( 1 H, m) , 7. .22— 7. 42 (5H, m) , 7. 60- 7 . 68 (2H, m) , 8. 40 (1H, d, J = 5. 6Hz) , 8. 45 (1H, s)
実施例 17
シス一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3 fル) 一 N— (5—フエ二ルー 1H—ピラゾールー 3—ィル) シクロへキサン力 ルポキサミド
XHNMR (400MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 65 - 1. 90 (4H , m) , 2. 18- 2. 38 (2H, m) , 2. 50- 2. 7 0 ( 3 H, m) , 4 . 22-4. 40 (1H, m) , 6. 90 (1H, s) , 7. 30— 7. 50 (4 H, m) , 7. 7 1- 7. 80 (2H, m) , 8. 41 (1H, d, J = 5. 2 z ) , 8. 46 (1H, s)
実施例 18
シス— 4一 (2—ォキソ—6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ルー 3 一ィル) 一 N— (5—フエ二ルー 2—ピラジニル) シクロへキサンカルボキサミド ^NMR (400MHz, CDC 13, δ ppm) : 1. 7 8 - 1. 9 6 (4H , m) , 2. 22 - 2. 38 (2H, m) , 2. 54- 2. 93 (3H, m) , 4 . 30 -4. 42 (1 H, m) , 7. 41 -7. 58 (3H, m) , 7. 92-8 . 02 (3H, m) , 8. 40 - 8. 52 (2H, m) , 8. 7 0 (1H, s) , 9. 67 (1H, s)
実施例 19
シス _N— [5— (3—フルオロフェニル) — 1 H—ピラゾールー 3—ィル] 一 4- (2—ォキソ— 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ルー 3—^「ル) シク口へキサンカルボキサミド
'HNMR (400 MH z , CDC 13, δ ρ m) : 1 · 78 - 1. 94 (4Η , m) , 2. 21 -2. 38 (2Η, m) , 2. 60— 2. 79 (3Η, m) , 4 . 22-4. 39 ( 1 H, m) , 7. 02-7. 18 ( 1 H, m) , 7. 36— 7 . 44 (3H, m) , 8. 18— 8. 30 (2H, m) , 8. 40 (1H, d, J =5. 2Hz) , 8. 45 (1H, s)
実施例 20
シス一 N— [5 - (4—メトキシフエ二ル〉 一 1H—ピラゾールー 3—ィル] 一 4- (2 _ォキソ— 6—ァザー 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾール— 3_ィル) シクロへキサンカルボキサミド
XHNMR (400MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 65- 1. 90 (4H , m) , 2. 18-2. 38 (2H, m) , 2. 50— 2. 70 (3H, m) , 3 . 85 (1Η, s) , 4. 22-4. 40 (lH, m) , 6. 98— 7. 23 (2 H, m) , 7. 23 -7. 60 (4H, m) , 8. 40 (1H, d, J = 5. 2H z) , 8. 56 (1H, s)
実施例 21
シス一 N_ [5- (4一フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾールー 3—ィル] 一
4一 (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3—ィル) シクロへキサン力ルポキサミド
^NMR (400 MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 78- 1. 96 (4Η
, m) , 2. 22-2. 41 (2H, m) , 2. 51-2. 82 (3H, m) , 4 · 24-4. 44 (1H, m) , 7. 10-7. 43 (5H, m) , 7. 82-7
. 98 (1H, m) , 8. 41 ( 1 H, d, J = 5. 2Hz) , 8. 46 (1H, s)
実施例 22
シス一 N— [1— (2—フルオロフェニル)—_ 1H—ピラゾールー 3—ィル]二
4— (1一ォキソ一 5—ァザイソインドリン一 2—ィル) シクロへキサンカルボキ サミド
'HNMR (400MHz, CDC I 3, 6 p pm) : 1. 70- 1. 0 (4H , m) , 1. 96-2. 10 (2H, m) , 2. 22 - 2. 38 (2H, m) , 2 . 68-2. 74 (1H, m) 4. 32— 4. 41 (1H, m) , 4. 48 (1H
, s) , 6. 99 (1H, s) , 7. 18-7 30 (2H, m) , 7. 70-7 . 88 (2H, m) , 7. 92 ( 1 H, t, J 2. 4Hz) , 8. 20 (1 H, s) , 8. 72 (1H, d, J =4. 8Hz) : 8. 79 (1H, s)
