JP2001137824A - 処理装置、処理方法及び無害化した処理対象物体の生産方法 - Google Patents

処理装置、処理方法及び無害化した処理対象物体の生産方法

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JP2001137824A
JP2001137824A JP32599899A JP32599899A JP2001137824A JP 2001137824 A JP2001137824 A JP 2001137824A JP 32599899 A JP32599899 A JP 32599899A JP 32599899 A JP32599899 A JP 32599899A JP 2001137824 A JP2001137824 A JP 2001137824A
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機ハロゲン化物が発生することもなく、重
金属を含有する処理対象物体を無害化し、更には処理後
の処理対象物体を有効に再利用すること。 【解決手段】 真空炉33は、供給された焼却灰を減圧
下で加熱処理する。この真空炉33には、燃焼及び冷却
用の空気として例えば設備付近から供給される空気を、
活性炭等を用いて空気から塩素成分等の公害物を除去す
るフィルタ34を介して供給し、再度公害物質を再構成
させないようにし。アルカリ成分抽出部35は、真空炉
33で加熱処理された焼却灰からアルカリ成分を抽出す
る。そして、ダイオキシン、重金属等の公害物質が除去
された焼却灰からアルカリ成分が抽出された焼却灰はシ
ステム外に搬出され、無公害焼却灰として再利用され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば焼却灰等を
無害化して再利用を図ることができる処理装置、処理方
法及び無害化した処理対象物体の生産方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ダイオキシン、PCB、コプラナ
PCB等の有機ハロゲン化物やPb等の重金属の環境へ
の拡散とその影響が大きな社会問題となっている。例え
ば廃棄物を燃焼処理、熱分解処理した残渣や焼却灰、土
壌、汚泥等には、ダイオキシン、PCB、コプラナPC
B等の有害な有機ハロゲン化物やPb等の重金属が残留
している。
【0003】例えば有機ハロゲン化物を含む有害物質を
除去する方法としては、有機ハロゲン化物を含有する加
熱残渣を高温加熱したり、約1500°C前後の高温で
溶融処理することにより有機ハロゲン化物濃度を低減す
る手法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、Pb等の重金属については十分に除去で
きない、という問題がある。
【0005】また、本発明者等の考察によれば、上記の
ように処理された後の焼却灰にはアルカリ成分が含有さ
れていることから、たとえ有機ハロゲン化物を発生させ
ずに重金属を除去してもそのような焼却灰を再利用する
には問題があることが判明した。例えば、アルカリ成分
の多い焼却灰をセメントや煉瓦に再利用した場合にこれ
らセメントや煉瓦がアルカリ反応を起こして膨張し、破
壊することがある。
【0006】本発明の主たる目的は、有機ハロゲン化物
が発生することもなく、重金属を含有する処理対象物体
を無害化し、更には処理後の処理対象物体を有効に再利
用することがきる処理装置、処理方法及び無害化した処
理対象物体の生産方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の処理装置は、処理対象物体を加熱処理する
加熱手段と、前記加熱処理された処理対象物体を塩素成
分の除去された空気を使って酸化させ、冷却処理する手
段と、前記冷却処理された処理対象物体からアルカリ成
分を抽出する抽出手段とを具備することを特徴とする。
又は、本発明は、処理対象物体からアルカリ成分を抽出
する抽出手段と、前記アルカリ成分の抽出された処理対
象物体を加熱処理する加熱手段と、前記加熱処理された
処理対象物体を塩素成分の除去された空気を使って酸化
させ、冷却処理する手段とを具備することを特徴とす
る。ここで、処理対象物体には、例えば焼却灰、土壌、
汚泥等がある。
【0008】本発明では、加熱処理された処理対象物体
を空気を使って酸化させているので、重金属が酸化され
て無害化される。また、その空気は塩素成分が除去され
ているので、該空気を使って処理対象物体を冷却処理す
る際に処理対象物体に含有するカーボン等と反応して、
有機ハロゲン化物が発生することは少ない。更に、上記
冷却処理された処理対象物体からアルカリ成分を抽出し
ているので、処理対象物体及びアルカリ抽出液を有効に
再利用することができる。
【0009】本発明の処理装置では、前記加熱手段は、
前記処理対象物体を減圧下で加熱処理することを特徴と
する。処理対象物体を減圧下で加熱処理することにより
処理対象物体からアルカリ成分及び重金属を抽出するこ
とができる。また、処理対象物体を常圧付近で加熱溶融
することも考えられるが、融点が高いことから、高価で
大規模な設備が必要となり、ランニングコストも高い等
の問題がある。これにに対して、処理対象物体を減圧下
で加熱処理することで沸点が下がり有害金属、有害ガス
を除去できるので、上記問題が解消する。
【0010】本発明の処理装置は、第1の処理対象物体
を熱分解する熱分解手段と、前記熱分解の際に発生する
分解ガスを抽出する分解ガス抽出手段と、前記熱分解さ
れた第1の処理対象物体(例えばカーボンを含んでい
る)及び第2の処理対象物体を加熱処理する加熱手段
と、前記加熱処理された第1及び第2の処理対象物体を
塩素成分の除去された空気を使って酸化させ、冷却処理
する手段と、前記冷却処理された第1及び第2の処理対
象物体からアルカリ成分を抽出するアルカリ成分抽出手
段と、前記抽出されたアルカリ成分により前記分解ガス
抽出手段で抽出された分解ガスを中和する中和手段とと
を具備することを特徴とする。なお、加熱残渣中に空気
による冷却後も有害重金属を残留する危険性がある場合
には減圧処理後直ちに酸化処理を行った後に冷却処理す
