JP2001137405A - ゴルフバッグ用キャスタ及びゴルフバッグ - Google Patents

ゴルフバッグ用キャスタ及びゴルフバッグ

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JP2001137405A
JP2001137405A JP2000054559A JP2000054559A JP2001137405A JP 2001137405 A JP2001137405 A JP 2001137405A JP 2000054559 A JP2000054559 A JP 2000054559A JP 2000054559 A JP2000054559 A JP 2000054559A JP 2001137405 A JP2001137405 A JP 2001137405A
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JP
Japan
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wheel support
golf bag
support member
caster
bracket
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JP2000054559A
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English (en)
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Atsushi Yamamoto
敦士 山本
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AY ENGINEERING KK
Original Assignee
AY ENGINEERING KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 購入後のゴルフバッグへの後付けを容易とす
る。使用時以外はじゃまとならないよう収納する。収納
するための動作を簡単とする。 【解決手段】 ゴルフバッグ1の底部に取り付けるキャ
スタ2を、ゴルフバッグ1の底部から突出した使用位置
2a及び底部から退避した収納位置2bの間で移動可能
とし、付勢手段7によっていずれかの状態となるよう付
勢する。キャスタ2は、ブラケット部材3と、該ブラケ
ット部材3上の一支点4を中心として反転可能な車輪支
持部材5と、車輪6と、車輪支持部材5の縁部5aを押
圧していずれかの状態に付勢する付勢手段7とで構成す
るとともに、車輪支持部材5の支点4から縁部5aまで
の距離を変化させ、使用状態または収納状態のときに受
ける付勢力と反転時の付勢力とで変化を付けることが好
ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフバッグを地
面に置きながら容易に移動させるため底部に取り付けら
れるゴルフバッグ用キャスタ及びこのキャスタを備えた
ゴルフバッグに関する。さらに詳述すると、本発明は、
必要時のみ使用状態とし、あとは収納しておくことがで
きるようにゴルフバッグの底部に取り付けられるキャス
タである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフバッグを肩に担ぐことなく容易に
移動させることができるよう底部にキャスタを取り付
け、引きながらあるいは押しながら運ぶことを可能とし
たゴルフバッグが従来から提案されている。
【0003】このようなゴルフバッグとしては例えば実
開平8−398号公報において、底部の一部にキャスタ
を有し、斜めにしたときキャスタのみを地面に接触させ
て移動可能としたものが開示されている。
【0004】また実開平8−83054号公報では、底
部に折りたたみ可能な車輪を備えたキャスタ付きのゴル
フバッグが開示されている。
【0005】さらに特開平11−57091号公報にお
いては、ゴルフバッグへの着脱を可能としたベルト付き
のキャスタを備えたものが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
8−398号公報におけるゴルフバッグでは、底部に取
り付けられたキャスタが常に露出したままの状態となる
ため、運ぶときは便利であってもこれ以外のときはじゃ
まである。
【0007】これに関しては、実開平8−83054号
公報においてキャスタを折りたたみ可能としたゴルフバ
ッグが提案されているが、このようにキャスタを後付け
することはゴルフバッグの構造を変化させることを余儀
なくするから購入後のゴルフバッグには向かない。ま
た、この公報における折りたたみ構造は具体的に明らか
でなくどのように折りたたむのか判断し得ない。
【0008】また、特開平11−57091号公報に記
載のゴルフバッグではキャスタを適宜着脱することが可
能であるが、運ぶたびにキャスタを着脱することは非常
に面倒なことであり、しかしキャスタを付けっぱなしに
しておくとじゃまとなってしまう。
【0009】そこで本発明は、購入後のゴルフバッグへ
の後付けが容易であり、使用時以外はじゃまとならない
よう収納することができしかも収納するための動作が簡
