JP2001138284A - 丸刃工具 - Google Patents

丸刃工具

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JP2001138284A
JP2001138284A JP32537299A JP32537299A JP2001138284A JP 2001138284 A JP2001138284 A JP 2001138284A JP 32537299 A JP32537299 A JP 32537299A JP 32537299 A JP32537299 A JP 32537299A JP 2001138284 A JP2001138284 A JP 2001138284A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断精度を向上することができる丸刃工具を
提供する。 【解決手段】 丸刃と、この丸刃を保持する略円板状の
ホルダー1とを備え、ホルダー1は、シャフトにホルダ
ー1を固定する固定手段と、丸刃を保持する丸刃保持手
段とを有し、ホルダー1の中央部には、シャフトを挿通
するシャフト孔27が形成され、固定手段は、ホルダー
1の内周面43に摺接する略円筒状の弾性を有するスリ
ーブ5と、このスリーブ5をシャフト方向に押さえつけ
て変形させる押圧手段11と、スリーブ5を円周方向に
回転させる回転手段13、15とからなり、スリーブ5
は、このスリーブ5の外周面に等間隔で少なくとも3箇
所に形成された平面部61を有し、押圧手段11は、ホ
ルダー1の内周面の、スリーブ5の平面部61に対応す
る部分に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、丸刃工具に係り、
特に、金属、ゴム、プラスチック、紙などの薄い材料を
帯状に切断するスリッター装置などに好適な丸刃工具に
関する。
【0002】
【従来の技術】丸刃の回転により金属、ゴム、プラスチ
ック、紙などの薄い材料を帯状に切断する丸刃工具で
は、材料を様々な幅に切断できるようにするため、丸刃
を保持するホルダーの位置をシャフトの軸方向に沿って
移動できるようにする必要がある。このため、ホルダー
のシャフトへの固定と固定の解除を行うことができるよ
うにする様々な構成の丸刃工具が提案されている。例え
ば、実開平2―135118号公報や特開平3―245
995号公報などでは、丸刃を保持するホルダーに偏心
した内周面を有する環状の偏心凹部を形成し、この偏心
凹部に外周面が内周面に対し偏心したC字形状の偏心リ
ングを収容し、ホルダーと偏心リングを相対回転させて
偏心リングの内周面側に挿通されたシャフトに偏心リン
グの内周面を押しつけることでホルダーをシャフトに固
定し、固定時とは逆方向にホルダーと偏心リングを相対
回転させることでシャフトへのホルダーの固定を解除で
きる丸刃工具が提案されている。特開平2−25071
1号公報、実開平6−3593号公報などでは、油道と
ねじなどによる加圧手段とその加圧手段に連通している
油圧室とにより、ホルダーの内周面を膨張または収縮さ
せることで、シャフトへの固定及び解除ができる丸刃工
具が提案されている。特開平3−154799号公報で
は、キー溝の天井に設けられたビスによりキーをシャフ
トへ押しつけることでホルダーをシャフトに固定し、反
対にビスを緩めることで固定を解除できる丸刃工具が、
また、特開平8−155893号公報では、ホルダーの
外周面から内周面に向けて通された割溝を締め付けビス
により締め付けることによりホルダーの内径を減少させ
ることでホルダーをシャフトに固定できる丸刃工具が提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の丸刃工
具では、ホルダーの偏心した内周面と外周面とによって
ホルダーをシャフトに固定する丸刃工具では、ホルダー
の内周面の内径寸法とシャフト外周面の外形寸法との差
