JP2001134591A - 情報処理システム及び位置情報出力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管理負荷をかけずに、サービスを提供する場
所の情報とサービスの内容の情報を提供できる情報処理
システム及び位置情報出力装置を提供する。 【解決手段】 情報処理装置１が当該装置の設置場所の
位置情報と機能に関するプロファイル情報とを取得して
インターネット５を介してサーバ２に登録しておき、サ
ーバ２が移動局７等から電話回線６やインターネット５
を介して検索の条件と、移動局７の位置情報を受信し
て、条件に合致する情報処理装置１の位置情報やプロフ
ァイル情報を提供する情報処理システム及び位置情報出
力装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等、サー
ビスの提供を行う情報処理装置の設置場所を案内する情
報処理システム及び位置情報出力装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、コンピュータ等の情報機器の普
及、発展により情報処理装置を用いた種々のサービスが
各所で行われている。例えば、書店の一部には、図書情
報を検索する端末を備え、外部の図書データベースを照
会して種々の情報提供サービスを行うところがある。ま
た、タイプセッタや大型のプロッタ等、印刷用の特殊機
器を導入して、ユーザからＭＯ（光磁気ディスク）等で
原稿を受け取り、この原稿を印刷出力するサービス店舗
（いわゆるプリントショップ）もよく見かけられる。

【０００３】従来、これらの店舗が自己の所在地やサー
ビス内容を広告し、案内情報を提供するためには、電話
帳などに広告を掲載したり、インターネット上でのマピ
オン（商標）等の地図情報サービスに情報を登録してお
くことが行われている。

【０００４】この場合には、サービス店舗を検索しよう
とする利用者は、インターネットの地図情報サービスに
Ｗｅｂブラウザでアクセスし、いまいる場所に近い地図
を呼び出してサービス内容を入力して検索を行い、店舗
を地図上で検索して所在地を知るようになる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の地図情報サービス等を用いた案内情報の提供・検索
システムでは、例えば店舗の移転やサービス内容の拡
充、変更があったときには、店舗側がこれを地図情報サ
ービス等にいちいち変更登録を行う必要があって、管理
負荷が大きく、利便性が低いという問題点があった。

【０００６】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、管理負荷を軽減しつつ、サービスの提供場所及びサ
ービス内容を案内でき、利便性を向上できる情報処理シ
ステム及び位置情報提供装置を提供することを目的とす
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項１記載の発明は、情報処理装置と、
登録された情報を提供するサーバ装置とを含む情報処理
システムにおいて、前記情報処理装置は、当該装置の設
置場所を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
当該装置に関するプロファイル情報を取得するプロファ
イル情報取得手段と、前記位置情報と、プロファイル情
報とを前記サーバ装置に登録する登録手段と、を含むこ
とを特徴としている。

【０００８】これにより、設置場所を移動したり、機能
を拡充、変更した後に、情報処理装置がこれらの情報を
表す位置情報をサーバ装置に登録して管理負荷を軽減し
つつ、サービスの提供場所及びサービス内容を案内で
き、利便性を向上できる。

【０００９】上記従来例の問題点を解決するための請求
項２記載の発明は、請求項１に記載の情報処理システム
において、前記サーバ装置は、さらに、交通経路の情報
を格納する手段と、利用者から情報処理装置を選択する
条件の情報と、利用者の位置情報との入力を受けて、当
該条件に合致する情報処理装置を選択し、前記交通経路
の情報に基づいて前記利用者の位置から当該選択した情
報処理装置の位置までの経路情報を生成する経路情報生
成手段と、を含むことを特徴としており、利用者が、条
件に合致した情報処理装置までの経路を知ることがで
き、利便性を向上できる。

【００１０】上記従来例の問題点を解決するための請求
項３記載の発明は、請求項１または請求項２に記載の情
報処理システムにおいて、前記位置情報取得手段は、地
理上の位置を位置情報として取得することを特徴として
いる。

【００１１】上記従来例の問題点を解決するための請求
項４記載の発明は、情報処理装置に取り付けられ、ネッ
トワーク接続された位置情報出力装置において、少なく
とも情報処理装置の設置場所を表す位置情報を取得する
情報取得手段と、要求に応じ、前記情報取得手段で取得
した情報をネットワークを介して外部に送信する手段
と、を含むことを特徴としている。

