JP2001137185A - 電子内視鏡 - Google Patents

電子内視鏡

Info

Publication number
JP2001137185A
JP2001137185A JP32127099A JP32127099A JP2001137185A JP 2001137185 A JP2001137185 A JP 2001137185A JP 32127099 A JP32127099 A JP 32127099A JP 32127099 A JP32127099 A JP 32127099A JP 2001137185 A JP2001137185 A JP 2001137185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
electronic endoscope
luminance
light guide
average luminance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32127099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4538120B2 (ja
Inventor
Hideo Sugimoto
秀夫 杉本
Yoshinori Fujii
喜則 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP32127099A priority Critical patent/JP4538120B2/ja
Publication of JP2001137185A publication Critical patent/JP2001137185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4538120B2 publication Critical patent/JP4538120B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子内視鏡のスコープの対物レンズからの物
体距離に差がある場合でも良好な光学像をモニタ上に再
現する。 【解決手段】 第1のライトガイド13、第2のライト
ガイド14を入射端において光学的に独立するよう所定
の間隔を置いて配設する。絞り33を第1及び第2のラ
イトガイド13、14の端面の間に相当するよう配設す
る。画像信号処理ユニットの輝度調整ユニットからの出
力信号に基づいて白色光源の光量を決定し、TVモニタ
画面全体の輝度を調整すると共に、第1及び第2のライ
トガイド13、14により照射される観察部位に対応す
るTVモニタ画面の各領域の輝度が均一となるよう、絞
り33を駆動し第1若しくは第2のライトガイド13、
14へ導かれる光束の光量を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スコープと画像信
号処理ユニットから成る電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子内視鏡において、電子内視鏡
のスコープの先端側にはCCD(charge coupled devic
e )イメージセンサ等の固体撮像素子が対物レンズと組
み合わされた撮像部が設けられている。スコープ内には
光ファイバー束から成る照明用のライトガイドが挿通さ
れている。スコープが画像信号処理ユニットに接続され
ると、ライトガイドは画像信号処理ユニット内に設けら
れたキセノンランプやハロゲンランプ等の照明用光源と
光学的に接続される。照明用光源から射出された光はラ
イトガイドによりスコープの先端に導かれ、ライトガイ
ドの出射端近傍に設けられた配光レンズを介してスコー
プよりCCDイメージセンサ受光面の前方に照射され
る。さらに、あるスコープでは、CCDイメージセンサ
の前方を一様に照明するために、ライトガイドの出射端
を複数に分割してCCDイメージセンサの周囲に配置す
ると共に、画像信号処理ユニット側、即ち入射端では1
本にまとめられている。
【0003】スコープの先端部が患者の体腔内に挿入さ
れると、ライトガイドにより照射された観察部位が対物
レンズによりCCDイメージセンサの受光面に結像さ
れ、画素信号として光電変換される。CCDイメージセ
ンサにより得られた画素信号は画像信号処理ユニットに
送られ、画像信号処理ユニット内で画素信号に基づいて
ビデオ信号が作成される。ビデオ信号は画像信号処理ユ
ニットからTVモニタに出力され、光学的被観察像がT
Vモニタ装置に表示される。
【0004】通常、このような電子内視鏡において、被
