JP2001133863A - 筐体装置 - Google Patents
筐体装置Info
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- JP2001133863A JP2001133863A JP31275599A JP31275599A JP2001133863A JP 2001133863 A JP2001133863 A JP 2001133863A JP 31275599 A JP31275599 A JP 31275599A JP 31275599 A JP31275599 A JP 31275599A JP 2001133863 A JP2001133863 A JP 2001133863A
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- Japan
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- housing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構成で、容易に脱着することができる蓋
を有する筐体装置を提供する。 【解決手段】後カバー2に形成された開口部を開閉する
後蓋3の回動軸であるヒンジ軸4は、太径部4a、4c
と、これら太径部4a、4cに挟まれた細径部4bで構
成され、この細径部4bは、後蓋3の貫通孔部3c、3
dの間において外部に露呈する。そして、後蓋3を交換
する際は、ピンセット等で細径部4bをつまんでヒンジ
軸4を軸方向にずらして外すことで、容易に交換ができ
る。
を有する筐体装置を提供する。 【解決手段】後カバー2に形成された開口部を開閉する
後蓋3の回動軸であるヒンジ軸4は、太径部4a、4c
と、これら太径部4a、4cに挟まれた細径部4bで構
成され、この細径部4bは、後蓋3の貫通孔部3c、3
dの間において外部に露呈する。そして、後蓋3を交換
する際は、ピンセット等で細径部4bをつまんでヒンジ
軸4を軸方向にずらして外すことで、容易に交換ができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体を覆う筐
体装置、詳しくは、回動可能な蓋部材を有する筐体装置
における開閉機構に関する。
体装置、詳しくは、回動可能な蓋部材を有する筐体装置
における開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置本体を覆う外装である筐体装
置として、例えば、カメラ等の筐体は、通常、カメラの
前側を覆う前カバーと、後側を覆う後カバーというよう
に、大きく分けて2つ部材からなり、さらに、上記前カ
バー、後カバーに加えてフィルムを装填するための開口
部を開閉する後蓋や、電池を装填するための開口部を開
閉する電池蓋などが上記前,後カバーに回動自在に装着
されている。
置として、例えば、カメラ等の筐体は、通常、カメラの
前側を覆う前カバーと、後側を覆う後カバーというよう
に、大きく分けて2つ部材からなり、さらに、上記前カ
バー、後カバーに加えてフィルムを装填するための開口
部を開閉する後蓋や、電池を装填するための開口部を開
閉する電池蓋などが上記前,後カバーに回動自在に装着
されている。
【0003】一方で、近年、複数種類の後蓋、たとえ
ば、通常の後蓋とデート写し込み機能を備える後蓋とを
交換して装着することを可能としたカメラが提案される
に至っている。このようなカメラを用いることでユーザ
ーは所望の機能を備える後蓋を選択して使用することが
でき、多様な使用法を享受することが可能となってい
る。のみならず、元来、破損等に見舞われやすい後蓋の
交換を容易に行うことは望まれるところでもあった。
ば、通常の後蓋とデート写し込み機能を備える後蓋とを
交換して装着することを可能としたカメラが提案される
に至っている。このようなカメラを用いることでユーザ
ーは所望の機能を備える後蓋を選択して使用することが
でき、多様な使用法を享受することが可能となってい
る。のみならず、元来、破損等に見舞われやすい後蓋の
交換を容易に行うことは望まれるところでもあった。
【0004】このような後蓋の交換を簡便に行い得る手
法として、たとえば実開昭60−128338号には、
軸方向にスライド可能なピンとバネ等を用いた技術手段
が提案されている。
法として、たとえば実開昭60−128338号には、
軸方向にスライド可能なピンとバネ等を用いた技術手段
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開昭60−128338号において提案された後蓋の着
脱手法は、多数の部品を要し、コストの増大や組み立て
工数の増加を招くといった問題点を有していた。
開昭60−128338号において提案された後蓋の着
脱手法は、多数の部品を要し、コストの増大や組み立て
工数の増加を招くといった問題点を有していた。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、簡単な構成で、容易に脱着することができる
蓋を有する筐体装置を提供することを目的とする。
のであり、簡単な構成で、容易に脱着することができる
蓋を有する筐体装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の筐体装置は、所定の装置本体を覆う
筐体と、上記筐体に形成された開口部を開閉可能とする
蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と該主
軸部とは軸径を異にする段差部とを有する軸部材と、上
記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受け孔部
と、を備え、上記軸部材の段差部は、当該軸部材が上記
軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔部より露呈する箇
所に配されたことを特徴とする。
めに本発明の第1の筐体装置は、所定の装置本体を覆う
筐体と、上記筐体に形成された開口部を開閉可能とする
蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と該主
軸部とは軸径を異にする段差部とを有する軸部材と、上
