JP2001136115A - 中継局用アンテナ装置の回り込み波除去方法 - Google Patents

中継局用アンテナ装置の回り込み波除去方法

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JP2001136115A
JP2001136115A JP31136399A JP31136399A JP2001136115A JP 2001136115 A JP2001136115 A JP 2001136115A JP 31136399 A JP31136399 A JP 31136399A JP 31136399 A JP31136399 A JP 31136399A JP 2001136115 A JP2001136115 A JP 2001136115A
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antenna
relay station
wave
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interference wave
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Rumiko Yonezawa
ルミ子 米澤
Isamu Chiba
勇 千葉
Fumio Ishizu
文雄 石津
Kenichiro Yamazaki
健一郎 山崎
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な制御で効率的に回り込み波の除去を行
うことができ、また周囲環境の変化に対応して回り込み
波を除去する、中継局用アンテナ装置の回り込み波除去
方法を得る。 【解決手段】 地上波デジタル放送の中継局3にて、中
継局自身の送信アンテナ5から受信アンテナ4への回り
込み波を除去する際、受信アンテナを親局の方向に指向
させるとともに、追加補助アンテナ7を設けて、その指
向方向を中継局自身の送信アンテナの方向に向け、その
追加補助アンテナで受信した信号の励振振幅および励振
位相を調整することによって、自身の送信アンテナから
の回り込み波を除去するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は地上波ディジタル
放送の中継局において、当該中継局自身の送信アンテナ
から自身の受信アンテナへの回り込み波を除去する中継
局用アンテナ装置の除去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地上波デジタル放送の中継局において
は、通常、単一周波数ネットワーク(SFN:Sing
le Frequency Network)方式を採
用している。このSFN方式はアナログ放送とは異な
り、受信周波数と送信周波数に同じ周波数が用いられて
いる。そのため、一つのプログラムを放送するのに、ア
ナログ放送のように多くの周波数帯域を占有しないとい
うメリットがある。図8はそのような従来の地上波ディ
ジタル放送の中継システムを示すシステム構成図であ
る。図において、1はプログラムを放送する親局であ
り、2はこの親局1の親局アンテナである。3は親局1
より送信された信号の中継を行う中継局であり、4はこ
の中継局3の受信アンテナ、5は同じく送信アンテナで
ある。6はこれら親局1の親局アンテナ2、もしくは中
継局3の送信アンテナ5より送信されたプログラムを受
信する受信者である。
【0003】次に動作について説明する。図8に示すよ
うに、中継局3において受信した親局1からの信号を、
当該中継局3内で増幅し、それを当該中継局3の送信ア
ンテナ5より受信者6に向けて送信する。その際、中継
局3の受信アンテナ4の受信周波数と送信アンテナ5の
送信周波数がともに周波数f1で同一であるため、送信
アンテナ5から送信された信号が受信アンテナ4に回り
込んでさらに増幅され、正帰還がかかって飽和してしま
うことがあった。
【0004】このような、送信アンテナ5からの信号が
受信アンテナ4に回り込み、正帰還がかかるのを防止す
るための方法が従来よりいくつか提案されている。例え