【００１２】これにより、この位置情報出力装置を取り
付けた情報処理装置の位置に関する情報をネットワーク
を介して外部に出力して、サービスの提供場所及びサー
ビスの内容を案内でき、利便性を向上できる。

【００１３】上記従来例の問題点を解決するための請求
項５記載の発明は、請求項４に記載の位置情報出力装置
において、前記情報取得手段が、さらに、前記情報処理
装置に関するプロファイル情報を取得することを特徴と
しており、位置情報とともに情報処理装置のプロファイ
ル情報をも提供でき、利便性をより向上できる。

【００１４】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。

【００１５】本発明の第１の実施の形態に係る情報処理
システムは、図１に示すように、情報処理装置１と、サ
ーバ２とから主に構成され、情報処理装置１は、第１の
ＬＡＮ（Local Area Network）３に接続されている。ま
た、サーバ２は、第２のＬＡＮ４に接続されている。第
１のＬＡＮ３と第２のＬＡＮ４とは、それぞれゲートウ
エイＧＷを介してインターネット５に接続されている。
尚、インターネット５と電話回線６とは、サービスプロ
バイダＰＲを介して相互に接続されており、この電話回
線６には、一般の電話のほか、基地局ＢＳを介して移動
局７が接続されている。ここで、移動局７は、具体的に
はＰＨＳや携帯電話機等である。

【００１６】情報処理装置１は、図２に示すように、Ｃ
ＰＵ１０と、ＲＡＭ１１と、ＲＯＭ１２と、ハードディ
スク１３と、入力部１４と、外部記憶装置１５と、表示
部１６と、プリンタ部１７と、ＧＰＳ部１８と、ネット
ワークインタフェース（Ｉ／Ｆ）１９とから構成されて
おり、これらの各部は互いにバス接続されている。ま
た、サーバ２は、図３に示すように、ＣＰＵ２１と、Ｒ
ＡＭ２２と、ＲＯＭ２３と、ハードディスク２４と、外
部記憶装置２５と、ネットワークＩ／Ｆ２６とから構成
され、これらの各部は互いにバス接続されている。

【００１７】以下、各部を具体的に説明する。情報処理
装置１のＣＰＵ１０は、位置情報及びプロファイル情報
を取得する処理と、位置情報をサーバ２に対して登録す
る処理とを行う。すなわち、このＣＰＵ１０が本発明の
位置情報取得手段と、プロファイル情報取得手段と、登
録手段とに相当している。これらの処理の具体的内容に
ついては、後に詳しく説明する。ＲＡＭ１１は、ＣＰＵ
１０のワークメモリとして動作するとともに、各種のパ
ラメータを格納して保持する。ＲＯＭ１２は、主として
情報処理装置１の起動時に必要となるプログラム及びパ
ラメータを格納している。ハードディスク１３は、ＣＰ
Ｕ１０が処理するプログラム及びオペレーティングシス
テムを格納している。また、このハードディスク１３に
は、予めサーバ２のネットワークアドレス（ＩＰアドレ
ス又はＵＲＬ）が設定され、格納されている。さらに、
このハードディスク１３には、プリンタ部１７の機能に
応じた駆動用プログラム（デバイスドライバ）が格納さ
れている。入力部１４は、キーボード等の文字入力デバ
イス及びマウス等のポインティングデバイスである。外
部記憶装置１５は、フロッピー（登録商標）ディスクや
ＭＯ（光磁気ディスク）等の記録媒体との間でプログラ
ムやパラメータを交換するドライブである。表示部１６
は、ディスプレイ装置及びそのドライバであり、ＣＰＵ
１０からの指示に従って、文字列や画像を表示する。プ
リンタ部１７は、ＣＰＵ１０から入力される指示に従っ
て、画像を印刷する。ＧＰＳ部１８は、ＧＰＳ（Global
Positioning System）衛星からの信号を受信して、情
報処理装置１の設置位置の地理的情報を緯度、経度、高
度の３つの要素で出力する。ネットワークＩ／Ｆ１９
は、ＣＰＵ１０から入力されるデータを第１のＬＡＮ３
を介して送信し、第１のＬＡＮ３を介して到来するデー
タを受信する。

