JP2001134770A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001134770A
JP2001134770A JP31103899A JP31103899A JP2001134770A JP 2001134770 A JP2001134770 A JP 2001134770A JP 31103899 A JP31103899 A JP 31103899A JP 31103899 A JP31103899 A JP 31103899A JP 2001134770 A JP2001134770 A JP 2001134770A
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JP31103899A
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Hitoshi Nakamura
仁 中村
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Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが画像データ中の1点を指示すること
により画像データを抽出し、輪郭線の線幅を考慮するこ
とにより画像データの輪郭線を自動的に追跡する画像処
理装置を提供する。 【解決手段】 ユーザが表示/デジタイザ101により
画面上の1点を指示すると、この点から所定の方向にデ
ータを有し、かつ、このデータを有する画素の周囲8画
素に所定の線幅を有する画素が存在するか検索する。こ
の画素から所定の線幅を有する画素を追跡することによ
り、輪郭線追跡を行う。また、上記画素の周囲8画素に
所定の線幅を有する画素が存在しなかった場合、上記所
定の方向とは逆方向に上記条件を満たす画素を検索し、
検索された画素から所定の線幅を有する画素を追跡する
ことにより、輪郭線追跡を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置に関
し、特に所定の線幅を有する画像データを追跡すること
により画像データの輪郭線を判断する画像処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データの輪郭線を追跡する画
像処理装置が存在する。この装置は、ユーザから指示を
受けると、その指示をもとにユーザが意図した画像デー
タの輪郭線を追跡し、画像データの抽出を行う。しか
し、ユーザは、画像データを指定するために複雑な手続
きが必要となるため、上記装置は操作性が悪いというこ
とが指摘されている。
【0003】画像データを抽出する画像抽出方法に関す
る従来技術として、特開平5−108825号がある。
この従来技術によれば、画像データを半自動的に追跡
し、画像データの分岐点を検知した際に、ユーザから輪
郭線の方向の指示を受けることにより行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によれば、分岐点ごとにユーザは分岐点ごとに指
示を与えなければならない。従って、この従来技術は、
上記問題点に対して対応策を示しているとは言えない。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、ユーザは、画像データ中の1点を指示すること
により画像データを抽出し、輪郭線の線幅を考慮するこ
とにより画像データの輪郭線を自動的に追跡する画像処
理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、ユーザが指定した位置か
ら所定の方向にデータを有する画素が存在するか検索す
るデータ検索手段と、データ検索手段により検索された
画素を起点として、所定の線幅を有する画素を追跡する
画像データ追跡手段とを有し、画像データ追跡手段によ
り画像データの輪郭線を抽出することを特徴としてい
る。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1の装置に
おいて、データ検索手段は、ユーザが指定した位置から
所定の方向にデータを有し、かつ、隣接する画素が所定
の線幅を有している画素を検索するものであり、画像デ
ータ追跡手段は、データ検索手段により隣接する画素が
所定の線幅を有する画素を起点として、所定の線幅を有
する画素を追跡するものであることを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1または2
の装置において、画像データ追跡手段は、連続する所定
の数の画素が所定の線幅を有していない場合であって
も、所定の線幅を有していない画素を輪郭線と扱うもの
であることを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれか1項に記載の装置において、画像データ検索手
段は、画像データの追跡に失敗した場合に、所定の線幅
よりも細い線幅を設定し、再度画像データの追跡を行う
ものであることを特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれか1項に記載の装置において、画像データ追跡手
段は、追跡した画素が、すでに追跡が行われた画素から
所定の範囲内にある場合に、画像データの追跡に失敗し
たものと判断するものであることを特徴としている。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれか1項に記載の装置において、画像データ追跡手
段は、画像データの追跡に失敗した場合に、追跡した画
素の内、最大の線幅を有し、かつ画像データの追跡に失
敗した画素に一番近い画素から再追跡を行うものである
ことを特徴としている。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれか1項に記載の装置において、画像データ検索手
段により追跡が失敗した箇所をユーザに通知する通知手
段と、通知手段により通知された箇所が輪郭線であると
ユーザが判断した場合に、通知手段により通知された箇
所を輪郭線であると装置に指示する指示手段とをさらに
有し、画像データ検索手段は、指示手段によりユーザに
輪郭線であると指示された箇所を輪郭線として扱い、再
度画像データの追跡を行うものであることを特徴として
いる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態における画像
処理装置の内部構造を示す構成ブロック図である。図1
によれば、本発明の実施の形態における画像処理装置の
内部構造は、画像入力部100、表示/デジタイザ10
1、前処理102、画像メモリ103、CPU104、
データ記憶部105、およびROM106で構成されて
いる。
【0015】画像入力部100は、画像を画像処理装置
内に画像データとして入力する。画像入力部100とし
て、スキャナがある。表示/デジタイザ101は、画像
入力部100で入力された画像を表示する。表示/デジ
タイザ101は、表示した画像に対して位置情報を入力
