JP2001138755A - 燃料タンク - Google Patents

燃料タンク

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給油ガンのオートストップ装置の故障等に伴
う過給油が発生した場合に、燃料タンクの変形や燃料の
流出を未然に防止する。 【解決手段】 燃料タンクTは、タンク本体11に連な
るフィラーパイプ12の上端に設けた給油口16に、給
油ガンGのノズルNの外周をシールするシール部材18
を備える。フィラーパイプ12に連なる第1リリーフ通
路26および第2リリーフ通路28に、フィラーパイプ
12の内圧が所定値以上になったときに開弁する第1リ
リーフバルブ27および第2リリーフバルブ29をそれ
ぞれ設ける。過給油の発生時に第1リリーフバルブ27
を開弁してフィラーパイプ12内の燃料を外部に排出
し、かつ第2リリーフバルブ29が開弁してフィラーパ
イプ12内の燃料の一部をシール部材18よりも上方の
給油口16に流出させ、給油者に異常の発生を報知して
給油の停止を促すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンク本体に連な
るフィラーパイプの上端に設けた給油口に、その給油口
に挿入される給油ガンのノズルの外周をシールするシー
ル部材を設けた燃料タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の燃料タンクは、タンク本体か
ら上方に延びるフィラーパイプの上端に給油口を備えて
おり、この給油口に設けたシール部材に給油ガンのノズ
ルを挿入して給油を行うようになっている。給油により
タンク本体の燃料液面が上昇して満タンになると、フロ
ートバルブが閉弁してタンク本体の燃料液面の上昇を抑
制するため、給油の継続によってフィラーパイプの燃料
液面が上昇する。そしてフィラーパイプの燃料液面の上
昇により給油ガンのノズルが燃料液面下に没すると、給
油ガンのオートストップ装置が作動して過給油が防止さ
れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、何らか
の理由でオートストップ装置が作動せずに過給油が発生
し、フィラーパイプの燃料液面が限界を越えて上昇した
とき、フィラーパイプの上端の給油口はシール部材への
給油ガンのノズルの挿入により閉塞されているため、給
油に伴う内圧の上昇でタンク本体やフィラーパイプが変
形したり、給油ガンのノズルが給油口のシール部材から
抜けて燃料が流出したりする可能性がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、給油ガンのオートストップ装置の故障等に伴う過給
油が発生した場合に、燃料タンクの変形や燃料の流出を
未然に防止することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、タンク本体に
連なるフィラーパイプの上端に設けた給油口に、その給
油口に挿入される給油ガンのノズルの外周をシールする
シール部材を設けた燃料タンクにおいて、フィラーパイ
プの内圧が所定値以上になったときに開弁する第1リリ
ーフバルブおよび第2リリーフバルブを備え、前記第1
リリーフバルブはフィラーパイプの内部を大気に連通さ
せ、前記第2リリーフバルブはフィラーパイプの内部を
シール部材よりも上方の給油口に連通させることを特徴
とする燃料タンクが提案される。
【0006】上記構成によれば、過給油によりフィラー
パイプの内圧が所定値以上になったときに開弁して該フ
ィラーパイプの内部を大気に連通させる第1リリーフバ
ルブを設けたので、過給油の発生時に第1リリーフバル
ブを開弁してフィラーパイプの内圧を減少させることが
できる。これにより、タンク本体やフィラーパイプに前
記過剰な内圧に耐える強度を持たせる必要がなくなって
重量軽減に寄与することができ、しかも給油ガンのノズ
ルが前記過剰な内圧でシール部材から抜けて燃料が流出
するのを未然に防止することができる。また過給油の発
生時に第2リリーフバルブが開弁してフィラーパイプ内
の燃料の一部がシール部材よりも上方の給油口に流出す
るので、給油者に異常の発生を報知して給油の停止を促
すことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は自動車の燃料供給系の全体構成図、図2は給
油時の状態を示す図1の要部拡大図、図3はオーバーフ
ローバルブおよびロールオーバーバルブの作用を説明す
る図である。
【0009】図1に示すように、自動車用の燃料タンク
Tは、燃料を貯留するタンク本体11と、このタンク本
体11に給油するためのフィラーパイプ12とを備え
る。自動車のボディ13に形成されてリッド14で開閉
される凹部15に、フィラーパイプ12の上端に接続さ
れた給油口16が設けられる。給油口16の開口端はキ
