JP2001135105A - 照準装置及びその製造方法及び該照準装置を具備する前照灯 - Google Patents

照準装置及びその製造方法及び該照準装置を具備する前照灯

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JP2001135105A
JP2001135105A JP31000899A JP31000899A JP2001135105A JP 2001135105 A JP2001135105 A JP 2001135105A JP 31000899 A JP31000899 A JP 31000899A JP 31000899 A JP31000899 A JP 31000899A JP 2001135105 A JP2001135105 A JP 2001135105A
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JP
Japan
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adjusting
adjusting screw
housing
reflecting mirror
fitting portion
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JP31000899A
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English (en)
Inventor
Yoichi Tatsumi
洋一 辰巳
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の前照灯の照準装置においては、組立時
には反射鏡で開口部が塞がれるハウジング内で、調整ネ
ジと調整ナットとの螺合を行わなければ成らず、組立が
煩雑で手間の係るものとなる問題点を生じていた。 【解決手段】 本発明により、調整ネジ2にはハウジン
グ11に設けられたネジ係着部11aに嵌合するハウジ
ング嵌着部21が設けられ、調整ナット3には反射鏡1
2に嵌着する反射鏡嵌着部3bが設けられ、調整ネジ2
と調整ナット3とは調整ネジ3をインサートして金型で
一体成形され、金型には調整ネジ3のハウジング嵌着部
と調整ナットの反射鏡嵌着部との間の距離を調整可能と
する寸法調整が行われて前照灯の機種毎の最適寸法とし
て形成された照準装置とすることで組立の簡素化と、出
荷時の照射方向の調整を不要として課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用の前照灯に関
するものであり、詳細には前照灯を車体に取付けた際に
照射方向が適正となるように、反射鏡の向きを調整する
ために設けられる照準装置の構成及びその製造方法に係
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の前照灯90における照準装置80
の構成の例を示すものが図4、図5であり、反射鏡91
の例えば向かって右下隅にはボールジョイント81が設
けられ、この反射鏡91を車体に取付けた状態における
ボールジョイント81の垂直方向の上方となる右上隅
と、水平方向となる左下隅(図示せず)には調整ナット
82が設けられている。
【0003】また、ハウジング92の右下隅にはボール
受け81aが前記ボールジョイント81に対応し、右上
隅には垂直用の調整ネジ82aが、左下隅には水平用の
調整ネジ82(図示せず)aがそれぞれの調整ナット8
2に対応する位置として、それぞれに設けられている。
【0004】そして、先ず、ボールジョイント81をボ
ールジョイント受け81aに嵌着し、しかる後にそれぞ
れが対応する調整ネジ82aと調整ナット82とを螺合
させることで、反射鏡91とハウジング92との取付け
を行うものであり、その後にはレンズ93を取付けて前
照灯90の組立は完了する。
【0005】尚、図5に示すものは、調整ナット82と
調整ネジ82aとの構成を詳細に示すものであり、前記
調整ナット82は反射鏡91の背面に略コ字状として設
けられたナットホルダ82bに取付けられ、調整ネジ8
2aは一方の端部近傍でハウジング92に回動自在とし
て取付けられていて、ハウジング92の外面から、この
調整ネジ82aを回動させることで、垂直用ナット82
は調整ネジ82a上を前後に移動し反射鏡91の向きを
ボールジョイント81を回動の中心として変更するもの
となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の照準装置80において第一には、前照灯
90を組立てる工程中の反射鏡91とハウジング92と
の取付工程において、調整ネジ82aと調整ナット82
とを直接に目視で確認することが困難なハウジング92
内で螺合させ、且つ、それぞれの調整ナット82が対応
するそれぞれの調整ネジ82aの適宜位置に達するまで
ねじ込まなければ成らないものとなるので、組立工程が
難かしく且つ時間がかかるものとなる問題点を生じてい
る。
【0007】また第二には、上記したように目視で確認
することが困難なハウジング92内でそれぞれの調整ナ