観察部位の照明光の光量はCCDイメージセンサの画素
信号から抽出される輝度情報に基づいて光源に組み込ま
れた絞りを駆動することにより調節される。一方、スコ
ープ先端に設けられる対物レンズは被写界深度の深いも
のが用いられる。体腔内の病巣等の患部を発見するた
め、患部を含む広い領域全体を観察する必要があるから
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の照明
光出射端が分割された内視鏡では、ライトガイドの入射
端は1本にまとめられているため、複数に分割されたラ
イトガイドの出射端のそれぞれから照射される照明光の
光量は同一である。従って、撮像部からの距離が近い部
位と遠い部位が混在した視界において、上述のように被
写界深度の深い対物レンズにより撮影する際、例えばC
CDイメージセンサに近い観察部位に合わせて照明光の
光量を調節すると、CCDイメージセンサから遠い観察
部位は光量が十分でないためTVモニタ上での再現性が
悪く、逆にCCDイメージセンサから遠い観察部位に合
わせて光量を調節すると、CCDイメージセンサに近い
観察部位は、CCDイメージセンサのダイナミックレン
ジの上限を超えてしまい、TVモニタ上でハレーション
を起こしてしまうという問題があった。
【0006】本発明は、以上の問題を解決するものであ
り、被観察体の観察可能な範囲において対物レンズから
の物体距離が異なる場合でも、良好な光学的被観察像が
得られる電子内視鏡を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子内視鏡
は、スコープと、このスコープが着脱自在に接続される
画像信号処理ユニットとを備えた電子内視鏡において、
スコープは、その先端側に設けられた固体撮像手段と、
画像信号処理ユニット内に設けられた光源からの射出光
をスコープの先端側に導き、被観察体に照射するための
光学的に独立した複数のライトガイドとを有し、画像信
号処理ユニットは、固体撮像手段の全撮像領域の平均輝
度が所定の輝度参照値に実質的に一致するよう光源の射
出光の光量を調節する光源光量調節手段と、スコープの
先端側における複数のライトガイドと固体撮像手段との
相対的位置関係に応じて固体撮像手段の撮像領域を分割
し、分割された各領域毎の平均輝度を算出する輝度情報
算出手段と、各領域毎の平均輝度の差分がなくなるよ
う、射出光のうち複数のライトガイドへ導かれる光束の
光量を調整するライトガイド光量調節手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0008】好ましくは、ライトガイド光量調節手段
は、複数のライトガイドの入射端と光源との間に配設さ
れた絞りと、絞りを駆動させる絞り駆動手段とを有す
る。
【0009】好ましくは、絞りは単一の遮蔽板であり、
ライトガイド光量調節手段は、輝度情報算出手段の算出
結果に基づいて、複数のライトガイドへ導かれる光束の
光路において遮蔽板により遮蔽される領域を調節する。
【0010】好ましくは、ライトガイド光量調節手段
は、各領域毎の平均輝度の差分が無い場合、遮蔽板を光
路から退避させ、各領域毎の平均輝度に差分がある場
合、平均輝度の高い撮像領域に相当するライトガイドへ
の光路において遮蔽板により遮蔽される領域が調整され
るよう、遮蔽板を位置決めする。
【0011】複数のライトガイドは例えば2つ設けら
れ、遮蔽板は、その長手方向に直交する方向における幅
が2つのライトガイドの間の距離と略同一の長板状であ
る。
【0012】ライトガイド光量調節手段は例えば、各領
域毎の平均輝度の差分が無い場合、遮蔽板を射出光の光
路において2つのライトガイドの入射端の端面の間に相
当する位置に位置決めする。
【0013】以上のように、本発明によれば固体撮像素
子の撮像領域をライトガイドの配設位置に応じて分割
し、各領域の輝度が均一となるよう導かれるライトガイ
ドへの光量が調節される。従って、スコープの先端部の
対物レンズにより観察される領域において物体距離が均
一でない場合であっても、良好な被観察体像が得られ
る。
【0014】また、光学的に独立した2つのライトガイ
ドに対し光量調節手段として用いられるのは単一の遮蔽
板であるため、画像信号処理ユニット全体の小型化が図
られると共に低価格化が実現される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本願発明に係る実施形態
が適用される電子内視鏡のブロック図である。スコープ
10は可撓性導管(可撓管)を有し、画像信号処理ユニ
ット20に着脱自在に接続される。スコープ10の先端
側には撮像センサ11が設けられている。スコープ10