【００１８】ここで、ＣＰＵ１０が行う処理の具体的内
容について図４を参照しつつ説明する。ＣＰＵ１０は、
入力部１４から位置情報を取得する指示の入力を受け
て、図４に示す処理を開始し、ＧＰＳ部１８から位置情
報の入力を受け（Ｓ１）、ハードディスク１３を参照し
て、プリンタ部１７の機能の情報や、予め設定された店
舗の名称等の情報をプロファイル情報として取得する
（Ｓ２）。さらにＣＰＵ１０は、このハードディスク１
３からサーバ２のネットワークアドレスを取得して（Ｓ
３）、ＧＰＳ部１８から入力を受けた位置情報と、取得
したプロファイル情報とをネットワークＩ／Ｆ１９を介
して処理Ｓ３で取得したネットワークアドレスに宛てて
送信して（Ｓ４）、処理を終了する。ここで、ＣＰＵ１
０の処理Ｓ１が本発明の位置情報取得手段に相当し、処
理Ｓ２がプロファイル情報取得手段に相当し、処理Ｓ３
及びＳ４が登録手段に相当する。

【００１９】この処理Ｓ４で送信されるファイルは、具
体的にはＸＭＬ（eXtended MarkupLanguage）等の既定
のフォーマットにまとめられ、具体的に図５に示すよう
なものとなる。図５において、（Ａ）及び（Ｃ）がプロ
ファイル情報に相当し、（Ｂ）の部分が位置情報に相当
する。図５に示すように、プロファイル情報には、サー
ビスの種類（ここでは「<STD:ServiceType>」で表さ
れ、「Printer」すなわち、印刷サービスであることが
表示されている）と、サービス拠点となる店舗の名称
（ここでは、「ABC Shop Printer Service」）と、その
サービスを利用する際にアクセスすべきＵＲＬ（ここで
は<STD:URI>で表されるhttp://abc-shop.co.jp/print-s
ervice/）と、プリンタの機種別（<FX:MakeAndModelで
表される部分）と、フィニッシング方法（ここでは、ス
テープル（Staple）と、パンチ（Punch）とが可能であ
ることを表示している）と、両面印刷方法（片面（sing
le），長辺とじ（tunble），短辺とじ（duplex））と、
カラー印刷方法（白黒（black-and-white），地図（ma
p），文字（string），写真（photograph））との指定
が可能であることが表示されている。

【００２０】さらに、本発明のＣＰＵ１０は、図４に示
した処理を入力部１４からの指示の入力だけでなく、例
えば、前回取得した位置情報をＲＡＭ１１又はハードデ
ィスク１３にパラメータとして格納しておき、当該格納
された前回の情報と今回処理Ｓ１で取得した位置情報と
が異なっているときにのみ、図４に示した処理を開始さ
せる、いわば位置情報変更検出手段としての処理を行う
ようにしても構わない。

【００２１】さらに、ここで位置情報だけでなくプロフ
ァイル情報についても、前回取得したプロファイル情報
をＲＡＭ１１又はハードディスク１３にパラメータとし
て格納しておき、今回処理Ｓ２で取得したプロファイル
情報と比較して、これらが異なっているときのみ、図４
に示した処理を開始させる、いわばプロファイル情報変
更検出手段としての処理を行うようにしても構わない。

【００２２】このように、位置情報変更検出手段やプロ
ファイル情報変更検出手段を備えておくことにより、例
えば移転後に当該装置をネットワークに接続すれば、直
ちに変更後の位置情報とプロファイル情報とがサーバ２
に登録され、利便性をさらに向上できる。

【００２３】また、本発明の第１の実施の形態に係る情
報処理システムのサーバ２は、本発明のサーバ装置に相
当し、そのＣＰＵ２１は、情報処理装置１からネットワ
ークを介して受信するデータに基づいて当該情報処理装
置の位置の情報とプロファイル情報とを対応づけてハー
ドディスク２４に格納する。また、このＣＰＵ２１は、
ネットワークを介して検索の要求を受信して、ハードデ
ィスク２４に格納された情報処理装置の位置情報及びプ
ロファイル情報を検索し、その検索結果をネットワーク
を介して検索の要求元に送信する。このＣＰＵ２１の具
体的な処理については、後に詳しく説明する。ＲＡＭ２
２は、ＣＰＵ２１のワークメモリとして動作する。ま
た、このＲＡＭ２２には、種々のパラメータ等が格納さ
れる。ＲＯＭ２３は、ＣＰＵ２１が処理するプログラム
や各種のパラメータ等が格納されている。ハードディス
ク２４には、情報処理装置１の位置情報とプロファイル
情報とが複数格納されており、公知の方法でデータベー
ス化されている。また、このハードディスク２４には、
ＣＰＵ２１が処理するプログラムや当該処理で必要とな
るパラメータも格納されている。外部記憶装置２５は、
フロッピーディスクやＭＯドライブ等であり、これらの
記録媒体との間でデータを交換する。ネットワークＩ／
Ｆ２６は、ＣＰＵ２１から入力されるデータを第２のＬ
ＡＮ４を介して送信し、第２のＬＡＮ４を介して到来す
るデータを受信してＣＰＵ２１に出力する。

