JP2001139415A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JP2001139415A
JP2001139415A JP32167399A JP32167399A JP2001139415A JP 2001139415 A JP2001139415 A JP 2001139415A JP 32167399 A JP32167399 A JP 32167399A JP 32167399 A JP32167399 A JP 32167399A JP 2001139415 A JP2001139415 A JP 2001139415A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗布時のべたつきや重さがなくさらさらして、
のび広がりも軽く、後肌も、さらっとしたなめらかな感
触を有する等、軽い延びとさっぱりした使用感を有し、
更に汗、水に強い撥水性を持つと共に、塗布する事によ
り、適度に水分の蒸散を損なうことなく、柔軟性、平滑
性、エモリエント効果を付与し、自然なつやを与える
等、使用性に優れ、良好な経時安定性を有する皮膚化粧
料を提供する。 【解決手段】(A)ポリラクトン含有基を有する単量体
と、(B)オルガノポリシロキサン単量体とを構成成分
として有する共重合体を用いることを特徴とする皮膚化
粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリラクトン含有基
を有する単量体及びオルガノポリシロキサン単量体を構
成成分として有する共重合体を含有する皮膚化粧料に関
する。更に詳細には、上述した特定の共重合体を含有す
ることによって、軽い延びとさっぱりした使用感、そし
て汗、水に強い撥水性を有すると共に、塗布する事によ
り、柔軟性、平滑性、エモリエント効果を付与し、自然
なつやを与える効果に優れ、良好な経時安定性を有する
皮膚化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、柔軟性や平滑性を与え、エモリエ
ント効果を持たせる目的で、パラフィン、エステル、高
級アルコール、グリセライドなどの液体油を化粧料に含
有したものが用いられているが、これらの化粧料は、油
っぽさやべたつき、油膜感が避けられなかった。そこ
で、このべたつき感を押さえるために分子量が高く、不
飽和度の低い固体油が併用されたりしているが、密着性
が充分でないため剥がれ落ちが生じたり、硬さが生じた
りする問題があった。よって、油っぽさやべたつき、油
膜感を押さえるために、前記構成の化粧料にジメチルポ
リシロキサンなどのシリコーン油を配合した化粧料も知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリコ
ーン油は軽い延びと更に優れた平滑性、撥水性を有する
が、反面、炭化水素系の液体油との相溶性が悪く、ま
た、表面張力が低いためにすばやく拡散して、持続性に
乏しいという欠点があった。従って、さっぱりした使用
感、軽い延び、優れた撥水性を有しながら、なおかつ、
柔軟性、平滑性、エモリエント効果を付与し、自然なつ
やを与える効果に優れ、良好な経時安定性を有する製剤
の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記実情に鑑み、本発明
者らは鋭意研究を行なった結果、特定の構成並びに特性
を有する共重合体を含有する化粧料が、上記課題を解決
し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。すな
わち、本発明は、(A)ポリラクトン含有基を有する単
量体と、(B)オルガノポリシロキサン単量体とを構成
成分として有する共重合体を含有することを特徴とする
皮膚化粧料である。以下、詳述する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる共重合体は、
構成成分として、(A)ポリラクトン含有基を有する単
量体と、(B)オルガノポリシロキサン単量体を含有す
る。(A)のポリラクトン含有基を有する単量体として
は、ラジカル重合性基とポリラクトン含有基とを有する
単量体が好ましく、下記一般式(1) J(K)(L)M・・・(1) [式中、Jはビニル基(置換基を有していても良い)、
Kは二価の連結基、Lは−C(=O)(CRCH
RO−で表わされるラクトン基、Mは水素原子又はアセ
チル基を示し、pは0又は1、qは1以上の整数、rは
4〜6の整数、Rは水素原子、炭素数1〜12のアルキ
ル基を示す。]で表わされるポリラクトン含有基を有す
る単量体が挙げられる。例えば、δ−バレロラクトン、
エチル−δ−バレロラクトン、ε−カプロラクトン、メ
チル−ε−カプロラクトン、エチル−ε−カプロラクト
ン、ジメチル−ε−カプロラクトン、トリメチル−ε−
カプロラクトン、エナントラクトン等の開環重合により
得られるが、具体的には、下記化学式(3)〜(5)等
が挙げられる。これらの中でも、ε−カプロラクトンが
好ましい。
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】
【化3】
【0009】(B)のオルガノポリシロキサン単量体と
しては、(A)と共重合可能なラジカル重合性基を有す
るオルガノポリシロキサン単量体が好ましく、下記一般
式(2) W(X)Si(Y)(Z)・・・(2) [式中、Wは(A)と共重合可能なビニル基(置換基を
有していても良い)、Xは二価の連結基、Yは水素原
子、炭素数1〜10のアルキル基、アリール基又はアル
コキシ基を示し、Zは一価のシロキサンポリマーを示
す。aは0又は1、bは0〜2の整数、cは1〜3の整
数を示し、b+c=3である。]で表わされるオルガノ
ポリシロキサン単量体が挙げられる。
【0010】(B)のうち、好適に用いられる具体例と
しては、例えば以下に示す化学式(6)〜(10)が挙
げられる。
【0011】
【化4】
【0012】
【化5】
【0013】
【化6】
【0014】
【化7】
【0015】
【化8】
【0016】また、本発明の共重合体において、(A)
がラジカル重合性基とポリラクトン含有基を有する単量
体であり、(B)が(A)と共重合可能なラジカル重合
性基を有するオルガノポリシロキサン単量体を構成成分
として含有する場合は、必要に応じてこれらの構成成分
と共重合可能なラジカル重合性基を有する種々の化合物
を使用することができる。これらの化合物としては、例
えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、2−エ
チルヘキシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート等の
アルキル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アク
リレート、フルオロ炭素鎖1〜10のパーフルオロアル
キル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−ビニル
ピロリドン、N−ビニルアセトアミド、N,N−ジメチ
ルアミノエチルアクリレート等の窒素基含有単量体、ス
チレン、置換スチレン、酢酸ビニル、(メタ)アクリル
酸、無水マレイン酸、マレイン酸エステル、フマル酸エ
ステル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、エチレン、プロ
ピレン、ブタジエン、アクリロニトリル、フッ化オレフ
ィン等を例示することができる。
【0017】本発明においては、上述した共重合体を各
種の皮膚化粧料に配合することによって、使用感、感触
等の官能特性をより優れたものにすることができる。例
えば、上記共重合体と他の油剤、もしくは更に必要に応
じてゲル化剤とを含有させた油性化粧料、同様に、界面
活性剤及び水性成分と組み合せて乳化した乳化化粧料、
粉体を併用した粉末化粧料や紫外線遮断剤を得ることが
できる。これらの皮膚化粧料は、上記共重合体を配合す
ることにより、軽い伸びとさっぱりした使用感、汗、水
に強い撥水性を有すると共に、塗布することにより、柔
軟性、平滑性、エモリエント効果を付与し、自然なつや
を与える効果に優れる特徴を有するものである。また、
界面活性剤として、アニオン界面活性剤及び/又は両性
界面活性剤を組み合せた場合、単なる汚れの除去だけで
なく、洗浄後の柔軟性、なめらかさ、エモリエント効果