るようにしてもよい。
【0011】ここで、第1の処理対象物体には、カーシ
ュレッダーダスト、廃家電、廃プラスチック、廃材、
紙、油等がある。また、第2の処理対象物体には、例え
ば焼却灰、土壌、汚泥等がある。
【0012】本発明では、上記と同様に、加熱処理され
た第1及び第2の処理対象物体中の重金属等を例えば真
空蒸発回収後に更に空気を使って酸化させているので、
重金属が酸化されて無害化される。また、その空気は塩
素成分が除去されているので、該空気を使って第1及び
第2の処理対象物体を冷却処理する際に処理対象物体に
含有するカーボンと反応し、有機ハロゲン化物が発生す
ることはない。更に、上記冷却処理された第1及び第2
の処理対象物体からアルカリ成分を抽出しているので、
第1及び第2の処理対象物体を有効に再利用することが
できる。これに加えて本発明によれば、アルカリ成分抽
出手段により抽出されたアルカリ成分により分解ガス抽
出手段で抽出された分解ガスを中和しているので、分解
ガスをクリーンガスとして有効に再利用することができ
る。また、このアルカリ抽出液で処理対象物体のアルカ
リ溶解金属等を溶解除去できる。
【0013】本発明の処理装置では、前記熱分解手段
は、爆発限界以下の減圧下で前記第1の処理対象物体を
熱分解する。これにより、効率よく且つ安全に第1の処
理対象物体を熱分解することができる。
【0014】本発明の処理装置では、前記加熱手段は、
前記第1及び第2の処理対象物体を減圧下で加熱処理す
ることを特徴とする。これにより、残渣や廃ガス中にダ
イオキシン、コプラナP.C.B等に含有することはな
く、上記と同様に、第1及び第2の処理対象物体からア
ルカリ成分を抽出することができ、このアルカリ成分を
使用し、またアルカリ蒸発物により本装置で発生する有
毒酸化ガス等を中和することができ、更に安価で小規模
な設備でよく、ランニングコストも低減する。
【0015】本発明の処理装置では、前記加熱手段は、
前記分解ガス抽出手段により抽出されて前記中和手段に
より中和された分解ガスを用いて加熱処理することを特
徴とする。これにより、エネルギーを有効に再利用する
ことができる。
【0016】本発明の処理装置では、前記熱分解手段
は、前記分解ガス抽出手段により抽出されて前記中和手
段により中和された分解ガスを用いて加熱処理すること
を特徴とする。これにより、エネルギーを有効に再利用
することができる
【0017】本発明の処理装置は、処理対象物体に対し
て加熱処理を行う処理炉と、前記減圧加熱処理された後
に前記処理炉内に塩素成分の除去された空気を供給する
手段とを具備することを特徴とする。
【0018】本発明では、加熱処理された後の処理対象
物体に塩素成分の除去された空気を供給しているので、
例えば燃焼により重金属が酸化されて無害化され、該空
気による冷却の際に有機ハロゲン化物が発生することは
な少ない。また、冷却に酸化処理が必要ない場合にはN
2ガス等の不活性ガスでもよい。
【0019】本発明の処理装置は、処理対象物体に対し
て加熱処理を行う手段と、前記加熱処理された処理対象
物体からアルカリ成分を除去する手段とを具備すること
を特徴とする。
【0020】本発明では、上記冷却処理された処理対象
物体からアルカリ成分を抽出しているので、処理対象物
体(金属溶解とガスの中和等)を有効に再利用すること
ができる。
【0021】本発明の加熱処理装置は、処理対象物体に
対して減圧下で加熱処理を行う手段と、前記加熱処理の
際に、前記処理対象物体から蒸発するアルカリ成分と有
機ハロゲン化物や他のガスとを中和させ、その生成物を
回収する手段とを具備することを特徴とする。
【0022】本発明の処理方法は、処理対象物体を加熱
処理する工程と、前記加熱処理された処理対象物体を塩
素成分の除去された空気(純酸素や純酸素に近い状態も
含む)で酸化する工程と、前記酸化された処理対象物体
を冷却処理する工程と、前記冷却処理された処理対象物
体からアルカリ成分を抽出する工程とを具備することを
特徴とする。
【0023】本発明の処理方法は、第1の処理対象物体
を熱分解する工程と、前記熱分解の際に発生する分解ガ
スを抽出する工程と、前記熱分解された第1の処理対象
物体及び第2の処理対象物体を加熱処理する工程と、前
記加熱処理された第1及び第2の処理対象物体を塩素成
分の除去された空気で酸化する工程と、前記酸化された
第1及び第2の処理対象物体を冷却処理する工程と、前
記冷却処理された第1及び第2の処理対象物体からアル
カリ成分を抽出する工程と、前記抽出されたアルカリ成
分により前記抽出された分解ガスを中和する工程とを具
備することを特徴とする。
【0024】本発明の処理方法は、処理対象物体を加熱
処理する工程と、前記加熱処理された処理対象物体を塩
素成分の除去された空気で酸化する工程と、前記酸化さ
れた処理対象物体を冷却処理する工程とを具備すること
を特徴とする。
【0025】本発明の処理方法は、処理対象物体を加熱
処理する工程と、前記加熱処理された処理対象物体から
アルカリ成分を抽出する工程とを具備することを特徴と
する。
【0026】本発明は、無害化した処理対象物体を生産
する方法において、処理対象物体を加熱処理する工程
と、前記加熱処理された処理対象物体を塩素成分の除去
された空気で酸化する工程と、前記酸化された処理対象
物体を冷却処理する工程と、前記冷却処理された処理対
象物体からアルカリ成分を抽出する工程とを具備するこ
とを特徴とする。
【0027】本発明は、無害化した処理対象物体を生産
する方法において、第1の処理対象物体を熱分解する工
程と、前記熱分解の際に発生する分解ガスを抽出する工
程と、前記熱分解された第1の処理対象物体及び第2の
処理対象物体を加熱処理する工程と、前記加熱処理され
た第1及び第2の処理対象物体を塩素成分の除去された
空気で酸化する工程と、前記酸化された第1及び第2の
処理対象物体を冷却処理する工程と、前記冷却処理され
た第1及び第2の処理対象物体からアルカリ成分を抽出
する工程と、前記抽出されたアルカリ成分により前記抽
出された分解ガスを中和する工程とを具備することを特
徴とする。
【0028】本発明は、無害化した処理対象物体を生産
する方法において、処理対象物体を加熱処理する工程
