JP2018531117A - 外部コンパートメントを有する手荷物用品 - Google Patents

外部コンパートメントを有する手荷物用品 Download PDF

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Abstract

主内部コンパートメント(15)を画定するハウジング(12)を含み、ホイール(80)を含む底部(70、80)と、底部に対向する位置にある上壁(20、212)とを有する、手荷物ケース(10、200、500)。上壁には、主内部収納コンパートメントから分離され得る内部容積(105)を有する埋込コンパートメント(100、218)が含まれる。

Description

本発明は手荷物ケースに関し、特にホイール付きの、ほぼ長方形のスーツケースに関する。
手荷物ケースは、一般に使用者の内容物をケース内に収納するための内部容積部を提供する。旅行中又はすぐにアクセスしたいとき、手荷物ケースの主内部容積部へのアクセスは困難である。この困難さは、内部容積部内の大量の内容物の中から所望の内容物を探し出すことに関連する。さらに、内部容積部の内容物に対し蓋又は外殻部を開けることは、多くの場合、限られた空間やフロア上ということになり困難である。また、特定の手荷物ケースの外側にサイドポケットが設けられていることがあるが、これらは大きさや位置が不十分であることが多い。ポケットは手荷物ケースの垂直側面(直立位置にあるとき)に配置されることが多く、手荷物ケースの低い位置にプルハンドルから離れて配置されていれば、簡単にアクセスできないことがある。
手荷物ケースすなわちスーツケースは他のタイプの荷物やバッグと対比され得る。具体的には、そのような手荷物スーツケースは今日では通常底縁部に1対以上のホイールを含み、バックパック/リュックサックなどのより不定形の構造をしたバッグに比べると、一般的に剛性が高く、かつ長方形の収納容積を画定する構造となっている。
荷物コンパートメントへの様々なアプローチを含むという点で、本開示に関連し得る文書としては、国際出願PCT/WO2014/097337(A1)号明細書、米国特許出願第2005/0284717号明細書、国際出願PCT/WO2014/177863(A1)号明細書、英国特許第2512089号明細書、米国特許出願第20150027833号明細書、米国特許出願第20140166416号明細書、欧州特許第2630889号明細書、米国特許第7374071号明細書、米国特許第5526907号明細書、米国特許第 5526907号明細書がある。ただしこれらの提案は改善され得る。
国際出願PCT/WO2014/097337(A1)号明細書、 米国特許出願第2005/0284717号明細書、 国際出願PCT/WO2014/177863(A1)号明細書、 英国特許第2512089号明細書、 米国特許出願第20150027833号明細書、 米国特許出願第20140166416号明細書、 欧州特許第2630889号明細書、 米国特許第7374071号明細書、 米国特許第5526907号明細書、
したがって上記の問題に対処し、あるいはより一般的に既存の配置に対する改善又は代替を提供する改良された手荷物ケース、特に荷物の主内部容積部を開かずに、かつ不便な位置に配置された横ポケットにアクセスする必要なしに使用者が容易にアクセスできる、改良された荷物コンパートメントを提供することが望ましい。
したがって、本開示によれば明細書及び添付の特許請求の範囲に記載の手荷物ケースが提供される。本明細書に記載の手荷物ケースでは、コンパートメント構造の改良された位置が提供され、それにより手荷物ケース内に収納された内容物へのアクセスの簡略化及び改善が可能である。手荷物ケースは、第1収納コンパートメントと、第1格納コンパートメントから分割されて手荷物ケースの上面(又は「壁」)に配置された改良第2コンパートメントとを有し得る。第2コンパートメントは、1又は複数の壁面又はパネルによって第1コンパートメントから分離される。第2収納コンパートメントを手荷物ケースの上面に配置し、かつ2つの収納容積を少なくとも分離することで、使用者は第1コンパートメントや側面(又は「壁」)に形成されたポケットにアクセスする必要なしに、第2コンパートメントの内容物に簡便にアクセスすることができる。第2コンパートメントが手荷物ケースの上壁に配置されている場合、使用者は側面にあるポケットを開くために、下方向に遠くまで手を伸ばしたり、よく見えない状態で固定機構を操作したりする必要がない。第2コンパートメントは、使用者の開閉、アクセス、利用に便利なように、手荷物ケースの移動用のキャリーハンドルとプルハンドルの近くにあることが好ましい。第2コンパートメントは、第1の内部収納コンパートメント内部の占有スペースを低減するために折り畳み可能であってよい。
本開示は特に、ホイールを有する底部を含み得る手荷物ケースを提供する。手荷物ケースはまた、前後の対向する主壁を含むことができ、後主壁はプルハンドルを収納し、対向する副側壁は対向する前後の主パネルを接続する。手荷物ケースはさらに、底部に対向する位置に上壁を含み、底部、上壁、副壁及び主壁によって内部容積部を画定する。上壁又は副側壁の少なくとも1つが、プルハンドルを収納するハウジングとは別の、収納操作可能なコンパートメントに対する開口部を含む。
本開示は特に、主内部収納コンパートメントを画定するハウジングを含むことのできる手荷物ケースを提供する。ハウジングには、底壁とホイールとを有する底部と、複数の側壁と、底壁に対向する上壁とが含まれてよい。ハウジングは、主内部収納部へのアクセスを提供するように操作可能に開放できる。上壁には、複数の縁部を有する開口部が画定されてよい。1つの縁部がカバーパネルとのヒンジを形成して、それにより埋め込まれた第2小収納コンパートメント内へ開口部を介してアクセスが可能となる。ヒンジは、カバーパネルが上壁に対して相対移動できるように操作可能であってよい。埋込コンパートメントは、使用者の物品を収納するように操作可能であってよく、主内部収納コンパートメントから分割される。一代替例では、コンパートメントは主内部収納コンパートメント内に延在する。ハウジングを形成する複数の側壁には、対向する前主壁と後主壁が含まれ得る。後主壁はプルハンドルを含んでもよい。対向する副側壁は、対向する前主壁と後主壁との間に延在できる。
一実施形態では、前壁が1つの副側壁とヒンジを形成し、かつもう1つの副側壁に取り外し可能な留め具で接続することによって、主内部コンパートメントへのアクセスを形成し得る。代替実施形態において、副側壁の1つと上壁と底壁が分離可能な継ぎ目を含み、副側壁と上壁と底壁の各分離可能部分を形成してもよい。もう1つの副側壁は、分離部分を接続するヒンジを含み、それによってクラムシェル型のハウジングを形成してもよい。クラムシェル型のハウジングは有利には硬質面材料で作られ、旅行中の品物輸送に使用者が好む構造を提供し得る。
様々な実施形態によれば、少なくとも1つの縁部、又は複数の縁部が、コンパートメントへの開口部を画定してよい。そして一実施例においてその少なくとも1つ又は複数の縁部が上壁の周囲に平行となる。コンパートメントは、手荷物ケースの上壁から、主内部収納コンパートメント内へ延在してよい。ジッパを含む留め具が、カバーパネルを上壁へ取り外し自在に固定し、かつカバーパネルの少なくとも1つの縁部を上壁へ取り付ける。カバーパネルは上壁の30%〜50%を覆い、様々なサイズの埋込コンパートメントを提供し得る。カバーパネルのヒンジは、上壁の前主壁に近い側か又は後主壁に近い側に配置することができ、手荷物ケースに対する使用者の位置に基づいて、より便利なアクセスを可能とする。上壁と底壁は少なくとも部分的に硬質外殻材料で形成することができ、副壁の1つの少なくとも一部、又は前主壁と後主壁は、少なくとも部分的に軟質面材料で形成されてハイブリッド構造を形成する。ケース形成における構造的多様性、様々な性能特性(局部的な重量差、局部的な耐摩耗性、分散強度の観点)、及び手荷物ケースの外観の自由度を可能とすることから、ハイブリッド構造が好まれることがある。
様々な実施形態によれば、硬質外殻材料に開口部が形成され、その開口部からケースの底壁に向かって延在する第2の小さな収納コンパートメントが設けられる。カバーパネルは、硬質外殻材料よりも可撓性のある材料で構成され得る。第2の小さな収納コンパートメントは折り畳み可能であってよい。第2の小さな収納コンパートメントは、底面パネルと複数の側面パネルを含み、底面パネルは複数の側面パネルよりも剛性の大きい材料で形成される。第2の小さな収納コンパートメントを形成し得る複数の側面パネルが、開口部の縁部の周りで上壁に取り付けられる。
多くの実施例において、第2の埋込コンパートメントが可撓性材料で作られた袋又はバッグで形成され、開口部の縁部の周りに少なくとも部分的に連結(固定)されることなどによって開口部に整列され、かつ小さい容積に折り畳み可能であり得る。第2の埋込コンパートメントは第1のコンパートメント内へ延在してもよい。
様々な実施形態によれば、複数の側面パネルは自分自身の上に折り畳むように操作可能であって、その内容物に合わせてコンパートメントのサイズを小さくし、又は第1コンパートメント内の占有容積を減らすことができる。第1の側面パネルと底面パネルとの接続部は上壁方向に折り畳むことができる。底面パネルは、底面パネルが第2の側面パネルに実質的に平行になるまで、第2の側面パネルに向かって折り畳むことができる。第1の側面パネルは、第1の側面パネルが上壁に実質的に平行になるまで、開口部に向かって第2の小さな収納コンパートメントへ折り畳むことができる。第2の小さな収納コンパートメントは筋交いパネルを含むことができる。筋交いパネルは底面パネルへ接続され、手荷物ケースの後主壁へ延在する。筋交いパネルがコンパートメントを付勢してコンパートメントを後壁方向に折り畳むようにする。
様々な実施形態によれば、手荷物ケースにはフレーム構造が含まれ、フレーム構造の一部は、少なくとも任意の2つの隣接するパネル間の交差部に沿って延在する。このフレーム構成が手荷物ケース強度を強化する。これに追加又はこれに代わって、フレーム部の一部には、手荷物ケースの副側面(「壁」)をその外周の周りで支持するためのサイドフレームが含まれ得る。これらのフレーム構造のオプションは、少なくとも軟質面又はハイブリッドの手荷物ケースの製造、強度、重量を強化する。
様々な実施形態によれば、手荷物ケースが少なくとも部分的に軟質面材料で構築されている場合には、少なくとも上壁の一部の周囲の周りに外部リム構造が延在してよい。外部リム構造は、手荷物ケースの上壁に付加的な強度を与えて、手荷物ケースの部品の耐摩耗性を強化すると共に所望の外観を提供し得る。
様々な実施形態によれば、上記の上壁内に少なくとも部分的に形成されるリセス領域内に、少なくとも部分的にハンドルアセンブリが配置され得る。ハンドルアセンブリにはキャリーハンドルが含まれ、キャリーハンドルはリセス領域内に取り付けられて、格納位置と機能位置との間を少なくとも枢動して移動する。このハンドルアセンブリの構成により、キャリーハンドルによって手荷物ケースを持上げ、搬送するための力が、既にプルハンドルを使用するために構造的に強化された手荷物ケース領域内に集中される。この結果、1つの構成部品を生成してキャリーハンドルとプルハンドルの両方を手荷物ケースに組み立てることで、製造コストの低減ができる。このことは、手荷物ケースの吊上げ荷重を支持するために、手荷物ケースの上壁を補強ないしは強化する必要性を減じる。なぜなら、手荷物ケースは上壁又はパネルの中央部から持上げられるのではなくベゼル構造から持上げられ、そこはプルハンドルを使用するためのフレーム及び既存の補強物に結合されているからである。
