JP2001133956A - マスクパタ−ン補正方法、フォトマスク及び半導体装置 - Google Patents

マスクパタ−ン補正方法、フォトマスク及び半導体装置

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JP2001133956A
JP2001133956A JP31819999A JP31819999A JP2001133956A JP 2001133956 A JP2001133956 A JP 2001133956A JP 31819999 A JP31819999 A JP 31819999A JP 31819999 A JP31819999 A JP 31819999A JP 2001133956 A JP2001133956 A JP 2001133956A
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トランジスタの拡散領域と素子分離領域との
境界からなる段差部分に起因したゲート寸法の変形を防
止する有効な補正パターンを簡便に生成できるようにす
る。 【解決手段】 まず、ゲートパターン抽出工程ST02
において、入力されたマスクパターンから、トランジス
タのゲートパターンを抽出する。次に、ゲートパターン
選別工程ST03において、抽出されたゲートパターン
のゲート幅の寸法を測定し、測定された値が所定寸法以
下の場合にパターン補正の対象として選別する。次に、
補助パターン生成工程ST04において、選別されたゲ
ートパターンに対して、露光後のパターン形状が設計パ
ターンとほぼ同等となるように補助パターンを生成す
る。次に、補正パターン合成工程ST05において、生
成された補助パターンと入力された設計パターンとを合
成し、次の補正パターン出力工程ST06において、補
正パターンとして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置等の設計パターンの転写に用いるマスクパタ−ンを所
望の設計パタ−ンに近いパタ−ンが半導体基板上に転写
されるようにあらかじめ補正するマスクパタ−ン補正方
法と、マスクパタ−ン補正方法を用いて補正されたマス
クパタ−ンを有するフォトマスクと、マスクパタ−ン補
正方法を用いて補正されたマスクパタ−ンを用いて製造
された半導体装置とに関する。
【0002】
【従来技術】現在の半導体装置の製造工程においては、
半導体装置の設計パターンが形成されたマスクパタ−ン
に露光光源からの露光光を透過することにより、半導体
基板上のレジスト膜に所望の設計パターンを転写するフ
ォトリソグラフィ工程が必須である。近年、半導体装置
における設計パターンの微細化は、その製造プロセスに
おける露光光源の波長を縮小するペース以上のペ−スで
進んでいる。その結果、露光光源の波長と同等又はそれ
以下の寸法をレジスト膜に転写するフォトリソグラフィ
工程を行なわざるを得ない状況になりつつある。このこ
とは、マスクパタ−ン、すなわち設計パターンとレジス
ト膜上に転写された転写パタ−ンとの間に無視できない
差異が生じるという問題をもたらす。
【0003】このような差異をもたらす要因の一つとし
て、半導体素子の活性領域と素子分離領域との境界に生
じる段差部分が挙げられる。
【0004】以下、図面を参照しながら転写パターンが
変形する具体例を説明する。
【0005】図21は従来のマスクパターンを示し、図
22(a)及び図22(b)は従来のマスクパターンに
補正を施さない製造方法により得られた半導体装置であ
って、(a)は図21のXXIIa−XXIIa線と対応する位
置の断面構成を示し、(b)は図21のXXIIb−XXIIb
線と対応する位置の断面構成を示している。
【0006】図21は、方形状を有するトランジスタの
拡散領域パターン101と、該拡散領域パターン101
を囲む素子分離パターン102とからなる第1のマスク
パターンと、拡散領域パターン101上における一辺と
該一辺と対向する他辺とをまたぐように形成されたゲー
トパターン103からなる第2のマスクパターンとを併
せた図形を表わしている。ここで、ゲートパターン10
3のゲート長をL1とする。また、拡散領域パターン1
01のゲート長方向におけるゲートパターン103の一
辺と該一辺と対向する素子分離パターン102との寸法
をF1とし、拡散領域パターン101のゲート幅方向の
寸法であるトランジスタ幅をW1とする。
【0007】通常、トランジスタの製造時には、図22
(a)及び図22(b)に示すように、素子分離形成用
の第1のマスクパターンを用いて、半導体基板110上
に拡散領域111と素子分離領域112とを形成し、そ
の後、ゲート形成用の第2のマスクパターンを用いて、
拡散領域111上にゲート113を形成する。
【0008】このゲートパターン露光工程において、半
導体基板110上に既に形成されているLOCOS膜等
からなる素子分離領域112は、基板面から突出した段
差部分が生じる。この段差部分によって露光光が反射さ
れるため、ゲートパターン103が転写されるレジスト
の露光状態が反射光の影響を受け、これにより、レジス
トパターンのパターン形状が変形する。従って、変形し
たレジストパターンをマスクとして形成されるゲート1
13の形状も所望の設計パターンからずれて、例えば、
図22(a)及び図22(b)に示すように、例えば、
ゲート長がL2と小さくなる。
【0009】このように、素子分離領域112の境界部
分とゲートパターン103との距離に応じて、露光光に
おける該境界部分からゲートパターン103への反射光
の強度が異なるため、第2のマスクパタ−ンに形成され
たゲ−トパターン103の形状がレジストへの転写後に
変形してしまう。このため、例えばリーク電流が増加す
る等のトランジスタ特性が劣化し、ついにはトランジス
タの動作不良を招くことにもなる。
【0010】従来からこのような素子分離領域112の
反射光による転写パターンの変形を防止する対策はいく
つか講じられてきている。以下、従来の転写パターンの
変形防止方法、すなわちマスクパタ−ン補正方法の一例
を説明する。
【0011】例えば、図21に示すマスクパターンにお
いて、拡散領域パターン101の端部とゲ−トパターン
103との寸法F1及びトランジスタ幅W1に対して、
ゲ−トパターン103への影響を検証して、実際のゲー
ト113のパターン形状に変形が起こらないルールを設
定する。さらに、転写した後に、ゲート113の形状が
露光光の反射光の影響を受けそうな箇所をマスクパター
ンの設計段階で検出して、その結果をマスクパターンに
反映させて補正パターンを作成する。この補正されたマ
スクパターンを用いて形成されたトランジスタを図23
に示す。ここでは、図22(a)と同一の構成部材には