に優れた洗浄剤が得ることができる。本発明の皮膚化粧
料における共重合体の配合量は、その種類により異なり
特に限定されないが、効果の発現及び使用性において、
0.1〜90質量%(以下、単に「%」で示す。)が好
ましく、更に好ましくは0.1〜80%である。
【0018】該共重合体と併用できる成分である、油
剤、ゲル化剤、界面活性剤、水性成分、粉体について、
それぞれ特に限定されるものではないが、具体例を以下
に挙げる。本発明に使用される油剤は、通常の化粧料に
使用されるものであれば、固体、半固体、液状の油剤の
いずれのものをも使用することができ、天然動植物油脂
類及び半合成油脂、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アル
コール、エステル油、シリコーン油、フッ素系油剤等が
ある。例えば、天然動植物油脂類及び半合成油脂として
は、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロ
ウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カ
ヤ油、カルナウバロウ、肝油、キャンデリラロウ、牛
脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロ
ウ、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌ
カ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シ
アバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、
セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ
油、月見草油、トウモロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本
キリ油、ヌカロウ、胚芽油、馬脂、パーシック油、パー
ム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油
脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベ
リーロウ、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、
ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、
モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸
グリセライド、羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリ
ン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリ
ン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、PO
Eラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコ
ールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコー
ル、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄
油等である。
【0019】炭化水素油としては、オゾケライト、スク
ワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィ
ンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブ
チレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;
高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、
オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、
エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸
(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸等;高級アルコールとしては、ラウリルアルコ
ール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、
ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデ
シルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリル
アルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノ
ール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデ
シノール、コレステロール、フィトステロール、POE
コレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエ
ーテル(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリン
エーテル(セラキルアルコール)等である。
【0020】エステル油としては、アジピン酸ジイソブ
チル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−
2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−ア
ルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリ
イソステアリン酸トリメチロールプロパン、2−エチル
ヘキサン酸セチル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレン
グリコール、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグ
リコール、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロール
プロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリス
リトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエ
ステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデ
シル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグ
リコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘ
キシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステア
リン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジ
イソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳
酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2
−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシ
ル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペ
ンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソ
プロピル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、ミリス
チン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、
ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチ
ル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタ
ミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイ
ソステアリル等である。
【0021】グリセライド油としては、アセトグリセリ
ル、ジイソオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン
酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ
−2−エチルヘキサン酸グリセリル、モノステアリン酸
グリセリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリ
ル、トリミリスチン酸グリセリル等;シリコーン油とし
ては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシ
ロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、オク
タメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサ
ン、テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシ
ロキサン、ステアロキシシリコーン等の高級アルコキシ
変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸
エステル変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、
フッ素変性シリコーン、シリコーン樹脂、シリコーンゴ
ム、シリコーンレジン等;フッ素系油剤としては、パー
フルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフ
ルオロオクタン等が挙げられ、これらの油剤は必要に応
じて一種、又は二種以上用いることができる。油剤の含
有量は特に限定されないが、油性化粧料の場合は60〜
99%が好ましく、乳化化粧料の場合は5〜80%が好
ましい。
【0022】本発明に使用されるゲル化剤としては、ア
ルミニウムステアレート、マグネシウムステアレート、
ジンクミリステート等の金属セッケン、N−ラウロイル
−L−グルタミン酸、α,γ−ジ−n−ブチルアミン等
のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステ
ル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン
2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル等のデキス
トリン脂肪酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、
ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステ
ル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソ
ルビトール等のソルビトールのベンジリデン誘導体、ジ
メチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイト
クレー、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリ
ナイトクレー等の有機変性粘土鉱物等から選ばれるゲル
化剤で、必要に応じて一種、又は二種以上用いることが
できる。ゲル化剤の含有量は特に限定されないが、好ま
しくは、油剤に対して1〜40%である。
【0023】本発明に使用される界面活性剤にはアニオ
ン性、カチオン性、非イオン性、及び両性の活性剤があ
る。例えば、アニオン性界面活性剤としては、ステアリ
ン酸ナトリウムやオレイン酸トリエタノールアミン等の
飽和又は不飽和脂肪酸セッケン、アルキルエーテルカル
ボン酸塩、アミノ酸と脂肪酸の縮合等のカルボン酸塩、
アミドエーテルカルボン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステ
ル塩、アルキルスルホン酸、α−アシルスルホン酸塩、
アルケンスルホン酸塩、アルキルアリルスルホン酸塩、
α−オレフィンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホ
ン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルカンス
ルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、脂肪酸ア
ミドのスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩とそのホル
マリン縮合物のスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル
塩、アルケニル硫酸エステル塩、第二級高級アルコール
硫酸エステル塩、アルキル及びアリルエーテル硫酸エス
テル塩、脂肪酸エステル硫酸エステル塩、アルキルアミ
ド硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エ
ステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル
塩、ロート油等の硫酸エステル塩類、アルキルリン酸
塩、アルケニルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキル
アリルエーテルリン酸塩、アルキルアミドリン酸塩、ア
ルキロイルアルキルタウリン塩、スルホコハク酸塩、N
−アシルアミノ酸塩等;カチオン性界面活性剤として
は、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアミノアルコー
ル脂肪酸誘導体等のアミン塩、アルキル四級アンモニウ
ム塩、芳香族四級アンモニウム塩、ピリジウム塩、イミ
ダゾリウム塩等が挙げられる。
【0024】非イオン性界面活性剤としては、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグ
リセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸
エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、シ
ョ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエ
チレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンフィトスタノ
ールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエ
ーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、
ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシ
アルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシア
ルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、ア
ルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等;両性界面
活性剤としては、カルボキシベタイン型、アミドベタイ
ン型、スルホベタイン型、ヒドロキシスルホベタイン
型、アミドスルホベタイン型、ホスホベタイン型等のベ
タイン系、アミノカルボン酸塩、アミドアミン系、イミ
ダゾリン誘導体等が挙げられる。界面活性剤の含有量は
特に限定されないが、洗浄剤の場合は10〜70%が好
ましく、また、乳化化粧料の場合は0.01〜20%が
好ましい。
【0025】本発明に使用される水性成分としては、通
常の化粧料に使用されるものであれば、いずれのものも
使用することができ、例えば、水、アルコール類、保湿
剤、水溶性高分子、皮膜形成剤等が挙げられるが、これ
らは、必要に応じて一種、又は二種以上用いることがで
きる。
【0026】アルコール類としては、エタノール、イソ
プロパノール等の低級アルコール、ソルビトール、マル
トース等の糖アルコール等、ステロールとして、コレス