単であるゴルフバッグ用キャスタを提供し、あわせてこ
のキャスタを備えたゴルフバッグを提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ゴルフバッグの底部に取り
付けられるゴルフバッグ用キャスタにおいて、ゴルフバ
ッグの底部から突出した使用状態及びゴルフバッグの底
部から退避した収納状態の間で反転可能とするとともに
付勢手段によって使用状態及び収納状態のいずれかの状
態に付勢されるようにしたものである。
【0011】この場合、キャスタは、ゴルフバッグを移
動させるときにのみこのゴルフバッグの底部から突出し
た使用状態とすることができ、ゴルフバッグを肩に担が
ずに簡易に移動させることを可能とする。一方、運ぶと
き以外は収納状態としておくことでじゃまにならないよ
うにすることができる。しかも、収納状態とするとキャ
スタはゴルフバッグの底面よりも内側に引っ込むため、
例えばゴルフバッグを立てた状態とするのにじゃまとな
ることがない。
【0012】また、このキャスタは収納状態か使用状態
のいずれかの方向に付勢されているので、収納状態から
動いて誤って突出してしまうこともないし、この付勢力
と反対の力を与えることで収納状態から使用状態へと容
易に変化させることもできる。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載のゴ
ルフバッグ用キャスタを、ゴルフバッグの底部及び側面
にかけて取り付けられるブラケット部材と、該ブラケッ
ト部材上の一支点を中心として反転可能に取り付けられ
た車輪支持部材と、該車輪支持部材の先端側に取り付け
られた車輪と、車輪支持部材における支点付近の縁部を
押圧してこの車輪支持部材を使用状態及び収納状態のい
ずれかに付勢する付勢手段とで構成するとともに、車輪
支持部材の支点から縁部までの距離を変化させ、使用状
態あるいは収納状態のときに車輪支持部材が受ける付勢
力が使用状態と収納状態との間において受ける付勢力よ
りも大きくなるようにしたものである。
【0014】したがってこのキャスタは、特に回転途中
において車輪支持部材が使用状態あるいは収納状態の方
向へ強く付勢される。このため、使用状態と収納状態の
いずれにおいても、キャスタが誤って他方の状態へ変化
してしまうようなことがない。しかもこのキャスタは上
述した構成によって一体的に形成されているため、ゴル
フバッグの底部のいずれの部位にも後付けするのが容易
である。
【0015】ここで、付勢手段としては、請求項3記載
の発明に記載するように、車輪支持部材の縁部に取り付
けたボールプランジャまたは車輪支持部材の縁部を押圧
するボールプランジャを採用することができる。この場
合、いずれにおいてもボールプランジャのボールが車輪
支持部材を使用状態あるいは収納状態となるように付勢
する。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1記載のゴ
ルフバッグ用キャスタにおいて、ブラケットを備えゴル
フバッグに取り付けられるブラケット部材と、該ブラケ
ット部材上の一支点と係合する長孔を有し支点を中心と
してストローク可能かつ反転可能な車輪支持部材と、該
車輪支持部材の先端側に車輪支持ピンを介して取り付け
られた車輪とを備えたものである。
【0017】ここで、車輪支持部材は付勢手段によって
使用状態または収納状態のいずれかに付勢され、それら
の途中には維持されない。したがって、キャスタが使用
時に引っ込んだり、逆にキャスタ収納時に底部から飛び
出してしまうことがない。しかも、反転可能な車輪支持
部材は長孔の長さ分だけストロークもできるため反転動
作しやすい。
【0018】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載のゴルフバッグ用キャスタにおいて、ブラケットを備
えゴルフバッグに取り付けられるブラケット部材と、該
ブラケット部材上の一支点と係合する長孔を有し支点を
中心としてストローク可能かつ反転可能な車輪支持部材
と、該車輪支持部材の先端側に車輪支持ピンを介して取
り付けられた車輪と、車輪支持ピンと支点の間に設けら
れ車輪支持部材を支点側へ向け付勢する付勢手段と、ブ
ラケットの縁部に当接して支点から車輪支持ピンまでの
距離を規制する車輪支持部材上のストッパとによって構
成されるとともに、支点を中心としたブラケットの縁部
までの距離を変化させ、使用状態と収納状態の間で受け
る付勢力が使用状態あるいは収納状態のときに車輪支持
部材が受ける付勢力よりも大きくなるようにしたもので
ある。
【0019】この場合、支点からブラケット縁部までの
距離が、車輪支持部材の反転途中で大きくなるように膨
らんで形成されている。このため、キャスタの車輪支持
部材を引っ張る付勢力が車輪支持部材の反転途中で強く
なり、車輪支持部材を使用位置あるいは収納位置のいず
れかに付勢する。したがって、このキャスタは使用状態
と収納状態の切換が手動で簡単にできることに加え、い
ずれの状態においてもキャスタが他方の状態へ変化し難
い。また、このキャスタは上述した構成によって一体的
に形成されているため、ゴルフバッグの底部のいずれの
部位にも後付けが容易である。
【0020】さらに請求項6記載の発明は、請求項1記