ット82と調整ネジ82aの螺合が行われるので、それ
ぞれの調整ネジ82aに対するそれぞれの調整ナット8
2の位置出しが困難であり、結果としてハウジング92
に対する反射鏡91の取付方向にバラツキが多く、例え
ば前照灯90としての組立が終了した時点で、反射鏡9
1の照射方向に対する再調整を行わざるを得ないものと
なり、工数が増加する問題点も生じている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、調整ネジと、
該調整ネジと螺合する調整ナットとから成る照準装置の
製造方法であり、前記調整ネジにはハウジングに設けら
れたネジ係着部に嵌合するハウジング嵌着部が設けら
れ、前記調整ナットには反射鏡に嵌着する反射鏡嵌着部
が設けられ、前記調整ネジと調整ナットとは前記調整ネ
ジをインサートして金型で一体成形され、前記金型には
前記調整ネジのハウジング嵌着部調整手段と前記調整ナ
ットの反射鏡嵌着部との間の距離を調整可能とする寸法
調整手段が設けられて前照灯の機種毎の最適寸法として
形成することを特徴とする照準装置及びその製造方法、
加えて、この照準装置を具備する前照灯を提供すること
で課題を解決するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る照準
装置1を示すものであり、この照準装置1は図1に分解
した上程で示すように、主な部材としては調整ネジ2と
調整ナット3とで構成されている。前記調整ネジ2には
調整ナット3のナット部3aと螺合するネジ部2aが設
けられると共に、ハウジング11に取付けられる側の端
部の近傍には周方向に沿う嵌着溝21a及びフランジ2
1bが設けられてハウジング嵌着部21とされている。
また、前記調整ナット3には上記のナット部3aと共
に、ボール状とした反射鏡嵌着部3bが設けられてい
る。
【0010】ここで、本発明においては、前記照準装置
1を前記調整ネジ2と調整ナット3とを図2に示すよう
にインサート成形を行うことで、両者2、3が一体化さ
れた状態で形成するものであり、このときには、前記調
整ネジ2の嵌着溝21aと、前記調整ナット3の反射鏡
嵌着部3bとの間の距離が寸法Lとして設定されてい
る。
【0011】上記照準装置1の製造方法について更に詳
細に説明を行えば、この照準装置1を形成するための金
型30は基台部31と複数の入れ子部32、例えば入れ
子部32A、32Bとで構成され、前記基台部31は専
らに前記調整ネジ2を所定位置として保持する構成とさ
れ、前記入れ子部32(A、B)は前記調整ナット3を
樹脂などで成形する構成とされると共に、必要に応じ前
記基台部31から取り外しが可能な構成とされている。
【0012】このように金型30を基台部31と入れ子
部32(A、B)とで構成するのは、前照灯10は搭載
する車種などにより形状が異なるものであり、それによ
り、上記した寸法Lにも種々の値が要求されるからであ
る。よって、これに対処するために前記入れ子部32
(A、B)は、嵌着溝21aと反射鏡嵌着部3bとの間
の寸法Lにそれぞれの値が要求されるそれぞれの前照灯
10に対応するように複数が用意されるのである。
【0013】ここで、嵌着溝21aと反射鏡嵌着部3b
との間の寸法Lについて説明を行うと、寸法Lは、この
照準装置1を使用する前照灯10のハウジング11に対
して、取付けられた反射鏡12を所定の照射方向とする
寸法であり、もしも、垂直方向を調整するものと水平方
向を調整するものとに異なる寸法が要求される場合に
は、上記した入れ子部32の交換により2種類の寸法の
ものが用意される。
【0014】図3は、上記のようにして形成された本発
明の照準装置1を前照灯10に組み込んだ状態を示すも
のであり、組み込むときの工程の順序としては、先ず、
反射鏡12の背面に設けられたボールホルダ12aに調
整ナット3の反射鏡嵌着部3bを嵌着しておく、そし
て、この状態で反射鏡12と共に照準装置1をハウジン
グ11内に挿入し、適宜に押圧することで調整ネジ2の
嵌着溝21aをハウジング11に設けられたネジ係着部
11aに嵌着させる。
【0015】このようにすることで、照準装置1による
ハウジング11と反射鏡12との係着が行われるが、こ
のときに、前記照準装置1は、対応のハウジング11と
反射鏡12とに適正な寸法Lが金型30により設定され
ているので、ハウジング11に対して反射鏡12は所定
の照射方向に向かうものとなり、以後の調整は不要とな
る。尚、図中に符号4で示すものは調整工具用のアダプ
タであり、照準を行うときの専用工具などに対応するた
めに設けられるものである。
【0016】また、ここでの図示は省略するが、このよ
うにハウジング11と反射鏡12との係着が行われた後
には、ハウジング11の開口部にはレンズが貼着など適
宜な手段で取付(従来例の図4を参照)けられ、反射鏡
12がハウジング11とレンズとで略密閉が行われて、
車両用の前照灯10として完成されるのである。
【0017】また、調整ネジ2と調整ナット3とが金型
30による成形で予めに所定位置で螺合した状態として
形成されていることで、ハウジング11と反射鏡12と
の係着を行う作業時に、調整ネジ2と調整ナット3との
両者をハウジング11内となり目視確認が行い難い状態