テロール、シトステロール、フィトステロール、ラノス
テロール等がある。
【0027】保湿剤としては、ソルビトール、キシリト
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリ
セリン、ポリエチレングリコール、ヒアルロン酸、コン
ドロイチン硫酸、ピロリドンカルボン酸塩等がある。
【0028】水溶性高分子としては、アラビアゴム、ト
ラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グアーガム、
カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインス
シード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、
バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド、トラントガ
ム、ローカストビーンガム等の植物系高分子、キサンタ
ンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等
の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミ
ン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキシメチルデン
プン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン
系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチ
ルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸
ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、
結晶セルロース、セルロース末のセルロース系高分子、
アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコー
ルエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチル
エーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分
子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル
酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリル
アミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カ
チオンポリマー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマ
グネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等
の無機系水溶性高分子等がある。また、この中には、ポ
リビニルアルコールやポリビニルピロリドン等の皮膜形
成剤も含まれる。
【0029】本発明に使用される粉体は、形状(球状、
針状、板状等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級
等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、通常の
化粧料に使用されるものであればいずれのものも使用す
ることができ、必要に応じて一種、又は二種以上用いる
ことができる。
【0030】例えば、無機粉体としては、酸化チタン、
酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグ
ネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネ
シウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、
マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金
雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ
酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸
アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸
バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属
塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジ
ライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライ
ト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カ
ルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ
素、窒化ボロン、シリカ等である。
【0031】有機粉体としては、ポリアミドパウダー、
ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプ
ロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタ
ン、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグア
ナミンパウダー、テトラフルオロエチレンパウダー、ポ
リメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルク
パウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロ
ン、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン
・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノー
ル樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラ
ミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結
晶繊維粉体、デンプン、ラウロイルリジン等;界面活性
剤金属塩粉体(金属石鹸)としては、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミ
リスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリ
ン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等;有色
顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤
色顔料、γー酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄
土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等
の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイ
オレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロ
ム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔
料、紺青、群青等の無機青色系顔料、タール系色素をレ
ーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこ
れらの粉体を複合化した複合粉体等である。
【0032】パール顔料としては、酸化チタン被覆雲
母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化
チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タル
ク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料
