JP2001137155A - 便座取付構造 - Google Patents
便座取付構造Info
- Publication number
- JP2001137155A JP2001137155A JP32281099A JP32281099A JP2001137155A JP 2001137155 A JP2001137155 A JP 2001137155A JP 32281099 A JP32281099 A JP 32281099A JP 32281099 A JP32281099 A JP 32281099A JP 2001137155 A JP2001137155 A JP 2001137155A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- cover
- washer
- toilet seat
- toilet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 便器本体から便座が外されることを、確実に
防ぐことのできる便座取付構造の提供を目的とする。 【構成】 ボルト6にパッキン7とワッシャを介在させ
てナット9を締め付け、便座2を便器本体1に取り付け
る取付構造において、ナット9の回りを覆うカバーを設
けたカバー付きワッシャ8が用いられる。
防ぐことのできる便座取付構造の提供を目的とする。 【構成】 ボルト6にパッキン7とワッシャを介在させ
てナット9を締め付け、便座2を便器本体1に取り付け
る取付構造において、ナット9の回りを覆うカバーを設
けたカバー付きワッシャ8が用いられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、便座の取付構造に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、便器本体の上面に便
座を取り付ける場合に、取付ボルトにパッキン,ワッシ
ャを通しナットを締め付けて固定しているが、ナット
は、一般的な工具で締め付けるナットの他に、手締めナ
ットが用いられることも多かった。ところで、このよう
に便座を取り付けた便器が自動車道のサービスエリアな
どのトイレ内に設置されているような場合に、悪戯によ
りナットが弛められて便座が外されたり、また、便座が
盗まれて無くなってしまう虞れがあるという問題点があ
り、特に、手締めナットの場合は、工具が無くても容易
に外され、持ち去られる虞れが高いものであった。
座を取り付ける場合に、取付ボルトにパッキン,ワッシ
ャを通しナットを締め付けて固定しているが、ナット
は、一般的な工具で締め付けるナットの他に、手締めナ
ットが用いられることも多かった。ところで、このよう
に便座を取り付けた便器が自動車道のサービスエリアな
どのトイレ内に設置されているような場合に、悪戯によ
りナットが弛められて便座が外されたり、また、便座が
盗まれて無くなってしまう虞れがあるという問題点があ
り、特に、手締めナットの場合は、工具が無くても容易
に外され、持ち去られる虞れが高いものであった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、ナットが弛められて便
座が外されることのない便座の取付構造を提供せんこと
を目的とし、その第1の要旨は、ボルトにパッキンとワ
ッシャを介在させてナットを締め付け、便座を便器本体
に取り付ける取付構造において、前記ワッシャに、前記
ナットの回りを覆うカバーを付設したことである。ま
た、第2の要旨は、前記カバーの外周はテーパー面に形
成されていることである。
点に鑑み案出したものであって、ナットが弛められて便
座が外されることのない便座の取付構造を提供せんこと
を目的とし、その第1の要旨は、ボルトにパッキンとワ
ッシャを介在させてナットを締め付け、便座を便器本体
に取り付ける取付構造において、前記ワッシャに、前記
ナットの回りを覆うカバーを付設したことである。ま
た、第2の要旨は、前記カバーの外周はテーパー面に形
成されていることである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、便座の取付状態の要部拡大図であり、便
器本体1の上面には便座2及び便蓋3が配設され、この
便座2及び便蓋3はボックス4に開閉可能に連結された
ものであり、このボックス4の底面に固定プレート5を
固着させ、この固定プレート5から垂設された取付ボル
ト6を、便器本体1に貫通されたボルト孔1a内に上方
より差し込んで、便器本体1の下面側より、この取付ボ
ルト6に対し、半球パッキン7を介在させて、カバー付
きワッシャ8を嵌め込み、このカバー付きワッシャ8内
にナット9を入れて、ナット9を専用工具10で取付ボ
ルト6に締め付け、これにより、便座2及び便蓋3を便
器本体1に取り付けたものである。
する。図1は、便座の取付状態の要部拡大図であり、便
器本体1の上面には便座2及び便蓋3が配設され、この
便座2及び便蓋3はボックス4に開閉可能に連結された
ものであり、このボックス4の底面に固定プレート5を
固着させ、この固定プレート5から垂設された取付ボル
ト6を、便器本体1に貫通されたボルト孔1a内に上方
より差し込んで、便器本体1の下面側より、この取付ボ