手荷物ケースの様々な実施形態によれば、[手荷物ケースは]少なくとも部分的に軟質面材料で構築され、プルハンドルを含む後主壁と、内部コンパートメントへのアクセスパネルを形成する前主壁とを含んでよい。
様々な実施形態によれば、手荷物ケースが第2コンパートメントを含み、手荷物ケースは軟質面材料で構築されてよい。ここで、底部は、少なくとも部分的に硬質面材料でできているか、又は手荷物ケースとホイールを支持するための比較的剛性のある底部構造を有する。
第2コンパートメントを含む手荷物ケースの様々な実施形態によれば、手荷物ケースは少なくとも部分的に硬質面材料で構築されてよい。ここで後主壁はプルハンドルを含み、対向する副側壁は対向する前主壁と後主壁との間に延在する。また少なくとも一方の副側壁と上壁と底壁は、分離可能な継ぎ目を含み、副側壁、上壁、底壁の各分離部分を形成する。また他方の副側壁はヒンジを含み、分離部分を接続してクラムシェル型のハウジングを形成する。
様々な実施形態によれば、第2の埋込コンパートメントを含む手荷物ケースは、軟質面材料と硬質面材料で形成された側壁を含み、ハイブリッド構成を画定してよい。
別の実施例では、手荷物ケースが主内部収納コンパートメントを画定するハウジングを含み、また、底壁とホイールを有する底部と、複数の側壁と、底壁に対向する周囲を有する上壁も含む。上壁には、少なくとも1つの縁部あるいは複数の縁部で画定される開口部が含まれる。手荷物ケースはまた、上壁に連結されかつ開口部にほぼ整列した埋込コンパートメントを含む。埋込コンパートメントは、主内部収納コンパートメント内で少なくとも部分的に折り畳み可能であり、そこを通してコンパートメント内へのアクセスを選択的に可能とする開口部を選択的に覆うカバーパネルを含む。ここで、埋込コンパートメントは主内部収納コンパートメントから少なくとも部分的に分割されてもよい。
あるいはこの実施例において、上壁が少なくとも部分的に剛体フレーム部で形成されてもよい。剛体フレーム部は、上壁の周辺部の周りに少なくとも部分的に延在して、埋込コンパートメントを少なくとも部分的に包含するリムを含んでもよい。この実施例ではさらに、上壁が、前縁部、後縁部、対向する側縁部を含んでもよい。ここでリムは、3つの縁部のそれぞれの少なくとも一部に沿って延在するか、又は少なくとも対向する側縁部の部分に沿って延在する。あるいはこれに替わって、リムが少なくとも2つの側面で埋込コンパートメントを縁取りする。剛体フレーム部とリムは材料で覆われてもよいし、あるいは材料の外にあって露出されてもよい。剛体フレーム部は一般的に手荷物ケースに、具体的には手荷物ケースの上壁に、付加的な強度を提供し得る。外に露出されている場合、剛体フレームは手荷物ケースの部分に対する耐摩耗性を強化し得る。
更なる実施例では、埋込コンパートメントは手荷物ケースの上壁から主内部収納コンパートメント内へ延在し得る。
更なる実施例では、埋込コンパートメントは手荷物ケースの上壁に形成された開口部から手荷物ケースの底壁に向かって延在する。
更なる実施例では、埋込コンパートメントを形成する複数の側面パネルが、開口部の縁部又はその近くで上壁に取り付けられる。
更なる実施例では、開口部を画定する複数の縁部が上壁の周囲又は周縁部に平行である。
更なる実施例では、留め具がカバーパネルを上壁へ取り外し自在に固定し、かつカバーパネルの少なくとも1つの縁部を上壁へ取り付ける。
さらに別の実施例では、埋込コンパートメントは底面パネルと複数の側面パネルを含み、底面パネルは複数の側面パネルよりも剛性の大きい材料で形成される。この実施例に加え一実施形態において、複数の側面パネルはそれ自体の上に折り畳むように操作可能である。
別の実施例では、埋込コンパートメントは筋交いパネルを含み、これは底面パネルと手荷物ケースの複数の側壁の内の選択された1つと連結して、筋交いパネルが埋込コンパートメントを付勢して、埋込コンパートメントが選択された1つの側壁に向かって折り畳まれるようになっている。
別の実施例では、手荷物ケースのハウジングを形成する複数の側壁は、対向する前主壁と後主壁と、前主壁と後主壁との間に延在する副側壁とを含み、かつヒンジがカバーと上壁との間に形成され、ヒンジは前主壁に近い上壁上、又は後主壁に近い上壁上に配置され、ヒンジの位置によってコンパートメントへのアクセスを違うものにしている。
別の実施例では、手荷物ケースの複数の側壁の少なくとも1つと上壁は、少なくとも部分的に軟質面材料で形成されてよい。
別の実施例では、手荷物ケースにはフレーム構造が含まれ、フレーム構造の一部は任意の2つの隣接する壁の少なくとも1つの交差部の間を前記交差部に沿って延在する。
別の実施例では、外部剛体リム構造が上壁の周囲の少なくとも一部の周りに延在する。
別の実施例では、コンパートメントを含む手荷物ケースが、上壁内に少なくとも部分的に形成されたリセス領域内に少なくとも部分的に位置するハンドルアセンブリもまた含み、ハンドルアセンブリはキャリーハンドルと伸縮式プルハンドルを含む。キャリーハンドルはリセス領域内に枢動可能に取り付けられて、格納位置と機能位置との間を移動する。この実施例ではさらに、ハンドグリップを有する伸縮式プルハンドルがリセス領域に連結されてもよい。この実施例ではさらに、リセス領域が、上壁の後縁部に隣接して配置されたベゼル構造に形成されてもよい。
別の実施例では、外部リムが上壁の後縁部に沿って延在し、かつリセス領域がリムに形成されてもよい。このリムは所望により外部にあってもよい。外部リムにリセス領域を形成することで、手荷物ケース上に別のベゼル構造を有する必要性が小さくなるか又はなくなる。
別の実施例では、キャリーハンドルは、グリップ部と、グリップ部から延在する少なくとも1つのアーム部を含み、少なくとも1つのアーム部はリセス領域に枢動可能に連結される。ここで、グリップ部は、少なくとも上壁に近い第1位置と上壁に遠い第2位置の間で可動であり、かつ使用者によってアクセス可能であってよい。
この実施例ではさらに、少なくとも1つのアーム部は、少なくとも一箇所で上壁に対して角度をなしてもよい。この実施例ではさらに、この少なくとも1つのアーム部は、リセス領域を少なくとも部分的に形成する側壁へ枢動可能に連結されてもよい。この実施例ではさらに、グリップ部は、プルハンドルのハンドグリップに整列して配置されるか、又はプルハンドルのハンドグリップからずれて配置されるかであり得る。この実施例ではさらに、少なくとも1つのアーム部がグリップ部から延在し、グリップ部から延在し、かつ離間した、第1アームと第2アームを備えてもよい。
この実施例ではまた、キャリーハンドルは第1位置に向けて付勢されてもよい。
さらに別の実施例では手荷物ケースが、主内部収納コンパートメントを画定するハウジングであって、底壁とホイールを有する底部と、複数の側壁と、周囲を有する上壁とを含み、上壁は底壁に対向し、少なくとも1つの縁部あるいは複数の縁部で画定される開口部を含む、ハウジングと;上壁に連結し、開口部にほぼ整列した埋込コンパートメントであって、主内部収納コンパートメントから少なくとも部分的に分割され、かつ主内部収納コンパートメント内へ少なくとも部分的に延在する埋込コンパートメントと;開口部を選択的に覆って、開口部を介してコンパートメント内へのアクセスを選択的に可能とする、カバーパネルと;上壁上に少なくとも部分的に位置するリセス領域内に枢動可能に連結されたキャリーハンドルと;を備える。
さらなる実施形態と特徴が以下の説明で部分的に説明される。それは当業者には、本明細書の精査により明らかとなるか、または開示の主題の実行により習得されるであろう。本明細書の残りの部分、及びこの開示の一部を構成する図面を参照することにより、本開示の本質及び利点をさらに理解できるであろう。当業者であれば、本開示の様々な構造、態様および特徴のそれぞれが、たとえそのような構造、態様および特徴が組合せとして、あるいは特定の部品構造として記述ないしは開示されたとしても、ある場合には個別に、または他の場合には本開示の他の態様および特徴と組み合わせて、有利に使用し得ることを理解するであろう。
説明は、以下の図面を参照してより完全に理解されるであろう。図面では構成要素は必ずしも縮尺通りに描かれてはいない。図面は本開示の様々な実施形態として提示されており、本開示の範囲の完全な記述として解釈されるべきではない。
閉じられたコンパートメントを有する手荷物ケースの上部斜視図である。 開かれたコンパートメントを有する手荷物ケースの上部斜視図である。 主内部コンパートメントと第2の小コンパートメントの両方が開かれた、手荷物ケースの斜視図である。 請求項1に記載の手荷物ケースの上面図である。 図4の切断線A−Aに沿って切り取られた、図2の手荷物ケースの側断面図である。 コンパートメントが図4に示すような第1の位置にあるときの、図5のB部分を示す、図5の詳細断面図である。 コンパートメントが図5に示す位置から移動した第2の位置にあるときの、図5のB部分を示す、図5の詳細断面図である。 閉じられたコンパートメントのカバーパネルに固定されたキャリーハンドルを有する手荷物ケースの一実施例の上部斜視図である。 カバーパネルが部分開放されて収納部が見える、図8の手荷物ケースの拡大部分図である。 フレーム構造を示す、図8の手荷物ケースの上面図である。 フレーム構造を示す、図8の手荷物ケースの背面斜視図である。 上部コンパートメントが閉じられた状態での、手荷物ケースの上壁の外周の一部の周りに形成された構造リムを有する、別の手荷物ケース例の上面図である。 カバーパネルが開放位置にあって収納部が見える状態の、図12の手荷物ケースの上部斜視図である。 枢動キャリーハンドルを含む、本開示の手荷物ケース一実施例である。 枢動キャリーハンドルが展開位置にある、図14の手荷物ケースの一実施例である。 展開位置の枢動キャリーハンドルを実線で、格納位置の枢動キャリーハンドルを破線で示した、図14と図15の手荷物ケースのベゼルの拡大図である。 上部コンパートメントが閉じられた状態での、手荷物ケースの上壁の外周の一部の周りに形成された構造リムを有する、手荷物ケースの別の実施例の上面図である。 図17の手荷物ケースの拡大斜視図である。 キャリーハンドルが機能位置にある、図17の手荷物ケースのハンドルアセンブリの拡大斜視図である。 キャリーハンドルが格納位置にある、図17の手荷物ケースのハンドルアセンブリの拡大斜視図である。 上部コンパートメントが閉じられた状態での、手荷物ケースの上壁の外周の一部の周りに形成された構造リムを有する、手荷物ケースの別の実施例の斜視図である。 上部コンパートメントが開いた状態の、図21の手荷物ケースの斜視図である。
本明細書に記載の手荷物ケースは、手荷物ケース内に収納された内容物へのアクセスが簡略化かつ改善され得る、改良されたコンパートメント構造を提供する。手荷物ケースは、第1内部収納コンパートメントと、第1コンパートメントから分割されて手荷物ケースの上面に配置された第2コンパートメントとを有することができる。第2コンパートメントは、1又は複数の壁面又はパネルによって第1コンパートメントから分離される。第2収納コンパートメントを手荷物ケースの上面に配置して、2つの収納容積を分離することで、使用者は第1コンパートメントや側面に形成されたポケットへのアクセスを必要とせずに、第2コンパートメントの内容物に便利にアクセスできる。好ましくは、第2コンパートメントは、手荷物ケースの移動に利用されるキャリーハンドルとプルハンドルの近くにある。