と、前記加熱処理された処理対象物体を塩素成分の除去
された空気で酸化する工程と、前記酸化された処理対象
物体を冷却処理する工程とを具備することを特徴とす
る。但し、真空蒸発処理のみで無害化できる場合は酸化
処理、酸化冷却は不要となる。
【0029】本発明は、無害化した処理対象物体を生産
する方法において、処理対象物体を加熱処理する工程
と、前記加熱処理された処理対象物体からアルカリ成分
を抽出する工程とを具備することを特徴とする。
【0030】本発明は、処理対象物体に対して減圧下で
加熱処理を行う手段と、前記加熱処理の際に、前記処理
対象物体から蒸発するアルカリ成分と有機ハロゲン化
物、NOx、SOx等の酸性ガスとを中和させ、その生
成物を回収する手段とを具備することを特徴とする。
【0031】以上の方法発明についても上記装置発明と
同様の作用効果を奏するものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。この実施形態は、本発明をシュレッ
ダーダストのエネルギーを利用して焼却灰を無害化する
処理システムに適用したものである。
【0033】図1はこの処理システムの概略構成を示す
図である。この処理システム11は、シュレッダーダス
トを熱分解する第1の処理系12と、前記熱分解された
シュレッダーダストの焼却灰及び焼却灰を加熱処理する
第2の処理系13とを備える。
【0034】第1の処理系12では、シュレッダーダス
トを熱分解するときに発生する分解ガスを用いて発電が
行われ、その電力、分解ガス(クリーンガス)及び加熱
残渣のカーボンの燃焼ガスが第2の処理系13で焼却灰
を加熱処理するときのエネルギーとして又分解ガスのエ
ネルギーとしても利用されるようになっている。第1の
処理系12により熱分解されたシュレッダーダストから
は、金属、ガラス、酸化物等が回収される。
【0035】第2の処理系13では、加熱処理後の焼却
灰からアルカリ成分が抽出され、そのアルカリ水溶液が
第1の処理系12に供給され、上記の第1の処理系12
における発生した分解ガス中のハロゲン化物、NOx、
SOx等の酸化物質を中和する中和液として利用される
ようになっている。また、アルカリ性溶解金属はこのと
きアルカリ成分と同時に溶解して除去される。
【0036】第1の処理系12で熱分解されたシュレッ
ダーダストの焼却灰は、第2の処理系13で、直接投入
された焼却灰とともに加熱処理されるようになってい
る。そして、第2の処理系13により加熱処理されてア
ルカリ成分が抽出された焼却灰は無公害無機物としてセ
メントや煉瓦等の建築資材、田畑、土木資材等に再利用
されるようになっている。なお、アルカリ成分の必要と
する焼却灰はアルカリ抽出しない場合もある。
【0037】図2は上述した第1の処理系12の構成を
示す図である。受け入れ設備21は、外部からシュレッ
ダーダストを受け入れ、受け入れたシュレッダーダスト
を後段の減圧熱分解炉22へ移送する、例えばベルトコ
ンベアにより構成される。
【0038】減圧熱分解炉22は、受け入れ設備21か
ら移送されたシュレッダーダストを減圧下で加熱処理す
る。これにより、シュレッダーダストは熱分解され、分
解ガスが発生すると共に、金属、ガラス、酸化物、焼却
灰等からなる分解残渣とされる。発生した分解ガスはガ
ス処理系24により回収され、分解残渣は分別機23に
搬送される。
【0039】ガス処理系24では、分解ガスが第2の処
理系13側から供給される中和液としてのアルカリ水溶
液により中和等されて蓄積されるようになっている。こ
の蓄積された分解ガスはガスエンジン25に供給されて
発電機26の発電用のエネルギーとして用いられるよう
になっている。また、この蓄積されたガスは減圧熱分解
炉22及び第2の処理系13の真空炉(後述する)、熱
風炉27に供給され、炉を外側から加熱するためのエネ
ルギーとして用いられるようになっている。
【0040】ガスエンジン25は発電機26を駆動する
ために用いられる。発電機26で発電された電力は第2
の処理系13の真空炉(後述する)のエネルギーとして
用いられる。また、発電機26で発電された電力は第1
の処理系2内で用いることもできるし、システム外で用
いることも可能である。
【0041】分別機23は、例えば強力な電磁石を用い
て金属を分別回収し、更に送風機を用いて分解残渣(カ
ーボン)を分別回収する。分別回収された金属やガラ
ス、酸化物は例えばベルトコンベアを介してシステム外
に回収される。また、分別回収されたカーボンは熱風炉
27に搬送される。
【0042】熱風炉27は、搬入されたカーボンを燃料
として例えば500〜800℃の範囲の温度の熱風を作
り、この熱風を各部に加熱エネルギーとして供給する。
これにより省エネルギー化を図ることができる。
【0043】熱風炉27には、熱風用の空気として例え
ば設備付近の空気を、活性炭等を用いて空気から塩素成
分等を除去するフィルタ28を介して供給される。熱風
炉27から排出された熱風はガス処理系24及び第2の
処理系13の真空炉(後述する)における加熱用のガス
として用いられるようになっている。
【0044】上述したフィルタ28を介して塩素成分が
除去された空気は減圧熱分解炉22にも供給されて燃焼
用及び冷却用の空気として用いられる。このように、空
気から塩素成分を除去して用いることで、ダイオキシン
等の有機ハロゲン化物の発生を抑制することができる。
【0045】熱風炉27で熱風にて生成された焼却灰は
第2の処理系13に搬送される。図3は上述した第2の
処理系13の構成を示す図である。受け入れ設備31
は、外部から焼却灰を受け入れ、受け入れた焼却灰を後
段の灰サイロ32へ移送する、例えばベルトコンベアに
より構成される。灰サイロ32では、受け入れ設備31
及び第1の処理系12から移送された焼却灰を蓄積す
る。
【0046】真空炉33は、灰サイロ32から焼却灰を
供給され、供給された焼却灰を減圧下で加熱処理するこ
とにより有害重金属及びアルカリ成分を回収する。ま
た、この真空炉33には、燃焼及び冷却用の空気として
例えば設備付近の空気を、活性炭等を用いて空気から塩
素成分等を除去するフィルタ34を介して供給される。
そして、この真空炉33では、加熱処理された後の焼却
灰を上記の塩素成分の除去された空気で燃焼し、その後
