JP4390335B2 - 電子内視鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スコープと画像信号処理ユニットから成る電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子内視鏡において、電子内視鏡のスコープの先端側にはCCD(charge coupled device )イメージセンサ等の固体撮像素子が対物レンズと組み合わされた撮像部が設けられている。スコープ内には光ファイバー束から成る照明用のライトガイドが挿通されている。スコープが画像信号処理ユニットに接続されると、ライトガイドは画像信号処理ユニット内に設けられたキセノンランプやハロゲンランプ等の照明用光源と光学的に接続される。照明用光源から射出された光はライトガイドによりスコープの先端に導かれ、ライトガイドの出射端近傍に設けられた配光レンズを介してスコープよりCCDイメージセンサ受光面の前方に照射される。さらに、あるスコープでは、CCDイメージセンサの前方を一様に照明するために、ライトガイドの出射端を複数に分割してCCDイメージセンサの周囲に配置すると共に、画像信号処理ユニット側、即ち入射端では1本にまとめられている。
【0003】
スコープの先端部が患者の体腔内に挿入されると、ライトガイドにより照射された観察部位が対物レンズによりCCDイメージセンサの受光面に結像され、画素信号として光電変換される。CCDイメージセンサにより得られた画素信号は画像信号処理ユニットに送られ、画像信号処理ユニット内で画素信号に基づいてビデオ信号が作成される。ビデオ信号は画像信号処理ユニットからTVモニタに出力され、光学的被観察像がTVモニタ装置に表示される。
【0004】
通常、このような電子内視鏡において、被観察部位の照明光の光量はCCDイメージセンサの画素信号から抽出される輝度情報に基づいて光源に組み込まれた絞りを駆動することにより調節される。一方、スコープ先端に設けられる対物レンズは被写界深度の深いものが用いられる。体腔内の病巣等の患部を発見するため、患部を含む広い領域全体を観察する必要があるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の照明光出射端が分割された電子内視鏡では、ライトガイドの入射端は1本にまとめられているため、複数に分割されたライトガイドの出射端のそれぞれから照射される照明光の光量は同一である。従って、撮像部からの距離が近い部位と遠い部位が混在した視界において、上述のように被写界深度の深い対物レンズにより撮影する際、例えばCCDイメージセンサに近い観察部位に合わせて照明光の光量を調節すると、CCDイメージセンサから遠い観察部位は光量が十分でないためTVモニタ上での再現性が悪く、逆にCCDイメージセンサから遠い観察部位に合わせて光量を調節すると、CCDイメージセンサに近い観察部位は、CCDイメージセンサのダイナミックレンジの上限を超えてしまい、TVモニタ上でハレーションを起こしてしまうという問題があった。
【0006】
また、出射端が複数に分割され入射端では1本にまとめられたライトガイドが例えば入射端において光学的に2分割されているとする。この時、照明用光源から射出され集光レンズ等を介してライトガイドの入射端に導かれる光束の光軸とライトガイドの入射端の分割の境界面とは一般的にずれている。言い換えると、入射端の分割の境界面上に上述の光束の光軸が在るように厳密に調整するのは困難である。従って、光軸は分割された領域のどちらか一方に在ることになる。
【0007】
一方、上述の射出光は厳密には完全な平行光ではない。従って、ライトガイド入射端から離れた位置においては入射端の分割された領域のうち上述の光軸の存在しない領域には入射するはずがない位置にある光束でも、その一部は入射端直前においては、その光軸の存在しない領域側に浸入し入射してまう(光の漏れ込み)。照明用光源とライトガイド入射端との間には光量調節用絞りが存在するが、この絞りの開度により射出光の拡散の度合いも変化するので、上述の光の漏れ込みの量は非線形に変化する。
【0008】
上記の要因により、ライトガイド入射端の分割された各領域へ入射する光束を厳密に分けられない。従って、入射端の各領域について 撮像部からの距離が近い部位と遠い部位が混在した視界を被写界深度の深い対物レンズで撮影することから生じる上述の問題に関わる適切な光量調整をすることは困難となる等の問題が生じる。この第2の問題を解決する方法として、照明用光源と入射端、及び絞りと入射端の各距離を小さくすることが考えられるが、機構上限度がある。
【0009】