記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受け孔部
と、を備え、上記軸部材の段差部は、当該軸部材が上記
軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔部より露呈する箇
所に配されたことを特徴とする。
【0008】上記の目的を達成するために本発明の第2
の筐体装置は、所定の装置本体を覆う筐体と、上記筐体
に形成された記録媒体用装着室を回動により開閉可能と
する蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と
該主軸部とは軸径を異にする段差部とを有する軸部材
と、上記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受
け孔部と、を備え、上記軸部材の段差部は、当該軸部材
が上記軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔部より露呈
する箇所に配されたことを特徴とする。
の筐体装置は、所定の装置本体を覆う筐体と、上記筐体
に形成された記録媒体用装着室を回動により開閉可能と
する蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と
該主軸部とは軸径を異にする段差部とを有する軸部材
と、上記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受
け孔部と、を備え、上記軸部材の段差部は、当該軸部材
が上記軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔部より露呈
する箇所に配されたことを特徴とする。
【0009】上記の目的を達成するために本発明の第3
の筐体装置は、所定の装置本体を覆う筐体と、上記筐体
に形成された装置の電池室を回動により開閉可能とする
蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と該主
軸部とは軸径を異にする段差部とを有する軸部材と、上
記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受け孔部
と、を備え、上記軸部材の段差部は、当該軸部材が上記
軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔部より露呈する箇
所に配されたことを特徴とする。
の筐体装置は、所定の装置本体を覆う筐体と、上記筐体
に形成された装置の電池室を回動により開閉可能とする
蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と該主
軸部とは軸径を異にする段差部とを有する軸部材と、上
記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受け孔部
と、を備え、上記軸部材の段差部は、当該軸部材が上記
軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔部より露呈する箇
所に配されたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0011】図1は、本発明の第1の実施形態の筐体装
置であるカメラの外装カバー装置の分解斜視図である。
置であるカメラの外装カバー装置の分解斜視図である。
【0012】本実施形態の外装カバー装置は、装置本体
であるカメラ本体(図示せず)の前方部と後方部を覆う
一対の筐体である前カバー1および後カバー2と、この
後カバー2に対して回動により開閉する後蓋3と、この
後蓋3の回動開閉用軸部材であるヒンジ軸4と、前カバ
ー1と後カバー2とを締結するカバー締結用ビス5,6
と、で主要部が構成される筐体装置である。なお、本実
施形態の説明の都合上、前カバー1と後カバー2の組み
付け方向(筐体組み付け方向)をD方向とする。
であるカメラ本体(図示せず)の前方部と後方部を覆う
一対の筐体である前カバー1および後カバー2と、この
後カバー2に対して回動により開閉する後蓋3と、この
後蓋3の回動開閉用軸部材であるヒンジ軸4と、前カバ
ー1と後カバー2とを締結するカバー締結用ビス5,6
と、で主要部が構成される筐体装置である。なお、本実
施形態の説明の都合上、前カバー1と後カバー2の組み
付け方向(筐体組み付け方向)をD方向とする。
【0013】上記前カバー1の中程にはレンズ鏡筒開口
部1aが形成され、また上面にはレリーズ釦孔1bが形
成される。さらに前カバー1の両側部には、カバー締結
用ビス5,6が螺合する4つのネジ穴1e、1f、1
g、1hが螺刻されている。なお、本実施形態では、上
記ネジ穴1e、1f、1g、1hは、予め、ネジを切っ
たものとしているが、カバー締結用ビス5,6としてセ
ルフタップビスを用いれば、そのビスに対応した下穴径
の穴でもよい。
部1aが形成され、また上面にはレリーズ釦孔1bが形
成される。さらに前カバー1の両側部には、カバー締結
用ビス5,6が螺合する4つのネジ穴1e、1f、1
g、1hが螺刻されている。なお、本実施形態では、上
記ネジ穴1e、1f、1g、1hは、予め、ネジを切っ
たものとしているが、カバー締結用ビス5,6としてセ
ルフタップビスを用いれば、そのビスに対応した下穴径
の穴でもよい。
【0014】上記後カバー2の中程にはフィルム装填用
開口部2aが形成され、上部にはファインダ窓開口部2
gが配設される。また、該後カバー2の一側面には、組
み付け方向Dの略直交方向に沿う同一軸心の軸孔部であ
る貫通孔部2c、2dが配設される。この貫通孔部2
c、2dは、後蓋3の回動軸であるヒンジ軸4の軸受け
部であり、ヒンジ軸4を組み付けた後、使用時に同ヒン
ジ軸4がその軸方向に移動しないように貫通孔部2cに
おいて軽圧入されるように形成される。なお、貫通孔部
2bも同様に形成して良いが、組み立てや分解を容易に
するためには貫通孔部2bはヒンジ軸4より僅かに大き
く設定することが望ましい。
開口部2aが形成され、上部にはファインダ窓開口部2
gが配設される。また、該後カバー2の一側面には、組
み付け方向Dの略直交方向に沿う同一軸心の軸孔部であ
る貫通孔部2c、2dが配設される。この貫通孔部2
c、2dは、後蓋3の回動軸であるヒンジ軸4の軸受け