同一の符号を付している。図23に示すように、ゲート
113のゲート長は所望のゲート長に近い値のL3が得
られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のマスクパタ−ン補正方法は、マスクパターン上で、
拡散領域111と素子分離領域112との段差部分に起
因する反射光の影響の検証を行なっている。すなわち、
マスクパターンの設計工程において、マスクパターンの
設計者が必要な補正パターンを作成するため、開発工数
が膨大となり且つチップ面積が大きくなってしまうとい
う問題がある。半導体装置のチップ面積は、チップコス
トを決定する最大の要素であり、市場で競争力がある半
導体チップを開発する上で最も重要である。
【0013】本発明は、前記従来の問題を解決し、トラ
ンジスタにおける拡散領域と素子分離領域との境界から
なる段差部分に起因したゲート寸法の変形を防止する有
効な補正パターンをチップ面積を増大させることなく簡
便に生成できるようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1のマスクパタ−ン補正方法は、ト
ランジスタを含む所望の設計パターンを半導体基板上に
転写する際に用いるマスクパターンを設計パターンと同
等のパターンが得られるように補正するマスクパターン
補正方法を対象とし、設計パターンからトランジスタの
ゲートパターンを抽出する第1の工程と、抽出されたゲ
ートパターンのゲート幅の寸法を測定し、測定された値
が所定寸法以下の場合にパターン補正の対象として選別
する第2の工程と、選別されたゲートパターンに対し
て、露光後のパターン形状が設計パターンの形状に近づ
くように補助パターンを生成する第3の工程と、生成さ
れた補助パターンを選別されたゲートパターンと合成す
ることにより、マスクパターンを補正する補正パターン
を生成する第4の工程とを備えている。
【0015】第1のマスクパタ−ン補正方法によると、
設計パターンからトランジスタのゲートパターンを抽出
し、抽出されたゲートパターンのうち、ゲート幅の寸法
が所定値以下の場合にパターン補正の対象として選別す
る。その後、選別されたゲートパターンに対して、露光
後のパターン形状が設計パターンの形状に近づくように
パターンを拡大又は縮小する補助パターンを生成する。
このように、設計パターンからトランジスタのゲートパ
ターンを抽出し、抽出したゲートパターンが所定寸法以
下の場合に補正対象パターンとするため、素子分離領域
の段差部分からの反射光の影響を受けやすい比較的ゲー
ト幅が小さいゲートパターンに対してのみ補正を行なう
ので、有効な補正パターンを効率良く生成することがで
きる。
【0016】本発明に係る第2のマスクパタ−ン補正方
法は、トランジスタを含む所望の設計パターンを半導体
基板上に転写する際に用いるマスクパターンを設計パタ
ーンと同等のパターンが得られるように補正するマスク
パターン補正方法を対象とし、設計パターンからトラン
ジスタにおける拡散領域と素子分離領域との境界部分を
抽出する第1の工程と、抽出された境界部分とトランジ
スタのゲートパターンとの重なり部分からなる補正対象
パターンを生成する第2の工程と、生成された補正対象
パターンに対して、露光後のパターン形状が設計パター
ンの形状に近づくように補助パターンを付加する第3の
工程と、付加された補助パターンを補正対象パターンと
合成することにより、マスクパターンを補正する補正パ
ターンを生成する第4の工程とを備えている。
【0017】第2のマスクパタ−ン補正方法によると、
設計パターンからトランジスタの拡散領域と素子分離領
域との境界部分を抽出し、抽出された境界部分とトラン
ジスタのゲートパターンとの重なり部分からなる補正対
象パターンを生成する。その後、生成された補正対象パ
ターンに対して、露光後のパターン形状が設計パターン
の形状に近づくようにパターンを拡大又は縮小する補助
パターンを付加する。このように、設計パターンから拡
散領域及び素子分離領域の境界部分とトランジスタのゲ
ートパターンとの重なり部分を生成して補正対象パター
ンとするため、ゲートパターンにおける素子分離領域の
段差部分からの反射光の影響を受けやすい領域に対して
のみ補正を行なうので、有効な補正パターンを効率良く
生成することができる。
【0018】本発明に係る第3のマスクパタ−ン補正方
法は、トランジスタを含む所望の設計パターンを半導体
基板上に転写する際に用いるマスクパターンを設計パタ
ーンと同等のパターンが得られるように補正するマスク
パターン補正方法を対象とし、設計パターンからトラン
ジスタのゲートパターン及び拡散領域パターンを抽出す
る第1の工程と、抽出された拡散領域パターンのゲート
長方向側の端部とゲートパターンとの距離又は拡散領域
パターンのゲート幅方向側の端部とゲートパターンとの
距離を測定し、測定された距離が所定値以下の場合に拡
散領域パターンをパターン補正の対象として選別する第
2の工程と、選別された拡散領域パターンに対して、露
光後のゲートパターンの形状が設計パターンの形状に近
づくように補助パターンを生成する第3の工程と、生成
された補助パターンを選別された拡散領域パターンと合
成することにより、マスクパターンを補正する補正パタ
ーンを生成する第4の工程とを備えている。
【0019】第3のマスクパタ−ン補正方法によると、
設計パターンからトランジスタのゲートパターン及び拡
散領域パターンを抽出する。抽出された拡散領域パター
ンのゲート長方向側の端部とゲートパターンとの距離又
は拡散領域パターンのゲート幅方向側の端部とゲートパ
ターンとの距離を測定し、測定された距離が所定値以下
の場合に該拡散領域パターンを補正の対象として選別す
る。続いて、選別された拡散領域パターンに対して、露
光後のゲートパターンの形状が設計パターンの形状に近
づくようにパターンを拡大又は縮小する補助パターンを
生成する。このように、設計パターンからトランジスタ
のゲートパターン及び拡散領域を抽出し、抽出したゲー
トパターンと拡散領域の端部との距離が所定値以下の場
合に、抽出した拡散領域パターンを補正対象パターンと
するため、拡散領域と素子分離領域との境界からなる段
差部分に起因したゲート寸法の変形の防止に有効な補正
パターンを効率良く生成することができる。
【0020】本発明に係る第1のフォトマスクは、本発
明の第1のマスクパタ−ン補正方法により形成されてい
る。従って、第1のフォトマスクは、露光後のゲートパ
ターンの形状が設計パターンの形状に近づくように生成
された補助パターンを有しているため、このフォトマス
クを用いて半導体基板上のレジスト膜を露光すると、拡
散領域と素子分離領域との境界部分に生じる段差部分に