本発明は、以上の問題を解決するものであり、ライトガイドにおいて複数に分割された出射端に対応して複数に分割された入射端の各領域へ入射する光束を厳密に分けて適切な光量調整を可能とすると共に、被観察体の観察可能な範囲において対物レンズからの物体距離が異なる場合でも、良好な光学的被観察像が得られる電子内視鏡を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子内視鏡は、スコープと、このスコープが着脱自在に接続される画像信号処理ユニットとを備えた電子内視鏡において、スコープは、画像信号処理ユニット内に設けられた光源からの射出光をスコープの先端側に導き、被観察体に照射するための、出射端にて複数に分割されたライトガイドと、ライトガイドを出射端側における複数の分割に対応して分割された入射端側において保持するライトガイド保持部材とを有し、画像信号処理ユニットは、スコープが接続される際、ライトガイド保持部材が挿入される筒状の受部と、受部の端部近傍に配設され、射出光のうちライトガイドへ導かれる光束の光量を調節するための絞りと、受部の端部に設けられ、射出光のうちライトガイドへ導かれる光束を入射端の分割に応じて分離して振り分けて導くための仕切り部材とを有することを特徴とする。
【0011】
好ましくは、仕切り部材は、スコープを画像信号処理ユニットに接続すると、その側端部の一部がライトガイド保持部材の端面に押圧されるよう設けられている。
【0012】
好ましくは、仕切り部材は可撓性を有し、かつ受部内において光路に沿って変位可能に支持されており、ライトガイド保持部材の端面に押圧されるとライトガイド保持部材への付勢力を発生させる。
【0013】
好ましくは、ライトガイド保持部材の端面には、スコープを画像信号処理ユニットに接続すると仕切り部材の側端部が嵌合する切り込みが形成されている。
【0014】
ライトガイドは例えば、入射端において2つに分割され、それぞれ入射端の端面が半円に成形され、光学的には互いに独立したまま互いの端面の直線部が当接するよう1つにまとめられており、光源側から見た場合、切り込みは直線部の当接部分の延長上に相当する位置に形成されている。
【0015】
また、ライトガイドは例えば入射端において2つに分割され、それぞれの入射端の端面が所定の間隔をおいて配置されるようライトガイド保持部材により保持され、スコープを画像信号処理ユニットに接続すると、光源側から見た場合、仕切り部材が2つの端面の間に位置決めされるよう、切り込みは形成されている。
【0016】
以上のように本発明によれば、画像信号処理ユニット内において、スコープのライトガイド保持部材が挿入される筒状の受部の端部に仕切り部材が設けられており、光源からの射出光のうち、ライトガイドの複数に分割された出射端に対応した入射端のそれぞれの領域の1つに導かれる光束が、他の領域に導かれる光束の光路に浸入することが防止される。即ち、複数のライトガイドのそれぞれの出射端から被観察体へ照射される光の光量が正確に制御される。その結果、対物レンズにより観察可能な範囲において対物レンズからの物体距離が異なる場合でも、良好な光学的被観察像がTVモニタ等に映し出される。
【0017】
仕切り部材をライトガイド保持部材の端面に押圧されるよう配設し、また、仕切り部材を可撓性を有する部材で成型し、かつ受部内において光路に沿って変位可能に支持することにより、スコープを画像信号処理ユニットに接続すると、仕切り部材のライトガイド保持部材に対する付勢力が発生する。従って、仕切り部材の平面性が維持され、複数のライトガイドの近位端へ入射する光束の光路の仕切りの精度が高まる。
【0018】
ライトガイド保持部材の端面には切り込みが形成されている。従って、スコープを画像信号処理ユニットに接続する際、仕切り部材の側端部が切り込みに嵌合するようスコープの先端部を位置決めすることにより、仕切り部材に対するライトガイド保持部材の複数のライトガイドの端面の位置を正確に定めることが容易である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本願発明に係る実施形態が適用される電子内視鏡のブロック図である。スコープ10は可撓性導管(可撓管)を有し、画像信号処理ユニット20に着脱自在に接続される。スコープ10の先端側には撮像センサ11が設けられている。スコープ10を画像信号処理ユニット20に接続すると撮像センサ11はCCDドライバ12を介して画像信号処理ユニット20に接続される。スコープ10内には第1のライトガイド13及び第2のライトガイド14が挿通されている。第1及び第2のライトガイド13、14の出射端は、スコープ10の先端まで延びている。
【0020】
画像信号処理ユニット20のシステムコントローラ21は電子内視鏡を全体的に制御するマイクロコンピュータである。即ち、システムコントローラ21は中央処理ユニット(CPU)、種々のルーチンを実行するためのプログラム、常数等を格納する読出し専用メモリ(ROM)、データ等を一時的に格納する書込み/読出し自在なメモリ(RAM)から成る。
【0021】
スコープ10を画像信号処理ユニット20に接続すると、第1及び第2のライトガイド13、14の入射端は画像信号処理ユニット20内に設けられたキセノンランプあるいはハロゲンランプ等の白色光源22に光学的に接続される。第1及び第2のライトガイド13、14の入射端と白色光源22との間には絞りユニット23、集光レンズ群24が設けられている。