としては、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、
ステンレスパウダー等;タール色素としては、赤色3
号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色
202号、赤色204号、赤色205号、赤色220
号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色
230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄
色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、
黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青
色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、
緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色20
4号、橙色206号、橙色207号等;天然色素として
は、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリ
ン、クロシン等から選ばれる粉体で、これらの粉体を複
合化したり、一般油剤やシリコーン油、又はフッ素化合
物で表面処理を行なった粉体でも良く、必要に応じて一
種、又は二種以上用いることができる。粉体の含有量は
特に限定されず、剤型に応じて配合することができる
が、粉末化粧料の場合、70〜95%が好ましい。
【0033】本発明の皮膚化粧料には、本発明の効果を
妨げない範囲で通常の化粧料に使用される樹脂、紫外線
吸収剤、防腐剤、抗菌剤、香料、塩類、酸化防止剤、p
H調整剤、キレート剤、清涼剤、抗炎症剤、美肌用成分
(美白剤、細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、血行促進剤、皮
膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、アミノ酸類、核
酸、ホルモン、包接化合物等を添加することができる。
【0034】紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香
酸等の安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸メチル
等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸メチル
等のサリチル酸系紫外線吸収剤、パラメトキシケイ皮酸
オクチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒド
ロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収
剤、ウロカニン酸エチル等のウロカニン酸系紫外線吸収
剤等が挙げられる。
【0035】防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アル
キルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビ
ン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等、
抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソル
ビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタ
クレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウ
ム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、
感光素、フェノキシエタノール等がある。
【0036】酸化防止剤としては、トコフェロール、ブ
チルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエ
ン等、pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グリコー
ル酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等、キ
レート剤としては、アラニン、エデト酸ナトリウム塩、
ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸
等、清涼剤としては、L−メントール、カンフル等、抗
炎症剤としては、アラントイン、グリチルレチン酸、ト
ラネキサム酸、アズレン等が挙げられる。
【0037】美肌用成分としては、胎盤抽出液、アルブ
チン、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等の美白剤、ロ
イヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼牛血
液抽出液等の細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、ノニル酸ワレ
ニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸
β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロ
ン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タ
ンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロー
ル、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレー
ト、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラ
パミル、セファランチン、γ−オリザノール等の血行促
進剤、酸化亜鉛、タンニン酸等の皮膚収斂剤、イオウ、
チアントロール等の抗脂漏剤等が挙げられる。
【0038】ビタミン類としては、ビタミンA油、レチ
ノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等の
ビタミンA類、リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラ
ビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類、ピリド
キシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタ
ミンB6類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸
ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫
酸ナトリウム、dl−α−トコフェロール−L−アスコ
ルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC
類、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコ
ール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテ
ニルエチルエーテル等のパントテン酸類、エルゴカルシ
フェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類、
ニコチン酸、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド等
のニコチン酸類、dl−α−トコフェロール、酢酸dl
−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェ
ロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等のビタミ
ンE類、ビタミンP、ビオチン等がある。アミノ酸類と
しては、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、シス
テイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファ
ン等、核酸としては、デオキシリボ核酸等、ホルモンと
しては、エストラジオール、エチニルエストラジオール
等が挙げられる。
【0039】本発明の皮膚化粧料としては、乳液状、ク
リーム状、オイル状等のクレンジング料、ボディーソー
プ、ハンドソープ、洗顔料等の洗浄料、油剤可溶化型や
粉体を含有する化粧水、乳液、クリーム、パック、オイ
ルリキッド、マッサージ料、ハンドクリーム、リップク
リーム、日焼け止め乳液や日焼け止めクリーム等のサン
ケア製品等のスキンケア化粧料、メイクアップ下地、粉
白粉、リキッドファンデーション、油性ファンデーショ
ン、口紅、ほほ紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライ
ナー、アイブロウ、オーバーコート剤等のメークアップ
化粧料のみならず、外用医薬品などの使用時に感触が問
題とされる、皮膚に外用されるすべての製品を包含す
る。剤型は液状、乳液状、クリーム状、固形状、ペース
ト状、ゲル状、スプレー状、粉末状、プレス状等種々の
形態を選択することができる。
【0040】
【実施例】以下に、本発明の詳細を実施例を挙げて、具
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0041】(製造例1)温度計及び還流冷却器を付し
たガラス製反応器中に下記化学式(11)で表わされる
化合物35g、下記化学式(12)で表わされる化合物
60g、メチルメタクリレート5g、トルエン100g
及びアゾビスイソブチロニトリル2gを仕込み、110
〜115℃に保ちながら攪拌し、8時間共重合反応を行
なった。冷却後、メチルアルコールを加えて、残存モノ
マーを抽出、洗浄工程を数回行ない、約94gの軟固形
物を得た。
【0042】
【化9】
【0043】
【化10】
【0044】(製造例2)製造例1で使用した化学式
(11)の化合物14g、下記化学式(13)で表わさ
れる化合物68g、ステアリルメタクリレート14g、
メチルメタクリレート4g、トルエン100g及びアゾ
ビスイソブチロニトリル2gを仕込み、製造例1と同様
にして、約96gの軟固形物を得た。
【0045】
【化11】
【0046】(製造例3)製造例1で使用した化学式
(11)の化合物10g、化学式(12)の化合物77
g、N−ビニルピロリドン10g、2−エチルヘキシル
アクリレート3g、トルエン100g及びアゾビスイソ
ブチロニトリル2gを仕込み、製造例1と同様にして、
約88gの粘稠液体を得た。
【0047】(製造例4)製造例1で使用した化学式
(11)の化合物35g、化学式(13)の化合物64
g、ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート1g、ト
ルエン100g及びアゾビスイソブチロニトリル2gを
加え、製造例1と同様にして、約93gの軟固形物を得
た。
【0048】実施例1〜3及び比較例1〜2:口紅 表1に示す各組成の口紅を製造し、その使用感及び使用
性について下記の方法より評価を行った。その結果も併
せて表1に示す。
【0049】
【表1】
【0050】(製造方法) A:成分1〜14を加熱溶解する。 B:脱泡した後、成分15を加えて充填し、成型し、口
紅を得る。
【0051】(評価方法)女性50名の専門パネルによ
り使用テストを行ない、塗布時のべたつき、塗布時の密
着感、塗布後のべたつき、塗布後の密着感、色移りのな
さ、色落ちのなさ、にじみのなさ、化粧持ちの良さにつ
いて以下の基準で評価を行ない、その平均点で判定し
た。 (評価) [評価基準] 5点:非常に良好 4点:良好 3点:普通 2点:やや不良 1点:不良 [判定] ◎:平均点4.5以上 ○:平均点3.5以上4.5未満 △:平均点2.5以上3.5未満 ×:平均点2.5未満
【0052】表1の結果より明らかなように、本発明の
共重合体を配合した実施例1〜3の口紅は、比較例1に
比べ、塗布時、塗布後の密着感、にじみのなさ、化粧持
ちの良さに非常に優れていることがわかった。また、比
較例2に比べて、塗布時、塗布後のべたつきに関して非
常に優れているものであることがわかった。
【0053】 実施例4〜6及び比較例3〜4:油性ファンデーション 次の表2に示す各組成の油性ファンデーションを製造
し、その使用感及び使用性について評価を行った。その
結果も併せて表2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】(製造方法) A:成分1〜9を加熱溶解する。 B:成分10〜18をAと混合する。 C:Bをローラーにて均一分散する。 D:加熱溶解し、脱泡した後、成分19を加え、金皿に
充填して冷却、成型し、油性ファンデーションを得る。
【0056】(評価)塗布時のさらさら感、肌へののび
広がり、なめらかさ、おさまりの良さ、後肌のべたつき
のなさ、しっとり感、仕上がりの美しさ、化粧持ちの良
さについて上記の基準で評価を行ない、その平均点で判
定した。
【0057】表2の結果から明らかなように、本発明の
共重合体を配合した実施例4〜6の油性ファンデーショ
ンは、比較例3に比べ、肌へのおさまりも良く、しっと
りとし、化粧持ちの良さに優れていることがわかった。
又、比較例4に比べても、肌へのび広がり、おさまりも
良く、しっとりとした化粧持ちの良い油性ファンデーシ
ョンで、総合的にも非常に優れていることがわかった。
【0058】実施例7〜9及び比較例5〜6:乳液 次の表3に示す各組成の乳液を製造し、その使用感及び
使用性について評価を行った。その結果も併せて表3に
示す。
【0059】
【表3】
【0060】(製造方法) A:成分12〜15及び17を加え、加熱溶解する。 B:成分1〜11を加熱溶解した後、Aを加えて乳化す
る。 C:Bを冷却し、成分16を加えて乳液を得る。
【0061】(評価)塗布時のさらさら感、肌へののび
広がり、おさまりの良さ、後肌のべたつきのなさ、しっ
とり感、肌の柔らかさ、肌のなめらかさについて上記の
基準で評価を行ない、その平均点で判定した。
【0062】表3の結果から明らかなように、本発明の
共重合体を配合した実施例7〜9の乳液は、比較例5に
比べ、肌へのおさまりも良く、しっとりとし、肌の柔ら
かさに優れていることがわかった。又、比較例6に比べ
ても、肌へののび広がり、べたつきのなさに優れた乳液
で、総合的にも非常に優れていることがわかった。
【0063】 実施例10〜12及び比較例7〜8:保湿クリーム 表4に示す各組成の保湿クリームを製造し、その使用感
及び使用性について評価した。その結果も併せて表4に
示す。
【0064】
【表4】
【0065】(製造方法) A:成分1〜15を加熱溶解する。 B:成分16〜18及び20を混合した後、Aを加えて
乳化する。 C:Bを冷却し、成分19を加えて保湿クリームを得
る。
【0066】(評価)塗布時のべたつき、肌へののび広
がり、肌へのおさまり、塗布後のべたつき、しっとり
感、肌への柔らかさ、肌のなめらかさについて上記の基
準で評価を行ない、その平均点で判定した。
【0067】表4の結果より明らかなように、本発明の
共重合体を配合した実施例10〜12の保湿クリーム
は、比較例7に比べ、肌のしっとり感や柔らかさに非常
に優れていることがわかった。また、比較例8に比べ
て、塗布時のべたつきや肌へののび広がり、塗布後のべ
たつきに関して非常に優れており、総合的にも非常に優
れていることがわかった。
【0068】 実施例13〜14及び比較例9〜10:ボディソープ 表5に示す各組成のボディソープを製造し、その使用感
及び使用性について評価した。その結果も併せて表5に
示す。
【0069】
【表5】
【0070】(注1)BY22−050A(東レ・ダウ
コーニング社製) (注2)NUCシリコーンL−7002(日本ユニカー
社製)
【0071】(製造方法) A:成分1〜3及び5〜7を加熱溶解する。 B:成分4、8〜10及び12を加熱混合した後、Aを
加える。 C:Bを冷却し、成分11を加えてボディソープを得
る。
【0072】(評価)塗布後のべたつきのなさ、すべす
べ感、しっとり感、肌の柔らかさ、肌のなめらかさにつ
いて上記の基準で評価を行ない、その平均点で判定し
た。
【0073】表5の結果より明らかなように、本発明の
共重合体を配合した実施例13〜14のボディソープ
は、比較例9に比べ、塗布後のべたつきがなく、すべす
べし、肌のしっとり感、柔らかさ、なめらかさに非常に