起因したゲート寸法の変形が防止されるので、所望のゲ
ートパターンに近い(ほぼ同等)の転写パターンを得る
ことができる。
【0021】本発明に係る第2のフォトマスクは、本発
明の第2のマスクパタ−ン補正方法により形成されてい
る。従って、第2のフォトマスクは、拡散領域及び素子
分離領域の境界部分とトランジスタのゲートパターンと
の重なり部分を補正対象パターンとし、該補正対象パタ
ーンに露光後のゲートパターンの形状が設計パターンの
形状に近づくように付加された補助パターンを付加して
いるため、このフォトマスクを用いて半導体基板上のレ
ジスト膜を露光すると、拡散領域と素子分離領域との境
界部分に生じる段差部分に起因したゲート寸法の変形が
防止されるので、所望のゲートパターンとほぼ同等の転
写パターンを得ることができる。
【0022】本発明に係る第3のフォトマスクは、本発
明の第3のマスクパタ−ン補正方法により形成されてい
る。従って、第3のフォトマスクは、露光後のゲートパ
ターンの形状が設計パターンの形状に近づくように生成
された補助パターンを有しているため、このフォトマス
クを用いて半導体基板上のレジスト膜を露光すると、拡
散領域と素子分離領域との境界部分に生じる段差部分に
起因したゲート寸法の変形が防止されるので、所望のゲ
ートパターンとほぼ同等の転写パターンを得ることがで
きる。
【0023】本発明に係る第1の半導体装置は、本発明
の第1のマスクパタ−ン補正方法による補正パターンを
用いて転写された設計パターンを有している。
【0024】本発明に係る第2の半導体装置は、本発明
の第2のマスクパタ−ン補正方法による補正パターンを
用いて転写された設計パターンを有している。
【0025】本発明に係る第3の半導体装置は、本発明
の第3のマスクパタ−ン補正方法による補正パターンを
用いて転写された設計パターンを有している。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0027】図1は本発明の第1の実施形態に係るマス
クパタ−ン補正方法の概略フローを示している。本実施
形態においては、設計対象である半導体集積回路装置に
おけるレイアウト設計されたマスクパターン(設計パタ
ーン)は、CPUを組み込んだデータ処理装置が読み取
り可能な数値データとして変換されており、例えばデー
タファイルに格納されているとする。
【0028】図1に示すように、まず、パターン入力工
程ST01において、データ処理装置にマスクパターン
となるパターンデータを入力する。
【0029】次に、ゲートパターン抽出工程ST02に
おいて、入力されたマスクパターンから、電解効果トラ
ンジスタのゲートパターンを抽出する。
【0030】次に、ゲートパターン選別工程ST03に
おいて、抽出されたゲートパターンのゲート幅を測定
し、測定された値が所定寸法以下の場合にパターン補正
の対象として選別する。
【0031】次に、補助パターン生成工程ST04にお
いて、選別されたゲートパターンに対して、露光後のパ
ターン形状が設計パターンとほぼ同等となるように補助
パターンを生成する。
【0032】次に、補正パターン合成工程ST05にお
いて、生成された補助パターンと入力された設計パター
ンとを合成し、次の補正パターン出力工程ST06にお
いて、補正露光用のマスクパターン(補正パターン)と
して出力する。
【0033】以下、本実施形態に係るトランジスタのゲ
ートパターンの補正方法について具体例を挙げて説明す
る。
【0034】図2(a)はパターン入力工程ST01に
おいて入力されたマスクパターンのうちの2つのトラン
ジスタを含む図形パターンを示し、図2(b)はゲート
パターン抽出工程ST02において抽出されたゲートパ
ターンを示している。
【0035】図2(a)に示すように、平面かぎ形を有
する第1の拡散領域パターン11Aと第2の拡散領域パ
ターン12Aとが互いに間隔をおいて配置されている。
第1の拡散領域パターン11A上における図面左側の領
域には図面縦方向に延びるゲート及びゲート用配線とな
る第1のPS(多結晶シリコン)パターン13が配置さ
れている。第1の拡散領域パターン11A上における図
面右側の領域には第1のPSパターン13とほぼ平行に
配置され且つ屈曲して第2の拡散領域パターン12A上
における図面上側の領域で図面横方向に延びる第2のP
Sパターン14が配置されている。また、第2の拡散領
域パターン12A上における図面下側の領域には第2の
PSパターン14とほぼ平行に延びる第3のPSパター
ン15が配置されている。続いて、入力された第1及び
第2の拡散領域パターン11A、12Aに対して、それ
ぞれ、横方向及び縦方向にそれぞれ値が最大で0.1μ
m程度の第1の所定量Aだけ拡大させる拡大補正処理を
行なうことにより、第1の拡大パターン11B及び第2
の拡大パターン12Bを作成する。ここで、A=0の場
合には第1及び第2の拡大パターン11B、12Bは、
第1及び第2の拡散領域パターン11A、12Aとそれ
ぞれ同一パターンとなる。
【0036】なお、第1及び第2の拡散領域パターン1
1A、12Aと、第1〜第3のPSパターン13〜15
とは最終的には異なるフォトマスクに形成される。
【0037】次に、図2(b)に示すように、ゲートパ
ターン抽出工程ST02において、第1の拡大パターン
11Bと第1のPSパターン13との論理積演算を行な
うことにより、第1のPSパターン13と第1の拡大パ
ターン11Bとの重なり部分からなる第1のゲートパタ
ーン13aが抽出される。また、第1の拡大パターン1
1Bと第2のPSパターン14との論理積演算を行なう
ことにより、第2のPSパターン14と第1の拡大パタ
ーン11Bとの重なり部分からなる第2のゲートパター
ン14aが抽出される。同様にして、第2のPSパター
ン14と第2の拡大パターン12Bとの重なり部分から
なる第3のゲートパターン14bが抽出されると共に、
第3のPSパターン15と第2の拡大パターン12Bと
の重なり部分からなる第4のゲートパターン15aが抽
出される。
【0038】図3(a)及び図3(b)はゲートパター
ン選別工程ST03において、複数のゲートパターンか
ら補正対象とするゲートパターンが選別される様子を表
わしている。図3(a)に示すように、第1のゲートパ
ターン13a及び第2のゲートパターン14aは共に図
面縦方向(Y方向)に延びており、第3のゲートパター
ン14b及び第4のゲートパターン15aは共に図面横
方向(X方向)に延びている。
【0039】ここで、第1のゲートパターン13a及び
第2のゲートパターン14aに対して、Y方向に値が
0.4μm〜1.0μm程度の第2の所定量2B分だけ
縮小させる縮小処理を行なう。その結果、第1のゲート
パターン13aはゲート幅が2Bよりも大きいため、第
