JP2001138528A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JP2001138528A
JP2001138528A JP32215399A JP32215399A JP2001138528A JP 2001138528 A JP2001138528 A JP 2001138528A JP 32215399 A JP32215399 A JP 32215399A JP 32215399 A JP32215399 A JP 32215399A JP 2001138528 A JP2001138528 A JP 2001138528A
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JP32215399A
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Koji Yamamoto
廣治 山元
Nobuhisa Ishida
暢久 石田
Yasuhiro Santo
康博 山東
Hisashi Takada
久 高田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合後のノズルプレートとベースプレートの
接合界面に生じる応力を容易に低減し、信頼性の高いイ
ンクジェット記録ヘッドを提供する。 【解決手段】 ステンレス鋼製の中心板301とニッケ
ル製のノズルプレート303とを熱硬化製の接着剤50
1を用いて接合する場合、中心板301の接合界面の端
部に、スクエア状のスリット部302を設ける。これに
より、熱膨張率の相違から接合界面端部に生じるせん断
応力が吸収緩和され、約20〜30%の応力緩和が実現
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
ヘッドに関し、特に、ベースプレートとノズルプレート
とが接合された場合に接合界面の応力の発生が低減され
るように改良されたインクジェット記録ヘッドに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクジェット記録方式にお
いては印字速度の高速化が求められていた。このため、
インクジェット記録ヘッド(以下、単に「ヘッド」と略
す場合がある)には複数のノズルを備え、ある程度の印
字幅を有したいわゆるマルチノズルヘッドを用いること
が一般的となっている。
【0003】しかし、印字速度のより高速化を実現する
ためには、より多くのノズルを有し、より印字幅の広い
ヘッドを用いることが望まれる。このため、ヘッドは益
々、長尺化する傾向にあった。
【0004】一般に、ヘッドは、流路や加圧室等を備え
たベースプレートと、インクを吐出させるためのノズル
プレートとが接着剤により接合されて製造されるもので
ある。この際、使用される接着剤は熱硬化性の樹脂であ
り、また、加工上の都合によりベースプレートとノズル
プレートとは異なる材質が用いられることが多い。
【0005】したがって、ベースプレートとノズルプレ
ートとを、接着剤が硬化する温度、例えば130℃まで
加熱して接着させた後、室温、例えば25℃まで冷却す
ると、両者の熱膨張率の相違から接合界面に応力が生じ
ることになる。
【0006】このような応力は、ヘッドが短尺である場
合には殆ど問題のないレベルであったが、ヘッドの長尺
化に伴い、無視できない問題として顕在化してきた。つ
まり、ヘッドの横幅に比例して接着界面に生じる最大応
力も増加し、場合によっては、ノズルプレートの剥離に
至ることもあった。また、ノズルプレートの剥離にまで
は至らなくても、インク加圧室間の連通やノズルプレー
トの反りによる不具合が発生し、ヘッド自体の信頼性を
著しく損なう結果となっていた。
【0007】このような接合後の応力発生による種々の
問題を解決すべく、特開平9−131881では、ベー
スプレートに、予め反りが小さくなるように逆の反りを
もたせるという技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−131881に示された技術では、ベースプレート
に線膨張係数の異なる別部材を接合する等、予め逆の反
りをもたせるための何らかの加工が別途必要であった。
しかも、反り量の制御は決して容易なものではなかっ
た。
【0009】本発明はかかる実状に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、接合後の接合界面に生じる応力
を容易に低減し、信頼性の高いインクジェット記録ヘッ
ドを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のある局面に従うと、加圧室を含むインク流
路の少なくとも一部を片面または両面に備えたベースプ
