JP2006204736A - バッグ - Google Patents

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Kazuhiko Shibata
和彦 柴田
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Abstract

【課題】 柔らかな素材の表皮材が用いられたバッグであって、収納量を規制されることがなく、必要な場合には長さ方向に沿って自立させうるバッグを提供する。
【解決手段】 折り畳み可能な素材からなる表皮材を用いて形成され、構造材を有する底面部と、上記底面部の両端部に連設された側面部とを有し、上記底面部に対向する部位には開口部が形成されているバッグ本体を有するバッグであって、上記バッグ本体の内部には、一端部が上記側面部の開口部側に配置されると共に、他端部が上記底面部に配置され、上記バッグが上記側面部を下方にすると共に上記底面部が起立するように載置面上に載置された場合には、上記側面部に対して上記底面部を支持しうるフレーム部材を有している。
【選択図】図1

Description

本発明はバッグに係り、特に、全体直方体形状のボストンバッグであって、長さ方向に沿って縦置きにした場合であっても、バッグ本体の折れ曲がりによる転倒を防止しうるバッグに関する。
従来より、いわゆるボストンバッグには、バッグ本体の形状が直方体形状であって、バッグ本体の内部に物を収納しない場合には、折り畳んで扁平にして保管や持ち運びの便を向上させることができるように、上記バッグ本体の表皮材を柔軟性を有する素材により形成したボストンバッグが存在する。
即ち、このような柔軟な素材からなる表皮材により形成されたボストンバッグにあっては、バッグ本体の長方形状の底面部には構造材が内装されて、ボストンバッグ本体の剛性を確保している。
そして、このようなボストンバッグにあっては、未使用時には、バッグ本体の長方形状の底部の長さ方向両端部に連設された一対の側面部を、互いにバッグ本体の長さに沿って内方に折りたたんだ状態にして収納し、又は搬送することを可能にするために、バッグ本体の長方形状の底部及び、上記底部の短辺側の一対の側面部との間には、底部と上記側面部とを一体に連結する構造材は設けられていない。
その結果、上記バッグ本体を、長さ方向に沿って、一方の上記側面部を下方にすると共に他方の上記側面部を上方に配置されるように、床面又は地面に長さ方向に沿って置いた場合には、内部に収納物を収納していた場合であっても、バッグ本体を形成する表皮材が柔軟な素材により形成されていることから、表皮材自身の剛性が確保できず、下方に配置される側面部がバッグ本体及び収納物の重さを支持しきれず、下方に配置される側面部と底面部との接合部位等において前方へ折れ曲がり、その結果、ボストンバッグが前方へ転倒してしまう場合が多かった。
近年、販売、使用されている上記のタイプのボストンバッグには、一方の側面部には車輪からなるキャスターが設けられていると共に、このキャスターにより床面又は地面上をボストンバッグを手で引いて移動できるように、引き出し可能に形成されたハンドルが底面部に設けられているものが一般的である。
従って、例えば、旅行者が、このようなキャスター付のボストンバッグをハンドルにより引きながら移動していた場合、ホテルのフロント等において、チェックインの手続を行うような場合、一時、引いてきたボストンバッグを引いてきた状態のままで立てておきたい場合が往々にしてある。
しかしながら、上記のような事情により、ボストンバッグが前方へ転倒してしまうことから、その都度、ボストンバッグを底面部を下にして床面上に置きなおさなければならず、非常に煩雑である、という不具合があった。
このような不具合を解消するために、従来より、バッグ本体内方において、底面部の双方の長辺側に配置される一対の側面部側にそれぞれ反床面側の側面部及び床面側の側面部とに当接する細長三角形板状の支持部材を回動可能に配設したバッグが提案されている。
このボストンバッグにあっては、時には、上記2枚の支持部材を一対の側面部の内方に夫々配置することにより、反床面側に配置される側面部の自重により折れ曲がる事態を有効に防止し、床面上又は地面上に長さ方向に沿って置いた場合であっても、転倒することがないように構成されている(特許文献1参照)。
特開2003−210235号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたボストンバッグでは、バッグ本体に物を収納して持ち運ぶ場合は、細長板状に形成された一対の上記支持部材が内側面部の全域に亘って内方に夫々、配置されることにより底面部及び側面部を支持するように構成されていることから、バッグ本体の内部に収納物を収納する場合に、バッグ本体の両側部は上記支持部材により規制されてしまい、多くの収納物を収納しようとした場合であっても、上記支持部材が邪魔となり、表皮材が柔らかく、収納物の形状、量に対応して追随して膨出できるにもかかわらず、多くの物を収納することはできない、という不具合が存していた。
また、上記特許文献1に記載されたボストンバッグでは、ボストンバッグ本体を縦方向にして使用しない場合には、上記一対の支持部材を底面部上に折りたたむようにして、重ねて配置し、重ねられた板状の支持部材の上に収納物を載せることとなる。