冷却する。
【0047】アルカリ成分抽出部35は、真空炉33で
加熱処理された焼却灰からアルカリ成分を抽出する。そ
して、アルカリ成分が抽出された焼却灰はシステム外に
搬出され、上述したように再利用される。アルカリ成分
抽出部35では、中性の水が供給され、この水を用いて
焼却灰からアルカリ成分を抽出している。アルカリ成分
を抽出してアルカリ化してアルカリ水溶液はアルカリ性
水処理装置37に送水される。また、アルカリ成分抽出
部35及びアルカリ性水処理装置37から溢れたアルカ
リ水溶液は浸透膜やイオン交換樹脂等のイオン交換体を
有するフィイル38を介してアルカリ成分が回収される
ようになっている。なお、アルカリ成分抽出部35に供
給される中性の水は、真空炉33における冷却用の水と
して使われた後にアルカリ成分抽出部35に供給される
ようになっている。これにより、後述するようにアルカ
リ成分抽出部35に供給される水を高温にして供給する
必要がある場合があるが、そのような場合にエネルギー
を有効利用することによりアルカリ抽出の効率を高める
ことができる。
【0048】アルカリ性水処理装置37では、送水され
たアルカリ水溶液を蓄積すると共に、必要に応じて苛性
ソーダ(水酸化ナトリウム)や消石等が供給され、アル
カリ水溶液のアルカリ性が維持されるようになってい
る。また、アルカリ性水処理装置37からガス洗浄装置
39及び第1の処理系12のガス処理系24のガス洗浄
装置(後述する)、その他のガス処理装置にアルカリ水
溶液が送水されるようになっている。
【0049】ガス洗浄装置39は、真空炉33から排出
される排気ガスをアルカリ性水処理装置37から供給さ
れるアルカリ水溶液で例えばシャワーリングする。これ
により、真空炉33から排出されるNOx、SOx、ダ
イオキシン等の有機ハロゲン化物及び分解物を含んだ排
気ガスがアルカリ水溶液によって中和されて無害化され
る。
【0050】図4は上述した減圧熱分解炉22の構成を
示す図である。減圧熱分解炉22は、パージ室41、気
密室42、冷却室43から構成されている。
【0051】これら各室は開閉可能な隔壁である扉44
によって隔てられている。すなわち、装置外部とパージ
室41、パージ室41と気密室42、気密室42と冷却
室43、冷却室43と装置外部とは扉44によりそれぞ
れ隔てられている。そして、減圧熱分解を行うシュレッ
ダーダストは、外部からパージ室41、気密室42、冷
却室43、外部の順番で例えば炉内の搬送装置により搬
送されるようになっている。また、これら各室を隔てる
扉44は気密保持性と断熱性とを備えており、各室を熱
的、圧力的に隔てている。加熱室が高温の場合、気密扉
と断熱扉の二重構造としてもよい。
【0052】パージ室41及び冷却室43には排気系4
5が接続されている。また、気密室42で発生するシュ
レッダーダストを熱分解するときに発生する分解ガスは
ポンプ46を介して外部(ガス処理系24)に排出され
るようによっている。シュレッダーダストを熱分解する
ときに発生する分解ガスには、クラッキン装置を介する
ことで生じる、メタンガス、エタンガス、水素ガス、一
酸化炭素等があるが、これらの分解ガスには一般的にN
Ox、SOx、ダイオキシン等の有機ハロゲン化物等の
有害物質が含まれている。
【0053】気密室42内はポンプ46による排気によ
り1〜50torr、より好ましくは20torr(2
60パスカル)程度に減圧されるようになっている。こ
のように爆発限界以内の圧力で処理することで安全性を
高めることができる。
【0054】気密室42はガスバーナー等の加熱手段4
7によって600〜1200℃、より好ましくは800
℃で加熱されるようになっている。加熱手段47には燃
焼用のエネルギーとしてガス処理系24からクリーンガ
スが供給されるようになっている。これによりエネルギ
ーを有効利用することができる。
【0055】冷却室43では、気密室42で減圧熱分解
された分解残渣の冷却が行われる。この冷却室43には
上述した例えば設備付近から供給される空気を、活性炭
等を用いて空気から塩素成分を除去するフィルタ28を
介して供給され、この空気が酸化剤、加熱用空気及び冷
却用の媒体として用いられる。このように冷却用の媒体
としての空気は塩素成分が除去されているので、有機ハ
ロゲン化物が発生することはない。処理物の酸化処理が
必要ない場合にはN2ガスでもよい。
【0056】図5は上述したガス処理系24の構成を示
す図である。ガス高温クラッキング部51では、減圧熱
分解炉22から送出される分解ガスを例えば1000℃
程度にてクラッキングする。
【0057】ガス急冷部52ではクラッキングされた分
解ガスを例えば10秒以内に1000℃から100℃程
度に急冷する。このように急冷することでダイオキシン
などの有機ハロゲン化物の発生を抑制することができ
る。この場合、抽出アルカリ水溶液で中和処理を同時に
することも合理的な方法である。
【0058】アルカリ式バグフィルター53では、上記
急冷された分解ガスを苛性ソーダや消石灰を通過させる
ことで酸性化されている分解ガスを中和する。
【0059】ガス洗浄装置54では、上記フィルター5
3を通解した分解ガスを第2の処理系13のアルカリ性
水処理装置37から供給されるアルカリ水溶液で例えば
シャワーリングする。これにより、NOx、SOx、ダ
イオキシン等の有機ハロゲン化物を含んだ分解ガスがア
ルカリ水溶液によって中和されて無害化される。また、
アルカリ性水処理装置37から供給されるアルカリ水溶
液を用いることで構成を簡単化でき、更に省資源化する
ことにもなり、ランニングコストの低減を図ることがで
きる。
【0060】そして、分解ガスは触媒式脱硫装置55で
SOx等が除去され高圧ガスタンク56に蓄積される。
高圧ガスタンク56より、ガスエンジン25、減圧熱分
解炉22、真空炉33に対してクリーンガスが燃焼用の
エネルギーとして供給される。これにより、エネルギー
を効率的に利用することができる。
【0061】図6は上述した真空炉33の構成を示す図
である。真空炉33は、パージ室61、気密室62、冷
却室63から構成されている。これら各室は開閉可能な
隔壁である扉64によって隔てられている。すなわち、