実施例 23
シス一 N— [1— (.2—フルオロフェニル) 1H—ピラゾ一ルー 3—ィル] 一
4— (3—ォキソ一 5—ァザイソインドリン— 2—^ Γル) シクロへキサンカルポキ サミド
XHNMR (400MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 78-1. 94 (4H , m) , 1. 97- 2. 08 (2H, m) , 2. 21- 2. 36 (2H, m) , 2 . 68-2. 76 (1H, m) 4. 30-4. 40 (1H, m) , 4. 43 (1H , s) , 6. 98 (1H, d, J = 2. 4Hz) , 7. 19-7. 28 (2H, m ) , 7. 40 (1H, d, J = 5. 2Hz) 7. 72- 7. 80 ( 1 H, m) , 7 . 93 (1 H, t, J = 2. 4Hz) , 8. 12 (1H, s) , 8, 71 (1H, d, J =4. 8Hz) , 9. 08 (1H, s)
実施例 24
シス一 N— [1— (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾールー 3—ィル] 一 4一 (1一ォキソ一 4ーァザイソインドリン— 2 Tル) シクロへキサンカルボキ サミド
'HNM (400MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 78— 1. 95 (4H , m) , 1. 98-2. 10 (2H, m) , 2. 20-2. 30 (2H, m) , 2 . 63- 2. 70 (lH, m) 4. 38— 4. 42 (lH, m) , 4. 43 (1H , s) , 7. 00 (1 H, d, J = 2. 8Hz) , 7. 19-7. 29 (2H, m ) , 7. 38 -7. 40 (lH, m) 7. 72 - 7. 79 (lH, m) , 7. 92 (1H, t, 1 = 2. 8Hz) , 8. 09 ( 1 H, d, J =8. 0Hz) , 8. 2
4 (1H, s) , 8. 69 (1H, d, J = 4. 8Hz)
実施例 25
シス一 N— [1 - (2—フルオロフェニル) 一 1H—ピラゾールー 3—ィル] 一 4- (3—ォキソ一 4—ァザイソインドリン一 2—ィル) シクロへキサンカルボキ サミド
^ M (400MHz, CDC】 3, δ ρ m) : 1. 76- 1. 92 (4Η , m) , 1. 97 - 2. 08 (2Η, m) , 2. 19-2. 23 ( 2 Η, m) , 2 . 61-2. 69 (1 Η, m) , 4. 38 (1Η, s) , 4. 38-4. 44 ( 1 H, m) , 6. 97 (1Η, d, J-2. 8Ηζ) , 7. 18-7. 30 (2Η, m) , 7. 38-7. 41 (1Η, m) 7. 70-7. 80 (2H, m) , 7. 9 0 (1H, t, J = 2. 8Hz) , 8. 31 ( 1 H, s) , 8. 74 ( 1 H, d, J = 4. 8Hz)
実施例 26
シス一 N— [1 - (2—フルオロフ ニル) 一 1H—ピラゾールー 3—ィル] 一 4- (1—ォキソイソインドリン一 2—ィル) シクロへキサンカルボキサミド
'HNMR (400 MHz, CDC 13, ppm) : 1. 78- 1. 95 (4H , m) , 1. 96 -2. 03 (2H, m) , 2. 10-2. 24 (2Η, m) , 2 . 62- 2. 70 (1Η, m) , 4. 32-4. 40 (1H, m) , 4. 38 (1 H, s) , 7. 00 (1H, d, J =2. 4Hz) , 7. 20- 7. 28 (3H, m). , 7. 40 7. 52 (2H, m) 7. 72- 7. 80 (lH, m) , 7. 8 3 (1H, d, J = 7. 2Hz) , 7. 92 (1H, t, J = 2. 8Hz) , 8. 32 (1H, s)
実施例 27
シス一 N— [1— (2—フルオロフェニル) — 1 H—ピラゾールー 3—ィル] ― 4— (2—ォキソインドリン一 1—ィル) シクロへキサンカルボキサミド
XHNM (400MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 63 -2. 00 (4H , m) , 2. 30 - 2. 42 (2H, m) , 2. 70 -2. 82 (3H, m) , 3 . 62 ( 2 H, s) , 4. 28-4. 70 ( 1 H, m) 7. 09 ( 1 H, t, J = 7. 2Hz) , 7. 18 (1H, d, J = 2. 0Hz) , 7. 24-7. 46 (5
H, m) , 7. 82 - 7. 90 (1H, ra) , 8. 05 (1H, t, J = 2. 8H z) , 8. 16 (1H, s)
実施例 28
シス一 N— [2〜 (2—フルオロフェニル) 一 2H— 1, 2, 3—卜リアゾール —4一ィル] 一 4— (2—ォキソー 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾー ルー 3 -ィル) シクロへキサンカルポキサミド