従って、収納物の重量が板状の支持部材にかかることから、重量の大きなものを収納した場合には、支持部材が破損する可能性もある、という不具合が存していた。
また、上記特許文献1に記載されたボストンバッグでは、上記支持部材が、ピアノ線を芯材として合成樹脂の押し出し成形により作製されたフレームに合成樹脂製のシートを取り付けることにより形成されているので、上記支持部材の構造が複雑で、製造コストが嵩むという不具合をも有していた。
さらに、上記支持部材の一辺がバッグ本体の底面部の生地の両側端縁に縫着等の手段により取り付けられていて、取り外すことができないことから、上記支持部材は取り付けたまま使用しなければならず、手に提げて持ち運ぶ場合に重くなり、バッグそのものの使い勝手が良好ではない、という不具合がある。
本発明の課題は、柔らかな素材の表皮材が用いられたバッグであって、収納量を規制されることがなく、必要な場合には長さ方向に沿って自立させうるバッグを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の本発明に係るバッグは、折り畳み可能な素材からなる表皮材を用いて形成され、構造材を有する底面部と、上記底面部の両端部に連設された側面部とを有し、上記底面部に対向する部位には開口部が形成されているバッグ本体を有するバッグであって、
上記バッグ本体の内部には、一端部が上記側面部の開口部側に配置されると共に、他端部が上記底面部に配置され、上記バッグが上記側面部を下方にすると共に上記底面部が起立するように載置面上に載置された場合には、上記側面部に対して上記底面部を支持しうるフレーム部材を有することを特徴とするものである。
即ち、請求項1記載の本発明に係るバッグにあっては、上記バッグ本体が折り畳み可能な素材からなる表皮材を用いて形成されていることから、バッグ本体の内部に物を収納していない状態では、構造材を有する底面部を除き、その側面部を折り畳むことができる。 そして、バッグ本体の内部に物を収納して、その底面部を起立させた状態で使用する場合は、上記フレーム部材の一端が起立した底面部を倒れないように支持するものである。
また、請求項2記載の本発明に係るバッグは、上記バッグ本体は、上記底面部は長方形に形成されることにより全体直方体形状に形成され、上記底面部の一対の長辺部に連設される一対の長辺側側面部と上記底面部の一対の短辺部に連設される一対の短辺側側面部とを有し、
上記一対の短辺側側面部の一方を下方にして、長さ方向に沿って載置面上に載置した場合に、上記フレーム部材の一端部は、上記下方に配置された短辺側側面部に配置されると共に、他端部は上記底面部に配置されることを特徴とする。
即ち、請求項2記載の本発明に係るバッグにあっては、上記バッグ本体の短辺側側面部の一方を下方にして、上記面部を起立させた状態では、全体直方体形状に形成された上記バッグ本体は縦長の縦置き状態となる。そして、この状態で上記フレーム部材が上記底面部と上記一方の短辺側側面部との間に斜めに架け渡される状態に配置され、上記フレーム部材は下端部が上記短辺側側面部により支持されると共に、上記フレーム部材の上端部は上記立設状態にある底面部を支持することになる。
また、請求項3記載の本発明に係るバッグは、上記フレーム部材の上記一端部は、上記下方に配置された短辺側側面部の開口部側端部に配置されると共に、他端部は上記底面部の長さ方向中間部に配置されたことを特徴とする。
即ち、請求項3記載の本発明に係るバッグにあっては、上記フレーム部材が安定的かつ効果的に上記底面部を支持できるように、上記フレーム部材の上記一端部は、上記下方に配置された短辺側側面部の開口部側端部に配置され、上記フレーム部材の他端部は上記底面部の長さ方向中間部に配置されている。
また、請求項4記載の本発明に係るバッグは、上記バッグは少量の収納物を収納しうるように形成されていると共に、上記フレーム部材はコ字状の棒材により形成されていることを特徴とする。
即ち、請求項4記載の本発明に係るバッグにあっては、バッグが小型の場合には、棒材によりコ字状に形成されたフレーム部材が使用される。
また、請求項5記載の本発明に係るバッグは、上記バッグは大型に形成され多くの収納物を収納しうるように形成されていると共に、上記フレーム部材は方形の棒材により形成されていることを特徴とする。
即ち、請求項5記載の本発明に係るバッグにあっては、バッグが大型の場合には、棒材により方形に形成されたフレーム部材が使用される。
また、請求項6記載の本発明に係るバッグは、上記コ字状のフレーム部材は、一対の支持部と、この一対の支持部を接合する基部とからなり、上記基部が上記短辺側側面部に着脱可能に固定されると共に、上記一対の支持部が上記底面部に着脱可能に固定されることを特徴とする。
即ち、請求項6記載の本発明に係るバッグにあっては、上記コ字状のフレーム部材を用いる場合は、両端に配置された一対の平行な棒状部が上記支持部となって上記底面部を支持し、上記一対の棒状部の間に配置された棒状部が上記基部となって上記短辺側側面部に固定されるが、使用しない場合は上記フレーム部材を取り外すことができるように構成されている。
また、請求項7記載の本発明に係るバッグは、上記方形フレーム部材は、上記短辺側側面部に着脱可能に固定される基部と、この基部に対向し、上記底面部に着脱可能に固定される支持部とを有していることを特徴とする。