【0022】
画像信号処理ユニット20には操作パネル25が設けられ、この操作パネル25には種々の表示灯や種々のスイッチが設けられる。電源スイッチ(SW)101により画像信号処理ユニット20の主電源(図示せず)のON/OFFを切替えられ、点灯スイッチ(SW)102により白色光源22の点灯が制御される。
【0023】
点灯SW102からの信号に基づいてシステムコントローラ21はランプ電源回路26に制御信号を出力する。システムコントローラ21からの制御信号に従い、ランプ電源回路26により白色光源22への給電が適宜制御される。尚、ランプ電源回路26はプラグ(図示せず)を介して商用電源に接続されている。
【0024】
図2はスコープ10の先端部と画像信号処理ユニット20への差込部との対応関係を模式的に示す図である。尚、図の簡略化のため一部の部材は省略されている。スコープ10の先端側、即ち第1及び第2のライトガイド13、14の出射端には、それぞれ第1の配光レンズ31、第2の配光レンズ41が配設されている。撮像センサ11はCCDイメージセンサ110と対物レンズ群111を備えている。スコープ10の先端側において、第1のライトガイド13はCCDイメージセンサ110の水平転送部の信号電荷出力端側(図示せず)に配設され、第2のライトガイド14はCCDイメージセンサ110の水平転送部の信号電荷出力端の反対側に配設される。
【0025】
スコープ10の画像信号処理ユニット20への差込部、即ち第1及び第2のライトガイド13、14の入射端の端面は、図3に示すようにそれぞれ半円に成形され、光学的には互いに独立したまま互いの端面の直線部13L、14Lが当接するよう、口金15により1つにまとめられている。また、口金15の端面において、白色光源22(図1参照)側から見た場合、直線部13L、14Lの当接部分の延長上に相当する位置に切り込み15B及び15Cが形成されている。
【0026】
図4は、画像信号処理ユニット20内において、スコープ10の入射端が接続されている部分の近傍を示す図であり、一部の部材のみ断面で示されている。
スコープ10は、口金15を画像信号処理ユニット20の側面に設けられた差込口16から挿入することにより、画像信号処理ユニット20に接続される。差込口16はスコープ10の挿入方向に沿って所定の高さを有する環状の壁部であり、壁部の外周面には全周にわたって所定の深さを有する溝16Aが刻設されている。溝16AにはCリング17が配設されている。また、画像信号処理ユニット20内において口金15を受けるための円筒状の受部18が、差込口16から画像信号処理ユニット20の内部に向かって形成されている。さらに、画像信号処理ユニット20の側面において差込口16の近傍には、スコープ10の差込位置を確定するための位置確定穴20Aが形成されている。
【0027】
スコープ10において、口金15の周囲には口金15の長手方向に沿って所定の高さを有する環状の壁部19が形成されている。壁部19の内周面には所定の深さを有する溝19Aが形成されている。溝19Aは、溝19Aにより規定される径がCリング17の外径よりもわずかに小さくなるよう形成される。また、壁部19の端面の一部には突起部19Bが形成されている。
【0028】
口金15を差込口16から挿入し、スコープ10の壁部19の端面が画像信号処理ユニット20の側面に当接するまで口金15を受部18に差し込み、図4に示すように、突起部19Bが位置確定穴20Aに嵌合するようスコープ10を画像信号処理ユニット20に対して位置決めする。突起部19Bと位置確定穴20が嵌合することにより、口金15の軸心を中心としたスコープ10の回転が防止される。また、上述のように、スコープ10の壁部19の溝19Aは差込口16に配設されたCリング17の外径よりも僅かに小さいため、Cリング17は溝19Aに嵌合すると共に、壁部19を内周面から外周面に向かう方向に付勢する。従って、スコープ10が画像信号処理ユニット20から不用意に離脱することが防止される。
【0029】
受部18の底部と白色光源22との間には絞りユニット23、集光レンズ群24が配設されている。即ち、白色光源22から射出され集光レンズ24群により平行光となった射出光は、絞りユニット23を介して、受部18に挿入された口金15に保持された第1及のライトガイド13(図示せず)及び第2のライトガイド14へ導かれる。絞りユニット23は、絞り33とアクチュエータ34を備える。アクチュエータ34は、本体内に駆動源としてDCサーボモータ等を備えており、本体は支持機構(図示せず)により画像信号処理ユニット20内に固定されている。
【0030】
図5は絞り33、第1及び第2のライトガイド13、14を白色光源22の側から示す正面図である。尚、図5においてアクチュエータ34の本体部分等の一部の部材は図の簡略化のため省略されている。絞り33は薄板であり、上端部から下端部に向かって次第に広がる略セクタ状に成形されている。上端部は、アクチュエータ34のモータの出力軸34Aに固定されている。従って、モータの正逆回転に伴う出力軸34Aの回転に応じて、絞り33は出力軸34Aを中心として時計周りあるいは反時計周りに揺動する。図5は、絞り33が基準位置にある状態、即ち、時計周り若しくは反時計周りのどちらにも揺動していない状態を示している。