XHNMR (400MHz, CDC 13, δ P pm) : 1. 55- 1. 90 (4H , m) , 2. 30 (2H, b r d, J = 11. 6Hz) , 2. 55-2. 65 ( 2H, m) , 2. 77 ( 1 H, b r s) , 4. 31— 4. 40 (1H, m) , 7 . 22-7. 30 (2H, m) , 7. .35- 7. 40 (2H, m) , 7. 79 (1 H, t, J = 8. 0Hz) , 8. 05 (1H, s) , 8. 40 (1H, d, J = 2 . 4Hz) , 8. 42 (1H, s) , 8. 46 ( 1 H, s )
実施例 29
シス一 N— [2 - (3—フルオロフェニル) 一 2H— 1, , 3—トリアゾール 一 4一ィル] —4— (2—ォキソ一 6—ァザ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一 ルー 3—ィル) シク口へキサン力ルポキサミド
^NMR (400MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 80— 1. 90 (4H , m) , 2. 30 (2H, b r d, J = 11. 6Hz) , 2. 55 - 2. 65 ( 2H, m) , 2. 78 (1H, b r s) , 4. 31-4. 40 (lH, m) , 7 . 02 (1H, d t, J = 2. 0, 6. 8Hz) , 7. 38 (1H, d, J = 5. 6Hz) , 7. 41- 7. 45 (1H, m) , 7. 69 (1H, dd, J = 2.4, 10. 0Hz) , 7. 76 (1H, d, J = 8. 0Hz) , 8. 05 (lH, s) , 8. 34 (1H, s) , 8. 41 (1H, d, J = 5. 2Hz) , 8. 46 (1H, s )
実施例 30
シス—N— [2— (4—フルオロフェニル) —2H— 1, 2, 3一卜リアゾール - 一" fル] 一 4— (2—ォキソ一 6—ァザ一 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾー ル—3—ィル) シクロへキサンカルボキサミド
^NMR (40 OMHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 80— 1. 90 (4H
, m) , 2. 30 (2H, b r d, J = 12. 0Hz) , 2. 50 - 2. 70 ( 2H, m) , 2: 78 (1H, b r s) , 4. 30-4. 40 (lH, m) , 7 . 05 - 7. 22 (2H, m) , 7. 38 ( 1 H, d, J = 5. 2H z) , 7. 8 0- 8. 00 (2H, m) , 8. 05 (1 H, s) , 8. 3 1 (1H, s) , 8. 05 (1H, d, J = 5. 2Hz) , 8. 46 ( 1 H, s)
実施例 31
シス一 N— [2 - (2, 5—ジフルオロフェニル) - 2H- 1, 2, 3—トリァ ゾールー 4—ィル] 一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキ サゾールー 3—^ Γル) シク口へキサン力ルポキサミド
XHNMR (400MHz, CDC 13, 6 p pm) : 1. 80— 1. 90 (4H , m) , 2. 29 (2Η, , b r d, J = 12. 0Hz) , 2. 55-2. 65 (2H, m) , 3. 48 ( 1 H, b r s) , 4. 30-4. 40 ( 1 H, m) , 7. 20- 7. 35 (2H, m) , 7. 37 (1H, d, J = 5. 6Hz) 7. 5 5- 7. 60 (1H, m) , 8. 1 1 (1H, s) , 8. 42 1 -8. 42 (2H , m) , 8. 46 (1H, s)
実施例 32
シス一 N— [2 - (2, 4ージフルオロフェニル) 一 2.H— 1, 2, 3—トリア ゾール—4一ィル] —4— (2—ォキソ一 6—ァザー 2, 3—ジヒドロベンゾォキ サゾ一ルー 3—ィル) シクロへキサンカルボキサミド
^NMR (400MHz, CDC 13, <5 p pm) : 1. 80 - 1. 95 (4H , m) , 2. 30 (2H, b r d, J = 12. 4Hz) , 2. 55 - 2. 65 ( 2H, m) , 2. 80 ( 1 H, b r s) , 4. 30-4. 40 (lH, m) , 6 • 69 (1H, d t, J = 2. 8, 9. 2Hz) , 6. 82 ( 1 H, d d, J = 2 . 8, 9. 6Hz) , 7. 38 ( 1 H, d, J = 5. 2Hz) , 7. 90 ( 1 H, d d, J = 6. 0, 9. 2Hz) , 8. 09 ( 1 H, s) , 8. 36 (1H, s) , 8. 41 (1H, d, J = 5. 2Hz) , 8. 46 ( 1 H, s )
実施例 33
シス一 N— [2 - (3, 4ージフルオロフェニル) 一 2H— 1, 2, 3—トリア ゾールー 4一ィル] 一 4ニ(2—ォキソ _6—ァザー 2, —3—ジヒドロベンゾォキ