載のゴルフバッグ用キャスタにおいて、ブラケットを備
えゴルフバッグに取り付けられるブラケット部材と、該
ブラケット部材上の長孔と係合し該長孔内でストローク
可能かつ反転可能な支持ピンを有する車輪支持部材と、
該車輪支持部材の先端側に車輪支持ピンを介して取り付
けられた車輪と、車輪支持部材とブラケット部材との間
に設けられ車輪支持部材を付勢する付勢手段とによって
構成されるとともに、支持ピンを中心とした車輪支持部
材の縁部までの距離を変化させ、使用状態と収納状態の
間で受ける付勢力が使用状態あるいは収納状態のときに
車輪支持部材が受ける付勢力よりも大きくなるようにし
たものである。
【0021】このキャスタでは、支点となる支持ピンか
ら車輪支持部材縁部までの距離が、車輪支持部材の反転
途中で大きくなるように膨らんで形成されているため、
車輪支持部材を使用位置あるいは収納位置のいずれかに
付勢する力が反転途中で強くなる。したがって、このキ
ャスタは使用状態と収納状態の切換が手動で簡単にでき
ることに加え、いずれの状態においてもキャスタが他方
の状態へ変化し難い。
【0022】請求項7記載の発明は、ゴルフバッグの底
部に請求項1から6のいずれかに記載のゴルフバッグ用
キャスタを備えさせたものである。この場合、移動時の
みキャスタを使用状態とし、それ以外においては収納状
態とすることができる。しかも切換が容易であるため手
間がかからない。したがってこのゴルフバッグは必要時
のみ簡単にキャスタを使用可能とすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0024】図1〜図4に、本発明の一実施形態を示
す。本実施形態におけるゴルフバッグ用キャスタ(以下
単に「キャスタ」ともいう)2は、図1や図4に示すよ
うにゴルフバッグ1の底部側方に設けられ、通常はゴル
フバッグ1の底面から退避した収納状態にあるが、この
ゴルフバッグ1を肩に担がずに押し引きして運ぶときに
使用状態とすることで運搬を容易にするものである。
【0025】まず、ブラケット部材3は、キャスタ2を
ゴルフバッグ1の底部に取り付ける部材であり、かつキ
ャスタ2の各部材が取り付けられるベースとなる部分と
もなる。本実施形態では、このブラケット部材3を図示
するように略L形に形成し、ゴルフバッグ1の底部のう
ち縁側の角部に取り付けられるようにしている。ゴルフ
バッグ1の底部は厚手の皮やボール紙などを使用して強
固に設計されていることが一般的であり、ブラケット部
材3はこのように底部に固着されてゴルフバッグ1と一
体的となるように設けられている。
【0026】また、ブラケット部材3のうちゴルフバッ
グ1の底部に対応する部分の形状は特に限定されない
が、本実施形態では図3に示すように当該底部の形状に
合わせた円環形状に形成し、ゴルフバッグ1に対して堅
固に取り付けることができるようにしている。なお、ブ
ラケット部材3の強度を保ちつつ軽量化を図る場合は図
示するように中空とすることが好ましい。
【0027】このブラケット部材3をゴルフバッグ1の
底部に取り付けるための取付具は特に限定されることは
ないが、本実施形態では図1に示すように座金8付きの
固定具14によって取り付けるようにしている。この場
合、座金8は図1に示すようにゴルフバッグ1の内側に
位置するように配置されるが、例えば図示するようにゴ
ルフバッグ1の内壁に向けて突出する複数の細かな先細
りの突起8a,…,8aを形成することは、このブラケ
ット部材3をゴルフバッグ1に取り付けたときに内壁に
食い込ませて容易にずれ動かないようにすることができ
るため好ましい。
【0028】また、上述の座金8の中心にはボルト9を
取付けておき、このボルト9をさらにゴルフバッグ1の
側部に設けた孔を層通させることによってブラケット部
材3を固着するようにしている。このゴルフバッグ1の
表面から突出したボルト9の先端には、ナット10を締
結することによってブラケット部材3を固着することが
可能である。なお、このナット10は図示するように2
つを連続してボルト9の先端に締結するようにすればボ
ルト9とナット10が緩むのを有効に防止することがで
きる。
【0029】支持ピン11は、車輪支持部材5を反転可
能な状態でブラケット部材3につなぎ止める部材であ
る。本実施形態では、棒材を略矩形となるように折り曲
げたものを支持ピン11として利用し、ブラケット部材
3に引っ掛けるように取り付けて車輪支持部材5を反転
可能に支持させている。また、図1や図4に示すように
ブラケット部材3の一部を曲げ加工することで支持ピン
11がはまり得る溝部3aを形成し、この溝部3aに係
合させることでこの支持ピン11を反転(半回転)可能
な状態で取り付けるようにしている。
【0030】車輪支持部材5は、上述の支持ピン11に
よって支点4を中心に反転可能となるように支持される
部材である。本実施形態で用いる車輪支持部材5は平た
い板状部材で、図1及び図4に示すように使用位置2a
と収納位置2bとの間を反転し、車輪6をゴルフバッグ
1から突出させ、あるいはゴルフバッグ1の側部に退避
させる。図1に示すように、使用状態のときには車輪6
がゴルフバッグ1の底面よりも突出して使用可能となる
一方、収納状態においては地面と接触不可能となる位置
までこの車輪6を退避させる。なお、この車輪支持部材