部であり、ヒンジ軸4を組み付けた後、使用時に同ヒン
ジ軸4がその軸方向に移動しないように貫通孔部2cに
おいて軽圧入されるように形成される。なお、貫通孔部
2bも同様に形成して良いが、組み立てや分解を容易に
するためには貫通孔部2bはヒンジ軸4より僅かに大き
く設定することが望ましい。
【0015】ヒンジ軸4を組み付ける際に該ヒンジ軸4
が回動自在に嵌合され得る寸法で形成される。
が回動自在に嵌合され得る寸法で形成される。
【0016】また、後カバー2の両側部には、上記ネジ
穴1e、1f、1g、1hに対向し、カバー締結用ビス
5,6が挿通する4つのビス穴2e、2f、2g、2h
が設けられている。
穴1e、1f、1g、1hに対向し、カバー締結用ビス
5,6が挿通する4つのビス穴2e、2f、2g、2h
が設けられている。
【0017】上記後蓋3は、上記フィルム装填用開口部
2aを閉鎖する位置と開放する位置に上記ヒンジ軸4を
回動軸として回動可能な蓋部材であり、組み合わせ状態
で上記貫通孔部2c,2dと対向する同一軸心の軸孔部
であって、ヒンジ軸4が回動自在に嵌合する貫通孔部3
c,3dと、装填されたフィルムの確認用のパトローネ
窓3aと、上記閉鎖状態を保持するための周知のロック
機構の爪部等が設けられている。
2aを閉鎖する位置と開放する位置に上記ヒンジ軸4を
回動軸として回動可能な蓋部材であり、組み合わせ状態
で上記貫通孔部2c,2dと対向する同一軸心の軸孔部
であって、ヒンジ軸4が回動自在に嵌合する貫通孔部3
c,3dと、装填されたフィルムの確認用のパトローネ
窓3aと、上記閉鎖状態を保持するための周知のロック
機構の爪部等が設けられている。
【0018】なお、後カバー2と後蓋3とを重ねた際、
後蓋3の貫通孔部3c,3dは、貫通孔部2c、2d間
に挟設される。また、本実施形態においては、図示のご
とく、貫通孔部3c、3d間には所定の隙間が形成され
ている。
後蓋3の貫通孔部3c,3dは、貫通孔部2c、2d間
に挟設される。また、本実施形態においては、図示のご
とく、貫通孔部3c、3d間には所定の隙間が形成され
ている。
【0019】上記ヒンジ軸4は、後カバー2と後蓋3と
を重ねた状態で、当該後カバー2における貫通孔部2
c、2dおよび後蓋3における貫通孔部3c,3dに回
動自在に嵌入される軸部材である。また、ヒンジ軸4
は、図示のごとく、軸両端部の太径部4a、4cと、こ
れら太径部に挟まれた軸中程の細径部4bとで構成され
る。すなわち、主軸部である太径部4a、4cと細径部
4bとの境界には段差部が形成される。
を重ねた状態で、当該後カバー2における貫通孔部2
c、2dおよび後蓋3における貫通孔部3c,3dに回
動自在に嵌入される軸部材である。また、ヒンジ軸4
は、図示のごとく、軸両端部の太径部4a、4cと、こ
れら太径部に挟まれた軸中程の細径部4bとで構成され
る。すなわち、主軸部である太径部4a、4cと細径部
4bとの境界には段差部が形成される。
【0020】また、当該ヒンジ軸4を上記貫通孔部2
c、2d、3c,3dに嵌入して組み付けた際、上記太
径部4aは貫通孔部2c、3cに、太径部4cは貫通孔
部2d、3dにそれぞれ係合するが、上記細径部4bは
何れの貫通孔部にも係合せず、すなわち、貫通孔部3
c,3d間において露呈する。
c、2d、3c,3dに嵌入して組み付けた際、上記太
径部4aは貫通孔部2c、3cに、太径部4cは貫通孔
部2d、3dにそれぞれ係合するが、上記細径部4bは
何れの貫通孔部にも係合せず、すなわち、貫通孔部3
c,3d間において露呈する。
【0021】また、ヒンジ軸4を組み付けた際、細径部
4bと太径部4a、4cとの境界の段差部も貫通孔部3
c,3d間において露呈するようになっている。
4bと太径部4a、4cとの境界の段差部も貫通孔部3
c,3d間において露呈するようになっている。
【0022】次に、このように構成される本実施形態の
カメラの外装カバー装置の組み立て工程について説明す
る。まず、後カバー2と後蓋3とを重ね合わせる。その
状態で同一軸上にある貫通孔部2c、2dと後蓋3の貫
通孔部3c,3dに対してヒンジ軸4を上記貫通孔部2
c側から挿入する。挿入が完了した状態では、上述した
ように、ヒンジ軸4の中程の細径部4bは貫通孔部3
c,3d間で露呈し、軸受け部である貫通孔部2c、2
d、3c,3dには、主軸部である太径部4a、4cの
みが嵌合していることとなる。
カメラの外装カバー装置の組み立て工程について説明す
る。まず、後カバー2と後蓋3とを重ね合わせる。その
状態で同一軸上にある貫通孔部2c、2dと後蓋3の貫
通孔部3c,3dに対してヒンジ軸4を上記貫通孔部2
c側から挿入する。挿入が完了した状態では、上述した
ように、ヒンジ軸4の中程の細径部4bは貫通孔部3
c,3d間で露呈し、軸受け部である貫通孔部2c、2
d、3c,3dには、主軸部である太径部4a、4cの
みが嵌合していることとなる。
【0023】なお、ヒンジ軸4を貫通孔部に組み付けた
後、該ヒンジ軸4は、貫通孔部において、軸方向に移動
しない程度に圧入され保持される。
後、該ヒンジ軸4は、貫通孔部において、軸方向に移動
しない程度に圧入され保持される。
【0024】その後、ヒンジ軸4により結合された後カ
バー2と後蓋3とを、図示しないカメラ本体やレンズ鏡
筒を組み付けた前カバー1の背面側より重ね、カバー締
結用ビス5,6で螺着固定する。この組み付け状態で前
カバー1と後カバー2とが一体固着され、後蓋3は、上
記後カバー2に対してヒンジ軸4を介してフィルム装填
用開口部2aの閉鎖,開放位置に回動可能状態で支持さ
れる。
バー2と後蓋3とを、図示しないカメラ本体やレンズ鏡
筒を組み付けた前カバー1の背面側より重ね、カバー締
結用ビス5,6で螺着固定する。この組み付け状態で前
カバー1と後カバー2とが一体固着され、後蓋3は、上
記後カバー2に対してヒンジ軸4を介してフィルム装填
用開口部2aの閉鎖,開放位置に回動可能状態で支持さ
れる。
【0025】次に、上記後蓋3を後カバー2より取り外
す工程について説明する。上述したように、ヒンジ軸4
を介して後蓋3を後カバー2に回動自在に取り付けた後
も、ヒンジ軸4の細径部4bおよび太径部4a、4cと
の境界(段差部)は貫通孔部3c,3d間において露呈
している。そして、たとえばピンセット等の治具を当該
段差部に引っかけてヒンジ軸4を軸方向のいずれかに移