サゾ一ルー 3 _ィル) シクロへキサン力ルポキサミド
^NM (400MHz, CDC 13, δ p pm) : 1 80- 1. 90 (4H , m) , 2. 29 (2H, b r d, J = 1 3. 2Hz) 2. 55 - 2. 65 ( 2H, m) , 2. 78 (1H, b r s) , 4. 30-4 40 (1 H, m) , 7 . 20-7. 40 (3H, m) , 7. 70— 7. 80 ( 1 H, m) , 8. 06 ( 1 H, s) , 8. 33 (1H, s) , 8. 40 ( 1 H, d, J =4. 8Hz) , 8. 46 (1 H, s)
実施例 34
シス— N_ [2— (3, 5—ジフルオロフェニル) — 2H— 1, 2, 3—卜リア ゾ一ルー 4一ィル] 一 4— (2—ォキソ一 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロベンゾォキ サゾ一ルー 3—ィル) シクロへキサンカルボキサミド
^NMR (400MHz , CDC 13, <5 p pm) : 1. 80— 1. 90 (4H , m) , 2. 28 (2H, b r d, J = 12. 0Hz) , 2. 50 - 2. 65 ( 2 H, m) , 2. 78 (1H, b r s) , 4. 30— 4. 40 (1H, m) , 7 . 37 (1H, d, J =4. 8Hz) , 7. 50 - 7. 55 (2H, m) , 7. 7 0-7. 75 (1H, m) , 7. 99 (1H, s) , 8. 36 (1H, s) , 8. 40 (1H, d, J = 5. 6Hz) , 8. 46 (1H, s) 参考例 1
シス一 4一 _(2—ォキソ _ 2, 3 '、一ル—3—ィル) シ ク口へキサンカルボン酸の製造
(1) t e r t一ブチル 4ーォキソシクロへキサンカルポキシラートの製造
ェチル 4一才キソシクロへキサンカルポキシラート (1 7. 0 g) をメタノー ル (10 OmL) に溶解し、 4N水酸化ナトリウム水溶液 (25mL) を加えて 1 時間撹拌した。 反応液に 4N塩酸 (25mL) を加え、 水と酉乍酸ェチルで分配し、 有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。 溶媒を留去することにより白色固体 (14. 2 g) を得た。 この化合物にピリジン (5 OmL) 及び 2—メチル—2— プロパノール (8 OmL) を加え、 氷冷下ォキシ塩化りん (1 3mL) を滴下した 。 室温で 14時間反応させた後、 反応混合物を水に注ぎ入れ、 クロ口ホルム (20 OmL) で抽出した。 有機層を飽和食塩水 (5 OmL) で洗浄し、 無水硫酸マグネ シゥムにて乾燥した。 溶媒を留去することにより表題化合物 (19. 8 g) を得た
(2) t e r t—ブチル 4一 ( 2—ヒドロキシァ二リノ) シクロへキサン力ルポ キシラートの製造
t e r t—プチル 4ーォキソシクロへキサンカルポキシラート (3. 50 g) のメタノール溶液 (35mL) に、 2 --アミノフエノール (1. 93 g) 、 ナトリ ゥムシアンポロヒドリド (1. l l g) 及び塩化亜鉛 (1. 20 g) を加え、 窒素 雰囲気下 0 で 40分間攪拌した。 反応混合物に飽和塩ィヒアンモニゥム水溶液を加 え、 酢酸ェチル (10 OmL) で抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫 酸ナトリウムで乾燥後、 濃縮した。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー ( へキサン Z酢酸ェチル =5/1) で分離精製することにより、 表題化合物 (4. 8 8 g) を得た。
(3) シス一 4一 (2—ォキソ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾールー 3—ィル ) シクロへキサンカルボン酸の製造
t e r t—ブチル 4一 (2—ヒドロキシァ二リノ) シクロへキサンカルポキシ ラート (4. 86 g) のテトラヒドロフラン溶液 (5 OmL) に N, N, 一力ルポ
エルジイミダゾール (4. 06 g) を加え、 窒素雰囲気下、 室温で 40分間攪拌し た。 反応液に飽和塩化アンモニゥム水溶液を加えた後、 酢酸ェチルで抽出した。 有 機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 濃縮した。 残渣にトリ フルォロ酢酸 (5 OmL) を加え、 室温で 30分間攪拌した。 反応液を濃縮後、 ジ ェチルエーテルを加え懸濁させた後、 濾過し濾液を濃縮した。 得られた残渣をシリ 力ゲルカラムクロマトグラフィー (へキサン Z酢酸ェチル =5ノ1) で分離精製す ることにより、 表題化合物 (1. 16 g) を得た。
^NMR (300MHz, CDC 13, 6 p pm) : 1. 69- 1. 90 (4H , m) , 2. 30- 2. 45 (4H, m) , 2. 80- 2. 90 (1Η, b r) , 4. 20-4. 30 (1H, m) , 7.. 04- 7. 22 (4H, m)
参考例 2
4— (1—ォキソイソインドリン一 2—ィル) シクロへキサンカルボン酸の製造
