JP2001138969A - 自動車のフロア組立装置 - Google Patents

自動車のフロア組立装置

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JP2001138969A JP32826799A JP32826799A JP2001138969A JP 2001138969 A JP2001138969 A JP 2001138969A JP 32826799 A JP32826799 A JP 32826799A JP 32826799 A JP32826799 A JP 32826799A JP 2001138969 A JP2001138969 A JP 2001138969A
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千稔 加藤
Takeshi Nakamura
中村  剛
Shoji Doi
昭次 土井
Tadashi Hida
正 飛田
Tetsuro Yamanobe
哲朗 山野邉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立ステーションST1で組立てられた自動
車のフロアWを次工程ステーションに専用の搬送装置を
用いずに搬送し得るようにして、設備費を削減する。 【解決手段】 組立ステーションST1の両側部に配置
する溶接ロボットのうち少なくとも各側2台の計4台の
溶接ロボット71,71,72,72を、動作端に溶接ガン
76と一定の位置関係でワーク受け79を取付けた搬送
兼用の溶接ロボットに構成する。フロアWの組立作業完
了後、これら搬送兼用の溶接ロボットの協調動作により
各ロボットのワーク受け79を介してフロアWを前後左
右4箇所のジャッキアップポイント部において支持し、
次工程ステーションに搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンルームを
構成するフロントコンポーネントや車室部床面を構成す
るフロントフロアやトランクルーム床面を構成するリヤ
フロア等から成る複数のワークを結合して自動車のフロ
アを組立てるフロア組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフロア組立装置として、
複数のワークを位置決めして支持するセット治具を配置
したフロア組立ステーションを備え、フロア組立ステー
ションの両側部に、動作端に溶接ガンを搭載した複数の
溶接ロボットを配置し、これら溶接ロボットによりセッ
ト治具上の複数のワークを溶接結合してフロアを組立て
るものは知られている(特開平4−193433号公報
参照)。
【0003】そして、このものでは、フロア組立ステー
ションで組立てられたフロアを前方の次工程ステーショ
ンにトランスファバー等の搬送装置で搬送するようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の如く搬送
装置を設けると、設備費が高くなる。
【0005】ところで、従来、溶接ロボットにワーク保
持具を連結可能なジョイント部を設け、ワークの溶接作
業終了後、ジョイント部にワーク保持具を連結し、ワー
ク保持具に設けた複数のクランプ部材でワークを把持し
て、ワークを溶接ロボットにより次のステーションに搬
送するようにしたものが知られている(特公昭64−6
072号公報参照)。
【0006】かかる技術をフロア組立装置に適用し、フ
ロア組立ステーションの両側部に配置する複数の溶接ロ
ボットのうち1台の溶接ロボットにフロア用の保持具を
連結可能なジョイント部を設け、フロアの組立作業終了
後、ジョイント部に保持具を連結し、保持具によりフロ
アを保持して、フロアを1台の溶接ロボットによりフロ
ア組立ステーションから次工程ステーションに搬送する
ことも考えられる。
【0007】然し、フロアは大形で重いため、1台のロ
ボットでフロアを安定して搬送することは困難であり、
また、フロア組立後、保持具をジョイント部に連結して
からフロアの搬送を行うため、保持具の連結に要する時
間がロスタイムとなって、サイクルタイムが長引くとい
った不具合を生ずる。尚、保持具を溶接ロボットに連結
したままでは、フロアの組立作業に際し保持具がフロア