ルト6に対し、半球パッキン7を介在させて、カバー付
きワッシャ8を嵌め込み、このカバー付きワッシャ8内
にナット9を入れて、ナット9を専用工具10で取付ボ
ルト6に締め付け、これにより、便座2及び便蓋3を便
器本体1に取り付けたものである。
【0005】前記半球パッキン7およびカバー付きワッ
シャ8の断面図と専用工具10を図2に拡大して示す
と、半球パッキン7の中央部には、取付ボルト6が通る
中央孔7aが貫通形成されており、カバー付きワッシャ
8は、半球パッキン7に当接して、半球パッキン7の中
央孔7aと整合される中央孔81aを有するワッシャ部
81と、このワッシャ部81の外周縁側から一体状に垂
下された全周に亘るカバー部82で構成されており、カ
バー部82の内周面82aの内側にナット9を入れるこ
とができ、ナット9の外周とカバー部82の内周面82
a間に、専用工具10が入る挿入隙間Sが形成されるよ
うに構成されており、また、カバー部82の外周面は、
上部から下部に亘り下傾状に傾斜したテーパー面82b
となっている。
シャ8の断面図と専用工具10を図2に拡大して示す
と、半球パッキン7の中央部には、取付ボルト6が通る
中央孔7aが貫通形成されており、カバー付きワッシャ
8は、半球パッキン7に当接して、半球パッキン7の中
央孔7aと整合される中央孔81aを有するワッシャ部
81と、このワッシャ部81の外周縁側から一体状に垂
下された全周に亘るカバー部82で構成されており、カ
バー部82の内周面82aの内側にナット9を入れるこ
とができ、ナット9の外周とカバー部82の内周面82
a間に、専用工具10が入る挿入隙間Sが形成されるよ
うに構成されており、また、カバー部82の外周面は、
上部から下部に亘り下傾状に傾斜したテーパー面82b
となっている。
【0006】前記挿入隙間S内に挿入できる六角挿入部
10bを先端に備えた専用工具10は、六角形状の六角
挿入部10bの内周側にナット9が嵌め込まれ、この六
角挿入部10bの下部には、内側へ突出して脱落防止凹
部10cが一体形成されており、六角挿入部10b内に
ナット9を入れた時に、ナット9が下方へ落下すること
を、この落下防止凹部10cにより防ぐことができるよ
うに構成されている。
10bを先端に備えた専用工具10は、六角形状の六角
挿入部10bの内周側にナット9が嵌め込まれ、この六
角挿入部10bの下部には、内側へ突出して脱落防止凹
部10cが一体形成されており、六角挿入部10b内に
ナット9を入れた時に、ナット9が下方へ落下すること
を、この落下防止凹部10cにより防ぐことができるよ
うに構成されている。
【0007】また、本体部10aの下端側には差込孔1
0dが貫通形成されており、この差込孔10d内に棒状
のドライバー等を差し込んで、これにより、専用工具1
0を回転させて、前記ナット9を締め付けたり弛めたり
することができるものであり、このような専用工具10
を用いない限り、一般的なスパナとかソケットレンチな
どでは、前記カバー部82が邪魔してナット9を回すこ
とができず、悪戯により便座が外されることを確実に防
ぐことができるものとなる。
0dが貫通形成されており、この差込孔10d内に棒状
のドライバー等を差し込んで、これにより、専用工具1
0を回転させて、前記ナット9を締め付けたり弛めたり
することができるものであり、このような専用工具10
を用いない限り、一般的なスパナとかソケットレンチな
どでは、前記カバー部82が邪魔してナット9を回すこ
とができず、悪戯により便座が外されることを確実に防
ぐことができるものとなる。
【0008】また、さらにカバー部82の外周はテーパ
ー面82bに形成されているため、このテーパー面82
bの部分は、手や工具で掴みにくく、弛めることができ
ないように構成されている。しかし、施工業者である水
道工事店等は、専用工具10を用いて良好に締め付け等
の施工を行うことができるものであり、ナット9は一般
的な普及品であり、専用工具10も構造が簡単で、安価
に製作することができて、コストを低減させることがで
き、また、カバー部82はワッシャ部81と一体化され
ているため、部品点数を少なくすることができるもので
ある。
ー面82bに形成されているため、このテーパー面82
bの部分は、手や工具で掴みにくく、弛めることができ
ないように構成されている。しかし、施工業者である水
道工事店等は、専用工具10を用いて良好に締め付け等
の施工を行うことができるものであり、ナット9は一般
的な普及品であり、専用工具10も構造が簡単で、安価
に製作することができて、コストを低減させることがで
き、また、カバー部82はワッシャ部81と一体化され
ているため、部品点数を少なくすることができるもので
ある。
【0009】次に、図3は変更例を示すものであり、図
3のカバー付きワッシャ8は、前記ワッシャ部81の内
周側に、前記カバー部82と反対側へ一体状に立ち上げ
て筒状の脱落防止筒部83が一体形成されたものであ
り、この脱落防止筒部83は、前記半球パッキン7の中
央孔7aの内側に差し込んで、半球パッキン7とカバー
付きワッシャ8を脱落を防いで一体化させることがで
き、より施工が容易なものとなるように構成されてい
る。なお、カバー部82の構造は図2のものと同様であ