動させることで、該ヒンジ軸4を取り外すことができ
る。ヒンジ軸4を取り外した後、後蓋3を後カバー2か
ら離すことで、簡単に取り外すことができる。
す工程について説明する。上述したように、ヒンジ軸4
を介して後蓋3を後カバー2に回動自在に取り付けた後
も、ヒンジ軸4の細径部4bおよび太径部4a、4cと
の境界(段差部)は貫通孔部3c,3d間において露呈
している。そして、たとえばピンセット等の治具を当該
段差部に引っかけてヒンジ軸4を軸方向のいずれかに移
動させることで、該ヒンジ軸4を取り外すことができ
る。ヒンジ軸4を取り外した後、後蓋3を後カバー2か
ら離すことで、簡単に取り外すことができる。
【0026】このように、本第1の実施形態の外装カバ
ー装置によると、極めて簡単な構成でありながら、筐体
(後カバー2)に対して回動自在に開閉される後蓋3
を、簡単な操作で着脱、交換をすることができるという
効果を奏する。
ー装置によると、極めて簡単な構成でありながら、筐体
(後カバー2)に対して回動自在に開閉される後蓋3
を、簡単な操作で着脱、交換をすることができるという
効果を奏する。
【0027】次に、本発明の第2の実施形態の筐体装置
である外装カバー装置について説明する。図2は、本発
明の第2の実施形態の筐体装置であるカメラの外装カバ
ー装置の分解斜視図であり、図3は、当該外装カバー装
置の背面図である。
である外装カバー装置について説明する。図2は、本発
明の第2の実施形態の筐体装置であるカメラの外装カバ
ー装置の分解斜視図であり、図3は、当該外装カバー装
置の背面図である。
【0028】本第2の実施形態の外装カバー装置は、装
置本体であるカメラ本体(図示せず)の前方部と後方部
を覆う一対の筐体である前カバー21および後カバー2
2と、この後カバー22の一側方を軸として開閉する後
蓋23と、この後蓋23の回動開閉用軸部材である第1
のヒンジ軸24と、上記後カバー22の他側方を軸とし
て開閉する電池蓋26と、この電池蓋26の回動開閉用
軸部材である第2のヒンジ軸25と、前カバー21と後
カバー22とを締結するカバー締結用ビス5,6と、で
主要部が構成される筐体装置である。なお、本第2の実
施形態の説明の都合上、前カバー21と後カバー22の
組み付け方向(筐体組み付け方向)をD方向とする。
置本体であるカメラ本体(図示せず)の前方部と後方部
を覆う一対の筐体である前カバー21および後カバー2
2と、この後カバー22の一側方を軸として開閉する後
蓋23と、この後蓋23の回動開閉用軸部材である第1
のヒンジ軸24と、上記後カバー22の他側方を軸とし
て開閉する電池蓋26と、この電池蓋26の回動開閉用
軸部材である第2のヒンジ軸25と、前カバー21と後
カバー22とを締結するカバー締結用ビス5,6と、で
主要部が構成される筐体装置である。なお、本第2の実
施形態の説明の都合上、前カバー21と後カバー22の
組み付け方向(筐体組み付け方向)をD方向とする。
【0029】上記前カバー21の中程にはレンズ鏡筒開
口部21aが、また上面にはレリーズ釦孔21bが形成
される。さらに、一側面には電池室開口部21hを有す
る電池室21gが形成され、両側部には、カバー締結用
ビス5,6が螺合する4つのネジ穴が螺刻されている。
口部21aが、また上面にはレリーズ釦孔21bが形成
される。さらに、一側面には電池室開口部21hを有す
る電池室21gが形成され、両側部には、カバー締結用
ビス5,6が螺合する4つのネジ穴が螺刻されている。
【0030】上記後カバー22の中程にはフィルム装填
用開口部22aが形成され、上部にはファインダ窓開口
部が配設される。また、該後カバー22の一側面には、
組み付け方向Dの略直交方向に沿う同一軸心の軸孔部で
ある貫通孔部22c、22dが配設される。この貫通孔
部22c、22dは、後蓋23の回動軸である第1のヒ
ンジ軸24の軸受け部であり、ヒンジ軸24を組み付け
た後、使用時に同ヒンジ軸24がその軸方向に移動しな
いように貫通孔部22cにおいて軽圧入されるように形
成される。なお、貫通孔部22bも同様に形成して良い
が、組み立てや分解を容易にするためには貫通孔部22
bは第1のヒンジ軸24より僅かに大きく設定すること
が望ましい。
用開口部22aが形成され、上部にはファインダ窓開口
部が配設される。また、該後カバー22の一側面には、
組み付け方向Dの略直交方向に沿う同一軸心の軸孔部で
ある貫通孔部22c、22dが配設される。この貫通孔
部22c、22dは、後蓋23の回動軸である第1のヒ
ンジ軸24の軸受け部であり、ヒンジ軸24を組み付け
た後、使用時に同ヒンジ軸24がその軸方向に移動しな
いように貫通孔部22cにおいて軽圧入されるように形
成される。なお、貫通孔部22bも同様に形成して良い
が、組み立てや分解を容易にするためには貫通孔部22
bは第1のヒンジ軸24より僅かに大きく設定すること
が望ましい。
【0031】さらに、該後カバー22の他側面には、組
み付け方向Dの略直交方向に沿う同一軸心の軸孔部であ
る貫通孔部22e、22fが配設される。この貫通孔部
22e、22fは、電池蓋26の回動軸である第2のヒ
ンジ軸25の軸受け部であり、該ヒンジ軸25を組み付
けた後、使用時に同ヒンジ軸25がその軸方向に移動し
ないように貫通孔部22eにおいて軽圧入されるように
形成される。なお、貫通孔部22fも同様に形成して良
いが、組み立てや分解を容易にするためには貫通孔部2
2fは第2のヒンジ軸25より僅かに大きく設定するこ
とが望ましい。
み付け方向Dの略直交方向に沿う同一軸心の軸孔部であ
る貫通孔部22e、22fが配設される。この貫通孔部
22e、22fは、電池蓋26の回動軸である第2のヒ
ンジ軸25の軸受け部であり、該ヒンジ軸25を組み付
けた後、使用時に同ヒンジ軸25がその軸方向に移動し
ないように貫通孔部22eにおいて軽圧入されるように
形成される。なお、貫通孔部22fも同様に形成して良
いが、組み立てや分解を容易にするためには貫通孔部2
2fは第2のヒンジ軸25より僅かに大きく設定するこ
とが望ましい。
【0032】また、後カバー22の両側部には、カバー
締結用ビス5,6が挿通する4つのビス穴が設けられて
いる。
締結用ビス5,6が挿通する4つのビス穴が設けられて
いる。
【0033】上記後蓋23は、上記フィルム装填用開口
部22aを閉鎖する位置と開放する位置に上記第1のヒ
ンジ軸24を回動軸として回動可能な蓋部材であり、組