(1) 4一 (ベンジルォキシカルポニルァミノ) シクロへキサンカルボン酸の製造
Z:ベンジルォキシカルホニル基
4—アミノシクロへキサンカルボン酸 (7. 16 g) のジォキサン (5 OmL) 溶液に水 (10mL) 及び 4 N水酸化ナトリウム水溶液 (27. 5mL) を加え、 '氷冷下クロ口ぎ酸ベンジルを滴下し 1時間撹拌した。 反応混合物をクロ口ホルム ( 10 OmL) で抽出した後、 有機層を飽和食塩水 (5 OmL) で洗浄し、 無水硫酸 マグネシウムにて乾燥した。 溶媒を留去することにより表題化合物 (1 3. 0 g) を得た。
(2) t- e r t—ブチル 4- (ベンジルォキシカルボニルァミノ) シクロへキサ ンカルポキシラートの製造
4— (ベンジルォキシカルボニルァミノ) シクロへキサンカルボン酸 (13. 0 g) にピリジン (5 OmL) 及び 2—メチルー 2—プロパノール (4 OmL) を加 え、 氷冷下ォキシ塩化りん (7mL) を滴下した。 室温で 14時間反応させた後、 反応混合物を水に注ぎ入れ、 クロ口ホルム (10 OmL) で抽出した。 有機層を飽 和食塩水 (2 OmL) で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。 溶媒を留去 することにより表題化合物 (10. O g) を得た。
(3) t e r t—ブチル 4ーァミノ,シクロへキサンカルポキシラー卜の製造
t e r t一ブチル 4一 (ベンジルォキシカルポニルァミノ) シクロへキサン力 ルポキシラート (10. O g) をメタノール (10 OmL) に溶解し、 10%パラ ジゥム一炭素を加え、 水素雰囲気下 5時間撹拌した。 パラジウム一炭素を濾去した 後、 濾液を濃縮し、 表題化合物 (6. 17 g) を得た。
(4) メチル 2 — (プロモメチル) ベンゾアートの製造
メチル O—トルアート (9. 7 g) を四塩ィ匕炭素に溶解し、 N—ブロモスクシ ンイミド (12. 3 g) 及び 2, 2' —ァゾビス (イソプチロニトリル) (212 mg) を加え、 80 で 1時間撹拌した。 反応混合物を水に注ぎ入れ、 クロ口ホル ム (10 OmL) で抽出した。 有機層を飽和食塩水 (2 OmL) で洗浄し、 無水硫 酸マグネシゥムにて乾燥した。 溶媒を留去することにより表題化合物 (14. 8 g ) を得た
(5) t e r t—ブチル 4— ( 1—ォキソイソインドリン一 2—ィル) シクロへ
メチル 2― (ブロモメチル) ベンゾアート (229mg) のジメチルホルムァ ミド溶液に t e r t—プチル 4ーァミノシクロへキサンカルボキシラート (19 9mg) 及びトリェチルァミン (139 L) を加え、 80でで 1時間撹拌した。 反応混合物を水に注ぎ入れ、 酢酸ェチル (5 OmL) で抽出した。 有機廇を飽和食 塩水 (1 OmL) で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後、 濃縮した。 残 渣をシリ力ゲル力ラムクロマトグラフィー (へキサン Z酢酸ェチル = 4 Z 1〜 1 Z 2) により精製し、 表題化合物 (319mg) を得た。
(6) 4- (1—ォキソイソインドリン—2—ィル) シクロへキサンカルボン酸の t e r t—ブチル 4- (1一ォキソイソインドリン一 2—^ fル) シクロへキサン カルポキシラート (319mg) にトリフルォロ酢酸 (5mL) を加え、 室温で 5 時間攪拌した。 反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ入れ、 クロロホ ルム (5 OmL) で抽出した。 有機層を飽和食塩水 (2 OmL) で洗浄し、 無水硫 酸ナトリゥムにて乾燥した。 溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲル力ラムクロマ トグラフィ一 (クロ口ホルム Zメタノ一ル = 10/1) で分離精製することにより 、 表題化合物 (15 O mg) を得た。
1HNMR (300MHz, CDC 13, δ ρ pm) : 1. 40— 2. 30 (1 8Η, m) , 4. 10— 4. 40 (2H, m) , 4. 32 (4H, s) , 7. 40 一 8. 10 (6H, m)
参考例 3
4- (1一ォキソ一 5—ァザイソインドリン一 2—ィル) シクロへキサン力ルポ ン酸の製造
(1) メチル 3— (プロモメチル) イソニコチナ一卜の製造
メチル 3—メチルー 4—ピリジンカルポキシラート (1. 5 g) を四塩化炭素 に溶解し、 N—プロモスクシンイミド (1. 9 g) 及び 2, 2 ' —ァゾビスイソブ チロニトリル (33mg) を加え、 8 O :で 1時間撹拌した。 反応混合物を水に注 ぎ入れ、 クロ口ホルム (5 OmL) で抽出した。 有機層を飽和食塩水 (2 OmL) で洗浄し、 無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。 溶媒を留去することにより表題化合 物 (2. 3 g) を得た。
(2) t e r t—プチル 4一 (1—ォキソ—5—ァザイソインドリン— 2—ィル ) シクロへキサンカルポキシラートの製造