に干渉してしまうため、組立作業中は保持具を溶接ロボ
ットから取外さざるを得ない。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、溶接ロボット
を用いてフロアを安定して迅速に搬送し得るようにし、
搬送装置を省略して設備費の削減を図れるようにしたフ
ロア組立装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、自動車のフロアを構成する複数のワークを位
置決めして支持するセット治具を配置したフロア組立ス
テーションを備え、フロア組立ステーションの両側部
に、動作端に溶接ガンを搭載した複数の溶接ロボットを
配置し、これら溶接ロボットによりセット治具上の複数
のワークを溶接結合してフロアを組立てるフロア組立装
置において、フロア組立ステーションの両側部に配置す
る溶接ロボットのうち少なくとも各側2台の計4台の溶
接ロボットを、動作端に溶接ガンと一定の位置関係でワ
ーク受けを取付けた搬送兼用の溶接ロボットに構成し、
これら搬送兼用の溶接ロボットの協調動作によりフロア
をワーク受けを介して少なくとも前後左右の4箇所にお
いて支持した状態でフロア組立ステーションからその前
方の次工程ステーションに搬送自在としている。
【0010】本発明によれば、少なくとも各側2台計4
台の溶接ロボットを搬送兼用ロボットに構成し、これら
搬送兼用ロボットによりフロアを前後左右の少なくとも
4箇所で支持するため、フロアが大形大重量であっても
これを安定して搬送することができる。また、ワーク受
けは、フロアの一部分のみを支持すれば良いため、小さ
く形成できる。従って、ワーク受けをロボット動作端に
取付けたままでもフロアとの干渉を生ずることなくフロ
アの組立作業を行い得られ、フロア組立後、直ちにワー
ク受けでフロアを支持し、フロアを迅速に搬送できる。
【0011】ところで、フロアには、前後左右4箇所に
自動車のジャッキアップに際してジャッキを当てるジャ
ッキアップポイント部が設けられている。この部分は剛
性が高く、各搬送兼用ロボットのワーク受けでフロアの
各ジャッキアップポイント部を支持すれば、フロアの支
持の安定性が向上する。この場合、少なくとも1台の搬
送兼用ロボットのワーク受けを、対応するジャッキアッ
プポイント部を前後左右に位置決めして支持するように
構成し、フロアの搬送中の位置ずれを防止することが望
ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は自動車のフロア組
立装置を示している。この組立装置は、フロントコンポ
ーネントW1とフロントフロアW2とリヤフロアW3と
を溶接結合してフロアWを組立てるフロア組立ステーシ
ョンST1と、その前方の増打ラインとを備えている。
増打ラインは、投入ステーションST2と複数の増打ス
テーションST31〜ST3nと払出しステーションST
4とを前後方向に直列に配置して構成されている。増打
ラインには、投入ステーションST2から払出しステー
ションST4に向けてシャトルバー1によりガイドレー
ル2に沿って間歇送りされる台車3が設けられている。
そして、フロア組立ステーションST1で組立てられた
フロアWを投入ステーションST2において台車3上に
セットし、各増打ステーションST31〜ST3nにおい
てその両側部に配置した複数の溶接ロボット4によりフ
ロアWに増打ち溶接を施し、払出しステーションST4
において図外の移載機により台車3からフロアWを取上
げ、空になった台車3を床面下のリターン路5を介して
投入ステーションST1に戻している。
【0013】フロア組立ステーションST1には、フロ
ントコンポーネントW1とフロントフロアW2とリヤフ
ロアW3とを位置決めして支持するセット治具6が配置
されている。また、フロア組立ステーションST1の左
右両側部に、夫々、前後3台の溶接ロボット71,72
3を配置すると共に、フロア組立ステーションST1
の後方にリヤパネルW3a用の移載ロボット8を配置
し、更に、移載ロボット8の配置部の斜め後方に、ター
ンテーブル9aにより後側の投入位置と前側の取出位置
とに交互に反転されるリヤパネルW3a用の1対の置台
9,9を配置している。そして、投入位置に存する置台
9にリヤパネルW3aを手作業で載置し、置台9を取出