ば、「周波数オフセットブースタ」(NTTDoCoM
oテクニカルジャーナル Vol.5、No.1、p
p.15〜18)には、受信した信号を中継局3内で信
号処理を行うことで回り込み波を除去するものが示され
ている。また、特開平9−18230号公報には、直交
する2本のアンテナを用いて回り込み波を除去するもの
が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の中継局用アンテ
ナ装置の回り込み波除去方法は、以上のように構成され
ているので、受信した波を信号処理することによって回
り込み波の成分を除去する際、当該信号処理では回り込
み波の除去量が不十分であるため、中継局3の内部での
増幅により信号が発振してしまうという課題があった。
【0006】また、特開平9−18230号公報に示さ
れたアンテナによって回り込み波を除去する場合も、ア
ンテナが直交しているため、回り込み波の到来方向によ
って2本のアンテナによる回り込み波除去を効率的に行
うのは困難であり、効率的な回り込み波除去ができず、
さらに回り込み波の到来方向や電力レベルが変動した場
合の対応が検討されていないという課題もあった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、簡易な制御にて効率的に、回り込
み波の除去を行う中継局用アンテナ装置の回り込み波除
去方法を得ることを目的とする。
【0008】また、この発明は、周囲環境の変化に対応
して回り込み波を除去する中継局用アンテナ装置の回り
込み波除去方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る中継局用
アンテナ装置の回り込み波除去方法は、中継局に自身の
送信アンテナ方向を指向した、中継局用アダプティブア
ンテナによる追加補助アンテナを設け、この追加補助ア
ンテナで受信した信号の励振振幅および励振位相の調整
を行うことによって回り込み波を除去するようにしたも
のである。
【0010】この発明に係る中継局用アンテナ装置の回
り込み波除去方法は、送信アンテナより出力される信号
の合成電力中の干渉波成分がゼロとなるように、受信ア
ンテナと追加補助アンテナのそれぞれで受信した回り込
み波の振幅の比に基づいて追加補助アンテナで受信した
信号の励振振幅を、受信アンテナと追加補助アンテナの
それぞれで受信した回り込み波の位相の差に基づいて追
加補助アンテナで受信した信号の励振位相を調整するよ
うにしたものである。
【0011】この発明に係る中継局用アンテナ装置の回
り込み波除去方法は、中継局動作中の周囲状況の変化に
対応して、追加補助アンテナに与える最適励振振幅およ
び励振位相の補正を行うようにしたものである。
【0012】この発明に係る中継局用アンテナ装置の回
り込み波除去方法は、受信アンテナおよび追加補助アン
テナの励振振幅および励振位相の決定のために、受信ア
ンテナと追加補助アンテナにパワーインバージョンアダ
プティブアレーアルゴリズム(PIAA)を適用するよ
うにしたものである。
【0013】この発明に係る中継局用アンテナ装置の回
り込み波除去方法は、中継局用アダプティブアンテナに
よる追加補助アンテナを複数設け、その内の一つを中継
局自身の送信アンテナの方向に指向させ、残りを当該送
信アンテナ方向以外の方向に指向させて、自身の送信ア
ンテナから直接到来する回り込み波以外の干渉波も除去
するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による中
継局用アンテナ装置の回り込み波除去方法が適用され
た、地上波ディジタル放送の中継システムにおける中継
局を示す構成図である。図において、3は図面には現れ
ない親局1より送信された信号の中継を行う、地上波デ
ィジタル放送用の中継局であり、4は親局アンテナ(図
示省略)の方向を指向するこの中継局3の受信アンテ
ナ、5は当該中継局3によって中継される親局からの信
号が送信される送信アンテナである。なお、これらは図
8に同一符号を付して示した従来のそれらに相当するも
のである。
【0015】また、7は中継局3に、自局の送信アンテ