メチル 3— (プロモメチル) イソニコチナー卜 (1. 4g) のジメチルホルム アミド溶液に t e r t—ブチル 4—アミノシクロへキサン力ルポキシラ一ト (1 . 2 g) 及びトリェチルァミン (1. 67mL) を加え、 80°Cで 1時間撹拌した 。 反応混合物を水に注ぎ入れ、 酢酸ェチル (5 OmL) で抽出した。 有機層を飽和 食塩水 (1 OmL) で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後、 濃縮した。 残渣をシリ力ゲル力ラムクロマトグラフィー (へキサン Z酢酸ェチル = 4 Z 1〜 1 /2) により精製し、 表題化合物 (334mg) を得た。
(3) 4一 (1一ォキソ一 5—ァザイソインドリン— 2—ィル) シクロへキサン力 ルボン酸の製造
t e r t—ブチル 4一 (1—ォキソ一 5—ァザイソインドリン一 2—ィル) シク 口へキサンカルボキシラート (334mg) にトリフルォロ酉乍酸 (5mL) を加え 、 室温で 5時間攪拌した。 反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を注ぎ入れ 、 クロ口ホルム (50mL) で抽出した。 有機層を飽和食塩水 (2 OmL) で洗浄 し、 無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。 溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲル力 ラムクロマトグラフィー (クロ口ホルムノメタノール =10/1) で分離精製する ことにより、 表題化合物 (190mg) を得た。
XHNMR (300MHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 20 - 2. 60 (18 H, m) , 3. 90 -4. 40 (2H, m) , 4. 40 (4H, s) , 7. 70— 8. 15 ( 3 H, m) , 8. 70— 8.. 85 ( 3 H, m)
参考例 4
4- (2—ォキソィンドリン一 1一ィル) シクロへキサンカルボン酸の製造
(1) ジー t e r t—ブチル 2— (2—二トロフエニル) マロナートの製造
マロン酸ジ t e r t一ブチル (1 1. 39 g) の無水テトラヒドロフラン (20 OmL) 溶液に氷冷下 60%水素化ナトリウム (3. 00 g) を加えた。 室温で 3 0分間撹拌した後、 2—フルォロニトロベンゼン (7. 06 g) を加え室温で 14 時間撹拌した。 反応混合物に飽和塩化アンモニゥム水溶液を加え、 酢酸ェチル (2 0 OmL) で抽出した。 有機層を飽和食塩水 (5 OmL) で洗浄し、 無水硫酸マグ ネシゥムにて乾燥した。 溶媒を留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィー (へキサン Z酢酸ェチル =5Z1)で分離精製することにより、 表題化
合物 (16. 87 g) を得た。
(2) ジー t e r t—プチル 2— (2 ァミノフエ二ル) マロナ一卜の製造
ジ— t e r t—プチル 2— (2—二トロフエニル) マロナート (7. 0 g) を メタノール (10 OmL) に溶解し、 10 %パラジウム一炭素 (70 Omg) を加 え、 水素雰囲気下 2時間撹拌した。 パラジウム一炭素を濾去した後、 濾液を濃縮し 、 表題化合物 (6. 36 g) を得た。
(3) ジ— t e r t—ブチル 2 - [2 - (1, 4ージォキサスピロ [4. 5] デ 力一 8—ィルァミノ) フエニル] マロナートの製造
ジー t e r t—ブチル 2— (2—ァミノフエニル) マロナ一ト (6. 36 g) のジクロ口ェ夕ン (5 OmL) 溶液に 1, 4ージォキサスピロ [4. 5] デカン一 8—オン (3. 12 g) 、 酢酸 (1. 8mL) 及びトリァセトキシヒドロホウ酸ナ トリウム (6. 70 g) を加え、 室温で 14時間撹拌した。 反応混合物に飽和炭酸 水素ナトリゥム水溶液 (2 OmL) を加えた後、 クロ口ホルム (10 OmL) で抽 出した。 有機層を飽和食塩水 (2 OmL) で洗浄し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後 、 濃縮した。 得られた残渣をシリ力ゲル力ラムクロマトグラフィー (へキサン Z酢 酸ェチル =4Z1) で分離精製することにより、 表題化合物 (7. 65 g) を得た
(4) 1一 (1, 4ージォキサスピロ [4. 5] デカ— 8—ィル) インドリン— 2 一オンの製造
ジ— t e r t—ブチル 2一 [2- (1, 4ージォキサスピロ [4. 5] デカー 8—ィルァミノ) フエニル] マロナ一ト (50 Omg) のトルエン (1 OmL) 溶 液に p—トルエンスルホン酸 (4 Omg) を加え 100°Cで 6時間撹拌した。 反応 混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 (2 OmL) を加えた後、 酢酸ェチル (5 OmL) で抽出した。 有機層を飽和食塩水 (2 OmL) で洗浄し、 無水硫酸ナトリ ゥムで乾燥後、 濃縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー ( へキサン Z酢酸ェチル =4/1) で分離精製することにより、 表題化合物 (271 m ) を得た。