図1を参照すると、手荷物ケース10は、比較的大きな容積を持ちかつ色々なアイテムを収納可能な、第1の内部収納コンパートメント15を有する様々な手荷物ケースの任意のものであってよい。手荷物ケース10は、上壁20などの手荷物ケース10の上部に、埋込コンパートメントとも称される、第2のコンパートメント100を持ってもよい。第2のコンパートメント100は、第1の収納容積とは別の小容積を持ち、これは第1の内部収納コンパートメント15内へ延在してもよい。手荷物ケース10は、様々な形と大きさのハウジング構造12を有してもよい。これにはほぼ直方体又は平行六面体のハウジング構造12が含まれるが、それに限定されるものではない。手荷物ケース10は、収納のための第1内部収納コンパートメントを画定する他の任意の形の構造であってもよい。様々な図に示すように、手荷物ケース10は、幅と深さが高さより小さい、垂直型又は直立型であってよい。手荷物ケース10は、蓋52として作用し、かつ閉鎖機構又は留め具55を用いてヒンジ19に沿って選択的に開放可能なパネル又は壁50を含み、入口17を介して第1内部収納コンパートメント15へアクセス可能であってよい。留め具55には、1又は複数のジッパ、バックル、スナップ、面ファスナ、ボタン又は任意の類似の留め具が含まれてよい。図1〜図5に示すように、留め具55は、パネルの複数の側面の周りに延在するジッパであってよい。各図に示す特定の手荷物ケース10にはアクセスパネルが示されており(本明細書では正面パネル50として例示)、ドアを形成し、ジッパアタッチメント55で開放可能であって、第1内部収納コンパートメント15へのアクセスを可能とする。アクセスパネルが開いた状態のこの実施形態の例を、図3に示す。また図3には、開放された第2コンパートメント100も分離して示されており、これにより、第1すなわち主要の内部収納コンパートメント15と第2コンパートメント100との区分けの例を示す。この実施例及び本明細書に記載され図示された他の実施例において、コンパートメント100(以下では218としても参照する)は手荷物ケースの内部に配置され、側壁の下に埋め込まれてコンパートメント100が形成されている(図5参照)。別の代替実施例では、コンパートメント100は、側壁に対して少なくとも部分的に外部に形成されてコンパートメント100が構成されてもよい。そうすることで使用者にとって品物が常にアクセス可能となる利点を保持するが、手荷物ケースのハウジング構造内に完全に包含されることはなくなる。
他の実施形態では、手荷物ケース10はクラムシェル構造を持ち、クラムシェルの1つが蓋を構成してもよい。したがってハウジング12は、対向する前主壁50と後主壁60を含み、副側壁の1つと上壁、底壁とが分離可能な継ぎ目55を含み、側壁と上壁20と底壁70のそれぞれの分離部分を形成する。副側壁の1つ(たとえば壁40)が分離部分を接続するヒンジ19を含み、閉じたときにクラムシェル型のハウジングを形成してもよい。クラムシェルは主内部収納コンパートメント15を形成する。他のデザインもまた本明細書が提供する開示の恩恵を受けることが可能であり、当業者であれば本明細書の開示が他の手荷物ケースのデザインに適用可能であることを理解するであろう。
図1〜図5を参照すると手荷物ケース10が、ハウジング構造12を含み、幅を規定する対向する副側壁30、40、深さを規定する前後の主壁50、60と、その高さを規定する上部と底部の対向壁20、70を含む。これらの壁が一体となって、主内部収納コンパートメント15を画定する。底壁70は、図5のようにホイール80、レストなどを含み、手荷物ケース10が直立位置にあるときは、主たる底部プラットフォームとして作用できる。この配向では、コンパートメント100は、手荷物ケースが直立位置にある時には上壁20などの、手荷物ケース10の上方部分に留まることができる。
コンパートメント100は、上壁20に形成された開口部102を介してアクセス可能であってよい。開口部102には、上壁20内にリセスを画定する、少なくとも1つの縁部、又は複数の周縁部115があってもよい。複数の周縁部115は、開口部と上壁が類似の形状となるように、上壁の周囲に平行になっていてもよい。収納部105を形成する、コンパートメント100の内部容積は、1又は複数の壁面によって画定され得る。例えば図4に示すように、1又は複数の内壁にはそれぞれが個々の縁部に沿って隣接する壁に取り付けられた、後壁150、前壁160、対向する端壁130、140及び底壁120が含まれてよい。各側壁130、140、150、160が上縁部を画定する。1又は複数の壁の上縁部は、上壁20の内表面22などで上壁20と係合して、コンパートメント100を上壁20に固定して懸吊してもよい。1又は複数の壁の上縁部の係合は、開口部102の周縁部115にほぼ整列してよい。コンパートメント100の1又は複数の壁(例えば120、130、140、150及び160)が一容積又はリセスを有する収納部105を画定し、手荷物ケース10の主内部収納コンパートメント15から第2のコンパートメント100を分離する。一例では、パネル150と120が付着点122で接続される。上壁20に沿う、開口部102の縁部115と、上壁110と、パネル150が、ヒンジ112を形成する付着点152で接続されてよい。パネル120と160は、付着点124で接続されてよい。付着点156はパネル160を上部20に接続できる。
コンパートメント100又は218(後で説明する実施例を参照)に関しては、複数の周縁部が、長方形、正方形、円、半円、楕円又はその他の所望の開口形状を有する、1つの連続した縁部を形成してもよい。一実施例では、壁120、130、140、150及び160は連続であっても分離していてもよいし、又は分離しているが連続となるように一緒に固定されていてもよい。別の実施例では、埋込コンパートメント(100又は218)を構成する壁の上縁部は、上壁内の開口部を形成する縁部又は複数の縁部に固定される必要はない。その代りに、コンパートメント100又は218を構成する壁は、開口部を形成する縁部又は複数の縁部から離れた、上壁の他の部分に(直接又は間接に)連結されてもよいし、あるいは手荷物ケースの他の壁に連結されてもよい。
壁120、130、140、150及び160は、平坦でも曲面でもよく、また硬質、半硬質又は可撓性であってもよく、また織物の単層、織物と発泡体の積層体又はプラスチックシート材料であってもよい。1又は複数の壁120、130、140、150及び160は、主収納容積からより小さい第2の収納コンパートメント100を分割してもよい。壁は、開口部102の周縁部に接続され、そこから延在する側壁の上縁部に一緒に接続されている。コンパートメント100は一定の形状を持ってもよいし、又はコンパートメント100は形状が不定形であってもよい。代替実施例では、コンパートメント100は、一緒に接続されたより少ない数の壁を有してもよいし、あるいは収納部105のリセスを形成してそれを主内部コンパートメント15から分離させる袋型の構造を有する、1つの壁ですらあってもよい。いくつかの実施形態では、他よりもパネル数が少なくてもよい。そのような実施形態では、付着点の数はより少なくなり得る。一実施例として、コンパートメント100に側面パネル130、140を有する実施形態において、これらの側面パネル130、140がパネル120、150、160などの隣接するパネル、又は上部20との付着点を有してもよい。側面パネル130、140のない実施形態においては、そのような付着点は設けられない。不定形状を有するコンパートメント100のある実施形態では、コンパートメントが袋に類似した不定形かつ可撓性のある形状となるように、単一又は複数のパネルから形成されてもよい。
開口部102はカバーパネル110で選択的に覆われる。カバーパネル110は、扉、蓋、フラップ、パネル、又は収納部105を外部環境から分離するように作用可能な任意のタイプの可動カバーであってよい。カバーパネル110の第1の位置では、コンパートメント100によって形成されるリセスはアクセス可能である(図2〜図7参照)。カバーパネル110の第2の位置では、コンパートメント100によって形成されるリセスはカバーパネル110によって覆われ(図1参照)、それにより少なくとも部分的にコンパートメント100とその内容物を取り囲む。この実施例におけるカバーパネル110は、長い側縁部(前壁と後壁50、60に平行である)と、対向する短い側縁部(側壁30、40に平行である)とを有する、可撓性パネルである。カバーパネル110の各側縁部は、開口部110の周囲側壁115にほぼ整列している。カバーパネル110は、一体ヒンジ(living hinge)又は分離ヒンジ構造(金物型ヒンジなど)によって、開口部102の片側112に沿って枢動可能に取り付けられてもよい。カバーパネル110の1又は複数の他の側縁部は、開口部102の隣接する縁部に分離可能に取り付けられてよい。この分離可能な取り付けには、ジッパなどの固定機構118が含まれてよい。バックル、スナップ、面ファスナ、ボタンなどの他のタイプの留め具もまた使用され得る。留め具118は、カバーパネル110の縁部を開口部102の縁部115と選択的に係合させて、開口部102を覆ってカバーパネル110を固定してもよい。カバーパネル110が開いているとき、カバーパネル110は、面ファスナなどの留め具によって開放位置に固定されてもよい。他の実施形態では、カバーパネル110はプラスチックの射出成形又はプラグ成形などで形成された硬質サイドパネルであってもよい。カバーパネル110は上記の軟質面パネルと同様に、上壁20及び/又はコンパートメントパネルへ接続されてよい。
図6〜図7に示すように、コンパートメント100は好ましくは折り畳み可能であってよい。例えば、内部の側壁(120、130、140、150、160など)は十分な可撓性を有してコンパートメント100の折り畳みを可能とするか、又は内部側壁(例えば、120、150、160)間の接続点(例えば、156、122、124)が十分な可撓性を有して壁相互間の折り曲げ又は枢動を可能にして、コンパートメント100の折り畳みを可能としてもよい。コンパートメント100は、第1の内部コンパートメント15内に収納された品物によってコンパートメント100に掛かる力のもとで折り畳み可能であってもよい。あるいは、コンパートメントは荷物を詰める前に使用者によって折り畳まれて、スナップ、ストラップ又は面ファスナなどの留め具によって、折り畳み位置に保持されてもよい。これらの内部側壁の可撓性により、コンパートメントの使用が望まれるときにコンパートメント100を拡大させ、コンパートメントの使用が望ましくないときに折り畳まれるようにすることができる。コンパートメント100の使用が望ましくないときに、コンパートメント100を折り畳むことによって、主内部収納コンパートメント15の容積が最大化される。一方で、コンパートメント100を拡張することでコンパートメント100の内部容積を最大化し、主内部コンパートメント15から分離された使用可能な分離空間が提供される。
パネル(例えば、120、150、160)がそれぞれの隣接するパネルに対して枢動可能なことが、図6〜図7に詳細に示されている。図6及び図7はいずれも、図4の断面A−Aの、図5に示すB部分の詳細図を示す。両者の違いは、図6は拡大位置にあるコンパートメント100を示し、図7は折り畳み位置にあるコンパートメント100を示すことである。一実施例では、各付着点152、156、122、124は、同様に可撓性を有し、例えば一体丁番を形成してもよい。パネル120、150、160は、それ自体が折れ曲がることができて、コンパートメントの折り畳み、又は拡大を可能とする。一実施例では図6に示すように、パネル150と120は図示した経路Cに沿って上方へ折れ曲がることが可能である。パネル120はパネル160に向かって折れ曲がることが可能である。パネル150は、パネル150が上壁20に実質的に平行になるまでコンパートメントの開口に向かって折れ曲がることができる。この折り畳み位置を図7に示す。ここから、パネル150と120は、図7に示す経路Eに沿って反対方向に拡大して戻ることができる。折り畳み時に側面パネル130、140は、折れ線132の例として示すように、それ自体が折れ曲がるか、又は座屈してもよい。