ナ5の方向を指向するように配置された、地上波ディジ
タル放送中継局用アダプティブアンテナによる追加補助
アンテナである。8は受信アンテナ4にて受信された親
局1の送信信号および自局の送信アンテナ5から到来す
る回り込み波、あるいは追加補助アンテナ7にて受信さ
れた自局の送信アンテナ5からの回り込み波および親局
1からの信号に減衰を与えて、その励振振幅を調整する
可変減衰器である。なお、図示の例では、この可変減衰
器8は二つ用意され、受信アンテナ4および追加補助ア
ンテナ7のそれぞれに接続されているものを示したが、
受信アンテナ4側のものは省略することも可能である。
9は追加補助アンテナ7で受信されて可変減衰器8にて
励振振幅が調整された、自局の送信アンテナ5から到来
する回り込み波および親局1からの信号について、その
励振位相を調整する可変移相器である。
【0016】図2は上記図1における信号波S、および
回り込み波Iの状況を示す説明図である。図において、
2は親局アンテナ、4は中継局の受信アンテナ、5は中
継局の送信アンテナ、7は追加補助アンテナであり、8
は可変減衰器、9は可変移相器である。10は可変減衰
器8および可変移相器9にて励振振幅と励振位相とが調
整された追加補助アンテナ7の受信信号と、受信アンテ
ナ4の受信信号とを合成し、中継局の送信アンテナ5よ
り送信する信号を生成する合成器である。11はこの合
成器で生成された信号の一部を取り出す受信機であり、
12はこの受信機11によって取り出された信号に基づ
いて、可変減衰器8の減衰量と可変移相器9の移相量を
制御するCPUである。
【0017】次に動作について説明する。図2に示すよ
うに、親局アンテナ2より送信された信号波Sは、S1
として追加補助アンテナ7で、またS2として中継局の
受信アンテナ4でそれぞれ受信される。同様に、中継局
の送信アンテナ5から到来する回り込み波Iは、I1と
して追加補助アンテナ7で、またI2として中継局の受
信アンテナ4でそれぞれ受信される。
【0018】これら中継局の受信アンテナ4および追加
補助アンテナ7が受信する波について、式の上で表現す
るために、それぞれ以下の式(1)〜式(6)のような
設定が行われる。すなわち、追加補助アンテナ7のI方
向のパターンを式(1)に、追加補助アンテナ7のS方
向のパターンを式(2)に、受信アンテナ4のI方向の
パターンを式(3)に、受信アンテナ4のS方向のパタ
ーンを式(4)にそれぞれ設定し、到来波の成分の干渉
波を式(5)に、到来波の成分の所望波を式(6)に設
定する。 a1(I)×exp{jφ1(I)} (1) a1(S)×exp{jφ1(S)} (2) a2(I)×exp{jφ2(I)} (3) a2(S)×exp{jφ2(S)} (4) A(I)×exp{jP(I)} (5) A(S)×exp{jP(S)} (6) なお、exp{x}は指数関数ex を示すものであり、
以下の各式でも同一の意味を用いている。
【0019】上記式(1)〜式(6)を用いて、追加補
助アンテナ7および受信アンテナ4の受信電界とその合
成電界を表すと以下のようになる。すなわち、追加補助
アンテナ7の受信電界の回り込み波成分I1は次の式
(7)で表され、追加補助アンテナ7の受信電界の所望
信号成分S1は次の式(8)で表され、受信アンテナ4
の受信電界の回り込み波成分I2は次の式(9)で表さ
れ、受信アンテナ4の受信電界の所望信号成分S2は式
(10)で表される。 I1=[A(I)・exp{jP(I)}] ×[a1(I)・exp{jφ1(I)}] ×[α・exp{jφd}] (7) S1=[A(S)・exp{jP(S)}] ×[a1(S)・exp{jφ1(S)}] ×[α・exp{jφd}] (8) I2=[A(I)・exp{jP(I)}] ×[a2(I)・exp{jφ2(I)}] (9) S2=[A(S)・exp{jP(S)}] ×[a2(S)・exp{jφ2(S)}] (10) なお、これら式(7)〜式(10)におけるαは可変減
衰器8の減衰量であり、φdは可変移相器9による移相
量である。
【0020】従って、合成器10より出力される合成電