ャップ17で閉塞可能であり、また給油口16とフィラ
ーパイプ12との間には、給油ガンGのノズルNが液密
に挿入されるシール部材18と、ノズルNに押されて開
放するシャッター19とが設けられる。
【0010】図2を併せて参照すると明らかなように、
タンク本体11の上部空間とフィラーパイプ12の上部
とがフロートバルブ20およびブリーザパイプ21を介
して接続され、またタンク本体11の上部空間とブリー
ザパイプ21とが追加給油用フロートバルブ22および
絞り23を介して接続される。
【0011】ブリーザパイプ21の中間部は逆U字状に
湾曲しており、その頂点の両側位置にオーバーフローバ
ルブ24およびロールオーバーバルブ25が設けられ
る。オーバーフローバルブ24の弁体24aは燃料より
も比重の小さいフロートから構成されており、ブリーザ
パイプ21中に燃料が存在しないときには重力で下方に
落下して弁体支持部24bに支持されており、ブリーザ
パイプ21中に燃料が存在するときには弁体24aが浮
き上がって弁座24cに着座し、ブリーザパイプ21を
閉塞する。ロールオーバーバルブ25の弁体25aは燃
料よりも比重の大きいウエイトから構成されており、ブ
リーザパイプ21中の燃料の有無に関わらず通常は重力
で下方に落下して弁体支持部25bに支持されており、
車両が転倒して燃料タンクTの上下が反転した場合には
重力で弁体支持部25bから離反する方向に落下して弁
座25cに着座し、ブリーザパイプ21を閉塞する(図
3(C)参照)。
【0012】また逆U字状に形成された第1リリーフ通
路26の一端部がブリーザパイプ21の上部に接続さ
れ、他端部が大気に開放される。第1リリーフ通路26
には、ブリーザパイプ21の内圧が所定値を越えると開
弁する第1リリーフバルブ27が設けられる。またブリ
ーザパイプ21の上部とシール部材18よりも上側の給
油口16とが第2リリーフ通路28で接続されており、
この第2リリーフ通路28にブリーザパイプ21の内圧
が所定値を越えると開弁する第2リリーフバルブ29が
設けられる。第1リリーフバルブ27の開弁圧および第
2リリーフバルブ29の開弁圧は等しくなるように設定
されており、かつ開弁時における流量は第1リリーフバ
ルブ27が第2リリーフバルブ29よりも大幅に大きく
(例えば、10倍)なるように設定される。
【0013】タンク本体11の内部には、ストレーナ3
1を介して汲み上げた燃料をフィルター32、レギュレ
ータ33およびフィードパイプ34を介してエンジンE
の燃料噴射弁35に供給する燃料ポンプ36が設けられ
る。
【0014】前記ブリーザパイプ21から分岐したチャ
ージ通路37に、タンク本体11内で発生した蒸発燃料
を吸着するキャニスタ38が接続される。そしてキャニ
スタ38はパージ通路39を介してエンジンEの吸気通
路40に接続されるとともに、大気連通通路41および
フィルター42を介して大気に連通する。チャージ通路
37には第1電磁バルブ43が配置され、この第1電磁
バルブ43をバイパスするように第1正圧リリーフバル
ブ44が並列に配置される。また大気連通通路41には
第2電磁バルブ45が配置され、この第2電磁バルブ4
5をバイパスするように第2正圧リリーフバルブ46が
並列に配置される。更にパージ通路39には第3電磁バ
ルブ47が配置される。
【0015】タンク本体11の上部空間から延びる第1
負圧防止通路48に第1負圧リリーフバルブ49および
フィルター50が設けられ、またチャージ通路37と前
記フィルター42とを接続する第2負圧防止通路51に
第2負圧リリーフバルブ52が設けられる。またタンク
本体11の上部空間に設けたフロートバルブ53とエン
ジンEの吸気通路40とを接続する正圧防止通路54に
第4電磁バルブ55が設けられる。
【0016】チャージ通路37の圧力を検出する圧力セ
ンサ56と、燃料タンクT内の燃料の温度を検出する燃
料温度センサ57と、リッド14の開閉を検知するリッ
ド開閉センサ58からの信号が入力される電子制御ユニ
ットUは、前記第1〜第4電磁バルブ43,45,4
7,55の開閉を制御する。
【0017】次に、上記構成を備えた本発明の実施例の
作用を説明する。
【0018】先ず、燃料タンクTのフィラーパイプ12
のキャップ17が閉じられている非給油時の作用を説明
する。エンジンEの運転に伴って、タンク本体11の内
部に貯留された燃料はストレーナ31、燃料ポンプ3
6、フィルター32、レギュレータ33およびフィード
パイプ34を介して燃料噴射弁35…に供給される。燃
料の消費に伴って、あるいは燃料タンクTの温度低下に
伴ってタンク本体11の内圧が低下すると、その負圧で
ベローズが収縮して第1負圧リリーフバルブ49が開弁
し、フィルター50および第1負圧リリーフバルブ49
を介して大気がタンク本体11に吸入され、負圧による
タンク本体11の変形を防止する。
【0019】尚、第2負圧リリーフバルブ52は前記第
1負圧リリーフバルブ49の予備であって、両者の機能