1の縮小パターン13bが生成される。一方、第2のゲ
ートパターン14aはゲート幅が2Bよりも小さいた
め、縮小パターンが生成されずに消滅する。同様に、第
3のゲートパターン14b及び第4のゲートパターン1
5aに対して、X方向に第2の所定量Bだけ縮小させる
縮小処理を行なう。その結果、第3のゲートパターン1
4bはゲート幅が2Bよりも大きいため、第2の縮小パ
ターン14cが生成され、一方、第4のゲートパターン
15aはゲート幅が2Bよりも小さいため、縮小パター
ンが生成されない。
【0040】次に、図3(b)に示すように、縮小パタ
ーンが存在する場合には、第1及び第2の縮小パターン
13b及び14cに対してそれぞれ第2の所定量2B分
の寸法を拡大して元のゲート幅の13a及び14bに戻
す。続いて、図2(b)に示す第1のゲートパターン1
3a、第2のゲートパターン14a、第3のゲートパタ
ーン14b及び第4のゲートパターン15aと、図3
(b)に示す第1のゲートパターン13a及び第3のゲ
ートパターン14bとの論理減算を行なう。これによ
り、ゲート幅が2B以下である第2のゲートパターン1
4a及び第4のゲートパターン15aが補正対象パター
ンとして選別される。
【0041】図4(a)及び図4(b)は補助パターン
生成工程ST04において、補正対象のゲートパターン
に対する補助パターンが生成される様子を表わしてい
る。図4(a)に示すように、補正対象の第2のゲート
パターン14a及び第4のゲートパターン15aに対し
て、その周縁部を第3の所定量C分の拡大又は縮小する
補正を行なうことにより、それぞれ第2のゲート拡大パ
ターン14d及び第4のゲート拡大パターン15bを生
成する。ここで、第3の所定量Cは、補正対象パターン
のゲート幅に依存する値となる。すなわち、露光後のパ
ターン形状が設計パターンの形状に近づく値とし、本実
施形態においては、例えば0.005μm〜0.02μ
mとしている。図4(a)においては、第3の所定量C
分の拡大を行なっているが、使用するレジスト材のネガ
型又はポジ型の極性や露光方法により縮小パターンとす
る場合もあり得る。
【0042】次に、図4(b)に示すように、第1の拡
大パターン11Bと第2のゲート拡大パターン14dと
の論理積、及び第2の拡大パターン12Bと第4のゲー
ト拡大パターン15bとの論理積演算を行なって、それ
ぞれ第2のゲート補助パターン14eと第4のゲート補
助パターン15cとを生成する。
【0043】図5は補正パターン合成工程ST05にお
いて、入力されたマスクパターンと補助パターンとが合
成される様子を表わしている。図5に示すように、図2
(a)に示す第1の拡散領域パターン11A、第2の拡
散領域パターン12A、第1のPSパターン13、第2
のPSパターン14及び第3のPSパターン15と、図
4(b)に示す第2のゲート補助パターン14e及び第
4のゲート補助パターン15cとに対して論理和演算を
行なってこれらを合成することにより、補正パターンを
生成する。
【0044】なお、本実施形態は、ゲートパターン選別
工程ST03において、第2の所定量2Bの設定値が1
通りの場合を示したが、第2の所定量2Bの値を複数個
分設定し、ゲートパターン選別工程ST03を複数回繰
り返すことにより、補正対象パターンを複数通りのゲー
ト幅によって選別できるようになる。
【0045】第1の実施形態によると、入力されたマス
クパターンからトランジスタのゲートパターンを抽出
し、抽出したゲートパターンが、第2の所定量2B以下
の場合に補正対象パターンとするため、素子分離領域の
段差部分からの反射光の影響を受けやすい比較的ゲート
幅が小さいゲートパターンに対してのみ補正を行なうの
で、有効な補正パターンを効率良く生成することができ
る。
【0046】図6は本実施形態に係るマスクパタ−ン補
正方法により作成された補正パターンを持つフォトマス
クにおける1つのトランジスタの図形パターンを表わし
ている。図6に示すように、方形状を有するトランジス
タの拡散領域パターン21と、該拡散領域パターン21
を囲む素子分離パターン22とからなる第1のマスクパ
ターンと、拡散領域パターン21上における一辺と該一
辺と対向する他辺とをまたぐように形成され、拡散領域
パターン21上にゲート補助パターン23が付加された
ゲートパターン24からなる第2のマスクパターンとを
併せた図形を示している。ここで、ゲートパターン24
のゲート長をL1とし、ゲート補助パターンのゲート長
をL3とする。また、拡散領域パターン21のゲート長
方向におけるゲート補助パターン23の一辺と該一辺と
対向する素子分離パターン22との寸法をF1とし、拡
散領域パターン21のゲート幅方向の寸法となるトラン
ジスタ幅をW1とする。
【0047】図7は本実施形態に係るフォトマスクを用
いて形成された半導体装置の断面構成であって、図6の
VII−VII線と対応する位置の断面構成を示している。
図7に示すように、シリコンからなる半導体基板30上
には、LOCOS膜等からなる素子分離領域32により
囲まれてなる拡散領域31が形成され、拡散領域31上
には、設計パターンのゲート長とほぼ同等の、すなわち
ゲート長の誤差が実質的に無視できる程度のゲート長L
2を持つゲート33が形成されている。
【0048】このように、少なくとも、互いに対向する
ゲート補助パターン23の側辺と素子分離パターン22
との間の距離F1と、トランジスタ幅W1及びゲート補
助パターン23のゲート長L3とを最適化することによ
り、所望のゲート長とほぼ同等のゲート長L2を持つゲ
ート33を形成できる。その結果、補正パターンの対象
が限られることによりデータ処理量が膨大とならないた
め、補正パターンの作成に要する工数の増加を抑制でき
ると共にチップ面積の増加をも抑制できる。
【0049】なお、半導体製造プロセスにおいては良く
知られているように、設計パターンにおけるゲート長L
1は、実際に形成されるゲート33のゲート長L2と同
等とは限らない。すなわち、フォトリソグラフィ工程に
よるサイズの変化分を見越して、所望のゲート長L2が
得られるように調整されている。本実施形態に係るゲー
ト補助パターン23のゲート長L3は、あらかじめ形成
されている素子分離領域32の段差部からの露光光の反
射光によって、ゲート33のゲート長L2が変化してし
まうことを防止できるように調整されている。以下の実
施形態においても同様である。
【0050】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0051】図8は本発明の第2の実施形態に係るマス
クパタ−ン補正方法の概略フローを示している。本実施
形態においても、設計対象である半導体集積回路装置に
おけるレイアウト設計されたマスクパターン(設計パタ