5の回転中心となる支点4は、支持ピン11を通すため
の孔によって構成されている。
【0031】また、支点4付近における車輪支持部材5
の縁部5aは、この縁部5aを構成する面のいずれかが
付勢手段7と常に接触するように設けられている。ここ
で、この縁部5aの形状は、支点4からの距離が一定と
ならないように形成されている。すなわち、この縁部5
aは、使用状態あるいは収納状態にあるときに支点4か
らの距離が短くなり、かつ、車輪支持部材5が反転する
途中で支点4からの距離がもっとも大きくなる状態が存
在する形状に形成されている。
【0032】車輪6は、車輪支持部材5の先端部に回転
可能に取り付けられている。この車輪6は、1つのみを
車輪支持部材5の左右いずれかに片持ち支持して構成し
たものでもよいが、図2に示すように2つの車輪6,6
を車輪支持部材5を中心として対称配置することはゴル
フバッグ1を支持するときのバランスをとるためにも好
ましい。この場合、両側の車輪6,6を車輪支持ピン1
2に固着して互いが同回転するようにしてもよいが、各
車輪6,6がそれぞれ独立回転し得るように取り付けて
もよい。このようにした場合、ゴルフバッグ1を移動途
中で転回させようとしたとき、両車輪6,6が互いに独
立して回転し得るのでその場で滑らかに転回させること
が可能である。
【0033】付勢手段7は、車輪支持部材5を使用状態
あるいは収納状態のいずれかになるように付勢する。本
実施形態では、この付勢手段7として図1や図3に示す
ような板状のばね部材を用い、これをブラケット部材3
と車輪支持部材5の間に介在させている。この付勢手段
7は図示するように途中2箇所で曲折し、一端側はボル
ト9とナット10でブラケット部材3に固着され、内側
に半円弧状に折り曲げられた他端側もブラケット部材3
に固着され、その中間付近の腹部で車輪支持部材5に当
接するようになっている。
【0034】また付勢手段7は、車輪支持部材5が使用
位置2aあるいは収納位置2bにあるときは僅かに撓む
だけであるが、車輪支持部材5が反転する途中において
縁部5aに押されると最大に撓み、車輪支持部材5をい
ずれかの方向へ強く付勢する。したがって、付勢手段7
は、車輪支持部材5がブラケット部材3に対して垂直と
なる位置に近づくにつれてより強い付勢力を発揮する。
また、車輪支持部材5が垂直となった時点ではいわゆる
思案点となる状態が発生し、いずれの方向にも付勢しな
い状態が瞬間的に生じるが、車輪支持部材5がこの位置
からいずれかの方向に僅かでもずれれば再び強い付勢力
が発揮される。
【0035】さらに本実施形態においては、固定部材1
3を設けることで、使用状態の車輪支持部材5が不意に
動かないようにしている。この固定部材13は、付勢手
段7を両側から挟み付けるように車輪支持部材5から突
出する爪状に形成され、使用状態時に付勢手段7に係合
して車輪支持部材5が使用位置2aから動き難くなるよ
うに挟み込む。この為、横振れの防止にも成っている。
【0036】以上のようなゴルフバッグ1のキャスタ2
は、ゴルフバッグ1の態様に応じて使用位置2aと収納
位置2bの間を移動することが可能である。すなわち、
ゴルフバッグ1を立てかけた状態でしまっておいたり、
自動車のトランクに一時的に収納するなどの場合におい
ては運ぶ必要がないからキャスタ2はじゃまにならない
よう収納状態にしておく。
【0037】一方、ゴルフバッグ1を運ぶ必要があると
きは、このキャスタ2を使用状態とし、ゴルフバッグ1
をいちいち持ち上げることなく移動させ得るようにして
おく。この場合、キャスタ2の位置はそのままにしなが
らゴルフバッグ1を図4に示すように傾け、このキャス
タ2にゴルフバッグ1の全重量がかかるようにすること
でゴルフバッグ1を容易に移動させる体勢をとることが
できる。
【0038】また、このキャスタ2は、ゴルフバッグ1
の底部の側方に取り付けられていることから、手のみな
らず足特につま先を使って反転させることもできる。こ
のため、プレー中あるいは搬送の前後においてキャスタ
2を出したり引っ込めたりする場合も、いちいち体をか
がめて手で出し入れするような手間がなく、したがって
操作が簡単である。
【0039】なお、上述の形態は本発明の好適な形態の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施形態では車輪支持部材5を使用位置
2aあるいは収納位置2bに向けて付勢する付勢手段7
として板状のばね部材を用い、この車輪支持部材5の縁
部5aをばねの撓みを利用して押圧付勢するようにした
が特にこれに限定されることはない。例えば、図5に示
すように支点15を中心に回転可能に設けた1組のコイ
ルばね17を用い、他端側を車輪支持部材5の中央付近
の支点16に取り付け、車輪支持部材5を常に引っ張り
付勢するようにしてもよい。この場合、車輪支持部材5
が回転するのに伴い支点4と支点15間の距離が大きく
なり、コイルばね17が引っ張られて付勢力が大きくな
る。また、車輪支持部材5がブラケット部材3に対し垂
直となった時点でコイルばね17はもっとも伸びて引張
力が最大となるが、これは思案点と同様の状態であり、
この状態からいずれかの方向にずれることによって車輪
支持部材5はその方向へ付勢されることになる。なお、
図5では付勢手段7を図1に示したのと同様に図示して