で螺合させるという煩雑な作業も不要となり、作業効率
が向上する。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、調
整ネジと、該調整ネジと螺合する調整ナットとから成る
照準装置の製造方法であり、前記調整ネジにはハウジン
グに設けられたネジ係着部に嵌合するハウジング嵌着部
が設けられ、前記調整ナットには反射鏡に嵌着する反射
鏡嵌着部が設けられ、前記調整ネジと調整ナットとは前
記調整ネジをインサートして金型で一体成形され、前記
金型には前記調整ネジのハウジング嵌着部と前記調整ナ
ットの反射鏡嵌着部との間の距離を調整可能とする寸法
調整手段が設けられて前照灯の機種毎の最適寸法として
形成する照準装置の製造方法としたことで、調整ネジと
調整ナットとが予めに螺合している照準装置が得られる
ものとなり、第一には、目視が困難なハウジング内での
調整ネジと調整ナットとの螺合作業がなくなり、反射鏡
とハウジングとの組付けは単に押圧のみで良いものとな
り、前照灯の組立工数を低減し、生産性の向上とコスト
ダウンとに極めて優れた効果を奏するものとなる。
【0019】また、第二には、上記の調整ネジと調整ナ
ットとの螺合は、前照灯の機種毎に最適位置となるよう
にされているので、上記した反射鏡とハウジングとの組
付け作業を行うときには、反射鏡は自動的にハウジング
に対する標準位置に設定されるものとなり、従来では前
照灯の組立完了後に行わざるを得ないものであった、基
準状態への照準工程も省略できるものとなり、この点で
も生産性の向上とコストダウンとに極めて優れた効果を
奏すると共に、金型で位置出しを行うことで製品バラツ
キの発生も低減し、この種の前照灯の品質向上にも優れ
た効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る照準装置の実施形態を一部を分
解した状態で示す説明図である。
【図2】 同じく本発明に係る照準装置の製造工程を示
す説明図である。
【図3】 同じく本発明に係る照準装置を前照灯に組み
込んだ状態で示す説明図である。
【図4】 従来例の照準装置を前照灯との関連で示す説
明図である。
【図5】 従来例の照準装置を示す説明図である。
【符号の説明】
1……照準装置 2……調整ネジ 2a……ネジ部 21……ハウジング嵌着部 21a……嵌着溝 21b……フランジ 3……調整ナット 3a……ナット部 3b……反射鏡嵌着部 4……アダプタ 10……前照灯 11……ハウジング 11a……ネジ係着部 12……反射鏡 12a……ボールホルダ 30……金型 31……基台部 32(A、B)……入れ子部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調整ネジと、該調整ネジと螺合する調整
    ナットとから成る照準装置の製造方法であり、前記調整
    ネジにはハウジングに設けられたネジ係着部に嵌合する
    ハウジング嵌着部が設けられ、前記調整ナットには反射
    鏡に嵌着する反射鏡嵌着部が設けられ、前記調整ネジと
    調整ナットとは前記調整ネジをインサートして金型で一
    体成形され、前記金型には前記調整ネジのハウジング嵌
    着部と前記調整ナットの反射鏡嵌着部との間の距離を調
    整可能とする寸法調整手段が設けられて前照灯の機種毎
    の最適寸法として形成することを特徴とする照準装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記金型の寸法調整手段は複数の入れ子
    であり、この入れ子の交換により寸法の調整が行われる
    ことを特徴とする請求項1記載の照準装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記請求項1又は請求項2記載の製造方
    法により形成されることを特徴とする照準装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3記載の照準装置を具備する
    ことを特徴とする前照灯。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003098102A1 (fr) * 2002-05-17 2003-11-27 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Élément de système de visée et système de visée
KR20170052049A (ko) * 2015-11-03 2017-05-12 현대모비스 주식회사 자동차의 조명장치

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003098102A1 (fr) * 2002-05-17 2003-11-27 Aoyama Seisakusho Co., Ltd. Élément de système de visée et système de visée
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