み合わせ状態で上記貫通孔部22c,22dと対向する
同一軸心の軸孔部であって、第1のヒンジ軸24が回動
自在に嵌合する貫通孔部23c,23dと、装填された
フィルムの確認用のパトローネ窓23aと、上記閉鎖状
態を保持するための周知のロック機構の爪部等が設けら
れている。
部22aを閉鎖する位置と開放する位置に上記第1のヒ
ンジ軸24を回動軸として回動可能な蓋部材であり、組
み合わせ状態で上記貫通孔部22c,22dと対向する
同一軸心の軸孔部であって、第1のヒンジ軸24が回動
自在に嵌合する貫通孔部23c,23dと、装填された
フィルムの確認用のパトローネ窓23aと、上記閉鎖状
態を保持するための周知のロック機構の爪部等が設けら
れている。
【0034】なお、後カバー22と後蓋23とを重ねた
際、後蓋23の貫通孔部23c,23dは、貫通孔部2
2c、22d間に挟設される。また、本第2の実施形態
においても、図示のごとく、貫通孔部23c、23d間
には所定の隙間が形成されている。
際、後蓋23の貫通孔部23c,23dは、貫通孔部2
2c、22d間に挟設される。また、本第2の実施形態
においても、図示のごとく、貫通孔部23c、23d間
には所定の隙間が形成されている。
【0035】上記第1のヒンジ軸24は、後カバー22
と後蓋23とを重ねた状態で、当該後カバー22におけ
る貫通孔部22c、22dおよび後蓋23における貫通
孔部23c,23dに回動自在に嵌入される軸部材であ
る。また、第1のヒンジ軸24は、図示のごとく、軸両
端部の太径部24a、24cと、これら太径部に挟まれ
た軸中程の細径部24bとで構成される。すなわち、主
軸部である太径部24a、24cと細径部24bとの境
界には段差部が形成される。
と後蓋23とを重ねた状態で、当該後カバー22におけ
る貫通孔部22c、22dおよび後蓋23における貫通
孔部23c,23dに回動自在に嵌入される軸部材であ
る。また、第1のヒンジ軸24は、図示のごとく、軸両
端部の太径部24a、24cと、これら太径部に挟まれ
た軸中程の細径部24bとで構成される。すなわち、主
軸部である太径部24a、24cと細径部24bとの境
界には段差部が形成される。
【0036】また、当該第1のヒンジ軸24を上記貫通
孔部22c、22d、23c,23dに嵌入して組み付
けた際、上記太径部24aは貫通孔部22c、23c
に、太径部24cは貫通孔部22d、23dにそれぞれ
係合するが、上記細径部24bは何れの貫通孔部にも係
合せず、すなわち、貫通孔部23c,23d間において
露呈する。また、第1のヒンジ軸24を組み付けた際、
細径部24bと太径部24a、24cとの境界の段差部
も貫通孔部23c,23d間において露呈するようにな
っている。
孔部22c、22d、23c,23dに嵌入して組み付
けた際、上記太径部24aは貫通孔部22c、23c
に、太径部24cは貫通孔部22d、23dにそれぞれ
係合するが、上記細径部24bは何れの貫通孔部にも係
合せず、すなわち、貫通孔部23c,23d間において
露呈する。また、第1のヒンジ軸24を組み付けた際、
細径部24bと太径部24a、24cとの境界の段差部
も貫通孔部23c,23d間において露呈するようにな
っている。
【0037】上記電池蓋26は、上記電池室21gを閉
鎖する位置と開放する位置に上記第2のヒンジ軸25を
回動軸として回動可能な蓋部材であり、組み合わせた状
態で上記貫通孔部22e,22fと対向する同一軸心の
軸孔部であって、第2のヒンジ軸25が回動自在に嵌合
する貫通軸受け部26aと、上記閉鎖状態を保持するた
めの周知のロック機構の爪部等が設けられている。
鎖する位置と開放する位置に上記第2のヒンジ軸25を
回動軸として回動可能な蓋部材であり、組み合わせた状
態で上記貫通孔部22e,22fと対向する同一軸心の
軸孔部であって、第2のヒンジ軸25が回動自在に嵌合
する貫通軸受け部26aと、上記閉鎖状態を保持するた
めの周知のロック機構の爪部等が設けられている。
【0038】なお、電池蓋26を後カバー2に取り付け
た際、電池蓋26の貫通軸受け部26aは、貫通孔部2
2e、22f間に挟設される。また、この貫通軸受け部
26aは中程に開口部26bが形成されており、第2の
ヒンジ軸25を挿入した際、蓋内側において細径部25
bが露呈するようになっている。
た際、電池蓋26の貫通軸受け部26aは、貫通孔部2
2e、22f間に挟設される。また、この貫通軸受け部
26aは中程に開口部26bが形成されており、第2の
ヒンジ軸25を挿入した際、蓋内側において細径部25
bが露呈するようになっている。
【0039】上記第2のヒンジ軸25は、電池蓋26の
貫通孔部26aを後カバー22の貫通孔部22,22f
に係合させた状態で、貫通孔部26aに回動自在に嵌入
される軸部材である。この第2のヒンジ軸25も、上記
第1のヒンジ軸24と同様に、軸両端部の太径部25
a、25cと、これら太径部に挟まれた軸中程の細径部
25bとで構成される。すなわち、主軸部である太径部
25a、25cと細径部25bとの境界には段差部が形
成される。
貫通孔部26aを後カバー22の貫通孔部22,22f
に係合させた状態で、貫通孔部26aに回動自在に嵌入
される軸部材である。この第2のヒンジ軸25も、上記
第1のヒンジ軸24と同様に、軸両端部の太径部25
a、25cと、これら太径部に挟まれた軸中程の細径部
25bとで構成される。すなわち、主軸部である太径部
25a、25cと細径部25bとの境界には段差部が形
成される。
【0040】また、当該第2のヒンジ軸25を上記貫通
孔部22e、22f、貫通孔部26aに嵌入して組み付
けた際、上記太径部25aは貫通孔部22eと貫通孔部
26aの上側孔に、太径部25cは貫通孔部22fと貫
通孔部26aの下側孔にそれぞれ係合するが、上記細径
部25bは何れの貫通孔部にも係合せず、すなわち、貫
通孔部26aの開口部26bにおいて露呈する。また、
第2のヒンジ軸25を組み付けた際、細径部25bと太
径部25a、25cとの境界の段差部も貫通孔部26a
において露呈するようになっている。
孔部22e、22f、貫通孔部26aに嵌入して組み付
けた際、上記太径部25aは貫通孔部22eと貫通孔部
26aの上側孔に、太径部25cは貫通孔部22fと貫
通孔部26aの下側孔にそれぞれ係合するが、上記細径
部25bは何れの貫通孔部にも係合せず、すなわち、貫
通孔部26aの開口部26bにおいて露呈する。また、