のはめあい隙間の量だけホルダーの回転中心がずれてし
まう。一方、ホルダーの内周面を加圧手段とその加圧手
段に連通している油圧室とにより膨張させてシャフトに
固定する丸刃工具では、ホルダーの内周面を膨張させよ
うとするときには、ホルダーの幅方向の中央部から膨張
し始めるが、このとき左右がバランスよく膨張して行く
とは限らず軸心とは平行にならない場合がある。また、
ホルダーにキーや割溝などを設けてビスで締め付け、ホ
ルダーの内径を減少させてシャフトに固定するようにし
た丸刃工具では、ビスで締め付ける前のホルダーの内周
面とシャフトの間にはホルダーを軸心方向に移動するた
めに必要とされる隙間が存在しており、この状態でビス
を締め付けると、丸刃の芯とシャフトの芯がずれた状態
になる。このように、従来の丸刃工具ではいずれの場合
にも丸刃の芯とシャフトの芯とがずれた状態になる場合
があり、各々の芯がずれた状態で丸刃を回転させると、
刃先や刃面などの外周方向などへの振れが発生し、十分
な切断精度を得ることができない。
【0004】本発明の課題は、丸刃工具の切断精度を向
上することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の丸刃工具は、丸
刃と、この丸刃を保持する略円板状のホルダーとを備
え、ホルダーは、シャフトにホルダーを固定する固定手
段と、丸刃を保持する丸刃保持手段とを有し、ホルダー
の中央部には、シャフトを挿通するシャフト孔が形成さ
れ、固定手段は、ホルダーの内周面に摺接する略円筒状
の弾性を有するスリーブと、このスリーブを前記シャフ
ト方向に押さえつけて変形させる押圧手段と、スリーブ
を円周方向に回転させる回転手段とからなり、スリーブ
は、このスリーブの外周面に等間隔で少なくとも3箇所
に形成された平面部を有し、押圧手段を、ホルダーの内
周面の、スリーブの平面部に対応する部分に配設するこ
とにより上記課題を解決する。
【0006】このような構成とすれば、スリーブの平面
部では、平面部の中央でスリーブの肉厚が薄く、平面部
の両端でスリーブの肉厚が厚くなっているため、回転手
段によりスリーブを回転させ、等間隔に配設された押圧
手段がスリーブの平面部の一端に当接した状態になる
と、押圧手段がスリーブの平面部をシャフト側に押し込
まれるように変形させ、スリーブがシャフトの円周面を
均一に押さえつけるため、ホルダーに装着された丸刃の
芯とシャフトの芯とがほぼ一致した状態でホルダーをシ
ャフトに固定することができる。すなわち、丸刃を回転
したときの刃先や刃面などの外周方向への振れなどを低
減できるので、切断精度を向上することができる。
【0007】さらに、押圧手段が、ホルダーの内周面に
形成された溝に挿入される円柱状のピンからなる構成と
する。また、回転手段が、ホルダーの外周面間に穿設さ
れた貫通孔に螺合する固定ねじと、円柱状のジョイント
ピンとからなり、このジョイントピンは、固定ねじに形
成されたくびれ部と、スリーブに形成された溝との間に
挿入される構成とする。
【0008】ところで、丸刃をホルダーに装着する場
合、丸刃の円板面または丸刃の円板面などが均一な力で
押さえつけられた状態で保持されていない場合、切断時
に丸刃の刃先に力がかかると、丸刃の円板面などを押さ
えつける力が弱い部分で丸刃が円板面方向に撓み、丸刃
の円板面方向への振れが発生して、十分な切断精度を得
られなくなる場合がある。
【0009】このような場合には、丸刃保持手段は、丸
刃の中央部に形成された孔とほぼ同じ径を有してホルダ
ーの片側の面に形成された丸刃装着部と、この丸刃装着
部の外周面の中央部を取り巻いて形成された溝に保持さ
れるリングスプリングと、丸刃側に向かって漸次縮径す
るテーパー状に形成され、リングスプリングが摺接する
内周面を有する保持リングと、リングスプリングを前記
保持リング側に押し開いて変形させる等間隔で少なくと
も3箇所に配設された先端部がテーパー状に形成された
押圧ねじとからなる構成とする。