即ち、請求項7記載の本発明に係るバッグにあっては、上記方形フレーム部材を使用する場合は、対向する2辺の棒状部における一方が上記基部となって上記短辺側側面部に固定され、他方が上記支持部となって上記底面部に固定されるが、使用しない場合は上記フレーム部材を取り外すことができるように構成されている。
また、請求項8記載の本発明に係るバッグは、上記コ字状のフレーム部材は、上記基部は上記短辺側側面部に対して面ファスナにより固定されると共に上記支持部は係合部材により上記底面部に対して係合することを特徴とする。
即ち、請求項8記載の本発明に係るバッグにあっては、上記コ字状のフレーム部材における上記基部の上記短辺側側面部に対する固定手段として面ファスナが用いられ、上記支持部の上記底面部に対する固定手段として係合部材が用いられている。
また、請求項9記載の本発明に係るバッグは、上記方形のフレーム部材は、上記基部は面ファスナにより上記短辺側側面部に固定されると共に、上記支持部は上記底面部に面ファスナにより固定されることを特徴とする。
即ち、請求項9記載の本発明に係るバッグにあっては、上記方形のフレーム部材における上記基部の上記短辺側側面部に対する固定手段として面ファスナが用いられ、上記支持部の上記底面部に対する固定手段としても面ファスナが用いられている。
また、請求項10記載の本発明に係るバッグは、上記バッグ本体は、上記底面部の長さ方向の一端部には、車輪を有するキャスターが設けられると共に、他端部には引き出し可能に形成されたハンドル部が設けられ、上記キャスターを載置面に設置させると共に底面部の長さ方向に沿って載置面上に起立させ、上記ハンドル部を引くことにより載置面上を移動させうるように構成されていることを特徴とする。
即ち、請求項10記載の本発明に係るバッグにあっては、上記ハンドル部を引っ張ることにより上記キャスターの車輪を回転させてスムースに移動できるように構成されている。
また、請求項11記載の本発明に係るバッグは、上記バッグ本体の開口部を形成する側面部側にはバッグを保持して搬送しうるストラップが設けられていることを特徴とする。
即ち、請求項11記載の本発明に係るバッグにあっては、上記バッグ本体を上記のキャスターを用いて移動させることが困難な場所、例えば階段などで手で持ち運び可能となるように持ち手となるストラップが設けられている。
請求項1記載の本発明に係るバッグは、折り畳み可能な素材からなる表皮材を用いて形成され、構造材を有する底面部と、上記底面部の両端部に連設された側面部とを有し、上記底面部に対向する部位には開口部が形成されているバッグ本体を有するバッグであって、
上記バッグ本体の内部には、一端部が上記側面部の開口部側に配置されると共に、他端部が上記底面部に配置され、上記バッグが上記側面部を下方にすると共に上記底面部が起立するように載置面上に載置された場合には、上記側面部に対して上記底面部を支持しうるフレーム部材を有することから、上記側面部を下方にして載置面上に配置し、いわゆる縦置きにされた状態であっても、上記フレーム部材により上記底面部の起立状態が支持されるので、上記バッグ本体が折れ曲がったり転倒することが防止される。
また、請求項2記載の本発明に係るバッグは、上記底面部は長方形に形成されることにより全体直方体形状に形成され、上記底面部の一対の長辺部に連設される一対の長辺側側面部と上記底面部の一対の短辺部に連設される一対の短辺側側面部とを有し、上記一対の短辺側側面部の一方を下方にして、長さ方向に沿って載置面上に載置した場合に、上記フレーム部材の一端部は、上記下方に配置された短辺側側面部に配置されると共に、他端部は上記底面部に配置されることから、上記バッグ本体の上記一方の短片側側面部により載置面上に載置すると共に、上記底面部を起立させ、縦置き状態で載置面上に置いた場合であっても、上記フレーム部材の両端部により上記底面部と上記短辺側側面部とが支持されるので、上記バッグ本体の折れ曲がりや転倒を防止することができる。
また、請求項3記載の本発明に係るバッグは、上記フレーム部材の上記一端部は、上記下方に配置された短辺側側面部の開口部側端部に配置されると共に、他端部は上記底面部の長さ方向中間部に配置されたことから、上記底面部と上記短辺側側面部の外方端部が上記フレーム部材の両端部で支持されることになり、フレーム部材の支持部が2端部のみでありながら、効果的かつ安定的に上記バッグ本体の折れ曲がりや転倒を防止することができる。
また、請求項4記載の本発明に係るバッグは、上記バッグは少量の収納物を収納しうるように形成されていると共に、上記フレーム部材はコ字状の棒材により形成されていることから、上記フレーム部材の構造がシンプルで低コストで製造することができると共に、バッグ本体の内部空間を大きくは制約しないので、バッグ本体の内部に物を収納する場合に上記フレーム部材が邪魔になることがない。
また、収納物が少量で、バッグ本体を支持するための負荷が小さいので、上記フレーム部材がコ字状に形成されていて、上記底面部の幅方向の両端部が上記支持部により支持されるだけであっても、確実に上記底面部を支持してバッグ本体の折れ曲がりや転倒を防止することができる。
また、請求項5記載の本発明に係るバッグは、上記バッグは大型に形成され多くの収納物を収納しうるように形成されていると共に、上記フレーム部材は方形の棒材により形成されていることから、上記フレーム部材の構造がシンプルで低コストで製造することができると共に、方形のフレーム部材の場合はバッグ本体の内部空間を大きくは制約しないので、バッグ本体の内部に物を収納する場合に上記フレーム部材が邪魔になることがない。