レートと、加圧室に連通し、インクを飛翔させる複数の
ノズルを有するノズルプレートとを備えたインクジェッ
ト記録ヘッドは、ノズルプレートは、ベースプレートと
の接合界面の端部に、ベースプレートと接合されない非
接合部を備える。
【0011】この発明に従うと、ノズルプレート上に、
ベースプレートとの接合界面の端部に非接合部分が存在
するため、接合界面端部に生じるせん断応力は吸収緩和
される。したがって、接合後の接合界面に生じる応力を
容易に低減し、信頼性の高いインクジェット記録ヘッド
を提供することが可能となる。
【0012】好ましくは、前記インクジェット記録ヘッ
ドにおいて、ベースプレートは、ノズルプレートとの接
合界面の端部にスリット部を備え、非接合部はスリット
部に対応するノズルプレート上の部分で構成される。
【0013】これによると、ベースプレートにスリット
部を設けることにより容易にノズルプレート上に非接合
部を設けることができる。したがって、より容易な構成
で接合界面に生じる応力の低減を図ることが可能とな
る。
【0014】また、好ましくは、前記インクジェット記
録ヘッドは、スリット部の隅部に、面取り加工、R加
工、またはマルチスリット加工のいずれか1以上の加工
が施される。
【0015】スリット部の隅部に、面取り加工やR加
工、マルチスリット(微小スリット)加工等が施される
ことにより、接着界面の端部に生じる応力集中を回避す
ることができ、一層の応力緩和を図ることができる。
【0016】さらに、好ましくは、前記インクジェット
記録ヘッドにおいて、非接合部はノズルプレート上の接
着剤が存在しない部分により構成される。
【0017】これによると、ノズルプレート上の接合界
面の端部に接着剤が存在しない部分を設けることによ
り、容易に非接合部を設けることができる。したがっ
て、より容易な構成で接合界面に生じる応力の低減を図
ることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
【0019】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態におけるインクジェット記録ヘッドを利
用したインクジェット記録装置10の全体構成を示した
図である。本図を参照して、インクジェット記録装置1
0は、インクジェット方式でノズルからインクを吐出さ
せるCMYK4個のラインヘッド101と、各色のイン
クが溜められている4個のインクタンク107と、イン
クタンク107のインクをラインヘッド101に供給す
るための4本のインクパイプ103とを備えている。
【0020】ここで、ラインヘッド101は、用紙幅に
対応した所定の長さを有しており、両端がキャリッジベ
ルト105に固定されている。このため、キャリッジベ
ルト105の回転によって用紙上を往復移動し、用紙全
体への印字を行なうことができる。
【0021】また、インクジェット記録装置10は、記
録用の用紙を給紙するための給紙部109と、給紙部1
09から送られてきた用紙を搬送するための搬送ローラ
111と、用紙を印字位置まで搬送等するための搬送ベ
ルト113と、送られてきた用紙を印字位置で搬送ベル
ト113上に吸着させるための吸着装置115と、印字
後の用紙を排出するための排出部117とを備えてい
る。
【0022】図2は、図1のインクジェット記録装置1
0の動作制御を説明するための機能ブロック図である。
本図を参照して、インクジェット記録装置10のメイン
コントローラ201は、スキャナ等から読取った画像デ
ータをホストコンピュータ203から受け取り、1フレ
ーム単位でバッファ用のフレームメモリ205に格納す
る。そして、フレームメモリ205から読み出した画像
を基に、ドライバコントローラ215およびヘッドドラ
イバコントローラ217を介して、ラインヘッド101
の吐出信号を所定のタイミングで制御する。
【0023】また、メインコントローラ201は、印字
の際に、モータドライバ207および211を通してキ
ャリッジ送りモータ209および紙送りモータ209の
駆動制御を行なう。
【0024】図3は、図1のラインヘッド101の構成
の詳細を説明するための一部分解斜視図である。図3を
参照して、ラインヘッド101は、、接合界面の両端に
スリット部302が設けられている中心板(ベースプレ
ート)301と、インクを吐出させるための複数のノズ
ルを有するノズルプレート303と、ヘッドを両側から
挟むように保持するホルダ313とを備えている。
【0025】ここで、中心板301とノズルプレート3
03とは、中心板301の端面の各流路がノズルプレー
ト303の対応するノズル位置にくるように、相互に垂
直に接合されている。
【0026】ラインヘッド101は、さらに、インクを
引き出す流路を形成するための引出板305と、インレ