【0010】これにより、丸刃装着部に等間隔に配設さ
れた押圧ねじを丸刃装着部に挿入して行くことで、押圧
ねじのテーパー状の先端部がリングスプリングを均一に
外側に押し開き、リングスプリングが保持リングのテー
パー状の内周面を均一な力で押さえることで、保持リン
グを装着された丸刃の方向への均一な力で押すことがで
きる。このため、薄い材料などの切断時に、丸刃の円板
面方向への振れなどを低減することができ、切断精度を
向上することができるので好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用してなる丸刃
工具の一実施形態を図1及び図12を参照して説明す
る。図1は、本発明を適用してなる丸刃工具の一部を破
断して構成を示した正面図である。図2は、丸刃工具の
一部を図1のII−II線に沿って破断した側面図である。
図3は、図1のIII−III線での矢視図である。図4は、
一部を破断したホルダー本体の正面図である。図5は、
ホルダー本体の一部を図4のV−V線に沿って破断した
側面図である。図6は、カバーリングの正面図である。
図7は、図6のVII−VII線での矢視図である。図8は、
スリーブの正面図である。図9は、図8のIX−IX線での
矢視図である。図10は、固定ねじの側面図である。図
11は、保持リングの断面図である。図12は、薄い丸
刃を取り付けた状態を示す部分断面図である。図13
は、厚い丸刃を取り付けた状態を示す部分断面図であ
る。なお、図1乃至図3は、ホルダーの構成を分かり易
くするため、丸刃を取り付けていない状態を示してい
る。
【0012】本実施形態の丸刃工具の丸刃を保持するた
めの略円板状のホルダー1は、図1乃至図3に示すよう
に、本体3、スリーブ5、ストップリング7、カバーリ
ング9、押圧ピン11、ジョイントピン13、固定ねじ
15、丸刃の保持リング17、リングスプリング19、
そして押圧ねじ21などで構成されている。なお、本実
施形態では、丸刃工具のホルダー1を構成する本体3、
スリーブ5、ストップリング7、カバーリング9、押圧
ピン11、ジョイントピン13、固定ねじ15、丸刃の
保持リング17、リングスプリング19、そして押圧ね
じ21などの構成部材は、全てステンレス製である。し
かし、これらの構成部材は、丸刃工具の用途などに応
じ、適宜ステンレス以外の金属材料、例えば鉄、アルミ
ニウム、種々の合金など、または合成樹脂などで形成し
てもよく、さらに金属製の部材と合成樹脂製の部材とを
組み合わせてもよい。
【0013】本体3は、図4及び図5に示すように、シ
ャフトにホルダー1を固定する部分となる円板状の固定
部23と、この固定部23の片側の面に形成され、この
固定部23よりも外径が小さな円板からなる丸刃の装着
部25とからなり、縦断面が略凸字形状に形成されてい
る。固定部23の中央部にはシャフト孔27が、丸刃装
着部25の中央部にはシャフト孔29が各々形成されて
おり、固定部23の内径ID23は、丸刃装着部25の
内径ID25よりも大きく、シャフト孔27とシャフト
孔29とは、同軸に連通している。本体3の固定部23
側の面32の周縁部33は、図5に示すように、他の部
分よりも突出している。周縁部33は、図5及び図7に
示すように、平板環状のカバーリング9の厚みDとほ
ぼ同じ厚みD33で環状に突出しており、かつ周縁部3
3の内径ID33は、図5及び図6に示すように、カバ
ーリング9の外径ODとほぼ同じ大きさに形成されて
いる。また、面32には、図5乃至図7に示すように、
カバーリング9に穿設されたねじ孔40に対応する位置
に、等間隔で6箇所にタップにより雌ねじ37が切られ
ている。さらに、固定部23には、図4及び図5に示す
ように,シャフト孔27の中心から固定部23の外周面
39へ向かう方向とほぼ垂直な方向に固定部23を貫通
する貫通孔41が穿設されている。
【0014】本体3の固定部23の内周面43と丸刃装
着部25の内周面45とには、図1及び図4に示すよう