装置外部とパージ室61、パージ室61と気密室62、
気密室62と冷却室63、冷却室63と装置外部とは扉
64によりそれぞれ隔てられている。そして、減圧加熱
処理を行う焼却灰は、灰サイロ32からパージ室61、
気密室62、冷却室63、アルカリ成分抽出部35の順
番で例えば炉内の搬送装置により搬送されるようになっ
ている。また、これら各室を隔てる扉64は気密保持性
と断熱性とを備えており、各室を熱的、圧力的に隔てて
いる。なお、気密扉と断熱扉を一対にしてもよい。
【0062】パージ室61、気密室62及び冷却室63
には排気系65が接続されている。排気系65からの排
気は上述したガス洗浄装置39に送出される。
【0063】気密室62内は上記の排気により1×10
−1〜50torr、より好ましくは7×10−1to
rr程度に減圧されるようになっている。蒸発物及び反
応物は真空ポンプと気密室との間に介挿された回収装置
69により回収される。回収される迄にアルカリ蒸発物
は酸性ガス等と反応して無害化される。即ち、ダイオキ
シン、コプラナP.C.B、トリクロールエチレン等の
酸性ガスがアルカリ蒸発ガス(NaOH)と反応し、回
収装置69によりNaCl等の中性物質として回収さ
れ、排気ガスは無公害ガスとなる。
【0064】気密室62はそれぞれガスバーナー等の加
熱手段66、67によって800〜1200℃、より好
ましくは1000℃で加熱されるようになっている。加
熱手段66、67には燃焼用のエネルギーとしてガス処
理系24からクリーンガスが供給されるようになってい
る。これによりエネルギーを有効利用することができ
る。
【0065】冷却室63では、重金属が多く減圧加熱蒸
発で除去できない場合には気密室62で減圧加熱処理さ
れた焼却灰をまず600〜900℃、より好ましくは8
00℃程度で燃焼(酸化)し、無公害残渣としてその後
常温に冷却するようになっている。この冷却室43には
N2クリーン空気又は水を冷却媒体とする冷却手段68
が隣接している。冷却手段68で使用され高温となった
水は後段のアルカリ成分抽出部35に供給され、アルカ
リ成分の抽出用の媒体として用いられるようになってい
る。また、この冷却室43には上述した例えば設備付近
から供給される空気が、活性炭等の吸着剤を用いて空気
から塩素成分を除去するフィルタ34を介して供給さ
れ、この空気が燃焼用及び冷却用の媒体として用いられ
る。このように焼却灰を空気を使って燃焼させているの
で、重金属が酸化されて無害化される。また、その空気
は塩素成分が除去されているので、該空気を使って焼却
灰を冷却処理する際に焼却灰に含有するカーボンが燃焼
し、有機ハロゲン化物が発生することはない。
【0066】図7は上記したフィルタ28、34の構成
を示す図である。筒状のフィルター本体71の一端に例
えば設備付近から供給される空気が供給される入力孔7
2が設けられ、他端には出力孔73が設けられている。
そして、フィルター本体71内には吸着剤、例えば活性
炭74が挿入され、入力孔72から入った空気が活性炭
74を通過して塩素成分が除去され、出力孔73から出
力されるようになっている。
【0067】図8は上記したアルカリ成分抽出部35の
構成を示す図である。容器81内には焼却灰が載置され
るメッシュ状の載置部82が設けられている。載置部8
2の上部には載置部82に載置された焼却灰に向けて高
圧で高温の水蒸気(装置内又はボイラーから供給)を噴
出するノズル83が配置されている。そして、ノズル8
3から噴出された水蒸気が焼却灰からアルカリ成分を抽
出し、載置部82を通過して容器81の下に落ちる。容
器81の底面には排出孔84が設けられていて、これら
のアルカリ性の水溶液は排出孔84から排出され、アル
カリ性水処理装置37に送られる。なお、真空炉33と
アルカリ成分抽出部35との間をベルトコンベアを介し
て焼却灰を搬送し、更に載置部82自体を容器81から
搬送する構成とすることで、人手を介することなく一連
の処理を行うことができる。
【0068】焼却灰からアルカリ成分を抽出する手段と
しては、例えば焼却灰を煮沸するような構成としてもよ
い。
【0069】図9は本システム1における排出処理系の
構成を示す図である。このシステム1においては、減圧
熱分解炉22、ガスエンジン25、ガス洗浄装置39か
ら排気される排気ガス及びアルカリ成分抽出部35、ア
ルカリ性水処理装置37から排出されるアルカリ水溶液
を、乾燥炉91及びバグフィルタ92を介し、排気ファ
ン93により外部に排出している。乾燥炉91及びバグ
フィルタ92を介することで排気ガス及びアルカリ水溶
液からアルカリ成分を回収している。
【0070】次に、本発明の効果を確認するために行っ
た実験結果を以下に示す。図10は焼却灰を減圧下で加
熱処理するとアルカリ成分が減少することを確認するた
めに行った実験結果である。未処理品のP.H.値が1
3.2等であるのに対して減圧下(5×10−1〜10
torr)1000℃で5時間加熱処理した焼却灰の
P.H.値が9.1となり、かなり低下しているのが分
かる。
【0071】また、同実験で同時に行った残渣及び廃ガ
ス等の残留ダイオキシンの分析結果は同図における減圧
800℃処理と800℃N2ガス常圧処理では残渣中に
ダイオキシンは検出されず、廃ガス中には800℃N2
ガス常圧処理ではアルカリ処理してもダイオキシンが残
留していたのに対して減圧800℃処理更に減圧100
0℃処理では残渣中にも廃ガス中にもダイオキシンは検
出されなかった。
【0072】これは減圧では還元性があり、塩素などの
分解が早くなること、及びアルカリ蒸発成分が常圧より
も多いため蒸発ガス中で中和反応が起きる確率が高いた
めである。
【0073】また、処理前の焼却灰には、鉛及び鉛の化
合物が2.4mg/l、銅及び銅の化合物が0.04m
g/l、亜鉛及びその化合物0.05mg/l含まれて
いた。これに対して、減圧下(5×10−1〜10to
rr)1000℃で加熱処理した焼却灰には、銅及び銅
の化合物が0.01mg/lが含まれるだけとなった。
また、減圧下(5×10−1〜10torr)800℃
で加熱処理し、塩素成分が除去されていない空気で80
0℃で燃焼し、その後該空気で冷却した焼却灰には、銅
及び銅の化合物が0.01mg/l、六価クロムが0.