(5) 1― (4—ォキソシクロへキシル) インドリン一 2—オンの製造
1— (1, 4—ジォキサスピロ [4. 5] デカ— 8—ィル) インドリン一 2—ォ ン (27 lmg) のジォキサン (15mL) に 6 N塩酸 (5mL) を加え 100。C で 2時間撹拌した。 反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 (10mL) を加 えた後、 クロ口ホルム (5 OmL) で抽出した。 有機層を飽和食塩水 (2 OmL) で洗浄し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 濃縮し、 表題化合物 (189mg) を得 た。
(6) 1一 (4ーヒドロキシシクロへキシル) インドリン— 2—オンの製造
1 - (4ーォキソシクロへキシル) インドリン— 2—オン (238mg) をエタ ノール (10 OmL) に溶解し 0 に冷却した後、 水素化ホウ素ナトリウム (47 mg) を加え、 0°Cにて 1時間攪拌した。 反応混合物に 10%硫酸水溶液を加え p H4にし、 続いて、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で塩基性にした後、 クロ口ホル ム (10 OmL) にて抽出した。 有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、 濃縮 した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸ェチル) で分離 精製することにより、.表題化合物 (271mg) を得た。
(7) 4- (2—ォキソインドリン— 1一ィル) シクロへキサン力ルポ二トリルの 製造
1- (4—ヒドロキシシクロへキシル) インドリン一 2—オン (3. 66 g) 及 ぴトリエチルァミン (3. 3 ImL) をテトラヒドロフラン (5 OmL) に溶かし 、 0°Cに冷却した。 塩化メタンスルホニル (1. 35mL) を加え、 0°Cにて 1時 間攪拌した。 反応混合物を酢酸ェチル (10 OmL) で希釈し、 飽和塩化アンモニ ゥム水溶液 (3 OmL) 及び飽和食塩水 (3 OmL) で洗浄し、 無水硫酸マグネシ ゥムにて乾燥後、 濃縮した。 残渣を無水ジメチルホルムアミド (5 OmL) に溶か し、 トリェチルアンモニゥムシアニド (6. 17 g) を加え、 100 にて1. 5 時間攪拌した。 反応混合物を酢酸ェチル (10 OmL) で希釈し、 水 (5 Om) 、 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 (5 OmL) 及び飽和食塩水 (5 OmL) で順次洗 浄し、 有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、 濃縮した。 残渣をシリカゲル力
0
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ラムクロマトグラフィー (へキサンノ酢酸ェチル ==1Z2) で分離精製することに より、 表題化合物 (1. 54g) を得た。
(8) 4- (2—ォキソインドリン一 1一ィル) シクロへキサンカルボン酸の製造
4— (2—ォキソインドリン一 1一ィル) シクロへキサンカルボ二トリル (1. 54 g) に水 (10mL) 及び濃硫酸 (4. OmL) を加え、 6時間加熱還流した 。 反応混合物を室温まで冷却した後、 5 Ντ酸化ナトリゥム水溶液にて Ρ Η 8に調 整した後、 濃塩酸で ΡΗ4に調整した。 析出晶を濾取し、 水で洗浄した後、 乾燥し 、 表題化合物 (1. 01 g) を得た。
XHNMR (30 OMHz, CDC 13, δ p pm) : 1. 40-2. 40 (18 H, m) , 3. 50 (4H, s) , 3.. 75- 3. 90 (1H, m) , 4. 10— 4. 20 (1H, m) , 6. 80- 7. 20 (4H, m)
参考例 5
シス— 4一 (2—ォキソ _ 6—ァザ— 2, 3—ジヒドロべンゾォキサゾ一ルー 3 一ィル) シクロへキサンカルボン酸の製造
(1) t e r t—ブチル 4一 [ (3—ヒドロキシ一 4一ピリジル) ァミノ]シクロへ キサンカルポキシラートの製造
t e r t一ブチル 4ーォキソシクロへキサンカルポキシラート (5. 17 g) のメタノール溶液 (5 OmL) に、 4—アミノー 3—ヒドロキシピリジン (3. 7 4 g) 、 ナトリウムシァノポロヒドリド (2. 7 Og) 及び塩化亜鉛 (2. 32 g ) を加え、 窒素雰囲気下室温で 14時間攪拌した。 反応混合物に飽和塩化アンモニ ゥム水溶液を加え、 クロ口ホルム (10 OmL) で抽出した。 有機層を飽和食塩水 で洗浄し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 濃縮した。 残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー (へキサン 酢酸ェチル =2ノ1) で分離精製することにより、 表 題化合物 (2. 41 g) を得た。
(2) シス一 4一 (2—ォキソ一 6—ァザ一 2, 3—ジヒドロベンゾォキサゾ一ル 一 3—ィル) シクロへキサンカルボン酸の製造