に、本体3の固定部23側の面32から本体3の丸刃装
着部25側の面47にかけて、円柱状の押圧ピン11が
挿入可能なU字形状の溝49が等間隔で3箇所に形成さ
れている。また、固定部23の内周面43の貫通孔41
中央部に対応する部分には、固定部23側の面32から
丸刃装着部25側の面47にかけて、平面状の底部52
を有する溝51が形成されている。溝51の底部52の
貫通孔41と交わる部分は、貫通孔41と連通してい
る。丸刃装着部25の面47には、図4及び図5に示す
ように、丸刃装着用の雌ねじ53が等間隔で6箇所に形
成されている。なお、図4では一部が破断面となってい
るため、6個の雌ねじ53のうち2個は図示されていな
い。丸刃装着部25の外周面55には、外周面55の中
央部を取り巻くようにU字形状の溝57が形成されてい
る。溝57は、雌ねじ53と、雌ねじ53の中央部で交
わり、溝57の底部58の雌ねじ53と交わる部分は、
雌ねじ53と連通している。また、溝57よりも固定部
23側の外周面55の部分は、他の外周面55の部分よ
りも径が大きく形成されている。したがって、溝57の
固定部23側の外周面55には、段部59が形成されて
いる。
【0015】スリーブ5は、図1乃至図3、図8、及び
図9に示すように、シャフト孔27の内径ID23とほ
ぼ同じ外径ODを有し、弾性を有する略円筒形状に形
成されている。スリーブ5の外周面60は、図8及び図
9に示すように、等間隔で3箇所に平面状に形成された
平面部61を有している。平面部61では、平面部61
の中央に向かうに連れてスリーブ5の肉厚が漸次薄くな
り、両端に向かうに連れてスリーブ5の肉厚が漸次厚く
なっている。スリーブ5の軸方向の幅Dは、図5、図
8、及び図9に示すように、固定部23のシャフト孔2
7の深さD27とほぼ同じに形成されており、スリーブ
5の内径IDは、丸刃装着部25のシャフト孔29の
内径ID25とほぼ同じに形成されている。また、外周
面60の1つの平面部61に対向する部分には、図1及
び図8に示すように、円柱状のジョイントピン13とほ
ぼ同じ径を有する半円形状の溝63が軸に平行な方向に
形成されている。
【0016】スリーブ5を回転させるための略円柱状の
固定ねじ15には、図1及び図10に示すように、中央
部に、ジョイントピン13とほぼ同じ径を有する半円形
状の溝からなるくびれ部65が形成されている。固定ね
じ15のくびれ部65と片側の端部67との間には、ね
じ山部69が形成されており、くびれ部65と他方の端
部71との間は、ねじ山部69よりも径が小さい軸部7
3になっている。したがって、固定ねじ15と螺合する
本体3の固定部23に形成された貫通孔41は、貫通孔
41の溝51と片側の開口部75との間は、タップによ
り、固定ねじ15のねじ山部69に対応する雌ねじ部7
7が形成されており、溝51と他方の開口部78との間
は、固定ねじ15の軸部73とほぼ同じ径に形成されて
いる。なお、貫通孔41の開口部75、78は、各々、
固定部23の外周面39の一部分を切り欠いたように形
成された切り欠き部79、80に連通している。
【0017】なお、スリーブ5、押圧ピン11、ジョイ
ントピン13、そして固定ねじ15は、ホルダー1を図
示していないシャフトに固定するための固定手段を構成
しており、またこのうち、ジョイントピン13と固定ね
じ15は、スリーブ5の回転手段を構成している。
【0018】保持リング17は、図11に示すように、
丸刃装着部25に対応する孔81を有する環状に形成さ
れており、保持リング17の内周面82は、内径が漸次
縮小するテーパー状に形成されている。このテーパー状
の内周面82の最も縮径した側の端部83の内径ID
17は、本体3の丸刃装着部25の段部59よりも面4
7側の部分の外径OD25とほぼ同じになっている。ま
た、端部83の孔81の周囲部85が、丸刃装着部25
の段部59に当接するように形成されている。断面円形
のリングスプリング19は、図2及び図3に示すよう