を画像信号処理ユニット20に接続すると撮像センサ1
1はCCDドライバ12を介して画像信号処理ユニット
20に接続される。スコープ10内には第1のライトガ
イド13及び第2のライトガイド14が挿通されてい
る。第1及び第2のライトガイド13、14の出射端
は、スコープ10の先端まで延びている。
【0016】画像信号処理ユニット20のシステムコン
トローラ21は電子内視鏡を全体的に制御するマイクロ
コンピュータである。即ち、システムコントローラ21
は中央処理ユニット(CPU)、種々のルーチンを実行
するためのプログラム、常数等を格納する読出し専用メ
モリ(ROM)、データ等を一時的に格納する書込み/
読出し自在なメモリ(RAM)から成る。
【0017】スコープ10を画像信号処理ユニット20
に接続すると、第1及び第2のライトガイド13、14
の入射端は画像信号処理ユニット20内に設けられたキ
セノンランプあるいはハロゲンランプ等の白色光源22
に光学的に接続される。第1及び第2のライトガイド1
3、14の入射端と白色光源22との間には絞りユニッ
ト23、集光レンズ24が設けられている。
【0018】画像信号処理ユニット20には操作パネル
25が設けられ、この操作パネル25には種々の表示灯
や種々のスイッチが設けられる。電源スイッチ(SW)
101により画像信号処理ユニット20の主電源(図示
せず)のON/OFFを切替えられ、点灯スイッチ(S
W)102により白色光源22の点灯が制御される。
【0019】点灯SW102からの信号に基づいてシス
テムコントローラ21はランプ電源回路26に制御信号
を出力する。システムコントローラ21からの制御信号
に従い、ランプ電源回路26により白色光源22への給
電が適宜制御される。尚、ランプ電源回路26はプラグ
(図示せず)を介して商用電源に接続されている。
【0020】図2はスコープ10の先端部と画像信号処
理ユニット20への差込部との対応関係を模式的に示す
図である。尚、図の簡略化のため、図2において一部の
部材は省略されている。スコープ10の先端側、即ち第
1及び第2のライトガイド13、14の出射端には、そ
れぞれ第1の配光レンズ31、第2の配光レンズ41が
配設されている。撮像センサ11はCCDイメージセン
サ110と対物レンズ群111を備えている。スコープ
10の先端側において、第1のライトガイド13はCC
Dイメージセンサ110の水平転送部の信号電荷出力端
側(図示せず)に配設され、第2のライトガイド14は
CCDイメージセンサ110の水平転送部の信号電荷出
力端の反対側に配設される。
【0021】スコープ10の画像信号処理ユニット20
への差込部、即ち第1及び第2のライトガイド13、1
4の入射端と白色光源22との間には絞りユニット2
3、集光レンズ24が配設されている。即ち、白色光源
22から射出され集光レンズ24により平行光となった
射出光は、絞りユニット23を介して第1及び第2のラ
イトガイド13、14へ導かれる。絞りユニット23
は、絞り33とアクチュエータ34を備える。アクチュ
エータ34は、本体内に駆動源としてDCサーボモータ
等を備えており、本体は支持機構(図示せず)により画
像信号処理ユニット20内に固定されている。
【0022】図3は絞り33、第1及び第2のライトガ
イド13、14を白色光源22の側から示す正面図であ
る。尚、図3においてアクチュエータ34の本体部分は
図の簡略化のため省略されている。絞り33は長板状の
薄板であり、長手方向に直交する方向における幅は、第
1及び第2のライトガイド13、14の間の距離と略同
一である。絞り33の一方の端部は、アクチュエータ3
4の出力軸34Aに固定されている。
【0023】アクチュエータ34内のモータの回転運動
に伴う出力軸34Aの正逆回転に応じて、絞り33は図
3において時計回り、反時計回りに揺動する。この揺動
運動に伴い、絞り34により遮断される白色光源22の
射出光の光路の範囲が決定され、第1及び第2のライト
ガイド13、14へ導かれる光量が調節される。
【0024】図1を参照すると、画像信号処理ユニット
20において、白色光源22の光射出側には回転式三原
色カラーフィルタとして回転式RGBカラーフィルタ2
7が介在させられる。回転式RGBカラーフィルタ27
は図4に示すように円板要素からなり、それぞれセクタ
状の赤色フィルタ27R、緑色フィルタ27G、青色フ
ィルタ27Bが設けられている。赤色フィルタ27R、
緑色フィルタ27G、青色フィルタ27Bはそれぞれの
半径方向の中心が120°の角度間隔となるよう、円板
要素の円周方向に沿って配置されており、互いに隣接す
るフィルタ間の領域は遮光領域である。