第2のヒンジ軸25を組み付けた際、細径部25bと太
径部25a、25cとの境界の段差部も貫通孔部26a
において露呈するようになっている。
【0041】次に、このように構成される本第2の実施
形態のカメラの外装カバー装置の組み立て工程について
説明する。まず、後カバー22と後蓋23とを重ね合わ
せる。その状態で同一軸上にある貫通孔部22c、22
dと後蓋23の貫通孔部23c,23dに対して第1の
ヒンジ軸24を上記貫通孔部22c側から挿入する。挿
入が完了した状態では、上述したように、第1のヒンジ
軸24の細径部24bは貫通孔部23c,23d間にお
いて露呈し、軸受け部である貫通孔部22c、22d、
23c,23dには、主軸部である太径部24a、24
cのみが嵌合していることとなる。
形態のカメラの外装カバー装置の組み立て工程について
説明する。まず、後カバー22と後蓋23とを重ね合わ
せる。その状態で同一軸上にある貫通孔部22c、22
dと後蓋23の貫通孔部23c,23dに対して第1の
ヒンジ軸24を上記貫通孔部22c側から挿入する。挿
入が完了した状態では、上述したように、第1のヒンジ
軸24の細径部24bは貫通孔部23c,23d間にお
いて露呈し、軸受け部である貫通孔部22c、22d、
23c,23dには、主軸部である太径部24a、24
cのみが嵌合していることとなる。
【0042】なお、第1のヒンジ軸24を貫通孔部に組
み付けた場合も、該ヒンジ軸24は、上述の貫通孔部2
2cにおいて、軸方向に移動しない程度に圧入され保持
されることとなる。
み付けた場合も、該ヒンジ軸24は、上述の貫通孔部2
2cにおいて、軸方向に移動しない程度に圧入され保持
されることとなる。
【0043】次に、電池蓋26の貫通孔部26aを後カ
バー22に係合させて、その状態で同一軸上にある貫通
孔部22e、22fと貫通孔部26aに対して第2のヒ
ンジ軸25を貫通孔部22e側から挿入する。挿入が完
了した状態では、上述したように、第2のヒンジ軸25
の細径部25bは貫通孔部26aの開口部26bにおい
て露呈し、軸受け部である貫通孔部22e、22fに
は、主軸部である太径部25a、25cのみが嵌合して
いることとなる。
バー22に係合させて、その状態で同一軸上にある貫通
孔部22e、22fと貫通孔部26aに対して第2のヒ
ンジ軸25を貫通孔部22e側から挿入する。挿入が完
了した状態では、上述したように、第2のヒンジ軸25
の細径部25bは貫通孔部26aの開口部26bにおい
て露呈し、軸受け部である貫通孔部22e、22fに
は、主軸部である太径部25a、25cのみが嵌合して
いることとなる。
【0044】なお、第2のヒンジ軸25の場合も、第1
のヒンジ軸24と同様に貫通孔部に組み付けた際、上述
の貫通孔部22eにおいて軸方向に移動しない程度に圧
入され保持される。
のヒンジ軸24と同様に貫通孔部に組み付けた際、上述
の貫通孔部22eにおいて軸方向に移動しない程度に圧
入され保持される。
【0045】その後、第1のヒンジ軸24、第2のヒン
ジ軸25により結合された後カバー22、後蓋23およ
び電池蓋26を、図示しないカメラ本体やレンズ鏡筒を
組み付けた前カバー21の背面側より重ね、カバー締結
用ビス5,6で螺着固定する。この組み付け状態で前カ
バー21と後カバー22とが一体固着される。そして、
後蓋23、電池蓋26は、上記後カバー22に対して第
1のヒンジ軸24、第2のヒンジ軸25を介してフィル
ム装填用開口部22a、電池室21gの閉鎖,開放位置
に回動可能状態で支持される。
ジ軸25により結合された後カバー22、後蓋23およ
び電池蓋26を、図示しないカメラ本体やレンズ鏡筒を
組み付けた前カバー21の背面側より重ね、カバー締結
用ビス5,6で螺着固定する。この組み付け状態で前カ
バー21と後カバー22とが一体固着される。そして、
後蓋23、電池蓋26は、上記後カバー22に対して第
1のヒンジ軸24、第2のヒンジ軸25を介してフィル
ム装填用開口部22a、電池室21gの閉鎖,開放位置
に回動可能状態で支持される。
【0046】次に、上記後蓋23を後カバー22より取
り外す工程について説明する。上述したように、第1の
ヒンジ軸24を介して後蓋23を後カバー22に回動自
在に取り付けた後も、第1のヒンジ軸24の細径部24
bおよび太径部24a、24cとの境界(段差部)は貫
通孔部23c,23d間において露呈している。そし
て、たとえばピンセット等の治具を当該段差部に引っか
けてヒンジ軸24を軸方向のいずれかに移動させること
で、該ヒンジ軸24を取り外すことができる。ヒンジ軸
24を取り外した後、後蓋23を後カバー22から離す
ことで、簡単に取り外すことができる。
り外す工程について説明する。上述したように、第1の
ヒンジ軸24を介して後蓋23を後カバー22に回動自
在に取り付けた後も、第1のヒンジ軸24の細径部24
bおよび太径部24a、24cとの境界(段差部)は貫
通孔部23c,23d間において露呈している。そし
て、たとえばピンセット等の治具を当該段差部に引っか
けてヒンジ軸24を軸方向のいずれかに移動させること
で、該ヒンジ軸24を取り外すことができる。ヒンジ軸
24を取り外した後、後蓋23を後カバー22から離す
ことで、簡単に取り外すことができる。
【0047】また、電池蓋26を取り外す場合は、一旦
電池蓋26を開状態とする。電池蓋26を開くと貫通孔
部26aの開口部26bが露呈する。このとき、上述し
たように、この開口部26bには、第2のヒンジ軸25
の細径部25bおよび段差部が露呈しているので、上記
同様、ピンセット等の治具を用いて(図4参照)、第2
のヒンジ軸25を軸方向のいずれかに移動させること
で、該ヒンジ軸25を取り外すことができる。ヒンジ軸
25を取り外した後、電池蓋26を後カバー22から離
すことで、電池蓋26を簡単に取り外すことができる。
電池蓋26を開状態とする。電池蓋26を開くと貫通孔
部26aの開口部26bが露呈する。このとき、上述し
たように、この開口部26bには、第2のヒンジ軸25
の細径部25bおよび段差部が露呈しているので、上記
同様、ピンセット等の治具を用いて(図4参照)、第2
のヒンジ軸25を軸方向のいずれかに移動させること
で、該ヒンジ軸25を取り外すことができる。ヒンジ軸
25を取り外した後、電池蓋26を後カバー22から離
すことで、電池蓋26を簡単に取り外すことができる。