【００２４】ここで、ＣＰＵ２１の具体的な処理の内容
について説明する。ＣＰＵ２１は、具体的にはＨＴＴＰ
サーバとしての処理を行い、ＨＴＭＬ（Hyper Text Mar
kupLanguage）やＸＭＬ（eXtended Markup Language）
さらには、ＲＤＦ（ResourceDescription Framework）
等の言語で記述された文書を要求に応じてネットワーク
を介して送信する処理を行う。すなわち、このＣＰＵ２
１は、図６に示すように、ネットワークＩ／Ｆ２６が受
信したデータの入力を受けて処理を開始し、当該データ
が位置情報及びプロファイル情報を登録するデータであ
るか否かを判定する（Ｓ１１）。この判定は具体的にネ
ットワークを介して要求されたＵＲＬの情報に基づいて
行われ、例えば、「http://map.co.jp/registration/」
に対するアクセスであれば、登録するデータを受信した
ものと判定し、「http://map.co.jp/search/」に対する
アクセスであれば、検索のためのデータを受信したもの
と判定する。この処理Ｓ１１において、登録するデータ
を受信したものと判定すると（「登録」であると）、図
５に示すような文書として位置情報とプロファイル情報
との入力を受けて（Ｓ１２）、当該文書から店舗の名称
等の一般的な情報と、位置情報と、情報処理装置１の機
能に関する情報とを抽出し（Ｓ１３）、これらを組とし
てハードディスク２４に格納して登録し（Ｓ１４）、処
理を終了する。この処理Ｓ１２における情報の入力を受
ける方法としては、具体的にはネットワークを介してア
クセスを受ける際に、何らかのパラメータとしてＵＲＬ
とともに入力を受けるようにしてもよいし、当該文書が
格納されている場所を表す参照情報（当該文書のＵＲＬ
等）を受信して、当該参照情報に表される場所から文書
を取得することにより、情報の入力を受けるようにして
もよい。ここでパラメータとともに情報の入力を受ける
には、例えばＨＴＴＰプロトコルのＰＯＳＴメソッドを
利用する方法などがある。

【００２５】一方、処理Ｓ１１において、検索のための
データを受信したものと判定した場合（「検索」である
と）、さらに登録されている情報処理装置の機能に関す
る検索の条件を受信する（Ｓ２１）。この処理Ｓ２１で
の検索条件の受信は、具体的にはアクセスを受ける際に
ＵＲＬとともに、ＨＴＴＰのＧＥＴメソッドを用いてす
ればよい。そして、ＣＰＵ２１は、この検索の条件を用
いて、ハードディスク２４に登録された情報処理装置１
を選択する（Ｓ２２）。さらにＣＰＵ２１は、所定の地
理上の位置を中心とした地図を表示する指示の入力を受
けたか否かを判定し（Ｓ２３）、入力を受けたならば
（Ｙｅｓならば）、処理Ｓ２２で選択した情報処理装置
１のうち、処理Ｓ２３で入力された地理上の位置の周囲
にある情報処理装置１の位置情報を検索の要求元に対し
てＨＴＴＰプロトコルに基づいて送信し（Ｓ２４）、処
理を終了する。このＣＰＵ２１の処理Ｓ２２及び処理Ｓ
２３が請求項にいう選択手段に相当する。尚、ここで、
地理上の位置とは、緯度、経度等のデータを指してい
る。また、この処理Ｓ２４においては、地図の画像とと
もに、情報処理装置１の位置情報を表示可能なように、
地図画像と情報処理装置１の位置情報とを併せて送信す
ることが好ましい。この場合には、ハードディスク２４
に地図の画像を格納しておき、必要に応じてその一部を
切り出して用いてもよいし、インターネットを介して他
の地図サーバ（図示せず）から地図の画像を取得して用
いてもよい。これらの処理Ｓ２１で受信される検索条件
と、処理Ｓ２３で入力される所定の地理上の位置（例え
ば利用者の現在位置の情報）とが請求項にいう、情報処
理装置を選択する条件の情報に相当する。