ットを形成するためのインレットプレート307と、イ
ンクチャネル(加圧室)を形成するためのチャネルプレ
ート309と、インク吐出の駆動源である圧電素子31
1と、圧電素子311に電圧を印加するためのフレキシ
ブルケーブル315とを備えている。
【0027】これらは、図に示されるように、中心板3
01の両面に対称に設けられている。そして、分解され
ている部分で構成されるヘッドセルが、ここでは、3セ
ル並べられることによりラインヘッド101のライン幅
が確保されている。
【0028】このような構成により、ラインヘッド10
1は、中心板301の両サイドからインクが吐出するよ
うになっている。具体的には、片面45npi(noz
zle/inch)ずつのノズルが両面に千鳥格子状に
配列され、合わせて90npiの性能を実現させてい
る。
【0029】図4は、図1のラインヘッド101の長尺
方向に対して垂直な面を示した断面図である。上側は、
奇数列のノズルからインクが吐出している場合を示す断
面図であり、下側は、偶数列のノズルからインクが吐出
している場合を示す断面図である。したがって、これら
2つの断面図は、それぞれ、一方に対して他方を90n
piだけ長尺方向にシフトさせたものに相当する。な
お、ここで用いられる符号と図3の符号とが一致するも
のについては重複した説明を省略する。
【0030】ラインヘッド101は、本図に示すよう
に、中心板301の外側に、引出板305、インレット
プレート307、および、チャネルプレート309が積
層されて、インク流路403が形成されている。なお、
チャネルプレート309と圧電素子311との間には、
振動板401が備えられており、チャネルプレート30
9と振動板401とで、インク流路403の一部である
加圧室が形成されることになる。
【0031】圧電素子311に電圧が印加されると、圧
電素子311は圧電現象により矢印の方向に縮もうとす
る。この場合、圧電素子311の片面は振動板401に
拘束されているため、自由に縮むことができない。した
がって、圧電素子311は図のように加圧室を押す方向
(本図では紙面縦方向を加圧方向とする)に撓むことに
なる。この撓みによって、圧力を発生させノズルプレー
ト303の該当するノズルからインク滴を吐出させる。
【0032】このような構成のラインヘッド101にお
いては、中心板301とノズルプレート303とは、圧
電素子311の撓む方向(加圧方向)とインク吐出方向
とが垂直となるように接合されている。
【0033】なお、ここでは、ノズルが千鳥配列されて
いる場合を示しているが、ノズルプレート303内にお
いて斜めの流路を設けることにより、最終的にインクが
吐出するためのノズル穴が1ラインに並ぶようにしても
よい。
【0034】次に、中心板301とノズルプレート30
3との接合状態を説明するために、図5に、ラインヘッ
ド101から中心板301とノズルプレート303のみ
を取出した正面図を示す。本図を参照して、中心板30
1はSUS(ステンレス鋼)を使用しており、厚みt=
1.5[mm]、横幅L=72.4[mm]、高さ1
3.5[mm]の形状をしている。また、ノズルプレー
ト303はニッケル(Ni)を使用しており、縦幅(本
図では紙面垂直方向の長さ)t=10.0[mm]、横
幅80[mm]、厚み(本図では紙面縦方向の長さ)
0.15[mm]の形状をしている。そして、中心板3
01の接合界面の両端部には、スリット部302が設け
られている。
【0035】両者の接合面には、層厚約3[μm]のエ
ポキシ系の接着剤501が塗布されている。これを2時
間130℃の温度で加熱して熱硬化させ、両者を接合さ
せる。そして、接合後、25℃の室温まで冷却させる。
この場合、ニッケルの方がSUSよりも熱膨張率が大き
いため、ニッケルを使用しているノズルプレート303
の方がSUSを使用している中心板301よりも大きく
収縮しようとする。このため、両者の接合界面にはせん
断応力が生じる。例えば、スリット部302が無い場
合、接合界面の端部には、約1.4×9.8[N/mm
2]もの最大せん断応力が生じる。
【0036】図6は、図5に示す中心板301とノズル
プレート303との正面図を一部拡大した図である。本
図を参照して、中心板301の接合界面の端部には、ス
クエア状のスリット部302が設けられている。
【0037】このようにスリット部302が設けられる
と、接合界面端部に生じていたせん断応力が吸収緩和さ
れ、約20〜30%の応力緩和が実現可能となる。ま
た、端部から剥離が発生しても、スリット部302によ
り、剥離の進行を抑えることができる。
【0038】さらに、中心板301とノズルプレート3
03とを接合する際の位置決めとして、スリット部30
2を利用することもできる。
【0039】なお、ここでは、中心板301の接合界面
の両端にそれぞれ1つずつスリット部302が設けられ