力Pは、次の式(11)で示すものとなる。 P=|I1+I2|^2+|S1+S2|^2 =|[A(I)・exp{jP(I)}] ×[[α・a1(I)・exp{j(φ1(I)+φd)}] +[a2(I)・exp{jφ2(I)}]]|^2 +|[A(S)・exp{jP(S)}] ×[[α・a1(S)・exp{j(φ1(S)+φd)}] +[a2(S)・exp{jφ2(S)}]]|^2 (11) なお、式(11)中において、^はべき乗を示すもので
あり、以下の各式でも同一の意味で用いている。
【0021】ここで、上記式(11)の第1項は干渉波
の項であり、これをゼロにするために、追加補助アンテ
ナ7に接続した可変減衰器8の減衰量αと可変移相器9
の移相量φdの調整を行う。つまり、以下に示す式(1
2)を満たすように、可変減衰器8の減衰量αと可変移
相器9の移相量φdとを調整する。 [α・a1(I)・exp{j(φ1(I)+φd)}] +[a2(I)・exp{jφ2(I)}]=0 (12)
【0022】この式(12)より、可変減衰器8の減衰
量α、可変移相器9の移相量φdを示す式として、次の
式(13)および式(14)が導かれる。 α=a2(I)/a1(I) (13) φd=φ2(I)−φ1(I)+π (14)
【0023】これより、合成電力Pは次の式(15)で
示されるものとなる。 P=|[A(S)・exp{jP(S)}] ×[[α・a1(S)・exp{j(φ1(S)+φd)}] +[a2(S)・exp{jφ2(S)}]]|^2 =A(S)^2×|{a2(I)/a1(I)}・[a1(S) ×exp{j{φ1(S)+φ2(I)−φ1(I)+π}}] +[a2(S)・exp{jφ2(S)}]|^2 (15)
【0024】ここで、追加補助アンテナ7におけるS方
向のレベルはI方向のレベルより十分小さなものであ
り、受信アンテナ4におけるS方向のレベルはI方向の
レベルよりも十分大きいものである。このような条件を
与えると、次の式(16)が成り立つ。 a2(I)≪a2(S) a1(S)≪a1(I) (16)
【0025】これより次の式(17)が成り立ち、上記
式(15)の第1項は十分小さなものとなり、無視でき
るといえる。 a1(S)a2(I)≪a1(I)a2(A) (17)
【0026】従って、上記式(15)で示された合成電
力Pは、近似的に次の式(18)で示されるものとな
り、合成電界は所望波(S)のみの成分が残る。 P≒A(S)^2・a2(S)^2 (18)
【0027】従って、上記式(16)の条件を満たすよ
うな追加補助アンテナ7を用い、式(13)、式(1
4)に示すように追加補助アンテナ7に与える励振振幅
および励振位相を調整することによって、合成電力P中
より回り込み波Iを除去することができる。ここでは追
加補助アンテナ7が回り込み波Iの方向を指向している
ため、親局からの信号の受信レベルは低いものであり、
上記式(16)が成り立って、効率的な干渉波除去が可
能となる。
【0028】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、中継局用アダプティブアンテナによる追加補助アン
テナ7を、自身の送信アンテナ5の方向に指向するよう
に中継局3に配置し、出力される信号の合成電力中の干
渉波成分がゼロとなるように、追加補助アンテナ7で受
信した信号の励振振幅および励振位相を調整し、その調
整に際して、受信アンテナ4と追加補助アンテナ7のそ
れぞれで受信した、回り込み波の振幅の比と位相の差に
基づいて、追加補助アンテナ7で受信した信号の励振振
幅と励振位相を調整しているので、簡易な制御にて効率
的に、回り込み波の除去を行うことが可能な、中継局用
アンテナ装置の回り込み波除去方法が実現できるという
効果が得られる。
【0029】実施の形態2.次にこの発明の実施の形態
2による中継局用アンテナ装置の回り込み波除去方法に
ついて説明する。中継局のアンテナ周囲の環境が変化し
て、到来する波が変動した場合には、上記実施の形態1
で示した中継局用アンテナ装置の回り込み波除去方法で
は、励振振幅および励振位相による回り込み波除去性能
が劣化する。この実施の形態2では、中継局の動作中に
おいて周囲環境が変化した場合に、その周囲環境の変化