優れており、また、比較例10に比べては、特にすべす
べ感に関して非常に優れており、総合的にも非常に優れ
ていることがわかった。
【0074】実施例15〜17及び比較例11〜12:
プレストパウダー化粧料 次の表6に示す各組成のプレストパウダー化粧料を製造
し、その使用感及び使用性について評価を行った。その
結果も併せて表6に示す。
【0075】
【表6】
【0076】(製造方法) A:成分7〜13を混合する。 B:成分1〜6を均一にし、Aを加える。 C:Bに、成分14を加えて金皿にプレス成型し、プレ
ストパウダー化粧料を得る。
【0077】(評価)塗布時のさらさら感、肌へののび
広がり、なめらかさ、おさまりの良さ、後肌のべたつき
のなさ、しっとり感、仕上がりの美しさ、持ちの良さに
ついて上記の基準で評価を行ない、その平均点で判定し
た。
【0078】表6の結果から明らかなように、本発明の
共重合体を配合した実施例15〜17のプレストパウダ
ー化粧料は、比較例11に比べ、肌へのおさまりも良
く、しっとりとし、仕上がりが美しく、持ちの良さも優
れていることがわかった。又、比較例12に比べても、
おさまりが良く、仕上がりの美しさ、持ちの良さに優れ
たプレストパウダー化粧料で、総合的にも非常に優れて
いることがわかった。
【0079】 実施例18〜20及び比較例13〜14:ほほ紅 表7に示す各組成のほほ紅を製造し、その使用感及び使
用性について評価を行った。その結果も併せて表7に示
す。
【0080】
【表7】
【0081】(製造方法) A:成分7〜14を加熱溶解する。 B:成分1〜6を混合し、Aに加える。 C:Bに成分15を加えて均一に混合、容器に流し込ん
で冷却し、ほほ紅を得る。
【0082】(評価)塗布時のべたつきのなさ、肌への
のび広がり、肌へのおさまり、塗布後のべたつきのな
さ、しっとり感、肌への柔らかさ、肌のなめらかさにつ
いて上記の基準で評価を行ない、その平均点で判定し
た。
【0083】表7の結果より明らかなように、本発明の
共重合体を配合した実施例18〜20のほほ紅は、比較
例13に比べ、密着感に優れ、にじみがなく化粧持ちが
良いことがわかった。また、比較例14に比べて、塗布
時、塗布後のべたつきはなく、総合的に優れていること
がわかった。
【0084】 実施例21:スティック状口紅 (成分) (%) 1.パラフィンワックス 15.0 2.マイクロクリスタリンワックス 2.5 3.キャンデリラワックス 3.0 4.ジペンタエリトリット脂肪酸エステル 5.0 5.リンゴ酸ジイソステアリル 8.0 6.2−エチルヘキサン酸セチル 残量 7.共重合体(製造例2) 25.0 8.ジカプリン酸プロピレングリコール 20.0 9.赤色201号 1.0 10.赤色202号 2.0 11.黄色4号アルミニウムレーキ 1.0 12.酸化チタン 1.0 13.香料 適量
【0085】(製造方法) A:成分1〜12を80℃に加熱して均一に溶解する。 B:Aに成分13を加え均一に混合し、容器に流し込
み、冷却固化してスティック状口紅を得る。
【0086】以上のようにして得られた本発明品のステ
ィック状口紅は、塗布時のなめらかさに優れ、べたつき
がなく、のび広がりも軽く、又、密着感に優れ、おさま
りも良く、艶のある美しい仕上がりで、耐水性に優れ、
口唇の乾きや荒れが見られない、優れた特徴を有するも
のであった。
【0087】 実施例22:オイルリキッド (成分) (%) 1.トリオクタン酸グリセリル 残量 2.オリーブ油 20.0 3.マカデミアンナッツ油 10.0 4.デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 5.メチルポリシロキサン(6mm/s) 15.0 6.共重合体(製造例3) 10.0 7.香料 適量
【0088】(製造方法) A:成分1〜7を混合し、オイルリキッドを得る。
【0089】以上のようにして得られた本発明品のオイ
ルリキッドは、塗布時のなめらかさに優れ、べたつきが
なく、のび広がりも軽く、又、密着感に優れ、おさまり
も良く、耐水性に優れ、肌の乾きや荒れが見られない、
優れた特徴を有するものであった。
【0090】 実施例23:乳液 (成分) (%) 1.マイクロクリスタリンワックス 1.0 2.ラノリン 1.0 3.メチルポリシロキサン(6mm/s) 30.0 4.共重合体(製造例1) 10.0 5.トリオクタン酸グリセリル 5.0 6.ポリエーテル変性シリコーン(注1) 5.0 7.1,3−ブチレングリコール 5.0 8.防腐剤 適量 9.香料 適量 10.精製水 残量 (注1):KF−6017(信越化学工業社製)
【0091】(製造方法) A:成分1〜6を加熱溶解する。 B:成分7〜8及び10を混合した後、Aを加えて乳化
する。 C:Bを冷却し、成分9を加えて乳液を得る。
【0092】以上のようにして得られた本発明品の乳液
は、べたつきがなく、のび広がりも軽く、しかも、密着
感に優れ、おさまりも良く、つやのある仕上がりが得ら
れる乳液であることがわかった。
【0093】 実施例24:二層型日焼け止め乳液 (成分) (%) 1.アクリルシリコーン・デカメチルシクロペンタ 20.0 シロキサン溶液(注1) 2.共重合体(製造例6) 10.0 3.ポリエーテル変性シリコーン(注2) 1.0 4.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5.0 5.エタノール 10.0 6.1,3−ブチレングリコール 5.0 7.球状ナイロンパウダー 3.0 8.酸化チタン 2.0 9.防腐剤 適量 10.香料 適量 11.精製水 残量 (注1):KP−545(信越化学工業社製) (注2):KF−6017(信越化学工業社製)
【0094】(製造方法) A:成分1〜4及び成分10を加え、均一に混合する。 B:Aに成分7〜8を加え、充分に分散させる。 C:Bに成分5〜6、成分9及び成分11を攪拌しなが
ら添加して乳化し、二層型日焼け止め乳液を得た。
【0095】以上のようにして得られた本発明品の二層
型日焼け止め乳液は、塗布時のなめらかさに優れ、べた
つかず、しかも、密着感、おさまりも良く、耐水性、化
粧持ちに優れ、しっとり感の持続する優れた特徴を有す
るものであった。
【0096】 実施例25:下地用乳液 (成分) (%) 1.ステアリン酸 1.0 2.セタノール 0.5 3.流動パラフィン 5.0 4.共重合体(製造例3) 5.0 5.トリオクタン酸グリセリル 5.0 6.モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン 0.5 7.セスキオレイン酸ソルビタン 3.0 8.1,3−ブチレングリコール 10.0 9.グリセリン 3.0 10.カルボキシビニルポリマー 0.15 11.トリエタノールアミン 0.15 12.防腐剤 適量 13.精製水 残量 14.シリカ 4.0 15.酸化チタン 1.0 16.香料 適量
【0097】(製造方法) A:成分1〜7を加熱溶解する。 B:成分8〜13を加熱溶解した後、Aを加えて乳化す
る。 C:Bに成分14〜15を混合したもの、及び、成分1
6を加えて下地用乳液を得る。
【0098】以上のようにして得られた本発明品の下地
用乳液は、べたつきがなく、のび広がりも軽く、しか
も、密着感に優れ、おさまりも良く、化粧持ちの優れた
下地用乳液であることがわかった。
【0099】 実施例26:フェイスクリーム (成分) (%) 1.セタノール 3.0 2.共重合体(製造例2) 15.0 3.メチルポリシロキサン(6mm/s) 15.0 4.モノステアリン酸グリセリル 5.0 5.モノオレイン酸ポリオキシエチレン 0.5 ソルビタン(20E.O.) 6.1,3−ブチレングリコール 10.0 7.グリセリン 3.0 8.防腐剤 適量 9.精製水 残量 10.香料 適量
【0100】(製造方法) A:成分1〜5を加熱溶解する。 B:成分6〜9を加熱溶解した後、Aを加えて乳化す
る。 C:Bに成分10を加えてフェイスクリームを得る。
【0101】以上のようにして得られた本発明品のフェ
イスクリームは、べたつきがなく、のび広がりも軽く、
しかも、密着感に優れ、おさまりの良いフェイスクリー
ムであることがわかった。
【0102】 実施例27:クリーム (成分) (%) 1.ペースト状シリコーン組成物(注1) 4.0 2.共重合体(製造例3) 1.0 3.メチルポリシロキサン(6mm/s) 5.0 4.ポリアクリル酸アミド混合液(注2) 1.0 5.1,3−ブチレングリコール 10.0 6.防腐剤 適量 7.精製水 残量 8.香料 適量 (注1):KSG−16(信越化学工業社製) (注2):セピゲル305(セピック社製)