【００２６】さらに、処理Ｓ２４において送信された情
報に基づいて、検索の要求元から、位置情報を送信した
情報処理装置１のうちの一つを選択する指示を受信する
と、ＣＰＵ２１は、検索の要求元の現在位置の情報と、
当該指示された情報処理装置１の位置情報とに基づい
て、公知の方法で到達経路を提示する情報を送信するよ
うにするのも好適である。この場合には、ハードディス
ク２４に道路情報や鉄道経路の情報などの交通経路の情
報を格納しておき、公知のカーナビゲーション技術を用
いれば実現できる。このようにしたときのハードディス
ク２４が請求項の交通経路の情報を格納する手段に相当
し、ＣＰＵ２１が経路情報生成手段に相当する。

【００２７】さらに、処理Ｓ２４において、情報処理装
置１の位置情報のみならず、機能に関する情報をも併せ
て送信することも好ましい。このようにすれば、検索の
要求元で、機能に応じて、例えばハイスペックの情報処
理装置１と、スペックの劣る情報処理装置１とで、色分
け表示するなど、わかりやすく表示でき、利便性をさら
に向上できる。

【００２８】ここで、本発明の第１の実施の形態に係る
情報処理システムの動作について説明する。情報処理装
置１を設置している店舗では、この情報処理装置１をネ
ットワークに接続して電源を投入する。すると、情報処
理装置１のＣＰＵ１１がＧＰＳ部１８から位置情報を取
得するとともに、ハードディスク１３を検索して、設定
されているプロファイル情報を取得して、図５に示すよ
うなＸＭＬ文書を生成し、サーバ２の登録用のＵＲＬに
アクセスして、このＸＭＬ文書の内容をＨＴＴＰのＰＯ
ＳＴメソッドを用いて送信する。

【００２９】すると、サーバ２が登録用のアドレスのＵ
ＲＬとともに、情報処理装置１が生成したＸＭＬ文書を
受信して、当該ＸＭＬ文書から情報処理装置１が設置さ
れている店舗の名称、情報処理装置１の機能を表す情
報、さらに情報処理装置１の位置情報（すなわち店舗の
位置を表す情報）とを組にしてハードディスク２４に格
納して登録する。

【００３０】ここで、利用者が移動局７（例えば携帯電
話）を用いて、例えば、「カラー印刷ができ、解像度２
４００ｄｐｉ以上のタイプセッタを持つプリントショッ
プ」を条件として店舗を検索する指示を電話回線６とイ
ンターネット５とを介してサーバ２の検索用のＵＲＬに
アクセスして伝送すると、サーバ２のＣＰＵ２１が当該
検索の条件に合致する情報処理装置１をハードディスク
２４から選択する。そしてサーバ２は、さらに、移動局
７の現在位置の情報を取得して、選択した情報処理装置
１の位置情報を参照し、当該選択した情報処理装置１の
うち、当該現在位置の周囲にあるものをリストにして、
移動局７に向けてインターネット５と電話回線６とを介
して送信する。そうして、移動局７に、当該リストが表
示されるようになる。尚、この場合にサーバ２は、当該
送信するリストに電話番号の情報を含めても構わない。
このようにすれば、公知の技術により、移動局７の利用
者は受信した電話番号から一つを選び、直ちに発呼でき
るようになる。さらに、サーバ２は、移動局７の操作に
より、特定の情報処理装置１が選択されると、当該移動
局７に対して、当該特定の情報処理装置１を設置した店
舗周囲の地図情報を伝送するとともに、その店舗までの
到達経路を伝送するようにしてもよい。

【００３１】このように、本発明において特徴的なこと
は、通常固定的に設置される情報処理装置等の機器が、
当該機器の位置情報を取得して、当該位置情報をネット
ワーク上のサーバに登録し、位置情報をネットワークの
利用者に提供していることである。このようにしておく
ことで、店舗の移転や新設、情報処理装置やサービス内
容の更新があったときにも、何ら管理負荷をかけずに、
機能や位置の情報などをネットワークを介して提供で
き、利便性を向上できる。