位置に反転させて、リヤパネルW3aを移載ロボット8
で取上げるようにしている。
【0014】フロントコンポーネントW1とフロントフ
ロアW2とリヤフロアW3はフロア組立ステーションS
T1にその上方から投入されてセット治具6上にセット
されるようになっている。これを詳述するに、図1,図
3及び図4に示す如く、フロア組立ステーションST1
の一側部上方のワーク供給場所10に搬送手段11によ
ってフロントコンポーネントW1とフロントフロアW2
とリヤフロアW3とを搬入すると共に、フロア組立ステ
ーションST1の他側部上方に天井枠12を架設して、
この天井枠12上にフロントコンポーネントW1用とフ
ロントフロアW2用とリヤフロアW3用の計3台の移載
ロボット131,132,133を前後に間隔を存して配
置し、ワーク供給場所10に搬入されたフロントコンポ
ーネントW1とフロントフロアW2とリヤフロアW3と
をこれら移載ロボット131,132,133により取上
げてフロア組立ステーションST1に上方から投入する
ようにしている。
【0015】搬送手段11は、ワーク搬入場所10を通
る天井コンベアレール11aと、該レール11aに沿っ
て移動するフロントコンポーネントW1用とフロントフ
ロアW2用とリヤフロアW3用の搬送台車11b1,1
1b2,11b3とで構成されている。コンベアレール1
1aは、図示しないが、ワーク搬入場所10の下流部に
おいてフロントコンポーネントW1用とフロントフロア
W2用とリヤフロアW3用の各ワーク組立ラインを通る
3本のレールに分岐しており、各搬送台車11b1,11
2,11b3を対応するワーク組立ラインに移動させ
て、各搬送台車11b1,11b2,11b3に各ワーク
を載置し、その後これら搬送台車11b1,11b2,1
1b3を合流させてワーク搬入場所10に送り込むよう
にしている。
【0016】前記各移載ロボット131,132,133
は、鉛直軸線回りに旋回自在な旋回台130と、旋回台
130に第1関節部131を介して揺動自在に連結した
第1アーム132と、第1アーム132の先端に第2関
節部133を介して揺動自在に連結した第2アーム13
4と、第2アーム134の先端の3軸構造の手首135
とを有する6軸の汎用ロボットで構成されており、手首
135に、フロントコンポーネントW1やフロントフロ
アW2やリヤフロアW3から成る各ワークを保持するワ
ーク保持具136を取付けている。
【0017】これらワークW1,W2,W3のフロア組
立ステーションST1への投入に際しては、先ず図4
(A)に示す如く各移載ロボット131,132,133
アーム132,134をワーク搬入場所10に向けて伸
ばし、ワーク保持具136により対応する各ワークW
1,W2,W3を保持して各搬送台車11b1,11
2,11b3から持上げ、次に、搬送台車11b1,1
1b2,11b3をワーク搬入場所10から送り出すと共
に、各ワークW1,W2,W3をワーク搬入場所10と
天井枠12との間の空隙上に臨む位置にシフトし、その
後各ワークW1,W2,W3を空隙を通して下降させ
る。
【0018】この場合、各ワークW1,W2,W3を取
上げた後、各移載ロボット131,132,133のアー
ム132,134の動きで各ワークW1,W2,W3を
横方向に平行移動して空隙上に臨む位置にシフトするこ
とも考えられるが、これでは、移載ロボット131,1
2,133としてアーム長の短い小形のロボットを用い
ると、ワーク保持具136やワークが移載ロボット13
1,132,133の第1関節部131に干渉してしま
う。そこで、本実施形態では、各ワークW1,W2,W
3を取上げた後、図4(B)に示す如く各移載ロボット
131,132,133の旋回台130の動きで各ワーク
W1,W2,W3を空隙上に臨む位置に旋回移動させて
いる。これによれば、アーム132,134を伸ばして
ワーク保持具136やワークを第1関節部131から離
間させたまま各ワークW1,W2,W3を空隙上に臨む
位置にシフトすることができる。図5を参照して、A
1,A2,A3は各ワークW1,W2,W3の持上げ位
置、B1,B2,B3は空隙上に臨む各ワークW1,W
2,W3の旋回位置を示している。そして、上記の如く
各ワークW1,W2,W3を旋回させた後、旋回位置か
ら各ワークW1,W2,W3を空隙を通して下降させて