【0031】
絞り33の下端部近傍には穴133が形成されている。穴133において第1のライトガイド13側の縁部133Rは、絞り33を時計周りに回転させた場合、白色光源22(図4参照)の側から見て第1のライトガイド13の端面の直線部13Lと第2のライトガイド14の端面の直線部14Lとの当接部分に重なり合うよう、所定の角度をもって形成されている。同様に、穴133において第2のライトガイド14側の縁部133Lは、絞り33を反時計周りに回転させた場合、白色光源22の側から見て直線部13Lと直線部14Lとの当接部分に重なり合うよう、所定の角度をもって形成されている。換言すれば、絞り33が基準位置にあるとき、直線部13Lと直線部14Lとの当接部分を延長し絞り33に投影した線と、縁部133R及び133Lを延長した線は出力軸34Aで交わるよう、穴133は形成されている。
【0032】
絞り33が基準位置に位置決めされている場合、図5から明らかなように、第1及び第2のライトガイド13、14への光路は遮断されず、射出光の光量は調節されずそのまま第1及び第2のライトガイド13、14へ導かれる。絞り33が図5に示す基準位置から時計周りに揺動されると、白色光源22の射出光の第2のライトガイド14への光路は絞り33により遮断されず、第1のライトガイド13への光路のみが絞り33により遮断される。従って、白色光源22の射出光の第1のライトガイド13への光路の範囲が決定され、第1のライトガイド13へ導かれる光量のみが調節される。一方、絞り33が図4に示す基準位置から反時計周りに揺動されると、白色光源22の射出光の第1のライトガイド13への光路は絞り33により遮断されず、第2のライトガイド14への光路のみが絞り33により遮断される。従って、白色光源22の射出光の第2のライトガイド14への光路の範囲が決定され、第2のライトガイド14へ導かれる光量のみが調節される。
【0033】
即ち、アクチュエータ34のモータの回転方向、及び回転量を適宜制御することにより、第1のライトガイド13への光量、若しくは第2のライトガイド14への光量が調節される。尚、第1のライトガイド13への光量を調節する場合、縁部133Rが第1のライトガイド13の端面の直線部13Lと第2のライトガイド14の端面の直線部14Lとの当接部分に重なり合う位置まで絞り33が反時計方向に揺動されることがないようモータの回転量は制御される。同様に、第2のライトガイド14への光量を調節する場合、縁部133Lが直線部13Lと直線部14Lとの当接部分に重なり合う位置まで絞り33が時計方向に揺動されることがないようモータの回転量は制御される。
【0034】
受部18の底部には仕切り板35が配設されている。ここで図4、6及び7を参照して仕切り板35と受部18の底部における仕切り板35の支持構造について説明する。図6は、口金15が受部18に挿入されていない状態を示しており、図4と同様、一部部材のみ断面で示されている。図7は受部18を絞り33の側から示す正面図であり、各部の構成を明示するため図4及び図6とは異なる拡大率で示される。
仕切り板35は例えば樹脂等を成形した可撓性を有する薄板であり、本体35A、回転部35B及び35C、本体35Aと回転部35Bを連結するアーム35D、本体35Aと回転部35Cを連結するアーム35Eを有する。回転部35B、35Cにはそれぞれネジ穴36B、36Cが穿設されている。
【0035】
底部18Bには白色光源22の射出光の光束に沿って、図7に示すようにスリット180B、180Cが刻設されている。受部18の外周面において、底部18Bのスリット180Bに対応する位置に切り欠き部37Bが形成され、スリット180Cに対応する位置に切り欠き部37Cがそれぞれ形成されている。切り欠き部37Bにはネジ38Bが配設されている。ネジ38Bのシャフトはスリット180Bを貫通し、底部18Bに固定されている。同様に、切り欠き部37Cにはネジ38Cが配設され、ネジ38Cのシャフトはスリット180Cを貫通し底部18Bに固定されている。
【0036】
仕切り板35は、回転部35Bがスリット180B内に配設され、回転部35Cがスリット180C内に配設されるよう、底部18B内に設けられる。スリット180B内において、ネジ38Bは回転部35Bのネジ穴36Bを挿通し、スリット180C内において、ネジ38Cは回転部35Cのネジ穴36Cを挿通しており、回転部35B、35Cはそれぞれスリット180B、180Cに沿って回転可能にネジ38B、38Cにより支持されている。
【0037】
図6に示すように、口金15の先端が底部18Bにまで挿入されていない状態では、仕切り板35にはいかなる外力も加えられておらず、本体35Aの端部の一部はスリット180B、180Cの底面に当接している。
【0038】