されるポインティングデバイスである。
【0016】前処理部102は、入力された画像に加工
を施す。この加工は、画像入力部100で入力された画
像に対して追跡を行いやすくするよう膨張処理、または
圧縮処理が行われる。画像メモリ103は、前処理10
2で前処理された画像データを記憶する。
【0017】CPU104は、システム全体の制御を行
う。CPU104は、画像データの追跡を行うための処
理プログラムを実行する。データ記憶部105は、CP
U104が画像データの追跡を行う処理プログラムを実
行する際にデータを保持する。ROM106は、画像デ
ータの追跡を行う処理プログラムを格納する。
【0018】図3は、本発明の実施の形態における画像
データの輪郭線を判断するパターンである。図3は、画
像処理装置が左回り(反時計回り)に追跡する例を示
す。図3に示す正方形は、それぞれ画像データの1画素
を示す。図3に示す白丸は、画像データ追跡時の注目点
である。図3に示す黒丸は、画像データ追跡時の追跡点
である。
【0019】図3は、白丸の着目点において、この着目
点が輪郭線であるか判断する線幅条件を調べ、次に黒丸
の追跡点において、この追跡点が輪郭線であるか判断す
る流れを示す。図3に示す矢印は、輪郭線であるか判断
する追跡方向である。
【0020】本発明の実施の形態において、図3に示す
ように、輪郭線であると判断する条件の線幅は3ドット
とする。従って、3ドットよりも小さい線幅である場
合、このデータは輪郭線ではないと判断される。
【0021】図3(a)に示すように、着目点から追跡
点へ水平左方向へ追跡を行っていく場合、画像処理装置
は、追跡方向に対して左側90度の方向に2画素以上デ
ータが存在するか判断する。図3(a)の場合、黒丸の
追跡点の下側に2画素データが存在する。つまり、黒丸
の追跡点から下側に3画素のデータが並んで存在する。
従って、図3(a)に示す黒丸の追跡点は、3ドットの
線幅を有する画素であると判断される。
【0022】図3(b)に示すように、着目点から追跡
点へ左斜め上方向へ追跡を行っていく場合、画像処理装
置は、この矢印に対して左垂直方向にデータが存在する
か判断する。つまり、画像処理装置は、黒丸の追跡点か
ら左斜め下方向に2画素以上データが存在するか判断す
る。図3(b)に示すように、黒丸の追跡点から左斜め
下方向には、2画素データが存在する。従って、この追
跡点は、画像データの輪郭線の条件を満たすと判断され
る。
【0023】図3(c)、(d)、(e)、(f)、
(g)、および(h)も同様に、白丸の着目点から黒丸
の追跡点へ輪郭線条件の追跡を行う場合、矢印に対して
垂直左方向に2画素データが存在するか判断される。図
3(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、および
(h)に示すように、それぞれ追跡方向を示す矢印に対
して垂直左方向には2画素のデータが存在する。従っ
て、図3(c)、(d)、(e)、(f)、(g)、お
よび(h)に示す黒丸の追跡点は、輪郭線条件である線
幅の条件を満たすと判断される。
【0024】なお、上記輪郭線条件である線幅の条件
は、3ドット以外のドット数にしてもよい。また、この
線幅の条件は、ユーザが変更することができるようにし
てもよい。これによれば、画像データの状態に最適な線
幅の条件で輪郭線判断が行われる。
【0025】なお、上記着目点と追跡点は、2ドット以
上離すようにしてもよい。これによれば、図3に示すよ
うに、追跡方向が垂直、水平の8パターンに限られず、
より多くのパターンを作成することが可能になる。従っ
て、図3に示すパターンに比べ、詳細な輪郭線条件であ
る線幅条件の判断がより精密なものとなる。
【0026】本発明の実施の形態における画像処理装置
が輪郭線追跡のための追跡開始位置を検索する第1の例
を図5、および図6を参照しながら説明する。図5は、
画像入力部100で入力され、前処理部102で前処理
された画像データの例である。図6は、この画像データ
の一部を拡大した図である。図6に示す正方形は、1画
素を示す。
【0027】図5に示す点「X」は、ユーザが表示/デ
ジタイザ101において指定した位置を示す。図5に示
す矢印は、画像処理装置が画像データの輪郭線追跡のた
めの追跡開始位置を検知する順序を示す。
【0028】ユーザが表示/デジタイザ101において
点「X」の位置を指定すると、画像処理装置は、左矢印
の方向に、図3に示す輪郭線条件である線幅条件を満た
す領域があるか検索する。
【0029】画像処理装置は、まず図5に示す画像デー
タの中央の線を検知する。画像処理装置がこの中央の線
をは輪郭線ではないと判断した場合、画像処理装置は、
上記「X」から右矢印方向に、図3に示す輪郭線条件で
ある線幅条件を満たす領域があるか検索する。画像処理
装置は、図5に示す画像データの右矢印の先に画像デー
タの輪郭線があることを検知する。図5に示す画像デー
タの右矢印の先にある画像データ中の画素が、輪郭線追
跡の追跡開始位置となる。
【0030】図6(a)、および(b)に示す正方形
は、図5に示す画像データの中央の線の一部を拡大した
図である。図6に示す正方形は、画像データの一つの画
素を示している。図6に示す左矢印は、図5に示す
「X」点から輪郭線追跡の追跡開始位置になる画素を検
索する検索方向を表す。
【0031】ユーザが表示/デジタイザ101により図
5に示す点「X」を指定すると、画像処理装置は、この
「X」から右方向へデータが存在する画素を検索する。
この検索の結果、図6に示す黒丸を有する画素がデータ
を有すると判断される。
【0032】図6(a)に示す画像データは、まず、黒
丸で示す画素にデータが存在することを検索される。画
像処理装置は、データを有する画素を検知した後、1画
素追跡を行い、検知画素を着目点として、図3に示す輪
郭線条件を満たすか否か判断する。
【0033】図6(a)の黒丸で示す画素から1画素追
跡を行うと、「1」と記した画素になる。図3(b)に
示す線幅条件によれば、2ドットの線幅しか有していな
い。従って、この画素は、輪郭線条件である線幅条件を
満たしていない。
【0034】ここで、図6(a)の黒丸で示す画素は図
3における着目点であり、図6(a)の「1」で示す画
素は図3における追跡点である。図6(a)の黒丸で示
す着目点と、図6(a)の「1」で示す追跡点の関係
は、図3(b)に示す着目点と追跡点の関係である。図
3(b)に示すように、この関係においては、左斜め下
2ドットにデータがある場合に、輪郭線条件である線幅
条件を満たすと判断される。
【0035】図6(a)に示すように、「1」で示す画
素の左斜め下の画素、およびさらに左斜め下の「a」で
示す画素は、データを有さない。従って、図6(a)に
おいて「1」と記された画素は、図3に示す輪郭線条件
である線幅条件を満たさない。
【0036】このように、画像処理装置は、データを有
する画素を検知した後、位置が訴追席を行い、検知画素
を着目点として、図3に示す輪郭線条件を満たすか否か
判断する。輪郭線条件を満たす場合、輪郭線条件を満た
す画素が輪郭線追跡の開始点とされる。