いるが、この実施形態における付勢手段7は車輪支持部
材5の可動範囲を規制する手段としても機能する。
【0040】あるいは、付勢手段7やコイルばね17以
外を用いた構成によっても車輪支持部材5を付勢するこ
とができる。例えば図6に示す第3の実施形態では、車
輪支持部材5の支点4側の縁部5aを引き込み可能と
し、かつ内蔵する付勢手段7によってこの縁部5aを突
出するように付勢したものである。付勢手段7は例えば
図示するような圧縮ばねである。この場合、車輪支持部
材5の縁部5aは反転途中で図示するようにブラケット
部材5と当接して押し込まれる。押し込まれた縁部5a
は、付勢手段7によって付勢されているため、車輪支持
部材5を使用位置2aあるいは収納位置2bのいずれか
に付勢するよう作用する。なお、ここでは縁部5aを引
き込み可能としたが、内蔵コイルばねによってボールを
付勢し先端側から突出させているボールプランジャを車
輪支持部材5の縁部5aに設けることで同様に作用させ
ることができる。
【0041】また、本実施形態ではゴルフバッグ1にキ
ャスタ2を1つのみ取り付けた場合について説明した
が、このときのキャスタ2の取付位置は上述のようなも
のに特に限られることはない。例えば、このキャスタ2
は図4に示したようにゴルフバッグの手提げグリップや
肩提げひもと反対の位置に取り付けてもよいし、あるい
は同じ側、さらには側方に取り付けるようにしてもよ
い。
【0042】さらに、このキャスタ2は1つのみなら
ず、2つ以上を設けるようにしても構わない。このよう
に複数取り付ける場合、好ましくは3つあるいは4つ程
度をゴルフバッグ1の底部に等間隔に配置することでゴ
ルフバッグ1を立てた状態のまま水平移動させることが
可能となるし、さらにこの場合、ゴルフバッグ1は手を
離して支えを失っても立った状態を維持することができ
る。
【0043】また、上述した実施形態ではあくまでキャ
スタ2をゴルフバッグ1に取り付けた場合について説明
したがこのキャスタ2の用途がこれに限られないことは
勿論であり、ゴルフバッグ1と同様に重量がありキャス
タ2の存在が重宝であるバッグ例えば旅行用トランクな
どにも用いることができる。
【0044】さらには、移動時にのみキャスタ2がある
と便利な小机や工具箱、キッチン用補助テーブルあるい
はごみ箱などのキャスタ2としても用いることができ、
このような家具類に使用した場合には、キャスタ2を引
っ込めることによって所定位置に机などを動かないよう
固定しておくことができる。
【0045】次に、図7〜図12に示す本発明の第4の
実施形態について説明する。ここでのキャスタ2はゴル
フバッグ1の底部側方に設けられ、通常はゴルフバッグ
1の底面から退避した収納状態にあるが、ゴルフバッグ
1を肩に担がず押し引きして運ぶときなどに使用状態と
なって運搬を容易にするものであることは上述の場合と
同様である。
【0046】ブラケット部材3は、図7に示すように全
体がL形でゴルフバッグ1の底部縁側の角に取り付けら
れる。このブラケット部材3は、図7及び図8に示すよ
うに曲げ起こして形成したブラケット3bを両側に備
え、各ブラケット3bのほぼ中心に支持ピン11を貫通
させて支点4を構成する透孔3cが設けられている(図
9参照)。なお、ブラケット部材3をゴルフバッグ1の
底部に取り付ける取付具は特に限定されない。例えば図
7に示すような尖形のビス18でもよい。
【0047】ここでの車輪支持部材5は、図7及び図8
に示すように板状部材の両側をコ字形となるよう折り曲
げて形成した部材であり、一端側においてブラケット部
材3により反転自在に支持され、使用位置2aと収納位
置2bとの間で位置を変えることができる。また、他端
側において、車輪支持ピン12を介して車輪6を支持し
ている。
【0048】車輪支持部材5の一端側では、向かい合う
ように曲折された両側板部5b,5bのそれぞれに孔5
c,5cが設けられ、両孔5c,5cに上述の支持ピン
11を貫通させることで車輪支持部材5を両ブラケット
3b,3bの間で反転自在に支持している。ここで、孔
5cは図9に示すように長孔であり、孔の長さの分だけ
車輪支持部材5をストロークさせるものである。したが
って、車輪支持部材5及び車輪6は図11に示すように
ブラケット部材3に対して反転可能かつ孔の長さだけス
トローク可能である。符号21は抜け止め用のワッシャ
である。
【0049】また、支持ピン11と車輪支持ピン12と
の間には、図8に示すように付勢手段7としてのコイル
ばねを設けている。このコイルばね7は、長孔5cの長
さの分だけストローク可能な車輪支持部材5を支持ピン
11側へ引っ張り付勢している。なお、ここではコイル
ばね7の一端を車輪支持ピン12に引っ掛けているがこ
れには限られず、例えば車輪支持部材5の一部を内側に
切り起こしてフックを設け、このフックに引っ掛けても
車輪支持部材5を同様に引っ張り付勢することができ
る。
【0050】さらに、側板部5bには、引っ張り付勢さ
れた車輪支持部材5を所定位置に位置決めするストッパ
20を設けている。ストッパ20は、図7などに示すよ
うにブラケット3bの縁部3d,3eと当接して車輪支
持部材5を位置決めする。このストッパ20の形状は特
に限定されないが、例えば図7に示すようにブラケット
3bの縁部3d,3eと面接触するような幅広形状とす