口金15の先端が底部18Bまで挿入されると、口金15の端面の切り込み15B、15C(図3参照)に仕切り板35の本体35Aの端部が嵌合し、かつ絞り33側へ押圧される。上述のように、仕切り板35は可撓性を有し、かつ回転部35B、35Cはスリット180B、180Cに沿って回転可能に支持されている。従って、図4に示すように、仕切り板35の回転部35Bはねじ穴36Bを回転中心として反時計周りに回転し、回転部35Cはねじ穴36Cを回転中心として時計周りに回転し、同時に、アーム35D及び35Eはそれぞれ本体35Aに近づく方向へ変位し、本体35Aは絞り33側へ変位し、かつ受部18を底部18Bから差込口16へ向かう方向へ付勢する。
【0039】
尚、上述のスコープ10の壁部19の突起部19Bと口金15の切り込み15B、15C、及び画像信号処理ユニット20の位置確定穴20Aと仕切り板35は、突起部19Bを位置確定穴20Aを嵌合させると、切り込み15B、15Cに仕切り板35の端面が嵌合するよう、それぞれ相対的位置関係を有している。
【0040】
第1及び第2のライトガイド13、14の入射端と絞り33との間に上述のような仕切り板35を設けることにより、第1のライトガイド13の入射端へ導かれる光束が第2のライトガイド14の入射端へ導かれる光束の光路へ浸入することが防止され、また第2のライトガイド14の入射端へ導かれる光束が第1のライトガイド13の入射端へ導かれる光束の光路へ浸入することが防止される。即ち、第1及び第2のライトガイド13、14の入射端へ導かれる光束の光量は、絞り33により規定される光量となる。
【0041】
図1を参照すると、画像信号処理ユニット20において、白色光源22の光射出側には回転式三原色カラーフィルタとして回転式RGBカラーフィルタ27が介在させられる。回転式RGBカラーフィルタ27は図8に示すように円板要素からなり、それぞれセクタ状の赤色フィルタ27R、緑色フィルタ27G、青色フィルタ27Bが設けられている。赤色フィルタ27R、緑色フィルタ27G、青色フィルタ27Bはそれぞれの半径方向の中心が120°の角度間隔となるよう、円板要素の円周方向に沿って配置されており、互いに隣接するフィルタ間の領域は遮光領域である。
【0042】
回転式RGBカラーフィルタ27は、サーボモータあるいはステッピングモータ等の駆動モータ28により回転させられる。回転式RGBカラーフィルタ27の回転周波数は電子内視鏡で採用されるTV映像再現方式に応じて決められる。例えば、PAL方式が採用されている場合には、回転式RGBカラーフィルタ27の回転周波数は25Hzであり、NTSC方式が採用されている場合には、その回転周波数は30Hzとなる。
【0043】
例えば、回転式RGBカラーフィルタ27が回転周波数30Hzで回転させられるとすると(NTSC方式)、その1回転に要する時間は約33.3msec(1/30sec )となり、各色フィルタによる照明時間はほぼ33.3/6msecとなる。ライトガイドの出射端の端面から赤色光、緑色光及び青色光が毎33.3msec間にほぼ33.3/6msecだけ順次射出させられて、被観察体は赤色光、緑色光及び青色光により順次照明され、その各色の光学的被観察体像が撮像センサ11の対物レンズ群111によってCCDイメージセンサ110の受光面に順次結像させられる。撮像センサ11はそのCCDイメージセンサ110の受光面に結像された各色の光学的被観察体像を1フレーム分のアナログ画素信号に光電変換し、その各色の1フレーム分のアナログ画素信号は各色の照明時間(33.3/6msec)に続く次の遮光時間(33.3/6msec)にわたって撮像センサ11から順次読み出される。このような撮像センサ11からのアナログ画素信号の読み出しはスコープ10内に設けられたCCDドライバ12によって行なわれる。
【0044】
尚、厳密に言うと、カラーフィルタ27R、27G及び27Bからのそれぞれの色の出力パワー及びCCDイメージセンサ110の分光感度特性が異なるために、赤色光、緑色光及び青色光による照明時間はそれぞれ多少異なったものとされるが、CCDイメージセンサ110からのそれぞれの色の1フレーム分のアナログ画素信号の読み出しは同じ態様で遮光時間内で行なわれる。
【0045】
図1に示すように、スコープ10が画像信号処理ユニット20に接続されるとCCDドライバ12は映像信号処理回路29に接続される。撮像センサ11から読み出された画素信号はCCDドライバ12を介して映像信号処理回路29に送られる。映像信号処理回路29において、送られてきた画素信号からRGBのカラーアナログビデオ信号が生成され、TVモニタ50に送られる。
【0046】