り、良好にナット9の回りを覆って、一般的な工具など
ではナット9を弛めることができず、悪戯により便座2
が外されることのないように構成されている。
3のカバー付きワッシャ8は、前記ワッシャ部81の内
周側に、前記カバー部82と反対側へ一体状に立ち上げ
て筒状の脱落防止筒部83が一体形成されたものであ
り、この脱落防止筒部83は、前記半球パッキン7の中
央孔7aの内側に差し込んで、半球パッキン7とカバー
付きワッシャ8を脱落を防いで一体化させることがで
き、より施工が容易なものとなるように構成されてい
る。なお、カバー部82の構造は図2のものと同様であ
り、良好にナット9の回りを覆って、一般的な工具など
ではナット9を弛めることができず、悪戯により便座2
が外されることのないように構成されている。
【0010】
【発明の効果】本発明は、ボルトにパッキンとワッシャ
を介在させてナットを締め付け、便座を便器本体に取り
付ける取付構造において、前記ワッシャに、前記ナット
の回りを覆うカバーを付設したことにより、スパナやソ
ケットレンチなどの通常の工具では、ナットを締めたり
弛めたりすることができなくなるため、悪戯により便座
が外されたり、盗まれたりすることがなくなる効果を有
する。しかし、施工業者である水道工事店等において
は、専用工具により容易にナットを外したり締めたりす
ることができるものとなる。
を介在させてナットを締め付け、便座を便器本体に取り
付ける取付構造において、前記ワッシャに、前記ナット
の回りを覆うカバーを付設したことにより、スパナやソ
ケットレンチなどの通常の工具では、ナットを締めたり
弛めたりすることができなくなるため、悪戯により便座
が外されたり、盗まれたりすることがなくなる効果を有
する。しかし、施工業者である水道工事店等において
は、専用工具により容易にナットを外したり締めたりす
ることができるものとなる。
【0011】また、前記カバーの外周はテーパー面に形
成されていることにより、カバーの外周のテーパー面に
手や工具を掛けても滑って掴みにくくなり、そのため、
通常のスパナとかソケットレンチ等の工具では弛めるこ
とができなくなり、より効果的に便座が外されることを
防止することができるものとなる。
成されていることにより、カバーの外周のテーパー面に
手や工具を掛けても滑って掴みにくくなり、そのため、
通常のスパナとかソケットレンチ等の工具では弛めるこ
とができなくなり、より効果的に便座が外されることを
防止することができるものとなる。
【図1】便器本体に便座を取り付けた状態の要部拡大図
である。
である。
【図2】図1のカバー付きワッシャの周辺と専用工具の
断面構成図である。
断面構成図である。
【図3】変更例を示すカバー付きワッシャの半断面構成
図である。
図である。
1 便器本体 1a ボルト孔 2 便座 3 便蓋 4 ボックス 5 固定プレート 6 取付ボルト 7 半球パッキン 8 カバー付きワッシャ 9 ナット 10 専用工具 10b 六角挿入部 10c 脱落防止凹部 10d 差込孔 81 ワッシャ部 82 カバー部 82a 内周面 82b テーパー面 83 脱落防止筒部 S 挿入隙間
Claims (2)
- 【請求項1】 ボルトにパッキンとワッシャを介在させ
てナットを締め付け、便座を便器本体に取り付ける取付
構造において、前記ワッシャに、前記ナットの回りを覆
うカバーを付設したことを特徴とする便座取付構造。 - 【請求項2】 前記カバーの外周はテーパー面に形成さ
れていることを特徴とする請求項1に記載の便座取付構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32281099A JP2001137155A (ja) | 1999-11-12 | 1999-11-12 | 便座取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32281099A JP2001137155A (ja) | 1999-11-12 | 1999-11-12 | 便座取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001137155A true JP2001137155A (ja) | 2001-05-22 |
Family
ID=18147879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32281099A Pending JP2001137155A (ja) | 1999-11-12 | 1999-11-12 | 便座取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001137155A (ja) |
-
1999
- 1999-11-12 JP JP32281099A patent/JP2001137155A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080306 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080325 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080909 |