に対応して、追加補助アンテナに与える最適励振振幅お
よび励振位相を補正するようにしたものである。なお、
この実施の形態2が適用された中継局の構成、および信
号波S、回り込み波Iの状況は、図1および図2に示し
た実施の形態1の場合と同一であるため、ここではその
図示および説明を省略する。
【0030】次に動作について説明する。上記式(1
1)において、式(17)の条件を追加補助アンテナ7
が満たしていれば、合成電力Pについて次の式(19)
が成り立つ。 P=|[A(I)・exp{jP(I)}] ×[[α・a1(I)・exp{j(φ1(I)+φd)}] +[2a(I)・exp{jφ2(I)}]]|^2 +|[A(S)・exp{jP(S)}] ×[a2(S)・exp{jφ2(S)}]|^2・A(S)^2 (19)
【0031】ここで、励振振幅に誤差がなければ前述の
ように式(13)が成り立つ。その時、励振位相に誤差
があると仮定すれば上記式(14)は成り立たなくな
る。なお、この位相誤差φerrは次の式(20)式で
表すことができる。 φerr=φd+φ1(I)−φ2(I)−π (20)
【0032】従って、この式(20)を用いて上記式
(19)を変形すると、合成電力Pは次の式(21)と
なり、位相誤差φerrの2次関数として表せる。 P=A(I)^2・a2(I)^2・φerr^2 +A(S)^2・a2(S)^2 (21)
【0033】また、同様にして、励振振幅の誤差aer
rについても、次の式(22)で表せる。 aerr=a2(I)−α・a1(I) (22)
【0034】なお、このときの合成電力Pは次の式(2
3)で示すものとなり、やはり振幅誤差aerrの2次
関数となる。 P=A(I)^2・aerr^2+A(S)^2・a2(S)^2 (23)
【0035】最適点は上記式(18)で示すように、受
信電力Pが最小になる時に誤差成分φerr、aerr
がそれぞれゼロとなる。従って、この受信電力Pを最小
にするように可変減衰器8の減衰量および可変移相器9
の移相量を調整する。
【0036】このときの現象について電界ベクトルを用
いて示す。図3および図4は回り込み波到来方向におけ
る電界ベクトルの状態を示す説明図である。誤差がない
場合には、追加補助アンテナ7と受信アンテナ4の回り
込み波Iの受信電界ベクトルは、図3に示すように同じ
大きさで逆の向きをもっている。従って、それら両者の
合成電界ベクトルはゼロとなる。次に、誤差が生じた場
合には、受信アンテナ4の回り込み波Iの電界ベクトル
に対する追加補助アンテナ7の回り込み波Iの電界ベク
トルがずれることになる。この電解ベクトルのずれによ
って、図4に示すように誤差電界ベクトルが生じる。
【0037】次にこれを補正する手順について説明す
る。まず、可変移相器9の移相量を調整して、誤差電界
ベクトルが最小になるように、追加補助アンテナ7の回
り込み波Iの位相を変化させる。これによって、図5に
示すように、追加補助アンテナ7と受信アンテナ4の電
界ベクトルを重ねる(向きは逆向き)ことができる。
【0038】次に、可変減衰器8の減衰量を調整して、
誤差電界ベクトルが最小になるように、追加補助アンテ
ナ7の回り込み波Iの振幅を変化させる。このようにし
て、追加補助アンテナ7の回り込み波Iの振幅を振幅補
正分だけ変化させると、図6に示すように、追加補助ア
ンテナ7の受信振幅と受信アンテナ4の受信振幅とが一
致し、誤差電界ベクトルはゼロとなる。
【0039】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、周囲状況が変化して回り込み波の除去性能が劣化し
た場合においても、その周囲状況の変化に対応して追加
補助アンテナ7に与える最適な励振振幅および励振位相
を補正することにより、中継局3の動作中に、アンテナ
に最適な励振振幅および励振位相を与えることができ、
周囲環境に変化があっても常に回り込み波を除去するこ
とが可能になる効果が得られる。
【0040】実施の形態3.次にこの発明の実施の形態
3による中継局用アンテナ装置の回り込み波除去方法に
ついて説明する。上記実施の形態1においては、初期状
態においてある程度回り込み波を除去するような励振分