ーン)は、コンピュータ処理が可能な数値データとして
変換されているとする。
【0052】図8に示すように、まず、パターン入力工
程ST11において、データ処理装置にマスクパターン
となるパターンデータを入力する。
【0053】次に、拡散領域境界部分抽出工程ST12
において、入力されたマスクパターンから、電解効果ト
ランジスタを検索する。続いて、検索した電解効果トラ
ンジスタの拡散領域パターンにおける素子分離領域パタ
ーンとの境界部分を抽出し、抽出した境界部分に所定の
幅を持たせた枠状の図形パターンとして出力する。
【0054】次に、補正対象パターン生成工程ST13
において、抽出された境界部分上に位置するゲートパタ
ーンを検索し、ゲートパターンにおける境界部分との重
なり部分を補正対象パターンとして生成する。
【0055】次に、補助パターン生成工程ST14にお
いて、生成された補正対象パターンに対して、露光後の
パターン形状が設計パターンとほぼ同等となるように補
助パターンを付加する。
【0056】次に、補正パターン合成工程ST15にお
いて、補助パターンが付加された補正対象パターンと入
力された設計パターンとを合成する。続いて補正パター
ン出力工程ST16において、補正露光用のマスクパタ
ーン(補正パターン)として出力する。
【0057】以下、本実施形態に係るトランジスタのゲ
ートパターンの補正方法について具体例を挙げて説明す
る。
【0058】図9(a)〜図9(d)は拡散領域境界部
分抽出工程ST12において、トランジスタの拡散領域
の境界部分が生成される様子を表わしている。まず、図
9(a)に示すように、入力されたマスクパターンデー
タのなかから、トランジスタの拡散領域パターン41及
びゲートパターン42を抽出する。
【0059】次に、図9(b)に示すように、拡散領域
パターン41の周囲に対して、例えば、値が0.01μ
m〜0.1μm程度の第1の所定量D分の拡大補正を行
なうことにより、拡大領域パターン41Aを生成する。
【0060】次に、図9(c)に示すように、拡散領域
パターン41の周囲に対して、例えば、値が0.01μ
m〜0.5μm程度の第2の所定量E分の縮小補正を行
なうことにより、縮小領域パターン41Bを生成する。
【0061】次に、図9(d)に示すように、拡大領域
パターン41Aと縮小領域パターン41Bとに対して論
理減算を施すことにより、拡散領域パターン41の境界
部分からなる枠状の境界領域パターン41Cを得る。
【0062】図10は補正対象パターン生成工程ST1
3において補正対象パターンが生成される様子を表わし
ている。図10に示すように、境界領域パターン41C
とゲートパターン42とに対して論理積演算を施すこと
により、補正対象パターン43Aを得る。
【0063】図11(a)及び図11(b)は補助パタ
ーン生成工程ST14において補助パターンが生成され
る様子を表わしている。まず、図11(a)に示すよう
に、補正対象パターン43Aの周囲を、例えば値が0.
005μm〜0.02μm程度の第3の所定量F分だけ
拡大した補正対象拡大パターン43Bを生成する。
【0064】次に、図11(b)に示すように、補正対
象拡大パターン43Bと境界領域パターン41Cとに論
理積演算を施して、ゲート補助パターン43Cを得る。
【0065】図12(a)及び図12(b)は補正パタ
ーン合成工程ST15において補正パターンが生成され
る様子を表わしている。まず、図12(a)に示すよう
に、ゲートパターン42から境界領域パターン41Cを
減算する論理減算を行なって、非補正ゲートパターン4
2aを生成する。これにより、補正パターンの合成領域
が確保される。
【0066】次に、図12(b)に示すように、非補正
ゲートパターン42aとゲート補助パターン43Cとに
対して論理和演算を行なってこれらを合成することによ
り、補正パターンを生成する。
【0067】図13は本実施形態に係るマスクパタ−ン
補正方法により作成された補正パターンを持つフォトマ
スクにおける1つのトランジスタの図形パターンを表わ
している。図13に示すように、方形状を有するトラン
ジスタの拡散領域パターン21と、該拡散領域パターン
21を囲む素子分離パターン22とからなる第1のマス
クパターンと、拡散領域パターン21上における一辺と
該一辺と対向する他辺とをまたぐように形成され、拡散
領域パターン21及び素子分離パターン22の境界部分
上にゲート補助パターン23が付加されたゲートパター
ン24からなる第2のマスクパターンとを併せた図形を
示している。
【0068】ここで、ゲートパターン24のゲート長を
L1とし、ゲート補助パターンのゲート長をL3とす
る。また、拡散領域パターン21のゲート長方向におけ
るゲートパターン24の一辺と該一辺と対向する素子分
離パターン22との寸法をF2とし、拡散領域パターン
21のゲート幅方向の寸法となるトランジスタ幅をW1
とする。
【0069】第2の実施形態によると、入力されたマス
クパターンからトランジスタのゲートパターン及び拡散
領域パターンを抽出し、抽出したゲートパターンと拡散
領域パターンの周縁部との重なり部分にのみ、すなわ
ち、素子分離領域の段差部分からの反射光の影響を受け
やすい部分にのみ補正を行なうため、データ処理量を抑
制できるので、チップ面積を大きく増大させることな
く、有効な補正パターンを効率良く生成することができ
る。
【0070】図14は本実施形態に係るフォトマスクを
用いて形成された半導体装置の断面構成であって、図1
3のXIV−XIV線と対応する位置の断面構成を示してい
る。図14に示すように、シリコンからなる半導体基板
30上には、LOCOS膜等からなる素子分離領域32
により囲まれてなる拡散領域31が形成され、該拡散領
域31上には、設計パターンのゲート長とほぼ同等のゲ
ート長L2を持つゲート33が形成されている。
【0071】このように、本実施形態においても、互い
に対向するゲートパターン24の側辺と素子分離パター
ン22との間の距離F2と、トランジスタ幅W1及びゲ
ート補助パターン23のゲート長L3とを最適化するこ
とにより、所望のゲート長とほぼ同等のゲート長L2を
持つゲート33を形成することができる。
【0072】なお、本実施形態においては、すべてのト
ランジスタに対して補正を行なっているが、トランジス
タ幅W1に対して上限を設けることにより、補正対象パ
ターンを制限してもよい。
【0073】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0074】図15は本発明の第3の実施形態に係るマ
スクパタ−ン補正方法の概略フローを示している。本実
施形態においても、設計対象である半導体集積回路装置
におけるレイアウト設計されたマスクパターン(設計パ