また、収納物が多量で、バッグ本体を支持するための負荷が大きくなっても、上記方形のフレーム部材の場合は、上記支持部により上記底面部の幅方向の全体が線状に支持されるので、確実に上記底面部を支持してバッグ本体の折れ曲がりや転倒を防止することができる。
また、請求項6記載の本発明に係るバッグは、上記コ字状のフレーム部材は、一対の支持部と、この一対の支持部を接合する基部とからなり、上記基部が上記短辺側側面部に着脱可能に固定されると共に、上記一対の支持部が上記底面部に着脱可能に固定されることから、上記フレーム部材を使用しない場合は、上記一対の支持部と上記基部の固定状態を解除して取り外し、上記バッグ本体の柔軟な表皮材をコンパクトに折り畳むことができる。
また、請求項7記載の本発明に係るバッグは、上記方形フレーム部材は、上記短辺側側面部に着脱可能に固定される基部と、この基部に対向し、上記底面部に着脱可能に固定される支持部とを有していることから、上記フレーム部材を使用しない場合は、上記基部と上記支持部の固定状態を解除して取り外し、上記バッグ本体の柔軟な表皮材をコンパクトに折り畳むことができる。
また、請求項8記載の本発明に係るバッグは、上記コ字状のフレーム部材は、上記基部は上記短辺側側面部に対して面ファスナにより固定されると共に上記支持部は係合部材により上記底面部に対して係合することから、上記基部を面ファスナにより固定する作業と、上記係合部材により上記支持部を固定する作業が共に容易で、上記フレーム部材のバッグ本体に対する着脱を迅速に行うことができ、極めて使い勝手が良好である。
また、請求項9記載の本発明に係るバッグは、上記方形のフレーム部材は、上記基部は面ファスナにより上記短辺側側面部に固定されると共に、上記支持部は上記底面部に面ファスナにより固定されることから、上記基部と上記支持部の両方を面ファスナにより固定する作業が容易で、上記フレーム部材のバッグ本体に対する着脱を迅速に行うことができ、極めて使い勝手が良好である。
また、請求項10記載の本発明に係るバッグは、上記バッグ本体は、上記底面部の長さ方向の一端部には、車輪を有するキャスターが設けられると共に、他端部には引き出し可能に形成されたハンドル部が設けられ、上記キャスターを載置面に設置させると共に底面部の長さ方向に沿って載置面上に起立させ、上記ハンドル部を引くことにより載置面上を移動させうるように構成されていることから、バッグ本体の重量が大きく手に持って搬送するのが困難な場合に、上記ハンドル部を引いて上記キャスターの車輪を回転させることによりスムースにかつ容易に移動させることができる。
そして、請求項10記載の発明にあっては、必要な場合には、上記ハンドル部により引いてきた状態のままで載置面上に、一方の側面部を下方にして立設することができる。
従って、ハンドルによりバッグ本体を引いて移動した場合に、例えば、ホテルのフロント等において一時、バッグの独立させる必要がある場合に、従来のように、バッグのストラップを保持してバッグの横にし底面部を下にして載置面上に置く必要はなく、より搬送性に優れたバッグを提供することができる。
また、請求項11記載の本発明に係るバッグは、上記バッグ本体の開口部を形成する側面部側にはバッグを保持して搬送しうるストラップが設けられていることから、上記バッグ本体の底面部が下方に配置されるように横置き状態として上記開口部からバッグ本体に対し物を支障なく出し入れすることができる。
また、上記キャスターを用いて移動できない場所、例えば階段などでは、上記ストラップを持ち手として手で把持することにより、容易に手に提げて搬送することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係るバッグ11a,11bは、折り畳み可能な素材からなる表皮材40を用いて形成され、図1及び図4に示すように、構造材を有する底面部12と、上記底面部12の両端部に連設された側面部15,16とを有し、上記底面部12に対向する部位には開口部28が形成されているボストンバッグ本体18を有するボストンバッグであって、上記ボストンバッグ本体18の内部には、一端部が上記側面部16の開口部28側に配置されると共に、他端部が上記底面部12に配置され、上記ボストンバッグが上記側面部16を下方にすると共に上記底面部12が起立するように載置面上に載置された場合には、上記側面部16に対して上記底面部12を支持しうるフレーム部材41a,41bを有している。
また、上記ボストンバッグ本体18は、図1及び図4に示すように、上記底面部12は長方形に形成されることにより全体直方体形状に形成され、上記底面部12の一対の長辺部に連設される一対の長辺側側面部13,14と上記底面部12の一対の短辺部に連設される一対の短辺側側面部15,16とを有し、上記一対の短辺側側面部15,16の一方を下方にして、長さ方向に沿って載置面上に載置した場合に、上記フレーム部材41a,41bの一端部は、上記下方に配置された短辺側側面部16に配置されると共に、他端部は上記底面部12に配置されている。
また、上記フレーム部材41a,41bの上記一端部は、上記下方に配置された短辺側側面部16の開口部28側端部に配置されると共に、他端部は上記底面部12の長さ方向中間部に配置されている。