【0037】図6(a)に示すように、黒丸で示す画素
から1画素追跡した画素は、図3に示す輪郭線条件を満
たさない。従って、図6(a)において黒丸で示すデー
タは、所定の線幅を有しないため、輪郭線ではないと判
断される。
【0038】次に、画像処理装置は、上記輪郭線追跡の
開始位置を検索した左方向とは逆方向の右方向に画像デ
ータが存在するか検索する。これにより、画像処理装置
は、表示/デジタイザ101から受けた指示が、上記検
索方向とは逆方向に画像データを検索することを意図し
たものであったことを知得することが可能になる。
【0039】図6(b)における左矢印は、図5に示す
ユーザが表示/デジタイザ101において指し示した位
置「X」から左方向に輪郭線条件を満たす画素を検索す
る、検索方向を示す。
【0040】図6(a)同様、図6(b)においても、
画像処理装置は、黒丸で示す画素の1画素追跡した画素
が図3に記す線幅条件を満たすか否か判断する。図6
(b)においても、黒丸で記す画素から1画素追跡した
画素は、図3に記す輪郭線条件を満たさない。従って、
図6(a)同様、上記検索方向とは逆方向の右方向に、
図3に示す輪郭線条件である線幅条件を満たす領域があ
るか検索を行う。
【0041】上記実施の形態によれば、画像処理装置
は、所定の線幅を有しないデータを、輪郭線ではないと
判断することが可能になる。また、この場合、輪郭線条
件を満たす画素の検索方向を逆転する。従って、表示/
デジタイザ101によりユーザが画像データ中の一点を
指し示すことで、ユーザが意図した画像データの輪郭線
を検索することが可能になる。
【0042】なお、上記画像データの輪郭線追跡のため
の追跡開始位置を検知する方向は、右方向、上方向、ま
たは下方向のようにしてもよい。
【0043】上記輪郭線追跡のための追跡開始位置の検
索において、データを有する画素が検索された場合、画
像処理装置は、この検索された画素に対して、図3に示
す輪郭線条件である線幅条件を満たすか判断しない。こ
れは、図3に示す着目点が存在しないため、図3に示す
パターンを使用することができないためである。また、
この画素も輪郭線条件を満たしていなければならない場
合、図6(b)に黒丸で示す画素は検索されなくなって
しまうからである。さらには、輪郭線追跡開始位置検索
の検索方向を基準に、この画素が図3に示す線幅条件を
判断される場合、図6(a)に黒丸で示す画素は輪郭線
であると判断される。しかし、周囲に輪郭線条件を満た
す画素が存在しないため、輪郭線追跡は失敗し、終了し
てしまうからである。
【0044】本発明の実施の形態における画像処理装置
が輪郭線追跡のための追跡開始位置を検知する第2の例
を図7、および図8を参照しながら説明する。図8は、
画像入力部100で入力され、前処理部102で前処理
された画像データの例である。図7は、図8に示す画像
データの一断面を拡大した図である。図8に示す正方形
は、1画素を示す。
【0045】図8に示す画像データは、ユーザが、表示
/デジタイザ101により、図8に示す画像データの中
央部に示す2本の縦線の間を輪郭線検索の開始点として
指定される。図8に示す画像データの一横断面を拡大し
た図7において、この開始点は、(b)および(c)の
間に示す「X」印である。
【0046】画像処理装置は、図7に示す「X」印を起
点として左方向に、データを有する画素を検索する。こ
れにより、図7(b)において黒丸で示す画素がデータ
を有することを検知される。この後、上記方法により、
画像処理装置は、この黒丸で示した画素から1画素追跡
した画素が輪郭線条件を満たすか否か判断する。
【0047】図7(b)において黒丸で示す画素の位置
画素追跡した画素は、図3に示す輪郭線条件を満たさな
い。従って、画像処理装置は、上記輪郭線追跡開始位置
を検索した方向とは反対の右方向にデータを有する画素
が存在するか検索する。
【0048】この検索の結果、画像処理装置は、図7
(c)において黒丸で示す画素がデータを有することを
検知する。この後、上述の方法により、画像処理装置
は、図7(c)において黒丸で示す画素から1画素追跡
した「2」で示す画素が、図3に示す線幅条件を満たす
画素が存在するか判断する。
【0049】図7(c)において黒丸で示す画素から1
画素追跡した画素は、図3に示す輪郭線条件を満たさな
い。ここで、上述の通りに輪郭線追跡開始位置を検索し
た方向とは逆方向の左方向にデータを有する画素が存在
するか検索した場合、画像処理装置は、再度図7(b)
に示すデータを検知してしまう。
【0050】従って、画像処理装置は、図7(c)にお
いて黒丸で示す画素、およびこの画素の右側の画素を飛
び越し、図7(c)に示すデータの右側の領域に対して
輪郭線条件を満たすデータの検索を行う。
【0051】画像処理装置は、図7(d)において黒丸
で示す画素がデータを有していることを検知する。ここ
で、画像処理装置は、図7(d)において黒丸で示す画
素を着目点とし、位置がそう追跡した画素が輪郭線条件
を満たすか否か判断する。
【0052】上述の方法によれば、図7(d)において
黒丸で示す画素の下側の画素が輪郭線条件を満たしてい
る。従って、画像処理装置は、図7(d)に示すデータ
を輪郭線と判断し、図7(d)に黒丸で示す画素を輪郭
線追跡開始位置として輪郭線追跡を開始する。
【0053】上記実施の形態によれば、画像処理装置
は、データを有していない画素を飛び越し、所定の線幅
を有する画素を検索することが可能になる。
【0054】図4は、輪郭線の追跡を説明するための図
である。図4に示す正方形は、画素を示す。図4におい
て、画素401は、輪郭線追跡開始位置である。図4に
示すデータのうち、画素401、画素402及び「9」
で示す画素を含む長方形のデータは輪郭線である。ま
た、輪郭線の中央部から左斜め下方向に描かれ、「1」
と示す画素および「2」と示す画素を含むデータは、輪
郭線ではないデータである。輪郭線の中央部から右斜め
下方向に描かれ、「5」と示す画素および「7」と示す
画素を含むデータは、輪郭線ではないデータである。
【0055】画像処理装置は、画素401の周囲8画素
の線幅条件を調べる。上述の通り、画素401の左斜め
下の画素から図3に示す線幅条件を満たすか調べると、
図4に示すように、画像処理装置は、画素401の右側
の画素が図3(e)に示す線幅条件を満たすことを検知
する。このように、画像処理装置は、画素401から画
素402へ輪郭線追跡を行う。
【0056】画像処理装置は、画素402においても同
様に、画素402の周囲8画素の線幅条件を調べる。そ
の結果、画像処理装置は、画素403が図3(f)に示
す線幅条件を満たしていることを検知する。
【0057】画像処理装置は、画素403においても同
様に、画素403の周囲8画素の線幅条件を調べる。そ
の結果、画像処理装置は、画素404が図3(g)に示
す線幅条件を満たしていることを検知する。
【0058】画像処理装置は、画素404の周囲8画素
の線幅条件を調べる。はじめに、画素404の左斜め下
に「1」と示す画素の線幅条件を調べる。しかし、
「1」と記した画素は、図3(h)に示す線幅条件を満
たさない。従って、画像処理装置は、「2」と記した画