ターン)は、コンピュータ処理が可能な数値データとし
て変換されているとする。
【0075】図15に示すように、まず、パターン入力
工程ST21において、データ処理装置にマスクパター
ンとなるパターンデータを入力する。
【0076】次に、PSパターン及び拡散領域パターン
抽出工程ST22において、入力されたマスクパターン
から、電解効果トランジスタのPSパターン及び活性領
域パターンを検索して、活性領域からPSパターンとの
重なり部分を持たない拡散領域パターンを抽出する。こ
こでは、PSパターンはゲート及びゲート用配線をさ
す。
【0077】次に、補正対象パターン選別工程ST23
において、抽出された拡散領域パターンのゲート長方向
側の端部とPSパターンとの距離、又は拡散領域パター
ンのゲート幅方向側の端部とPSパターンとの間の距離
を測定し、測定された距離が所定値以下の場合に該拡散
領域パターンをパターン補正の対象として選別する。
【0078】次に、補助パターン生成工程ST24にお
いて、選別された拡散領域パターンに対して、露光後の
PSパターンにおけるゲート領域の形状が設計パターン
とほぼ同等となるように補助パターンを生成する。
【0079】次に、補正パターン合成工程ST25にお
いて、生成された補助パターンと入力された設計パター
ンとを合成し、次の補正パターン出力工程ST26にお
いて、補正露光用のマスクパターン(補正パターン)と
して出力する。
【0080】以下、本実施形態に係るトランジスタのゲ
ートパターンの補正方法について具体例を挙げて説明す
る。
【0081】図16はゲート及び拡散領域パターン抽出
工程ST22において抽出されたトランジスタの拡散領
域パターン及びPSパターンを示している。図16に示
すように、入力されたマスクパターンデータのなかか
ら、トランジスタの活性領域パターン51AとPSパタ
ーン52とを検索する。続いて、活性領域パターン51
AにおけるPSパターン52と重ならないソース又はド
レインからなる拡散領域パターン51Bを抽出する。
【0082】図17(a)〜図17(d)、図18
(a)〜図18(d)及び図19(a)〜図19(c)
は補正対象パターン選別工程において、抽出された拡散
領域パターンが補正対象部分を含むか否かを判定し、補
正対象部分を含む場合には補正対象候補として選別する
様子を表わしている。まず、図17(a)に示すよう
に、抽出された拡散領域51Bに対して、X方向の側端
部に第1の所定量G分の拡大処理を行なうことにより、
第1のエッジパターン51aを生成する。同様に、拡散
領域51BのY方向の側端部にも第1の所定量G分の拡
大処理を行なうことにより、第2のエッジパターン51
bを生成する。ここで、第1の所定量Gは、次工程にお
いて第1及び第2のエッジパターン51a、51bに対
する演算処理を行なえる程度の量であればよく、例え
ば、0.01μm〜0.001μm程度でよい。
【0083】次に、図17(c)に示すように、PSパ
ターン52と第1のエッジパターン51aとの論理和演
算により第1の合成パターン53Aを生成する。同様
に、図17(d)に示すように、PSパターン52と第
2のエッジパターン51bとの論理和演算により第2の
合成パターン53Bを生成する。
【0084】次に、図18(a)に示すように、第1の
合成パターン53Aに含まれる第1のエッジパターン5
1a等の各パターンの周囲に対して第2の所定量H/2
分の拡大処理を行なって第1の拡大合成パターン54A
を生成する。同様に、図18(b)に示すように、第2
の合成パターン53Bに含まれる第2のエッジパターン
51b等の各パターンの周囲に対して第2の所定量H/
2分の拡大処理を行なって第2の拡大合成パターン54
Bを生成する。ここで、第2の所定量H/2は、例え
ば、0.5μm〜0.8μm程度としている。
【0085】次に、図18(c)に示すように、第1の
拡大合成パターン54Aの周縁部に対して第2の所定量
H/2分の縮小処理を行なうことにより、第1の合成パ
ターン53Aに第1の補正対象候補パターン54aを生
成する。同様に、図18(d)に示すように、第2の拡
大合成パターン54Bの周縁部に対して第2の所定量H
/2分の縮小処理を行なうことにより、第2の合成パタ
ーン54Aに第2の補正対象候補パターン54bを生成
する。
【0086】次に、図19(a)に示すように、図18
(c)に示すパターンに対して第1の合成パターン53
Aの論理減算を施すことにより、第1の補正対象候補パ
ターン54aのみのデータを抽出する。同様に、図19
(b)に示すように、図18(d)に示すパターンに対
して第2の合成パターン53Bの論理減算を施すことに
より、第2の補正対象候補パターン54bのみのデータ
を抽出する。このように、拡散領域のエッジパターンと
PSパターンとが対向する部分の間隔が所定量H以下と
なる場合にのみ、補正対象候補パターンが生成される。
【0087】次に、図19(c)に示すように、第1の
補正対象候補パターン54a及び第2の補正対象候補パ
ターン54bから補正対象パターンを生成する。具体的
には、第1及び第2の補正対象候補パターン54a、5
4bに対して拡散領域パターン51Aとの論理積演算を
行なって拡散領域パターン51Aに含まれる領域のみを
抽出することにより、第1の補正対象候補パターン54
aから補正対象パターン54cを得る。一方、第2の補
正対象候補パターン54bは散領域パターン51Aに含
まれないため消滅する。
【0088】図20(a)〜図20(d)は補助パター
ン生成工程ST24において、補正対象パターンに基づ
いて補助パターンが生成される様子を表わしている。
【0089】まず、図20(a)に示すように、図16
に示す設計パターンと補正対象パターン54cとの論理
和演算を行なった後、補正対象パターン54cの周囲に
対して、0.005μm〜0.02μm程度の第3の所
定領域I分の拡大処理を施すことにより、第1の補正対
象拡大パターン54dを生成する。続いて、図20
(b)に示すように、PSパターン52の周囲に対して
第3の所定領域I分の拡大処理を施すことにより、第2
の補正対象拡大パターン52aを生成する。
【0090】次に、図20(c)に示すように、PSパ
ターン52と第1の補正対象拡大パターン54dとの論
理積演算を行なうことにより、PSパターン52におけ
るゲート部分の側部に第1の補助パターン54eを生成
する。同様に、図20(d)に示すように、第2の補正
対象拡大パターン52aと補正対象パターン54cとの
論理積演算を行なうことにより、拡散領域パターン51
BにおけるPSパターン52のゲート部分と隣接する側
部に第2の補助パターン54fを生成する。このとき、
第1の補助パターン54e及び第2の補助パターン54
fのゲート長方向の幅は第3の所定量Iにより決定され