また、図1〜図3に示す実施形態では、上記ボストンバッグ11aはやや小型に形成され、比較的に少量の収納物を収納しうるように形成されていると共に、上記フレーム部材41aはコ字状の棒材により形成されている。
また、図4〜図6に示す実施形態では、上記ボストンバッグ11bは大型に形成され多くの収納物を収納しうるように形成されていると共に、上記フレーム部材41bは方形の棒材により形成されている。
また、上記コ字状のフレーム部材41aは、図2及び図3に示すように、一対の支持部42,43と、この一対の支持部42,43を接合する基部44とからなり、上記基部44が上記短辺側側面部16に着脱可能に固定されると共に、上記一対の支持部42,43が上記底面部12に着脱可能に固定されている。
また、上記方形フレーム部材41bは、図5及び図6に示すように、上記短辺側側面部16に着脱可能に固定される基部52と、この基部52に対向し、上記底面部12に着脱可能に固定される支持部53とを有している。
また、上記コ字状のフレーム部材41aは、図2及び図3に示すように、上記基部44は上記短辺側側面部16に対して面ファスナ45により固定されると共に上記支持部42,43は係合部材46,47により上記底面部12に対して係合するように構成されている。
また、上記方形のフレーム部材41bは、図5及び図6に示すように、上記基56は面ファスナ45により上記短辺側側面部16に固定されると共に、上記支持部53は上記底面部12に面ファスナ50により固定されるように構成されている。
また、上記ボストンバッグ本体18は、図1及び図4に示すように、上記底面部12の長さ方向の一端部には、車輪25を有するキャスター26が設けられると共に、他端部には引き出し可能に形成されたハンドル部19が設けられ、上記キャスター26を載置面52上に設置させると共に底面部12の長さ方向に沿って載置面上に起立させ、上記ハンドル部19を引くことにより載置面52上を移動させうるように構成されている。
また、図1及び図4に示すように、上記ボストンバッグ本体18の開口部28を形成する側面部側にはボストンバッグ11を保持して搬送しうるストラップ30,31が設けられている。
図1〜図3は実施例1に係るやや小型に形成されたボストンバッグ11aを示したものであり、図1はボストンバッグ11の全体の外観を示す斜視図、図2は一部切断斜視図、図3はフレーム部材41をボストンバッグ本体18から取り外した状態の一部切断斜視図である。
まず、本実施例1に係るボストンバッグ11は、図1に示すように、長方形に形成された底面部12と、上記底面部12の一対の長辺部に連設される一対の長辺側側面部13,14と、上記底面部12の一対の短辺部に連設される一対の短辺側側面部15,16と、上記底面部12に対抗するように配置された上面部17とによりボストンバッグ本体18aが構成されている。
上記ボストンバッグ本体18aは、図1に示すように、全体略直方体形状に形成され、全体が折り畳み可能な柔軟な素材、例えばナイロン等の合成樹脂地を表皮材40として形成されている。
上記ボストンバッグ本体18における上記底面部12には、図1に示すように、その長さ方向の一端部にハンドル部19が引き出し可能に設けられている。
上記ハンドル部19は、図1に示すように、上記底面部12の幅方向の両端部にそれぞれ底面部12の長さ方向に沿うように配置された一対の腕部20,21を有し、その腕部20,21の先端は握り部22により連結されている。
上記腕部20,21は及び握り部22は、アルミ等の金属パイプ材により形成され、上記握り部22は硬質プラスチック材により被覆されている。
上記ハンドル部19における上記腕部20,21は、図1に示すように、ボストンバッグ本体18aに対し出没自在に形成され、使用する場合は引出してボストンバッグ本体18aから突出させることができ、使用しない場合はボストンバッグ本体18aの内部に没入させることができる。なお、上記腕部20,21は伸縮可能に構成することも可能である。
上記ハンドル部19における上記腕部20,21をボストンバッグ本体18aに対し出没可能とするために、上記底面部12の内部には上記腕部20,21の収納部23,24が形成されている。この収納部23は上記底面部12に内装された構造材(図示せず)と一体に形成されている。なお、上記構造材は硬質プラスチックにより形成されている。
また、上記底面部12の長さ方向の他端部には、図1に示すように、車輪25を有するキャスター26が設けられている。
従って、上記ハンドル部19を引っ張って上記キャスター26の車輪25を転動させることによりボストンバッグ本体18を容易に移動させることができる。
ボストンバッグ本体18aの底面部12と対抗するように配置された上記上面部17には、図1に示すように、スライドファスナ27により開閉可能な開口部28が設けられている。
上記スライドファスナ27は略U字状に配置され、そのスライドファスナ27により囲まれた部位が蓋部29に形成されている。上記蓋部29は、上記スライドファスナ27を開いたときに外方へ折り返して上記開口部28を開くことができる。
上記上面部17には、図1に示すように、幅方向の両端部にそれぞれ反底面部12方向へ逆U字状に突出するストラップ30,31が設けられている。
上記ストラップ30,31は、上記底面部12が下方となるようにボストンバッグ本体18を横向きにした状態で持ち手32,33として使用できるように形成されている。