代替例では、コンパートメント100が剛性又は半剛性の内壁でできていてもよい。この例では、コンパートメントの1又は複数の壁がその形状を保持し、それによってコンパートメント100の折り畳まれる能力を制限することができる。剛性内壁は固定形状に成形されてもよい。
様々な実施例において、コンパートメント100は一般的に開口部102によって支持されてよい。コンパートメント100の位置を保持するために追加の機能があってもよい。例えば、コンパートメントの底部(例えば底面パネル120)から、手荷物ケース10の主内部収納コンパートメント15を画定する1又は複数の様々な壁へ筋交い170が延在してもよい。筋交い170は、動きを抑制するためにコンパートメント100の1又は複数の部分に接続され得る、ストラップ、糸、ハードウェアなどの任意の構造物であってよい。一実施例では付着点124が、筋交いパネル170をパネル120及び160へ接続してもよい。筋交いパネル170は、付着点172を介して、背面パネル60などの側壁に接続されてもよい。一実施例、具体的には硬質シェルの上部25を有する実施形態においては、付着点172が側壁60と上部25の間の継ぎ目にあってもよい。筋交いパネル170は、図5〜図7に示すパネル60などの側壁の少なくとも1つに対して、コンパートメント100を付勢し得る。この付勢力により、コンパートメント100は背面パネル60方向へのみ折り畳み可能となり得る。
コンパートメント100に加えて、上壁20には1又は複数のハンドルが含まれてもよい。例えば、キャリーハンドル90及び/又はプルハンドル92が上壁20の一部を形成してもよい。コンパートメント100は2つのハンドルの間に位置してもよい。上部キャリーハンドル90は、コンパートメント100で占有されていない、上部20の領域にあってもよい。例えば、上部キャリーハンドル90は、側面パネルの1つに向かって、かつ手荷物ケースの中心線から離れる方向に付勢されてもよい。ハンドル92とハンドル90のそれぞれは、コンパートメント100の開口部に干渉しないように配置されてよい。いくつかの実施形態において、キャリーハンドル90はコンパートメント100に直接取り付けられて、カバーパネル110が固定されていない場合には、ハンドル90を利用してコンパートメント100を開けることでき、カバーパネル110が固定されている場合には、ハンドルを利用して手荷物ケースを持ち上げることができる。手荷物ケース10は、側面パネルに側部キャリーハンドルを含んでもよい。
図1〜図7に示す実施例によれば、手荷物ケース10は、軟質面、硬質面又はハイブリッド構成であってもよい。側壁30、40、50、60の1又は複数が軟質面構成と硬質面構成の両方で形成されて、ハイブリッド構成の手荷物ケースを形成してもよい。上壁20及び/又は底壁70は通常、ハンドル90やカバーパネル110などの軟質材料部分を有する硬質面であってよい。硬質面部分は、熱可塑性又は他の種類の硬質面材料であってよく、射出成形、プラグ成形、真空成形又はその他の方法で形成され得る。軟質面部分は可撓性材料で作られ、1又は複数の層の厚さであってよく、また全体成形のためにいくつかの硬化パネルを含んでもよい。コンパートメント100は、ハイブリッド構成を有する側壁上に配置されてもよいし、軟質面構成を有する側壁上に配置されてもよいし、あるいは硬質面構成を有する側壁上に配置されてもよい。
図1〜図2に示すように、手荷物ケース10の上壁20は、剛体フレーム部を形成する、硬質面構成で作られてもよく、これが一実施例では、縁部又は肩部を越えて下方向に側面30、40、60の一部へ延在し、すべてが一体となって手荷物ケースの上部25を形成してもよい。硬質外殻上部25は、そこに形成された開口部102を含み、コンパートメント100がその開口部102内に位置してもよい。上部25の側部は、側壁30、40、60に取り付けられるように操作可能であってよい。硬質外殻部が十分な強度と剛性を与えて、手荷物ケース10の全体の剛性を損なうことなく、開口部102の形成を可能とする。他の実施形態では、1又は複数の側壁30、40、50、60が繊維又は類似の軟質面材料で作られ、底壁70と隣接部分が、手荷物ケース10の残りの部分とホイール80を支持するのに十分な硬質面材料(例えば射出成形プラスチック)で作られてもよい。牽引ハンドル92、ハンドルハウジング、筋交い、ロッド、スケルトン及び類似の構造的特徴を含む、ケースのその他の要素もまた、射出成形プラスチックなどの硬質材料で形成されてよい。
様々な実施例において、牽引ハンドル92はハウジング95内の、背面パネル60上又はその近辺に配置されてもよい。ハウジング95は、上壁20と後壁60の一方又は両方の一部として配置されてもよい。開口部102は、プルハンドル92のための任意の開口部又はハウジング95へのアクセス部とは別で離間していてよい。
様々な他の実施形態でコンパートメント100は、側壁30又は40などの、手荷物ケース10の任意の側壁上に配置されてもよい。ただし、コンパートメント100を手荷物ケース10の上部に配置すれば、特に手荷物ケース10を直立位置で搬送中に使用者が簡単にアクセスできる。開口部102は、上壁20の全面積を占めてもよいし、この面積の一部だけを占めてもよい。開口部102は上壁20の10%超を占有してもよい。特定の一実施形態では、図1〜図4に示すようにカバーパネル110が、面積の50%超を覆い、かつハンドル90(これはその領域の残りのある部分を占める)と、後壁60の近くに位置するプルハンドル92との間に位置してもよい。開口部102は、上壁20の面積の20%から50%の間であってよいし、好ましくは上壁20の面積の30%から50%の間であり、より好ましくは上壁20の面積の約50%であってよい。
カバーパネル110は任意の方向に開いてもよい。例えば、ヒンジ112が上部20の牽引ハンドル92に隣接する側に配置され、カバーパネル110が牽引ハンドル92から離れる方向に開いてもよい。一実施形態では図1〜図2に示すように、ヒンジ112は、手荷物ケース10の上壁20の、中心線又はキャリーハンドル90の近くに配置されてもよい。別の実施形態では、ヒンジ112はアクセスパネル50の近くに配置されて、プルハンドル92に向かって開いてもよい。コンパートメント100は四辺を有するパネル110の直方体として図示されているが、コンパートメントは任意の形状及び大きさであってよいことを理解されたい。同じように、パネル110は任意の形状又は大きさであってよく、例えば一例では、3以上の個別の辺を有し、あるいは2辺を有し、あるいは少なくとも1つの曲線縁部を有してもよい。
上記のように、収納部105は収納コンパートメント15の内部容積から少なくとも底面パネル120によって分離された小さい内部容積部を有してもよい。底面パネル120は様々な形の構造を取り得る。例えば前述したように、底面パネルは手荷物ケースの上部から、1又は複数のパネル(例えば130、140、150、160)によって吊り下げられてもよい。あるいは、底面パネル120は、手荷物ケースの2以上の側壁、例えば30、40、50及び60から延在してもよい。これら2つの手法の組合せもまた適用可能であり、底面パネルが片側を手荷物ケース10の側面パネル(例えば、パネル60)で吊り下げられ、かつ別の側を、手荷物ケース10の上部20から懸吊されたパネル(例えばパネル150)から吊り下げられてもよい。いくつかの実施例では、コンパートメント100は一部のみしか囲まれてなくて、コンパートメント100と主内部収納コンパートメント15の間に不完全な障壁を形成してもよい。例えば、コンパートメント100の側壁30と側壁40に近い端は取り囲まれていない、すなわちパネル170が存在しなくてもよい。このように、収納部105と主内部収納コンパートメント15との間に何らかの小さい開口があってもよい。又はその代りに、コンパートメント100の1又は複数の側壁が、コンパートメント100を介して主コンパートメントへのアクセスを可能とするために、隣接の側壁又は底部から選択的に分離されていてもよい。
様々な付着点のそれぞれは、任意の既知のプロセス又は構造で形成されてよい。そのようなプロセス及び構造の例としては、様々な付着点で接続部を形成する、縫い目、ハードウェア(例えば、ヒンジ、留め具など)、接着剤などが含まれる。いくつかの実施例では、各パネルは、モールドプロセスを介するなどして連続的に形成される(付着点が僅かしかないか全くない)か、又は一枚の織物として形成されてもよい。
埋込コンパートメント100の様々なパネルは、天然繊維、合成繊維、ポリマー、複合材料などの、多くの種類の材料から形成され得る。一実施例では、適用可能な1又は複数のパネル150、160、170又は140は、可撓性織物から形成されてよい。様々なパネルは、それぞれが異なる材料から形成されてもよい。例えば、図6と図7に示すように、底面パネルは側面パネルよりも剛性が高くてよい。これを達成するための様々な方法の1つは、底面パネルに内部フォームを設けることである。内部フォームにより、底面パネル120が側面織物パネル(例えばパネル160又は150)よりもより高い剛性となり得る。剛性を付加した底面パネル120は、側面パネルを離間させたままとし、コンパートメント100内に収納部105を含む構造体を提供する。いくつかの実施例では、1又は複数の側面パネル(例えば、150、160、170又は140)が、2層以上の織物で形成されてもよい。例えば、接続点152と接続点122の間に延在する側面パネルは、2層の織物154と150で構成されてもよい。複数の層とすることで、可撓性に重大な影響を与えずに強度を付加し得る。
軟質面構造で形成された手荷物ケースのさらなる詳細を図8、9、10、11に示す。
図1〜図5に示す手荷物ケースと同様に、手荷物ケース200が第1の内部収納コンパートメントを有するハウジング構造202を含み、幅を規定する対向する副側壁204、206、深さを規定する前後の主壁208、210と、その高さを規定する上部と底部の対向する壁212、214(図11)を含む。底壁214は、スピナー型ホイール、トロリーホイール又は他のタイプのホイール217の取付けを支持する底部構造215(図11)を含んでもよい。プルハンドル92は、ベゼル構造240に連結され、背面に沿って延在し、かつ底部構造215の各カラー219に連結するチューブ217を含む。チューブ217は、ハンドグリップ221が展開及び縮退可能な、伸縮式すなわち折畳式チューブであってよい。チューブをこの構成で連結することで、ホイール上での手荷物ケースの牽引荷重を扱うフレームがさらに強化される。これらの壁が一体で、第1の内部収納コンパートメント216を画定する。軟質面手荷物ケースの壁面は、可撓性材料ででき、1又は複数の層を含み、かつ全体的な形状と構造のための1又は複数の強化パネルを含んでもよい。さらに、軟質面手荷物ケース外殻は、図10及び図11に示すような内部フレームを含んでもよい。