に、本体3の丸刃装着部25の溝57に嵌合する環状に
形成されており、リングスプリング19が丸刃装着部2
5の溝57に装着されて保持されたとき、リングスプリ
ング19の雌ねじ53に対応する部分は、雌ねじ53内
に張り出している。押圧ねじ21は、図2に示されてい
るように、先端が尖ったテーパー状に形成されており、
本体3の丸刃装着部25の雌ねじ53と螺合するように
形成されている。平板状のストップリング7は、図2及
び図3に示すように、固定部23の内径ID23となる
シャフト孔27の直径とほぼ同じ外径を有し、丸刃装着
部25の内径ID25となるシャフト孔29の直径とほ
ぼ同じ内径を有する環状に形成されている。
【0019】このような本実施形態の丸刃工具を組み立
てる場合、まず、図2及び図3に示すように、シャフト
孔27にストップリング7を挿入して丸刃装着部25に
当接させた後、さらにスリーブ5を挿入する。このと
き、スリーブ5の平面部61の中央に本体3の溝49
が、スリーブ5の溝63が本体3の溝51の一端に位置
するようにスリーブ5を本体3に装着する。本体3の溝
49に押圧ピン11を挿入する。貫通孔41の開口部7
5に、端部71側から固定ねじ15を挿入し、貫通孔4
1の雌ねじ部77と固定ねじ15のねじ山部69とを螺
合させる。固定ねじ15のくびれ部65が、スリーブ5
の溝63に対応する位置に来るまで挿入し、固定ねじ1
5のくびれ部65とスリーブ5の溝63との間にジョイ
ントピン13を挿入する。この状態で、カバーリング9
を本体3の固定部23に形成された周縁部33の内側に
嵌め込み、カバーリング9のねじ孔40からカバーリン
グ9固定用のねじ87を挿入し、雌ねじ37へ螺合さ
せ、カバーリング9を固定部23の面32に固定する。
【0020】次に、図2及び図3に示すように、丸刃装
着部25の溝57にリングスプリング19を嵌め込んで
保持させ、図12に示すように、中央部に丸刃装着部2
5を挿入可能な孔が形成され、固定部23と段部59間
の幅よりも厚い円板状の丸刃89を丸刃装着部25に挿
入する。保持リング17を、テーパー状の内周面82の
最も縮径した側の端部83側から丸刃装着部25に嵌め
込み、端部83がリングスプリング19を乗り越えた状
態にする。6個の押圧ねじ21を、各々、丸刃装着部2
5の6箇所の雌ねじ53に螺合させて挿入し、押圧ねじ
21のテーパー状の先端部により、リングスプリング1
9を6箇所でほぼ均等に外側に押し開く。これにより、
リングスプリング19が保持リング17のテーパー状の
内周面82全体を均等に押さえつけるため、保持リング
17が、固定部23側に移動し、保持リング17の孔8
1の周囲部85全体が、丸刃89の側面に均等に押しつ
けられることで、保持リング17を固定状態にする。な
お、円板状の丸刃89は、円周面と円板面の角部を刃先
として用いるものである。
【0021】さらに、片側の円板面の周縁部が研磨され
ており、固定部23と段部59間の幅よりも薄い丸刃9
1を装着する場合には、図13に示すように、中央部に
丸刃装着部25を挿入可能な孔が形成された丸刃91と
丸刃91を弾性的に本体3の固定部23側に押さえつけ
るための環状の弾性部材93とを順次丸刃装着部25に
挿入し、前述の丸刃89の場合と同様に、保持リング1
7を丸刃装着部25に嵌め込み、6個の押圧ねじ21の
テーパー状の先端部により、リングスプリング19を6
箇所でほぼ均等に外側に押し開く。これにより、保持リ
ング17が、固定部23側に移動し、保持リング17の
孔81の周囲部85全体が丸刃装着部25の段部59に
均等に押しつけられることで、保持リング17を固定状
態にする。このように、保持リング17、リングスプリ
ング19、押圧ねじ21、そして丸刃装着部25は、丸
刃の保持手段を構成している。
【0022】ここで、本実施形態の丸刃工具は、金属、
ゴム、プラスチック、紙などの薄い材料を帯状に切断す
るスリッター装置などに用いられるものであり、薄い材
料の切断幅に応じてシャフトへの丸刃の取付位置を適宜