は同じである。またフロートバルブ20および追加給油
用フロートバルブ22は車両の転倒時にも閉弁し、タン
ク本体11内の燃料がキャニスタ38に流出するのを防
止する。
【0020】またエンジンEの停止時に燃料タンクTの
温度上昇等に伴ってタンク本体11の内圧が増加する
と、チャージ通路37に設けた第1正圧リリーフバルブ
44および大気連通通路41に設けた第2正圧リリーフ
バルブ46が開弁するため、タンク本体11の内圧は第
1正圧リリーフバルブ44、キャニスタ38、第2正圧
リリーフバルブ46およびフィルター42を通して大気
に逃がされ、その際にタンク本体11から出た燃料蒸気
はキャニスタ38に吸着されて大気への放出を防止され
る。
【0021】またエンジンEの運転中は、燃料タンクT
が温度上昇してもタンク本体11の内圧が大気圧以下に
保持されるように、圧力センサ56および燃料温度セン
サ57からの信号を受けた電子制御ユニットUが第4電
磁バルブ55をデューティ制御にて開弁する。これによ
り、タンク本体11が正圧防止通路54を介してエンジ
ンEの吸気通路30に接続され、該吸気通路30の負圧
でタンク本体11の内圧を大気圧以下に保持することが
できる。また車両の転倒時にはフロートバルブ53が閉
弁し、タンク本体11内の燃料が正圧防止通路54を介
して吸気通路30に流出するのを防止する。
【0022】キャニスタ38に吸着された蒸発燃料をパ
ージする場合には、電子制御ユニットUからの指令で大
気連通通路41に設けた第2電磁バルブ45と、パージ
通路39に設けた第3電磁バルブ47とが開弁する。そ
の結果、エンジンEの吸気通路30の負圧でフィルター
42、第2電磁バルブ45、キャニスタ38および第3
電磁バルブ47を介して大気が吸気通路30に吸引さ
れ、その際にキャニスタ38に吸着されていた蒸発燃料
がパージされて吸気通路30に供給される。
【0023】次に、燃料タンクTへの給油時の作用を説
明する。図1および図2に示すように、リッド14を開
いてキャップ17を取り外した状態で給油ガンGのノズ
ルNを給油口16のシール部材18に挿入し、フィラー
パイプ12を介してタンク本体11に給油する。このと
き、リッド14が開かれたことをリッド開閉センサ58
が検出すると、電子制御ユニットUからの指令でチャー
ジ通路37に設けた第1電磁バルブ43および大気連通
通路41に設けた第2電磁バルブ45が開弁し、タンク
本体11の燃料液面の上昇に伴ってチャージ通路37に
押し出された蒸発燃料は、第1電磁バルブ43を通過し
てキャニスタ38に吸着される。そしてキャニスタ38
を通過した燃料蒸気を含まぬ空気が、第2電磁バルブ4
5およびフィルター42を通過して大気に放出される。
【0024】この給油によりタンク本体11の燃料液面
が上昇してフロートバルブ20が閉弁すると、フィラー
パイプ12の燃料液面が上昇して給油ガンGのノズルN
が燃料液面下に没するため、給油ガンGのオートストッ
プ装置が作動する。
【0025】しかしながら、このとき追加給油用フロー
トバルブ22は未だ閉弁しておらず、タンク本体11の
上部空間は絞り23を介してブリーザパイプ21に連通
しているため、絞り23を空気が通過することによりタ
ンク本体11の燃料液面が僅かに上昇し、それに伴って
フィラーパイプ12の燃料液面がゆっくりと下降する。
従って、フィラーパイプ12の燃料液面が下降した分だ
け、給油ガンGから追加の給油を行うことができ、これ
により給油口16からの燃料の吹き零れを防止しながら
満タン状態まで確実に給油することができる。そして追
加給油用フロートバルブ22が閉弁するとフィラーパイ
プ12の燃料液面が下降しなくなり、これにより作業者
は満タン状態になったことを確認することができる。
【0026】フロートバルブ20が閉弁してフィラーパ
イプ12の燃料液面が上昇するとき、図3(A)に示す
ように、オーバーフローバルブ24およびロールオーバ
ーバルブ25は共に開弁状態にあるため、フィラーパイ
プ12内で燃料に押し出された燃料蒸気はブリーザパイ
プ21からチャージ通路37を通ってキャニスタ38に
吸着される。そしてフィラーパイプ12の燃料液面が充
分に上昇すると、図3(B)に示すように、オーバーフ
ローバルブ24の弁体24aが燃料に押し上げられて弁
座24cに着座し、ブリーザパイプ21を閉塞する。従
って、給油ガンGのオートストップ装置が作動する前後
の燃料の吹き返しや、オートストップ装置の作動後の過
剰な追加給油が発生しても、燃料がブリーザパイプ21
からチャージ通路37を通ってキャニスタ38に流入す
るのを確実に防止することができる。
【0027】また車両の転倒時には、図3(C)に示す
ように、燃料よりも比重の大きいロールオーバーバルブ
25の弁体25aが重力で弁座25cに着座してブリー
ザパイプ21を閉塞するので、燃料がブリーザパイプ2
1からチャージ通路37を通ってキャニスタ38に流入
するのを確実に防止することができる。