【0025】回転式RGBカラーフィルタ27は、サー
ボモータあるいはステッピングモータ等の駆動モータ2
8により回転させられる。回転式RGBカラーフィルタ
27の回転周波数は電子内視鏡で採用されるTV映像再
現方式に応じて決められる。例えば、PAL方式が採用
されている場合には、回転式RGBカラーフィルタ27
の回転周波数は25Hzであり、NTSC方式が採用されて
いる場合には、その回転周波数は30Hzとなる。
【0026】例えば、回転式RGBカラーフィルタ27
が回転周波数30Hzで回転させられるとすると(NTSC
方式)、その1回転に要する時間は約33.3msec(1/30se
c )となり、各色フィルタによる照明時間はほぼ33.3/6
msecとなる。ライトガイドの出射端の端面から赤色光、
緑色光及び青色光が毎33.3msec間にほぼ33.3/6msecだけ
順次射出させられて、被観察体は赤色光、緑色光及び青
色光により順次照明され、その各色の光学的被観察体像
が撮像センサ11の対物レンズ群111によってCCD
イメージセンサ110の受光面に順次結像させられる。
撮像センサ11はそのCCDイメージセンサ110の受
光面に結像された各色の光学的被観察体像を1フレーム
分のアナログ画素信号に光電変換し、その各色の1フレ
ーム分のアナログ画素信号は各色の照明時間(33.3/6ms
ec)に続く次の遮光時間(33.3/6msec)にわたって撮像
センサ11から順次読み出される。このような撮像セン
サ11からのアナログ画素信号の読み出しはスコープ1
0内に設けられたCCDドライバ12によって行なわれ
る。
【0027】尚、厳密に言うと、カラーフィルタ27
R、27G及び27Bからのそれぞれの色の出力パワー
及びCCDイメージセンサ110の分光感度特性が異な
るために、赤色光、緑色光及び青色光による照明時間は
それぞれ多少異なったものとされるが、CCDイメージ
センサ110からのそれぞれの色の1フレーム分のアナ
ログ画素信号の読み出しは同じ態様で遮光時間内で行な
われる。
【0028】図1に示すように、スコープ10が画像信
号処理ユニット20に接続されるとCCDドライバ12
は映像信号処理回路29に接続される。撮像センサ11
から読み出された画素信号はCCDドライバ12を介し
て映像信号処理回路29に送られる。映像信号処理回路
29において、送られてきた画素信号からRGBのカラ
ーアナログビデオ信号が生成され、TVモニタ50に送
られる。
【0029】さらに、上述の操作パネル25は輝度調整
ユニット103を備える。輝度調整ユニット103は、
具体的にはTVモニタ50の映像再現画面全体の照明に
よる輝度を増大させるUPボタンスイッチと、輝度を減
少させるDOWNボタンスイッチと、輝度レベル表示器
とから構成される。UPボタンスイッチを押すことによ
り輝度増大パルス信号がシステムコントローラ21に対
して出力され、DOWNボタンスイッチを押すことによ
り輝度減少パルス信号がシステムコントローラ21に対
して出力される。輝度増大パルス信号の出力の度毎に後
述する輝度参照値が所定量だけ段階的に増大させられ、
輝度減少パルス信号の出力の度毎に輝度参照値が所定量
だけ段階的に減少させられる。DOWNボタンスイッ
チ、UPボタンスイッチの操作により指定された輝度レ
ベルが輝度レベル表示器に段階的に表示され、電子内視
鏡の操作者に認識される。
【0030】図5は、画像信号処理ユニット20の映像
信号処理回路29の要部を示す図である。スコープ10
のCCDドライバ12によって撮像センサ11から読み
出された各色の1フレーム分のアナログ画素信号は前段
信号回路201に入力される。前段信号回路201には
プリアンプ、帯域制限用ビデオフィルタ、ガンマ回路等
が設けられており、CCDドライバ12から出力された
アナログ画素信号の増幅、ガンマ補正等の所定の画像処
理が行なわれる。
【0031】前段信号回路201で処理された各色の1
フレーム分のアナログ画素信号は順次アナログ/デジタ
ル(A/D)変換器202に送られ、デジタル画素信号
に変換され、次いで各色の1フレーム分のデジタル画素
信号はそれぞれR画像メモリ203R、G画像メモリ2
03G、B画像メモリ203Bに格納される。それぞれ
の画像メモリに格納された各色のデジタル画素信号は同
時に読み出され、各色の読み出しデジタル画素信号には
水平同期信号及び垂直同期信号等が付加される。即ち、
1フレーム分の三原色のデジタル画素信号はR画像メモ
リ203R、G画像メモリ203G、B画像メモリ20
3Bからカラーデジタルビデオ信号(R、G、B)とし
て出力されデジタルプロセス回路204に送られる。