C1,C2,C3で示す待機位置に搬送し、フロア投入
ステーションST1からフロアWが払い出されたとき、
待機位置から各ワークW1,W2,W3をD1,D2,
D3で示すセット治具6の直上部の整列位置に搬送し
て、各ワークW1,W2,W3を互に所要の位置関係に
整列させ、次いで各ワークW1,W2,W3を真直に下
降させて、E1,E2,E3で示すセット治具6上のセ
ット位置に載置するようにしている。
【0019】尚、最後位の第3移載ロボット133で移
載するリヤフロアW3は旋回位置において前後方向に沿
う正規の姿勢に保持されるが、中間の第2移載ロボット
13 2で移載するフロントフロアW2や最前位の第1移
載ロボット131で移載するフロントコンポーネントW
1は、第3移載ロボット133や第2移載ロボット132
に干渉しないよう、旋回位置において斜め横方向を向く
姿勢に変更され、旋回位置から待機位置に搬送する際に
前後方向に沿う正規の姿勢に戻される。
【0020】上記の如くセット治具6上にフロントコン
ポーネントW1とフロントフロアW2とリヤフロアW3
とをセットすると、各移載ロボット131,132,13
3の動作で各ワーク保持具136を上昇させて、ワーク
供給場所10に搬入する次のワークW1,W2,W3の
投入作業に備えると共に、フロア組立ステーションST
1の左右各側の最前位の第1溶接ロボット71と中間の
第2溶接ロボット72とにより夫々フロントコンポーネ
ントW1とフロントフロアW2との接合部とフロントフ
ロアW2とリヤフロアW3の接合部とを溶接し、更に、
移載ロボット8によりリヤパネルW3aをリヤフロアW
3の後端に接合し、左右各側の最後位の第3溶接ロボッ
ト73によりリヤパネルW3aとリヤフロアW3との接
合部を溶接して、フロアWの組立てを行う。
【0021】尚、各溶接ロボット71,72,73は、移
載ロボット131,132,133と同様に、鉛直軸線回
りに旋回自在な旋回台70と、旋回台70に第1関節部
71を介して揺動自在に連結した第1アーム72と、第
1アーム72の先端に第2関節部73を介して揺動自在
に連結した第2アーム74と、第2アーム74の先端の
3軸構造の手首75とを有する6軸の汎用ロボットで構
成されており、手首75に溶接ガン76を取付けてい
る。
【0022】フロアWの組立作業が完了すると、フロア
Wをフロア組立ステーションST1から次工程ステーシ
ョンたる増打ラインの投入ステーションST2に搬送す
る。この場合、専用の搬送装置を用いてフロアWの搬送
を行うことも可能であるが、本実施形態では、フロア組
立ステーションST1の左右両側の第1と第2の計4台
の溶接ロボット71,71,72,72をフロアWの搬送を
行う搬送兼用の溶接ロボットに構成し、専用の搬送装置
を省略して設備費を削減し得るようにしている。
【0023】これを詳述するに、第1と第2の溶接ロボ
ット71,72の旋回台70を、フロア組立ステーション
ST1の側部から投入ステーションST2の側部に亘っ
て敷設した軌道77aに沿って自走する各走行台77に
載置して、各溶接ロボット7 1,72をフロア組立ステー
ションST1と投入ステーションST2とに往復動自在
とし、更に、第1と第2の各溶接ロボット71,72の手
首75に、後記詳述する如く、支持フレーム78を介し
て溶接ガン76を取付けると共に、支持フレーム76に
フロアWの一部分を支持するワーク受け79を取付けて
いる。そして、フロアWの組立作業完了後、左右両側の
第1と第2の計4台の溶接ロボット71,71,72,72
の協調動作により、図6(A)(B)に示す如く、フロ
アWをこれら各溶接ロボット71,72のワーク受け79
を介して前後左右の4箇所で支持し、この状態でこれら
各溶接ロボット71,72を各走行台77の動きで投入ス
テーションST2側に往動させて、フロアWをフロア組
立ステーションST1から投入ステーションST2に搬
送し、投入ステーションSTに存する台車3上にフロア
Wを載置するようにしている。
【0024】ここで、各溶接ロボット71,72の手首7
5は、第2アーム74の先端に第2アーム74の長手方
向のu軸回りに回動自在に連結した第1手首部材75a
と、第1手首部材75aにu軸に直交するv軸回りに回
動自在に連結した第2手首部材75bと、第2手首部材