【００３２】尚、ここまでの説明では、プロファイル情
報として、情報処理装置１の機能に関する情報のみを扱
っていたが、このプロファイル情報としては、例えば店
舗の営業時間や休業日、情報処理装置１の空き時間など
サービスの状況に関する情報を含めても構わない。特
に、店舗の営業時間や休業日の情報をサーバ２が登録し
ておき、ＣＰＵ２１が検索の結果とともに、処理Ｓ２４
で当該情報を提供するときには、検索の要求元は、自己
のカレンダや時計を参照して「いますぐサービスを受け
られる店舗」を検索することができ、さらに利便性を向
上できる。また、この場合にサーバ２が到達経路を提示
するとともに、店舗に到達するまでにかかる概略の時間
を併せて算出すれば、店舗の営業時間に間に合うかどう
かの情報も提供でき、さらに利便性を向上できる。

【００３３】さらに、ここでは、サービスを提供する情
報処理装置１自身が、当該装置自身の位置情報をサーバ
２に登録する場合について説明したが、サービスを提供
する情報処理装置１に取り付けて用いる別の装置（位置
情報出力装置）として本発明を具現化してもよい。この
場合には、取り付けられたサービスを提供する情報処理
装置１の機能に関する情報は、予めハードディスク等の
記憶媒体に登録しておき、この位置情報出力装置のＣＰ
Ｕが、かかる記録媒体としてのハードディスクから機能
に関する情報等のプロファイル情報を取得し、別途ＧＰ
Ｓ又はＰＨＳ等から位置情報を取得してネットワークを
介して送信する。この位置情報出力装置のＣＰＵが情報
取得手段と外部に送信する手段とに相当する。

【００３４】また、上記本発明の第１の実施の形態に係
る情報処理システムではサーバ２が情報処理装置１の情
報の蓄積及び検索を行っていたが、当該装置１自体が要
求に応じて位置情報をネットワークを介して報知するこ
ととしても構わないので、以下、このような本発明の第
２の実施の形態に係る情報処理装置について説明する。

【００３５】本発明の第２の実施の形態に係る情報処理
装置は、図２に示した第１の実施の形態の情報処理装置
１とほぼ同様の構成をとるものであるが、ＣＰＵ１１が
サーバ２に対して登録を行うのではなく、ネットワーク
を介して、位置情報とプロファイル情報とを報知する指
示（情報要求指示）を受信して、ＧＰＳ部１８から入力
される位置情報と、ハードディスク１３から検索される
プロファイル情報とを指示の送信元に対し、送信する点
が異なっている。すなわち、本第２の実施の形態の情報
処理装置１では、ネットワークを介してブロードキャス
ト的に到来する情報要求指示を受信して当該情報処理装
置１の位置情報とプロファイル情報とを取得し、取得し
た情報を送信するのである。これにより、サーバ２がな
くても、店舗の移転や新設、情報処理装置やサービス内
容の更新があったときに、何ら管理負荷をかけずに、機
能や位置の情報などをネットワークを介して提供でき、
利便性を向上できる。

【００３６】さらに、本第２の実施の形態においても、
プロファイル情報として店舗の営業時間や休業日、情報
処理装置１の空き時間などサービスの状況に関する情報
を含めても構わない。このようにすれば、検索の要求元
が、自己のカレンダや時計を参照して「いますぐサービ
スを受けられる店舗」を検索することができ、さらに利
便性を向上できる。

【００３７】尚、上記の第１、第２の実施の形態におい
ては、情報処理装置が当該装置の位置情報を検知するた
めにＧＰＳ部を備えていたが、位置情報を検知する手段
としては、ＰＨＳや携帯電話機などを用いて、現在どの
基地局とアクセスしているかの情報に基づいて位置情報
を検知してもよい。また、管理者がマニュアルで入力し
てもよい。このように管理者がマニュアル入力する場合
にはその分の管理負荷は避けられないが、サーバ２に登
録する負荷や、情報をネットワークを介して拡散させる
ための負荷がかからない。さらに、ここでは、いわゆる
プリントショップを考慮して説明していたが、位置情報
を提供するサービスとしては、どのようなものであって
も構わない。例えば、公衆電話の位置及び機能（硬貨を
受け付けるか、ＩＳＤＮ通信が可能か等）や自動販売機
等路上で行われるサービスであっても構わない。