53mg/lが含まれるだけとなった。更に、減圧下
(5〜10torr)1000℃で加熱処理し、塩素成
分が除去された空気で800℃で燃焼し、その後該空気
で冷却した焼却灰には、これらの金属が含まれていなか
った。
【0074】また、焼却灰に代えて土壌について同様の
処理を行ったところ、未処理の土壌には0.008mg
/lの鉛及びその化合物が含まれており、1000℃で
真空蒸発処理した土壌には0.012mg/lの鉛及び
その化合物、0.001mg/lのカドミウム及びその
化合物が含まれており、1000℃で真空蒸発処理して
1000℃で酸化処理した土壌には鉛及びその化合物も
カドミウム及びその化合物も含まれていなかった。
【0075】本発明は上述した実施の形態に限定される
ものではない。例えば、上述した実施の形態は、本発明
をシュレッダーダストのエネルギーを利用して焼却灰を
無害化する処理システムに適用したものであったが、シ
ュレッダーダストの他に廃家電、廃プラスチック、廃
材、紙、油等に適用することができ、焼却灰の他に焼却
灰、土壌、汚泥等に適用できる。
【0076】また、上記実施の形態では焼却灰に対して
加熱処理後にアルカリ成分を抽出するものであったが、
アルカリ成分を抽出した後に加熱処理するようにしても
構わない。このようにすると、10%前後の処理量が減
量され、処理設備コストが安く、エネルギーコストも低
減できる。しかも、中和アルカリ剤として、NaOHや
Ca(OH)等のアルカリ剤を使用しなくてすむ。
【0077】更に、上記実施形態では、アルカリ成分の
抽出を常圧状態で行うものであったが、減圧中でアルカ
リ成分を抽出するように構成しても構わない。減圧中で
処理すると沸点が低下するためにエネルギーコストを低
減することができる。
【0078】また、真空炉33は、図11に示すよう
に、気密室62と冷却室63との間に酸化処理室70を
設け、燃焼による酸化処理を冷却室63と別の室で行う
ように構成してもよい。これにより、これにより効率よ
く酸化処理及び冷却処理が行える。減圧分解炉22につ
いても同様の構成とすることができる。
【0079】更に、上記実施形態では、加熱処理を減圧
下で行っていたが、常圧で加熱処理するものであっても
本発明を適用できる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
有機ハロゲン化物が発生することもなく、重金属を含有
する処理対象物体を無害化し、更には処理後の処理対象
物体を有効に再利用することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る処理システムの概略
構成を示す図である。
【図2】図1に示した第1の処理系の構成を示す図であ
る。
【図3】図1に示した第2の処理系の構成を示す図であ
る。
【図4】図2に示した減圧熱分解炉の構成を示す図であ
る。
【図5】図2に示したガス処理系の構成を示す図であ
る。
【図6】図3に示した真空炉の構成を示す図である。
【図7】図2及び図3に示したフィルタの構成を示す図
である。
【図8】図3に示したアルカリ成分抽出部の構成を示す
図である。
【図9】本システムにおける排出処理系の構成を示す図
である。
【図10】本発明の効果を確認するために行った実験結
果である。
【図11】本発明の他の実施形態に係る真空炉の構成を
示す図である。
【符号の説明】
11 処理システム 12 第1の処理系 13 第2の処理系 22 減圧熱分解炉 24 ガス処理系 28、34 フィルタ 33 真空炉 35 アルカリ成分抽出部 37 アルカリ性水処理装置 54 ガス洗浄装置

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象物体を加熱処理する加熱手段
    と、 前記加熱処理された処理対象物体を塩素成分の除去され
    た空気を使って酸化させ、冷却処理する手段と、 前記冷却処理された処理対象物体からアルカリ成分を抽
    出する抽出手段とを具備することを特徴とする処理装
    置。
  2. 【請求項2】 処理対象物体からアルカリ成分を抽出す
    る抽出手段と、 前記アルカリ成分の抽出された処理対象物体を加熱処理
    する加熱手段と、 前記加熱処理された処理対象物体を塩素成分の除去され
    た空気を使って酸化させ、冷却処理する手段とを具備す
    ることを特徴とする処理装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段は、前記処理対象物体を減
    圧下で加熱処理することを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の処理装置。
  4. 【請求項4】 第1の処理対象物体を熱分解する熱分解
    手段と、 前記熱分解の際に発生する分解ガスを抽出する分解ガス
    抽出手段と、 前記熱分解された第1の処理対象物体及び第2の処理対
    象物体を加熱処理する加熱手段と、 前記加熱処理された第1及び第2の処理対象物体を塩素
    成分の除去された空気を使って酸化させ、冷却処理する
    手段と、 前記冷却処理された第1及び第2の処理対象物体からア
    ルカリ成分を抽出するアルカリ成分抽出手段と、 前記抽出されたアルカリ成分により前記分解ガス抽出手
    段で抽出された分解ガスを中和する中和手段とを具備す
    ることを特徴とする処理装置。
  5. 【請求項5】 第1の処理対象物体を熱分解する熱分解
    手段と、 前記熱分解の際に発生する分解ガスを抽出する分解ガス
    抽出手段と、 前記熱分解された第1の処理対象物体及び第2の処理対
    象物体からアルカリ成分を抽出するアルカリ成分抽出手
    段と、 前記アルカリ成分の抽出された第1及び第2の処理対象
    物体を加熱処理する加熱手段と、 前記加熱処理された第1及び第2の処理対象物体を塩素
    成分の除去された空気を使って酸化させ、冷却処理する
    手段と、 前記抽出されたアルカリ成分により前記分解ガス抽出手
    段で抽出された分解ガスを中和する中和手段とを具備す
    ることを特徴とする処理装置。
  6. 【請求項6】 第1の処理対象物体を熱分解する熱分解