れば車輪支持部材5のがたつきが抑えられるため好適で
ある。
【0051】また、ストッパ20は車輪支持部材5を位
置決めすることに加え、車輪支持部材5の剛性、特に捻
れに対する剛性を高め得る。例えば本実施形態では、図
10に示すように側板部5bの一部を矩形に切り起こし
てストッパ20を形成することで剛性を高めることも図
っている。本実施形態では図8に示すように両側にスト
ッパ20を設けているが、片側のみ設けるようにしても
構わない。
【0052】さらに、本実施形態ではブラケット部材3
のブラケット3bを以下のような形状に形成している。
すなわち、図7に示すように、ブラケット3bの上側縁
部3dと下側縁部3eは直線状とし、ストッパ20と面
接触することで車輪支持部材5を使用位置2aあるいは
収納位置2bで一義的に位置決めできるようにしてい
る。ただし、収納位置2bにおいて車輪6がブラケット
部材3に当たらないよう、あるいは当たっても軽く接触
する程度となるよう、上端縁部3dは図示するように傾
斜させることが好ましい。
【0053】加えて、上端縁部3dから下端縁部3eま
でを滑らかに結ぶ中間縁部3fは、図7に示すようにほ
ぼ半円形状である。ただし、正確にいうと中間縁部3f
は弧ではなく、透孔3c(つまり支点4)からの距離
が、該透孔3cから上側縁部3dまでの距離あるいは透
孔3cから下側縁部3eまでの距離よりも大きくなるよ
うに膨らんだ曲線を画いている。このため、ストッパ2
0がブラケット3bの縁形状に沿って移動した場合、上
側縁部3dまたは下側縁部3eで支持ピン11にもっと
も近寄るが、逆に中間縁部3fを移動するときは遠ざか
る。このため、支持ピン11に向けて付勢される車輪支
持部材5は、使用位置2aあるいは収納位置2bにおけ
る自由な動きが拘束されてその状態から動き難い。
【0054】そして、この実施形態におけるキャスタ2
の動きは以下のようになる。まず、図11に示すように
使用位置2aにある車輪支持部材5は、コイルばね7
(図11及び図12では簡略化して示している)によっ
て支持ピン11側に付勢されている。キャスタ2を収納
状態とする場合は、車輪支持部材5を下側に引き、その
状態で反転させる。そして図12に示すようにブラケッ
ト3bの上方に移動したら、あとは手を離せばよい。車
輪支持部材5は、コイルばね7に引っ張れて所定の収納
位置2bに自然と位置する。また、この収納位置2bか
ら再び使用位置2aに移動させる場合は、逆の手順によ
って同様に行うことができる。
【0055】車輪支持部材5を反転させる場合、車輪支
持部材5のストッパ20がブラケット3bの縁部に沿っ
て回ることとなり、中間縁部3fを通過するときにコイ
ルばね7がもっとも伸びて反転方向と逆向きへ働く反力
が最大となるが、最大となる点を越えれば反力はなくな
り、使用位置2aあるいは収納位置2bへと付勢され
る。
【0056】上述したように、第4の実施形態で説明し
たゴルフバッグ用キャスタ2によれば、最初の実施形態
と同様、車輪支持部材5を使用位置2aと収納位置2b
との間で反転させ、キャスタ2をゴルフバッグ1から突
出させ、またはゴルフバッグ1の側部に退避させること
ができる。
【0057】なお、この第4の実施形態では幅広形状の
ストッパ20を備えた一例を示したがこのようなものに
限定されることはない。例えば、特に図示はしないがブ
ラケット3bの縁部3d,3eに設けた溝にピン形状と
したストッパ20を嵌め合わせて車輪支持部材5を位置
決めしてもよい。
【0058】さらには、ストッパ20を設けない態様も
考えられる。例えば、車輪支持部材5上に車輪6に向け
て真っ直ぐ設けていた上述の長孔5cを斜めを向くよう
設けた場合、ストッパ20がなくても、車輪支持部材5
を支点4側に付勢すると同時にブラケット部材3側へも
付勢し、このブラケット部材3に押しつけるようにする
ことが可能となる。これによれば、ストッパ部材20を
用いずとも車輪支持部材5を使用状態あるいは収納状態
のいずれかに付勢できる。
【0059】続いて、本発明の第5の実施形態を示す。
上述した第4の実施形態では引っ張りばねを用いた場合
について説明したが、圧縮ばねによっても同様の構成と
することができる。例えば図13に示すキャスタ2で
は、支持ピン11の中央に車輪支持ピン12側へ向かう
ばね支持棒23を設け、その先端側にばね受け皿24を
設け、かつ車輪支持部材5の内側に内向きフランジ25
を設け、ばね受け皿24と内向きフランジ25とで付勢
手段7を挟み込んでいる。ここでの付勢手段7は例えば
圧縮ばねである。この場合、図11に示したように車輪
支持部材5を引き出すとばね受け皿24と内向きフラン
ジ25との間隔が狭まるので、狭まった分だけ付勢手段
7が車輪支持部材5を付勢する力が強くなる。
【0060】さらに、本発明の第6の実施形態を示す。
第4、第5の実施形態では車輪支持部材5に長孔5cを
設けた場合について説明したが、この長孔をブラケット
部材3側に設けることもできる。例えば図14に示すキ
ャスタ2では、両側のブラケット3b,3bに長孔3g
を設け、その内側で支持ピン11を保持している。した
がって、反転可能に支持された車輪支持部材5は、この
長孔3gの長さ分だけストロークすることができる。ま
た、ブラケット部材3と車輪支持部材5の間には、車輪
支持部材5を使用状態または収納状態となるよういずれ