【００３８】また、上記第１の実施の形態に係る情報処
理システムのサーバ２はＨＴＴＰプロトコルを用いて情
報の送受を行うため、このサーバ２に対し、検索を要求
するためには、パーソナルコンピュータ上に備えられて
いる通常のＷｅｂブラウザソフトを用いることができ
る。

【００３９】さらに、上記第２の実施の形態に係る情報
処理装置の場合にも、情報をＨＴＴＰプロトコル等の公
知のプロトコルに従って送受することで、汎用のＷｅｂ
ブラウザソフトを用いて情報の検索をさせることができ
る。

【００４０】

【発明の効果】本発明によれば、情報処理装置が自己の
設置場所を表す位置情報と、自己の機能に関するプロフ
ァイル情報とを取得してサーバに登録し、サーバが登録
された情報を提供するので、管理者の操作の必要がな
く、管理負荷を軽減しつつ、情報処理装置の設置場所や
機能に関する情報をネットワークを介して提供でき、利
便性を向上できる。

【００４１】また、本発明によれば、サーバがさらに、
利用者から受信した選択の条件の情報に基づいて登録さ
れた情報処理装置の一部を選択し、利用者の位置から選
択した情報処理装置の位置までの経路の情報を提供する
ので、さらに利便性を向上できる。

【００４２】また、本発明によれば、情報処理装置に取
り付けられた位置情報出力装置が自己の設置場所を表す
位置情報と、情報処理装置の機能に関するプロファイル
情報とを取得してサーバに登録し、サーバが登録された
情報を提供するので、管理者の操作の必要がなく、管理
負荷を軽減しつつ、情報処理装置の設置場所や機能に関
する情報をネットワークを介して提供でき、利便性を向
上できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施の形態に係る情報処理システム
の構成ブロック図である。

【図２】 本発明の実施の形態に係る情報処理装置の構
成ブロック図である。

【図３】 本発明の実施の形態に係るサーバの構成ブロ
ック図である。

【図４】 情報処理装置のＣＰＵの処理を表すフローチ
ャート図である。

【図５】 位置情報及びプロファイル情報を表す文書の
一例を表す説明図である。

【図６】 サーバのＣＰＵの処理を表すフローチャート
図である。

【符号の説明】 １ 情報処理装置、２ サーバ、３ 第１のＬＡＮ、４
第２のＬＡＮ、５インターネット、６ 電話回線、７
移動局、１０，２１ ＣＰＵ、１１，２２ＲＡＭ、１
２，２３ ＲＯＭ、１３，２４ ハードディスク、１４
入力部、１５，２５ 外部記憶装置、１６ 表示部、
１７ プリンタ部、１８ ＧＰＳ部、１９，２６ ネッ
トワークＩ／Ｆ。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報処理装置と、登録された情報を提供
   するサーバ装置とを含む情報処理システムにおいて、 前記情報処理装置は、 当該情報処理装置の設置場所を表す位置情報を取得する
   位置情報取得手段と、 当該情報処理装置に関するプロファイル情報を取得する
   プロファイル情報取得手段と、 前記位置情報と、プロファイル情報とを前記サーバ装置
   に登録する登録手段と、 を含むことを特徴とする情報処理システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の情報処理システムにお
   いて、 前記サーバ装置は、さらに、 交通経路の情報を格納する手段と、 利用者から情報処理装置を選択する条件の情報と、利用
   者の位置情報との入力を受けて、当該条件に合致する情
   報処理装置を選択する選択手段と、 前記交通経路の情報に基づいて前記利用者の位置から当
   該選択した情報処理装置の位置までの経路情報を生成す
   る経路情報生成手段と、 を含むことを特徴とする情報処理システム。
3. 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載の情報処
   理システムにおいて、 前記位置情報取得手段は、地理上の位置を取得すること
   を特徴とする情報処理システム。
4. 【請求項４】 情報処理装置に取り付けられ、ネットワ
   ーク接続された位置情報出力装置において、 少なくとも情報処理装置の設置場所を表す位置情報を取
   得する情報取得手段と、 要求に応じ、前記情報取得手段で取得した情報をネット
   ワークを介して外部に送信する手段と、を含むことを特
   徴とする位置情報出力装置。
5. 【請求項５】 請求項４に記載の位置情報出力装置にお
   いて、 前記情報取得手段が、さらに、前記情報処理装置に関す
   るプロファイル情報を取得することを特徴とする位置情
   報出力装置。