素の線幅条件を調べる。しかし、「2」と記した画素
は、図3(g)に示す線幅条件を満たさない。画素40
4の右斜め下の画素は、データを有していない。
【0059】画像処理装置は、次に「3」と記した画素
の線幅条件を調べる。この「3」と記した画素は、図3
(e)に示す線幅条件を満たす。従って、画像処理装置
は、画素404から「3」で示す画素へと追跡する。
【0060】画像処理装置は、上記追跡方法に従い、
「3」と記した画素に続き、「4」と記した画素、
「6」と記した画素、「8」と記した画素、「9」と記
した画素の順に追跡していく。
【0061】従って、「1」と記した画素、「2」と記
した画素、「5」と記した画素、および「7」と記した
画素の追跡は行わない。
【0062】上記実施の形態によれば、画像処理装置
は、所定の線幅を有するデータのみを追跡し、所定の線
幅を有しないデータの追跡を行わない。従って、画像処
理装置は、画像データの輪郭線追跡を容易に行うことが
可能になる。
【0063】本発明の実施の形態における、輪郭線の中
に所定の線幅を有しない領域がある場合に画像処理装置
が輪郭線追跡を行う動作を図10、図11、図12、図
13、および図14を参照しながら説明する。
【0064】図10は、画像処理装置が、所定の線幅を
有しない領域を有する輪郭線を、図3に示す線幅条件に
より追跡する動作を説明するための図である。図10に
示す正方形は、データを有する画素である。図10に示
す黒丸で示す正方形は、画像処理装置が輪郭線追跡を行
った画素を示す。画像処理装置は、画素1000から輪
郭線追跡を行う。
【0065】画像処理装置は、画素1000から画素1
001の方向に輪郭線の追跡を行い、ついで画素100
1、画素1002、画素1003、画素1004と輪郭
線追跡を行う。
【0066】しかし、図10に示す様に、この輪郭線
は、画素1000から画素1008へとのびている。従
って、図3に示す線幅条件を検索するだけでは、図10
に示す様な所定の線幅を有しない領域を含む輪郭線の追
跡を行うことができない。
【0067】ここで、輪郭線条件である線幅条件を緩め
る。例えば、画像処理装置が、図3に示す線幅条件を、
連続する画素のうち、3画素までは2ドット以下の線幅
であっても輪郭線であると判断することにより行う。以
下、図11を参照しながら説明する。画像処理装置は、
画素1100から輪郭線追跡を開始する。
【0068】画像処理装置は、画素1100から画素1
101まで輪郭線追跡を行う。画素1101において、
画像処理装置は、画素1101の周囲8画素について図
3に示す線幅条件を判断する。
【0069】画像処理装置は、画素1101の左斜め下
の画素から順に線幅条件を検索していく。画素1103
は、画素1101と図3(d)に示す追跡点と着目点の
関係を有している。従って、図3(d)に従えば、画素
1103は2ドットの線幅しか有していない。
【0070】しかし、上述の通り、画像処理装置は、連
続する3画素までは線幅条件を緩和し、2ドットの線幅
しか有していないデータを追跡する。従って、画像処理
装置は、画素1103を追跡する。
【0071】画像処理装置は、画素1103から1画素
追跡した画素について、図3に示す線幅条件を判断す
る。はじめに、画像処理装置は、画素1104がデータ
を有していることを検知する。
【0072】画素1104は、画素1103と図3
(e)に示す関係を有している。すなわち、画像処理装
置は、画素1104が2ドットの線幅しか有していない
と判断する。
【0073】しかし、上述の通り、画像処理装置は、連
続する3画素までは線幅条件を緩和し、2ドットの線幅
しか有していないデータを追跡する。画像処理装置は、
すでに画素1103において一度線幅条件を緩和してい
るが、残り2画素についても輪郭線条件を緩和すること
ができる。従って、画像処理装置は、画素1104を追
跡する。同様に、画素1105についても画像処理装置
は追跡する。
【0074】画像処理装置は、画素1105についで画
素1106を輪郭線条件を満たす画素であると判断す
る。画素1106は、画素1103、画素1104、お
よび画素1105とは異なり、図3に示す線幅条件を満
たす。
【0075】従って、図11に示すデータは、上記緩和
条件である2ドットの線幅を有する領域が3画素以内で
あるため、2ドットの線幅しか有しない領域も画像処理
装置に輪郭線追跡される。
【0076】上記緩和条件を、画像処理装置が図4に示
すデータにおいて適用する場合の動作を図12を参照し
ながら説明する。図12に示す正方形は、画素である。
図12に示す黒丸は、画像処理装置が輪郭線追跡を行っ
た画素を示す。図12に示す白丸は、画像処理装置が輪
郭線追跡を行った黒丸で示す画素から3ドット離れた画
素を示す。画像処理装置は、画素1200から輪郭線追
跡を開始する。
【0077】画像処理装置は、画素1200から画素1
201の方向に輪郭線追跡を行い、ついで、画素120
2、画素1203と追跡を行う。
【0078】画像処理装置は、画素1203において、
上記方法に従い、周囲8画素の画素が図3に示す輪郭線
条件を満たすか否か判断する。画像処理装置は、まず、
図12において「1」と記した画素が2ドットの線幅を
有するデータであると判断する。ここで画像処理装置
は、上記緩和条件に従い、図12において「1」と記し
た画素の周囲8画素について、同様に輪郭線条件を調べ
る。
【0079】その結果、画像処理装置は、画素1203
を起点に、「1」で示す画素、「2」で示す画素、
「3」で示す画素、「4」で示す画素と、2ドット幅の
データを検索していく。しかし、上記緩和条件は、2ド
ット以下の線幅しか有していない領域が連続して3画素
以内である場合にしか適用されない。従って、画像処理
装置は、追跡したデータが輪郭線ではなかったと判断す
る。
【0080】次に、画像処理装置は、図3に示す線幅条
件を満たしている位置に戻り、画素1203を図3に示
す着目点とし、図12に「5」と記した画素を追跡点と
し、図3に示す線幅条件を調べる。図12に「5」と記
した画素は、1ドットの線幅しか有していない。しか
し、上記緩和条件に従い、図12に「5」と記した画素
の周囲8画素について、画像処理装置は、図3に示す線
幅条件の検索を行う。
【0081】ここで、一度検索を行った画素について
は、上記検索を行わない。従って、画像処理装置は、画
素1203を起点に、図12に「5」と記した画素、
「6」と記した画素、「7」と記した画素、「8」と記
した画素と追跡していく。この検索によれば、2ドット
以下の線幅しか有しない4画素が連続して検索される。
この場合、画像処理装置は、追跡を中止する。
【0082】画像処理装置は、再度画素1203を着目
点として輪郭線追跡を行い、図12に「9」と記した画
素が図3に示す線幅条件を満たしていることを検索す
る。このように、画像処理装置は、輪郭線として図12
に「9」で示す画素、「10」で示す画素、「15」で
示す画素、「20」で示す画素と追跡していく。従っ
て、輪郭線ではない、「1」、「2」、「3」、
「4」、「5」、「6」、「7」、および「8」と記さ