変えることができるものである。なお、本実施形態の丸
刃工具は、例えばシャフトを所定の間隔で上下に配設し
て上刃と下刃とを組み合わせて用いるようなスリッター
装置などの一方のシャフトのみに用いることもできる
し、上下双方のシャフトに用いることもできる。さら
に、1つのシャフトに1つの丸刃が固定された状態で用
いることもできるし、複数の丸刃が固定された状態で用
いることもできる。また、上刃のみを有し、この上刃の
刃先がローラー面や平板面に当接しているようなスリッ
ター装置など様々な構成のスリッター装置に適用するこ
とができる。加えて、ホルダー1には、丸刃89、91
などのような形状の丸刃に限らず、例えば、丸刃の円板
面の両側周縁部を研磨して刃先を鋭角としたような丸刃
など様々な形状の丸刃を支持することができる。
【0023】このような本実施形態の丸刃工具を図示し
ていないシャフトに固定する場合には、図1に示すよう
に、固定ねじ15をドライバーやレンチなどで回転さ
せ、固定ねじ15を溝51の幅内で前進させ、ジョイン
トピン13を介してスリーブ5を回転方向Aへ回転させ
る。スリーブ5が回転方向Aへ回転することにより、ス
リーブ5と押圧ピン11との当接位置が平面部61の中
央の最も肉厚の薄い位置から、平面部61の一端の肉厚
が厚い位置に移動するため、押圧ピン11がスリーブ5
を図示していないシャフト方向に押さえつけるようにな
る。これにより、スリーブ5の等間隔な3箇所の位置が
図示していないシャフト側に押し込まれて変形すること
で、スリーブ5の変形した3箇所の部分が、図示してい
ないシャフトの円周面を平均的に押さえつけ、ホルダー
1を固定状態にする。このとき、スリーブ5の等間隔な
3箇所の変形位置で図示していないシャフトの円周面を
均一に押さえつけるため、丸刃89が装着されたホルダ
ー1は、丸刃89の芯と図示してないシャフトの芯とが
一致した状態で固定される。
【0024】また、ホルダー1の図示していないシャフ
トへの固定状態を解除する場合には、固定ねじ15をド
ライバーやレンチなどで回転させて後退させることで、
ジョイントピン13を介してスリーブ5を回転方向Bへ
回転させる。スリーブ5が回転方向Bへ回転することに
より、スリーブ5と押圧ピン11との当接位置が肉厚の
厚い平面部61の一端から、最も肉厚の薄い平面部61
の中央へ移動するため、スリーブ5が押圧ピン11によ
りほとんど押さえつけられていない状態になる。スリー
ブ5が押圧ピン11により押さえつけられていない状態
になると、スリーブ5の弾性により、スリーブ5の変形
はなくなり、図示していないシャフトへのホルダー1の
固定状態が解除される。これにより、ホルダー1は、図
示していないシャフトの軸方向に適宜位置を移動できる
ようになる。
【0025】このように、本実施形態の丸刃工具では、
固定ねじ15を回転させることにより、スリーブ5が回
転方向Aへ回転することで、等間隔に配設された押圧ピ
ン11によりスリーブ5がシャフト側に変形し、スリー
ブ5がシャフトの円周面を均一に押さえつけるため、ホ
ルダー1に装着された丸刃89の芯とシャフトの芯とが
ほぼ一致した状態でホルダー1をシャフトに固定するこ
とができる。すなわち、丸刃を回転したときの刃先や刃
面などの外周方向への振れなどを低減できるので、切断
精度を向上することができる。
【0026】また、固定ねじ15のみを操作すること
で、丸刃の芯とシャフトの芯とが一致した状態でのホル
ダー1のシャフトへの固定と、シャフトへのホルダー1
の固定状態の解除とを簡便に行うことができる。さら
に、従来の丸刃工具のようにホルダーの内周面が膨張ま
たは収縮できるような構造や、内周面を膨張または収縮
させるための油圧機構などが必要なく、丸刃工具の構造
を簡素化できる。ところで、丸刃をホルダーに装着する
場合、丸刃の円板面または丸刃の円板面を押さえる弾性
部材などが均一な力で保持リングにより押さえつけられ
ていない場合、薄い材料の切断時に丸刃の刃先に力がか