75bにv軸に直交するw軸回りに回動自在に連結した
第3手首部材75cとで構成されている。支持フレーム
78は、図7,図8に示す如く、手首先端の手首部材た
る第3手首部材75cに連結される、第3手首部材75
cの回転軸線たるw軸と直交する方向に長手の一側の側
枠78aと、この側枠78aに平行な他側の側枠78b
と、両側枠78a,78bを結合する両端のクロスメン
バ78c,78dとで方形に枠組みされている。溶接ガ
ン76は、ガン本体76aに1対のガンアーム76b,
76bをアームホルダ76c,76cを介して軸支し
て、加圧シリンダ76dにより両ガンアーム76b,7
6bを開閉するようにしたトランス76e付きのX形ガ
ンで構成されている。そして、ガン本体76aを支持フ
レーム78の両側枠78a,78b間に位置させて、ガ
ン本体76aの両端を支持フレーム78の両端のクロス
メンバ78c,78dにボルト止めしている。かくて、
溶接ガン76は、両側枠78a,78b間にガンアーム
76bが両側枠78a,78bの長手方向一方に突出す
るように取付けられる。尚、溶接ガン76はC形ガンで
あっても良い。
【0025】前記ワーク受け79は、支持フレーム78
の他側の側枠78bの外側面にブラケット79aを介し
て固設されている。かくて、ガンアーム76b,76b
の突出方向とは異なる方向にワーク受け79が設けられ
ることになり、ガンアーム76bをフロアW側に向けて
フロアWの組立作業を行う際のフロアWに対するワーク
受け79の干渉が防止されると共に、ワーク受け79を
フロアW側に向けてフロアWを支持する際のフロアWに
対するガンアーム76bの干渉が防止される。また、ワ
ーク受け79の固設位置は、他側の側枠78bの前記w
軸に合致する長手方向位置に設定されている。これによ
れば、ワーク受け79でフロアWを支持したときにワー
ク受け79に作用する荷重の作用線がw軸を含む鉛直面
に合致する。そして、ワーク受け79をフロアW側に向
けてフロアWを支持するとき、手首75はほぼ真直に伸
びてu軸を含む鉛直面とw軸を含む鉛直面とが合致する
ため、第1手首部材75aと第3手首部材75cとには
フロアWの荷重による回転モーメントが作用しなくな
り、フロアWの支持の安定性が向上する。
【0026】ワーク受け79には、図9に示す如く、フ
ロアWの下面4箇所の各ジャッキアップポイント部Wa
を受け入れる凹溝79bが形成されており、フロアWを
ワーク受け79によりジャッキアップポイント部Waに
おいて左右に位置決めして支持し得るようにしている。
また、左右両側の搬送兼用の4台の溶接ロボット71
1,72,72のうち少なくとも1台の溶接ロボットの
ワーク受け79は、図10に示す如く、凹溝79bの長
手方向両側に立設した1対のストッパ79c,79cを
備え、対応するジャッキアップポイント部Waを前後左
右に位置決めして支持し得るように構成されている。か
くて、搬送兼用の4台の溶接ロボット7 1,71,72
2によりフロアWを剛性の高い4箇所のジャッキアッ
プポイント部Waにおいて安定に支持できると共に、搬
送中のフロアWの位置ずれも防止できる。また、フロア
Wの搬送に際しては、ジャッキアップポイント部Waを
前後左右に位置決めして支持する図10に示すワーク受
け79を取付けた溶接ロボットを基準にし、この溶接ロ
ボットの投入ステーションST2側への往動に協調させ
て他の溶接ロボットを投入ステーションST2側に往動
させる。
【0027】尚、溶接ガン76のガン本体76aの側面
にワーク受け79を取付けることも考えらえるが、これ
ではフロアWの荷重がガン本体76aに作用し、溶接ガ
ン76に悪影響が及ぶ。そのため、上記の如く支持フレ
ーム78にワーク受け79を取付けて、フロアWの荷重
がガン本体76aに作用しないようにしている。
【0028】ところで、フロア組立ステーションST1
の他側部上方に架設する前記天井枠12は、該ステーシ
ョンST1の他側の搬送兼用溶接ロボット71,72の軌
道77aの配置部よりも外方に立設した複数の支柱12
aと、他側の第2と第3の両溶接ロボット72,73の配
置部間に立設した支柱12bとで支えられている。更
に、これだけでは天井枠12の前方部分の支持剛性が不
足するため、天井枠12の前端部に一側方にのびるブリ
ッジ部12cを連結し、このブリッジ部12cの端部を