さらに、図1〜図7に示す手荷物ケースと同様に、コンパートメント218は、上壁212に形成された窓すなわち開口部220を介してアクセス可能であり、ヒンジ領域224を中心に閉鎖位置(図8)と開放位置(図9)の間を移動可能である、カバーパネルとも称されるカバー部222を有することができる。この実施例ではヒンジ領域は一体丁番からなり、これはカバーパネル222が作られている材料、又はそれに類似の他の材料で作られてもよい。コンパートメント218は、図1〜図7のコンパートメント15に関して提供された実施例と同様に、第1の収納コンパートメントの内部に画定され、かつその中へ延在する。カバーパネル222は、ジッパ構造又は面ファスナ又はそれに類似のものなどの、取り外し自在に固定可能な機構225によって、開口220の縁部226へ固定される。
キャリーハンドル228(破線で示す)は、所望により図8のカバーパネル222に固定されて、直立配向しているときに手荷物ケースを使用者が持上げて操作可能とする。この構成では、カバーパネル222は、強力で、キャリーハンドルによって持上げられる手荷物ケースの応力に十分に耐えられるような、ジッパ構造などの取り外し自在の固定可能機構225で上壁212に固定されてもよい。
図8〜図11に示す手荷物ケースの軟質面構成には、図10と図11に最もよく示されているフレーム構造230が含まれてもよい。フレーム構造は少なくとも部分的には手荷物ケース内に位置し、通常は、任意の2つの隣接する側壁の交差により画定され得る手荷物ケースの周囲に沿って延在してもよい。フレーム構造は、任意の2つの隣接する側壁の一部にのみ沿って延在してもよい。フレーム構造は、それぞれが各サイドフレーム233を形成する、各側壁204、206の外周の周りに形成されたワイヤフレーム232を含んでもよい。各側壁204、206の前縁部は、前主壁208の各側縁部に連結され、各側壁204、206の後縁部は、後主壁210の各側縁部に連結される。各側壁204、206の底端は、底壁214の構造体215に連結される。各側壁204、206の上端は、上壁212の各端部に連結される。フレーム構造230は、一般に上壁212の周囲領域の周りに形成され、カバーパネル222を介してコンパートメント218へアクセスが可能となるようになっていてよい。
続いて図10、図11では引抜き成形部材234が、上壁212の前縁部に沿って、上壁の前主壁208との交差部又はその近くに延在し、その領域に強度を与える。コネクタ236が各側壁204、206のワイヤフレーム232に連結され、引抜き成形材234の各端部を受けて連結する。これによりサイドフレーム同士の接続を助けて、全体のフレーム構造230の硬化を支援する。各コネクタ236はワイヤフレーム232の角の湾曲部又はその近くに位置する。
上壁212の後縁部に沿って、また後主壁210とのその交差部又はその近くで、別々の引抜き成形部材238が、各サイドフレーム233のコネクタ236から、図1と図2のプルハンドル92などのプルハンドルを受ける中央ベゼル構造240へ延在する。それと共に、2つの引抜き成形部材238と中央ベゼル構造240とが連結されてサイドフレーム233を上壁212と後主壁210との交差部にわたって一体的に取付けて、フレーム230をさらに硬化させる。ポリプロピレンボードなどの硬化材料シート239が、後主壁210の上部領域から上壁212と後主壁210との間の界面を越えて延在し、上壁212の一部を覆う。シート239の端は、コンパートメント218の後縁部又はその近くに形成されてよい。シート239は後主壁210と上壁212を形成する軟質面パネルに連結されて、シート239が覆う領域に剛性を与える助けとなる。シート239はフレーム構造にも連結されてよい。
コンパートメント218を含む手荷物ケースの更なる例を図12と図13に示す。これは図8〜図11に示して説明した実施例と同様の構造を有し、好適な場合には類似の参照番号を有する。この実施例では、手荷物ケースはハイブリッド手荷物ケースであって、軟質面材料と硬質面材料の両方の組合せ構成を有する。上壁212は、少なくとも部分的に比較的に剛性の高いフレーム部243で形成されてよく、それがフレーム構造230に連結される。フレーム部243は上壁212の軟質面材料によって部分的又は全面的に覆われてもよい。あるいは、上壁212の軟質面材料の部分的又は全面的に外側であってもよい。この実施例では、フレーム部243は比較的剛性のあるリム構造242を含み、それが上壁212の外周241の少なくとも一部の周りに形成されて、フレーム構造230に連結されてよい。この実施例では、リム242は外側にあって、上壁212の対向する短縁部で形成される外周241の一部の周りと、上壁212と後主面210の交差部の後縁部に沿って延在する。この構成では、リム242の自由端もまた上壁212と前主面208の交差部の前縁部の一部の上と、前主面208の垂直縁部に沿って下方向に所望の長さだけ延在してもよい。リム242は、多かれ少なかれ上壁212の外周部分に位置し、上壁212の全体を含んでもよい。リム242はまた、外周241の全部又は一部の周りに連続的又は不連続的に延在してもよい。コンパートメント218が上壁212の中央部に位置しているので、リム242がコンパートメント218の周りに延在することは、リム242が上壁212の外周の周りに延在することにほぼ等しい。リム242は、例えば細長い、隆起した、1又は複数のリブを形成し、上壁212と相対的に同じ高さにあっても、上壁212に対してそれより低くても、また上壁212より突出していてもよい。コンパートメント218は少なくとも部分的にリム400によって縁取りされている。図12及び図13のリム242は、比較的剛性をもたせるために、プラスチック、金属又は他の材料、若しくは組合せで形成されてよい。リム242は、手荷物ケース200の上壁212及びその外周241の周りを含めて、特に強度を追加すると共に、フレーム構造230に追加的な硬化を与える。リム242は、リム242に覆われた手荷物ケースの領域に対して、強化された耐摩耗性も提供し得る。リムによってこのように追加的に硬化され、強化されることで、コンパートメント218のパネル222に連結されたキャリーハンドル228の使用がより便利となり得る。本明細書で使用されるように「外周」又は「周囲」という用語は、記載された構造の外方向範囲の外周領域又は周囲領域を含むことを意図している。例えば、上壁212の外周とは、上パネルの実際の幾何学的外周、並びに上壁212の幾何学的外周の隣接領域及び幾何学的外周からの挿入領域が含まれる。
図14〜図16に示すような別の実施例では、手荷物ケースには、上壁212に位置する、選択的に開放可能なコンパートメント218が含まれ、また手荷物ケースの上壁212に位置するリセス領域262に取付けられたハンドルアセンブリ260も含まれる。この実施例では、手荷物ケースは図8〜図11に示して説明したものと類似であり、類似の構造は類似の参照番号で示される。多くの場合、ハンドルアセンブリ260は、リセス領域262から展開され、かつ少なくとも部分的にリセス領域に格納される位置にある。このリセス領域262は、軟質面、硬質面、ハイブリッド面又は他の種類の手荷物ケース上に形成されて、上壁212内に少なくとも部分的又は全面的に位置していてもよい。図14〜図16などの多くの実施例では、リセス領域262はハウジング構造264によって形成される。一実施例ではそれは、例えば上壁212と後主面210の交差部又はその近辺で手荷物ケースに固定されたベゼル構造266である。図14〜図16に示すようなハンドルアセンブリ260は、伸縮式プルハンドル268とキャリーハンドル270、又はキャリーハンドル270のみであってよく、そのそれぞれは、リセス領域262の一部に連結され、また一実施例ではベゼル構造266の一部に連結されてもよい。伸縮式プルハンドル268は手荷物ケースの後壁に沿って取付けられてもよい。そして先の図11に関して説明したように、手荷物ケースの底部に連結されてもよい。キャリーハンドル270は少なくとも一部がベゼル構造266内に取り付けられて、手荷物ケースに対して格納位置と機能位置との間を枢動するようになっていてもよい。
格納位置(図14)では、キャリーハンドル270が伸縮式プルハンドル268のアクセスを可能とするように配置される。機能位置では、キャリーハンドル270が枢動して、手荷物ケースの上壁212に対してほぼ直立して延在し、使用者が手荷物ケースを持ち上げるためにキャリーハンドル270を把持可能とするようになっていてよい。さらに、キャリーハンドル270は、プルハンドル268なしでベゼル構造266にのみ移動可能に連結されてもよい。様々な実施例において、ベゼル構造266は、手荷物ケースの後主面210と上壁212の界面に配置された成形プラスチックインサートであってよい。所望により、ハンドルアセンブリ260はベゼル構造266を使用しないで手荷物ケースに固定されてもよい。ハンドルアセンブリは、枢動式キャリーハンドル270を個別に含んでもよいし、伸縮式プルハンドル268を個別に含んでもよいし、あるいは枢動キャリーハンドルと伸縮式ハンドルの両方を含んでもよい。
いくつかの実施例では、図16を参照するとキャリーハンドル270には中央グリップ部272と、グリップ部272から延在する少なくとも1つのアーム部が含まれてよい。少なくとも1つのアーム部には、細長いグリップ部272の対向する端部から、又はその付近から延在する、第1と第2のアーム274が含まれてよい。細長いグリップ部272には上面276と下面278があり、上面276は下面よりも起伏が小さく、ほぼ平面又は平坦な形状であってよい。グリップ部276と各アーム274の幅は、内縁部280と外縁部282によって画定される。各アーム274の外縁部282は各アーム274の内縁部280よりも短い。これは、上面276が各アーム274の長さに対して傾斜位置にある状態で、グリップ部272が両アーム274の間に延在するからである。グリップ部272の上面276は、格納位置では手荷物ケースの反対側を向いている。各アーム274は、ベゼル構造266に配置された対応の連結部284と連結する連結部を含み、キャリーハンドル270とベゼル266の間にピボット連結を生成する。各アーム274上の連結部284には外向きに延在するボス286があり、ベゼル上の対応する連結部には、ボス286を回転可能に受ける開口288があってよい。この例では、開口288は対応するボス286と回転可能に連結してピボット構造を形成し、キャリーハンドル270をベゼル構造286に回転可能に連結させる。図16に最もよく示されているように、アーム274の末端290はベゼル構造266の対向する側壁292に、ベゼル構造266の底壁より上で、かつベゼル構造266の上部周縁部294より下に取付けられる。一例においてはこれにより、格納位置にあるときのハンドルの輪郭が手荷物ケースの上壁212よりも低くなるようにできる。連結部の位置はベゼル構造内で、所望であれば前後の両方向並びに垂直方向に移動し得る。