布をアンテナに与えておかないと、動作開始と同時に回
り込み波が中継局内に回り込んでしまい、簡易な制御で
効率的に回り込み波の除去を行うことができるという実
施の形態1の効果が現れる前に、中継局内で回り込み波
による発振が起きてしまう恐れがある。この実施の形態
3では動作開始と同時に回り込み波を除去することによ
り、そのようなことが起こらないようにしたものであ
る。なお、この場合も、この実施の形態3が適用される
中継局の構成、および信号波S、回り込み波Iの状況
は、図1および図2に示した実施の形態1の場合と同一
であるため、ここではその図示および説明を省略する。
【0041】次に動作について説明する。地上波デジタ
ル放送用の中継局3においては、自局の送信アンテナ5
から受信アンテナ4までの距離は、親局アンテナ2から
受信アンテナ4までの距離に比べて近く、また増幅され
た信号となって送信されるため、非常に大きな電力とな
って到来する。この特徴を利用して、PIAA(パワー
インバージョンアダプティブアルゴリズム)を追加補助
アンテナ7および受信アンテナ4に適用する。PIAA
は所望波の電力が妨害波の電力より小さい場合に有用な
アダプティブシステムであり、電力の大きい妨害波の方
向にパターンヌルを形成する。図1および図2に示すよ
うに、追加補助アンテナ7を自局の送信アンテナ5の方
向、すなわち回り込み波Iの到来方向に指向させること
で、PIAAの適用に最適なアレーアンテナの構成とす
ることができる。さらに信号Sの到来方向の情報は必要
としないため、周囲環境が変化した場合にも、この変化
に対応して回り込み波方向にパターンヌルを追従させる
ことが可能となる。
【0042】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、中継局3の受信アンテナ4と追加補助アンテナ7に
PIAAを適用し、それらの励振振幅と励振位相の決定
を行っているので、初期状態において、ある程度回り込
み波を除去するような励振分布をアンテナに与えておか
なくとも、動作開始と同時に中継局内に回り込んだ回り
込み波による発振を防止できるという効果が得られる。
【0043】実施の形態4.次にこの発明の実施の形態
4について説明する。ここで、上記実施の形態3におい
ては、PIAAを適用し、自局の送信アンテナ5からの
回り込み波のみの除去を行う場合について説明したが、
自局の送信アンテナ5からの回り込み波以外の干渉波に
ついても、その除去機能を持たせるようにしてもよい。
図7はそのようなこの発明の実施の形態4による中継局
用アンテナ装置の回り込み波除去方法が適用された、地
上波ディジタル放送の中継システムにおける中継局を示
す構成図である。図において、3は地上波ディジタル放
送用の中継局、4は中継局3の受信アンテナ、5は中継
局3の送信アンテナであり、これらは図8に同一符号を
付して示した従来のそれらと同等のものである。なお、
上記受信アンテナ4には実施の形態3の場合と同様に、
PIAAが適用されている。
【0044】また、7はPIAAが適用された、地上波
ディジタル放送中継局用アダプティブアンテナによる複
数の追加補助アンテナであり、その内の一つは自局の送
信アンテナ5の方向を、他はそれ以外の方向を指向する
ように中継局3に設置されている。8は受信アンテナ4
にて受信された親局からの送信信号および自局の送信ア
ンテナ5からの回り込み波、あるいは各追加補助アンテ
ナ7にて受信された自局の送信アンテナ5からの回り込
み波および親局からの信号に減衰を与え、その励振振幅
を調整する可変減衰器である。9は追加補助アンテナ7
で受信されて可変減衰器8にて励振振幅が調整された、
自局の送信アンテナ5からの回り込み波および親局から
の信号の励振位相を調整する可変移相器である。
【0045】次に動作について説明する。中継局3の受
信アンテナ4には、自局の送信アンテナ5からの電波
が、例えば周囲の建物やあるいは飛行機や車のような移
動物体に反射して、自局の送信アンテナ45方向以外の
方向からも回り込み波が到来する可能性がある。つま
り、干渉波が複数存在する場合も考えられる。上記実施
の形態3で説明したPIAAを適用した場合には、素子