【0103】(製造方法) A:成分1〜3を均一にする。 B:成分4〜7を均一にした後、Aを加えて乳化する。 C:Bに成分8を加えてクリームを得る。
【0104】以上のようにして得られた本発明品のクリ
ームは、べたつきがなく、のび広がりも軽く、しかも、
密着感に優れ、おさまりの良いクリームであることがわ
かった。
【0105】 実施例28:リキッドファンデーション (成分) (%) 1.トリオクタン酸グリセリル 10.0 2.ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 3.0 3.デキストリン脂肪酸エステル 1.5 4.12−ヒドロキシステアリン酸コレステロール 0.5 5.ホホバ油 3.0 6.共重合体(製造例3) 5.0 7.アルキル・ポリエーテル共変性シリコーン(注1) 1.0 8.酸化チタン 8.0 9.無機有色顔料 4.0 10.マイカ 3.0 11.タルク 3.0 12.1,3−ブチレングリコール 7.0 13.防腐剤 適量 14.香料 適量 15.精製水 残量 (注1):ABIL EM−90(ゴールドシュミット社製)
【0106】(製造方法) A:成分1〜7を混合して加温溶解し、成分8〜11を
均一に分散する。 B:成分12〜13及び15を混合した後、Aに加えて
乳化する。 C:Bを冷却し、成分14を加えてリキッドファンデー
ションを得る。
【0107】以上のようにして得られた本発明品のリキ
ッドファンデーションは、べたつきがなく、のび広がり
も軽く、しかも、密着感に優れ、おさまりも良く、つや
のある仕上がりで化粧持ちも非常に優れていることがわ
かった。
【0108】 実施例29:洗顔クリーム (成分) (%) 1.ステアリン酸 10.0 2.パルミチン酸 10.0 3.ミリスチン酸 10.0 4.ラウリン酸 5.0 5.オレイルアルコール 1.5 6.共重合体(製造例3) 5.0 7.グリセリン 18.0 8.水酸化カリウム 6.0 9.防腐剤 適量 10.香料 適量 11.精製水 残量
【0109】(製造方法) A:成分1〜6を加熱溶解する。 B:成分7〜9及び11を加熱混合した後、Aを加え
る。 C:Bを冷却し、成分10を加えて洗顔クリームを得
る。
【0110】以上のようにして得られた本発明品の洗顔
クリームは、洗顔後の肌の柔軟性、すべすべ感、しっと
り感において、極めて優れた効果を示すものであること
がわかった。
【0111】 実施例30:パウダーファンデーション (成分) (%) 1.セリサイト 40.0 2.マイカ 10.0 3.タルク 残量 4.酸化チタン 10.0 5.微粒子酸化チタン 5.0 6.ステアリン酸マグネシウム 3.0 7.ベンガラ 0.9 8.黄酸化鉄 2.9 9.黒酸化鉄 0.4 10.オクチルドデカノール 3.0 11.メチルポリシロキサン(6mm/s) 8.0 12.共重合体(製造例3) 2.0 13.防腐剤 適量 14.香料 適量
【0112】(製造方法) A:成分10〜14を混合する。 B:成分1〜9を混合した後、Aを加えて均一に混合す
る。 C:Bを金型にプレス成型し、パウダーファンデーショ
ンを得る。
【0113】以上のようにして得られた本発明品のパウ
ダーファンデーションは、べたつきがなく、のび広がり
も軽く、しかも、密着感に優れ、おさまりも良く、つや
のある仕上がりが得られるパウダーファンデーションで
あることがわかった。
【0114】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の共重合体
を配合する本発明品の皮膚化粧料は、塗布時のべたつき
や重さがなくさらさらして、のび広がりも軽く、後肌
も、さらっとしたなめらかな感触を有する等、軽い延び
とさっぱりした使用感を有し、更に汗、水に強い撥水性
を持つと共に、塗布する事により、適度に水分の蒸散を
損なうことなく、柔軟性、平滑性、エモリエント効果を
付与し、自然なつやを与える等、使用性に優れ、良好な
経時安定性を有するものである。
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA122 AB032 AB051 AB172 AB232 AB242 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC082 AC092 AC102 AC122 AC182 AC242 AC342 AC352 AC372 AC392 AC432 AC442 AC542 AC642 AC792 AC862 AC932 AD022 AD072 AD092 AD152 AD161 AD162 AD172 AD242 AD492 AD512 AD532 BB01 BB11 BB21 BB51 CC03 CC05 CC06 CC11 CC12 CC13 CC19 CC23 DD05 DD17 DD23 DD30 EE01 EE06 EE07 EE12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリラクトン含有基を有する単量体
    と、(B)オルガノポリシロキサン単量体とを構成成分
    として有する共重合体を含有する皮膚化粧料。
  2. 【請求項2】共重合体において、(A)がラジカル重合
    性基とポリラクトン含有基を有する単量体であり、
    (B)が(A)と共重合可能なラジカル重合性基を有す
    るオルガノポリシロキサン単量体であることを特徴とす
    る請求項1記載の皮膚化粧料。
  3. 【請求項3】共重合体中の(A)が、下記一般式(1)
    で表わされるポリラクトン含有基を有する単量体である
    ことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の皮膚
    化粧料。 J(K)(L)M・・・(1) [式中、Jはビニル基(置換基を有していても良い)、
    Kは二価の連結基、Lは−C(=O)(CRCH
    RO−で表わされるラクトン基、Mは水素原子又はアセ
    チル基を示し、pは0又は1、qは1以上の整数、rは
    4〜6の整数、Rは水素原子、炭素数1〜12のアルキ
    ル基を示す。]
  4. 【請求項4】共重合体中の(B)が、下記一般式(2)
    で表されるオルガノポリシロキサン単量体であることを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の皮膚化粧
    料。 W(X)Si(Y)(Z)・・・(2) [式中、Wは(A)と共重合可能なビニル基(置換基を
    有していても良い)、Xは二価の連結基、Yは水素原
    子、炭素数1〜10のアルキル基、アリール基又はアル
    コキシ基を示し、Zは一価のシロキサンポリマーを示
    す。aは0又は1、bは0〜2の整数、cは1〜3の整
    数を示し、b+c=3である。]
  5. 【請求項5】該共重合体と、油剤を含有することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の皮膚化粧料。
  6. 【請求項6】さらにゲル化剤を含有することを特徴とす
    る請求項5記載の皮膚化粧料。
  7. 【請求項7】該共重合体と、界面活性剤及び水性成分を
    含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の皮膚化粧料。
  8. 【請求項8】該共重合体と、粉体を含有することを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載の皮膚化粧料。
  9. 【請求項9】該共重合体を0.1〜90質量%含有する
    ことを特徴とする請求項1〜8記載の皮膚化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001213724A (ja) * 2000-02-03 2001-08-07 Shiseido Co Ltd 二層型化粧料
JP2004107319A (ja) * 2002-07-22 2004-04-08 Kao Corp 皮膚洗浄剤組成物

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