か側に付勢する付勢手段7を設けている。付勢手段7
は、例えば先割れ形状とした車輪支持部材5の縁部5a
の間に設けた比較的小型の圧縮ばねである。
【0061】また、車輪支持部材5の縁部5aの形状は
円弧状であるが、その曲率中心28は図示するように縁
部5aの先端と支持ピン11の間に位置している。した
がって、キャスタ2を反転させると、図中想像線で示す
ように車輪支持部材5の縁部5aがブラケット部材3に
当接し、支持ピン11をブラケット部材3から遠ざけ
る。このため、車輪支持部材5は反転途中で長孔3gの
長さだけストロークし、使用位置2a(あるいは収納位
置)において付勢手段7や長孔3gによって定まる所定
の状態に収まる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、キャスタはゴルフバッグを移動
させるときにのみ突出させて使用状態とすることができ
るので、ゴルフバッグを肩に担がずに簡易に移動させる
ことができる。また、このように運ぶとき以外において
は、キャスタを収納状態としておくことでじゃまになら
ないようにすることができ、しかも、収納状態とすると
キャスタはゴルフバッグの底面よりも内側に引っ込むた
め、例えばゴルフバッグを立てた状態とするのにもじゃ
まとなることがない。さらに、このキャスタは収納状態
か使用状態のいずれかの方向に付勢されているので、収
納状態から動いて誤って突出してしまうこともないし、
この付勢力と反対の力を与えるようにすることでキャス
タを収納状態から使用状態と変えることが容易である。
【0063】また請求項2記載の発明によると、特に回
転途中における車輪支持部材が使用状態あるいは収納状
態の方向へ強く付勢されるため、使用状態と収納状態の
いずれにおいても、キャスタが誤って他方の状態への変
化してしまうようなことがない。しかもこのキャスタは
ブラケット部材をベースとして一体的に形成されている
ため、ゴルフバッグの底部のいずれの部位にも後付けす
るのが容易である。
【0064】さらに請求項3記載の発明によると、車輪
支持部材の縁部に取り付けたボールプランジャまたは車
輪支持部材の縁部を押圧するボールプランジャによって
車輪支持部材を使用状態あるいは収納状態となるように
付勢することができる。
【0065】請求項4記載の発明によると、ブラケット
部材と、ストローク可能かつ反転可能な車輪支持部材
と、車輪とを備え、さらに付勢手段も備えているので、
車輪支持部材は付勢手段によって使用状態または収納状
態のいずれかに付勢され、それらの途中の途中には維持
されない。このため、キャスタが使用時に引っ込んだ
り、逆にキャスタ収納時に底部から飛び出してしまうこ
とがない。しかも、反転可能な車輪支持部材は長孔の長
さ分だけストロークもできるため反転動作しやすい。
【0066】また、請求項5記載の発明によると、支点
からブラケット縁部までの距離が車輪支持部材の反転途
中で大きくなるように膨らんで形成され、キャスタの車
輪支持部材を引っ張る付勢力が車輪支持部材の反転途中
で強くなるので、車輪支持部材を使用位置あるいは収納
位置のいずれかに付勢することができる。このため、キ
ャスタは使用状態と収納状態の切換が手動で簡単にでき
ることに加え、いずれの状態においてもキャスタが他方
の状態へ変化し難い。しかも、このキャスタはブラケッ
ト部材をベースに一体的に形成されているため、ゴルフ
バッグの底部のいずれの部位にも後付けが容易である。
【0067】さらに請求項6記載の発明によると、支持
ピンから車輪支持部材縁部までの距離が車輪支持部材の
反転途中で大きくなるように膨らんで形成されているた
め、車輪支持部材を使用位置あるいは収納位置のいずれ
かに付勢する力が反転途中で強くなる。したがって、キ
ャスタの使用状態と収納状態の切換が手動で簡単にでき
ることに加え、いずれの状態においてもキャスタが他方
の状態へ変化し難い。
【0068】さらに請求項7記載の発明のゴルフバッグ
は、底部に備えたキャスタを移動時のみ使用状態とし、
それ以外においては収納状態とすることができるため便
利である。しかも切換が容易であるため手間がかからな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すゴルフバッグ用キャ
スタの側面図である。
【図2】図1に示すゴルフバッグ用キャスタの正面図で
ある。
【図3】ゴルフバッグ用キャスタの斜視図である。
【図4】本発明のゴルフバッグ用キャスタの使用時にお
ける状態を示す図である。
【図5】本発明の別の実施形態を示す側面図である。
【図6】車輪支持部材の縁部を付勢するようにした本発
明の第3の実施形態を示すキャスタの側面からの断面図
である。
【図7】本発明の第4の実施形態を示すゴルフバッグ用
キャスタの側面図である。
【図8】図7に示すゴルフバッグ用キャスタの正面図で
ある。
【図9】支持ピンに対しストローク可能に係合する車輪
支持部材の長孔の形状を示す部分断面図である。
【図10】ストッパの形成例を示す部分斜視図である。
【図11】キャスタの動きを示す側面図である。
【図12】キャスタの動きを示す側面図である。
【図13】本発明の第5の実施形態を示すキャスタの正
面図である。
【図14】本発明の第6の実施形態を示すキャスタの側
面図である。
【符号の説明】