数(受信アンテナ4と追加補助アンテナ7の合計)から
1を差し引いた数だけの自由度しか存在しないため、図
1に示すような、受信アンテナ4と追加補助アンテナ7
が1素子ずつの2素子アレー構成では、上記建物や移動
体で反射された干渉波を除去することはできない。
【0046】従って、図7に示すように、自局の送信ア
ンテナ5の方向をはじめとする種々の方向を指向した複
数の追加補助アンテナ7をもちいることで自由度を増
し、建物や移動体によって反射された干渉波を除去す
る。この時、自局の送信アンテナ5の方向を指向してい
る追加補助アンテナ7は、当該送信アンテナ5からの回
り込み波による干渉を除去し、その他の追加補助アンテ
ナ7は、それらが指向している方向からの、建物や移動
体の反射による干渉波を除去する。これにより、全ての
干渉波を有効に除去することができる。
【0047】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、中継局3に複数の追加補助アンテナ7を設け、その
内の一つを自局の送信アンテナ5の方向に指向させると
ともに、他の追加補助アンテナ7はそれぞれ別方向を指
向させて当該方向からの干渉波を除去しているので、有
効に建物や移動体の反射による干渉波の除去を行うこと
が可能になるという効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、中継
局に追加補助アンテナを設けて自身の送信アンテナ方向
に指向させ、この追加補助アンテナで受信した信号の励
振振幅および励振位相の調整を行うことによって、回り
込み波を除去するように構成したので、回り込み波の除
去を簡易な制御にて効率的に行うことが可能な中継局用
アンテナ装置の回り込み波除去方法が得られるという効
果がある。
【0049】この発明によれば、追加補助アンテナで受
信した信号の励振振幅と、励振位相とを、送信アンテナ
より出力される信号の合成電力中の干渉波成分がゼロと
なるように、受信アンテナと追加補助アンテナで受信し
た回り込み波の振幅の比および位相差に基づいて調整す
るように構成したので、簡易な制御にて効率的に、回り
込み波の除去を行うことが可能になるという効果があ
る。
【0050】この発明によれば、周囲状況の変化によっ
て回り込み波除去性能が劣化した場合に、追加補助アン
テナに与える最適励振振幅および励振位相を周囲状況の
変化に応じて補正するように構成したので、周囲環境の
変化によらず、常に回り込み波の除去を行うことが可能
になるという効果がある。
【0051】この発明によれば、受信アンテナおよび追
加補助アンテナの励振振幅および励振位相の決定に、P
IAAを適用するように構成したので、初期状態におい
て、ある程度の回り込み波を除去するような励振分布を
アンテナに与えておかなくても、動作開始と同時に回り
込み波を十分除去することができ、中継局内に回り込ん
だ回り込み波による発振を防止できるという効果があ
る。
【0052】この発明によれば、中継局自身の送信アン
テナの方向に指向させた追加補助アンテナの他に、該送
信アンテナ方向以外の方向に指向させた追加補助アンテ
ナを設け、その指向方向からの干渉波を除去するように
構成したので、建物や移動体の反射による干渉波を有効
に除去することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による中継局用アン
テナ装置の回り込み波除去方法が適用された中継局を示
す構成図である。
【図2】 実施の形態1における信号波および回り込み
波の状況を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2における、誤差がな
い場合の回り込み波到来方向の電界ベクトルの状態を示
す説明図である。
【図4】 実施の形態2における、誤差が生じた場合の
回り込み波到来方向の電界ベクトルの状態を示す説明図
である。
【図5】 実施の形態2における誤差電解ベクトルの位
相補正を示す説明図である。
【図6】 実施の形態2における誤差電解ベクトルの振
幅補正を示す説明図である。
【図7】 この発明の実施の形態4による中継局用アン