従って、ボストンバッグ本体18aを横向きにして手に提げて搬送する場合は、このストラップ30,31を使用することができる。
図1に示すように、上記底面部12を起立させてボストンバッグ本体18aを縦置き状態とした場合に、下方に位置する一方の上記短辺側側面部16には、反キャスター26側の端部で幅方向両端部に床面に接地可能な脚部34が設けられている。
なお、上記底面部12が下方となるようにボストンバッグ本体18aを横置きした状態のときに、床面に接地する脚部(図示せず)が上記底面部12における四隅に設けられている。
図1に示すように、ボストンバッグ本体18aにおける他方の上記短辺側側面部15には、スライドファスナ35により開閉可能な収納ポケット部36が設けられると共に、持ち手37として使用可能なストラップ38も設けられている。
また、ボストンバッグ本体18aにおける上端部には、上記一方の長辺側側面部13の略中央部から上記上面部17を通って上記他方の上記長辺側側面部14の略中央部まで至るスライドファスナ51によって開閉可能な収納ポケット部39も設けられている。
上記ボストンバッグ本体18aは少量の収納物を収納しうるように小型に形成され、その内部には図1〜図3に示すように、金属製棒材によりコ字状に形成されたフレーム部材41が装着されている。
上記コ字状のフレーム部材41は、図2及び図3に示すように、両側に平行に配置された一対の支持部42,43と、この一対の支持部42,43を接合するように中間部に配置された基部44とから構成されている。
上記フレーム部材41aは、図2及び図3に示すように、上記一方の短辺側側面部16を下方にすると共に上記底面部12が起立するように縦置きされた状態では、上記一端の基部44が上記短辺側側面部16の開口部28側の端部に配置されると共に、他端の上記一対の支持部42,43が上記底面部12における長さ方向の中間部に配置されうる長さ寸法に形成されていると共に、上記短片側側面部16の幅寸法と略同一の幅寸法に形成されている。
従って、上記フレーム部材11aが、上記一端の基部44が上記短辺側側面部16の開口部28側の端部に配置されると共に、他端の上記一対の支持部42,43が上記底面部12における長さ方向の中間部に配置され配置された場合には、上記フレーム部材41aは、上記短辺側側面部16の開口部28側の端部及び上記底面部12の略中間部に当接することができる。
また、図2及び図3に示すように、上記フレーム部材41aの上記基部44は、上記短辺側側面部16に着脱可能に固定されると共に、上記一対の支持部42,43は上記底面部12に着脱可能に固定されている。
上記コ字状のフレーム部材41aにおける上記基部44を上記短辺側側面部16に対して着脱可能に固定するために、上記短辺側側面部16における開口部28側の端部には上記基部44の固定手段として面ファスナ45が設けられている。
上記面ファスナ45は、上記基部44に巻き付け可能な長さを有するベルト状に形成されている。
また、上記コ字状のフレーム部材41aにおける上記一対の支持部42,43を上記底面部12に対して着脱可能に固定するために、上記底面部12における長さ方向の中間部でかつ幅方向の両端部には上記支持部42,43の固定手段として係合部材46,47が設けられている。
上記係合部材46,47は、上記支持部42,43の先端部を挿入して係合しうるように袋状に形成されている。
以下、本実施例に係るボストンバッグ11aの作用について説明する。
本実施例に係るボストンバッグ11aは、折り畳み可能な素材からなる表皮材40を用いて形成されているので、ボストンバッグ本体18aの内部に物を収納していない場合は、そのボストンバッグ本体18aにおける上記底面部12を除く部位を折り畳むことができる。
上記フレーム部材41aは、上記ボストンバッグ11aが上記短辺側側面部16を下方にすると共に上記底面部12が起立するように縦置きされた状態では、一端の基部44が上記短辺側側面部16の開口部28側に配置されると共に、他端の支持部42,43が係合部材46,47を介して上記底面部12に対向するように配置される。
より具体的には、上記フレーム部材41aの上記基部44は、上記下方に配置された短辺側側面部16の開口部28側端部に配置されると共に、上記支持部42,43の各先端部は上記底面部12の長さ方向中間部に配置されている。
これにより、上記フレーム部材41aが、上記短辺側側面部16に対して上記底面部12を支持することから、ボストンバッグ11aを、図1に示すように、長さ方向に沿って載置面52上に縦方向に載置した場合であっても、下方に配置される側面部と底面部との接合部位等において前方へ折れ曲がる、という事態を防止することができ、その結果、ボストンバッグが前方へ転倒してしまう、という事態を防止することができる。
また、上記フレーム部材41の基部44及び支持部42,43は、図3に示すように、上記短辺側側面部16と上記底面部12に対し着脱可能に固定されているので、例えば、常にストラップ30,31を用いて手で保持して使用するような場合には、上記フレーム部材41aを使用しない場合は取り外すことができる。
なお、上記固定手段として面ファスナ45及び、上記底面部内側に取り付けられ、袋状に形成された係合部材46,47が用いられているので、上記フレーム部材41aの着脱が容易である。