る。
【0091】次に、補正パターン合成工程ST25にお
いて、第1の補助パターン54eは、設計パターンであ
るPSパターン52との間で論理減算による合成を行な
うことにより補正露光用データを生成する。一方、第2
の補助パターン54fは、PSパターン52との間で論
理和演算による合成を行なうことにより補正露光用デー
タを生成する。
【0092】このように、第3の実施形態によると、互
いに対向するPSパターン52の側面と拡散領域パター
ン51Bの側端部との間の距離が所定量H以下の場合に
のみその拡散領域パターン51Bに補正対象パターン5
4cを生成するため、素子分離領域の段差部分からの反
射光の影響を受けやすいPSパターンにおけるゲート領
域に対してのみ補正を行なうので、補正パターンの作成
に要する工数の増加を抑制できると共に、チップ面積の
増加をも抑制できる。
【0093】
【発明の効果】本発明に係る第1のマスクパタ−ン補正
方法によると、設計パターンからトランジスタのゲート
パターンを抽出し、抽出したゲートパターンが所定寸法
以下の場合に補正対象パターンとするため、素子分離領
域の段差部分からの反射光の影響を受けやすい比較的ゲ
ート幅が小さいゲートパターンに対してのみ補正を行な
うので、パターンデータの処理量を抑制できる。その結
果、有効な補正パターンを効率良く迅速に生成できると
共に補正によるチップ面積の増大をも抑制できる。
【0094】本発明に係る第2のマスクパタ−ン補正方
法によると、設計パターンから拡散領域及び素子分離領
域の境界部分とトランジスタのゲートパターンとの重な
り部分を生成して補正対象パターンとするため、ゲート
パターンにおける素子分離領域の段差部分からの反射光
の影響を受けやすい領域に対してのみ補正を行なうの
で、有効な補正パターンを効率良く迅速に生成できると
共に補正によるチップ面積の増大をも抑制できる。
【0095】本発明に係る第3のマスクパタ−ン補正方
法によると、設計パターンからトランジスタのゲートパ
ターン及び拡散領域を抽出し、抽出したゲートパターン
と拡散領域の端部との距離が所定値以下の場合に、抽出
した拡散領域パターンを補正対象パターンとするため、
拡散領域と素子分離領域との境界からなる段差部分に起
因したゲート寸法の変形の防止に有効な補正パターンを
効率良く迅速に生成できると共に補正によるチップ面積
の増大をも抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るマスクパタ−ン
補正方法を示す概略フロー図である。
【図2】(a)は本発明の第1の実施形態に係るマスク
パタ−ン補正方法のパターン入力工程におけるマスクパ
ターンを示す平面図である。(b)は本発明の第1の実
施形態に係るマスクパタ−ン補正方法のゲートパターン
抽出工程におけるマスクパターンを示す平面図である。
【図3】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に
係るマスクパタ−ン補正方法のゲートパターン選別工程
における図形パターンを示す平面図である。
【図4】(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に
係るマスクパタ−ン補正方法の補助パターン生成工程に
おける図形パターンを示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るマスクパタ−ン
補正方法の補正パターン合成工程における図形パターン
を示す平面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るマスクパタ−ン
補正方法により形成されたフォトマスクのマスクパター
ンを示す平面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係るフォトマスクを
用いて形成された半導体装置を示し、図6のVII−VII
線と対応する位置における構成断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るマスクパタ−ン
補正方法を示す概略フロー図である。
【図9】(a)〜(d)は本発明の第2の実施形態に係
るマスクパタ−ン補正方法の拡散領域境界部分抽出工程
における図形パターンを示す平面図である。
【図10】本発明の第2の実施形態に係るマスクパタ−
ン補正方法の補正対象パターン生成工程における図形パ
ターンを示す平面図である。
【図11】(a)及び(b)は本発明の第2の実施形態
に係るマスクパタ−ン補正方法の補助パターン生成工程
における図形パターンを示す平面図である。
【図12】(a)及び(b)は本発明の第2の実施形態
に係るマスクパタ−ン補正方法の補正パターン合成工程
における図形パターンを示す平面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態に係るマスクパタ−
ン補正方法により形成されたフォトマスクのマスクパタ
ーンを示す平面図である。
【図14】本発明の第2の実施形態に係るフォトマスク
を用いて形成された半導体装置を示し、図13のXIV−
XIV線と対応する位置における構成断面図である。
【図15】本発明の第3の実施形態に係るマスクパタ−
ン補正方法を示す概略フロー図である。
【図16】本発明の第3の実施形態に係るマスクパタ−
ン補正方法のゲート及び拡散領域パターン抽出工程にお
ける図形パターンを示す平面図である。
【図17】(a)〜(d)は本発明の第3の実施形態に
係るマスクパタ−ン補正方法の補正対象パターン選別工
程における図形パターンを示す平面図である。
【図18】(a)〜(d)は本発明の第3の実施形態に
係るマスクパタ−ン補正方法の補正対象パターン選別工
程における図形パターンを示す平面図である。
【図19】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態に
係るマスクパタ−ン補正方法の補正対象パターン選別工
程における図形パターンを示す平面図である。
【図20】(a)〜(d)は本発明の第3の実施形態に
係るマスクパタ−ン補正方法の補助パターン生成工程に
おける図形パターンを示す平面図である。
【図21】従来のフォトマスクのマスクパターンを示す
平面図である。
【図22】従来のマスクパターンに補正を施さない製造
方法により得られた半導体装置を示し、(a)は図21
のXXIIa−XXIIa線と対応する位置における構成断面図
であり、(b)は図21のXXIIb−XXIIb線と対応する
位置における構成断面図である。
【図23】従来のマスクパターンに補正を施した製造方
法により得られた半導体装置を示す構成断面図である。
【符号の説明】