ている場合を示しているが、図7のように、複数のスリ
ット部302を設けるようにしてもよい。複数のスリッ
ト部302を設けることにより、界面に生じるせん断応
力の緩和をより一層図ることが可能となる。
【0040】<変形例>次に、第1の実施の形態におけ
るインクジェットヘッドの変形例について説明する。図
8は、スリット部302の隅部に加工を施した場合の中
心板301とノズルプレート303との接合状態を示す
図である。図8(a)は、スリット部302の隅部に面
取り加工を施した場合を示しており、図8(b)は、ス
リット部302の隅部にR加工を施した場合を示してい
る。
【0041】このように、スリット部302の隅部に面
取り加工またはR加工を施すことにより、接合界面の端
部に生じる応力集中を緩和させることができる。
【0042】また、図8(c)には、スリット部302
の隅部にマルチスリット(複数の微小スリット)加工を
施した場合の接合状態を示している。このように、マル
チスリット加工を施すことにより、接合界面の端部に生
じるせん断応力がマルチスリットで吸収され、応力緩和
を図ることができる。
【0043】なお、図6〜図8においては、中心板30
1とノズルプレート303間の接着剤501は、スリッ
ト部302に対応する部分のノズルプレート303上に
は存在しない構成となっているが、これには限定され
ず、存在させるようにしてもよい。
【0044】[第2の実施の形態]続いて、本発明の第
2の実施の形態におけるインクジェット記録ヘッドにつ
いて説明する。第2の実施の形態におけるインクジェッ
ト記録ヘッドは、第1の実施の形態におけるインクジェ
ット記録ヘッドとは異なり、中心板301にはスリット
加工を行なわない。その代わりに、中心板301とノズ
ルプレート303との接合界面に接着剤501の存在し
ない空間(空隙部)を設けている。
【0045】図9は、中心板301とノズルプレート3
03の接合界面の端部に1つの空隙部901を設けた場
合の接合状態を示した図である。説明の便宜上、接着剤
501の厚みを厚く記載している。本図に示すように、
接着剤501の層中に、接着剤501の存在しない空隙
部901を設けることにより、接合界面に生じる最大せ
ん断応力を緩和することができる。
【0046】なお、図10に示すように、接合界面の端
部に複数の空隙部901を設け、応力緩和を図るように
してもよい。
【0047】図11は、接合界面の端部に3つの空隙部
901を設けた場合に生じるせん断応力を、空隙部を設
けない場合に生じるせん断応力と比較して示した図であ
る。横軸に中心板301の中心からの距離をとってお
り、縦軸にせん断応力をとっている。また、点線で示し
た曲線が空隙部の無い場合のせん断応力を示しており、
実線で示した曲線が3つの空隙部901を設けた場合の
せん断応力を示している。
【0048】本図に示すように、空隙部901を設ける
と、各空隙部901に対応する位置においてせん断応力
が低下し、接合部におけるせん断応力のピーク値自体も
低下している。したがって、約5%〜20%程の応力の
緩和が図れることになる。これにより、中心板301と
ノズルプレート303との接着剥がれや、加圧室間の連
通、インク漏れ、ノズルプレート303の反り等の種々
の不具合が防止され、信頼性の高いインクジェット記録
ヘッドを提供することが可能となる。
【0049】以上説明した通り、第1および第2の実施
の形態におけるインクジェット記録ヘッドは、中心板3
01やノズルプレート303に他部材を接合する等の別
途特別の処理を施す必要がない。したがって、簡易な構
成でもって中心板301とノズルプレート303との接
合界面に生じる応力発生を低減するこが可能となり、ラ
インヘッドの信頼性を確保することができる。
【0050】なお、第1の実施の形態に示したスリット
部302と第2の実施の形態に示した空隙部901とを
適宜組み合せることにより、中心板301とノズルプレ
ート303の接合界面の応力緩和を図るようにしてもよ
い。
【0051】なお、図1に示すように、ここではライン
ヘッド101の横幅を用紙幅としているが、これには限
られず、ある程度の長さを有した長尺化したヘッド全般
に対して、本発明の適用は可能である。
【0052】また、図3および図4等に示すように、今
回は、中心板301の両面に加圧室等を設け、両面から
インク吐出が可能なラインヘッド101を示したが、こ
の構成に限定されるものではない。したがって、中心板
301(ノズルプレート)の片面のみに流路や加圧室が
設けられた構成のヘッドについても本発明の適用は可能
である。
【0053】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって、制限的なものではないと考えるべきであ