【0028】ところで、給油ガンGのオートストップ装
置の故障等により満タン状態になった後に更に給油が継
続されると、燃料液面がフィラーパイプ12の上端まで
上昇して内圧が急激に高まり、給油ガンGのノズルNが
シール部材18から押し出されて燃料が漏れる可能性が
ある。またタンク本体11およびフィラーパイプ12の
内圧が高まるため、その内圧に耐えるだけの強度をタン
ク本体11およびフィラーパイプ12に与えようとする
と重量増加の要因となる問題がある。
【0029】しかしながら本実施例によれば、フィラー
パイプ12の内圧が高まると、第1リリーフバルブ27
が開弁してフィラーパイプ12内の燃料を外部に排出す
るので、給油ガンGのノズルNがシール部材18から押
し出されて燃料が流出したり、タンク本体11やフィラ
ーチューブ12が内圧で損傷したりするのを防止するこ
とができる。これにより、内圧の増加に耐えるための燃
料タンクTの必要強度を低下させて重量の軽減に寄与す
ることができる。
【0030】また第1リリーフバルブ27の開弁と同時
に第2リリーフバルブ29も開弁し、少量の燃料をフィ
ラーパイプ12からシール部材18よりも上方の給油口
16に流出させるので、異常が発生して第1、第2リリ
ーフバルブ27,29が開弁したことを給油者に確実に
報知することができ、これにより給油者に給油の停止を
促すことが可能となる。
【0031】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0032】例えば、実施例では第1リリーフバルブ2
7および第2リリーフバルブ29の開弁圧を等しく設定
しているが、それらを厳密に一致させる必要はない。仮
に、第2リリーフバルブ29の開弁圧を第1リリーフバ
ルブ27の開弁圧よりも低めに設定しておけば、第1リ
リーフバルブ29が開弁して燃料がフィラーパイプ12
の外部に排出される前に、第2リリーフバルブ27を開
弁してフィラーパイプ12よりも上方の給油口16に少
量の燃料を流出させ、給油者に異常の発生を報知するこ
とができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、過給油によりフィラーパイプの内圧が所定値
以上になったときに開弁して該フィラーパイプの内部を
大気に連通させる第1リリーフバルブを設けたので、過
給油の発生時に第1リリーフバルブを開弁してフィラー
パイプの内圧を減少させることができる。これにより、
タンク本体やフィラーパイプに前記過剰な内圧に耐える
強度を持たせる必要がなくなって重量軽減に寄与するこ
とができ、しかも給油ガンのノズルが前記過剰な内圧で
シール部材から抜けて燃料が流出するのを未然に防止す
ることができる。また過給油の発生時に第2リリーフバ
ルブが開弁してフィラーパイプ内の燃料の一部がシール
部材よりも上方の給油口に流出するので、給油者に異常
の発生を報知して給油の停止を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の燃料供給系の全体構成図
【図2】給油時の状態を示す図1の要部拡大図
【図3】オーバーフローバルブおよびロールオーバーバ
ルブの作用を説明する図
【符号の説明】
11 タンク本体 12 フィラーパイプ 16 給油口 18 シール部材 27 第1リリーフバルブ 29 第2リリーフバルブ G 給油ガン N ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 良浩 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 鈴木 武 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 市谷 寿章 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D038 CA22 CB01 CC13 CD14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク本体(11)に連なるフィラーパ
    イプ(12)の上端に設けた給油口(16)に、その給
    油口(16)に挿入される給油ガン(G)のノズル
    (N)の外周をシールするシール部材(18)を設けた
    燃料タンクにおいて、 フィラーパイプ(12)の内圧が所定値以上になったと
    きに開弁する第1リリーフバルブ(27)および第2リ
    リーフバルブ(29)を備え、前記第1リリーフバルブ
    (27)はフィラーパイプ(12)の内部を大気に連通
    させ、前記第2リリーフバルブ(29)はフィラーパイ
    プ(12)の内部をシール部材(18)よりも上方の給
    油口(16)に連通させることを特徴とする燃料タン
    ク。
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