また、上記ボストンバッグ本体18aには、上記ハンドル部19と上記キャスター26が設けられているので、上記ハンドル部19を引っ張ってキャスター26の車輪25を転動させることによりボストンバッグ11を容易に移動させることができる。この場合には、ハンドル部19を引いて載置面上を移動した後、一時、縦方向のまま置いておきたい場合にもこのまま放置することができ、ホテルのフロントにおいてチェックインするような場合においては便利である。
また、上記ボストンバッグ本体18aの上記上面部17には持ち手32,33となるストラップ30,31が設けられているので、上記キャスター26が使用できない階段などの場所では、上記ストラップ30,31を手で把持して搬送することができる。
次に、図4〜図6は実施例2に係るボストンバッグ11bを示したものであり、図4はボストンバッグ全体の外観を示す斜視図、図5は一部切断斜視図、図6はフレーム部材41をボストンバッグ本体18bから取り外した状態の一部切断斜視図である。
本実施例2に係るボストンバッグ11のボストンバッグ本体18bは、図1〜図3に示した上記実施例1におけるボストンバッグ本体18aに比べサイズが大きく形成されているが、構造は基本的に同一であるので、ボストンバッグ本体18bの詳細な説明は省略し、上記実施例1のボストンバッグ11aとの相違点についてのみ説明する。
本実施例2に係るボストンバッグ11bは、上記のように上記実施例1に係るボストンバッグ11aに比べ大型に形成され、多くの収納物を収納しうるように形成されており、表皮材全体の重さも前期実施例にかかる小型のボストンバッグ11aの場合よりも重くなることから、フレーム部材の構造、及びフレーム部材の固定手段が異なっている。
本実施例2のボストンバッグ11bに装着されるフレーム部材41bは、図4〜図6に示すように、金属製棒材により方形に形成されている。
上記方形のフレーム部材41は、図5及び図6に示すように、ボストンバッグ本体18bにおける上記短辺側側面部16に配置される基部56と、この基部56に対向し、上記底面部12に配置される支持部53と、上記基部56と上記支持部53の両端部をそれぞれ連結する連結部54,55とにより構成されている。
上記方形のフレーム部材41bは、図5及び図6に示すように、上記一方の短辺側側面部16を下方にすると共に上記底面部12が起立するように縦置きされた状態では、上記一端の基部56が上記短辺側側面部16の開口部28側の端部に配置されると共に、上記基部56と対向する上記支持部53が上記底面部12における長さ方向の中間部に配置されうる長さ寸法に形成され、上記基部56及び支持部53の長さ寸法は上記短辺側側面部16の幅寸法と略同一に形成されている。
従って、上記フレーム部材41が、上記一端の基部56が上記短辺側側面部16の開口部28側の端部に配置されると共に、上記基部56と対向する上記支持部53が上記底面部12における長さ方向の中間部に配置された場合には、短辺側側面部16と底面部12との間に上記フレーム部材41bが、幅方向全域に沿って掛け渡されることとなり、上記短辺側側面部16に対して上記底面部12を支持することができる。
また、図5及び図6に示すように、上記フレーム部材41bの上記基部56は、上記短辺側側面部16に着脱可能に固定されると共に、上記支持部53も上記底面部12に着脱可能に固定されている。
上記方形のフレーム部材41bにおける上記基部56を上記短辺側側面部16に対して着脱可能に固定するために、上記短辺側側面部16における開口部28側の端部には上記基部56の固定手段として面ファスナ45が設けられている。
上記面ファスナ45は、上記基部44に巻き付け可能な長さを有するベルト状に形成されている。
また、上記方形のフレーム部材41bにおける上記支持部53を上記底面部12に対して着脱可能に固定するために、上記底面部12における長さ方向の中間部でかつ幅方向の中間部には、上記支持部53の固定手段として面ファスナ50が設けられている。
上記面ファスナ45は、上記基部44に巻き付け可能な長さを有するベルト状に形成されている。
次に、上記実施例に係るボストンバッグ11bの作用については、前期実施例に係るボストンバッグ11aの場合と同様である。
本実施例に係るボストンバッグ11bにあっては、大型に形成されていることから、使用される表皮材40の量も多く、また、底面部の構造材の大きく重いことから、載置面52上に長さ方向に沿って縦置きにされた場合には、転倒する事情はより切実であることから、
より確実に短辺側側面部16に対して底面部12を支持するために、当接部位のより多い、方形状のフレーム部材41bが使用され、短辺側側面部16と底面部12との間での折れ曲がりを防止するように構成されている。
また、上記フレーム部材41の基部44及び支持部42,43は、図3及び図6に示すように、上記短辺側側面部16と上記底面部12に対し着脱可能に固定されているので、上記フレーム部材41を使用しない場合は取り外すことができる。
なお、上記固定手段として面ファスナ45,50や袋状に形成された係合部材46,47が用いられているので、上記フレーム部材41の着脱が容易である。
また、上記ボストンバッグ本体18には、上記ハンドル部19と上記キャスター26が設けられているので、上記ハンドル部19を引っ張ってキャスター26の車輪25を転動させることによりボストンバッグ11を容易に移動させることができ、又、上記ボストンバッグ本体18の上記上面部17には持ち手32,33となるストラップ30,31が設けられているので、上記キャスター26が使用できない階段などの場所では、上記ストラップ30,31を手で把持して搬送することができる。