れた輪郭線ではないデータの追跡は行われない。また、
「11」、「12」、「13」、「14」、「16」、
「17」、「18」、及び「19」と記された輪郭線で
はないデータの追跡も行われない。
【0083】上記実施の形態によれば、輪郭線の中に所
定の線幅を有しない領域が存在する場合であっても、画
像処理装置は輪郭線の追跡を行うことが可能になる。ま
た、この場合においても、所定の線幅を有しないデータ
の追跡は行われない。
【0084】なお、上記緩和条件は、画像処理装置が輪
郭線追跡に失敗した場合に、所定の範囲内で条件を緩和
するようにしてもよい。上記緩和条件は、2ドット以下
の線幅しか有していないデータを連続する3画素までは
輪郭線とする。この緩和条件において輪郭線追跡が失敗
した場合、例えば、緩和条件を、2ドット以下の線幅し
か有していないデータを連続して4画素までは輪郭線と
扱うようにしてもよい。また、上記緩和条件は、輪郭線
追跡に失敗するごとに段階的に緩和するようにしてもよ
い。
【0085】画像処理装置は、図13に示す画像データ
を、画素1300から図3に示す線幅条件の検索を行
い、画素1301まで追跡する。ついで画像処理装置
は、図13において「1」と記した画素、「2」と記し
た画素、「3」と記した画素と追跡する。しかし、図1
3において「3」と記した画素の周囲8画素には、図3
に示す線幅条件を満たす画素が存在しない。従って、画
像処理装置は、画素1301から画素1302へ追跡す
る。
【0086】画像処理装置は、画素1302についで、
図13において「4」と記した画素、「5」と記した画
素、「6」と記した画素と追跡する。しかし、図13に
おいて「6」と記した画素の周囲8画素には、図3に示
す線幅条件を満たす画素が存在しない。従って、画像処
理装置は、画素1303を追跡する。
【0087】画素1303を追跡後、画像処理装置は、
画素1304を追跡する。しかし、図13に示すよう
に、画素1304の線幅方向5ドット以内に、すでに追
跡された画素が存在する。この場合、画像処理装置は、
すでに追跡したデータを逆方向に追跡しているものと判
断し、追跡を中止する。
【0088】次に、緩和条件を、2ドット以下の線幅し
か有していないデータを連続して4画素までは輪郭線と
扱うように設定し直す。これによれば、図14に示すよ
うに輪郭線を行うことが可能になる。
【0089】上記実施の形態によれば、緩和条件を設け
ることにより、輪郭線内に所定の線幅を有しない領域が
ある場合であっても、画像処理装置は、輪郭線追跡を行
うことが可能になる。
【0090】本発明の実施の形態における、相違値とい
う概念を導入し、画像処理装置が輪郭線の再追跡を行う
動作を図15、図16、図17、および図18を参照し
ながら説明する。図16、図17、および図18に示す
正方形は、画素を示す。図16、図17、および図18
は、図15に示す画像データのうち、円で囲んだ範囲を
拡大したものである。
【0091】相違値とは、図3に示す線幅条件を検索し
た際、線幅条件を満たさなかった画素に与えられる所定
の数値である。相違値は、この画素の線幅に、例えば、
線幅が1ドットであった場合には、相違値として0を与
える。線幅が垂直方向、もしくは水平方向に隣り合う画
素で構成される2ドットであった場合には、相違値とし
て1を与える。線幅が斜め方向に隣り合う画素で構成さ
れる2ドットであった場合には、相違値として1.5を
与える。
【0092】画像処理装置は画素1600から輪郭線追
跡を開始し、画素1601、画素1604、画素160
6、画素1608、画素1609、画素1611、画素
1613、画素1614と追跡する。この場合、画素1
614は、線幅方向5ドット以内に、すでに追跡された
画素が存在するため、画像処理装置は画素1615の追
跡を行わない。従って、輪郭線追跡は、失敗に終わる。
【0093】この追跡において線幅条件を検索された画
素は、相違値を与えられる。画素1602は、画素16
01と図3(h)に示す関係を有する。これによれば、
画素1602は、1ドットの線幅を有している。従っ
て、画素1602は、相違値0が与えられる。
【0094】同様に、画素1603には相違値0が、画
素1605には相違値1.5が、画素1607には相違
値0が、画素1610には相違値1.5が、画素161
2には相違値0が与えられる。
【0095】輪郭線追跡に失敗した場合、画像処理装置
は、相違値を与えられた画素のうち、一番大きな値を与
えられ、かつ追跡失敗点に一番近い画素を調べる。図1
6の場合この条件は、画素1610が満たす。
【0096】ここで、画像処理装置は、画素1610か
ら追跡を再開する。その結果、図17に示すように追跡
され、追跡は失敗する。画像処理装置は、再度、上記条
件を満たす画素を検索する。その際、一度追跡に用いら
れた画素1610は考慮しない。すると、画像処理装置
は、この条件を満たす画素として、画素1605を見つ
けだす。
【0097】画像処理装置は、画素1605から追跡を
再開する。その結果、図18に示すように追跡され、追
跡は成功する。
【0098】本発明の実施の形態における画像処理装置
が画像データの輪郭線を追跡する動作を、図1、図2、
図3、図5、図16を参照しながら説明する。
【0099】画像データが画像入力部100により入力
されると(ステップ200)、前処理部102は、この
画像データに画像処理を施す。前処理部102は、まず
画像データに2値化処理を施す。これにより、画像処理
装置は、画像データの輪郭線追跡を行うことが可能にな
る。
【0100】さらに、前処理部102は、2値化した画
像データに対して膨張処理、または圧縮処理を施す。こ
れにより、画像データは、2値化されることにより途切
れてしまった線が、再びつなげられる。前処理部102
により前処理された画像データは、画像メモリ103に
保存される(ステップ201)。
【0101】表示/デジタイザ101は、画像メモリ1
03に保存された画像データを表示する。ユーザは、表
示/デジタイザ101から、画像処理装置に輪郭線追跡
を行わせる画像データを指示する(ステップ202)。
このとき、ユーザは、図5に示すように、表示/デジタ
イザ101に表示された画像データの1点を指し示す。
【0102】CPU104は、表示/デジタイザ101
を介し、ユーザが発した輪郭線追跡処理命令を受信する
と、ROM106内に保存された画像データの追跡を行
う処理プログラムを読み込む。CPU104は、この処
理プログラムに従い、画像データの輪郭線追跡の開始位
置を検索する(ステップ203)。
【0103】輪郭線追跡の開始位置検索後、CPU10
4は、上記処理プログラムに従い、この開始位置から輪
郭線追跡を行う(ステップ204)。画像データ中の追
跡をされた画素は、データ記憶部105に、その座標が
記憶される。(ステップ204)。
【0104】画像追跡は、図3に示すように、所定の線
幅を有するか判定することにより行う(ステップ20
5)。画像処理装置は、この所定の線幅を有していると
判定されたデータを追跡する。
【0105】CPU104は、所定の線幅を有している
と判定された画素の座標をデータ記憶部105に保存す