【0048】このように、本第2の実施形態の外装カバ
ー装置によると、極めて簡単な構成でありながら、筐体
(後カバー22)に対して回動自在に開閉される後蓋2
3あるいは電池蓋26を、簡単な操作で着脱、交換をす
ることができるという効果を奏する。
ー装置によると、極めて簡単な構成でありながら、筐体
(後カバー22)に対して回動自在に開閉される後蓋2
3あるいは電池蓋26を、簡単な操作で着脱、交換をす
ることができるという効果を奏する。
【0049】次に、本発明の第3の実施形態の筐体装置
である外装カバー装置について説明する。図5は、本発
明の第3の実施形態の筐体装置であるカメラの外装カバ
ー装置の背面図である。
である外装カバー装置について説明する。図5は、本発
明の第3の実施形態の筐体装置であるカメラの外装カバ
ー装置の背面図である。
【0050】本発明の筐体装置は、複数種類の後蓋を装
着可能とするカメラに対しても有効に適用される。本第
3の実施形態の外装カバー装置は、このように複数種類
の後蓋を装着可能とするカメラに適用されるものであっ
て、たとえば上述した第2の実施形態を例に採ると、当
該第2の実施形態における後蓋23のほか、デート操作
部13等のデート写し込み機能を備えた後蓋33を装着
できるようになっている(図5参照)。
着可能とするカメラに対しても有効に適用される。本第
3の実施形態の外装カバー装置は、このように複数種類
の後蓋を装着可能とするカメラに適用されるものであっ
て、たとえば上述した第2の実施形態を例に採ると、当
該第2の実施形態における後蓋23のほか、デート操作
部13等のデート写し込み機能を備えた後蓋33を装着
できるようになっている(図5参照)。
【0051】その他の構成、作用は上記実施形態と同様
であるので、詳しい説明は省略するが、上記同様の効果
を奏することは言うまでもない。
であるので、詳しい説明は省略するが、上記同様の効果
を奏することは言うまでもない。
【0052】以上説明したように、上記各実施形態の筐
体装置によると、極めて簡単な構成でありながら、筐体
(後カバー2)に対して回動自在に開閉される後蓋ある
いは電池蓋等の蓋を、簡単な操作で着脱、交換をするこ
とができるという効果を奏する。
体装置によると、極めて簡単な構成でありながら、筐体
(後カバー2)に対して回動自在に開閉される後蓋ある
いは電池蓋等の蓋を、簡単な操作で着脱、交換をするこ
とができるという効果を奏する。
【0053】なお、上記各実施形態においては、筐体に
対して回動自在に開閉する蓋として、いわゆるカメラの
後蓋、電池蓋を例に挙げたが、これに限らず、着脱自在
な記録媒体を装着する室用の蓋に本発明の思想を適用し
ても同様の効果を得ることができる。
対して回動自在に開閉する蓋として、いわゆるカメラの
後蓋、電池蓋を例に挙げたが、これに限らず、着脱自在
な記録媒体を装着する室用の蓋に本発明の思想を適用し
ても同様の効果を得ることができる。
【0054】[付記]以上詳述した如き本発明の実施形態
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1)カメラ本体を覆う筐体と、上記筐体に形成された
開口部を回動により開閉可能とする蓋部材と、上記蓋部
材の回動軸であって、主軸部と該主軸部とは軸径を異に
する段差部とを有する軸部材と、上記蓋部材に設けら
れ、上記軸部材と係合する軸受け孔部と、を備え、上記
軸部材の段差部は、当該軸部材が上記軸受け孔部に係合
した際、該軸受け孔部より露呈する箇所に配されたこと
を特徴とするカメラの筐体装置。
によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1)カメラ本体を覆う筐体と、上記筐体に形成された
開口部を回動により開閉可能とする蓋部材と、上記蓋部
材の回動軸であって、主軸部と該主軸部とは軸径を異に
する段差部とを有する軸部材と、上記蓋部材に設けら
れ、上記軸部材と係合する軸受け孔部と、を備え、上記
軸部材の段差部は、当該軸部材が上記軸受け孔部に係合
した際、該軸受け孔部より露呈する箇所に配されたこと
を特徴とするカメラの筐体装置。
【0055】(2)カメラ本体を覆う筐体と、上記筐体
に形成された記録媒体用装着室を回動により開閉可能と
する蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と
該主軸部とは軸径を異にする段差部とを有する軸部材
と、上記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受
け孔部と、を備え、上記軸部材の段差部は、当該軸部材
が上記軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔部より露呈
する箇所に配されたことを特徴とするカメラの筐体装
置。
に形成された記録媒体用装着室を回動により開閉可能と
する蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と
該主軸部とは軸径を異にする段差部とを有する軸部材
と、上記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受
け孔部と、を備え、上記軸部材の段差部は、当該軸部材
が上記軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔部より露呈
する箇所に配されたことを特徴とするカメラの筐体装
置。
【0056】(3)カメラ本体を覆う筐体と、上記筐体
に形成されたカメラの電池室を回動により開閉可能とす
る蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と該
主軸部とは軸径を異にする段差部とを有する軸部材と、
上記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受け孔
部と、を備え、上記軸部材の段差部は、当該軸部材が上
記軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔部より露呈する
箇所に配されたことを特徴とするカメラの筐体装置。
に形成されたカメラの電池室を回動により開閉可能とす
る蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と該