一実施例では、キャリーハンドル270は少なくとも格納位置(図16に破線で示す)と機能位置(図16に実線で示す)の間を移動し得る。格納位置では、グリップ部の下面がベゼル構造266の外周に係合し、またグリップ部を手荷物ケースの上壁212に重ねて移動可能に連結する。この位置では、アーム274の長さの大半が手荷物ケースの上壁212に対して一角度で延在し、かつベゼル構造266のリセス領域262にほとんど収容される。グリップ部272は手荷物ケースの上壁212の上に少し延在し、グリップ部272の上面276が手荷物ケースの上壁212とほぼ平行に延在して比較的低い高さとなる。上面276もまた手荷物ケースの上壁212に対して傾斜してもよい。又は手荷物ケースの上壁212からより離れて、あるいはより近くに延在してもよく、それでも低い高さを維持するものと考えてよい。格納位置では、グリップ部272は手荷物ケースの上壁212に対して低い高さとなるように配置され、上壁212に対してほぼ同じ高さの位置となって、偶発的にキャリーハンドルを捉えたり引っ掛けたりすることを低減する。格納されたときのグリップ部272の位置は、使用者がグリップ部272にアクセスして係合し、機能位置へ移動させることも可能とする。図16に示す機能位置では、キャリーハンドル270が、ベゼルに対してほぼ真っ直ぐ上方に延在して、アーム274のそれぞれがほぼ垂直位置(図14参照)となる。機能位置においては、グリップ部272の上面276が手荷物ケースの上壁212に対して傾斜し、後主面210に向かって(例えば、外方向に向かって)手荷物ケースから離れている。この配向において、使用者はグリップ部272を把持して手のひらをグリップ部272に係合させ得る。キャリーハンドル270は手荷物ケースの上壁212からさらに離れるように回転して、一実施例ではリセス領域262の下部周縁部294に接触するほどであってよい。キャリーハンドル270は、キャリーハンドルが格納位置から機能位置へ移動するときに縮退力を生成するように構成された、ばねなどのバイアス部材によって格納位置に向かって付勢されてもよい。バイアス部材は、不使用時にキャリーハンドルを格納位置に低い高さで保持する助けとなる。
キャリーハンドル270が格納位置と機能位置との間を枢動する際、アーム274はアーム274とベゼルの対向する側壁292との係合により形成されるピボット構造によって画定されるピボット軸296を中心に枢動する。ベゼル構造266の連結部(例えば、開口部288)は、リセス領域262の開放側に隣接する場所からリセス領域262の後壁298に隣接する場所までの範囲の様々な場所において横方向に配置され得る。横方向位置は、手荷物ケースの重心に対してキャリーハンドル270の位置を調節しうる。さらに、ベゼル構造266の連結部は、ベゼル構造266の周辺リム294とベゼル構造266の床部との間に垂直方向に配置され得る。連結部の横位置と縦位置は、単独又は共同して、キャリーハンドルのピボット軸296の位置に影響する。軸296によって画定されるキャリーハンドル270の回転軸は、キャリーハンドル270が完全な展開位置にあるときに、プルハンドル268に対して、及び/又は画定されるプルハンドル268の延長経路に対して、ハンドル270が近傍に整列するように配置され得る。
キャリーハンドル270のピボット軸296は、ピボット構造によって画定されるが、上記のようにベゼル構造266内に配置されてもよい。一実施例では回転軸296が、プルハンドル268の延長部により画定される平面内又はその近くに実質的にあるように配置される。回転軸296は、完全に折り畳まれたプルハンドル268のハンドグリップを通過する位置に配置されてもよいし、あるいは完全に折り畳まれたプルハンドル268のハンドグリップの上方に延在するように配置されてもよい。この位置では、キャリーハンドル270はピボット軸296の周りを枢動可能であって、図16に示すような直立した展開位置では、キャリーハンドル270はプルハンドル268の上方でプルハンドルにほぼ整列して延在する。
コンパートメント218を含む手荷物ケース200の更なる実施例を図17、18、19、20に示す。これは図8〜図11、及び図12、図13に示して説明した実施例と同様の構造を有し、好適な場合には類似の参照符号を有する。この実施例では、手荷物ケースはハイブリッド手荷物ケースであって、軟質面材料と硬質面材料の両方の組合せ構成を有する。この実施例では、手荷物ケース200には、第2のコンパートメント218と、フレーム構造230に連結された比較的硬質のフレーム部380によって少なくとも部分的に形成され得る上壁212と、少なくとも部分的に上壁212上に位置するリセス領域内に連結されたハンドルアセンブリとが含まれる。フレーム部380は上壁212の軟質面材料によって部分的又は全面的に覆われてもよい。あるいは、上壁212の軟質面材料の部分的又は全面的に外側であってもよい。この実施例ではフレーム部380は、上壁212の外周241の少なくとも一部の周りに形成され得る比較的剛性のあるリム400を含み、かつフレーム構造230の引抜き成形部材234に連結される。リム400は、側壁及び前後の主壁を一の距離だけ延在してもよい。リム400は外周の周りに連続的又は不連続的に延在してよい。そして以下で説明するように、全外周の周りに、あるいは全外周の一部のみに露出していてもよい。リム400は、例えば細長い、隆起した、1又は複数のリブを形成し、上壁212と相対的に同じ高さにあっても、上壁212に対してそれより低くても、また上壁212より突出していてもよい。図17〜図20のリム400は、比較的剛性があるようにするために、プラスチック(プレス成形又は射出成形など)、金属又は他の材料あるいは組合せで形成されてもよい。リム400は、フレーム230に追加的な硬化を与えると共に、特に手荷物ケース200の上壁212に強度を追加する。リム400は、リム構造で保護された手荷物ケースの部分に対して、改良された耐摩耗性も提供し得る。この実施例及び他の実施例におけるフレーム構造230は、引抜き成形、ワイヤフレーム構造、硬質面部材、又は他の構成要素を、必要に応じてすべての組み合わせ、又は部分的組み合わせで含んでもよい。
リム400は本体406を含み、本体には、前部408、後部410、対向する側部412、414が含まれ、このそれぞれは手荷物ケース200の前主壁208、後主壁210及び対向する側壁204、206のそれぞれにほぼ整列する。コーナ領域416は、隣接部408、410、412、414同士の間に形成され、各コーナ領域416は、隣接する前後の主壁208、210及び対向する側壁204、206の交差部によって形成されるコーナすなわち垂直縁部にほぼ整列する。後部410と対向する側部412、414は一般的に軟質面材料の外部にあり、したがって露出してもよい。部分408、410、412、414が中央リセス424を画定する。図17と図18に示すように、前部408は軟質面材料によって覆われ、したがって露出されないこともある。あるいは、前部408が軟質面材料の外部にあってもよい。またこれに代わって、前部408がリム400の本体406に含まれない場合もある。
本体406の外側部分が、例えばこの実施例では部分410、412、414が、外表面418、上面420及び内表面422を画定する。各露出部の外表面418は、各主壁210又は対向する側壁204、206に概ね整列し、例えば、それらと概ね同一面になっている。各露出部分の内表面422は、中央リセス424を囲む壁面を形成する。中央リセス424は、後主壁210に隣接する後縁部425でより深く、前主壁208に隣接する前縁部427でより浅くて、この実施例では後縁部425から前縁部427に向けて傾斜、すなわち上り斜面となっている。軟質面材料が中央リセス内部の上壁212を形成し、一例では縫合などによりム400へ連結されてよい。コンパートメント218が、中央リセス424内の上壁212に形成される。カバーパネル222が、ジッパや面ファスナなどの選択的に取外し可能な機構によって外周の周りに固定されて、副コンパートメントへの選択的なアクセスと閉鎖を可能とする。カバーパネル222は、中央リセスの後縁部にほぼ隣接する位置にあるか、又は中央リセスの前縁部にほぼ隣接する位置にあるか、あるいは又は中央リセス424の対向する2つの側縁部にほぼ隣接する位置にあるヒンジのまわりで折り畳まれてよい。コンパートメント218は少なくとも部分的にリム400によって縁取りされる。
リセス領域426は、手荷物ケースの上壁212に少なくとも部分的に形成され得る。この実施例では、リセス領域がリム400の後部410に形成されて、リセス領域426に、少なくとも対向する側壁428と底壁430が含まれてよい。ハンドルアセンブリ、リセス領域及びベゼル構造は、図14〜図16に関して示して説明したものと類似であり、共通の特徴に対しては共通の参照番号を使用することがある。リセス領域426を形成するリム400の後部410は、ベゼル構造436と称してもよい(他ではハウジング構造264とも称される)。本実施例ではキャリーハンドル432とプルハンドル434を含むハンドルアセンブリは、以下で説明するように少なくとも部分的にリセス領域426の一部に連結されてよい。対向する側壁428は、相互に平行であっても、平行でなくてもよく、また外表面418、上面420と、内表面422の間の遷移プロファイルによって画定される形状を有してもよい。この実施例での輪郭は概ね三角形であるが、他の幾何学的又は非幾何学的形状であってもよい。本実施例ではリセス領域に後壁が示されていない。ただしこれに代わって、所望のところに後壁が含まれ、後部410の内表面422に概ね整列して延在してもよい。底壁430は、使用者の手がアクセスしてプルハンドル434を把持できる、低くなったリセス部431を含んでもよい。
伸縮式プルハンドル434は手荷物ケースの後壁210に沿って取付けられてもよい。そして上記の図8〜図11に関して説明したように、手荷物ケースの底部に連結されてもよい。キャリーハンドル432は、ここでも図14〜図16に関して図示して説明したものと類似の構造を有し、少なくとも一部がベゼル構造436内に取り付けられて、手荷物ケースに対して格納位置と機能位置との間を枢動するようになっていてもよい。
図18に破線で示す格納位置においてキャリーハンドル432は、伸縮式プルハンドル434へのアクセスが可能な配置となる。図18に実線で示す機能位置において、キャリーハンドル434が枢動して、手荷物ケースの上壁212に対してほぼ直立して延在し、使用者が手荷物ケースを持ち上げるためにキャリーハンドル434を把持可能とすることができる。
キャリーハンドル432、プルハンドル434及びベゼル構造436は、図14、15、16に示して説明した実施例に関連して記載したものと同一又は類似の構造的特徴及び関連機能を有し得る。
一実施例では、キャリーハンドル432は少なくとも格納位置(図18の破線及び図20で示す)と機能位置(図18の実線及び図19で示す)の間を移動し得る。図20の格納位置では、キャリーハンドル432は中央リセス424内に延在し、手荷物ケースの上壁212の上にあってよい。この位置でのキャリーハンドル432はリム440の上面420と同じ高さか、それより低くなり得る。格納位置では、グリップ部438の下面が手荷物ケースの上壁212に重なり、かつグリップ部438をそこへ移動可能に連結する。この位置では、アーム444の長さの大部分が手荷物ケースの上壁212に沿って延在し、かつ少なくとも一部がベゼル構造436のリセス領域426に収容される。グリップ部438は、リセス領域に対して相対的に低い高さとなるようにして延在する。グリップ438の上面442は、手荷物ケースの上壁212に対して角度を成していてもよい。格納位置では、グリップ部438は手荷物ケースの上壁212に対して両者が低い高さとなるように配置され、上壁212に対してほぼ同一高さの位置となって、偶発的にキャリーハンドルを捉えたり引っ掛けたりすることを低減する。格納されたときのグリップ部438の位置は、使用者がグリップ部438にアクセスして係合し、機能位置へ移動させることも可能とする。