1 ゴルフバッグ 2 ゴルフバッグ用キャスタ 3 ブラケット部材 3b ブラケット 3g 長孔 4 支点 5 車輪支持部材 5a 縁部 5c 長孔 6 車輪 7 付勢手段 11 支持ピン 12 車輪支持ピン 20 ストッパ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴルフバッグの底部に取り付けられるゴ
    ルフバッグ用キャスタにおいて、前記ゴルフバッグの底
    部から突出した使用状態及び前記ゴルフバッグの底部か
    ら退避した収納状態の間で反転可能であるとともに付勢
    手段によって前記使用状態及び前記収納状態のいずれか
    の状態に付勢されていることを特徴とするゴルフバッグ
    用キャスタ。
  2. 【請求項2】 前記ゴルフバッグの底部及び側面にかけ
    て取り付けられるブラケット部材と、該ブラケット部材
    上の一支点を中心として反転可能に取り付けられた車輪
    支持部材と、該車輪支持部材の先端側に取り付けられた
    車輪と、前記車輪支持部材における前記支点付近の縁部
    を押圧してこの車輪支持部材を前記使用状態及び前記収
    納状態のいずれかに付勢する付勢手段とで構成されると
    ともに、前記車輪支持部材の支点から前記縁部までの距
    離を変化させ、前記使用状態あるいは前記収納状態のと
    きに前記車輪支持部材が受ける付勢力が前記使用状態と
    収納状態との間において受ける付勢力よりも大きくなる
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載のゴルフバッ
    グ用キャスタ。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段は、前記車輪支持部材の縁
    部に取り付けたボールプランジャまたは前記車輪支持部
    材の縁部を押圧するボールプランジャであることを特徴
    とする請求項2記載のゴルフバッグ用キャスタ。
  4. 【請求項4】 ブラケットを備え前記ゴルフバッグに取
    り付けられるブラケット部材と、該ブラケット部材上の
    一支点と係合する長孔を有し前記支点を中心としてスト
    ローク可能かつ反転可能な車輪支持部材と、該車輪支持
    部材の先端側に車輪支持ピンを介して取り付けられた車
    輪とを備えたことを特徴とする請求項1記載のゴルフバ
    ッグ用キャスタ。
  5. 【請求項5】 ブラケットを備え前記ゴルフバッグに取
    り付けられるブラケット部材と、該ブラケット部材上の
    一支点と係合する長孔を有し前記支点を中心としてスト
    ローク可能かつ反転可能な車輪支持部材と、該車輪支持
    部材の先端側に車輪支持ピンを介して取り付けられた車
    輪と、前記車輪支持ピンと前記支点の間に設けられ前記
    車輪支持部材を前記支点側へ向け付勢する付勢手段と、
    前記ブラケットの縁部に当接して前記支点から前記車輪
    支持ピンまでの距離を規制する前記車輪支持部材上のス
    トッパとによって構成されるとともに、前記支点を中心
    とした前記ブラケットの縁部までの距離を変化させ、前
    記使用状態と収納状態の間で受ける付勢力が前記使用状
    態あるいは前記収納状態のときに前記車輪支持部材が受
    ける付勢力よりも大きくなるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のゴルフバッグ用キャスタ。
  6. 【請求項6】 ブラケットを備え前記ゴルフバッグに取
    り付けられるブラケット部材と、該ブラケット部材上の
    長孔と係合し該長孔内でストローク可能かつ反転可能な
    支持ピンを有する車輪支持部材と、該車輪支持部材の先
    端側に車輪支持ピンを介して取り付けられた車輪と、前
    記車輪支持部材と前記ブラケット部材との間に設けられ
    前記車輪支持部材を付勢する付勢手段とによって構成さ
    れるとともに、前記支持ピンを中心とした前記車輪支持
    部材の縁部までの距離を変化させ、前記使用状態と収納
    状態の間で受ける付勢力が前記使用状態あるいは前記収
    納状態のときに前記車輪支持部材が受ける付勢力よりも
    大きくなるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    ゴルフバッグ用キャスタ。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載のゴル
    フバッグ用キャスタを底部に備えたことを特徴とするゴ
    ルフバッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101860505B1 (ko) * 2017-12-08 2018-05-23 박성식 캐리어 카트가 필요 없는 골프 가방
JP2020519398A (ja) * 2017-05-15 2020-07-02 ハントリー テクノロジー リミテッド 医療用寝台の第5のホイールを上昇及び下降させるための可逆性リフトバネ

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