11A 第1の拡散領域パターン 11B 第1の拡大パターン 12A 第2の拡散領域パターン 12B 第2の拡大パターン 13 第1のPSパターン 13a 第1のゲートパターン 13b 第1の縮小パターン 14 第2のPSパターン 14a 第2のゲートパターン 14b 第3のゲートパターン 14c 第2の縮小パターン 14d 第2のゲート拡大パターン 14e 第2のゲート補助パターン 15 第3のPSパターン 15a 第4のゲートパターン 15b 第4のゲート拡大パターン 15c 第4のゲート補助パターン 21 拡散領域パターン 22 素子分離パターン 23 ゲート補助パターン 24 ゲートパターン 30 半導体基板 31 拡散領域 32 素子分離領域 33 ゲート 41 拡散領域パターン 41A 拡大領域パターン 41B 縮小領域パターン 41C 境界領域パターン 42 ゲートパターン 42a 非補正ゲートパターン 43A 補正対象パターン 43B 補正対象拡大パターン 43C ゲート補助パターン 51A 活性領域パターン 51B 拡散領域パターン 51a 第1のエッジパターン 51b 第2のエッジパターン 52 PSパターン 52a 第2の補正対象拡大パターン 53A 第1の合成パターン 53B 第2の合成パターン 54A 第1の拡大合成パターン 54B 第2の拡大合成パターン 54a 第1の補正対象候補パターン 54b 第2の補正対象候補パターン 54c 補正対象パターン 54d 第1の補正対象拡大パターン 54e 第1の補助パターン 54f 第2の補助パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向井 清士 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 柴田 英則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H095 BB02 5B046 AA08 BA04 FA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランジスタを含む所望の設計パターン
    を半導体基板上に転写する際に用いるマスクパターンを
    前記設計パターンと同等のパターンが得られるように補
    正するマスクパターン補正方法であって、 前記設計パターンから前記トランジスタのゲートパター
    ンを抽出する第1の工程と、 抽出されたゲートパターンのゲート幅の寸法を測定し、
    測定された値が所定寸法以下の場合にパターン補正の対
    象として選別する第2の工程と、 選別されたゲートパターンに対して、露光後のパターン
    形状が前記設計パターンの形状に近づくように補助パタ
    ーンを生成する第3の工程と、 生成された補助パターンを選別された前記ゲートパター
    ンと合成することにより、前記マスクパターンを補正す
    る補正パターンを生成する第4の工程とを備えているこ
    とを特徴とするマスクパターン補正方法。
  2. 【請求項2】 トランジスタを含む所望の設計パターン
    を半導体基板上に転写する際に用いるマスクパターンを
    前記設計パターンと同等のパターンが得られるように補
    正するマスクパターン補正方法であって、 前記設計パターンから前記トランジスタにおける拡散領
    域と素子分離領域との境界部分を抽出する第1の工程
    と、 抽出された境界部分と前記トランジスタのゲートパター
    ンとの重なり部分からなる補正対象パターンを生成する
    第2の工程と、 生成された補正対象パターンに対して、露光後のパター
    ン形状が前記設計パターンの形状に近づくように補助パ
    ターンを付加する第3の工程と、 付加された補助パターンを前記補正対象パターンと合成
    することにより、前記マスクパターンを補正する補正パ
    ターンを生成する第4の工程とを備えていることを特徴
    とするマスクパターン補正方法。
  3. 【請求項3】 トランジスタを含む所望の設計パターン
    を半導体基板上に転写する際に用いるマスクパターンを
    前記設計パターンと同等のパターンが得られるように補
    正するマスクパターン補正方法であって、 前記設計パターンから前記トランジスタのゲートパター
    ン及び拡散領域パターンを抽出する第1の工程と、 抽出された拡散領域パターンのゲート長方向側の端部と
    前記ゲートパターンとの距離又は前記拡散領域パターン
    のゲート幅方向側の端部と前記ゲートパターンとの距離
    を測定し、測定された距離が所定値以下の場合に前記拡
    散領域パターンをパターン補正の対象として選別する第
    2の工程と、 選別された拡散領域パターンに対して、露光後のゲート
    パターンの形状が前記設計パターンの形状に近づくよう
    に補助パターンを生成する第3の工程と、 生成された補助パターンを選別された前記拡散領域パタ
    ーンと合成することにより、前記マスクパターンを補正
    する補正パターンを生成する第4の工程とを備えている
    ことを特徴とするマスクパターン補正方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のマスクパタ−ン補正方
    法により形成されていることを特徴とするフォトマス
    ク。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のマスクパタ−ン補正方
    法により形成されていることを特徴とするフォトマス
    ク。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載のマスクパタ−ン補正方
    法により形成されていることを特徴とするフォトマス
    ク。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のマスクパタ−ン補正方
    法による補正パターンを用いて転写された設計パターン
    を有していることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項2に記載のマスクパタ−ン補正方
    法による補正パターンを用いて転写された設計パターン
    を有していることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載のマスクパタ−ン補正方
    法による補正パターンを用いて転写された設計パターン
    を有していることを特徴とする半導体装置。
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