る(ステップ210)。
【0106】データが所定の線幅を有さず、追跡に失敗
した場合(ステップ211/YES)、画像処理装置は
再追跡点を決定する(ステップ212)。この再追跡点
は、図16に示すように相違値を算出することにより行
う。また、輪郭線と判断される線幅の条件を緩和し(ス
テップ213)、ステップ204へ戻り、追跡を再開す
る。
【0107】追跡に成功した場合(ステップ211/Y
ES)、データが終了したか判断する(ステップ21
4)。データが終了していない場合(ステップ214/
NO)、ステップ204へ戻り、追跡を続行する。デー
タが終了した場合(ステップ214/YES)、追跡し
たデータを輪郭線とし、処理を終了する。
【0108】所定の線幅を有していない領域であっても
(ステップ205/NO)、所定の線幅を有していない
領域が連続する3画素以内であれば、画像処理装置は、
この領域を輪郭線として判断する。そこで、輪郭線追跡
する際に、所定の線幅を有していない画素数がカウント
される(ステップ206)。
【0109】CPU104は、カウンタ値が3より大き
な値であるか判断する(ステップ207)。カウンタ値
が3より小さな値であった場合(ステップ207/N
O)、CPU104は、この所定の線幅を有していない
領域を輪郭線として判断する。
【0110】カウンタ値が3より大きな値であった場合
(ステップ207/YES)、追跡を行ったデータが輪
郭線ではなかったと判断し、このデータを無視する。ま
た、カウンタをクリアし、データ記憶部105に保存さ
れた追跡データをクリアする(ステップ208)。つい
で、CPU104は、輪郭線ではないと判断したデータ
の座標位置、大きさ等判定値を算出し、データ記憶部1
05に保管する。この後、ステップ204へ戻り、再度
追跡を行う。
【0111】なお、輪郭線追跡が失敗した場合に、線幅
条件を緩和し、2ドットの線幅を有する画素を追跡する
ようにしてもよい。これによれば、本発明の実施の形態
における所定の線幅である3ドットの線幅を有さない輪
郭線であっても追跡を行うことが可能になる。
【0112】本発明の実施の形態における、輪郭線追跡
失敗時に、ユーザが輪郭線と指定する動作を、図1、図
19、図20を参照しながら説明する。
【0113】画像データが画像入力部100により入力
されると(ステップ1900)、前処理部102は、こ
の画像データに画像処理を施す。前処理部102は、ま
ず画像データに2値化処理を施す。これにより、画像処
理装置は、画像データの輪郭線追跡を行うことが可能に
なる。
【0114】さらに、前処理部102は、2値化した画
像データに対して膨張処理、または圧縮処理を施す。こ
れにより、画像データは、2値化されることにより途切
れてしまった線が、再びつなげられる。前処理部102
により前処理された画像データは、画像メモリ103に
保存される(ステップ1901)。
【0115】表示/デジタイザ101は、画像メモリ1
03に保存された画像データを表示する。ユーザは、表
示/デジタイザ101から、画像処理装置に輪郭線追跡
を行わせる画像データを指示する(ステップ190
2)。このとき、ユーザは、図5に示すように、表示/
デジタイザ101に表示された画像データの1点を指し
示す。
【0116】CPU104は、表示/デジタイザ101
を介し、ユーザが発した輪郭線追跡処理命令を受信する
と、ROM106内に保存された画像データの追跡を行
う処理プログラムを読み込む。CPU104は、この処
理プログラムに従い、画像データの輪郭線追跡の開始位
置を検索する(ステップ1903)。
【0117】輪郭線追跡の開始位置検索後、CPU10
4は、上記処理プログラムに従い、この開始位置から輪
郭線追跡を行う(ステップ1904)。画像データ中の
追跡をされた画素は、データ記憶部105に、その座標
が記憶される。(ステップ1904)。
【0118】画像追跡は、図3に示すように、所定の線
幅を有するか判定することにより行う(ステップ190
5)。画像処理装置は、この所定の線幅を有していると
判定されたデータを追跡する。
【0119】CPU104は、所定の線幅を有している
と判定された画素の座標をデータ記憶部105に保存す
る(ステップ1910)。
【0120】データが所定の線幅を有さず、追跡に失敗
した場合(ステップ1911/YES)、CPU104
は、表示/デジタイザ101において輪郭線追跡に失敗
した箇所を表示する(ステップ1912)。図20に示
す画像データの輪郭線追跡において、図20(a)に丸
で示す3カ所を輪郭線として判断できなかった場合、表
示/デジタイザ101は、図20(b)に示す画像が表
示される。
【0121】ユーザは、表示/デジタイザ101に表示
された図20(b)に示す画像データ中の丸で示すデー
タを輪郭線であるか判断する。ユーザは、輪郭線である
部分を表示/デジタイザ101により指示する(ステッ
プ1913)。この後、ステップ1904に戻り、画像
データの追跡を行う。この際、上記ユーザに指示された
箇所は、輪郭線条件を満たしていなくても輪郭線である
と判断する。
【0122】追跡に成功した場合(ステップ1911/
YES)、データが終了したか判断する(ステップ19
14)。データが終了していない場合(ステップ191
4/NO)、ステップ1904へ戻り、追跡を続行す
る。データが終了した場合(ステップ1914/YE
S)、追跡したデータを輪郭線とし、処理を終了する。
【0123】所定の線幅を有していない領域であっても
(ステップ1905/NO)、所定の線幅を有していな
い領域が連続する3画素以内であれば、画像処理装置
は、この領域を輪郭線として判断する。そこで、輪郭線
追跡する際に、所定の線幅を有していない画素数がカウ
ントされる(ステップ1906)。
【0124】CPU104は、カウンタ値が3より大き
な値であるか判断する(ステップ1907)。カウンタ
値が3より小さな値であった場合(ステップ1907/
NO)、CPU104は、この所定の線幅を有していな
い領域を輪郭線として判断する。
【0125】カウンタ値が3より大きな値であった場合
(ステップ1907/YES)、追跡を行ったデータが
輪郭線ではなかったと判断し、このデータを無視する。
また、カウンタをクリアし、データ記憶部105に保存
された追跡データをクリアする(ステップ1908)。
ついで、CPU104は、輪郭線ではないと判断したデ
ータの座標位置、大きさ等判定値を算出し、データ記憶
部105に保管する。この後、ステップ1904へ戻
り、再度追跡を行う。
【0126】本発明の実施の形態における、画像処理装
置が輪郭線追跡の開始位置を検索する動作について、図
5、図9を参照しながら説明する。
【0127】ユーザは、表示/デジタイザ101に表示
された画像データに対し、画像データの指示を行う。こ
の指示は、図5に「X」印で示すように、表示・デジタ
イザ101において1カ所を指し示すことにより行われ
る。
【0128】画像処理装置は、ユーザに指定された箇所
から所定の方向に画像データがあるか判断する。まず、
CPU104は、ユーザが指定した画素と所定の方向に
隣り合う画素の座標を計算する(ステップ901)。次