なお、上記実施例にあっては、本発明に係るバッグをボストンバッグに適用した場合を例に説明したが、上記各実施例に限定されず、広く載置面上に載置して使用する可能性のあるバッグに適用することができる。
本発明は、折り畳み可能な柔軟な素材の表皮材を用いて形成されたバッグに広く適用可能である。
本発明に係るバッグを示し、実施例1に係るボストンバッグの全体の外観を示す斜視図である。 本発明に係るバッグを示し、実施例1に係るボストンバッグの一部切断斜視図である。 本発明に係るバッグを示し、実施例1に係るボストンバッグのフレーム部材をボストンバッグ本体から取り外した状態を示す一部切断斜視図である。 本発明に係るバッグを示し、実施例2に係るボストンバッグの全体の外観を示す斜視図である。 本発明に係るバッグを示し、実施例2に係るボストンバッグの一部切断斜視図である。 本発明に係るバッグを示し、実施例2に係るボストンバッグのフレーム部材をボストンバッグ本体から取り外した状態を示す一部切断斜視図である。
符号の説明
11 ボストンバッグ
12 底面部
13 長辺側側面部
14 長辺側側面部
15 短辺側側面部
16 短辺側側面部
17 上面部
18 ボストンバッグ本体
19 ハンドル部
20 腕部
21 腕部
22 握り部
23 収納部
24 収納部
25 車輪
26 キャスター
27 スライドファスナ
28 開口部
29 蓋部
30 ストラップ
31 ストラップ
32 持ち手
33 持ち手
34 脚部
35 スライドファスナ
36 収納ポケット部
37 持ち手
38 ストラップ
39 収納ポケット部
40 表皮材
41 フレーム部材
42 支持部
43 支持部
44 基部
45 面ファスナ
46 係合部材
47 係合部材
48 連結部
49 連結部
50 面ファスナ
51 スライドファスナ
52 載置面
53 基部
54 連結部
55 連結部
56 支持部

Claims (11)

  1. 折り畳み可能な素材からなる表皮材を用いて形成され、構造材を有する底面部と、上記底面部の両端部に連設された側面部とを有し、上記底面部に対向する部位には開口部が形成されているバッグ本体を有するバッグであって、
    上記バッグ本体の内部には、一端部が上記側面部の開口部側に配置されると共に、他端部が上記底面部に配置され、上記バッグが上記側面部を下方にすると共に上記底面部が起立するように載置面上に載置された場合には、上記側面部に対して上記底面部を支持しうるフレーム部材を有することを特徴とするバッグ。
  2. 上記バッグ本体は、上記底面部は長方形に形成されることにより全体直方体形状に形成され、上記底面部の一対の長辺部に連設される一対の長辺側側面部と上記底面部の一対の短辺部に連設される一対の短辺側側面部とを有し、
    上記一対の短辺側側面部の一方を下方にして、長さ方向に沿って載置面上に載置した場合に、上記フレーム部材の一端部は、上記下方に配置された短辺側側面部に配置されると共に、他端部は上記底面部に配置されることを特徴とする請求項1記載のバッグ。
  3. 上記フレーム部材の上記一端部は、上記下方に配置された短辺側側面部の開口部側端部に配置されると共に、他端部は上記底面部の長さ方向中間部に配置されたことを特徴とする請求後2記載のバッグ。
  4. 上記バッグは少量の収納物を収納しうるように形成されていると共に、上記フレーム部材はコ字状の棒材により形成されていることを特徴とする請求項3記載のバッグ。
  5. 上記バッグは大型に形成され多くの収納物を収納しうるように形成されていると共に、上記フレーム部材は方形の棒材により形成されていることを特徴とする請求項3記載のバッグ。
  6. 上記コ字状のフレーム部材は、一対の支持部と、この一対の支持部を接合する基部とからなり、上記基部が上記短辺側側面部に着脱可能に固定されると共に、上記一対の支持部が上記底面部に着脱可能に固定されることを特徴とする請求項4記載のバッグ。
  7. 上記方形フレーム部材は、上記短辺側側面部に着脱可能に固定される基部と、この基部に対向し、上記底面部に着脱可能に固定される支持部とを有していることを特徴とする請求項5記載のバッグ。
  8. 上記コ字状のフレーム部材は、上記基部は上記短辺側側面部に対して面ファスナにより固定されると共に上記支持部は係合部材により上記底面部に対して係合することを特徴とする請求項4又は6記載のバッグ。
  9. 上記方形のフレーム部材は、上記基部は面ファスナにより上記短辺側側面部に固定されると共に、上記支持部は上記底面部に面ファスナにより固定されることを特徴とする請求項5又は7記載のバッグ。
  10. 上記バッグ本体は、上記底面部の長さ方向の一端部には、車輪を有するキャスターが設けられると共に、他端部には引き出し可能に形成されたハンドル部が設けられ、上記キャスターを載置面に設置させると共に底面部の長さ方向に沿って載置面上に起立させ、上記ハンドル部を引くことにより載置面上を移動させうるように構成されていることを特徴とする請求項1〜9記載のバッグ。
  11. 上記バッグ本体の開口部を形成する側面部側にはバッグを保持して搬送しうるストラップが設けられていることを特徴とする請求項1〜10記載のバッグ。
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