尚、A/D変換器202における変換のタイミング、各
画像メモリへの画素信号の取り込み、同期信号の生成等
はタイミングコントローラ30により制御される。
【0032】デジタルプロセス回路204では、各色の
カラーデジタルビデオ信号に拡大、縮小、ノイズリダク
ション等の処理が施され、それぞれデジタル/アナログ
(D/A)変換器205R、205G、205Bに入力
される。各色の1フレーム分のカラーデジタルビデオ信
号はD/A変換器205R、205G、205Bで1フ
レーム分のカラーアナログビデオ信号に変換され、後段
信号処理回路206に入力される。各色の1フレーム分
のカラーアナログビデオ信号は後段信号処理回路206
においてローパスフィルタを経た後に適宜出力レベルを
調整されTVモニタ装置50に送られ、そこで光学的被
観察体像がカラー画像として再現される。
【0033】また、後段信号処理回路206ではカラー
アナログビデオ信号から輝度信号が生成され、第1の画
像エリア分離回路207、第2の画像エリア分離回路2
08に送られる。第1及び第2の画像エリア分離回路2
07、208では、第1及び第2のライトガイド13、
14による各照明エリアとCCDイメージセンサ110
との相対的な位置関係に基づいてCCDイメージセンサ
110の撮像領域を分割し、それぞれの撮像領域に相当
する輝度信号が抽出される。第1のライトガイド13の
照明エリアに相当する撮像領域の輝度信号は第1の画像
エリア分離回路207により抽出され、第2のライトガ
イド14の照明エリアに相当する撮像領域の輝度信号は
第2の画像エリア分離回路208により抽出される。
【0034】上述のように、本実施形態では、CCDイ
メージセンサ110の略中央の垂直転送部から見て、第
1のライトガイド13はCCDイメージセンサ110の
水平転送部の信号電荷出力端側に配設され、第2のライ
トガイド14は水平転送部の信号電荷出力端とは反対側
に配設されている。従って、第1及び第2の画像エリア
分離回路207、208により、CCDイメージセンサ
110の撮像領域を垂直転送部に沿って略中央で2分割
した各領域の輝度信号が抽出される。
【0035】第1の画像エリア分離回路207により抽
出された輝度信号は測光回路209に送られ、第2の画
像エリア分離回路208により抽出された輝度信号は測
光回路210に送られる。測光回路209、210は積
分回路であり、入力された輝度信号に積分処理が施され
る。その結果、第1のライトガイド13に相当する撮像
領域、及び第2のライトガイド14に相当する撮像領域
の平均輝度信号がそれぞれ生成される。
【0036】即ち、CCDイメージセンサ110の分割
された撮像領域のうち水平転送部の信号電荷出力端側の
撮像領域、即ちTVモニタ装置50の左側の領域に相当
する撮像領域の平均輝度信号が測光回路209で生成さ
れ、CCDイメージセンサ110の分割された撮像領域
のうち水平転送部の信号電荷出力端側と反対側の撮像領
域、即ちTVモニタ装置50の右側の領域に相当する撮
像領域の平均輝度信号は、測光回路210で生成され
る。
【0037】測光回路209、210で生成された平均
輝度信号は加算回路211により比較されその差分が制
御信号としてモータドライバ212に出力される。モー
タドライバ212では制御信号に基づいてアクチュエー
タ34のモータの回転方向及び回転駆動量が演算され、
駆動信号としてアクチュエータ34のモータに送られ
る。モータの駆動に応じて絞り33が上述のように揺動
し、第1若しくは第2のライトガイド13、14の入射
端に導かれる光量が制御される。
【0038】例えば、患者の体腔内の観察部位の第1の
配光レンズ31(図2参照)に対する物体距離が、第2
の配光レンズ41(図2参照)に対する物体距離より近
い場合、測光回路209から出力される平均輝度信号は
測光回路210から出力される平均輝度信号より高い。
従って、加算回路211及びモータドライバ212の処
理により、第1のライトガイド13の入射端へ導かれる
光量が減少するよう、絞り34は第1のライトガイド1
3側へ揺動され、図6に示す様に位置決めされる。
【0039】観察部位の第1の配光レンズ31に対する
物体距離と第2の配光レンズ41に対する物体距離が略
等しく、測光回路209から出力される平均輝度信号と
測光回路210から出力される平均輝度信号が等しい場
合は、第1及び第2のライトガイド13、14に導かれ
る光量が同一となるよう、モータドライバ212の制御
により絞り34は図3に示す位置に位置決めされる。即
ち、測光回路209から出力される平均輝度信号と測光
回路210から出力される平均輝度信号が等しい場合
は、絞り34は、白色光源22から射出され集光レンズ