t e r t—ブチル 4一 [ (3—ヒドロキシー 4—ピリジル) ァミノ]シクロへキサ ンカルボキシラー卜 (1. 18 g) のテトラヒドロフラン溶液 (20mL) にトリ ホスゲン (477mg) を加え、 窒素雰囲気下、 室温で 2時間攪拌した。 飽和炭酸 水素ナトリウム水溶液を加えた後、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で 洗浄し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 濃縮した。 残渣にトリフルォロ酢酸 (10 mL) を加え、 室温で 30分間攪拌した。 反応液を濃縮後、 反応混合物に飽和炭酸 水素ナトリウム水溶液を加え、 クロ口ホルム (50mL) で抽出した。 有機層を飽 和食塩水で洗浄し、 無水硫酸ナトリウムで乾燥後、 濃縮した。 得られた残渣をシリ 力ゲルカラムクロマトグラフィー (クロ口ホルム メタノール = 10/1) で分離 精製することにより、 表題化合物 (360mg) を得た。
NMR (400 MH z , DMSO-d 6, δ ρ pm) : 1. 60— 1. 70 ( 2Η, m) , 1. 72 - 1. 82 (2H, m) , 2. 05 -2. 20 (4Η, m) , 2. 62 -2. 68 (1H, b r) , 4. 26—4. 40 ( 1 H, m) , 7. 0 3-7. 31 (6 H, m) , 7. 39 (I'H, d, J = 7. 6Hz) , 4. 18- 4. 30 (1H, m) , 7. 48 (1 H, d, J = 6. 0Hz) , 8. 49 (1H , d, J = 6. 0Hz) , 8. 70 ( 1 H, s) 製剤例 1
実施例 1の化合物 20. 0 g、 乳糖 417 g、 結晶セルロース 80 g及び部分ァ ルファー化デンプン 80 gを V型混合機を用いて混合した後、 ステアリン酸マグネ シゥム 3. 0 gを加え混合した。 混合末を常法に従い打錠し直径 7. 0 mm, 1錠 の重量 15 Omgの錠剤 3000錠を得た。 ー綻 (15 Omg) あたりの含有量
実施例 1の化合物 5. Omg
乳糖 104. 25mg
結晶セルロース 20. Omg
部分アルファ一化デンプン 20. Omg
ステアリン酸マグネシウム 0. 75mg 製剤例 2
ヒドロキシプロピルセルロース 2910 10. 8 g及びポリエチレングリコー ル 6000 2. l gを精製水 172. 5 gに溶解した後、 二酸化チタン 2. 1 g を分散し、 コーティング液を調製した。 別に調製した製剤例 1の錠剤 2500錠に ハイコー夕一ミニを用いてコーティング液をスプレーコーティングし、 重量 155 mgのフィルムコート錠を得た。 一錠 (155mg) あたりの含有量
製剤例 1の錠剤 15 Omg
ヒドロキシプロピルセルロース 2910 3. 6mg
ポリエチレングリコール 6000 0. 7mg
二酸化チタン 0. 7mg 産業上の利用可能性
本発明の化合物は、 NPY拮抗作用、 特に NPY Y 5受容体における拮抗作用 を有し、 例えば脳内移行性又は脳脊髄液移行性等の体内動態に優れ、 また、 安全性 も高いため、 NPYが関与する各種の疾患、 例えば狭心症、 急性 ·うつ血性心不全 、 心筋梗塞、 高血圧、 腎臓病、 電解質異常、 血管れん縮、 動脈硬化症等の循環器系 疾患、 例えば過食症、 うつ病、 不安、 痙攣、 てんかん、 痴呆、 痛み、 アルコール依 存症、 薬物の断薬に伴う禁断症状、 概日リズムの変調、 統合失調症、 記憶障害、 睡 眠障害、 認知障害等の中枢神経系疾患、 例えば肥満症、 糖尿病、 ホルモン分泌異常 、 高コレステロール血症、 高脂血症、 痛風、 脂肪肝等の代謝性疾患、 例えば不妊、 早産、 性機能障害等の生殖系疾患、 消化管系疾患、 呼吸器系疾患、 炎症性疾患又は 緑内障等、 また、 例えばァテローム性動脈硬化症;性腺機能低下症;高アンド
ロゲン症;多嚢胞性卵巣症候群;多毛症;消化管運動障害;肥満に関連した 胃食道逆流;肥満低換気症候群 (ピックウイック症候群) ;睡眠時無呼吸症 候群;炎症;全身性脈管炎;変形性関節症;ィンスリン抵抗性;気管支収縮 ; アルコール嗜好性、 代謝異常症候群 (me t abo l i c s y n d r ome ; s ynd r ome X) ;ァルツハイマー病;心肥大;左心室肥大;高トリダリ セリド血症;低 HD Lコレステロール血症;例えば冠動脈性心疾患 (CHD) ;脳 血管性疾患、 脳卒中、 末梢脈管疾患、 突然死等の循環器系疾患;胆嚢疾患;癌 (乳 癌、 子宮内膜癌、 結腸癌) ;息切れ;高尿酸血症;生殖能障害;腰痛;麻酔薬過敏 症;腎臓系に付随する疾患;例えば体液の流動障害、物質輸送の異常、腎不全等の腎 異常;ショック;不整脈;例えば冠状動脈若しくは胃腸管の手術中若しくは手術後等 の交感神経活性の昂進に関わる症状;例えば脳梗塞、神経変性、若しくは脳卒中、 脳 血管攣縮若しくは脳出血に関与する症状等の脳若しくは中枢神経系に関わる疾患; 痛み若しくは侵害受容に関わる症状;例えば様々な形態の腸閉塞、 尿失禁、 クロー ン病等の消化管運動若しくは分泌の異常に関わる疾患;例えば拒食症、 過食症等の 摂食障害;炎症に関わる症状若しくは疾患;喘息;細気管支収縮、 又は例えば黄体 形成ホルモン、 成長ホルモン、 インスリン、 黄体刺激ホルモン等のホルモン分泌異 常に関わる疾患等の処置剤として有用である。