に、この座標のデータが画像メモリ103から読み出さ
れる(ステップ902)。そしてCPU104は、この
画素がデータを有しているか判断する(ステップ90
3)。
【0129】上記画素がデータを有していなかった場合
(ステップ903/NO)、ステップ901へ戻り、こ
の画素と所定の方向に隣り合う画素がデータを有してい
るか判断する。
【0130】上記画素がデータを有していた場合(ステ
ップ903/YES)、CPU104は、この画素の周
囲8画素について線幅条件を検索する(ステップ90
4)。
【0131】上記周囲8画素の中に、所定の輪郭線幅を
有する画素が存在した場合(ステップ905/YE
S)、画像データは、上記画素を輪郭線追跡の開始点と
して追跡される(ステップ906)。
【0132】上記周囲8画素の中に、所定の輪郭線幅を
有する画素が存在しなかった場合(ステップ905/N
O)、上記所定の方向とは逆方向にデータを有する画素
が存在するか判断する。まず、ユーザは、上記ユーザに
指示された画素と上記所定の方向と逆方向に隣接する画
素の座標を計算する(ステップ907)。ついでこの座
標のデータが画像メモリ103から読み出される(ステ
ップ908)。CPU104は、この画素がデータを有
しているか判断する(ステップ909)。
【0133】上記画素がデータを有していない場合(ス
テップ909/NO)、ステップ907に戻り、上記画
素と上記所定の方向と逆方向に隣接する画素がデータを
有しているか判断される。
【0134】上記画素がデータを有している場合(ステ
ップ909/YES)、この画素に隣接する周囲8画素
が所定の線幅を有しているか判断される(ステップ91
0)。
【0135】上記周囲8画素の中に、所定の輪郭線幅を
有する画素が存在した場合(ステップ911/YE
S)、画像データは、上記画素を輪郭線追跡の開始点と
して追跡される(ステップ906)。
【0136】上記周囲8画素の中に、所定の輪郭線幅を
有する画素が存在しなかった場合(ステップ912)、
この画素を飛び越し(ステップ912)、さらに隣の画
素がデータを有しているか判断する。この判断は、上記
同様に、CPU104が座標を算出し(ステップ91
3)、画像メモリ103からこの座標のデータを読み込
み(ステップ914)、CPU100がこの画素にデー
タがあるか否か判断することにより行う(ステップ91
5)。
【0137】データを有する画素が検索された場合(ス
テップ915/YES)、この画素の周囲8画素につい
て、輪郭線幅の検索を行う(ステップ916)。
【0138】この周囲8画素内に、所定の線幅を有する
画素が存在した場合(ステップ917/YES)、この
画素が輪郭線追跡の開始点とされ、画像データの輪郭線
追跡処理が開始される(ステップ906)。
【0139】この周囲8画素内に、所定の線幅を有する
画素が存在しなかった場合(ステップ917/NO)、
ステップ912に戻り、データを有する画素の検索が続
けられる。
【0140】上記実施の形態によれば、画像処理装置
は、輪郭線追跡に失敗した場合であっても、ユーザがわ
ずかな指示を与えるだけで、輪郭線を成功させることが
可能になる。
【0141】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、ユーザが指定した位置から所定
の方向にデータを有する画素が存在するか検索するデー
タ検索手段と、データ検索手段により検索された画素を
起点として、所定の線幅を有する画素を追跡する画像デ
ータ追跡手段とを有し、画像データ追跡手段により画像
データの輪郭線を抽出することにより、ユーザは、1つ
の点を指示することにより、画像データを指定すること
が可能になる。また、所定の線幅を有する画素のみを検
索することにより、所定の線幅を有していないデータや
ノイズを輪郭として追跡することなく処理を行うことが
可能になる。また、ユーザが追跡する線幅の条件を変更
することにより、ユーザが所望する線幅の輪郭線を追跡
することが可能になる。
【0142】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
装置において、データ検索手段は、ユーザが指定した位
置から所定の方向にデータを有し、かつ、隣接する画素
が所定の線幅を有している画素を検索するものであり、
画像データ追跡手段は、データ検索手段により隣接する
画素が所定の線幅を有する画素を起点として、所定の線
幅を有する画素を追跡するものであることにより、ユー
ザは、1つの点を指示するだけで、輪郭線を抽出するこ
とが可能になる。
【0143】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2の装置において、画像データ追跡手段は、連続す
る所定の数の画素が所定の線幅を有していない場合であ
っても、所定の線幅を有していない画素を輪郭線と扱う
ものであることにより、輪郭線が所定の線幅を有しない
領域がある場合にも、装置は、輪郭線追跡を行うことが
可能になる。
【0144】請求項4記載の発明によれば、請求項1か
ら3のいずれか1項に記載の装置において、画像データ
検索手段は、画像データの追跡に失敗した場合に、所定
の線幅よりも細い線幅を設定し、再度画像データの追跡
を行うものであることにより、画像データの輪郭線が所
定の線幅よりも細い場合にも、装置は、輪郭線追跡を行
うことが可能になる。
【0145】請求項5記載の発明によれば、請求項1か
ら4のいずれか1項に記載の装置において、画像データ
追跡手段は、追跡した画素が、すでに追跡が行われた画
素から所定の範囲内にある場合に、画像データの追跡に
失敗したものと判断するものであることにより、一本の
データを逆方向に追跡することがなくなる。従って、処
理効率が向上する。
【0146】請求項6記載の発明によれば、請求項1か
ら5のいずれか1項に記載の装置において、画像データ
追跡手段は、画像データの追跡に失敗した場合に、追跡
した画素の内、最大の線幅を有し、かつ画像データの追
跡に失敗した画素に一番近い画素から再追跡を行うもの
であることにより、再追跡するデータ量を減らすことが
可能になる。従って、処理に要する時間が短くなる。ま
た、再失敗する可能性の低いものから追跡を始めること
が可能になる。
【0147】請求項7記載の発明によれば、請求項1か
ら6のいずれか1項に記載の装置において、画像データ
検索手段により追跡が失敗した箇所をユーザに通知する
通知手段と、通知手段により通知された箇所が輪郭線で
あるとユーザが判断した場合に、通知手段により通知さ
れた箇所を輪郭線であると装置に指示する指示手段とを
さらに有し、画像データ検索手段は、指示手段によりユ
ーザに輪郭線であると指示された箇所を輪郭線として扱
い、再度画像データの追跡を行うものであることによ
り、再追跡の際に追跡に失敗することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像処理装置の内
部構造を示す構成ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における画像処理装置が画