かると、丸刃の円板面や弾性部材などを押さえつける力
が弱い部分で丸刃が円板面方向に撓み、丸刃の円板面方
向への振れが発生して、十分な切断精度を得られなくな
る場合がある。
【0027】これに対し、本実施形態の丸刃工具では、
押圧ねじ21を丸刃装着部25に等間隔に設けられた雌
ねじ53に螺合させて挿入して行くことで、押圧ねじ2
1のテーパー状の先端部がリングスプリング19を均一
に外側に押し開き、リングスプリング19が保持リング
17のテーパー状の内周面82を均一な力で押さえるこ
とで、保持リング17を固定部23方向への均一な力で
押すことができる。このため、薄い材料などの切断時
に、丸刃の円板面方向への振れなどを低減することがで
き、切断精度を向上することができる。
【0028】また、本実施形態では、ホルダー1の本体
3の内周面43、45に溝49を形成し、この溝49に
押圧ピン11を挿入する構成としたが、内周面43、4
5の溝49を形成した部分に、軸に平行な方向に延在す
る断面半円形状の突起部を形成し、この突起部とスリー
ブ5の平面部61とを摺接させるようにしてもよい。同
様に、スリーブ5に溝63を形成し、この溝63にジョ
イントピン13を挿入する構成としたが、スリーブ5の
溝63を形成した部分に軸に平行な方向に延在する断面
半円形状の突起部を形成し、この突起部と固定ねじ15
のくびれ部65を係合させるようにしてもよい。ただ
し、スリーブ5を構成する材料と固定ねじ15や本体3
を構成する材料との摩擦が大きい場合には、本実施形態
のように、本体3の内周面43、45の溝49に押圧ピ
ン11を、スリーブ5の溝63にジョイントピン13を
挿入する構成とした方が、スリーブ5を滑らかに回転さ
せることができるので好ましい。
【0029】さらに、本実施形態では、ホルダー1の本
体3の内周面43、45の3箇所に溝49を形成した
が、等間隔に4箇所以上の溝49を内周面43、45に
形成し、スリーブ5にもこの溝49の数と位置に対応す
る平面部61を形成するようにしてもよい。また、ホル
ダー1の本体3の丸刃装着部25に等間隔で6箇所に雌
ねじ53を形成したが、均一にスプリングリング19を
押し開くためには、少なくとも等間隔で3箇所に雌ねじ
53を形成すればよく、6箇所以上に雌ねじ53を形成
してもよい。
【0030】また、本実施形態では、丸刃装着部25に
段部59を形成し、この段部に保持リング17を当接さ
せるようにしたが、図14に示すように、十分な厚みが
ある丸刃93を保持する場合などでは、段部59を形成
せず、丸刃93を保持リング17で押さえつけるように
することもできる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、丸刃工具の切断精度を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる丸刃工具の一実施形態の
一部を破断して構成を示した正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿って破断した側面図であ
る。
【図3】図1のIII−III線での矢視図である。
【図4】本発明を適用してなる丸刃工具の一実施形態の
一部を破断したホルダー本体の正面図である。
【図5】ホルダー本体の一部を図4のV−V線に沿って
破断した側面図である。
【図6】本発明を適用してなる丸刃工具の一実施形態の
カバーリングの正面図である。
【図7】図6のVII−VII線での矢視図である。
【図8】本発明を適用してなる丸刃工具の一実施形態の
スリーブの正面図である。
【図9】図8のIX−IX線での矢視図である。
【図10】本発明を適用してなる丸刃工具の一実施形態
の固定ねじの側面図である。
【図11】本発明を適用してなる丸刃工具の一実施形態
の保持リングの断面図である。
【図12】本発明を適用してなる丸刃工具の一実施形態
の厚い丸刃を取り付けた状態を示す部分断面図である。