テナ装置の回り込み波除去方法が適用された中継局を示
す構成図である。
【図8】 従来の中継局用アンテナ装置の回り込み波除
去方法が適用された地上波ディジタル放送の中継システ
ムを示すシステム構成図である。
【符号の説明】
2 親局アンテナ、3 中継局、4 受信アンテナ、5
送信アンテナ、7追加補助アンテナ、8 可変減衰
器、9 可変移相器、10 合成器、11 受信機、1
2 CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石津 文雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山崎 健一郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA02 AA03 AA04 AA05 AA06 CA06 DB03 FA13 FA20 FA29 FA32 GA05 GA08 HA05 HA10 5K059 CC04 DD32 DD37 EE01 5K072 AA04 BB14 BB27 CC02 CC33 DD16 DD17 GG02 GG14 GG44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信アンテナにて受信した信号を増幅
    し、それを送信アンテナより送信する地上波デジタル放
    送の中継局にて、前記送信アンテナから受信アンテナへ
    の回り込み波を除去する中継局用アンテナ装置の回り込
    み波除去方法において、 前記受信アンテナを、信号を受け取る親局アンテナの方
    向に指向させるとともに、 当該中継局自身の前記送信アンテナの方向を指向した中
    継局用アダプティブアンテナを追加補助アンテナとして
    設け、 前記送信アンテナから受信アンテナへの回り込み波が小
    さくなるように、前記追加補助アンテナで受信した信号
    の励振振幅および励振位相を調整することを特徴とする
    中継局用アンテナ装置の回り込み波除去方法。
  2. 【請求項2】 追加補助アンテナで受信した信号の励振
    振幅を、受信アンテナで受信した回り込み波の振幅と前
    記追加補助アンテナで受信した回り込み波の振幅との比
    に基づいて、 また、前記追加補助アンテナで受信した信号の励振位相
    を、前記受信アンテナで受信した回り込み波の位相と前
    記追加補助アンテナで受信した回り込み波の位相との差
    に基づいて、 送信アンテナより出力される信号の合成電力中の、前記
    回り込み波に対応する干渉波の成分がゼロとなるよう
    に、それぞれ調整することを特徴とする請求項1記載の
    中継局用アンテナ装置の回り込み波除去方法。
  3. 【請求項3】 中継局の動作中に周囲状況が変化した場
    合に、当該周囲状況の変化に対応して、追加補助アンテ
    ナに与える最適な励振振幅および励振位相を補正するこ
    とを特徴とする請求項1記載の中継局用アンテナ装置の
    回り込み波除去方法。
  4. 【請求項4】 当該中継局の受信アンテナと追加補助ア
    ンテナにパワーインバージョンアダプティブアレーアル
    ゴリズムを適用し、前記受信アンテナおよび前記追加補
    助アンテナの励振振幅および励振位相の決定を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の中継局用アンテナの回り込
    み波除去方法。
  5. 【請求項5】 当該中継局自身の送信アンテナの方向を
    指向した追加補助アンテナとともに、 パワーインバージョンアダプティブアレーアルゴリズム
    が適用され、前記送信アンテナの方向以外の方向を指向
    して、前記送信アンテナから直接到来する回り込み波以
    外の干渉波を除去するための、中継局用アダプティブア
    ンテナによる追加補助アンテナを設けたことを特徴とす
    る請求項4記載の中継局用アンテナの回り込み波除去方
    法。
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