24を介して第1及び第2のライトガイド13、14の
入射端に導かれる光の光路から退避される。
【0040】さらに、後段信号処理回路206で生成さ
れた輝度信号は測光回路213に送られる。即ち、測光
回路213には全撮像領域の輝度信号が送られる。測光
回路213は測光回路209及び210と同様の積分回
路であり、測光回路213の積分処理により全撮像領域
の平均輝度信号が生成される。
【0041】一方、上述のフロントパネル25の光量調
整ユニット103のUPボタンスイッチ、DOWNボタ
ンスイッチの操作により決定された参照輝度値はシステ
ムコントローラ21を介してD/A変換器214へ送ら
れ、アナログ参照輝度値に変換される。
【0042】加算回路215において、測光回路213
から出力された全撮像領域の平均輝度信号と、D/A変
換器214から出力されるアナログ参照輝度値が比較さ
れ、その差分電圧が制御信号としてランプ電源回路26
に送られる。ランプ電源回路26では入力された差分電
圧が電力増幅され、白色光源22へ送られ、白色光源2
2の射出光の光量の増減が調節される。
【0043】以上のようにして、TVモニタ装置50の
画像表示領域51の全体的な輝度が輝度調整ユニット1
03(図1参照)のDOWNボタン、UPボタンにより
指定された輝度レベルに一致するよう調整されると共
に、画像表示領域51の左領域51L、右領域51Rの
輝度が均一となるよう調整される。
【0044】尚、本実施形態において、画像表示領域5
1の中央を縦に分割した左右の領域に表示される観察部
位が第1及び第2のライトガイド13、14により照射
されるよう、第1及び第2のライトガイド13、14と
CCDイメージセンサ110との相対的位置関係は定め
られているが、これに限るものではない。例えば、画像
表示領域51の中央を水平走査線に沿うよう横に分割し
た上下の領域に表示される観察部位が第1及び第2のラ
イトガイド13、14により照射されるよう、第1及び
第2のライトガイド13、14とCCDイメージセンサ
110との相対的位置関係を定めてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、対物レ
ンズにより観察可能な範囲において対物レンズからの物
体距離が異なる場合でも、良好な光学的被観察像がTV
モニタ等に映し出される電子内視鏡が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態が適用される電子内視鏡
のブロック図である。
【図2】ライトガイドの出射端及び入射端近傍の構成を
模式的に示す図である。
【図3】絞りユニットの正面図である。
【図4】RGB回転式カラーフィルタの正面図である。
【図5】映像信号処理回路の要部を示すブロック図であ
る。
【図6】絞りユニットの正面図である。
【符号の説明】
10 スコープ 11 撮像センサ 13 第1のライトガイド 14 第2のライトガイド 20 画像信号処理ユニット 21 システムコントローラ 22 白色光源 23 絞りユニット 25 操作パネル 26 ランプ電源回路 27 回転式RGBカラーフィルタ 29 映像信号処理回路 30 タイミングコントローラ 50 TVモニタ装置 101 電源SW 102 点灯SW 103 輝度調整ユニット 207、208 画像エリア分離回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA11 BA13 CA10 CA11 GA02 4C061 AA00 BB02 CC06 DD03 FF46 GG01 HH28 JJ06 JJ11 LL02 MM03 NN01 QQ07 QQ09 RR02 RR06 RR15 RR18 RR22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スコープと、このスコープが着脱自在に
    接続される画像信号処理ユニットとを備えた電子内視鏡
    において、 前記スコープは、その先端側に設けられた固体撮像手段
    と、前記画像信号処理ユニット内に設けられた光源から
    の射出光を前記スコープの先端側に導き、被観察体に照
    射するための光学的に独立した複数のライトガイドとを
    有し、 前記画像信号処理ユニットは、前記固体撮像手段の全撮
    像領域の平均輝度が所定の輝度参照値に実質的に一致す
    るよう前記光源の射出光の光量を調節する光源光量調節
    手段と、 前記スコープの先端側における前記複数のライトガイド
    と前記固体撮像手段との相対的位置関係に応じて前記固