【図13】本発明を適用してなる丸刃工具の一実施形態
の薄い丸刃を取り付けた状態を示す部分断面図である。
【図14】本発明を適用してなる丸刃工具の別の実施形
態に厚い丸刃を取り付けた状態を示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】 1 ホルダー 3 本体 5 スリーブ 9 カバーリング 11 押圧ピン 13 ジョイントピン 15 固定ねじ 17 保持リング 19 スプリングリング 27、29 シャフト孔 41 貫通孔 43 内周面 49、51、63 溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸刃と該丸刃を保持するホルダーとを備
    えてなり、前記ホルダーは、シャフトに前記ホルダーを
    固定する固定手段と、前記丸刃を保持する丸刃保持手段
    とを有し、前記ホルダーの中央部には、シャフトを挿通
    するシャフト孔が形成され、前記固定手段は、前記ホル
    ダーの内周面に摺接する略円筒状の弾性を有するスリー
    ブと、該スリーブを前記シャフト方向に押さえつけて変
    形させる押圧手段と、前記スリーブを円周方向に回転さ
    せる回転手段とからなり、前記スリーブは、該スリーブ
    の外周面に等間隔で少なくとも3箇所に形成された平面
    部を有し、前記押圧手段は、前記ホルダーの内周面の、
    前記スリーブの平面部に対応する部分に配設されている
    丸刃工具。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段が、前記ホルダーの内周面
    に形成された溝に挿入される円柱状のピンからなること
    を特徴とする請求項1に記載の丸刃工具。
  3. 【請求項3】 前記回転手段が、前記ホルダーの外周面
    間に穿設された貫通孔に螺合する固定ねじと、円柱状の
    ジョイントピンとからなり、該ジョイントピンは、前記
    固定ねじに形成されたくびれ部と、前記スリーブに形成
    された溝との間に挿入されることを特徴とする請求項1
    または2に記載の丸刃工具。
  4. 【請求項4】 前記丸刃保持手段は、前記丸刃の中央部
    に形成された孔とほぼ同じ径を有して前記ホルダーの片
    側の面に形成された丸刃装着部と、該丸刃装着部の外周
    面の中央部を取り巻いて形成された溝に保持されるリン
    グスプリングと、前記丸刃側に向かって漸次縮径するテ
    ーパー状に形成され、前記リングスプリングが摺接する
    内周面を有する保持リングと、前記リングスプリングを
    前記保持リング側に押し開いて変形させる等間隔で少な
    くとも3箇所に配設され先端部がテーパー状に形成され
    た押圧ねじとからなることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の丸刃工具。
  5. 【請求項5】 丸刃と、該丸刃を保持する略円板状のホ
    ルダーとを備えてなり、前記ホルダーは、中央部にシャ
    フトを挿通するシャフト孔が形成されており、前記丸刃
    を保持する丸刃保持手段を有し、該丸刃保持手段は、前
    記丸刃の中央部に形成された孔とほぼ同じ径を有して前
    記ホルダーの片側の面に形成された丸刃装着部と、該丸
    刃装着部の外周面の中央部を取り巻いて形成された溝に
    保持されるリングスプリングと、前記丸刃側に向かって
    漸次縮径するテーパー状に形成され、前記リングスプリ
    ングが摺接する内周面を有する保持リングと、前記リン
    グスプリングを前記保持リング側に押し開いて変形させ
    る等間隔で少なくとも3箇所に配設された先端部がテー
    パー状に形成された押圧ねじとからなる丸刃工具。
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