図18の実線及び図19に示す機能位置では、ハンドル432が、ベゼル構造436に対してほぼ真っ直ぐ上方に延在して、アーム444のそれぞれがほぼ垂直位置となる。図19の機能位置においては、グリップ部438の上面442が手荷物ケースの上壁212に対して傾斜し手荷物ケースから離れており、後主面210に向かって(例えば、外方向に向かって)いる。この配向において、使用者はグリップ部438を把持して手のひらをグリップ部438に係合させることができる。ハンドル432は手荷物ケースの上壁212からさらに離れるように回転して、一実施例ではリセス領域426の下部周縁部446に接触してもよい。キャリーハンドル432は、キャリーハンドルが格納位置から機能位置へ移動するときに縮退力を生成するように構成された、ばねなどのバイアス部材によって格納位置に向かって付勢されてもよい。バイアス部材は、不使用時にキャリーハンドルを低い高さで格納位置に保持する助けとなる。
キャリーハンドル432は、格納位置と機能位置との間を枢動する際、アーム444と対向する側壁428との係合により形成されるピボット構造によって画定されるピボット軸448を中心に枢動する。ここで再び、図14〜図16に関して説明した実施例に関連して述べたように、対向する側壁428上の連結部の横位置および縦位置は、ピボット構造450の位置に影響し、それによりキャリーハンドルのピボット軸448の位置が変わる。軸448によって画定されるキャリーハンドル432の回転軸は、キャリーハンドル432がプルハンドル434に近似的に整列するか、又はキャリーハンドル438が完全な展開位置に移動するときに画定されるプルハンドル434の延長経路に近似的に整列するか、のいずれか又は両方となるように配置され得る。
一実施例では、回転軸448がプルハンドル434の延長部により画定される平面内又はその近くに実質的にあるように配置される。回転軸448は、プルハンドル434の完全に折り畳まれたハンドグリップを貫通するように配置されてもよいし、あるいはプルハンドル434の完全に折り畳まれたハンドグリップの上方に延在するように配置されてもよい(図18に実線で示すように)。この位置では、キャリーハンドル438はピボット軸448の周りを枢動可能であって、図18の実線と図19に示すような、直立した展開位置では、キャリーハンドル432はプルハンドル434の上方でプルハンドルにほぼ整列して延在する。
さらに、他の実施例に示して説明した手荷物ケースと同様に、固定可能機構225(例えばジッパ)を外してカバーパネル222を開き、カバーパネル222をヒンジ224の周りに折り畳むことによって、コンパートメント218がアクセス可能となり得る。例えば図1〜図7のコンパートメント105に関して上記で提供した実施例と同様に、コンパートメント218は内部に画定される。
図21と図22は、第2のコンパートメント218を組み込んだ手荷物ケース500の別の実施例を示す。この実施例では、手荷物ケース500はハイブリッド手荷物ケースであって、軟質面材料と硬質面材料の両方の組合せ構成を有する。この実施例では、手荷物ケース500には、第2のコンパートメント218と、フレーム構造230に連結された比較的硬質のフレーム部380によって少なくとも部分的に形成され得る上壁212と、少なくとも部分的に上壁上に位置するリセス領域内に連結されたハンドルアセンブリが含まれる。フレーム部501は上壁212の軟質面材料によって部分的又は全面的に覆われてもよい。あるいは、上壁212の軟質面材料の部分的又は全面的に外側であってもよい。フレーム部501は端壁を一の距離だけ下へ延在してもよい。この実施例ではフレーム部501は外部リム503を含み、外部リムは上壁212の、例えば対向する縁部などの、少なくとも一部の周りに形成されてもよい。この構成における外部リム503は、上壁212の外周241の少なくとも一部の周りに形成され得る、比較的に剛性のあるカバー部材として構成されてよく、それがフレーム構造230の引抜き成形部材234で連結される。この実施例の手荷物ケースは、図8〜図11、図17〜図21に関して示して説明した実施例と類似の構造を有してもよい。そしてベゼル構造とハンドルアセンブリは図14〜図16、図17〜図21に関して示して説明したものと類似の構造を有してもよい。
図21を参照すると、手荷物ケース500の上部側縁部504、506は、上壁212と対向する各側壁204、206の交差部に画定される。この実施例では、カバー部材508が対向する上部の側縁部のそれぞれに配置される。別の実施例では、カバー部材は上壁212の対向する前縁部と後縁部に配置されてもよい。各カバー部材508は、比較的剛性の高い硬質面材料で作られ、上壁212の対向する側端の一部を形成し、かつ対向するそれぞれの側壁204、206の上端の一部の上に延在する。カバー部材508はコンパートメント218の対向する両側に配置され、そして少なくとも部分的にコンパートメント218を縁取る。カバー部材508は、一本又は複数のリブを形成する一実施例などのように、上壁212と相対的に同じ高さにあっても、上壁212よりも低くても、また上壁212の上に突出していてもよい。カバー部材508は、熱可塑性又は他の種類の硬質面材料であってよく、射出成形、プラグ成形、真空成形又はその他の方法で形成されてもよい。各カバー部材は、単一の一体部分であっても、又は単一の機能部材を生成するために連結された複数部分であってもよい。カバー部材508は、縁部で覆われた手荷物ケースの領域に強化された摩耗耐性を提供する。カバー部材はまた、手荷物ケース500の軟質面部分のフレーム構造230に連結して、所望の剛性を付与する。
カバー部材508は、縫製、接着又はその他の好適な手法によって、それぞれの周縁部に沿って隣接する軟質面材料へ固定される。図20と図21に示す実施例において、カバー部材508の上部周縁部510は上壁212の軟質面材料に固定され、カバー部材508の後部周縁部512は後主壁210の軟質面材料に固定され、カバー部材508の前部周縁部514は前主壁208の軟質面材料に固定され、カバー部材508の底部周縁部516は側面パネル204の軟質面材料に固定される。前に述べたように、軟質面材料は2層以上の様々な種類の材料を含むことが可能であり、プラスチック硬化シートも含まれ得る。
各カバー部材508は内部フレーム構造230と連結されて適切な剛性を持つ手荷物ケースが生成される。コネクタ要素518は、各カバー部材508に連結され、手荷物ケースの内部では、フレーム構造230を形成するために使用される引抜き成形要素に連結される。図21を参照すると、コネクタ要素518がカバー部材508に固定される。この実施例ではコネクタ要素518はカバー部材の下の縁部516に隣接して、また側壁204と後主壁210の間の交差部又はその近くに配置される。コネクタ要素518は、カバー部材508に、縫製、接着、又はその他の方法で固定される。コネクタ要素518には、引抜き成形品の端へ連結するための1又は複数の空洞が含まれる。図21に示す実施例において、コネクタ要素518は、手荷物ケース500の後主壁210を横断して延在する引抜き成形体526の端を収容し、側壁206と後主壁210の間の交差部に沿って延在する引抜き成形体528の端を収容し、かつ側壁206を横断して延在する引抜き成形体530の端を収容する。その他のコネクタ要素518は、フレーム構造230を形成するために使用される、それぞれの引抜き成形体を収容するように同様に構成される。あるいは、図8〜図11に示すような、軟質材料手荷物ケースの側面パネルの形成に使用されるワイヤフレーム構造も、引抜き成形体又は他のフレーム部材と一緒に、あるいはそれとは別に、フレーム構造として利用することができる。
ポリプロピレンボードなどの硬化材料シート239が、後主壁210の上部領域から上壁212と後主壁210との間の界面を越えて延在して上壁212の一部を覆い、またこの実施例においてベゼル構造の周りに延在してもよい。シート239は、後主壁と上壁212の間に、所望の曲線的な遷移を与える。シート239の端は、コンパートメント218の後縁部又はその近くに形成されてよい。シート239は後主壁210と上壁212を形成する軟質面パネルに連結され、またベゼル構造に連結され得る。そしてシート239が覆う領域に剛性を与える助けとなる。シート239はフレーム構造にも連結されてよい。
ハンドルアセンブリは、図14〜図16に示して説明した実施例にしたがって、ベゼル構造などのハウジング構造内に形成されたリセス領域に配置され得る。リセス領域は上壁212と後主壁210に隣接して配置され、リセス領域が少なくとも部分的に上壁212に配置されるようにする。キャリーハンドル432とプルハンドル434を含む本実施例では、ハンドルアセンブリは、以下で説明するように少なくとも部分的にリセス領域426の一部に連結されてもよい。
伸縮式プルハンドルは手荷物ケースの後壁210に沿って取付けられてもよい。そして前述の図8〜図11に関して説明したように、手荷物ケースの底部にも連結されてよい。キャリーハンドルは、少なくとも部分的にベゼル構造436内に取り付けられてよい。そしてこの実施例において、手荷物ケースに対して格納位置と機能位置との間を枢動するために、少なくとも部分的にリセス領域内に取り付けられて、ここでも図14〜図16に関して図示して説明したものと類似の構造を有してもよい。
図20に示す格納位置では、伸縮式プルハンドルへのアクセスを可能とするようにキャリーハンドルが配置される。図21に示す機能位置において、キャリーハンドルが枢動して、手荷物ケースの上壁212に対してほぼ直立して延在し、使用者が手荷物ケースを持ち上げるためにキャリーハンドルを把持可能としてよい。
本明細書に記載の多くの実施例において、第2の埋込コンパートメントが可撓性材料で作られた袋又はバッグで形成され、開口部の縁部の周りへの少なくとも部分的な連結などによって開口部に整列され、かつ小さい容積に折り畳み可能であってよい。第2の埋込コンパートメントは第1のコンパートメント内へ延在してもよい。
本開示の手荷物ケース構造は、広い用途を有する。これはまた、任意の、又はいくつかの、又はすべてのタイプの手荷物ケースに、具体的には手荷物ケースのホイールとは反対の上部表面上に、かつ手荷物ケース内のコンパートメントの可能な使用を最大化するために任意の配向で、実装し得る。本発明による装置及び関連する方法を、操作原理を説明するために特定の実施形態を参照して記述した。上記の記述はしたがって例示のためのものであり、[限定の]のためのものではない。相対的で方向性を持つ参照用語(上方、下方、上方向、下方向、左、右、左方向、右方向、上部、底部、側、上、下、前、中、後、鉛直、水平、高さ、深さ、幅などを含む)は、本明細書で記述した特定の実施形態を読者が理解する助けとするための例として与えられるものである。これらは、特許請求の範囲に明記されない限りは、特に本発明の位置、方向、又は利用に関する要求または制限として理解されるべきではない。接続に関する参照用語(取り付ける、連結する、接続する、接合する、固定する、など)は、広義に理解されるべきであって、要素同士の接続、および要素同士の相対運動の間に中間的な部材が含まれていてもよい。そのように、接続を表す参照用語は、具体的に[特許請求の範囲に明記され]ない限り、必ずしも2つの要素が直接的に接続されて相互に固定関係にあることを暗示するものではない。

Claims (33)

  1. 手荷物ケース(10、200、500)は、
    主内部収納コンパートメント(15)を画定するハウジング(12、202)を備え、前記ハウジングは、
    底壁(70、214)とホイール(80)とを有する底部(70、80)と、
    複数の側壁(30、40、50、60及び204、206、208、210)と、
    周囲を有し、前記底壁に対向し、少なくとも1つの縁部(115、220)によって画定される開口部(120、220)を含む上壁(20、212)と、を含み
    前記手荷物ケース(10、200、500)は、
    前記上壁(20、212)に連結され、前記開口部(120、220)に整列した埋込コンパートメント(100、218)であって、前記主内部収納コンパートメント(15)内に少なくとも部分的に折り畳み可能な埋込コンパートメントと、
    前記開口部を選択的に覆い、前記開口部を通して前記埋込コンパートメント(100、218)内へ選択的にアクセス可能とするカバーパネル(110、222)と、を含み、
    前記埋込コンパートメント(100、218)は前記主内部収納コンパートメント(15)から少なくとも部分的に分割されている、手荷物ケース(10、200、500)。
  2. 手荷物ケース(200、500)は、
    主内部収納コンパートメント(15)を画定するハウジング(202)を備え、前記ハウジングは、
    底壁(214)とホイール(80)を有する底部(70、80)と、
    複数の側壁(204、206、208、210)と、
    周囲を有し、前記底壁に対向し、かつ少なくとも1つの縁部(115)によって画定される開口部(220)を含む上壁(212)と、を含み、
    手荷物ケース(200、500)は、
    前記上壁(212)に連結され、前記開口部(220)に整列した埋込コンパートメント(218)であって、前記主内部収納コンパートメント(15)から少なくとも部分的に分割され、かつ前記主内部収納コンパートメント(15)内へ少なくとも部分的に延在する埋込コンパートメント(218)と、
    前記開口部を選択的に覆って、前記開口部を通して前記埋込コンパートメント(218)内へのアクセスを選択的に可能とする、カバーパネル(222)と、
    前記上壁(212)上に少なくとも部分的に位置するリセス領域(262、426)内に枢動可能に連結されたキャリーハンドル(270、432)と、
    を備える、手荷物ケース(200、500)。
  3. 前記上壁(20、212)は少なくとも部分的に剛体フレーム部(243、380)で形成されている、請求項1又は請求項2に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  4. 前記剛体フレーム部は、前記上壁(212)の周囲(241)の回りに少なくとも部分的に延在するリム(242、400)を含む、請求項3に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  5. 前記上壁(212)は、前縁部と後縁部と対向する側縁部を備え、かつ前記リムは前記上壁(212)の前記3つの縁部の少なくとも一部に沿って延在する、請求項4に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  6. 前記上壁(212)は、前縁部と後縁部と対向する側縁部を備え、かつ前記リムは前記対向する側縁部の少なくとも一部に沿って延在する、請求項4に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  7. 前記リム(242、400)は前記埋込コンパートメント(118)を少なくとも2つの側で縁どる、請求項4に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  8. 前記埋込コンパートメント(100、218)は、前記手荷物ケースの前記上壁(20、212)から前記主内部収納コンパートメント内へ延在する、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  9. 前記埋込コンパートメントは前記開口部から前記底壁(70、214)に向かって延在する、請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  10. 前記埋込コンパートメントを形成する複数の側面パネル(150、160、170、140)は、前記開口部の前記縁部の少なくとも1つにおいて前記上壁に取り付けられている、請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10)。
  11. 前記少なくとも1つの縁部は複数の縁部を含み、前記開口部を画定する前記複数の縁部のそれぞれは、前記上壁のそれぞれの前記周囲に平行である、請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  12. 前記カバーパネル(110、222)は前記上壁の30%から50%を覆う、請求項1〜請求項11のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  13. 留め具(118)が、前記カバーパネル(110、222)を前記上壁(20、212)へ取り外し自在に固定し、かつ前記カバーパネルの少なくとも1つの縁部(115)を前記上壁へ取り付ける、請求項1〜請求項12のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  14. 前記埋込コンパートメントは底面パネル(120)と複数の側面パネル(150、160、170、140)を含み、前記底面パネルは前記複数の側面パネルよりも剛性の大きい材料で形成されている、請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10)。
  15. 前記複数の側面パネルはそれ自体の上に折り畳むように操作可能である、請求項1〜請求項14のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  16. 前記埋込コンパートメントは筋交いパネル(170)を含み、これは前記底面パネルと前記手荷物ケースの前記複数の側壁の内の選択された1つと連結して、前記筋交いパネルが前記埋込コンパートメントを付勢して、前記埋込コンパートメントが前記選択された1つの側壁に向かって折り畳まれるようになっている、請求項1〜請求項15のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10)。
  17. 前記ハウジングを形成する前記複数の側壁は、対向する前主壁と後主壁(50、60及び208、210)と、前記前主壁と前記後主壁との間に延在する副側壁(30、40及び204、206)とを含み、かつ、
    ヒンジ(112)が前記カバーパネルと前記上壁との間に形成され、前記ヒンジは前記前主壁に近い前記上壁上、又は前記後主壁に近い前記上壁上に配置されている、請求項1〜請求項16のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10、200)。
  18. 前記複数の側壁(30、40、50、60及び204、206、208及び210)の少なくとも1つと、前記上壁(20、212)は、少なくとも部分的に軟質面材料で形成されている、請求項1〜請求項17のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10、200)。
  19. 前記手荷物ケースにはフレーム構造が含まれ、前記フレーム構造の一部は、任意の2つの隣接するパネルの少なくとも1つの交差部の間を、前記交差部に沿って延在する、請求項1〜請求項18のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  20. 前記上壁(212)の周囲の少なくとも一部の周りに、外部剛体リム構造(242)が延在する、請求項1〜請求項19のいずれか一項に記載の手荷物ケース(10、200、500)。
  21. ハンドルアセンブリ(260)が、前記上壁内に少なくとも部分的に形成されたリセス領域(262、426)内に少なくとも部分的に位置し、前記ハンドルアセンブリはキャリーハンドル(270、432)と伸縮式プルハンドル(268、434)とを含み、
    前記キャリーハンドルは前記リセス領域内に枢動可能に取り付けられて、格納位置と機能位置との間を移動する、請求項1に従属する、請求項3〜請求項20のいずれか一項に記載の手荷物ケース(200、500)。
  22. ハンドルアセンブリ(260)が、前記上壁内に少なくとも部分的に形成されたリセス領域(262、426)内に少なくとも部分的に位置し、前記ハンドルアセンブリはキャリーハンドル(270、432)と伸縮式プルハンドル(268、434)とを含み、
    前記キャリーハンドルは前記リセス領域内に枢動可能に取り付けられて、格納位置と機能位置との間を移動する、請求項2に従属する、請求項3〜請求項20のいずれか一項に記載の手荷物ケース(200、500)。
  23. ハンドグリップを有する伸縮式プルハンドル(268、434)が前記リセス領域(262、426)に連結されている、請求項21又は請求項22に記載の手荷物ケース。
  24. 前記リセス領域が、前記上壁(212)の後縁部に隣接して配置されたベゼル構造に形成されている、請求項23に記載の手荷物ケース(200、500)。
  25. 外部リム(400)が前記上壁(212)の前記後縁部に沿って延在し、かつ前記リセス領域(262、426)が前記外部リムに形成されている、請求項24に記載の手荷物ケース(200、500)。
  26. 前記キャリーハンドル(270、432)は、グリップ部(272、438)と、前記グリップ部から延在する少なくとも1つのアーム部(274、444)を含み 前記少なくとも1つのアーム部は前記リセス領域に枢動可能に連結され、
    前記グリップ部は、少なくとも前記上壁(212)に近位の第1位置と前記上壁に遠位の第2位置の間で可動であり、かつ使用者によってアクセス可能である、請求項23〜請求項25のいずれか一項に記載の手荷物ケース(200、500)。
  27. 前記少なくとも1つのアーム部(274、444)は、少なくとも一箇所で前記上壁に対して角度をなしている、請求項26に記載の手荷物ケース(200、500)。
  28. 前記少なくとも1つのアーム部は、前記リセス領域を少なくとも部分的に形成する側壁(292、428)へ枢動可能に連結されている、請求項26〜請求項27のいずれか一項に記載の手荷物ケース(200、500)。
  29. 前記グリップ部(272、438)は、前記プルハンドル(268、434)の前記ハンドグリップに整列して配置されるか、又は前記プルハンドルの前記ハンドグリップからずれて配置されるかである、請求項26〜請求項28のいずれか一項に記載の手荷物ケース(200、500)。
  30. 前記グリップ部から延在する前記少なくとも1つのアーム部(274、444)は、前記グリップ部から延在し、かつ離間した、第1アームと第2アームを備える、請求項26〜請求項29のいずれか一項に記載の手荷物ケース(200、500)。
  31. 前記キャリーハンドル(270、432)は前記第1位置に向けて付勢されている、請求項23〜請求項30のいずれか一項に記載の手荷物ケース(200、500)。
  32. 前記キャリーハンドル(270、432)は前記格納位置にあるとき、前記手荷物ケース(200、500)の上壁(212)に対して角度をなしている、請求項2に従属する、請求項3〜請求項20及び請求項22〜請求項31のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  33. 前記埋込コンパートメント(100、218)は可撓性材料で作られた袋構造によって形成されている、請求項1〜請求項32のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
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