像データの輪郭線を追跡する動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】本発明の実施の形態における輪郭線の線幅条件
を調べるためのパターンを説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態における輪郭線を追跡する
追跡例を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における第1の画像データ
の例である。
【図6】本発明の実施の形態における画像データから追
跡開始画素を検出する動作を説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態における第2の画像データ
の例である。
【図8】本発明の実施の形態における画像データから追
跡開始画素検出時に、所定の線幅の画素を飛び越す動作
を説明するための図である。
【図9】本発明の実施の形態における画像処理装置が追
跡開始画像を検出する動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図10】本発明の実施の形態における画像処理装置が
輪郭線条件を変更せずに画像データを追跡した結果を示
す図である。
【図11】本発明の実施の形態における画像処理装置が
輪郭線条件を変更して画像データを追跡した結果を示す
図である。
【図12】本発明の実施の形態における画像処理装置が
輪郭線条件を変更して画像データを追跡する動作を説明
する図である。
【図13】本発明の実施の形態における輪郭線条件を満
たさない部分が3ドットである場合の追跡を示す図であ
る。
【図14】本発明の実施の形態における輪郭線条件を満
たさない部分が4ドットである場合の追跡を示す図であ
る。
【図15】本発明の実施の形態における第3の画像デー
タの例である。
【図16】本発明の実施の形態における追跡時に輪郭線
条件を満たさない部分に相違値を算出する動作を説明す
る図である。
【図17】本発明の実施の形態における相違値から再度
追跡を行う動作を説明する図である。
【図18】本発明の実施の形態における相違値から再々
度追跡を行う動作を説明する図である。
【図19】本発明の実施の形態における追跡失敗時にユ
ーザが輪郭線として指示した場合の処理を説明するため
のフローチャートである。
【図20】本発明の実施の形態における追跡失敗時に輪
郭線として条件を満足しなかった箇所の表示を説明する
図である。
【符号の説明】
100 画像入力部 101 表示/デジタイザ 102 前処理 103 画像メモリ 104 CPU 105 データ記憶部 106 ROM 401〜404 画素 1000〜1008 画素 1100〜1107 画素 1200〜1203 画素 1300〜1304 画素 1600〜1615 画素

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが指定した位置から所定の方向に
    データを有する画素が存在するか検索するデータ検索手
    段と、 該データ検索手段により検索された画素を起点として、
    所定の線幅を有する画素を追跡する画像データ追跡手段
    とを有し、 該画像データ追跡手段により画像データの輪郭線を抽出
    することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記データ検索手段は、ユーザが指定し
    た位置から所定の方向にデータを有し、かつ、隣接する
    画素が所定の線幅を有している画素を検索するものであ
    り、 前記画像データ追跡手段は、前記データ検索手段により
    前記隣接する画素が所定の線幅を有する画素を起点とし
    て、所定の線幅を有する画素を追跡するものであること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像データ追跡手段は、連続する所
    定の数の画素が前記所定の線幅を有していない場合であ
    っても、前記所定の線幅を有していない画素を輪郭線と
    扱うものであることを特徴とする請求項1または2記載
    の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像データ検索手段は、前記画像デ
    ータの追跡に失敗した場合に、前記所定の線幅よりも細
    い線幅を設定し、再度画像データの追跡を行うものであ
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記
    載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データ追跡手段は、追跡した画
    素が、すでに追跡が行われた画素から所定の範囲内にあ
    る場合に、画像データの追跡に失敗したものと判断する
    ものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか
    1項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データ追跡手段は、画像データ
    の追跡に失敗した場合に、追跡した画素の内、最大の線
    幅を有し、かつ画像データの追跡に失敗した画素に一番
    近い画素から再追跡を行うものであることを特徴とする
    請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記画像データ検索手段により追跡が失
    敗した箇所をユーザに通知する通知手段と、 該通知手段により通知された箇所が輪郭線であるとユー
    ザが判断した場合に、前記通知手段により通知された箇
    所を輪郭線であると装置に指示する指示手段とをさらに
    有し、 前記画像データ検索手段は、前記指示手段によりユーザ
    に輪郭線であると指示された箇所を輪郭線として扱い、
    再度画像データの追跡を行うものであることを特徴とす
    る請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7254263B2 (en) 2002-06-04 2007-08-07 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Apparatus and method for defect detection and program thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7254263B2 (en) 2002-06-04 2007-08-07 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Apparatus and method for defect detection and program thereof

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