    手段と、 前記熱分解の際に発生する分解ガスを抽出する分解ガス
    抽出手段と、 前記熱分解された第1の処理対象物体及び第2の処理対
    象物体を加熱処理する加熱手段と、 前記加熱処理された第1及び第2の処理対象物体からア
    ルカリ成分を抽出するアルカリ成分抽出手段と、 前記抽出されたアルカリ成分により前記分解ガス抽出手
    段で抽出された分解ガスを中和する中和手段とを具備す
    ることを特徴とする処理装置。
  7. 【請求項7】 第1の処理対象物体を熱分解する熱分解
    手段と、 前記熱分解の際に発生する分解ガスを抽出する分解ガス
    抽出手段と、 前記熱分解された第1の処理対象物体及び第2の処理対
    象物体からアルカリ成分を抽出するアルカリ成分抽出手
    段と、 前記アルカリ成分の抽出された第1及び第2の処理対象
    物体を加熱処理する加熱手段と、 前記抽出されたアルカリ成分により前記分解ガス抽出手
    段で抽出された分解ガスを中和する中和手段とを具備す
    ることを特徴とする処理装置。
  8. 【請求項8】 前記熱分解手段は、爆発限界以下の減圧
    下で前記第1の処理対象物体を熱分解することを特徴と
    する請求項4から請求項7のうちいずれか1項に記載の
    処理装置。
  9. 【請求項9】 前記加熱手段は、前記第1及び第2の処
    理対象物体を減圧下で加熱処理することを特徴とする請
    求項4から請求項8のうちいずれか1項に記載の処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記加熱手段は、前記分解ガス抽出手
    段により抽出されて前記中和手段により中和された分解
    ガスを用いて加熱処理する請求項4から請求項9のうち
    いずれか1項に記載の処理装置。
  11. 【請求項11】 前記熱分解手段は、前記分解ガス抽出
    手段により抽出されて前記中和手段により中和された分
    解ガスを用いて加熱処理する請求項4から請求項10の
    うちいずれか1項に記載の処理装置。
  12. 【請求項12】 前記中和手段は、前記加熱手段又は前
    記熱分解手段で使われた分解ガスの燃焼廃ガスを前記抽
    出されたアルカリ成分により中和することを特徴とする
    請求項10又は請求項11に記載の処理装置。
  13. 【請求項13】 処理対象物体に対して加熱処理を行う
    処理炉と、 前記減圧加熱処理された後に前記処理炉内に塩素成分の
    除去された空気を供給する手段とを具備することを特徴
    とする処理装置。
  14. 【請求項14】 処理対象物体に対して加熱処理を行う
    手段と、 前記加熱処理された処理対象物体からアルカリ成分を除
    去する手段とを具備することを特徴とする処理装置。
  15. 【請求項15】 処理対象物体からアルカリ成分を除去
    する手段と、 前記アルカリ成分が抽出された処理対象物体に対して加
    熱処理を行う手段とを具備することを特徴とする処理装
    置。
  16. 【請求項16】 前記除去又は抽出されたアルカリ成分
    を用いて該処理装置における処理の過程で発生する発生
    ガスの酸性成分を中和することを特徴とする請求項14
    又は請求項15に記載の処理装置。
  17. 【請求項17】 処理対象物体に対して減圧下で加熱処
    理を行う手段と、 前記加熱処理の際に、前記処理対象物体から蒸発するア
    ルカリ成分と同時に発生する発生ガスとを中和させ、そ
    の生成物を回収する手段とを具備することを特徴とする
    処理装置。
  18. 【請求項18】 処理対象物体を加熱処理する工程と、 前記加熱処理された処理対象物体を塩素成分の除去され
    た空気で酸化する工程と、 前記燃焼された処理対象物体を冷却処理する工程と、 前記冷却処理された処理対象物体からアルカリ成分を抽
    出する工程とを具備することを特徴とする処理方法。
  19. 【請求項19】 処理対象物体からアルカリ成分を抽出
    する工程と、 前記アルカリ成分が抽出された処理対象物体を加熱処理
    する工程と、 前記加熱処理された処理対象物体を塩素成分の除去され
    た空気で酸化する工程と、 前記燃焼された処理対象物体を冷却処理する工程とを具
    備することを特徴とする処理方法。
  20. 【請求項20】 第1の処理対象物体を熱分解する工程
    と、 前記熱分解の際に発生する分解ガスを抽出する工程と、 前記熱分解された第1の処理対象物体及び第2の処理対
    象物体を加熱処理する工程と、 前記加熱処理された第1及び第2の処理対象物体を塩素
    成分の除去された空気を使って酸化する工程と、 前記酸化された第1及び第2の処理対象物体を冷却処理
    する工程と、 前記冷却処理された第1及び第2の処理対象物体からア
    ルカリ成分を抽出する工程と、 前記抽出されたアルカリ成分により前記抽出された分解
    ガスを中和する工程とを具備することを特徴とする処理
    方法。
  21. 【請求項21】 第1の処理対象物体を熱分解する工程
    と、 前記熱分解の際に発生する分解ガスを抽出する工程と、 前記熱分解された第1の処理対象物体及び第2の処理対
    象物体からアルカリ成分を抽出する工程と、 前記アルカリ成分の抽出された第1及び第2の処理対象
    物体を加熱処理する工程と、 前記加熱処理された第1及び第2の処理対象物体を塩素
    成分の除去された空気を使って酸化する工程と、 前記酸化された第1及び第2の処理対象物体を冷却処理
    する工程と、 前記抽出されたアルカリ成分により前記抽出された分解
    ガスを中和する工程とを具備することを特徴とする処理
    方法。
  22. 【請求項22】 第1の処理対象物体を熱分解する工程
    と、 前記熱分解の際に発生する分解ガスを抽出する工程と、 前記熱分解された第1の処理対象物体及び第2の処理対
    象物体を加熱処理する工程と、 前記加熱処理された第1及び第2の処理対象物体からア
    ルカリ成分を抽出する工程と、 前記抽出されたアルカリ成分により前記抽出された分解