る。本発明の範囲は、上記した説明ではなく特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び
範囲内ですべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態におけるインクジ
ェット記録ヘッドを利用したインクジェット記録装置1
0の全体構成を示した図である。
【図2】 図1のインクジェット記録装置10の動作制
御を説明するための機能ブロック図である。
【図3】 図1のラインヘッド101の構成の詳細を説
明するための一部分解斜視図である。
【図4】 図1のラインヘッド101の長尺方向に対し
て垂直な面を示した断面図である。
【図5】 ラインヘッド101から中心板301とノズ
ルプレート303のみを取出した正面図である。
【図6】 図5に示す中心板301とノズルプレート3
03との正面図を一部拡大した図である。
【図7】 中心板301の接合界面の端部に複数のスリ
ット部302を設けた場合の接合状態を示す図である。
【図8】 スリット部302の隅部に加工を施した場合
の中心板301とノズルプレート303との接合状態を
示す図である。
【図9】 中心板301とノズルプレート303の接合
界面の端部に1つの空隙部901を設けた場合の接合状
態を示す図である。
【図10】 中心板301とノズルプレート303の接
合界面の端部に複数の空隙部901を設けた場合の接合
状態を示す図である。
【図11】 接合界面の端部に3つの空隙部901を設
けた場合に生じるせん断応力を、空隙部を設けない場合
に生じるせん断応力と比較して示した図である。
【符号の説明】
10 インクジェット記録装置、101 ラインヘッ
ド、103 インクパイプ、105 キャリッジベル
ト、113 搬送ベルト、115 吸着装置、201
メインコントローラ、215 ドライバコントローラ、
217 ヘッドドライバ、301 中心板(ベースプレ
ート)、302 スリット部、303 ノズルプレー
ト、305 引出板、307 インレットプレート、3
09 チャネルプレート、311 圧電素子、313
ホルダ、315 フレキシブルケーブル、401 振動
板、403 インク流路、501 接着層、901 空
隙部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山東 康博 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 高田 久 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪国 際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF93 AG15 AG44 AP02 AP25 BA03 BA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧室を含むインク流路の少なくとも一
    部を片面または両面に備えたベースプレートと、 前記加圧室に連通し、インクを飛翔させる複数のノズル
    を有するノズルプレートとを備えたインクジェット記録
    ヘッドであって、 前記ベースプレートと前記ノズルプレートとは、接着剤
    により前記加圧室における加圧方向とインク飛翔方向と
    が垂直になるように接合され、 前記ノズルプレートは、前記ベースプレートとの接合界
    面の端部に、前記ベースプレートと接合されない非接合
    部を備えることを特徴とする、インクジェット記録ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 前記ベースプレートは、前記ノズルプレ
    ートとの接合界面の端部にスリット部を備え、 前記非接合部は前記スリット部に対応する前記ノズルプ
    レート上の部分で構成される、請求項1に記載のインク
    ジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記スリット部の隅部に、面取り加工、
    R加工、またはマルチスリット加工のいずれか1以上の
    加工が施された、請求項2に記載のインクジェット記録
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記非接合部は前記ノズルプレート上の
    前記接着剤が存在しない部分により構成される、請求項
    1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録ヘッド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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