主軸部とは軸径を異にする段差部とを有する軸部材と、
上記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受け孔
部と、を備え、上記軸部材の段差部は、当該軸部材が上
記軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔部より露呈する
箇所に配されたことを特徴とするカメラの筐体装置。
【0057】(4)カメラ本体を覆う筐体と、上記筐体
に形成されたフィルムカートリッジ装着室を回動により
開閉可能とする蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であっ
て、主軸部と該主軸部とは軸径を異にする段差部とを有
する軸部材と、上記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係
合する軸受け孔部と、を備え、上記軸部材の段差部は、
当該軸部材が上記軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔
部より露呈する箇所に配されたことを特徴とするカメラ
の筐体装置。
に形成されたフィルムカートリッジ装着室を回動により
開閉可能とする蓋部材と、上記蓋部材の回動軸であっ
て、主軸部と該主軸部とは軸径を異にする段差部とを有
する軸部材と、上記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係
合する軸受け孔部と、を備え、上記軸部材の段差部は、
当該軸部材が上記軸受け孔部に係合した際、該軸受け孔
部より露呈する箇所に配されたことを特徴とするカメラ
の筐体装置。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構成で、容易に脱着することができる蓋を有する筐
体装置を提供することができる。
単な構成で、容易に脱着することができる蓋を有する筐
体装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態の筐体装置であるカメ
ラの外装カバー装置の分解斜視図である。
ラの外装カバー装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の筐体装置であるカメ
ラの外装カバー装置の分解斜視図である。
ラの外装カバー装置の分解斜視図である。
【図3】上記第2の実施形態の筐体装置であるカメラの
外装カバー装置の背面図である。
外装カバー装置の背面図である。
【図4】上記第2の実施形態の筐体装置であるカメラの
外装カバー装置において、ヒンジ軸を取り外す際の様子
を示した断面図である。
外装カバー装置において、ヒンジ軸を取り外す際の様子
を示した断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の筐体装置であるカメ
ラの外装カバー装置の背面図である。
ラの外装カバー装置の背面図である。
1…前カバー 2…後カバー 3…後蓋 4…ヒンジ軸 4a、4c…太径部 4b…細径部 5、6…カバー締結用ビス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯野 清賢 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H100 AA51 AA53 DD04
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の装置本体を覆う筐体と、 上記筐体に形成された開口部を回動により開閉可能とす
る蓋部材と、 上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と該主軸部とは軸
径を異にする段差部とを有する軸部材と、 上記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受け孔
部と、 を備え、 上記軸部材の段差部は、当該軸部材が上記軸受け孔部に
係合した際、該軸受け孔部より露呈する箇所に配された
ことを特徴とする筐体装置。 - 【請求項2】 所定の装置本体を覆う筐体と、 上記筐体に形成された記録媒体用装着室を回動により開
閉可能とする蓋部材と、 上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と該主軸部とは軸
径を異にする段差部とを有する軸部材と、 上記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受け孔
部と、 を備え、 上記軸部材の段差部は、当該軸部材が上記軸受け孔部に
係合した際、該軸受け孔部より露呈する箇所に配された
ことを特徴とする筐体装置。 - 【請求項3】 所定の装置本体を覆う筐体と、 上記筐体に形成された装置の電池室を回動により開閉可
能とする蓋部材と、 上記蓋部材の回動軸であって、主軸部と該主軸部とは軸
径を異にする段差部とを有する軸部材と、 上記蓋部材に設けられ、上記軸部材と係合する軸受け孔
部と、 を備え、 上記軸部材の段差部は、当該軸部材が上記軸受け孔部に
係合した際、該軸受け孔部より露呈する箇所に配された
ことを特徴とする筐体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31275599A JP2001133863A (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | 筐体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31275599A JP2001133863A (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | 筐体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001133863A true JP2001133863A (ja) | 2001-05-18 |
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1999
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