さらに、上述の操作パネル25は輝度調整ユニット103を備える。輝度調整ユニット103は、具体的にはTVモニタ50の映像再現画面全体の照明による輝度を増大させるUPボタンスイッチと、輝度を減少させるDOWNボタンスイッチと、輝度レベル表示器とから構成される。UPボタンスイッチを押すことにより輝度増大パルス信号がシステムコントローラ21に対して出力され、DOWNボタンスイッチを押すことにより輝度減少パルス信号がシステムコントローラ21に対して出力される。輝度増大パルス信号の出力の度毎に後述する輝度参照値が所定量だけ段階的に増大させられ、輝度減少パルス信号の出力の度毎に輝度参照値が所定量だけ段階的に減少させられる。DOWNボタンスイッチ、UPボタンスイッチの操作により指定された輝度レベルが輝度レベル表示器に段階的に表示され、電子内視鏡の操作者に認識される。
【0047】
図9は、画像信号処理ユニット20の映像信号処理回路29の要部を示す図である。スコープ10のCCDドライバ12によって撮像センサ11から読み出された各色の1フレーム分のアナログ画素信号は前段信号回路201に入力される。前段信号回路201にはプリアンプ、帯域制限用ビデオフィルタ、ガンマ回路等が設けられており、CCDドライバ12から出力されたアナログ画素信号の増幅、ガンマ補正等の所定の画像処理が行なわれる。
【0048】
前段信号回路201で処理された各色の1フレーム分のアナログ画素信号は順次アナログ/デジタル(A/D)変換器202に送られ、デジタル画素信号に変換され、次いで各色の1フレーム分のデジタル画素信号はそれぞれR画像メモリ203R、G画像メモリ203G、B画像メモリ203Bに格納される。それぞれの画像メモリに格納された各色のデジタル画素信号は同時に読み出され、各色の読み出しデジタル画素信号には水平同期信号及び垂直同期信号等が付加される。即ち、1フレーム分の三原色のデジタル画素信号はR画像メモリ203R、G画像メモリ203G、B画像メモリ203Bからカラーデジタルビデオ信号(R、G、B)として出力されデジタルプロセス回路204に送られる。尚、A/D変換器202における変換のタイミング、各画像メモリへの画素信号の取り込み、同期信号の生成等はタイミングコントローラ30により制御される。
【0049】
デジタルプロセス回路204では、各色のカラーデジタルビデオ信号に拡大、縮小、ノイズリダクション等の処理が施され、それぞれデジタル/アナログ(D/A)変換器205R、205G、205Bに入力される。各色の1フレーム分のカラーデジタルビデオ信号はD/A変換器205R、205G、205Bで1フレーム分のカラーアナログビデオ信号に変換され、後段信号処理回路206に入力される。各色の1フレーム分のカラーアナログビデオ信号は後段信号処理回路206においてローパスフィルタを経た後に適宜出力レベルを調整されTVモニタ50に送られ、そこで光学的被観察体像がカラー画像として再現される。
【0050】
また、後段信号処理回路206ではカラーアナログビデオ信号から輝度信号が生成され、第1の画像エリア分解回路207、第2の画像エリア分解回路208に送られる。第1及び第2の画像エリア分解回路207、208では、第1及び第2のライトガイド13、14による各照明エリアとCCDイメージセンサ110との相対的な位置関係に基づいてCCDイメージセンサ110の撮像領域を分割し、それぞれの撮像領域に相当する輝度信号が抽出される。第1のライトガイド13の照明エリアに相当する撮像領域の輝度信号は第1の画像エリア分解回路207により抽出され、第2のライトガイド14の照明エリアに相当する撮像領域の輝度信号は第2の画像エリア分解回路208により抽出される。
【0051】
上述のように、本実施形態では、CCDイメージセンサ110の略中央の垂直転送部から見て、第1のライトガイド13はCCDイメージセンサ110の水平転送部の信号電荷出力端側に配設され、第2のライトガイド14は水平転送部の信号電荷出力端とは反対側に配設されている。従って、第1及び第2の画像エリア分離回路207、208により、CCDイメージセンサ110の撮像領域を垂直転送部に沿って略中央で2分割した各領域の輝度信号が抽出される。
【0052】
第1の画像エリア分解回路207により抽出された輝度信号は測光回路209に送られ、第2の画像エリア分解回路208により抽出された輝度信号は測光回路210に送られる。測光回路209、210は積分回路であり、入力された輝度信号に積分処理が施される。その結果、第1のライトガイド13に相当する撮像領域、及び第2のライトガイド14に相当する撮像領域の平均輝度信号がそれぞれ生成される。
【0053】
即ち、CCDイメージセンサ110の分割された撮像領域のうち水平転送部の信号電荷出力端側の撮像領域、即ちTVモニタ50の左側の領域に相当する撮像領域の平均輝度信号が測光回路209で生成され、CCDイメージセンサ110の分割された撮像領域のうち水平転送部の信号電荷出力端側と反対側の撮像領域、即ちTVモニタ50の右側の領域に相当する撮像領域の平均輝度信号は、測光回路210で生成される。
【0054】
測光回路209、210で生成された平均輝度信号は加算回路211により比較されその差分が制御信号としてモータドライバ212に出力される。モータドライバ212では制御信号に基づいてアクチュエータ34のモータの回転方向及び回転駆動量が演算され、駆動信号としてアクチュエータ34のモータに送られる。モータの駆動に応じて絞り33が上述のように揺動し、第1若しくは第2のライトガイド13、14の入射端に導かれる光量が制御される。