一側の搬送兼用溶接ロボット71,72の軌道77aの配
置部よりも外方に立設した支柱12dで支えている。そ
して、この天井枠12上にフロントコンポーネントW1
用とフロントフロアW2用とリヤフロアW3用の移載ロ
ボット13 1,132,133を配置することにより、天
井枠12の下方を空きスペースとし、この空きスペース
において搬送兼用溶接ロボット71,72をフロア組立ス
テーションST1と投入ステーションST2とに往復動
させて、フロアWの搬送を行うことができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、フロア組立ステーションでフロアを組立てた
後、複数の溶接ロボットの協調動作でフロアを安定して
迅速に次工程ステーションに搬送でき、専用の搬送装置
が不要となって、設備費の削減を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフロア組立装置の一例の側面図
【図2】 図1のII-II線から見たフロア組立装置の平
面図
【図3】 図1のIII-III線から見たフロア組立ステー
ションの正面図
【図4】 (A)ワーク取上げ時の移載ロボットの状態
を示す平面図、(B)ワーク旋回時の移載ロボットの状
態を示す平面図
【図5】 ワーク投入時のワークの移動軌跡を示す図
【図6】 (A)フロア搬送時の溶接ロボットの状態を
示す図1の矢印VI方向から見た正面図、(B)フロア搬
送時の溶接ロボットの状態を示す平面図
【図7】 搬送兼用溶接ロボットの先端を示す平面図
【図8】 図7の矢印VIII方向から見た正面図
【図9】 図7の矢印IX方向から見たワーク受けの側面
【図10】 2方向の位置決め機能を持つワーク受けを
示す斜視図
【符号の説明】
W フロア Wa ジャッキアップ
ポイント部 ST1 フロア組立ステーション 6 セット治具 71,72 搬送兼用溶接ロボット 76 溶接ガン 79 ワーク受け
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土井 昭次 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 飛田 正 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 山野邉 哲朗 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3C030 BC08 BC12 BC16 BD06 CC06 CC07 DA14 DA17 DA24 DA35 3D114 BA02 DA01 DA05 DA07 DA11 EA03 FA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のフロアを構成する複数のワーク
    を位置決めして支持するセット治具を配置したフロア組
    立ステーションを備え、フロア組立ステーションの両側
    部に、動作端に溶接ガンを搭載した複数の溶接ロボット
    を配置し、これら溶接ロボットによりセット治具上の複
    数のワークを溶接結合してフロアを組立てるフロア組立
    装置において、 フロア組立ステーションの両側部に配置する溶接ロボッ
    トのうち少なくとも各側2台の計4台の溶接ロボット
    を、動作端に溶接ガンと一定の位置関係でワーク受けを
    取付けた搬送兼用の溶接ロボットに構成し、 これら搬送兼用の溶接ロボットの協調動作によりフロア
    をワーク受けを介して少なくとも前後左右の4箇所にお
    いて支持した状態でフロア組立ステーションからその前
    方の次工程ステーションに搬送自在とする、 ことを特徴とする自動車のフロア組立装置。
  2. 【請求項2】 各搬送兼用ロボットのワーク受けでフロ
    アの各ジャッキアップポイント部を支持するようにし、
    少なくとも1台の搬送兼用ロボットのワーク受けを、対
    応するジャッキアップポイント部を前後左右に位置決め
    して支持するように構成することを特徴とする請求項1
    に記載の自動車のフロア組立装置。
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