    ガスを中和する工程とを具備することを特徴とする処理
    方法。
  23. 【請求項23】 第1の処理対象物体を熱分解する工程
    と、 前記熱分解の際に発生する分解ガスを抽出する工程と、 前記熱分解された第1の処理対象物体及び第2の処理対
    象物体からアルカリ成分を抽出する工程と、 前記アルカリ成分の抽出された第1及び第2の処理対象
    物体を加熱処理する工程と、 前記抽出されたアルカリ成分により前記抽出された分解
    ガスを中和する工程とを具備することを特徴とする処理
    方法。
  24. 【請求項24】 前記加熱工程又は前記熱分解工程では
    前記分解ガスを燃焼エネルギーとして用いており、前記
    中和手段は、前記加熱工程又は前記熱分解工程で用いた
    前記分解ガスの燃焼廃ガスを前記抽出されたアルカリ成
    分により中和することを特徴とする請求項20から請求
    項23のうちいずれか1項に記載の処理装置。
  25. 【請求項25】 処理対象物体を加熱処理する工程と、 前記加熱処理された処理対象物体を塩素成分の除去され
    た空気を使って酸化する工程と、 前記酸化された処理対象物体を冷却処理する工程とを具
    備することを特徴とする処理方法。
  26. 【請求項26】 処理対象物体を加熱処理する工程と、 前記加熱処理された処理対象物体からアルカリ成分を抽
    出する工程とを具備することを特徴とする処理方法。
  27. 【請求項27】 処理対象物体からアルカリ成分を抽出
    する工程と、 前記アルカリ成分の抽出された処理対象物体を加熱処理
    する工程とを具備することを特徴とする処理方法。
  28. 【請求項28】 前記抽出されたアルカリ成分を用いて
    処理の過程で発生する発生ガスの酸性成分を中和するこ
    とを特徴とする請求項26又は請求項27に記載の処理
    方法。
  29. 【請求項29】 無害化した処理対象物体を生産する方
    法において、 処理対象物体を加熱処理する工程と、 前記加熱処理された処理対象物体を塩素成分の除去され
    た空気で酸化する工程と、 前記酸化された処理対象物体を冷却処理する工程と、 前記冷却処理された処理対象物体からアルカリ成分を抽
    出する工程とを具備することを特徴とする無害化した処
    理対象物体の生産方法。
  30. 【請求項30】 無害化した処理対象物体を生産する方
    法において、 前記処理対象物体からアルカリ成分を抽出する工程と前
    記アルカリ成分が抽出された処理対象物体を加熱処理す
    る工程と、 前記加熱処理された処理対象物体を塩素成分の除去され
    た空気で酸化する工程と、 前記酸化された処理対象物体を冷却処理する工程とを具
    備することを特徴とする無害化した処理対象物体の生産
    方法。
  31. 【請求項31】 無害化した処理対象物体を生産する方
    法において、 第1の処理対象物体を熱分解する工程と、 前記熱分解の際に発生する分解ガスを抽出する工程と、 前記熱分解された第1の処理対象物体及び第2の処理対
    象物体を加熱処理する工程と、 前記加熱処理された第1及び第2の処理対象物体を塩素
    成分の除去された空気を使って酸化する工程と、 前記酸化された第1及び第2の処理対象物体を冷却処理
    する工程と、 前記冷却処理された第1及び第2の処理対象物体からア
    ルカリ成分を抽出する工程と、 前記抽出されたアルカリ成分により前記抽出された分解
    ガスを中和する工程とを具備することを特徴とする無害
    化した処理対象物体の生産方法。
  32. 【請求項32】 無害化した処理対象物体を生産する方
    法において、 第1の処理対象物体を熱分解する工程と、 前記熱分解の際に発生する分解ガスを抽出する工程と、 前記熱分解された第1の処理対象物体及び第2の処理対
    象物体からアルカリ成分を抽出する工程と、 前記アルカリ成分の抽出された第1及び第2の処理対象
    物体を加熱処理する工程と、 前記加熱処理された第1及び第2の処理対象物体を塩素
    成分の除去された空気を使って酸化する工程と、 前記酸化された第1及び第2の処理対象物体を冷却処理
    する工程と、 前記抽出されたアルカリ成分により前記抽出された分解
    ガスを中和する工程とを具備することを特徴とする無害
    化した処理対象物体の生産方法。
  33. 【請求項33】 無害化した処理対象物体を生産する方
    法において、 処理対象物体を加熱処理する工程と、 前記加熱処理された処理対象物体を塩素成分の除去され
    た空気で燃焼する工程と、 前記燃焼された処理対象物体を冷却処理する工程とを具
    備することを特徴とする無害化した処理対象物体の生産
    方法。
  34. 【請求項34】 無害化した処理対象物体を生産する方
    法において、 処理対象物体を加熱処理する工程と、 前記加熱処理された処理対象物体からアルカリ成分を抽
    出する工程とを具備することを特徴とする無害化した処
    理対象物体の生産方法。
  35. 【請求項35】 無害化した処理対象物体を生産する方
    法において、 処理対象物体からアルカリ成分を抽出する工程と、 前記アルカリ成分の抽出された処理対象物体を加熱処理
    する工程とを具備することを特徴とする無害化した処理
    対象物体の生産方法。
  36. 【請求項36】 処理対象物体に対して減圧下で加熱処
    理を行う工程と、 前記加熱処理の際に、前記処理対象物体から蒸発するア
    ルカリ成分と同時に発生する発生ガスとを中和させ、そ
    の生成物を回収する工程とを具備することを特徴とする
    処理方法。
  37. 【請求項37】 無害化した処理対象物体を生産する方
    法において、 処理対象物体に対して減圧下で加熱処理を行う工程と、 前記加熱処理の際に、前記処理対象物体から蒸発するア
    ルカリ成分と同時に発生する発生ガスとを中和させ、そ
    の生成物を回収する工程とを具備することを特徴とする
    無害化した処理対象物体の生産方法。
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