【0055】
例えば、患者の体腔内の観察部位の第1の配光レンズ31(図2参照)に対する物体距離が、第2の配光レンズ41(図2参照)に対する物体距離より近い場合、測光回路209から出力される平均輝度信号は測光回路210から出力される平均輝度信号より高い。従って、加算回路211及びドライバ212の処理により、第1のライトガイド13の入射端へ導かれる光量が減少するよう、絞り33は図5において反時計周りに所定量、揺動され停止される。
【0056】
観察部位の第1の配光レンズ31に対する物体距離と第2の配光レンズ41に対する物体距離が略等しく、測光回路209から出力される平均輝度信号と測光回路210から出力される平均輝度信号が等しい場合は、第1及び第2のライトガイド13、14に導かれる光量が同一となるよう、ドライバ212の制御により絞り33は図5に示す基準位置に位置決めされる。
【0057】
さらに、後段信号処理回路206で生成された輝度信号は測光回路213に送られる。即ち、測光回路213には全撮像領域の輝度信号が送られる。測光回路213は測光回路209及び210と同様の積分回路であり、測光回路213の積分処理により全撮像領域の平均輝度信号が生成される。
【0058】
一方、上述のフロントパネル25の光量調節ユニット103のUPボタンスイッチ、DOWNボタンスイッチの操作により決定された参照輝度値はシステムコントローラ21を介してD/A変換器214へ送られ、アナログ参照輝度値に変換される。
【0059】
加算回路215において、測光回路213から出力された全撮像領域の平均輝度信号と、D/A変換器214から出力されるアナログ参照輝度値が比較され、その差分電圧が制御信号としてランプ電源回路26に送られる。ランプ電源回路26では入力された差分電圧が電力増幅され、白色光源22へ送られ、白色光源22の射出光の光量の増減が調節される。
【0060】
以上のようにして、TVモニタ装置50の画像表示領域51の全体的な輝度が輝度調整ユニット103(図1参照)のDOWNボタン、UPボタンにより指定された輝度レベルに一致するよう調整されると共に、画像表示領域51の左領域51L、右領域51Rの輝度が均一となるよう調整される。
【0061】
本実施形態によれば、第1及び第2のライトガイド13、14の入射端へそれぞれ導かれる光束の、他方の入射端への光束の光路への浸入が仕切り板35により防止される。従って、上述の測光回路209、210及び加算回路211の処理による演算上の第1及び第2のライトガイド13、14の入射端への光量よりも、実際にそれぞれの入射端へ入射する光束の光量が増加することはない。即ち、絞り33と第1及び第2のライトガイド13、14の入射端との間に仕切り板35を設けることにより、画像表示領域51の左領域51L、右領域51Rの輝度が正確に制御される。
【0062】
尚、本実施形態の変形例として、第1及び第2のライトガイド13、14を入射端において、図10に示すようにそれぞれの入射端の端面が所定の近接間隔をおいて配置されるよう口金15により保持してもよい。この場合、仕切り板35は、図11に示すように第1及び第2のライトガイド13、14の入射端の端面の間に位置決めされるよう設けられる。
【0063】
また、本実施形態において、画像表示領域51の中央を縦に分割した左右の領域に表示される観察部位が第1及び第2のライトガイド13、14により照射されるよう、第1及び第2のライトガイド13、14とCCDイメージセンサ110との相対的位置関係は定められているが、これに限るものではない。例えば、画像表示領域51の中央を水平走査線に沿うよう横に分割した上下の領域に表示される観察部位が第1及び第2のライトガイド13、14により照射されるよう、第1及び第2のライトガイド13、14とCCDイメージセンサ110との相対的位置関係を定めてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ライトガイドにおいて複数に分割された出射端に対応して複数に分割された入射端の各領域へ入射する光束を厳密に分けて適切な光量調整を可能とすると共に、対物レンズにより観察可能な範囲において対物レンズからの物体距離が異なる場合でも、良好な光学的被観察像がTVモニタ等に映し出される電子内視鏡が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態が適用される電子内視鏡のブロック図である。
【図2】ライトガイドの出射端及び入射端近傍の構成を模式的に示す図である。
【図3】ライトガイドの入射端の正面図である。
【図4】スコープを接続した状態の画像信号処理ユニットの受部近傍を示す図である。
【図5】絞りユニットの正面図である。
【図6】スコープを接続していない状態の画像信号処理ユニットの受部近傍を示す図である。
【図7】受部を絞りの側から示す正面図である。
【図8】RGB回転式カラーフィルタの正面図である。
【図9】映像信号処理回路の要部を示すブロック図である。
【図10】本発明に係る実施形態の変形例におけるライトガイドの入射端の正面図である。
【図11】実施形態の変形例における受部を絞りの側から示す正面図である。
【符号の説明】
10 スコープ
11 撮像センサ
13 第1のライトガイド
14 第2のライトガイド
15 口金
18 受部
20 画像信号処理ユニット
21 システムコントローラ
22 白色光源
23 絞りユニット
25 操作パネル
26 ランプ電源回路
27 回転式RGBカラーフィルタ
29 映像信号処理回路
30 タイミングコントローラ
33 絞り
35 仕切り板
50 TVモニタ装置
101 電源SW
102 点灯SW
103 輝度調節ユニット
207、208 画像エリア分離回路
Claims (6)
- スコープと、このスコープが着脱自在に接続される画像信号処理ユニットとを備えた電子内視鏡において、
前記スコープは、前記画像信号処理ユニット内に設けられた光源からの射出光を前記スコープの先端側に導き、被観察体に照射するための、出射端にて複数に分割されたライトガイドと、
前記ライトガイドの入射端側において前記ライトガイドを保持するライトガイド保持部材とを有し、
前記入射端は、前記出射端側における前記複数の分割に対応して分割され、それぞれの入射端の端面が、光学的には互いに独立したまま1つにまとめられ、
前記画像信号処理ユニットは、前記スコープが接続される際、前記ライトガイド保持部材が挿入される筒状の受部と、
前記受部の端部近傍に配設され、前記射出光のうち前記ライトガイドへ導かれる光束の光量を調節するための絞りと、
前記受部の端部に設けられ、前記射出光のうち前記ライトガイドへ導かれる光束を前記入射端の分割に応じて分離して振り分けて導くための仕切り部材とを有することを特徴とする電子内視鏡。 - 前記仕切り部材は、前記スコープを前記画像信号処理ユニットに接続すると、その側端部の一部が前記ライトガイド保持部材の端面に押圧されるよう設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡。
- 前記仕切り部材は可撓性を有し、かつ前記受部内において前記光路に沿って変位可能に支持されており、前記ライトガイド保持部材の端面に押圧されると前記ライトガイド保持部材への付勢力を発生させることを特徴とする請求項2に記載の電子内視鏡。
- 前記ライトガイド保持部材の端面には、前記スコープを前記画像信号処理ユニットに接続すると前記仕切り部材の側端部が嵌合する切り込みが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電子内視鏡。
- スコープと、このスコープが着脱自在に接続される画像信号処理ユニットとを備えた電子内視鏡において、
前記スコープは、前記画像信号処理ユニット内に設けられた光源からの射出光を前記スコープの先端側に導き、被観察体に照射するための、出射端にて複数に分割されたライトガイドと、
前記出射端側における前記複数の分割に対応して分割された入射端側において前記ライトガイドを保持するライトガイド保持部材とを有し、
前記画像信号処理ユニットは、前記スコープが接続される際、前記ライトガイド保持部材が挿入される筒状の受部と、
前記受部の端部近傍に配設され、前記射出光のうち前記ライトガイドへ導かれる光束の光量を調節するための絞りと、
前記受部の端部に設けられ、前記射出光のうち前記ライトガイドへ導かれる光束を前記入射端の分割に応じて分離して振り分けて導くための仕切り部材とを有し、
前記仕切り部材は、前記スコープを前記画像信号処理ユニットに接続すると、その側端部の一部が前記ライトガイド保持部材の端面に押圧されるよう設けられ、
前記仕切り部材は可撓性を有し、かつ前記受部内において前記光路に沿って変位可能に支持されており、前記ライトガイド保持部材の端面に押圧されると前記ライトガイド保持部材への付勢力を発生させ、
前記ライトガイド保持部材の端面には、前記スコープを前記画像信号処理ユニットに接続すると前記仕切り部材の側端部が嵌合する切り込みが形成され、
前記ライトガイドは前記入射端において2つに分割され、それぞれ入射端の端面が半円に成形され、光学的には互いに独立したまま互いの前記端面の直線部が当接するよう1つにまとめられており、
前記光源側から見た場合、前記切り込みは前記直線部の当接部分の延長上に相当する位置に形成されていることを特徴とする電子内視鏡。 - 前記ライトガイドは前記入射端において2つに分割され、それぞれの入射端の端面が所定の間隔をおいて配置されるよう前記ライトガイド保持部材により保持され、
前記スコープを前記画像信号処理ユニットに接続すると、前記光源側から見た場合、前記仕切り部材が前記2つの端面の間に位置決めされるよう、前記切り込みは形成されていることを特徴とする請求項4に記載の電子内視鏡。
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