    体撮像手段の撮像領域を分割し、分割された各領域毎の
    平均輝度を算出する輝度情報算出手段と、 前記各領域毎の平均輝度の差分がなくなるよう、前記射
    出光のうち前記複数のライトガイドへ導かれる光束の光
    量を調整するライトガイド光量調節手段とを有すること
    を特徴とする電子内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記ライトガイド光量調節手段は、前記
    複数のライトガイドの入射端と前記光源との間に配設さ
    れた絞りと、前記絞りを駆動させる絞り駆動手段とを有
    することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記絞りは単一の遮蔽板であり、前記ラ
    イトガイド光量調節手段は、前記輝度情報算出手段の算
    出結果に基づいて、前記複数のライトガイドへ導かれる
    光束の光路において前記遮蔽板により遮蔽される領域を
    調節することを特徴とする請求項2に記載の電子内視
    鏡。
  4. 【請求項4】 前記ライトガイド光量調節手段は、前記
    各領域毎の平均輝度の差分が無い場合、前記遮蔽板を前
    記光路から退避させ、前記各領域毎の平均輝度に差分が
    ある場合、前記平均輝度の高い撮像領域に相当するライ
    トガイドへの前記光路において前記遮蔽板により遮蔽さ
    れる領域が調整されるよう、前記遮蔽板を位置決めする
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子内視鏡。
  5. 【請求項5】 前記複数のライトガイドは2つ設けら
    れ、前記遮蔽板は、その長手方向に直交する方向におけ
    る幅が前記2つのライトガイドの間の距離と略同一の長
    板状であることを特徴とする請求項4に記載の電子内視
    鏡。
  6. 【請求項6】 前記ライトガイド光量調節手段は、前記
    各領域毎の平均輝度の差分が無い場合、前記遮蔽板を前
    記射出光の光路において前記2つのライトガイドの入射
    端の端面の間に相当する位置に位置決めすることを特徴
    とする請求項5に記載の電子内視鏡。
JP32127099A 1999-11-11 1999-11-11 電子内視鏡 Expired - Fee Related JP4538120B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32127099A JP4538120B2 (ja) 1999-11-11 1999-11-11 電子内視鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32127099A JP4538120B2 (ja) 1999-11-11 1999-11-11 電子内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001137185A true JP2001137185A (ja) 2001-05-22
JP4538120B2 JP4538120B2 (ja) 2010-09-08

Family

ID=18130707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32127099A Expired - Fee Related JP4538120B2 (ja) 1999-11-11 1999-11-11 電子内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4538120B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342010A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Olympus Corp 内視鏡装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62191808A (ja) * 1986-02-17 1987-08-22 Wako Denki Kk ライトガイド用光源装置の光量調整装置
JPH03109515A (ja) * 1989-06-14 1991-05-09 Olympus Optical Co Ltd 自動調光装置
JPH0572487A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JPH10165357A (ja) * 1996-12-11 1998-06-23 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡システム
JPH11281901A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JPH11290268A (ja) * 1998-04-08 1999-10-26 Asahi Optical Co Ltd 電子内視鏡装置及び電子内視鏡用光源装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62191808A (ja) * 1986-02-17 1987-08-22 Wako Denki Kk ライトガイド用光源装置の光量調整装置
JPH03109515A (ja) * 1989-06-14 1991-05-09 Olympus Optical Co Ltd 自動調光装置
JPH0572487A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JPH10165357A (ja) * 1996-12-11 1998-06-23 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡システム
JPH11281901A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JPH11290268A (ja) * 1998-04-08 1999-10-26 Asahi Optical Co Ltd 電子内視鏡装置及び電子内視鏡用光源装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005342010A (ja) * 2004-05-31 2005-12-15 Olympus Corp 内視鏡装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4538120B2 (ja) 2010-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6937269B2 (en) Electronic endoscope selector and electronic endoscope system
US4967269A (en) Endoscope automatic light control apparatus and endoscope apparatus making use of the same
US6635011B1 (en) Electronic endoscope system
US4860094A (en) Control apparatus for use with different types of endoscopes
US4924856A (en) Endoscope light source apparatus
JPH0479245B2 (ja)
JP2930495B2 (ja) 立体視内視鏡装置
JP2001137186A (ja) 電子内視鏡
JP3406715B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP4538120B2 (ja) 電子内視鏡
JP2000356749A (ja) 内視鏡装置
JP2715383B2 (ja) 内視鏡装置
JPH0474687B2 (ja)
JP4390335B2 (ja) 電子内視鏡
JP2714394B2 (ja) ホワイトバランス回路
JP2874305B2 (ja) 電子内視鏡装置
JPH0723769Y2 (ja) 光源装置
JPH10262922A (ja) 電子内視鏡装置
JP2558376B2 (ja) 電子内視鏡装置
JP2843328B2 (ja) 電子式内視鏡装置
JP2897920B2 (ja) 内視鏡システム
JP2655757B2 (ja) ホワイトバランス調整装置
JPH01181840A (ja) ビデオ内視鏡装置
JP2003190090A (ja) 電子内視鏡装置および電子内視鏡システムおよびシャッタ機構
JP2003190089A (ja) 電子内視鏡装置および電子内視鏡システムおよびシャッタ部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061006

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100621

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees